JP2004525856A - コレステロールを低下させるステロール組成物、調製及び使用方法 - Google Patents

コレステロールを低下させるステロール組成物、調製及び使用方法 Download PDF

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Abstract

フィトステロール及び/又はフィトステロールエステルと界面活性剤を含む組成物。界面活性剤は、陰イオン性、陽イオン性、非イオン性、及び双性イオン性界面活性剤から成る群から選択される。フィトステロールは、シトステロール、カンペステロール、ブラシカステロール、スチグマステロール、クリオナステロール及びそれらの混合物から成る群から選択される。フィトステロールエステルは上述したフィトステロールの誘導体である。本発明はまた、開示される組成物を作製する方法及び開示される組成物を含む非脂肪含有食品を対象とする。

Description

(発明の背景)
発明の分野
【0001】
本発明は、コレステロール吸収を低下させるための植物ステロール組成物及びその誘導体に関する。より詳細には、本発明は、コレステロール吸収を低下させるために有用な、フィトステロール及び/又はフィトステロールエステルと界面活性剤を含む組成物を提供する。本発明はまた、コレステロール吸収を低下させるためのそのような組成物を調製する方法に関する。
【0002】
(関連背景技術)
コレステロールはヒトにとっての必須栄養素であるが、米国及び世界中のほとんどの国において死亡の主要原因であることが広く知られている。今日、消費される多くの食品が高いコレステロール含量を有している。ひとたびコレステロールが小腸に達すると、吸収されて血清コレステロールレベルの上昇をもたらす。血清コレステロールが循環系の様々な部分、たとえば軟組織に沈着することは周知である。長期的な蓄積あるいはコレステロール沈着物の集積はアテローム性動脈硬化症を導く。
【0003】
食品のコレステロール含量を下げること、ならびにコレステロールの吸収を抑制することによって、コレステロールの血清レベルを低下させることが可能となった。血清コレステロールレベルを制御するために探求されてきた領域の1つは、コレスチラミン樹脂、プロブコール、コレスチポールHCl、ニコチン酸、メビノリン、ペクチン、グアーゴム及びエンバクふすまのような補助食品の使用である。多大の関心を集めてきたもう1つの領域は、小腸でのコレステロールの吸収を低下させる食品添加物の開発であった。コレステロールの吸収の防止はより低い血中コレステロールレベルをもたらし、その結果じゅく状斑の形成を防ぐのに役立つ。
【0004】
植物ステロールは血清コレステロールレベルを低下させる上で特に有効であることが認められてきた。特に、β−シトステロールを用いて実施された試験は、血液中のコレステロールの量の有意の低下(17%)を生じることが認められた(Farquhar,J.W.ら、Circulation,14,77−82(1956))。しかし、12から18グラム/日という高い用量のβ−シトステロールが必要であった。これは、コレステロール低下のためのβ−シトステロールの使用にとって重大な障害である。関連するクラスの化合物、植物スタノール(飽和植物ステロール)もコレステロール吸収を低下させるために有効であることが認められている。植物ステロール(スタノール)は、胆汁酸のミセル形成に関してコレステロールと競合することにより、コレステロールの吸収を遮断すると主張された。植物ステロールとコレステロール間のこの競合の結果として、植物ステロールはミセル相からコレステロールを排除し、それによって小腸におけるその吸収を妨げると考えられる。
【0005】
植物スタノール及びステロールは植物性油脂の天然成分であるので、血清コレステロールレベルを低下させるのに使用するための特に魅力的なクラスの化合物であった。その上に、植物スタノールとステロールは胆汁及び食物コレステロールの吸収に比べて非常に小量しか吸収されない。実際に、シトスタノールは事実上非吸収性、すなわち5%未満しか吸収されないとみなされている。植物スタノール及びステロールはコレステロール吸収阻害因子として魅力的ではあるが、製剤が困難であることが明らかになった。これらの困難さの主要な要素は、植物ステロールが実質的に水に不溶であるという事実であった。消費者向け食品と共に容易に製剤できる植物ステロール又はスタノール製剤を開発するべく多大の努力が費やされてきた。
【0006】
米国特許第5,244,887号は、胃腸管におけるコレステロールの吸収を低下させるための植物スタノール食品添加物を対象としている。最大の効果は、スタノールが、それが添加されている食品又は飲料全体に微細に分割された形態で均一に分布するときに得られた。これは乳剤中へのスタノールの溶解によって又はスタノールの懸濁によって達成された。スタノールに関して列挙された溶解補助剤は、植物油、モノグリセリド、ジグリセリド、トリグリセリド、トコフェロール等及びそれらの混合物を含む。スタノールの懸濁液又は乳剤は、水、アルコール、ポリオル、及び他の食用化合物を含む。懸濁液の形成を助けるために、レシチン、ポリソルベート20、ポリソルベート40、ポリソルベート60、ポリソルベート80、ポリソルベート85、ラウリル硫酸ナトリウム等のような分散剤を使用してもよい。スタノール食品添加物は、肉、卵及び乳製品のようなコレステロールを含有する食品と共に使用される。
【0007】
EP 0 897 671号は、非ステロール乳化剤による、植物ステロールのような高融点脂質の水性分散を開示している。高融点脂質を分散させるために使用する乳化剤は、ポリグリセロールエステル及びトゥイーン、特にポリソルベート60を含む。モノ−及びジグリセリドも適当な乳化剤として挙げられている。分散はおよそ15ミクロン又はそれ以下の小さなサイズを持つ。かかる分散はスプレッドやその他の食品において有用であると述べられている。さらに、分散は食品に構造を与え、それらの使用は明らかに飽和脂肪及びトランス脂肪酸を最小限に抑える又は排除することができる。
【0008】
コレステロールの吸収を妨げる又は有意に低下させることによって血清コレステロールレベルを低減する製剤が依然として求められている。そのような製剤は、望ましくは様々な方法で、たとえば食品の添加物として又は経口投与用の丸剤として、個人に供給送達することができるであろう。さらに、製剤がコレステロール吸収を低下させる上で最も有効であるためには、それらが迅速且つ効率的にミセル相に溶解し、それによってコレステロールの吸収を防ぐことができるように、胃腸管に到達しなければならない。本発明では、植物ステロール又は植物ステロールエステルと界面活性剤を含む製剤がコレステロールの吸収を抑制するのに有効であることが発見された。
【0009】
(発明の概要)
コレステロールの吸収を抑制するための組成物を開示する。かかる組成物は、植物ステロール及び/又は植物ステロールエステルと界面活性剤を含む。界面活性剤は、陰イオン性、陽イオン性、非イオン性及び双性イオン性界面活性剤から成る群から選択される。使用しうる植物ステロールの例は、シトステロール、カンペステロール、ブラシカステロール、スチグマステロール、クリオナステロール及びそれらの混合物を含む。本発明の組成物は、いかなる有害な副作用も伴わずにコレステロールを低下させる有効な方法を提供する。
