JP2004524553A6 - 光軸合わせ能力を有する単軸立体ビデオ撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】対象物の立体像を生じさせるための撮像システムを提供する。
【解決手段】本発明の撮像システムは、対象物の像を受けるためのカメラと、対象物とカメラの間に置かれた単軸光学系(30)を有し、像阻止部材(50)が左像と右像を交互に生じるために作動可能で、かつ、該像阻止部材が光学系の開口と光軸合わせができるように光学系の光軸と直交する方向(D)に調整可能である。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の撮像システムは、対象物の像を受けるためのカメラと、対象物とカメラの間に置かれた単軸光学系(30)を有し、像阻止部材(50)が左像と右像を交互に生じるために作動可能で、かつ、該像阻止部材が光学系の開口と光軸合わせができるように光学系の光軸と直交する方向(D)に調整可能である。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は単レンズ系を用いて左右の目で立体映像を作るビデオ撮像装置(システム)に関し、さらに詳しくは最適画質を得るためレンズ系に対して左右の目の視野を一致させることのできる上記システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
単レンズ系を用いて左右の目で立体映像を作るビデオ撮影システムはよく知られている。そのようなシステムは、単一の小径レンズ系を用いて対象物体の3次元像を与えるため、カメラやビデオのレンズ、顕微鏡、望遠鏡、内視鏡およびボアスコープのような無数の用途に長く使われてきている。しかし、このような従来技術は大いに開発されているが、一般領域においてある欠陥が存在する。
【0003】
特許文献1は、CCDイメージャ等、f/2以上の有効口径をもつ広角レンズアセンブリ、およびカメラの光路にレンズアセンブリと隣接して置かれた絞り板を配置した小型カメラアセンブリを用いる立体撮像・ビューシステムを開示している。絞り板は、レンズアセンブリの光軸の両対向側に左右の瞳孔を有する。左右の瞳孔は、レンズ径よりもいくぶん小さな予め定められた距離だけ互いに離れている。左像は左瞳孔を通ってイメージャの結像面上にレンズの対応する部分によって結像し、右像は右瞳孔を通ってイメージャの結像面上にレンズの対応する部分によって結像する。次に、代替シャッターや別の色フィルターのような選択機構によって、目的物の左右の像が分離させられる。続いて、左右の像がディスプレーに送られて、左右の像を表示することにより立体視される。
【0004】
特許文献2は、外科内視鏡の末端に装着された単一の対物レンズ系をもつ立体ビデオカメラシステムを開示している。レンズとビデオカメラ/センサの間に電子シャッターが光路内に置かれている。このシャッターは、カメラ/センサ、および切換可能な左右の視野レンズをもつ立体視野眼鏡を伴って同期する駆動信号に対応して、不透明と透明の両状態に切り換えられる左右の光学ゾーンを有する。
【0005】
特許文献3は、単イメージ路において2次元レンズ系とカメラとの間に位置する不透明なリーフを含む立体ビューシステムを開示している。この不透明なリーフは左位置から右位置まで単イメージ路を側方に動くことができ、カメラのイメージ路の左右の透視像を与える。切換素子によって不透明リーフが左右位置の間で動かされ、各位置でリーフを十分な時間静止させて各透視像をカメラで撮れるようにさせる。立体ビュー素子を用いて同期システムによって左右の透視像を撮像システムから交互に切り換え、一方の目で左の透視像のみを見させ、他方の目で右の視野像を見させる。
【0006】
特許文献4は、対物レンズおよび該対物レンズから離れてはいるが光路内にある末端レンズをもつ光学素子、および末端レンズから受光して光検知像面に結像するための立体イメージ素子を有する立体イメージ配列を開示している。立体イメージ素子は、末端レンズの左右域から出る光を選択的に遮って像面に左右の像を形成するためのシャッターを有する。また同素子は、左右の像を結合して末端レンズの視野のステレオ像を形成する。この像はモニターに表示され、切り換わる光景をもってステレオ視させる。
【0007】
特許文献5は、内視鏡やボアスコープのような機器に付けられ、近接域で出口瞳孔によって特徴づけられる立体イメージ素子を開示している。そのイメージ素子は、機器の近くに付けられる筐体内に置かれた2つの絞り板と光スイチを有する。2つの絞り板は、器具の出口瞳孔の面内に実質的に対称に離れて置かれた左右の開口を絞る。光スイッチは、機器から受光し左右の光路を通る光を交互に遮って、ステレオ像を発生させ得る。
【0008】
上記従来技術の各々は単レンズ系を用いて左右立体像を作るシステムを開示しているが、これらはすべて、少なくとも1つの共通の欠点を有している。どんな立体システムにおいても、見る人に対する左右の目のバランスした像の表現は眼精疲労を防ぐのに危険である。すなわち、2つの像は澄明さ、鮮明さ、色彩、明るさ等において精密に一致していなければならない。単軸立体カメラにおいてこれを達成するため、光線を左右像に分ける素子はレンズ系の光軸に正確に一致しなければならない。この要請が公知の設計においていくつかの問題を生じている。
