JP2004526365A - バス構造を通じて通信する装置システム - Google Patents
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Abstract
装置がツリー構造に接続され、ブランチは装置間のバス・コネクションに対応する。ルート・ノードである装置は、バス・コネクションへのアクセスを最終的に仲裁する。ツリー構造は、新しいルート・ノードを選択することによって動的に再構築される。新しいルート・ノードの選択には、(好ましくは観察期間中に各装置から発せられたメッセージ数を計数することによって)各装置によって送信されるメッセージのボリュームを予測することが含まれる。予測されたヘビー送信者装置がルート・ノードとして選択される。したがって、ヘビー送信者は、仲裁及びネットワーク・リソースへより迅速にアクセスできるようになり、該ヘビー送信者によってメッセージが送信され得る時点でのジッタが減る。
Description
【0001】
本発明は、通信バスを通じて通信する装置システムに関する。
【0002】
米国特許第5,784,557号は、バスを構成するツリー構造コネクションを通じて通信が実行されるP1394バス・システムなどの装置システムについて記載している。このツリー構造は、ノードと、ノード間のブランチ(枝)とを有する。ノードは装置に対応し、ブランチは装置間のコネクションに対応する。装置の1つはルート・ノードに対応し、このルート・ノードから子ノードへブランチが延びている。ルート・ノードは、これら子ノードの親ノードであると言われる。これら子ノードから、他のブランチが更なる子ノードへ延び(子ノードは、更なる子ノードの親ノードと呼ばれる)、ツリーの葉に達するまで続く。
【0003】
装置間の通信は、コネクションを通じて行われる。通信は、固定されたパケット区間サイクルを発生する。サイクルは、ルート・ノードが一旦サイクル・スタート・パケットを送信すると、開始される。サイクル中、あらゆる装置は直接接続され、通信は直接的なコネクションを通じて行われる。2つの装置が直接接続されていない場合、通信は仲介装置を介して行われる。
【0004】
2以上の装置がツリー構造を通じての通信を同時にリクエストした場合、いずれの装置が最初に通信可能とされるかを決定するための仲裁が必要となる。P1394バスでは、最終的には、ルート・ノードに対応する装置によって仲裁が決定される。通信する必要があるあらゆる装置は、通信要求をその親へ送る。親はその要求をその親へ更に転送する。これは、該要求がルート・ノードに届くまで続く。親がその子の1つからパケット送信要求を受け取った場合、親は、別の子及び自身の親からのその後の要求を拒否する。要求が同時に届いた場合、親は様々な要求間を仲裁し、勝者からの要求を転送する。ルート・ノードは最初に到着した要求又は自身の要求を許可するか、或いは必要であれば仲裁する。このように、ルート・ノードが一旦到来した要求間を仲裁すると、仲裁は完全に決定される。
【0005】
P1394バスでは、「生の」情報をユーザへ表示する画像表示装置などの1つの装置から別の装置へオーディオ/ビデオ情報を送ることができる。これに関連するリアルタイム要件は、このリアルタイム情報用の固定通信サイクル(いわゆる等時性パケット)区間の所定の部分を予約することで満たされる。等時性リソース・マネージャ装置は、例えばチャネル数及び帯域幅を割り当てることによって、該サイクルの上記部分を使用することへの認可を管理する。リアルタイム情報通信容量を必要とするあらゆる装置は、各通信サイクルにおける等時性パケット数の点から、等時性リソース・マネージャからこの容量をリクエストする。等時性リソース・マネージャは、許可されたリクエストの合計が等時性パケット用の該サイクルの上記所定部分において使用可能なチャネル及び帯域の量を超えない場合に限り、これらのリクエストを許可する。1つの装置が合計が上記部分を越えるような多くのチャネル又は帯域幅をリクエストした場合、このリクエストは許可されず、該装置は通信を開始することができない。
【0006】
このように、オーディオ/ビデオ情報の送信が許可されたリアルタイム装置は、通信サイクルにおけるそのリクエストした等時性パケット数についての仲裁において、常に勝つことができるようになっている。他の装置は、非常に多くの等時性パケットについての仲裁においてリアルタイム装置を負かし、このリアルタイム装置を「飢えさせる」ことはできない。装置が特定数の等時性パケットに対応する特定量のチャネル又は帯域幅をリクエストした場合、それは該装置が最大でその量を送るということを意味するに過ぎないことに注意。各通信サイクルで最大値に達することを意味するものではない。例えば、MPEGビデオでは、送信される実際の情報量は、ビデオ・コンテンツに依存する。
【0007】
米国特許第5,784,577号は、所定のシステムを最適化するためにルート・ノードを(ランタイム中に)動的に選択する可能性について言及しているが、ルート・ノードを選択する基準について詳細には述べていない。
【0008】
本発明の目的は、特に、上記のようなバス・システムにおいて、通信品質を改善する機構を提供すること、及び/又は、十分な通信品質を提供するのに必要なリソースを減らすこと、である。
【0009】
本発明は、通信バスを備える装置システムであって、
それぞれがメッセージ送信回路を有する少なくとも2つの装置と、
それぞれが各装置間を接続する複数のバス・コネクションと、を有し、
上記装置は、上記装置のうちの第一の装置がルート・ノードであり、残りの装置が従属ノードであるツリー通信構造へ上記システムを構築する回路を有し、
上記ルート・ノード及び上記従属ノードは、上記通信構造へのアクセスについて仲裁することが可能であり、
上記ルート・ノードは最終的に仲裁を決定し、
上記装置は、上記装置のうちの第二の装置にルート・ノードを動的に割り当てるように構成され、
上記装置のうちの少なくとも1つの装置は、上記装置のうちの第三の装置(上記第二の装置でもよい)が他の装置より上記通信構造への比較的多くのアクセスを必要としていると予想されることの検知に基づいて上記第二の装置をルート・ノードに選択するように構成され、
上記第二の装置は、上記第一の装置及び上記第二の装置から上記第三の装置へ通信するのに必要なコネクションの数の点で上記第二の装置が上記第一の装置よりも上記第三の装置へより近いように選択される、システムを提供する。
【0010】
