JP2004538733A - 3次元振動板を有するスピーカ - Google Patents

3次元振動板を有するスピーカ Download PDF

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Abstract

シャーシ(2)、3次元振動板(8)、及び電磁アクチュエータ(6)を有するダイナミックスピーカ。前記振動板は、該振動板の前部(8a)付近に設けられた第1の可撓性の接続手段(18)、及び該振動板の後部(8b)付近に設けられた第2の可撓性の接続手段(20)によって、前記シャーシに接続される。前記アクチュエータは、前記シャーシに固定された静止アクチュエータ要素(6a)、及び前記振動板に固定された並進可能なアクチュエータ要素(6b)、を含む。駆動されると、両方のアクチュエータ要素は、エアギャップ(16)を介して、磁気的に互いに協動する。平坦であるが強力なスピーカを実現するために、上記装置それ自体及び前記エアギャップは、前記振動板によって囲われる領域(26)の外側であるが、両方の接続手段の間の空間(24)の内部にある。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、シャーシと、該シャーシ内に広がる前部及び後部を有する3次元振動板を有する並進可能な本体と、前記振動板の前記一方の部から前記他方の部へ延びる並進軸に沿って、前記シャーシに対して前記本体を変位させるの電磁アクチュエータと、を有するダイナミックスピーカであって、前記アクチュエータは、前記シャーシに固定された静止アクチュエータ要素、及び前記振動板の後部に隣接した前記並進可能な本体に接続された並進可能なアクチュエータ要素、を有し、前記アクチュエータ要素がエアギャップを介して互いに磁気的な協動をすることができ、第1の可撓性の接続手段が、前記並進可能な本体を前記シャーシに対してジャーナル支持するよう、前記振動板の前部に隣接して存在し、第2の可撓性の接続手段が、前記並進可能な本体を前記シャーシに対してジャーナル支持するよう、前記振動板の後部に隣接して存在する、ダイナミックスピーカに関する。
【背景技術】
【0002】
円錐形の振動板、スピーカバスケットを有するスピーカ筐体、及び電磁駆動器を有するダイナミックスピーカは、ドイツ国特許公報DE−U 75 02 568号により知られている。前記駆動器は、前記振動板の外側で前記筐体に収容されており、前記スピーカバスケットに取り付けられた磁気システムのみならず、該振動板に取り付けられたコイルの巻型上に配置されている駆動コイルをも有する。前記スピーカバスケット内にある前記振動板は、自身の表側を可撓性のサスペンション・リムを介して、かつ自身の後ろ側をセンタリング手段を介して、当該スピーカバスケットに固定される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
知られているスピーカでは、該スピーカが比較的大きい軸方向の寸法を持てるように、前記駆動器は前記スピーカバスケットの外側の領域に位置している。これは、実用的な実施例において、筐体の奥行きが前記スピーカの前部の寸法に対して比較的大きくなるという欠点を有する。その結果、前記知られているスピーカは、前記筐体によって構成される比較的広い体積の空間を占有することとなり、比較的高いシステム共振を導き、与えられた体積に関連する周波数範囲の、比較的高い下限を導く。
【0004】
高負荷をかけられ得る小型のスピーカを提供することが、本発明の目的である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によれば、この目的は、前記静止アクチュエータ要素と前記並進可能なアクチュエータ要素との間に延在する前記エアギャップが、前記振動板の輪郭によって囲われかつ規定される空間の外側であって、前記第1の可撓性の接続手段と前記第2の可撓性の接続手段との間の領域内に存在する、ことを特徴とするスピーカにより達成される。
【0006】
上述した特長的な機構のための本発明によるスピーカは、自身の3次元振動板にも関わらず、限られた軸方向の寸法を有するだけであり、そのため少ない内蔵の奥行きを有する。このような、筐体に内蔵されるスピーカは、したがって、低いシステム共振に帰着する比較的に小さい体積を占有する。本発明によるスピーカは、したがって、小型で、浅い筐体が望まれるサブ・ウーファーシステムでの使用に素晴らしく適している。使用される前記振動板は望ましくは円錐型の中央部を有する。
【0007】
