JP2004531324A - 表面から残屑を除去するための複数の突起を含む使い捨てクリーニングシート - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
本発明は、残屑、例えばヒトの毛髪、ペットの毛、土、埃などを、柔らかい表面例えばカーペット類、室内装飾材料などから除去するための突起を含むクリーニングシートに関する。
【背景技術】
【0002】
表面から、特に柔らかい表面から好ましくない残屑を除去することは、多くの場合において困難である。例えば、カーペット類からペットの毛を除去することは困難である。従来の電気掃除機は、多くの場合カーペット類からペットの毛を除去することにおいて満足のいく働きをしない。たとえ電気掃除機にカーペット類からある程度ペットの毛を除去する能力があるとしても、その重さ及び電源の必要性から、繰り返し電気掃除機を使用することは不便である可能性がある。加えて、ペットの毛が電気掃除機の回転ブラシに絡まり、電気掃除機の掃除又は修理が必要になる可能性もある。
【0003】
柔らかい表面から残屑を除去する問題を解決するために、多くの装置が開示されてきた。例えば、シルバーストローン(Silverstrone)に発行された、米国特許第4,703,538号は、ラグ、床、室内装飾材料を用いた家具、及びその他の表面から土、糸屑などを収集するのに適したクリーニング道具を開示している。シルバーストローン(Silverstrone)のクリーニング道具は、ベルクロ(Velcro)から製造された外部表面を有する円筒形のクリーニング要素と咬合するように外側に広がる一対の脚を有する伸長した柄から成る。円筒を柄の脚に固定して取り付けるため、円板が円筒の端と柄の脚との間に適合される。クリーニング道具は次に清掃される表面全体に押しつけられ、土、糸屑などを収集することができる。しかしながら、消費者が、クリーニング要素が土や糸屑などを集めた後に、円筒形のクリーニング要素を手で掃除しなければならないという点においてこのクリーニング道具は不便である。円筒が柄の脚に固定して取り付けられているため、残屑がベルクロ(Velcro)の中に蓄積する度にクリーニング道具を手で掃除しなければならない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
カーペット類から動物の毛を除去する道具が、バロン(Varon)に発行された米国特許第4,042,995号に開示されている。バロン(Varon)の道具は、ほうきの柄に取り付けられたヘッドから下に伸びる、滑らかに先細加工されたポリエチレン剛毛の領域を備える。追随する端の剛毛の密度は他の場所より大きく、剛毛は前縁鋸歯型に配列される。道具がカーペット類を通って引張られる時に、剛毛は動物の毛を収集する。剛毛はほうきの柄のヘッドに取り外せないように取り付けられている。シルバーストローン(Silverstrone)のクリーニング道具と同様に、バロン(Varon)の道具も、剛毛が残屑を蓄積する度に道具の剛毛を手で掃除しなくてはならないという問題を抱えている。
【0005】
布地から繊維の毛玉及び糸屑を除去する装置が、カラフト(Calafut)に発行された米国特許第5,036,561号に開示されている。カラフト(Calafut)の装置は、支持基材、例えば曲げやすいフォーム・シートを含有し、これは一つの表面上には、布地から毛玉を除去するための280〜600グリット・サイズを有する実質的に均一な粒子の研磨コーティングを有し、もう一つの表面には、布地から糸屑を除去するためのスラント、フック、又はループパイルを有する布地を有する。その装置は人のポケット又はハンドバッグに合う大きさとなる。毛玉を除去するため、装置の研磨側面は布地に対して擦られる。装置の糸屑除去側面は、共通の角度の方向に配置される遊離端を有するパイル生地であり、一方向に引かれた場合に、糸屑をつかみ保持する比較的優れた能力を示し、次いで反対の方向に引かれた場合には、糸屑を容易に解放する。カラフト(Calafut)で明らかに解決されていない一つの問題は、ある種類のフックがある種類の柔らかい表面を潜在的に傷める可能性があることである。カラフト(Calafut)は、柔らかい表面に用い得る異なる種類のフックの間でいかなる区別もしていない。特にカラフト(Calafut)は、糸屑の除去及び表面の安全性の両方を提供できるフックを開示していない。加えて、例えばカーペットのような柔らかい表面は、糸屑ではなくより多量の毛髪を典型的に含み得ることが観察されている。結果として、効率的な毛髪の除去及び糸屑の除去は二つの異なる問題として見なすことができる。カラフト(Calafut)の装置の別の潜在的問題は、それが明らかに使い捨てを意図していない点である。結果として、この装置を再使用可能にするためには、ユーザーが糸屑除去側面をそれが糸屑でいっぱいになる度に掃除する必要がある。
【0006】
ジャフリ(Jaffri)に発行された米国特許第6,014,788号、コックス(Cox)らに発行された米国特許第5,878,034号、及びタワラ(Tawara)らの米国特許出願公開第20020023666A1に記載されたもののような粘着性ローラーを含むその他の種類のクリーニング装置は、カーペット、室内装飾材料及びその他の種類の布地から残屑を除去することが当該技術分野において既知である。しかしながら、これらのローラーの粘着性表面はすぐに埃で覆われてしまい、頻繁に粘着性表面を取り替えなければ更なるクリーニングには無効な粘着剤で覆われた「汚染した」表面になってしまう。
【0007】
従って、ペットの毛などの残屑を柔らかい表面などの表面から除去でき、使用後に消費者が便利に処分できるクリーニングシートを作り出すことが望まれてきた。結果として、クリーニングシートは各使用後に手できれいにされる必要はなく、その代わり使用後に簡単に処分される。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、残屑、特に毛髪を、表面、特にカーペット類又は室内装飾材料のような柔らかい表面から除去するための使い捨てクリーニングシート又はミットに関する。クリーニングシートは、基材及び基材に付着された複数の突起を含む。突起は、フック、スラント型繊維、剛毛、及びそれらの組み合わせから成る群から好ましくは選択される。好ましい実施形態では、クリーニングシートはクリーニング用具に取り外し可能なように取り付けられる。
【0009】
本発明は、表面から、特に毛髪、特にペットの毛のような残屑を除去するのが多くの場合困難であるカーペットのような柔らかい表面から消費者が残屑を除去するための便利な手段を提供する。本クリーニングシート又はミットの突起は清掃される表面から残屑を有効に取り除くことができ、除去された残屑をクリーニングシート中に保持する能力を有する。そのため、消費者は表面を本クリーニングシート又はミットで単に拭くだけでよく、表面をクリーニングした後にそれを簡便に処分することができ、従って残屑をクリーニングシート又はミットと共に捨てることができる。本明細書のクリーニングシート又はミットは、従ってそれ自体が掃除される必要がなく、容易に処分される。
【0010】
本発明は更に、本発明のクリーニングシート又はミットで表面に接触することにより、表面から残屑を除去する方法に関する。本方法で清掃される表面は、好ましくはカーペットのような柔らかい表面である。
【0011】
本明細書に引用されるすべての文献は、その関連部分において本明細書に参考として組み入れられるが、いずれの文献の引用もそれが本発明に関連する先行技術であるとの容認として解釈されるべきではない。
【0012】
本明細書全体にわたって与えられるあらゆる最大の数値的限界は、あらゆるより低い数値的限界を、こうしたより低い数値的限界が本明細書にあたかも明確に記載されたものであるように含むであろうことは理解される必要がある。本明細書全体にわたって与えられるあらゆる最小の数値的限界は、あらゆるより高い数値的限界を、こうしたより高い数値的限界が本明細書に明確に記載されたものであるように含む。本明細書全体にわたって与えられるあらゆる数値的範囲は、このようなより広い数値的範囲内に入る、あらゆるより狭い数値的範囲を、このようなより狭い数値的範囲がすべて本明細書に明確に記載されたものであるように含む。
【0013】
他に指定がない限り、本明細書の明細と実施例と請求の範囲におけるすべての部と比率と百分率は重量基準であり、すべての数値的限定は、当技術分野で許容される通常程度の精度で使用される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
I.(使い捨てクリーニングシート)
本発明の使い捨てクリーニングシートは、基材、及び基材に付着された好ましくはフックである複数の突起を含む。本発明の好ましい実施形態では、クリーニングシートはクリーニング用具に取り外し可能なように取り付けられる。本発明のクリーニングシートは、カーペット又は室内装飾材料のような柔らかい表面から除去するのが典型的には困難である残屑及び汚れを除去するのに特に有用である。ペットの毛及びヒトの毛髪は、カーペット類のような柔らかい表面から除去するのが特に困難である。こうした残屑は、電力を供給された電気掃除機でさえも多くの場合除去するのが困難である。しかしながら、本発明のクリーニングシートは、こうした残屑を柔らかい表面から除去するのに特に有効であり、使用後に簡便に処分できる。従ってクリーニングシートは、クリーニングシート中に収集されたすべての残屑及び汚れと共に、単に使用後に捨てられることができる。
【0015】
本発明の使い捨てクリーニングシートの好ましい実施形態が、図1、3、及び5に示される。図1、3、及び5のクリーニングシートの断面図は、本クリーニングシートの基材に付着された突起を図解しており、それぞれ図2、4、及び6に示される。
【0016】
A.基材
本クリーニングシートに有用な基材には、多種多様な異なる種類の基材が挙げられる。基材は、織布又は不織布であることができ、合成、天然、又はハイブリッド繊維から製造されることができる。基材はまたポリマーフィルムであることもできる。基材は、水流交絡(hydroentanged)、スパンボンド、メルトブローン、カード式などが挙げられるがこれらに限定されない種々の方法により製造されることができる。好ましくは基材は不織布であり、合成繊維から水流交絡、メルトブローン、又はスパンボンド方法により製造される。基材はまたスパンボンド及びメルトブローン層の積層体であることもできる。
【0017】
本発明のクリーニングシートの基材は、織布又は不織布方法のいずれかを用いて、又は特にベルト内で発泡体上に載置された溶融材料を用いた形成工程により、及び/又はフィルムに実施される機械的作用/改造を伴う形成工程により製造されることができる。構造体は幾つもの方法(例えばスパンボンド、メルトブローン、樹脂結合、エアースルー結合など)により製造される。好ましい基材には、スパンボンド基材、メルトブローン基材、水流交絡基材、熱可塑性フィルム基材、エアレイド基材、カード基材、及びこれらの組み合わせから成る群から選択される不織布基材が挙げられる。
【0018】
本クリーニングシートの好ましい不織布基材を形成するために特に好適な材料としては、例えば、天然セルロース誘導体、並びにポリオレフィン(例えば、ポリエチレン及びポリプロピレン)などの合成繊維、ポリエステル、ポリアミド、合成セルロース誘導体(例えば、レーヨン(Rayon(登録商標)))、及びこれらのブレンドが挙げられる。同様に有用なのは、綿又はそのブレンドのような天然繊維、及び様々なセルロース系資源由来のものである。本クリーニングシートの基材を製造するために好ましい出発材料は合成材料であり、これらは、カード構造、スパンボンド構造、メルトブローン構造、エアレイド構造、又はその他の構造形態であってもよい。特に好ましいのはポリエステルであり、特にカードされたポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維、及びポリエチレン繊維である。クリーニングシートが表面、例えばカーペット、室内装飾材料、又はその他の布の表面上を擦る場合の、基材の磨耗及び引き裂きに対する抵抗力は、基材の形態及び繊維組成物を選択する際に重要な要素であり得る。繊維の疎水性又は親水性の程度は、シートの所望の目標に応じて、除去すべき汚れの種類、添加物が存在する場合は提供される添加物の種類、生分解性、利用可能性、及びこうした考慮点の組み合わせのいずれかに関して、更に最適化される。一般に、より生分解性の材料は親水性であるが、より有効な材料は疎水性である傾向がある。
【0019】
基材は、個別の繊維層から形成されることもできるし、又は二以上の別々の層の積層体であることもできる。好ましくは、シートは水流交絡又はスパンボンド方法により製造された不織布である。これに関しては、別個の繊維層の水流交絡に先がけて、交絡によって層を結合する前に各層をわずかに交絡させることが望ましい可能性がある。
【0020】
基材の整合性を強化するために、ポリマーネット(本明細書では「スクリム」材料と呼ばれる)を基材に組み入れることができ、その結果スクリム材料が繊維性材料と、例えば熱又は接着剤のような化学的手段による積層化、又は水流交絡(hydrogentanglement)による積層化を通じて配列される。本明細書で有用なスクリム材料は、米国特許第4,636,419号に詳細に記載されている。スクリムは、押出成形金型で直接形成してもよく、又はフィブリル化又はエンボス加工した後で延伸及び分割することによって押出成形フィルムから得ることもできる。スクリムは、ポリエチレン又はポリプロピレンのようなポリオレフィン、それらのコポリマー、ポリ(ブチレンテレフタレート)、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン6、ナイロン66などから得られてもよい。スクリム材料は、様々な市販元から入手可能である。本発明において有用な好ましいスクリム材料は、コンウェッド・プラスチックス(Conwed Plastics)(ミネソタ州ミネアポリス)より入手可能なポリプロピレンスクリムである。
