JP2004533549A - 限定された数のプロセスカラーを使用したパターニングシステム - Google Patents

限定された数のプロセスカラーを使用したパターニングシステム Download PDF

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Abstract

【課題】
【解決手段】ディザリング技術及びその場でのブレンド技術を使用し、比較的少ないカラーだけで利用可能な精密な供給量の液体着色剤を用いて、基材上に、所望のマルチカラーに染色されたパターンを再現するプロセスであって、特に好ましいプロセスカラーは任意に存在し、このようなプロセスカラーを用い、再現されるカラーの範囲を拡大するための工程に加えて、移動する織物基材をパターニングし得る特定の染料噴射装置のための特定の動作指示を作り得る。

Description

【技術分野】
【0001】
この開示は、正確に配色された量の、比較的少ない色だけに有用な液体着色剤を用いて、基材上に所望のマルチカラー染色パターンをデザイン及び配置し得るプロセスに関する。特に、この開示は、プロセスカラーの限定された選択を集団的に含む、比較的少ない液体着色剤を色彩展開技術とともに使用して、選択された織物基材に、比較的広範囲の色を持つ電気的に符号化されたパターンを、デザイン及び適用するプロセスに関する。ここに開示されるプロセスと組み合わされる好ましい態様では、移動する織物基材にパターニングし得る特定の染料噴射装置への特定の動作指令をもたらし得る。
【背景技術】
【0002】
織物ウエブに着色剤のパターンを与えるために使用され得る種々の方法に関して、論証できる最も汎用な方法は、所定の一組の主要またはプロセスカラーをもチルマルチカラーパターンを形成するために、パターニングプログラムを含むコンピューターの制御下で、種々の計測された量の染料を画素様(pixel-wise)に適用することを含む。
【0003】
このようなパターンを作成する技術は、例えば米国特許3,942,342号、3,969,779号、4,033,154号、4,116,626号、4,545,086号、4,894,169号、4,984,169号、5,128,876号、5,136,520号、5,142,481号、5,195,043号、及び5,208,592号等に一般に見られる。
【0004】
ここに教示されることを実施するために、種々のパターニング装置が使用し得るけれども、パターニング装置が、画素様の配列の種々の色に基づいた、電気的に符号化されたパターン及びパターニング指令に従って、パターニングされるべき基材に着色剤を適用し得ることが重要である。上記特許公報に述べられたパターニング技術を具体化する装置は、このように織物基材をパターニングするために、特に良く適合される。
【0005】
このような装置は、本質的に、個々に制御可能な染料アプリケーターまたは噴射器の複数の固定されたアレイからなり、各アレイは、特定の色(「プロセス」カラーとして知られる)の液体染料(「プロセス染料」として知られる)を搭載した各液体染料供給システムによって供給される。各アレイ上の噴射器は、そのアレイに供給される液体染料を分散することのみができるけれども、最多数の異なる着色剤は、アレイの数以下であり得る与えられた通路内で装置(すなわち最多数のプロセスカラー)によって基板上に直接適用され得る。しかしながら、以下に説明するとおり、基材上に表され得る色の数は、プロセスカラーの数よりももっと多くなり得る。一貫して使用されるように、用語「プロセスカラー」と「プロセス着色材」は、自然の着色剤が意図され、及び暗示される場合に示す状況に伴って、置き換え可能に使用されるものである。
【0006】
アレイは、パターニングされるべき基材によって得られる通り道の幅のスパンで(すなわちウェブの移動方向に垂直に)、平行関係に配置される。基材がその通り道に沿って移動するとき、順々に、各アレイの下を通って、基材表面上の所定の位置で(すなわちパターンデータによって特定される画素の位置で)、そのアレイに沿って間隔をおいた1以上の染料噴射から分配され、綿密にメーターで計量された量の染料を受け取る。装置と結びつけられた制御システムは、基材が電気的にて限定されたパターン情報に応じて各アレイの下を移動するとき、精密な量の(所望のパターンに応じて変化し得る量の)染料を、基材上の特定された各位置で供給する機能を提供する。
【0007】
以下の説明を容易にするために、「カラー」の種々の限定を引用する。用語「ターゲットカラー」は、基材上に複写されるべき所望の色をいう。用語「プロセスカラー」は、個々のブレンドされない染料、あるいは与えられたアレイを含み、画素様の様式で基材に直接適用される個々の染料噴射のそれぞれに供給される他の着色剤の固有の色をいう。いくつかのプロセスカラーは、基材固有の色や、基材の織り具合等により、異なる基材上で異なる視覚的外観を有し得ることに注意すべきである。総体的に、何らかの与えられた時間で、パターニング装置による使用に好適なコレクトカラーの種別を、「カラーウェイ」という。
【0008】
上記と一致して、ここで使用されるように、用語「画素」とは、パターンあるいは基材上の最小領域または位置をいい、与えられた色と、個々に、処置可能であり、または割り当て可能である。あるいは、状況から明らかだとすれば、用語「画素」は、パターンのライン成分を、画像形成装置解像度仕様における画素数(例えば1280×1024)に類似する、所定のレベルの細部に限定するために必要な最小のパターン成分をいう。そうでないと述べていない限り、所望のパターンを含む画素は、パターニング装置によって、基材上に染料が供給されている画素に相当するように思われる。
