JP2004526088A - 永久・半永久防波堤構造体および海岸部および陸地部再生方法 - Google Patents

永久・半永久防波堤構造体および海岸部および陸地部再生方法 Download PDF

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Abstract

陸部保全用多硬質防波堤(30)は、複数の離間したスタンチョン(31)および少なくとも1つのスクリーングリッド手段(32)とを有し、上記少なくとも1つのスクリーングリッド手段は上方部分、下方部分および両端部を有し、かつ流体および流体により運ばれる固体を通過させる複数の開孔(39)を有し、上記スクリーングリッド手段は、高密度のポリエチレン、ポリプロピレン、ポリマー、コポリマー、ポリマー混合物またはそれらの積層物の自己支持材料とからなる。
【選択図】図1

Description

【技術分野】
【0001】
この発明は多孔質防波堤(groyne)状の構造体および自然力により浸食を受ける浜辺、海岸部領域おより他の陸地部を保全するのにこれらを用いる方法に関し、より具体的には、展開時にそのまま残しておけ、また使用時に選択的に垂直に上昇させることができる、永久的または半永久的な防波堤構造体に関する。いくつかの実施例においては、防波堤は、再生が、泥、砂、貝殻、ゴミ、枝、木々、草および他の材料の堆積から進むにしたがって順序正しく仕切りを上昇させることができる。
【背景技術】
【0002】
浜辺や他の海岸部の浸食は、とくに沿岸地域において、海岸部に隣接して位置する住居や施設を所有する資産所有者にとって大きな関心事項である。海岸部および浜辺の浸食により、居住家屋または商業施設が損害を受けるだけでなく、水際の資産の行楽上の損害により一般公共の利益を損なうことになる。
【0003】
多くの地域においては沿岸浸食を阻止するために、大きな防波堤を構築して満潮時の潮流が陸地部や資産に至らないようにしている。このような構造体はコスト高であり、人口密度がその構築費用に経済的に見合うときのみ実用向きである。さらに、このような構造体は海岸部の自然眺望に悪影響を与え、多くの地域では実際に構築することは困難である。
【0004】
海岸部再生の他の手法は、沿岸部から伸びる突堤や実効的な障壁や岩礁を作ることである。このような構造体は恒久的な設置物であり、一般的には沿岸領域の砂が波作用により海に洗い流されてしまうのを防ぐ。しかしながら、このような構造体も、先の防波堤と同様に、建設や維持に費用がかかり、またいくつかの地域では、海岸線の形状や、主な潮流や潮位作用等により仕様が不適切である。また、このような構造体が、行楽的な利用が予定される場所では安全上問題がある。
【0005】
沿岸部領域を保全し、浸食を阻止する他の方法は、沖合の海面下に障壁を設置することである。もちろん、大きな多孔質構造体が、現在の沿岸線から所定距離離れて海床や河床に沿って配置される。これら構造体は、波、潮流や潮位作用を打ち消すように設けられ、これにより、浜辺や川辺に近くに低水流速度の領域を形成し、もって、水中の砂、泥および他の微粒子物質が、沿岸部から早い流れにより運び出される前に、沈殿するようにする。このような他の障壁も、いくつかの地域で適宜用いられるのみであり、多くの地域では使用に適さないし、ある地域では、水性生物に悪影響を与えるので支障さえ生じるかもしれない。
【0006】
沿岸部および浜辺を保全するために広く採用されている他の手法は、浚渫および砂の補給である。沿岸部に沿った大きな砂丘が激しい嵐により損傷し、あるいは洗い出されたときには、泥や砂を新たに補充し砂丘を再構築し潮位作用に対する自然の障壁となるようにする必要が往々にしてある。浚渫は、海床や河床から砂をくみ上げ自然の障壁を構築するのに広く用いられる。沿岸部保全のかかる手法は、高々、一時的な方策にすぎず、沿岸浸食の長期にわたる解決策をなすものではない。さらに、このような復元手法は非常に費用がかかり、多くの地域では実用的ではない。
【0007】
上述からわかるように、損傷を受けた沿岸部や他の陸地浜辺領域を経済的に保全でき、しかも陸地部や水生環境に悪影響を与えることなく実用的に採用できる手法や装置の提供が要請されている。特許文献1(米国特許第1969123号明細書)および特許文献2(米国特許第4710056号明細書)には、波作用により運び出される砂、貝殻および他の微粒子物質を封じ込めるための網部材を用いる浜辺保全方法および構造体が開示されている。網部材は沿岸部から外部に伸ばされ、砂や他の義粒子物質が堆積されるまで適宜放置され、その後、ウィンチや他の装置を用いて引き上げられる。その時点で、網部材は、新たに集積された堆積物中に数フィート以上埋もれている。網部材を取り出すと、溝やしわが生成され、これにより、沿岸部から水流が流れだす流路を形成し、水中に微粒子物質を運び戻してしまい、保全された沿岸部に悪影響をもたらす。
【0008】
