JP2004535910A - 「コンビドーズ」型の流体ディスペンサ装置 - Google Patents

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Abstract

流体ディスペンサ装置であって、本体(1)と、流体を投与するための投与手段(30)と、第1の流体を格納している第1の貯蔵器(10)と、そして、第2の流体を格納している第2の貯蔵器(20)と、を有し、第1及び第2の流体は、投与に先立って混合されて、1ドーズまたは複数ドーズ分の投与対象流体を形成し、特徴となる点は、前記貯蔵器(10,20)のうち一方の中で第1及び第2の流体を混合するための、混合物形成システムをさらに有し、前記混合物形成システムは、流体が投与される方向に対してほぼ垂直な方向に移動するように設置された手動駆動要素(50)を有し、前記手動駆動要素(50)は、一方の手で駆動可能であり、前記第1の流体と第2の流体との混合が完了した後、流体を投与するための投与手段(30)を駆動するために動作し、それ以上の装置の取り扱いは不要であること、という前記流体ディスペンサ装置。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は流体ディスペンサに関し、さらに詳しく言えば、「コンビドーズ」型のものに関する。これは、装置に中に2種類の異なる流体が分けて格納されており、前記2種類の流体が装置による投与に先立って互いと混合される、というものである。
【背景技術】
【0002】
こうしたコンビドーズ型の装置は現在の技術(具体的に言えば、特許文書:WO 99/34 853号の発明)からも公知である。当該文書に開示されているコンビドーズ型装置の場合、ユーザは、第1に装置の端部壁に軸方向の力を加えて2種類の流体を混合し、第2に装置の底部分を回転させ、第3に装置の端部壁に再び軸方向の力を加えることで、結果として得られた混合物を投与開口部経由で投与する。場合によっては、混合物を形成する動作、そして、混合物を1回(1ドーズ)又は複数回(複数ドーズ)で投与する動作の両方を、完全に一方の手だけで実行させることができる、という装置の方が好ましい。さらに、装置の端部壁に軸方向の力を加えなくてもよい、という装置の方が好ましい場合もある。装置が鼻用ディスペンサ装置である場合には、こうした軸方向の力を加える動作は、鼻孔内部に不快感を生じさせたり、ケガの原因となったりする危険を伴う。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、上述の問題が再現せず、それと同時に、製造及び組立が簡単かつ安価である、というコンビドーズ型の流体ディスペンサ装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、2つの流体の混合物を形成する動作、および、混合物を1ドーズ又は複数ドーズで投与する動作の両方を、完全に一方の手だけで実行させることができる、というコンビドーズ型の流体ディスペンサ装置を提供することを目的とする。
【0004】
また、本発明は、特に装置が第3者によって操作される場合に、装置の端部壁に軸方向の力を加える必要がなく、それによって、負傷の危険は回避され、操作もより容易になる、というコンビドーズ型の流体ディスペンサ装置を提供することを目的とする。
そして、本発明は、子供、老人、あるいは障害を持った人々でも、簡単かつ信頼できる形で使用できる、というコンビドーズ型の流体ディスペンサ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
そこで、上記目的の達成のために、本発明は、流体ディスペンサ装置であって、本体と、流体を投与するための投与手段と、第1の流体を格納している第1の貯蔵器と、そして、第2の流体を格納している第2の貯蔵器と、を有し、第1及び第2の流体は、投与に先立って混合されて、1ドーズまたは複数ドーズ分の投与対象流体を形成し、特徴となる点は、前記貯蔵器のうち一方の中で第1及び第2の流体を混合するための、混合物形成システムをさらに有し、前記混合物形成システムは、流体が投与される方向に対してほぼ垂直な方向に移動するように設置された手動駆動要素を有し、前記手動駆動要素は、一方の手で駆動可能であり、前記第1の流体と第2の流体との混合が完了した後、流体を投与するための投与手段を駆動するために動作し、それ以上の装置の取り扱いは不要であること、という前記流体ディスペンサ装置を提供する。
【発明の効果】
【0006】
また、混合物形成システムは、第1の貯蔵器の中でスライド移動するように設置された第1のピストンと、2つの貯蔵器の間を相互接続する通路と、そして、第1に前記ピストンと、第2に駆動要素と、特に前記要素上のカム面を介して協働する、1つ又は複数のペグと、を有し、当該カム面は、駆動要素の実質的に側面方向の動きを第1のピストンの軸方向の動きに変換し、それによって、第1の貯蔵器の中にある流体を前記通路を介して第2の貯蔵器に移動させること、とするのが効果的である。
