JP2004529578A - ビデオ信号中の字幕の検出 - Google Patents

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Abstract

ビデオ信号中の字幕の存在、出現又は消滅を検出する方法及び装置が開示された。殆どの計算は既にMPEGエンコーダ(101乃至113)又はデコーダの回路によって為されているため、非常に高いに信頼性が達成され、わずかな処理能力しか必要とされない。字幕が表示される画像領域の複雑さが、少なくとも1つの他の画像領域の複雑さを超過する場合、字幕が検出される。前記複雑さを表す特性の例は、(i)MPEGスライスにおけるビットコスト(b)と量子化スケール(qs)との積、(ii)スペクトルのDCT係数(c)の重心の位置、(iii)大きな動きベクトルを持つマクロブロックの数に対する小さな動きベクトル(mv)を持つ字幕領域におけるマクロブロックの数、又は(iv)異なる画像領域において場面変化が同時に検出されないという事実、である。前記装置は、コマーシャルによる中断の検出又はキーフレーム生成のためにも利用されることができる。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、ビデオ信号中の字幕を検出する方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ビデオ信号中の字幕(subtitles)を検出する既知の方法は、国際特許出願公開WO−A95/01051に開示されている。この先行技術の方法においては、テレビジョンライン(television line)における信号レベルの遷移の数が計数される。前記検出は、字幕は通常暗い背景上の明るいキャラクタであるという洞察に基づく。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、字幕を検出する代替の方法及び装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この目的のため本発明による方法は、字幕が再生されることが予期される第1の画像領域と前記第1の画像領域に重ならない少なくとも1つの第2の画像領域とに各フレームを分割し、前記第1及び第2の画像領域の複雑さを算出する。前記第1の領域の複雑さが、所定の比率だけ前記第2の画像領域の複雑さを超過した場合、出力信号が生成される。
【0005】
本方法及び装置の実施例は、現存のMPEGエンコーダ及び/又はデコーダの回路が利用されることができるという利点を持つ。殆どの計算はビデオエンコーダ又はデコーダ中の回路によって既に為されているという事実のため、字幕を検出するための処理能力はあまり重要ではない。
【0006】
一実施例は、それぞれが多くのビット及び量子化スケールにエンコードされたスライスへのフレームのMPEG分割に基づく。前記第1及び第2の画像領域の複雑さはここでは、前記ビットの数と量子化スケールとの積を、それぞれの画像領域を構成するスライスに渡って和をとることにより算出される。
【0007】
更なる実施例は、スペクトルのDC及びAC係数への画像データの変換に基づく。前記第1及び第2の画像領域の複雑さは、前記スペクトル係数の重心によって表される。
【0008】
他の実施例は、動きベクトルを持つブロックへのフレームのMPEG分割に基づく。前記第1の画像領域の複雑さは、所定の第1の閾値より小さい動きベクトルを持つブロックの数によって表され、前記第2の画像領域の複雑さは、所定の第2の閾値より大きい動きベクトルを持つブロックの数によって表される。
【0009】
更に他の実施例においては、類似する予測ブロックを検索するためのMPEGデコーダの動き推定回路が、場面変化を検出するために利用される。前記第1及び第2の画像領域の複雑さはここでは、それぞれの画像領域における場面変換の発生によって表され、場面変化が前記第1の画像領域において検出され且つ前記第2の画像領域においては検出されない場合に前記出力信号が生成される。本実施例においては、前記出力信号は、字幕の存在ではなく、字幕の出現又は消滅を示唆するものであるであることに留意されたい。
【0010】
字幕の検出は様々な種類のビデオ信号処理において有用である。
【0011】