【0009】
光線を左右像に分ける素子が(内視鏡のような)機器それ自身の内部に統合されている特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4において開示されているような設計において、上記素子の軸をレンズ系の光軸に正確に一致させることは、骨の折れる製造基準と精密な許容誤差を必要とし、これらは達成するのにコストがかかるとともに困難でもある。さらに、そのような正確な光軸合わせ(centering)が製造中に達成できたとしても、素子のくり返し使用およびくり返し殺菌によりシステム部材が急速に移動し、曲がり、膨張し、あるいは縮小するようになり、それらがわずかでも生ずると、上記素子はもはやレンズ系の光軸と正確に軸が合わなくなり、その結果、このシステムによって作られる映像は質が悪化する。
【0010】
特許文献5に開示されているような(内視鏡のような)機器に付けられる立体像システムに統合される光線を左右像に分ける素子における設計に関し、上記問題が悪化している。骨の折れる製造基準と精密な許容誤差の要求に伴う問題、およびくり返し使用による問題に加えて、そのようなシステムはまた上記素子をレンズ系の光軸と正確に軸合わせをするため、(レンズ系を含む)機器を(上記素子を含む)立体像システムと正確に整列させることをユーザー(内視鏡の場合には一般に医師)に要求するという欠点も有する。そのような要求を達成することは、不可能ではないにしても、ユーザーにとってきわめて困難である。さらに、上記素子をレンズ系の光軸と軸合わせすることはできないので、可変絞り位置をもつ機器を使って上記従来技術による設計を用いることはできない。
【0011】
したがって、望ましいものは、骨の折れる製造基準と精密な許容誤差を必要とせず、像の画質を劣化させることなくシステム部分の移動、屈曲、膨張あるいは縮小等を受け入れ、機器を立体像システムと正確に整列させることをユーザーに要求せず、かつ、可変絞り位置をもつ機器を用いて使い得る、単レンズ系を用いて左右の立体像を作る立体像システムである。
【0012】
【特許文献1】米国特許第5,222,477号
【特許文献2】米国特許第5,471,237号
【特許文献3】米国特許第5,828,487号
【特許文献4】米国特許第5,914,810号
【特許文献5】米国特許第5,964,696号
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の目的は、単レンズ系を用いて左目と右目の立体像を作る立体像システムを提供することにある。
【0014】
本発明の他の目的は、骨の折れる製造基準と精密な許容誤差を要求しない、上記特性をもつ立体像システムを提供することにある。
【0015】
さらに本発明の目的は、像の画質を劣化させることなくシステム部材の移動、屈曲、膨張あるいは縮小等を受け入れることのできる、上記特性をもつ立体像システムを提供することにある。
【0016】
また本発明の目的は、機器を立体像システムと正確に整列させることをユーザーに要求しない、上記特性をもつ立体像システムを提供することにある。
【0017】
さらに他の本発明の目的は、可変絞り位置をもつ機器とともに使うことのできる、上記特性をもつ立体像システムを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
これらおよび他の本発明の目的は、対象の像を受けるカメラをもつ対象の立体像発生用の像システム、対象とカメラの間に置かれた単軸光学システム、および対象とカメラの間に置かれた像阻止部材を提供することにより達成される。像阻止部材は左右の像を交互に発生するように作動でき、光学システムの光軸に軸合わせできるように該光軸と直交する方向に調整できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
1つの実施形態において、像システムは像阻止部材を収納する筐体を有し、像阻止部材の調整のため光学システムの光軸に直交する方向に像阻止部材は筐体内を動ける。その場合、像阻止部材は左半分と右半分を有してその間の接合部を区画することが好ましく、その接合部が光軸と整列すると像阻止部材が光学システムの光軸と軸合わせされる。
【0020】
本発明のこの実施形態は、いくつかの場合に特に有用である。たとえば、像阻止部材が左半分および右半分を通る光の透過を交互に阻止する液晶シャッターからなる場合、あるいは異なる偏光状態の2つの半部をもつ偏光子からなる場合である。後者の場合、透過光の偏光角を変調させるための偏光セレクターをさらに有し、偏光子の左半分と右半分を通る透過光を交互に阻止するように偏光子と偏光セレクターが共同する。
【0021】
