JP2005000210A - 郵便及び封書の仕分棚 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】仕分棚2は、上下天板7,8と左右側板9,10とで全体四角形に構成されるスチール製外枠3と、上下天板7,8に上下両端が連結され、左右側板9,10の間で互いに平行配列された複数の仕切シート4と、左右側板9,10に左右両端が連結され、上下天板7,8の間で互いに平行配列された合成樹脂製の複数の棚板5と、外枠3の背後を覆い外枠3及び棚板5に支持された背シート6とを備える。各棚板5は、複数の棚片12を隣り同士連結して構成され、隣り合う棚片12が各仕切シート4を挟んで同シート4に連結される。仕分棚2は、外枠3、各仕切シート4、各棚板5及び背シート6により区画される多数の箱室11が上下多段かつ左右多列に配置される。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、郵便や封書の仕分けに使われるものであって、多数の箱室が上下多段かつ左右多列に配置されてなる郵便及び封書の仕分棚に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の仕分棚として、複数の箱室を上下多段に配置したもの、複数の箱室を上下多段かつ左右多列に配置したものがある。このような仕分棚は、一般には、全体がスチール又は木を材料として構成される。スチール製や木製の仕分棚では、重量があり、取り扱いに労力を要することになった。
【0003】
そこで、軽量化を図るために材質を工夫した郵便用仕分棚が、例えば、下記の特許文献1乃至3に記載される。
【0004】
特許文献1には、軽量化のために全体がダンボールを材料として構成される仕分棚が記載される。この仕分棚は、不使用時の保管性を改善するために、分解・組立可能に構成される。
【0005】
特許文献2には、軽量化のために全体が合成樹脂により一体成形される区分棚が記載される。この区分棚は、不使用時の保管性を改善するために、複数が互いに積み重ねられて収容可能に構成される。
【0006】
特許文献3には、軽量化のために全体がアルミニウムにより形成される仕分棚が記載される。この仕分棚は、不使用時の保管性を改善するために、分解・組立可能に構成される。
【0007】
【特許文献1】
実開昭62−56186号公報(第1〜5頁,図1〜18)
【特許文献2】
実開平5−94197号公報(第2頁,図1〜10)
【特許文献3】
特開平6−142619号公報(第2〜7,図1〜12)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特許文献1に記載の仕分棚では、全体がダンボールを材料として構成されることから、高い剛性が得られなかった。このため、多量の郵便物を収容した場合に、全体に変形や歪みが生じるおそれがあった。また、長期にわたる耐久性を確保することも難しかった。加えて、左右方向の仕切壁に複数枚のダンボールが使用されることから、仕分棚の横幅寸法に対し、全仕切壁の厚み分を確保する必要があり、その分だけ横幅寸法が増えることになった。更に、常置場所に設置して使う仕分棚にあっては、分解・組立可能に構成する必要がなかった。
【0009】
また、特許文献2に記載の区分棚では、全体が合成樹脂により一体成形され、しかも複雑な凹凸形状をなすことから、部分的な変形が全体形状を大きく歪ませるおそれがあった。また、全体剛性を確保するために、左右方向の仕切壁にある程度の厚みが要求されることから、区分棚の横幅寸法に対し、全仕切壁の厚み分を確保する必要があり、その分だけ横幅寸法が増えることになった。更に、この場合も、常置場所に設置して使う区分棚にあっては、分解・組立可能に構成する必要がなかった。
【0010】
更に、特許文献3に記載の仕分棚では、全体がアルミニウムにより構成されることから、ある程度の剛性が得られ、軽量化も可能であるものの、製造コストが増える傾向にあった。また、この場合も、常置場所に設置して使う仕分棚にあっては、分解・組立可能に構成する必要がなかった。
【0011】
この発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、軽量・コンパクトで耐久性に優れ、製造コストを低減させることを可能とした郵便及び封書の仕分棚を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、上下一対の天板と左右一対の側板とにより全体が四角形に構成される金属製の外枠と、一対の天板に上下両端が連結され、一対の側板の間で互いに平行に配列された複数の仕切シートと、一対の側板に左右両端が連結され、一対の天板の間で互いに平行に配列された合成樹脂製の複数の棚板と、各棚板は複数の棚片を隣り同士連結することにより構成され、それら隣り合う棚片が各仕切シートを挟むことでその仕切シートに連結されることと、外枠の背後を覆い、外枠及び棚板に支持された背シートとを備え、外枠、各仕切シート、各棚板及び背シートにより区画される多数の箱室が上下多段かつ左右多列に配置されたことを趣旨とする。