【0007】
また、前記通路はチェック弁を備えていること、とするのが効果的である。
また、第1の変形的な実施の形態においては、流体は、混合物形成手段を1度だけ駆動することによって混合されること、とする。
また、第2の変形的な実施の形態においては、流体は混合物形成手段を複数回駆動することによって混合され、軸方向に隔たった位置にあって、前記第1のピストンと連続的に協働することで、それを第1の貯蔵器内で軸方向に移動させる、という複数のペグを装置が有していること、とする。
【0008】
また、駆動要素は弾性手段を備え、当該弾性手段は、駆動要素の駆動が一度終わるたびに、それを休止位置に戻す、というものであること、とするのが効果的である。
また、駆動手段は、ピボット運動可能な形で前記本体の一方の側に設置されており、好ましくは、予め定められた様態で駆動要素のストロークを制限する受け台手段及び/又はエネルギー蓄積手段を備えていること、とするのが効果的である。
【0009】
また、第1の実施の形態においては、単一ドーズ型の装置であって、前記第1の流体と第2の流体との混合物は、駆動要素の1度だけの駆動によって、単一ドーズで投与されること、とする。
また、第2の貯蔵器は第2のピストンを備えており、少なくとも1つのペグが、先ず前記第2のピストンと、次いで駆動要素と協働して、第2の貯蔵器の中の混合物を投与すること、とするのが効果的である。
【0010】
また、第2の実施の形態においては、装置は複数ドーズ型の装置であって、前記第1の流体と第2の流体との混合物は、駆動要素が連続して複数回駆動されることによって、複数の部分ドーズに分けて投与されること、とする。
また、流体混合物を複数の部分ドーズに分けるドーズ小分け手段をさらに有し、部分ドーズは、前記駆動要素が連続して手動で複数回駆動されることのみによって連続的に投与され、それ以外の装置の取り扱いは不要であり、両手を使う必要もなく、部分ドーズを1度投与してから次の投与までの間に、装置の1つ又は複数の構成部分を互いに対して回転させる、という操作も必要もないこと、とするのが効果的である。
【0011】
また、ドーズ小分け手段は、それぞれが複数の部分ドーズのうち1つに対応する複数のペグを有しており、当該ペグは第1に投与手段と、第2に駆動手段と協働すること、とするのが効果的である。
また、装置は2ドーズ型の装置であって、前記第1の流体と第2の流体との混合物は、駆動要素が連続して2回駆動されることによって、半ドーズずつ2回に分けて投与されること、とするのが効果的である。
【0012】
また、各々のペグは戻り防止手段を備えており、当該手段は、手動駆動手段の駆動によって決められる方向と反対の方向に、ペグが軸方向移動するのを防止すること、とするのが効果的である。
また、第1および第2の流体のうち一方は粉末であり、もう一方は溶媒であること、とするのが効果的である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明に関する他の特徴および効果については、非限定的な例として示す添付図面を参照しながら述べる、前記発明に関する特定の実施の形態についての以下の詳細な説明を読めば、いっそう明らかになるであろう。
これ以降、本発明について、コンビドーズ型の流体ディスペンサ装置(鼻用の2回(2ドーズ)型ディスペンサの形で実装されているもの)を例に説明する。しかしながら、当然理解できるように、本発明は1ドーズ型ディスペンサや3ドーズ以上を投与する多数ドーズ型ディスペンサにも適用可能であり、さらに、鼻用以外の種類の流体ディスペンサ装置にも適用可能である。
【0014】
図面に示すとおり、流体ディスペンサ装置は、投与開口部2が設けられた本体1を有する。その本体1の中には、第1の流体が格納された第1の貯蔵器と第2の流体が格納された第2の貯蔵器とが保持されている。効果的な構成としては、流体の一方は粉末で、もう一方は溶剤である、という組み合わせがありうる。しかし、それ以外に、それぞれに有効成分を含んだ2種類の流体であって、前記有効成分同士を投与前に混ぜ合わせる必要がある、という組み合わせを考えることもできる。
【0015】
本発明では、前記第1、第2の流体は先ず混合され、その後で混合物として投与されるのでなければならない。これを実現するために、本ディスペンサは混合物形成システムを有する。図面に示す例では、第1の貯蔵器10に格納されている第1の流体は、第2の貯蔵器20に移動させられ、そこで第2の流体と混合される。