他の実施形態において、像阻止部材は左右に配列された複数のセグメントをもつ液晶素子からなり、各セグメントは電子信号に応じて透過光を通したり阻んだりするシャッターとして切り換えられる。この場合、像システムはさらに、セグメントの隣接する一群が左像を作るために一斉に切り換わり、残りのセグメントが右像を作るために一斉に切り換わるように、電子信号をセグメントに加えるコントローラを含む。左像を作るセグメント群と右像を作るセグメント群は、その間に接合部を区画する。左像を作るために切り換えられるセグメントの数と右像を作るために切り換えられるセグメントの数は、光学システムの光軸と直交する方向に液晶素子が調整できるように変えられるので、液晶素子は光軸と軸合わせできる。接合部が整列すると、液晶素子は光学システムの光軸と軸合わせされる。この第2の実施形態において、液晶素子のセグメントは長方形のセグメントからなることが好ましい。
【0022】
双方の実施形態において、左像と右像がユーザーに見ることができ、かつ、像阻止部材がユーザーが左右の像を見ながら調整できることが好ましい。
【0023】
本発明の特徴と効果は、添付図面を参照して行う以下の詳細な説明から一層明らかになるであろう。
【0024】
【実施例】
まず図1・2に、ビデオレンズ、写真レンズ、顕微鏡、望遠鏡あるいは内視鏡のような単軸光学系30を通して立体像を作るために本発明で用いる液晶素子を示す。次に立体像は、単センサあるいは、多センサ像素子40を介して検出される。液晶素子は光の透過を阻む電子シャッター50、あるいは透過光の偏光角を選択する偏光セレクター60のいずれかである。
【0025】
図1は、電子シャッター50として液晶素子を使う第1例を示している。電子シャッターは分離した(セパレーツの)シャッター、あるいは単一の多部分素子として形成できる。適当な電子信号240によって制御されて、電子シャッターは光学系の適当な開口の各側を通る透過光を交互に阻む。電子シャッターの好ましい取付け位置は、光学系の開口止め、入口瞳孔あるいは出口瞳孔であるが、以後これらをまとめて「開口」(aperture)と総称する。図1は単軸光学系の出口瞳孔70に、電子シャッターを置いている例を示している。開口を通る透過光を交互に阻むことにより、リアルタイム・ベースで左目と右目の2つの分離した像を生じる。左目像は電子シャッターの左側80、あるいは光学系の設計によっては右側が透過光を阻むときに発生し、右目像は電子シャッターの反対側(右側)90が透過光を阻むときに発生する。
【0026】
図2は、適当な電子信号250に応じて透過光の偏光角を変調する偏光セレクター60として液晶素子を使う第2例を示している。異なる偏光状態にある2つの半部110・120をもつ偏光子100が、直交偏光130を伴って開口の各側を通る透過光を符号化するため、光学系の開口(出口の瞳孔)70に置かれている。
【0027】
図3は、偏光セレクターの初期状態を示している。適当な電子信号250がセレクターに加えられると、偏光の受入れ角140が、開口70の一方の側からの光150のみが透過できるように配向される。図4は偏光セレクターの逆の状態を示している。適当な電子信号250によって元の受入れ角に対して偏光受け入れ角160が今度は直交するように、状態が変わっている。これにより、開口70の反対側からの光170のみが通過できる。
【0028】
こうして、液晶素子を電子シャッターあるいは偏光セレクターとして使うことにより、適当な電子信号のシーケンシャル・タイミングが、インタレース走査フォーマットあるいは非インタレース走査フォーマットをもつビデオシステムの交流電界と同期する。あるビデオ電界が作用しているとき、対応する開口の左あるいは右側からの光によって、液晶素子を制御する同期電気信号に応じて左あるいは右の像を生じる。こうして、像素子40からのビデオ信号は、交流電界がまず左像を含み、次に右像を含むことを除いて、標準フォーマットを有する。
【0029】
上述したように、どんな立体系においても、見る人に対するバランスした左目像と右目像の表現は、見る人の眼精疲労を防ぐのに危険である。すなわち、2つの像は澄明さ、鮮明さ、色彩、明るさ等において精密に一致しなければならない。単軸立体カメラにおいてこのことを達成するため、光線を左目像と右目像に分ける素子はレンズ系の開口と精密に光軸合わせをしなければならない。
【0030】
こうして、図5のように電子シャッター50として液晶素子が使われると、光学系30の開口70は電子シャッター50の左右の接合部190と精密に整列されねばならない。同様に、図6のように偏光セレクターとして液晶素子が使われると、光学系30の開口70は偏光部材(偏光子)100の直交する偏光接合部210と精密に整列されねばならない。どちらの場合も、筐体180内の電子シャッター50あるいは偏光子100を(矢印D方向に)筐体180内で光学系30の光軸Aに直交する軸に沿って、変位できるように配置することによって機械的に達成される。
【0031】
電子シャッター50あるいは偏光子100を機械的に整列させるため、どんな機構も使われ得る。たとえば、1組の歯車、ネジ、ラック・ピニオン等を用いて、電子シャッター50あるいは偏光子100を運動の道筋に沿って変位させ、精密な光軸合わせを達成できる。このような機構はユーザーによって手動で操作され、あるいはユーザーによって制御されるモーターによって操作される。しかし、左右の像をユーザーが見ている間、この2つの像のバランスが最適化されるように、カメラユーザーが制御しながら光軸合わせの機構を操作することが好ましいということに注意すべきである。
【0032】
