JP2004523283A - 可撓性を有する先端部を備えた医用器具 - Google Patents

可撓性を有する先端部を備えた医用器具 Download PDF

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Abstract

生検器具は、生検部位から生検試料を採取するための可撓性を有する先端部を備えている。この生検器具は試料採取用カニューラを備えている。試料採取用カニューラは、基端部と先端部との間を延在する周壁部を有し、また、基端部と先端部との間を延在するルーメンを画成している。カニューラの周壁部には、先端部の近傍に試料採取時緩和用切欠部が形成されており、この試料採取時緩和用切欠部は試料採取用カニューラの長手方向軸心に沿った長さを有し、その長さは試料採取用カニューラの直径より大きい。試料採取用カニューラのルーメンの内部にワイヤが摺動可能に配設されており、このワイヤは基端部と先端部とを有し、このワイヤには、先端部の近傍に試料収容キャビティが形成されている。また、試料収容キャビティの近傍にワイヤ緩和用切欠部が形成されている。ワイヤ緩和用切欠部はワイヤの長手方向軸心に沿った長さを有し、この長さはワイヤ緩和用切欠部の幅より大きい。試料採取用カニューラの基端部及びワイヤの基端部に、トリガ機構が接続している。このトリガ機構は、試料採取用カニューラをワイヤに対して相対的に運動させて第2状態から第1状態へ遷移させることで、生検部位の組織を試料収容キャビティに取込むものである。ワイヤは試料採取用カニューラに対して相対的に摺動可能であり、その相対摺動によって、ワイヤがルーメンの内部に没入して試料採取用カニューラが試料収容キャビティを覆っている第1状態と、ワイヤの先端部が試料採取用カニューラから延出して試料収容キャビティを露出させている第2状態との間で状態遷移が行われる。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は生検システムに関する。具体的には、本発明は、経血管的に生検試料を採取するための器具に関する。
【背景技術】
【0002】
診断医学の臨床現場では、生検術を施術することが必要な状況や、施術することが望ましい状況にしばしば遭遇する。生検術とは、医学的判断を下すことを目的として、患者の生体から組織を採取することをいう。採取した生検試料は細胞学的検査ないし組織学的検査に付し、疾病の診断及び治療に役立てる。生検術を施術することが、その診断ないし治療のために有用である疾病とは、例えば、様々な形態の癌などのように、その疾病に侵されている組織の領域を特定することのできる疾病である。
【0003】
生検術を施術する際に注意すべきことは、疾病部位を囲繞している中間組織や採取対象組織そのものに与える物理的外傷をできるだけ小さく抑えること、またそれと同時に、施術者が健康被害を被ることがないようにすることである。典型的な生検術の一例は、中空の生検針を、中間組織を貫通させて採取対象組織に穿刺するというものである。続いて、その生検針に吸引力を作用させ、その生検針を通して試料組織を回収する。生検針に吸引力を作用させるためには、一般的に注射器が使用されている。
【0004】
生検術の適用対象が、例えば肝臓などのように、身体の奥深くに位置する体内臓器である場合には、特別の考慮が必要となる。かつては、肝臓などの体内臓器から組織試料を採取するための生検術としては、経皮的生検術が適用されていた。その術式は、生検針を、肝臓に近い部分の皮膚を貫通させて穿刺し、その生検針を通して肝臓の組織試料を採取するというものであった。この術式は、十分な量の組織を肝臓から採取できるという点では効果的であるが、現在では最早、受け容れられておらず、その理由は、この術式を適用した場合には、それによって患者の健康状態がひどく悪化することが、珍しくないからである。より具体的には、殆どの場合、患者は大きな痛みに耐えなければならず、またそれに加えて、このように経皮的生検術の施術後には、肝臓からかなりの量の出血を見ることになる。更に、肝生検術が適用される患者は、通常、肝疾患に罹患している患者、肝移植を受けた患者、それに、血液凝固障害を持つ患者などであるが、患者がそれら状況にあることにより、経皮的肝生検術は更に面倒なものとならざるを得ない。
【0005】
経皮的生検術に付随する上記のごとき問題に煩わされることなく、組織試料を採取することができる別の術式があり、それは、経頸静脈的に肝臓にアクセスするようにした術式である。その種の公知の術式においては、頸静脈を介して肝臓にアクセスするために、長尺の生検器具を使用している。一般的に、この術式に使用する生検器具は、通常のシングルアクション型ないしダブルアクション型の生検器具と同様のものであり、単に、頸静脈を介して肝臓にアクセスできるように、内針及び外針を長尺にした点が異なっているに過ぎない。
【0006】
図1〜図3に、経頸静脈生検術に使用する、典型的なシングルアクション型の生検器具20を示した。この生検器具20は中空の外針22を備えており、この外針22は、その内部にルーメン(管状空間)24を画成している。ルーメン24の中に内針26が摺動可能に収容されており、従って、内針26は外針22に対して相対的に可動となっている。内針26の第1端部(先端部)28には、組織に穿刺するための刃先部30が形成されており、また、内針26には、第1端部28の近傍に組織試料を収容するためのキャビティ32が形成されている。内針26は、外針22に対して相対的に摺動可能であり、相対摺動することによって、没入状態である第1状態(図3)と、突出状態である第2状態(図2)との間で状態遷移する。没入状態である第1状態にあるときには、内針26がルーメン22の内部に没入して、外針22がキャビティ32を覆っており、この状態で、先端部を肝臓に穿刺することができる。突出状態である第2状態にしたならば、内針26の第1端部28が外針22から突き出し、キャビティ32が生検部位の組織に対して露出した状態になる。以上の構成は当業界において公知のものであり、市販されてもいる。例えば、この種の生検器具としては、米国、インディアナ州、フランクリン、ハドソン・ストリート、3049に所在の、Promex, Inc.社の分身会社であるU.S. Biopsy, Inc.社(電話(317)736-0128)が販売しているものなどがある。
【0007】
経頸静脈的肝生検術を施術する際には、皮膚に小さな切開部ないし穿孔部を形成して、そこから図4に示したような細長い導入器具58を挿入する。この導入器具34は、小径の細長いカニューラを備えており、このカニューラはルーメン(管状空間)36を画成している。このルーメン36に、生検器具20を先端部35から挿入して行くと、このルーメン36が、その挿入された先端部35を生検部位へ導く機能を果たす。導入器具34を静脈中へ挿入して行くときには、この導入器具34の先端部38が静脈系の正しい経路をたどるように、X線蛍光透視法などを使用して、その先端部38を慎重に進めて行くようにする。先端部38を、意図している生検部位に正確に定位するためには、細心の注意を払わねばならない。導入器具34の先端部38を正確に定位したならば、導入器具34のルーメンに生検器具20を挿入して行き、内針26の刃先部30を肝組織へ貫入させる。肝生検術における、生検器具を挿入するこの段階では、内針26は外針22の中に収容された状態にあり、即ち、前述した第1状態である没入状態(図3)にある。
【0008】
