JP2004528858A - 医療デバイスの開発のための仮想的原型作製および試験 - Google Patents

医療デバイスの開発のための仮想的原型作製および試験 Download PDF

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Abstract

より良く設計された医療デバイス、特に補綴、さらには心臓血管ステントおよび血管内移植片を開発するためのシステムおよび方法。このシステムは、幾何学的構造生成器、メッシュ生成器、応力/ひずみ/変形分析器、および必要に応じて視覚化ツールを含む。1つの実施形態において、幾何学的構造生成器は、解剖学的構造上の特徴の三次元容積測定データを受け取り、そして幾何学的構造モデルを生成する。メッシュ生成器は解剖学的構造上の特徴のような幾何学的構造モデル、またはインビトロモデル、ならびに候補医療デバイスの幾何学的構造モデルを受け取る。応力/ひずみ/変形分析器は、メッシュ、および材料モデルならびにメッシュの負荷を受け取る。そのような応力、ひずみ、および変形は視覚化ツールを用いて視覚的に必要に応じてシミュレートされ得る。

Description

【0001】
(関連出願)
国際的目的で「VIRTUAL PROTOTYPING AND TESTING FOR MEDICAL DEVICE DEVELOPMENT」という発明の名称であり、WHIRLEY、Robert G.およびCHOBOTOV、Michael V.によって2000年10月4日に出願された米国出願番号09/679,725に対する優先権の利益を主張する。
【0002】
(技術分野)
本発明は、より良く設計された医療デバイス、すなわち、身体内部の医療デバイスならびに特に心臓血管ステントおよび血管内移植片を開発するための、システムおよび方法に関する。
【0003】
(発明の背景)
アテローム性動脈硬化症の血管疾患は今日世界の人々が直面している重要な健康問題である。アテローム性動脈硬化症は、大動脈が動脈瘤疾患の主要な部分である、2つの主要な型の病巣(閉塞および動脈瘤)を生じる。閉塞疾患は、血管の内腔が狭くなり、そして血流が制限されるプロセスである。閉塞疾患は、代表的に、血管壁上の斑強化または血管の損傷への生物学的応答に関連する。閉塞疾患の処置の1つのアプローチは、血管の内側に構造的足場として作用し、そして血管を開いたままにし、そしてまた恐らく局所の薬物送達もしくは局所の放射線処置を与えるステントを置くことを含む。動脈瘤疾患は血管が血流力学の圧力の影響を受けて広がるプロセスであり、そして最終的に血管の破裂および重症の内出血を引き起こし得る。動脈瘤疾患の処置の1つのアプローチは、動脈瘤と交わるようにTPEG(経管腔配置される血管内移植片、すなわち「ステントの移植片」)を置くこと、血流力学の圧力から動脈瘤を除き、そしてそれによって破裂の危険を減少または除くことを含む。そのような移植片の例としては、本明細書に参考として全体が援用される1998年8月14日にChobotovによって提出された同時係属中の米国特許出願第09/133,978号に見付けられ得る。
【0004】
TPEGは、動脈の内側を裏張りして、流路の完全性を与え、そして損傷したまたは疾患した血管に対する構造的支持を与える血管内補綴デバイスである。TPEGは、ステントおよび合成血管移植分節の組み合わせを使うことでもともと創造されたために時々「ステント移植物」と呼ばれる。TPEGは切開を通して、圧縮した状態で血管の特定した位置に送達され、そしてそれから関連する特定の位置で展開される。
【0005】
TPEGおよび医療デバイスの最新の開発プロセスは、一般的に、通例、必要な性能規格に適合するまで、設計すること、原型を組みたてること、および原型を試験することの、繰り返しの連続的な段階を含む。原型の組みたては例えば、TPEGのような医療デバイスの実際の構築を伴う。試験することは、動物実験、人体の臨床試験、応力、ひずみ、および変形の試験などを含み得る。ステント、TPEGおよび他の医療デバイスは、長い開発時間ならびに開発および試験プロセスの後期に発見される設計の欠陥のために悩んできた。このように、改良された医療デバイスの開発は、設計の欠陥が、大変長い実験室での試験、動物研究、人体の臨床試験に託す前に、より早期に確認される場合、著しく早められ得る。インビボにおけるデバイスの性能の多くの局面の早期の評価を可能にし、そして閉塞疾患のためのステント、動脈瘤疾患のためのTPEG、および他の医療デバイスの開発に適用できるシステムは非常に望ましい。
【0006】
例えば、TPEGを設計する際に、TPEGの構造の完全性、移植片周囲(perigraft)の漏れの防止、TPEGのより正確な位置付けを与えるためのTPEGのより容易に制御される展開の必要性、TPEGのねじれ耐性、動脈の壁の形態、非展開状態においての比較的大きいサイズおよびTPEGの可撓性の欠如(その挿入部位から展開部位までのTPEGの変化時の困難を引き起こし得る)などのようないくつかの要因が考慮されなければならない。インビボにおける境界条件および力の限界、特に動的または静的な周期的なインビボでの力、ならびにTPEGの材料特性もまた重要な要因である。仮想的試験および医療デバイスの開発の間に、それらの要因を考慮に入れることは、いつでもTPEGのような医療デバイスによって潜在的に処理され得る最大の応力、ひずみ、および変形のより正確な評価を生成す。
【0007】
ステントの設計において、様々な要因は半径方向の力、破壊耐性、可撓性(圧迫および展開の両方の立体配置において)、疲労寿命、ステントセルの開きを通しての組織の侵入を考慮しなければならない。ハードウェアの原型が組み立てらる前に、ステントの設計のそれらおよび他の特性のすばやい評価を与え、それによって開発のために必要とされる費用および時間が減少し、そしてまたよりめずらしい設計を調査し、そして新しくそしてより有利なステントの設計を与えられた予算および期間内で恐らく開発する、設計者の能力を広げるシステムは、非常に望ましい。
【0008】
従って、上記に示した1つ以上の要因、加えて明確に列挙されない他の要因に関しての医療デバイスの設計の正確な仮想的試験を、設計の実際の原型の必要なしに可能にするシステムおよび方法が必要である。そのようなシステムおよび方法は医療デバイスの開発の費用を削減し得、そして設計の安全性および有効性を上昇し得る。
【0009】
(発明の要旨)
本発明は、より良く設計された医療デバイスならびに特に心臓血管のステントおよび血管内移植片を開発するためのシステムおよび方法を与える。本システムは幾何学的構造生成器、メッシュ生成器、応力/ひずみ/変形分析器、および、必要に応じて視覚化ツールを備える。本発明により、三次元容積測定データからの解剖学的構造上のデータを得られ得る。他の実施形態において、本発明は理想化された解剖学的構造上の特徴、インビトロモデルを利用するか、または全ての解剖学的構造上の特徴を全く利用しない。
【0010】
1つの実施形態において、幾何学的構造生成器は解剖学的構造上の特徴の三次元容積測定データを受け、そしてそれに応じて、そのデータの表面ポイントを抽出し、これが次に、メッシュ生成器によって受け取られる。別の実施形態において、そのような幾何学的構造生成器ソフトウェアにおいて利用可能なアルゴリズムに基づく幾何学的構造生成器は、メッシュ生成器によって直接受けとられる出力を生成する。幾何学的構造生成器によって生成される出力および候補医療デバイスの幾何学的構造モデルを使用して、メッシュ生成器は、解剖学的構造上の特徴またはインビトロモデルのいずれかおよび候補医療デバイスを組み入れるメッシュまたは有限のエレメントモデルを生成する。解剖学的構造上の特徴を使うことのない実施形態において、候補医療デバイスを組み入れただけのメッシュが生成される。次いで、応力/ひずみ/変形分析器はメッシュおよび材料モデルを受け取り、解剖学的構造上の特徴または適用可能ならばインビトロモデル、および候補医療デバイスに負荷および/または変位が加えられる。応力およびひずみ、変形の分析、特に非線形の分析を使用して、応力/ひずみ/変形分析器は、候補医療デバイスの、インビボにおける潜在的な応力、ひずみ、および変形または運動をシミュレートし、そして分析する。そのようなひずみ、応力、および変形は、視覚化ツールを使うことで必要に応じて表示され得る。
【0011】
本発明の様々な実施形態を使用して、医療デバイスを設計、製造、使用する人に種々の有用な機能および能力を提供し得る。特に、本発明の実施形態を使用して、解剖学的構造上の特徴または解剖学的構造上の環境を動的にモデル化し得る。結果として、コンピューターにより生成された医療デバイスなどのモデルは、環境に対するデバイスの応答を測定するために、解剖学的構造上のモデル内で仮想的に配置または展開され得る。コンピューターによって生成された解剖学的構造上の特徴または環境のモデルの動力学は、劇的に早められ得、心拍のような多くの数の正常な生体サイクルが、比較的短い時間でコンピューターにより生成された医療デバイスモデルに課せられ得る。
【0012】
これは、医療デバイスのデザイナーに、インビボでの類似の数の動的生体リズムにかかる時間と比較して、短い期間で、提案された設計の仮想的試験を行う能力を与える。このように、デバイス設計ならびに設計の試験の反復のプロセスは、早められ、そして医療デバイス技術の改良はより速い速度で成し遂げられ得る。さらに、本発明の実施形態を使用して、実施形態の非線型モデリング能力(cabability)を使用して、短い期間で広範囲におよぶ医療デバイスの構成要素の材料特性を変更および試験し得る。この能力を使用して、設計パラメーターの与えられたセットにおいて最も安全で最も有効な設計を製作する最適特性を持つ材料を選び得る。
【0013】
本発明の実施形態の別の利点は、解剖学的構造上の特徴のモデルの材料および構成特性を変更することに関し、その結果与、えられたデバイスの試験のシミュレートが、大きなスケールの臨床試験で実行され得るように、多くの数の患者に行われ得る。与えられた解剖学的構造上の特徴の組織パラメーターの統計的な変化が、与えられた患者の集合について既知である場合、医療デバイスのモデルは、そのような与えられた範囲にわたって変化する解剖学的構造上のモデルで試験され得る。この方法によって、本発明の実施形態を用いて、大きなスケールでの臨床試験は、少なくとも特定の性能パラメーターに関して、多くの数の実際の患者に臨床試験を受けさせる必要性なしでモデル化され得る。このような臨床試験モデル化作業から生成されたデータを使用して、広範囲の解剖学的構造上の環境において最適に機能するように、医療デバイスの設計を生産または改良し得る。設計は、医療デバイス設計の強靭さおよび適応性を改良するためのデータを使用して改良され得る。
【0014】
また、本発明の実施形態を使用して、与えられた医療デバイスの設計が動的な、力学的および化学的な力を受けたときの、そのような設計の不全様式を同定することが可能である。設計における不全の原因を確認することによって、設計における「弱いリンク」は正確に指摘され得、そして問題を除去するために、材料および構成に対する必要な修正がなされ得る。本発明の実施形態を使用して、インビボの臨床試験の間に経験される不全の理論を試験することもまた可能である。言いかえると、インビボでの医療デバイスの臨床的な不全が起こる場合、特に、デバイスの複数の構成要素が不全であり、そして臨床的なデータからはどの不全が最初に起こったかがはっきりせず、またはデバイスの1つの構成要素の最初の不全が、デバイスの他の構成要素の引き続く不全を早めたか否かがはっきりしない場合に、不全の原因に関する1つ以上の理論を仮定され得る。本発明の実施形態による動的モデリングの能力は、複雑な不全様式のタイミングおよび原因に関する複数の理論の早い試験を可能にし得、そして仮定された理論のいずれが正しいかを速く決定し得る。
【0015】
加えて、本発明の実施形態による動的、非線型分析モデリングの能力は、医療デバイスの使用または実行に責任がある内科医が、特定の患者の解剖学に基づいて、適切なサイズまたは型の医療デバイスをより正確に選ぶことを可能にする。そのようなことは、特定の患者の解剖学または解剖学的構造上の特徴が、三次元容積測定イメージデータなどから生成された本発明の実施形態においてのコンピューターモデルによって実質的に複製される場合に、事実である。仮想的な医療デバイスの多くの数のサイズまたは型は、設計選択の最適な安全性ならびに有効性を決定するために患者の特定の解剖学的構造上の特徴に配置され得、そして試験され得る。
【0016】
(詳細な説明)
次の詳細な説明は、本発明の原理の限定としてではなく、例として、本発明の実施形態を説明する。本発明の様々な実施形態は、様々なソフトウェアツールに関しての説明として記述されるが、述べられたツールに匹敵する能力を持つ他のソフトウェアツールが使われ得、そしてTPEGを除く他の医療デバイスもまた本発明を使って開発され得ることが理解されるはずである。その上、本発明は、プロテーゼおよび特に血管内移植片の背景について検討されるとはいえ、これは決して本発明の範囲を限定するつもりでない。