【0021】
本クリーニングシートの基材は、典型的には、坪量約15〜約195g/m2、好ましくは約20〜約90g/m2、及びより好ましくは約30〜約80g/m2を有する。基材は一以上の繊維層を含むことができる。各繊維層は同じ構造であることもできるし、又は異なる構造であることもできる。
【0022】
本明細書で好ましい基材には、坪量70g/m2を有し、80%のポリプロピレン繊維及び20%のレーヨン繊維を含むカードされた熱接合繊維ウェブが挙げられる。別の好ましい基材は、二つのスパンボンドの外層及びメルトブローンの内層を含む三層積層体であり、坪量48g/m2を有し、100%のポリプロピレンを含む。両方の好ましい基材は、BBAノンウーブンズ(BBA Nonwovens)(米国サウスカロライナ州シンプソンヴィル(Simpsonville))より市販されている。その他の好適な基材は、1998年5月20日出願の米国特許出願番号第09/082,349号、1998年5月20日出願の米国特許出願番号第09/082,396号、及び2000年11月30日出願の米国特許出願番号第09/729,626号に詳細に記載されている。
【0023】
使い捨てクリーニングシートが後に記載するもののような把持部を含むクリーニング用具と共に用いられる場合、基材は、基材の少なくとも一部分が把持部により取り外し可能なように「把持される」ような大きさにされることを、当業者は理解するであろう。
【0024】
B.突起
本発明のクリーニングシートは、本明細書に記載された基材に付着された複数の突起を更に含む。本クリーニングシートの突起は、小片物質、特に動物の毛又はヒトの毛髪の、表面、特にカーペット類、室内装飾材料などの柔らかな表面からの収集を向上させる。好ましい実施形態では、突起は表面の繊維により絡まったり又は捕捉されたりしないように選択される。
【0025】
突起は、フック、スラント型繊維、剛毛などが挙げられるが、これらに限定されない種々の形状であることができる。基材に付着された複数の突起は、すべてが均一な形状であることもできるし、又は異なる形状の組み合わせであることもできる。好ましくは、突起の少なくとも幾つかはフック形の突起である。好ましいフック形突起には、例えば「J型」フック、「プロング型」フック、「キノコ型」フック、「バナナ型」フック、「Y型」フック、「複数先端型」フックなどを含む種々の種類が挙げられる。
【0026】
本クリーニングシートに組み込まれる突起は、種々の材料から製造されることができる。例えば、突起はポリマー、ポリマー樹脂などが挙げられるが、これらに限定されない材料から形成されることができ、好ましくは熱可塑性樹脂から形成されることができる。熱可塑性樹脂は、好ましくは熱可塑性ポリマーを含み、及び好ましくは更に粘着付与樹脂、可塑剤、及びその他の任意成分、例えば希釈剤、安定剤、酸化防止剤、着色剤、及び充填剤を含むことができる。好適な粘着付与樹脂及び可塑剤は、2001年3月30日出願のカチャー(Kacher)らによる同時係属米国特許出願番号第09/821,953号に記載されている。
【0027】
本クリーニングシートの突起を形成する好ましい材料は、熱可塑性樹脂である。本明細書の熱可塑性樹脂は、典型的には軟化温度約45℃〜約260℃、より好ましくは約80℃〜約200℃、及び更により好ましくは約90℃〜約180℃を有する。熱可塑性樹脂の「軟化温度」は、標準方法、ASTM D1525により測定されることができる。
【0028】
好ましい熱可塑性樹脂は:コポリマーがブタジエン、アクリロニトリル、ジビニルベンゼン、無水マレイン酸から成る群から選択されるスチレンコポリマーブレンド;ポリスチレンエンドブロック及びポリイソプレン、ポリブタジエン、及び/又はポリエチレン−ブチレンミッドブロックを含有するブロックコポリマー;例えばポリエチレン、ポリプロピレン、非晶性ポリプロピレン、ポリイソプレン、及びポリエチレンプロピレンなどのポリオレフィン;エチレン−ビニルアセテートコポリマー;アクリロニトリル−ブタジエンコポリマー;ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル;ナイロン6及びナイロン11などのポリアミド;ポリイソブチレン;ポリ(ビニルエチレン−コ−1,4−ブタジエン);天然ゴム[ポリシス−イソプレン];ポリアクリル酸及びその塩;ポリメタクリル酸及びその塩;ポリジメチルシロキサン;ポリジフェニルシロキサン;ポリメチルフェニルシロキサン;ポリビニルアルコール;ポリ塩化ビニル;ポリ塩化ビニリデン;ポリウレタン;及びこれらの混合物から成る群から選択される熱可塑性ポリマーを含む。
【0029】
好ましくは、突起を形成するために用いられる熱可塑性樹脂は、ある程度の弾性を有する。弾性の程度はヤング係数に関連し、これは所与の物質の、引張応力の伸びひずみに対する比である。ヤング係数の値は、可逆的縦変形に対する物質の抵抗力を示す。単純化すると、それは標本の長さを二倍にするために必要な理論的応力又は力として考えることができる。W.J.ロフ(W.J.Roff)らにより編集された(complied)『一般的ポリマー−繊維、フィルム、プラスチック、及びゴムの便覧』(1971年)は、多数の物質のヤング係数を記載している。ヤング係数は、ASTM D797として既知の標準方法を用いて測定されることができる。本発明の熱可塑性樹脂/ポリマーが長繊維、糸、又は線の形態であり、及び湿度が結果に影響し得る場合は相対湿度が65%である時の、20℃〜25℃における前記樹脂/ポリマーのヤング係数の典型的な値が、次の表に示されている。
【0030】
【表1】
本クリーニングシートの好ましい突起は、ヤング係数約1〜約1500kN/m2(x10-4)、好ましくは約50〜約1000kN/m2(x10-4)、及びより好ましくは約75〜約750kN/m2(x10-4)を有する材料から形成される。
【0031】
本クリーニングシートの突起を形成するために、本明細書において好ましい熱可塑性樹脂には、ポリエチレン(低密度、高密度、及び/又は架橋されていることもできる)、ポリプロピレン(単繊維、又は連続長繊維)、及びこれらの混合物が挙げられる。
【0032】
一般に、突起は基材に、突起が基材の少なくとも一つの外側表面の表面積の約5%〜約100%、好ましくは約10%〜約70%、及びより好ましくは約15%〜約60%を覆うように付着される。突起はクリーニングシートの基材の一つの外側表面にのみ付着されることもできるが、突起はまた両方の外側表面に付着されることもできる。その外側表面の一つにのみ突起を含むクリーニングシートは、クリーニング用具のモップヘッドに取り付けられることができるが、それは基材の突起を含まない外側表面が、モップヘッドの底部表面に相対して位置するように、一方突起が付着されたもう一つの外側表面は清掃される表面に接触することができるように取り付けられることを、当業者は理解するであろう。
【0033】
一つの実施形態では、クリーニングシートがモップヘッドに取り付けられる場合に、モップヘッドの端(又は両端)及び/又は上部を覆うクリーニングシートの一部分は幾つかの突起を含むように、突起は基材に付着されることができる。この実施形態は、垂直な表面から残屑を除去するのに特に有用である可能性がある。
【0034】
突起は典型的には本明細書の基材に突起の列を成した形状で付着される。突起は一般に、所与の列の二つの連続した突起との間の距離が、少なくとも0.15mm、約0.2〜約10mm、好ましくは約0.2〜約5mm、好ましくは約0.3〜約5mm、より好ましくは約0.6〜約3mm、更により好ましくは約0.8〜約3mm、及び最も好ましくは約0.9〜約2mmであるように位置付けられる。平方センチメートル当たりの突起の数は典型的には約1〜約1000、好ましくは約10〜約100、及びより好ましくは約20〜約50である。一つの実施形態では、二以上の突起は共通の基部を共有することができ、次いで別々になるように外側に開くことができる。
【0035】
以上に論じたように、本クリーニングシートの突起は種々の形状をとることができる。例えば、突起はスラント型繊維であることができる。スラント型繊維は、スラント型繊維が清掃される表面から残屑を取り除くことができるように、十分な弾力性(例えば低弾性)をスラント型繊維に提供するために十分なヤング係数を好ましくは有する。スラント型繊維は、基材に対して鋭角に基材から伸びるまっすぐな突起である。
突起はまた剛毛を含むことができ、それらは基材から垂直にまっすぐ伸びて基材と90°の角を形成することを除いて、スラント型繊維に類似している。
【0036】
しかしながら、本明細書の好ましい突起はフック形突起である。フック形突起は、それ自体が種々の形状であることができる。好ましいフック形突起には、以降で記載するように、例えば「J型」フック、「プロング型フック」、「キノコ型」フック、「バナナ型」フック、「Y型」フック、「複数先端型」フックなどが挙げられる。
【0037】
本クリーニングシートは複数の突起を含み、これらはすべてが同じ形状であることもできるし、又は二以上の異なる形状を有する突起の組み合わせであることもできる。同じ方向にすべてが向いている、又は異なる方向を指している複数の突起を有することもまた可能である。突起の形状及び弾力性は、清掃を所望する表面、特にカーペット、室内装飾材料などの柔らかい表面に基づいて好ましくは選択される。残屑除去及び表面上でのクリーニングシートの容易な移動について最良をもたらすために、突起の形状及び弾力性はまた清掃されるカーペット又は室内装飾材料の種類に基づいて選択されることができる。例えば、フラシ天カーペットには、より強いフック(例えば、フックの咬合末端において弾性がより小さく及び/又は曲がりがより強い)が用いられることができ、一方、それほど強くないフック(例えば、フックの咬合末端において弾性がより大きいく及び/又は曲がりがより弱い)は、ベルベルカーペットのようなループ型のカーペットに好ましい。典型的には、突起が細くなるほど、及び個々の突起間の距離が大きくなるほど、結果として得られるクリーニングシートはより弱くなる。
【0038】
好ましくはクリーニングシートが表面上を移動する又は拭うことにより、本クリーニングシートが清掃される表面に接触する場合に、本クリーニングシートの突起は表面から残屑を取り除く、表面から残屑を除去する、及び残屑をクリーニングシート上に保持することができる。残屑がクリーニングシート中に保持されるため、ユーザーが表面のクリーニングを終了すると、ユーザーはクリーニングシートを、クリーニングシートにより保持された残屑と共に単に処分することが可能である。
【0039】
フック形突起は、毛髪、特に動物のペットの毛をカーペットのような柔らかい表面から除去するのに特に有効である。
【0040】
(好ましいフック形突起)
本明細書で論じたように、本使い捨てクリーニングシートの突起の少なくとも幾つかはフック形突起であることが好ましい。フック形突起は、一般に基部、茎部、咬合末端を含み、突起の基部に垂直な平面に関して対称又は非対称のいずれかであることができる。突起の基部はフック形の突起を基材に固定し、個々のフックを互いに接続することができる。突起の咬合末端は、残屑を清掃される表面から取り除き、保持するのを助ける。フック形突起の咬合末端は、ペットの毛を含む毛髪をカーペット類から取り除き、保持するのに特に有用であり得る。
【0041】
本明細書で好ましいフックの形状には、J型フック、プロング型フック、キノコ型フック、バナナ型フック、Y型フック、複数先端型フックなどが挙げられるが、これらに限定されない。本明細書で好適なフック形突起の非限定的例は、図7〜10に示される。
【0042】
好ましいフックの形状は、以下に定義されるパラメータ、例えば:全高(mm);傾斜(度);先端直径(mm);曲がり(度);長さ(mm);正面茎部幅(mm);1/3の高さでの側面茎部幅(mm);2/3の高さでの側面茎部幅(mm)と1/3の高さでの側面茎部幅(mm)との比;垂直方向のフックギャップ(mm)と全高(mm)との比;水平フック開口部(mm);及び垂直方向のフック開口部(mm)に基づいて選択されることができる。好ましいフックの形状は、本クリーニングシートによる清掃を所望する表面の種類に基づいて、これらの特定のパラメータにより選択されることができる。
【0043】
本クリーニングシートの好ましいフック形突起は、次のパラメータの一以上を示す:
(a)総高約0.5〜約80mm、好ましくは約0.25〜約6.0mm、及びより好ましくは約1.5〜約3mm;
(b)傾斜約15〜約90、好ましくは約40〜約90、及びより好ましくは約75〜約85;
(c)先端直径約0.002〜約10mm、好ましくは約0.01〜約1.0mm、及びより好ましくは約0.03〜約0.5mm;
(d)曲がり約0〜約630、好ましくは約1〜約180、及びより好ましくは約75〜約160;
(e)正面茎部幅少なくとも約0.05mm、好ましくは約0.1〜約1mm、より好ましくは約0.15〜約0.3mm、及び最も好ましくは約0.2〜約0.3mm;
(f)1/3の高さでの側面茎部幅約0.02〜約5mm、好ましくは約0.05〜約2.5mm、及びより好ましくは約0.1〜約0.25mm;
(g)2/3の高さでの側面茎部幅(mm)と1/3の高さでの側面茎部幅(mm)との比約2:5〜約1:1、好ましくは約1:2〜約0.95:1、及びより好ましくは約3:5〜約0.9:1;
(h)長さ約0.001〜約25mm、好ましくは約0.01〜約10mm、及びより好ましくは約0.8〜約4mm;
(i) 垂直フック開口部と総高との比約1:20〜約1:1、好ましくは約2:5〜約1:1、及びより好ましくは約4:5〜約1:1;