組織を採取しようとする生検部位に生検器具20を定位したならば、続いて、内針26を瞬発的に駆動して突き出させ、肝組織の中へ一気に貫入させる。また、その際の突き出し量は、内針26に形成されているキャビティ32を露出させることができるだけの十分な突き出し量とする。これによって、肝組織がキャビティ32の中へ入り込む。続いて、生検器具20のトリガ機構を作動させて、内針26の外周に嵌合している外針22を突き出すことによって、外針22がキャビティ32を覆うようにする。この外針22の前進運動により、キャビティ32の中に入り込んでいた組織が周囲から切断されて、組織試料が採取される。また、こうして採取された組織試料は、内針26のキャビティ32の中に収容される。組織を試料として取込むための、以上の内針26及び外針22の運動は、内針26及び外針22の夫々の基端部29に接続したトリガ機構27の作動によって瞬時に完了する。試料の品質は、組織を取込む際の外針22の突き出し力、即ち「瞬発力」の大きさに強く影響され、なぜならば、採取する組織は、必ずしも結合組織や支持組織であるとは限らず、実質組織であることが多く、実質組織である場合には、ゼラチンのような粘稠性を有するからである。外針22がキャビティ32の閉塞したならば、導入器具34から生検器具20を引き抜くことができ、このとき、正確に定位されている導入器具34を動かさないように、慎重に引き抜くようにする。これによって、生検部位から生検器具20を引き出して、キャビティ32に収容された生検試料を搬出することができる。搬出した生検試料を回収するには、外針22を後退させて、内針26のキャビティ32を再度露出させればよい。通常は、この後、生検器具を再び導入器具の中へ挿入して、次の生検試料を採取する。そして更に、以上の手順を反復することによって、充分な量の生検試料を採取する。
【0009】
この種の生検器具に付随する問題の1つは、内針26及び外針22がステンレス鋼などの金属製であるため、剛性が高く、可撓性が不十分であることから、先端部44にかなり曲がりのきつい湾曲部42(図4)を有する導入器具34の中では、内針26及び外針22が自由に運動できないということである。即ち、導入器具34が湾曲部42を有するため、内針26及び外針22が、この導入器具34のルーメン36を画成している内壁面46との間で擦れることによって動作渋りが発生し、その結果、導入器具34が動いてしまうことがある。このように導入器具が動いてしまうのは、導入器具34の湾曲部42を通過している部分において、内針26と外針22との間に抵抗力が発生するからである。理想的な位置に定位した導入器具が動いてしまうのは不都合であり、なぜならば、導入器具が動いてしまうことによって、周囲の組織を傷つけたり、生検試料の品質を劣化させたりすることが、しばしばあるからである。更に、導入器具が湾曲部42を有するため、外針22がこの湾曲部42を通過した後にも、動作渋りは常に存在しており、そのため、トリガ機構27のスプリングから内針26及び外針22へ印加される瞬発力の多くの部分が、この動作渋りによる抵抗力、即ち摩擦力を克服することに費やされてしまう。これによって、トリガ機構27の実効能力が低下し、その結果、小さな断片状の組織試料しか採取できないという事態に陥る。更に、連続して試料採取を行うために生検器具20を使用し続け、そのトリガ機構を何度も作動させていると、外針22と、導入器具34の内周面45との、互いに摺接している摺接面が摩滅して、それら摺接面の形状が次第に変化し、それによって、トリガ機構27の実効能力が更に大きく低下する。その結果、全く組織が採取できないことがないにしても、僅かな組織しか採取できなくなり、必要量の組織を採取し終わる前に、使用している生検器具20が回復不能な損傷を受けることがある。このように、生検器具が損傷してしまった場合には、その生検器具を廃棄し、新たな生検器具を使用して、必要量の組織を採取しなければならない。まことに困ったことであるが、これは珍しくないことであり、その結果として、器具購入費、人件費、それに手術室使用経費に関して、正当化できないほど大幅なコスト増が発生しており、また患者にとっても、生検術の施術時間が長引くという不都合が生じている。
【0010】
例えば肝臓のように、身体の奥深くに位置する体内臓器を対象とした生検術を施術する際には、導入器具の先端部を、身体のかなり深くまで挿入しなければならない。試料の品質は、その長い距離を伝達される生検装置のトリガ機構の瞬発力の大きさに強く影響される。従って、トリガ機構から試料採取用の内針及び外針の先端部へ瞬発力を伝達させることができるように、内針及び外針の剛性を高くしておく必要がある。しかしながら、不都合なことに、長尺の導入器具を使用する場合には、導入器具の湾曲部において、導入器具のルーメンの内壁面と内針及び外針との間の接触面に作用する摩擦力が大きなものとなりやすい。従って、内針及び外針の剛性及び健全性を犠牲にすることなく、それらに可撓性を付与することのできるような、針アセンブリが求められている。
【0011】
米国特許第4907598号公報(Bauer)には、剛性の高い内針と外針とを組合せた針アセンブリの替わりに使用することのできる、可撓性を有するカニューラとワイヤとを組合せたアセンブリが開示されており、このアセンブリは、導入器具の湾曲部を通過する際に撓むことができる。そのワイヤはケーブルで構成されており、また、そのカニューラはコイル状に巻回した部材を重ねて構成されている。かかるワイヤ及びカニューラを使用することで、可撓性に富んだ構造となっている。この構成に付随する問題は、可撓性を有するケーブルとカニューラとを組合せたアセンブリであるために、概して腰が弱く、そのため、このケーブルとカニューラとを組合せたアセンブリの先端部に設けられた生検用の刃先部を意のままに動かすことができず、制御が困難であることにある。更に、トリガ機構を作動させたときに、この可撓性を有するカニューラとワイヤとを組合せたアセンブリが撓むために、トリガ機構のエネルギのうちのかなりの部分が、このアセンブリによって消費されてしまう。その結果として、小さな破片状の試料しか取込むことができず、トリガ動作を何度も反復しなければならなくなっている。
【0012】
米国特許第5620415号公報(Lucey et al.)には、外科手術用器具が開示されており、この外科手術用器具は、ハンドピースに加えた力が、剛性の高い外管の湾曲部を通して伝達されるように構成されている。ハンドピースから伝達される力は、剛性の高い外管の内部に支持された、二重に重ね合わされたチューブを介して、切断刃部材へ伝えられる。このアセンブリは可撓性領域を備えており、この可撓性領域は、内管に一連の周方向溝を形成することによって構成されており、この可撓性領域とされている部分は、ハンドピースの操作時に湾曲部の領域内にある部分に限定されている。更に、一連の周方向溝は互いに平行に延在しており、内管の両側から切り込むようにして形成されていて、全体としてアコーディオン形の構造を形成している。かかる一連の周方向溝は、湾曲部における動作渋りを多少は緩和することができるが、しかしながら、体内の奥深くに位置する臓器の生検を行う場合には、その緩和性能はなお不十分なレベルにあるといわねばならない。更に、かかる一連の周方向溝が形成されているため、軸方向の強度が低下しており、ひいては、外側の不動チューブと内側の可動チューブとの間の相対位置精度が低下している。更なる短所として、一連の周方向溝を形成してアコーディオン形の構成とするためには、極めて高い製作コストがかかるということがある。
【0013】