【0017】
本発明の実施形態において、システムおよび方法は、治療、診断、モニタリング、などの目的で、医療デバイスの開発および試験に適している。一般に、患者の体内に相互に作用する任意のデバイスは、本発明の実施形態のシステムおよび方法で、より開発され得、そして試験され得る。
【0018】
本発明の実施形態はまた、一般的に患者の解剖学的構造上の特徴との鋭い相互作用を持つ体内のデバイスまたはプロテーゼの、開発および試験に十分適する。そのようなデバイスのリストは、決して徹底的でなく、血管内移植片、ステント、ペースメーカー、人工関節、人工腱、心臓弁、人工手足、整形外科のハードウェア、外科の縫合糸、ステープルなどのような備品などを含み得る。
【0019】
本発明の実施形態は、血管系または他の肉体系で使うためのデバイスの開発および試験に特によく適し、これらの系は、動的または半静的、ならびに本質的に周期的な応力、ひずみ、および変形、例えば、患者の鼓動中の心臓からの血圧の変化から生じる動脈システムの律動的な脈動、ならびにこれらの変化が患者の動脈およびその中または上に配置された医療デバイスに与える、結果として生じる周期的な動的または半静的な応力、ひずみ、および変形を持つ。
【0020】
本発明の実施形態は、介入する医療デバイスの開発および試験にもまた適し、そのデバイスは患者の解剖学的構造上の特徴との短期または一時的な接触だけを持つ。そのようなデバイスの代表的な例としては、カテーテル、バルーン、アテローム切除術デバイス、ガイドワイヤなどが挙げられ得る。
【0021】
図1は、そのブロック図は、本発明の実施形態に従って構成された医療デバイス105の使用の分析のための仮想的原型作製システム105の1つの実施形態を示すブロック図である。図1は幾何学的構造生成器120が入力としてCTスキャンまたはMRIデータ110を受け取ることを示す。次いで、幾何学的構造生成器120は、CTスキャンまたはMRIデータを処理しそしてデータを出力し、次いでこれらのデータは、入力としてメッシュ生成器130によって受け取られる。メッシュ生成器は、幾何学的構造生成器120の出力を受け取ることに加えて、入力として医療デバイスモデルデータ140もまた受け取る。医療デバイスモデル140は候補医療デバイスの幾何学的構造(幾何学的な形または幾何学的なモデル)を含む。そのようなモデルは候補医療デバイスの完全な候補、一部、または要素であり得る。同様に、スキャンされた解剖学的構造全体ではなく、解剖学的構造上の特徴の一部または要素は、メッシュ生成器130によって受け取られ得る。医療デバイスモデルは、コンピューター−エイデッド−デザイン(CAD)ソフトウェアアプリケーションによって創造され得、ならびにCADデータファイルとして保存され得る。適したCADソフトウェア製品の例としては、I−DEAS(Milford,OhioのSDRC,Inc.から入手できる)およびCATIA(International Business Machines Corporationから入手できる)が挙げられるが、他の任意の適したアプリケーションが使われ得る。医療デバイスモデルもまた、例えば、身体デバイスやモデルの接触または非接触の三次元測定/画像化を通して創造され得る。別の実施形態において、医療デバイスモデル140はメッシュ生成器130モジュールそれ自身の範囲で創造される。
【0022】
さらに、図1の実施形態は、入力としてCTまたはMRIの容積測定データ110の使用を意図するが、容積測定の入力はまた、超音波画像化システム、ベータスキャン画像化、放射性核種スキャニング、サーモグラフィーなどのような他の画像化システムの供給源を含む他の任意の適した供給源から生成され得る。解剖学的構造上の容積測定入力データはまた、解剖学的構造上の特徴の理想的な変形から人工的に作られ得、その特性は、始めはCT−データから得られそして修飾され得るか、またはそのような理想的な変形のモデリングによって手動で創造され得る。それらは、指定された特性を持つ解剖学的構造上の特徴の範囲で、医療デバイスを試験するために創造され得る。例えば、大動脈の動脈瘤による2つの拡張した部分を持ち、その2つの部分は大動脈の拡張されていない一部によって分離されている大動脈中で、医療デバイスの試験をすることが望ましくあり得る。このような解剖学的構造上の特徴を表す入力データは、このような解剖学的構造上の特徴を完全に説明することが既知である手動で入力するデータによって生成され得る。あるいは、このような解剖学的構造上の特徴を表す入力データは、手動で入力するデータによって構築され得、そのデータは、実際の患者の大動脈のCT、MRIまたは他の画像化で作られたデータの一部に対応する。
【0023】
次いで、メッシュ生成器130の出力は、応力/ひずみ/変形分析器160によって受け取られる。応力/ひずみ/変形分析器160はまた、入力として材料モデルデータ170およびロードデータ150を受け取り、それらのデータはまた、メッシュ生成器130の出力であり得る。応力/ひずみ/変形分析器160の出力は、評価のために医療デバイスの性能データを含み、次いでそのデータは入力として視覚化ツール180によって受け取られ得る。視覚化ツール180は次に、アニメーションまたは視覚の説明を通して、候補となる補綴に対する予測された応力、ひずみ、および変形を「仮想的にインビボで」表示する。
【0024】
本発明の実施形態において、図1に示される幾何学的構造生成器120は、特にカスタム開発されたソフトウェアツールまたはMaterialise NV(Ann Arbor,Michigan,USAに事業所がある)からのMIMICSソフトウェアであり;メッシュ生成器130はXYZ Scientific Applications,Inc.(Livermore,California,USA)のTRUEGRID(登録商標)の特に改変した版であり;応力/ひずみ/変形分析器160は、Lawrence Livermore National Laboratory(LLNL)から入手できるNIKE3DまたはDYNA3Dの特に改変した版であり;そして視覚化ツール180は、これもまたLLNLによって開発されたGRIZ視覚化ソフトウェアである。
【0025】
本明細書中で好ましい実施形態に関連して記述されるツール、データおよび処理技術の独特の組み合わせは、医療デバイスに発揮されるインビボの力の予測のより正確なインビトロの説明を与え、それによって、原型の組みたておよび試験の費用および時間が、減少する。
【0026】
本発明の様々なシステムまたは構成要素120、130、160、180、入力(例えば、ファイルを経由)、および出力(例えば、ファイルを経由)は、1つ以上のコンピューターに含まれ得る。従って、幾何学的構造生成器は、1つ以上のコンピューターに含まれ得、一方で応力/ひずみ/変形分析器および視覚化ツールは、別個のコンピューターにおいて実行され得、含まれ得る。さらに、入力は受け取りシステムによって直接的に受け取られる必要がなく、例えば、ネットワーク発信を通す。例えば、幾何学的構造生成器の出力は、フロッピー(登録商標)ディスクで保存され得、そしてフロッピー(登録商標)ディスクを経由してメッシュ生成器によって読まれ得る。
【0027】
図2は、図1の幾何学的構造生成器120の実施形態のデータの流れを詳細に示す。幾何学的構造生成器120は、CTスキャン、MRIデータ、または他の三次元(3D)容積測定データ110を入力として受け取る。CTスキャンまたはMRIからのデータは、本発明で使用されることが好ましく、なぜなら、それらは患者の構造および流れ内腔での複雑なアテローム性動脈硬化症の斑の分布を含む血管形態学の三次元容積測定表現を与えるからである。従って、データのこの型は、例えば、医療デバイス(例えば、TPEG)が置かれる環境の正確な説明を与える。このような三次元容積測定データを補足するために使われるCTおよびMRI装置は、容易に入手できる装置である。
【0028】
生物科学におけるある程度の研究者および科学者は、自由に使える豊かなボクセルデータを持つ。ボクセルはCTまたはMRIの再構成の単位であり、CTスキャンまたはMRIの表示の中でピクセルとして説明される。密度の変化のような基準を使用してそれらのボクセルデータから三角形表面表現(本明細書中以下で「表面ポイント」と称する)を取り出すための定着した方法が、利用可能である。
幾何学的構造生成器120の実施形態は、ステップ220において、CTスキャンまたはMRI画像データから表面ポイントを最初に抽出する(例えば、細分化、等高線に基づく、三次元アプローチ)。次いで、CADソフトウェアを使用して、抽出された表面ポイントを使用して、スキャンされた解剖学的構造の幾何学的モデル230を生成する。表面ポイントの抽出は、上述に述べた技術を実行するソフトウェアプログラムを書くことによって、または入手できるソフトウェアプログラムによって実行され得る。CTスキャンまたはMRIに基づいて表面ポイントを生成するソフトウェアプログラムの例は、メディカルメディアシステムズのPREVIEWである。
【0029】
幾何学的構造生成器120の出力は、スキャンされた解剖学的構造の幾何学的構造モデルを含む解剖学的構造モデル240の形態である。次いで、解剖学的構造モデル240および医療デバイスモデル140(候補医療デバイスの幾何学的構造モデルを含む)は、入力(通常はCADファイルとして)としてメッシュ生成器130によって受け取られる。解剖学的構造モデルは、スキャンされた解剖学的構造の一部または要素であり得る。同様に、医療デバイスモデルは、候補医療デバイスの一部または要素であり得る。これは、TPEGにおける近位ステントのような候補となるデバイスの一部と、組織のような特定の解剖学的構造上との特徴との間での相互作用を分析することに有用である。次いで、メッシュ生成器130は、有限の要素モデルを生成し、そのモデルは、ボックス250によって説明されるように、理想化されていようと実際のものであろうと解剖学的構造モデルと、医療デバイスモデルとの両方を組み込む。
【0030】
1つの実施形態において、解剖学的構造および医療デバイスの幾何学的モデルは、CADソフトウェアを使用して創造される。一般的に、幾何学的モデルはイニシャル グラフィックス交換仕様(IGES)フォーマットに保存され、そのIGESは、CADシステムのための産業標準グラフィックファイルフォーマットである。これは広く使われるので、多くのFEAソフトウェアツールがIGESフォーマットを読み取り、そして利用する。別の実施形態において、幾何学的モデルは、メッシュ生成器で直接創造される。
【0031】
本発明の実施形態における、メッシュ生成器130はTRUEGRID(登録商標)である。TRUEGRIDは三次元の有限モデリングおよび分析ツールであり、メッシュまたは有限の要素モデルを生成する。六面体のブリック要素および四辺形シェル要素の中で幾何学的モデルとぴったり合い、メッシュまたはグリッドを創造するものは、ソフトウェアである。TRUEGRIDのようなFEAメッシュ生成器のツールは、解剖学的構造モデル240ならびにCADソフトウェアによって創造された医療デバイスモデル140を使用し、メッシュを生成する。
【0032】
幾何学的構造生成器120の別の実施形態において(図には示していない)、幾何学的構造生成器は、CT、MRI、および技術スキャナーデータのようなスキャナーデータ、ならびにラピッドプロトタイピング、CAD、またはファイナイトエレメント分析データの間でインターフェースするソフトウェアツールである。そのようなソフトウェアツールは、そのようなスキャナデータから表面ポイントを典型的に生みだし、次いで、その表面ポイントはSTL(ステレオリソグラフィー)、スライスファイル(slice file)、および/またはIGESファイルに変えられ、次いで、それらのファイルは、入力としてメッシュ生成器130によって読まれ得る。このような幾何学的構造生成器120の例としては、前記のMaterialiseから入手できる「Materialise Interactive Medical Image Control System」(MIMICS)である。MIMICSプログラムの出力は、例えば、メッシュ生成器130によって直接読み込まれ得、そして処理され得る。このように、図2で説明されるステップ220および230は、幾何学的構造生成器120のこの代替の実施形態によって必ずしも実行される必要はない。
【0033】
図3は、仮想的原型作製システム105の別の実施形態を示すブロック図である。図3は、解剖学的構造上の特徴がCTスキャンのような三次元容積測定データから得られないことを除いて、図1と同様である。どちらかといえば、解剖学的構造上の特徴のインビトロモデルは分析のために示される。例えば、CTスキャンの動脈に代わって、システムは、ラテックスチューブに展開された医療デバイスの応力、ひずみ、および変形を分析し、その分析は、動脈またはインビトロモデルを説明する。そのようなインビトロモデルは、CADファイルであり得、そのファイルはメッシュ生成器130によって読み込まれ、または別の実施形態においては、メッシュ生成器のそれ自身の中で、創造される。あるいは、理想化された解剖学的構造上の特徴は、この実施形態を通して創造され得る。本発明の別の実施形態において、図は示していないが、システムは、解剖学的構造上の特徴か、インビトロモデルのどちらかを組み込まずに、提案された医療デバイスの構成または要素の分析を行い得る。
