JP2005002964A - 内燃機関点火装置 - Google Patents

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JP2005002964A JP2003170174A JP2003170174A JP2005002964A JP 2005002964 A JP2005002964 A JP 2005002964A JP 2003170174 A JP2003170174 A JP 2003170174A JP 2003170174 A JP2003170174 A JP 2003170174A JP 2005002964 A JP2005002964 A JP 2005002964A
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Katsuaki Fukatsu
克明 深津
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Hitachi Ltd
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Abstract

【課題】点火信号入力部からIGBTのゲート部の間が高抵抗になりIGBTのゲート容量の放電が遅れ点火時期が遅れてしまう課題があった。
【解決手段】IGBTのゲートから点火信号入力部へ、点火信号入力部からIGBTのゲートまでの回路をバイパスする放電経路を設け、且つ点火信号入力部とGND間にプルダウン抵抗を設ける。
【効果】安定した点火時期を持つ1チップタイプのインテリジェントIGBTを供給できる。特に、点火装置の多機能化に有効であり、独立した電源端子を持たずに回路電源を確保できることから小形,低コスト化が可能となり取り扱い、耐久性にも優れた点火装置が供給できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関用点火装置に係わり、特には絶縁ゲート型バイポーラトランジスタをスイッチング素子として使用した内燃機関用点火装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来例としては特許文献1の図2に記載されたものがあり、これを簡略したものを図3に示す。従来の点火装置では単体のIGBTチップ27とHyIC基板36に回路を構成しており、点火信号入力端子とGND、コレクタ端子の他に回路電源用の電源端子を有して構成している。点火信号はHyIC基板36に構成したプリドライバ回路を介し、スイッチング素子32によりIGBTのゲートをON,OFF制御する。また、点火装置24内のセルフシャットオフ回路やプリドライバ,電流制限回路などの電源は、外部電源の電圧を用いるためIGBT27のゲートのスイッチング素子32とIGBT27のゲート間に大きな抵抗は必要ない。そのため、故意にゲート電圧を引抜くバイパス回路は必要としない。しかし、この回路構成は別電源を要するため電源取り込み部の回路保護が必要となり、回路の大形化により1チップ化は困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
図3のものを小形,低コストにするためにIGBTにインテリジェント化した1チップタイプの多機能イグナイタを開発しているが、多機能化を実現するためには、点火信号を電源として各回路を動作させなければならない上に、その点火信号をIGBTのゲートの前で制御しなければならないため点火信号入力部からIGBTのゲートの間に多くの抵抗等を設ける必要がある。IGBTはOFF動作時、ゲートとエミッタ間の容量が放電されなければならないため、点火信号入力部からIGBTのゲートに多くの抵抗分が存在すると、この放電が妨げられOFFが遅れてしまう。IGBTのOFF動作が遅れると、そのOFFにより発生する1次電圧〜2次電圧の発生が遅れ点火プラグへの放電が遅れることになる。また、遅れ時間が一定であれば制御することも可能であるが、点火信号入力からIGBTのゲート間の抵抗に影響を受けることから、初期のバラツキのみならず温度によるバラツキも大きくなり、その結果点火時期が安定しなくなってしまう課題があった。特に、図1に示すECUの出力段のように、Vccをイグナイタに流し込むか止めるかと言う動作をする駆動回路の場合(別な方法としては図4のECU41のようにVccとGND間にスイッチング素子を設け、スイッチング素子がOFFの時Vccの電圧をHIGHとして出力し、スイッチング素子がONのときはVccの電圧をGNDに短絡させてLOWを出力する)、OFF時のIGBTのゲート電圧はイグナイタ内で放電することが必要となるため、更にOFFしにくくなってしまう。
【0004】
本発明の目的は、小形で安価なインテリジェントIGBTの1チップタイプの点火装置を実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
回路電源を確保するための点火信号入力から抵抗を介したIGBTのゲートまでの配線と異なる放電経路を有し、且つイグナイタ自身でその放電が完了するため点火信号入力部からGNDを繋ぐプルダウン抵抗を有する。放電経路はIGBTのゲート部にアノード,点火信号入力部にカソードを接続したダイオードにより形成する。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に図を用いて本発明の一実施例を示す。図1は本発明の一実施例の回路構成を示す。ECU1の出力段は定電圧VccからPNPトランジスタ2を介し、抵抗3を介して点火装置4に点火信号を出力する。点火装置4はIGBT7に基準電圧回路,サーマルシャットオフ回路,電流制限回路をインテリジェント化した1チップで構成されている。IGBT7はECU1からの点火信号により点火コイル5の1次コイルに1次電流Icを通電・遮断する。点火コイル5は1次電流Icの遮断時に1次電圧を発生し、2次コイルに高電圧を誘起し点火プラグ6により放電する。