JP2004527822A - コンピュータ生成文書をクリエータソフトウェアに独立に編集するためのシステムおよび方法 - Google Patents
コンピュータ生成文書をクリエータソフトウェアに独立に編集するためのシステムおよび方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004527822A JP2004527822A JP2002558178A JP2002558178A JP2004527822A JP 2004527822 A JP2004527822 A JP 2004527822A JP 2002558178 A JP2002558178 A JP 2002558178A JP 2002558178 A JP2002558178 A JP 2002558178A JP 2004527822 A JP2004527822 A JP 2004527822A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- computer
- file
- representation
- files
- document
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F40/00—Handling natural language data
- G06F40/10—Text processing
- G06F40/166—Editing, e.g. inserting or deleting
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Artificial Intelligence (AREA)
- Audiology, Speech & Language Pathology (AREA)
- Computational Linguistics (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Document Processing Apparatus (AREA)
Abstract
レンダリングされる文書を、原文書を生成するために用いられた1つまたはそれ以上のコンピュータソフトウェアアプリケーションプログラムとは独立に、編集するための方法およびシステムを開示する。文書の少なくとも一部分を記述するために、レンダリングされる文書を代表する1つまたはそれ以上のコンピュータファイルが生成される。その後、1つまたはそれ以上の代表コンピュータファイルの1つまたはそれ以上のデータフィールドを、クリエータソフトウェアアプリケーションプログラムとは独立に、かつ予め定められた規則に従って編集することができる。
【選択図】図1
【選択図】図1
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的にコンピュータソフトウェアアプリケーションプログラムを用いて生成作成された文書のレンダリングに関し、さらに詳しくは、そのような文書の編集に関する。
【背景技術】
【0002】
ポストスクリプト(PostScript)(登録商標)は、プリンタ媒体またはディスプレイモニタ上でテキストおよびグラフィックスをレンダリングするために最適化されたプログラミング言語である。1985年にアドビ(登録商標)システムズ(Adobe Systems)によって導入されたポストスクリプトは、オブジェクトおよび/または画像を装置に独立に記述するための手段を提供するページ記述言語である。オブジェクトは特定の装置の特徴(例えばプリンタの解像度)とは独立にポストスクリプトを用いて記述されるので、その記述は、ポストスクリプトファイルを修正することなく、どんなポストスクリプトまたはポストスクリプト互換性出力装置(例えばレーザプリンタ)でも使用することができる。
【0003】
ポストスクリプトファイルは本質的に、コンピュータによって解釈することのできる一連の命令を関連データと共に含む。命令は、テキストエディタを用いて手動で入力し、ポストスクリプトフォーマットをサポートする出力装置に送ることができる。そのような出力装置は次いで、ポストスクリプトファイルに含まれる逐次命令を解釈し、関連ページを表示または印刷する。
【0004】
しかし、たいていの場合、ポストスクリプトファイルはコンピュータプログラムによって生成されるように意図されている。例えば、オペレーティングシステムの下でワードプロセッサによって作成された文書は、印刷のためにインストールされたポストスクリプトプリンタドライバに送ることができる。プリンタドライバは文書のページをポストスクリプトコードに変換し、そのコードをプリンタに送る。プリンタはポストスクリプトコードを解釈し、ページを印刷する。このようにして、文書を作成するために使用したワードプロセッサソフトウェアアプリケーションをリロードする必要なく、文書のポストスクリプト出力ファイルを生成し、後で任意のポストスクリプト使用可能出力装置に送ることができる。
【0005】
ユーザはコンピュータ生成文書を編集したいと思うが、原文書を作成するために用いられたライセンス契約ソフトウェアアプリケーションおよびフォントへのアクセス権を持たないことがしばしばある。さらに、特に印刷業界などの創造的産業界では、デザインに対する顧客の承認がしばしば必要になる。ポストスクリプトの使用は、作成文書の顧客によるリモート編集および文書の電子転送を可能にする。電子転送は、ハードコピーの物理的転送に要する往復の時間を大幅に縮小する。
【0006】
ポストスクリプト出力ファイルの使用および電子転送は、出力ファイルが装置に独立である点で、この状況をある程度改善する。しかし、顧客がクリエータソフトウェアアプリケーションを使用せずに行う出力ファイルの編集は、満たされない要求を残している。
【0007】
したがって、コンピュータ生成文書を、これらのファイルを作成するために用いられたソフトウェアアプリケーションとは独立に編集するためのシステムおよび方法に対する要望が明らかに存在する。
【0008】
本発明の一態様では、レンダリングされる文書を編集するための方法を提供する。該方法は、レンダリングされる文書を表現する1つまたはそれ以上のコンピュータファイルを生成するステップであって、該コンピュータファイルの少なくとも1つがレンダリングされる文書の少なくとも一部分を記述するためのページ記述言語の命令を含むように構成されたステップと、表現コンピュータファイルのうちの少なくとも1つのファイルの1つまたはそれ以上のデータフィールドを予め定められた規則に従って編集するステップとを含む。編集ステップは、原文書を作成するために用いられた1つまたはそれ以上のコンピュータソフトウェアアプリケーションプログラムとは独立に実行される。
【0009】
本発明の別の態様では、レンダリングされる文書を編集するためのシステムを提供する。該システムは、レンダリングされる文書を表現する1つまたはそれ以上のコンピュータファイルを生成するための処理手段であって、該コンピュータファイルの少なくとも1つがレンダリングされる文書の少なくとも一部分を記述するためのページ記述言語の命令を含むように構成された手段と、表現コンピュータファイルのうちの少なくとも1つのファイルの1つまたはそれ以上のデータフィールドを予め定められた規則に従って編集するための処理手段とを含む。編集のための処理手段は、原文書を作成するために用いられた1つまたはそれ以上のコンピュータソフトウェアアプリケーションプログラムとは独立している。
【0010】
本発明のさらなる態様では、レンダリングされる文書を編集するためにコンピュータプログラムが記録されたコンピュータ可読媒体を有するコンピュータプログラム製品を提供する。該コンピュータプログラム製品は、レンダリングされる文書を表現する1つまたはそれ以上のコンピュータファイルを生成するためのコンピュータプログラムコード手段であって、該コンピュータファイルの少なくとも1つがレンダリングされる文書の少なくとも一部分を記述するためのページ記述言語の命令を含むように構成された手段と、表現コンピュータファイルのうちの少なくとも1つのファイルの1つまたはそれ以上のデータフィールドを予め定められた規則に従って編集するためのコンピュータプログラムコード手段とを含む。編集のためのコンピュータプログラムコード手段は、原文書を作成するために用いられた1つまたはそれ以上のコンピュータソフトウェアアプリケーションプログラムとは独立している。
【0011】
好ましくは、編集済み文書を表現するさらなるコンピュータファイルがページ記述言語で生成され、該さらなるコンピュータファイルのデータフィールドは、二次表現コンピュータファイルの1つまたはそれ以上に対して行われた編集変更に従って、かつ予め定められた規則に従って修正される。
【0012】
好ましくは、編集済み文書は、原文書を作成するために用いられた1つまたはそれ以上のコンピュータソフトウェアアプリケーションプログラムとは独立にレンダリングされる。
【0013】
詳細な説明
ここで述べる好適な方法およびシステムの原理は、ソフトウェアアプリケーションプログラムを用いて作成されたどのコンピュータファイルまたは文書に対しても一般的適用可能性を有する。しかし、説明を簡単にするために、印刷業界における文書の校正刷りの作成、および大量印刷を開始する前に顧客によるこれらの校正刷りの編集および受入れに関連して、好適な方法およびシステムを説明する。さらに、装置に独立である好適な出力ファイルフォーマットとして、ポストスクリプトファイルフォーマットを使用する。それにもかかわらず、この開示に鑑みて、装置に独立である代替出力ファイルフォーマットが同じ目的に役立つことが、当業者には明らかなはずである。ポストスクリプトフォーマットの特定の利点は、このフォーマットが、ほとんどのデスクトップパブリッシングアプリケーションによって生成され、あるいは生成できることである。
【0014】