前記字幕は、テキストの電子版を提供するためOCRアルゴリズムに掛けられても良い。電子テキストは、例えばデータベースに保存されたビデオ場面を索引付けするために、別個に保存され後に利用されても良い。この典型的な応用は、話されたキーワードに基づくビデオレコーダ中のビデオ場面の検索である。
【0012】
更なる応用は、ビデオマテリアルの検索又は編集のためのキーフレームの生成である。キーフレームは通常、場面変化の後の最初のフレームの1つである。本発明は、字幕を付けられたフレームがキーフレームとして選択されることを可能にする。
【0013】
字幕検出は更に、テレビジョン番組におけるコマーシャルによる中断を検出するのを支援し得る。コマーシャルはめったに字幕が付けられないため、字幕が付けられた映画の間の特定の時間の間の字幕の不在は、コマーシャル中断の示唆となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1は、本発明による字幕を検出する装置を含むMPEGエンコーダを模式的に示す。MPEGエンコーダはそれ自体は知られている。前記MPEGエンコーダは、各入力画像をブロックに分割する回路100、各ブロックから予測ブロックを減算する減算器102、8×8画像画素の各ブロックを8×8のスペクトル係数のブロックに変換する離散コサイン変換回路103、量子化器104、可変長エンコーダ105、バッファ106、ビットレート制御回路107、逆量子化器108、逆離散コサイン変換回路109、加算器110、フレームメモリ111、動き推定回路112、及び動き補償器113を有する。前記MPEGエンコーダの動作はビデオ圧縮の分野における当業者には良く知られており、それ故より詳細には説明されない。網羅的な説明が、特にJ.L.Mitchelらによる「MPEG Video Compression Standard」(ISBN0-412-08771-5,Kluwer Academic Publishers)に見出されることができる。
【0015】
図1における参照番号300は字幕検出器を示す。該字幕検出器の種々の実施例が以下に説明される。前記検出器は、前記MPEGエンコーダによって生成された入力信号を受信する。前記検出器に送られる実際の信号(又は信号のセット)は、実施例に依存する。5つの入力信号が丸で囲まれた信号名によって図1に示されている。
bはオーバヘッドビットを除いた画像スライスをエンコードするために利用されるビットの数を示す。
qsはスライスについての量子化スケールを示す。
cはマクロブロックの変換係数(DC及びAC)を示す。
mvはマクロブロックの動きベクトルを示す。
madは入力画像ブロックと前記動き推定器によって見出された前記予測ブロックとの間の平均絶対差を示す。
【0016】
図2は、可変長デコーダ201、スライス処理器202、マクロブロック処理器203、逆量子化器204、逆離散コサイン変換器205、加算器206、フレームメモリ207及び動き補償器208を有するMPEGデコーダを示す。前記エンコーダと同様に、このMPEGデコーダの更なる説明はここで与えられる必要はない。参照番号300はここでも、前記MPEGデコーダの種々の部分から入力信号を受信する字幕検出器を示す。信号b、mv、qs及びcは図1のものと同一である。
【0017】
字幕検出器300の動作は以下に説明される。図3が示すように、前記検出器は表示画面を、字幕が通常表示される第1の領域31と更なる領域32とに分割する。第1の画像領域31及び更なる画像領域32は、以下それぞれ字幕領域及び非字幕領域とも呼ばれる。字幕検出アルゴリズムは、字幕が出現しない第2の画像領域の複雑さと、字幕が表示される第1の画像領域の複雑さとの間の著しい相違に基づく。
【0018】
図4は、字幕検出器300の第1の実施例によって実行される動作ステップのフローチャートである。本実施例においては、前記複雑さは、それぞれの画像領域をエンコードするために利用されるビットの数bと、量子化スケールqsとの積によって表される。前記字幕領域について、複雑さCは、
【数1】
Figure 2004529578
である。ここでSは前記字幕領域を集合的に形成するスライスのセットを示す。前記非字幕領域については、複雑さCは、
【数2】
Figure 2004529578