【0010】
本発明の組成物は、食物からのコレステロール吸収を低下させるための食品添加組成物として使用できる。食品添加組成物は小量で用いることができるため、使用が簡便で、コレステロール吸収を低下させる安価な方法である。本発明の食品添加組成物は長期間にわたる保存に対して安定である。食品添加組成物は食品の調理前、調理中又は調理後に加えることができる。食品添加組成物は、消費者への販売の前に生産の間に食品に添加することができる。好都合には、本発明の組成物は非脂肪含有食品において使用できる。
【0011】
本発明はまた、持続放出性製剤を含めて、丸剤、錠剤、カプセル又は粉末のような通常の固体形態のいずれかで経口投与される、上記界面活性剤とフィトステロール及び/又はフィトステロールエステルの様々な組合せを考慮する。
【0012】
(発明の詳細な説明)
本発明は、コレステロールの吸収を抑制する植物ステロール及び/又は植物ステロールエステル組成物の使用に関する。より特定すると、本発明は、コレステロール吸収を低下させる、植物ステロール及び/又は植物ステロールエステルと、陰イオン性、陽イオン性、非イオン性、又は双性イオン性界面活性剤系を含む水溶性/分散性ステロール及び/又はステロールエステル系の形成に関する。
【0013】
「フィトステロール」と「ステロール」の語はここでは相互交換可能に使用される。本発明で使用するフィトステロールは、代表的にはシトステロール、カンペステロール、ブラシカステロール、スチグマステロール、クリオナステロール及びそれらの混合物を含みうる。一般に、本発明におけるフィトステロールはそのようなフィトステロールの2つ又はそれ以上の混合物である。フィトステロールは好ましくは遊離形態で存在する。しかし、一部の場合には、フィトステロールは天然に生じるエステル形態をとりうる。また、植物ステロールの修飾、たとえば小さな側鎖も本発明の範囲内であることは認識されるであろう。
【0014】
「フィトステロールエステル」と「ステロールエステル」の語はここでは相互交換可能に使用される。ここで使用される「ステロールエステル」の語は、植物ステロールエステル誘導体を形成するように修飾された植物ステロールを指す。ステロール及びそれらのエステル誘導体は当該技術において周知であり、参照してここに組み込まれる、L.J.GoadとT.Akihisaによる「ステロールの分析(Analysis of Sterols)」(Blackie Academic & Kingdom,1997発行、Chapman and Hall印刷、United Kingdom,1997)に述べられている。
【0015】
植物ステロールの数多くの安価なソースが知られている。これらは、植物油、植物油スラッジ、植物油留出物、及びトール油のような他の植物油ソースを含む。たとえば、メタノールのような溶媒を使用することによる植物油スラッジからのステロールの調製は、米国特許第4,420,427号に教示されている。植物ソースから分離されるステロールは、通常いくつかの異なるステロールの混合物である。
【0016】
シトステロールは、低温圧搾麦芽油、ダイズ抽出物、又はコメ抽出物から得られる。(天然シトステロールは約40%のα−シトステロールと約60%のβ−シトステロールを含むことは認識されるであろう。)
本発明のもう1つの実施形態では、植物スタノール及び/又は植物スタノールエステル及び混合物が、本発明の開示されている製剤において使用できる。出願者は、いずれも「コレステロールを低下させるスタノール組成物、調製及び使用方法(Cholesterol Reducing Stanol Compositions,Preparation and Method of Use)」と題する、1999年11月4日出願の代理人ドケット775.4800、米国特許願通し番号60/163,382号の開示全体、及び2000年4月19日出願の代理人ドケット775.5100、米国特許願通し番号60/198,326号の開示全体を参照してここに組み込む。
【0017】
本発明に従って使用される界面活性剤は、陰イオン性、陽イオン性、非イオン性、双性イオン性及びそれらの混合物でありうる。適当な陰イオン性界面活性剤は、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム又はドキュセートナトリウムとしても知られるAOT、アンモニア化グリシリジン、及びステアロイルラクチレートナトリウムを含む。非イオン性界面活性剤は、ポリオキシエチレンヒマシ油(cremophor EL polyoxyl 35ヒマシ油)、ポリエチレングリコール「PEG」(低分子量1000から4000)、モノ−及びジグリセリドのジアセチル乳酸エステル、モノ−及びジグリセリドのジアセチル酒石酸エステル、モノ−及びジグリセリドの一ナトリウムリン酸塩誘導体、エトキシル化モノ−及びジグリセリド、ポリエチレングリコール(8)ステアレート、ポリエチレングリコール(40)ステアレート、脂肪酸のソルビタンエステル、キラヤサポニン、エチレンオキシドプロピレンオキシドブロック共重合体、ビタミンE TPGS(d−αトコフェリルポリエチレングリコール1000スクシネート)、脂肪アルコール、及びステアリン酸スクロース、二ステアリン酸スクロース、パルミチン酸スクロースのようなスクロース脂肪酸エステルを含む。
【0018】
好ましい脂肪アルコールは次のものを含むが、これらに限定されない:n−デシルアルコールとしても知られる1−デカノール(CH(CHCHOH)、ドデシル又はラウリルアルコールとしても知られる1−ドデカノール(CH(CH10CHOH)、ミリスチルアルコールとしても知られる1−テトラデカノール(CH(CH12CHOH)、セチル又はパルミチルアルコールとしても知られる1−ヘキサデカノール(CH(CH14CHOH)、ステアリルアルコールとしても知られる1−オクタデカノール(CH(CH16CHOH)、オレイルアルコールとしても知られる9−オクタデセン−1−オール(CH(CHCH=CH (CHCHOH)、アラキジルアルコールとしても知られる1−エイコサノール(CH(CH18CHOH)、ベヘニルアルコールとしても知られる1−ドコサノール(CH(CH20CHOH)、1−ヘキサコサノール(CH(CH24CHOH)、オクタコシルアルコール(コムギ葉ろう)としても知られる1−オクタコサノール(CH(CH26CHOH)、メリシルアルコール(ステアリン酸塩として蜜ろう)としても知られる1−トリアコンタノール(CH(CH28CHOH)。特に好ましい脂肪アルコールは1−オクタデカノールである。
【0019】
双性イオン性界面活性剤はヒドロキシル化レシチン等を含む。
【0020】
ステアリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム、ラウリン酸ナトリウム、ミリスチン酸ナトリウム、リノール酸ナトリウム、及びオレイン酸カリウムのような他の陰イオン性界面活性剤も使用しうる。本発明の組成物に含めることができるさらなる非イオン性界面活性剤は、ポリグリセロールエステル及びトゥイーン、ポリソルベート20(トゥイーン20)、ポリソルベート40(トゥイーン40)、ポリソルベート60(トゥイーン60)、ポリソルベート80(トゥイーン80)、ポリソルベート85(トゥイーン85)、オレイン酸(C1733COOH)、ステアリン酸(C1736COOH)及びパルミチン酸(C1531COOH)のような脂肪酸、トリグリセリドCH(CHCOOH及びCH(CHCOOH、ならびにそれらの混合物(たとえばMCT油)を含む。
【0021】
グアーゴム、カラヤゴム、アラビアゴム、カラゲナン、キサンタンガム、デキストラン、マルトデキストリン、硫酸コンドロイチン、Polyaldoとして知られる市販の脂肪酸のポリグリセロールエステル、スクシノグルカン及びヒアルロン酸も本発明の組成物において使用しうる。ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(ビニルピロリドン)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、及びカルボキシメチルセルロースナトリウムに本発明の組成物において使用しうる。
【0022】
本発明の組成物において使用しうる他の脂肪酸は、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ミリストレイン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、リシノール酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン酸、アラキジン酸、アラキドン酸、ベヘン酸及びエルカ酸を含む。本発明の脂肪酸は天然に生じる脂肪酸又は合成脂肪酸から誘導することができる;それらは、所望する物理特性、たとえば液体であるか固体であるかに依存して、位置及び幾何異性体を含めて、飽和又は不飽和のいずれでもよい。
【0023】
1つの好ましい実施形態では、本発明の組成物は、フィトステロールと、ドキュセートナトリウム、アンモニア化グリシリジン、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリエチレングリコール、モノ−及びジグリセリドのジアセチル乳酸エステル、モノ−及びジグリセリドのジアセチル酒石酸エステル、モノ−及びジグリセリドの一ナトリウムリン酸塩誘導体、エトキシル化モノ−及びジグリセリド、キラヤサポニン、エチレンオキシドプロピレンオキシドブロック共重合体、ビタミンE TPGS、ヒドロキシル化レシチン及びそれらの混合物から成る群から選択される界面活性剤との混合物を含む。本発明の組成物はさらに、脂肪酸のナトリウム塩、脂肪アルコール、ポリエチレングリコール(ポリエチレングリコール(40)ステアレート、スクロース脂肪酸エステル、トゥイーン及びそれらの混合物から成る群から選択される界面活性剤を含みうる。
【0024】
本発明の1つの好ましい実施形態は、フィトステロール及び/又はフィトステロールエステルと脂肪酸アルコール、好ましくはオクタデカノールの混合物を含む。本発明のもう1つの好ましい実施形態は、フィトステロール及び/又はフィトステロールエステル、トゥイーン60及びPEGの混合物を含む。他の好ましい実施形態は、フィトステロール及び/又はフィトステロールエステル、脂肪酸アルコール及びCrodestaのようなスクロース脂肪酸エステルを含む。
【0025】
本発明の1つの好ましい実施形態は、本発明の組成物の有効量を経口投与することを含む、ヒトにおいてコレステロール吸収を低下させる方法を提供する。本発明はまた、フィトステロール及び/又はフィトステロールエステルと界面活性剤の混合物を投与することを含む、血清コレステロールレベルを低下させるための方法を提供する。
【0026】
本発明のもう1つの実施形態では、分散性ステロール及び/又はステロールエステル系の製剤において乳化剤が使用できる。好ましい乳化剤は、様々なリン脂質、ホスファチジルコリン(PC)、ホスファチジルエタノールアミン(PE)、N−アシルホスファチジルエタノールアミン(NAPE)、ホスファチジルセリン(PS)、ホスファチジルイノシトール(PI)、ホスファチジルグリセロール(PG)、ジホスファチジルグリセロール(DPG)、ホスファチジン酸(PA)及びプラスマロゲンを含む。これらやその他のリン脂質は、たとえば、その全体が参照してここに組み込まれる、SzuhajとList(編集)、「レシチン(Lecithins)」、American Oil Chemists Society(1985)(「SzuhajとList」)に述べられている。
【0027】
リン脂質は個々に又は様々な組合せで使用でき、「天然」ソース(たとえばダイズレシチン)から又は化学合成から入手しうる。リン脂質は、リン脂質と他の成分の比較的未精製の混合物の形態(たとえばダイズ油及びヒマワリやキャノーラのような他の植物油の精製から得られる市販の粗レシチン)であるか、又は種々の度合に精製されていてもよい。さらに、粗ダイズレシチン又は他の市販の粗レシチン中に認められるものを含めてリン脂質は化学修飾されていてもよい。レシチン、他のリン脂質製剤、又は天然ソースから精製される若しくは化学合成によって得られる個々のリン脂質は、化学修飾を受けやすい1つ又はそれ以上の官能基、たとえば炭素−炭素二重結合、エステル、ホスホン酸エステル、アミン及びヒドロキシル基を含む。リン脂質の化学修飾は本発明と適合しうる。それ故、アセチル化、ヒドロキシル化、加水分解(たとえばリゾリン脂質を生じる加水分解)、水素化、ハロゲン化、リン酸化、硫酸化エポキシ化、エトキシル化された、又はそれら以外で修飾されたリン脂質は本発明の方法において潜在的に有用であり、ここで使用される「リン脂質」の語の意味に包含される。様々な種類のレシチンを含めて、種々の天然及び合成リン脂質、たとえばADM Corp.からUltralecが市販されており、またその他のレシチンがCALBIOCHEM(登録商標),La Jolla,Calif.,USAから、及びSIGMA(登録商標) Chemical Company,St.Louis,Mo.,USAから入手できる。
【0028】
一般的使用法においては、「レシチン」の語は、ダイズ、綿実、トウモロコシ、コムギ胚芽、エンバク、オオムギ、ヒマワリ、ナタネ、キャノーラ、アマニ、落花生、パーム核、卵黄、乳及び脳のような天然ソースから得られるリン脂質分画全体を指す。一般にこれらの分画は、少なくとも50%の極性脂質含量(アセトンへの不溶度によって定義されるような)を有する極性脂質と中性脂質の混合物を含む。当該技術ではまた、ホスファチジルコリンについての慣用名として「レシチン」の語が使用されてきた。ここで使用される「レシチン」の語は最初の使用法、すなわち選択された植物油又は他の適切なソースから得られるリン脂質分画全体を指す。SzuhajとList第2章参照。但し、ホスファチジルコリンは、単独又は他のリン脂質との組合せで、本発明の方法における使用のための適切なリン脂質であることに留意しなければならない。