欧州特許公開公報EP−A 0 806 883号により、振動板の電磁駆動器が、振動板の輪郭によって囲われかつ規定される空間内に位置しているスピーカが知られている、ということに留意されたい。「ウーファー」のようなスピーカにおいては、振動板内の有効な空間は、しかしながら、高負荷要求に応じる、十分に大出力な磁気システムを造るためには狭過ぎる。有効な空間に加えて、磁気システムの磁気物質の温度負荷もまた、言及されたスピーカタイプにおける制限要因である。特に、ネオジューム・鉄・ボロン・合金(neodymium-iron-boron alloys)のような現代の磁気物質では、最大の許容可能な温度は比較的低い。これらの理由により、欧州特許公開公報 EP−A 0 806 883号により知られたタイプのスピーカは、比較的小出力を有するスピーカシステムにのみ適している。
【0008】
本発明によるスピーカの実用的な実施例では、静止アクチュエータ要素は、少なくとも、主としてかつ望ましくは完全に、前記スピーカの、前記第1の可撓性の接続手段と前記第2の可撓性の接続手段との間に位置している領域内に存在する。
【0009】
本発明によるスピーカの好ましい実施例は、前記静止アクチュエータ要素は環状の永久磁石を有し、前記並進可能なアクチュエータ要素は磁気コイルを有し、前記磁気コイルは前記磁石を囲んでいる場、すなわち磁石の磁界の中に位置していること、を特徴とする。
【0010】
本実施例では、大きな直径を有する環状の磁気コイルが可能である。そのような駆動コイルは、広い冷却用の面を有し、通風の十分な可能性を提供するので、高い負荷をかけられ得る。その結果、コイルの温度は、アクチュエータの永久磁石のような別の部分への限られた熱転送での使用が生じる間だけでなく、高負荷の場合における使用が生じる間であっても比較的低いままである。本実施例は、従って、有利な温度特性を有する。前記コイル及び前記磁石の温度は、高出力においてもまた、受容可能な範囲内に留まるということが分かった。ネオジューム・鉄・ボロン・合金のような近年の磁気物質は、従って、如何なる問題もなく使用され得る。
【0011】
スピーカユニットは、振動板に固定されたダンパを有することが、WO-A 97/32451号により知られていることに留意されたい。コイルを有し、磁石上のプレートを取り囲んでいる磁気ギャップ内に延びているコイル巻型は振動板に固定されており、該ギャップは、振動板のサスペンションによって境界をつくられた領域の外側に広がる。振動板から最も離れたところに位置している磁石は、前記ユニットの底部に固定される。
【0012】
本発明によるスピーカの実用的な実施例では、前記第1の可撓性の接続手段は、一端において前記シャーシに、他端において前記並進可能な本体に固定される、波状あるいはひだ状の可撓性の構造を有する。原則として、前記第2の可撓性の接続手段は、同様に形成され得る。
【0013】
比較的大きく、かつ正確に規定されたシャーシに対する、並進可能な本体の軸方向の変位を可能とするために、本発明によるスピーカの好ましい実施例は、前記第2の可撓性の接続手段は、前記並進軸の周囲に配置された少なくとも3つの板バネ要素のセットを有し、各板バネ要素は、前記並進軸に対して直角にされた面に対して傾いた姿勢で配置された2つの板バネを有し、各板バネ要素の前記板バネは、それぞれ前記平面対して平行に延びる2つの周縁部を、それぞれ備え、前記板バネの一方は該板バネの周縁部の1つと隣接するシャーシに固定されており、前記板バネの他方は該板バネの周縁部の1つと隣接する並進可能な本体に固定されており、各板バネ要素の前記板バネは、該板バネの他方の周縁部に隣接して相互接続されること、を特徴とする。前記第2の可撓性の接続手段のこの実施例は、振動板の軸方向の大きな変位を可能にし、従って、高い音波放射力が要求される応用に向いている。
【0014】
前述した前記第2の可撓性の結合手段として使用される前記可撓性の接続装置は、実質的に摩擦が無く、かつ並進可能な本体それゆえ振動板のシャーシに対する正確な調整を保証する。この接続装置の実施例は、欧州特許出願公開公報EP−A 1036485号(PHN 16.970、ここに参照のために示す。)で説明され解説される。この観点において、各板バネ要素の前記板バネは、望ましくは、それらの隣接した周縁部分において、相互に変形不可能な態様で互いに結合又は固定される、ということに唯一留意されたい。更に、各板バネ要素の、ある板バネは、望ましくは、変形不可能な態様で、並進可能な本体に取り付けられ又は固定され、他の板バネは、変形不可能な態様で該他の板バネの周縁部によってシャーシに取り付けられ又は固定される。
【0015】