米国特許第5911701号公報(Miller及びIreland)には、外科手術用の切断器具が開示されており、この切断器具は、湾曲したアウタカニューラと、このアウタカニューラの中に収容され摺動可能に支持されている切断刃部材とを備えている。切断刃部材は、連続した管状の部材に連結されており、この管状の部材は、剛性の高い部分と、可撓性を有する本体部分とが連結して構成されており、可能性を有する本体部分は、湾曲したアウタカニューラの中を延在している。可撓性を有する本体部分に軸心方向の剛性を付与するために、可撓性を有する本体部分に複数本の駆動ケーブルを内蔵している。この切断器具は確かに良好な可撓性を有するが、しかしながら、この切断器具は電動式の外科手術用切断器具であり、この構成に付随する複雑性は、経血管的にアクセスする方式の生検術に使用するシングルアクション型ないしダブルアクション型の生検器具にとっては、望ましからざるものである。
【特許文献1】
米国特許第4907598号公報
【特許文献2】
米国特許第5620415号公報
【特許文献3】
米国特許第5911701号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
従って、導入器具から試料採取用の針アセンブリに加わる、動作渋りの原因となる力に負けてしまうことのない経頸静脈生検器具が求められている。更に、反復使用している間に目に見えて性能が低下して行くようなことのない経頸静脈生検器具が求められている。更に、トリガ機構を反復して作動させているうちに器具が損傷するようなことのない安価な生検器具が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0015】
かかる事情に鑑み、従来の生検器具に付随する短所を克服すべく、本発明は以下の如き生検器具を提供するものである。本発明が提供する生検器具は、生検部位から生検試料を採取するための可撓性を有する先端部を備えた生検器具である。この生検器具は、試料採取用カニューラを備えており、該試料採取用カニューラは、基端部と先端部との間を延在する周壁部を有し、また、前記基端部と前記先端部との間を延在するルーメンを画成している。前記試料採取用カニューラの前記ルーメンの内部にワイヤが摺動可能に配設されており、該ワイヤには先端部の近傍に試料収容キャビティが形成され、また、前記試料収容キャビティの近傍にワイヤ緩和用切欠部が形成されている。前記試料採取用カニューラの前記基端部及び前記ワイヤの前記基端部にトリガ機構が接続している。該トリガ機構は、前記試料採取用カニューラを前記ワイヤに対して相対的に運動させて第2状態から第1状態へ遷移させることで、生検部位の組織を前記試料収容キャビティに取込むものである。前記ワイヤは前記試料採取用カニューラに対して相対的に摺動可能であり、その相対摺動によって、前記ワイヤが前記ルーメンの内部に没入して前記試料採取用カニューラが前記試料収容キャビティを覆っている第1状態と、前記ワイヤの前記先端部が前記試料採取用カニューラから延出して前記試料収容キャビティを露出させている第2状態との間で状態遷移が行われる。前記周壁部には、前記先端部の近傍に試料採取時緩和用切欠部が形成されており、前記試料採取時緩和用切欠部は前記試料採取用カニューラの長手方向軸心に沿った長さを有し、この長さは前記試料採取用カニューラの直径より大きい。また、前記ワイヤ緩和用切欠部は前記ワイヤの長手方向軸心に沿った長さを有し、この長さは前記ワイヤの直径より大きい。
【0016】
本発明は又以下の如き生検アセンブリを提供するものである。本発明が提供する生検アセンブリは、導入器具を備える。該導入器具は、細長いカニューラを備えており、該カニューラは基端部と先端部との間を延在する導入器具ルーメンを画成している。該カニューラは前記先端部の近傍に湾曲部を有する。前記カニューラの前記基端部にボディ部が接続しており、該ボディ部には前記導入器具ルーメンと連通した通路が形成されている。前記ボディ部には前記通路と連通した挿入口が形成されている。本発明に係る生検器具を、前記挿入口から前記導入器具ルーメンの中へ挿入することができる。そして、該生検器具の先端部を、前記導入器具カニューラの先端部から突き出させることで組織にアクセスすることができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明の目的の1つは、身体の奥深くに位置する体内臓器にアクセスして、その臓器を対象とした生検術を施術することができる特別の構成を有する生検器具及び生検アセンブリを提供することにある。本発明の利点の1つは、かかる目的を、在来の器具に改変を施すことで達成することができ、しかもその改変のためのコストが低廉であることにある。本発明の更なる利点は、生検器具を幾つも使用することなく、十分な量の生検試料を採取できることにある。更なる利点として、本発明は、複雑なケーブル配設構造やアタッチメントを必要とせず、また同種材料にせよ異種材料にせよ、材料どうしの溶接を必要とすることなく、可撓性を有する部分を構成し得ることにある。以上の目的、利点、特徴、並びに更なる目的、利点、及び特徴が、本発明に係る器具、アセンブリ、及び方法によって達成され、また実現される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
添付図面中の複数の図の間で同一の参照番号が使用されている場合、かかる参照番号は同一ないし対応する構成要素を指し示している。添付図面は本発明の実施例を図示したものであるが、ただし、添付図面は、必ずしも正確な縮尺に従って描かれたものばかりではなく、本発明をより理解しやすく図示するために、幾つかの特徴部分については誇張して描いてある。以下に記載する構成例は、具体的な実施の形態としての本発明の実施例を例示するものであり、従って、構成例は、如何なる意味においても、本発明の範囲を限定するものではない。
【0019】
本発明の原理をより明瞭に理解できるように、これより、添付図面に示した実施例について説明して行く。尚、実施例を説明するためには、かなり具体的な用語を使用するが、それら用語は、本発明の範囲を限定するものではないということを理解されたい。本発明は、以下に説明する器具及び方法ばかりでなく、当業者が通常想到すると考えられるかぎりの、それら器具及び方法に改変を加えた器具及び方法、それら器具及び方法とは異なる形態の器具及び方法、並びに、それら器具及び方法とは異なる形態で本発明の原理を応用した器具及び方法をも包含するものである。
【0020】
本発明が提供する器具及びアセンブリは、患者の静脈系ないし動脈系を介して体内臓器にアクセスして生検対象部位の組織を試料として採取するための器具及びアセンブリである。小径で長尺のチューブから成る導入器具のカニューラを、様々に合流ないし分流している静脈系ないし動脈系の曲がりくねった経路に沿って進めて、所定の位置に正確に定位するようにする。従来用いられていた試料採取用の針アセンブリは、こうして定位した導入器具の湾曲部を通過させる際に、その導入器具のカニューラとの間で、甚だしい動作渋りを生じていた。この動作渋りを解消するために、本発明が提供する組織採取用の針アセンブリは、可撓性を有する先端部を備えており、また、その先端部においては、試料採取用ワイヤ及び試料採取用カニューラの適切な位置に、緩和用切欠部及び緩和用スロットが形成されている。本発明の特徴によれば、試料採取用の針アセンブリが、導入器具の湾曲部を通過する際に撓むようにすることができ、しかもそれを、試料採取用の針アセンブリの強度、耐久性、及び機能を犠牲にすることなく達成することができる。
【0021】