【0034】
図4は、応力/ひずみ/変形分析器160のデータの流れを詳細に示すブロック図であり、その分析データは、好ましくはDYNA3DまたはNIKE3Dのような非線形の有限の要素モデリングソフトウェアアプリケーションである。応力/ひずみ/変形分析器は、医療デバイスおよびスキャンされた解剖学的構造(理想化されたかまたは実際のもの)の両方を組み込むメッシュ、医療デバイスとインビトロモデルの両方を組み込むメッシュ、または医療デバイスモデル250のみを組み込むメッシュを受け取る。医療デバイス、インビトロモデル、またはスキャンされた解剖学的構造の一部が使われ得る。応力/ひずみ/変形分析器160はまた、材料モデル170、および適用できる構造(例えば、TPEGおよび動脈または医療デバイスのみ)に対する負荷150を受け取り、視覚化ツール180によって使用される出力を生成する。好ましい実施形態において、材料モデル170および負荷150は、コマンドファイル(さらに以下で議論される)を通ってTRUEGRIDによって読み込まれる。このように、TRUEGRID(メッシュ生成器)の出力は、医療デバイスおよびスキャンされた解剖学的構造の両方を組み込むメッシュ、医療デバイスおよびインビトロモデルの両方を組み込むメッシュ、または医療デバイスのみを含むメッシュの有限の要素モデル250だけを含むだけではなく、材料モデル170パラメーターおよび負荷150の情報も含む。これは、必要ならば、DYNA3DまたはNIKE3Dにおけるコードの変形の数を減少させ、あるいはDYNA3DまたはNIKE3Dによって読み込まれる入力値の手動入力を減少させる。
【0035】
DYNA3Dは、非弾性の固体および構造体の大きな変形の動的な反応を分析およびシミュレートするための、汎用の、明白な三次元の、有限の要素プログラムである。DYNA3DおよびNIKE3Dは、多数の材料モデルを実行し、例えば、弾性、直交異方性の弾性、および運動学/等方性の可塑性を含む。NIKE3Dは、限定されたひずみならびに非弾性の固体、シェル、ビームの静的および動的な反応を分析およびシミュレートするための、汎用の、非線形陰関数の、三次元の、有限の要素プログラムである、
DYNA3DまたはNIKE3DのようなFEA応力/ひずみ/変形分析器は、滑る界面、基本的な加速に起因する体積力負荷、スピンに起因する体積力負荷(幾何学的構造に依存性)集中した接点負荷、圧力の境界条件(幾何学的構造に依存性)、および変位の境界条件を分析およびシミュレートし得る。
【0036】
材料モデル170は、医療デバイス、解剖学的構造、および/または分析されたインビトロモデルの材料特性の数値表示である。負荷は圧力、変位、力、および変形を含む。次いでメッシュ250、材料モデル170、および負荷150を使用して、応力/ひずみ/変形分析器160は、医療デバイスに対する経時的な非線型応力、ひずみ、および変形を分析しそしてシミュレートする(例えば、TPEGおよび動脈壁)。本発明の実施形態に従う応力/ひずみ/変形分析器は、非線型分析(例えば、非線型式を用いて)または線形分析を利用して、構造中の非線型の静的または動的な動きをシミュレートしおよび分析する。
【0037】
図4において、材料モデル170は、応力/ひずみ/変形分析器160によって直接受け取られる。応力/ひずみ/変形分析器160によって受け取られる材料モデルを持つ別の方法は、DYNA3DまたはNIKE3Dの情報源コードの修正することにより、例えば、情報源コード自身に材料モデルをハードコードすることによる。同様に、幾何学的構造生成器、メッシュ生成器、応力/ひずみ/変形分析器、および/または視覚化ツールの情報源コードが利用できる場合、示される入力は、例えば、情報源コードに入力パラメーターを実際にハードコードすることまたは特定の式をコード自身に取りかえることにより、取り込まれ得る。
【0038】
一旦応力/ひずみ/変形分析器160が、医療デバイスに対する応力、ひずみ、および変形を分析すると、視覚化モジュール180(図1において)は、応力/ひずみ/変形分析器の出力を受け取り、得られる応力、ひずみ、および変形を視覚表示し得る(190)。
【0039】
一般的に、力/ひずみ/変形の分析器160の数値の出力はまた、視覚化ツール180を使うことなく医療デバイスに対する応力、ひずみ、および変形を決定するために分析され得る。しかし、視覚化ツール180の使用は、そのような決定を促進する。なぜなら応力、ひずみ、および変形は、図式および視覚表示を通して示されるからである。医療デバイスの設計の明白な数値の出力データよりむしろ、仮想的原型作製またはシミュレートが、このように製造される。
【0040】
ある実施形態において、視覚化ツール180は、上記で参照されたGRIZソフトウェアアプリケーションケーションによって与えられる。GRIZは、FEA結果を三次元の統一性のないグリッド上に視覚化するための相互作用ソフトウェアであり、そしてDYNA3D、NIKE3D、およびTOPAZ3D(LLNLによってまた開発された)のようなFEAソフトウェアツールから導出された変数を計算し、そして表示する。GRIZは、個々の基礎でのメッシュ材料の表示制御を与え、使用者が分析に集中し、そしてメッシュの重要な部分集合上に視覚的に焦点を定めることを可能にし、そして長い時間表示を活動させるための能力を与える。
【0041】
GRIZは、レンダリングのためのSilicon Graphic Inc.(SGI)グラフィックライブラリー(GL)またはオープンGLおよびその使用者のインターフェースのための「モチーフ小型装置」ツールキットを使用する。GRIZをコンパイルおよび実行するためには、これらのライブラリーの両方が必要である。GRIZは、市販されるGLエミュレーションソフトウェアを使うSUNおよび他のワークステーションおよびSGIワークステーションにおいて使われ得る。
【0042】
次いで使用者は、スクリーンディスプレイ190上の視覚化された結果を考慮して、選択された性能要件に対して、設計された候補医療デバイスを比較し得る。選択された設計が性能要件を満たすならば、選択された医療デバイス設計の原型が組み立てられ得、試験され得る。さらに、スクリーンディスプレイ190上の視覚化された結果は、医師によって用いられ得、所定の医療デバイス設計の種々のバージョン(例えば、サイズ)の選択において援助となる。例えば、患者の大動脈内におけるTPEGの配置の手順の前に、医師は、まず仮想的に、種々のTPEG設計の性能を試験しても、その手順の前に単一のTPEG設計の種々のバージョンの性能を試験してもよい。これを達成するために、医師は、上記の種々の方法のいずれかによって患者の大動脈から容積測定データを取得し、そして医療デバイスの効果を分析するためのシステム105の実施形態(図1)にそのデータを入力する。試験されるTPEG設計のバージョンに対する同一型または類似型の容積測定データおよび材料データもまた、システム105にロードされる。1回に分析されるいくつかの解剖学的特徴およびTPEG設計のバージョンから容積測定データをロードすることが可能であり得ること、そしてそれから、医師がどの2つを後で一緒に試験するかを選択し得ることに注意すべきである。入力データがシステム105に一旦ロードされると、応力/ひずみ/変形分析器(Stress/Strain/Deformation Aanalyzer)160の分析の視覚化された結果を、医師がスクリーンディスプレイ190上で見て、そしてそれらの結果に基づき、試験されたTPEGバージョンが患者の臨床的要件を満たすか否か、超えるか否か、または満たさないか否かをこの医師が判定する。
【0043】
システム105によって仮想的に試験されたTPEGバージョンが患者の臨床的要件を満たさない場合、適切な設計が同定されるまで、別のバージョンが試験などをされ得る。それから医師は、適切なTPEG設計のバージョンを用いて、患者に対する実際の処置を開始し得る。システム105は、長期構造完全性、グラフト周囲からの漏出の防止すなわちシーリング機能、患者の大動脈に対するTPEGの全体的なサイズ決定などに関する、所定のTPEG設計のバージョンの性能を表示するように構成され得る。TPEGまたはその他の医療デバイス設計の長期耐久性または長期構造完全性の試験に関して、システム105は多大な有用性を有する。特に、十分に強力なCPUの使用を仮定すると、システム105は、短時間の間に多数の周期的な拡大および収縮を再現する能力を有する。例えば、上記のように、患者の血管系は、患者の拍動する心臓からの血管系内での動的圧力勾配または静的圧力勾配の結果として、耐えず拡大および収縮している。これらの拡大および収縮は、TPEGのような体内の医療デバイスに、応力、ひずみ、および変形を加え得、長時間の応力、ひずみ、および変形はデバイスの故障を招き得る。システム105は、患者の寿命において期待される周期数と等しいかまたはそれを超えるほど多くの周期に対して、患者の拡大および収縮する大動脈の仮想的モデルで、選択されたTPEG設計を迅速に試験して、長期安全性および設計選択の効力を判定する能力を医師に与える。もちろん、患者の身体の任意の他の部分において、任意の他の型の医療デバイスに対して、類似の時間圧縮分析が用いられ得る。従って、本発明が処置前のツールとして用いられる場合、医師は、種々のTPEGの実施形態の使用を分析し得、そして性能要件を満たすものを選択し得、それによって、最良な医療デバイス(例えば、動脈瘤患者の処置に最良なTPEG)を選択することが可能となる。
【0044】
FEAソフトウェアツールは、コンピュータリソースを必要とするので、これらのツールは一般に、Silicon Graphicsまたはその他のUNIX(登録商標)コンピュータシステム上で実行される。メッシュ生成器(Mesh Generator)、応力/ひずみ/変形分析器、ならびに候補TPEGにおける応力、ひずみおよび変形の視覚化は、640MBのメモリを搭載したSilicon Graphics(R 12000)のマシン上で実行されている。
【0045】
(DYNA3DまたはNIKE3Dに対する改変)
1つの実施形態において、本発明の特徴をインプリメントするために、NIKE3DおよびDYN/A3Dが用いられ、そして改変された(TPEG設計が分析された)。必要な材料モデルの決定において、例示的な材料モデル(本明細書中でTPEG材料モデル(W)と呼ばれる)が、次式のひずみエネルギー密度に適合するように用いられた:
【0046】
【数1】
Figure 2004528858
ただし、
【0047】
【数2】
Figure 2004528858
ここで、
ijは材料パラメーターであり;
vはポアソン比であり;
Kはポアソン比の関数として与えられる体積弾性率であり;そして
、IおよびIは、それぞれ、右Cauchy−Greenひずみテンソルの第1不変量、第2不変量および第3不変量である。
【0048】
上記の、TPEG材料モデル(W)は、腹部大動脈瘤内での応力について議論する博士論文(Madhavan Lakshmiraghavan,Mechanical Wall Stress in Abdominal Aortic Aneurysm:Towards Development of a Clinical Tool to Predict Aneurysm Rupture(1998)を参照のこと)(ピッツバーグ大学の未刊の博士論文であり、これによって、本明細書中でその全文が援用される)から導かれた。
【0049】
当業者は、超弾性(hyperelastic)材料、大動脈壁の線形弾性モデルおよび非線型弾性モデルを議論する他の文献がまた、上に例示したような材料モデルおよび、仮想原型生成システム105(図1)の他の用途を導くために用いられ得ることを認識する。(M.L.Raghavanら,Ex Vivo Biomechanical Behavior of Abdominal Aortic Aneurysm:Assessment Using a New Mathematical Model,24 Annals of Biomedical Engineering 573−582(1996);David A.Vorp.ら,Finite Element Analysis of the Effect of Diameter and Asymmetry on the Wall Stress Distribution in Abdominal Aortic Aneurysm,35 BED(Bioengineering Conference ASME 1997)33−34(1997)を参照のこと)、これらはともに、本明細書中に参考としてそれらの全文が援用される)。
