JP2004526557A - 摩擦電気噴霧ガン - Google Patents
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Abstract
本発明は、粉末取入れ口(13、15)と、空気取入れ口(11)と、粉末が電気的に帯電されるのを保証しながら空気と粉末を移送するダクト(5)と、上記帯電ダクト(5)の前方に設けられ、空気と粉末との混合物の少なくとも噴流を放出する手段(18、19、20)とを有する粉末塗料を静電噴霧する摩擦電気噴霧ガンに関する。空気取入れ口(11)は帯電ダクト(5)の軸線(3)上に配置され、粉末取入れ口(13、15)は、空気取入れ口(11)に対して側方に配置されかつ空気取入れ口(11)に対して鋭角(A)を成して帯電ダクト(5)の上流に位置した部位(P)において集合する。空気取入れ口は、導電性材料から成るインゼクタ(11)で構成され得、帯電ダクト(5)の壁(4)の接地部材を構成する。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、粉末塗料を静電噴霧する摩擦電気噴霧ガンに関するものである。
【背景技術】
【0002】
粉末塗料を静電噴霧する摩擦電気噴霧ガンの原理は次のとおりである。
【0003】
“移送”空気で運ばれる絶縁性粉末形態の塗料は、それから電子を取出し得る絶縁性材料との摩擦によって静電的に帯電され、こうして粉末は正に帯電されることになる。
【0004】
一般に知られているように、この原理に従って作動する摩擦電気噴霧ガンは、
粉末取入れ口と、
空気取入れ口と、
粉末が電気的に帯電されるのを保証しながら空気と粉末を移送するダクトと、
上記帯電ダクトの前方に設けられ、空気と粉末との混合物の少なくとも一つの噴流を放出する手段と
を有している。
【0005】
摩擦によって静電的に帯電されることになることを保証する絶縁性材料は、空気及び粉末を運ぶ上記のダクトの壁を形成する。この絶縁性材料は、噴霧ガンの構成要素間の継手を介して接地に電気的に接続され、従って全体として電気的に中性に留まり、それの電荷は接地へ“クリープ”する(表面上を流れる)ことによって普遍的に流散する。当然、粉末と帯電ダクトとの間の摩擦力が高くなればなる程、粉末の帯電は大きく又は良好になる。
【0006】
この種の摩擦電気噴霧ガンは多くの文献にすでに記載されている。例えば、欧州特許出願EP 0 163 118、EP 0 199 054、EP 0 314 049、EP 0 592 137、EP 0 818 245又は国際特許出願WO88/08332、WO92/11950、WO98/25707が参照され得る。
【0007】
これらの文献に記載された摩擦電気噴霧ガンのほとんどは帯電ダクトとして相対的に細長い環状スペースを備え、この細長い環状スペースは、空気で運ばれる粉末が擦られて帯電する部品で画定されている。環状帯電ダクトは中心コアによって内部が画定され、この中心コアは有利には、粉末の攪拌作用を高めて粉末を帯電するために設けた絶縁材料との接触を促進させるように外形が波状形態である(特に上記の文献EP 0 314 049(図3)、EP 0 592 137及びWO92/11950参照)。中心コアは外側本体内の適位置に保持され、帯電ダクトはこの帯電ダクトの各端部に装着した中心決め要素によって外側本体で外側が画定されている。この中心コアは、帯電ダクトを形成している環状空間内に粉末を分配するように帯電ダクトの入口が位置する側に円錐形端部を備えることができ、帯電ダクトの出口が位置する側に配置した中心コアの他端部も、空気と粉末の混合体の噴流を放出する手段に属する又は該手段と組合さった小さな出口通路に帯電した粉末が送られる前にこの帯電した粉末を集めるように円錐形であることができ、上記手段は実際にはノズルで形成されている。
【0008】