図5に、本発明の1つの実施例に係る生検アセンブリ50を示した。この生検アセンブリ50は、導入器具34と生検器具52とで構成されている。本発明に好適に使用し得る導入器具としては、米国、インディアナ州、ブルーミントンに所在のCook, Inc.社の製品などがある。図4及び図6に、導入器具34を示した。図示した導入器具34は、細長いカニューラ54を備えており、このカニューラ54は、基端部56と先端部44との間を延在する導入器具ルーメン36を画成している。このルーメン36の先端部44には、開口39が画成されている。図示の実施例では、カニューラ54は、先端部44の近傍に湾曲部42を有しており、これによって、大静脈と肝静脈とが鋭角を成して合流している合流部を通過させるように案内することが可能となっている。別構成例として、カニューラ54が2つ以上の湾曲部を有する構成としたり、カニューラ54が可撓性部分を備えている構成とすることで、身体の臓器へ至る静脈系に沿った曲がりくねった経路をたどれるようにしてもよい。そのような場合には、本発明に係る生検器具のうち、導入器具のカニューラの2つ以上の湾曲部に夫々対応した部分、ないしは導入器具のカニューラの可撓性部分に対応した部分を、可撓性を有する部分とすればよい。カニューラ54の好ましい長さは、例えば60cmであり、また、カニューラ54の好ましい内径は、例えば、そのルーメン36の中に挿入する生検器具の直径より僅かに大きな径である。
【0022】
導入器具34は更に、カニューラ54の基端部56に連結したボディ部58を備えている。ボディ部58には、導入器具のルーメン36と連通した通路60が形成されている。また、ボディ部58には、通路60と連通した挿入口66が形成されており、通路60に連通しているボディ部58の中へ試料採取用カニューラ60を挿入する際には、試料採取用カニューラ60をこの挿入口66から挿入する。挿入口66には接続バルブ62が装備されており、この接続バルブ62は、生検器具の挿入箇所を密封状態にするためのものである。好適実施例においては、接続バルブ62は、シリコン製のディスク64を備えたものであり、このディスク64は、生検器具52に沿って逆流しようとする液体を、このディスク64の位置でせき止めるように機能する。この具体的な実施例では、ボディ部は更に、接続口70を備えている。この接続口70には、ポリビニルチューブ72及びルアーロックコネクタ74が接続され、それらは、必要に応じて導入器具34を通して液体を注入ないし吸引排出するためのものである。導入器具34は更に、鞘体75を備えており、この鞘体75は、カニューラ54の全長に亘ってその外表面に密接しており、前述のものとは別のルアーロック77を介してカニューラ54の基端部56に結合されている。鞘体75は、例えばPTFEや、ナイロン複合材料と呼ばれている材料などのような、低摩擦材料で形成されており、導入器具34を静脈ないし動脈に挿入して進めて行く際に、血管内膜を傷つけないように保護するためのものである。
【0023】
生検アセンブリ50は更に、生検器具52を備えており、この生検器具52は、挿入口66から導入器具ルーメン36の中へ挿入して用いるものである。図7〜図13に、第1の実施例に係る生検器具52を示した。この生検器具52は、試料採取用カニューラ68及びワイヤ76を備えており、それらカニューラ68及びワイヤ76は、それらの先端部70、80が可撓性を有するように構成されており、そうすることによって、導入器具ルーメン36の中へ生検器具52を挿入する際に、それら先端部70、80が導入器具34の湾曲部42を容易に通過できるようにしている。ワイヤ76は、中実のもの、即ち、カニューラが形成されていないものとすることが好ましい。導入器具が可撓性部分を有しているような場合や、導入器具の湾曲部が図示したものとは別の位置にある場合、それに、導入器具が図示した湾曲部以外に更に別の湾曲部を有している場合などには、本発明の生検器具を構成する際に、その導入器具の湾曲部ないし可撓性部分に対応した部分に、可撓性を付与した構成とすればよい。
【0024】
試料採取用カニューラ68は、その基端部84と先端部78との間を延在する周壁部82(図10)を有しており、また、それら基端部84と先端部78との間を延在するルーメン86を画成している。周壁部82には、先端部78の近傍に、細長い試料採取時緩和用切欠部88が形成されている。図7から明らかなように、試料採取時緩和用切欠部88は、カニューラ68の長手方向軸心90に沿った長さを有する。試料採取時緩和用切欠部88の長さlcは、この試料採取時緩和用切欠部88の幅Wc(図10)より大きい。具体的な1つの構成例においては、長さlcを、例えば約2.0インチ(約51mm)としている。また、かかる具体的構成例においては、試料採取用カニューラ68を、例えば、16番〜20番の太さのステンレス鋼製のチューブで形成している。
【0025】
図8、図9、及び図14〜図16から明らかなように、試料採取用カニューラ68の先端部78には、個々に独立した2個の不連続スロット92、94が形成されている。各々のスロット92、94は、カニューラ68の周壁部82に径方向に切り込むようにして形成されており、それらスロット92、94に隣接する部分が可撓性部分96、98となっている。具体的な1つの構成例においては、不連続スロット92、94が試料採取用カニューラ68の径方向に延在する長さを、例えば、試料採取用カニューラ68の外径Dcの4分の3に相当する長さとし、また、不連続スロット92、94の各々の幅を、例えば、0.020インチ(約0.51mm)としている。図11及び図14に示したように、不連続スロット92、94が形成されていることから、試料採取用カニューラ68の最先端100が導入器具34の湾曲部42を通過する際には、試料採取用カニューラ68が一時的に撓むことができ、それによって、試料採取用カニューラ68の外周面102と導入器具34の内周面46との間の摺動抵抗が低減されるようになっている。更に、可撓性部分96、98の寸法は、試料採取用カニューラ68に可撓性を付与し得る大きさに定めてあるが、ただし、それら可撓性部分97、98の構成及び形成位置は、それらが永久変形を生じないようなものとしてある。図示した実施例においては、試料採取用カニューラに形成した不連続スロットの個数は2個である。しかしながら、形成する不連続スロットの個数は、必要とされる可撓性の程度と、可撓性を必要とする箇所数とに応じて、様々なものとすることが考えられる。
【0026】
試料採取時緩和用切欠部88は、試料採取用カニューラ68の周壁部82の一部分にだけ延在するように形成されている。また、不連続スロット92、94が、試料採取用カニューラ68の径方向に延在する形で、この試料採取用カニューラ68に形成されているのに対して、試料採取時緩和用切欠部88は、この試料採取用カニューラ68の長手方向軸心90に沿って延在するように、また、かなりの長さを有するように形成されており、具体的な1つの構成例においては、その長さを、例えば2.0インチ(約51mm)としている。また、試料採取時緩和用切欠部88の切欠き深さは、例えば、試料採取用カニューラ68の外径Dcの4分の3とすることができる。また、具体的な1つの構成例においては、図9に示した、試料採取時緩和用切欠部88の第1端104の位置を、例えば、最先端100の突端から約0.60インチ(約15.2mm)の位置としている。
【0027】
