JP2004529590A - 無線通信システムにおけるパイロット干渉を除去するための方法および装置 - Google Patents

無線通信システムにおけるパイロット干渉を除去するための方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信システムにおけるパイロット干渉を除去するための方法および装置
【解決手段】無線(例えばCDMA)通信システムにおけるパイロット干渉を除去するための技術。一方法において、各々がパイロットを含んでいる多数の信号インスタンスからなる受信信号がまず処理されてデータサンプルを提供する。各信号インスタンスのパイロット干渉は、データサンプルを信号インスタンスの拡散シーケンスによって逆拡散し、逆拡散データをチャネル化してパイロットシンボルを提供し、パイロットシンボルをフィルタリングして信号インスタンスのチャネル応答を推定し、かつ推定チャネル応答に拡散シーケンスを乗算して推定パイロット干渉を提供することによって推定されてもよい。全干渉マルチパスによるパイロット干渉推定は結合されて全パイロット干渉を導き出し、これはデータサンプルから減算されて、パイロット除去データサンプルを提供する。次いで、これらのサンプルは処理されて、受信信号における少なくとも一つの(所望の)信号インスタンスの各々の復調データを導き出す。

Description

【技術分野】
【0001】
本出願は、その全体が参照してここに組み込まれている、2001年6月6日に出願された、「複数のパイロット信号を除去するための方法および装置(METHOD AND APPARATUS FOR CANCELLATION OF MULTIPLE PILOT SIGNALS)」と題された、米国特許仮出願第60/296,259号の優先権を主張する。
【背景技術】
【0002】
本発明は一般的にデータ通信に関し、より具体的には、無線(例えばCDMA)通信システムにおけるパイロットによる干渉を除去するための技術に関する。
【0003】
(背景)
無線通信システムは広く用いられ、音声およびパケットデータなどの種々のタイプの通信を提供する。これらのシステムは、符号分割多重アクセス(CDMA)、時分割多重アクセス(TDMA)、あるいは他の多重アクセス技術に基づいていてもよい。CDMAシステムは、システム要領の増大をはじめとして、他のタイプのシステムにおいて特定の利点を提供することができる。CDMAシステムは一般的に、IS−95、cdma2000、IS−856、W−CDMA、およびTS−CDMA規格などの一つ以上の規格を実現するように設計されており、これらはすべて当業界において既知である。
【0004】
一部の無線(例えばCDMA)通信システムにおいて、パイロットが送信ユニット(例えば端末)から受信ユニット(例えば基地局)に送信されて、受信ユニットが多数の機能を実行するのを支援することができる。例えば、送信ユニットのタイミングおよび周波数との同期、通信チャネルのチャネル応答および品質の推定、およびデータ送信のコヒーレント復調などに対して、パイロットを受信ユニットにおいて使用してもよい。パイロットは一般的に既知のデータパターン(例えばオールゼロのシーケンス)に基づいて、かつ既知の信号処理スキームを使用して生成される(例えば、特定のチャネル化コードによってチャネル化され、かつ既知の拡散シーケンスによって拡散される)。
【0005】
cdma2000システムにおけるリバースリンク上で、各端末の拡散シーケンスは、(1)全端末に共通の複素擬似ランダムノイズ(PN)シーケンスと、(2)端末に固有のスクランブリングシーケンスとに基づいて生成される。このように、異なる端末からのパイロットはそれらの別個の拡散シーケンスによって識別されることが可能である。cdma2000およびIS―95システムにおけるフォワードリンク上で、各基地局にはPNシーケンスの固有オフセットが割り当てられる。このように、異なる基地局からのパイロットはそれらの別個の割当PNオフセットによって識別されることが可能である。
【0006】
受信ユニットにおいて、レーキ受信機をしばしば使用して、受信ユニットと通信を確立している全送信ユニットからの送信パイロット、シグナリング、およびトラヒックデータを復元する。特定の送信ユニットから送信された信号は複数の信号パスを介して受信ユニットにおいて受信されてもよく、十分な強度の各受信信号インスタンス(すなわちマルチパス)はレーキ受信機によって個々に復調されてもよい。このようなマルチパスの各々は送信ユニットで実行されるのに相補的に処理され、このマルチパスを介して受信されたデータおよびパイロットを復元する。復元されたパイロットは、マルチパスに対するチャネル応答によって判断され、かつこれを示す振幅および位相を有している。パイロットは一般的に、パイロットに伴って送信される種々のタイプのデータのコヒーレント復調に使用され、これらはチャネル応答によって同様に歪められている。送信ユニットごとに、送信ユニット用の多数のマルチパスのパイロットをまた使用して、これらのマルチパスから導き出された復調シンボルを結合して、品質が向上した結合シンボルを得る。
【0007】
リバースリンク上で、各送信端末からのパイロットは、他の全端末からの信号への干渉として作用する。端末ごとに、他の全端末によって送信されたパイロットによる全干渉は、この端末が経験する全干渉の大部分を占めるであろう。このパイロット干渉は性能(例えば高いパケットエラー率)を低下させ、さらにはリバースリンク容量を減少させうる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従って、無線(例えばCDMA)通信システムにおけるパイロットによる干渉を除去するための技術に対するニーズが存在する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の態様は、無線(例えばCDMA)通信システムにおけるパイロット干渉を推定および除去するための技術を提供する。受信信号は一般的に多数の信号インスタンス(すなわちマルチパス)を含んでいる。復調する各マルチパス(すなわち各所望のマルチパス)について、全マルチパスのパイロットは、所望のマルチパスのデータへの干渉である。パイロットが既知のデータパターン(例えばオールゼロのシーケンス)に基づいて生成され、かつ既知のチャネル化コード(例えばゼロのウォルシュコード)によってチャネル化されている場合、干渉マルチパスにおけるパイロットは、単に受信ユニットにおけるマルチパスの到着時間に対応する位相による拡散シーケンスと推定されてもよい。各干渉マルチパスからのパイロット干渉は拡散シーケンスと、(パイロットに基づいて推定されてもよい)マルチパスのチャネル応答の推定とに基づいて推定されてもよい。多数の干渉マルチパスによる全パイロット干渉が導き出され、かつ受信信号から減算されて、パイロット干渉が除去されたパイロット除去信号を提供することができる。
【0010】
具体的な実施形態において、無線(例えばcdma2000)通信システムにおける受信ユニット(例えば基地局)でのパイロット干渉を除去するための方法が提供される。該方法によると、各々がパイロットを含んでいる多数の信号インスタンスからなる受信信号がまず処理されて、データサンプルを提供する。そしてデータサンプルは処理されて、一つ以上の(干渉)信号インスタンスの各々によるパイロット干渉の推定を導き出し、パイロット干渉の推定はさらに結合されて、全パイロット干渉を導き出す。次いで、全パイロット干渉はデータサンプルから減算されて、パイロット除去データサンプルを提供し、これらはさらに処理されて、受信信号における少なくとも一つの(所望の)信号インスタンスごとに復調データを導き出す。
【0011】
各干渉信号インスタンスによるパイロット干渉は、(1)データサンプルを信号インスタンスの拡散シーケンスによって逆拡散することと、(2)逆拡散サンプルをパイロットチャネル化コードによってチャネル化してパイロットシンボルを提供することと、(3)パイロットシンボルをフィルタリングして信号インスタンスの推定チャネル応答を提供することと、(4)信号インスタンスの拡散シーケンスに推定チャネル応答を乗算して推定パイロット干渉を提供することと、によって推定されてもよい。所望のマルチパスごとのデータ復調は、(1)パイロット除去データサンプルを信号インスタンスの拡散シーケンスによって逆拡散し、(2)逆拡散サンプルをデータチャネル化コードによってチャネル化してデータシンボルを提供し、(3)データシンボルを復調して信号インスタンスに復調データを提供することによって実行されてもよい。向上した性能については、パイロットの推定および除去は、PNチップレートよりも高いサンプルレートで実行されてもよい。
【0012】
本発明の種々の態様、実施形態、および特徴を以下に詳細に説明する。
【0013】
本発明の特徴、性質、および利点は、図面と関連してなされる以下の詳細な説明からより明らかになるであろう。同一の参照番号は図面全体において対応部分を示している。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1は、多数のユーザをサポートし、かつ本発明の種々の態様および実施形態が実現可能な無線通信システム100の図である。システム100は、各々が対応する基地局104によってサービス提供されている多数のセルとの通信を提供する。基地局はまた一般的に、基地局トランシーバシステム(BTS)、アクセスポイント、またはノードBと称される。種々の端末106がシステム全体に分散されている。各端末106は、端末がアクティブであるか否か、および端末がソフトハンドオフであるか否かによって、フォワードおよびリバースリンク上の一つ以上の基地局104と所与のモーメントで通信可能である。フォワードリンク(すなわちダウンリンク)とは基地局から端末への送信のことであり、リバースリンク(すなわちアップリンク)とは端末から基地局への送信のことである。
【0015】
端末から送信された信号は一つ以上の信号パスを介して基地局に到達してもよい。これらの信号パスは直接パス(例えば信号パス110a)と反射パス(例えば信号パス110b)とを含んでいてもよい。反射パスは、送信信号が反射ソースから反射されて、見通し線パスとは異なるパスを介して基地局に到着する際に生成される。反射ソースは一般的に、端末が動作している環境(例えばビル、木々、他の構造物)における人工物である。従って、基地局の各アンテナで受信された信号は一つ以上の端末からの多数の信号インスタンス(すなわちマルチパス)を備えていてもよい。