図7a〜7cに、本発明の他の実施例を示している。この例では、多セグメント225をもつ電子液晶素子220が使われている。素子の各セグメントは、図1−5のような電子シャッター50とよく似ている、適当な電子信号の印加に応じて透過光を通したり阻んだりするシャッターとして作用する。セグメント225は長方形で、図7a〜7cのように縦方向(光軸方向)に配列されあるいは正方形、六角形等のような他のどんな適当な形状も取り得る。コントローラ235から適当な電子信号が与えられる。
【0033】
素子220の多連結セグメント225は、可変中心位置すなわち接合部230をもつシャッター作用において左目と右目の2つの分離像を生じさせるため、コントローラ235によって調和して切り換えられる。一実施例は次の通りである。図7aに示すように、光学系30の開口位置が左に寄っていると、2つの像を作る光線の光軸合わせ(centering)は左側の2つのセグメント225および右側の6つのセグメントをそれぞれ一斉に切り換えることにより達成される。図7bにおいて、光学系30の開口は素子の中央に位置し、左右等しい数のセグメント225が一斉に切り換えられる。図7cにおいて、光学系30の開口は右に寄って、左側の6つのセグメント225および右側の2つのセグメントがそれぞれ一斉に切り換えられる。こうして、各セグメント225からなる電子シャッター220の左右側の接合部230は、接合部230に対して直交する軸に沿って(矢印Dの方向に)変位することができる。
【0034】
したがって本発明は、骨の折れる製造標準および精密な許容誤差を必要とせず、像の画質を劣化させることなくシステム部材の移動、屈曲、膨張あるいは縮小等を受け入れることができ、ユーザーが機器をステレオ像システムと精密に整列させることを必要とせず、かつ、可変開口位置を有する機器を用いて使い得る。単レンズ系を用いて左右の目の立体像を生じる立体像システムを提供するものである。
【0035】
本発明を部材や形状等のある特定の配列を用いて説明したが、これらはすべての可能な配列や形状を尽くしたものではなく、実際、他の多くの修正や変形が当業者には可能であろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】
液晶素子を電子シャッターとして用いる標準的な立体像システムの概略構成図。
【図2】
液晶素子を偏光セレクターとして用いる標準的な立体像システムの概略構成図。
【図3】
図2の液晶偏光素子の作用を説明するための斜視図。
【図4】
図2の液晶偏光素子の作用を説明するための斜視図。
【図5】
電子シャッターとして用いる液晶素子を光軸合わせするための機械的機構を用いる本発明の立体像システムの概略図。
【図6】
偏光セレクターとして用いる液晶素子を光軸合わせするための機械的機構を用いる本発明の立体像システムの概略図。
【図7】
シャッターの光軸合わせをするための多セグメントをもつ電子液晶シャッターを用いる本発明の立体像システムの概略図。
【符号の説明】
30:単軸光学系
40:単(多)センサ像素子
50:電子シャッター
60:偏光セレクター
130:直交偏光
190、210、230:接合部
220:電子液晶素子
225:多セグメント
235:コントローラ
A:光軸
D:変位方向
【発明の属する技術分野】
本発明は単レンズ系を用いて左右の目で立体映像を作るビデオ撮像装置(システム)に関し、さらに詳しくは最適画質を得るためレンズ系に対して左右の目の視野を一致させることのできる上記システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
単レンズ系を用いて左右の目で立体映像を作るビデオ撮影システムはよく知られている。そのようなシステムは、単一の小径レンズ系を用いて対象物体の3次元像を与えるため、カメラやビデオのレンズ、顕微鏡、望遠鏡、内視鏡およびボアスコープのような無数の用途に長く使われてきている。しかし、このような従来技術は大いに開発されているが、一般領域においてある欠陥が存在する。
【0003】
特許文献1は、CCDイメージャ等、f/2以上の有効口径をもつ広角レンズアセンブリ、およびカメラの光路にレンズアセンブリと隣接して置かれた絞り板を配置した小型カメラアセンブリを用いる立体撮像・ビューシステムを開示している。絞り板は、レンズアセンブリの光軸の両対向側に左右の瞳孔を有する。左右の瞳孔は、レンズ径よりもいくぶん小さな予め定められた距離だけ互いに離れている。左像は左瞳孔を通ってイメージャの結像面上にレンズの対応する部分によって結像し、右像は右瞳孔を通ってイメージャの結像面上にレンズの対応する部分によって結像する。次に、代替シャッターや別の色フィルターのような選択機構によって、目的物の左右の像が分離させられる。続いて、左右の像がディスプレーに送られて、左右の像を表示することにより立体視される。
【0004】
特許文献2は、外科内視鏡の末端に装着された単一の対物レンズ系をもつ立体ビデオカメラシステムを開示している。レンズとビデオカメラ/センサの間に電子シャッターが光路内に置かれている。このシャッターは、カメラ/センサ、および切換可能な左右の視野レンズをもつ立体視野眼鏡を伴って同期する駆動信号に対応して、不透明と透明の両状態に切り換えられる左右の光学ゾーンを有する。
【0005】