通信構造の比較的ヘビー・ユーザである装置をルート・ノードにより近く配置する又は好ましくはルート・ノードとすることの効果は、この装置がパケットを送信する権利をより迅速に許可され、ネットワーク・リソースへより迅速にアクセスできることである。このヘビー・ユーザからパケットが送信される時点でのジッタはより少なくなる(ジッタは、これらの時点がよりランダムに変わるとき又はよりランダムに変わらないときに発生する、なぜなら他の装置からの予想外のリクエストが仲裁に勝つからである)。オーディオ/ビデオ情報上でのこのジッタの影響は、該情報をジッタの最大量と等しい期間バッファしておくことによって除去できるが、オーディオ/ビデオ発信元装置をルート・ノードの近くに配置することによって、等時性ジッタが減り、バッファ・メモリの使用が減る。ヘビー・ユーザがルート・ノードに近いと、ルート・ノードへリクエストが到達するまでに失われる時間も少なくて済むため、通信するタイミングが緩和される。これらの利点は、ヘビー・ユーザがルート・ノードである場合に最大化される。
【0011】
本発明に係るシステムの一実施形態において、上記装置のうちの1つは、上記通信構造に接続された様々な装置によって送信されたパケット数を計数する。この計数値は、計数期間で比較的ヘビーな又は最もヘビーなユーザである装置を選択するのに用いられる。次いで、ルート・ノードはその選択された装置の近くへ移される。この選択された装置がルート・ノードとされることが好ましい。別の方法として、上記比較的ヘビーなユーザは、等時性リソース・マネージャへ為されたリクエストのサイズに基づいて選択されてもよい。しかし、これは、オーバヘッドを過剰にし、比較的短命なリクエストを有する装置又は等時性リソース・マネージャからリクエストされたのよりも少ないパケットしか用いない装置へルート・ノードが移るという望まれない影響を有し得る。ある期間に実際の送信されたパケット数を計数することによって、より効果的なルート・ノードの選択が可能になる。
【0012】
本発明に係るシステム、方法、及び装置の上記及び他の有益的態様を添付図面を用いてより詳細に説明する。
【0013】
図1は、P1394バスにおいて用いられる第一の通信ツリー構造を示す。図1は、ツリー構造で互いに接続された複数の装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18を示す。コネクションは、装置間の通信チャネルを表す。これら装置の1つである装置10は、本ツリー構造のルート・ノードであり、その2つの子ノードに対応する装置12a、bの親ノードである。これら子ノードは、次いで、装置11、14a〜cに対応する更なる子ノードの親ノードである。さらに、装置16a〜e、18は、連続して、ルート・ノードである装置10からさらに取り除かれる。図1において、接続されている別の装置よりも高く図示されているあらゆる装置は、その他の装置の親であり、該他の装置は該親の子である。
【0014】
P1394バス・システムにおいて、各装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18は、通常、ツリー構造における隣接ノードへコネクションを通じてメッセージ・パケットを送信する回路(図示せず)と、隣接ノードからメッセージ・パケットを受信する回路(図示せず)と、隣接ノードの一から別の隣接ノードへコネクションを通じてメッセージ・パケットを転送する回路(図示せず)と、を有する。さらに、各装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18は、通常、その親として機能する隣接ノードの一へコネクションを通じてメッセージ・パケット送信リクエストを送る回路(図示せず)を有する。少なくとも子ノードに対して親として機能する装置は、そのようなリクエストを自身の親へコネクションを通じて転送する回路(図示せず)と、2以上のリクエストが同時に到着した場合にいずれのリクエストを転送するか選択する仲裁回路(図示せず)と、該リクエストの拒否又は許可をリクエストした子へコネクションを通じて返す回路(図示せず)と、を有する(許可は、親を通じてルート・ノード10から受信された時に転送され、拒否は、転送されるか、或いは該拒否を返す装置において生成される)。
【0015】
オペレーション中、装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18は、装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18間のコネクションによって表される通信チャネルを通じて互いに通信する。装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18の中の2つが直接接続されていない場合、それらは他の装置を介して通信する。例えば、送信側装置11が受信側装置16dと通信している場合、通信は、中継装置12a、10、12b、14cを通る。
【0016】
装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18の1つがパケットを送信する必要がある場合、該装置はその親にリクエストを送る。親は、該親が別の子からのリクエスト又は自身のリクエストを既に転送しているか否かに基づいて、該リクエストをその親に転送するか否かを判断する。該リクエストが転送されなかった場合、該親は拒否をその子へ返す。最終的にリクエストがルート・ノード10である装置に届くと、該装置は該リクエストが許可されたか或いは拒否されたかを示す信号を返す。この信号は、ツリー構造を通じて、該リクエストを発した装置へ返される。そこですぐに、この装置はメッセージ・パケットの送信を開始する。
【0017】
例えば、送信側装置11がメッセージ・パケットを送信したい場合、送信側装置11はリクエストをその親ノードである装置12aへ送る。この装置12aは、該リクエストをルート・ノードである装置10へ転送する。ルート・ノードである装置10は、許可信号を親ノードである装置12aへ返し、この装置はこの信号を送信側装置11へ返す。
【0018】
このように、ルート・ノードである装置10は、パケット送信リクエストの許可について最終的な権限を有する。許可されるためには、ルート・ノード10へ常にリクエストを送り、返事を受けなければならない。
【0019】
ルート・ノードである装置10によって実行される別の機能は、装置10が、例えば125マイクロ秒の所定のパケット長を有するサイクルの開始を示すサイクル・スタート・パケットを送信することである。各パケット・サイクルの一部には、いわゆる等時性パケットに対する優先が割り当てられる。これは、絶え間ない視聴を保証するためには、所定の時点で装置の1つのよって出力されなければならない例えばオーディオやビデオ・データなどのリアルタイム情報を送信する必要がある。本システムは、このような等時性パケットの送信が許可された装置数を制御するため、等時性パケット用に割り当てられたサイクルの一部で送信できる以上の等時性パケットの送信はリクエストされない。
【0020】
