JP2004537922A - メッセージング・システム - Google Patents
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Abstract
【課題】さまざまなタイプのメッセージング・システムがメッセージ受信側にインテリジェント通知アラートを送信できるようにするメッセージング・システム・サポート・サービスを提供すること。
【解決手段】ショート・メッセージ・システム（ＳＭＳ）を、ＧＳＭ（GlobalSystem for Mobile communication）セル電話網と共に使用して、音声メッセージが受信側の音声メール・ボックスに送達された後に、携帯電話にインテリジェント・アラートを送信することができる。それに応答して、受信側は、メッセージに関する１つまたは複数の所定の指示を行うように音声メール・ボックスに指示するＳＭＳメッセージを用いて応答することができる。
【選択図】図１
【解決手段】ショート・メッセージ・システム（ＳＭＳ）を、ＧＳＭ（GlobalSystem for Mobile communication）セル電話網と共に使用して、音声メッセージが受信側の音声メール・ボックスに送達された後に、携帯電話にインテリジェント・アラートを送信することができる。それに応答して、受信側は、メッセージに関する１つまたは複数の所定の指示を行うように音声メール・ボックスに指示するＳＭＳメッセージを用いて応答することができる。
【選択図】図１
Description
【技術分野】
【０００１】
本発明は、メッセージング・システムに関し、具体的には、そのようなシステムのユーティリティを機能強化するメッセージング・システムの特徴に関する。
【背景技術】
【０００２】
電子メール・システム（ｅメール）および音声メッセージング（音声メール）システムを含む多数のメッセージング技法が存在する。しかし、既存のシステムは、ユーザがメッセージング・サービスに接触でき、サービスと対話できることに依存する。たとえば、電話会社が音声メッセージングをサポートする場合に、ユーザは、関連サービスを調べて音声メッセージが受信されたかどうかを見つけられる時に限って、音声メッセージの到着について助言を受ける。
【０００３】
１９９５年７月１８日にハーステル（Hurstel）他に発行された米国特許第５４３４９０７号明細書に、音声メール通知システムが記載されている。遠隔通信サービス加入者の保留中の音声メール・メッセージの数を表すメッセージ・カウントが、更新され、加入者に自動的に通知される。
【０００４】
２０００年７月１８日にサマー（Summer）に発行された米国特許第６０９１９４７号に、リンク性能が生の接続に不適切である時を判定し、その結果、音声呼を音声メッセージ・ボックスに再方向転換できるようにするのに使用される無線メッセージング・システムが記載されている。無線基地局によって、受け入れられた音声メールが、蓄積交換プロトコルを使用して携帯用ハンドセットに伝えられる。携帯用ハンドセットは、ユーザによる再生のために、伝えられた音声メール・メッセージを保管する。
【０００５】
１９９８年９月１日にギャラン（Gallant）他に発行された米国特許第５８０２４６６号に、音声メール・メッセージング・センターが、移動通信装置が呼を受信できない時に、移動通信装置に関連する音声メール・ボックスへの呼に、メッセージを記録するように指示するシステムが記載されている。音声メールが記録され、音声メール・ボックスにメッセージが含まれない時に、音声メール・メッセージング・センターによって、移動通信装置に第１メッセージ・インジケータを送信することによって、メッセージング・センターから移動通信装置への通信が最適化される。
【０００６】
１９９８年６月１６日にマルフォード（Mulford）に発行された米国特許第５７６８６８３号に、移動通信ユニットによる音声メッセージの自動再送信の方法が記載されている。識別コードが、音声メール・メッセージで継続的にエンコードされ、このコードは、移動通信ユニットに保管されたコードと一致し、所定の時間の後に、音声メール・メッセージが再送信される。
【０００７】
１９９６年１１月１９にフォティ（Foti）に発行された米国特許第５５７７１０３号に、ショート・メッセージ・サービス（shortmessage service）を使用して、セルラ通信網で加入者にサービス情報を提供する方法が記載されている。セル電話網の加入者に、ＳＭＳを介して、加入者サービス・プロファイルから情報が与えられる。サービス・プロファイル情報は、ショート・メッセージ・サービス（ＳＭＳ）メッセージに付加され、このＳＭＳメッセージが、移動通信交換局から移動局に送信される。
【０００８】
１９９７年１１月４日にフィニガン（Finnigan）に発行された米国特許第５６８４８６２号に、音声メッセージ蓄積交換サービスが記載されている。この参考文献には、起点音声メッセージ・システムと宛先音声メッセージ・システムの間で、特徴の異なる組を使用して音声メッセージを伝える方法が記載されている。これに記載のシステムは、音声メッセージの蓄積交換の機能を提供することに制限されている。
【０００９】
１９９９年３月１６日にカナザキ（Kanazaki）に発行された米国特許第５８８４１６０号に、被呼移動端局が「通信不可」状態である時に、被呼移動端局と通信して、発呼者からの音声メール・メッセージを一時的に保管する機構が記載されている。この参考文献には、被呼移動端局にあてられた、メッセージ保管手段に保管された音声メール・メッセージを受信するために、被呼移動端局の少なくとも１つに通知する方法も記載されている。
【００１０】
２０００年８月１日にコリボー（Corriveu）他に発行された米国特許第６０９７９６２号に、起点移動局ベースのショート・メッセージ・エンティティ（ＭＳ−ＳＭＥ）が、移動通信交換局（ＭＳＣ）で動作する間にＳＭＳ起点メッセージ（originationmessage）を送信し、ＭＳ−ＳＭＥがＳＭＳ肯定応答メッセージを受信する前に第２ＭＳＣに移動する時に、無線遠隔通信網でＳＭＳメッセージを処理する方法が記載されている。
【００１１】
２０００年９月２６日にウェルズ（Wells）他に発行された米国特許第６１２５２８１号に、ＳＭＳＣリンクされたサーバを使用するリアルタイムＳＭＳアプリケーション・メッセージングが記載されている。この参考文献には、両方向通信が可能であり、ＳＭＳセンタを有するタイプの無線移動局を操作する方法が記載されている。
【特許文献１】
米国特許第５４３４９０７号
【特許文献２】
米国特許第６０９１９４７号