特許文献3は、単イメージ路において2次元レンズ系とカメラとの間に位置する不透明なリーフを含む立体ビューシステムを開示している。この不透明なリーフは左位置から右位置まで単イメージ路を側方に動くことができ、カメラのイメージ路の左右の透視像を与える。切換素子によって不透明リーフが左右位置の間で動かされ、各位置でリーフを十分な時間静止させて各透視像をカメラで撮れるようにさせる。立体ビュー素子を用いて同期システムによって左右の透視像を撮像システムから交互に切り換え、一方の目で左の透視像のみを見させ、他方の目で右の視野像を見させる。
【0006】
特許文献4は、対物レンズおよび該対物レンズから離れてはいるが光路内にある末端レンズをもつ光学素子、および末端レンズから受光して光検知像面に結像するための立体イメージ素子を有する立体イメージ配列を開示している。立体イメージ素子は、末端レンズの左右域から出る光を選択的に遮って像面に左右の像を形成するためのシャッターを有する。また同素子は、左右の像を結合して末端レンズの視野のステレオ像を形成する。この像はモニターに表示され、切り換わる光景をもってステレオ視させる。
【0007】
特許文献5は、内視鏡やボアスコープのような機器に付けられ、近接域で出口瞳孔によって特徴づけられる立体イメージ素子を開示している。そのイメージ素子は、機器の近くに付けられる筐体内に置かれた2つの絞り板と光スイチを有する。2つの絞り板は、器具の出口瞳孔の面内に実質的に対称に離れて置かれた左右の開口を絞る。光スイッチは、機器から受光し左右の光路を通る光を交互に遮って、ステレオ像を発生させ得る。
【0008】
上記従来技術の各々は単レンズ系を用いて左右立体像を作るシステムを開示しているが、これらはすべて、少なくとも1つの共通の欠点を有している。どんな立体システムにおいても、見る人に対する左右の目のバランスした像の表現は眼精疲労を防ぐのに危険である。すなわち、2つの像は澄明さ、鮮明さ、色彩、明るさ等において精密に一致していなければならない。単軸立体カメラにおいてこれを達成するため、光線を左右像に分ける素子はレンズ系の光軸に正確に一致しなければならない。この要請が公知の設計においていくつかの問題を生じている。
【0009】
光線を左右像に分ける素子が(内視鏡のような)機器それ自身の内部に統合されている特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4において開示されているような設計において、上記素子の軸をレンズ系の光軸に正確に一致させることは、骨の折れる製造基準と精密な許容誤差を必要とし、これらは達成するのにコストがかかるとともに困難でもある。さらに、そのような正確な光軸合わせ(centering)が製造中に達成できたとしても、素子のくり返し使用およびくり返し殺菌によりシステム部材が急速に移動し、曲がり、膨張し、あるいは縮小するようになり、それらがわずかでも生ずると、上記素子はもはやレンズ系の光軸と正確に軸が合わなくなり、その結果、このシステムによって作られる映像は質が悪化する。
【0010】
特許文献5に開示されているような(内視鏡のような)機器に付けられる立体像システムに統合される光線を左右像に分ける素子における設計に関し、上記問題が悪化している。骨の折れる製造基準と精密な許容誤差の要求に伴う問題、およびくり返し使用による問題に加えて、そのようなシステムはまた上記素子をレンズ系の光軸と正確に軸合わせをするため、(レンズ系を含む)機器を(上記素子を含む)立体像システムと正確に整列させることをユーザー(内視鏡の場合には一般に医師)に要求するという欠点も有する。そのような要求を達成することは、不可能ではないにしても、ユーザーにとってきわめて困難である。さらに、上記素子をレンズ系の光軸と軸合わせすることはできないので、可変絞り位置をもつ機器を使って上記従来技術による設計を用いることはできない。
【0011】
したがって、望ましいものは、骨の折れる製造基準と精密な許容誤差を必要とせず、像の画質を劣化させることなくシステム部分の移動、屈曲、膨張あるいは縮小等を受け入れ、機器を立体像システムと正確に整列させることをユーザーに要求せず、かつ、可変絞り位置をもつ機器を用いて使い得る、単レンズ系を用いて左右の立体像を作る立体像システムである。
【0012】
【特許文献1】米国特許第5,222,477号
【特許文献2】米国特許第5,471,237号
【特許文献3】米国特許第5,828,487号
【特許文献4】米国特許第5,914,810号
【特許文献5】米国特許第5,964,696号
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の目的は、単レンズ系を用いて左目と右目の立体像を作る立体像システムを提供することにある。
【0014】
本発明の他の目的は、骨の折れる製造基準と精密な許容誤差を要求しない、上記特性をもつ立体像システムを提供することにある。
【0015】
さらに本発明の目的は、像の画質を劣化させることなくシステム部材の移動、屈曲、膨張あるいは縮小等を受け入れることのできる、上記特性をもつ立体像システムを提供することにある。
【0016】
また本発明の目的は、機器を立体像システムと正確に整列させることをユーザーに要求しない、上記特性をもつ立体像システムを提供することにある。