図1は、コンピュータ生成文書を、該文書を作成するために用いられたソフトウェアアプリケーションプログラムとは独立に編集するための方法を示す流れ図である。原文書は、ステップ110で、デスクトップパブリッシングプログラムなど特定のソフトウェアアプリケーションプログラムを用いて、(例えば印刷会社の)グラフィックアーチストによって作成される。そのような原文書は、顧客の要求に応じて作成することができる。代替的に、「ブランク」文書レイアウトを画定する様々な文書テンプレートを作成することができる。テンプレートはコンピュータサーバに格納しておき、(例えば印刷会社のウェブサイトを介して)データ入力および他の目的のために顧客または潜在的顧客に選択的に利用可能にすることができる。サーバは、可変テキスト/オブジェクト、これらのテキスト/オブジェクトの属性、および顧客によって実行される編集に基づいて文書テンプレートに挿入することのできる可能な値に関連するフィールドを含むリレーショナルデータベースにアクセスすることができる。顧客はこうして、認可を条件として、1つまたはそれ以上の文書テンプレートを使用して文書を作成することができる(例えば特定のテンプレートは特定の企業または組織にだけ、およびこれらの企業または組織の特定の社員にだけ利用可能になる)。作成された文書は一般的に、文書テンプレートおよびリレーショナルデータベースに含まれる情報など、複数のコンピュータファイルを参照している。複数のコンピュータファイル間のリンクは一般的に、コードおよび/またはデータベースに埋め込まれている。
【0015】
ステップ120で、装置に独立な(例えばポストスクリプト)出力ファイルが原文書またはテンプレートから生成される。クリエータソフトウェアアプリケーションプログラムが装置に独立な出力ファイルを生成できない場合、独立ソフトウェアアプリケーションを使用して、装置に独立な出力ファイルを生成することができる。装置に独立な出力ファイルはまた、フォント情報など、他のコンピュータファイルをも参照することができる。
【0016】
次に、ステップ130で、文書のプレビューファイルが生成される。プレビューファイルは、コンピュータディスプレイモニタに表示するように、またはハードコピー用に意図されており、一般的にGIFまたはJPEGなど公知のフォーマットである。
【0017】
次いで、ステップ140で、[ポストスクリプト出力ファイルから]編集形式が生成される。編集形式は、各々ポストスクリプト出力ファイルのデータフィールドに対応する可変データフィールドを含む。
【0018】
編集形式は、ハイパーテキストマークアップ言語(HTML)で生成することが好ましい。HTMLは、インターネットエクスプローラ(商標)またはネットスケープナビゲーション(商標)などの普及している標準的ウェブブラウザアプリケーションソフトウェアによって、ファイルまたは文書を表示し編集することを可能にする。クライアント−サーバ用語法に関連して、ウェブブラウザとはクライアントを表す。
【0019】
プレビューファイルおよび編集形式は、ステップ150で編集および/または承認のために顧客に送られる。プレビューファイルおよび編集形式の転送は、物理的媒体転送(例えばフロッピーディスクまたはCD ROM)によって、または電子的に(例えばインターネット、イントラネット、任意の他のネットワーク、直接通信リンク、または任意のクライアント−サーバ関係を介して)達成することができる。
【0020】
プレビューファイルを表示した後、顧客が編集形式のデータフィールドに編集変更を行うことができる。編集形式はHTMLフォーマットであるので、標準ウェブブラウザソフトウェアによって、かつ原文書を作成するために使用されたソフトウェアアプリケーションとは独立に、形式を編集することができる。次いで編集形式はステップ160で印刷会社に返送される。編集形式の返送は、印刷会社から顧客への編集形式の以前の転送と同じ手段によって行うことができるが、必ずしもそうする必要はない。
【0021】
ひとたび編集形式を印刷会社が受信すると、所有権を主張する当該ソフトウェアアプリケーションプログラムは、ステップ170で、編集形式で顧客によって要求された変更を識別して妥当性を検査し、かつ編集された変更を組み込んだ改訂ポストスクリプト出力ファイルを生成する処理を実現する。ポストスクリプト出力ファイルは、フォント情報など他のコンピュータファイルを参照することができる。
【0022】
決定ステップ180で、編集された文書のさらなる編集またはその後の承認が必要な場合(Y)、処理はステップ130に戻る。この場合、さらなるプレビューファイルおよび編集形式が生成され、顧客に転送される。決定ステップ180でさらなる編集または承認が必要でない場合(N)、ステップ190で文書は「承認された」状態に達する。
【0023】
図2は、文書作成および文書作成者と別の当事者との間の電子転送のためのシステムを示すブロック図である。原文書および/または文書テンプレートの作成は、アプリケーションサーバ210にホスティングされたソフトウェアプログラムを用いて実行される。アプリケーションサーバ210は複数のサーバを備えることができ、データベース220にリンクされる。データベース220は、アプリケーションサーバ210で実行する作成者ソフトウェアアプリケーションによって使用されるフォント、画像、およびディスプレイデータを含む。アプリケーションサーバ210は、ネットワーク240を介してクライアントコンピュータ230に接続される。クライアントコンピュータ230は、印刷会社の顧客に属するコンピュータを含むことができる。ネットワーク240はインターネット、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、直接通信リンク、任意のクライアント−サーバ関係、またはこれらの任意の組合せを含むことができる。
【0024】
図3は、編集形式で顧客によって要求された編集変更を識別してフォーマット化し、かつポストスクリプト出力ファイルの改訂バージョンを生成するための、好適な実施形態に係る、所有権を主張する当該ソフトウェアアプリケーションプログラムの流れ図である。
【0025】
最初に、ステップ310で、顧客によって編集された編集フィールドを突き止めるために、顧客から受信した編集形式が処理される。この機能を実行する1つの方法は、編集ファイルを対応するポストスクリプト出力ファイルの関連フィールドと比較することである。これらのフィールドの相違は、顧客によって実行された編集変更を示す。
【0026】
次いで、ステップ320で、所有権を主張する当該ソフトウェアアプリケーションプログラムは、編集形式の選択された編集フィールドに入力された文字数を計算する。
【0027】
次に、ステップ330で、所有権を主張する当該ソフトウェアアプリケーションプログラムは、選択された編集フィールドの属性または内容の新しい有効な値決定する。そのような属性はフォントサイズ、スペーシング、テキストの1行の長さおよび位置を含むことができる。オブジェクト(テキストまたは画像)の位置はXおよびY座標によって表現され、オブジェクトの色は、ルックアップテーブルによってカラーパレットにリンクされたカラー値によって表現される。
【0028】
顧客による編集が、テンプレートによって画定される最大幅など何らかの物理的制約のために可能であるより長いテキストの行を必要とする場合、制御された方式でのフォントサイズおよび/またはスペーシングのスケーリングにより、テキストの行の長さを制限することができる。
【0029】
編集形式で顧客によって要求された妥当性検査済み編集変更に基づき、ステップ340で、改訂ポストスクリプト出力ファイルのために新しい命令が生成される。
【0030】
決定ステップ350で、全ての編集フィールドが処理されたかどうかを決定する検査が行われる。全ての編集フィールドが処理されていた場合(Y)、改訂ポストスクリプト出力ファイルは保存される。次いで、ステップ380で、所有権を主張する当該ソフトウェアアプリケーションプログラムは終了する。
【0031】
ステップ350で、所有権を主張する当該ソフトウェアアプリケーションプログラムによって処理すべき編集フィールドがまだある場合(N)、ステップ360で、編集すべき次のフィールドが決定される。次いで、処理はステップ320に戻る。
【0032】
業務用名刺の例
記載した方法の典型的な適用例は、以下で述べる業務用名刺のデザインである。
【0033】
印刷会社のグラフィックアーティストは、特定のソフトウェアアプリケーションプログラムを使用して、顧客のための業務用名刺を作成することによって作業を開始する。ひとたび完成すると、業務用名刺のポストスクリプト出力ファイルがクリエータソフトウェアアプリケーションによって生成される。HTMLアプリケーションとしてのアプリケーションサーバは、顧客の承認を得るために業務用名刺の小さいプレビューファイルを生成する。変更が必要である場合、編集できるデータフィールドを持つ形式がHTMLで提示される。
【0034】
次いで、所有権を主張する当該ソフトウェアアプリケーションプログラムを用いて、ポストスクリプト出力ファイルからフィールドが生成され、編集される。編集形式の可変データフィールドはポストスクリプト出力ファイルの固定データフィールドに対応し、会社名、住所、市、州、郵便番号、電話番号、電子メールアドレス、携帯電話番号、ファクシミリ番号、社員の氏名、社員の肩書き、および任意の他のフィールドまたはイメージを含むことができる。
【0035】
各フィールドは、文字数、色、サイズ、フォントスタイル、およびそのフィールドにおけるテキストの位置などの変数を表す特定の値を持つ。値はポストスクリプトコードで各々のフィールドの前に見ることができる。次の例は、社員の氏名が記入されていないポストスクリプト出力ファイルの抜粋である。
【0036】
1setchc0001C
299f
46.3543 80.1587m .2501 0 14 61.3838(氏名はここに入る)
小さい(サムネール)プレビューファイルは標準的ブラウザ技術により見ることができる。
【0037】
プレビューファイルを見た後、顧客は編集形式を介して、社員の氏名の挿入をはじめ必要なまたは所望の変更を行う。次いで編集形式は、所有権を主張する当該ソフトウェアアプリケーションプログラムによる処理のために、印刷会社に返送される。このプロセス中、次の例のように改訂されたレコードがポストスクリプト出力ファイルのために作成される。
【0038】
1setchc0001C
299f
46.3543 80.1587m .25101 0 10 43.84557(John Smith)
上の例で使用されたコードの幾つかの詳細な説明は次の通りである。
【0039】