装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18の1つが、装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18のいずれに等時性パケットの送信を許可するかを選択する等時性リソース・マネージャ装置の機能を実行する。このようなパケットの送信を希望する各装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18は、この趣旨で必要なチャネル数及び/又は帯域幅を指定するメッセージを等時性リソース・マネージャ装置へ送らなければならない。同様に、装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18は、それらの等時性パケットを送信する必要性の終わり、又は通信サイクルごとに必要なチャネル数及び/又は帯域幅についてのあらゆる変更について等時性リソース・マネージャへ通知する。等時性リソース・マネージャは、これらリクエストを受け入れ、リクエストした装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18がリクエストされたパケット数の総数が通信サイクルの使用可能部分を越えるポイントまで等時性パケットを送信できるようにする。その場合、バス・マネージャは該リクエストを拒否し、リクエストした装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18は等時性パケットを送信できなくなる。等時性リソース・マネージャ機能は、(その装置が必要な回路を含む限り)本システムの装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18のいずれによって実行されてもよい。
【0021】
P1394システムは、装置が所定のコネクション群を持つ場合、装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18のいずれがルート・ノードに対応するかを選択する自由を有する。この目的を考慮したプロセスが米国特許第5,784,557号に記載されている。このシステムは、すべての装置について他の装置へのコネクションのうちいずれが子ノードへのコネクションに対応し、いずれが親ノードへのコネクションに対応するかが確立されるツリー構造の定義ステージを実行する。装置の1つは親ノードを持たない。これはルート・ノードである。
【0022】
原則として、装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18のいずれも、その装置が必要な回路を含む限り(但し、ほとんどのP1394使用可能装置はこれらの回路を含む)、ルート・ノードとして機能し得る。ルート・ノードの選択を含むこの定義ステージは、システムが起動されたときに発生するが、P1394バスは、ルート・ノードの動的再定義も可能にする。
【0023】
最定義後、図1のコネクションを有するシステムの通信構造は、例えば図2に示す構造へ転換されてもよい。図2は、図1と同じ装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18を同じ符号及び同じコネクションで示す。図1と同様に、図2において接続されている別の装置よりも高く図示されているあらゆる装置は、その他の装置の親であり、該他の装置は該親の子である。
【0024】
図2においては、別の装置11がルート・ノードにされている。すなわち、装置11がパケット送信リクエストの許可についての最終的な権限を有する。この新しいルート・ノードは、図2のツリー構造の最上部に示されている。
【0025】
本発明によれば、本システムは、ルート・ノードとして機能する装置の選択を制御する。本システムは、装置からの予想パケット量に応じてルート・ノードを変える。最も多くの等時性パケットを送る又は一般的に最も多くのパケットを送ると予想される最もヘビーな送信側装置がルート・ノードになるか、或いは、(例えば、最もヘビーな送信側装置がルート・ノードとして作動できない場合)従前のルート・ノードよりこの最もヘビーな送信側装置に近い装置がルート・ノードになることが好ましい。
【0026】
ルート・ノードは、一般的に最も多くのパケットを送ると予想される装置ではなく、最も多くの等時性パケットを送ると予想される装置又は可能な限りそれに近い装置であることが好ましい。等時性パケットの伝送におけるジッタは、本システムのサービスの品質に影響を与える。このジッタは、ルート・ノードを最も多くの等時性パケットを送ると予想される装置又はそれに可能な限り近い装置をルート・ノードとすることによって低減される。非等時性パケットにおけるジッタは、サービス品質に影響を与えない(或いは、微小な影響しか与えない)。よって、観測可能なサービス品質を最適化するためには、予想される等時性パケット数を用いてルート・ノードを選択することが好ましい。しかしながら、若干正確性が劣る代替案として、パケット総数(等時性であってもなくても)の計数が用いられてもよい。
【0027】
例えば、装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18が等時性リソース・マネージャである時の等時性パケット送信の許可を求めるリクエストから、装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18の中から最もヘビーな送信側装置を検知することができる。しかし、装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18が多くの等時性パケットの送信の許可をリクエストしたときに毎回直ちにルート・ノードを変えるのは回避されるべきである。よって、一実施形態として、ルート・ノードは、最も多くの等時性パケットの送信の許可をリクエストした装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18に最も近い装置へ、例えば、1秒、10秒、1分、又はそれ以上の送信が許可された所定期間中にこの装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18が送信していた場合のみ、移る。
【0028】
しかし、等時性パケットを送信するための容量の割当は、完全に動的なものとし得るため、特定のリクエストに応じて割り当てられた等時性容量は、短い期間しか割り当てられない。さらに、これらリクエストは必ずしも実際の等時性パケット数を反映していない。結果として、これらリクエストに基づくルート・ノードの選択は、しばしば満足できないものであることが分かる。
【0029】