通常のように、摩擦電気噴霧ガンの後方部分には、噴霧ガンの中心軸線に沿って空気取入れ口が形成される。しかし、公知のほとんどの構造では、帯電ダクトの全円錐体の上流において噴霧ガンの中心軸線に直交するように空気及び必要ならば粉末用の付加的な取入れ口が設けられる、例えば上記の文献EP 0 592 137及びEP 0 818 245参照。障害物形成用の“直交”注入手段を設けたことにより摂動が発生し、特に、淀み点に早期磨耗及び(又は)粉末の形成を生じさせる。
【0009】
さらに、従来の摩擦電気噴霧ガンにおいては、特に帯電ダクトの中心コアの接地には、据付けを複雑にさせる部品を追加する必要があり、この接地は一般に噴霧ガンの本体の外周辺部の周りで本体の後方に向って行われる。電荷の発生に使用した電気力及び電場のために、噴霧ガンの内部部分と噴霧ガンの接地領域との間にアークの発生がしばしば観察され、このことは、それ自体磨耗する部品でない部品を比較的頻繁に交換しなければならないことになる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、接地を簡単化しながら磨耗及び粉末形成を避ける空気及び粉末取入れシステムを提供することにより、従来の摩擦電気噴霧ガンにおける上述の全ての欠点を解決することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記の目的のために、上記形式の本発明の主題を成す摩擦電気噴霧ガンにおいて、
空気取入れ口が帯電ダクトの軸線上に配置され、
粉末取入れ口が、空気取入れ口に対して側方に配置されかつ空気取入れ口に対して鋭角で帯電ダクトの上流に位置した部位において集合する
ように構成される。
【0012】
従って、流れの障害となるいかなる注入部材も除去され、空気及び粉末取入れ口は、空気と粉末の混合物が乱流帯電領域に到達する前に鋭角に集合している。
【0013】
有利には、空気取入れ口に集合する粉末取入れ口は、噴霧ガンの後面に現れる粉末ダクトで形成され、それによりサイズを小さくでき、また接続を容易にできる。
【0014】
本発明の主題を成す摩擦電気噴霧ガンの一実施の形態によれば、帯電ダクトは、一定でない円形横断面をもち、連続した絞り部を備えたダクトであり、粉末取入れ口及び空気取入れ口の集合部位は帯電ダクトにおける最初の絞り部の上流に位置している。このような帯電ダクトの選択は、横断面が環状である帯電ダクトに比べて特にある一定の構造上の簡単化(中心コアが削除される)及び動作の改善(環状スペースが粉末で塞がれる危険が避けられる)に関して有利であり得る。
【0015】
しかし、本発明は、帯電ダクトが後方円錐状部をもつ中心コアを備えた環状横断面のダクトである摩擦電気噴霧ガンにも適合し、その場合に粉末及び空気の取入れ口の集合位置は上記円錐状部の頂点の上流に位置される。
【0016】
あらゆる場合に、帯電ダクトに沿って横断面の絞られた部分を設けることによって絶縁材料上に粉末による衝撃領域を形成し、それにより粉末を帯電させることができる。一層特に、帯電ダクトの横断面が環状である場合には、この環状横断面は一定でなく連続した絞り部を備えている。
【0017】
さらに、絞り領域は帯電ダクトの下流に設けられ、上記絞り領域は均質化室で終端し、この均質化室から、空気と粉末との混合物の少なくとも一つの噴流を放出する手段がのびている。絞り領域により、粉末を出口通路へ供給する前に粉末を均質に浮遊させるように空気と粉末の混合物を加速させることができる。
【0018】
本発明の別の特徴によれば、軸方向空気取入れ口は導電性材料から成るインゼクタで形成され、接地部材を成している。このように構成することにより、接地機能を簡単化でき、粉末から取出した電荷は空気インゼクタを通って流れていく。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下例として本摩擦電気噴霧ガンの幾つかの実施の形態を示す添付図面を参照してなされるいかの説明から本発明はさらに明瞭に理解されよう。
【0020】