【0029】
リン脂質の好ましいソースである市販のダイズレシチンは、ダイズ油の精製から得られる。粗ダイズ油は一般に約1.0から3.0重量パーセントのリン脂質を含む。原油を精製するとき、その最初の段階は一般にリン脂質を除去することである。しばしば「デガミング(degumming)」と呼ばれるこの段階は、最初に原油に水を加えることによって実現される。水はリン脂質を水和し、それらの油中での溶解度を低下させる。次に、典型的には遠心分離によって、より密なリン脂質と水をより軽い油から分離する。高密度相から水を除去すると、ほぼ等量のホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、及びイノシトールホスファチドを含む生成物を生じる。部分精製されたダイズ油は一般に、室温で流動性である液体産物(時として「流動レシチン」と称される)を生成するために前段階に戻される。市販の流動ダイズレシチンは、約50から約65重量パーセントのリン脂質と小量の(一般には約5重量パーセント以下)の様々な炭水化物、無機塩、蛋白物質、遊離脂肪酸、ステロール及び水を含む。市販のダイズレシチンの残りの部分はダイズ油である。
【0030】
リン脂質含量を強化した様々なレシチン粉末が市販されており、それらも本発明の方法において使用できる。そのようなレシチン粉末も、ここで使用される「レシチン」の語の範囲内である。粉末は典型的には分別、たとえば市販のダイズレシチンのような粗レシチンのアセトン分別によって誘導され、約60%から95%以上のリン脂質を含みうる。
【0031】
リン脂質のもう1つの市販ソースは、親水特性を改善するためのダイズレシチンの修飾から生じるクラスの製品である。これらの修飾を生じさせるために様々なアプローチが用いられてきた。たとえばダイズレシチンを、たとえば無水マレイン酸との反応を通して科学的又は酵素的に修飾することができる。市販のダイズレシチンから一部の成分を除去することができる。その代わりに、もう1つのアプローチは、市販のダイズレシチンに様々な成分、たとえば非イオン性乳化剤を加えることである。そのような乳化剤は、限定を伴わずに、ポリオキシアルキレンモノグリセリド、ポリオキシアルキレンジグリセリド、及び部分脂肪酸エステルのポリオキシエチレン誘導体を含む。これらの修飾レシチンも、ここで使用される「レシチン」の語に含まれる。
【0032】
ヒドロキシル化レシチンは本発明で使用するリン脂質の好ましい実施形態である。ヒドロキシル化レシチンは、レシチンのリン脂質及び糖脂質に結合した脂肪酸の二重結合をヒドロキシル化することによって調製され、かかるヒドロキシル化は、過酸化水素と乳酸のような弱酸との反応によって実施できる。理論に縛られるのは望むところではないが、ヒドロキシル化は特異的ではなく、いずれの脂質中の二重結合においても起こりうると考えられる。ヒドロキシル化の度合は典型的には約10%であるが、当業者に既知の方法によって変化させることができる。
【0033】
本発明の組成物は、好ましくは溶融プロセシングを用いて微細分散の形態にする。溶融プロセシングの1つの特に好ましい方法は、フィトステロール及び/又はフィトステロールと界面活性剤を、撹拌機、剪断混合機、振動混合機又は音波処理器のような撹拌装置で一緒に乾燥混合することを含む。次に、混合物を溶融するのに十分であるが、フィトステロール、フィトステロール又は界面活性剤を分解するほどには高くない温度まで加熱する。生じた混合物をその後、たとえば液体窒素で急速に冷却し、塩様物質を生成する。理論に縛られるのは望むところではないが、急速冷却の前にフィトステロール及び/又はフィトステロールと界面活性剤を溶融混合する段階は、小腸に到達し、それによってコレステロールの吸収を阻害することができる、微細に分散した状態の組成物の形成を促進すると考えられる。
【0034】
上述した溶融プロセシングに代わる変法は、フィトステロール及び/又はフィトステロール溶融物に界面活性剤を添加することを含む。これは、界面活性剤が熱に不安定で、高温での長期間の加熱に耐えられないであろう場合に望ましいと考えられる、すなわちこの方法では、界面活性剤をあとから溶融物に添加することによって界面活性剤の滞留時間が低減される。ひとたび界面活性剤を溶融物に加えたあとは、混合物を先に述べたのと同様に処理することができる。
【0035】
本発明の組成物を形成するための溶融混合に代わるさらなる手順は高圧溶融である。この手順も、熱感受性の界面活性剤とフィトステロール及び/又はフィトステロールエステルを混合するために望ましい。成分への圧を高めることができる混合又は圧縮手段を用いることにより、界面活性剤、フィトステロール及び/又はフィトステロールエステルが外界温度で溶融混合することが発見された。それ故、成分の熱分解が起こる温度を回避しながら、熱感受性の界面活性剤とフィトステロール及び/又はフィトステロールエステルの均質な混合物を形成することができる。
【0036】
高圧溶融の1つの実施形態はローラー圧縮である。界面活性剤とフィトステロール及び/又はフィトステロールエステルを上述したように一緒に混合し、その後ローラーを使用して高圧下で混合物を一緒に圧縮する。混合物に加えられる圧は成分の流動を生じさせるのに十分なほど高く、混合物の表面半融が起こる。
【0037】
高圧溶融のさらなる実施形態は押出しである。たとえば、押出しプロセスでは、ゆるく充填した界面活性剤とフィトステロール及び/又はフィトステロールエステルの粉末混合物を、スクリューに沿って高圧と制御された温度の領域を通して持続的に推進する。スクリューからの剪断力が物質を溶融混合し、溶融物質の連続的な流れにして、その流れが金型を通る。
【0038】
高圧溶融プロセスから生じる混合物は典型的にはやわらかで柔軟な固体物質であり、それを冷却して凝固し、その後チップに破砕するか又は摩砕して、ここで述べるような生成物の形成に使用するための均一な粉末を生成することにより、さらに処理することができる。
【0039】
フィトステロール及び/又はフィトステロールエステルと界面活性剤の混合物はまた、溶液プロセシング又は立体安定化を用いて処理することができる。溶液プロセシングの使用は、熱に安定な界面活性剤と共に使用するのに特に有効である。フィトステロール及び/又はフィトステロールエステルと界面活性剤は、必ずしも必要ではないが一般には一緒に乾燥混合され、その後生じた固体混合物を塩化メチレンのような有機溶媒に溶解する。次に溶媒を除去して無定形/分散性固体形態を提供する。
【0040】
立体安定化は、フィトステロール及び/又はフィトステロールエステルと界面活性剤の分散性固体形態を形成するための有効な方法を提供する。フィトステロール及び/又はフィトステロールエステルの微細分散を、界面活性剤を含む水に加える。水中の界面活性剤はステロールを懸濁液に保持するのを助ける。ひとたび微細に分割された懸濁液が形成されれば水を蒸発させて除去すると、より容易に分散する固体形態が残る。
【0041】