生検器具52は、ワイヤ76を備えている。このワイヤ76は、試料採取用カニューラ68のルーメン86の内部に摺動可能に配設されており、先端部108と先端部80とを有する。基端部108の近傍に試料収容キャビティ110が形成されている。ワイヤ76には更に、ワイヤ緩和用切欠部112が形成されており、このワイヤ緩和用切欠部112は、図示した実施例では、試料収容キャビティ110の近傍に形成されている。ワイヤ緩和用切欠部112は、ワイヤの長手方向軸心に沿って延在しており、このワイヤの長手方向軸心は、カニューラ68の長手方向軸心90と一致している。ワイヤ緩和用切欠部112の長さlw(図15)は、このワイヤ緩和用切欠部112の幅Ww(図10)より大きい。具体的な1つの構成例においては、長さlwを、例えば、約2.0インチ(約50mm)としている。図14及び図16から明らかなように、図示した実施例においては、ワイヤ76は、トロカール刃先部115を備えている。このトロカール刃先部115は、通常行われているように、傾斜面を形成することで末端を尖らせたものであり、それによって、肝組織からの抵抗が殆どないし全くない状態で、肝穿刺を好適に行えるようにしたものである。この刃先部115の別構成例として、図17に示した刃先部116のように、その刃先部の傾斜面の傾斜角を、カニューラの刃先部100の傾斜面の傾斜角に合わせるようにしてもよく、このようにすれば、刃先部116が湾曲部42を通過する際に、導入器具34との間で動作渋りが生じるおそれを更に低減することができる。刃先部115や116と異なる更に別の構成例として、図9に示した刃先部114としてもよい。このワイヤ76の刃先部114は、その傾斜面が、カニューラ68の刃先部100の傾斜面と逆向きになっている。
【0028】
図9及び図10に示したように、試料採取用カニューラ68に形成した試料採取時緩和用切欠部88と、ワイヤ76に形成したワイヤ緩和用切欠部112とは、それらの延在範囲がおおむね一致しており、それら切欠部によって、湾曲部42においてカニューラ68及びワイヤ76が可撓性を持つようにしている。図14及び図16は、試料採取用カニューラ68の先端部78が導入器具34の湾曲部42を通過するときの状態(図14)と、それに続いて、試料採取用カニューラ68の可撓性周壁部分118及びワイヤ76の可撓性周壁部分120が、導入器具34の湾曲部42を通過するときの状態(図16)とを、夫々詳細に示した図である。図1及び図2に示した従来の試料採取用カニューラ22(外針)及びワイヤ26(内針)の構成とは異なり、試料採取用カニューラ68とワイヤ76との間には間隙122が確保されているため、それら試料採取用カニューラ68及びワイヤ76は、湾曲部42を通過する際に撓むことができ、即ち可撓性を有するものとなっている。この可撓性によって、カニューラ68とワイヤ76との間に生じる動作渋りが格段に緩和されている。間隙122は、湾曲部42の箇所において試料採取用カニューラ68及びワイヤ76の長手方向にかなりの長さに亘って存在しているため、カニューラ68及びワイヤ76の可撓性は、トリガ機構124の作動時の全運動領域において維持されるようになっている。そのため、トリガ機構124が試料採取用カニューラ68を前方へ運動させるためのエネルギが目減りすることがなく、これが可能であるのは、試料採取用カニューラ68とワイヤ76との間に作用する抵抗力が、湾曲部42のために増大するということが、殆どないし全くないからである。
【0029】
カニューラ68が導入器具34の湾曲部42を通過する際に作用する抵抗力を大幅に軽減するためには、ただ1個の切欠部を形成するだけで十分なこともあれば、数個の切欠部を形成する必要がある場合もあると考えられる。しかしながら、必要以上の個数の切欠部を形成することは避けるのがよく、なぜならば、余計な切欠部を形成したならば、それによって、カニューラとスタイレット(ワイヤ)とから成るアセンブリの剛性が損なわれるからである。更に、導入器具が、その長手方向に沿った複数箇所に湾曲部を備えているように構成されている場合には、カニューラと導入器具との間の抵抗力を更に低減するために、カニューラの長手方向に沿った複数箇所に、切欠部を形成するということも考えられる。
【0030】
図10及び図11は、試料採取時緩和用切欠部90と不連続スロット94との関係を詳細に示した図である。カニューラ68の試料採取時緩和用切欠部88は、図示の状態では基準軸Yに対して略々対称的に位置している。即ち、基準軸Yの方向を基準角度0°としたとき、このカニューラの周壁部82は、このY軸を基準として略々−45°〜+45°の角度範囲に亘って存在していることが見て取れる(図10)。同様に、不連続スロット94(図11)も、基準軸Yに対して対称的に位置しており、従って、試料採取時緩和用切欠部88と不連続スロット94とは、互いに軸心方向に揃えられている。別の言い方をするならば、それら試料採取時緩和用切欠部88と不連続スロット94とは、それらの周方向位置が互いに揃えられているといえる。好適実施例においては、不連続スロット92は、不連続スロット94と、形状、寸法、及び向きを同一にして形成されている。
【0031】
図12及び図16は、トリガ機構124の作動中に、ワイヤ緩和用切欠部112と試料採取時緩和用切欠部88とが導入器具34の中でどのように相互運動するかを示した図である。それらの図から分かるように、生検器具52の全体のうち、トリガ機構124の作動中に湾曲部42を通過する可能性のある部分は、カニューラ68の可撓性周壁部分118及びワイヤ76の可撓性周壁部分120だけである。そして、これら2つの可撓性部分は、湾曲部42を通過する際には良好に撓むため、トリガ機構124の作動中に湾曲部に抵抗力が発生することは、殆どないし全くない。更に、導入器具34の内壁面46の内径は、カニューラ68の外径Dcより僅かに大きいだけであるため、カニューラ68の可撓性周壁部分118及びワイヤ76の可撓性周壁部分120は、この導入器具34によって支持される。
【0032】
図8及び図13は、試料収容キャビティ110を最もよく示した図である。図示の状態では、ワイヤ76のワイヤ緩和用切欠部112は、基準軸Yに対して略々対称的に位置している。即ち、ワイヤ76の可撓性周壁部分120は、このY軸を基準として、略々−135°〜+135°の角度範囲に亘って存在している。同様に、試料収容キャビティ110も、基準軸Yに対して対称的に位置しており、従って、ワイヤ緩和用切欠部112と試料収容キャビティ110とは、互いに軸心方向に揃えられている。
【0033】
ワイヤ76は、試料採取用カニューラ68に対して相対的に摺動可能であり、相対摺動することにより、没入状態である第1状態(図9)と、突出状態である第2位置(図8)との間で状態遷移する。没入状態である第1状態にあるときには、ワイヤ76がルーメン76の中に没入して、試料採取用カニューラ68が試料収容キャビティ110を覆っている。また、突出状態である第2状態にしたならば、ワイヤ76の先端部80が試料採取用カニューラ68から突き出し、試料収容キャビティ110が生検部位の組織に対して露出した状態になる。試料採取用カニューラ68の基端部84及びワイヤ76の基端部108にトリガ機構124が接続しており、このトリガ機構124は、試料採取用カニューラ68をワイヤ76に対して相対的に運動させて第2状態から第1状態へ遷移させることで、生検部位の組織を試料収容キャビティ110に取込むものである。使用することのできるトリガ機構には、様々なものがある。好適実施例においては、トリガ機構として、図15に示したような、シングルアクション型の生検用の機構を使用しており、このトリガ機構は、米国、インディアナ州、フランクリンに所在の、Promex, Inc.社の分身会社であるU.S. Biopsy, Inc.社が販売しているものである。
【0034】