図1〜図4に示す摩擦電気噴霧ガンは全体を符号1で示し、ほぼ管状形態の主本体2を備え、この主本体2の中心軸線は3で示し、主本体2内には絶縁材料製の細長いブロック4が配置され、軸線3を中心とする帯電ダクト5を画定している。図示例では、帯電ダクト5は、横断面が円形である。
【0021】
主本体2の後方には注入ベース6が設けられ、この注入ベース6はねじ締め可能なリンキングスリーブ7及び心出しピン8を介して上記本体2に機械的に結合されている。注入ベース6はそれ自体、ファスニングピン9を介して塗装ロボットに属する可動アーム10(その一部を示している)の端部に機械的に結合され、噴霧ガン1はロボットアーム10によって支持され、動かされる。
【0022】
帯電ダクト4,5とベース6との間で中心軸線3に沿って位置する接合領域には、空気インゼクタ11が設けられている。この空気インゼクタ11は、導電性でしかも摩擦係数の高い、黒鉛化ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)のような材料で構成され、そして接地される。この目的で、ベース6には接地用ねじ12が設けられ、このねじのヘッドは空気インゼクタ11のフランジと接触する(図4参照)。
【0023】
注入ベース6には、中心軸線3に平行に従って空気インゼクタ11に対して横方位置に空気と粉末の混合物の取入れ取付け部品13が設けられている。従ってこの取付け部品13はベース6の後方面14から突出している。
【0024】
取付け部品13は短い斜め通路15を介して前方までのび、短い斜め通路15は鋭角Aを成して点すなわち部位Pで、空気インゼクタ11の直ぐ下流の帯電ダクト4、5の入口に集合している。
【0025】
従って、動作中、空気インゼクタ11により、斜め通路15を介して帯電ダクト4、5の入口に現れる空気と粉末の混合物を攪拌することができる。この組立構造により、帯電ダクト4、5に速い乱流を発生させることができ、粉末を静電的に帯電させるために必要な摩擦を低減するように影響するいかなる層流も阻止する。
【0026】
さらに、帯電ダクト4、5に沿って連続して設けた絞り部16、すなわち帯電ダクトの直径及び従って円形横断面の減少部は粉末による衝撃の領域を形成し、実際の帯電ダクト5を画定しているブロック4の材料上における粉末の摩擦を改善する。
【0027】
帯電ダクト4、5の下流端には、出口円錐形部材17が設けられ、この出口円錐形部材17によって、噴霧ガン1の前部に装着した噴出ノズル19内に設けた出口通路18へ空気及び粉末(帯電した)を供給することができる。ノズル19はそれ自体、出口プラグ20を受け、出口プラグ20の形状は、噴霧ガンの出口において望まれる噴流の形態、例えば平坦な噴流に依存している。
【0028】
図5には、本発明の主題である摩擦電気噴霧ガン1の別の実施の形態を示し、上述の構成要素に相応した構成要素は同じ符号で示す。
【0029】
特に、この別の実施の形態においては、噴霧ガン1の中心軸線3上に空気インゼクタ11が設けられており、また空気と粉末の混合物の取入れ取付け部品13は側方に設けられ、斜め通路15に通じており、斜め通路15は部位Pで空気インゼクタ11の出口に集合し、中心軸線3と鋭角Aを成している。
【0030】
図1〜図4に示す実施の形態と違って、図5に示す実施の形態では、帯電ダクト5の横断面は環状であり(円形ではなく)、そして帯電ダクト5の外側は管21で画定され、またその内側は中心コア22で画定され、管21及び中心コア22は同心でありかつ中心軸線3上に中心決めされている。
【0031】
中心コア22の後方円錐状部22aは、斜め通路15が空気インゼクタ11の出口と集合する部位Pの下流に位置している。
【0032】
帯電ダクト5の連続した絞り部(図5には詳細に示していない)は、上流端から下流端に向って減少する環状横断面となっている。
【0033】