先行する特許文献3(米国特許第5720573号明細書)および特許文献4(米国特許第5944443号明細書)においては、防波堤(groyne)用のスクリーンまたはネット構造が開示されている。ここでは、堆積物が保全時に堆積するときに、新たに堆積する堆積物の障害にならないように、スクリーンを周期的に上昇させる。使用期間中、スクリーンやネットのような柔軟性のある物質はものを堆積させるのに有効であるが、ある展開条件、例えば、暴風や高波の場合には、そのような防波堤構造体は著しく損傷を受ける。スクリーンやネットが損傷を受けると、防波堤システムを有効に維持するために、修理や交換が必要になり付加的にコストアップをもたらす。
【0009】
また、上述の特許に記載されているような多くの防波堤システムは、取り除き可能に展開できるように設計されている。いくつかの領域では、例えば、沿岸等の海岸線領域では、半永久的、または永久的となるように設計された防波堤システムを建設または展開することがより有益かもしれない。このような防波堤システムは、風、波、潮位活動を含む自然力に長期間耐えるように構築される必要がある。
【特許文献1】
米国特許第1969123号明細書
【特許文献2】
米国特許第4710056号明細書
【特許文献3】
米国特許第5720573号明細書
【特許文献4】
米国特許第5944443号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
この発明の主たる目的は、海洋、湾、入り江、港、川、湖の海岸線領域や沿岸領域、その他、海流、潮位や風の作用の影響を受ける領域を含む陸部を低コストで保全し、しかも、その構造体が永久的または半永久的な特性を有し、それが強くて堅牢であり、暴風や高波、強烈な潮位作用により加えられるストレスに耐えることができるする方法および装置を提供することである。
【0011】
この発明の他の目的は、防波堤構造体を提供し、また、これら構造体を一時的に設置でき、陸部が保全された後は保全陸部の自然な輪郭を損なうことなく取り除くことができるような態様でかかる構造体を設置する方法を提供することである。
【0012】
この発明のさらに他の目的は、陸部を保全するのに用いることができ、環境にやさしく、紫外線や海水の環境を含む、通常の環境下では劣化することのない防波堤構造体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
この発明は、海岸線、浜辺、および沖合の各領域を保全する装置および方法に関し、海床または他の領域に、相互に離間した配置で、海岸線から沖合まで延び、その間に1または複数の多硬質スクリーンを実装するように、埋め込まれる複数のポストまたはスタンチョン(柱)を具備するように規定される半永久的、または永久的な防波堤構造体を構築することを含む。スタンチョンが全体として相互に離間した関係で整列させるようにしてよく、段差を設けるようにしてもよい。いくつかの好ましい実施例では、スタンチョンは、少なくとも2つのスクリーンを取り付ける端部スタンチョンを含む組として配置されてもよい。ここに用いられるに際して海岸線(shoreline)の語句は、陸地および沖合の海底領域の双方を意味し、湖、川、入り江、港、海等に沿う浜辺、岸を含み、この発明は、沿岸部および沖合に固形物質の堆積物を積み上げることをまさに目的としている。
【0014】
この発明のスクリーンは、好ましい実施例では、成型、積層、または押し出し成型の種々のプラスチックメッシュまたは種々のグリッド材料で構成される。好ましい材料は、「Tensar Geo−grid」(商標)であり、これは、耐衝撃(ストレス)高密度ポリエチレンまたはポリプロピレンまたは他のポリマー、コポリマーまたはポリマー混合物またはそれらの積層体から製造された一体生成のグリッド構造体であり、ジョージア州アトランタのEath Technologies Incから販売されている。そのようなグリッドは、単軸特性または双軸特性を有するように生成されて、グリッドの交差部材の間のメッシュ開孔が所望の用途に応じてサイズを変化させるようにできる。
【0015】
スクリーンは、海床または他の土壌部に埋め込まれたスタンチョンすなわちポールに、好ましくは、クランプまたは他の手法により、個々のスクリーンの端部をスリーブに固着し、これを離間されたスタンチョン周りに滑動自在に配置することにより、実装される。このようにして、スクリーンが当初設置されたときには、スクリーンの下端が接地し、新たに陸地を生成する堆積物中に一時的に埋め込まれる。スクリーンは展開された場所にそのまま残してもよいし、新たな堆積物に対して上昇させ、その下端が接地し若干新たな堆積物に埋め込まれるようにしてもよい。このようなスクリーンを上昇させる手段は、ホイスト(昇降機)、クレーン等であり、これらは防波堤構造体の近くに配置される。ホイストは、スリーブまたはスクリーン材料の一方に選択的に固着され、離間スタンチョンに対して垂直上方に支持スリーブをスライドさせるように上昇力を付与する。