もし要求されるなら、本発明によるスピーカは、制限された周波数範囲用のバンドパス・スピーカとして使用されても良い。これは電子的な手法で達成し得る。低周波数スピーカでは特に、採用される電子的な処置は、しかしながら比較的高価である。スピーカの一部を形成する機械的な解決は高価ではなく、それゆえ望まれる。このような状況において適した実施例は、前記並進可能なアクチュエータ要素が、結合部を介して、前記並進可能な本体に、規定された曲げ剛性及び内部減衰を有して固定されること、を特徴とする。曲げ剛性及び減衰の具体的な値は、要求される周波数範囲とスピーカの特性との関数として規定される。シミュレーションプログラムがこの目的に使用され得る。
【0016】
本発明によるバンドパス・スピーカの具体的な実施例は、前記並進可能なアクチュエータ要素がコイル支持部上に配置された磁気コイルを有し、前記結合部は前記コイル支持部を前記並進可能な本体の中央部に接続すること、を特徴とする。
【0017】
本発明は、また、本発明によるダイナミックスピーカを有し、またスピーカを収容する筐体を有するスピーカユニットに関する。スピーカユニットは小型のサブウーファーの一部として形成されても良く、該スピーカは高負荷をかけられ得る。本発明によるスピーカは、その筐体内に、ほんの限られた空間しか占有しない。
【0018】
本発明によるスピーカ及びスピーカユニットは、あるいはパネルスピーカと結合された非常に平たい形状を有するスピーカシステムで、うまく使用することができる。更に、ほんの限られた設置奥行きだけが有効な応用が適している。特別の例は、例えば、車のドア、荷物棚、又は車の座席の下、に設置するというような自動車使用である。例えば、約150ワット程度の高出力が可能である。
【0019】
請求項に関して、従属項で規定された特質のある機構の種々の結合が可能である、ということに留意されたい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
これらの及び本発明の他の観点は、以下で説明される実施例を参照することから明らかであり、かつ解明される。
【実施例1】
【0021】
図1、図2及び図3に示された本発明によるダイナミックスピーカは、シャーシ2、並進可能な本体4、及び電磁アクチュエータ6を有し、ダストカバー5によって保護されている。本発明によるスピーカユニットを形成するために、スピーカは筐体に収容されても良い。この目的のために、スピーカのシャーシ2は、筐体の壁面における適正な開口部に固定されてもよい。図1において、前記筐体は、点線で壁面部1によって概略示されている。
【0022】
並進可能な本体4は、この例では円錐形の振動板である3次元振動板8を有しており、該振動板は、シャーシ2内に位置しているか、あるいは少なくとも該シャーシ2内に延びている。振動板8は、前部8a及び後部8bを有している。電磁アクチュエータ6の機能は、本体4を、スピーカの中心軸であり、前部8aから後部8bへ延びている、あるいはその逆である、並進軸10に沿って変位することである。アクチュエータ6は、実質的に2つの要素を有しており、すなわち、シャーシ2に固定された静止アクチュエータ6a、及び並進可能な本体4に結合された並進可能なアクチュエータ6bである。アクチュエータ要素の一つ(この実施例では、静止要素6a)は、環状の永久磁石12を備えており、他のアクチュエータ要素(この実施例では、並進可能な本体6b)は、磁気コイル14を備えており、並進可能な本体4、それゆえ、その中に形成されている振動板8に、並進軸10と平行に駆動力を生成するために、コイル14を駆動したとき、両方のアクチュエータ6a、6bは、エアギャップ16を介して磁気的に互いに協動する。永久磁石12は、静止アクチュエータ要素6aの軟鉄部分とともに磁気ヨークを形成し、該ヨークは、この例では、エアギャップ16を規定する。ボイスコイルともいわれる円筒形のコイルである磁気コイル14は、この例では筒として形成され、並進可能な本体4に固定されるコイル支持部14a上に位置している。
【0023】
本発明によるスピーカは、並進可能な本体4のための、それゆえ振動板8のための、可撓性の接続部を備える。この可撓性の接続部は、振動板8の前部8aに隣接した第1の可撓性の接続手段18、及び振動板8の後部8bに隣接した第2の可撓性の接続手段20を有する。前記可撓性の接合部は、本体4特に振動板8が、シャーシ2に対して明確な並進運動を実行することができることを保証するためのものである。
【0024】