中心コア22の前方円錐状部22bは絞り領域23で包囲されており、この絞り領域23は、横断面を減少しながら帯電ダクト5をのばし、そして中心の均質化室24に通じている。この均質化室24の下流には、出口円錐形部材17が設けられ、この出口円錐形部材17は噴射ノズル19の出口通路18へ空気と粉末(帯電した)の混合物を供給し、噴射ノズル19自体は例えば平坦な噴流を放出するように構成された出口プラグ20を備えている。
【0034】
この実施の形態において、横断面が環状の帯電ダクト5の外側を画定している管21の接地は接触ブレード25によって行われることが認められるべきである。
【0035】
全ての場合に、リンキングスリーブ7を緩めることにより、特にクリーニングのためにベース6を迅速に外すことができ、このスリーブ7はOリングシール(詳細には示していない)を介在させて装着されている。
【0036】
ピン8、9の数及び構成、又は出口プラグ20の形態は特許請求の範囲に定義した本発明の範囲から逸脱することなしに変更できる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明による摩擦電気噴霧ガンの外側から見た側面図。
【図2】図1の摩擦電気噴霧ガンの後方から見た端面図。
【図3】図2の矢印III−IIIに沿った摩擦電気噴霧ガンの長手方向断面図。
【図4】図2の矢印IV−IVに沿った摩擦電気噴霧ガンの別の長手方向断面図。
【図5】本摩擦電気噴霧ガンの別の実施の形態を示す、図3と同様な長手方向断面図。
【0001】
本発明は、粉末塗料を静電噴霧する摩擦電気噴霧ガンに関するものである。
【背景技術】
【0002】
粉末塗料を静電噴霧する摩擦電気噴霧ガンの原理は次のとおりである。
【0003】
“移送”空気で運ばれる絶縁性粉末形態の塗料は、それから電子を取出し得る絶縁性材料との摩擦によって静電的に帯電され、こうして粉末は正に帯電されることになる。
【0004】
一般に知られているように、この原理に従って作動する摩擦電気噴霧ガンは、
粉末取入れ口と、
空気取入れ口と、
粉末が電気的に帯電されるのを保証しながら空気と粉末を移送するダクトと、
上記帯電ダクトの前方に設けられ、空気と粉末との混合物の少なくとも一つの噴流を放出する手段と
を有している。
【0005】
摩擦によって静電的に帯電されることになることを保証する絶縁性材料は、空気及び粉末を運ぶ上記のダクトの壁を形成する。この絶縁性材料は、噴霧ガンの構成要素間の継手を介して接地に電気的に接続され、従って全体として電気的に中性に留まり、それの電荷は接地へ“クリープ”する(表面上を流れる)ことによって普遍的に流散する。当然、粉末と帯電ダクトとの間の摩擦力が高くなればなる程、粉末の帯電は大きく又は良好になる。
【0006】
この種の摩擦電気噴霧ガンは多くの文献にすでに記載されている。例えば、欧州特許出願EP 0 163 118、EP 0 199 054、EP 0 314 049、EP 0 592 137、EP 0 818 245又は国際特許出願WO88/08332、WO92/11950、WO98/25707が参照され得る。
【0007】
これらの文献に記載された摩擦電気噴霧ガンのほとんどは帯電ダクトとして相対的に細長い環状スペースを備え、この細長い環状スペースは、空気で運ばれる粉末が擦られて帯電する部品で画定されている。環状帯電ダクトは中心コアによって内部が画定され、この中心コアは有利には、粉末の攪拌作用を高めて粉末を帯電するために設けた絶縁材料との接触を促進させるように外形が波状形態である(特に上記の文献EP 0 314 049(図3)、EP 0 592 137及びWO92/11950参照)。中心コアは外側本体内の適位置に保持され、帯電ダクトはこの帯電ダクトの各端部に装着した中心決め要素によって外側本体で外側が画定されている。この中心コアは、帯電ダクトを形成している環状空間内に粉末を分配するように帯電ダクトの入口が位置する側に円錐形端部を備えることができ、帯電ダクトの出口が位置する側に配置した中心コアの他端部も、空気と粉末の混合体の噴流を放出する手段に属する又は該手段と組合さった小さな出口通路に帯電した粉末が送られる前にこの帯電した粉末を集めるように円錐形であることができ、上記手段は実際にはノズルで形成されている。