【0050】
(NIKE3Dに対する改変)
NIKE3Dは、現存の材料モデル(15番)を有し、このモデルは、次式のエネルギー密度関数を用いる3次元連続超弾性材料である:
【0051】
【数3】
Figure 2004528858
ただし、
【0052】
【数4】
Figure 2004528858
ここで、
AおよびBは材料パラメーターであり;
vはポアソン比であり;
Kはポアソン比の関数として与えられる体積弾性率であり;
およびIは、それぞれ、右Cauchy−Greenひずみテンソルの第1不変量および第2不変量;そして
θは、要素のその時の体積を、未変形の体積で割ったものである。
【0053】
枠組みとして材料モデル15を用いると、この材料モデル15は、上に挙げたTPEG材料モデル「W」をインプリメントするように改変される。これは、TPEG材料モデルに要求される情報を取り込むために、ソースコードにおいて、変数がそれに従って更新または改変されることへの保証を必要とする。材料モデル15は、本発明の特徴をインプリメントするための最少量のソースコード改変を含むので、NIKE3Dモデルから選択された。
【0054】
(NIKE3DにおけるTPEG材料モデルのインプリメント)
本発明に従う特徴をインプリメントするために、NIKE3Dの2つのサブルーチン、すなわち、weval.fおよびprintm.fが改変された。
【0055】
以下の改変が、NIKE3Dサブルーチンweval.fになされた:
a)3種の材料パラメーター(A、BおよびK)の代わりに、10種の材料パラメーター(a10、a01、a20、a11、a02、a30、a21、a12、a03およびK)が読み込まれた。
【0056】
b)Kの計算式が、
【0057】
【数5】
Figure 2004528858
から
【0058】
【数6】
Figure 2004528858
へと変更された。
【0059】
c)
【0060】
【数7】
Figure 2004528858
の計算式が、
【0061】
【数8】
Figure 2004528858
から
【0062】
【数9】
Figure 2004528858
へと変更された。
【0063】
d)
【0064】
【数10】
Figure 2004528858
の計算式が、
【0065】
【数11】
Figure 2004528858
から
【0066】
【数12】
Figure 2004528858
へと変更された。
【0067】
e)IおよびIに関する、Wの高次導関数が、0から
【0068】
【数13】
Figure 2004528858
へと変更された。
【0069】
f)Iに関する導関数が、
【0070】
【数14】
Figure 2004528858
から
【0071】
【数15】
Figure 2004528858
へ、および、
【0072】
【数16】
Figure 2004528858
から
【0073】
【数17】
Figure 2004528858
へと変更された。
【0074】
g)完全非圧縮性材料(I=1)が、拡大ラグランジュフラグ(augmented Lagrangian flag)を真に設定することによって特定される場合、Iに関する導関数は対数式のままである。この対数式は、完全非圧縮性材料に対して、実質的により速い収束およびより良い安定性を示す。
【0075】
NIKE3Dサブルーチンprintm.fは、高速プリントファイルにおける、材料説明に、全9種のaij材料パラメーターをプリントアウトするように改変された。
【0076】
(改変NIKE3D TPEG材料モデルの呼び出し)
TPEG材料モデル(すなわち、改変NIKE3D材料モデル15)は、表Iに示される入力データ形式を用いてNIKE3D中で実施される。ポアソン比は、本来のNIKE3D超弾性モデルを用いたモデルとの適合性を維持するために、第3パラメーターとして固定される。NIKE3Dのドキュメンテーション、およびTRUEGRIDメッシュ生成器は、下に与えられる表Iと類似の、材料モデル15に対する入力形式リストを提供し、ここでA、Bおよびvは全てカード3で定義される(「カード」が入力データの行を表すことは理解されるべきである)。しかし、本来のNIKE3Dコードは、カード3の列1〜列10からAを読み込み、カード4の列1〜列10からBを読み込み、カード5の列1〜列10からvを読み込む。この形式は、改変weval.fサブルーチンおよび改変printm.fサブルーチンにおいて、NIKE3Dのマニュアルおよび表Iの形式に従うように変更された。
【0077】
【表1】
Figure 2004528858
Figure 2004528858
形式の列は、期待されるデータの型を指定する。例えば、形式「I」は整数が期待されることを意味し(「I5」は5つの位を有する整数を意味する)、「E」は実数値を意味し、「A」は文字データの型を意味する。
【0078】
(DYNA3Dに対する改変)
DYNA3Dは、既成の材料モデル(番号27)を有し、このモデルは次式のひずみエネルギー密度関数を用いる3次元連続体超弾性材料である。
【0079】
【数18】
Figure 2004528858
ただし
【0080】
【数19】
Figure 2004528858
および
【0081】
【数20】
Figure 2004528858
ここで:
AおよびBは材料パラメーターであり;
vはポアソン比であり;そして
、IおよびIは、それぞれ、右Cauchy−Greenひずみテンソルの第1不変量、第2不変量および第3不変量である。
【0082】
材料モデル27は、TPEG材料モデル(W)をインプリメントするように改変され得る。これはまた、TPEG材料モデル(W)に情報を取り込むために、ソースコード中の変数がそれに従って更新または改変されることへの保証を必要とする。
【0083】
(DYNA3DにおけるTPEG材料モデルのインプリメント)
本発明に従う特徴をインプリメントするために、DYNA3Dの2つのサブルーチン、すなわちf3dm27.fおよびprintm.fが改変された。項「C(I −2−1)」は、この項がなければ陽関数表示の時間積分器が極めて容易に不安定化するため、改変材料モデルに残された。材料が有意な体積変化を行う場合、この項は、この結果を単に有意に変化させる。vがほぼ0.5に等しい場合、材料は殆ど非圧縮性物質として挙動し、この場合、DがCよりもはるかに大きく、Cの算入は最終結果に対して殆ど影響を及ぼさないか、またはまったく影響を及ぼさない。
【0084】
DYNA3Dサブルーチンf3dm27.fに対し、以下の改変がなされた:
a)4種の材料パラメーター(A、B、CおよびD)の代わりに、10種の材料パラメーター(a10、a01、a20、a11、a02、a30、a21、a12、a03およびK)が読み込まれた。
【0085】
b)Dの計算式が
【0086】
【数21】
Figure 2004528858
から
【0087】
【数22】
Figure 2004528858
へと変更された。
【0088】
c)IおよびIに対する計算が追加された。
【0089】
d)
【0090】
【数23】
Figure 2004528858
の計算式が、
【0091】
【数24】
Figure 2004528858
から
【0092】
【数25】
Figure 2004528858
へと変更された。
【0093】
e)
【0094】
【数26】
Figure 2004528858
の計算式が、
【0095】
【数27】
Figure 2004528858
から
【0096】
【数28】
Figure 2004528858
へと変更された。
【0097】
f)
【0098】
【数29】
Figure 2004528858
の計算式は変更されていないが、Dの値が変更された。
【0099】
DYNA3Dサブルーチンprintm.fは、得られた高速プリントアウトファイルに、超弾性材料定数を正しく出力するように改変された。
【0100】
(改変DYNA3D材料モデル(TPEG材料モデル)の呼び出し)
TPEG材料モデル(すなわち、改変DYNA3D材料モデル27)は、表IIに示される入力データ形式を用いてDYNA3D中で呼び出される。ポアソン比は、元のDYNA3D超弾性モデルを用いたモデルとの適合性を維持するために、第3パラメーターとして固定される。
【0101】
【表2】
Figure 2004528858
上記の博士論文を読むと、入力パラメーターの適切な値は、応力/ひずみ/変形分析器への入力として与えられ得る(Madhavan Lakshmiraghavan,Mechanical Wall Stress in Abdominal Aortic Aneurysm:Towards Development of a Clinical Tool to Predict Aneurysm Rupture(1998)(ピッツバーグ大学の未刊の博士論文)を参照のこと)。
【0102】
(TRUEGRID コマンドファイル)
図5A〜5Mは、本発明の特徴をインプリメントするために(例えば、ステント設計のために)TRUEGRIDに読み込まれる例示的なファイルである、コマンドファイルである。この例示的なコマンドファイルは、CTに基づく解剖学的構造への展開をシミュレートするオプション(isim mode=6、このコマンドファイル中には存在しない)を有さない、構成要素レベルでのステントの分析を図示する。
【0103】
TRUEGRIDは、その基本形態においては、メッシュ生成器であるだけではなく、形式生成器でもある。TRUEGRIDは特定の形式でデータを出力し、これらのデータは次いでNIKE3Dおよび/またはDYNA3Dによって読み込まれる。本発明は、TRUEGRIDのメッシュ生成器としての能力、および、出力ファイル(例えば、上記の表Iおよび表II)を作成する出力生成器としての能力の両方を利用し、これらはそれぞれ、NIKE3DおよびDYNA3Dによって読み込まれる適切な値を含む。TRUEGRIDによって生成される出力は、他の手段(例えば、他のメッシュ生成器ソフトウェアまたは独自のソフトウェア)によって生成され得る。
【0104】
このコマンドファイル(図5A〜5Mに含まれる)は、メッシュファイルおよび出力ファイルを作成するTRUEGRIDに読み込まれる、パラメーターおよび命令を含み、これらのファイルはDYNA3Dおよび/またはNIKE3Dに読み込まれる。
【0105】
各行の先頭の行番号は、単にコマンドファイル中の特定の行を容易に参照するために加えられたものであって、コマンドファイルの一部ではない。「c」の後のテキストはTRUEGRIDに無視される(コメント)。TRUEGRIDの性能を有効に利用するために、このコマンドファイルは、開発者が彼らのシミュレーション、および/または、応力/ひずみ/変形分析をカスタマイズする援助となる種々のパラメーターを含む。メッシュ生成ツール(例えば、TRUEGRID)は、一般に、非インタラクティブモードにおいて、コマンドファイルまたは類似のファイルが有限の要素モデルを生成し得るように作成されることを必要とする。インタラクティブモードにおいて、有限の要素モデルは、TRUEGRIDのインタラクティブモードで使用可能なオプションを用いて、医療デバイス設計者(例えば、TPEG設計者)によって生成され得る。
【0106】
図5Aを参照すると、inikeパラメーター(行5および行21)は、その出力ファイルがNIKE3D応力/ひずみ/変形分析器によって読み込まれることを、TRUEGRIDに命令する。このコマンドファイルはまた、モデル化されるステントが完全3セグメントステント設計であること(行6および行22)、モデルが完全360°ステントモデルであること(行6および行23)、インビボでのこのステントの初期拡大の応力をモデル化すること(行16および行24)、断面の各方向に2ずつ要素を精緻化(refine)すること(行18および行25)をTRUEGRIDに命令する。(クラウンは、ステントのとがった部分または棘のついた部分であり得る−行7〜行9を参照のこと)。従って、このコマンドファイルは、TRUEGRIDが、半径方向の力(radial force)および送達前圧縮(predelivery compression)のような種々の構成要素レベルでの、インビトロ試験の対象となるメッシュおよびステントモデルを生成することを、可能にする。これらの試験のシミュレーションは、意図される用途(例えば、TPEGの要素として、または閉塞性疾患の治療のため)のために、設計者がステント設計を精緻化し、最適化することを可能にする。
【0107】
TRUEGRIDはまた、インタープリターのように作動し得る。TRUEGRIDはコマンドファイルに含まれる情報を読み込み、次いで、行を機械語に翻訳処理し、処理する。例えば、語「para」または「parameter」の後のテキストは、TRUEGRIDに読み込まれるパラメーターである。これらの用語は、TRUEGRIDに用いられるべき値または式を表す。例えば、行21はパラメーターinikeが初期値1を含むことを示す。