【0016】
この発明のスクリーンを上昇させる態様をさらに簡単にするために、好ましい実施例では、各スクリーンはその端部で、他のスクリーンを支持することのないスリーブによりスタンチョンに取り付けられるが、いくつかの実施例では、スタンチョンまたはスリーブは隣接するスクリーンを、エンドツーエンドの配列で支持してもよい。いくつかの実施例では、端部スタンチョンの対の各々を用いて個別のスクリーンを一般的にはエンドツーエンドの配列で支持するときに、スタンチョン対どうしの間の隣接スタンチョンをクランプ、リング、その他の連結部材で相互に連結して、連結スタンチョンの一方に向けられた力が他方に分散し、これに抗するようにすることもできる。
【0017】
さらなる改良として、いくつかの実施例では、各スクリーンを垂直方向に分離したセクションに分割してもよい。各セクションhが端部支持スタンチョンに可動に保持された複数のスリーブに個別に支持されていてもよい。この場合、スクリーンセクションを上昇させるに際して、最も上のセクションを必要とあらば防波堤構造体から取り外すことができる。
【0018】
離間スタンチョンの間に単一の垂直スクリーンを用いるにしろ複数の垂直スクリーンを用いるにしろ、好ましい実施例においては、スクリーンのメッシュ開孔は防波堤構造体の下方部分に近ければ近いほど小さい必要があるが、いくつかの実施例では、防波堤構造体全体にわたって均一の大きさのメッシュ開孔であってもよい。さらに、メッシュ開孔は種々の形状であってよく、長くてよく、非矩形、矩形、正方形または他の形状でよく、またこの発明の教示する範囲のものでよい。メッシュ開孔の大きさは、種々である。開孔は、製造時に種々の寸法でメッシュ開孔を生成することにより作ってもよく、また、個別のスクリーングリッドを重ね合わせて種々のサイズの開孔を規定することにより構築時に生成してもよい。これは、2つのスクリーングリッドをお互いに対面するようにお互いの開孔が整列しないように配置し、そのような対面したスクリーンを、共通の端部スタンチョンにスライド自在に実装したスリーブに固着することにより、行うことができる。
【0019】
好ましい実施例の変形例として、各スクリーンにおいて、垂直方向に離間した開孔の間でスリーブまたはスタンチョンの一方の織り込めるようにスクリーングリッドを生成してもよい。この場合、機械的な締めつけ部材を用いることなしにスクリーンを、スタンチョンや、スタンチョンにスライド自在に取り付けられたスリーブに、直接に固定することができる。これは、スクリーンを水平方向にかなり長いものとしてそのスクリーンの中間部分を低廉な手法で中間スタンチョンに固定する場合には、好ましい。
【0020】
この発明のスリーブまたはスタンチョンにスクリーンを直接に取り付けるのとは反対に、スクリーンの各部をスリーブやスタンチョンに固定するために種々の締めつけ具を採用できる。そのような締めつけ具は、プラスチックまたは金属製のクランプであってよい。さらにスリーブは円筒状のスリーブでよく、また、スクリーンの端部に固定されるフランジを具備する成型スリーブであってよい。いくつかの実施例では、スリーブは、スクリーンの端部をその間に固定できる、外側に伸びるフランジを具備する分割スリーブとして構成されてもよい。固定は、例えば、ボルト、または他の締めつけ具、融着、溶着、または他の手法を用いて行われる。
【0021】
この発明の手法(methodology)を用いて、複数の離間した防波堤構造体を相互に離間した配置関係で、例えば海岸線から外側に伸びるように位置づけられる。防波堤構造体の間の方位や、防波堤と例えば沿岸に沿う他の領域や物体との間の角度関係は、所定領域の、海流、潮位作用、風の作用のような諸条件により規定されることになろう。一旦、スクリーンがスタンチョンに取り付けられると、スクリーンは、半永久的または永久的な構造体としてその場に残されてもよいし、また、堆積物が生成されるに際し、スクリーンを周期的に上昇させ、もって、当該スクリーンが新規堆積物質中に深く埋め込まれてしまうのを回避するようにしてもよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
この発明の防波堤(groyne)を一連の図を参照して詳細に説明する。この防波堤は、海洋、湖、川等の海岸線「S」に沿って展開される。その構造体は、海岸線から沿岸へと延び、当該構造体の高さは、そお構造体のスクリーンが全体として水面の上または下例えば満潮線「H」の上まで伸びるようなものとする。防波堤構造体は、とくに、永久的または半永久的であるように構築され、または、環境または他の条件によりそのような要請があるときには、構造体を容易に取り除くことができ、または水性生物の移動に悪影響を与えないように調整できる。
【0023】