【0016】
システム100において、(しばしば基地局コントローラ(BSC)とも称される)システムコントローラ102は基地局104に接続しており、接続している基地局を調整およびコントロールし、さらには接続された基地局を介して端末106への通話のルーティングをコントロールする。システムコントローラ102はさらに、図1には示されていないが、移動交換局(MSC)を介して公衆電話交換網(PSTN)に、およびパケット・データ・サービング・ノード(PDSN)を介してパケットデータ網に接続していてもよい。システム100は、cdma2000、IS−95、IS−856、W−CDMA、TS−CDMA、他のCDMA規格、あるいはこれらの組み合わせなどの一つ以上のCDMA規格をサポートするように設計されていてもよい。これらのCDMA規格は当業界において既知であり、また参照してここに組み込まれている。
【0017】
本発明の種々の態様および実施形態は、種々の無線通信システムにおけるフォワードおよびリバースリンクに適用されてもよい。明確には、パイロット干渉除去技術は、cdma2000システムにおけるリバースリンクに関して具体的に説明される。
【0018】
図2は、基地局104および端末106の実施形態の簡略ブロック図である。リバースリンク上で、端末106において、送信(TX)データプロセッサ214は、データソース212からのユーザ固有のデータおよびメッセージなどの種々のタイプの「トラヒック」を受信する。そしてTXデータプロセッサ214は一つ以上の符号化スキームに基づいて異なるタイプのトラヒックをフォーマット化および符号化し、符号化データを提供する。各符号化スキームは巡回冗長検査(CRC)、畳込み、ターボ、ブロック、および他の符号化の組み合わせを含んでいてもよく、または符号化を全く含んでいなくてもよい。インタリーブは一般的に、誤り訂正符号を使用してフェージングに対処する際に適用される。他の符号化スキームは自動再送要求(ARQ)、ハイブリッドARQ、および増分冗長反復を含んでいてもよい。一般的に、異なるタイプのトラヒックは異なる符号化スキームを使用して符号化される。そして変調器(MOD)216はパイロットデータおよび符号化データをTXデータプロセッサ214から受信し、さらに受信データを処理して変調データを生成する。
【0019】
図3は、図2の変調器216に使用されてもよい変調器216aの実施形態のブロック図である。cdma2000におけるリバースリンクについて、変調器216aによる処理は、乗算器312によって、多数のコードチャネル(例えばトラヒック、同期、ページング、およびパイロットチャネル)の各々のデータをそれぞれのウォルシュコードCchxでカバーして、ユーザ固有のデータ(パケットデータ)、メッセージ(コントロールデータ)、およびパイロットデータをそれぞれのコードチャネル上でチャネル化することを含んでいる。各コードチャネルのチャネル化データをユニット314によってそれぞれの利得Gでスケーリングして、コードチャネルの相対送信電力をコントロールすることができる。次いで、位相(I)パスの全コードチャネルのスケールデータは加算器316aによって加算され、Iチャネルデータを提供し、また直交(Q)パスの全コードチャネルのスケールデータは加算器316bによって加算され、Qチャネルデータを提供する。
【0020】
図3はまた、cdma2000におけるリバースリンクの拡散シーケンス生成器320の実施形態を示している。生成器320内で、ロングコード生成器322は端末に割り当てられているロングコードマスクを受信して、ロングコードマスクによって決定された位相によって、ロング擬似ランダムノイズ(PN)シーケンスを生成する。そしてロングPNシーケンスは乗算器326aによってIチャネルPNシーケンスと乗算され、I拡散シーケンスを生成する。ロングPNシーケンスはまた遅延要素324によって遅延され、乗算器326bによってQチャネルPNシーケンスを乗算され、要素328によって係数2で間引きされ、ウォルシュコード(C=+−)によってカバーされ、さらには乗算器330によってI拡散シーケンスで拡散されて、Q拡散シーケンスを生成する。IチャネルおよびQチャネルのPNシーケンスは、全端末によって使用される複素ショートPNシーケンスを形成する。IおよびQの拡散シーケンスは、端末に固有の複素拡散シーケンスSを形成する。
【0021】
変調器216a内で、IチャネルデータおよびQチャネルデータ(DchI+jDchQ)は乗算器340によって実行される複素乗算演算を介して、IおよびQの拡散シーケンス(SKI+jSKQ)によって拡散され、I拡散データおよびQ拡散データ(DspI+jDspQ)を生成する。複素逆拡散演算は以下のように表すことができる:
【数1】
Figure 2004529590
【0022】
IおよびQの拡散データは変調器216aによって提供される変調データを備えている。
【0023】
次いで、変調データは送信機(TMTR)218aに提供され、調整される。送信機218aは図2の送信機218の一実施形態である。信号調整は、IおよびQの拡散データをフィルタ352aおよび352bでそれぞれフィルタリングすることと、フィルタリングされたIおよびQデータを乗算器354aおよび354bによってcos(wt)とsin(wt)でそれぞれアップコンバートすることとを含んでいる。次いで乗算器354aおよび354bからのIおよびQ成分は加算器356によって加算され、さらに乗算器358によって利得Gで増幅されて、リバースリンク変調信号を生成する。
【0024】
再度図2を参照すると、リバースリンク変調信号はアンテナ220を介して、かつ一つ以上の基地局への無線通信リンク上で送信される。
【0025】
基地局104において、多数の端末からのリバースリンク変調信号は一つ以上のアンテナ250の各々によって受信される。複数のアンテナ250を使用して、フェージングなどのパスの悪影響に対する空間ダイバーシティを提供することができる。一例として、3つのセクタをサポートする基地局については、2つのアンテナを各セクタに使用してもよく、また基地局は6つのアンテナを含んでいてもよい。従って、任意の数のアンテナを基地局において用いることができる。
【0026】
各受信信号は、受信信号を調整(例えばフィルタリング、増幅、ダウンコンバート)およびディジタル化して受信信号のデータサンプルを提供するそれぞれの受信機(RCVR)252に提供される。各受信信号は、多数の端末の各々につき一つ以上の信号インスタンス(すなわちマルチパス)を含んでいてもよい。
【0027】
復調器(DEMOD)254は全受信信号のデータサンプルを受信および処理し、復元シンボルを提供する。cdma2000については、復調器254による特定の端末からのデータ送信を復元する処理は、(1)データサンプルを、端末においてデータを拡散するために使用される同一の拡散シーケンスで逆拡散することと、(2)逆拡散サンプルをチャネル化して、受信データおよびパイロットをそれぞれのコードチャネル上に分離またはチャネル化することと、(3)チャネル化データを復元パイロットによってコヒーレントに復調して復調データを提供することとを含んでいる。復調器254は、以下に説明するように、多数の端末の各々の複数の信号インスタンスを処理可能なレーキ受信機を実現してもよい。
【0028】
受信(RX)データプロセッサ256は端末ごとの復調データを受信および復号し、リバースリンク上の端末によって送信されるユーザ固有のデータおよびメッセージを復元する。復調器254およびRXデータプロセッサ256による処理は、端末においてそれぞれ変調器214およびTXデータプロセッサ212によって実行される処理に相補的である。
【0029】
図4は、多数の端末106からのリバースリンク変調信号を受信および復調できるレーキ受信機254aの一実施形態のブロック図である。レーキ受信機254aは、一つ以上の(L個の)サンプルバッファ408と、一つ以上の(M個の)フィンガプロセッサ410と、サーチャ412と、シンボル結合器420とを含んでいる。図4の実施形態は、同一のシンボル結合器420に接続されている全フィンガプロセッサ410を示している。
【0030】
マルチパス環境によって、各端末106から送信されるリバースリンク変調信号は、(図1に示されるような)多数の信号パスを介して基地局104に到着してもよく、また各基地局アンテナの受信信号は一般的に、多数の端末の各々からのリバースリンク変調信号の異なるインスタンスの組み合わせを備えている。受信信号における各信号インスタンス(すなわちマルチパス)は一般的に特定の大きさ、位相、および到着時間(すなわちCDMAシステムタイムに対する時間遅延またはタイムオフセット)と関連している。マルチパスの到着時間の相違が基地局において一つのPNチップより大きい場合、それぞれの受信機252への入力における各受信信号y(t)は以下のように表すことができる:
【数2】
Figure 2004529590
【0031】
ここで、
(t)はj番目の端末によって送信されるj番目のリバースリンク変調信号であり;
【数3】
Figure 2004529590
【0032】
は、j番目のリバースリンク変調信号x(t)が送信される時間に対する、i番目のマルチパスのl番目のアンテナにおける到着時間であり;
i,j,l(t)はl番目のアンテナにおけるj番目の端末のi番目のマルチパスのチャネル利得および位相を表しており、かつフェージングプロセスの関数であり;
【数4】
Figure 2004529590
【0033】
は、l番目の受信信号における全リバースリンク変調信号の合計であり;
【数5】
Figure 2004529590
【0034】
は、l番目の受信信号における各リバースリンク変調信号の全マルチパスの合計であり;
n(t)はRFおよび内部受信ノイズにおける実数チャネルノイズを表している。
【0035】
各受信機252はそれぞれの受信信号y(t)を増幅および周波数ダウンコンバートし、さらに、一般的に端末で使用されている送信フィルタ(例えばフィルタ352)に一致する受信フィルタによって信号をフィルタリングして調整信号を提供する。そして各受信ユニット252は調整信号をディジタル化し、データサンプルのそれぞれのストリームを提供し、これはそれぞれのサンプルバッファ408に提供される。