シーケンス0001Cは、語「John Smith」に適用される色を記述する。シーケンスにおける数字はシアン、マゼンタ、黄、および黒の値を表す。この例では、色は黒である。シーケンスが1000Cに変更されると、色はシアンに変わり、シーケンスが0110Cに変更されると、色は赤に変わる。
【0040】
シーケンス299fは使用するフォントおよびスタイルの記述を表し、コードに埋め込まれたフォントを指している。
【0041】
数字46.3543は、語「John Smith」の位置のX座標を表す。この数字が増加すると、語またはオブジェクトは右に移動し、数字が減少すると、語またはオブジェクトは左に移動する(水平またはX軸に沿って)。X座標の原点(0)は四角の囲みの左上隅に位置する。
【0042】
同様に、数字80.1587は、語「John Smith」の位置のY座標を表す。この数字が増加すると、語またはオブジェクトは下に移動し、数字が減少すると、語またはオブジェクトは上に移動する(垂直またはY軸に沿って)。Y座標の原点(0)は四角の囲みの左上隅に位置する。
【0043】
フィールド(「John Smith」)の直前の2つの数字10および43.84557は、フィールドの文字数および行の長さをそれぞれ表す。したがって、使用する文字の数に応じて行の長さを計算することができる。
【0044】
氏名が「Robert Thompson」に変更された場合、氏名フィールドの直前の2つの数字は15および67.76835に変更される。
【0045】
さらに必要な変更または承認手順が無ければ、顧客の編集変更を組み込んだ改訂済み業務用名刺を今、新しいポストスクリプト出力ファイルによって生成することができる。
【0046】
この方法およびシステムの著しい利点は、非常に短縮された往復時間で新しい業務用名刺を生成することができることである。新しい社員の名前を顧客は簡単に代入することができ、こうして従来の命令の変更、校正刷り、および受入れの必要性が無くなる。
【0047】
記述は顧客のために印刷会社によって実行される印刷業務に向けられているが、所有権を主張する当該ソフトウェアアプリケーションプログラムは、顧客に販売するかライセンス契約することもできる。大組織の場合、これは、迅速な往復時間、コスト、および標準化などの問題に関して、業務用名刺および書式(例えば仕切書、レターヘッド等)の印刷を制御する簡単かつ簡便な手段をもたらす。
【0048】
コンピュータの実現
所有権を主張する当該コンピュータソフトウェアプログラムは、図4に示すように、コンピュータシステム400に関連してコンピュータプログラム製品を使用して実現することができる。特に、図3の方法ステップは、ソフトウェアまたはコンピュータ可読プログラムコードとして実現し、コンピュータシステム400で実行することができる。
【0049】
コンピュータシステム400は、コンピュータ450、ビデオディスプレイ410、および入力装置430、432を含む。加えて、コンピュータシステム400は、コンピュータ450に接続されたラインプリンタ、レーザプリンタ、プロッタ、および他の複製装置をはじめ、多数の他の出力装置のいずれかを含むことができる。コンピュータシステム400は、モデム通信路、電子ネットワーク、または類似物などの適切な通信チャネル440を使用して、通信インタフェース464を介して1つまたはそれ以上の他のコンピュータに接続することができる。ネットワークはローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、イントラネット、および/またはインターネット420を含むことができる。
【0050】
コンピュータ450は制御モジュール466、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読出し専用メモリ(ROM)を含むことのできるメモリ470、入力/出力(I/O)インタフェース467、472、ビデオインタフェース460、ならびに一般的に記憶装置462によって表される1つまたはそれ以上の記憶装置を含む。制御モジュール466は、特定の機能または機能の関連セットを実行するコンピュータ可読プログラムコードを実行するか走らせる中央処理装置(CPU)を用いて実現される。
【0051】
ビデオインタフェース460はビデオディスプレイ410に接続され、ビデオディスプレイ410に表示するためにコンピュータ450からビデオ信号を提供する。コンピュータ450を作動させるためのユーザ入力は、I/Oインタフェース472を介して1つまたはそれ以上の入力装置430、432によって提供することができる。例えば、コンピュータ450のユーザはI/Oインタフェース430としてキーボード、および/またはI/Oインタフェース432としてマウスなどのポインティング装置を使用することができる。キーボードおよびマウスはコンピュータ450への入力を提供する。記憶装置462は次のうちの1つまたはそれ以上から、すなわちフロッピーディスク、ハードディスクドライブ、光磁気ディスクドライブ、CD−ROM、磁気テープ、またはその他の当業者に公知の多数の不揮発性記憶装置のいずれかで構成することができる。コンピュータシステム450の要素の各々は一般的にバスを介して他の装置に接続され、バスが今度はデータ、アドレス、および制御バスから構成することができる。
【0052】
添付の図面の図1および図3に示すプロセスは、コンピュータシステム400によって実行されるソフトウェアの命令によって達成することができる。再び、ソフトウェアは方法ステップを実現するための1つまたはそれ以上のモジュールとして実現することができる。
【0053】
特に、ソフトウェアは、記憶装置462をはじめとするコンピュータ可読媒体に格納することができ、または遠隔位置から通信インタフェース462および通信チャネル440を介してインターネット420または他のネットワーク位置もしくはサイトからダウンロードされる。コンピュータシステム400は、ソフトウェアまたはプログラムコードの命令を実行することができるように記録されたそのようなソフトウェアまたはプログラムコードを有するコンピュータ可読媒体を含む。
【0054】
コンピュータシステム400は解説のために提供したものであって、発明の範囲および要旨から逸脱することなく他の構成を使用することができる。上記は、本発明の実施形態を実施することのできるコンピュータまたはコンピュータシステムの種類の一例にすぎない。一般的に、実施形態のプロセスは、コンピュータ可読媒体としてハードディスクドライブに記録されたソフトウェアまたはコンピュータ可読プログラムコードとして常駐し、制御モジュール466を用いて読み出され、制御される。プログラムコードならびにエンティティ、チケット、および類似物を含むデータの中間格納を、おそらく記憶装置462と協力してメモリ470を用いて達成することができる。
【0055】
場合によっては、CD−ROMまたはフロッピーディスク(どちらも一般的に記憶装置462によって示される)上に符号化されたプログラムをユーザに供給することができ、あるいは代替的にユーザがコンピュータ450に接続されたモデム装置を介してネットワークからプログラムを読み出すことができる。さらになお、コンピュータシステム400は他のコンピュータ可読媒体からソフトウェアをロードすることができる。これは磁気テープ、ROMまたは集積回路、光磁気ディスク、コンピュータと別の装置との間の無線または赤外線送信チャネル、PCMCIAカードなどのコンピュータ可読カード、ならびに電子メール送信およびインターネットサイトおよび類似物に記録された情報を含むインターネット420およびイントラネットを含むことができる。以上は関連コンピュータ可読媒体の単なる例である。発明の範囲および要旨から逸脱することなく、他のコンピュータ可読媒体を実施することができる。
【0056】
添付図面の図1および図3に示したプロセッサは、1つのコンピュータシステム400で集中方式で、または異なる要素が幾つかの相互接続されたコンピュータシステムに分散される分散方式で実現することができる。
【0057】
本発明の文脈におけるコンピュータプログラム手段またはコンピュータプログラムは、情報処理能力を有するシステムに特定の機能を直接実行させるか、またはa)別の言語、コードまたは表記法への変換、もしくはb)異なる材料形態での複製のいずれかまたは両方の後で実行させるように意図された命令のセットの任意の言語、コード、または表記法における表現を意味する。
【0058】
以上は本発明の少数の構成および/または実施形態を記載しただけであり、本発明の範囲および要旨から逸脱することなく変形および/または変更を施すことができ、構成および/または実施形態は例証であって、限定ではない。
【図面の簡単な説明】
【0059】
本発明の実施形態の特徴および利点を以下で、添付の図面に関連して説明する。
【図1】本発明の好適な実施形態に従ってコンピュータ生成文書を、該文書を作成するために用いられたソフトウェアアプリケーションと独立に編集するための方法を示す流れ図である。
【図2】本発明の実施形態に従って文書を作成し、文書作成者と別の当事者との間で電子転送するためのシステムを示すブロック図である。
【図3】本発明の好適な実施形態に従って、相手当事者によって実行された編集変更を組み込んだハードコピー用の改訂出力ファイルを生成するための方法の詳細流れ図である。
【図4】本発明の実施形態を実施することのできるコンピュータのブロック図である。
【0001】
本発明は、一般的にコンピュータソフトウェアアプリケーションプログラムを用いて生成作成された文書のレンダリングに関し、さらに詳しくは、そのような文書の編集に関する。
【背景技術】
【0002】
ポストスクリプト(PostScript)(登録商標)は、プリンタ媒体またはディスプレイモニタ上でテキストおよびグラフィックスをレンダリングするために最適化されたプログラミング言語である。1985年にアドビ(登録商標)システムズ(Adobe Systems)によって導入されたポストスクリプトは、オブジェクトおよび/または画像を装置に独立に記述するための手段を提供するページ記述言語である。オブジェクトは特定の装置の特徴(例えばプリンタの解像度)とは独立にポストスクリプトを用いて記述されるので、その記述は、ポストスクリプトファイルを修正することなく、どんなポストスクリプトまたはポストスクリプト互換性出力装置(例えばレーザプリンタ)でも使用することができる。
【0003】