【0008】
通常のように、摩擦電気噴霧ガンの後方部分には、噴霧ガンの中心軸線に沿って空気取入れ口が形成される。しかし、公知のほとんどの構造では、帯電ダクトの全円錐体の上流において噴霧ガンの中心軸線に直交するように空気及び必要ならば粉末用の付加的な取入れ口が設けられる、例えば上記の文献EP 0 592 137及びEP 0 818 245参照。障害物形成用の“直交”注入手段を設けたことにより摂動が発生し、特に、淀み点に早期磨耗及び(又は)粉末の形成を生じさせる。
【0009】
さらに、従来の摩擦電気噴霧ガンにおいては、特に帯電ダクトの中心コアの接地には、据付けを複雑にさせる部品を追加する必要があり、この接地は一般に噴霧ガンの本体の外周辺部の周りで本体の後方に向って行われる。電荷の発生に使用した電気力及び電場のために、噴霧ガンの内部部分と噴霧ガンの接地領域との間にアークの発生がしばしば観察され、このことは、それ自体磨耗する部品でない部品を比較的頻繁に交換しなければならないことになる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、接地を簡単化しながら磨耗及び粉末形成を避ける空気及び粉末取入れシステムを提供することにより、従来の摩擦電気噴霧ガンにおける上述の全ての欠点を解決することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記の目的のために、上記形式の本発明の主題を成す摩擦電気噴霧ガンにおいて、
空気取入れ口が帯電ダクトの軸線上に配置され、
粉末取入れ口が、空気取入れ口に対して側方に配置されかつ空気取入れ口に対して鋭角で帯電ダクトの上流に位置した部位において集合する
ように構成される。
【0012】
従って、流れの障害となるいかなる注入部材も除去され、空気及び粉末取入れ口は、空気と粉末の混合物が乱流帯電領域に到達する前に鋭角に集合している。
【0013】
有利には、空気取入れ口に集合する粉末取入れ口は、噴霧ガンの後面に現れる粉末ダクトで形成され、それによりサイズを小さくでき、また接続を容易にできる。
【0014】
本発明の主題を成す摩擦電気噴霧ガンの一実施の形態によれば、帯電ダクトは、一定でない円形横断面をもち、連続した絞り部を備えたダクトであり、粉末取入れ口及び空気取入れ口の集合部位は帯電ダクトにおける最初の絞り部の上流に位置している。このような帯電ダクトの選択は、横断面が環状である帯電ダクトに比べて特にある一定の構造上の簡単化(中心コアが削除される)及び動作の改善(環状スペースが粉末で塞がれる危険が避けられる)に関して有利であり得る。
【0015】
しかし、本発明は、帯電ダクトが後方円錐状部をもつ中心コアを備えた環状横断面のダクトである摩擦電気噴霧ガンにも適合し、その場合に粉末及び空気の取入れ口の集合位置は上記円錐状部の頂点の上流に位置される。
【0016】
あらゆる場合に、帯電ダクトに沿って横断面の絞られた部分を設けることによって絶縁材料上に粉末による衝撃領域を形成し、それにより粉末を帯電させることができる。一層特に、帯電ダクトの横断面が環状である場合には、この環状横断面は一定でなく連続した絞り部を備えている。
【0017】
さらに、絞り領域は帯電ダクトの下流に設けられ、上記絞り領域は均質化室で終端し、この均質化室から、空気と粉末との混合物の少なくとも一つの噴流を放出する手段がのびている。絞り領域により、粉末を出口通路へ供給する前に粉末を均質に浮遊させるように空気と粉末の混合物を加速させることができる。
【0018】
本発明の別の特徴によれば、軸方向空気取入れ口は導電性材料から成るインゼクタで形成され、接地部材を成している。このように構成することにより、接地機能を簡単化でき、粉末から取出した電荷は空気インゼクタを通って流れていく。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下例として本摩擦電気噴霧ガンの幾つかの実施の形態を示す添付図面を参照してなされるいかの説明から本発明はさらに明瞭に理解されよう。