【0036】
各サンプルバッファ408は受信データサンプルを記憶し、さらに適切なデータサンプルを、適切な時に適切な処理ユニット(例えばフィンガプロセッサ410および/またはサーチャ412)に提供する。一設計において、各バッファ408はデータサンプルを、割り当てられているフィンガプロセッサのそれぞれの組に提供し、バッファに関連している受信信号におけるマルチパスを処理する。別の設計において、多数のバッファ408はデータサンプルを、時分割多重化方式で多数のマルチパスを処理する能力を有する特定のフィンガプロセッサに(例えば時分割多重化方式で)提供する。サンプルバッファ408a乃至408lはまた適切なサイズおよびスピードの信号バッファとして実現されてもよい。
【0037】
サーチャ412を使用して、受信信号における強いマルチパスを検索し、基準を満たす各検索されたマルチパスの強度およびタイミングを表示する。特定の端末のマルチパスの検索は一般的に、種々のチップまたはサブチップオフセット(すなわち位相)においてローカルに生成される、端末の拡散シーケンスによって、各受信信号のデータサンプルを相関することによって実行される。拡散シーケンスの擬似ランダム性質によって、データサンプルと拡散シーケンスの相関は、ローカルに生成された拡散シーケンスの位相がマルチパスの位相と時間的に整合している場合(この場合相関は高い値となる)を除いて低いはずである。
【0038】
各リバースリンク変調信号x(t)について、サーチャ412は、(おそらく各検索されたマルチパスの信号強度に伴う)リバースリンク変調信号に対して検索された一つ以上のマルチパスに対して、一つ以上のタイムオフセットti,j,lを提供してもよい。サーチャ412によって提供されるタイムオフセットti,j,lは基地局のタイミングまたはCDMAシステムタイムに相対的であり、また信号送信の時間に相対的である式(2)に示されているタイムオフセット
【数6】
Figure 2004529590
【0039】
に関連している。
【0040】
サーチャ412は、各々がそれぞれの検索ウィンドウ上でマルチパスを検索するように設計されていてもよい一つ以上の検索ユニットによって設計されていてもよい。各検索ウィンドウは、検索する拡散シーケンス位相の範囲を含んでいる。検索ユニットをパラレルに操作して検索動作を高速化してもよい。追加的または代替的に、サーチャ412を高いクロックレートで操作して検索動作を高速化してもよい。サーチャおよび検索は、参照してここに組み込まれている、米国特許第5,805,648号、第5,781,543号、第5,764,687号、および第5,644,591号により詳細に説明されている。
【0041】
各フィンガプロセッサ410を割り当てて、一つ以上の対象のマルチパス(例えば、サーチャ412によって提供される信号強度情報に基づいてコントローラ260によって決定されるような、十分な強度のマルチパス)のそれぞれの組を処理することができる。そして各フィンガプロセッサ410は、割当マルチパスごとに以下のものを受信する:(1)割当マルチパスを含む受信信号のデータサンプルと、(2)(拡散シーケンス生成器414によって生成されてもよい)タイムオフセットti,j,lに対応する位相を有する割当マルチパスのタイムオフセットと拡散シーケンスSi,j,lのいずれか一方と、(3)復元するコードチャネルのチャネル化コード(例えばウォルシュコード)。次いで、各フィンガプロセッサ410は受信データサンプルを処理して、割当マルチパスごとに復調データを提供する。フィンガプロセッサ410による処理を以下により詳細に説明する。
【0042】
シンボル結合器420は各端末の復調データ(すなわち復調シンボル)を受信および結合する。とりわけ、シンボル結合器420は、フィンガプロセッサの設計によっては、各端末の全割当マルチパスの復調シンボルを受信し、シンボルを時間的に整合(デスキュー)して、割当マルチパスのタイムオフセットの相違を説明することができる。そしてシンボル結合器420は各端末の時間的に整合された復調シンボルを結合して、端末ごとに復元シンボルを提供する。複数のシンボル結合器を提供して、複数の端末のシンボルを同時に結合してもよい。次いで各端末の復元シンボルはRXデータプロセッサ256に提供されて復号化される。
【0043】
マルチパスの処理は種々の復調設計に基づいて実行されてもよい。第一の復調設計において、一つのフィンガプロセッサを割り当てて受信信号における多数のマルチパスを処理する。この設計については、サンプルバッファからのデータサンプルは特定の持続時間(すなわち特定数のPNチップ)をカバーし、かつある所定の時間境界で開始する「セグメント」において処理されてもよい。第二の復調設計において、複数のフィンガプロセッサを割り当てて、受信信号における複数のマルチパスを処理する。本発明の種々の態様および実施形態は第一の復調設計について説明されている。
【0044】
パイロット干渉除去はまた種々のスキームに基づいて実行されてもよい。第一の復調設計に基づく第一のパイロット干渉除去スキームにおいて、特定のマルチパスのチャネル応答がデータサンプルのセグメントに基づいて推定され、推定チャネル応答を使用して、同一のセグメントに対してこのマルチパスによるパイロット干渉の推定を導き出す。このスキームは向上したパイロット干渉除去を提供する。しかしながら、データ変調が同一セグメント上で進行可能である前にデータサンプルのセグメントがまず処理されてパイロット干渉を推定および除去するため、このスキームもまたマルチパスのデータ復調におけるさらなる処理遅延をもたらす。
【0045】
これもまた第一の復調設計に基づく第二のパイロット干渉除去スキームにおいて、特定のマルチパスのチャネル応答がデータサンプルのセグメントに基づいて推定され、推定チャネル応答を使用して、次のセグメントに対してこのマルチパスによるパイロット干渉の推定を導き出す。このスキームを使用して、パイロット干渉の推定および除去に起因するデータ復調におけるさらなる処理遅延を減少(可能ならば除去)することができる。しかしながら、リンク条件は経時的に連続して変化するために、現在および次のセグメント間の時間遅延は、現在のセグメントのチャネル応答推定が次のセグメントにおいて依然として正確であるように、十分に短く維持されなければならない。明確には、パイロット干渉の推定および除去は第二のスキームについて以下に説明される。
【0046】
図5は、データ変調の実行に加えてパイロット干渉を推定および除去できるフィンガプロセッサ410xの具体的な実施形態のブロック図である。フィンガプロセッサ410xは、図4に示されているレーキ受信機254aの各フィンガプロセッサ410に使用することができる。以下の説明において、図5は処理要素を示しており、図6Aおよび6Bは、パイロット干渉の推定および除去のタイミングを図示している。
【0047】
フィンガプロセッサ410xを割り当てて、特定の受信信号における一つ以上の「所望の」マルチパスを復調する。サンプルバッファ408xは、フィンガプロセッサ410xに割り当てられているマルチパスを含む受信信号のデータサンプルを記憶する。そしてバッファ408xは、所望なら、(セグメントの)適切なデータサンプルをフィンガプロセッサに提供する。図5に示されている実施形態において、フィンガプロセッサ410xはリサンプラ522と、パイロット推定器520(すなわちチャネル推定器)と、加算器542と、データ復調ユニット550と、パイロット干渉推定器530とを含んでいる。
【0048】
フィンガプロセッサ410xによって復調する所望のマルチパスごとに、他の全マルチパスにおけるデータおよび、同一の受信信号の全マルチパスにおけるパイロットはこのマルチパスに対する干渉として作用する。パイロットは既知のデータパターン(例えば、一般的にはオールゼロのシーケンス)に基づいて生成されかつ既知の方法で処理されるため、「干渉」マルチパスにおけるパイロットが推定されて、所望のマルチパスから除去されて、所望のマルチパスにおけるデータ成分の信号品質を向上させる。フィンガプロセッサ410xは、以下に説明するように、所望のマルチパスのパイロットを含む、受信信号に見られる多数のマルチパスによるパイロット干渉を推定および除去することができる。
【0049】
一実施形態において、パイロット干渉の推定および除去と、データ復調は「バースト」で実行される。バーストごと(すなわち処理サイクルごと)に、特定数のPNチップに対する一つのセグメントのデータサンプルが処理されて、特定のマルチパスによるパイロット干渉を推定する。具体的な実施形態において、各セグメントは、シンボル周期ごとにデータサンプルを備えており、これはcdma2000では64PNチップであってもよい。しかしながら、他のセグメントサイズもまた(例えば、他の持続期間のデータサンプルに)使用可能であり、これは本発明の範囲内である。以下に説明するように、データ変調をパイロット干渉推定によってパラレルに、かつパイプライン方式に実行して、処理スループットを増大させ、かつ全処理時間を可能な限り減少させることができる。
【0050】
m番目のマルチパスによるパイロット干渉の推定を導き出すために(ここで、m=(i,j,l)であり、これはl番目の受信信号に見られるj番目のリバースリンク変調信号のi番目のマルチパスを示している)、データサンプルのセグメントはまず、バッファ408xからフィンガプロセッサ410x内のリサンプラ522に提供される。そしてリサンプラ522は間引き、補間、あるいはこれらの組み合わせを実行して、チップレートで、かつ適切な「きめ細かい」タイミング位相で、間引きデータサンプルを提供することができる。
【0051】
図6Aは、リサンプラ522によって実行されるリサンプリングの一実施形態を示している。受信信号は一般的に、チップレートの複数倍(例えば2、4、また8倍)のサンプルレートでオーバーサンプリングされ、より高い時間解像度を提供する。データサンプルはサンプルバッファ408xに記憶され、これはその後処理サイクルごとに(例えば512個の)データサンプルのセグメントを提供する。次いで、リサンプラ522はバッファ408xから受信されたデータサンプルを「リサンプリング」し、チップレートで、かつ適切なタイミング位相でサンプルを提供する。
【0052】