ポストスクリプトファイルは本質的に、コンピュータによって解釈することのできる一連の命令を関連データと共に含む。命令は、テキストエディタを用いて手動で入力し、ポストスクリプトフォーマットをサポートする出力装置に送ることができる。そのような出力装置は次いで、ポストスクリプトファイルに含まれる逐次命令を解釈し、関連ページを表示または印刷する。
【0004】
しかし、たいていの場合、ポストスクリプトファイルはコンピュータプログラムによって生成されるように意図されている。例えば、オペレーティングシステムの下でワードプロセッサによって作成された文書は、印刷のためにインストールされたポストスクリプトプリンタドライバに送ることができる。プリンタドライバは文書のページをポストスクリプトコードに変換し、そのコードをプリンタに送る。プリンタはポストスクリプトコードを解釈し、ページを印刷する。このようにして、文書を作成するために使用したワードプロセッサソフトウェアアプリケーションをリロードする必要なく、文書のポストスクリプト出力ファイルを生成し、後で任意のポストスクリプト使用可能出力装置に送ることができる。
【0005】
ユーザはコンピュータ生成文書を編集したいと思うが、原文書を作成するために用いられたライセンス契約ソフトウェアアプリケーションおよびフォントへのアクセス権を持たないことがしばしばある。さらに、特に印刷業界などの創造的産業界では、デザインに対する顧客の承認がしばしば必要になる。ポストスクリプトの使用は、作成文書の顧客によるリモート編集および文書の電子転送を可能にする。電子転送は、ハードコピーの物理的転送に要する往復の時間を大幅に縮小する。
【0006】
ポストスクリプト出力ファイルの使用および電子転送は、出力ファイルが装置に独立である点で、この状況をある程度改善する。しかし、顧客がクリエータソフトウェアアプリケーションを使用せずに行う出力ファイルの編集は、満たされない要求を残している。
【0007】
したがって、コンピュータ生成文書を、これらのファイルを作成するために用いられたソフトウェアアプリケーションとは独立に編集するためのシステムおよび方法に対する要望が明らかに存在する。
【0008】
本発明の一態様では、レンダリングされる文書を編集するための方法を提供する。該方法は、レンダリングされる文書を表現する1つまたはそれ以上のコンピュータファイルを生成するステップであって、該コンピュータファイルの少なくとも1つがレンダリングされる文書の少なくとも一部分を記述するためのページ記述言語の命令を含むように構成されたステップと、表現コンピュータファイルのうちの少なくとも1つのファイルの1つまたはそれ以上のデータフィールドを予め定められた規則に従って編集するステップとを含む。編集ステップは、原文書を作成するために用いられた1つまたはそれ以上のコンピュータソフトウェアアプリケーションプログラムとは独立に実行される。
【0009】
本発明の別の態様では、レンダリングされる文書を編集するためのシステムを提供する。該システムは、レンダリングされる文書を表現する1つまたはそれ以上のコンピュータファイルを生成するための処理手段であって、該コンピュータファイルの少なくとも1つがレンダリングされる文書の少なくとも一部分を記述するためのページ記述言語の命令を含むように構成された手段と、表現コンピュータファイルのうちの少なくとも1つのファイルの1つまたはそれ以上のデータフィールドを予め定められた規則に従って編集するための処理手段とを含む。編集のための処理手段は、原文書を作成するために用いられた1つまたはそれ以上のコンピュータソフトウェアアプリケーションプログラムとは独立している。
【0010】
本発明のさらなる態様では、レンダリングされる文書を編集するためにコンピュータプログラムが記録されたコンピュータ可読媒体を有するコンピュータプログラム製品を提供する。該コンピュータプログラム製品は、レンダリングされる文書を表現する1つまたはそれ以上のコンピュータファイルを生成するためのコンピュータプログラムコード手段であって、該コンピュータファイルの少なくとも1つがレンダリングされる文書の少なくとも一部分を記述するためのページ記述言語の命令を含むように構成された手段と、表現コンピュータファイルのうちの少なくとも1つのファイルの1つまたはそれ以上のデータフィールドを予め定められた規則に従って編集するためのコンピュータプログラムコード手段とを含む。編集のためのコンピュータプログラムコード手段は、原文書を作成するために用いられた1つまたはそれ以上のコンピュータソフトウェアアプリケーションプログラムとは独立している。
【0011】
好ましくは、編集済み文書を表現するさらなるコンピュータファイルがページ記述言語で生成され、該さらなるコンピュータファイルのデータフィールドは、二次表現コンピュータファイルの1つまたはそれ以上に対して行われた編集変更に従って、かつ予め定められた規則に従って修正される。
【0012】
好ましくは、編集済み文書は、原文書を作成するために用いられた1つまたはそれ以上のコンピュータソフトウェアアプリケーションプログラムとは独立にレンダリングされる。
【0013】
詳細な説明
ここで述べる好適な方法およびシステムの原理は、ソフトウェアアプリケーションプログラムを用いて作成されたどのコンピュータファイルまたは文書に対しても一般的適用可能性を有する。しかし、説明を簡単にするために、印刷業界における文書の校正刷りの作成、および大量印刷を開始する前に顧客によるこれらの校正刷りの編集および受入れに関連して、好適な方法およびシステムを説明する。さらに、装置に独立である好適な出力ファイルフォーマットとして、ポストスクリプトファイルフォーマットを使用する。それにもかかわらず、この開示に鑑みて、装置に独立である代替出力ファイルフォーマットが同じ目的に役立つことが、当業者には明らかなはずである。ポストスクリプトフォーマットの特定の利点は、このフォーマットが、ほとんどのデスクトップパブリッシングアプリケーションによって生成され、あるいは生成できることである。
【0014】
図1は、コンピュータ生成文書を、該文書を作成するために用いられたソフトウェアアプリケーションプログラムとは独立に編集するための方法を示す流れ図である。原文書は、ステップ110で、デスクトップパブリッシングプログラムなど特定のソフトウェアアプリケーションプログラムを用いて、(例えば印刷会社の)グラフィックアーチストによって作成される。そのような原文書は、顧客の要求に応じて作成することができる。代替的に、「ブランク」文書レイアウトを画定する様々な文書テンプレートを作成することができる。テンプレートはコンピュータサーバに格納しておき、(例えば印刷会社のウェブサイトを介して)データ入力および他の目的のために顧客または潜在的顧客に選択的に利用可能にすることができる。サーバは、可変テキスト/オブジェクト、これらのテキスト/オブジェクトの属性、および顧客によって実行される編集に基づいて文書テンプレートに挿入することのできる可能な値に関連するフィールドを含むリレーショナルデータベースにアクセスすることができる。顧客はこうして、認可を条件として、1つまたはそれ以上の文書テンプレートを使用して文書を作成することができる(例えば特定のテンプレートは特定の企業または組織にだけ、およびこれらの企業または組織の特定の社員にだけ利用可能になる)。作成された文書は一般的に、文書テンプレートおよびリレーショナルデータベースに含まれる情報など、複数のコンピュータファイルを参照している。複数のコンピュータファイル間のリンクは一般的に、コードおよび/またはデータベースに埋め込まれている。
【0015】
ステップ120で、装置に独立な(例えばポストスクリプト)出力ファイルが原文書またはテンプレートから生成される。クリエータソフトウェアアプリケーションプログラムが装置に独立な出力ファイルを生成できない場合、独立ソフトウェアアプリケーションを使用して、装置に独立な出力ファイルを生成することができる。装置に独立な出力ファイルはまた、フォント情報など、他のコンピュータファイルをも参照することができる。
【0016】
次に、ステップ130で、文書のプレビューファイルが生成される。プレビューファイルは、コンピュータディスプレイモニタに表示するように、またはハードコピー用に意図されており、一般的にGIFまたはJPEGなど公知のフォーマットである。
【0017】
次いで、ステップ140で、[ポストスクリプト出力ファイルから]編集形式が生成される。編集形式は、各々ポストスクリプト出力ファイルのデータフィールドに対応する可変データフィールドを含む。
【0018】
編集形式は、ハイパーテキストマークアップ言語(HTML)で生成することが好ましい。HTMLは、インターネットエクスプローラ(商標)またはネットスケープナビゲーション(商標)などの普及している標準的ウェブブラウザアプリケーションソフトウェアによって、ファイルまたは文書を表示し編集することを可能にする。クライアント−サーバ用語法に関連して、ウェブブラウザとはクライアントを表す。
【0019】
プレビューファイルおよび編集形式は、ステップ150で編集および/または承認のために顧客に送られる。プレビューファイルおよび編集形式の転送は、物理的媒体転送(例えばフロッピーディスクまたはCD ROM)によって、または電子的に(例えばインターネット、イントラネット、任意の他のネットワーク、直接通信リンク、または任意のクライアント−サーバ関係を介して)達成することができる。
【0020】
プレビューファイルを表示した後、顧客が編集形式のデータフィールドに編集変更を行うことができる。編集形式はHTMLフォーマットであるので、標準ウェブブラウザソフトウェアによって、かつ原文書を作成するために使用されたソフトウェアアプリケーションとは独立に、形式を編集することができる。次いで編集形式はステップ160で印刷会社に返送される。編集形式の返送は、印刷会社から顧客への編集形式の以前の転送と同じ手段によって行うことができるが、必ずしもそうする必要はない。
【0021】
ひとたび編集形式を印刷会社が受信すると、所有権を主張する当該ソフトウェアアプリケーションプログラムは、ステップ170で、編集形式で顧客によって要求された変更を識別して妥当性を検査し、かつ編集された変更を組み込んだ改訂ポストスクリプト出力ファイルを生成する処理を実現する。ポストスクリプト出力ファイルは、フォント情報など他のコンピュータファイルを参照することができる。
【0022】