第1の可撓性の接続手段18は、例えば波型のゴム製環状リムで形成された可撓性の構造を有しており、該リムは、例えば、当該リムの外周でシャーシ2に、当該リムの内周で並進可能な本体4に接着されて、取り付けられる。この例においては、第2の可撓性の接続手段20は、並進軸10のまわりに配置された、この例では6つの要素である一式の板バネ要素22を有する。各板バネ要素22は、並進軸10に対して横向きで、傾いた姿勢の2つの板バネ22a、22bを有している。各板バネ要素22の各板バネ22a,22bは、それぞれが前記面に対し平行に延びている2つの周縁部(22a1,22a2,22b1,22b2)を備えており、該周縁部22a1はシャーシ2に固定されているか、あるいは、この例のように、静止アクチュエータ要素6aを介して間接的に該シャーシ2に固定されており、周縁部22b1は並進可能な本体4に固定されており、周縁部22a2及び22b2は互いに固定されている。2つの周縁部の相互の固定だけでなく、周縁部のシャーシ又は並進可能な本体への固定も強直である。これは素材疲労を妨げるために好都合であり、固定位置で顕著である。
【0025】
本発明によるスピーカは、エアギャップ16が、第1の可撓性の接続手段18と第2の可撓性の接続手段20との間に位置しており、かつそれらによって規定された領域24内に存在し、かつまた振動板によって囲われた空間26の外側に位置しているという、更に特別な機構を有している。この実施例では、静止アクチュエータ要素6aは、主として、第1の可撓性の接続手段18と第2の可撓性の接続手段20との間の、前述の領域24と一致する領域内に位置している。この例において、環状磁気コイル14は、環状永久磁石12を取り巻いている磁界内に位置している。
【実施例2】
【0026】
構造に関する限りでは、図4に示された本発明による電磁スピーカは、図1、2、及び3に関して既に説明したスピーカと大体において一致する。重要な相違は振動板の可撓性の接続部であり、この例ではより単純であり、該振動板に、動くこと、すなわち、それほど大きくはない軸変位を可能とさせる。スピーカは、シャーシ102、並進軸110に沿って並進可能な本体104、及び電磁アクチュエータ106を有する。円錐形さもなければ3次元の振動板108を有する本体104は、シャーシ102に対して、ともに例えばゴム、人工物質及び/又は繊維の柔軟構造の形態をとる第1の可撓性の接続手段118及び第2の可撓性の接続手段120を介してジャーナル支持される。この例において、第1の可撓性の接続手段118は、一端においてスピーカの前面で並進可能な本体104に、他端においてシャーシ102に固定される。スピーカの後部に位置を定められた第2の可撓性の接続手段は、一端において並進可能な本体104に、他端においてシャーシ102に固定された要素106aに、固定される。
【0027】
原則として、アクチュエータ106は、2つの要素、すなわち前述の要素106aである静止アクチュエータ要素、及び該要素に対しては並進可能であり本体104に固定されたアクチュエータ要素106b、を有する。前記静止アクチュエータ要素は、永久磁石112を有する磁気ヨークを有し、前記並進可能なアクチュエータ要素106bは、コイル支持部114a上に配置されたボイスコイル114を有し、駆動の際に、エアギャップ116を介して、磁石112と磁気的に協動する。高負荷をかけられ得る非常に平坦なスピーカを実現するために、エアギャップ116が振動板108の輪郭によって規定される空間126の外側、かつ第1の接続手段118と第2の接続手段120との間に位置する領域124の内側、に位置を定められている、そのような構造が発明された。
【実施例3】
【0028】
エアギャップの位置に関しては、図5に示された本発明による電磁スピーカは、既に説明した実施例と一致するが、バンドパス・スピーカとして、該スピーカをふさわしいものにする用意がある。
スピーカは、シャーシ202、振動板208を有する並進可能な本体204、及びエアギャップ216を介して磁気的に互いに協動し得る、シャーシ202に固定された静止アクチュエータ要素206aと並進可能なアクチュエータ要素206bとを備えたダイナミックアクチュエータ206、を有する。本体204は、並進軸210に沿って、シャーシ202に対して動かせるようにジャーナル支持されている。第1の可撓性の接続手段218及び第2の可撓性の接続手段220は、両者とも、例えば図4の例に関して説明されたように形成されており、この目的のために使用される。第1の可撓性の接続手段218は、本体204を振動板208の前部208aに近接しているシャーシ202へ接続する。振動板208の後部208bに隣接して、スピーカは、本体204に取り付けられた結合手段250を有し、該結合手段は、要求されたバンドパスによって規定される、予め定められた曲げ剛性及び予め定められた内部減衰、の両者を有する。この例において、前記結合手段は人工物質で作られており、平坦な円錐形の形状を有する。振動板208の中央部208cに隣接して、本体204に固定された前記結合手段250は、この例では、周縁部250a、特に磁気コイル214を備えたコイル支持部214aで、並進可能なアクチュエータ要素206bを支持する。第2の可撓性の接合手段220は、結合手段250をシャーシ202へ接続する