【0020】
図1〜図4に示す摩擦電気噴霧ガンは全体を符号1で示し、ほぼ管状形態の主本体2を備え、この主本体2の中心軸線は3で示し、主本体2内には絶縁材料製の細長いブロック4が配置され、軸線3を中心とする帯電ダクト5を画定している。図示例では、帯電ダクト5は、横断面が円形である。
【0021】
主本体2の後方には注入ベース6が設けられ、この注入ベース6はねじ締め可能なリンキングスリーブ7及び心出しピン8を介して上記本体2に機械的に結合されている。注入ベース6はそれ自体、ファスニングピン9を介して塗装ロボットに属する可動アーム10(その一部を示している)の端部に機械的に結合され、噴霧ガン1はロボットアーム10によって支持され、動かされる。
【0022】
帯電ダクト4,5とベース6との間で中心軸線3に沿って位置する接合領域には、空気インゼクタ11が設けられている。この空気インゼクタ11は、導電性でしかも摩擦係数の高い、黒鉛化ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)のような材料で構成され、そして接地される。この目的で、ベース6には接地用ねじ12が設けられ、このねじのヘッドは空気インゼクタ11のフランジと接触する(図4参照)。
【0023】
注入ベース6には、中心軸線3に平行に従って空気インゼクタ11に対して横方位置に空気と粉末の混合物の取入れ取付け部品13が設けられている。従ってこの取付け部品13はベース6の後方面14から突出している。
【0024】
取付け部品13は短い斜め通路15を介して前方までのび、短い斜め通路15は鋭角Aを成して点すなわち部位Pで、空気インゼクタ11の直ぐ下流の帯電ダクト4、5の入口に集合している。
【0025】
従って、動作中、空気インゼクタ11により、斜め通路15を介して帯電ダクト4、5の入口に現れる空気と粉末の混合物を攪拌することができる。この組立構造により、帯電ダクト4、5に速い乱流を発生させることができ、粉末を静電的に帯電させるために必要な摩擦を低減するように影響するいかなる層流も阻止する。
【0026】
さらに、帯電ダクト4、5に沿って連続して設けた絞り部16、すなわち帯電ダクトの直径及び従って円形横断面の減少部は粉末による衝撃の領域を形成し、実際の帯電ダクト5を画定しているブロック4の材料上における粉末の摩擦を改善する。
【0027】
帯電ダクト4、5の下流端には、出口円錐形部材17が設けられ、この出口円錐形部材17によって、噴霧ガン1の前部に装着した噴出ノズル19内に設けた出口通路18へ空気及び粉末(帯電した)を供給することができる。ノズル19はそれ自体、出口プラグ20を受け、出口プラグ20の形状は、噴霧ガンの出口において望まれる噴流の形態、例えば平坦な噴流に依存している。
【0028】
図5には、本発明の主題である摩擦電気噴霧ガン1の別の実施の形態を示し、上述の構成要素に相応した構成要素は同じ符号で示す。
【0029】
特に、この別の実施の形態においては、噴霧ガン1の中心軸線3上に空気インゼクタ11が設けられており、また空気と粉末の混合物の取入れ取付け部品13は側方に設けられ、斜め通路15に通じており、斜め通路15は部位Pで空気インゼクタ11の出口に集合し、中心軸線3と鋭角Aを成している。
【0030】
図1〜図4に示す実施の形態と違って、図5に示す実施の形態では、帯電ダクト5の横断面は環状であり(円形ではなく)、そして帯電ダクト5の外側は管21で画定され、またその内側は中心コア22で画定され、管21及び中心コア22は同心でありかつ中心軸線3上に中心決めされている。
【0031】
中心コア22の後方円錐状部22aは、斜め通路15が空気インゼクタ11の出口と集合する部位Pの下流に位置している。
【0032】
帯電ダクト5の連続した絞り部(図5には詳細に示していない)は、上流端から下流端に向って減少する環状横断面となっている。
【0033】