決定ステップ180で、編集された文書のさらなる編集またはその後の承認が必要な場合(Y)、処理はステップ130に戻る。この場合、さらなるプレビューファイルおよび編集形式が生成され、顧客に転送される。決定ステップ180でさらなる編集または承認が必要でない場合(N)、ステップ190で文書は「承認された」状態に達する。
【0023】
図2は、文書作成および文書作成者と別の当事者との間の電子転送のためのシステムを示すブロック図である。原文書および/または文書テンプレートの作成は、アプリケーションサーバ210にホスティングされたソフトウェアプログラムを用いて実行される。アプリケーションサーバ210は複数のサーバを備えることができ、データベース220にリンクされる。データベース220は、アプリケーションサーバ210で実行する作成者ソフトウェアアプリケーションによって使用されるフォント、画像、およびディスプレイデータを含む。アプリケーションサーバ210は、ネットワーク240を介してクライアントコンピュータ230に接続される。クライアントコンピュータ230は、印刷会社の顧客に属するコンピュータを含むことができる。ネットワーク240はインターネット、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、直接通信リンク、任意のクライアント−サーバ関係、またはこれらの任意の組合せを含むことができる。
【0024】
図3は、編集形式で顧客によって要求された編集変更を識別してフォーマット化し、かつポストスクリプト出力ファイルの改訂バージョンを生成するための、好適な実施形態に係る、所有権を主張する当該ソフトウェアアプリケーションプログラムの流れ図である。
【0025】
最初に、ステップ310で、顧客によって編集された編集フィールドを突き止めるために、顧客から受信した編集形式が処理される。この機能を実行する1つの方法は、編集ファイルを対応するポストスクリプト出力ファイルの関連フィールドと比較することである。これらのフィールドの相違は、顧客によって実行された編集変更を示す。
【0026】
次いで、ステップ320で、所有権を主張する当該ソフトウェアアプリケーションプログラムは、編集形式の選択された編集フィールドに入力された文字数を計算する。
【0027】
次に、ステップ330で、所有権を主張する当該ソフトウェアアプリケーションプログラムは、選択された編集フィールドの属性または内容の新しい有効な値決定する。そのような属性はフォントサイズ、スペーシング、テキストの1行の長さおよび位置を含むことができる。オブジェクト(テキストまたは画像)の位置はXおよびY座標によって表現され、オブジェクトの色は、ルックアップテーブルによってカラーパレットにリンクされたカラー値によって表現される。
【0028】
顧客による編集が、テンプレートによって画定される最大幅など何らかの物理的制約のために可能であるより長いテキストの行を必要とする場合、制御された方式でのフォントサイズおよび/またはスペーシングのスケーリングにより、テキストの行の長さを制限することができる。
【0029】
編集形式で顧客によって要求された妥当性検査済み編集変更に基づき、ステップ340で、改訂ポストスクリプト出力ファイルのために新しい命令が生成される。
【0030】
決定ステップ350で、全ての編集フィールドが処理されたかどうかを決定する検査が行われる。全ての編集フィールドが処理されていた場合(Y)、改訂ポストスクリプト出力ファイルは保存される。次いで、ステップ380で、所有権を主張する当該ソフトウェアアプリケーションプログラムは終了する。
【0031】
ステップ350で、所有権を主張する当該ソフトウェアアプリケーションプログラムによって処理すべき編集フィールドがまだある場合(N)、ステップ360で、編集すべき次のフィールドが決定される。次いで、処理はステップ320に戻る。
【0032】
業務用名刺の例
記載した方法の典型的な適用例は、以下で述べる業務用名刺のデザインである。
【0033】
印刷会社のグラフィックアーティストは、特定のソフトウェアアプリケーションプログラムを使用して、顧客のための業務用名刺を作成することによって作業を開始する。ひとたび完成すると、業務用名刺のポストスクリプト出力ファイルがクリエータソフトウェアアプリケーションによって生成される。HTMLアプリケーションとしてのアプリケーションサーバは、顧客の承認を得るために業務用名刺の小さいプレビューファイルを生成する。変更が必要である場合、編集できるデータフィールドを持つ形式がHTMLで提示される。
【0034】
次いで、所有権を主張する当該ソフトウェアアプリケーションプログラムを用いて、ポストスクリプト出力ファイルからフィールドが生成され、編集される。編集形式の可変データフィールドはポストスクリプト出力ファイルの固定データフィールドに対応し、会社名、住所、市、州、郵便番号、電話番号、電子メールアドレス、携帯電話番号、ファクシミリ番号、社員の氏名、社員の肩書き、および任意の他のフィールドまたはイメージを含むことができる。
【0035】
各フィールドは、文字数、色、サイズ、フォントスタイル、およびそのフィールドにおけるテキストの位置などの変数を表す特定の値を持つ。値はポストスクリプトコードで各々のフィールドの前に見ることができる。次の例は、社員の氏名が記入されていないポストスクリプト出力ファイルの抜粋である。
【0036】
1setchc0001C
299f
46.3543 80.1587m .2501 0 14 61.3838(氏名はここに入る)
小さい(サムネール)プレビューファイルは標準的ブラウザ技術により見ることができる。
【0037】
プレビューファイルを見た後、顧客は編集形式を介して、社員の氏名の挿入をはじめ必要なまたは所望の変更を行う。次いで編集形式は、所有権を主張する当該ソフトウェアアプリケーションプログラムによる処理のために、印刷会社に返送される。このプロセス中、次の例のように改訂されたレコードがポストスクリプト出力ファイルのために作成される。
【0038】
1setchc0001C
299f
46.3543 80.1587m .25101 0 10 43.84557(John Smith)
上の例で使用されたコードの幾つかの詳細な説明は次の通りである。
【0039】
シーケンス0001Cは、語「John Smith」に適用される色を記述する。シーケンスにおける数字はシアン、マゼンタ、黄、および黒の値を表す。この例では、色は黒である。シーケンスが1000Cに変更されると、色はシアンに変わり、シーケンスが0110Cに変更されると、色は赤に変わる。
【0040】
シーケンス299fは使用するフォントおよびスタイルの記述を表し、コードに埋め込まれたフォントを指している。
【0041】
数字46.3543は、語「John Smith」の位置のX座標を表す。この数字が増加すると、語またはオブジェクトは右に移動し、数字が減少すると、語またはオブジェクトは左に移動する(水平またはX軸に沿って)。X座標の原点(0)は四角の囲みの左上隅に位置する。
【0042】
同様に、数字80.1587は、語「John Smith」の位置のY座標を表す。この数字が増加すると、語またはオブジェクトは下に移動し、数字が減少すると、語またはオブジェクトは上に移動する(垂直またはY軸に沿って)。Y座標の原点(0)は四角の囲みの左上隅に位置する。
【0043】
フィールド(「John Smith」)の直前の2つの数字10および43.84557は、フィールドの文字数および行の長さをそれぞれ表す。したがって、使用する文字の数に応じて行の長さを計算することができる。
【0044】
氏名が「Robert Thompson」に変更された場合、氏名フィールドの直前の2つの数字は15および67.76835に変更される。
【0045】
さらに必要な変更または承認手順が無ければ、顧客の編集変更を組み込んだ改訂済み業務用名刺を今、新しいポストスクリプト出力ファイルによって生成することができる。
【0046】
この方法およびシステムの著しい利点は、非常に短縮された往復時間で新しい業務用名刺を生成することができることである。新しい社員の名前を顧客は簡単に代入することができ、こうして従来の命令の変更、校正刷り、および受入れの必要性が無くなる。
【0047】
記述は顧客のために印刷会社によって実行される印刷業務に向けられているが、所有権を主張する当該ソフトウェアアプリケーションプログラムは、顧客に販売するかライセンス契約することもできる。大組織の場合、これは、迅速な往復時間、コスト、および標準化などの問題に関して、業務用名刺および書式(例えば仕切書、レターヘッド等)の印刷を制御する簡単かつ簡便な手段をもたらす。
【0048】
コンピュータの実現
所有権を主張する当該コンピュータソフトウェアプログラムは、図4に示すように、コンピュータシステム400に関連してコンピュータプログラム製品を使用して実現することができる。特に、図3の方法ステップは、ソフトウェアまたはコンピュータ可読プログラムコードとして実現し、コンピュータシステム400で実行することができる。
【0049】
コンピュータシステム400は、コンピュータ450、ビデオディスプレイ410、および入力装置430、432を含む。加えて、コンピュータシステム400は、コンピュータ450に接続されたラインプリンタ、レーザプリンタ、プロッタ、および他の複製装置をはじめ、多数の他の出力装置のいずれかを含むことができる。コンピュータシステム400は、モデム通信路、電子ネットワーク、または類似物などの適切な通信チャネル440を使用して、通信インタフェース464を介して1つまたはそれ以上の他のコンピュータに接続することができる。ネットワークはローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、イントラネット、および/またはインターネット420を含むことができる。
【0050】
コンピュータ450は制御モジュール466、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読出し専用メモリ(ROM)を含むことのできるメモリ470、入力/出力(I/O)インタフェース467、472、ビデオインタフェース460、ならびに一般的に記憶装置462によって表される1つまたはそれ以上の記憶装置を含む。制御モジュール466は、特定の機能または機能の関連セットを実行するコンピュータ可読プログラムコードを実行するか走らせる中央処理装置(CPU)を用いて実現される。