【特許文献３】
米国特許第５８０２４６６号
【特許文献４】
米国特許第５７６８６８３号
【特許文献５】
米国特許第５５７７１０３号
【特許文献６】
米国特許第５６８４８６２号
【特許文献７】
米国特許第５８８４１６０号
【特許文献８】
米国特許第６０９７９６２号
【特許文献９】
米国特許第６１２５２８１号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【００１２】
さまざまな既存の従来技術システムがあるにもかかわらず、従来技術の少なくとも１つまたは複数の制限に対処するメッセージング・システムの必要が、明らかに存在する。
【課題を解決するための手段】
【００１３】
本発明の好ましい実施形態では、メッセージング・システムのサポート・サービスを提供する方法であって、（ａ）ユーザに関するメッセージを受信するステップと、（ｂ）前記メッセージの受信について前記ユーザに知らせる通知を前記ユーザに送信するステップと、（ｃ）前記ユーザへの前記通知に応答して前記ユーザから１つまたは複数の所定の指示を受信するステップであって、前記指示のそれぞれが、前記メッセージに関する１つまたは複数の対応する所定の処置を指示する、ステップとを含む方法がある。
【００１４】
この方法は、前記ユーザが第１装置から前記メッセージにアクセスすることを提供し、前記ユーザが、前記第１装置と異なる１つまたは複数の第２装置を使用して前記通知を受信することが好ましい。
【００１５】
この方法は、前記ユーザが第１通信ネットワークに接続されることを提供し、前記メッセージが、前記第１通信ネットワークと異なる第２通信ネットワークから受信されることが好ましい。
【００１６】
この方法は、前記所定の処置が、（ｉ）前記メッセージに付加することと、（ｉｉ）前記メッセージを削除することと、（ｉｉｉ）前記メッセージを１つまたは複数の第三者に転送することと、（ｉｖ）前記メッセージが保存される持続時間を指定することと、（ｖ）前記メッセージを電子メール・アドレスにリダイレクトすることと、（ｖｉ）前記メッセージをファクシミリ機にリダイレクトすることと、（ｖｉｉ）前記メッセーを印刷し、指定されたアドレスに送達することとの１つまたは複数を含むことを提供することが好ましい。
【００１７】
この方法は、（ｉ）前記メッセージの内容に基づいてサマリ情報を生成するステップと、（ｉｉ）前記ユーザへの前記通知に前記サマリ情報を含めるステップとをさらに含むことが好ましい。
【００１８】
別の態様から見ると、本発明は、メッセージング・システムであって、（ａ）ユーザに関するメッセージを受信する手段と、（ｂ）前記ユーザに前記メールの受信を知らせる通知を前記ユーザに送信する手段と、（ｃ）前記ユーザへの前記通知に応答して、前記ユーザから１つまたは複数の所定の指示を受信する手段であって、前記指示のそれぞれが、前記メッセージに関する１つまたは複数の対応する所定の処置を指示する、手段とを含むメッセージング・システムを提供する。
【００１９】
別の態様から見ると、本発明は、コンピュータ・ソフトウェア・プログラムであって、媒体に記録され、前記コンピュータ・ソフトウェア・プログラムを解釈できるコンピューティング手段による実行が可能であり、（ａ）ユーザに関するメッセージを受信するソフトウェア・コードと、（ｂ）前記ユーザに前記メールの受信を知らせる通知を前記ユーザに送信するソフトウェア・コードと、（ｃ）前記ユーザへの前記通知に応答して、前記ユーザから１つまたは複数の所定の指示を受信するソフトウェア・コードであって、前記指示のそれぞれが、前記メッセージに関する１つまたは複数の対応する所定の処置を指示する、ソフトウェア・コードとを含むコンピュータ・ソフトウェア・プログラムを提供する。
【００２０】
メッセージング・システム・サポート・サービスを用いると、有利なことに、さまざまなタイプのメッセージング・システムによって、通知アラートをメッセージ受信側に送信できるようになる。受信側は、それに答えて、受信されたメッセージに関する所定の処置を指示するメッセージを送信することによって、そのようなアラートに応答することができる。そのようなメッセージング・サポートを、性質としてテキストまたはマルチメディアであるメッセージに対して提供することができる。ネットワーク・オペレータは、望ましくは、そのようなシステムを使用して、通信網を介するメッセージの送信および受信を容易にすることができる。
【００２１】
本明細書に記載の実施形態では、ショート・メッセージ・システム（ＳＭＳ）を、ＧＳＭ（GlobalSystem for Mobile communication）セル電話網と共に使用して、音声メッセージが送達された後に、送信側モバイル・ネットワークから受信側モバイル・ネットワークの受信側の音声メール・ボックスに送信するようにパーベイシブ装置（たとえば、この場合では携帯電話）へのインテリジェント・アラートを送信することができる。
【００２２】
音声メッセージが、セル電話機の間で送信され、端の受信側は、音声メッセージの到着に対してほぼ瞬間的に警告される。これによって、特に、セル電話機が異なるホーム・ネットワーク内にあり、セル電話機の間の通常の呼が、通常は発呼者または受信側あるいはその両方のセル・キャリアから比較的高い料金をこうむる時に、メッセージングの経済的に魅力的なオプションがもたらされる。
【００２３】
本明細書に記載の技法は、端受信側がメッセージの到着に対してインテリジェントにほぼ瞬間的に警告され、その結果、ユーザが、そのメッセージに対して複数の所定の処置の１つまたは複数を講じることができる、他のタイプのメッセージング・システムにも適用される。そのような特徴によって、受信されたメッセージの価値を維持することができ、高めることもできる。
【００２４】
本発明を、添付図面を参照して、実施例として説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【００２５】
図１に、サポート・サービスが提供されるメッセージング・システムの構成要素の概要を示す。メッセージ発信元１１０は、別の人またはシステム（図１に示された例では異なるネットワーク内）に情報を送信する人または自動化システムとすることができる。メッセージは、送信側のネットワーク１２０に送信され、このネットワーク１２０によって、メッセージのメタデータが生成され、メッセージがエンコードされる。エンコードされたメッセージ（およびメタデータ）は、ヘッダ・データ（すなわちメタデータ）およびメッセージを含むデータ・パッケージとして受信側ネットワーク１３０に送信される。
【００２６】