かかる防波堤構造体30は、複数の離間したスタンチョン、ポスト、すなわちポール31を有し、これらは好ましくは耐久性のある材料例えばメッキ・パイプからなり、下端が海床「F」に任意の適宜な手法、例えば、振動、噴射(jetting)、ドリル等により挿入される。スタンチョンは種々の距離だけ相互に離間されてよく、全体として海岸「S」から沿岸ポイントまで直角にまたは外側に角度を持って伸びる。説明の便宜上、最も内側のスタンチョンを31’で表し、最も外側のスタンチョンを31’’で表す。図15、図17、図22および図23に示すように、好ましい実施例では、最も内側のスタンチョンおよび最も外側のスタンチョンの間のスタンチョンは、それぞれの組において、相互に隣接して、あるいは、かなり接近して配置される。それらの組は、少なくとも2つの端部スタンチョンからなる。そのような配置は、スタンチョン間にわたって延びるスクリーングリッド32を個別に支持するためである。この態様では、各スクリーングリッド32が個別のスタンチョンにより支持され、各スクリーンが、隣接スクリーングリッドの配置に悪影響を与えることなく、独立して垂直方向に操作できる。
【0024】
この発明のスクリーンは、プラスチック地質グリッド(geogrid)材料または地質織布(geotextle)・プラスチック積層材料からなり、各スクリーンの長さは可変である。好ましい実施例では、スクリーンセクションの長さは約10から20フィートであり、高さは4から10フィートである。これに関連して、スタンチョン31は等しい間隔で離間される。ただしエンドツーエンドで隣接するスクリーンの端部部分を支持する隣接スタンチョンは例外である。
【0025】
各スクリーングリッド32は、上方エッジ33、下方エッジ34および両端エッジすなわち側部エッジ35および36を含む。スクリーンは、成型され、積層され、引き抜き成型(pultrude)、または切断・引っ張り、その他の手法で形作られ、押し出し成型されて種々のメッシュ構造にされる。図1において符号39で示される開孔の形状は、後に詳細に説明されるように種々である。形成されたスクリーン構造体は一般的には、複数の平行要素37を有し、これらが複数の垂直要素38と一体になる。好ましい材料はTensar Geogrid(商標)であり、これは、一体に生成されたグリッド構造であり、これは耐衝撃性、高密度ポリエチレン、ポリプロピレンまたは他のポリマー、コポリマーまたはポリマー混合物あるいはそららの積層体から製造される。これはジョージア州、アトランタのEarth Technology、incから購入できる。スクリーンを生成する材料は、紫外線劣化に対して耐性を持ち、長期間の塩水に浸しても劣化しないように処理されなければならない。
【0026】
図1に示すスクリーングリッド32は、図示のごとく、全般的に全体にわたり均一な大きさの開孔39を持つ。しかしながら、かかるスクリーン全体に開孔が均一でなくてもよいことは容易に理解できる。いくつかの実施例においては、スクリーンの下方部分に沿う開孔の寸法が、スクリーンの上方部分の開孔より小さく、図1に示すようにスクリーンが配置されるときにスクリーンの基部に沿って細かな微粒物質がより効果的に堆積するようにしてもよい。一般に、開孔の最小寸法は1インチを超えないことが好ましく、図に示される開孔はその寸法に関し若干誇張して示されており、実際の大きさに合致していない。
【0027】
この発明のスクリーンの特徴の一つは、スクリーンはかなりの程度の強度を有するものの、その長さ方向に所定の柔軟性を有し、各セクションを容易に処理して設置が簡易となるようにしている点である。ただし、全体としてのスクリーンは自らを支持し、そのため、実質的にそれに対して任意の方向から加わる力に抗するのに十分な程度に堅固なものとなっている。
【0028】
図1に示す実施例においては、各スクリーンの側部エッジ35、36は長尺の対向するクランプ部材40(図16参照)の間でクランプされる。クランプ部材40の断面形状は、ある程度、「V」形状をしており、クランプ部材40がスクリーンの側部エッジ35、36のターパ端部と容易に係合するようになっている(図4および図5参照)。クランプ部材は、側部エッジに対して圧接するようにバンドクランプ42により押しつけられている。バンドクランプ42はスリーブ44のまわりに取り付けられ、スリーブ44の大きさは、スタンチョン31のまわりにスライド可能に受け取られるようなものとなっている。ボルトまたは他の締めつけ部材45がバンドクランプ42の整列開孔を通り抜けるように延び、スクリーンの側部エッジをスリーブ44に固定する。
【0029】
スリーブ44は、適切なプラスチック材料のような、塩水および紫外線による劣化に対して耐性を有するものであれば、実質的にいかなる材料でも構成することができる。スリーブは好ましくはスタンチョンに対してスライド可能であり、この結果、スリーブをスタンチョンに対して選択された垂直高さに維持することができ、この結果、スクリーンを所望の高さに上昇させることができる。図示のように、多数のクランプ42が各スクリーン32の端部をスリーブ44に固着するのに用いることができる。