【0051】
ビデオインタフェース460はビデオディスプレイ410に接続され、ビデオディスプレイ410に表示するためにコンピュータ450からビデオ信号を提供する。コンピュータ450を作動させるためのユーザ入力は、I/Oインタフェース472を介して1つまたはそれ以上の入力装置430、432によって提供することができる。例えば、コンピュータ450のユーザはI/Oインタフェース430としてキーボード、および/またはI/Oインタフェース432としてマウスなどのポインティング装置を使用することができる。キーボードおよびマウスはコンピュータ450への入力を提供する。記憶装置462は次のうちの1つまたはそれ以上から、すなわちフロッピーディスク、ハードディスクドライブ、光磁気ディスクドライブ、CD−ROM、磁気テープ、またはその他の当業者に公知の多数の不揮発性記憶装置のいずれかで構成することができる。コンピュータシステム450の要素の各々は一般的にバスを介して他の装置に接続され、バスが今度はデータ、アドレス、および制御バスから構成することができる。
【0052】
添付の図面の図1および図3に示すプロセスは、コンピュータシステム400によって実行されるソフトウェアの命令によって達成することができる。再び、ソフトウェアは方法ステップを実現するための1つまたはそれ以上のモジュールとして実現することができる。
【0053】
特に、ソフトウェアは、記憶装置462をはじめとするコンピュータ可読媒体に格納することができ、または遠隔位置から通信インタフェース462および通信チャネル440を介してインターネット420または他のネットワーク位置もしくはサイトからダウンロードされる。コンピュータシステム400は、ソフトウェアまたはプログラムコードの命令を実行することができるように記録されたそのようなソフトウェアまたはプログラムコードを有するコンピュータ可読媒体を含む。
【0054】
コンピュータシステム400は解説のために提供したものであって、発明の範囲および要旨から逸脱することなく他の構成を使用することができる。上記は、本発明の実施形態を実施することのできるコンピュータまたはコンピュータシステムの種類の一例にすぎない。一般的に、実施形態のプロセスは、コンピュータ可読媒体としてハードディスクドライブに記録されたソフトウェアまたはコンピュータ可読プログラムコードとして常駐し、制御モジュール466を用いて読み出され、制御される。プログラムコードならびにエンティティ、チケット、および類似物を含むデータの中間格納を、おそらく記憶装置462と協力してメモリ470を用いて達成することができる。
【0055】
場合によっては、CD−ROMまたはフロッピーディスク(どちらも一般的に記憶装置462によって示される)上に符号化されたプログラムをユーザに供給することができ、あるいは代替的にユーザがコンピュータ450に接続されたモデム装置を介してネットワークからプログラムを読み出すことができる。さらになお、コンピュータシステム400は他のコンピュータ可読媒体からソフトウェアをロードすることができる。これは磁気テープ、ROMまたは集積回路、光磁気ディスク、コンピュータと別の装置との間の無線または赤外線送信チャネル、PCMCIAカードなどのコンピュータ可読カード、ならびに電子メール送信およびインターネットサイトおよび類似物に記録された情報を含むインターネット420およびイントラネットを含むことができる。以上は関連コンピュータ可読媒体の単なる例である。発明の範囲および要旨から逸脱することなく、他のコンピュータ可読媒体を実施することができる。
【0056】
添付図面の図1および図3に示したプロセッサは、1つのコンピュータシステム400で集中方式で、または異なる要素が幾つかの相互接続されたコンピュータシステムに分散される分散方式で実現することができる。
【0057】
本発明の文脈におけるコンピュータプログラム手段またはコンピュータプログラムは、情報処理能力を有するシステムに特定の機能を直接実行させるか、またはa)別の言語、コードまたは表記法への変換、もしくはb)異なる材料形態での複製のいずれかまたは両方の後で実行させるように意図された命令のセットの任意の言語、コード、または表記法における表現を意味する。
【0058】
以上は本発明の少数の構成および/または実施形態を記載しただけであり、本発明の範囲および要旨から逸脱することなく変形および/または変更を施すことができ、構成および/または実施形態は例証であって、限定ではない。
【図面の簡単な説明】
【0059】
本発明の実施形態の特徴および利点を以下で、添付の図面に関連して説明する。
【図1】本発明の好適な実施形態に従ってコンピュータ生成文書を、該文書を作成するために用いられたソフトウェアアプリケーションと独立に編集するための方法を示す流れ図である。
【図2】本発明の実施形態に従って文書を作成し、文書作成者と別の当事者との間で電子転送するためのシステムを示すブロック図である。
【図3】本発明の好適な実施形態に従って、相手当事者によって実行された編集変更を組み込んだハードコピー用の改訂出力ファイルを生成するための方法の詳細流れ図である。
【図4】本発明の実施形態を実施することのできるコンピュータのブロック図である。
Claims (28)
- レンダリングされる文書を編集するための方法において、
前記レンダリングされる文書を表す1つまたはそれ以上のコンピュータファイルを生成するステップであって、前記コンピュータファイルの少なくとも1つが前記レンダリングされる文書の少なくとも一部分を記述するためのページ記述言語の命令を含むように構成されたステップと、
前記代表コンピュータファイルのうちの少なくとも1つのファイルの1つまたはそれ以上のデータフィールドを予め定められた規則に従って編集するステップと
を含み、
前記編集ステップが、原文書を作成するために使用された1つまたはそれ以上のコンピュータソフトウェアアプリケーションプログラムとは独立に実行されるように構成された方法。 - 前記原文書を作成するために使用された1つまたはそれ以上のコンピュータソフトウェアアプリケーションプログラムとは独立に、編集済みの文書をレンダリングするさらなるステップを含み、前記レンダリングが、
前記ディジタル表現を印刷媒体上に印刷するステップと、
前記ディジタル表現をディスプレイモニタ上に表示するステップと
から構成されるグループから選択される1つまたはそれ以上のステップを含むように構成された請求項1に記載の方法。 - 前記表現コンピュータファイルが、
前記レンダリングされる文書を記述するためのページ記述言語の命令を含む第1表現コンピュータファイルと、
1つまたはそれ以上の二次表現コンピュータファイルと、
を含み、
前記二次表現ファイルの少なくとも1つが1つまたはそれ以上のデータフィールドを含み、前記データフィールドが前記第1表現コンピュータファイルの1つまたはそれ以上のデータフィールドに対応するように構成された請求項2に記載の方法。 - 前記編集ステップが前記二次表現コンピュータファイルのうちの1つまたはそれ以上のファイルの1つまたはそれ以上のデータフィールドに対して実行される請求項3に記載の方法。
- 前記第1表現コンピュータファイルがポストスクリプト(PostScript)(登録商標)ファイルを含む請求項3に記載の方法。
- 前記二次表現コンピュータファイルの少なくとも1つが、普及している標準的クライアント−サーバ技術と互換可能なフォーマットのファイルを含む請求項3または4に記載の方法。
- ページ記述言語でさらなるコンピュータファイルを生成するステップをさらに含み、前記さらなるコンピュータファイルは前記レンダリングされる文書を表現しており、前記さらなるコンピュータファイルは、前記1つまたはそれ以上の二次表現コンピュータファイルの対応するデータフィールドに行われた編集変更に従って、かつ予め定められた規則に従って修正された1つまたはそれ以上のデータフィールドを含むように構成された請求項4に記載の方法。
- 前記さらなる表現コンピュータファイルがポストスクリプト(登録商標)ファイルを含む請求項7に記載の方法。
- レンダリングされる文書を編集するためのシステムにおいて、
前記レンダリングされる文書を表現する1つまたはそれ以上のコンピュータファイルを生成するための処理手段であって、前記コンピュータファイルの少なくとも1つがレンダリングされる文書の少なくとも一部分を記述するためのページ記述言語の命令を含むように構成された手段と、
前記表現コンピュータファイルのうちの少なくとも1つのファイルの1つまたはそれ以上のデータフィールドを予め定められた規則に従って編集するための処理手段と、
を含み、
前記編集のための処理手段が、原文書を作成するために用いられた1つまたはそれ以上のコンピュータソフトウェアアプリケーションプログラムとは独立であるように構成されたシステム。 - 前記原文書を作成するために使用された1つまたはそれ以上のコンピュータソフトウェアアプリケーションプログラムとは独立に、編集済みの文書をレンダリングするための処理手段をさらに含み、前記レンダリングのための処理手段が、
前記ディジタル表現を印刷媒体上に印刷するための処理手段と、
前記ディジタル表現をディスプレイモニタ上に表示するための処理手段と
から構成されるグループから選択される1つまたはそれ以上の処理手段を含むように構成された請求項9に記載のシステム。 - 前記表現コンピュータファイルが、
前記レンダリングされる文書を記述するためのページ記述言語の命令を含む第1表現コンピュータファイルと、
1つまたはそれ以上の二次表現コンピュータファイルと、
を含み、
前記二次ファイルの少なくとも1つが1つまたはそれ以上のデータフィールドを含み、前記データフィールドが前記第1表現コンピュータファイルの1つまたはそれ以上のデータフィールドに対応するように構成された請求項10に記載のシステム。 - 前記編集のための処理手段が、前記二次表現コンピュータファイルの1つまたはそれ以上のファイルの1つまたはそれ以上のデータフィールドに変更を実行する請求項11に記載のシステム。
- 前記編集のための処理手段が、前記1つまたはそれ以上の二次表現ファイルを生成するために使用された第1コンピュータシステムとは遠隔的に配置された第2コンピュータシステムを含む請求項12に記載のシステム。