別の実施形態において、装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18の中から最もヘビーな送信側装置は、所定の期間中にいずれの装置が最も多くの等時性パケットを本ツリー構造を通じて送信したかを観察することによって、選択される。したがって、等時性容量を求める平均的リクエストが妥当である時間より長い期間にわたり、パケット総数が各装置について計数される。
【0030】
装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18のそれぞれによって送信された等時性パケット数の計数は、この目的のためにプログラムされた装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18のいずれか1つ(オブザーバ装置)によって累積される。オブザーバ装置は、例えば、等時性リソース・マネージャ装置であってもよく、ルート・ノードである装置11であってもよく、或いは装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18の中の他の装置であってもよい。オブザーバ装置は、バスを通じて転送される等時性パケットを検知する。
【0031】
P1394バスにおいて、等時性リソース・マネージャは、装置ではなく、チャネルに基づいて、送信容量を割り当てる。各等時性パケットは、等時性パケットが属するチャネル番号を含むが、該等時性パケットを送った装置を識別するものは含まない。どの時点においても、各チャネル番号は1つの送信側装置に対応し、異なるチャネル番号が同じ装置に対応する場合もある。このチャネル番号と装置との間の対応は、時間と共に変わり得る。
【0032】
図3は、オブザーバ装置によって用いられるデータ構造を示す。このデータ構造は、等時性チャネル番号によってアドレスされた第一のテーブル30を含む。この第一のテーブル30は、第二のテーブル32のエントリへのポインタを含む。第二のテーブル32は、異なる装置についての計数値を含む。一例として、第一のテーブル30は、6ビットのチャネル番号によってアドレスされた64のエントリを含む。さらに、一例として、第二のテーブル32は、ツリー構造の一装置について64のエントリを含む。P1394では、複数のツリー構造を考慮した16ビットのノードIDが用いられるが、この計数値は、1つのツリー構造に対してローカルに決定され、1つのツリー構造には64の装置が可能で、第二のテーブル32はノードIDの6つの最下位ビットによってアドレスされる、ことが好ましい。
【0033】
オペレーション中、オブザーバ装置は、(好ましくはオブザーバ装置と同じ装置である)等時性リソース・マネージャがチャネル番号を割り当てた時を検知する。オブザーバ装置は、そのチャネルについて、等時性パケットの発信元として機能する装置の装置番号を判断し、その装置番号をチャネル番号によってアドレスされたエントリとして第一のテーブル30に書き込む。
【0034】
観察期間の開始時、オブザーバ装置は、第二のテーブル32のすべてのエントリの計数値をゼロへ初期化する。観察期間中、オブザーバ装置は通信構造と通じて送信される各等時性パケットを検知する。特定の等時性パケットを検知すると、オブザーバ装置はその等時性パケットからチャネル番号を読み出し、第一のテーブル30の該チャネル番号によって指定されたエントリにアクセスする。その後、オブザーバ装置は、第二のテーブル32のこの特定のエントリの計数値をインクリメントする。
【0035】
観察期間の終了時、第二のテーブル32のエントリの計数値は、様々な装置が通信構造を通じて等時性パケットを送信した強度を表す。いずれのエントリが最も高い計数値を含むかが判断される。通信構造は、このエントリに対応する装置が該通信構造のルート・ノードとするために再構成される。
【0036】
当然、計数値の計算には別の方法が用いられてもよい。例えば、一代替案として、オブザーバ装置は、チャネル番号ごとに送信された等時性パケットの数を計数し、チャネル番号が別の装置に割り当てられた時に計数値をリセットし、累積計数値をリセット前に該チャネル番号が前に割り当てられていた装置についての計数値へ加えてもよい。さらに、観察期間の終了時、様々なチャネル番号についての現在の計数値が該チャネルがその時割り当てられている装置についての計数値へ加えられる。この代替案では、等時性パケット毎の演算数が減る(計数値を間接的に参照する必要がない)。しかし、この代替案は計数値用により多くのステージ・スペースを必要とする。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】第一の通信ツリー構造を示す図である。
【図2】再構成された通信ツリー構造を示す図である。
【図3】バス・トラフィックを計数するデータ構造を示す図である。
本発明は、通信バスを通じて通信する装置システムに関する。
【0002】
米国特許第5,784,557号は、バスを構成するツリー構造コネクションを通じて通信が実行されるP1394バス・システムなどの装置システムについて記載している。このツリー構造は、ノードと、ノード間のブランチ(枝)とを有する。ノードは装置に対応し、ブランチは装置間のコネクションに対応する。装置の1つはルート・ノードに対応し、このルート・ノードから子ノードへブランチが延びている。ルート・ノードは、これら子ノードの親ノードであると言われる。これら子ノードから、他のブランチが更なる子ノードへ延び(子ノードは、更なる子ノードの親ノードと呼ばれる)、ツリーの葉に達するまで続く。
【0003】
装置間の通信は、コネクションを通じて行われる。通信は、固定されたパケット区間サイクルを発生する。サイクルは、ルート・ノードが一旦サイクル・スタート・パケットを送信すると、開始される。サイクル中、あらゆる装置は直接接続され、通信は直接的なコネクションを通じて行われる。2つの装置が直接接続されていない場合、通信は仲介装置を介して行われる。
【0004】
2以上の装置がツリー構造を通じての通信を同時にリクエストした場合、いずれの装置が最初に通信可能とされるかを決定するための仲裁が必要となる。P1394バスでは、最終的には、ルート・ノードに対応する装置によって仲裁が決定される。通信する必要があるあらゆる装置は、通信要求をその親へ送る。親はその要求をその親へ更に転送する。これは、該要求がルート・ノードに届くまで続く。親がその子の1つからパケット送信要求を受け取った場合、親は、別の子及び自身の親からのその後の要求を拒否する。要求が同時に届いた場合、親は様々な要求間を仲裁し、勝者からの要求を転送する。ルート・ノードは最初に到着した要求又は自身の要求を許可するか、或いは必要であれば仲裁する。このように、ルート・ノードが一旦到来した要求間を仲裁すると、仲裁は完全に決定される。
【0005】