【0013】
上記発明の構成によれば、外枠、各仕切シート、各棚板及び背シートにより区画される多数の箱室に郵便や封書が収容されることにより、箱室の数だけ郵便や封書が仕分される。ここで、金属製の外枠が使用されることから、基本骨格として十分な剛性が得られる。また、左右一対の側板の間を多数仕切るために、厚みの少ない仕切シートが使用されることから、左右方向の箱室の数の割りには、左右方向の寸法増加が抑えられる。更に、外枠の他は、比較的軽量な仕切シート、背シート及び合成樹脂製の棚板が使用されるので、全体重量の増加が抑えられる。
【0014】
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、各仕切シートは上下両端に突設される連結代を含み、連結代は二つに折り畳まれることで互いに整合する一対の連結孔を含み、折り畳まれた連結代の間に挟まれる補強板が設けられ、各天板に固定される連結棒が補強板を挟んで折り畳まれた連結代の連結孔に挿通されることにより、各仕切シートの上下両端が各天板に連結されることを趣旨とする。
【0015】
上記発明の構成によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、各仕切シートの上下両端の連結代が共通する連結棒を介して各天板に対して一体的連結される。ここで、各天板に固定される連結棒は、補強板を挟んで二つに折り畳まれた連結代の連結孔に挿通されるので、二つ折りのシート厚みと補強板との協働により連結代の強度が向上する。
【0016】
上記目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、各棚板の各棚片は一体的に設けられた札入凹部を含み、各棚片はその左右一側に複数のピンをその左右他側に複数の連結孔を含み、各仕切シートは隣り合う棚片により挟まれる位置に各連結孔に整合する通孔を含み、隣り合う棚片が仕切シートを挟みながら各ピンが連結孔及び通孔を貫通することにより、各棚片が各仕切シートに連結される。
【0017】
上記発明の構成によれば、請求項1又は2に記載の発明の作用に加え、上下各段の棚板を設けるのに、隣り合う棚片は各仕切シートを挟んでピン及び連結孔により連結するだけなので、組付作業が容易となる。上下各段の棚板は、各仕切シートに連結されるので、外枠に対して吊り下げ状態で支持されることになる。また、各棚片には、札入凹部が一体的に設けられることから、後付けの必要がない。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の郵便及び封書の仕分棚を具体化した一実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0019】
図1に、脚台1に載せられた郵便及び封書の仕分棚2を斜視図に示す。図2に、同じく脚台1に載せられた仕分棚2を正面図に示す。図3に、仕分棚2を側断面図に示す。仕分棚2は、金属製(例えば、スチール製)の外枠3と、外枠3の縦方向に沿って伸び互いに平行に配列された複数の仕切シート4と、外枠3の横方向に沿って伸び互いに平行に配列された合成樹脂製の複数の棚板5と、外枠3の背後を覆う背シート6とを備える。
【0020】
外枠3は、上下一対をなす上天板7及び下天板8と、左右一対をなす左側板9及び右側板10とにより全体が四角形に構成される。各仕切シート4は、上天板7と下天板8とに上下両端が連結され、左側板9と右側板10との間で互いに平行に配列される。各棚板5は、左側板9と右側板10とに左右両端が連結され、上天板7と下天板8との間で互いに平行に配列される。背シート6は、外枠3及び各棚板5の背面に支持される。仕分棚2は、外枠3、各仕切シート4、各棚板5及び背シート6により区画される多数の箱室11が上下多段かつ左右多列に配置される。各棚板5は、複数の棚片12を隣り同士連結することにより構成される。これら隣り合う棚片12は、各仕切シート4を挟むことで同シート4に連結される。
【0021】
図1,3に示すように、仕分棚2は、その両側板9,10の下部に取り付けられたパッチン錠13により脚台1に固定される。脚台1の脚部1aには、断面L形の転倒防止金具14が取り付けられる。この金具14を床面にボルト等で固定することにより、脚台1及び仕分棚2の転倒が防止される。
【0022】