- 前記第1および第2コンピュータシステムが、インターネット、イントラネット、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、直接接続、クライアント−サーバ関係、およびこれらの相互接続手段の任意の組合せから構成されるグループから選択された相互接続手段によって相互接続される請求項13に記載のシステム。
- 前記第1表現コンピュータファイルがポストスクリプト(登録商標)ファイルである請求項11に記載のシステム。
- 前記二次表現コンピュータファイルの少なくとも1つが、普及している標準的クライアント−サーバ技術と互換可能なフォーマットのファイルを含む請求項11または12に記載のシステム。
- ページ記述言語のさらなるコンピュータファイルを生成するための処理手段をさらに含み、前記さらなるコンピュータファイルが前記レンダリングされる文書を表現しており、前記さらなるコンピュータファイルが、前記1つまたはそれ以上の二次表現コンピュータファイルの対応するデータフィールドにおける編集変更に従って、かつ予め定められた規則に従って修正された1つまたはそれ以上のデータフィールドを含む請求項12に記載のシステム。
- 前記さらなる表現コンピュータファイルがポストスクリプト(登録商標)ファイルを含む請求項17に記載のシステム。
- レンダリングされる文書を編集するためにコンピュータプログラムが記録されたコンピュータ可読媒体を有するコンピュータプログラム製品において、
前記レンダリングされる文書を表現する1つまたはそれ以上のコンピュータファイルを生成するためのコンピュータプログラムコード手段であって、前記コンピュータファイルの少なくとも1つが前記レンダリングされる文書の少なくとも一部分を記述するためのページ記述言語の命令を含むように構成された手段と、
前記表現コンピュータファイルのうちの少なくとも1つのファイルの1つまたはそれ以上のデータフィールドを予め定められた規則に従って編集するためのコンピュータプログラムコード手段とを含み、
前記編集のためのコンピュータプログラムコード手段が、原文書を作成するために使用された1つまたはそれ以上のコンピュータソフトウェアアプリケーションプログラムとは独立であるように構成されたコンピュータプログラム製品。 - 前記原文書を作成するために使用された1つまたはそれ以上のコンピュータソフトウェアアプリケーションプログラムとは独立に、編集済みの文書をレンダリングするためのコンピュータプログラムコード手段をさらに含み、前記レンダリングのためのコンピュータプログラムコード手段が、
前記ディジタル表現を印刷媒体上に印刷するためのコンピュータプログラムコード手段と、
前記ディジタル表現をディスプレイモニタ上に表示するためのコンピュータプログラムコード手段と、
から構成されるグループから選択される1つまたはそれ以上のコンピュータプログラムコード手段を含むように構成された請求項19に記載のコンピュータプログラム製品。 - 前記表現コンピュータファイルが、
前記レンダリングされる文書を記述するためのページ記述言語の命令を含む第1表現コンピュータファイルと、
1つまたはそれ以上の二次表現コンピュータファイルと、
を含み、
前記二次ファイルの少なくとも1つが1つまたはそれ以上のデータフィールドを含み、前記データフィールドが前記第1表現コンピュータファイルの1つまたはそれ以上のデータフィールドに対応するように構成された請求項20に記載のコンピュータプログラム製品。 - 前記編集のためのコンピュータプログラムコード手段が、前記二次表現コンピュータファイルのうちの1つまたはそれ以上のファイルの1つまたはそれ以上のデータフィールドに変更を実行するように構成された請求項21に記載のコンピュータプログラム製品。
- 前記編集のためのコンピュータプログラムコード手段が、前記1つまたはそれ以上の二次表現ファイルを生成するために使用された第1コンピュータシステムとは遠隔的に配置された第2コンピュータシステム上で実行される請求項22に記載のコンピュータプログラム製品。
- 前記第1および第2コンピュータシステムが、インターネット、イントラネット、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、直接接続、クライアント−サーバ関係、およびこれらの相互接続手段の任意の組合せから構成されるグループから選択された相互接続手段によって相互接続される請求項23に記載のコンピュータプログラム製品。
- 前記第1表現コンピュータファイルがポストスクリプト(登録商標)ファイルである請求項21に記載のコンピュータプログラム製品。
- 前記二次表現コンピュータファイルの少なくとも1つが、普及している標準的クライアント−サーバ技術と互換可能なフォーマットのファイルを含む請求項21または22に記載のコンピュータプログラム製品。
- ページ記述言語のさらなる表現コンピュータファイルを生成するためのコンピュータプログラムコード手段をさらに含み、前記さらなるコンピュータファイルが前記レンダリングされる文書を表現しており、前記さらなるコンピュータファイルが、前記1つまたはそれ以上の二次表現コンピュータファイルの対応するデータフィールドにおける編集変更に従って、かつ予め定められた規則に従って修正された1つまたはそれ以上のデータフィールドを含む請求項22に記載のコンピュータプログラム製品。
- 前記さらなる表現コンピュータファイルがポストスクリプト(登録商標)ファイルを含む請求項27に記載のコンピュータプログラム製品。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
AUPR2643A AUPR264301A0 (en) | 2001-01-19 | 2001-01-19 | System and method for editing computer files independently of the creator software application |
PCT/AU2002/000059 WO2002057962A1 (en) | 2001-01-19 | 2002-01-21 | System and method for editing computer-generated documents independently of the creator software application |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004527822A true JP2004527822A (ja) | 2004-09-09 |
Family
ID=3826670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002558178A Pending JP2004527822A (ja) | 2001-01-19 | 2002-01-21 | コンピュータ生成文書をクリエータソフトウェアに独立に編集するためのシステムおよび方法 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20040078786A1 (ja) |
EP (1) | EP1352346A1 (ja) |
JP (1) | JP2004527822A (ja) |
CN (1) | CN1488111A (ja) |
AU (1) | AUPR264301A0 (ja) |
CA (1) | CA2435020A1 (ja) |
NO (1) | NO20033263L (ja) |
NZ (1) | NZ526929A (ja) |
WO (1) | WO2002057962A1 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20050097450A1 (en) * | 2003-10-31 | 2005-05-05 | Spx Corporation | System and method for composition and decomposition of information objects |
US7788640B2 (en) * | 2004-12-28 | 2010-08-31 | Microsoft Corporation | Using code analysis to generate documentation |
WO2007065357A1 (fr) | 2005-12-05 | 2007-06-14 | Beijing Sursen Co., Ltd | Système et procédé de traitement de documents |
WO2007065355A1 (fr) | 2005-12-05 | 2007-06-14 | Beijing Sursen Co., Ltd | Systeme et procede de traitement hierarchise de documents |
WO2007065356A1 (fr) * | 2005-12-05 | 2007-06-14 | Beijing Sursen Co., Ltd | Procede de traitement documentaire |
US8700984B2 (en) * | 2009-04-15 | 2014-04-15 | Gary Siegel | Computerized method and computer program for displaying and printing markup |
US9037956B2 (en) * | 2012-03-29 | 2015-05-19 | Audible, Inc. | Content customization |
US9472113B1 (en) | 2013-02-05 | 2016-10-18 | Audible, Inc. | Synchronizing playback of digital content with physical content |
US9317486B1 (en) | 2013-06-07 | 2016-04-19 | Audible, Inc. | Synchronizing playback of digital content with captured physical content |