本発明の好ましい実施形態は、約10から約99.99重量パーセントのフィトステロール及び/又はフィトステロールエステルと、約0.01から約90重量パーセントの界面活性剤、好ましくは約40から約95重量パーセントのフィトステロール及び/又はフィトステロールエステルと、約5から約60重量パーセントの上記界面活性剤、より好ましくは約95重量パーセントのフィトステロール及び/又はフィトステロールエステルと約5重量パーセントの上記界面活性剤の混合物を含む。
【0042】
本発明の1つの好ましい実施形態では、本発明の組成物は、フィトステロール及び/又はフィトステロールエステルと少なくとも2つの界面活性剤を含む。そのような混合物は、約10から約99.99重量パーセントのフィトステロール及び/又はフィトステロールエステルを含み、少なくとも2つの界面活性剤の総計が約0.01から約90重量パーセントである、好ましくはそのような混合物は約40から約95重量パーセントのフィトステロール及び/又はフィトステロールエステルを含み、少なくとも2つの界面活性剤の総計が約5から約60重量パーセントである、そしてより好ましくは約95重量パーセントのフィトステロール及び/又はフィトステロールエステルを含み、少なくとも2つの界面活性剤の総計が約5重量パーセントである。
【0043】
コレステロール吸収を低下させるための食品添加組成物の望ましい特徴は、副作用がないこと、化合物の吸収を伴わない効果、調理温度での安定性、貯蔵時及び酸化環境での安定性、低コスト、アベイラビリティー、及び所要量が少ないことを含む。
【0044】
本発明の組成物は様々な形態で経口投与しうる:非被覆錠剤、薄膜、糖又はゼラチン被覆のような被覆錠剤、チュアブル錠剤、嚥下用錠剤(カプセル)、発泡性錠剤、即時放出性錠剤、持続(制御又は変則)放出性錠剤;液体(非水性)又はペースト(スラリー)のいずれかの軟ゼラチンカプセル;粉末(顆粒化)、ビーズ、錠剤、液体、半固体、スプリンクル(即時又は制御放出性)形態の硬ゼラチンカプセル;水溶液、乳剤又は懸濁液のような経口液体;粉末、顆粒又はスプリンクル(即時又は制御放出性)形態のサシェット(包装)。本発明の組成物を投与するための他の形態は、シロップ、果実飲料又は果実ゼラチンを含む。
【0045】
本発明の組成物は様々な実施形態において使用しうるが、1つの好ましい実施形態は、本発明の組成物が、それが添加されている食品又は飲料全体に微細に分割された形態で均一に分布するときであると考えられる。本発明の組成物は、消費者が消費のために購入する前に食品又は飲料に添加することができる。
【0046】
その代わりに、本発明の組成物はバルク形態又は個別包装パッケージ、たとえば8オンス1回量(servings)ずつの個別包装で購入することができる。バルク形態からの1回量、たとえば8オンス、又はパッケージの内容物を、消費の前にコップ1杯の冷水又は湯又は他の飲料に加え、撹拌して内容物を溶解することができる。典型的な飲料は次のものを含む:オレンジペコ、イングリッシュブレックファスト、パッションフルーツ及びハイビスカスフレーバーのインスタントアイスティー、クリスタルライト及びカントリータイムレモネードのような粉末ソフトドリンク、モカチーノ(Mocchacchino)、ヘーゼルナッツ、フレンチバニラのようなフレーバーのインスタントアイスコーヒー、及びホットチョコレート及びフルーツスムージー。
【0047】
本発明の組成物はまた、ミニスイーツに含めることもできる。ミニスイーツは典型的には毎日のいずれか又はすべての食事のあとに消費される。ミニスイーツは典型的には25から60カロリーと1から3グラムの脂肪を含む。ミニスイーツは次のような種類を含む:チョコレートチュー(chews);キャラメルチュー;シナモン、バタースコッチ、コーヒー及びフルーツフレーバーのハードキャンディー;中にヘーゼルナッツクリーム、アイリッシュクリーム又はカプチーノクリームが入った外側が堅いダークチョコレートのようなチョコレートトラフル;ブラウンバイト(brown bite);ピーナッツバター、チョコレートチップ又はジンジャースナップ入りクッキーチュー;チョコレートでコーティングしたエンバクやピーナッツバターのようなグラノーラ/栄養補助ミニバー;及びチューインガム状ブレスミント。ミニスイーツは個別包装として又は大量使用のための大型容器で調製することができる。
【0048】
新規食品添加組成物、すなわちステロール及び/又はステロールエステルと界面活性剤を、食品及び飲料からのコレステロール吸収を低下させるために使用する方法は、食品添加組成物を食品及び飲料と混ぜて、均質に混和するまで混合する段階を含む。
【0049】
上述した食品添加物を、コレステロールを含む食品及び飲料と混合する好ましい方法においては、食品添加物中のステロールの量が食品及び飲料に含まれるコレステロールに対して約1:1の重量比になるように食品添加物を加える。従って、25%のステロールを含む食品添加組成物と約0.1%のコレステロールを含む食品(ハンバーガーなど)に関しては、食品添加物対食品の割合は約1:250の重量比である。
【0050】
本発明の食品添加組成物は、注入、射出、ミキシング、こね混ぜ、ブレンディング、液浸、噴霧、表面適用(たとえばブラッシング及びベイスティング)、本発明の食品添加物を含む油中での調理、及びそれらの組合せの群から選択される段階によって食品と混合することができる。本発明の食品添加物を挽肉と混合するための好ましい段階はこね混ぜ及びミキシングである;ステーキ、鶏胸肉のような肉片、厚切り、角切り又は薄切り肉については、好ましい段階は注入、射出、噴霧、液浸、及びベイスティングやマリネードづけのような表面適用である。本発明の食品添加物を飲料と混合するための好ましい段階はミキシングとブレンディングである。
【0051】
本発明の組成物は、肉、卵及び乳製品のような食品の食品添加物として使用される。一般に、食品添加物として使用するとき、本発明の組成物は食品の味に実質的に寄与しない。従って、本発明の組成物は食品の味と風味を損なわずに食品中で使用することができる。
【0052】
本発明の組成物はまた、他の食品、すなわちアイスクリーム又はキャンディーのような乳製品にふりかけることができる微細な粒子に製剤することもできる。
【0053】
本発明の組成物は動物に投与することができる。そのような動物の中でも特に哺乳類、たとえばヒトであるが、本発明はそのように限定されることを意図していない。投与する用量は、受容者の年齢、健康状態及び体重、もしあれば併用治療の種類、治療の頻度、及び所望する効果の性質に依存するであろう。
【0054】
本発明の組成物は、持続放出性製剤を含めて、丸剤、錠剤、カプセル又は粉末のような通常の固体形態のいずれかで経口投与することができる。この明細書及び特許請求の範囲において使用される単位投与形態の語は、各々の単位があらかじめ定められた量の有効成分、すなわちフィトステロール及び/又はフィトステロールエステルを界面活性剤及び担体と共に含む、動物に単回又は多回投与で投与される物理的に分離した単位を指す。有効成分の量は、そのような単位の1個又はそれ以上を投与したときに所望する治療効果を生じるように算定する。言うまでもなく、正確な治療レベルが治療する動物、たとえばヒトの症例履歴に依存することは明白である。厳密な治療レベルは、過剰の実験を実施することなく当該技術のいずれかによって決定できる。