P1394バスでは、「生の」情報をユーザへ表示する画像表示装置などの1つの装置から別の装置へオーディオ/ビデオ情報を送ることができる。これに関連するリアルタイム要件は、このリアルタイム情報用の固定通信サイクル(いわゆる等時性パケット)区間の所定の部分を予約することで満たされる。等時性リソース・マネージャ装置は、例えばチャネル数及び帯域幅を割り当てることによって、該サイクルの上記部分を使用することへの認可を管理する。リアルタイム情報通信容量を必要とするあらゆる装置は、各通信サイクルにおける等時性パケット数の点から、等時性リソース・マネージャからこの容量をリクエストする。等時性リソース・マネージャは、許可されたリクエストの合計が等時性パケット用の該サイクルの上記所定部分において使用可能なチャネル及び帯域の量を超えない場合に限り、これらのリクエストを許可する。1つの装置が合計が上記部分を越えるような多くのチャネル又は帯域幅をリクエストした場合、このリクエストは許可されず、該装置は通信を開始することができない。
【0006】
このように、オーディオ/ビデオ情報の送信が許可されたリアルタイム装置は、通信サイクルにおけるそのリクエストした等時性パケット数についての仲裁において、常に勝つことができるようになっている。他の装置は、非常に多くの等時性パケットについての仲裁においてリアルタイム装置を負かし、このリアルタイム装置を「飢えさせる」ことはできない。装置が特定数の等時性パケットに対応する特定量のチャネル又は帯域幅をリクエストした場合、それは該装置が最大でその量を送るということを意味するに過ぎないことに注意。各通信サイクルで最大値に達することを意味するものではない。例えば、MPEGビデオでは、送信される実際の情報量は、ビデオ・コンテンツに依存する。
【0007】
米国特許第5,784,577号は、所定のシステムを最適化するためにルート・ノードを(ランタイム中に)動的に選択する可能性について言及しているが、ルート・ノードを選択する基準について詳細には述べていない。
【0008】
本発明の目的は、特に、上記のようなバス・システムにおいて、通信品質を改善する機構を提供すること、及び/又は、十分な通信品質を提供するのに必要なリソースを減らすこと、である。
【0009】
本発明は、通信バスを備える装置システムであって、
それぞれがメッセージ送信回路を有する少なくとも2つの装置と、
それぞれが各装置間を接続する複数のバス・コネクションと、を有し、
上記装置は、上記装置のうちの第一の装置がルート・ノードであり、残りの装置が従属ノードであるツリー通信構造へ上記システムを構築する回路を有し、
上記ルート・ノード及び上記従属ノードは、上記通信構造へのアクセスについて仲裁することが可能であり、
上記ルート・ノードは最終的に仲裁を決定し、
上記装置は、上記装置のうちの第二の装置にルート・ノードを動的に割り当てるように構成され、
上記装置のうちの少なくとも1つの装置は、上記装置のうちの第三の装置(上記第二の装置でもよい)が他の装置より上記通信構造への比較的多くのアクセスを必要としていると予想されることの検知に基づいて上記第二の装置をルート・ノードに選択するように構成され、
上記第二の装置は、上記第一の装置及び上記第二の装置から上記第三の装置へ通信するのに必要なコネクションの数の点で上記第二の装置が上記第一の装置よりも上記第三の装置へより近いように選択される、システムを提供する。
【0010】
通信構造の比較的ヘビー・ユーザである装置をルート・ノードにより近く配置する又は好ましくはルート・ノードとすることの効果は、この装置がパケットを送信する権利をより迅速に許可され、ネットワーク・リソースへより迅速にアクセスできることである。このヘビー・ユーザからパケットが送信される時点でのジッタはより少なくなる(ジッタは、これらの時点がよりランダムに変わるとき又はよりランダムに変わらないときに発生する、なぜなら他の装置からの予想外のリクエストが仲裁に勝つからである)。オーディオ/ビデオ情報上でのこのジッタの影響は、該情報をジッタの最大量と等しい期間バッファしておくことによって除去できるが、オーディオ/ビデオ発信元装置をルート・ノードの近くに配置することによって、等時性ジッタが減り、バッファ・メモリの使用が減る。ヘビー・ユーザがルート・ノードに近いと、ルート・ノードへリクエストが到達するまでに失われる時間も少なくて済むため、通信するタイミングが緩和される。これらの利点は、ヘビー・ユーザがルート・ノードである場合に最大化される。
【0011】
本発明に係るシステムの一実施形態において、上記装置のうちの1つは、上記通信構造に接続された様々な装置によって送信されたパケット数を計数する。この計数値は、計数期間で比較的ヘビーな又は最もヘビーなユーザである装置を選択するのに用いられる。次いで、ルート・ノードはその選択された装置の近くへ移される。この選択された装置がルート・ノードとされることが好ましい。別の方法として、上記比較的ヘビーなユーザは、等時性リソース・マネージャへ為されたリクエストのサイズに基づいて選択されてもよい。しかし、これは、オーバヘッドを過剰にし、比較的短命なリクエストを有する装置又は等時性リソース・マネージャからリクエストされたのよりも少ないパケットしか用いない装置へルート・ノードが移るという望まれない影響を有し得る。ある期間に実際の送信されたパケット数を計数することによって、より効果的なルート・ノードの選択が可能になる。
【0012】
本発明に係るシステム、方法、及び装置の上記及び他の有益的態様を添付図面を用いてより詳細に説明する。
【0013】
図1は、P1394バスにおいて用いられる第一の通信ツリー構造を示す。図1は、ツリー構造で互いに接続された複数の装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18を示す。コネクションは、装置間の通信チャネルを表す。これら装置の1つである装置10は、本ツリー構造のルート・ノードであり、その2つの子ノードに対応する装置12a、bの親ノードである。これら子ノードは、次いで、装置11、14a〜cに対応する更なる子ノードの親ノードである。さらに、装置16a〜e、18は、連続して、ルート・ノードである装置10からさらに取り除かれる。図1において、接続されている別の装置よりも高く図示されているあらゆる装置は、その他の装置の親であり、該他の装置は該親の子である。
【0014】