点火装置4はECU1から出力される点火信号のHIGHの電圧か回路電源として各回路を駆動する。基準電圧回路は抵抗10を介したHIGHの点火信号により基準電圧を作り、サーマルシャットオフ回路の基準電圧となる。サーマルシャットオフ回路は点火装置4の温度がある規定値を超えるとスイッチング素子13をONさせ、IGBTのゲートに供給されるゲート電圧を短絡しIGBTをOFFさせる。これによって点火装置4の異常発熱による故障を防ぐ働きをしている。電流制限回路は抵抗14に流れる電流を電圧変換し、規定値以上になるとスイッチング素子13を徐々にOFF⇒ONとしゲート電圧と1次電流Icのバランスがとれたところで保たれる働きをする。抵抗14に流れる電流はIGBTをメインIGBTとセンスIGBTにセル分けし、メインIGBTの約数百〜数千分の一の電流が流れるセンスIGBTの電流値を高抵抗で検出する。ツェナーダイオード8はIGBTが過電圧で壊れるのを防ぐためのコレクタ−エミッタ間のクランプツェナーである。本発明は、ダイオード15と抵抗9の組み合わせであり、点火信号は抵抗10,11,12を介しIGBT7のゲートに入力され、IGBT7はONする。通常、IGBT7がONする通電時間は数msecであるが、OFFするときには1次電圧の発生が1次電流Icのdi/dtに影響し数μsec での遮断が必要となる。また、IGBTは、ゲートがFET構造のためゲートとエミッタ間にはゲート容量が存在し、その電荷が放出されないとOFFしない。よって、IGBT7のONは速く立ち上がる必要は無いが、OFFはある程度の速さで遮断することが必要となる。本発明のベースとなるIGBTに制御回路をインテリジェントした1チップタイプの点火装置は、チップが大形になってしまう電源端子を持たず、回路電源を点火信号のHIGH電圧を用いることを特徴としているが、点火装置の多機能化を進めて回路規模が大きくなると回路間の干渉及び、回路電源確保とIGBTのゲート制御を両立させるため抵抗10,11,12のように点火信号入力からIGBT7のゲート部までの間が高抵抗化し、上記で述べたIGBTのOFFを遅れらせてしまう問題があった。そこでIGBT7がOFF時の放電経路をダイオード15を用いて点火信号入力側に抵抗11,12をバイパスするように配置することで点火信号入力からIGBTゲートまでの高抵抗の影響を受けずに放電することができる。また、抵抗10は基準電圧回路の電流を制御することを目的として配置されるため、抵抗10≪(抵抗11+抵抗12)となるためダイオード15でバイパスしなくてもゲート容量の放電にはほとんど影響がないが、抵抗10を含めてバイパスしても問題はない。ここで、抵抗9が無いとダイオード15を介した電流は一定の放電ができずIcの遮断が遅れてしまう。点火時期の遅れる動作に関しては図2を用いて説明する。A部電圧は点火信号でありHIGHの時、IGBTがONしIcが流れる。Icの遮断により点火コイルの高電圧が発生し、点火プラグにV2が発生し放電する。このA部電圧がHIGH⇒LOWとなる立下りのタイミングを拡大すると本発明を用いた場合はBのようになるのに対し、本発明を用いない場合はCのように点火信号に対し大きく遅れることになる。また、Cの場合は、遅れが大きいばかりでなく抵抗のバラツキや温度特性等もバラツキがおおきくなるため、点火時期が制御し切れなくなってしまう。図3には従来の点火装置の例を示している。これは、独立した電源入力端子を有し、点火信号とは別に電源を取り込んでいる。この場合、VBより取り込む電源ラインをサージなどの過電圧から保護するための回路が必要となり大形になってしまう他、大容量のコンデンサも必要となるため点火装置を1チップ化することができない。よって、回路部分をHyIC36で構成し単体のIGBT27と別体とする構成となる。別電源を用いることでIGBT27のゲートを直接制御するプリドライバを構成できるためIGBT27がOFFするときに遅れを生じることはないが、1チップタイプの点火装置に対し大形でコスト高になってしまう。図4には本発明を用いた点火装置と組み合わせるECUの出力段の構成がVccをNPNトランジスタを用いてGNDとの間で短絡,非短絡することでHIGH,LOWの点火信号を出力するタイプの場合を示す。このタイプのECUと組み合わせた場合は、トランジスタ42がONでIGBT47がOFFするためダイオード55を介しトランジスタ42を介してゲート容量は放電されるため抵抗49が無くてもIGBT47の遮断を妨げることは無い。しかし、IGBTを用いた1チップタイプの点火装置で多機能化をすると入力インピーダンスが大きくなるため点火装置に流れ込む電流が少なくなり、ECU41と点火装置44の間のコネクタ接続部の端子部接触電流が不足し、接続不具合が懸念される。この場合、抵抗49は接触電流確保のためのプルダウン抵抗として有効である。以上のように、IGBTのゲート容量を引き抜くダイオードと点火信号入力部とGND間のプルダウン抵抗を組み合わせることでインテリジェントIGBTの1チップタイプの点火装置の多機能化が可能となる。また、このECU41と組み合わせた場合は、ダイオード55が抵抗50をバイパスしないことでIGBTのゲート容量がトランジスタ42に引き抜かれるときの尖頭電流を制限しトランジスタ42を保護することができる。
【0007】
【発明の効果】
小形で安価なインテリジェントIGBTの1チップタイプの点火装置を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の点火装置の回路構成。
【図2】本発明の動作波形。
【図3】従来の点火装置の点火システム及び回路構成の一例。
【図4】本発明の点火装置と他のEUCを組み合わせた例。
【符号の説明】
1…ECU、2…PNPトランジスタ、3,9,14…抵抗、4,24,44…点火装置、5…点火コイル、6…点火プラグ、7…IGBT、8…過電圧保護ツェナーダイオード、13…スイッチング素子、15…ダイオード。