【0009】
様々な技術の間では、二つの技術が、噴射による染色または印刷において、限定された色のプロセスカラーから再現された色の範囲にわたって、出願人によって使用され、ここでは、ディザリング技術と、現場曲げ技術(in situ bending techniques)とをいう。これら二つの技術のいずれかは、観察されたパターンが基材表面にわたり、切れ目なく、画素様の形状で堆積した少量の着色剤を含むシステムに良く適合する。
【0010】
ディザリング技術は、正確に調和しない色が、各々所望されたあるいはターゲットカラーの視覚的成分を表現する色を有する、いくつかの個々の画素を並置することによって、しばしば高い精度に、視覚的に近似され得るプロセスカラー間に利用できる現象に基づいている。適切な距離で見たとき、目は、隣接する群中の各画素の個々の寄与を視覚的に統合するか、あるいはブレンドする傾向があり、関連する色の感知できないモザイクから「構成された」色の認識を提供する。
【0011】
用語「感知された色」は、ターゲットカラーがディザリング技術を用いてシミュレートされた基材の小さい領域の色をいい、隣接する個々の画素の色は、観察者の目によって、視覚的に統合され、視覚的なブレンドを形成する。例えば、その色がグリーンを作ることは、モザイクまたはチェックボードのパターンで、ブルーとイエローの画素を交互にしたアレイを構成することによって達成され得る。その結果は、それを超えると個々のブルーとイエローの画素がもはや感知され得ない距離で、際だって均一なグリーン色を有する領域である。
【0012】
総体的に2以上の色を有する種々の配列及び画素の相対比率を用いて、広範囲の色が作られ得ることは、共同の色を分担する、同等でない比率または分布の画素を順応させるためのこの技術を一般化する。例えば種々のグリーンの色合いは、好適な配列及びイエロー色画素とブルー色画素との相対比率を用いて再現され得る。
【0013】
同様に、プロセスカラーとして、「ミディアム」ブルーの利用可能性を考慮すれば、パウダーブルー(ライトブルー)から、ネイビーブルー(ダークブルー)までにわたる種々の色合いのブルー色は、全体的にディザリングされた領域の感知された相対的な明るさ及び暗さを決定するモザイクを含むホワイト及びブラック画素の相対数と共に、ホワイト及びブルー(ライトブルーを作る)及びブラック及びブルー(ダークブルーを作る)に色付けられる画素の種々の配列及び比率により(好適な距離で見たとき)再現し得る。このようなディザリングまたはハーフトーン技術との組合せにおいて、用語「ヘザー(heather)」と用語「スティプル(stipple)」は、目が個々の画素またはモザイク領域を含む画素の群を識別できる場合、相対的な画像の粒状性を述べるために使用されるべきである。
【0014】
ディザリング技術から識別されるように、その場でブレンドする技術は、視覚的に統合して所望のターゲットカラーが形成され得る異なる画素のモザイクの形成に依存しない。むしろ、この技術は、適用された液体着色剤を、所定の領域内(例えば画素内)で、所望の物理的混合またはブレンドすることにより、所望の色を基材上に形成するために努力する。
【0015】
液体染料を用いた、特に、上述の染料噴射方法を使用するこのような基材上の種々の色の製造は、一般に、吸収性の織物基材に非常に影響される。
【0016】
従って、ここに使用されるように、用語「濃度」は、基材(すなわち物理的飽和度)による相対的な量の吸収をいい、液体着色剤の相対的な希釈または発色団をいうものではないという傾向があると理解されるべきである−すなわち50%濃度で画素に適用される着色剤は、画素によって定義される基材領域が、単に着色剤を吸収容量の1.5倍に飽和されており、追加の着色剤は、その位置で、基材の吸収容量を超えることなく、画素に適用され得ることを意味する。
【0017】
用語「ブレンドされたカラー」は、2以上の着色剤の量が基材上の同じ画素サイズの位置の少なくとも部分を専有する場合に使用され得、用語「ブレンドされたカラー」は、個々の画素レベルで見たときの、物理的組合せの色、またはその2以上の着色剤をその場でブレンドすることをいう。従って、もし、カラーグリーンがある領域に再現されるべきであり、イエローとブルー着色剤だけが、プロセスカラーとして利用可能である場合、設計者は、上述のディザリング(チェックボードまたはモザイク)技術を用いてグリーンを構成することよりもむしろ、「グリーン」領域を含む各画素に対する特定のシーケンスで、所定量のグリーンと同様に所定量(等しい必要はない)のブルーを配することにより構成することを選択(パターニング装置の提供が可能)可能である。シーケンスと、同じ画素に配され、混合させられる成分着色剤の比率とを変化することにより、種々の色合いまたは色彩が再現され得る。ディザリングの使用と異なり、ターゲットカラーが、基材上よりもむしろ観察者の目にのみ存在する場合、その場でブレンドする技術は、事実、その色がプロセスカラーと明確に異なっている個々の画素を作り得、ディザリング技術を必要とすることなく、ターゲットカラーの精密な再現を提供し得る。
【0018】
限定された数の有用または主要な色の使用からすなわち限定されたカラーウェイから、きわめて広い範囲のターゲットカラーが利用されなければならない場合、この技術を組み合わせることの利点が見出され、これにより、その場でブレンドすることが起こり得た個々の画素から構成されるディザリングされた構造を形成する。
【0019】