(j)水平フック開口部約0.05〜約0.2mm、好ましくは約0.07〜約1.2mm、及びより好ましくは約0.1〜約0.5mm;及び/又は
(k)垂直フック開口部約0.05〜約0.2mm、好ましくは約0.07〜約1.2mm、及びより好ましくは約0.1〜約0.5mm。
本明細書の好ましいフック形突起は、清掃される表面に応じて、こうしたパラメータの種々の組み合わせを有する。
【0044】
(J形フック)
図7は、本使い捨てクリーニングシートの突起として好適なJ型フック70の側面図である。図7を参照すると、好ましいJ型フック70は、一般に基部71、茎部72、及び咬合末端73を有する。J型フック70の基部71は基材74に付着される。咬合末端73の末端は先端75である。J型フック70の頂点76は、基部71から垂直方向に最も遠い点である。J型フック70の全高77は、頂点76と基部71との間の垂直距離としてミリメートルで測定される。
【0045】
1/3の高さ78での側面茎部幅は、図7に示されるように、基部71から全高77の1/3に等しい垂直距離での茎部72の側面水平幅として測定される。2/3の高さ79での側面茎部幅は、基部71から全高77の2/3に等しい垂直距離での茎部72の水平幅として測定される。
【0046】
正面茎部幅90は、図13に示されるように、基部71から全高77の1/3に等しい垂直距離での茎部72の正面水平幅として測定される。
【0047】
J型フックは縦軸80を有する。本明細書で使用する時、用語「縦軸」とは、茎部72の遠心端を通って咬合末端73の先端75まで縦に突き出る、基部71の専有面積で一般に中心となる想像線を指す。J型フック70の長さは、縦軸80の長さと等しい。
【0048】
J型フック70の曲がり81は:(a)J型フック70の頂点76を通る垂線と、(b)咬合末端73の先端75、及び縦軸80と頂点76を通る垂線との交点を通る線との間の角度である。
【0049】
J型フック70の傾斜82は:(a)2/3の高さ79での茎部幅の遠位点83を通る接線であって、突起の対称面に含まれる接線と、(b)J型フック70の基部71との間の角度である。
【0050】
垂直方向のフックギャップ84は:(a)咬合末端73の先端75を通る水平線と、(b)J型フック70の基部71との間の垂直距離である。
【0051】
水平フック開口部85は:(a)咬合末端73の先端75を通る水平線が茎部72と交わる点86と、(b)咬合末端73の先端75との間の水平距離である。
【0052】
垂直方向のフック開口部87は:(a)基盤71からの垂直距離が最大である、咬合末端73の内部表面の点88と、(b)咬合末端73の先端75との間の垂直距離である。
【0053】
(プロング型フック)
図8は、本使い捨てクリーニングシートの突起として好適なプロング型フック170の側面図である。図8のプロング型フック170は、図7のJ型フック70と同様のパラメータにより定義される。プロング型フック170の特徴は、1から始まる三桁の数字として識別され、図7のJ型フック70の特徴に対応している。
【0054】
(キノコ型フック)
図9は、本使い捨てクリーニングシートの突起として好適なキノコ型フック270の側面図である。図9のキノコ型フック270は、図7のJ型フック70のパラメータと同様のパラメータにより定義される。キノコ型フック270の特徴は、2から始まる三桁の数字として識別され、図7のJ型フック70の特徴に対応している。
【0055】
(バナナ型フック)
図10は、本使い捨てクリーニングシートの突起として好適なバナナ型フック370の側面図である。図10のバナナ型フック370は、図7のJ型フック70のパラメータと同様のパラメータにより定義される。バナナ型フック370の特徴は、3から始まる三桁の数字として識別され、図7のJ型フック70の特徴に対応している。一つの実施形態では、バナナ型フックは、フックの茎部の同じ高さから伸び、異なる方向を指している少なくとも一つの、好ましくは二つの咬合末端を更に含むJ型又はプロング型フックに擬することができる。
【0056】
(Y型フック)
図11は、本使い捨てクリーニングシートの突起として好適なY型フック470の側面図である。図11のY型フック470は、図7のJ型フックのパラメータと同様のパラメータにより定義される。Y型フック470の特徴は、4から始まる三桁の数字として識別され、図7のJ型フック70の特徴に対応している。一つの実施形態では、Y型フック470は、同じ基部及び茎部を「共有する」が、反対の方向を向く二つの咬合末端を有する二つのJ型フック又は二つのプロング型フックに擬することができる。
【0057】
(複数先端型フック)
図12は、本使い捨てクリーニングシートの突起として好適な複数先端型フック570の側面図である。図12の複数先端型フック570は、図7のJ型フック70のパラメータと同様のパラメータにより定義される。バナナ型フック570の特徴は、5から始まる三桁の数字として識別され、図7のJ型フック70の特徴に対応している。複数先端型フックとは、基部、茎部、及び少なくとも三つの咬合末端を含む突起を意味する。本発明の一つの実施形態では、複数先端型フックは、同じ基部及び茎部を「共有する」が、異なる方向を指す三つの咬合末端を有する少なくとも三つのJ型又はプロング型フックに擬することができる。別の実施形態では、複数先端型フックは、前述のように、フックの茎部の異なる高さから伸び、同じ又は異なる方向を指している複数の咬合末端を含むバナナ型フックに擬することができる。
【0058】
本発明の一つの実施形態では、前述のフック型突起は基材上に、これらの突起の対称面が、図1に示されるようにシートの側端に対して実質的に平行であるように配置されてシートを形成することができる。フックのこの配置は、例えばフックの少なくとも一列を基材上に設置することにより達成できるが、その場合は、すべてのこれらのフックがこの列に垂直である対称面を有し、この列が図1に示されるようにシートの側端に対して垂直であるように設置する。突起の列は実質的に直線状であることができるが、その他の形態、形状、及び/又は構成を用いてもよく、同じ利益を提供する可能性があることを当業者は理解するであろう。例えば突起は、それらが円、正弦波、弧、又はいかなるその他の直線又は非直線の形状を形成するように配置されることができる。
【0059】
本発明の別の実施形態では、フック型突起は基材上に、これらの突起の対称面がシートの側端に関してある角度で曲がるように配置されることができる。この結果は、例えばフックの少なくとも一つの列を基材上に、この実質的に直線状の突起の列91が、図14に示されるように、シートの側端に対して垂直でないように設置することにより達成できる。この結果を達成する別の可能性のある手段は、フックの製造工程の間にフックをある角度で曲げることである。予めある角度で曲げられたフックのストリップ92は、図15に概略的に示されるように、次に各ストリップがシートの側端に対して垂直であるように、基材に取り付けられることができる。フックの対称面と側端(plan)の一つとの間の角度は約0度と55度との間、好ましくは3度と45度との間、及び最も好ましくは3度と30度との間により構成されることができる。突起の対称面とシートの側端(plan)の一つとの間の角の前述の値は絶対値で与えられるが、また選択した関係によっては負の値であることもできることを、当業者は理解するであろう。図15に概略的に示される本発明の別の実施形態では、突起の列は、すべてが対称面を有するが、シートの側端の一つに関して異なる角度を有する突起の組み合わせを含む。こうした組み合わせの非限定的例は、−45度で曲げられた突起、0度で曲げられた突起(即ち、シートの側端に対して平行である)、及び+45度で曲げられた突起を含む列93であることができる。異なる角度を有するフックのその他の組み合わせが可能であり、同じ利益を提供する可能性があることを、当業者は理解するであろう。
【0060】
本発明の別の実施形態では、フック型突起は基材上に位置付けられ、対称面を持たない。これは例えば個別の先端を有するフック70’の場合であり得、この場合は、図16(側面図)及び17(正面図)に概略的に示されるように、このフックの縦軸80’は、フックの基部に対して垂直な平面にその全体を含まれない。この実施形態では、フックの先端75’は、例えばスクリューの先端のように基部に対して垂直な平面から外へ撚り合わされているように見える。
【0061】
本発明の別の実施形態では、シートの側端に対して平行である対称面を有するフック、及び/又はシートの側端に関してある角度で曲げられた対称面を有するフック、及び/又は対称面を有しないフックの組み合わせがシート上に配置されることができる。
【0062】
1.(突起の製造方法)
本明細書の突起は種々の方法で製作することができる。例えば、本明細書の突起は押出成形方法、カットループ形成方法、改良グラビア印刷方法、スクリーン印刷方法などにより製作することができる。
【0063】
突起は好ましくは押出成形方法により製作される。好ましい押出成形方法は、基部を一体的に成形すること、及び基部の長さ及び幅の少なくとも一部分に沿って伸びる列に分かれて間隔をあける、複数の突起を形成することを含む。基部と突起が同じ組成物であることが好ましい。突起、特に本明細書に開示された好ましいフック形突起を製作するための押出成形方法は、米国特許第5,614,045号、第4,056,593号、及び第4,872,243号に記載されている。それによって製作された押し出し突起は、基部を含むことができ、その基部の上には、接着テープ又は接着剤物質が、突起を本クリーニングシートの基材に付着するために適用され得る。本クリーニングシート用の好適な押し出し突起は、アプリックス社(APLIX(登録商標)Inc.)より市販されている。これらの参考文献は、ファスナーシステムのためのフック形突起を製造する方法を開示しているが、同じ方法が本発明の突起を製造するために適用され得る。一つの実施形態では、複数の突起を含むストリップは、第一に少なくとも一つの側に縦の「肋骨状のうね」を含む材料のストリップを押し出すこと、及び第二に実質的にフック形の突起が得られるように、これらの肋骨状のうねを横切って切り込みを入れることにより製造される。切り込みを入れる前にフック形の突起間の空間を増やすために、この材料のストリップを練条機中で引き伸ばすことは好ましい可能性がある。
【0064】
突起を製造する別の方法には、2000年8月、チェイカ(Cejka)らに発行された、米国特許第6,106,922号に記載されるもののような共押し出し方法が挙げられる。この方法では、溶融可能であり得、異なる特性を有する材料の二つの層が突起を形成するために、これらの突起が第一の材料のコア及び第二の材料で形成された外層を含むように共押し出しされる。
【0065】
突起を製造する別の方法には、カットループ形成方法が挙げられる。カットループ方法は、フックファスナーシステムを製造するために普通は用いられ、一連の比較的堅いループを表面上に作り上げること、及びこれらのループを切断して、長い曲線状の辺を形成し、それがフック及びより短いまっすぐな突起(例えば剛毛)を形成することを含む。カットループ形成方法は、米国特許第3,785,012号に記載されている。カットループ形成方法により製造された好適なフック形突起には、ベルクロ・インダストリーズB.V.(Velcro Industries B.V.)より、商品名ベルクロ(VELCRO(登録商標))として市販されているものが挙げられる。好ましいカットループフックには、ベルクロモデル#088(VELCRO(登録商標)Model #088)、及び市販のヘア・カーラーで用いられるカットループフックが挙げられる。押し出し突起のように、カットループ突起は、基部を含むことができ、その基部の上には、接着テープ又は接着剤物質が、突起を本クリーニングシートの基材に付着するために適用され得る。
【0066】
突起はまた、改良グラビア印刷方法、又はスクリーン印刷方法を用いて製作することができ、これは熱可塑性樹脂/ポリマーをその溶融状態で別個の単位で基材上に印刷し、熱可塑性樹脂/ポリマーの一部を、切断する前に伸長させる方法で材料を切断し、伸長した溶融材料を「凝固」させることにより、結果として突起を製造する。これらの「印刷された」突起及び方法、並びにこうした「印刷された」突起を製造するための装置は、1993年7月27日にデニスA.トーマス(Dennis A.Thomas)に発行された米国特許第5,230,851号;1991年10月22日にデニスA.トーマス(Dennis A.Thomas)及びテッドL.ブラニー(Ted L.Blaney)に発行された米国特許第5,058,247号;並びに1992年5月26日にデニスA.トーマス(Dennis A.Thomas)及びデビッドJ.K.ゴウレイ(David J.K.Goulait)に発行された米国特許第5,116,563号に、より十分に詳述されている。
【0067】
「印刷された」突起を、縦方向に合わせる方法は、1993年1月19日にデニスA.トーマス(Dennis A.Thomas)、デビッドJ.K.ゴウレイ(David J.K.Goulait)、及びロバートG.コックス. ジュニア(Robert G.Cox,Jr.)に発行された米国特許第5,180,534号に開示されている。
【0068】
2.(突起の基材への付着)
突起は、本クリーニングシートの基材とは別個の基部材料上に、突起を有する材料のストリップを作成するために形成されることができ、次いで切断され、クリーニングシートの基材に付着されることができる。押出成形又はカットループ形成のような方法は、基部材料上に突起を形成するために用いられることができる。これらの方法では、その上に突起が形成される基部材料は、突起及び/又は基部材料の基材ヘの付着を促進するためにそこに適用される、接着テープ又は接着剤物質、好ましくはホットメルトの感圧接着剤を典型的には有する。突起のストリップはまた基材に熱接合により付着されることができる。別の実施形態では、接着剤物質が、これはホットメルト接着剤であることができるが、最初に基材に適用される。次に、複数の突起を含む一以上のストリップが、接着剤がコーティングされた基材に適用される。