P1394バス・システムにおいて、各装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18は、通常、ツリー構造における隣接ノードへコネクションを通じてメッセージ・パケットを送信する回路(図示せず)と、隣接ノードからメッセージ・パケットを受信する回路(図示せず)と、隣接ノードの一から別の隣接ノードへコネクションを通じてメッセージ・パケットを転送する回路(図示せず)と、を有する。さらに、各装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18は、通常、その親として機能する隣接ノードの一へコネクションを通じてメッセージ・パケット送信リクエストを送る回路(図示せず)を有する。少なくとも子ノードに対して親として機能する装置は、そのようなリクエストを自身の親へコネクションを通じて転送する回路(図示せず)と、2以上のリクエストが同時に到着した場合にいずれのリクエストを転送するか選択する仲裁回路(図示せず)と、該リクエストの拒否又は許可をリクエストした子へコネクションを通じて返す回路(図示せず)と、を有する(許可は、親を通じてルート・ノード10から受信された時に転送され、拒否は、転送されるか、或いは該拒否を返す装置において生成される)。
【0015】
オペレーション中、装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18は、装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18間のコネクションによって表される通信チャネルを通じて互いに通信する。装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18の中の2つが直接接続されていない場合、それらは他の装置を介して通信する。例えば、送信側装置11が受信側装置16dと通信している場合、通信は、中継装置12a、10、12b、14cを通る。
【0016】
装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18の1つがパケットを送信する必要がある場合、該装置はその親にリクエストを送る。親は、該親が別の子からのリクエスト又は自身のリクエストを既に転送しているか否かに基づいて、該リクエストをその親に転送するか否かを判断する。該リクエストが転送されなかった場合、該親は拒否をその子へ返す。最終的にリクエストがルート・ノード10である装置に届くと、該装置は該リクエストが許可されたか或いは拒否されたかを示す信号を返す。この信号は、ツリー構造を通じて、該リクエストを発した装置へ返される。そこですぐに、この装置はメッセージ・パケットの送信を開始する。
【0017】
例えば、送信側装置11がメッセージ・パケットを送信したい場合、送信側装置11はリクエストをその親ノードである装置12aへ送る。この装置12aは、該リクエストをルート・ノードである装置10へ転送する。ルート・ノードである装置10は、許可信号を親ノードである装置12aへ返し、この装置はこの信号を送信側装置11へ返す。
【0018】
このように、ルート・ノードである装置10は、パケット送信リクエストの許可について最終的な権限を有する。許可されるためには、ルート・ノード10へ常にリクエストを送り、返事を受けなければならない。
【0019】
ルート・ノードである装置10によって実行される別の機能は、装置10が、例えば125マイクロ秒の所定のパケット長を有するサイクルの開始を示すサイクル・スタート・パケットを送信することである。各パケット・サイクルの一部には、いわゆる等時性パケットに対する優先が割り当てられる。これは、絶え間ない視聴を保証するためには、所定の時点で装置の1つのよって出力されなければならない例えばオーディオやビデオ・データなどのリアルタイム情報を送信する必要がある。本システムは、このような等時性パケットの送信が許可された装置数を制御するため、等時性パケット用に割り当てられたサイクルの一部で送信できる以上の等時性パケットの送信はリクエストされない。
【0020】
装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18の1つが、装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18のいずれに等時性パケットの送信を許可するかを選択する等時性リソース・マネージャ装置の機能を実行する。このようなパケットの送信を希望する各装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18は、この趣旨で必要なチャネル数及び/又は帯域幅を指定するメッセージを等時性リソース・マネージャ装置へ送らなければならない。同様に、装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18は、それらの等時性パケットを送信する必要性の終わり、又は通信サイクルごとに必要なチャネル数及び/又は帯域幅についてのあらゆる変更について等時性リソース・マネージャへ通知する。等時性リソース・マネージャは、これらリクエストを受け入れ、リクエストした装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18がリクエストされたパケット数の総数が通信サイクルの使用可能部分を越えるポイントまで等時性パケットを送信できるようにする。その場合、バス・マネージャは該リクエストを拒否し、リクエストした装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18は等時性パケットを送信できなくなる。等時性リソース・マネージャ機能は、(その装置が必要な回路を含む限り)本システムの装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18のいずれによって実行されてもよい。
【0021】
P1394システムは、装置が所定のコネクション群を持つ場合、装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18のいずれがルート・ノードに対応するかを選択する自由を有する。この目的を考慮したプロセスが米国特許第5,784,557号に記載されている。このシステムは、すべての装置について他の装置へのコネクションのうちいずれが子ノードへのコネクションに対応し、いずれが親ノードへのコネクションに対応するかが確立されるツリー構造の定義ステージを実行する。装置の1つは親ノードを持たない。これはルート・ノードである。
【0022】
原則として、装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18のいずれも、その装置が必要な回路を含む限り(但し、ほとんどのP1394使用可能装置はこれらの回路を含む)、ルート・ノードとして機能し得る。ルート・ノードの選択を含むこの定義ステージは、システムが起動されたときに発生するが、P1394バスは、ルート・ノードの動的再定義も可能にする。
【0023】