図6Aに示されているように、受信信号が十分に(例えば、チップレートの8倍で)オーバーサンプリングされている場合、m番目のマルチパスのリサンプリングは、例えばバッファから受信された8番目のデータサンプルに、m番目のマルチパスのピークのタイミングにもっとも密接に整合されている選択データサンプルを提供することによって実行されてもよい。m番目のマルチパスは一般的にデータ復調用に割り当てられたマルチパスであって、マルチパスのタイムオフセットtはサーチャ412によって判断および提供されてもよい。しかしながら、データ復調用に割り当てられたのではないマルチパスによるパイロット干渉もまた、そのような各マルチパスのタイムオフセットが既知である限り、推定および除去されることが可能である。各マルチパスのタイムオフセットtは、基地局のタイミングまたはCDMAシステムタイムに対する整数個のシンボル周期とシンボル周期の端数部分(すなわち、t=tfull,m+tfrac,m)とを備えているものとみなされうる(ここでシンボル周期はチャネル化コード(例えばcdma2000では64PNチップ)の長さによって判断される)。タイムオフセットの端数部分tfrac,mを使用して、リサンプラ522に、かつ間引き用に提供するデータサンプルの特定のセグメントを選択することができる。図6Aに示されている例において、m番目のマルチパスのタイムオフセットの端数部分はtfrac,m=5であり、データサンプルセグメント622はバッファ408xによって提供され、またリサンプラ522によって提供された間引きデータサンプルは斜線のボックスで表されている。
【0053】
受信信号が十分にオーバーサンプリングされていない他の受信機の設計については、当業界において既知であるように、間引きに伴って補間を代替的または追加的に実行して、適切なタイミング位相での新たなサンプルを導き出すことができる。
【0054】
パイロット推定器520内で、逆拡散器524は間引きデータサンプルと、パイロット干渉が推定されるm番目のマルチパスのタイムオフセットtに対応する位相を有する(複素共役)拡散シーケンスS (k)とを受信する。拡散シーケンスS (k)は拡散シーケンス生成器414によって提供されてもよい。cdma2000におけるリバースリンクについては、拡散シーケンスS (k)は、図3の拡散シーケンス生成器320について示されたように生成されてもよい。図6Aに示されているように、データサンプルセグメントと同一の長さの、かつ同一のタイミング位相を有する各線シーケンスS (k)のセグメントが逆拡散に使用される(すなわち、拡散シーケンスS (k)は間引きデータサンプルに時間的に整合される)。
【0055】
(図3に示されている乗算器340などの複素乗算器として実現されてもよい)逆拡散器524は間引きデータサンプルを拡散シーケンスS (k)によって逆拡散し、逆拡散サンプルを提供する。次いで、パイロットチャネライザ526は逆拡散サンプルに、端末のパイロットに使用されるチャネル化コードCpilot,m(例えばcdma2000のゼロのウォルシュコード)を乗算する。そして、復元されたパイロットサンプルは特定の累算時間間隔で累算されて、パイロットシンボルを提供する。累算時間間隔は一般的にパイロットチャネル化コードの長さの整数倍である。パイロットデータが(cdma2000のように)ゼロのチャネル化コードでカバーされている場合、チャネル化コードCpilot,mによる乗算は省略されてもよく、パイロットチャネライザ526は単に、逆拡散器524からの逆拡散サンプルの累算を実行する。具体的な実施形態において、一つのパイロットシンボルがセグメントごとに提供され、これは一つのシンボル周期のサイズである。
【0056】
パイロットチャネライザ526からのパイロットシンボルはパイロットフィルタ528に提供されて、特定のローパスフィルタ応答に基づいてフィルタリングされて、ノイズを除去する。パイロットフィルタ528は、有限インパルス応答フィルタ(FIR)、無限インパルス応答(IIR)フィルタ、または他のフィルタ構成として実現されてもよい。パイロットフィルタ528はパイロット推定P(k)を提供し、これらはm番目のマルチパスのチャネル応答(すなわち利得および位相a・ejθm)を示している。従って、各パイロット推定P(k)は複素値である。パイロット推定は、マルチパスのチャネル応答における非有意でない変化が捕捉および報告されるように、十分なレートで提供される。具体的な実施形態において、一つのパイロット推定がセグメントごとに提供され、これは一つのシンボルのサイズである。
【0057】
次いで、パイロット干渉推定器530は、次のセグメントに対してm番目のマルチパスによるパイロット干渉を推定する。パイロット干渉を推定するために、m番目のマルチパスのパイロットデータとパイロットチャネル化コードCpilot,mがパイロットチャネライザ532に提供され、これはパイロットデータをパイロットチャネル化コードでチャネル化し、チャネル化パイロットデータを提供する。次いで、拡散器534はチャネル化パイロットデータを受信して、拡散シーケンスS(k+N)で拡散し、拡散パイロットデータ(すなわち処理済みパイロットデータ)を生成する。図6Aに示されるように、拡散シーケンスS(k+N)はm番目の干渉マルチパスのタイムオフセットtに対応する位相を有しており、またさらに次のセグメントに対してN個のPNチップだけ進められる。パイロットデータがオールゼロのシーケンスであり、かつパイロットチャネル化コードもまた(cdma2000のように)オールゼロのシーケンスである場合、パイロットチャネライザ532と拡散器534は省略されてもよく、拡散パイロットデータは単に拡散シーケンスS(k+N)である。
【0058】
次いで、乗算器536は拡散パイロットデータを受信して、パイロットフィルタ528からのパイロット推定P(k)を乗算し、次のセグメントに対してm番目のマルチパスによるパイロット干渉Ipilot,m(k+N)の推定を提供する。パイロット推定P(k)は現在のセグメントから導き出され、次のセグメントの推定パイロット干渉を導き出すために使用されるため、推定技術を使用して、パイロット推定に基づいて次のセグメントのパイロット推定を導き出すことができる。これらのパイロット推定を使用して、次のセグメントの推定パイロット干渉を導くことができる。
【0059】
一実施形態において、乗算器536はm番目のマルチパスによる推定パイロット干渉を、サンプルレート(例えばチップレートの8倍)で、かつm番目のマルチパスのタイミング位相で提供する。これによって、(一般的に全部がPNチップのタイミング境界に整列されているわけではない異なるタイムオフセットを有する)全マルチパスの推定パイロット干渉が、より高い時間解像度で累算される。そして、データサンプルセグメントと同数の干渉サンプルを含む、m番目のマルチパスの推定パイロット干渉Ipilot,m(k+N)が干渉累算器538に提供される。図6Aに示されているように、m番目のマルチパスの干渉サンプルは、マルチパスのタイムオフセットの端数部分によって決定された累算器の位置に記憶される(すなわち既に記憶されている干渉サンプルと共に累算される)。
【0060】
所与の受信信号における全マルチパスの全パイロット干渉を導き出すために、上記の処理は何回も反復されてもよい(パイロット干渉が推定され、所望のマルチパスから除去される干渉マルチパスにつき一回の反復または処理サイクル)。あるアンテナからのチャネル推定は一般的に別のアンテナには無効なので、パイロット干渉除去は一般的にクロスアンテナではなく、同一のアンテナを介して受信されたマルチパスに対して実行される。同一のフィンガプロセッサのハードウェアが複数の反復に使用される場合、処理はバーストで実行されてもよく、各バーストは、マルチパスの端数タイムオフセットによって決定されたデータサンプルのそれぞれのセグメントに実行される。
【0061】
最初の反復の前に、累算器538はクリア、すなわちリセットされる。反復ごとに、現在のマルチパスによる推定パイロット干渉Ipilot,mが、全未処理マルチパスの累算パイロット干渉と共に累算される。しかしながら、図6Aに示されているように、推定パイロット干渉Ipilot,mは、現在のマルチパスのタイムオフセットによって決定される累算器538の特定部分にサンプルと共に累算される。全干渉マルチパスが処理された後、累算器538における累算パイロット干渉は、全処理済みマルチパスによる全パイロット干渉Ipilotを備えている。
【0062】
図6Aはまた累算器538の一実施形態を示している。フィンガプロセッサ410xが、(すでに導き出され、かつ累算器538の一部に記憶されている全パイロット干渉Ipilot(k)を使用して)、現在のセグメントのm番目のマルチパスのデータ復調を実行する一方で、次のセグメントのm番目のマルチパスIpilot,m(k+N)によるパイロット干渉が推定され、累算器の別の部分に累算されてもよい。
【0063】
m番目のマルチパスのパイロットは、m番目のマルチパス自体を含む、受信信号における全マルチパスへの干渉である。複数のフィンガプロセッサを割り当てて、所与の端末の受信信号における多数のマルチパスを処理する復調設計について、m番目のマルチパスによる推定パイロット干渉Ipilot,mを他の割り当てられているフィンガプロセッサに提供して、同一の受信信号における他のマルチパスを処理してもよい。
【0064】
m番目のマルチパスのデータを復元するための復調について、セグメントのデータサンプルはバッファ408xからリサンプラ522に提供される。そしてリサンプラ522は受信データサンプルをリサンプリングし、間引きデータサンプルをチップレートで、かつこのマルチパスに適切なタイミング位相で提供する。間引きデータサンプルは上記のように処理されて、パイロット推定P(k)を提供する。
【0065】
従って、同一セグメントの全パイロット干渉Ipilot(k)の干渉サンプルは累算器538からリサンプラ540に提供される。リサンプラ540は受信干渉サンプルを同様にリサンプリングして、間引き干渉サンプルをチップレートで、かつm番目のマルチパスに適切なタイミング位相で提供する。次いで、加算器542が間引き干渉サンプルを受信して、間引きデータサンプルから減算し、パイロット除去データサンプルを提供する。
【0066】