受信側ネットワーク１３０によって、受信側の人／受信側アプリケーション１５０によって操作されるパーベイシブ装置１４０にアラートが送信される。後でさらに詳細に説明するように、受信側の人／受信側アプリケーション１５０は、メッセージを検索せずに、メッセージに対する所定の組の動作を実行することができる。そのような動作には、メッセージの転送、メッセージのアーカイブ、メッセージの削除などが含まれる。受信側の人／受信側アプリケーション１５０は、受信側ネットワーク１３０からメッセージを検索することもできる。
【００２７】
図２は、上で参照したタイプの、メッセージ・ヘッダ２２０およびメッセージ情報２３０を含むメッセージ２１０を示す図である。メッセージ・ヘッダ２２０には、メッセージに必要なすべてのメタデータが含まれる。このメタデータには、たとえば、送信側情報、受信側または宛先情報、および他のメッセージ・メタデータを含めることができる。メッセージ情報２３０には、受信側１５０に渡される、メッセージ２１０の実際の情報（すなわち、セマンティック）内容が含まれる。
【００２８】
図３は、図１のメッセージング・システムでメッセージ２１０が送信される時に行われるステップを表す図である。この例では、送信側ネットワーク１２０が、形態電話網であり、受信側ネットワーク１３０も、形態電話網であり、送信されるメッセージ２１０が、音声メール・メッセージである。図３に示されたステップのそれぞれを、同一の番号付け方式を使用して、下で概要を示す。
【００２９】
ステップ３０５では、メッセージ発信元１１０が、携帯電話ユーザである。送信側のネットワーク１２０（この例では送信側ネットワークと称する）は、したがって、携帯電話網である。ユーザは、送信側通信ネットワーク１２０を介して、１つまたは複数の所期の受信側ユーザ１５０に向けられる音声メッセージを送信する。送信側ユーザ１１０は、件名またはテキスト・ヘッダを含めて、メッセージ２１０の内容を受信側ユーザ１５０に示すことを選択することができる。送信側ユーザ１１０は、受信側ユーザ１５０が、他の受信側ユーザ１５０もメッセージ２１０を受信した可能性があるかどうかを見られるかどうかを指定するオプションを有する。このオプションは、電子メール・クライアント・プログラムに特有のカーボン・コピー（ｃｃ）／ブラインド・コピー（ｂｃ）メッセージング・オプションに似る。
【００３０】
ステップ３１０で、送信側ユーザ１１０によって作られたメッセージ２１０が、送信側通信ネットワーク１２０のネットワーク・オペレータによって、送信のためにエンコードされる。送信側ネットワーク１２０によって、送信側のオプションおよびプリファレンスならびに送信側の詳細が、メッセージ２２０ヘッダとして追加される（ヘッダ・データは、メッセージのメタデータである）。送信側ネットワーク１２０によって、音声メッセージ２３０の一部をテキストに変換し、ヘッダ・データ２２０に追加することもできる。
【００３１】
ステップ３１５で、送信側通信ネットワーク１２０のネットワーク・オペレータが、受信側ユーザ１５０にサービスする受信側通信ネットワーク１３０のネットワーク・オペレータにメッセージ２１０を送信する。メッセージ２１０は、通信ネットワーク１３０を介して送信される。
【００３２】
ステップ３２０で、代替案として、送信側ユーザ１１０が、受信側ユーザのセル電話番号を指定して、受信側ユーザのネットワーク１３０に直接にメッセージを送信する。
【００３３】
ステップ３２５で、受信側通信ネットワーク１３０で使用されるサーバが、受信側通信ネットワーク１３０を使用する受信側ユーザ１５０のために、送信されたメッセージ２１０をポーリングし、受信する。
【００３４】
ステップ３３０で、受信側通信ネットワーク１３０のネットワーク・オペレータが、受信側ユーザ１５０のメッセージ・ボックスを更新する。メッセージ２１０は、受信側ユーザ１５０のメッセージ・ボックスに保管するか、直接にまたはメッセージ・ボックスを介してのいずれかで、受信側ユーザ１５０による検索のために他の場所に保管することができる。
【００３５】
ステップ３３５で、受信側通信ネットワーク１３０のネットワーク・オペレータが、受信側ユーザ１５０に、ＳＭＳメッセージの形でインテリジェント・アラートを送信する。アラートは、メッセージ２１０のヘッダ・データ２２０を含む。メッセージ２１０は音声メッセージなので、メッセージ２１０の最初の数単語を、テキストに変換し、アラートの一部として送信することができる。このメッセージ「サマリ」は、メッセージ・メタデータの一部として扱うことができる。メッセージ２１０を生成する際の送信側ユーザ１１０の指示に応じて、他の受信側ユーザ１５０のリストを、アラートの一部とすることもできる。
【００３６】
ステップ３４０で、受信側ユーザ１５０が、メッセージ２１０を実際に検索せずに、ＳＭＳを使用してメッセージ２１０に対するある種の処置を実行することができる。受信側ユーザ１５０は、たとえば、公衆交換電話網および通常の電話機またはファクシミリ機を使用して、受信側通信ネットワーク１３０からメッセージ２１０を検索することもできる。
【００３７】
また、受信側ユーザ１５０は、インターネット対応装置を使用して、インターネットを介してメッセージ２１０を検索することもできる。
【００３８】
上記のステップでは、受信側ユーザ１５０が、受信されたメッセージ２１０をやはり送信された他の受信側ユーザ１５０のリストを得ることが、送信側ユーザによって許可される場合に、そのリストを得ることができる。受信側ユーザ１５０は、ＤＴＭＦベース（すなわち、タッチ・トーン）メニューを使用するか、適当なＳＭＳメッセージを送信することによって、受信されたメッセージ２１０を他者に転送することができる。受信側ユーザ１５０は、メッセージ２１０をダウンロードする前に、メッセージ２１０の削除を選択することができる（メッセージのテキスト・サマリに基づいて）。
【００３９】
要約すると、受信側ユーザ１５０は、受信されたメッセージ２１０に関して下記の処置を実行することができる。
１．メッセージ２１０に付加する。
２．メッセージ２１０の一部を削除する
３．あるメッセージを別のメッセージ２１０に付加する。
４．メッセージ２１０が保存される時間枠を指定する。
５．メッセージ２１０を別の位置（電子メール・アドレスなど）にリダイレクトする。
６．メッセージ２１０のプリント・コピーの送達を要求する（ファクシミリ機などへ）。
７．メッセージ２１０を別のユーザ／システムに転送する。
【００４０】
図４は、通信ネットワーク１５０を使用する受信側ユーザ１５０のために着信メッセージが受信される時に、受信側通信ネットワークで行われるステップを表す流れ図である。