混合物形成システムは、効果的な構成として、駆動要素50を有する。当該要素50は、1つ又は複数のペグ16、17などの駆動手段と協働し、前記ペグ16、17自体もまた、前記第1の貯蔵器10内部に置かれた第1のピストン15と協働する。本発明では、前記駆動要素50は、流体が投与される方向に対してほぼ垂直の向きに移動するように設置されており、そのため、前記装置は側面から駆動されることとなり、装置の端壁に軸方向の力を加える動作は不要である。効果的な構成として、図面に示すように、駆動要素50は、本体1の上(当該本体の側壁の上)でピボット運動するように設置されている。当然のことながら、前記駆動要素50については、前記本体1の内部を並進でスライドする形に、または、これに類似した他の何らかの形に設置することもできるであろう。この手動駆動要素50は、効果的な構成としてカム面51を備える。当該カム面は傾斜面とするのが好ましく、ペグ16、17と協働するが、その協働様態は、ほぼ横方向である側面駆動要素50の動きによって、ペグ16及び/又はペグ17は「上向きに」(図面における上方向に)移動させられることになる、というものである。
【0016】
本発明では、前記ペグ16及び/又はペグ17は、前記第1のピストン15と協働して、これを貯蔵器内部で軸方向に移動させる。これは、第1の流体を第2の貯蔵器20に移動させるためである。これを実現するために、装置は、第1の貯蔵器10を第2の貯蔵器20に接続する通路55を有している。図面に示す例では、前記通路55は、第1の貯蔵器10と第2の貯蔵器20とを隔てる仕切り要素30の一方の側面に設けられている。効果的な構成として、前記通路55には、混合物が第1の貯蔵器10に向かって逆流することを防止する逆止弁が設けられている。図面に示す例の変形例として、第1の貯蔵器10と第2の貯蔵器20とを隔てる仕切り要素30の内側に通路55を設けることも考えられる。さらに前記通路55については、第1の貯蔵器10内部でピストン15から加えられる力を受けて開く、という分割壁の形で実装してもよい。
【0017】
図面に示すように、ペグ16又はペグ17は、効果的な構成として、制御要素5に固定されている。当該要素5はスライド移動可能な形で本体1内部に保持されており、第1のピストン15と直接的に協働している。
図面に示した例では、混合物形成システムは、軸方向に互いと隔てられた2つのペグ16、17を有し、それによって、手動駆動要素50を2度駆動することで混合物が形成されるようになっている。そうして、駆動要素50が最初に駆動された際には、それによって、第1のペグ16は軸方向上向きに(図における頂上側に)移動させられ、その結果として、制御要素5を軸方向に移動させる。そして、この制御要素は第1のピストン15と協働している。そこでユーザが駆動要素50を解放すると、要素50は、戻しスプリング52の力を受けて、あるいは、他の何らかの弾性戻し手段によって、自動的に休止位置に戻る。
【0018】
効果的な構成として、第2のペグ17は弾性タブ70上に設けられており、第1のペグ16が駆動されている間、前記ペグは、それが駆動要素50と干渉することのない位置へと、弾性的に押しやられる。駆動要素の1回目の駆動が終わると、弾性タブ70は前記第2のペグを、それが駆動要素50と協働することのできる位置へと押しやる。その位置とは、本体および/または制御要素5に設けられたグルーブまたは肩(図示せず)である。こうした構成であるため、次に駆動要素50が駆動される際には、第2のペグ17が軸方向に移動し、それによって、制御要素5、さらには第1の貯蔵器10内部の第1のピストン15を移動させる。
【0019】
このように、図面に示した例には、2度駆動される駆動要素50と協働する型の混合物形成システムが示されているが、もちろん、1度しか駆動されない駆動要素によって混合物を形成することも可能である。駆動要素50を2度駆動する必要があるのは、図に示す装置が2回分のディスペンサであること、そして、こうした形の実装であれば装置の構造が相当簡潔になること、による。
【0020】
図3に示すように、第2の貯蔵器の中で混合物が形成されると、前記混合物は投与開口部2から投与することができる。本発明では、投与もまた側面の駆動要素50によって実行することができ、片方の手だけ使えばよく、装置の構成要素の2つ以上を互いにいくらかの程度回転させる、という操作も必要ない。これを実現するために、第2の貯蔵器20は第2のピストン30を備えており、当該ピストンについては、第1及び第2の貯蔵器10、20の間を隔てるセパレータ要素とするのが好ましい。第2の貯蔵器20内で完全に混合物の形成が完了すると、第1のピストン15は第2のピストン30と接触状態となり、そこから、制御要素5を上方向に移動させることで、前記第2のピストン30に第2の貯蔵器20内部を移動させる。それによって、混合物は投与開口部2を通って投与される。効果的な構成として、投与手段はさらに1つまたは複数のペグ31、32を有する。これらは、混合物形成システムのペグ16、17に対して軸方向に隔たった位置にあり、さらに、好ましい構成として、弾性タブ70に実装されており、それによって、駆動要素50が駆動されるたびに、それらが連続的に前記要素50と協働する、という形にすることができる。駆動要素50(特にそのカム面51)は、混合物形成システムに関連して上で述べたのと全く同様の様態で、ペグ31、32と協働する。