このようにその場でブレンドすることは、着色剤を含む1つの画素から異なる着色剤を含む隣接する画素への着色剤の移行(migration)(「画素間ブレンド」)の結果であり得、同じ画素内での2以上の異なる着色剤の配置(画素内ブレンド)、あるいはその2つの技術の組合せにおいて、画素間で着色剤が移行することは、パターニング装置によって2以上の個々の着色剤が配される画素を少なくとも1つ含む。このことは、ディザリングされた構造の範囲内で、いくつかの画素は、ターゲットカラーとプロセスカラー間の関係により指示される比率で、プロセスカラーの色を持ち得、一方、その他は、2以上のプロセスカラーを物理的にブレンドした結果の色を持ち得るという可能性を提供する。
【0020】
このようなその場でブレンドすることの特定された態様は、隣接する画素の過飽和(すなわち100%以上の濃度)及び不完全飽和(undesaturation)(すなわち100%未満の濃度)を含む。
【0021】
画素領域に適用される着色剤の量が基材の吸収能力を超えると、その画素領域を効果的に飽和し、ある量の着色剤が画素領域の境界を超えて分散あるいは移行する傾向があり、画素領域に対し着色剤が適用され、隣接する画素領域の一部を占有し、特に、この隣接する画素領域が相対的に不完全飽和であると、すなわちいくつかの使用されない着色剤の吸収容量を保持する。相対的に不完全飽和の隣接する画素領域を提供することによって、着色剤濃度が基材の飽和受容量以下に維持されている領域に対して着色剤濃度(すなわち基材飽和レベル)が非常に高い領域からの着色剤の移行を誘導することが可能となる。
【0022】
着色剤のこの移行は、隣接する画素領域における色の置き換え、または隣接する画素領域中の色を物理的にブレンドすることのいずれかを引き起こす。この移行は、隣接または近接した画素群内の画素から画素に、そればかりでなく、この群の端を超えて外部的に起こり、これにより、着色剤の置き換え及びブレンドが、この群内で、そればかりでなく、この群に直接的に隣接する領域内に起こる。少なくとも1つの過飽和された画素領域及び少なくとも1つの不完全飽和の画素領域(各々の数は同じである必要はない)を含み、群内の画素−画素着色剤移行を表す隣接または近接する画素の群を、ここでは「メタピクセル」と呼ぶ。
【0023】
着色剤を用いて、基材の大きな領域をしばしば過飽和にすることは望ましくないので、平均的な局所の基材の「濡れ特性(wet out)」または飽和レベル(すなわち濃度)の所望な度合いを維持するために、隣接する画素に直接供給される着色剤の量を調整して、画素間着色剤移行を適合し得る。一般的に十分な着色剤の透過及び最大限の「被覆」を確実にするレベルは、通常、「100%」または過飽和することない完全な飽和である。一般的に、ある局地化された領域における過飽和の全体的なレベルが、同じ領域で、相当する度合いに不完全飽和することによりバランスを取られるが好ましい。このため、もしある画素が例えば140%のレベルに過飽和すると、例えば、一方は60%の濃度(すなわち飽和)レベルを有する隣接する画素を確立し得るか、または、択一的に、1つは、各々80%のレベルを有する2つの隣接する画素を確立し得るであろう。
【0024】
単一の着色剤を有するある画素を過飽和することに加えて、同じ画素内の2またはそれ以上の着色剤を部分的に飽和する適用を用いて過飽和条件を達成し得る。そのようにすることは、画素内の色のブレンドを生じ、及びこの着色剤の組合せの画素間移行を生じ、再度、現存の発色技術を超える色のブレンドを生成する。同様に、別々の2またはそれ以上の着色剤の部分的な飽和の適用が、不完全飽和を維持する画素に割り当てられ得る。このような不完全飽和画素は、不完全飽和を維持し得、または1以上の着色剤の隣接する過飽和された画素からの移行に対し主要な役割を果たし得、画素様のパターニングの指示及び根底にある芸術的な考えを指令し得るように、プロセス中に恐らく十分な飽和を達成する。
【0025】
メタピクセルを固定する必要がない範囲内で、個々の成分画素の物理的な配置及び配列
−過飽和または不完全飽和されたものを包含する−は、しかし、パターン境界の強調、パターンの限定の調整、あるいは他の理由で、アシストが必要とされるように変化され得る。メタピクセルの熟練した構成及び配列−使用される初期着色剤の熟練した選択、及びその賢明な配置及びメタピクセル内の個々の画素の最適なシステム的再配列を包含する−は、効果的なカラーパレットを、有用な色の与えられた数及び少量の着色剤を適用する限定された能力から大いに拡大し得る。
【0026】
ここで述べられる技術は、上述の、特定の、その場でブレンドする方法及びブレンドするパターニングシステムに限定されるものではないことが理解される。例えば、恐らく適用されるべき色によって分類された液体着色剤(例えば染料)のアプリケータは、物理的に移動され得るか、あるいは計測された量の染料を分配する間に順に索引付けされた基材の通り道を横切り得る。このような配列は、上述の固定されたアレイシステムとは異なるけれども、ここで教示されることは十分に適用可能であり、このようなシステムの使用に適用可能であり、適合可能であり、与えられた染料あるいは着色剤の供給は、個々の画素レベルで制御され得る。
【0027】
ここで述べられる技術は、種々の基材のパターニングに適用可能であるが、織物基材のような吸収性の基材の観点から述べる。このような基材は、例えばタフティングされた、あるいはボンドされた床被覆材であり得る。染料適用技術は、シルクスクリーン印刷、オフセット印刷、及び染料の流れが基材表面上に向けられる種々の方法を含むと考えられるが、これに限定されるものではない。ここで述べる技術は、種々の印刷技術と一緒に使用され得るけれども、例えば上記引用された米国特許に述べられるようなものなど、染色された画像が、個々の特定された数の液体染料の精密な供給によって、基材上の所定の位置(すなわち色づけされるべき画素)に形成されるシステムに特に非常に適する。他の織物基材例えば装飾的なあるいは室内装飾的な織布、または他の吸収性基材等もまた使用し得ることを理解すべきである。