【００４１】
ステップ４０５で、メッセージ２１０が、受信側通信ネットワーク１５０によって受信される。メッセージの宛先の受信側ユーザ１５０が、メッセージ・ヘッダ２２０から判定される。ステップ４１０で、受信側ユーザのメッセージ・ボックスを更新して、メッセージ２１０が受信されたことを示す。ステップ４１５で、受信側ユーザ１５０が、メッセージ２１０が到着し、メッセージ・ボックスで収集を待っていることを警告される。それに応答して、受信側ユーザ１５０は、ステップ４２０で、上で指定したさまざまな動作を実行することができる。ステップ４２５で、その受信側ユーザ１５０の請求システムを、使用される料金方式に応じて適当に更新する。
【００４２】
図５は、本明細書に記載の技法を実施する処理でステップを実行するのに使用することができるコンピュータ・システム５００の概略図である。コンピュータ・システム５００は、本明細書に記載の技法を実行する際に支援するようにプログラムされたコンピュータ・ソフトウェアを実行するために設けられる。このコンピュータ・ソフトウェアは、コンピュータ・システム５００にインストールされた適当なオペレーティング・システムの下で実行される。
【００４３】
コンピュータ・ソフトウェアには、論理命令によって指定される所定の機能を実行するようにコンピュータに指示する、コンピュータによって解釈できるプログラムされた論理命令の組が含まれる。
【００４４】
コンピュータ・ソフトウェアは、適当なコンピュータ言語のステートメントを含むコンピュータ・プログラムによってプログラムされる。コンピュータ・プログラムは、コンパイラを使用してコンピュータ・ソフトウェアに処理され、このコンピュータ・ソフトウェアは、オペレーティング・システムによる実行に適するバイナリ・フォーマットを有する。コンピュータ・ソフトウェアは、本明細書に記載の技法の処理で特定のステップを実行する、さまざまなソフトウェア・コンポーネントまたはコード手段を含む形でプログラムされる。
【００４５】
コンピュータ・システム５００の構成要素には、コンピュータ５２０、入力装置５１０および５１５、ならびにビデオ・ディスプレイ５９０が含まれる。コンピュータ５２０には、プロセッサ５４０、メモリ・モジュール５５０、入出力インターフェース５６０および５６５、ビデオ・インターフェース５４５、ならびに記憶装置５５５が含まれる。
【００４６】
プロセッサ５４０は、中央処理装置（ＣＰＵ）、または、図５に示されているように、オペレーティング・システムおよびオペレーティング・システムの下で実行されるコンピュータ・ソフトウェアを実行する制御モジュール５４０である。メモリ・モジュール５５０には、ランダム・アクセス・メモリ（ＲＡＭ）および読取専用メモリ（ＲＯＭ）が含まれ、メモリ・モジュール５５０は、プロセッサ５４０の指示の下で使用される。
【００４７】
ビデオ・インターフェース５４５は、ビデオ・ディスプレイ５９０に接続され、ビデオ・ディスプレイ５９０で表示されるビデオ信号を供給する。コンピュータ５２０を操作するユーザ入力は、キーボード５１０およびマウス５１５を含む入力装置５１０および５１５から供給される。記憶装置５５５に、ディスク・ドライブまたは他の適当な不揮発性記憶媒体を含めることができる。
【００４８】
コンピュータ５２０の構成要素のそれぞれは、バス５３０に接続され、バス５３０には、データ・バス、アドレス・バス、および制御バスが含まれて、これらの構成要素がバス５３０を介して互いに通信できるようになる。
【００４９】
コンピュータ・システム５００を、インターネットと表されるネットワーク５８０への通信チャネル５８５を使用して、入出力インターフェース５６５を介して１つまたは複数の他の類似するコンピュータに接続することができる。
【００５０】
コンピュータ・ソフトウェア・プログラムを、コンピュータ・プログラム製品として提供することができ、可搬記憶媒体に記録することができる。この例では、コンピュータ・ソフトウェア・プログラムが、コンピュータ・システム５００によって、記憶装置５５５からアクセスされる。代替案では、コンピュータ・ソフトウェアに、ネットワーク５８０からコンピュータ５２０によって直接にアクセスすることができる。どちらの場合でも、ユーザは、キーボード５１０およびマウス５１５を使用して、コンピュータ５２０で実行されるプログラムされたコンピュータ・ソフトウェアを操作することによって、コンピュータ・システム５００と対話することができる。
【００５１】
コンピュータ・システム５００は、例示のために例としてのみ提供され、コンピュータ・システムの他の構成またはタイプを、同等に使用して、本明細書に記載の技法を実施することができる。前述は、本明細書に記載の技法を実施するのに適するコンピュータ・システムの特定のタイプの例にすぎない。
【００５２】
当業者が諒解するとおり、本明細書に記載の技法および配置に対して、さまざまな変更および修正を行えることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【００５３】
【図１】本発明の好ましい実施形態による、本明細書で説明するメッセージング・システムに含まれるさまざまな構成要素を表す概略図である。
【図２】本発明の好ましい実施形態による、図１のメッセージング・システムで送信されるメッセージのメッセージ・フォーマットを示す概略図である。
【図３】本発明の好ましい実施形態による、図１のメッセージ・システムを使用するメッセージの送信で行われるステップを示す流れ図である。
【図４】本発明の好ましい実施形態による、図１のメッセージング・システムで使用される、着信メッセージが受信された後に、参加する通信網で行われるステップを示す流れ図である。
【図５】本発明の好ましい実施形態による、図１の統一されたメッセージング・システムで使用することができるコンピュータ・システムを示す概略図である。
【０００１】
本発明は、メッセージング・システムに関し、具体的には、そのようなシステムのユーティリティを機能強化するメッセージング・システムの特徴に関する。
【背景技術】
【０００２】
電子メール・システム（ｅメール）および音声メッセージング（音声メール）システムを含む多数のメッセージング技法が存在する。しかし、既存のシステムは、ユーザがメッセージング・サービスに接触でき、サービスと対話できることに依存する。たとえば、電話会社が音声メッセージングをサポートする場合に、ユーザは、関連サービスを調べて音声メッセージが受信されたかどうかを見つけられる時に限って、音声メッセージの到着について助言を受ける。