最定義後、図1のコネクションを有するシステムの通信構造は、例えば図2に示す構造へ転換されてもよい。図2は、図1と同じ装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18を同じ符号及び同じコネクションで示す。図1と同様に、図2において接続されている別の装置よりも高く図示されているあらゆる装置は、その他の装置の親であり、該他の装置は該親の子である。
【0024】
図2においては、別の装置11がルート・ノードにされている。すなわち、装置11がパケット送信リクエストの許可についての最終的な権限を有する。この新しいルート・ノードは、図2のツリー構造の最上部に示されている。
【0025】
本発明によれば、本システムは、ルート・ノードとして機能する装置の選択を制御する。本システムは、装置からの予想パケット量に応じてルート・ノードを変える。最も多くの等時性パケットを送る又は一般的に最も多くのパケットを送ると予想される最もヘビーな送信側装置がルート・ノードになるか、或いは、(例えば、最もヘビーな送信側装置がルート・ノードとして作動できない場合)従前のルート・ノードよりこの最もヘビーな送信側装置に近い装置がルート・ノードになることが好ましい。
【0026】
ルート・ノードは、一般的に最も多くのパケットを送ると予想される装置ではなく、最も多くの等時性パケットを送ると予想される装置又は可能な限りそれに近い装置であることが好ましい。等時性パケットの伝送におけるジッタは、本システムのサービスの品質に影響を与える。このジッタは、ルート・ノードを最も多くの等時性パケットを送ると予想される装置又はそれに可能な限り近い装置をルート・ノードとすることによって低減される。非等時性パケットにおけるジッタは、サービス品質に影響を与えない(或いは、微小な影響しか与えない)。よって、観測可能なサービス品質を最適化するためには、予想される等時性パケット数を用いてルート・ノードを選択することが好ましい。しかしながら、若干正確性が劣る代替案として、パケット総数(等時性であってもなくても)の計数が用いられてもよい。
【0027】
例えば、装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18が等時性リソース・マネージャである時の等時性パケット送信の許可を求めるリクエストから、装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18の中から最もヘビーな送信側装置を検知することができる。しかし、装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18が多くの等時性パケットの送信の許可をリクエストしたときに毎回直ちにルート・ノードを変えるのは回避されるべきである。よって、一実施形態として、ルート・ノードは、最も多くの等時性パケットの送信の許可をリクエストした装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18に最も近い装置へ、例えば、1秒、10秒、1分、又はそれ以上の送信が許可された所定期間中にこの装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18が送信していた場合のみ、移る。
【0028】
しかし、等時性パケットを送信するための容量の割当は、完全に動的なものとし得るため、特定のリクエストに応じて割り当てられた等時性容量は、短い期間しか割り当てられない。さらに、これらリクエストは必ずしも実際の等時性パケット数を反映していない。結果として、これらリクエストに基づくルート・ノードの選択は、しばしば満足できないものであることが分かる。
【0029】
別の実施形態において、装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18の中から最もヘビーな送信側装置は、所定の期間中にいずれの装置が最も多くの等時性パケットを本ツリー構造を通じて送信したかを観察することによって、選択される。したがって、等時性容量を求める平均的リクエストが妥当である時間より長い期間にわたり、パケット総数が各装置について計数される。
【0030】
装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18のそれぞれによって送信された等時性パケット数の計数は、この目的のためにプログラムされた装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18のいずれか1つ(オブザーバ装置)によって累積される。オブザーバ装置は、例えば、等時性リソース・マネージャ装置であってもよく、ルート・ノードである装置11であってもよく、或いは装置10、11、12a、b、14a〜c、16a〜e、18の中の他の装置であってもよい。オブザーバ装置は、バスを通じて転送される等時性パケットを検知する。
【0031】
P1394バスにおいて、等時性リソース・マネージャは、装置ではなく、チャネルに基づいて、送信容量を割り当てる。各等時性パケットは、等時性パケットが属するチャネル番号を含むが、該等時性パケットを送った装置を識別するものは含まない。どの時点においても、各チャネル番号は1つの送信側装置に対応し、異なるチャネル番号が同じ装置に対応する場合もある。このチャネル番号と装置との間の対応は、時間と共に変わり得る。
【0032】
図3は、オブザーバ装置によって用いられるデータ構造を示す。このデータ構造は、等時性チャネル番号によってアドレスされた第一のテーブル30を含む。この第一のテーブル30は、第二のテーブル32のエントリへのポインタを含む。第二のテーブル32は、異なる装置についての計数値を含む。一例として、第一のテーブル30は、6ビットのチャネル番号によってアドレスされた64のエントリを含む。さらに、一例として、第二のテーブル32は、ツリー構造の一装置について64のエントリを含む。P1394では、複数のツリー構造を考慮した16ビットのノードIDが用いられるが、この計数値は、1つのツリー構造に対してローカルに決定され、1つのツリー構造には64の装置が可能で、第二のテーブル32はノードIDの6つの最下位ビットによってアドレスされる、ことが好ましい。
【0033】
オペレーション中、オブザーバ装置は、(好ましくはオブザーバ装置と同じ装置である)等時性リソース・マネージャがチャネル番号を割り当てた時を検知する。オブザーバ装置は、そのチャネルについて、等時性パケットの発信元として機能する装置の装置番号を判断し、その装置番号をチャネル番号によってアドレスされたエントリとして第一のテーブル30に書き込む。
【0034】
観察期間の開始時、オブザーバ装置は、第二のテーブル32のすべてのエントリの計数値をゼロへ初期化する。観察期間中、オブザーバ装置は通信構造と通じて送信される各等時性パケットを検知する。特定の等時性パケットを検知すると、オブザーバ装置はその等時性パケットからチャネル番号を読み出し、第一のテーブル30の該チャネル番号によって指定されたエントリにアクセスする。その後、オブザーバ装置は、第二のテーブル32のこの特定のエントリの計数値をインクリメントする。