【0028】
上記説明から明らかなように、最低限の数のプロセスカラーから広範囲の色を再現することが非常に望ましい。ディザリングまたはその場でブレンドする技術の使用は、与えられた組合せの色から得られる可能な色の範囲を非常に拡大することに効果的である。このようなプロセスカラーを選択すること−プロセス染料の特定の色−は、相対的に限定された数のプロセスカラーを用いて達成され得る色の範囲に驚異的な効果を奏することがわかった。従って、ここに述べられるプロセスカラーの組合せは、予期できないほど多く、先例がない範囲の色を、特に、ここに述べるブレンド技術を用いたときに、再現させると考えられている。
【0029】
好ましい一態様において、噴射染料パターニング装置は、色を作るための、加色(すなわちシアン、マゼンタ、イエロー、またはCMY)及び減色(すなわちレッド、グリーン、ブルー、またはRGB)システムの各主要な色に相当するプロセス着色剤を用いて、1またはそれ以上の共用される中間色(例えばブラック、ベージュ、グレー、及び/またはホワイト)を任意に添加しながら、作動される。このことは、シアン、マゼンタ、イエロー、レッド、グリーン、ブルー、及び1またはそれ以上の中間色を含む全体のプロセスカラーパレットまたはカラーウェイを与える。実用的な事柄として、プロセスカラーの全体数は、好ましくは、パターニング装置を通す単一の通過に興味深い基材の上に配置され得る個々の使用可能な色の数よりも多くならない。上述の米国特許に開示されたパターンニング装置において、その数は、使用可能なガンのバーの数に相当し得る。
【0030】
予め特定されたこのプロセスカラーのその場でブレンドする組合せは、50/50(すなわち各々50%の濃度または相対飽和レベルにおける、2つの異なる色の連続する適用)または他の比率のブレンドと考えられ、色の個々の画素に利用可能な色として使用され得、このため、選択されたプロセスカラーパレットを増大するために効果的に使用され得る。この態様において、個々のプロセスカラー及びこの色の最適なブレンドは、共に採用され、個々の画素を色づけするために有用なカラーパレット全体を含む。このパレット、及びこのパレットを使用するディザリングされた構成は、興味深い基材に使用されるべきパターンの設計者に有用な色の範囲を支持し、及びここで述べられる開発の重要な観点を含む。
【0031】
さらに、他の態様において、相対的に、同様の色合いまたは固有の「色」(例えばピンク及びレッド、またはグレー及びブラック)、基材上でその場で混合を生じるための中間的な希釈剤(クリアー、ホワイト、ライトグレー、ライトベージュ、ブラウン、ブラック、または他の中間的な「色」)の使用は、追加のプロセス着色剤の収容量(例えば追加のガンバー)が有用である場合に、このような相対的な希釈/濃縮された色の組が使用され得ることをシミュレートする。このような希釈/濃縮された色の組の使用は、特に、相対的に広範囲の色が、限定された数のプロセスカラーから作られるとき、ここで述べられる当該パレットから再現され得るターゲットカラーのよりさらなる範囲の拡大に役立つ。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
実施態様では、ここに開示されるシステムの使用における初期工程は、このようなプロセス着色剤の特定の組合せから有用なその場でのブレンドに加えて、使用されるべきプロセス着色剤を決定する。この着色剤の組合せはディザリングパレットを含み、これから、容易に利用可能なディザリングソフトウェアが、感知された色のさらに大きな見かけのパレットを構成し得る。一般に、2つの着色剤を包含する50/50ブレンド(すなわち各々50%の基材飽和または相対吸収量レベルにおける同じ画素中の着色剤の2つの連続する適用)が用いられるが、2つの着色剤の他の相対比率を表すブレンド、あるいは3またはそれ以上の着色剤を包含するブレンドが考慮され得る。このプロセス着色剤は、このような着色剤の利用可能なその場でのブレンドと共に、そこから有用なディザリングアルゴリズムがターゲット画像(すなわち基材上に再現されるべきパターン)からディザリングされた画像を構成し得るパレットを含む。
【0033】
一般に、パターニング装置により適応される個々のプロセス着色剤の数が多いと、基材上に再現される色のスペクトルが広くなる。個々に述べられるプロセスカラーのスキームを用いることは、5つのプロセス着色剤−レッド、グリーン、マゼンタ、イエロー、及び通常、50%ブルーと50%シアンを含む(実際の相対比率は変化する)ブルー/シアンの混合−は、適度に広いディザリングパレットが構成され得る実用的な最小限の色を表現することがわかった。この組合せは、少なくとも10のその場でのブレンド(画素間ブレンドを考慮することなく)を与え、その結果、ディザリングパレット中の使用に有用な全部で15の色が得られる。
【0034】
6つのプロセス着色剤が利用可能であるとき、ブルー/シアン混合の各成分(例えばブルー及びシアン)は、その混合に置き換えられ得る。あるいは、いくつかの状況において、好ましくは、選択されたブルー/シアン混合(おそらく加減された比率のブルー及びシアンを使用する)が維持され得、例えばホワイト、クリアー(すなわち彩色されない希釈剤)ライトベージュ、ライトグレー、ミディアムグレー、タン、ブラウン、またはブラックからなる群から選択される中間的な着色剤が使用可能なプロセスカラーに添加され得る。含めるべき中間色の選択は、再生されるべきパターンの特性に依存し得る。ダークカラー(例えばディープバーガンディー、ディープブルー、フォレストグリーン等)の再現に要求されるパターンまたはブラックは、中間色着色剤としてのブラックの選択から利益を受ける。一方、パステルを必要とするパターンは、(他のプロセスカラーの無彩色希釈剤として作用する)中間色としてのホワイトまたはクリアーの選択から利益を受ける。