【0108】
図5Bの行46は、パラメーターdCIA3の値が、値0.0を含むことを意味する。
【0109】
図5Dの行138は、パラメーターrocompcylの初期値が、式「[0.95(min(%RCyl3,%RCyl6,%RCyl12_1,%RCyl12_2)−%RW6)」で評価される値であることを示す。TRUEGRIDは、min関数が評価されなければならないことを理解する。min関数は、変数の各々に含まれる値(この場合は、RCyl3(例えば、1を含む)、RCyl6(0.005を含む)、RCyl12_1(0.987を含む)、RCyl12_2(0.0002を含む)に含まれる値)を比較し、そして、少なくとも値0.0002(Rcyl12_2に含まれる値)を保持する変数の内容を返す。変数RW6が値0.18を含むと仮定すると、TRUEGRIDは0.950.0002−0.18を含むrocompcyl変数を評価し、このrocompcylは−0.17981に等しい。従って、この値は、TRUEGRIDによって、最初に処理され、そして読み込まれる場合の、rocompcyl初期値である。
【0110】
本発明の実施形態は、TPEG使用の種々の局面をシミュレートし得る。例えば、TPEGが展開のために圧縮され、次いで元に戻される場合、TPEGが展開のためにカテーテル内に圧縮される場合、およびTPEGが伸長する場合などに、TPEGが受ける、応力、ひずみおよび変形を計算する。
【0111】
図5Lの行432を参照すると、用語「include」は、行431に定義された条件が満たされる場合、istent.mts_nike_solidファイルが読み込まれることを、TRUEGRIDに示す。このインクルードファイルの内容は、コマンドファイル自体に追加され得る。しかしながら、柔軟性および易読性のために、これらは別のファイルに配置される。プログラマーは、代表的に、コード制御およびメンテナンスの簡易化のために、(例えば、CまたはC++で作成された)インクルードファイルを用いる。
【0112】
図6A〜6Fは、解剖学的特徴および医療デバイスの両方を取り込むメッシュを生成するため、および、応力/ひずみ/変形分析器に読み込まれるファイルを出力するための、大動脈首近位においてシミュレートされたTPEGグラフト展開に対して、TRUEGRIDに読み込まれる、「seal.run」(行2)と呼ばれるコマンドファイルの例示的なテキストである。
【0113】
図7A〜7Cは、図6A〜6Fに挙げられたコマンドファイル「seal.run」に用いられる、「tpeg.part_ct_aorta3」と呼ばれる、例示的なインクルードファイルである。図6Fの行217を参照のこと。このファイルは、幾何学的構造生成器(Geometry Generator)120によって大動脈のCTデータから生成される面において読み込まれる命令を含み、そしてこの血管のためのメッシュを組み立てる。
【0114】
図8A〜8Lは、ステントグラフトとは反対に、CTデータからの解剖学的構造にステント配置をシミュレートするための、本発明の仮想原型生成システムにおいて用いられる、TRUEGRIDによって読み込まれる別の例示的なコマンドファイルである。このステントは、ステントグラフトの一部であり得、血管系内での閉塞性疾患を処置する用途を意図され得、または、食道ステントのような、非血管系での用途としてさえ用いられ得る。
【0115】
図5A〜5M、図6A〜6F、図7A〜7C、および図8A〜8Lに挙げられたファイルは、TRUEGRIDに読み込まれるように書かれる。このようなファイルの変形は、システムに配備されたメッシュ生成器130に依存して期待される。
【0116】
図9Aはフローチャートを示しており、このフローチャートは、本発明に従う、本発明のシステムおよびプロセスの実施形態の基本要素を示す。特に、この図は、より良く設計されたTPEGを開発するための方法を示す。示される工程は、もちろん、他の医療デバイス(TPEG以外の医療デバイス)の開発のために利用され得る。
【0117】
まずボックス905Aにおいて、TPEG設計者は、TPEGの最適な構造完全性を保証するか、潜在的な健康上の危険性(例えば、破裂および瘤内への血液漏出)を回避するか、またはより小さいTPEGパッケージを有する、といった所望の性能要件を最初に決定する。次いで、CTスキャンまたはMRIスキャナーを用いた、所望の解剖学的構造(例えば、この場合には血管)の3D容積測定データが、ボックス910Aで要求される。あるいは、3D容積測定データがすでに利用可能である場合、このような要求は省略され得、そして3D容積データがそのアーカイブから取得され得る。
【0118】
ここで、医療デバイスが試験される実施形態を定義する、所望の「解剖学的構造」が、必ずしも患者の身体に限定されないことに注意すべきである。例えば、本発明の実施形態は、多種多様なインビトロ試験における医療デバイスの性能に対する試験結果を取得するために用いられ得、これらのうちいくつかは、この医療デバイスの米国食品医薬品局(FDA)認可のために不可欠であり得るか、または所望され得る。インビトロ不全様態試験(例えば、伸長力試験など)の種々の形態は、本発明の実施形態によって実施され得、そして試験者が容易に試験パラメーター、デバイス設計、および試験頻度を変化させ、所望の試験結果を迅速に取得することを可能にする。さらに、動物に対する解剖学的容積測定データが、医療デバイスのFDA認可のために不可欠であるかまたは所望される動物実験をシミュレートするために、用いられ得る。
【0119】
幾何学的構造生成器(図1の120)はその後、ボックス920Aにおいて、血管の形状モデルを生成する。上で議論したように、血管形状モデルは、実際の理想モデルまたはインビトロモデルであり得る。幾何学的構造生成器が、表面点(surface point)が最初に抽出される実施形態である場合、このような形状モデルを生成するために、CADシステムが用いられ得る。
【0120】
次に、代表的にCADソフトウェアを用いて生成されるモデルから取得される、候補TPEGモデルまたは候補TPEG設計が、TPEG設計者によって選択またはモデル化される(工程925A)。その後、メッシュ生成器(図1の130)が、血管およびTPEGの両方を取り込むメッシュモデルを生成する(930A)。その後、工程935Aで、候補TPEGモデルおよび候補血管の材料的性質をTPEG設計者が決定する。材料的性質はまた、前の工程(すなわち、メッシュモデルの生成)の間にTPEG設計者によって割り当てられ得る。応力/ひずみ/変形分析器(図1の160)を用いて、ロード(図1の150)および材料モデル(図1の170)が、入力として応力/ひずみ/変形分析器が利用可能であると仮定すると、TPEG設計者は、応力/ひずみ/変形分析(工程940A)において候補TPEG設計の挙動をシミュレートし、候補TPEGが性能要件を満たすかどうかを決定する。
【0121】
候補TPEGが性能要件を満たさず、判定ボックス955Aで結果「no」が出力される場合、TPEG設計者は、工程980Aで、別のTPEG設計またはTPEGモデルを選択し、ボックス925Aへの矢印で示されるような工程を繰り返す。しかし、候補TPEGが目標の性能要件を満たし、判定ボックス955Aで結果「yes」が出力される場合、工程960Aで、候補TPEGモデルに基づいて原型が組み立てられる。組み立てられた原型は、次いで、工程965Aで、試験(例えば、動物実験または臨床実験)に供される。組み立てられた原型が目標の性能要件を満たすならば、この候補TPEGモデルは最終設計であり、そして他のTPEGを生産するために用いられ得る。
【0122】
しかし、組み立てられた原型が性能要件を満たさず、判定ボックス970Aで結果「no」が出力される場合、TPEG設計者はTPEG設計を改変するか、または新しいTPEG設計を選択し、ボックス925Aへの矢印で示されるような工程を繰り返す。必要な場合、性能要件および最終設計が取得されるまで、この処理は数回繰り返される。本発明の利点は、設計検証のためにハードウェア原型のみを用いる開発プロセスと比較して、判定ボックス970Aでの結果「no」の数を減らすことである。
【0123】
上記のように、提案されたTPEGモデルは、適用可能なTPEGモデルの条件(例えばサイズ)の適切な範囲を決定するために、多くの解剖学的特徴に対して評価され得る。同様に、1組の解剖学的特徴は、解剖学的特徴のこのような組に対して適切なTPEGモデルの型を決定するために、多くのTPEGモデルに対して評価され得る。さらに、応力、ひずみおよび変形の分析は、特定の解剖学的特徴との相互作用を伴わない医療デバイスに対して行われ得る。
【0124】
図9Bは、TPEGにかかる応力およびひずみの視覚的シミュレーションを表示するさらなる工程(ボックス942B)を除いて、図9Aと類似である。このシミュレーションの表示は、代表的には視覚化ツール(図1の180)を用いて利用され、好ましい実施形態においてこの視覚化ツールはGRIZソフトウェアである。
【0125】
このTPEG上の、応力、ひずみ、または変形の数値的な提示の読み取りが、TPEG設計者を導き得るため、生産性必要条件が満たされているかどうかに関わらず、シミュレーションの視覚的表示は、必要ではない。しかし、視覚的表示はしばしば、望ましい。なぜなら、応力およびひずみの視覚的表示、例えば、視覚的TPEGモデル上のレッドホットスポットは、単なる数値的な提示よりも理解することが容易であり得るためである。
【0126】
図10は、図9Aと同様で、インビトロでの特徴を利用するよりよく設計された医学的デバイスを開発する過程を例示する。1005中に示されるような第1の工程において、医学的デバイス設計者が生産性必要条件を決定する。次の工程は、CADソフトウェアまたはTRUEGRIDであっても、そのようなソフトウェアツールを用いて、インビトロモデルの幾何学的モデルを生成する、工程1020(例えば、動脈を表すラテックスチューブ)である。次いで、この工程は、図9A中に例示されている工程と同様である。別の実施形態において、ラテックスチューブのようなインビトロモデルは、三次元容積測定データを得るためにスキャンされ得る。このような得られた三次元容積測定データはまた、医学的デバイス設計者によって改変され得る。
【0127】
示されていない別の実施形態において、医学的デバイスモデルのみが、解剖学的性質またはインビトロモデルがない状態で、解析される。図10に示されている操作は、血管幾何学的モデルを生成する操作(段階1020)なしに、実行され、解析は、医学的デバイス候補またはその一部の幾何学的モデル上でのみ実行される。医学的デバイスのみに対して適切な物質の性質およびロード情報は、一般的に、解析過程において使用される。
【0128】
図11は、図9A中に描かれた工程と似ている工程を含む。図11は、例えば、どの特定のTPEGを患者中に移植するかを、決定する際に、医師を誘導するための予備手順計画ツールとして、本発明の実施形態を描く。
【0129】
開始するために、代表的には、ある特定の患者に対して、インビボでTPEGの丈夫な密閉および構造的完全を保証するために、ボックス1105中において、医師は最初に外科的なまたは干渉的な手順目的を、決定する。次いで、医師は、工程1110において、TPEG、例えば、腹部大動脈の潜在的な部位の三次元体積データを得る。次いで、幾何学的構造生成器(図1中の120)は、工程1115において取得された三次元体積データから表面の点を抽出する。抽出された表面の点を基にして、血管幾何学的モデル1120が作成される。
【0130】
次に、TPEG候補は、代表的にCADソフトウェアを使用することによって作り出されたモデルから得られるものであるが、医師によって選ばれる(工程1125)。(TPEGモデルは、前もって作成され、系のライブラリーに保存され得る。この時点で、医師は、どの利用可能なTPEG設計が患者または個体に最も適切であるかどうかを決定する)。次いで、メッシュ生成器(Mesh Generator)(図1中の130)は、血管と選択されたTPEGと両方を取り込んでいるメッシュモデルを生成する。次いで、医師は、工程1135においてTPEG候補および血管の物質特性を同定し得る。物質特性はまた、前出の工程中で割り当てられ得る(すなわち、メッシュモデルの生成)。応力/ひずみ/変形分析器(Stress/Strain/Deformation Analyzer)(図1中の160)を使用することによって、ロードモデル(図1中の150)および物質モデル(図1中の170)が、入力に対する、応力/ひずみ/変形分析器に対して利用可能であることを仮定することによって、医師は、TPEG候補が外科的目的を満たすかどうかを決定するために、そのTPEG候補を応力/ひずみ/変形分析にかけてもよい。
【0131】