【0069】
基部は複数の突起を含むことができ、基部は基材に個別の成形として、又は複数のストリップとして付着されることができる。好ましい実施形態では、複数の突起を含む基部の複数のストリップは、互いに平行に基材に適用され、各ストリップは突起の形状の同じ又は異なる組み合わせを有する。
【0070】
別の実施形態では、少なくとも一つの表面上に突起を含む基部材料のストリップは、クリーニング用具又はクリーニングミットのようなクリーニング装置に取り外し可能なように取り付けられることができるか、又は更には追加的装置の必要性なしに手で用いることができる。非限定的例は、前述のもののように、少なくとも一つの表面上に複数の突起を含み、またストリップをクリーニング装置に固定する手段を有する、基部材料のストリップであることができる。ストリップを固定する手段の好適な例は、ストリップとクリーニング装置が接触する場合にストリップがクリーニング装置の周囲に保持されるように、ストリップの表面及び/又はクリーニング装置の表面に適用される感圧接着剤、あらゆる種類のゴムバンド、ループ又はフックファスナーと咬合するフック又はループファスナー、機械的手段、例えば把持部又はクリップ、及びこれらのあらゆる組み合わせであることができる。
【0071】
突起はまた本クリーニングシートの基材上に、クリーニングシートが製造される時に直接形成されることができ、突起の配向性は、上記に参照した特許の方法に従って個々の突起を方位角によって曲げることにより制御することができる。この態様では、突起は本クリーニングシートの基材上に直接「印刷」されることができる。
【0072】
(基部上の突起の局所的分布)
本発明の一つの実施形態では、基部又は材料のストリップは、基材とは別個であり、少なくとも一列の突起を含む。突起の奇数の列が、材料のストリップ上に形成されることもできるが、偶数の列が好ましい可能性がある。各列上の突起の局所的分布及び配向性は、シートの表面上での滑り又は摩擦係数、並びにそのクリーニング性能に影響する可能性がある。ストリップを形成する基部材料が二列のプロング型突起を含む場合は、図18及び図19に示されるように、四つの可能性のある配置が基部を製造するために用いられることができる。例えば、ストリップ94又は95は、同じ方向を指す二列の突起を含むことができる。突起の第一の列が突起の第二の列と向き合う突起を含むストリップ96を有することもまた可能である。反対の方向を指す突起の二列を有するストリップ97を有することもまた可能である。基部材料により多くの列が形成されるほど、これらの列のより多くの配置が作成され得ることを当業者は理解するであろう。Nが列の数と等しい整数である場合、配置の数は数式:
【0073】
【数1】
を用いて決定することができる。図20に示される好ましい実施形態では、基部材料は突起の四つの列を含み、二つの外側の列は反対の方向を指し、二つの内側の列は互いに向き合っている。いかなる理論によっても限定されることを意図しないが、この配置はより良好な毛髪の収集に特に好適であるが、これは二つの内側の列が、「プライヤー」のように作用することにより毛髪を「捕らえる」ことができるためであると考えられる。感圧接着剤のような添加物99が、突起に又はその代わりとして突起の列の間に適用される場合には、これは特に真実である。加えて、突起のこの二方向分布は、シートが柔らかな表面上を前後に移動する場合に毛髪の収集を改善する。前述の配置の数は、個別の列の突起が同じ方向を指しているという仮定のもとに与えられること、及びこれは製造を容易にするために好ましい可能性があることを当業者は理解するであろう。しかしながら、個別の列のすべての突起が同じ方向を指していない突起の列を有する可能性もあることが理解される。突起の数列を含む基部材料が基材に取り付けられ得るが、突起の個別の列を含む基部材料の幾つかの「ストリップ」が基材に取り付けられてシートを形成する場合も、同じ利益を得られる可能性があることを当業者はまた理解するであろう。
【0074】
カーペット類の上で用具と共に用いられる一つの実施形態では、約50%未満、好ましくは約33%未満の突起が低密度ポリエチレン、又はあらゆる同等の柔らかいポリマーから製造され、及び約50%を超える、好ましくは約67%を超える、より好ましくは100%の突起がポリプロピレン、又は同様の堅さを有するあらゆる同等のポリマーから製造される。正面茎部幅が約0.15mm〜約0.30mm、及び列内の突起間の距離が約0.6〜約1.8mm、更により好ましくは約1.0〜約1.5mmであることはまた好ましい可能性がある。好ましい実施形態では、クリーニングシートはプロング型突起を含む。好ましくは、50%を超える突起はプロング型突起であり、更により好ましくは85%を超える突起はプロング型突起である。
【0075】
別の実施形態では、室内装飾材料上で、手で使用することができるクリーニングシートは、低密度ポリエチレン又はあらゆる同等の柔らかいポリマーから製造される突起を少なくとも約33%、好ましくは少なくとも約75%、より好ましくは100%含み、ポリプロピレン又は同様の堅さを有するあらゆる同等のポリマーから製造された突起を約67%未満、好ましくは25%未満含む。約0.15mmと約0.30mmとの間、好ましくは約0.15mmと約0.25mmとの間から構成される正面茎部幅を有する突起、及び所与の列内の連続する二つの突起間の距離が約0.6mmと約1.8mmとの間、好ましくは約0.9mmと約1.8mmとの間から構成されるような突起の列を有することは好ましい可能性がある。このクリーニングシートの突起が優位にプロングであり、好ましくは約50%と約100%との間の突起がプロング型突起であり、より好ましくは約80%を超える突起がプロング型突起であることはまた好ましい可能性がある。
【0076】
(突起の領域適用)
本クリーニングシートの突起は無作為のパターンで、又は作為的パターンで本クリーニングシートの基材上に分配することができる。突起はクリーニングシートの基材に関して、一以上の別個の「領域」に配置することができ、その際各領域は複数の突起を含む。各領域は、突起を含まない基材の区域に典型的には隣接している。
【0077】
本クリーニングシートは好ましくは、突起の少なくとも二つの別個の領域、より好ましくは突起の少なくとも三つの別個の領域、及び更により好ましくは突起の少なくとも四つの別個の領域を含み、その際各領域は複数の突起を含む。
【0078】
例えば、図1は本発明のクリーニングシート10を描いており、その際突起12は基材14に、二つの別個の領域16において付着しており、その際各領域16は複数の突起12を含む。図2は、図1のクリーニングシート10の断面図であり、各領域16内の突起12の配置を示している。
【0079】
図3は本発明のクリーニングシート30の別の実施形態を描いており、その際突起32はクリーニングシート30の基材34に、二つの別個の領域36において付着しており、その際各領域36は、チェッカー盤のパターンに配置された複数の突起32及びポリマー添加物質38を含む。図4は、図3のクリーニングシート30の断面図であり、各領域36内の突起32及びポリマー添加物質38の配置を示している。この実施形態では、ポリマー添加物質38の高さは、基材34に関して、少なくとも幾つかの突起32の高さと好ましくは同等であるか又はより高い。
【0080】
図5は本発明のクリーニングシート50の別の実施形態を示し、その際突起52、53はクリーニングシート50の基材54に、六つの別個の領域56、57にて付着し、その際各領域56、57は複数の突起52、53を含む。接着剤物質58は、突起52、53の別個の領域56、57の間に配置される。図6は、図5のクリーニングシートの断面図であり、ある領域56はプロング型突起52のみを含有し、一方他の領域57は、プロング型突起52とキノコ型突起53の組み合わせを含有することを示している。図6はまた、突起52、53の別個の領域56、57の間の基材54に付着された接着剤物質58を示している。
【0081】
好ましい実施形態では、クリーニングシートがクリーニング用具のモップヘッドに取り付けられた場合、突起がモップの底部表面(及び/又は側面)に配列されて清掃される表面と接触するように、突起は、クリーニングシートの基材上で、基材上の中央にある領域に配置される。複数の突起を含む中央の領域に隣接する、クリーニングシートの基材区域は突起を含まず、図11に示されるように、クリーニングシートをクリーニング用具のモップヘッドに取り付けるために用いられることができる。
【0082】
別の好ましい実施形態では、本発明のクリーニングシートがクリーニング用具のモップヘッドに取り付けられる場合、複数の突起が、モップヘッドの先導する及び/又は追随する端に沿った領域又はモップヘッドの垂直な端の周囲の領域において基材に付着される。
【0083】
更に別の実施形態では、クリーニングシートは前述の突起のいかなるもの、突起の組み合わせ、突起の列及び/又は突起の領域適用を、シートの両側に含むことができる。この実施形態は個別のシートの「利用度」を二倍にする利益を提供する。ユーザーは、後述するように、単にシートをクリーニング用具に取り付け、柔らかい表面を清掃するためにそれを用いることができる。シートが毛髪又は小片で「飽和して」見える場合は、ユーザーは単にシートを用具から取り外し、シートのまだ清潔な側で柔らかい表面を清掃するために用いることができるように、再度シートを取り付けることができる。
【0084】
C.添加物質
本使い捨てクリーニングシートは任意選択的ではあるが好ましくは添加物質を更に含むことができる。清掃される表面から除去された残屑、特に小さい小片物質をより良好に保持する本クリーニングシートの能力を強化するために添加物質を本クリーニングシートの基材に付着することができる。
【0085】
数多くの添加物質が、本発明のクリーニングシートに組み込むのに好適であり得る。本クリーニングシートに特に有用な本発明の好ましい添加物はポリマー添加物であり、とりわけ特定のタック値、接着仕事値、凝集力/接着力の比、糸引き値、Tg値、及び/又は分子量などの特定の接着特性を有するものである。本発明のその他の任意添加物質には、蝋、油、粉末、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。添加物質は、埃、糸屑、及び毛髪のような細かい小片状物質、及び特にパン屑、土、砂、毛髪、食物砕片、草刈り屑、及びマルチのような家庭内の床及び表面に典型的に見られるより大きい小片物質の収集を改善するために選択される。加えて、添加物質の種類及び量は、清掃される表面上を容易に滑るクリーニングシートの能力を維持しながら、クリーニングシートの小片物質の収集を改善するために注意深く選択される。組み込まれた添加物の結果としてクリーニングシートが粘着し過ぎる場合には、クリーニングシートは表面上を容易に滑らず、消費者の不満足の原因となる。
【0086】
好ましいポリマー添加物には、感圧接着剤、粘着性ポリマー、及びこれらの混合物からなる群から選択されるものが挙げられるが、これらに限定されない。好適な感圧接着剤は、接着性ポリマーを含み、任意選択的に、粘着付与樹脂、可塑剤、及び/又はその他の任意構成成分と組み合わせられる。好適な粘着性ポリマーとしては、ポリイソブチレンポリマー、N−デシルメタクリレートポリマー、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
【0087】
本クリーニングシートに組み込むために好ましい感圧接着剤は、接着仕事値、タック値、凝集力/接着力の比、及び糸引き値を含む感圧接着剤の接着特性に基づいて選択される。これらの接着特性、及びこうした接着特性を測定する方法については、2001年3月30日出願のカチャー(Kacher)らによる同時係属米国特許出願番号第09/821,953号に詳細に記載されている。
【0088】
好ましい感圧接着剤は5グラム圧力時の接着仕事値として、典型的には約130〜約1000、好ましくは約160〜約750、及びより好ましくは約250〜約650を示す。
一般に、感圧接着剤の5グラム圧力時のタック値は、約100〜約500、好ましくは約150〜約400、及びより好ましくは約200〜約350である。
本感圧接着剤の5グラム圧力時の典型的な凝集力/接着力の比は、約0.2〜約30、好ましくは約1.0〜約6.0、及びより好ましくは約3.0〜約6.0である。
本感圧接着剤は5グラム圧力時の糸引き値として、通常約2.5〜約12.0、好ましくは約2.5〜約8.5、及びより好ましくは約3.0〜約5.0を有する。
【0089】
本クリーニングシートで用いる好ましい感圧接着剤の例には、H.B.フラー社(H.B.Fuller Company)より商品名HL−1496、HL−1500、HM−1597、HM−1902、HM−1972、HM−2713などとして市販されている一連の感圧接着剤が挙げられるが、これらに限定されない。その他の好ましい感圧接着剤には、ローム・アンド・ハース社(Rohm & Haas Company)より商品名ロボンド(ROBOND(登録商標))PS 75R、ロボンド(ROBOND(登録商標))PS 20、ロープレックス(RHOPLEX(登録商標))VS;アクロノール(ACRONOL(登録商標))DS 3432として入手可能なもの、及びこれらの混合物が挙げられる。
【0090】
本明細書の添加物質はまた、シリコーンポリマー添加物質、例えば家庭用シリコーン接着剤コーク物質であることもできる。
【0091】