【0055】
フィトステロール及び/又はフィトステロールエステルの必要用量は、状態の重症度及び治療期間によって変化する。単位用量は、約0.01mg/kgから約500mg/kg(ここで使用するmg/kgと称される単位は、体重キログラム当りのフィトステロール及び/又はフィトステロールエステルのmgを指す)、好ましくは約0.1mg/kgから約125mg/kgの範囲をとることができ、1日6回まで、好ましくは1日4回投与する。最も好ましくは、食事の際に当該用量を投与する。投与量は、丸剤、錠剤及びカプセルのような適当な単位投与形態で経口投与しうる。ゼラチンで作られたカプセルが好ましい。
【0056】
ここで使用されるとき、「担体」の語は固体又は液体の充填剤、希釈剤、又は被包物質を意味する。担体として働くことができる物質の一部の例は、ラクトース、グルコース及びスクロースのような糖類;トウモロコシデンプン及びジャガイモデンプンのようなデンプン;カルボキシメチルセルロースナトリウム、エチルセルロース、酢酸セルロースのようなセルロース及びその誘導体;粉末トラガカント;麦芽;ゼラチン;滑石;ステアリン酸;ステアリン酸マグネシウム;硫酸カルシウム;落花生油、綿実油、ゴマ油、オリーブ油、トウモロコシ油及びbromaの油のような植物油;プロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール、マンニトール及びポリエチレングリコールのようなポリオル;寒天、アルギン酸;発熱物質不含水;等張食塩水;エチルアルコール及びリン酸緩衝液、ならびに製剤の調製において使用される非毒性の適合性物質である。湿潤剤及びラウリル硫酸ナトリウムのような潤滑剤、ならびに着色剤、着香剤、及び防腐剤も存在しうる。染料又は色素を、たとえば同定のため又は有効用量の組合せを特徴づけるために、錠剤に加えてもよい。
【0057】
経口で使用できる他の製剤は、ゼラチンでできたプッシュフィット(push−fit)カプセル、ならびにゼラチンとグリセロール又はソルビトールのような可塑剤でできたやわらかいシールド(sealed)カプセルを含む。プッシュフィットカプセルは活性化合物を顆粒の形態で含むことができ、それをラクトースのような充填剤、デンプンのような結合剤、及び/又は滑石又はステアリン酸マグネシウムのような潤滑剤、そして任意に安定剤と混合してもよい。軟カプセルでは、活性化合物は好ましくは脂肪油又は流動パラフィンのような適当な液体に溶解又は懸濁されている。さらに、安定剤を加えてもよい。
【0058】
粉末は、本発明の組成物を適当な微細な大きさに粉砕し、同様に粉砕した食用炭水化物材料、たとえばデンプンのような希釈剤製薬担体と混合することによって調製される。甘味料、着香剤、防腐剤、分散剤及び着色剤も存在しうる。
【0059】
カプセルは、上述したような粉末混合物を調製し、成形したゼラチンシースに充填することによって作製される。充填操作の前に滑石、ステアリン酸マグネシウム及びステアリン酸カルシウムのような潤滑剤をアジュバントとして粉末混合物に加えることができる;流動特性を改善するためにコロイド状シリカのような滑走剤(glidant)を加えてもよい;カプセルを摂取したときの薬剤のアベイラビリティーを改善するために崩壊剤又は溶解補助剤を加えてもよい。
【0060】
錠剤は、粉末混合物を調製し、顆粒化するか又はスラッギングし(slugging)、潤滑剤と崩壊剤を加えて、錠剤に加圧成形することによって作製される。粉末混合物は、適当に粉砕した本発明の組成物を、デンプン、スクロース、カオリン、二カルシウムリン酸塩等のような希釈剤又は基剤と混合することによって調製される。粉末混合物は、シロップ、デンプンペースト、アカシア粘質物、あるいはセルロース又はポリマー材料の溶液のような結合剤で湿潤化し、スクリーンを通過させることによって顆粒化することができる。顆粒化の代替法として、粉末混合物をタブレットマシン(tablet machine)に通して、生じた不完全に成形されたスラッグを破砕して顆粒にすることができる。顆粒は、錠剤成形鋳型への接着を防ぐためにステアリン酸、ステアリン酸塩、滑石又は鉱油の添加によって潤滑化することができる。次に潤滑化した混合物を錠剤に圧縮する。薬剤を遊離流動不活性担体と組み合わせて、顆粒化又はスラッギング段階を通さずに直接錠剤に圧縮することもできる。シェラックの封着被膜から成る保護被覆、糖又はポリマー材料の被覆及びろうのつや出し被覆を提供することができる。染料又は色素を、たとえば同定のため又は有効用量の組合せを特徴づけるために、錠剤に加えてもよい。錠剤形態では、担体は組成物全体の約0.1重量%から99重量%を占める。
【0061】
下記の実施例から本発明がよりよく理解できるであろう。しかし、当業者は、記述されている特定の方法と結果は単に本発明の例示であって、本発明の限定を意味しないことを容易に認識するであろう。
【0062】
実施例1
ダイズステロール20グラムを、オクタデカノール1.05グラムでクロロホルム250mlに溶解した。室温で窒素下にクロロホルムを蒸発させ、5%オクタデカノールを含む固体混合物を生成した。混合物を凍結粉砕してハムスター飼料にし、1パーセントスタノール当量で食餌に混ぜてハムスターに与えた。ステロールを含む飼料を摂取したハムスターは、ステロールなしのハムスター飼料を摂取した対照群のハムスターよりもコレステロールの吸収が少ないことが認められた。
【0063】
本発明の他の目的、利点、特徴、修正は当業者には明白であろう。本発明は、特許請求の範囲の中で述べられている以外には限定を受けない。

Claims (63)

  1. フィトステロールと、ドキュセートナトリウム、アンモニア化グリシリジン(ammoniated glycyrrhizin)、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリエチレングリコール、モノ−及びジグリセリドのジアセチル乳酸エステル、モノ−及びジグリセリドのジアセチル酒石酸エステル、モノ−及びジグリセリドの一ナトリウムリン酸塩誘導体、エトキシル化モノ−及びジグリセリド、キラヤサポニン(quillaja saponin)、エチレンオキシドプロピレンオキシドブロック共重合体、ビタミンE TPGS、ヒドロキシル化レシチン及びそれらの混合物から成る群から選択される界面活性剤との混合物を含む組成物。
  2. 脂肪酸のナトリウム塩、脂肪アルコール、ポリエチレングリコール(8)ステアレート、ポリエチレングリコール(40)ステアレート、スクロース脂肪酸エステル、トゥイーン及びそれらの混合物から成る群から選択される界面活性剤をさらに含む、請求項1に記載の組成物。
  3. フィトステロールが、シトステロール、カンペステロール、ブラシカステロール、スチグマステロール、クリオナステロール及びそれらの混合物から成る群から選択される、請求項1に記載の組成物。