【０００３】
１９９５年７月１８日にハーステル（Hurstel）他に発行された米国特許第５４３４９０７号明細書に、音声メール通知システムが記載されている。遠隔通信サービス加入者の保留中の音声メール・メッセージの数を表すメッセージ・カウントが、更新され、加入者に自動的に通知される。
【０００４】
２０００年７月１８日にサマー（Summer）に発行された米国特許第６０９１９４７号に、リンク性能が生の接続に不適切である時を判定し、その結果、音声呼を音声メッセージ・ボックスに再方向転換できるようにするのに使用される無線メッセージング・システムが記載されている。無線基地局によって、受け入れられた音声メールが、蓄積交換プロトコルを使用して携帯用ハンドセットに伝えられる。携帯用ハンドセットは、ユーザによる再生のために、伝えられた音声メール・メッセージを保管する。
【０００５】
１９９８年９月１日にギャラン（Gallant）他に発行された米国特許第５８０２４６６号に、音声メール・メッセージング・センターが、移動通信装置が呼を受信できない時に、移動通信装置に関連する音声メール・ボックスへの呼に、メッセージを記録するように指示するシステムが記載されている。音声メールが記録され、音声メール・ボックスにメッセージが含まれない時に、音声メール・メッセージング・センターによって、移動通信装置に第１メッセージ・インジケータを送信することによって、メッセージング・センターから移動通信装置への通信が最適化される。
【０００６】
１９９８年６月１６日にマルフォード（Mulford）に発行された米国特許第５７６８６８３号に、移動通信ユニットによる音声メッセージの自動再送信の方法が記載されている。識別コードが、音声メール・メッセージで継続的にエンコードされ、このコードは、移動通信ユニットに保管されたコードと一致し、所定の時間の後に、音声メール・メッセージが再送信される。
【０００７】
１９９６年１１月１９にフォティ（Foti）に発行された米国特許第５５７７１０３号に、ショート・メッセージ・サービス（shortmessage service）を使用して、セルラ通信網で加入者にサービス情報を提供する方法が記載されている。セル電話網の加入者に、ＳＭＳを介して、加入者サービス・プロファイルから情報が与えられる。サービス・プロファイル情報は、ショート・メッセージ・サービス（ＳＭＳ）メッセージに付加され、このＳＭＳメッセージが、移動通信交換局から移動局に送信される。
【０００８】
１９９７年１１月４日にフィニガン（Finnigan）に発行された米国特許第５６８４８６２号に、音声メッセージ蓄積交換サービスが記載されている。この参考文献には、起点音声メッセージ・システムと宛先音声メッセージ・システムの間で、特徴の異なる組を使用して音声メッセージを伝える方法が記載されている。これに記載のシステムは、音声メッセージの蓄積交換の機能を提供することに制限されている。
【０００９】
１９９９年３月１６日にカナザキ（Kanazaki）に発行された米国特許第５８８４１６０号に、被呼移動端局が「通信不可」状態である時に、被呼移動端局と通信して、発呼者からの音声メール・メッセージを一時的に保管する機構が記載されている。この参考文献には、被呼移動端局にあてられた、メッセージ保管手段に保管された音声メール・メッセージを受信するために、被呼移動端局の少なくとも１つに通知する方法も記載されている。
【００１０】
２０００年８月１日にコリボー（Corriveu）他に発行された米国特許第６０９７９６２号に、起点移動局ベースのショート・メッセージ・エンティティ（ＭＳ−ＳＭＥ）が、移動通信交換局（ＭＳＣ）で動作する間にＳＭＳ起点メッセージ（originationmessage）を送信し、ＭＳ−ＳＭＥがＳＭＳ肯定応答メッセージを受信する前に第２ＭＳＣに移動する時に、無線遠隔通信網でＳＭＳメッセージを処理する方法が記載されている。
【００１１】
２０００年９月２６日にウェルズ（Wells）他に発行された米国特許第６１２５２８１号に、ＳＭＳＣリンクされたサーバを使用するリアルタイムＳＭＳアプリケーション・メッセージングが記載されている。この参考文献には、両方向通信が可能であり、ＳＭＳセンタを有するタイプの無線移動局を操作する方法が記載されている。
【特許文献１】
米国特許第５４３４９０７号
【特許文献２】
米国特許第６０９１９４７号
【特許文献３】
米国特許第５８０２４６６号
【特許文献４】
米国特許第５７６８６８３号
【特許文献５】
米国特許第５５７７１０３号
【特許文献６】
米国特許第５６８４８６２号
【特許文献７】
米国特許第５８８４１６０号
【特許文献８】
米国特許第６０９７９６２号
【特許文献９】
米国特許第６１２５２８１号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【００１２】
さまざまな既存の従来技術システムがあるにもかかわらず、従来技術の少なくとも１つまたは複数の制限に対処するメッセージング・システムの必要が、明らかに存在する。
【課題を解決するための手段】
【００１３】
本発明の好ましい実施形態では、メッセージング・システムのサポート・サービスを提供する方法であって、（ａ）ユーザに関するメッセージを受信するステップと、（ｂ）前記メッセージの受信について前記ユーザに知らせる通知を前記ユーザに送信するステップと、（ｃ）前記ユーザへの前記通知に応答して前記ユーザから１つまたは複数の所定の指示を受信するステップであって、前記指示のそれぞれが、前記メッセージに関する１つまたは複数の対応する所定の処置を指示する、ステップとを含む方法がある。
【００１４】
この方法は、前記ユーザが第１装置から前記メッセージにアクセスすることを提供し、前記ユーザが、前記第１装置と異なる１つまたは複数の第２装置を使用して前記通知を受信することが好ましい。
【００１５】
この方法は、前記ユーザが第１通信ネットワークに接続されることを提供し、前記メッセージが、前記第１通信ネットワークと異なる第２通信ネットワークから受信されることが好ましい。
【００１６】
この方法は、前記所定の処置が、（ｉ）前記メッセージに付加することと、（ｉｉ）前記メッセージを削除することと、（ｉｉｉ）前記メッセージを１つまたは複数の第三者に転送することと、（ｉｖ）前記メッセージが保存される持続時間を指定することと、（ｖ）前記メッセージを電子メール・アドレスにリダイレクトすることと、（ｖｉ）前記メッセージをファクシミリ機にリダイレクトすることと、（ｖｉｉ）前記メッセーを印刷し、指定されたアドレスに送達することとの１つまたは複数を含むことを提供することが好ましい。