添加物質は基材自体に付着されることもできるし、又は本明細書の突起に付着されることもでき、これは次には基材に付着される。添加物質は均一に基材及び/又は突起に適用されることもできるし、又は「領域」内に適用されることもできる。添加物質を領域内に適用する場合、添加物質は、無作為に又は作為的パターンで適用されることができ、例えば図3及び4に示されるように、チェッカー盤のパターンで適用されることができる。好ましい実施形態では、添加物質は基材の広い中央部分全体に均一に分配される。突起のストリップが次いで、ストリップが基材に固定されるように添加物上に適用される。いかなるストリップにも覆われていない添加物の部分が残屑及び毛髪の収集に寄与できるように、突起の各ストリップ間に空間をあけることはまた好ましい可能性がある。
【0092】
その他の好適な添加物質には、蝋、油、粉末、及びこれらの混合物が挙げられる。好ましい蝋は石蝋であり、及び好ましい油は鉱油である。本明細書に用いるのに好適な粉末には、タルク、デンプン、炭酸マグネシウム、及びこれらの混合物からなる群から選択されるものが挙げられるが、これらに限定されない。
【0093】
その他の添加物質には、香料、害虫駆除成分、殺真菌剤を含む抗菌剤などが挙げられる。好ましい添加物質は、2001年3月30日出願のカチャー(Kacher)らによる同時係属米国特許出願番号第09/821,953号に詳細に記載されている。
【0094】
典型的には、ポリマー添加物のような添加物質は、本クリーニングシート上に、ポリマー添加物の濃度が、約10.0g/m2以下、好ましくは約6.0g/m2以下、より好ましくは約4.0g/m2以下、及び更により好ましくは約2.0g/m2以下で添着される。また、ポリマー添加物のような添加物質は、本クリーニングシート上に典型的には、ポリマー添加物の濃度が、少なくとも約0.1g/m2、好ましくは少なくとも約0.2g/m2、より好ましくは少なくとも約0.4g/m2、及び更により好ましくは少なくとも約0.6g/m2で添着される。
【0095】
ポリマー添加物は、あらゆる従来の手段、例えば噴霧、スロットコーティング、印刷、又はキスコーティングにより基材に直接適用されることができる。ポリマー添加物のような添加物質が突起に適用される場合、添加物の大部分を突起の下半分に(即ち突起の基部により近いところに又は突起の先端から離れて)位置付けることは好ましい可能性がある。一つの実施形態では、ポリマー添加物の水性分散物が突起上に噴霧される。噴霧された溶液は、シートが平らに置かれている場合、乾燥前に先端から基部に向かって流れることが観察された。別の実施形態では、ポリマー添加物を共押し出し又はその他の分配手段により突起の列の間に適用することにより、ポリマー添加物は突起の基部に直接適用される。
【0096】
ポリマー添加物が水性分散物である場合、疎水性のプロング表面が十分に濡れること、及び疎水性のプロング表面上に十分に広がることを得ることは望ましい可能性がある。一つの実施形態では、ポリマー添加物の添加の前に、コーティング組成物が疎水性のプロング表面に添加される。コーティング組成物は、親水性ナノ粒子、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、及びこれらの混合物から成る群から選択される構成成分の水性混合物を含む。
【0097】
用いることのできるナノ粒子の好適な例は、2002年1月30日に出願されたクレーマー(Cramer)らの同時係属米国特許出願番号第10/060,582号に開示されており、これは約750nm(ナノメーター)未満、又はそれ以下の最大寸法(例えば直径)を有する粒子を含む。有用な粒子はまた、750nm未満の、5nmきざみのいずれかの数値未満又はそれ以下の最大寸法を有するいかなる粒子群を含むことができ、場合によっては、より大きい粒子さえ含んでもよい。また、本明細書に明確に記載したものであるかのように、本明細書において組み込まれて含まれるものは、0nmと750nmとの間の粒径のすべての範囲である。合成ヘクトライトは好適なナノ粒子であり、これは最初に1960年代初めに合成され、現在は商品名ラポナイト(LAPONITE(商標))としてサザン・クレイ・プロダクツ社(Southern Clay Products,Inc.)より市販されている。市販されているラポナイト(LAPONITE(商標))には、多数の等級又は変異型及び同形置換体がある。市販のヘクトライトの例は、ラポナイトB(LAPONITE B(商標))、ラポナイトS(LAPONITE S(商標))、ラポナイトXLS(LAPONITE XLS(商標))、ラポナイトRD(LAPONITE RD(商標))、ラポナイトXLG(LAPONITE XLG(商標))、及びラポナイトRDS(LAPONITE RDS(商標))である。本発明の一つの実施形態は、以下の特徴を有するラポナイトXLS(LAPONITE XLS(商標))を使用する:分析(乾燥基準)SiO2 59.8%、MgO 27.2%、Na2 O 4.4%、Li2 O 0.8%、構造 H2 O 7.8%、ピロリン酸四ナトリウム(6%)添加;比重2.53;嵩密度1.0。
【0098】
一つの実施形態では、界面活性剤がコーティング組成物中に用いられる。この界面活性剤は、コーティング組成物の適用を促進するため、及び/又は本明細書に記載された利益の一つ又はそれ以上を提供するために有効な量で添加されてもよい。典型的には、界面活性剤は、組成物の約0.01重量%〜約60重量%、若しくはそれ以上の量、又はこの範囲内のいずれかの量若しくは範囲で含まれることができ、約0.01重量%〜約20重量%、及び約0.01重量%〜約10重量%が挙げられるが、これらに限定されない。
【0099】
典型的には約1重量%〜約50重量%の濃度で本明細書で有用なその他の非イオン性界面活性剤を含む界面活性剤の非限定的例には、従来のC11〜C18アルキルベンゼンスルホネート(「LAS」)、及び一級、分枝鎖及びランダムC10〜C20アルキルスルフェート(「AS」)、C10〜C18二級(2,3)アルキルスルフェートであって、式CH3(CH2)x(CHOSO3−M+)CH3及びCH3(CH2)y(CHOSO3−M+)CH2CH3であり、ここでx及び(y+1)は少なくとも約7、あるいは少なくとも約9の整数であり、及びMは水溶性化カチオン、特にナトリウムであるもの、オレイルスルフェートのような不飽和スルフェート、C10〜C18アルキルアルコキシスルフェート(「AExS」であり;特にEO1〜7エトキシスルフェート)、C10〜C18アルキルアルコキシカルボキシレート(特にEO1〜5エトキシカルボキシレート)、C10〜C18グリセロールエーテル、C10〜C18アルキルポリグリコシド、及びそれらの対応する硫酸化ポリグリコシド、及びC12〜C18α−スルホン化脂肪酸エステルが挙げられる。所望であれば、従来の非イオン性及び両性界面活性剤、例えば、いわゆる狭いピークのアルキルエトキシレートを含むC12〜C18アルキルエトキシレート(「AE」)及びC6〜C12アルキルフェノールアルコキシレート(特にエトキシレート及びエトキシ/プロポキシ混合)、C12〜C18ベタイン及びスルホベタイン(「スルタイン」)、C10〜C18アミンオキシドなどが全体の組成物中にまた含まれることができる。C10〜C18のN−アルキルポリヒドロキシ脂肪酸アミドもまた使用されることができる。典型的な例には、C12〜C18のN−メチルグルカミドが挙げられる。PCT国際公開特許WO92/06154を参照のこと。その他の糖由来の界面活性剤には、C10〜C18のN−(3−メトキシプロピル)グルカミドのようなN−アルコキシポリヒドロキシ脂肪酸アミドが挙げられる。N−プロピル〜N−ヘキシルC12〜C18のグルカミドは低い泡立ちに使用できる。C10〜C20の従来の石鹸もまた使用してもよい。高い泡立ちが望ましければ、分枝鎖のC10〜C16の石鹸を使用してもよい。アニオン性及び非イオン性界面活性剤の混合物は、特に有用である。他の従来の有用な界面活性剤は、標準テキストに列記されている。
【0100】
コーティング組成物は、突起をコーティング組成物中に浸漬するか、又はコーティング組成物を表面に噴霧するかのいずれかにより、又は別の方法では、コーティング組成物の突起表面全体へのスロット又はキスコーティングにより、又は水溶液を表面にコーティングするあらゆるその他の従来の手段により適用されることができる。ポリマー添加物は、前記コーティング組成物が添加された直後に適用されることができるが、又はコーティング組成物が乾燥した後でポリマー添加物を適用することが好ましい可能性がある。
【0101】
本クリーニングシートは、酸化アルミニウムのような、約280〜約600のグリット・サイズを有する研磨粒子を含む研磨物質を好ましくは包含しない。
【0102】
II.(クリーニング用具)
本発明の使い捨てクリーニングシートはクリーニング用具のモップヘッドに好ましくは取り付けられる。次にクリーニング用具は清掃される表面上、例えばカーペットの上を使い捨てクリーニングシートを移動するのに用いられることができる。表面が清掃された後、使い捨てクリーニングシートはクリーニング用具のモップヘッドから取り外され、廃棄される。
【0103】
クリーニング用具は、好ましくは柄とモップヘッドを含む。モップヘッドは継ぎ手を介して柄に取り付けられる。継ぎ手はいかなる数の好適な継ぎ手、例えば自在継ぎ手、歯止め継ぎ手、球継ぎ手(ball and socket joint)などであることができる。好ましくは継ぎ手は「固定可能な継ぎ手」である。本明細書で使用する時、用語「固定可能な継ぎ手」とは、モップヘッドと柄がお互いに関して自由に動かないように、特定の位置に固定され得る継ぎ手を指す。
【0104】
クリーニング用具は、クリーニング用具のモップヘッドの底部表面に取り付けられる、又はその中に組み込まれるグライダーを好ましくは含む。グライダーは好ましいが、それは優れた残屑除去及び保持性能を有する本クリーニングシートの幾つかの実施形態が、クリーニングシートが平らで表面と完全に接触する場合においてフラシ天カーペットのような特定表面上で良好な滑り特性を示すことができるために好ましいが、ベルベルカーペットのような他の表面上では貧弱な滑り特性を示すからである。好適なグライダーは、2001年6月25日にストレウトカー(Streutker)らにより出願された同時係属米国特許仮出願番号第60/300,765号(P&G件名8606P)、及び2002年4月8日にストレウトカー(Streutker)らにより出願された米国特許仮出願番号第60/370,871号(P&G件名8606P2)に記載されている。
【0105】
本クリーニングシートがクリーニング用具に取り付けられる場合において滑り特性を更に改善するために、クリーニング用具のモップヘッドはモップヘッドの底部表面に曲線状の輪郭を有することができる。曲線状の底部表面を有する好適なモップヘッドは、2001年3月30日出願のカチャー(Kacher)らによる同時係属米国特許出願番号第09/821,953号に記載されている。
【0106】
好適なクリーニング用具は、米国意匠特許番号第D−409,343号、及び第D−423,742号に示されている。好適なクリーニング用具は、2001年6月25日にストレウトカー(Streutker)らにより出願された同時係属米国特許仮出願番号第60/300,765号(P&G件名8606P)、及び2002年4月8日にストレウトカー(Streutker)らにより出願された米国特許仮出願番号第60/370,871号(P&G件名8606P2)に詳細に記載されている。
【0107】
好ましいクリーニング用具は図21に示される。クリーニング用具630は、柄632及びモップヘッド634を含む。モップヘッド634は、柄632に固定可能な継ぎ手636により取り付けられる。モップヘッド634は、一対のバネ仕掛けのグライダー638を含み、これは清掃される表面上でのクリーニング用具630の移動を促進する。
【0108】
本発明のクリーニングシート639が、モップヘッド634の四つの角の近くに設置された四つの把持部635を介して、モップヘッド634に取り付けられる。固定可能な継ぎ手636は、固定を、柄632を時計方向にねじることにより解除されることができる。一旦固定可能な継ぎ手636が外されると、柄632は、柄632とモップヘッド634との間の角度を増加又は減少させて調整されることができる。一旦所望の角度が得られたら、固定可能な継ぎ手636は、柄632を反時計方向にねじることにより固定されることができる。一旦柄632及び固定可能な継ぎ手636が所望の位置に固定されると、ユーザーはクリーニング用具630を表面上で動かすことにより表面を清掃することができる。
【0109】
本クリーニングシートはクリーニング用具に幾つかの付属品を介して取り付けることができる。「把持部」は、図21に示されるように、本クリーニングシートをクリーニング用具に取り付ける好ましい手段である。好ましい把持部は、1999年8月13日にキングリー(Kingry)らにより出願された同時係属米国特許出願番号第09/374,714号に詳細に記載されている。本クリーニングシートをクリーニング用具に取り付ける別の方法は面ファスナーシステムである。面ファスナーシステムが用いられる場合、クリーニングシートの基材は、クリーニング用具のモップヘッドと接触する基材の表面に付着されたフック又はループ材料のいずれかを有し、このクリーニング用具のモップヘッドは、それに取り付けられた、クリーニングシートのフック又はループ材料と咬合する、相補型ループ又はフック材料を有する。当業者は、他の種類の用具もクリーニングシートと共に用いられてもよいことを理解するであろう。用具の非限定的例は、一部分がユーザーの手で「握られる」ことができ、別の部分はシートを保持するために用いられることができる柄であることが可能である。この種類の用具は、清掃される届きにくい区域及び/又は小さい表面に特に好適である可能性がある。
【0110】
III.(手による使用)