【0035】
7または8種のプロセス着色剤が利用可能である場合、ブルー/シアン混合物を再び保持し、及び上述の群から選択される第2,または第3の中間色が使用可能なプロセス着色剤に追加される。8種のこのようなプロセス着色剤を用いて、8種のプロセス着色剤及びこのような着色剤の50/50のツーウェイブレンドだけを使用し、36色の視覚的に差異を示す配列が再現され得る。再現されるべきターゲットカラーによって要求され得るように、レッド及びマゼンタ、あるいはイエロー及びグリーンの組合せは、ブルー/シアンの組合せと同様にして、及びそのための代用として、発達し、使用され得ること(例えば5、6、7、または8種のプロセス着色剤システムにおける「混合」カラーのように、それにより、そのシステムにおいて特徴あるブルー及びシアン色を維持する)ことがまた、熟考される。
【0036】
9種のプロセス着色剤が使用可能である場合、「混合」カラーの各々異なる成分(例えばブルー及びシアン)混合物と代用することが提案される。9種のプロセス着色剤(例えばレッド、グリーン、ブルー、シアン、マゼンタ、イエロー、ラインベージュ、ライトグレー、及びブラックを含む)を用いて、45種のカラー(9種のプロセスカラー、プラス36種の50/50ツーウェイブレンド)の視覚的に差異を示す配列が再現され得る。プロセスカラーのどのような選択を用いても、50/50ツーウェイブレンドに加えて、ブレンドを使用することにより、追加のカラーが再現され得る。
【0037】
9種の使用可能なプロセス現像剤を超えると、9種のプロセスカラーパレットが維持されるが、再現されるべきパターンのカラーによって要求されるように、追加の中間カラーによって増大されることが提案される。例えば、12種のプロセスカラーを使用すると、1つの好ましい組のカラーは、レッド、グリーン、ブルー、シアン、マゼンタ、イエロー、ホワイト、ライトグレー、ミディアムグレー、タン、及びブラックを含み、及び(50/50ツーウェイブレンドだけの使用を仮定すると、)全部で78の視覚的に差異を示すカラーを作る。オプションとして、再現されることが要求されるカラーにより、当該標準プロセスカラーの予備混合された希釈されたバージョン(例えばピンク)は、所定の数のプロセスカラーで達成され得る全体のカラースペースを拡大する技術としてもう片方の標準プロセスカラー(例えばレッド)に追加するための、追加のプロセスカラーとして使用可能であることがまた考えられる。ターゲットカラーの特性(例えばパステルが優勢であること)によって要求されるように、相対的な希釈のレベルが変化する予備混合されたバージョンが3またはそれ以上のレベル例えばペール、ライト・トゥ・モデレート(light-to-moderate)、「標準」、または比較的飽和されたバージョン(無彩色の意味で)の当該プロセスカラーに拡大し得ることが予測される。もちろん、プロセスカラーの特定の選択のような決定、及び特に予め希釈された/標準着色剤濃度ペアの数と選択、もしあれば、及び中間カラーの数と選択の間のバランスは、考えで再現されるべき特定のパターン及びパターンカラーの要求で作られるべきである。
【0038】
同じ色合いの異なる希釈の使用を含む上記技術特定の例のように、非常に広範な商業的に望ましいカラーが、標準的な希釈であって、ブルー及びシアン、それと共にレッド、グレー、及びイエローを含み、但し後記の3のカラーは全て、同く相対的であるが、標準を必要としないレベルの希釈である、5つの1組のカラーから作られ得ることが考えられる。プロセスは、相対的に希釈された着色剤濃度のこれら後記の3つのカラーを使用することによって始められる。これらの5つのプロセスカラーの組合せに最高に適合されたカラーを有する全てのパターンを作製した後、これらの3つの着色剤は、希釈の少ない着色剤濃度のこれら3つの着色剤(例えば濃縮されたレッド、ミディアムグレー、及びさらに濃縮されたイエロー)を、さらなる希釈濃度の同じ着色剤を予め含有する各アプリケータに、同時に全て、急激に、単に、各々、導入することによって、パターニング装置からパージされ得る。より明るいまたは濃縮の少ないカラーの存在をマスクし易くするためのより暗い、あるいは更に濃縮されたカラーの能力のために、このように着色剤を変化する効果(すなわち同じ色合いのさらに希釈された着色剤濃度)は、残りの量の少ない濃度の着色剤の存在により、どのようなカラー異常をも低減する傾向がある。シーケンスが完了するとき(例えば、3つのカラーの3つの更に濃縮されたバージョンが、パターニング装置内で順に急激に導入された後、例えば、レッドとイエローが飽和になるとき、及びグレーがブラックまたはそれに近くなったときのように)、それらの最後の、最も濃縮された着色剤は、アプリケータからパージされ得、パターニング装置内のその着色剤導管は、洗浄され、使用/パージサイクルが再び開始され得る。なお、この例において、ブルー及びシアン着色剤は、このサイクルの間変わらないままである。
【0039】