  4. シトステロールがα−シトステロール又はβ−シトステロールである、請求項3に記載の組成物。
  5. 上記脂肪アルコールが、1−デカノール、1−ドデカノール、1−テトラデカノール、1−ヘキサデカノール、1−オクタデカノール、9−オクタデセン−1−オール、1−エイコサノール、1−ドコサノール、1−ヘキサコサノール、1−オクタコサノール、1−トリアコンタノール及びそれらの混合物から成る群から選択される、請求項2に記載の組成物。
  6. 上記脂肪アルコールが1−オクタデカノールである、請求項5に記載の組成物。
  7. 上記スクロース脂肪酸エステルが、ステアリン酸スクロース、二ステアリン酸スクロース、パルミチン酸スクロース及びそれらの混合物から成る群から選択される、請求項2に記載の組成物。
  8. 上記トゥイーンが、ポリソルベート20、ポリソルベート40、ポリソルベート60、ポリソルベート80、及びポリソルベート85から成る群から選択される、請求項2に記載の組成物。
  9. 約10から約99.99重量パーセントの上記フィトステロールと、約0.01から約90重量パーセントの上記界面活性剤を含む、請求項1に記載の組成物。
  10. 約40から約95重量パーセントの上記フィトステロールと、約5から60重量パーセントの上記界面活性剤を含む、請求項9に記載の組成物。
  11. 約95重量パーセントの上記フィトステロールと約5重量パーセントの上記界面活性剤を含む、請求項10に記載の組成物。
  12. フィトステロールと、ドキュセートナトリウム、アンモニア化グリシリジン、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリエチレングリコール、モノ−及びジグリセリドのジアセチル乳酸エステル、モノ−及びジグリセリドのジアセチル酒石酸エステル、モノ−及びジグリセリドの一ナトリウムリン酸塩誘導体、エトキシル化モノ−及びジグリセリド、キラヤサポニン、エチレンオキシドプロピレンオキシドブロック共重合体、ビタミンE TPGS、ヒドロキシル化レシチン及びそれらの混合物から成る群から選択される界面活性剤との混合物の有効量を経口投与することを含む、ヒトにおいてコレステロール吸収を低下させる方法。
  13. 脂肪酸のナトリウム塩、脂肪アルコール、ポリエチレングリコール(8)ステアレート、ポリエチレングリコール(40)ステアレート、スクロース脂肪酸エステル、トゥイーン及びそれらの混合物から成る群から選択される界面活性剤をさらに含む、請求項12に記載の方法。
  14. フィトステロールが、シトステロール、カンペステロール、ブラシカステロール、スチグマステロール、クリオナステロール及びそれらの混合物から成る群から選択される、請求項12に記載の方法。
  15. シトステロールがα−シトステロール又はβ−シトステロールである、請求項14に記載の方法。
  16. 上記脂肪アルコールが、1−デカノール、1−ドデカノール、1−テトラデカノール、1−ヘキサデカノール、1−オクタデカノール、9−オクタデセン−1−オール、1−エイコサノール、1−ドコサノール、1−ヘキサコサノール、1−オクタコサノール、1−トリアコンタノール及びそれらの混合物から成る群から選択される、請求項13に記載の方法。
  17. 上記脂肪アルコールが1−オクタデカノールである、請求項16に記載の方法。
  18. 上記スクロース脂肪酸エステルが、ステアリン酸スクロース、二ステアリン酸スクロース、パルミチン酸スクロース及びそれらの混合物から成る群から選択される、請求項13に記載の方法。
  19. 上記トゥイーンが、ポリソルベート20、ポリソルベート40、ポリソルベート60、ポリソルベート80、及びポリソルベート85から成る群から選択される、請求項13に記載の方法。
  20. 約10から約99.99重量パーセントの上記フィトステロールと、約0.01から約90重量パーセントの上記界面活性剤を含む、請求項12に記載の方法。
  21. 約40から約95重量パーセントの上記フィトステロールと、約5から60重量パーセントの上記界面活性剤を含む、請求項20に記載の方法。
  22. 約95重量パーセントの上記フィトステロールと約5重量パーセントの上記界面活性剤を含む、請求項21に記載の方法。
  23. 上記混合物を、チュアブル、発泡性、嚥下用及び被覆錠剤、カプセル、軟ゼラチンカプセル、シロップ、果実飲料、顆粒サシェット、果実ゼラチン、ミニスイーツ又は甘味菓子の形態で経口投与する、請求項12に記載の方法。
  24. フィトステロールと、ドキュセートナトリウム、アンモニア化グリシリジン、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリエチレングリコール、モノ−及びジグリセリドのジアセチル乳酸エステル、モノ−及びジグリセリドのジアセチル酒石酸エステル、モノ−及びジグリセリドの一ナトリウムリン酸塩誘導体、エトキシル化モノ−及びジグリセリド、キラヤサポニン、エチレンオキシドプロピレンオキシドブロック共重合体、ビタミンE TPGS、ヒドロキシル化レシチン及びそれらの混合物から成る群から選択される界面活性剤との混合物を投与することを含む、血清コレステロールレベルを低下させるための方法。
  25. 脂肪酸のナトリウム塩、脂肪アルコール、ポリエチレングリコール(8)ステアレート、ポリエチレングリコール(40)ステアレート、スクロース脂肪酸エステル、トゥイーン及びそれらの混合物から成る群から選択される界面活性剤をさらに含む、請求項24に記載の方法。
  26. 混合物を経口投与する、請求項24又は25に記載の方法。
  27. フィトステロールが、シトステロール、カンペステロール、ブラシカステロール、スチグマステロール、クリオナステロール及びそれらの混合物から成る群から選択される、請求項24に記載の方法。
  28. シトステロールがα−シトステロール又はβ−シトステロールである、請求項27に記載の方法。
  29. 上記脂肪アルコールが、1−デカノール、1−ドデカノール、1−テトラデカノール、1−ヘキサデカノール、1−オクタデカノール、9−オクタデセン−1−オール、1−エイコサノール、1−ドコサノール、1−ヘキサコサノール、1−オクタコサノール、1−トリアコンタノール及びそれらの混合物から成る群から選択される、請求項25に記載の方法。
  30. 上記脂肪アルコールが1−オクタデカノールである、請求項29に記載の方法。
  31. 上記スクロース脂肪酸エステルが、ステアリン酸スクロース、二ステアリン酸スクロース、パルミチン酸スクロース及びそれらの混合物から成る群から選択される、請求項25に記載の方法。
  32. 上記トゥイーンが、ポリソルベート20、ポリソルベート40、ポリソルベート60、ポリソルベート80、及びポリソルベート85から成る群から選択される、請求項25に記載の方法。
  33. 約10から約99.99重量パーセントの上記フィトステロールと、約0.01から約90重量パーセントの上記界面活性剤を含む、請求項24に記載の方法。