【0030】
具体的に図17−図20を参照すると、異なる実施例のスリーブ44aが分割スリーブとして示される。分割スリーブ44aは一対の長尺のフランジ46を有し、これらはスリーブの残部と一体に成型され、複数の離間した開孔47を固定ボルト45を受け取るために有する。このような態様において、分割スリーブ構造体は、共通クランプおよびスリーブとして使用することができ、この結果、簡素化が図れ、各スクリーンの側部エッジを離間スタンチョンに取り付ける態様を容易にできる。分割スリーブを用いることにより、バンドクランプ42が、各スクリーンの側部エッジをスタンチョンに取り付けるのに不要となり、さらに、対向クランプ部材40も不要となる。なぜなら、側部エッジを直接に分割スリーブの離間対向フランジに取り付けることができるからである。
【0031】
具体的に図21を参照して、他の実施例のスリーブ44bを示す。この実施例では、スリーブが押し出し成型されて一対の離間したフランジ48が構成され、これが、一体の筒状本体から外側に延びている。この実施例において、スクリーンの側部エッジはフランジ48の間に、ボルト45のような個別の締めつけ部材、超音波溶着はたは側部エッジを離間したフランジ48の間に粘着固定することにより、固着される。いくつかの実施例では単一のフランジ48を用いてもよい。
【0032】
どのような態様で各スクリーン32の側部エッジをスリーブに固着するにしろ、スクリーンが固着されたときには、スクリーンは全体として、離間スタンチョンの間で堅牢であり、波や潮位作用により、横方向に曲がったり、落ちたり、延びたりまたはその他変位しないようになっている。
【0033】
とくに図1を参照すると、いくつかの配置では、いくつかのスクリーンが長すぎて、離間スタンチョンに実装されたスリーブの間に中間支持部材が必要となる場合もある。この点から、二次スタンチョンすなわち補助ポスト50が通常配備のスタンチョンの間に設けられてもよい。スクリーンの両端の間の中間部分を補助ポストすなわちスタンチョン50に固着することができる。図1において、スクリーンを中間スタンチョンに固着する態様は、スクリーンに生成された大きな開孔60の間にスタンチョンを織り込むものである。このような例では、製造時に、実装時にスタンチョン50の周りにスクリーンを織り込むことができるような大きさの開孔を垂直方向に整列させて生成することができる。この結果、中間スタンチョン50が機械的な締めつけ部材を要することなくスクリーンを補助的に支持することになる。
【0034】
織り込みによりスクリーンの中間部分を中間スタンチョンに固着するのではなく、図6−図8に示すように、プラスチックまたは金属製の固定紐すなわち締めつけ部材52を用いてもよい。図6に示すように、全体として柔軟性のある固定紐52が中間ポストすなわちスタンチョンに実装されたスリーブの周りに沿って延びる。締めつけ部材52の両端は符号53で示すように、長尺の開孔36に差し通され、そののち90°の回転で端部53が開孔39から外れないように、膨出している。この点から、締めつけ部材52の中間本体部分54は、ねじっても、締めつけ部材がばらばらにならないようなものでなければならない。
【0035】
この発明のスタンチョンおよびスクリーングリッドは図1および図2に示すように全体として線状の配列で配置されてもよいし、また、図22および図23に示すように、個別のスクリーングリッド32が若干段差を伴う態様で配置されてもよい。この実施例においては、スタンチョンは、少なくとも2つの端部スタンチョン31’および31ならびに31および31’’を含む組をなすように配置される。図面には示さないが、中間スタンチョンを端部スタンチョンの各々の間に用いてもよい。図示するように、海岸線から延びる第1のスクリーングリッドは第2のスクリーングリッドと正確には整列されていないが、いくつかの実施例ではそのようにしてもよい。
【0036】
図22および図23に示される構造をより堅固にするために、個別のスクリーングリッド32の隣接スタンチョン41を例えば調整可能バンドクランプ56、57により連結してもよい。バンドクランプ56は、図示のように、相互に隣接する中間スタンチョン31の周囲に配され、また、いくつかの実施例では、他のバンドクランプをスタンチョンの下方部分に沿って配置してもよい。図面においては、個別のバンドクランプ57が図示のとおり、隣接スタンチョン31のスリーブの周囲に取り付けられている。いくつかの実施例においては、複数の二次クランプを用いて隣接スタンチョンを相互に固着するようにしてもよい。隣接スタンチョンを相互に連結または固着することにより、一方のスタンチョンに向けられた力を他のスタンチョンにより打ち消し、もって、全体としての防波堤構造体を堅牢にし補強できる。
【0037】