【0017】
さらに他の本発明の目的は、可変絞り位置をもつ機器とともに使うことのできる、上記特性をもつ立体像システムを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
これらおよび他の本発明の目的は、対象の像を受けるカメラをもつ対象の立体像発生用の像システム、対象とカメラの間に置かれた単軸光学システム、および対象とカメラの間に置かれた像阻止部材を提供することにより達成される。像阻止部材は左右の像を交互に発生するように作動でき、光学システムの光軸に軸合わせできるように該光軸と直交する方向に調整できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
1つの実施形態において、像システムは像阻止部材を収納する筐体を有し、像阻止部材の調整のため光学システムの光軸に直交する方向に像阻止部材は筐体内を動ける。その場合、像阻止部材は左半分と右半分を有してその間の接合部を区画することが好ましく、その接合部が光軸と整列すると像阻止部材が光学システムの光軸と軸合わせされる。
【0020】
本発明のこの実施形態は、いくつかの場合に特に有用である。たとえば、像阻止部材が左半分および右半分を通る光の透過を交互に阻止する液晶シャッターからなる場合、あるいは異なる偏光状態の2つの半部をもつ偏光子からなる場合である。後者の場合、透過光の偏光角を変調させるための偏光セレクターをさらに有し、偏光子の左半分と右半分を通る透過光を交互に阻止するように偏光子と偏光セレクターが共同する。
【0021】
他の実施形態において、像阻止部材は左右に配列された複数のセグメントをもつ液晶素子からなり、各セグメントは電子信号に応じて透過光を通したり阻んだりするシャッターとして切り換えられる。この場合、像システムはさらに、セグメントの隣接する一群が左像を作るために一斉に切り換わり、残りのセグメントが右像を作るために一斉に切り換わるように、電子信号をセグメントに加えるコントローラを含む。左像を作るセグメント群と右像を作るセグメント群は、その間に接合部を区画する。左像を作るために切り換えられるセグメントの数と右像を作るために切り換えられるセグメントの数は、光学システムの光軸と直交する方向に液晶素子が調整できるように変えられるので、液晶素子は光軸と軸合わせできる。接合部が整列すると、液晶素子は光学システムの光軸と軸合わせされる。この第2の実施形態において、液晶素子のセグメントは長方形のセグメントからなることが好ましい。
【0022】
双方の実施形態において、左像と右像がユーザーに見ることができ、かつ、像阻止部材がユーザーが左右の像を見ながら調整できることが好ましい。
【0023】
本発明の特徴と効果は、添付図面を参照して行う以下の詳細な説明から一層明らかになるであろう。
【0024】
【実施例】
まず図1・2に、ビデオレンズ、写真レンズ、顕微鏡、望遠鏡あるいは内視鏡のような単軸光学系30を通して立体像を作るために本発明で用いる液晶素子を示す。次に立体像は、単センサあるいは、多センサ像素子40を介して検出される。液晶素子は光の透過を阻む電子シャッター50、あるいは透過光の偏光角を選択する偏光セレクター60のいずれかである。
【0025】
図1は、電子シャッター50として液晶素子を使う第1例を示している。電子シャッターは分離した(セパレーツの)シャッター、あるいは単一の多部分素子として形成できる。適当な電子信号240によって制御されて、電子シャッターは光学系の適当な開口の各側を通る透過光を交互に阻む。電子シャッターの好ましい取付け位置は、光学系の開口止め、入口瞳孔あるいは出口瞳孔であるが、以後これらをまとめて「開口」(aperture)と総称する。図1は単軸光学系の出口瞳孔70に、電子シャッターを置いている例を示している。開口を通る透過光を交互に阻むことにより、リアルタイム・ベースで左目と右目の2つの分離した像を生じる。左目像は電子シャッターの左側80、あるいは光学系の設計によっては右側が透過光を阻むときに発生し、右目像は電子シャッターの反対側(右側)90が透過光を阻むときに発生する。
【0026】
図2は、適当な電子信号250に応じて透過光の偏光角を変調する偏光セレクター60として液晶素子を使う第2例を示している。異なる偏光状態にある2つの半部110・120をもつ偏光子100が、直交偏光130を伴って開口の各側を通る透過光を符号化するため、光学系の開口(出口の瞳孔)70に置かれている。
【0027】
図3は、偏光セレクターの初期状態を示している。適当な電子信号250がセレクターに加えられると、偏光の受入れ角140が、開口70の一方の側からの光150のみが透過できるように配向される。図4は偏光セレクターの逆の状態を示している。適当な電子信号250によって元の受入れ角に対して偏光受け入れ角160が今度は直交するように、状態が変わっている。これにより、開口70の反対側からの光170のみが通過できる。
【0028】
こうして、液晶素子を電子シャッターあるいは偏光セレクターとして使うことにより、適当な電子信号のシーケンシャル・タイミングが、インタレース走査フォーマットあるいは非インタレース走査フォーマットをもつビデオシステムの交流電界と同期する。あるビデオ電界が作用しているとき、対応する開口の左あるいは右側からの光によって、液晶素子を制御する同期電気信号に応じて左あるいは右の像を生じる。こうして、像素子40からのビデオ信号は、交流電界がまず左像を含み、次に右像を含むことを除いて、標準フォーマットを有する。