【0021】
効果的な構成として、駆動要素50はエネルギー蓄積手段53を備えている。これは、例えば、弾性タブの形で実装することができ、加わる力の大きさが閾値に達するまで駆動要素50が駆動されないようにするものである。エネルギー蓄積手段53は、第2の貯蔵器20の中に入っている混合物が1ドーズ分、またはその一部分ずつの単位で適正に投与されること、を保証する上で特に効果的である。同様に、駆動要素50については、受け台手段(図示せず)を備えることにしてもよい。当該受け台手段は、駆動要素50のストロークを、そしてそれに伴う形で第2のピストンのストロークを予め決定し、それによって、第2の貯蔵器の中にある混合物を複数の部分ドーズに非常に正確に小分けする。また、変形例として、受け台手段を制御要素5及び/又はペグ30、31にも実装して、混合物のドーズを上記の方法で小分けする、という形も可能であろう。
【0022】
図面に示す例では、装置は2ドーズ型の装置であり、そのため、投与手段は2つのペグ31、32を有しており、混合物を2回に分けて半ドーズずつ投与できるようになっている。3以上の部分ドーズに分けるのが望ましい場合は、その数に対応した分のペグを追加して設けるだけでよい。当然のことながら、単一ドーズ型の装置の場合、混合物を単一のドーズで投与するので、有するペグも1つだけであり、手動駆動要素50も1度だけしか駆動されない。その場合は、混合物の形成についても、駆動要素を1度駆動するだけで実行されるのが好ましく、混合物形成システムが有するペグもペグ16だけとなる。
【0023】
また、効果的な構成として、ペグ16、17、31、32は戻り防止手段60(弾性タブの形で実装するのが効果的)を備えている。これは、本体1の内側に設けられたウィンドウと連続的に協働するものであり、その目的は、制御要素50が、駆動要素50によって決められる方向と反対の方向に移動するのを防止することである。戻り防止手段60は、制御要素5上に直接的に形成するのが好ましい。
【0024】
また、効果的な構成として、本装置はまた、第1の貯蔵器10にウィンドウ80を備えており、これは、混合物の形成が完了しているかどうかがユーザの目に見えるようにするためのものである。
以上、本発明について、特定の実施の形態を参照しながら説明した。言うまでもなく、当業者であれば、添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲から逸脱しない形で、本実施の形態に様々な変形を施すことが可能であろう。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明に関する特定の実施の形態におけるコンビドーズ型の流体ディスペンサ装置を示す部分切り欠き概略断面図であり、混合が行われる前の、休止状態を示す図である。
【図2】図1と同様の図であり、混合が部分的に完了した状態を示す図である。
【図3】図1と同様の図であり、混合が完全に完了した後で、しかもその混合物が投与される前の状態を示す図である
【図4】図1と同様の図であり、最初の半ドーズが投与された状態を示す図である。
【図5】図1と同様の図であり、残り半ドーズが投与された状態を示す図である。

Claims (15)

  1. 流体ディスペンサ装置であって、
    本体(1)と、流体を投与するための投与手段(30)と、第1の流体を格納している第1の貯蔵器(10)と、そして、第2の流体を格納している第2の貯蔵器(20)と、を有し、
    第1及び第2の流体は、投与に先立って混合されて、1ドーズまたは複数ドーズ分の投与対象流体を形成し、
    特徴となる点は、
    前記貯蔵器(10,20)のうち一方の中で第1及び第2の流体を混合するための、混合物形成システムをさらに有し、
    前記混合物形成システムは、流体が投与される方向に対してほぼ垂直な方向に移動するように設置された手動駆動要素(50)を有し、
    前記手動駆動要素(50)は、一方の手で駆動可能であり、前記第1の流体と第2の流体との混合が完了した後、流体を投与するための投与手段(30)を駆動するために動作し、それ以上の装置の取り扱いは不要であること、
    という前記流体ディスペンサ装置。