とくに図9−図13を参照してスクリーングリッドの変形例が示される。グリッドの開孔39は図9に示すように垂直方向に長くかつやや長円(oblong)であってもよいし、図1に示すように水平方向に長くてもよい。さらに、開孔の寸法は、図9−図13に示されるように変化してもよいし、または図14に示される、この発明の他の実施例が例示するように非均一でもよい。
【0038】
図11および図13に示す構造は、やや矩形(rectangular)の開孔である。そのようなグリッド構造体は一般的に両軸荷重を受けて水平方向と垂直方向に同一の強度を有し、他方、図9および図10の構造体はやや単軸荷重を受けて一方の方向が他方に対してより大きな強度を有する。図12に示されるように、スクリーングリッド構造体のいくつかは成型され、または押し出し成型され、図面において符号55で示す、水平要素および垂直要素の交差部分で補強されている。
【0039】
図14をとくに参照して、この発明の他の実施例を詳細に説明する。この実施例においては、各スクリーンが複数の垂直セクション32a、32bおよび32cに分割されている。図示の通り、垂直方向に関連づけられた3つのスクリーンセクションの開孔39a、39b、および39cの大きさは異なり、形状も異なる。一般的には、開孔39aは、スクリーンセクション32bおよび32cの開孔より小さく、その結果、より高密度である。3つのセクションが図示されるが、さらに2つまたはそれ以上のセクションを用いてもよい。
【0040】
各スクリーンセクションを容易に垂直方向に移動できるように、スクリーンセクション32aの側部エッジ35aおよび36aは個別の離間スリーブ44aに実装され、他方、スクリーンセクション32bの側部エッジ35bおよび36bは個別の離間スリーブ44bに実装される。同様に、最上部のスクリーンセクション32cの側部エッジ35cおよび36cは個別の最上部のスリーブ44cに実装される。
【0041】
この実施例において、スクリーンを上昇させなくてはならなくなると、最上部のスクリーンがもはや必要でなくなり、これを取り外すことができ、下方のスクリーンをそのまま残して新たな堆積物上に沿って配置されるようにする。
【0042】
異なるスクリーンセクションを複数用いて異なるメッシュ開孔とするのではなく、この発明では、また、個別のスクリーングリッドをオーバーラップまたは対面配置で実装して異なるメッシュ開孔を得るようにしてもよい。この観点から、図17−図19においては、防波堤構造体130が示され、ここでは、二次スクリーン132がより小さなメッシュ開孔139を有し、対面配置で、主スクリーングリッド130の下方部分に沿ってクランプされている。先に説明した実施例で開示したのと同様の手法でスクリーンを一緒にクランプすることによって、スクリーンの下方部分に沿う開孔は所望なものに変更できる。この実施例においては、スクリーンは、分割スリーブを用いてスタンチョンにクランプされている。
【0043】
図面には示さないが、先に検討したように、各スクリーングリッドをそのメッシュ開孔サイズが異なるように生成し、開孔の密度が下部から上部へと小さくなり、その結果、最も小さな開孔がスクリーングリッドの下方部分に沿って配置されるようにしてもよい。
【0044】
使用中、この発明のスクリーンを製造する材料により、防波堤を、設置後、無期限の長期にわたり、その場に残すことができる。この材料は暴風にも耐え、また、塩水や紫外線にさらされても劣化しないほど強固なものである。スクリーンに生成された開孔を波が通り抜けるときに、スクリーンの基部に沿って微粒子物質が堆積する。堆積物が堆積し続けるときに、この発明のスクリーンやスタンチョンを選択的に上昇させ、スクリーンの底部が新たな堆積物の上部表面に隣接して配置されるように調整することができる。この構造体は、一旦、所定量の物質が保全されたら、容易に除去することもできる。
【0045】
この発明の防波堤の構造は、より慣用的な柔軟性のあるネット材料を用いて生成されたスクリーンのようには、スクリーンがたやすくダメージを受けないという点で、従来の構造に対して優れている。したがって、配置した防波堤を維持するためのコストも少なくなる。
【0046】
図24および図25をとくに参照すると、この発明のさらに他の実施例が示され、ここでは、スクリーンおよびスタンチョンを用いて多硬質の防波堤(ブレークウォータ。break water)200が生成される。ブレークウォータは、その配置および目的の点で、多硬質の防波堤(groyne)と異なる。ブレークウォータは海辺「S」とやや平行して延びて設置され、波作用を打ち破る障壁を生成する。これによって、浜辺に沿う物質に対する波の衝撃の損傷を減衰させることができる。この発明によれば、スクリーン部材は、十分な強度を持ち、それでいて、波のエネルギを分散するのに適した多硬質性を有するように生成することができる。この構造体は、複数のスタンチョンすなわちポスト31を有し、これらが離間した配置で、通常は、図示の通り浜辺に平行して延びる線に沿って埋め込まれる。こののち、先に述べた、この発明の実装部材を用いて、スクリーンをスタンチョンに固定し、それらが全体として満潮位まで延びるようにする。しかしんがら、いくつかの例においては、構造体は通常の干潮位より下に配置されるように構成してもよい。ただし、浜辺から外側に離して配置される。波が浜辺に近づくときに、馬銜は構造体の開孔39を通り抜けねばならず、開孔の大きさに応じて波作用のエネルギが減衰され、これにより、海岸線に沿う物質に対する通常の波作用の影響が少なくなり、ビーチの構築が容易になる。