CN105786471B (zh) * | 2014-12-24 | 2019-04-26 | 珠海金山办公软件有限公司 | 文档中插入对象的处理方法及系统 |
EP3502922A1 (en) * | 2017-12-19 | 2019-06-26 | OCE Holding B.V. | Method for previewing a document during editing, and a computer program product and apparatus therefor |
CN112330774B (zh) * | 2020-11-24 | 2023-09-08 | 携程旅游网络技术(上海)有限公司 | 批量合成图片的方法、装置、电子设备、存储介质 |
CN114610313B (zh) * | 2022-02-28 | 2023-12-26 | 浪潮(山东)计算机科技有限公司 | 一种生成spec文档的方法、系统、装置及介质 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5353388A (en) * | 1991-10-17 | 1994-10-04 | Ricoh Company, Ltd. | System and method for document processing |
US5729665A (en) * | 1995-01-18 | 1998-03-17 | Varis Corporation | Method of utilizing variable data fields with a page description language |
JPH09265431A (ja) * | 1996-03-28 | 1997-10-07 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | ドキュメント編集方法及び装置と、ドキュメント編集装置を含むクライアント装置 |
US6330072B1 (en) * | 1997-03-21 | 2001-12-11 | Global Graphics Software Limited | Method and apparatus for combining and ordering objects from a plurality of color PDL files representing separations to a display list of the appropriate order |
JP3997504B2 (ja) * | 1998-05-29 | 2007-10-24 | リコープリンティングシステムズ株式会社 | 文書印刷方法、文書処理方法及びプリンタ |
DE19827676A1 (de) * | 1998-06-22 | 1999-12-23 | Joern Richts | Erweiterung existierender Seitenbeschreibungssprachen um die Möglichkeit, unabhängig Kommentare einzufügen |
-
2001
- 2001-01-19 AU AUPR2643A patent/AUPR264301A0/en not_active Abandoned
-
2002
- 2002-01-21 CA CA002435020A patent/CA2435020A1/en not_active Abandoned
- 2002-01-21 US US10/466,696 patent/US20040078786A1/en not_active Abandoned
- 2002-01-21 WO PCT/AU2002/000059 patent/WO2002057962A1/en not_active Application Discontinuation
- 2002-01-21 JP JP2002558178A patent/JP2004527822A/ja active Pending
- 2002-01-21 CN CNA028038835A patent/CN1488111A/zh active Pending
- 2002-01-21 NZ NZ526929A patent/NZ526929A/xx unknown
- 2002-01-21 EP EP02715312A patent/EP1352346A1/en not_active Withdrawn
-
2003
- 2003-07-18 NO NO20033263A patent/NO20033263L/no not_active Application Discontinuation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
NZ526929A (en) | 2005-04-29 |
AUPR264301A0 (en) | 2001-02-15 |
US20040078786A1 (en) | 2004-04-22 |
CA2435020A1 (en) | 2002-07-25 |
EP1352346A1 (en) | 2003-10-15 |
NO20033263D0 (no) | 2003-07-18 |
WO2002057962A1 (en) | 2002-07-25 |
NO20033263L (no) | 2003-09-11 |
CN1488111A (zh) | 2004-04-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2267427C (en) | Font sharing system and method, and recording medium storing program for executing font sharing method | |
EP2482198B1 (en) | System and method for identifying line breaks | |
US8245132B2 (en) | Publication layout system | |
US20070028166A1 (en) | System and processes for dynamic document construction | |
US7240294B2 (en) | Method of constructing a composite image | |
US20030210428A1 (en) | Non-OCR method for capture of computer filled-in forms | |
US7379950B2 (en) | Document processing method, program and apparatus for processing a document file in pages | |
US20050008387A1 (en) | Information processing apparatus and method, and print control program | |
EP1292895A1 (en) | Method and apparatus for rendering electronic documents | |
US20030023626A1 (en) | Apparatus and method for creating customized business forms | |
JP2004527822A (ja) | コンピュータ生成文書をクリエータソフトウェアに独立に編集するためのシステムおよび方法 | |
US20050256874A1 (en) | Document file read system using network | |
US20090249195A1 (en) | Computer-Implemented System For Creating A Publication And Method Thereof | |
US7746491B2 (en) | Information processing method and apparatus | |
US20080046835A1 (en) | Object-oriented processing of tab text | |
US20020138519A1 (en) | Apparatus and method for forming processed data | |
US20020107883A1 (en) | Distributed visual communications content development method and system | |
AU2002224663A1 (en) | System and method for editing computer-generated documents independently of the creator software application | |
JP2004145736A (ja) | 文字認識装置および文字認識データ出力方法およびプログラムおよび記録媒体 | |
JP4013748B2 (ja) | 文書生成装置 | |
AU765488B2 (en) | Multiple document layout | |
JPH10269230A (ja) | 文書情報管理システム | |
AU745159B2 (en) | Hyperprint method and apparatus | |
Merz et al. | Adobe Acrobat and PDF | |
AU2926302A (en) | Digital network printing system |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050112 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061017 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061024 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070320 |