である。ここでSは前記非字幕領域を集合的に形成するスライスのセットを示す。前記2つの領域の異なるサイズを考慮に入れるため、複雑さC及びCは、前記領域がカバーするマクロブロックの数によって前記複雑さを除算することにより正規化されることができる。複雑さC及びCはステップ41において算出される。
【0019】
ステップ42において、現在のフレームmについて比R=C/Cが計算される。前記フレームに字幕が存在する場合、Rは小さい。字幕が存在しない場合、前記2つの領域の複雑さは同等であり、それ故合致する。字幕の構造(通常小さな黒線によって囲まれた白いフォント)、及び該字幕が元のフレームに重畳されているという付加的な事実が、前記字幕領域の複雑さ値を著しく上昇させる。比Rはそれ故減少する。前記比が小さい程、前記字幕は大きく複雑である。
【0020】
入手可能な字幕が付けられたマテリアルの2時間の調査は、映画における最小の字幕の持続時間は2秒であることを明らかにした。前記検出器は、前記時間内に生成される各Iフレームについて比Rを算出する。
【0021】
続くステップ43において、比Rが合計される。ステップ44において、ΣRが閾値Thrと比較される。ΣRが前記閾値より小さい場合、ステップ45において字幕が存在すると判断され、適切な出力信号が生成される。閾値Thrは入手可能な字幕を付けられた映画マテリアルの調査から経験的に選択される。
【0022】
図5は、字幕検出器300の第2の実施例によって実行される動作ステップのフローチャートである。本実施例において前記複雑さは、それぞれの画像領域31及び32における場面変化の出現によって表される。この目的のため、前記字幕検出器は前記MPEGエンコーダから現在のマクロブロックの平均絶対歪み(mad)を受信する。平均絶対歪みMADは、フレームメモリ111の中で(図1を参照)、現在の入力ブロックに最も類似する画像ブロックの位置を特定するために前記エンコーダによって利用される基準であり、予測的なエンコードのための予測ブロックとして利用されるように前記ブロックを選択する。最初のステップ51において検出器300は、現在のフレームについて前記字幕領域における平均絶対歪みの合計ΣMADを計算し、前記非字幕領域における平均絶対歪みの合計ΣMADを計算する。ステップ52において前記検出器は、より小さな時間ウィンドウt内にあるフレームを除き、現在のフレームの回りの第1の所定の時間ウィンドウt内の全てのフレーム(I,P及びB)について平均値AvMAD及びAvMADを計算する(図6を参照)。ステップ53において、現在のフレームの合計ΣMADは時間ウィンドウ内のフレームの平均値AvMADと比較される。合計ΣMADが平均値AvMADよりも十分に高い場合、合計ΣMADは局所的なピーク値である。この場合前記字幕領域において場面変化が検出されたことになる。同様の方法で、ステップ54において合計ΣMADが平均値AvMADと比較される。ΣMADがAvMADよりも十分に高い場合、ΣMADは局所的なピーク値であり、前記非字幕領域において場面変化が検出されたことになる。場面変化が前記字幕領域において検出されたが非字幕領域において検出されない場合、現在のフレームは字幕の出現又は消滅のフレームであるとして索引付けされる。次いでステップ55において出力信号が生成される。
【0023】
図7は、字幕検出器300の第3の実施例によって実行される動作ステップのフローチャートである。本実施例においては、前記複雑さは、前記エンコーダによって生成される、又は前記デコーダによって受信されるDCT係数cの「重心」によって表される。ステップ71において、前記字幕領域を形成するブロックのDCT係数c(0)、・・・、c(63)のヒストグラムが計算される。有利にも、このことはIフレームについてのみ行われる。ステップ72において、前記非字幕領域を形成するブロックのDCT係数c(0)、・・・c(63)について同様のヒストグラムが計算される。ステップ73において、それぞれの重心n及びnが計算される。前記重心は、以下を満たすDCT係数の指数nである。
【数3】
Figure 2004529578
【0024】
このことは図8A及び8Bに示されている。ここで図8Aは字幕のない画像領域の典型であるヒストグラムを示し、図8Bは字幕のある画像領域の典型であるヒストグラムを示す。このことは、字幕は通常小さな黒い境界を伴う白であり、そのため字幕をカバーするブロックはより多くの高いAC係数を含むという事実によって引き起こされる。