【0029】
上述したように、どんな立体系においても、見る人に対するバランスした左目像と右目像の表現は、見る人の眼精疲労を防ぐのに危険である。すなわち、2つの像は澄明さ、鮮明さ、色彩、明るさ等において精密に一致しなければならない。単軸立体カメラにおいてこのことを達成するため、光線を左目像と右目像に分ける素子はレンズ系の開口と精密に光軸合わせをしなければならない。
【0030】
こうして、図5のように電子シャッター50として液晶素子が使われると、光学系30の開口70は電子シャッター50の左右の接合部190と精密に整列されねばならない。同様に、図6のように偏光セレクターとして液晶素子が使われると、光学系30の開口70は偏光部材(偏光子)100の直交する偏光接合部210と精密に整列されねばならない。どちらの場合も、筐体180内の電子シャッター50あるいは偏光子100を(矢印D方向に)筐体180内で光学系30の光軸Aに直交する軸に沿って、変位できるように配置することによって機械的に達成される。
【0031】
電子シャッター50あるいは偏光子100を機械的に整列させるため、どんな機構も使われ得る。たとえば、1組の歯車、ネジ、ラック・ピニオン等を用いて、電子シャッター50あるいは偏光子100を運動の道筋に沿って変位させ、精密な光軸合わせを達成できる。このような機構はユーザーによって手動で操作され、あるいはユーザーによって制御されるモーターによって操作される。しかし、左右の像をユーザーが見ている間、この2つの像のバランスが最適化されるように、カメラユーザーが制御しながら光軸合わせの機構を操作することが好ましいということに注意すべきである。
【0032】
図7a〜7cに、本発明の他の実施例を示している。この例では、多セグメント225をもつ電子液晶素子220が使われている。素子の各セグメントは、図1−5のような電子シャッター50とよく似ている、適当な電子信号の印加に応じて透過光を通したり阻んだりするシャッターとして作用する。セグメント225は長方形で、図7a〜7cのように縦方向(光軸方向)に配列されあるいは正方形、六角形等のような他のどんな適当な形状も取り得る。コントローラ235から適当な電子信号が与えられる。
【0033】
素子220の多連結セグメント225は、可変中心位置すなわち接合部230をもつシャッター作用において左目と右目の2つの分離像を生じさせるため、コントローラ235によって調和して切り換えられる。一実施例は次の通りである。図7aに示すように、光学系30の開口位置が左に寄っていると、2つの像を作る光線の光軸合わせ(centering)は左側の2つのセグメント225および右側の6つのセグメントをそれぞれ一斉に切り換えることにより達成される。図7bにおいて、光学系30の開口は素子の中央に位置し、左右等しい数のセグメント225が一斉に切り換えられる。図7cにおいて、光学系30の開口は右に寄って、左側の6つのセグメント225および右側の2つのセグメントがそれぞれ一斉に切り換えられる。こうして、各セグメント225からなる電子シャッター220の左右側の接合部230は、接合部230に対して直交する軸に沿って(矢印Dの方向に)変位することができる。
【0034】
したがって本発明は、骨の折れる製造標準および精密な許容誤差を必要とせず、像の画質を劣化させることなくシステム部材の移動、屈曲、膨張あるいは縮小等を受け入れることができ、ユーザーが機器をステレオ像システムと精密に整列させることを必要とせず、かつ、可変開口位置を有する機器を用いて使い得る。単レンズ系を用いて左右の目の立体像を生じる立体像システムを提供するものである。
【0035】
本発明を部材や形状等のある特定の配列を用いて説明したが、これらはすべての可能な配列や形状を尽くしたものではなく、実際、他の多くの修正や変形が当業者には可能であろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】
液晶素子を電子シャッターとして用いる標準的な立体像システムの概略構成図。
【図2】
液晶素子を偏光セレクターとして用いる標準的な立体像システムの概略構成図。
【図3】
図2の液晶偏光素子の作用を説明するための斜視図。
【図4】
図2の液晶偏光素子の作用を説明するための斜視図。
【図5】
電子シャッターとして用いる液晶素子を光軸合わせするための機械的機構を用いる本発明の立体像システムの概略図。
【図6】
偏光セレクターとして用いる液晶素子を光軸合わせするための機械的機構を用いる本発明の立体像システムの概略図。
【図7】
シャッターの光軸合わせをするための多セグメントをもつ電子液晶シャッターを用いる本発明の立体像システムの概略図。
【符号の説明】
30:単軸光学系
40:単(多)センサ像素子
50:電子シャッター
60:偏光セレクター
130:直交偏光
190、210、230:接合部
220:電子液晶素子
225:多セグメント
235:コントローラ
A:光軸
D:変位方向
Claims (19)