突起を含むクリーニングシートは、糸屑又は毛髪のような小片をカーペット又は室内装飾材料のような柔らかい表面から除去するために、用具と共に用いられることができる。しかしながら、家具を覆う布地のように実質的に平らではない表面、又は前述のクリーニング用具の使用が便利でない寸法を有する表面上でのクリーニングシートの使用を容易にするために、本発明はいかなる用具も用いないユーザーによる前述のシートの使用にも関する。例えばユーザーは、雑巾を使うように前述のあらゆるシートを使用することを望む可能性がある。
【0111】
別の実施形態では、クリーニングシートは、手及びクリーニングシートの両方の周りに巻かれ、使用中しっかりと固定させるゴムバンドによりユーザーの手に保持されることができる。更に別の実施形態では、シートの縦方向の端は、一つの端をもう一つの端に結合するために、例えば接着剤又は面ファスナーのような取り付け手段を含む。この実施形態では、シートの端は手の周りに巻かれ、互いに固定されてぴったりとした咬合を形成することができる。
【0112】
本発明の別の実施形態では、前述のいかなるシートも、図22に概略的に示されるように、突起を有する基材の少なくとも一つの層を含む使い捨てミット700を形成するために用いることができる。クリーニングミットの非限定的例に、第一の内部表面及び第一の外部表面を有する第一の側面710、第二の内部表面及び第二の外部表面を有する第二の側面720、前記第一と第二の側面との間の内部空隙730、並びに前記内部空隙がユーザーの手により外部から使用できるような少なくとも一つの開口部740を含む。糸屑又は毛髪のような小片を除去するのに好適なクリーニングミットは、突起を含む基部材料のストリップ750をミットに固定するか、又は前述のクリーニングシートによってミットを形成することにより製造されることができる。ユーザーは単にその手をミットの中に挿入し、柔らかい表面を清掃するためにそれを使用することができる。ミットを製造するために用いられる基材は実質的に軟質であり得るので、ユーザーはその手を清掃される表面の輪郭に合わせて使用することができる。ミットのクリーニング側面が飽和したら、ユーザーは単にミットを処分することができる。
【0113】
既に前述のように、ミットは個別の開口部を含むことができるが、ミットはまた二つの開口部を含むこともできる。これは、例えば突起を含む基材がスリーブに形成される場合に可能性がある。突起を含むこうしたスリーブは、手による使用に好適である可能性があるが、これはまたモップヘッドを有するクリーニング用具と共に用いられる可能性もあることを当業者は理解するであろう。こうしたスリーブは、モップヘッドの少なくとも一部分上で「装着される」ことができるような大きさにされることができる。一つの実施形態では、突起を含む二つのスリーブが、クリーニング用具の柄に関して、モップヘッドの各側に装着される。
【0114】
別の実施形態では、スリーブは用具のモップヘッドに、スリーブの上部をはさみ込むクリップにより、又はスリーブを用具に固定するために好適なあらゆるその他のシステム、例えば面ファスナー、把持部、又は接着剤により取り付けられることができる。
【0115】
別の実施形態では、別の種類のクリーニング用具は、実質的に軟質の材料、例えばあらゆる種類の天然繊維又は合成繊維から製造された布地、皮革、プラスチック、又はあらゆる好適な材料から製造されたミット又は手袋であることができる。このミット/手袋800は、少なくとも一つの側面上に、固定材料810、例えばフック又はループファスナー又は感圧接着剤のような添加物質を有する区域を含む。ミット又は手袋上の、このフック又はループファスナーの区域は、図24及び25に概略的に示されるように、ループ又はフックファスナーであることができる固定材料821を一つの側面上に有し、前述のようなフック型の突起822をもう一つの側面上にそれぞれ有する、クリーニングシート820を固定するのに用いられることができる。別の実施形態では、使い捨てクリーニングシートはまた接着剤を一つの側面上に含んでもよいし、フック型突起をもう一つの側面上に含んでもよい。この実施形態では、接着剤は使い捨てクリーニングシートを再利用可能なミット又は手袋に固定するために用いられることができる。この実施形態では、ユーザーは使い捨てクリーニングシートをミット又は手袋に取り外し可能なように取り付けることができ、使用後にこのクリーニングシートを捨てることができる。この実施形態は、ミット又は手袋が再利用可能であり、使い捨てクリーニングシートのみが取り替えられる必要があるという利益を提示する。好ましい実施形態では、ミット又は手袋はフック型のファスナーを含み、これは前述のように使い捨てクリーニングシートのループと咬合することができる。
【0116】
IV.(使用方法)
本発明は、表面、特にカーペット類、室内装飾材料などのような柔らかい表面から残屑を除去するために、本発明の使い捨てクリーニングシートを使用する方法に更に関する。
【0117】
本方法は、本発明のクリーニングシートで表面に接触させる工程を一般に含む。表面は、クリーニングシートで表面を拭くことにより好ましくは接触される。本方法はまた、使用後に残屑を含有するクリーニングシートを処分する工程を含むことができる。多くの異なる表面が本クリーニングシートにより清掃されることができ、それには、カーペット、室内装飾材料、及び布地が挙げられ、これらは家の階段、自動車などを含む家庭内に見られる。
【0118】
本クリーニングシートは種々の表面を清掃するために用いられることができる。本クリーニングシートにより清掃される表面は、長繊維、糸、又はこれらの混合物を含む好ましくは繊維性の表面である。長繊維又は糸は羊毛、絹、綿、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエステル、又はこれらの混合物から製造されることができる。本明細書で好ましい表面には、織布、カットループパイル、フラシ天、サクソニー、ループ、ベルベル、オリエンタル、ブレーデッド、彫刻された、織り目加工された、毛羽織り、及びこれらの組み合わせを含むカーペットが挙げられる。その他の好ましい表面には、室内装飾材料、ドレープ及びカーテンのような窓の処置をする布地、衣類、ベッドカバー、キルトなどが挙げられる。
【0119】
清掃が困難な表面、例えばループ又はベルベルのカーペット類の場合には、好ましい工程は網目スクリーンをクリーニングシートの突起の上に設置することを含む。網目スクリーンは、突起の強さを減少する助けとなる一方で、清掃される表面から突起が残屑を更に除去し、保持するのを可能にする。好適な網目スクリーンには、中庭及び/又は引き戸で用いられる網目スクリーンが挙げられる。
【0120】
清掃される表面がカーペットである場合には、本方法はカーペットに電気掃除機をかけ、次にカーペットを本発明のクリーニングシートで接触させる工程を含むことができる。本クリーニングシートは、ペットの毛のような従来の電気掃除機では除去するのが典型的には困難である残屑を除去するのに特に有効である。
【0121】
突起の開いた末端が共通の方向にはっきりとある角度で曲がり、開いた末端又はスラントがシートの動く方向に向いているような突起を含むクリーニングシートに関しては、柔らかい表面から残屑を除去する方法は、シートを一つの方向に残屑を収集するために動かし、次いで例えばユーザーの手又は別の表面に対して反対の方向に擦り、それにより残屑をシートから除去することであり得る。一つの実施形態では、シートが例えばクリーニング用具のモップヘッドに取り付けられた場合に、モップヘッドの側面(又は両側面)又は上部の部分を覆うシートの少なくとも一部分もまた突起を含むように、クリーニングシートは突起を含むことができる。垂直表面、角、及び/又は端から残屑を除去するために、モップヘッドを回転させ、モップヘッドの側面(両側面)又は上部に突起を有するシートの部分を使用することは可能である。
【0122】
本方法はまた、表面からアレルゲンを除去する、又は空中のアレルゲンを減少することも含み、本発明の使い捨てクリーニングシートにより表面に接触させる工程を含む。
【0123】
別の実施形態では、前述の使い捨てクリーニングシート又はミットは、別々に、又は少なくとも一つの他のクリーニングシート又はミットと共に包装の中に含有されることができる。クリーニングシート又はミットの使い方、並びにクリーニングシート又はミットにより提供される利益について、使用説明書に伝えることは有益である可能性がある。使用説明及び/又は利益を伝達する方法の非限定的例は、これらの使用説明及び/又は利益を、クリーニングシート(若しくは複数のクリーニングシート)又はミット(若しくは複数のミット)を含有する包装の上に印刷することである。前述のクリーニングシートを含有する包装の上に印刷され得る使用説明の非限定的例は、:
i.使い捨てクリーニングシートを、カーペット、室内装飾材料、階段、ラグ、床マット、バスマット、自動車室内装飾材料、自動車カーペット、ドレープ、カーテン、衣類、いかなる布地表面、及びこれらの組み合わせから成る群から選択される表面に使用すること;
ii.使い捨てクリーニングシートを、カーペット、室内装飾材料、階段、ラグ、床マット、バスマット、自動車室内装飾材料、自動車カーペット、ドレープ、カーテン、衣類、いかなる布地表面、及びこれらの組み合わせから成る群から選択される表面に、毛髪、埃、及びその他の残屑を容易に捕捉するために使用すること;
iii.使い捨てクリーニングシートを、カーペット、室内装飾材料、階段、ラグ、床マット、バスマット、自動車室内装飾材料、自動車カーペット、ドレープ、カーテン、衣類、いかなる布地表面、及びこれらの組み合わせから成る群から選択される表面に安全に使用すること;
iv.室内装飾材料又は階段に使用する場合は、使い捨てクリーニングシートを手で使用すること;
v.室内装飾材料又は階段に使用する場合は、クリーニングシートは柄付きの用具で柄を前記用具から取り外せるものに取り付けて使用すること;
vi.最良の結果を得るためには、使い捨てクリーニングシートの取り付けられた用具を、引っかくような動作によってモップの柄をユーザーの方に引いて動かすこと;
vii.最良の結果を得るためには、使い捨てクリーニングシートの取り付けられた用具を表面上で前後に動かすこと;
viii.毛髪又はその他の残屑が使い捨てクリーニングシート上に蓄積した場合は、過剰の毛髪又は残屑を引張って除去し、次に続けて使い捨てクリーニングシートを使用すること;
ix.仕事が完了したら、ゴミ容器に使い捨てクリーニングシートを処分すること;
x.使い捨てクリーニングシートが残屑でいっぱいになったら、ゴミ容器に処分すること;
xi.引っかくような音がもはや聞こえなくなったら、クリーニングシートはいっぱいである;
xii.突起が感じられなくなったら、クリーニングシートはいっぱいである;
xiii.クリーニングシートと表面との間にもはや何の抵抗力もなくなったら、シートはいっぱいである;及び
xiv.これらの組み合わせ;
加えて、又は別の方法としては、使い捨てクリーニングシートは使い捨て布であって:歯、マイクロブラシ、マイクロブリスル(microbristle)、マイクロフィンガー、マイクログラスパー(micrograsper)、及びマイクロコーム(microcomb)から成る群から選択される突起の記述子の付いた使い捨て布として表現することができる。
【0124】
上記の使用説明は印刷される必要はなく、いかなるその他の好適な方法、例えば音声通信、視覚的通信(テレビコマーシャル、インターネット上での動画による実物説明、実演、及び公開実物説明が挙げられる)によってもユーザーに伝達され得ることを、当業者は理解するであろう。前述の使用説明の幾つかは、クリーニングミットについてもまたユーザーに伝達し得ることを、当業者はまた理解するであろう。
【0125】
V.(試験方法)
A.突起の柔軟性試験方法
次の試験方法は、本クリーニングシートの突起について、突起の柔軟性を測定するために用いることができる。試験方法の結果は、最大負荷でのグラムによる力として報告される。
【0126】
準備:この方法はインストロン(Instron)引張り試験機(モデル#5564)及びウィンドウズ(Windows)用テストワークス(TestWorks)(バージョン3.07、MTSシステムズ社(MTS Systems Corporation)より)ソフトウェアプログラムを使用する。2.5N又は50Nのロードセルを用い、ウィンドウズ(Windows)用テストワークス(TestWorks)使用説明書の指示に従って、そのロードセル用に機械を較正する。一つのクランプをロードセルのクロスヘッドに、及びもう一つを機械の下部に取り付ける。下部の固定クランプがフック材料を所定位置に保持し、一方ロードセルに取り付けられた上部のクランプが毛髪を所定位置に保持する。フック材料を3インチ×1インチ(7.6×2.5cm)のストリップに切断し、それを試験される個々のフックが下方に向かるか、又は他方のクランプから離れるような方法で下部クランプに設置する。フックの周囲で毛髪を輪にする場合に、第一列において一つおきにフックを取り除き、試験用に少なくとも一セット(5フック)を残すなら、それはより簡単になり得る。使用された各フックに印を付け、フックを再使用しない。固定されたフックは、それらに損傷がないように見えても使用しない。少なくとも1.5インチ(3.8cm)の長さであり、比較的固い毛を見つけることにより、個別の毛(ペットの毛)を準備する。両端を共に付着させ、それらをテープで巻くと、これは容易にクランプの中に滑り込む。毛が所定位置に固定されると、それは毛のループがクランプから垂れ下がっているように見える。ロードセルは敏感なため、金属のクランプと同じ方法で付着する、木材からのより軽量のクランプを製造することが必要である可能性がある。毛髪試料が損傷しない限り、毛髪試料は5フックの各セットの後に取り換える。
【0127】