データ復調ユニット550内で、逆拡散器544はパイロット除去データサンプルを受信して、(複素共役)拡散シーケンスS (k)で逆拡散し、逆拡散サンプルを提供する。拡散シーケンスS (k)は、m番目のマルチパスのタイムオフセットtに対応する位相を有している。そしてデータチャネライザ546は逆拡散サンプルに、フィンガプロセッサによって復元されたコードチャネルに使用されているチャネル化コードCch,mを乗算する。次いで、チャネル化データサンプルはチャネル化コードCch,mの長さに累算されて、データシンボルを提供する。
【0067】
データ復調器548はデータシンボルを受信して、パイロット推定P(k)で復調して、m番目のマルチパスの復調シンボル(すなわち復調データ)を提供し、これはシンボル結合器420に提供される。データ復調およびシンボル結合は、前述の米国特許第5,764,687号に説明されているように実行されてもよい。‘687号特許は、逆拡散データとフィルタパイロット間のドット生成を実行することによるIS−95のBPSKデータ復調について説明している。cdma2000およびW−CDMAにおいて使用されているQPSK変調の復調は、‘687号特許に説明されている技術の直接の拡張である。すなわち、ドットプロダクトではなく、ドットプロダクトとクロスプロダクトの両方を使用して同相および直交のストリームを提供する。
【0068】
上記の通り、m番目のマルチパスのデータ復調はパイロット干渉推定とパラレルに、かつパイプライン方式で実行されてもよい。逆拡散器544とデータチャネライザ546が、現在のセグメントのパイロット除去データサンプルを(拡散シーケンスS (k)とチャネル化コードCch,mによって)処理して、m番目のマルチパスのデータシンボルを提供すると、逆拡散器524とパイロットチャネライザ526は現在のセグメントの同一のデータサンプルを(拡散シーケンスS (k)とパイロットチャネル化コードCpilot,mによって)処理して、このマルチパスのパイロットシンボルを提供してもよい。パイロットシンボルはパイロットフィルタ528によってフィルタリングされ、マルチパスのパイロット推定P(k)を提供する。そしてパイロット干渉推定器530は上記のように、以下のセグメントに対するこのマルチパスによる推定パイロット干渉Ipilot,m(k+N)を導き出す。このようにして、データ復調が、前のセグメントから導き出された全パイロット干渉Ipilot(k)を使用して現在のセグメントで実行されると、次のセグメントのパイロット干渉が推定されて、次のセグメントで使用する累算器の別の部分に記憶される。
【0069】
一実施形態において、復調されている特定のマルチパスのパイロットは、(累算器538からの)パイロット除去データサンプルに基づくのではなく、上記のように(サンプルバッファ408xからの)「未処理の(raw)」受信データサンプルに基づいて推定される。別の実施形態において、全パイロット干渉が、復調されているマルチパスのパイロットを除く干渉パイロットの一部または全部を含んでいる場合(すなわち、復調されているマルチパスのパイロットがパイロット除去データサンプルに含まれている場合)、パイロットがパイロット除去データサンプルに基づいて推定されてもよい。この代替実施形態は復調されているマルチパスのチャネル応答の向上した推定を提供することができ、パイロット推定が一般的に弱マルチパスの処理における制限要因であるリバースリンクにはとりわけ好都合である。パイロット推定に使用される同一の「他のパイロットが除去されている」データサンプルもまた処理されて、マルチパスのデータを復元し、これはパイロット推定とデータ復調の両方を同一のデータサンプルストリームでパラレルに実行するフィンガプロセッサのアーキテクチャに好都合である。同じ概念を使用して、特定の干渉マルチパスのチャネル応答を推定することができる(すなわち、推定チャネル応答は未処理のデータサンプルと、特定のマルチパスが除去されているパイロットを除く干渉パイロットを有する「他のパイロットが除去されている」データサンプルのいずれかに基づいていてもよい)。
【0070】
図6Aおよび6Bは、本発明の具体的な実現に従った、パイロット干渉の推定を導き出すためのデータサンプルの処理を示している図である。図6Aおよび6Bに示されている例において、受信信号はタイムオフセットt、t、およびtに関連する3つのマルチパスを含んでいる。受信信号がチップレートの8倍のサンプルレートでディジタル化されて、データサンプルを提供し、これはサンプルバッファに記憶される。これらのマルチパスはそのピークでサンプリングされてもそうでなくてもよい。
【0071】
図6Aおよび6Bに示されている例において、各セグメントは、64PNチップのシンボル周期につき512個のデータサンプルを含んでいる。パイロット干渉は3つのマルチパスの各々、および各シンボル周期につき推定される。各マルチパスのシンボルタイミングはマルチパスの端数タイムオフセットによって決定される。マルチパスの端数タイムオフセットが同一でない場合、これは一般的に事実なのであるが、これらのマルチパスのシンボルタイミングは異なり、また異なるデータサンプルセグメントに関連している。一実施形態において、マルチパスはその端数タイムオフセットに基づく順序で処理され、最小の端数タイムオフセットを有するマルチパスが最初に処理され、最大の端数タイムオフセットを有するマルチパスが最後に処理される。この処理順は、全パイロット干渉が導き出され、それが処理される場合には各マルチパスに使用可能であることを保証している。
【0072】
図6Aにおいて、端数のタイムオフセットがtfrac,m=5である、m番目のマルチパスのn番目のシンボル周期について、リサンプラ522がデータサンプル5乃至516をサンプルバッファから受信し、斜線のボックスで表されているデータサンプル5、13、20などと、509を逆拡散器524に提供する。従って、逆拡散器524は、同一のタイムオフセットtに対応する位相を有する拡散シーケンスS (k)を受信し、間引きデータサンプルを拡散シーケンスによって逆拡散する。次いで、パイロット推定P(k)が、上記のように、このセグメントの逆拡散サンプルに基づいて導き出される。
【0073】
m番目のマルチパスによる推定パイロット干渉を導き出すために、拡散器534は次のセグメントに対応する拡散シーケンスS(k+N)を受信する。そして乗算器536は拡散シーケンスS(k+N)に、現在のセグメントから導き出されたパイロット推定P(k)を乗算し、次のセグメントの推定パイロット干渉Ipilot,m(k+N)を提供する。推定パイロット干渉Ipilot,m(k+N)は干渉サンプル517乃至1028を備えており、これらは図6に示されているように、干渉累算器の同一のインデックス517乃至1028のサンプルと共に累算される。このように、m番目のマルチパスの端数タイムオフセットを、全パイロット干渉の導出について説明する。
【0074】
n番目のシンボル周期のm番目のマルチパスのデータ復調について、同一のセグメントの干渉サンプル5乃至516が累算器538からリサンプラ540に提供される。そしてリサンプラ540は、(斜線のボックスで示されている)、リサンプラ522によって提供された同一インデックスのデータサンプルに対応する干渉サンプル5、13、20などと、509を加算器542に提供する。そしてパイロット除去データサンプルのデータ復調は上記のように実行される。各マルチパスは同様に処理される。しかしながら、各マルチパスは異なるタイムオフセットに関連しているため、異なる間引きデータおよび干渉サンプルが操作されてもよい。
【0075】
図6Bは、3つのマルチパスによる推定パイロット干渉を導き出すために使用される3つのデータサンプルセグメントと、間引きデータサンプルと、3つの拡散シーケンスとを示している。
【0076】
別の復調設計において、パイロット干渉推定/除去およびデータ復調が、十分な処理能力が提供されるならば、リアルタイムで(例えばデータサンプルが受信されると)実行されてもよい。例えば、M個のフィンガプロセッサを割り当てて、受信信号におけるM個のマルチパスを同時に処理してもよい。シンボル周期ごとに、各フィンガプロセッサはそのシンボル周期のパイロット推定を導き出し、これを使用して、次のシンボル周期に対してフィンガプロセッサの割当マルチパスによる推定パイロット干渉を導き出す。次いで、加算器は、(それぞれのタイムオフセットが考慮されている)全M個のフィンガプロセッサからの推定パイロット干渉を加算し、次のシンボル周期の全パイロット干渉は干渉累算器に記憶される。
【0077】
そして、全パイロット干渉は、データサンプルが次のシンボル周期に対して受信されると、データサンプルから減算されてもよく、また同一のパイロット除去データサンプルはデータ復調用に、全M個のフィンガプロセッサに提供されてもよい(これらのフィンガプロセッサはまた、パイロット干渉がなく、パイロット推定を導き出すために使用される受信データサンプルを具備している)。このように、データ復調はリアルタイムでパイロット除去データサンプルに実行されてもよく、同一のバッファは可能ならば除去されてもよい。パイロット推定を使用して同一のセグメントの(かつ次のセグメントではない)推定パイロット干渉を導き出すスキームについて、データサンプルは、全パイロット干渉が導き出される一方で、(例えばシンボル周期の間)一時的に記憶される。
【0078】
(例えば、一つのフィンガプロセッサを割り当てて多数のマルチパスを処理する場合)同一のデータサンプルが複数回処理される復調設計について、サンプルバッファは、データサンプルが不注意に欠落することがないように設計および操作される。一実施形態において、サンプルバッファは、記憶されているデータサンプルを(複数の)フィンガプロセッサに提供しつつ、入ってくるデータサンプルを受信するように設計されている。これは、記憶されているデータサンプルがバッファのある部分から読み取られる一方で、新たなデータデータサンプルがバッファの別の部分に書き込まれるようにサンプルバッファを実現することによって実行されてもよい。サンプルバッファはダブルバッファすなわち複数のバッファ、マルチポートバッファ、円形バッファ、あるいは他のバッファ設計として実現されてもよい。干渉累算器はサンプルバッファと同様に(例えば、円形バッファとして)実現されてもよい。
【0079】