  34. 約40から約95重量パーセントの上記フィトステロールと、約5から60重量パーセントの上記界面活性剤を含む、請求項33に記載の方法。
  35. 約95重量パーセントの上記フィトステロールと約5重量パーセントの上記界面活性剤を含む、請求項34に記載の方法。
  36. フィトステロールと、ドキュセートナトリウム、アンモニア化グリシリジン、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリエチレングリコール、モノ−及びジグリセリドのジアセチル乳酸エステル、モノ−及びジグリセリドのジアセチル酒石酸エステル、モノ−及びジグリセリドの一ナトリウムリン酸塩誘導体、エトキシル化モノ−及びジグリセリド、キラヤサポニン、エチレンオキシドプロピレンオキシドブロック共重合体、ビタミンE TPGS、ヒドロキシル化レシチン及びそれらの混合物から成る群から選択される界面活性剤を混合する段階を含む、コレステロール吸収を低下させるための組成物を調製する方法。
  37. 混合を高圧下で実施する、請求項36に記載の方法。
  38. 混合を圧縮によって実施する、請求項37に記載の方法。
  39. 混合を押出機において実施する、請求項37に記載の方法。
  40. 脂肪酸のナトリウム塩、脂肪アルコール、ポリエチレングリコール(8)ステアレート、ポリエチレングリコール(40)ステアレート、スクロース脂肪酸エステル、トゥイーン及びそれらの混合物から成る群から選択される界面活性剤をさらに含む、請求項36に記載の方法。
  41. 上記フィトステロールと上記界面活性剤の上記混合物を、溶融物の形成をもたらす温度まで加熱する段階をさらに含む、請求項40に記載の方法。
  42. 上記溶融物を急速に冷却する段階をさらに含む、請求項41に記載の方法。
  43. 冷却のために液体窒素を使用する、請求項42に記載の方法。
  44. フィトステロールと、ドキュセートナトリウム、アンモニア化グリシリジン、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリエチレングリコール、モノ−及びジグリセリドのジアセチル乳酸エステル、モノ−及びジグリセリドのジアセチル酒石酸エステル、モノ−及びジグリセリドの一ナトリウムリン酸塩誘導体、エトキシル化モノ−及びジグリセリド、キラヤサポニン、エチレンオキシドプロピレンオキシドブロック共重合体、ビタミンE TPGS、ヒドロキシル化レシチン及びそれらの混合物から成る群から選択される界面活性剤との混合物を含む食品。
  45. 脂肪酸のナトリウム塩、脂肪アルコール、ポリエチレングリコール(8)ステアレート、ポリエチレングリコール(40)ステアレート、スクロース脂肪酸エステル、トゥイーン及びそれらの混合物から成る群から選択される界面活性剤をさらに含む、請求項44に記載の食品。
  46. フィトステロールが、シトステロール、カンペステロール、ブラシカステロール、スチグマステロール、クリオナステロール及びそれらの混合物から成る群から選択される、請求項44に記載の食品。
  47. シトステロールがα−シトステロール又はβ−シトステロールである、請求項46に記載の食品。
  48. 上記脂肪アルコールが、1−デカノール、1−ドデカノール、1−テトラデカノール、1−ヘキサデカノール、1−オクタデカノール、9−オクタデセン−1−オール、1−エイコサノール、1−ドコサノール、1−ヘキサコサノール、1−オクタコサノール、1−トリアコンタノール及びそれらの混合物から成る群から選択される、請求項45に記載の食品。
  49. 上記脂肪アルコールが1−オクタデカノールである、請求項48に記載の食品。
  50. 上記スクロース脂肪酸エステルが、ステアリン酸スクロース、二ステアリン酸スクロース、パルミチン酸スクロース及びそれらの混合物から成る群から選択される、請求項45に記載の食品。
  51. 上記トゥイーンが、ポリソルベート20、ポリソルベート40、ポリソルベート60、ポリソルベート80、及びポリソルベート85から成る群から選択される、請求項45に記載の食品。
  52. 約10から約99.99重量パーセントの上記フィトステロールと、約0.01から約90重量パーセントの上記界面活性剤を含む、請求項44に記載の食品。
  53. 約40から約95重量パーセントの上記フィトステロールと、約5から60重量パーセントの上記界面活性剤を含む、請求項52に記載の食品。
  54. 約95重量パーセントの上記フィトステロールと約5重量パーセントの上記界面活性剤を含む、請求項53に記載の食品。
  55. フィトステロールエステルと、ドキュセートナトリウム、アンモニア化グリシリジン、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリエチレングリコール、モノ−及びジグリセリドのジアセチル乳酸エステル、モノ−及びジグリセリドのジアセチル酒石酸エステル、モノ−及びジグリセリドの一ナトリウムリン酸塩誘導体、エトキシル化モノ−及びジグリセリド、キラヤサポニン、エチレンオキシドプロピレンオキシドブロック共重合体、ビタミンE TPGS、ヒドロキシル化レシチン及びそれらの混合物から成る群から選択される界面活性剤との混合物を含む組成物。
  56. 脂肪酸のナトリウム塩、脂肪アルコール、ポリエチレングリコール(8)ステアレート、ポリエチレングリコール(40)ステアレート、スクロース脂肪酸エステル、トゥイーン及びそれらの混合物から成る群から選択される界面活性剤をさらに含む、請求項55に記載の組成物。
  57. 上記脂肪アルコールが、1−デカノール、1−ドデカノール、1−テトラデカノール、1−ヘキサデカノール、1−オクタデカノール、9−オクタデセン−1−オール、1−エイコサノール、1−ドコサノール、1−ヘキサコサノール、1−オクタコサノール、1−トリアコンタノール及びそれらの混合物から成る群から選択される、請求項55に記載の組成物。
  58. 上記脂肪アルコールが1−オクタデカノールである、請求項56に記載の組成物。
  59. 上記スクロース脂肪酸エステルが、ステアリン酸スクロース、二ステアリン酸スクロース、パルミチン酸スクロース及びそれらの混合物から成る群から選択される、請求項56に記載の組成物。
  60. 上記トゥイーンが、ポリソルベート20、ポリソルベート40、ポリソルベート60、ポリソルベート80、及びポリソルベート85から成る群から選択される、請求項56に記載の組成物。
  61. 約10から約99.99重量パーセントの上記フィトステロールエステルと、約0.01から約90重量パーセントの上記界面活性剤を含む、請求項55に記載の組成物。
  62. 約40から約95重量パーセントの上記フィトステロールエステルと、約5から60重量パーセントの上記界面活性剤を含む、請求項61に記載の組成物。
  63. 約95重量パーセントの上記フィトステロールエステルと約5重量パーセントの上記界面活性剤を含む、請求項62に記載の組成物。
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