もし、TPEG候補が外科的目的を満たさない場合、つまり、決定ボックス1155での「ノー」という結論の場合、医師は、工程1180での手順において、使用されるTPEGの変更し、ボックス1125への矢印によって示される過程を繰り返すことを決定し得る。医師の判断に基づいて、もしTPEG候補が手順の目的を満たす場合、つまり、決定ボックス1155での「イエス」という結論の場合、医師は、工程1160において計画されたTPEG移植手順を続行するか否かを決定し得る。
【0132】
図12は、腹部の動脈瘤に対してすぐ近位の、腎臓下の大動脈中の血管ステントの切断側面図の一つのシミュレーション表示の代表例を含む。上記のようなシステムを使用することによって、いくつかの表示によって、ユーザーに対して、進行的なステントの拡張および血管の管腔表面との接触を表すことが示され得る。そのシステムはまた、医学的デバイスおよび解剖学的性質における種々の応力、ひずみ、および変形を代表している色およびその勾配を用いて、視覚化モジュールが色における医学的デバイスおよび解剖学的性質を表すように使用され得る。近視野のような他の視野もまた、シミュレーション中で使用され得る。
【0133】
図13は、幾何学的構造生成器120、メッシュ生成器130、応力/ひずみ/変形分析器160、および視覚化ツール180を含むコンピューターのいずれかを含むような、例示的コンピューター1300のブロックダイアグラムである。各々のコンピューター1300は、ハイエンドマイクロプロセッサー(例えば、代表的にはシリコングラフィックスのワークステーションに見られる)、のような中央処理装置(CPU)および集積回路チップの制御下で作動する。コンピューターユーザーは、コマンドおよびデータをキーボードおよびマウス1312から入力でき、ディスプレー1310で入力およびコンピューター出力を見ることができる。そのディスプレーは、代表的にはビデオモニターまたはフラットパネルディスプレーデバイスである。このコンピューター1300もまた、固定されたハードディスクドライブのような直接アクセス貯蔵デバイス(DASD)1304を含む。メモリ1306は、代表的に、揮発性の半導体ランダムアクセスメモリ(RAM)を含む。各々のコンピューターは、好ましくは、プログラムプロダクト記憶デバイス1316を受け入れるプログラムプロダクトリーダー1314を含む。このプログラムプロダクト記憶デバイスから、プログラムプロダクトリーダーはデータを読み取ることができる(および、プログラムプロダクトリーダーは、必要に応じて、データを書き込み得る)。プログラムプロダクトリーダーは、例えば、ディスクドライブを含み得、そして、このプログラムプロダクト記憶デバイスは、フロッピー(登録商標)ディスク、光学CD−ROMディスク、CD−Rディスク、CD−RWディスク、DVDディスク、などのような取り外し可能な記憶媒体を含み得る。好ましい実施形態において、各々のコンピューター1300は、ネットワークとこのコンピューターとの間のコネクション1318にわたって通信を可能にするネットワークインターフェース1308を通したネットワーク1320にわたって他の接続されたコンピューターと通信し得る。このことは、図1に例示されているような、各々の分離システムを有することを容易にし、システムにおいて他の構成要素への出力および入力を提供する。
【0134】
CPU1302は、コンピューター1300のメモリ1306中に一時的に保存されるプログラミング工程の制御下で作動する。プログラミング工程が実行された場合、適切なシステムの構成要素は、その機能を行う。従って、プログラミング工程は図に例示されているシステム構成要素の機能性を実行する。このプログラミング工程は、プログラムプロダクト1316をとおして、またはネットワークコネクション1318をとおして、DASD1304から受け取られ得る。記憶ドライブ1304は、プログラムプロダクトを受け取り得、その上に記録されたプログラム段階を読み取り得、そしてCPU1302による実行のためにメモリ1306へプログラミング工程を移行し得る。上記のように、プログラムプロダクト記憶ドライブは、磁気フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM、およびDVD記憶ディスクを含む、コンピューターが読み取り可能な指示書が記録されている多数の取り外し可能な媒体のうちいずれか一つを含み得る。他の適切なプログラムプロダクト記憶ドライブは、磁気テープおよび半導体メモリチップを含み得る。このように、本発明に従う操作に必要なプロセシング工程は、プログラム生成物上で具体化され得る。
【0135】
あるいは、プログラム工程はネットワーク1318上で作動メモリ1306に受け取られ得る。ネットワーク方法において、ネットワーク通信がネットワークコネクション1318をとおして確立された後、コンピューターは、ネットワークインターフェース1308をとおしてプログラムステップを含むデータをメモリ1306に受け取る。次いで、プログラム工程は、本発明のプロセシングを実行するために、CPU1302によって実行される。
【0136】
本発明は、UNIX(登録商標)ワークステーション上にインプリメントされるが、代表的なパーソナルコンピューターは、将来これらの機能を実行するために適合させ得る。
【0137】
図1に例示された種々のシステムを具体化するシステムのコンピューターの全てが、好ましくは図13に示された構成と同様の構成を有することが理解されるべきであり、その結果、図13コンピューター1300に関して記載された詳細が、システムの全てのコンピューターまたは成分に適用することが理解される。本発明に従ってそれらが有限要素解析および他の関数を処理するために十分な供給源およびプロセシング力を有する限り、いずれのコンピューターも代替的な構成を有し得る。
【0138】
当業者は、工程における変更、および実行の順序の変更が行われ得、本発明の操作の種々の実施形態もなお、作り得る、ことを理解する。さらに、当業者は、本明細書中に記載されている実施例が一般的にTPEGを参照するが、他の医療デバイスは本発明に従って設計され得る、ことを理解する。
【0139】
さらにシステム105のモジュール(図1)、幾何学的構造生成器、メッシュ生成器、応力/ひずみ/変形分析器、および視覚化モジュールは異なるボックスの中に示されているが、それらの機能に使われるソフトウェアに依存することが、お互いに共通している。従って、例えば、一つのモジュール、例えば、メッシュ生成器、TRUEGRID、によってなされるいくつかの機能はまた、幾何学的構造生成器、MIMICS、またはその逆、によってもなされ得る。
【0140】
本発明の実施形態が、上に記載され、本発明の理解が与えられ得る。しかし、本発明の機能を具体化する、有用または書き込み可能な多くの代替のソフトウェアプログラムが存在し、従って使用され得る。それ故、本発明は、本明細書中に記載されている特定の実施形態に限定されないと理解されるべきであるが、むしろ、本発明は一般的に医療デバイス設計に関して広い適用性を有することが理解されるべきである。それ故に、添付された特許請求の範囲の範囲内にある、全ての改変、変更、または等価な配列および実行が、本発明の範囲内で考慮されるべきである。
【0141】
本発明の目的、利点、および特性は、添付する図と共同して読むとき詳細な説明からより容易に正しく理解される。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、本発明の特性を持つ仮想的原型作製システムのブロック図表現を図示する。
【図2】
図2は、本発明の実施形態における幾何学的構造生成器およびメッシュ生成器に従う実施形態によって受け取られたデータを示すブロック図表現を図示する。
【図3】
図3は、本発明の別の実施形態のシステムにおけるブロック図表現を図示する。
【図4】
図4は、応力/ひずみ/変形分析器によって受け取られたデータを示すブロック図を図示する。
【図5】
図5A〜図5Mは、コマンドファイルの模範的なテキストを含み、そのファイルはTRUEGRIDのようなメッシュ生成器によって読まれ、CTベースの解剖学的構造においてシミュレートする展開の選択なしでステントの構成要素レベルの分析を行う。
【図6】
図6A〜図6Fは、解剖学的構造上の特徴および医療デバイスの両方を取りこむメッシュを生成するための、および応力/ひずみ/変形分析器によって読まれるファイルを出力するための、TPEG移植片の近位大動脈頸でのシミュレートされた展開に関する、TRUEGRIDによって読まれるコマンドファイルの模範的なテキストを含む。
【図7】
図7A〜図7Cは、図6A〜図6Fに挙げられたseal.rnuコマンドファイルによって使用される例示的なインクルードファイル(include file)を含む。
【図8】
図8A〜図8Lは、ステント移植片の展開とは対照的に、ステントのCT−データからの解剖学的構造への展開をシミュレートするための本発明の仮想的原型作製システムで使われるTRUEGRIDによって読まれる別の例示的コマンドファイルを含む。
【図9A】
図9Aは、三次元容積測定データを使用する本発明の実施形態にしたがう、より良く設計された医療デバイス、特に、TPEGの開発のプロセスを図示する。
【図9B】
図9Bは、三次元容積測定データを使用する本発明の実施形態にしたがう、より良く設計された医療デバイス、特に、TPEGの開発のプロセスを図示する。
【図10】
図10は、インビトロの解剖学的構造上の特徴を使用して、より良く設計された医療デバイスを開発するためのプロセスを図示する。
【図11】
図11は、医師の手順前のプランニングツールとして本発明の実施形態の使用を図示する。
【図12】
図12は、腎臓下の大動脈における血管ステントの切り取り側面図の1つのシミュレートディスプレイの表現を含む。
【図13】
図13は、図1で図示されたコンピューターの1つのブロック図表現である。

Claims (111)

  1. 以下を含む医療デバイスの使用を分析するためのシステム:
    a)幾何学的構造生成器であって、少なくとも1つの解剖学的構造上の特徴の三次元容積測定データを受け取り、そして該解剖学的構造上の特徴の幾何学的構造モデルを生成する、幾何学的構造生成器;
    b)メッシュ生成器であって、該解剖学的構造上の特徴の該幾何学的構造モデルおよび医療デバイスの幾何学的構造モデルを受け取り、そして該解剖学的構造上の特徴および該医療デバイスの両方を含む有限の要素モデルまたはメッシュを生成する、メッシュ生成器;および
    c)応力/ひずみ/変形分析器であって、該解剖学的構造上の特徴および該医療デバイスの両方を含むメッシュ、該解剖学的構造上の特徴および該医療デバイスの材料の特性、ならびに該解剖学的構造上の特徴および/または該医療デバイス上の負荷を受け取り、そして該医療デバイスの応力、ひずみ、および変形をシミュレートする、応力/ひずみ/変形分析器。
  2. 前記解剖学的構造上の特徴を有する前記幾何学的構造モデルが、理想的な幾何学的構造モデルである、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記三次元容積測定データが、CTスキャンを通して得られる、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記三次元容積測定データが、MRIを通して得られる、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記医療デバイスの前記幾何学的構造モデルが、血管内補綴のためである、請求項1に記載のシステム。
  6. 前記血管内補綴が、経腔的に配置される血管内移植片である、請求項5に記載のシステム。
  7. 前記血管内補綴が、心臓血管ステントデバイスである、請求項5に記載のシステム。
  8. 前記幾何学的構造生成器が、MIMICSである、請求項1に記載のシステム。
  9. 前記メッシュ生成器が、TRUEGRIDである、請求項1に記載のシステム。
  10. 前記応力/ひずみ/変形分析器が、DYNA3Dである、請求項1に記載のシステム。
  11. 前記応力/ひずみ/変形分析器が、NIKE3Dである、請求項1に記載のシステム。
  12. 前記DYNA3Dが、以下の形式のひずみエネルギー密度を有するように。修正され:
    W=a10(l−3)+a01(l−3)+a20(l−3)+a11(l−3)(l−3)+a02(l−3)+a30(l−3)+a21(l−3)(l−3)+a12(l−3)(l−3)+a03(l−3)+1/2K(l−1)
    およびK=2(a10+a01)/(1−2v)
    ここで、aijは、材料のパラメーターであり;
    vは、ポワソン比であり;
    Kは、ポワソン比の関数として与えられる体積弾性率であり;そして
    、l、およびlは、それぞれ、右Cauchy−Greenひずみテンソルの第1、第2、および第3の不変量である、請求項10に記載のシステム。
  13. 前記NIKE3Dが、以下の形式のひずみエネルギー密度を有するように修正され:
    W=a10(l−3)+a01(l−3)+a20(l−3)+a11(l−3)(l−3)+a02(l−3)+a30(l−3)+a21(l−3)(l−3)+a12(l−3)(l−3)+a03(l−3)+1/2K(l−1)