上記の復調設計について、依然として処理されているサンプルを上書きしないように、サンプルバッファの容量は、(サンプルレートによって定義されている時間とバッファ容量の関係によって)全M個のマルチパスの全パイロット干渉を導き出すのに要する時間の少なくとも2倍となるように選択されてもよい。異なるデータサンプルセグメントをM個のマルチパスの各々に使用すると、サンプルバッファの容量は、サンプルバッファに割り当てられている各受信信号に対して少なくとも(2・N・NOS)となるように選択されてもよい(ここでNは一つのマルチパスの推定パイロット干渉を導き出すために使用されるデータサンプルの期間であり、NOSは(チップレートに対するサンプルレートの比として定義される)データサンプルのオーバーサンプリング係数である)。一つのシンボル周期のセグメント(例えばN=64PNチップ)がマルチパスごとに処理される上記の例について、2つのシンボル周期のバッファは、その端数タイムオフセットに関係なく、マルチパスごとにデータサンプルの一つのシンボル周期のセグメントを提供できるであろう。オーバーサンプルレートがNOS=8である場合、バッファの最小サイズは(2・N・NOS=2・64・8=1024)データサンプルである。
【0080】
同様に、干渉累算器の容量は少なくとも(3・N・NOS)となるように選択されてもよい。干渉累算器の余分なシンボル周期(すなわち2・Nではなく3・N)は、推定パイロット干渉が次のセグメントに対して導き出されるという事実を説明する。
【0081】
上記の通り、一つのデータサンプルセグメントから導き出された推定パイロット干渉は後のデータサンプルセグメントから除去される。移動端末について、通信リンクおよび、結果として種々のマルチパスのチャネル応答は常に変化している。従って、パイロット干渉が推定されるデータサンプルと、推定パイロット干渉が除去されるデータサンプル間の遅延を減少させることが望ましい。この遅延は2・Nチップであってもよい。
【0082】
十分小さいNの値を選択することによって、各マルチパスのチャネル応答は2・Nチップの周期で比較的一定であることが推定される。しかしながら、Nの値は、処理する各マルチパスのチャネル応答の正確な推定を見込めるほどの大きさに選択されなければならない。
【0083】
図7は、本発明の実施形態に従った、多数のマルチパスの全パイロット干渉を導き出すためのプロセス700のフロー図である。プロセス700は図5に示されているフィンガプロセッサによって実現されてもよい。
【0084】
まず、ステップ712において、推定パイロット干渉を累算するために使用される累算器がクリアされる。次いで、ステップ714において、処理されていない干渉マルチパスが選択される。一般的に、パイロット干渉はデータ復調用に割り当てられたマルチパスごとに推定される。しかしながら、割り当てられていないマルチパスによるパイロット干渉もまた推定されてしまう。一般的に、任意の数のマルチパスが処理されてもよく、これらのマルチパスは、パイロット干渉が全パイロット干渉を導き出すために推定および累算されるためのものである。
【0085】
ステップ716において、選択マルチパスを有する受信信号のデータサンプルが処理されて、選択マルチパスのチャネル応答の推定を導き出す。チャネル応答は、上記のように、選択マルチパスにおけるパイロットに基づいて推定されてもよい。cdma2000について、この処理は、(1)データサンプルをマルチパスの拡散シーケンスによって(すなわちマルチパスのタイムオフセットに対応する適切な位相によって)拡散することと、(2)逆拡散データサンプルをチャネル化してパイロットシンボルを提供すること(例えば逆拡散サンプルにパイロットチャネル化コードを乗算して、チャネル化データサンプルをパイロットチャネル化コードの長さで累算すること)と、(3)パイロットシンボルをフィルタリングして、選択マルチパスのチャネル応答を示すパイロット推定を導き出すことと、を伴っている。他の技術に基づいたチャネル応答の推定もまた使用されてもよく、これは本発明の範囲内である。
【0086】
そして、ステップ718において、選択マルチパスによるパイロット干渉が推定される。パイロット干渉は、処理済みパイロットデータを生成し、このデータにステップ716で導き出された推定チャネル応答を乗算することによって推定される。処理済みパイロットデータは、パイロットデータがオールゼロのシーケンスであり、かつパイロットチャネル化コードもまたオールゼロである場合に、単に選択マルチパスの拡散シーケンスである。一般的に、処理済みパイロットデータは、フィルタリングと周波数アップコンバートの前ではなく、送信ユニットにおける全信号処理の後のデータである(例えば、cdma2000におけるリバースリンクに関する、図3の変調器216aの出力におけるデータ)。
【0087】
次いで、ステップ720において、選択マルチパスの推定パイロット干渉が干渉累算器に、処理前マルチパスの推定パイロット干渉と共に累算される。上記の通り、マルチパスのタイミング位相はステップ716、718、および720を実行する際に見られる。
【0088】
ステップ722において、全干渉マルチパスが処理されたか否かが判断される。答えがいいえである場合、処理はステップ714に戻り、別の干渉マルチパスが処理用に選択される。そうでない場合、累算器の内容は、全処理済みマルチパスによる全パイロット干渉を表し、これはステップ724において提供されてもよい。そして処理は終了する。
【0089】
図7のパイロット干渉推定は、一つ以上のフィンガプロセッサを使用する時分割多重化方式で全マルチパスに実行されてもよい。あるいはまた、複数のマルチパスのパイロット干渉推定が、多数のフィンガプロセッサを使用してパラレルに実行されてもよい。この場合、ハードウェアが十分な能力を有している場合、パイロット干渉の推定および除去は、データ復調に伴ってリアルタイムで(例えば、上記のようにデータサンプルが最小で、またはバッファリングなしで受信されると)実行されてもよい。
【0090】
図8は、本発明の実施形態に従った、多数のマルチパスをパイロット干渉除去によってデータ復調するプロセス800のフロー図である。プロセス800はまた図5に示されているフィンガプロセッサによって実現されてもよい。
【0091】
まず、ステップ812において、対象となる全マルチパスによる全パイロット干渉が導き出される。ステップ812は図7に示されているプロセス700を使用して実現されてもよい。そして、ステップ814において、特定のマルチパスがデータ復調用に選択される。一実施形態において、また上記のように、ステップ816において、全パイロット干渉はまず選択マルチパスから除去される。これは、(累算器に記憶されている)全パイロット干渉の干渉サンプルを、選択マルチパスを含む受信信号のデータサンプルから減算することによって実行される。
【0092】
そして、データ復調が一般的な方法でパイロット除去信号に実行される。cdma2000について、これは、(1)パイロット除去データサンプルを逆拡散することと、(2)逆拡散データをチャネル化してデータシンボルを提供することと、(3)データシンボルをパイロット推定によって復調することとを伴っている。次いで、選択マルチパスの復調シンボル(すなわち復調データ)が、同一の送信ユニット(例えば端末)の他のマルチパスの復調シンボルと結合される。(例えば受信ダイバーシティが用いられている場合)複数の受信信号におけるマルチパスの復調シンボルもまた結合されてもよい。シンボル結合は図4に示されているシンボル結合器によって実行されてもよい。
【0093】
次いで、ステップ822において、全割当マルチパスが復調されたか否かが判断される。答えがいいえである場合、プロセスはステップ814に戻り、別のマルチパスがデータ復調用に選択される。そうでない場合、プロセスは終了する。
【0094】
上記の通り、所与の送信ユニットの全割当マルチパスのデータ復調が、一つ以上のフィンガプロセッサを使用する時分割多重化方式によって実行されてもよい。あるいはまた、全割当マルチパスのデータ復調は多数のフィンガプロセッサを使用してパラレルに実行されてもよい。
【0095】
図4および5を再度参照すると、サーチャ412は、(バッファ408からの未処理の受信データサンプルではなく)パイロット除去データサンプルに基づいて新たなマルチパスを検索するように設計および操作されてもよい。これは、既知のマルチパスの一部または全部からのパイロット干渉が上記のように除去されているため、向上した検索性能を提供することができる。
【0096】
ここで説明されているパイロット干渉除去技術はまた、性能の著しい向上を提供することができる。リバースリンク上の各端末によって送信されるパイロットは背景ノイズNと同様に全チャネル干渉Iに寄与する。全端末からのパイロットは、全端末に見られる全干渉レベルの実質的部分を表している。これは、個々の端末の、より小さい信号対全ノイズおよび干渉比(SNR)となる。実際、ほとんどの容量を操作する(リバースリンク上のパイロットをサポートする)cdma2000システムにおいて、基地局でみられる干渉のほぼ半分が送信端末からのパイロットによるものであると推定される。従って、パイロット干渉の除去は個々の端末の各々のSNRを向上させ、これによって、各端末はより低い電力レベルで送信でき、またリバースリンク容量を増大させることができる。
【0097】
ここに説明されている、パイロット干渉を推定および除去するための技術は、データを伴うパイロットを送信する種々の無線通信システムにおいて好都合に使用される。例えば、これらの技術は種々のCDMAシステム(例えばcdma2000、IS−95、W−CDMA、TS−CDMAなど)、パーソナル通信サービス(Personal Communication Service)(PCS)システム(例えばANSI J−STD−008)、および他の無線通信システムに使用されてもよい。ここで説明されている技術を使用して、一つ以上の送信信号の各々の複数のインスタンスが(例えばレーキ受信機または他の復調器によって)受信および処理され、また複数の送信信号が受信および処理される場合において、パイロット干渉を推定および除去できる。
【0098】