【００１７】
この方法は、（ｉ）前記メッセージの内容に基づいてサマリ情報を生成するステップと、（ｉｉ）前記ユーザへの前記通知に前記サマリ情報を含めるステップとをさらに含むことが好ましい。
【００１８】
別の態様から見ると、本発明は、メッセージング・システムであって、（ａ）ユーザに関するメッセージを受信する手段と、（ｂ）前記ユーザに前記メールの受信を知らせる通知を前記ユーザに送信する手段と、（ｃ）前記ユーザへの前記通知に応答して、前記ユーザから１つまたは複数の所定の指示を受信する手段であって、前記指示のそれぞれが、前記メッセージに関する１つまたは複数の対応する所定の処置を指示する、手段とを含むメッセージング・システムを提供する。
【００１９】
別の態様から見ると、本発明は、コンピュータ・ソフトウェア・プログラムであって、媒体に記録され、前記コンピュータ・ソフトウェア・プログラムを解釈できるコンピューティング手段による実行が可能であり、（ａ）ユーザに関するメッセージを受信するソフトウェア・コードと、（ｂ）前記ユーザに前記メールの受信を知らせる通知を前記ユーザに送信するソフトウェア・コードと、（ｃ）前記ユーザへの前記通知に応答して、前記ユーザから１つまたは複数の所定の指示を受信するソフトウェア・コードであって、前記指示のそれぞれが、前記メッセージに関する１つまたは複数の対応する所定の処置を指示する、ソフトウェア・コードとを含むコンピュータ・ソフトウェア・プログラムを提供する。
【００２０】
メッセージング・システム・サポート・サービスを用いると、有利なことに、さまざまなタイプのメッセージング・システムによって、通知アラートをメッセージ受信側に送信できるようになる。受信側は、それに答えて、受信されたメッセージに関する所定の処置を指示するメッセージを送信することによって、そのようなアラートに応答することができる。そのようなメッセージング・サポートを、性質としてテキストまたはマルチメディアであるメッセージに対して提供することができる。ネットワーク・オペレータは、望ましくは、そのようなシステムを使用して、通信網を介するメッセージの送信および受信を容易にすることができる。
【００２１】
本明細書に記載の実施形態では、ショート・メッセージ・システム（ＳＭＳ）を、ＧＳＭ（GlobalSystem for Mobile communication）セル電話網と共に使用して、音声メッセージが送達された後に、送信側モバイル・ネットワークから受信側モバイル・ネットワークの受信側の音声メール・ボックスに送信するようにパーベイシブ装置（たとえば、この場合では携帯電話）へのインテリジェント・アラートを送信することができる。
【００２２】
音声メッセージが、セル電話機の間で送信され、端の受信側は、音声メッセージの到着に対してほぼ瞬間的に警告される。これによって、特に、セル電話機が異なるホーム・ネットワーク内にあり、セル電話機の間の通常の呼が、通常は発呼者または受信側あるいはその両方のセル・キャリアから比較的高い料金をこうむる時に、メッセージングの経済的に魅力的なオプションがもたらされる。
【００２３】
本明細書に記載の技法は、端受信側がメッセージの到着に対してインテリジェントにほぼ瞬間的に警告され、その結果、ユーザが、そのメッセージに対して複数の所定の処置の１つまたは複数を講じることができる、他のタイプのメッセージング・システムにも適用される。そのような特徴によって、受信されたメッセージの価値を維持することができ、高めることもできる。
【００２４】
本発明を、添付図面を参照して、実施例として説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【００２５】
図１に、サポート・サービスが提供されるメッセージング・システムの構成要素の概要を示す。メッセージ発信元１１０は、別の人またはシステム（図１に示された例では異なるネットワーク内）に情報を送信する人または自動化システムとすることができる。メッセージは、送信側のネットワーク１２０に送信され、このネットワーク１２０によって、メッセージのメタデータが生成され、メッセージがエンコードされる。エンコードされたメッセージ（およびメタデータ）は、ヘッダ・データ（すなわちメタデータ）およびメッセージを含むデータ・パッケージとして受信側ネットワーク１３０に送信される。
【００２６】
受信側ネットワーク１３０によって、受信側の人／受信側アプリケーション１５０によって操作されるパーベイシブ装置１４０にアラートが送信される。後でさらに詳細に説明するように、受信側の人／受信側アプリケーション１５０は、メッセージを検索せずに、メッセージに対する所定の組の動作を実行することができる。そのような動作には、メッセージの転送、メッセージのアーカイブ、メッセージの削除などが含まれる。受信側の人／受信側アプリケーション１５０は、受信側ネットワーク１３０からメッセージを検索することもできる。
【００２７】
図２は、上で参照したタイプの、メッセージ・ヘッダ２２０およびメッセージ情報２３０を含むメッセージ２１０を示す図である。メッセージ・ヘッダ２２０には、メッセージに必要なすべてのメタデータが含まれる。このメタデータには、たとえば、送信側情報、受信側または宛先情報、および他のメッセージ・メタデータを含めることができる。メッセージ情報２３０には、受信側１５０に渡される、メッセージ２１０の実際の情報（すなわち、セマンティック）内容が含まれる。
【００２８】
図３は、図１のメッセージング・システムでメッセージ２１０が送信される時に行われるステップを表す図である。この例では、送信側ネットワーク１２０が、形態電話網であり、受信側ネットワーク１３０も、形態電話網であり、送信されるメッセージ２１０が、音声メール・メッセージである。図３に示されたステップのそれぞれを、同一の番号付け方式を使用して、下で概要を示す。
【００２９】
ステップ３０５では、メッセージ発信元１１０が、携帯電話ユーザである。送信側のネットワーク１２０（この例では送信側ネットワークと称する）は、したがって、携帯電話網である。ユーザは、送信側通信ネットワーク１２０を介して、１つまたは複数の所期の受信側ユーザ１５０に向けられる音声メッセージを送信する。送信側ユーザ１１０は、件名またはテキスト・ヘッダを含めて、メッセージ２１０の内容を受信側ユーザ１５０に示すことを選択することができる。送信側ユーザ１１０は、受信側ユーザ１５０が、他の受信側ユーザ１５０もメッセージ２１０を受信した可能性があるかどうかを見られるかどうかを指定するオプションを有する。このオプションは、電子メール・クライアント・プログラムに特有のカーボン・コピー（ｃｃ）／ブラインド・コピー（ｂｃ）メッセージング・オプションに似る。