- 対象物の像を受けるためのカメラ、該カメラと対象物の間に置かれた単一の光軸と開口を有する光学系、該カメラと対象物の間に置かれた左像と右像を交互に生じさせるように作動可能な像阻止部材からなり、ここで該像阻止部材が該光学系の光軸に軸合わせできるように該光学系の光軸と直交する方向に調整可能であることを特徴とする対象物の立体像を生じさせるための撮像装置。
- さらに、像阻止部材を受けるための筐体を有し、像阻止部材を調整するために光学系の光軸と直交する方向に像阻止部材が筐体内を動くことができる請求項1の撮像装置。
- 像阻止部材がその左半部と右半部を通る透過光を交互に阻む液晶シャッターをもつ請求項2の撮像装置。
- 像阻止部材が異なる偏光状態の2つの半部をもつ偏光子からなり、撮像システムがさらに透過光の偏光角を変調するための偏光セレクターを有し、ここで偏光子と偏光セレクターが偏光子の左半部と右半部を通る透過光を交互に阻むように作用する請求項2の撮像装置。
- 像阻止部材が左半部と右半部からなり、この左半部と右半部とがその間に接合部を有し、ここで該接合部が光学系の開口に整列したとき像阻止部材が光学系内に適切に位置取りされる請求項1の撮像装置。
- 像阻止部材がその左半部と右半部を通る透過光を交互に阻む液晶シャッターをもつ請求項5の撮像装置。
- 像阻止部材が異なる偏光状態の2つの半部をもつ偏光子からなり、撮像装置がさらに透過光の偏光角を変調するための偏光セレクターを有し、ここで偏光部材と偏光セレクターが偏光部材の左半部と右半部を通る透過光を交互に阻むように作用する請求項5の撮像装置。
- 左像と右像がユーザーに見ることができ、ユーザーが左右の像を見ている間、像阻止部材がユーザーによって調整できる請求項1の撮像装置。
- 像阻止部材が左右に配列された複数のセグメントをもつ液晶素子からなり、各セグメントが電子信号の印加に従って透過光を通したり阻んだりするシャッターとして切り換えられ、撮像装置がさらに、左像を生じさせるために一群の隣り合うセグメントが一斉に切り換えられ、右像を生じさせるために残りのセグメントが一斉に切り換えられるように電子信号をセグメントに印加するためのコントローラを有し、左像を生じさせる一群のセグメントと右像を生じさせる一群のセグメントがその間に接合部を有し、ここで左像を生じさせるために切り換えられたセグメントの数と右像を生じさせるために切り換えられたセグメントの対応する数が、液晶素子が光学系の光軸と軸合わせできるように光学系の光軸と直交する方向に液晶素子を調整できるように変えられる請求項1の撮像装置。
- 接合部が光学系の開口と整列しているとき、液晶素子が光学系内に適切に位置取りされる請求項9の撮像装置。
- 液晶素子のセグメントが長方形のセグメントからなる請求項9の撮像装置。
- 対象物の像を受けるためのカメラ、該カメラと対象物の間に置かれた単一の光軸を有する光学系、カメラと対象物の間に置かれた筐体、(その間に)接合部を有する左半部と右半部からなり、左像と右像を交互に生じさせるために作動可能な筐体内に置かれた像阻止部材からなり、そして該左半部と右半部によって形成される接合部が光学系の光軸と整列するように光学系の光軸と直交する方向に像阻止部材が筐体内を動くことのできることを特徴とする対象物の立体像を生じさせるための撮像装置。
- 像阻止部材がその左半部と右半部を通る透過光を交互に阻む液晶シャッターをもつ請求項12の撮像システム。
- 像阻止部材が異なる偏光状態の2つの半部をもつ偏光子からなり、撮像装置がさらに透過光の偏光角を変調するための偏光セレクターを有し、ここで偏光子と偏光セレクターが偏光子の左半部と右半部を通る透過光を交互に阻むように作用する請求項12の撮像装置。
- 左像と右像がユーザーに見ることができ、ユーザーが左右の像を見ている間、像阻止部材がユーザーによって調整できる請求項12の撮像装置。
- 対象物の像を受けるためのカメラ、単一の光軸を有するカメラと対象物体の間に置かれた光学系、各々が電子信号の印加に従って透過光を通したり阻んだりするシャッターとして切換可能な左右に配列された複数のセグメントを有するカメラを対象物の間に置かれた液晶素子、および左像を生じさせるために一群の隣り合うセグメントが一斉に切り換えられ、右像を生じさせるために残りのセグメントが一斉に切り換えられるように電子信号をセグメントに印加するためのコントローラを有し、左像を生じさせる一群のセグメントと右像を生じさせる一群のセグメントがその間に接合部を形成し、ここで左像を生じさせるために切り換えられたセグメントの数と右像を生じさせるために切り換えられたセグメントの対応する数が、液晶素子が光学系の光軸と軸合わせできるように光学系の光軸と直交する方向に液晶素子を調整できるように変えられる、対象物体の立体像を生じさせるための撮像装置。
- 接合部が光学系の開口と整列しているとき、液晶素子が光学系内に適切に位置取りされる請求項16の撮像装置。
- 液晶素子のセグメントが長方形のセグメントからなる請求項16の撮像システム。
- 左像と右像がユーザーに見ることができ、ユーザーが左右の像を見ている間、像阻止部材がユーザーによって調整きる請求項16の撮像装置。
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