【0047】
この発明の実施例を上述の通り詳述したが、これはこの発明の原理を分かりやすく説明するためのものであり、この発明を図示の具体的な実施例に限定する意図のものではない。この発明の範囲は、特許請求の範囲およびその均等物の範囲内で画定されるすべての実施例により規定される。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】この発明により構築した防波堤を一部切り欠いて示す正面図であり、複数の個別のスクリーングリッドが、離間スタンチョンに、当該スタンチョンに取り外し可能に実装されたスリーブにより、取り付けられているのを示す。
【図2】図1の防波堤の平面図である。
【図3】図1中の1個のスクリーングリッドの拡大部分図であり、離間スタンチョン周りに配置されたスリーブにスクリーンを実装する様子を示す。
【図4】図3の4−4線に沿う断面図である。
【図5】図3の5−5線に沿う断面図である。
【図6】この発明のスリーブまたはスタンチョンにスクリーングリッドを固着する代替固着装置を説明する図である。
【図7】図6の7−7線に沿う断面図である。
【図8】図6および図7に示される締めつけ装置の斜視図である。
【図9】この発明のスクリーン用のグリッドパターンすなわちメッシュ形状の第1の形態を示す部分正面図である。
【図10】この発明のスクリーン用のメッシュ形状の代替実施例を示す部分正面図である。
【図11】この発明に用いるメッシュ形状のさらに他の実施例を示す部分正面図である。
【図12】図11のスクリーングリッドの補強を示す部分平面図である。
【図13】この発明に用いる二軸増強されたスクリーングリッドを示す図である。
【図14】この発明の他の実施例の部分正面図であり、個々の垂直スクリーンセクションが、個別に移動可能な支持スリーブにより、端部スタンチョンに取り付けられる様子を示す。
【図15】一対の離間スタンチョンの上方から見た断面図であり、隣接したスクリーンが個別のスタンチョンに、当該離間スタンチョンに取り付けられたスリーブにより、図17と類似な態様で取り付けられる様子を示す。
【図16】この発明のスリーブまたはスタンチョンに各スクリーンの端部を固着するのみ用いることができる、一対の長尺のクランプのうちの1つのクランプを示す一部切欠き斜視図である。
【図17】この発明の多硬質防波堤システムのさらなる変形例を示す、一部切欠き正面図であり、ここでは、防波堤構造体に種々の大きさの開孔を形成するために、個別のスクリーングリッドを対面させて配置し、しかもメッシュ開孔が整列しないようにし、もって、有効メッシュ開孔を変化させ、とくに、防波堤の下方に沿って変化させる。
【図18】図17の18−18線に沿う図である。
【図19】図17の19−19線に沿う断面図である。
【図20】この発明のスクリーンの下端をスタンチョンに固着するのに用いることができる分割スリーブの部分斜視図である。
【図21】この発明のスクリーンをスタンチョンに固着するのに用いることができるスリーブの代替実施例の部分切欠き斜視図である。
【図22】図1および図2の防波堤構造体の正面図であり、スタンチョンおよびスクリーンセクションの種々の展開を示す。
【図23】図22の防波堤展開の正面図である。
【図24】全体として海岸線に平行に延び波が海岸線に近づくときに波のエネルギを打ち消す多硬質ブレークウォータ(防波堤、breakwatar)として配置された防波堤構造体の1つを示す模式的な平面図である。
【図25】図24の多硬質ブレークウォータの正面図である。
【符号の説明】
【0049】
30 防波堤構造体
31 スタンチョン(ポール、ポスト)
32 スクリーングリッド(スクリーン)
32a、32b、32c スクリーンセクション
33 上方エッジ
34 下方エッジ
35、35a、35b、35c 側部エッジ
36 開孔
37 平行要素
38 垂直要素
39 開孔
40 クランプ部材
41 隣接スタンチョン
42 バンドクランプ
44、44a、44b、44c スリーブ
45 ボルト
46、48 フランジ
50 中間スタンチョン
52 固定紐
56、57 バンドクランプ
130 主スクリーングリッド
132 二次スクリーン
139 メッシュ開孔

Claims (15)