【００３０】
ステップ３１０で、送信側ユーザ１１０によって作られたメッセージ２１０が、送信側通信ネットワーク１２０のネットワーク・オペレータによって、送信のためにエンコードされる。送信側ネットワーク１２０によって、送信側のオプションおよびプリファレンスならびに送信側の詳細が、メッセージ２２０ヘッダとして追加される（ヘッダ・データは、メッセージのメタデータである）。送信側ネットワーク１２０によって、音声メッセージ２３０の一部をテキストに変換し、ヘッダ・データ２２０に追加することもできる。
【００３１】
ステップ３１５で、送信側通信ネットワーク１２０のネットワーク・オペレータが、受信側ユーザ１５０にサービスする受信側通信ネットワーク１３０のネットワーク・オペレータにメッセージ２１０を送信する。メッセージ２１０は、通信ネットワーク１３０を介して送信される。
【００３２】
ステップ３２０で、代替案として、送信側ユーザ１１０が、受信側ユーザのセル電話番号を指定して、受信側ユーザのネットワーク１３０に直接にメッセージを送信する。
【００３３】
ステップ３２５で、受信側通信ネットワーク１３０で使用されるサーバが、受信側通信ネットワーク１３０を使用する受信側ユーザ１５０のために、送信されたメッセージ２１０をポーリングし、受信する。
【００３４】
ステップ３３０で、受信側通信ネットワーク１３０のネットワーク・オペレータが、受信側ユーザ１５０のメッセージ・ボックスを更新する。メッセージ２１０は、受信側ユーザ１５０のメッセージ・ボックスに保管するか、直接にまたはメッセージ・ボックスを介してのいずれかで、受信側ユーザ１５０による検索のために他の場所に保管することができる。
【００３５】
ステップ３３５で、受信側通信ネットワーク１３０のネットワーク・オペレータが、受信側ユーザ１５０に、ＳＭＳメッセージの形でインテリジェント・アラートを送信する。アラートは、メッセージ２１０のヘッダ・データ２２０を含む。メッセージ２１０は音声メッセージなので、メッセージ２１０の最初の数単語を、テキストに変換し、アラートの一部として送信することができる。このメッセージ「サマリ」は、メッセージ・メタデータの一部として扱うことができる。メッセージ２１０を生成する際の送信側ユーザ１１０の指示に応じて、他の受信側ユーザ１５０のリストを、アラートの一部とすることもできる。
【００３６】
ステップ３４０で、受信側ユーザ１５０が、メッセージ２１０を実際に検索せずに、ＳＭＳを使用してメッセージ２１０に対するある種の処置を実行することができる。受信側ユーザ１５０は、たとえば、公衆交換電話網および通常の電話機またはファクシミリ機を使用して、受信側通信ネットワーク１３０からメッセージ２１０を検索することもできる。
【００３７】
また、受信側ユーザ１５０は、インターネット対応装置を使用して、インターネットを介してメッセージ２１０を検索することもできる。
【００３８】
上記のステップでは、受信側ユーザ１５０が、受信されたメッセージ２１０をやはり送信された他の受信側ユーザ１５０のリストを得ることが、送信側ユーザによって許可される場合に、そのリストを得ることができる。受信側ユーザ１５０は、ＤＴＭＦベース（すなわち、タッチ・トーン）メニューを使用するか、適当なＳＭＳメッセージを送信することによって、受信されたメッセージ２１０を他者に転送することができる。受信側ユーザ１５０は、メッセージ２１０をダウンロードする前に、メッセージ２１０の削除を選択することができる（メッセージのテキスト・サマリに基づいて）。
【００３９】
要約すると、受信側ユーザ１５０は、受信されたメッセージ２１０に関して下記の処置を実行することができる。
１．メッセージ２１０に付加する。
２．メッセージ２１０の一部を削除する
３．あるメッセージを別のメッセージ２１０に付加する。
４．メッセージ２１０が保存される時間枠を指定する。
５．メッセージ２１０を別の位置（電子メール・アドレスなど）にリダイレクトする。
６．メッセージ２１０のプリント・コピーの送達を要求する（ファクシミリ機などへ）。
７．メッセージ２１０を別のユーザ／システムに転送する。
【００４０】
図４は、通信ネットワーク１５０を使用する受信側ユーザ１５０のために着信メッセージが受信される時に、受信側通信ネットワークで行われるステップを表す流れ図である。
【００４１】
ステップ４０５で、メッセージ２１０が、受信側通信ネットワーク１５０によって受信される。メッセージの宛先の受信側ユーザ１５０が、メッセージ・ヘッダ２２０から判定される。ステップ４１０で、受信側ユーザのメッセージ・ボックスを更新して、メッセージ２１０が受信されたことを示す。ステップ４１５で、受信側ユーザ１５０が、メッセージ２１０が到着し、メッセージ・ボックスで収集を待っていることを警告される。それに応答して、受信側ユーザ１５０は、ステップ４２０で、上で指定したさまざまな動作を実行することができる。ステップ４２５で、その受信側ユーザ１５０の請求システムを、使用される料金方式に応じて適当に更新する。
【００４２】
図５は、本明細書に記載の技法を実施する処理でステップを実行するのに使用することができるコンピュータ・システム５００の概略図である。コンピュータ・システム５００は、本明細書に記載の技法を実行する際に支援するようにプログラムされたコンピュータ・ソフトウェアを実行するために設けられる。このコンピュータ・ソフトウェアは、コンピュータ・システム５００にインストールされた適当なオペレーティング・システムの下で実行される。
【００４３】
コンピュータ・ソフトウェアには、論理命令によって指定される所定の機能を実行するようにコンピュータに指示する、コンピュータによって解釈できるプログラムされた論理命令の組が含まれる。
【００４４】
コンピュータ・ソフトウェアは、適当なコンピュータ言語のステートメントを含むコンピュータ・プログラムによってプログラムされる。コンピュータ・プログラムは、コンパイラを使用してコンピュータ・ソフトウェアに処理され、このコンピュータ・ソフトウェアは、オペレーティング・システムによる実行に適するバイナリ・フォーマットを有する。コンピュータ・ソフトウェアは、本明細書に記載の技法の処理で特定のステップを実行する、さまざまなソフトウェア・コンポーネントまたはコード手段を含む形でプログラムされる。
【００４５】
コンピュータ・システム５００の構成要素には、コンピュータ５２０、入力装置５１０および５１５、ならびにビデオ・ディスプレイ５９０が含まれる。コンピュータ５２０には、プロセッサ５４０、メモリ・モジュール５５０、入出力インターフェース５６０および５６５、ビデオ・インターフェース５４５、ならびに記憶装置５５５が含まれる。