より暗い、あるいは希釈の少ない着色剤を使用して、より明るい、あるいはもっと希釈された着色剤にパージする技術は、パターニング装置が基材に着色剤を供給する製作モードであるか、または分離した、着色剤の変化に必要な時間を低減するように設定されたオフライン操作の状態である間に使用され得ることが予測される。さらに、この技術は、ここに述べられるいかなる着色剤構成にも適用され得、また、ここで考えられるパターニング装置への着色剤供給を含む1つの、いくつかの、あるいは多くの着色剤に使用され得る。いくつかの着色剤の固定された希釈及び他の着色剤の進歩的に希釈の少ないバージョンが、希釈の少ない着色剤を単に使用してパターニングシステムからより希釈された着色剤をパージする使用/パージサイクル中で使用される異なる数の着色剤を用いて、他の配置が使用され得ることが考えられる。このように、ある数のプロセスカラーアプリケータ(例えばガンバー)で再現され得る範囲のカラーは、基材上に再現されることを意図するカラーに対する妨害を最小限に保ちながら、容易に、効果的に拡大され得る。
【0040】
プロセスカラーの選択がなされるとすぐに、選択されたプロセスカラー、及びそのカラーの全ての適切なブレンド(例えば全ての50/50ツーウェイブレンド、全ての75/25ツーウェイブレンド、及びおそらく全て33/33/33くらいのツーウェイブレンド、または2,3,またはそれ以上の着色剤を含む他の特に適合された比のブレンド、)は、グラフィックアートソフトウェアの選択に使用されるべきディザリングパレットを含むように特定され得る。好ましい態様において、(1)プロセスカラー及びそのようなプロセスカラーの全ての好適なその場でのブレンドと、(2)ディザリングアルゴリズムによって使用されるディザリングパレットとの間に、1対1対応がある。好適であると考えられるディザリングアルゴリズムを含むグラフィックアートソフトウェアの例は、アドビシステム社(サンノゼ,カリフォルニア)製 登録商標 アドビ フォトショップを含む。
【0041】
選択された基材上の着色剤の外観を映すためのモニター画像の調整(ガンマ補正)が勧められる。この調整を達成するためのいくつかの方法が使用され得る。恐らく最も簡単なものは、パターニングされるべき基材を包含し、その上に、各々、全ての使用可能なプロセスカラーと、そのようなカラーの全ての好適なその場でのブレンドを適用することが表示された見本が染色されたテストブランケットを使用すること含む。このため、テストブランケットは、様々な着色剤量及び組合せで達成された実際の視覚的効果の表示に役立つ。このとき、その視覚的効果は、デザイナーのモニター上のそのカラーまたはカラーの組合せの表示と直接目視で比較され得、及び適切なRGB型色度調整はグラフィックデザインパッケージ(例えば、登録商標 アドビ フォトショップ)を使用してなされる。この工程の終わりに、テストブランケット見本のカラーは、デザイナーによって、コンピューターモニター上にディスプレイされたカラーとの視覚的適合(これは、コンピューターモニター上に表示されたカラーが、基材上に所望のパターンを含む彩色された領域と同じ外観を有することを意味する)として受け入れられており、そのディスプレイされたカラーは、このデザインプロセスの次の段階のためのディザリングパレットとなる。
【0042】
基材上に再現されるべきパターンまたはデザインを形成する、基材上にデジタル化された画像の導入または作成の後、グラフィックアートソフトウェアは、従来の工程で見出されたディザリングパレットを用いるデジタル方式でプロセスされたディザ画像を作成し得る。そのディザ画像において、全ての個々の画素は、プロセスカラー、または適切なプロセスカラーのブレンドを持っている。これらの組のカラーに適合しないターゲットカラーは、グラフィックアーツソフトウェア中で、ディザリングアルゴリズムによって合成される。その結果は、ディスプレイされたバージョンの所望のパターンであって、ディスプレイされた画像は、パターニングされた基材の外観とよく似ている。そのディスプレイされた画像において、そのパターンの全てのターゲットカラーは、(使用可能なプロセス着色剤の数により、高いまたは低い精度まで、所望の解像度またはヘザーの度合い、及び基材固有のカラー、他の要因間)プロセス着色剤、及びプロセス着色剤の適切なブレンドのみを用いて再現された。さらに、テストブランケットの使用により、デザイナーは、選択された基材をパターニングするとき、ディスプレイされたプロセスカラー(及びそのようなカラーの適切な特定のブレンド)が、パターニング装置によって実際に作られたカラーに一致することを、いくつか確信している。
【0043】
デザイナーの承認により、デジタルで製作されたコンピュータディスプレイ画像は、グラフィックアートソフトウェアによるディザパレットのカラーに表示されるように、パターニング装置のための仕様に変換され得るか、あるいはその指示を操作する。このプロセスは、適切な互換性のある自動化されたハードウエアとともに使用されるとき、デザイナーのモニターで見えるようにパターニングされた基材を自動的に製造することを提供し得る。
【0044】
変換プロセスは、適切なソフトウェア内で、その上にカラー見本が染色され、使用可能な全てのプロセスカラー及びそのようなカラーの適切なその場でのブレンド全てのアプリケーションが各々、表示されたテストブランケットを、恐らく(前述のように)使用しながら、ルックアップ表を造ることにより、最も簡単に達成され得る。もし、上述のように、ディザリングパレットを改善したことがあっても、この同じテストブランケット(または、更に特に、テストブランケット上に様々なカラー見本を作成した染料噴射発射時間データ)は、染料アプリケーター−特定の発射指示のセットと組み合わされたあるカラーまたはカラーの組合せを関係させる適切なルックアップ表を作るために使用し得る。好ましくは、このとき、このルックアップ表は、パターニング装置の電気コントロールシステムによって、アクセスされて、正しい染料供給量及びシーケンスで、パターン中のある画素位置で、所望のカラーに「変換」し、その特定の画素位置で基材上にカラーを作る。そのアプリケータにより着色されるべき基材上の位置が、そのアプリケータの下を通るとき、各ガンバー上の各着色剤アプリケータへの適切な指示が、適切な時間で、適切なアプリケータに到達することを確かなものにするための表のルックアップの結果を記憶させるために必要であり得る。