図5及び図15に示したように、生検器具52はトリガ機構124を備えており、このトリガ機構124は、指掛部130及び132を有するハウジング128を含んでいる。アクチュエータ134が、ワイヤ76と試料採取用カニューラ68との両方に、作用的に連結している。アクチュエータ134は、握り部136と、駆動機構138とを含んでいる。駆動機構138は、スプリング142の作用に抗して駆動キャリッジ140を押し下げるように機能するものである。ハウジング128には、弾性係止部144が形成されており、この弾性係止部144は、前述の没入状態にあるときに、駆動キャリッジ140の下面146を係止している。弾性係止部144は、駆動機構138を前方へ押し出すと、その係止状態が解除される。すると、駆動キャリッジ140がスプリング142によって発射され、この駆動キャリッジ140がカニューラ76を押動して、ワイヤ76の試料収容キャビティ110を覆わせる。ハウジング128には、カバー部材148がスナップ方式で嵌合されており、このカバー部材148は、ゴミが付着したり、外部のものがぶつかったりすることによって、スプリング142の機能や、駆動キャリッジ140とハウジング128との間の摺動状態が損なわれることのないように、それらを保護するためのものである。適当なトリガ機構の一例を挙げるならば、例えば、米国特許第6056760号公報(1998年10月13日出願)に開示されているものなどがある。尚、図示したトリガ機構124は、ワイヤ76の外側に嵌合している試料採取用カニューラ68を押動することによって、ワイヤ76に形成されている試料収容キャビティ110の中に、組織を取込むものである。こうして組織の試料を採取するには、シングルアクション型の生検用の機構を使用すると効率的であるが、ただし、シングルアクション型の機構に替えて、例えば米国特許第5538010号公報(Darr及びIreland)に開示されているような、ダブルアクション型のトリガ機構を使用してもよい。
【0035】
好適実施例においては、図14及び図16に示したように、駆動キャリッジ140に試料採取用カニューラ68を固定連結する際には、不連続スロット92、94の開口側、並びに試料採取時緩和用切欠部88の開口側を、駆動キャリッジ140の下面146の方へ向けた状態で、試料採取用カニューラ68を固定するようにしている。また、アクチュエータ134にワイヤ76を連結する際には、ワイヤ緩和用切欠部112をトリガ機構のハウジング128の下面150とは反対の方へ向けた状態で、ワイヤ76を連結するようにしている。また、トリガ機構124を組立てたときには、ワイヤ76に形成されているワイヤ緩和用切欠部112の延在範囲と、試料採取用カニューラ68に形成されている試料採取時緩和用切欠部88の延在範囲とが、おおむね一致し、更にそれとともに、試料採取用カニューラ68に形成されている不連続スロット92、94の開口側が、トリガ機構のハウジング128の下面150の方を向くようにしている。
【0036】
試料採取用カニューラ68及びワイヤ76を導入器具34に挿入して、その湾曲部42を通過させる際には、カニューラ68に形成されている不連続スロット92、94が、湾曲部42の内径側152に沿って通過して行くようにする。図示した基準軸Y(図10〜図13)は、湾曲部42の内径側152がこの基準軸Y上にくるように定めた軸である。カニューラ周壁部82の可撓性部分96、98が提供するカニューラ68の可撓性が最大になるのは、不連続スロット92、94の周方向位置を、内径側152に揃えたときである。また、ワイヤ76に関しては、間隙122の延在範囲に亘って延在しているこのワイヤ76の可撓性周壁部分120を、湾曲部42の内径側152に揃えたときに、カニューラ68及びワイヤ76が導入器具の湾曲部を通過する際の可撓性が最大となる。このような好適な相対位置関係にして、カニューラ68及びワイヤ76を導入器具34に挿入できるようにするために、図18に示したように、導入器具34のフランジ154に、トリガ機構124の下面150をそこに位置合せするための、矢印形部分156を形成するとよい。
【0037】
トリガ機構124を作動可能な状態にするには、先ず、導入器具34の最先端38を肝静脈の中の適切な位置に定位し、続いて、導入器具34の基端部56からカニューラ68及びワイヤ76を挿入して行く。尚、その際に、トリガ機構124の下面150の周方向位置をフランジ154の矢印形部156に揃えた状態で、カニューラ68及びワイヤ76を導入器具34の中へ挿入して行くのがよい。トリガ機構124の下面150とフランジ154の矢印形部分156とが揃った状態で、カニューラ68及びワイヤ76が導入器具34の中へ完全に挿入されたならば、その時点で、トリガ機構124は作動可能な状態になっている。別法として、図5に示すように、カニューラ86及びワイヤ76を180°回転させて、トリガ機構124の下面150の周方向位置を、フランジ154の矢印形部分156から180°ずらした状態にして挿入しても、同様の結果が得られる。この場合には、カニューラ68に形成されている不連続スロット92及び94の周方向位置が、湾曲部42の外径側158に揃えられる。その結果、スロット92、94が湾曲部42を通過して行く際には、それらスロット92、94は、図14に示したように間隔が狭まるのではなく、カニューラ68の外周面102において間隔が拡がることになる。
【0038】
図19及び図20に、本発明の第2の実施例に係る生検器具を示した。幾つかの構成要素には、ダッシュ付きの参照番号を付してあるが、それら参照番号は、それら構成要素が第1の実施例における対応する構成要素に変更を施したものであることを表している。生検器具52’は、カニューラ68’及びワイヤ76’を備えており、それらはトリガ機構124に作用的に接続している。第1の実施例に係る生検器具52のワイヤ76(図7〜図9)とは異なり、この第2の実施例に係る生検器具52’のワイヤ76’は、その先端部80’に、2個の不連続スロット160、162が形成されている。それらスロット160、162の各々は、ワイヤ76’の周面164に、径方向に延在する切り込みを設けることによって形成されており、その切り込みにおける切残し部分は半円形であって、それら切り残し部分によって可撓性部分168、170が形成されている。それら可撓性部分168、170は、対応する夫々のスロットの底部に相当している。このようにスロット160、162が形成されているため、ワイヤ76’の刃先部114’が導入器具34の湾曲部42を通過する際には、ワイヤ76’が一時的に撓み、そのことによって、カニューラ68’の外周面102’と導入器具34の内周面46との間の摺動抵抗が大幅に低減される。更に、可撓性部分168、170の寸法は、ワイヤ76’がカニューラ68’の中で十分な可撓性を有する一方で、ワイヤ76’の永久変形が生じないように、切残し部分の厚さが十分に残るような寸法にしてある。スロット160、162が形成されているため、ワイヤ76’が導入器具34の湾曲部42の外径側158(図12、図14、及び図15)に摺接した状態でこの湾曲部42を通過する際に、ワイヤ76’は撓むことができる。そのため、カニューラ68’及びワイヤ76’を導入器具34のフランジ154へ挿入して行くときに、カニューラ68’と導入器具34の内周面46との間に作用する抵抗力が緩和される。
【0039】