明確には、本発明の種々の態様および実施形態がcdma2000におけるリバースリンクについて説明されてきた。ここに説明されているパイロット干渉除去技術はまた基地局から端末へのフォワードリンクに使用されてもよい。復調器による処理は、サポートされている特定のCDMA規格によって、かつ本発明の技術がフォワードリンクおよびリバースリンクのいずれに使用されているかによって判断される。例えば、IS−95およびcdma2000における拡散シーケンスによる「逆拡散」は、W−CDMAにおけるスクランブリングシーケンスによる「逆スクランブリング」に対応し、またIS−95およびcdma2000におけるウォルシュコードまたは準直交関数(QOF)によるチャネル化は、W−CDMAにおけるOVSFコードによる「逆拡散」に対応している。一般的に、受信機において復調器によって実行される処理は、送信ユニットにおいて変調器によって実行される処理に相補的である。
【0099】
フォワードリンクについて、ここで説明されている技術を使用して、セル内の全端末に送信される「共通の」パイロットに加えて、あるいは可能ならばこの代わりに送信されてもよい他のパイロットをほぼ除去することができる。例えば、cdma2000は「送信ダイバーシティ」パイロットと「補助」パイロットとをサポートする。これらの他のパイロットは異なるウォルシュコード(すなわち準直交関数であってもよい異なるチャネル化コード)を利用してもよい。異なるデータパターンもまたパイロットに使用されてもよい。これらのパイロットのいずれかを処理するために、逆拡散サンプルが、基地局でパイロットをチャネル化するために使用する同一のウォルシュコードで逆カバー(decovered)され、さらに基地局でパイロットに使用される同一のパイロットデータパターンによって相関(すなわち乗算および累算)される。共通のパイロットに加えて送信ダイバーシティパイロットおよび/または補助パイロットが推定および除去される。
【0100】
同様に、W−CDMAは多数の異なるパイロットチャネルをサポートしている。第一に、共通のパイロットチャネル(CPICH)は一次的な基地局アンテナで送信されてもよい。第二に、ダイバーシティCPICHは非ゼロのパイロットデータに基づいて生成され、かつ基地局のダイバーシティアンテナで送信されてもよい。第三に、一つ以上の二次的なCPICHがセルの限定部分において送信されてもよく、各二次的なCPICHは非ゼロチャネル化コードを使用して生成される。第四に、基地局はさらに、ユーザのデータチャネルと同一のチャネル化コードを使用して専用パイロットを特定のユーザに送信してもよい。この場合、パイロットシンボルはユーザへのデータシンボルによって時間多重化されている。従って、ここで説明されている技術は上記の異なるタイプのパイロットチャネルのすべて、および無線通信システムにおいても送信可能な他のパイロットチャネルを処理するために適用可能であることが、当業者によって理解されるであろう。
【0101】
本発明の種々の態様および実施形態を実現するために使用されてもよい復調器および他の処理ユニットはハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって実現されてもよい。ハードウェア設計について、(パイロット推定器およびパイロット干渉推定器などの、パイロット干渉の推定および除去に使用されるデータ復調ユニットおよび要素を含む)復調器、および他の処理ユニットは、一つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)、ディジタル信号プロセッサ(DSP)、ディジタル信号処理装置(DSPD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、プログラマブル論理装置(PLD)、他の電子ユニット、あるいはこれらの組み合わせ内で実現されてもよい。
【0102】
ソフトウェア実現については、パイロット干渉の推定および除去と、データ復調に使用される要素は、ここに説明されている機能を実行するモジュール(例えば手順、機能など)によって実現されてもよい。ソフトウェアコードはメモリユニット(例えば図2のメモリ262)に記憶されて、プロセッサ(例えばコントローラ260)によって実行されてもよい。メモリユニットはプロセッサ内、あるいはプロセッサの外部で実現されてもよく、この場合当業において既知であるように、種々の手段を介してプロセッサに通信可能に接続されている。
【0103】
ここで説明されているパイロット干渉の推定および除去を実現するために使用される要素は受信ユニットや復調器に内蔵されていてもよく、これはさらに端末(例えばハンドセット、ハンドヘルドユニット、スタンドアローンユニットなど)、基地局、あるいは他の通信デバイスまたはユニットに内蔵されていてもよい。受信ユニットまたは復調器は一つ以上の集積回路によって実現されてもよい。
【0104】
開示されている実施形態についての上記の説明によって、当業者は本発明をなし、または使用することができる。これらの実施形態の種々の変形は当業者には容易に明らかであり、ここに定義されている一般原理は本発明の主旨または範囲を逸脱することなく他の実施形態にも適用可能である。従って、本発明はここに示されている実施形態に限定されることを意図しておらず、またここに開示されている原理および新規の特徴に沿った最大範囲を許容している。
【図面の簡単な説明】
【0105】
【図1】図1は無線通信システムの図である。
【図2】図2は、基地局および端末の実施形態の簡略ブロック図である。
【図3】図3は、cdma2000におけるリバースリンクの変調器の実施形態のブロック図である。
【図4】図4はレーキ受信機の実施形態のブロック図である。
【図5】図5は、データ復調の実行に加えてパイロット干渉を推定および除去することができる、レーキ受信機内のフィンガプロセッサの具体的な実施形態のブロック図である。
【図6A】図6Aは、本発明の具体的な実現に従った、パイロット干渉の推定を導き出すためのデータサンプルの処理を示している図(その1)である。
【図6B】図6Bは、本発明の具体的な実現に従った、パイロット干渉の推定を導き出すためのデータサンプルの処理を示している図(その2)である。
【図7】図7は、多数のマルチパスの全パイロット干渉を導き出すためのプロセスの実施形態のフロー図である。
【図8】図8は、多数のマルチパスをパイロット干渉除去によってデータ復調するためのプロセスの実施形態のフロー図である。

Claims (45)

  1. 無線通信システムの受信ユニットにおいてパイロット干渉を除去するための方法であって、
    複数の信号インスタンスからなる信号を受信する工程であって、各信号インスタンスがパイロットを含んでいることと、
    一つ以上の信号インスタンスによる全パイロット干渉を導き出すことと、
    前記全パイロット干渉を前記受信信号から減算して、パイロット除去信号を導き出すことと、
    前記パイロット除去信号を処理して、前記受信信号における少なくとも一つの信号インスタンスの各々の復調データを導き出すことと、を備えている方法。
  2. 前記全パイロット干渉が、
    前記一つ以上の信号インスタンスの各々によるパイロット干渉を推定することと、
    前記一つ以上の信号インスタンスの前記推定パイロット干渉を累算することと、によって導き出される請求項1に記載の方法。
  3. 前記一つ以上の信号インスタンスの各々による前記パイロット干渉が、
    前記信号インスタンスを処理して、前記信号インスタンスのチャネル応答の推定を導き出すことと、
    前記信号インスタンスの処理済みパイロットデータに、前記推定チャネル応答を乗算して、前記推定パイロット干渉を提供することと、によって推定される請求項2に記載の方法。
  4. 前記一つ以上の信号インスタンスの各々の前記処理済みパイロットデータが前記信号インスタンスの拡散シーケンスである請求項3に記載の方法。
  5. 前記信号インスタンスの前記拡散シーケンスが、前記信号インスタンスの到着時間に対応する位相を有している請求項4に記載の方法。
  6. 前記一つ以上の信号インスタンスの各々の前記推定チャネル応答が、
    前記受信信号のデータサンプルを前記信号インスタンスの拡散シーケンスによって逆拡散することと、
    前記逆拡散サンプルをパイロットチャネル化コードによってチャネル化して、パイロットシンボルを提供することと、
    前記パイロットシンボルをフィルタリングして、前記推定チャネル応答を提供することと、によって導き出される請求項3に記載の方法。
  7. 前記信号インスタンスの前記推定チャネル応答が前記受信信号のデータサンプルの現在のセグメントに基づいて導き出され、また前記推定パイロット干渉がデータサンプルの次のセグメント用である請求項3に記載の方法。
  8. 前記信号インスタンスの前記推定チャネル応答が前記受信信号のデータサンプルの現在のセグメントに基づいて導き出され、また前記推定パイロット干渉がデータサンプルの同一のセグメント用である請求項3に記載の方法。
  9. 前記一つ以上の信号インスタンスの各々の前記推定チャネル応答が前記受信信号のデータサンプルに基づいて導き出される請求項3に記載の方法。
  10. 前記一つ以上の信号インスタンスの各々の前記推定チャネル応答が、他の干渉信号インスタンスからパイロットが除去されているデータサンプルではなく、前記信号インスタンスからパイロットが除去されていないデータサンプルに基づいて導き出される請求項3に記載の方法。
  11. 前記少なくとも一つの信号インスタンスの各々の前記パイロット除去信号を処理することが、
    前記パイロット除去信号のサンプルを前記信号インスタンスの拡散シーケンスによって逆拡散することと、
    前記逆拡散サンプルをデータチャネル化コードによってチャネル化して、データシンボルを提供することと、
    前記データシンボルをパイロット推定によって復調して、前記信号インスタンスの前記復調データを提供することと、を備えている請求項1に記載の方法。
  12. 前記少なくとも一つの信号インスタンスの各々の前記パイロット推定が前記受信信号のデータサンプルに基づいて導き出される請求項11に記載の方法。
  13. 前記少なくとも一つの信号インスタンスの各々の前記パイロット推定が、他の干渉信号インスタンスからパイロットから除去されているデータサンプルではなく、前記信号インスタンスからパイロットから除去されていないデータサンプルに基づいて導き出される請求項11に記載の方法。
  14. 前記一つ以上の信号インスタンスによる前記パイロット干渉が時分割多重化方式によって推定される請求項2に記載の方法。