本発明は、示された実施例に制限されるものではないことに留意されたい。例えば、並進可能な本体のための可撓性の接続手段の実施例は、また、異なる適切な手段によって組み立てられても良い。更に、スピーカユニットは、本発明による1つあるいはそれ以上のスピーカだけでなく、1つあるいはそれ以上のバスリフレックスゲート及び/又は1つあるいはそれ以上のパッシブラジエータを有しても良い。更に、スピーカは、この文書の中で言及された、ほぼ150ワットの出力に制限されない。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】部分的な概略断面図で、本発明によるスピーカの第1の実施例を示したものである。
【図2】図1のスピーカの、遠近法による高さ方向の図であり、分解図である。
【図3】図1及び図2で示されたスピーカの構成部品の遠近法による図である。
【図4】本発明によるスピーカの第2の実施例を示した概略断面図である。
【図5】本発明によるスピーカの第3の実施例を示した概略断面図である。

Claims (8)

  1. シャーシと、該シャーシ内に広がる前部及び後部を有する3次元振動板を有する並進可能な本体と、前記振動板の前記一方の部から前記他方の部へ延びる並進軸に沿って、前記シャーシに対して前記本体を変位させるの電磁アクチュエータと、を有するダイナミックスピーカであって、
    前記アクチュエータは、前記シャーシに固定された静止アクチュエータ要素、及び前記振動板の後部に隣接した前記並進可能な本体に接続された並進可能なアクチュエータ要素、を有し、
    前記アクチュエータ要素がエアギャップを介して互いに磁気的な協動をすることができ、
    第1の可撓性の接続手段が、前記並進可能な本体を前記シャーシに対してジャーナル支持するよう、前記振動板の前部に隣接して存在し、
    第2の可撓性の接続手段が、前記並進可能な本体を前記シャーシに対してジャーナル支持するよう、前記振動板の後部に隣接して存在し、
    前記静止アクチュエータ要素と前記並進可能なアクチュエータ要素との間に延在する前記エアギャップが、前記振動板の輪郭によって囲われかつ規定される空間の外側であって、前記第1の可撓性の接続手段と前記第2の可撓性の接続手段との間の領域内に存在する、ダイナミックスピーカ。
  2. 請求項1記載のスピーカであって、
    前記静止アクチュエータ要素は、少なくとも、主として前記第1の可撓性の接続手段と前記第2の可撓性の接続手段との間に位置する領域内に存在すること、
    を特徴とするスピーカ。
  3. 請求項1記載のスピーカであって、
    前記静止アクチュエータ要素は環状の永久磁石を有し、
    前記並進可能なアクチュエータ要素は磁気コイルを有し、
    前記磁気コイルは前記磁石を囲んでいる場の中に位置していること、
    を特徴とするスピーカ。
  4. 請求項1記載のスピーカであって、
    前記第1の可撓性の接続手段は、一端において前記シャーシに、他端において前記並進可能な本体に固定される、波状あるいはひだ状の可撓性の構造を有すること、
    を特徴とするスピーカ。
  5. 請求項1記載のスピーカであって、
    前記第2の可撓性の接続手段は、前記並進軸の周囲に配置された少なくとも3つの板バネ要素のセットを有し、
    各板バネ要素は、前記並進軸に対して直角にされた面に対して傾いた姿勢で配置された2つの板バネを有し、
    各板バネ要素の前記板バネは、それぞれ前記平面対して平行に延びる2つの周縁部を、それぞれ備え、
    前記板バネの一方は該板バネの周縁部の1つと隣接するシャーシに固定されており、前記板バネの他方は該板バネの周縁部の1つと隣接する並進可能な本体に固定されており、
    各板バネ要素の前記板バネは、該板バネの他方の周縁部に隣接して相互接続されること、
    を特徴とするスピーカ。
  6. 請求項1記載のスピーカであって、
    前記並進可能なアクチュエータ要素は、結合部を介して、前記並進可能な本体に、規定された曲げ剛性及び内部減衰を有して固定されること、
    を特徴とするスピーカ。
  7. 請求項1記載のスピーカであって、
    前記並進可能なアクチュエータ要素はコイル支持部上に配置された磁気コイルを有し、
    前記結合部は前記コイル支持部を前記並進可能な本体の中央部に接続すること、
    を特徴とするスピーカ。
  8. 請求項1から請求項7のうちのいずれか一項のダイナミックスピーカを備え、
    該スピーカを収容する筐体を有するスピーカユニット。
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