図4に、一枚の仕切シート4を側面図に示す。仕切シート4には、材質として例えば「PP」が使用される。仕切シート4は、縦長形状をなし、厚さ「0.4mm」程度に形成される。仕切シート4は、その上下両端に突設される連結代15を含む。この実施の形態では、仕切シート4の上端に三つの連結代15が、下端に二つの連結代15がそれぞれ突設される。
【0023】
図5に、仕分棚2の一部を平面図に示す。図6に、図3の円の中を拡大して示す。仕切シート4の上端に設けられた連結代15は、上天板7に設けられたスリット7aを貫通して上方へ突出する。これら連結代15に連結棒16が挿通されることにより、各仕切シート4の上端が上天板7に連結される。下天板8に対する仕切シート4の連結についても上記と同様である。
【0024】
図7に、一つの連結代15を拡大して示す。連結代15は、二つに折り畳み可能に設けられる。連結代15は、二つに折り畳まれることで互いに整合する一対の連結孔15aを含む。連結代15に関わり、図8に示す略T形の補強板17が設けられる。補強板17は、二つに折り畳まれた連結代15の間に挟まれる。図9に、連結代15と連結棒16の連結状態を斜視図に示す。連結代15は、補強板17を挟んで二つに折り畳まれた状態で綴込金具18により綴じ込まれる。補強板17は、両面テープ等の接着剤により連結代15に貼り付けられる。図9に示すように、連結代15の連結孔15aに連結棒16が挿通されることにより、仕切シート4の上端が上天板7に連結される。仕切シート4の下端の連結代15についても同様である。
【0025】
図10に、一つの棚片12を平面図に示す。図10において、左側が正面であり、下側が右側面であり、上側が左側面である。図11に、棚片12の右側面図を示す。図12に、棚片12の左側面図を示す。棚片12は、合成樹脂により成形される。棚片12の上面には、互いに平行な2本のリブ12aが形成される。これらリブ12aの上に、はがき等の郵便や封書が載せられる。棚片12は、その右側面に突設される二つのピン12bを含む。棚片12は、その左側面に、各ピン12bに整合する二つの連結孔12cを含む。棚片12は、その背面に突設される一つのピン12dを含む。
【0026】
棚片12は、その下方へ凹むように一体的に形成された札入凹部19を含む。札入凹部19の開口部には、上板20が嵌め込まれて溶着される。この上板20の上面は、棚片12の上面と面一をなす。図13に、札入凹部19の断面図を示す。この札入凹部19には、仕分けされる郵便や封書の行き先などを示す札21が収容される。札入凹部19の底壁には、長孔19aが形成される。この長孔19aに指を差し入れることにより、棚片12の上面に載せられたはがき等が押し上げられて取り出しやすくなっている。
【0027】
図4に示すように、仕切シート4は、隣り合う棚片12により挟まれる位置に、棚片12の各連結孔12cに整合する二つの通孔4aを含む。図14に、棚板5の裏側の一部を示す。隣り合う棚片12が仕切シート4を挟みながら各ピン12bが連結孔12c及び通孔4aを貫通することにより、各棚片12が各仕切シート4に連結される。図4において、仕切シート4の右側は、複数の湾曲縁4bにより波状に形成される。各湾曲縁4bは、仕分棚2の縦方向に列ぶ各箱室11に対応して配置される。仕切シート4は、この波状側が、仕分棚2の前側に配置される。
【0028】
図15に、背シート6を正面図に示す。背シート6は、材質として、例えば「PP」が使用される。背シート6は、長方形状に形成され、厚さ「0.4mm」程度に形成される。背シート6は、光透過性を有する乳白色に形成される。背シート6は、縦横に規則的に配列された多数の通孔6aを含む。図16に、仕分棚2の一部を正面図に示す。図5,6,10〜12,14,16に示すように、背シート6の各通孔6aは、外枠3及び棚板5(各棚片12)の背面に突設される各ピン12d,7bに整合する。そして、外枠3及び棚板5の背後を背シート6で覆った状態で、外枠3及び棚板5に設けられた各ピン12d,7bに、背シート6の各通孔6aを嵌め合わせることにより、背シート6が外枠3及び棚板5に連結される。
【0029】
以上説明したこの実施の形態の仕分棚2によれば、外枠3、各仕切シート4、各棚板5及び背シート6により区画される多数の箱室11に郵便や封書が収容されることにより、それら箱室11の数だけ郵便や封書が仕分される。この仕分棚2の背面は、PP製の薄い背シート6で覆われるので、背シート6に衝撃吸収性が得られる。従って、例えば、郵便はがきを仕分けする際、各箱室11に無造作に放り込まれたはがきが背シート6に衝突しても、その衝突時の衝撃が背シート6に吸収される。このため、はがきの跳ね返りを防止することができる。また、背シート6が薄く光透過性を有する乳白色に形成されるので、仕分棚2の背後から人工光や自然光を各箱室11に取り込むことができる。このため、各箱室11の中を明るく保つことができ、郵便や封書の仕分作業に寄与する。