Claims (5)

  1. 電子制御装置(以下ECUと称す)から出力される点火制御信号に応じて点火コイルに流れる一次電流を通電,遮断制御して、その二次側に高電圧を発生させるスイッチング素子を絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(以下IGBTと称す)で構成し、該IGBTと同一チップ上に電流制限回路やセルフシャットオフ回路などの制御回路を構成する1チップタイプの点火装置において、
    前記点火制御信号がOFFした時に該IGBTのゲート電圧を引き抜くためのバイパス回路を制御回路部を介さずに、該IGBTのゲートと点火信号入力端子部間に設けたことを特徴とする内燃機関用点火装置。
  2. 請求項1において、上記バイパス回路にダイオードを用いアノードをIGBTのゲートに接続し、カソードを点火入力端子側に接続したことを特徴とする内燃機関用点火装置。
  3. 請求項1において、上記バイパス回路にダイオードを用いアノードをIGBTのゲートに接続し、カソードを点火入力端子側に接続するとともに、アノードとIGBTのゲート間又はカソードと点火信号入力端子間のいずれか、又は両方に直列に抵抗を配置してなることを特徴とする内燃機関用点火装置。
  4. 請求項1において、点火信号入力端子とGND間にプルダウン抵抗を有し、上記バイパス回路にダイオードを用いアノードをIGBTのゲートに接続し、カソードを点火信号入力端子側に接続することでIGBTのゲート電圧を放電する放電回路を設けたことを特徴とする内燃機関用点火装置。
  5. 請求項1において、点火信号が入力される入力端子と点火コイルの一次コイルと接続されるコレクタ端子とGND端子の3つの端子を有し、電源端子を持たない事を特徴とする内燃機関用点火装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014021831A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Rohm Co Ltd スイッチ制御回路、イグナイタ、エンジン点火装置、車両

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