    およびK=2(a10+a01)/(1−2v)
    ここで、aijは、材料のパラメーターであり;
    vは、ポワソン比であり;
    Kは、ポワソン比の関数として与えられる体積弾性率であり;そして
    、l、およびlは、それぞれ、右Cauchy−Greenひずみテンソルの第1、第2、および第3の不変量である、請求項11に記載のシステム。
  14. 前記医療デバイスおよび前記解剖学的構造上の特徴に対する前記応力およびひずみを受け取り、かつ視覚的表示を通して該医療デバイスの該応力およびひずみを表示する視覚化ツールをさらに含む、請求項1に記載のシステム。
  15. 前記視覚化ツールが、GRIZである、請求項14に記載のシステム。
  16. 以下を含む医療デバイスの使用を分析するためのシステム:
    a)幾何学的構造生成器であって、特定の固体の少なくとも1つの解剖学的構造上の特徴の三次元容積測定データを受け取り、そして該解剖学的構造上の特徴の幾何学的構造モデルを生成する、幾何学的構造生成器;
    b)メッシュ生成器であって、該解剖学的構造上の特徴の該幾何学的構造モデルおよび医療デバイスの幾何学的構造モデルを受け取り、かつ該解剖学的構造上の特徴および該医療デバイスの両方を含む有限の要素モデルまたはメッシュを生成する、メッシュ生成器;および
    c)応力/ひずみ/変形分析器であって、該解剖学的構造上の特徴および該医療デバイスの両方を含む該メッシュ、該解剖学的構造上の特徴および該医療デバイスの材料の特性、該解剖学的構造上の特徴および/または該医療デバイス上の負荷を受け取り、かつ該医療デバイスの応力、ひずみ、および変形をシミュレーションする、応力/ひずみ/変形分析器。
  17. 前記解剖学的構造上の特徴の前記幾何学的構造モデルが、理想的な幾何学的構造モデルである、請求項16に記載のシステム。
  18. 前記三次元容積測定データが、CTスキャンを通して得られる、請求項16に記載のシステム。
  19. 前記三次元容積測定データが、MRIを通して得られる、請求項16に記載のシステム。
  20. 前記医療デバイスの前記幾何学的構造モデルが、血管内補綴のためである、請求項16に記載のシステム。
  21. 前記血管内補綴が、経腔的に配置される血管内移植片である、請求項20に記載のシステム。
  22. 前記血管内補綴が、心臓血管ステントデバイスである、請求項20に記載のシステム。
  23. 前記幾何学的構造生成器がMIMICSである、請求項16に記載のシステム。
  24. 前記メッシュ生成器が、TRUEGRIDである、請求項16に記載のシステム。
  25. 前記応力/ひずみ/変形分析器が、DYNA3Dである、請求項16に記載のシステム。
  26. 前記応力/ひずみ/変形分析器が、NIKE3Dである、請求項16に記載のシステム。
  27. 前記DYNA3Dが、以下の形式のひずみエネルギー密度を有するように修正され:
    W=a10(l−3)+a01(l−3)+a20(l−3)+a11(l−3)(l−3)+a02(l−3)+a30(l−3)+a21(l−3)(l−3)+a12(l−3)(l−3)+a03(l−3)+1/2K(l−1)
    およびK=2(a10+a01)/(1−2v)
    ここで、aijは、材料のパラメーターであり;
    vは、ポワソン比であり;
    Kは、ポワソン比の関数として与えられる体積弾性率であり;そして
    、l、およびlは、それぞれ、右Cauchy−Greenひずみテンソルの第1、第2、および第3の不変量である、請求項25に記載のシステム。
  28. 前記NIKE3Dが、以下の形式のひずみエネルギー密度を有するように修正され:
    W=a10(l−3)+a01(l−3)+a20(l−3)+a11(l−3)(l−3)+a02(l−3)+a30(l−3)+a (l−3)(l−3)+a12(l−3)(l−3)+a03(l−3)+1/2K(l−1)
    およびK=2(a10+a01)/(1−2v)
    ここで、aijは、材料のパラメーターであり;
    vは、ポワソン比であり;
    Kは、ポワソン比の関数として与えられる体積弾性率であり;そして
    、l、およびlは、それぞれ、右Cauchy−Greenひずみテンソルの第1、第2、および第3の不変量である、請求項26に記載のシステム。
  29. 前記医療デバイスおよび前記解剖学的構造上の特徴に対する前記応力およびひずみを受け取り、かつ視覚的表示を通して該医療デバイスの該応力およびひずみを表示する視覚化ツールをさらに含む、請求項16に記載のシステム。
  30. 前記視覚化ツールが、GRIZである、請求項29に記載のシステム。
  31. 以下を含む医療デバイスの使用を分析するためのシステム:
    a)メッシュ生成器であって、インビトロでの特徴の幾何学的構造モデルおよび医療デバイスの幾何学的構造モデルを受け取り、かつ該インビトロでの特徴および該医療デバイスの両方を含む有限の要素モデルまたはメッシュを生成する、メッシュ生成器;および
    b)応力/ひずみ/変形分析器であって、該解剖学的構造上の特徴および該医療デバイスの両方を含む該メッシュ、該解剖学的構造上の特徴および該医療デバイスの材料の特性、該解剖学的構造上の特徴および/または該医療デバイス上の負荷を受け取り、かつ該医療デバイスの応力、ひずみ、および変形をシミュレーションする、応力/ひずみ/変形分析器。
  32. 前記インビトロでの特徴が、理想的な解剖学的構造上の特徴の幾何学的構造モデルである、請求項31に記載のシステム。
  33. 前記医療デバイスの前記幾何学的構造モデルが、血管内補綴のためである、請求項31に記載のシステム。
  34. 前記血管内補綴が、経腔的に配置される血管内移植片である、請求項33に記載のシステム。
  35. 前記血管内補綴が、心臓血管ステントデバイスである、請求項33に記載のシステム。
  36. 前記メッシュ生成器が、TRUEGRIDである、請求項31に記載のシステム。
  37. 前記応力/ひずみ/変形分析器が、DYNA3Dである、請求項31に記載のシステム。
  38. 前記応力/ひずみ/変形分析器が、NIKE3Dである、請求項31に記載のシステム。
  39. 前記DYNA3Dが、以下の形式のひずみエネルギー密度を有するように修正され:
    W=a10(l−3)+a01(l−3)+a20(l−3)+a11(l−3)(l−3)+a02(l−3)+a30(l−3)+a21(l−3)(l−3)+a12(l−3)(l−3)+a03(l−3)+1/2K(l−1)
    およびK=2(a10+a01)/(1−2v)
    ここで、aijは、材料のパラメーターであり;
    vは、ポワソン比であり;
    Kは、ポワソン比の関数として与えられる体積弾性率であり;そして
    、l、およびlは、それぞれ、右Cauchy−Greenひずみテンソルの第1、第2、および第3の不変量である、請求項37に記載のシステム。
  40. 前記NIKE3Dが、以下の形式のひずみエネルギー密度を有するように修正され:
    W=a10(l−3)+a01(l−3)+a20(l−3)+a11(l−3)(l−3)+a02(l−3)+a30(l−3)+a21(l−3)(l−3)+a12(l−3)(l−3)+a03(l−3)+1/2K(l−1)
    およびK=2(a10+a01)/(1−2v)
    ここで、aijは、材料のパラメーターであり;
    vは、ポワソン比であり;
    Kは、ポワソン比の関数として与えられる体積弾性率であり;そして
    、l、およびlは、それぞれ、右Cauchy−Greenひずみテンソルの第1、第2、および第3の不変量である、請求項38に記載のシステム。
  41. 前記医療デバイスおよび前記解剖学的構造上の特徴に対する前記応力およびひずみを受け取り、かつ視覚的表示を通して該医療デバイスの該応力およびひずみを表示する視覚化ツールをさらに含む、請求項31に記載のシステム。
  42. 前記視覚化ツールが、GRIZである、請求項41に記載のシステム。
  43. 以下を含む医療デバイスの使用を分析するためのシステム:
    a)メッシュ生成器であって、医療デバイスの幾何学的構造モデルを受け取り、かつ該医療デバイスの有限の要素モデルまたはメッシュを生成する、メッシュ生成器;および
    b)応力/ひずみ/変形の非線型分析器であって、該メッシュ、該医療デバイスの材料の特性、および該医療デバイス上の負荷を受け取り、かつ該医療デバイスの応力、ひずみ、および変形をシミュレートする、応力/ひずみ/変形分析器。
  44. 前記医療デバイスの前記幾何学的構造モデルが、血管内補綴のためである、請求項43に記載のシステム。
  45. 前記血管内補綴が、経腔的に配置される血管内移植片である、請求項44に記載のシステム。
  46. 前記血管内補綴が、心臓血管ステントデバイスである、請求項44に記載のシステム。
  47. 前記メッシュ生成器が、TRUEGRIDである、請求項43に記載のシステム。
  48. 前記応力/ひずみ/変形分析器が、DYNA3Dである、請求項43に記載のシステム。
  49. 前記応力/ひずみ/変形分析器が、NIKE3Dである、請求項43に記載のシステム。
  50. 前記DYNA3Dが、以下の形式のひずみエネルギー密度を有するように修正され:
    W=a10(l−3)+a01(l−3)+a20(l−3)+a11(l−3)(l−3)+a02(l−3)+a30(l−3)+a21(l−3)(l−3)+a12(l−3)(l−3)+a03(l−3)+1/2K(l−1)
    およびK=2(a10+a01)/(1−2v)
    ここで、aijは、材料のパラメーターであり;
    vは、ポワソン比であり;
    Kは、ポワソン比の関数として与えられる体積弾性率であり;そして
    、l、およびlは、それぞれ、右Cauchy−Greenひずみテンソルの第1、第2、および第3の不変量である、請求項48に記載のシステム。
  51. 前記NIKE3Dが、以下の形式のひずみエネルギー密度を有するように修正され:
    W=a10(l−3)+a01(l−3)+a20(l−3)+a11(l−3)(l−3)+a02(l−3)+a30(l−3)+a21(l−3)(l−3)+a12(l−3)(l−3)+a03(l−3)+1/2K(l−1)
    およびK=2(a10+a01)/(1−2v)
    ここで、aijは、材料のパラメーターであり;
    vは、ポワソン比であり;
    Kは、ポワソン比の関数として与えられる体積弾性率であり;そして
    、l、およびlは、それぞれ、右Cauchy−Greenひずみテンソルの第1、第2、および第3の不変量である、請求項49に記載のシステム。
  52. 前記医療デバイスおよび前記解剖学的構造上の特徴に対する前記応力およびひずみを受け取り、かつ視覚的表示を通して該医療デバイスの該応力およびひずみを表示する視覚化ツールをさらに含む、請求項43に記載のシステム。
  53. 前記視覚化ツールが、GRIZである、請求項52に記載のシステム。
  54. 以下を含む医療デバイスを分析するためのコンピューター方法:
    a)少なくとも1つの解剖学的構造上の特徴の三次元容積測定データを得る工程;
    b)該三次元容積測定データの幾何学的構造モデルを生成する工程;
    c)候補医療デバイスの設計の幾何学的構造モデルを示すデータを受け取る工程;
    d)該三次元容積測定データの該幾何学的構造モデルを受け取る工程;
    e)該解剖学的構造上の特徴の該幾何学的構造モデルおよび該候補医療デバイスの設計の該幾何学的構造モデルの両方を含むメッシュモデルを生成する工程;
    f)該メッシュモデルの材料の特性を受け取る工程;
    g)該メッシュモデルの負荷データを受け取る工程;および
    h)該負荷データによって該候補医療デバイスの設計に課される応力、ひずみ、および変形をシミュレートする工程。
  55. 前記候補医療デバイスの設計の失敗点での応力、ひずみ、および変形をシミュレートする工程をさらに含む、請求項54に記載の方法。
  56. 前記三次元容積測定データが、CTスキャンを通して得られる、請求項54に記載の方法。
  57. 前記三次元容積測定データが、MRIを通して得られる、請求項54に記載の方法。
  58. 医療デバイスの前記幾何学的構造モデルが、血管内補綴のためである、請求項54に記載の方法。
  59. 前記血管内補綴が、経腔的に配置される血管内移植片である、請求項58に記載の方法。
  60. 前記血管内補綴が、心臓血管ステントデバイスである、請求項58に記載の方法。
  61. 三次元容積測定データのための前記幾何学的構造モデルが、MIMICSソフトウェアアプリケーションによって生成される、請求項54に記載の方法。