  2. 混合物形成システムは、第1の貯蔵器(10)の中でスライド移動するように設置された第1のピストン(15)と、2つの貯蔵器(10,20)の間を相互接続する通路(55)と、そして、第1に前記ピストン(15)と、第2に駆動要素(50)と、特に前記要素上のカム面(51)を介して協働する、1つ又は複数のペグ(16,17)と、を有し、
    当該カム面は、駆動要素(50)の実質的に側面方向の動きを第1のピストン(15)の軸方向の動きに変換し、それによって、第1の貯蔵器(10)の中にある流体を前記通路(55)を介して第2の貯蔵器(20)に移動させること、
    を特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記通路(55)はチェック弁を備えていること、
    を特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 流体は、混合物形成手段を1度だけ駆動することによって混合されること、
    を特徴とする請求項2または3に記載の装置。
  5. 流体は混合物形成手段を複数回駆動することによって混合され、
    軸方向に隔たった位置にあって、前記第1のピストン(15)と連続的に協働することで、それを第1の貯蔵器(10)内で軸方向に移動させる、という複数のペグ(16,17)を装置が有していること、
    を特徴とする請求項2または3に記載の装置。
  6. 駆動要素(50)は弾性手段(52)を備え、当該弾性手段は、駆動要素の駆動が一度終わるたびに、それを休止位置に戻す、というものであること、
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の装置。
  7. 駆動手段(50)は、ピボット運動可能な形で前記本体(1)の一方の側に設置されており、好ましくは、予め定められた様態で駆動要素(50)のストロークを制限する受け台手段及び/又はエネルギー蓄積手段(53)を備えていること、
    を特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の装置。
  8. 単一ドーズ型の装置であって、
    前記第1の流体と第2の流体との混合物は、駆動要素(50)の1度だけの駆動によって、単一ドーズで投与されること、
    を特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の装置。
  9. 第2の貯蔵器(20)は第2のピストン(30)を備えており、
    少なくとも1つのペグ(31)が、先ず前記第2のピストン(30)と、次いで駆動要素(50)と協働して、第2の貯蔵器(20)の中の混合物を投与すること、
    を特徴とする請求項8に記載の装置。
  10. 複数ドーズ型の装置であって、
    前記第1の流体と第2の流体との混合物は、駆動要素(50)が連続して複数回駆動されることによって、複数の部分ドーズに分けて投与されること、
    を特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の装置。
  11. 流体混合物を複数の部分ドーズに分けるドーズ小分け手段をさらに有し、
    部分ドーズは、前記駆動要素(50)が連続して手動で複数回駆動されることのみによって連続的に投与され、それ以外の装置の取り扱いは不要であり、両手を使う必要もなく、部分ドーズを1度投与してから次の投与までの間に、装置の1つ又は複数の構成部分を互いに対して回転させる、という操作も必要もないこと、
    を特徴とする請求項10に記載の装置。
  12. ドーズ小分け手段は、それぞれが複数の部分ドーズのうち1つに対応する複数のペグ(31,32)を有しており、当該ペグは第1に投与手段(30)と、第2に駆動手段(50)と協働すること、
    を特徴とする請求項11に記載の装置。
  13. 2ドーズ型の装置であって、
    前記第1の流体と第2の流体との混合物は、駆動要素(50)が連続して2回駆動されることによって、半ドーズずつ2回に分けて投与されること、
    を特徴とする請求項10乃至12のいずれかに記載の装置。
  14. 各々のペグ(16,17,31,32)は戻り防止手段(60)を備えており、当該手段(60)は、手動駆動手段(50)の駆動によって決められる方向と反対の方向に、ペグが軸方向移動するのを防止すること、
    を特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の装置。
  15. 第1および第2の流体のうち一方は粉末であり、もう一方は溶媒であること、
    を特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載の装置。
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