中心コア22の前方円錐状部22bは絞り領域23で包囲されており、この絞り領域23は、横断面を減少しながら帯電ダクト5をのばし、そして中心の均質化室24に通じている。この均質化室24の下流には、出口円錐形部材17が設けられ、この出口円錐形部材17は噴射ノズル19の出口通路18へ空気と粉末(帯電した)の混合物を供給し、噴射ノズル19自体は例えば平坦な噴流を放出するように構成された出口プラグ20を備えている。
【0034】
この実施の形態において、横断面が環状の帯電ダクト5の外側を画定している管21の接地は接触ブレード25によって行われることが認められるべきである。
【0035】
全ての場合に、リンキングスリーブ7を緩めることにより、特にクリーニングのためにベース6を迅速に外すことができ、このスリーブ7はOリングシール(詳細には示していない)を介在させて装着されている。
【0036】
ピン8、9の数及び構成、又は出口プラグ20の形態は特許請求の範囲に定義した本発明の範囲から逸脱することなしに変更できる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明による摩擦電気噴霧ガンの外側から見た側面図。
【図2】図1の摩擦電気噴霧ガンの後方から見た端面図。
【図3】図2の矢印III−IIIに沿った摩擦電気噴霧ガンの長手方向断面図。
【図4】図2の矢印IV−IVに沿った摩擦電気噴霧ガンの別の長手方向断面図。
【図5】本摩擦電気噴霧ガンの別の実施の形態を示す、図3と同様な長手方向断面図。
Claims (7)
- 粉末取入れ口(13、15)と;
空気取入れ口(11)と;
粉末が電気的に帯電されるのを保証しながら空気と粉末を移送するダクト(5)と;
上記帯電ダクト(5)の前方に設けられ、空気と粉末との混合物の少なくとも一つの噴流を放出する手段(18、19、20)と
を有する形式の粉末塗料を静電噴霧する摩擦電気噴霧ガンにおいて、
空気取入れ口(11)が帯電ダクト(5)の軸線(3)上に配置され、
粉末取入れ口(13、15)が、空気取入れ口(11)に対して側方に配置されかつ空気取入れ口(11)に対して鋭角(A)で帯電ダクト(5)の上流に位置した部位(P)において集合する
ことを特徴とする摩擦電気噴霧ガン。 - 空気取入れ口に集合する粉末取入れ口が、噴霧ガン(1)の後面(14)に現れる粉末ダクト(13、15)で形成されることを特徴とする請求項1に記載の摩擦電気噴霧ガン。
- 帯電ダクト(5)が、一定でない円形横断面をもち、連続した絞り部(16)を備えたダクトであり、粉末取入れ口(13、15)及び空気取入れ口(11)の集合部位(P)が帯電ダクト(5)における最初の絞り部(16)の上流に位置していることを特徴とする請求項1又は2に記載の摩擦電気噴霧ガン。
- 帯電ダクト(5)が、後方円錐状部(22a)をもつ中心コア(22)を備えた断面環状のダクトであり、粉末取入れ口(13、15)及び空気取入れ口(11)の集合部位(P)が上記後方円錐状部(22a)の頂点の上流に位置していることを特徴とする請求項1又は2に記載の摩擦電気噴霧ガン。
- 帯電ダクト(5)が、一定でない環状横断面をもち、連続した絞り部を備えたダクトであることを特徴とする請求項4に記載の摩擦電気噴霧ガン。
- 軸方向空気取入れ口が導電性材料から成るインゼクタ(11)で形成され、接地部材を成していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の摩擦電気噴霧ガン。
- 帯電ダクト(5)の下流に絞り領域(23)が設けられ、上記絞り領域が均質化室(24)で終端し、この均質化室(24)から、空気と粉末との混合物の少なくとも一つの噴流を放出する手段(18、19、20)がのびていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の摩擦電気噴霧ガン。
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