  15. 前記減算することが、
    前記全パイロット干渉の干渉サンプルを前記受信信号のデータサンプルから減算することを含んでおり、前記干渉サンプルおよびデータサンプルの両方が特定のサンプルレートで提供される請求項1に記載の方法。
  16. 前記復調データを導き出すために処理されている信号インスタンスによる前記パイロット干渉が前記全パイロット干渉から除去される請求項1に記載の方法。
  17. 前記パイロット除去信号を処理して、前記受信信号における新たな信号インスタンスを検索することをさらに備えている請求項1に記載の方法。
  18. 前記サンプルレートがチップレートの複数倍である請求項15に記載の方法。
  19. 前記全パイロット干渉を導き出すことが、前記受信信号のデータサンプルのセグメントに基づいて実行される請求項1に記載の方法。
  20. 前記各セグメントがシンボル周期ごとにデータサンプルを含んでいる請求項19に記載の方法。
  21. 復調データを導き出すための前記処理が、前記パイロット除去信号のパイロット除去データサンプルのセグメントに基づいて実行される請求項1に記載の方法。
  22. 前記全パイロット干渉を導き出すことと、前記パイロット除去信号の前記処理とがパラレルに実行される請求項1に記載の方法。
  23. 前記全パイロット干渉を導き出すことと、前記パイロット除去信号の前記処理とがパイプライン方式で実行される請求項1に記載の方法。
  24. 前記無線通信システムがCDMAシステムである請求項1に記載の方法。
  25. 前記CDMAシステムがcdma2000規格をサポートしている請求項24に記載の方法。
  26. 前記CDMAシステムがW−CDMA規格をサポートしている請求項24に記載の方法。
  27. 前記CDMAシステムがIS−95規格をサポートしている請求項24に記載の方法。
  28. 前記受信信号が、前記CDMAシステムにおいて、一つ以上のリバースリンク変調信号を備えている請求項24に記載の方法。
  29. 前記受信信号が、前記CDMAシステムにおいて、一つ以上のフォワードリンク変調信号を備えている請求項24に記載の方法。
  30. 無線通信システムの受信ユニットにおいてパイロット干渉を除去するための方法であって、
    複数の信号インスタンスからなる受信信号を処理して、データサンプルを提供することであって、各信号インスタンスがパイロットを含んでいることと、
    前記データサンプルを処理して、一つ以上の信号インスタンスの各々によるパイロット干渉の推定を導き出すことと、
    前記推定パイロット干渉に基づいて、前記一つ以上の信号インスタンスによる全パイロット干渉を導き出すことと、
    前記全パイロット干渉を前記データサンプルから減算して、パイロット除去データサンプルを導き出すことと、
    前記パイロット除去データサンプルを処理して、前記受信信号における少なくとも一つの信号インスタンスの各々の復調データを導き出すことと、を備えている方法。
  31. 前記データサンプルを処理して、前記一つ以上の信号インスタンスの各々による前記推定パイロット干渉を導き出すことが、
    前記データサンプルを前記信号インスタンスの拡散シーケンスによって逆拡散することと、
    前記逆拡散サンプルをパイロットチャネル化コードによってチャネル化して、パイロットシンボルを提供することと、
    前記パイロットシンボルをフィルタリングして、前記信号インスタンスの推定またはチャネル応答を提供することと、
    前記信号インスタンスの前記拡散シーケンスに前記推定チャネル応答を乗算して、前記信号インスタンスによる前記推定パイロット干渉を提供することと、を備えている請求項30に記載の方法。
  32. 前記パイロット除去データサンプルを処理して、前記少なくとも一つの信号インスタンスの各々の前記復調データを導き出すことが、
    前記パイロット除去データサンプルを前記信号インスタンスの拡散シーケンスによって逆拡散することと、
    前記逆拡散サンプルをデータチャネル化コードによってチャネル化して、データシンボルを提供することと、
    前記データシンボルを復調して、前記信号インスタンスの前記復調データを提供することと、を備えている請求項30に記載の方法。
  33. 前記減算することが、
    前記全パイロット干渉の干渉サンプルを前記受信信号の前記データサンプルから減算することを備えており、前記干渉サンプルおよびデータサンプルの両方が、チップレートの複数倍の特定のサンプルレートで提供される請求項30に記載の方法。
  34. 無線通信システムにおける受信ユニットであって、
    複数の信号インスタンスからなる受信信号を処理して、データサンプルを提供するための受信機であって、各信号インスタンスがパイロットを含んでいる受信機と、
    復調器であって、
    前記データサンプルを処理して、一つ以上の信号インスタンスの各々によるパイロット干渉の推定を導き出し、かつ前記推定パイロット干渉に基づいて、前記一つ以上の信号インスタンスによる全パイロット干渉を導き出すためのパイロット干渉推定器と、
    前記全パイロット干渉を前記データサンプルから減算して、パイロット除去データサンプルを提供するための加算器と、
    前記パイロット除去データサンプルを処理して、前記受信信号における少なくとも一つの信号インスタンスの各々の復調データを導き出すためのデータ復調ユニットと、を含む復調器と、を備えている受信ユニット。
  35. 前記復調器がさらに、
    前記一つ以上の信号インスタンスの推定チャネル応答を提供するためのチャネル推定器を備えている請求項34に記載の受信ユニット。
  36. 前記パイロット干渉推定器がさらに、前記一つ以上の信号インスタンスの各々の処理済みパイロットデータに前記信号インスタンスの前記推定チャネル応答を乗算して、前記信号インスタンスによる前記推定パイロット干渉を提供するように構成されている請求項35に記載の受信ユニット。
  37. 前記少なくとも一つの信号インスタンスの各々について、前記データ復調ユニットが、前記パイロット除去データサンプルを前記信号インスタンスの拡散シーケンスによって逆拡散し、前記逆拡散サンプルをデータチャネル化コードによってチャネル化してデータシンボルを提供し、かつ前記データシンボルを前記信号インスタンスのパイロット推定によって復調して前記信号インスタンスの前記復調データを提供するように構成されている請求項34に記載の受信ユニット。
  38. CDMAシステムにおける端末であって、
    複数の信号インスタンスからなる受信信号を処理してデータサンプルを提供するための受信機であって、各信号インスタンスがパイロットを含んでいる受信機と、
    復調器であって、
    前記データサンプルを処理して一つ以上の信号インスタンスの各々によるパイロット干渉の推定を導き出し、かつ前記一つ以上の信号インスタンスによる全パイロット干渉を前記推定パイロット干渉に基づいて導き出すためのパイロット干渉推定器と、
    前記全パイロット干渉を前記データサンプルから減算してパイロット除去データサンプルを導き出すための加算器と、
    前記パイロット除去データサンプルを処理して前記受信信号における少なくとも一つの信号インスタンスの各々の復調データを導き出すためのデータ復調ユニットと、を含む復調器と、を備えている端末。
  39. 前記復調器がさらに、
    前記一つ以上の信号インスタンスの各々の推定チャネル応答を提供するためのチャネル推定器を含んでいる請求項38に記載の端末。
  40. 前記パイロット干渉推定器がさらに、前記一つ以上の信号インスタンスの各々の処理済みパイロットデータに前記信号インスタンスの前記推定チャネル応答を乗算して前記信号インスタンスによる前記推定パイロット干渉を提供するように構成されている請求項39に記載の端末。
  41. 前記少なくとも一つの信号インスタンスの各々について、前記データ復調ユニットが、前記パイロット除去データサンプルを前記信号インスタンスの拡散シーケンスで逆拡散し、前記逆拡散サンプルをデータチャネル化コードでチャネル化してデータシンボルを提供し、かつ前記データシンボルを前記信号インスタンスのパイロット推定で復調して前記信号インスタンスの前記復調データを提供するように構成されている請求項38に記載の端末。
  42. CDAMシステムにおける基地局であって、
    複数の信号インスタンスからなる受信信号を処理してデータサンプルを提供するための受信機であって、各信号インスタンスがパイロットを含んでいる受信機と、
    復調器であって、
    前記データサンプルを処理して一つ以上の信号インスタンスの各々によるパイロット干渉の推定を導き出し、かつ前記一つ以上の信号インスタンスによる全パイロット干渉を前記推定パイロット干渉に基づいて導き出すためのパイロット干渉推定器と、
    前記全パイロット干渉を前記データサンプルから減算してパイロット除去データサンプルを導き出すための加算器と、
    前記パイロット除去データサンプルを処理して前記受信信号における少なくとも一つの信号インスタンスの各々による復調データを導き出すためのデータ復調ユニットと、を含む復調器と、を備えている基地局。
  43. 前記復調器がさらに、
    前記一つ以上の信号インスタンスの各々の推定チャネル応答を提供するためのチャネル推定器を備えている請求項42に記載の基地局。
  44. 前記パイロット干渉推定器がさらに、前記一つ以上の信号インスタンスの各々の処理済みパイロットデータに前記信号インスタンスの前記推定チャネル応答を乗算して前記信号インスタンスによる前記推定パイロット干渉を提供するように構成されている請求項43に記載の基地局。
  45. 前記少なくとも一つの信号インスタンスの各々について、前記データ復調ユニットが、前記パイロット除去データサンプルを前記信号インスタンスの拡散シーケンスで逆拡散し、前記逆拡散サンプルをデータチャネル化コードでチャネル化してデータシンボルを提供し、かつ前記データシンボルを前記信号インスタンスのパイロット推定で復調して前記信号インスタンスの前記復調データを提供するように構成されている請求項42に記載の基地局。
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