  1. 複数対の離間した端部スタンチョンおよび複数のスクリーングリッド手段とを有し、上記スクリーングリッド手段の各々は上方部分、下方部分および両端部を有し、かつ流体および流体により運ばれる固体を通過させる複数の開孔を有し、上記スクリーングリッド手段は、高密度のポリエチレン、ポリプロピレン、ポリマー、コポリマー、ポリマー混合物またはそれらの積層物からなる自己支持材料であって上記複数の開孔を生成するものからなり、さらに上記スクリーングリッド手段の各々の両端を、上記端部スタンチョンの複数対の個別の対に対して、上記端部スタンチョンの間で実質的に堅固になるように、取り付ける手段を有する、陸部保全用多硬質防波堤。
  2. 1つの上記スクリーングリッド手段が選択的に取り付けられる少なくとも1対の端部スタンチョンの間に配された少なくとも1つの中間スタンチョンを有する請求項1の多硬質防波堤。
  3. 少なくとも1つの上記スクリーングリッド手段が、上記少なくとも1つの中間スタンチョンを選択的に受けるような大きさの複数の第2開孔を有し、上記少なくとも1つの中間スタンチョンを上記第2開孔に通して織り込むことにより上記少なくとも1つのスクリーングリッド手段が取り付けられる請求項2の多硬質防波堤。
  4. 上記1つの上記スクリーングリッド手段を上記少なくとも1つの中間スタンチョンに取り付ける手段を有する請求項2の多硬質防波堤。
  5. 上記複数のスクリーングリッド手段を取り付ける上記手段が、上記端部スタンチョンの各々に実装される少なくとも1つのスリーブ手段を有し、このスリーブ手段が上記端部スタンチョンに対してスライド移動可能なようにサイズであり、さらに、上記スクリーングリッド手段の上記両端を上記スリーブに取り付ける手段を有する請求項1の多硬質防波堤。
  6. 少なくとも1つの上記スリーブ手段が、相互に離間した配置で一体に生成された一対の離間したフランジであって、その間に1つの上記スクリーン手段の一端を配置できるものを具備する円筒本体部材を有する分割スリーブとして生成される請求項5の多硬質防波堤。
  7. 少なくとも1つの上記スリーブ手段が筒状の本体部分を含み、この本体部分が当該本体部分から外側に延びる少なくとも1つのフランジエレメントであってスクリーングリッド手段の端部を取り付けることができるものを具備する請求項5の多孔質防波堤。
  8. 少なくとも1つの上記スクリーングリッド手段が複数の非均一の開孔を有し、下方部分に近接する開孔の寸法が上記上方部分に近接する開孔の寸法より小さい請求項1の多項質防波堤。
  9. 少なくとも1つの上記スクリーン手段が、複数の垂直セクションと、上記垂直セクションの各々を独立して上記離間した端部スタンチョンに実装し、これにより、上記垂直セクションを上記端部スタンチョンに対して独立して移動可能にする請求項1の多項質防波堤。
  10. 少なくとも上記スクリーン手段は、一対のスクリーン手段を具備し、当該一対のスクリーン手段が、上記スクリーン手段の各々の開孔が相互に対面する配置で整列されるように、対抗して対面配置で取り付けられ、上記一対の上記スクリーングリッド手段の間の実効開孔寸法が変化するようにした請求項1の多項質防波堤。
  11. 上記複数対の端部スタンチョンの第1のスタンチョン対の第1のスタンチョンが、上記複数対の端部スタンチョンの第2のスタンチョン対の第2のスタンチョンの近傍に配置され、さらに、上記第1のスタンチョンおよび上記第2のスタンチョンを相互に連結する手段を有する請求項1の多項質防波堤。
  12. 複数の離間したスタンチョンおよび少なくとも1つのスクリーングリッド手段とを有し、上記少なくとも1つのスクリーングリッド手段は上方部分、下方部分および両端部を有し、かつ流体および流体により運ばれる固体を通過させる複数の開孔を有し、上記スクリーングリッド手段は、高密度のポリエチレン、ポリプロピレン、ポリマー、コポリマー、ポリマー混合物またはそれらの積層物からなる自己支持材料であって上記複数の開孔を生成するものからなり、さらに上記少なくとも1つのスクリーングリッド手段の両端を、離間したスタンチョンに対して、上記少なくとも1つのスクリーングリッド手段が上記端部スタンチョンの間で実質的に堅固になるように、取り付ける手段を有する、陸部保全用多硬質防波堤。
  13. 上記少なくと1つのスクリーングリッド手段を取り付ける上記手段が、上記スタンチョンの各々に実装される少なくとも1つのスリーブ手段を有し、このスリーブ手段が上記スタンチョンに対してスライド移動可能なようにサイズであり、さらに、上記少なくとも1つのスクリーングリッド手段の上記両端を上記スリーブに取り付ける手段を有する請求項12の多硬質防波堤。
  14. 上記スクリーングリッド手段はtensar geo−grid(商標)材料により生成される請求項12の多項質防波堤。
  15. 上記スクリーングリッド手段はtensar geo−grid(商標)材料により生成される請求項1の多項質防波堤。
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