ワイヤ76’には、ワイヤ緩和用切欠部172が形成されており、このワイヤ緩和用切欠部172は、トリガ機構124の作動時にワイヤ76’とカニューラ68’との間に作用する抵抗力を軽減する機能を果たす。ワイヤ緩和用切欠部172は更に、先に説明したようにしてワイヤ76’を肝臓に穿刺して肝組織を取込む際に、その肝組織を収容する試料収容キャビティとしての機能も果たす。カニューラ68’は、図19及び図20に示したように、切欠部などを形成していない連続した形状のものであるが、ただし、この生検器具52’のカニューラ68’に、生検器具52のカニューラ68に形成されているスロット92、94(図8及び図9)と同様の不連続スロット(不図示)を形成してもよく、そうすることによって、導入器具34の湾曲部42における抵抗力を更に低減することができる。
【0040】
使用法について説明すると、経静脈肝生検術ないしは経頸静脈肝生検術と呼ばれている生検術を施術するには、先ず、長尺の小径チューブである導入器具34のカニューラを頸部から頸静脈へ挿入し、そしてそこから、放射線透視装置などを参照しつつ、肝臓に至るまでの静脈系の曲がりくねった経路をたどるように、カニューラを導いて行く。尚、肝臓に至るまでの静脈系の経路の長さは、約60cmである。導入器具34を肝臓のすぐ手前に定位したならば、続いて、そのルーメン36の中へ、カニューラ68及びワイヤ76を挿入し、そして更に、それらカニューラ68及びワイヤ76を、肝臓の中へ直接穿刺して組織試料を採取する。
【0041】
導入器具34を頸動脈へ挿入する際には、患者に局部麻酔をかけて、頸静脈(図21)に切開部を形成し、その切開部から挿入する。またその際に、患者を可動手術台上に仰臥させておき、その手術台を数度ほど傾斜させることによって、内頸動脈を膨張させるようにする。こうすることで、空気塞栓症が起こるおそれを低減することができる。更に、図21から明らかなように、導入器具を、下大静脈を通過させて右心房へ進入させる。導入器具の位置を把握するためには、通常行われているように、例えばX線蛍光画像法などの画像形成技術を利用するとよい。導入器具34の先端部38には、放射線不透過性のマーカ(不図示)を設けてある。このマーカは、可撓性外套管75に含浸させてあり、このマーカによって、医師が導入器具を目標部位へ導くのを容易にしている。そこから更に、導入器具34を下大静脈に沿って前進させ、導入器具34の最先端38(図4)を、肝静脈の高さより僅かに高い位置に定位する。このとき、導入器具を挿入したのが例えば患者の右頸静脈であったならば、続いて右肝静脈と中央肝静脈の一方を選択し、その選択した方の肝静脈を介して導入器具の最先端38を肝臓の十分深くまで進入させる。ときとして、導入器具を肝静脈へ進入させて行く際に大きな抵抗力が作用することがあるが、この抵抗力は、水平方向に延在する肝静脈と、垂直方向に延在する下大静脈とが合流する合流部において加わるものである。ただし、導入器具34には、最先端38の近傍に、かなり曲がりのきつい湾曲部42を設けてあるため、この合流部をそれほどの困難なく通過させることができる。
【0042】
導入器具を定位する際にも、また、導入器具を定位した後も、導入器具に余計な動きを与えないようにする。これは、導入器具に余計な動きを与えると、それによって肝臓の実質を傷つけ、また極端な場合には、肝臓の被膜に穿孔してしまうおそれすらあるため、それらを防止するために余計な動きを与えないようにするのである。更に、導入器具が僅かに動いただけであっても、それによって導入器具が理想的な位置からずれてしまったならば、生検試料の品質に悪影響が及ぶおそれがあるため、導入器具の僅かな動きさえも避けるようにする。
【0043】
本発明が提供する生検器具は、可撓性を付与したものであるが、ただしそれと同時に、特別の補助を必要とすることなく導入器具に挿入できるだけの剛性を維持させている。これによって、採取試料の品質を向上させ、生検器具の耐久性を増大させている。更に、本発明が提供する生検器具は、その方向性が固定されていないため、導入器具のルーメンの湾曲部を通過させる際に、そのルーメンの中で回転させることができる。本発明が提供する生検器具は、大きな可撓性を有するものであるが、ただし、器具の強度、耐久性、及び機能を損なってはいない。
【0044】
以上、本発明について、その具体的な構成例を示しつつ詳細に説明したが、本発明は、本開示の概念及び範囲から逸脱することなく改変を加え得るものである。従って、本件特許出願は、本発明の一般的原理に従ってなされる、様々な本発明の改変、本発明の利用、及び本発明の応用を、全て包含することを意図したものである。更に、本件特許出願は、たとえ本開示からは逸脱したものであっても、本発明が属する分野における公知技術ないし慣用技術を併用したもの、そして、特許請求の範囲に記載した請求項の範囲に包含されるものは、全て包含することを意図したものである。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】従来の生検器具の平面図である。
【図2】図1の生検器具が突出状態にあるときの先端刃先部の詳細を示した図1の拡大部分図である。
【図3】図1の生検器具が没入状態にあるときの先端刃先部の詳細を示した図1の拡大部分図である。
【図4】図5の生検アセンブリの導入器具の平面図である。
【図5】本発明の第1の実施例に係る生検アセンブリの平面図である。
【図6】図5の生検アセンブリの拡大部分図であり、導入器具のボディ部を断面図で示した図である。
【図7】導入器具を取り去った状態にある図5の生検アセンブリの平面図である。
【図8】図7の生検器具の拡大平面図であり、試料採取用カニューラを後退している状態(トリガ機構の作動前の状態)にある生検器具の先端部を示した図である。
【図9】図7の生検器具の拡大平面図であり、試料採取用カニューラが突き出している状態(トリガ機構の作動後の状態)にある生検器具の先端部を示した図である。
【図10】図9の10−10線に沿った生検器具の断面図であり、ワイヤ緩和用切欠部と試料採取時緩和用切欠部とを示した図である。
【図11】図9の11−11線に沿った生検器具の断面図であり、一方の不連続スロットと試料収容キャビティとを示した図である。
【図12】図16の12−12線に沿った生検アセンブリの断面図であり、導入器具の湾曲部の中で試料採取時緩和用切欠部と相互運動するワイヤ緩和用切欠部を示した図である。
【図13】図8の13−13線に沿った生検器具の断面図であり、試料収容キャビティを示した図である。
【図14】図5の生検アセンブリの先端部の一部断面とした拡大部分図であり、導入器具の湾曲部において撓んでいるカニューラを示した図である。
【図15】図7の生検アセンブリの分解図である。
【図16】図5の生検アセンブリの先端部の一部断面とした拡大部分図であり、導入器具の湾曲部において撓んでいるカニューラ及びワイヤを示した図である。
【図17】本発明に係る生検器具の先端刃先部の拡大部分図であり、ワイヤ先端刃先部の別構成例を示した図である。
【図18】図5の18−18線に沿って見た図5の生検器具の端面図である。
【図19】本発明の第2の実施例に係る生検器具の、導入器具を除去した状態を示した平面図である。
【図20】図19の生検器具の先端部を示した部分拡大図である。
【図21】肝臓及び静脈系を示した模式図である。

Claims (15)

  1. 生検部位から生検試料を採取するための可撓性を有する先端部を備えた生検器具において、
    試料採取用カニューラを備えており、該試料採取用カニューラは、基端部と先端部との間を延在する周壁部を有し、また、前記基端部と前記先端部との間を延在するルーメンを画成しており、前記周壁部には、前記先端部の近傍に試料採取時緩和用切欠部が形成されており、前記試料採取時緩和用切欠部は前記試料採取用カニューラの長手方向軸心に沿った長さを有し、前記試料採取時緩和用切欠部の前記長さは該試料採取時緩和用切欠部の幅より大きく、