【0030】
更に、図3,6に示すように、各仕切シート4につき複数の湾曲縁4bを含む波状側が、仕分棚2の前側に配置される。従って、仕分棚2において横方向に列ぶ複数の箱室11につき、各仕切シート4の湾曲縁4bが隣り同士互いに整合することになる。このため、作業者が、横方向に列ぶ複数の箱室11に沿って水平方向へ手を無造作に動かしたとしても、各湾曲縁4bの凹みにより、手と仕切シート4との干渉が避けられ、手が仕切シート4に触れにくくなる。このため、郵便や封書の仕分作業の円滑化を図ることができる。
【0031】
ここで、仕分棚2には、スチール製の外枠3が使用されるので、仕分棚2の基本骨格として十分な剛性が得られる。従って、仕分棚2に多量の郵便や封書を収容しても、その重みで全体に変形や歪みが生じることがない。この結果、仕分棚2として長期にわたる耐久性を確保することができる。
【0032】
また、この実施の形態では、左右一対の側板9,10の間を多数仕切るために、厚みの少ない仕切シート4が使用されるので、左右方向の箱室11の数の割りには、左右方向(横幅)の寸法増加が抑えられる。このため、仕分棚2の横幅をコンパクトにすることができる。このことにより、仕分棚2の横幅を大きくせずに、各箱室11の間口を相対的に大きくすることができる。
【0033】
更に、この実施の形態では、外枠3の他は、比較的軽量な仕切シート4、背シート6及び合成樹脂製の棚板5が使用されるだけなので、全体重量の増加が抑えられる。このため、軽量な仕分棚2を得ることができ、その取り扱い上の労力を軽減することができる。
【0034】
加えて、この実施の形態では、仕分棚2の材料として、スチールや合成樹脂、「PP」が使用されるだけなので、全体がアルミニウム製やスチール製の仕分棚に比べて製造コストを低減させることができる。
【0035】
この実施の形態の仕分棚2によれば、各仕切シート4の上下両端の連結代15が共通する連結棒16を介して上下の天板7,8に対して一体的連結される。ここで、各天板7,8に固定される連結棒16は、補強板7を挟んで二つに折り畳まれた連結代15の連結孔15aに挿通される。従って、二つ折りのシート厚みと補強板17との協働により連結代15の強度が向上する。このため、各仕切シート4の上下両端の連結部分には、各棚板5に載せられる郵便や封書の荷重が集中するが、これに対して、各仕切シート4の上下両端の連結部分における耐久性を向上させることができ、延いては、仕分棚2の耐久性向上に寄与する。
【0036】
この実施の形態の仕分棚2によれば、上下各段の棚板5を設けるのに、隣り合う棚片12は各仕切シート4を挟んでピン12b及び連結孔12cにより連結するだけなので、組付作業が容易となる。これにより、仕分棚2の製造コストの削減を更に図ることができる。
【0037】
ここで、この実施の形態では、上下各段の棚板5は、各仕切シート4に連結されるので、各棚板5は外枠3に対して吊り下げ状態で支持されることになる。つまり、各仕切シート4には引張力が作用するが、各仕切シート4それ自体は、引っ張り方向の力に強いので、郵便や封書の荷重を受けても仕切シート4が変形することがない。
【0038】
また、この実施の形態では、棚板5を構成する各棚片12には、札入凹部19が一体的に設けられるので、札入凹部19を棚片12に後付けする必要がない。このため、仕分棚2の製造手間を省くことができ、その製造コストの削減に寄与する。
【0039】
尚、この発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で構成の一部を適宜変更することにより次のように実施することができる。
【0040】
(1)前記実施の形態では、図4に示すように、仕切シート4の片側を、複数の湾曲縁4bにより波状に形成したが、図17に示すように、複数の傾斜縁4cにより鋸刃状に形成してもよい。ここでは、仕切シート4の上半分と下半分とで、各傾斜縁4cの向きを逆にする。このように各傾斜縁4cの向きを異ならせることにより、作業者が腕を上げて作業するときと、腕を下げて作業するときに合わせて、手と仕切シート4との干渉をうまく避けることができる。
【0041】
(2)前記実施の形態では、図10〜12に示すように、各棚片12の上面に平行な2本のリブ12aを形成したが、これらリブ12aの代わりに、図18に示すように、棚片12の上面に緩く傾斜する一対の凸条12eを互いに平行に形成してもよい。この場合、各箱室において、棚片12上の凸条12eが奥へ向かって傾斜するので、これら凸条12eに載せられる郵便及び封書23の前端が持ち上がり、郵便及び封書23の取り出しが容易となる。また、郵便及び封書23が各箱室の奥へ向かって下がるので、棚片12上から郵便及び封書23が脱落し難くなる。