【0035】
観察期間の終了時、第二のテーブル32のエントリの計数値は、様々な装置が通信構造を通じて等時性パケットを送信した強度を表す。いずれのエントリが最も高い計数値を含むかが判断される。通信構造は、このエントリに対応する装置が該通信構造のルート・ノードとするために再構成される。
【0036】
当然、計数値の計算には別の方法が用いられてもよい。例えば、一代替案として、オブザーバ装置は、チャネル番号ごとに送信された等時性パケットの数を計数し、チャネル番号が別の装置に割り当てられた時に計数値をリセットし、累積計数値をリセット前に該チャネル番号が前に割り当てられていた装置についての計数値へ加えてもよい。さらに、観察期間の終了時、様々なチャネル番号についての現在の計数値が該チャネルがその時割り当てられている装置についての計数値へ加えられる。この代替案では、等時性パケット毎の演算数が減る(計数値を間接的に参照する必要がない)。しかし、この代替案は計数値用により多くのステージ・スペースを必要とする。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】第一の通信ツリー構造を示す図である。
【図2】再構成された通信ツリー構造を示す図である。
【図3】バス・トラフィックを計数するデータ構造を示す図である。
Claims (8)
- 通信バスを備える装置システムであって、
それぞれがメッセージ送信回路を有する少なくとも2つの装置と、
それぞれが各装置間を接続する複数のバス・コネクションと、を有し、
前記装置は、前記装置のうちの第一の装置がルート・ノードであり、残りの装置が従属ノードであるツリー通信構造へ前記システムを構築する回路を有し、
前記ルート・ノード及び前記従属ノードは、前記通信構造へのアクセスについて仲裁することが可能であり、
前記ルート・ノードは最終的に仲裁を決定し、
前記装置は、前記装置のうちの第二の装置にルート・ノードを動的に割り当てるように構成され、
前記装置のうちの少なくとも1つの装置は、前記装置のうちの第三の装置(前記第二の装置でもよい)が他の装置より前記通信構造への比較的多くのアクセスを必要としていると予想されることの検知に基づいて前記第二の装置をルート・ノードに選択するように構成され、
前記第二の装置は、前記第一の装置及び前記第二の装置から前記第三の装置へ通信するのに必要なコネクションの数の点で前記第二の装置が前記第一の装置よりも前記第三の装置へより近いように選択される、ことを特徴とするシステム。 - 請求項1記載のシステムであって、
前記装置のうちの第四の装置が、前記装置のそれぞれから発せられる通信トラフィック量の計数を累積するように構成され、
前記第三の装置には、前記計数が最も高かった装置が選択される、ことを特徴とするシステム。 - 請求項1記載のシステムであって、
前記装置は、前記第三の装置を前記第二の装置として選択するように構成される、ことを特徴とするシステム。 - 請求項1記載のシステムであって、
前記システムは、固定されたメッセージ区間サイクルで作動し、
前記サイクルの所定の一部は、等時性メッセージに割り当てられ、
前記装置は、前記サイクルの前記所定の一部において送信可能な以上のサイクルあたりの等時性メッセージを送信できないようにされ、
前記第三の装置は、該第三の装置が他の装置よりも比較的多くの等時性メッセージを送信すると予測されることの検知に基づいて選択される、ことを特徴とするシステム。 - 請求項4記載のシステムであって、
前記装置のうちの第四の装置が、前記装置のそれぞれから発せられる通信トラフィック量の計数を累積するように構成され、
前記第三の装置には、前記計数が最も高かった装置が選択される、ことを特徴とするシステム。 - 装置と、それぞれが各装置間を接続するバス・コネクションとを有する通信システムにおいて用いられ、
ルート・ノード装置を含む前記装置に対応するノードを備えるツリー構造と通信する計数装置であって、
前記装置のそれぞれから発生された通信トラフィック量を計数し、最も高い計数値を有する最高計数装置を選択し、該最高計数装置に近い新しいルート装置への前記ツリーの前記ルートの再定義を開始する、ことを特徴とする計数装置。 - 請求項6記載の計数装置であって、
第一のテーブルと、第二のテーブルとを有し、
前記第一のテーブルは前記第二のテーブルのエントリへのポインタとなるエントリを有し、
前記第一のテーブルの前記エントリはチャネル番号によってアドレスされ、
前記第二のテーブルの前記エントリは各装置についての計数値用であり、
本計数装置は、
チャネル番号に対する発信元として装置の割当を検知し、
前記装置のうちの第一の装置に前記チャネル番号のうちの第一の番号が割り当てられた時に前記第一のテーブルの前記チャネル番号のうちの前記第一の番号についての前記エントリのうちの第一のエントリを該第一のエントリに前記第一の装置へのポインタが格納されるように変え、
前記通信構造を通じて送信された前記チャネル番号のうちの送信チャネル番号を有するパケットを検知し、
前記第一のテーブルから前記送信チャネル番号によってアドレスされた前記ポインタのうちの第一のポインタを読み出し、
前記第一のポインタによって指定された前記第二のテーブルのエントリの計数値を更新する、ように構成される、ことを特徴とする計数装置。 - 通信バスを有する装置システムであって、
前記装置間にバス・コネクションを有し、
前記装置は、それぞれ、メッセージ送信回路と、前記システムをツリー構造へ構築する回路とを有し、
前記装置のうちの第一の装置はルート・ノードであり、残りの装置は、前記バス・コネクションを通じて直接的に又は他の従属ノードを通じて前記ルート・ノードと通信する従属ノードであり、
前記ルート・ノード及び前記従属ノードは前記通信構造へのアクセスについて仲裁が可能であり、
前記ルート・ノードは最終的に仲裁を決定するシステム、において情報を通信する方法であって、
前記装置のそれぞれによって送信されるメッセージのボリュームを予測し、
前記通信構造へ他の装置よりも比較的多くアクセスする必要があると予想される前記装置のうちのヘビー・ユーザ装置を選択し、
ルート・ノードとなる新しいルート装置を動的に選択し、
前記新しいルート装置は、新しいルート・ノード及び前のルート・ノードから前記ヘビー・ユーザ装置へ通信するのに必要なコネクションの数の点で、前記ルート・ノードに従前に対応していた装置よりも前記ヘビー・ユーザ装置へより近いように選択される、ことを特徴とする方法。
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