    ワイヤを備えており、該ワイヤは、前記試料採取用カニューラの前記ルーメンの内部に摺動可能に配設されており、また、基端部と先端部とを有し、該ワイヤには、前記先端部の近傍に試料収容キャビティが形成され、また、前記試料収容キャビティの近傍にワイヤ緩和用切欠部が形成されており、前記ワイヤ緩和用切欠部は前記ワイヤの長手方向軸心に沿った長さを有し、前記ワイヤ緩和用切欠部の前記長さは該ワイヤ緩和用切欠部の幅より大きく、
    前記ワイヤ及び前記試料採取用カニューラは、前記ワイヤが前記ルーメンの内部に没入して前記試料採取用カニューラが前記試料収容キャビティを覆っている第1状態と、前記ワイヤの前記先端部が前記試料採取用カニューラから延出して前記試料収容キャビティを露出させている第2状態とを有し、
    前記試料採取用カニューラの前記基端部及び前記ワイヤの前記基端部に接続したトリガ機構を備えており、該トリガ機構は、前記試料採取用カニューラを前記ワイヤに対して相対的に運動させて前記第2状態から前記第1状態へ遷移させることで、生検部位の組織を前記試料収容キャビティに取込むものである、ことを特徴とする生検器具。
  2. 前記ワイヤ及び前記試料採取用カニューラが前記第1状態及び前記第2状態にあるときに、前記ワイヤ緩和用切欠部が前記試料採取時緩和用切欠部と連通していることを特徴とする請求項1記載の生検器具。
  3. 前記試料採取用カニューラの前記先端部の近傍にスロットが形成されていることを特徴とする請求項1記載の生検器具。
  4. 前記スロットが前記先端部と前記試料採取時緩和用切欠部との間に位置していることを特徴とする請求項3記載の生検器具。
  5. 前記試料採取時緩和用切欠部が前記スロットに対して軸心方向に揃えられていることを特徴とする請求項3記載の生検器具。
  6. 前記試料収容キャビティが前記ワイヤ緩和用切欠部に対して軸心方向に揃えられていることを特徴とする請求項3記載の生検器具。
  7. 前記試料採取用カニューラの前記先端部の近傍に第2のスロットが形成されていることを特徴とする請求項3記載の生検器具。
  8. 生検アセンブリにおいて、
    該生検アセンブリは、導入器具を備えており、該導入器具は、細長いカニューラを備えており、該カニューラは基端部と先端部との間を延在する導入器具ルーメンを画成しており、該カニューラは前記先端部の近傍に湾曲部を有し、
    前記導入器具は、前記カニューラの前記基端部に接続したボディ部を備えており、該ボディ部には前記導入器具ルーメンと連通した通路が形成されており、
    前記導入器具は、前記ボディ部に形成され前記通路と連通した挿入口を備えており、
    該生検アセンブリは、生検器具を備えており、該生検器具は、前記挿入口から前記導入器具ルーメンの中へ挿入可能であり、
    前記生検器具は、試料採取用カニューラを備えており、該試料採取用カニューラは、基端部と先端部との間を延在する周壁部を有し、また、前記基端部と前記先端部との間を延在するルーメンを画成しており、前記周壁部には、前記先端部の近傍に試料採取時緩和用切欠部が形成されており、前記試料採取時緩和用切欠部は前記試料採取用カニューラの長手方向軸心に沿った長さを有し、前記試料採取時緩和用切欠部の前記長さは該試料採取時緩和用切欠部の幅より大きく、
    前記生検器具は、ワイヤを備えており、該ワイヤは、前記試料採取用カニューラの前記ルーメンの内部に摺動可能に配設されており、また、基端部と先端部とを有し、該ワイヤには、前記先端部の近傍に試料収容キャビティが形成され、また、前記試料収容キャビティの近傍にワイヤ緩和用切欠部が形成されており、前記ワイヤ緩和用切欠部は前記ワイヤの長手方向軸心に沿った長さを有し、前記ワイヤ緩和用切欠部の前記長さは該ワイヤ緩和用切欠部の幅より大きく、
    前記ワイヤ及び前記試料採取用カニューラは、前記ワイヤが前記ルーメンの内部に没入して前記試料採取用カニューラが前記試料収容キャビティを覆っている第1状態と、前記ワイヤの前記先端部が前記試料採取用カニューラから延出して前記試料収容キャビティを露出させている第2状態とを有し、
    前記生検器具は、前記試料採取用カニューラの前記基端部及び前記ワイヤの前記基端部に接続したトリガ機構を備えており、該トリガ機構は、前記試料採取用カニューラを前記ワイヤに対して相対的に運動させて前記第2状態から前記第1状態へ遷移させることで、生検部位の組織を前記試料収容キャビティに取込むものであり、
    前記試料採取用カニューラ及び前記ワイヤは、それらの前記先端部が、前記生検器具を前記導入器具ルーメンへ挿入する際に前記湾曲部を通過できるだけの十分な可撓性を有している、ことを特徴とする生検アセンブリ。
  9. 前記ワイヤ及び前記試料採取用カニューラが前記第1状態及び前記第2状態にあるときに、前記ワイヤ緩和用切欠部が前記試料採取時緩和用切欠部と連通していることを特徴とする請求項8記載の生検器具。
  10. 前記試料採取用カニューラの前記先端部の近傍にスロットが形成されていることを特徴とする請求項8記載の生検器具。
  11. 前記スロットが前記先端部と前記試料採取時緩和用切欠部との間に位置していることを特徴とする請求項10記載の生検器具。
  12. 前記試料採取時緩和用切欠部が前記スロットに対して軸心方向に揃えられていることを特徴とする請求項10記載の生検器具。
  13. 前記試料収容キャビティが前記ワイヤ緩和用切欠部に対して軸心方向に揃えられていることを特徴とする請求項10記載の生検器具
  14. 前記試料採取用カニューラの前記先端部の近傍に第2のスロットが形成されていることを特徴とする請求項10記載の生検器具。
  15. 生検部位から生検試料を採取するための可撓性を有する先端部を備えた生検器具において、
    試料採取用カニューラを備えており、該試料採取用カニューラは、基端部と先端部との間を延在する周壁部を有し、また、前記基端部と前記先端部との間を延在するルーメンを画成しており、前記周壁部には、前記基端部と前記先端部との間の位置に試料採取時緩和用切欠部が形成されており、前記試料採取時緩和用切欠部は前記試料採取用カニューラの長手方向軸心に沿った長さを有し、前記試料採取時緩和用切欠部の前記長さは該試料採取時緩和用切欠部の幅より大きく、
    ワイヤを備えており、該ワイヤは、前記試料採取用カニューラの前記ルーメンの内部に摺動可能に配設されており、また、基端部と先端部とを有し、該ワイヤには、前記先端部の近傍に試料収容キャビティが形成されており、
    前記ワイヤ及び前記試料採取用カニューラは、前記ワイヤが前記ルーメンの内部に没入して前記試料採取用カニューラが前記試料収容キャビティを覆っている第1状態と、前記ワイヤの前記先端部が前記試料採取用カニューラから延出して前記試料収容キャビティを露出させている第2状態とを有し、
    前記試料採取用カニューラの前記基端部及び前記ワイヤの前記基端部に接続したトリガ機構を備えており、該トリガ機構は、前記試料採取用カニューラを前記ワイヤに対して相対的に運動させて前記第2状態から前記第1状態へ遷移させることで、生検部位の組織を前記試料収容キャビティに取込むものであり、
    前記ワイヤには、前記試料採取用カニューラの前記位置に対応した位置にワイヤ緩和用切欠部が形成されており、前記ワイヤ及び前記試料採取用カニューラが前記第1状態及び前記第2状態にあるときに、前記ワイヤ緩和用切欠部が前記試料採取用カニューラ切欠部と連通している、ことを特徴とする生検器具。
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