【００４６】
プロセッサ５４０は、中央処理装置（ＣＰＵ）、または、図５に示されているように、オペレーティング・システムおよびオペレーティング・システムの下で実行されるコンピュータ・ソフトウェアを実行する制御モジュール５４０である。メモリ・モジュール５５０には、ランダム・アクセス・メモリ（ＲＡＭ）および読取専用メモリ（ＲＯＭ）が含まれ、メモリ・モジュール５５０は、プロセッサ５４０の指示の下で使用される。
【００４７】
ビデオ・インターフェース５４５は、ビデオ・ディスプレイ５９０に接続され、ビデオ・ディスプレイ５９０で表示されるビデオ信号を供給する。コンピュータ５２０を操作するユーザ入力は、キーボード５１０およびマウス５１５を含む入力装置５１０および５１５から供給される。記憶装置５５５に、ディスク・ドライブまたは他の適当な不揮発性記憶媒体を含めることができる。
【００４８】
コンピュータ５２０の構成要素のそれぞれは、バス５３０に接続され、バス５３０には、データ・バス、アドレス・バス、および制御バスが含まれて、これらの構成要素がバス５３０を介して互いに通信できるようになる。
【００４９】
コンピュータ・システム５００を、インターネットと表されるネットワーク５８０への通信チャネル５８５を使用して、入出力インターフェース５６５を介して１つまたは複数の他の類似するコンピュータに接続することができる。
【００５０】
コンピュータ・ソフトウェア・プログラムを、コンピュータ・プログラム製品として提供することができ、可搬記憶媒体に記録することができる。この例では、コンピュータ・ソフトウェア・プログラムが、コンピュータ・システム５００によって、記憶装置５５５からアクセスされる。代替案では、コンピュータ・ソフトウェアに、ネットワーク５８０からコンピュータ５２０によって直接にアクセスすることができる。どちらの場合でも、ユーザは、キーボード５１０およびマウス５１５を使用して、コンピュータ５２０で実行されるプログラムされたコンピュータ・ソフトウェアを操作することによって、コンピュータ・システム５００と対話することができる。
【００５１】
コンピュータ・システム５００は、例示のために例としてのみ提供され、コンピュータ・システムの他の構成またはタイプを、同等に使用して、本明細書に記載の技法を実施することができる。前述は、本明細書に記載の技法を実施するのに適するコンピュータ・システムの特定のタイプの例にすぎない。
【００５２】
当業者が諒解するとおり、本明細書に記載の技法および配置に対して、さまざまな変更および修正を行えることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【００５３】
【図１】本発明の好ましい実施形態による、本明細書で説明するメッセージング・システムに含まれるさまざまな構成要素を表す概略図である。
【図２】本発明の好ましい実施形態による、図１のメッセージング・システムで送信されるメッセージのメッセージ・フォーマットを示す概略図である。
【図３】本発明の好ましい実施形態による、図１のメッセージ・システムを使用するメッセージの送信で行われるステップを示す流れ図である。
【図４】本発明の好ましい実施形態による、図１のメッセージング・システムで使用される、着信メッセージが受信された後に、参加する通信網で行われるステップを示す流れ図である。
【図５】本発明の好ましい実施形態による、図１の統一されたメッセージング・システムで使用することができるコンピュータ・システムを示す概略図である。
Claims (7)
- メッセージング・システムのサポート・サービスを提供する方法であって、
（ａ）ユーザに関するメッセージを受信するステップと、
（ｂ）前記メッセージの受信について前記ユーザに知らせる通知を前記ユーザに送信するステップと、
（ｃ）前記ユーザへの前記通知に応答して前記ユーザから１つまたは複数の所定の指示を受信するステップであって、前記指示のそれぞれが、前記メッセージに関する１つまたは複数の対応する所定の処置を指示する、ステップと
を含む方法。 - 前記ユーザが、第１装置から前記メッセージにアクセスでき、前記ユーザが、前記第１装置と異なる１つまたは複数の第２装置を使用して前記通知を受信する、請求項１に記載の方法。
- 前記ユーザが、第１通信ネットワークに接続され、前記メッセージが、前記第１通信ネットワークと異なる第２通信ネットワークから受信される、請求項１に記載の方法。
- 前記所定の処置が、
（ｉ）前記メッセージに付加することと、
（ｉｉ）前記メッセージを削除することと、
（ｉｉｉ）前記メッセージを１つまたは複数の第三者に転送することと、
（ｉｖ）前記メッセージが保存される持続時間を指定することと、
（ｖ）前記メッセージを電子メール・アドレスにリダイレクトすることと、
（ｖｉ）前記メッセージをファクシミリ機にリダイレクトすることと、
（ｖｉｉ）前記メッセーを印刷し、指定されたアドレスに送達することと
の１つまたは複数を含む、請求項１に記載の方法。 - （ｉ）前記メッセージの内容に基づいてサマリ情報を生成するステップと、
（ｉｉ）前記ユーザへの前記通知に前記サマリ情報を含めるステップと
をさらに含む、請求項１に記載の方法。 - メッセージング・システムであって、
（ａ）ユーザに関するメッセージを受信する手段と、
（ｂ）前記ユーザにメールの受信を知らせる通知を前記ユーザに送信する手段と、
（ｃ）前記ユーザへの前記通知に応答して、前記ユーザから１つまたは複数の所定の指示を受信する手段であって、前記指示のそれぞれが、前記メッセージに関する１つまたは複数の対応する所定の処置を指示する、手段と
を含むメッセージング・システム。 - コンピュータ・ソフトウェア・プログラムであって、媒体に記録され、前記コンピュータ・ソフトウェア・プログラムを解釈できるコンピューティング手段による実行が可能であり、
（ａ）ユーザに関するメッセージを受信するソフトウェア・コードと、
（ｂ）前記ユーザにメールの受信を知らせる通知を前記ユーザに送信するソフトウェア・コードと、
（ｃ）前記ユーザへの前記通知に応答して、前記ユーザから１つまたは複数の所定の指示を受信するソフトウェア・コードであって、前記指示のそれぞれが、前記メッセージに関する１つまたは複数の対応する所定の処置を指示する、ソフトウェア・コードと
を含むコンピュータ・ソフトウェア・プログラム。
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