試験方法の実行:フック材料及び毛髪の準備が整ったら、毛髪が個別のフックの周囲で輪にされ得るまでクロスヘッドを下げることにより開始する。必要であればピンセット又はブラント・プローブを用いて、フックの周囲で毛髪を注意深く輪にする。毛髪が引き抜かれないためにちょうど十分ではあるが、毛髪上にいかなる力も課されないように十分にゆったりとクロスヘッドを上げる。各試験前に、クロスヘッドを開始位置に合わせる。毛髪及びフックの長さによって、クロスヘッドの位置は毎回異なる。試験速度を25mm/分に設定する。コンピューター画面上の「実行」をクリックすることにより試験を開始する。毛髪は、滑り落ちるまで、フック上で引き上げられる。試験が完了したら、クロスヘッドは止まり、「0」(開始)位置に戻る。フックの変動によって5〜15回の反復が、一つのフックの種類について、各反復に異なるフックを用いて行われる。最大負荷をgで、最大負荷でのひずみを%で、最大負荷へのエネルギーをkg−mmで、及び総エネルギーをkg−mmで、結果のページに示すように試験方法を設定する。
【0128】
B.(滑り抵抗試験方法)
次の試験方法は、複数の突起を含むクリーニングシートの滑り抵抗の量を測定するために用いることができる。この試験方法は、次の装置を必要とし、次の手順に従う。
【0129】
(装置):
1.コンピューター(推奨ソフトウェア:ウィンドウズ(Windows)用テストワークス(TestWorks)、バージョン3.07、MTSシステムズ社(MTS Systems Corporation)による)に接続したインストロン(Instron)引張り試験機(モデル#5564)。
2.インストロン(Instron)に適合する500Nのロードセル
3.クランプ及びインストロンの下部に取り付ける滑車付き台。
4.正面で結ばれた50ポンド(23kg)の試験用釣り糸を有する2インチ×2インチ(5×5cm)の木材/鋼鉄のそり(総重量=112g)。
5.(a)基材、及び(b)カーペットテープにより中央に取り付けられた1.5インチ×1.5インチ(3.8×3.8cm)の試験されるフック材料片から作られる2インチ×2インチ(5×5cm)のシート。シートはそりの底部に適合し、これを覆わなくてはならない。シートの片側につまみを残すと、容易にそりに取り付けられる。
6.100gのおもり又は複数のおもり(そりの重量を212gまで増加させるため)
7.6インチ×11インチ(15×28cm)のカーペット類片
8.ガイド用プラスチック板又は木材板(任意)
【0130】
(手順):
1.500Nのロードセル(2)及び機械の下部に取り付けられる台(3)を入手することにより、インストロン(Instron)引張り試験機(1)を準備する。台は一つの端にクランプ(カーペットを所定位置に保持するため)を、及び他方の端に滑車を含有しなければならない(その結果滑車はひもがインストロン(Instron)に取り付けられる点の真下にある)。
2.2インチ×2インチ(5×5cm)のそり(4)に、100gのおもり(又は複数のおもり)(6)を加え、総重量212gにする。基材を所定位置に固定するために、そりにネジで留められる木材の小片を取り付けることはまた役立つ可能性がある。
3.そりの底部を完全に覆う基材の小片(5a)をそりに取り付ける。カーペットテープを用いて、試験されるフック材料の1.5インチ×1.5インチ(3.8×3.8cm)の正方形片(5b)を前もって基材にしっかりと取り付けておく。
4.500Nのロードセルを挿入し、ウィンドウズ(Windows)用テストワークス(TestWorks)バージョン3.07の使用説明書の指示に従って、機械を較正する。
5.カーペット(7)を台上に設置し、それを所定位置に固定する。そりが、クランプからカーペットの端まで8インチ(20cm)は移動できる十分な空間が必ずあるようにする。必要であれば、試験の間そりをまっすぐに保持するため、プラスチック又は滑らかな木材で製造されたガイド(8)をそりの片側に設置する。
6.そりをインストロン(Instron)に面して、クランプの近くに設置する。滑車を通して、及び機械上の取り付け区域までひもを走らせる。
7.試験速度を10mm/秒に、及び滑走路長を8インチ(20cm)に設定する。また、テストワークス(TestWorks)の設定を調整することにより、グラムでの最大負荷及び平均負荷を読み取るように機械を設定する。
各フック/カーペットの組み合わせについて(三度の試験を)実行し、結果を平均する。
【0131】
C.毛髪捕獲効率及びシート容量試験方法
クリーニングシート、クリーニング用具、及び完全に電気掃除機をかけられたカーペット類の3フィート×4フィート(90×120cm)の一片を入手する。シートを計量しその初期重量を記録する。動物の毛をプラスチックの計量用舟形容器に入れて0.5gを計量する。毛をカーペットの1.5フィートx3フィート(45×90cm)の区域全体に均一に広げる。毛を、35ポンド(16kg)の金属ビニル床用ローラーを用いて、カーペットの全域に10〜12回、転がす。クリーニングシートをクリーニング用具にしっかりと取り付け、及びカーペット表面に毛が見えなくなるまでその区域を清掃する。清掃する動きは、(1)一方向であって、この場合用具は使用者と離れたカーペット上に設置され、次に使用者が用具をカーペットに沿って自分の方に引張り、用具を持ち上げて、再び自分と離れた位置にそれを置き、この動きを繰り返すという一方向であるか、又は(2)両方向であって、この場合用具はカーペットに沿って、押され及び引張られるがその往復間に持ち上げられないという両方向であるかのいずれかである。動物の毛の追加の0.5gを計量用舟形容器に入れて計量し、前と同じように再度カーペットを汚す。上記のように、床上に残った毛が見えなくなるまでその区域を清掃する。この手順(計量する、汚す、転がす、清掃する)を、シートがいっぱいになり毛が一本も収集されなくなるまで、又は清掃している間に毛が落ち始めるまで繰り返す。すべての毛と共にシートを計量し、最終重量を記録する。クリーニングシートの最終重量からクリーニングシートの初期重量を引くことにより、シートにより収集された毛のグラム数を計算する。この計算された値がクリーニングシートのシート容量である。
【0132】
クリーニングシートの毛髪捕獲効率は、クリーニングシートにより収集された毛髪のグラム数を、テスト手順全体でカーペット上に付着された毛髪の総グラム数で割り、100%を掛けることにより計算される。
【実施例】
【0133】
(実施例I)
本発明のクリーニングシートの実施例は、図1及び2に示され、次のようにして製作される。最初に、坪量65g/m2を有し、寸法20cm×28cmを有する、二つの不織布の水流交絡基材を、両面医療用接着テープ(3M転写接着剤(Transfer Adhesive)#1524)を用いて次のように接着する。第一の不織布の水流交絡基材を平らな表面上に置き、次いで両面テープの第一の側面を第一の不織布基材の表面全体に接着する。第二の不織布基材を次いで両面テープの第二の側面に接着し、積層体基材を形成する。積層体基材を次に、1〜2インチ(2.5〜5.0cm)直径のローラーにより、各不織布基材と両面テープとの間の良好な接触及び結合を確実にするように巻き、必要であれば端を整える。
【0134】
次に接着剤の裏当てを有する、フック材料の二つのストリップ(ベルクロ(VELCRO(登録商標))#088)が、幅1.25〜3.8cm、及び長さ17〜20cmの寸法を有して提供される。フック材料の二つのストリップ(即ち領域)は、図1に示されるように、積層体シートの中央近くに位置付けられ、それらの間の距離は1.25〜3.8cm離れており、その結果フック材料のストリップの端は、積層体基材の周囲の端から1.25と1.9cmとの間にある。積層体シートは、ローラーを用いて再び巻かれて、適切な及び均一な圧力を提供し、フック材料の二つのストリップが積層体シートに付着するのを助ける。
【0135】
任意選択的に、積層体シートの周囲及びフック材料の二つのストリップ各々の周囲は、追加的な結合を保証するために、インパルス・バッグシーラー(impulse bag sealer)を用いてヒートシールされる。
【0136】
(実施例II)
本発明のクリーニングシートの別の実施形態は、第二の不織布の基材が、フック材料の二つのストリップとほぼ等しい寸法の二つの切り取り区域を有し、その結果、追加の不織布基材が第一の不織布基材に接着して積層体基材を形成する場合には、フック材料が追加の不織布基材の二つの切り取り区域を通して現れることを除いて、実施例Iのクリーニングシートに類似している。このクリーニングシートは、次のように製作される。第一の不織布基材は平らな表面に置かれ、フック材料の二つのストリップが第一の不織布の上に図1及び2に示されるように、及び実施例Iに記載されるように位置付けられる。
【0137】
好ましい実施形態では、追加の不織布基材が積層体基材の第二の不織布基材に、最初に両面テープの一片の第一側面を積層体基材の第二の基材に接着し、次いで追加の不織布基材を両面テープの第二の側面に接着することにより接着される。追加の不織布基材は、フック材料ストリップとほぼ等しい寸法の二つの切り取り区域を有し、その結果、追加の不織布基材が積層体基材の第二の不織布基材に接着する場合に、フック材料が追加の不織布基材の二つの切り取り区域を通して現れる。切り取り区域は、許されるフックの寸法より約8分の1インチ〜4分の1インチ(3〜6mm)小さい幅及び長さの寸法を有する。再び両面接着テープが、この窓付きシートの下側の切り取り領域の周囲、並びにシートの周囲に沿って用いられ、窓付きシートをフック付きシートに保持する。窓付きの設計が用いられる場合通常は、基材のただ一つの層が底部のシート上にフック材料を取り付けるために用いられ、その結果窓付き又は窓なしの設計が用いられる場合、基材はただ二つの基材の層及びフック形突起から成る。
【0138】
(実施例III)
本発明のクリーニングシートの別の実施形態は、図3及び4に示されるように、実施例IIに記述されたクリーニングシートにより始まるが、その際フック材料は基材の二つの層の間にあり、切り取り区域を通して現れる。
【0139】
クリーニングシートは、短い、一方向のJ型フック材料を用いて、フック材料の各ストリップについて、フックの咬合末端が同じ方向に向くように組み立てられる。透明な家庭用シリコーン接着剤コークがフック材料に1.3cmの正方形にて直接塗布され、その結果それらは、1.3cmの正方形の露出したフック材料間に、チェッカー盤の正方形と同様に交互に現れる。図3及び4を参照されたい。五つごとの正方形が塗布された後、シリコーンがフックの頂点と基部との間の空間を完全に満たし、フックの頂点を僅かに覆うように、シリコーンを(ペーパータオルで)付ける。付ける際に正方形が広がらないようにほんの少量のシリコーンが用いられる。フック材料の両方のストリップが、透明な家庭用シリコーンコークのこのチェッカー盤パターンにより覆われる。シートはヒューム・フード内に設置され、シリコーンは完全に硬化する。
【0140】
任意選択的に、使用前にフックはループカーペット類及びその他の難しい表面上をより滑らかに滑るように調整されることができる。これは、クリーニングシートをクリーニング用具上に設置し、最初に清潔なカットパイルカーペット類上を、次いで清潔なベルベルカーペット類上を数回通過させることにより達成される。
【0141】
(実施例IV)
本発明のクリーニングシートの別の実施形態が図5及び6に示され、その際フック形突起が接着剤物質を用いて、坪量70g/m2を有し、80%のポリプロピレン繊維及び20%のレーヨン繊維を含むスパンボンド基材に直接適用される。
【0142】
この実施例のフック形突起には、二つの異なる種類のフック、図7のものに類似したJ型フック、及び図9のものに類似したキノコ型フックが挙げられる。この実施例のフック材料は、最初に長さ20cmのストリップに切断され、4cm幅のカーペットテープに取り付けられるが、その結果フック材料の三つのストリップの各々がフック形突起の4列及び0.9cm幅を有し、カーペットテープの端と第一ストリップとの間が0.9cm、及び各ストリップ間が0.5cmで、平行な線にて設置される。最初の二つのストリップは長い、それほど強くないプロングから成り、三番目のストリップは、別の弱いプロングと強い蝶番フックを有するフック材料から成る。すべての三つのストリップのフックは同じ方向を向いている。これは4cm幅の第二のカーペットテープについて繰り返される。フックの取り付けられたテープのこれらの二つのストリップは、隣同士間に空間を設けずに、シートの20cmの側に平行な基材の中央に設置される。カーペットテープの両方のストリップ上のフックのすべては同じ方向を向いている。3Mの転写接着剤の1.25cm幅のストリップが、フックの列に平行に、カーペットテープの片側の端に沿って設置され、その結果フックはそれと離れた方を向く。シート全体を巻いて積層体基材に適切な接着を提供する。裏当てを次に3Mの接着剤から除去する。
【0143】
任意選択的に、使用前にフックはループカーペット類及びその他の難しい表面上をより滑らかに滑るように調整されることができる。これは、クリーニングシートをクリーニング用具上に設置し、最初に清潔なカットパイルカーペット類上を、次いで清潔なベルベルカーペット類上を数回通過させることにより達成される。
【0144】
(実施例V)
本発明のクリーニングシートの別の実施形態は、8インチ×11インチ(20×28cm)で坪量70g/m2のスパンボンド基材の中央に取り付けられたフック材料のストリップを有する。フック材料のストリップは長く、すべて同じ方向に傾く僅かに曲がったプロングの8列から成る。合計20列のフックを有する、フック材料の二個半のストリップが、一つの1.5インチ(3.8cm)幅のカーペットテープ上に用いられる。各ストリップは、すべてのプロングが同じ方向を向くように適用される。フックの20列を各々含有するカーペットテープの二片が基材の中央に、8インチ(20cm)の端に平行に、半インチ(1.3mm)離して設置する。両方のカーペットテープストリップのフックは同じ方向を向いている。次にフックは巻かれて、テープの基材及びフック材料への適切な接着を提供する。