【0025】
ステップ74において、重心nとnとが比較される。重心nが、重心nよりも十分高い空間周波数に相当する場合、現在のIフレームは字幕フレームとして検出される。この場合、ステップ75において出力信号が生成される。
【0026】
図9は、字幕検出器300の第4の実施例によって実行される動作ステップのフローチャートである。本実施例においては、前記複雑さは、前記エンコーダによって生成された、又は前記受信器によって受信された動きベクトルmvから得られる。ステップ91において、前記字幕領域を形成するマクロブロック間の動きベクトルmvが所定の値Mよりも小さいか否かがチェックされる。そうである場合は、ステップ92においてカウンタnが増加される。ステップ93において、前記非字幕領域を形成するマクロブロック間の動きベクトルmvが所定の値Mよりも大きいか否かがチェックされる。そうである場合、ステップ94においてカウンタnが増加される。
【0027】
ステップ95において前記検出器は、前記字幕領域における小さな動きベクトルの平均値n/Nが、前記非字幕領域における大きな動きベクトルの平均値n/Nを超過するか否かをチェックする。ここでN及びNはそれぞれ、前記字幕領域及び前記非字幕領域におけるマクロブロックの総数である。そうである場合、字幕が存在すると判断され、ステップ96において適切な出力信号が生成される。本実施例は、字幕というのは静的であり、そのため前記字幕領域における動きベクトルは一般に小さいという洞察を利用する。このことは図10に示される。ここで数字98及び99はそれぞれ、大きな動きベクトルを持つマクロブロック及び小さな動きベクトル(略ゼロ)を持つマクロブロックを示す。
【0028】
字幕は、画像の各(8×8)ブロックについて、かようなブロックが「テキストブロック」である見込みがあるか否かを決定し、次いで字幕を十分な数の連続したテキストブロックを収容する領域として特定することにより検出されることもできる。可能なテキストブロック検出アルゴリズムは、AC係数の所定のセットの絶対値の和を算出すること、及び閾値Thrに対して前記絶対値の和をチェックすることを含む。数学的な記法では以下のようになる:
【数4】
Figure 2004529578
ここでx,yは画像内のブロックの位置を示し、i,jは前記ブロック内のAC係数の位置を示し、I,Jはテキスト検出のために考慮に入れられる係数位置を示す(例えばジグザグ走査の最初の9個のAC係数)。
【0029】
かくして集合的に得られたテキストブロック検出値TB(x,y)は、テキストブロックである見込みがあるブロックについては1を、そうでなければ0を含む行列を構成する。テキストブロック行列は一般に、前記字幕領域においてはかなりの数の1を含む。前記行列はまた、鋭い輝度のエッジ(edge)のため前記画像中の他の場所に孤立したテキストブロックを含み、誤検出又は前記字幕の語の間のスペースのため前記字幕領域中に孤立した非テキストブロックを含むであろう。それ故、前記テキストブロック検出の結果にフィルタリングが適用される。最初のフィルタは孤立したテキストブロックを除去するために利用される。第2のフィルタはテキストブロック間のギャップを塞ぐために利用される。除去する−埋める−除去する−埋める、というシーケンス(2回の反復するフィルタ操作)が適切であることがわかっている。より多くの反復は結果を著しく改善しない。前記フィルタのサイズは、それぞれの画像提供者によって利用されるフォントサイズに調節されても良く、それ故国によって、又は放送局によって変化しても良い。
【0030】
前記テキストブロック行列を利用した字幕の位置特定は、アスペクト比(字幕が通常水平に伸ばされる)及び位置(画面の下3分の1)のような既知の幾何学的な特性を考慮に入れることにより、更に改善されることができる。また時間的な特性(字幕は特定の時間の間静的である)が、かような後処理アルゴリズムによって考慮に入れられても良い。
【0031】