Claims (37)

  1. 電気的に作動されたパターニング装置を用いて、吸収性基材上に、マルチカラーパターンを作成する方法であって、前記パターンは、前記基材上に個々のカラー画素のアレイとして、限定され、及びもたらされ、前記パターニング装置は、比較的少数の使用可能なプロセスカラーを有し、及び前記パターニングは、プロセスカラーの数よりも実質的に多数のカラーを表示し、
    a)使用可能なマルチカラーターゲットパターンをデジタル形式で作製し、前記基材上に再現する工程、
    b)前記パターニング装置によって使用される、レッド、グリーン、マゼンタ、イエロー、及び少なくとも他の1色を含むプロセスカラーを選択し、前記ターゲットパターンを再現する工程、
    c)前記プロセスカラーを含むディザリングパレットを確立する工程、
    d)前記ディザリングパレットを用いて、前記ターゲットパターンのディザ画像をディスプレイ装置上にもたらす工程、及び
    e)前記ディザ画像を、画素様のパターニングを行う指示に変換する工程を含むマルチカラーパターン作成方法。
  2. 前記吸収性基材は、織物床材であって、前記e)工程の後に、f)前記床材基材上に前記ターゲットパターンを再現するための前記パターニング指示に対応して、前記床材基材上に、前記プロセスカラーに応じた液体着色剤を選択的に分配する工程をさらに含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記パターニング装置は、単一の特定画素内に少なくとも2つの着色剤を選択的に分配することにより、前記基材上にプロセス着色剤のその場でのブレンドを作成し得る請求項2に記載の方法。
  4. 前記請求項3に記載の方法で得られた製品。
  5. 前記ディザリングパレットの確立の前に、前記パターニング装置により再現されるように、前記プロセスカラー及びその場でのブレンドを、前記ディスプレイ装置上で観察し、前記プロセスカラー及び前記ブレンドの見本を有するテストブランケットと視覚的に適合する請求項3に記載の方法。
  6. 前記その場でのブレンドは、その中にプロセス着色剤が分配された画素の境界を超えて、プロセス着色剤のマイグレーションとなる前記基材上のカラーの形成を含む請求項3に記載の方法。
  7. 請求項6に記載の方法で得られた製品。
  8. 前記カラー形成は、前記基材上に前記パターニング装置による過飽和の画素の選択的な形成、前記過飽和の画素に直接に適応する前記パターニング装置による不飽和の画素の選択的な形成、及び前記過飽和の画素から不飽和の画素へのプロセス着色剤のマイグレーションを含む請求項6に記載の方法。
  9. 請求項8の方法で得られた製品。
  10. 少なくとも1つの過飽和の画素を、前記過飽和の画素内で、前記パターニング装置によって、少なくとも2つの異なるプロセス着色剤を分配することにより形成した請求項8に記載の方法。
  11. 請求項10に記載の方法で得られた製品。
  12. 前記選択されたプロセスカラーは、少なくとも5つのプロセスカラーを含み、及び前記プロセスカラーは、レッド、グリーン、マゼンタ、イエロー、及びブルーとシアンとの組合せを表すカラーを含む請求項3に記載の方法。
  13. 前記選択されたプロセスカラーは、少なくとも6つのプロセスカラーを含み、及び前記プロセスカラーは、レッド、グリーン、マゼンタ、イエロー、ブルーとシアンとの組合せを表すカラー、及びホワイト、クリアー、ブラック、ライトベージュ、ライトグレー、ミディアムグレー、及びタンからなる群から選択される1つのカラーを含む請求項3に記載の方法。
  14. 前記選択されたプロセスカラーは、少なくとも7つのプロセスカラーを含み、及び前記プロセスカラーは、レッド、グリーン、マゼンタ、イエロー、ブルーとシアンとの組合せを表すカラー、及びホワイト、クリアー、ブラック、ライトベージュ、ライトグレー、ミディアムグレー、及びタンからなる群から選択される2つのカラーを含む請求項3に記載の方法。
  15. 前記選択されたプロセスカラーは、少なくとも8つのプロセスカラーを含み、及び前記プロセスカラーは、レッド、グリーン、マゼンタ、イエロー、ブルーとシアンとの組合せを表すカラー、及びブラック、ライトベージュ、及びライトグレーを含む請求項3に記載の方法。
  16. 前記選択されたプロセスカラーは、少なくとも9つのプロセスカラーを含み、及び前記プロセスカラーは、レッド、グリーン、ブルー、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラック、ライトベージュ、及びライトグレーを含む請求項3に記載の方法。
  17. 前記パターニング装置は、9より多いプロセスカラーを有し、前記プロセスカラーは、ホワイト、クリアー、ミディアムグレー、及びタンからなる群から選択される少なくとも1つのカラーをさらに含む請求項16の方法。
  18. 前記ディザリングパレットの確立の前に、前記パターニング装置により再現されるように、前記プロセスカラーと前記ブレンドを、モニターで観察し、前記プロセスカラーと前記ブレンドの見本を有するテストブランケットと視覚的に適合させる請求項15に記載の方法。