【0145】
任意選択的に、使用前にフックはループカーペット類及びその他の難しい表面上をより滑らかに滑るように調整されることができる。これは、クリーニングシートをクリーニング用具上に設置し、最初に清潔なカットパイルカーペット類上を、次いで清潔なベルベルカーペット類上を数回通過させることにより達成される。
【0146】
(実施例VI〜XII)
以下の実施例VI〜XIIは、本使い捨てクリーニングシートに好適な好ましいフック形突起を説明する。例示されたフックのパラメータの測定は次のように行われる。
【0147】
フックのパラメータの測定は、アスペックス・インスツルメントPSEM2000走査型電子顕微鏡(SEM)(Aspex Instruments PSEM 2000 scanning electron microscope(SEM))により製作された走査電子顕微鏡画像により取られる。フック材料は、電子線に対して45°の角度で切断された台の上に設置される。フック材料の平面に対して90°の角度で画像が取られるように、台は次に45°傾けられる。画像の質について適切な調整が、パーソナルSEMコンソール(Personal SEM Console)(バージョン1.3)ソフトウェアを用いて行われる。マイクロメートルによる測定が、コンピューターソフトウェアの「定規」機能を用いて行われ、次いでミリメートルに変換される。角度の測定は、SEMにより撮られた拡大写真上で分度器を用いて行われる。
【0148】
【表2】
【0149】
(実施例XIII〜XIX)
次の実施例XIII〜XIXは、異なる材料から製造された、種々のフックの種類の突起の柔軟性について説明している。横断方向の幅は、2/3の高さでの茎部幅に垂直な茎部の、ミリメートルで測定された幅である。突起の柔軟性の結果は以下に報告されている。
【0150】
【表3】
aLDPE=低密度ポリエチレン
bPP=ポリプロピレン
【0151】
(実施例XX〜XXV)
次の実施例XX〜XXVは、図1、3、又は5に示されるように、特定の構成において基材に付着された様々な種類のフックを説明している。各クリーニングシートの滑り抵抗は、上のIV節_に記述された滑り抵抗試験方法により、カットパイルカーペット及びまたベルベルカーペットを用いて測定される。滑り抵抗の結果は以下に報告されている。
【0152】
【表4】
【0153】
(実施例XXVI)
本発明のクリーニングシートの別の実施形態は次のように製作される。この実施形態では、約10mm幅の突起のテープが用いられる。このテープは、四列のプロングから成る交互性のプロングを含み、二つの最も外側の列は反対の方向に外側に向き、それと同時に二つの内側の列は互いに向き合っている(図XXXX)。交互性のプロングのこのテープは、各々約21.6cmの七つのストリップに切断される。ストリップを、0.055%のラポナイトB(Lamponite B)(2%活性)、ナノ粒子粘土、0.084%のテルギトール(Tergitol)低気泡性界面活性剤(二級アルコールの混合EO/POアルコキシレート、10%活性)、及び96.4%の約5〜10分間UV処理した脱イオン水を含有する溶液中に浸漬する。次にこれらのプロングのストリップは、周囲条件で約3時間から一晩、使用される前に完全に乾燥させられる。幅5.08cm及び長さ約XXXのマンコ(Manco)ブランドの屋内/屋外用両面カーペットテープ(モデル#IO−2)を用いて、プロングの第一のストリップを接着テープの長い端に沿って設置する。プロングの第二のストリップを、テープのもう一つの長い端に半分付けて、半分付けずに設置する。合計四つのストリップがこの第一の接着テープ全域にわたるように、二つのストリップを、これらの間に均等に設置する。次に、幅約5.08cm及び長さ約XXXの新しい接着テープを取り、半分が第一の片上にある材料のストリップを用いて、またそれの半分が第二の接着テープの長い端上にあるように、二片の接着テープを隣接させる。ここで、合計のテープの幅は約4インチ(10cm)であるはずである。残りの三つの材料のストリップを第二のテープ全域に均等に設置し、最後のものが第二の接着テープの端に沿ってちょうど設置されるようにする。次に各側端に沿って少し切断することにより、側端を約20.3cmの長さまで切断する。総面積は20.3cm×10.2cmであるはずである。次に、長さ約27.9cm及び幅約20.3cmの実質的に長方形のSMS基材材料片を切断する。この実施例に用いられるSMS基材は、二つの外側のスパンボンド層及び内側のメルトブローン層を有する三層体であり、坪量約47.5g/m2を有する。一つの好適なSMS基材はアスペン・テクノロジー社(Aspen Technology Company)により作られる。プロングのストリップを有する両面カーペット接着テープからテープの裏当てを取り除き、テープを基材片の中央に、テープの20.3cmの長さが基材の20.3cmの幅全体に合うように設置する。シート全体を巻いて積層体基材に適切な接着を提供する。
【0154】
任意選択的に、完成したシートに、ポリアクリレート接着剤の8%希釈分散液、15%ロボンド(Robond)(52.5%活性)を含有するロボンド(Robond)PS75R(ローム・アンド・ハース(Rohm & Haas))、42.5%脱イオン水、及び42.5%イソプロパノールを噴霧する。シート全域に均一に六回素早く噴霧し、それを乾燥させる。同じ方法で更に二回噴霧するが、噴霧間に少なくとも約1時間はシートを乾燥させる。最後の噴霧後、使用前にシートを一晩乾燥させる。シート上の最終的な接着剤の重量は、約0.45〜約0.55g/m2である。
【図面の簡単な説明】
【0155】
【図1】図1は、突起の二つの別個の領域を含み、各領域は複数の突起を含有する、本発明の使い捨てクリーニングシートの平面図である。
【図2】図2は、図1の使い捨てクリーニングシートのX−X’に沿った断面図である。
【図3】図3は、突起の二つの別個の領域を含み、各領域はチェッカー盤のパターンに配置された複数の突起及びポリマー添加物質を含有する、本発明の使い捨てクリーニングシートの平面図である。
【図4】図4は、図3の使い捨てクリーニングシートのX−X’に沿った断面図である。
【図5】図5は、突起の六つの別個の領域を含み、各領域は複数の突起、及び突起の別個の領域間に配置された接着剤物質を含有する、本発明の使い捨てクリーニングシートの平面図である。
【図6】図6は、図5の使い捨てクリーニングシートのX−X’に沿った断面図である。
【図7】図7は、J型フックである突起の側面図である。
【図8】図8は、プロング型フックである突起の側面図である。
【図9】図9は、キノコ型フックである突起の側面図である。
【図10】図10は、バナナ型フックである突起の側面図である。
【図11】図11は、Y型フックである突起の側面図である。
【図12】図12は、複数先端型フックである突起の側面図である。
【図13】図13は、J型フックである突起の正面図である。
【図14】図14は、突起の二つの別個の領域を含み、各領域は複数の突起を含有し、各直線状の別個の領域はシートの側端に対してある角度で曲がっている本発明の使い捨てクリーニングシートの平面図である。
【図15】図15は、突起の二つの別個の領域を含み、各領域はシートの側端に対してある角度で曲がっている複数の突起を含有する、本発明の使い捨てクリーニングシートの平面図である。
【図16】図16は、対称面を有しない突起の側面図である。
【図17】図17は、対称面を有しない突起の正面図である。
【図18】図18は、本発明の一つの実施形態の使い捨てクリーニングシートの断面図である。
【図19】図19は、本発明の一つの実施形態の使い捨てクリーニングシートの断面図である。
【図20】図20は、本発明の一つの実施形態の使い捨てクリーニングシートの断面図である。
【図21】図21は、本発明のクリーニングシートが取り付けられた、クリーニング用具のモップヘッドの斜視図である。
【図22】図22は、突起の六つの別個の領域を含み、各領域は複数の突起を含有する、本発明の使い捨てクリーニングミットの平面図である。
【図23】図23は、固定材料を含む本発明の再利用可能なクリーニングミットの平面図である。
【図24】図24は、図23の再利用可能なクリーニングミットと共に用いる、突起の五つの別個の領域を含み、各領域は複数の突起を含有する、本発明の使い捨てクリーニングシートの平面図である。
【図25】図25は、図24の使い捨てクリーニングシートのX−X’に沿った断面図である。
Claims (21)
- 基材を含む使い捨てクリーニングシートであって、前記使い捨てクリーニングシートが、前記基材に付着された複数の突起を含むことを特徴とし;
その際、毛髪と前記クリーニングシートの個別の突起との間の引力が、前記毛髪と繊維を含む表面との間の結合力より大きく;
その際、前記クリーニングシートと前記表面との間の力が、前記クリーニングシートを前記表面上で移動させるのに必要な力より小さく;
その際、前記クリーニングシートと前記表面との間の力が、前記表面の前記繊維を結合させる結合力より小さく、及び
その際、前記表面が、カーペット、ラグ、室内装飾材料、布地から成る群から選択される、前記使い捨てクリーニングシート。 - 毛髪と前記個別のフック又は突起との間の最大負荷が、突起柔軟性試験(Protrusion Flexibility Test)により測定された場合に0.5gより大きい、請求項1に記載の使い捨てクリーニングシート。
- 前記最大負荷が1.0g〜200gである、請求項2に記載の使い捨てクリーニングシート。
- 前記表面上での前記クリーニングシートの滑りに対する最大負荷抵抗が、滑り抵抗試験(Glide Resistance Test)により測定された場合に1200g未満である、請求項1に記載の使い捨てクリーニングシート。
- 滑りに対する前記最大負荷抵抗が25g〜950gである、請求項4に記載の使い捨てクリーニングシート。
- 前記使い捨てクリーニングシートが取り外し可能なようにクリーニング用具に取り付けられる、請求項1に記載の使い捨てクリーニングシート。
- 前記使い捨てクリーニングシートの前記表面からの毛髪捕獲効率が、毛髪捕獲効率試験(Hair Capture Efficiency Test)により測定された場合に30〜100%である、請求項6に記載の使い捨てクリーニングシート。
- 前記毛髪捕獲効率が60〜100%である、請求項7に記載の使い捨てクリーニングシート。
- 前記シートの毛髪保持総容量が、シート容量試験(Sheet Capacity Test)により測定された場合に0.2〜20gである、請求項7に記載の使い捨てクリーニングシート。
- 該毛髪保持総容量が0.5〜10gである、請求項9に記載の使い捨てクリーニングシート。
- 前記使い捨てクリーニングシートの前記表面からの毛髪捕獲効率が、毛髪捕獲効率試験(Hair Capture Efficiency Test)により測定された場合に10〜100%である、請求項4に記載の使い捨てクリーニングシート。
- 前記最大負荷抵抗が25g〜950gであり、前記毛髪捕獲効率が30〜100%である、請求項11に記載の使い捨てクリーニングシート。
- 前記突起が前記基材上にパタ−ンにて配列され、前記フックのパターンが前記基材表面の少なくとも5%〜100%を覆い、平方cm当たり1〜1000個のフックを含み、その際、該基材の残部はフック又は突起を実質的に含まない、請求項1に記載の使い捨てクリーニングシート。
- 前記フック及び突起が:
i)高さ0.05mm〜80mm
ii)1/3の高さでの茎部幅0.002mm〜5mm
iii)前記高さ(I)の5%〜100%の垂直ギャップ開口部の高さを有する、請求項1に記載の使い捨てクリーニングシート。 - 前記フックが、軟化点45C〜260Cを有する熱可塑性樹脂を含み、その際、前記樹脂が弾性率0.0001〜0.15kN/m2*を有する、請求項1に記載の使い捨てクリーニングシート。
- 感圧接着剤が前記基材及び前記フックに適用される、請求項1に記載の使い捨てクリーニングシート。
- 表面から残屑を除去するためのクリーニング用具であって、前記クリーニング用具が、柄及びモップヘッドを含み、このモップヘッドが、取り付け手段及び前記モップヘッドの前記取り付け手段に取り外し可能なように取り付けられる使い捨てクリーニングシートを含み、前記クリーニングシートが、
a)基材、
b)及び前記基材に付着された複数の突起を含み、
前記クリーニング用具が、前記表面上で前記クリーニングシートを移動する場合に、前記取り付け手段と前記クリーニングシートとの間の付着力が、滑り抵抗試験(Glide Resistance Test)により測定された場合に前記クリーニングシートと前記表面との間の滑りに対する最大負荷抵抗より大きいことを特徴とする、前記クリーニング用具。 - 前記付着力が600gより大きい、請求項17に記載のクリーニング用具。
- 前記モップヘッドが、前記モップヘッドの底部に付着される曲率半径30度未満を有する曲線状パッド、又は該パッド若しくは該モップヘッドの底部に直接付着される、又はそれらの組み合わせを更に含み、その際、前記グライダーは、静止位置において前記パッドと前記表面との間に0cm〜2.0cmのギャップを作り出す、請求項17に記載のクリーニング用具。
- 前記クリーニングシートが、400〜1200gの滑りに対する最大負荷抵抗を有する、請求項19に記載のクリーニング用具。
- 前記最大負荷抵抗が500〜900gであり、グライダーとパッドとの間の前記ギャップが0.1〜1.0cmである、請求項20に記載のクリーニング用具。
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