  62. 前記メッシュが、TRUEGRIDによって生成される、請求項54に記載の方法。
  63. 前記応力、ひずみ、および変形が、DYNA3Dソフトウェアアプリケーションによってシミュレートされる、請求項54に記載の方法。
  64. 前記応力、ひずみ、および変形が、NIKE3Dソフトウェアアプリケーションによってシミュレートされる、請求項54に記載の方法。
  65. 前記DYNA3Dが、以下の形式のひずみエネルギー密度を有するように修正され:
    W=a10(l−3)+a01(l−3)+a20(l−3)+a11(l−3)(l−3)+a02(l−3)+a30(l−3)+a21(l−3)(l−3)+a12(l−3)(l−3)+a03(l−3)+1/2K(l−1)
    およびK=2(a10+a01)/(1−2v)
    ここで、aijは、材料のパラメーターであり;
    vは、ポワソン比であり;
    Kは、ポワソン比の関数として与えられる体積弾性率であり;そして
    、l、およびlは、それぞれ、右Cauchy−Greenひずみテンソルの第1、第2、および第3の不変量である、請求項63に記載の方法。
  66. 前記NIKE3Dが、以下の形式のひずみエネルギー密度を有するように修正され:
    W=a10(l−3)+a01(l−3)+a20(l−3)+a11(l−3)(l−3)+a02(l−3)+a30(l−3)+a21(l−3)(l−3)+a12(l−3)(l−3)+a03(l−3)+1/2K(l−1)
    およびK=2(a10+a01)/(1−2v)
    ここで、aijは、材料のパラメーターであり;
    vは、ポワソン比であり;
    Kは、ポワソン比の関数として与えられる体積弾性率であり;そして
    、l、およびlは、それぞれ、右Cauchy−Greenひずみテンソルの第1、第2、および第3の不変量である、請求項64に記載の方法。
  67. 前記応力/ひずみ/変形の分析が、非線型の有限の要素分析ツールを用いて行われる、請求項54に記載の方法。
  68. 前記応力、ひずみ、および変形分析の結果を視覚化ツールに受け取る工程をさらに含み、ここで前記視覚化ツールが前記医療デバイスの応力、ひずみ、および変形を可視的に表現する、請求項54に記載の方法。
  69. 前記視覚化手段が、GRIZである、請求項68に記載の方法。
  70. 以下を含む医療デバイスを分析するための方法:
    a)特定の固体の少なくとも1つの解剖学的構造上の特徴の三次元容積測定データを得る工程;
    b)該三次元容積測定データの幾何学的構造モデルを生成する工程;
    c)候補医療デバイスの設計の幾何学的構造モデルを受け取る工程;
    d)該三次元容積測定データの該幾何学的構造モデルを受け取る工程;
    e)該解剖学的構造上の特徴の該幾何学的構造モデルおよび該候補医療デバイスの幾何学的構造モデルの両方を含むメッシュモデルを生成する工程;
    f)該メッシュの材料の特性を受け取る工程;
    g)該メッシュの負荷を受け取る工程;および
    h)医療デバイスに課される動的または半静的な応力、ひずみ、および変形をシミュレートする工程。
  71. 前記医療デバイスの失敗点での応力、ひずみ、および変形のシミュレートする工程をさらに含む、請求項70に記載の方法。
  72. 前記三次元容積測定データが、CTスキャンを通して得られる、請求項70に記載の方法。
  73. 前記三次元容積測定データが、MRIを通して得られる、請求項70に記載の方法。
  74. 医療デバイスの前記幾何学的構造モデルが、血管内補綴のためである、請求項70に記載の方法。
  75. 前記血管内補綴が、経腔的に配置される血管内移植片である、請求項74に記載の方法。
  76. 前記血管内補綴が、心臓血管ステントデバイスである、請求項74に記載の方法。
  77. 三次元容積測定データのために生成する幾何学的構造手段が、MIMICSである、請求項70に記載の方法。
  78. 前記メッシュ生成手段が、TRUEGRIDである、請求項70に記載の方法。
  79. 前記応力/ひずみ/変形シミュレート手段が、DYNA3Dである、請求項70に記載の方法。
  80. 前記応力/ひずみ/変形シミュレート手段が、NIKE3Dである、請求項70に記載の方法。
  81. 前記DYNA3Dが、以下の形式のひずみエネルギー密度を有するように修正され:
    W=a10(l−3)+a01(l−3)+a20(l−3)+a11(l−3)(l−3)+a02(l−3)+a30(l−3)+a21(l−3)(l−3)+a12(l−3)(l−3)+a03(l−3)+1/2K(l−1)
    およびK=2(a10+a01)/(1−2v)
    ここで、aijは、材料のパラメーターであり;
    vは、ポワソン比であり;
    Kは、ポワソン比の関数として与えられる体積弾性率であり;そして
    、l、およびlは、それぞれ、右Cauchy−Greenひずみテンソルの第1、第2、および第3の不変量である、請求項79に記載の方法。
  82. 前記NIKE3Dが、以下の形式のひずみエネルギー密度を有するように修正され:
    W=a10(l−3)+a01(l−3)+a20(l−3)+a11(l−3)(l−3)+a02(l−3)+a30(l−3)+a21(l−3)(l−3)+a12(l−3)(l−3)+a03(l−3)+1/2K(l−1)
    およびK=2(a10+a01)/(1−2v)
    ここで、aijは、材料のパラメーターであり;
    vは、ポワソン比であり;
    Kは、ポワソン比の関数として与えられる体積弾性率であり;そして
    、l、およびlは、それぞれ、右Cauchy−Greenひずみテンソルの第1、第2、および第3の不変量である、請求項80に記載の方法。
  83. 前記応力/ひずみ/変形の分析が、非線型の有限の要素分析ツールを用いて行われる、請求項70に記載の方法。
  84. 前記応力およびひずみ分析の結果を視覚化ツールに受け取る工程をさらに含み、ここで前記視覚化ツールが前記医療デバイスの応力およびひずみを可視的に表現する、請求項70に記載の方法。
  85. 前記視覚化手段が、GRIZである、請求項84に記載の方法。
  86. 以下を含む医療デバイスを分析するためのコンピューター方法:
    a)候補医療デバイスの設計のインビトロモデルおよび幾何学的構造モデルを示すデータを受け取る工程;
    b)該インビトロモデルの該幾何学的構造モデルおよび該候補医療デバイスの設計の幾何学的構造モデルの両方を含むメッシュを生成する工程;
    c)該メッシュの材料の特性を受け取る工程;
    d)該メッシュの負荷データを受け取る工程;および
    e)該負荷データによって該医療デバイスに課される応力、ひずみ、および変形をシミュレートする工程。
  87. 前記医療デバイスの失敗点での応力およびひずみをシミュレートする工程をさらに含む、請求項86に記載の方法。
  88. 医療デバイスの前記幾何学的構造モデルが、血管内補綴のためである、請求項86に記載の方法。
  89. 前記血管内補綴が、経腔的に配置される血管内移植片である、請求項88に記載の方法。
  90. 前記血管内補綴が、心臓血管ステントデバイスである、請求項88に記載の方法。
  91. 前記メッシュ生成手段が、TRUEGRIDである、請求項86に記載の方法。
  92. 前記応力/ひずみ/変形シミュレート手段が、DYNA3Dである、請求項86に記載の方法。
  93. 前記応力/ひずみ/変形シミュレート手段が、NIKE3Dである、請求項86に記載の方法。
  94. 前記DYNA3Dが、以下の形式のひずみエネルギー密度を有するように修正され:
    W=a10(l−3)+a01(l−3)+a20(l−3)+a11(l−3)(l−3)+a02(l−3)+a30(l−3)+a21(l−3)(l−3)+a12(l−3)(l−3)+a03(l−3)+1/2K(l−1)
    およびK=2(a10+a01)/(1−2v)
    ここで、aijは、材料のパラメーターであり;
    vは、ポワソン比であり;
    Kは、ポワソン比の関数として与えられる体積弾性率であり;そして
    、l、およびlは、それぞれ、右Cauchy−Greenひずみテンソルの第1、第2、および第3の不変量である、請求項92に記載の方法。
  95. 前記NIKE3Dが、以下の形式のひずみエネルギー密度を有するように修正され:
    W=a10(l−3)+a01(l−3)+a20(l−3)+a11(l−3)(l−3)+a02(l−3)+a30(l−3)+a21(l−3)(l−3)+a12(l−3)(l−3)+a03(l−3)+1/2K(l−1)
    およびK=2(a10+a01)/(1−2v)
    ここで、aijは、材料のパラメーターであり;
    vは、ポワソン比であり;
    Kは、ポワソン比の関数として与えられる体積弾性率であり;そして
    、l、およびlは、それぞれ、右Cauchy−Greenひずみテンソルの第1、第2、および第3の不変量である、請求項93に記載の方法。
  96. 前記応力/ひずみ/変形の分析が、非線型の有限の要素分析ツールを用いて行われる、請求項86に記載の方法。
  97. 前記応力、ひずみおよび変形の分析の結果を視覚化ツールに受け取る工程をさらに含み、ここで前記視覚化ツールが前記医療デバイスの応力、およびひずみを可視的に表現する、請求項86に記載の方法。
  98. 前記視覚化手段が、GRIZである、請求項97に記載の方法。
  99. 以下を含む医療デバイスを分析するための方法:
    a)候補医療デバイスの設計の幾何学的構造モデルを受け取る工程;
    b)該候補医療デバイスの設計のメッシュを生成する工程;
    c)該メッシュの材料の特性を受け取る工程;
    d)該メッシュの負荷を受け取る工程;および
    e)該医療デバイスに課される応力、ひずみ、および変形をシミュレートする、工程。
  100. 前記医療デバイスの失敗点での応力およびひずみのシミュレートの段階をさらに含む、請求項99に記載の方法。
  101. 医療デバイスの前記幾何学的構造モデルが、血管内補綴のためである、請求項99に記載の方法。
  102. 前記血管内補綴が、経腔的に配置される血管内移植片である、請求項101に記載の方法。
  103. 前記血管内補綴が、心臓血管ステントデバイスである、請求項101に記載の方法。
  104. 前記メッシュ生成手段が、TRUEGRIDである、請求項99に記載の方法。
  105. 前記応力/ひずみ/変形シミュレート手段が、DYNA3Dである、請求項99に記載の方法。
  106. 前記応力/ひずみ/変形シミュレート手段が、NIKE3Dである、請求項99に記載の方法。
  107. 前記DYNA3Dが、以下の形式のひずみエネルギー密度を有するように修正され:
    W=a10(l−3)+a01(l−3)+a20(l−3)+a11(l−3)(l−3)+a02(l−3)+a30(l−3)+a21(l−3)(l−3)+a12(l−3)(l−3)+a03(l−3)+1/2K(l−1)
    およびK=2(a10+a01)/(1−2v)
    ここで、aijは、材料のパラメーターであり;
    vは、ポワソン比であり;
    Kは、ポワソン比の関数として与えられる体積弾性率であり;そして
    、l、およびlは、それぞれ、右Cauchy−Greenひずみテンソルの第1、第2、および第3の不変量である、請求項105に記載の方法。
  108. 前記NIKE3Dが、以下の形式のひずみエネルギー密度を有するように修正され:
    W=a10(l−3)+a01(l−3)+a20(l−3)+a11(l−3)(l−3)+a02(l−3)+a30(l−3)+a21(l−3)(l−3)+a12(l−3)(l−3)+a03(l−3)+1/2K(l−1)
    およびK=2(a10+a01)/(1−2v)
    ここで、aijは、材料のパラメーターであり;
    vは、ポワソン比であり;
    Kは、ポワソン比の関数として与えられる体積弾性率であり;そして
    、l、およびlは、それぞれ、右Cauchy−Greenひずみテンソルの第1、第2、および第3の不変量である、請求項106に記載の方法。
  109. 前記応力/ひずみ/変形の分析が、非線型の有限の要素分析ツールを用いて行われる、請求項99に記載の方法。
  110. 前記応力、ひずみ、および変形の分析の結果を視覚化ツールに受け取る工程をさらに含み、ここで前記視覚化ツールが前記医療デバイスの応力およびひずみを可視的に表現する、請求項99に記載の方法。
  111. 前記視覚化手段が、GRIZである、、請求項110に記載の方法。
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