  19. 前記その場でのブレンドは、その中にプロセス着色剤が分配された画素の境界を超えて、プロセス着色剤のマイグレーションとなる前記基材上のカラーの形成を含む請求項15に記載の方法で得られる製品。
  20. 前記カラー形成は、前記基材上に前記パターニング装置による過飽和の画素の選択的な形成、前記過飽和の画素に直接に適応する前記パターニング装置による不飽和の画素の選択的な形成、及び前記過飽和の画素から不飽和の画素へのプロセス着色剤のマイグレーションを含む請求項19に記載の方法。
  21. 前記その場でのブレンドは、その中にプロセス着色剤が分配された画素の境界を超えて、プロセス着色剤のマイグレーションとなる前記基材上のカラーの形成を含む請求項16に記載の方法で得られる製品。
  22. 前記カラー形成は、前記基材上に前記パターニング装置による過飽和の画素の選択的な形成、前記過飽和の画素に直接に適応する前記パターニング装置による不飽和の画素の選択的な形成、及び前記過飽和の画素から不飽和の画素へのプロセス着色剤のマイグレーションを含む請求項21に記載の方法。
  23. 前記その場でのブレンドは、その中にプロセス着色剤が分配された画素の境界を超えて、プロセス着色剤のマイグレーションとなる前記基材上のカラーの形成を含む請求項17に記載の方法で得られる製品。
  24. 前記カラー形成は、前記基材上に前記パターニング装置による過飽和の画素の選択的な形成、前記過飽和の画素に直接に適応する前記パターニング装置による不飽和の画素の選択的な形成、及び前記過飽和の画素から不飽和の画素へのプロセス着色剤のマイグレーションを含む請求項23に記載の方法。
  25. 電気的に作動されたパターニング装置を用いて、吸収性基材上に、マルチカラーパターンを作成する方法であって、前記パターンは、前記基材上に個々のカラー画素のアレイとして、限定され、及びもたらされ、前記パターニング装置は、比較的少数の使用可能なプロセスカラーを有し、及び前記パターニングは、プロセスカラーの数よりも実質的に多数のカラーを表示し、
    a)使用可能なマルチカラーターゲットパターンをデジタル形式で作製し、前記基材上に再現する工程、
    b)前記パターニング装置によって使用される、シアン、ブルー、レッド、イエロー、及びグレーを含むプロセスカラーを選択する工程、
    c)前記プロセスカラー及び前記プロセスカラーの前記ブレンドを含むディザリングパレットを確立する工程、
    d)前記ディザリングパレットを用いて、前記ターゲットパターンのディザ画像をディスプレイ装置上にもたらす工程、及び
    e)前記ディザ画像を、画素様のパターニングを行う指示に変換する工程を含むマルチカラーパターン作成方法。
  26. f)前記プロセスカラーに応じたプロセス着色剤を前記パターニング装置に導入し、前記パターニング指示に対応して、前記プロセス着色剤を画素様の形で前記基材に適用する工程をさらに含む請求項25に記載の方法。
  27. 前記パターニング装置は、単一の特定画素内に少なくとも2つの前記着色剤を選択的に分配することにより、前記基材上にプロセス着色剤のその場でのブレンドを作成し得る請求項26に記載の方法。
  28. g)前記パターニング装置のカラーウェイから除かれるべき少なくとも2つの前記プロセス着色剤を含む、プロセス着色剤の1つの組を限定する工程、及び
    h)前記パターニング装置に、置き換える対応プロセス着色剤と同じかまたはより強い色合いを有する各置き換えプロセス着色剤を代用することにより、前記組を含む各プロセスカラーを置き換える工程をさらに含む請求項27に記載の方法。
  29. 前記組を含むプロセス着色剤のパターニング装置内への供給が切れる前に、前記置き換えプロセス着色剤は、前記置き換え着色剤を前記パターニング装置に導入することによって置き換えられる請求項28に記載の方法。
  30. 前記その場でのブレンドは、その中にプロセス着色剤が分配された画素の境界を超えて、プロセス着色剤のマイグレーションとなる前記基材上のカラーの形成を含む請求項29に記載の方法。
  31. 請求項30に記載の方法で得られた製品。
  32. 前記カラー形成は、前記基材上に前記パターニング装置による過飽和の画素の選択的な形成、前記過飽和の画素に直接に適応する前記パターニング装置による不飽和の画素の選択的な形成、及び前記過飽和の画素から不飽和の画素へのプロセス着色剤のマイグレーションを含む請求項30に記載の方法。
  33. 請求項32に記載の方法で得られた製品。
  34. 前記組は、レッド、グレー、及びイエロープロセスカラーに相当するプロセス着色剤を含む請求項28に記載の方法。
  35. プロセス着色剤の取り合わせを用いて吸収性基材にパターンを与える方法であって、前記着色剤は、異なるカラーの液体着色剤が各液体アプリケータを通して基材上に向けられたパターニング装置により画素様型式で与えられ、前記アプリケータは、各々、特定の色の着色剤を用いて供給され、少なくとも1つのアプリケーターに供給されている第1の着色剤は、前記第1の着色剤が前記アプリケータからパージされる前に、前記アプリケータ内で第2の着色剤に置き換えられ、前記第2の着色剤は、前記第1の着色剤と同様の色合い及びそれよりも強い色強度を有し、前記第1の着色剤の使用及び第2の着色剤の使用の間の移行は、基材上に生じる結果的なパターンでは視覚的に控えめである方法。
  36. 前記基材は、床材織物である請求項35に記載の方法。
  37. 請求項37に記載の方法で得られた製品。
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