【0042】
(3)前記実施の形態では、図1に示すように、上天板7の上側が開口しているが、この開口を塞ぐカバーを設けてもよい。このカバーを設けることにより、カバーがない場合に上天板7の開口内に郵便や封書を置き忘れたり、開口内に埃が溜まったりすることを防止することができる。
【0043】
(4)前記実施の形態では、右側板10(左側板9も同様)の表面を露出させたが、これら側板の上に化粧板を被せてもよい。このように化粧板を被せることで、仕分棚の意匠性を高めることができる。
【0044】
(5)この他、仕分棚の上天板の上にメモ用のホワイトボードを設置したり、そのホワイトボードに対して照明用の蛍光灯を取り付けたりしてもよい。
【0045】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、軽量・コンパクトで耐久性に優れた仕分棚を得ることができ、仕分棚の製造コストを低減させることができる。
【0046】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の効果に加え、各仕切シートの上下両端の連結部分における耐久性を向上させることができ、延いては、仕分棚の耐久性向上に寄与する。
【0047】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、棚板の組付作業が容易となり、製造手間を省くことができ、仕分棚の製造コストの削減を更に図ることができる。
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態に係り、脚台に載せた仕分棚を示す斜視図。
【図2】脚台に載せた仕分棚を示す正面図。
【図3】仕分棚を示す側断面図。
【図4】仕切シートを示す側面図。
【図5】仕分棚の一部を示す平面図。
【図6】図3の円の中を拡大して示す断面図。
【図7】連結代を拡大して示す側面図。
【図8】補強板を示す正面図。
【図9】連結代と連結棒の連結状態を示す斜視図。
【図10】棚片を示す平面図。
【図11】棚片を示す右側面図。
【図12】棚片を示す左側面図。
【図13】札入凹部を示す断面図。
【図14】棚板の裏側を示す図。
【図15】背シートを示す正面図。
【図16】仕分棚の一部を示す正面図。
【図17】別の実施の形態に係り、仕切シートを示す側面図。
【図18】別の実施の形態に係り、棚片を示す右側面図。
【符号の説明】
2 仕分棚
3 外枠
4 仕切シート
4a 通孔
5 棚板
6 背シート
7 上天板
8 下天板
9 左側板
10 右側板
11 箱室
12 棚片
12b ピン
12c 連結孔
15 連結代
15a 連結孔
16 連結棒
17 補強板
19 札入凹部
23 郵便及び封書
Claims (3)
- 上下一対の天板と左右一対の側板とにより全体が四角形に構成される金属製の外枠と、
前記一対の天板に上下両端が連結され、前記一対の側板の間で互いに平行に配列された複数の仕切シートと、
前記一対の側板に左右両端が連結され、前記一対の天板の間で互いに平行に配列された合成樹脂製の複数の棚板と、
前記各棚板は複数の棚片を隣り同士連結することにより構成され、それら隣り合う棚片が前記各仕切シートを挟むことでその仕切シートに連結されることと、
前記外枠の背後を覆い、前記外枠及び前記棚板に支持された背シートと
を備え、前記外枠、前記各仕切シート、前記各棚板及び前記背シートにより区画される多数の箱室が上下多段かつ左右多列に配置されたことを特徴とする郵便及び封書の仕分棚。 - 前記各仕切シートは上下両端に突設される連結代を含み、前記連結代は二つに折り畳まれることで互いに整合する一対の連結孔を含み、前記折り畳まれた連結代の間に挟まれる補強板が設けられ、前記各天板に固定される連結棒が前記補強板を挟んで折り畳まれた前記連結代の連結孔に挿通されることにより、前記各仕切シートの上下両端が前記各天板に連結されることを特徴とする請求項1に記載の郵便及び封書の仕分棚。
- 前記各棚板の前記各棚片は一体的に設けられた札入凹部を含み、前記各棚片はその左右一側に複数のピンをその左右他側に複数の連結孔を含み、前記各仕切シートは隣り合う棚片により挟まれる位置に前記各連結孔に整合する通孔を含み、前記隣り合う棚片が前記仕切シートを挟みながら前記各ピンが前記連結孔及び前記通孔を貫通することにより、前記各棚片が前記各仕切シートに連結されることを特徴とする請求項1又は2に記載の郵便及び封書の仕分棚。
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JP4241914B2 (ja) | 2009-03-18 |
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