ビデオ信号中の字幕の存在、出現又は消滅を検出する方法及び装置が開示された。殆どの計算は既にMPEGエンコーダ(101乃至113)又はデコーダの回路によって為されているため、非常に高いに信頼性が達成され、わずかな処理能力しか必要とされない。字幕が表示される画像領域の複雑さが、少なくとも1つの他の画像領域の複雑さを超過する場合、字幕が検出される。前記複雑さを表す特性の例は、(i)MPEGスライスにおけるビットコスト(b)と量子化スケール(qs)との積、(ii)スペクトルのDCT係数(c)の重心の位置、(iii)大きな動きベクトルを持つマクロブロックの数に対する小さな動きベクトル(mv)を持つ字幕領域におけるマクロブロックの数、又は(iv)異なる画像領域において場面変化が同時に検出されないという事実、である。
【0032】
前記装置は、コマーシャルによる中断の検出又はキーフレーム生成のためにも利用されることができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明による字幕検出器を含むMPEGエンコーダを模式的に示す。
【図2】本発明による字幕検出器を含むMPEGデコーダを模式的に示す。
【図3】表示画像を示す。
【図4】図1及び2に示される字幕検出器の第1の実施例によって実行される動作ステップのフローチャートである。
【図5】図1及び2に示される字幕検出器の第2の実施例によって実行される動作ステップのフローチャートである。
【図6】図5に示される実施例の動作を説明するためのタイミング図を示す。
【図7】図1及び2に示される字幕検出器の第3の実施例によって実行される動作ステップのフローチャートである。
【図8(A)】図7に示される実施例の動作を説明するためのヒストグラムを示す。
【図8(B)】図7に示される実施例の動作を説明するためのヒストグラムを示す。
【図9】図1及び2に示される字幕検出器の第4の実施例によって実行される動作ステップのフローチャートである。
【図10】字幕領域における動きベクトルは一般に小さいことを示す図である。

Claims (6)

  1. 字幕が再生されることが予期される第1の画像領域と前記第1の画像領域に重ならない少なくとも1つの第2の画像領域とに各フレームを分割するステップと、
    前記第1及び第2の画像領域の複雑さを算出するステップと、
    前記第1の画像領域の複雑さが前記第2の画像領域の複雑さを所定の比率だけ超過した場合、出力信号を生成するステップと、
    を有する、ビデオ信号中の字幕を検出する方法。
  2. 前記第1及び第2の画像領域は、それぞれが多くのビット及び量子化スケールにエンコードされたスライスに分割され、前記第1及び第2の領域の複雑さは、前記ビットの数と量子化スケールとの積を、それぞれの画像領域を構成する前記スライスに渡って合計することによって算出される、請求項1に記載の方法。
  3. 各前記画像領域中の画像データはスペクトル係数に変換され、前記方法は更に、それぞれの前記画像領域の前記スペクトル係数の重心を算出するステップを有し、前記第1及び第2の画像領域の複雑さは、それぞれの前記重心のスペクトル位置によって表される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1及び第2の画像領域は動きベクトルを持つブロックに分割され、前記第1の画像領域の複雑さは、所定の第1の閾値よりも小さな動きベクトルを持つブロックの数によって表され、前記第2の画像領域の複雑さは、所定の第2の閾値よりも大きな動きベクトルを持つブロックの数によって表される、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1及び第2の画像領域における場面変化を検出するステップを更に有し、前記第1及び第2の画像領域の複雑さは、それぞれの前記画像領域における場面変化の発生によって表され、場面変化が前記第1の画像領域において検出され且つ前記第2の画像領域においては検出されない場合に前記出力信号が生成される、請求項1に記載の方法。
  6. 字幕が再生されることが予期される第1の画像領域と前記第1の画像領域に重ならない少なくとも1つの第2の画像領域とに各フレームを分割する手段と、
    前記第1及び第2の画像領域の複雑さを算出する手段と、
    前記第1の画像領域の複雑さが前記第2の画像領域の複雑さを所定の比率だけ超過した場合に出力信号を生成する手段と、
    を有するビデオ信号中の字幕を検出する装置。
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