JP2004523175A - 囲われた空間内の励振器システムと通信方法 - Google Patents
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Abstract
Description
【親出願との関係】
本願は、特許出願の一部継続出願であり、発明者は本出願と、1999年6月25日に出願され、譲渡された出願番号09/340,218の親特許出願「ワイヤレスネットワークのための電磁界通信システム」とにおいて共通に開示された全課題に対する優先権を主張する。本願は、本出願と同時に提出された「ハブとプローブのシステムおよび方法」と称するアメリカ特許出願と関連がある。
【0002】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的には無線通信に関し、特に0.5から100MHzの周波数範囲での、構造物内の屋内通信のためのシステム関する。
【0003】
【背景技術】
ビル及びその他の囲われた空間内での通信は、長い間の懸案を抱えている。LANのような通信配線は効果的であるが、配線コストの問題、接続場所の制限、技術が進歩する時々にアップグレードする必要性に悩まされている。金属構造部材、インテリア家具、鉛管、電線全てが在来の無線通信を妨害する性向がある。宇宙のノイズのような屋外からの妨害や人為的な電磁的発信源もまた、しばしばビル内通信の品質及び効率に影響を及ぼしている。
【0004】
発明者の先の出願に記述されているように、少なくとも通信利用の見地から電磁波スペクトラム中のなおざりにされている周波数帯は、0.5から100MHzの範囲の周波数帯域である。この周波数範囲の大部分が、伝統的に利用できないものと考えられており、従って政府から余り規制を受けていない。合衆国におけるこの例は、FCC規則のパート15がこの周波数範囲に適用しているものである。この周波数範囲が余り利用されない1つの理由は、波形が充分な長さの波長を持っているので、構造物による干渉が送受信に影響を与えるためである。しかしながら、発明者の技術によって、この周波数範囲の利用を可能とし、これまで邪魔になっていた要素を利益に変わえることを可能にする。
【0005】
今までほとんど理解されず、伝統的にほとんど利用されてこなかった電磁現象の領域は、微弱波(非伝播波)を処理する領域である。これらの現象の商業利用はまれであった。この現象は、導波管技術において知られ、観察されるが、普通は、厄介者であり、“遮断”として知られている近傍での構造物の利用を限定している。
【0006】
遮断は、円形導波管のサイズが使用する周波数帯における波長の半分(1/2)未満の場合に、円形導波管内の普通の伝播波に対して起きる。この状況下では、伝送損失は非常に高くなるが、無限ではない。理想的な導波管での遮断以下での減衰は、以下の等式1で表すことができる。
【0007】
【数1】
【0008】
ここで、波長は、11.8/f(GHz)インチにおよそ等しい。
(f/fc)2<<1の場合は、fがfc未満に減少すると、γは0から増加して定数2π/λcに近づく。
【0009】
減衰量は、導波管の遮断波長だけで決定され、その遮断波長は、導波管の横幅と一般に比例関係にあるので、γの値は、低い遮断波長あるいは高い遮断周波数(小さな径の円形導波管)を選択することによりほとんど好みの大きさにすることができる。
【0010】
式(1)は、いかなる波、いかなる形状の導波管に対しても適用されるから、遮断波長λcを固定する限り、波のタイプや導波管の形状の選択は、減衰定数に影響を与えることができない( “Field and Wave in Modern Radio”Simon Ramo and John Whinnery,pg386−389,dated May1956)。
【0011】
物理学において多くの課題の中心となる波動は、多くの教科書でも重要な(学際的な)題目である。伝統的な波動は、しばしば(もっともな理由で)たくさん取り扱われているが、微弱電波の理論はついでに言及されるに過ぎない(“ON EVANESCENT WAVES”A.Stalhofen and H.Druxes,Univ.Koblenz,Inst.f.Physik,Rheinau1,D−56075 Koblenz,Germany)。
【0012】
この小さな取扱いは決して、妥当ではない。微弱電波は、実際、元来は応用例が記憶にない便利な数学のツールとして紹介されたものであるが(Bryndhl,O.、“Evanescent waves in optical imaging”,in Progress in Optics;American Elsevier Publishing Co,New York 1973;pp169−221)、(Hupert,J.J.,Appl.Phys.6,131−149:1975)、ここ数十年のうちに成熟し、それ自身が本来の興味の対象になっており、基礎研究及び応用研究及び産業での応用例は着実に増えている。
【0013】
いかなる伝播波も、古典的な禁断領域(遮断未満)に打ち当たると微弱電波になる。この場合、少なくとも波のベクトルの1つの要素が想像的な又は複雑な値となり、その波はこの領域(上述した遮断効果)で使用すると指数的減衰を呈する。そのような波は、導波管を含む多くの関連分野において診断ツールとして使われ、その応用は、固体物理学の多様な分野からマイクロ波技術にまでに及ぶ。明白な例は、微弱電波がマイクロ波、光学、及び量子力学で重要な役割を果たしていることを示す。これらシステムの全ては、異なる波動方程式、異なる伝播則、異なるエネルギー法則、全く異なった構造物及びサイズによって支配されているという事実にもかかわらず、考慮の対象となるそれぞれのシステムでの波動はしばしば微弱波を含む。
【0014】
微弱波の存在を証明する典型的なメカニズムは、1)伝送損失の多い媒体におけるエネルギーの他の実施形態への変換、2)伝送損失のない媒体中の反射により生じる、ある方向での遮断モード、3)ある導波構造物からエネルギ−のゆるやかなリーク、及び4)障害物により、又は導波構造物の変更により引き起こされるモード変換である。
【0015】
微弱波は、直感的洞察をしばしば否定する特有な特性を持っている。典型的な例として、禁断領域(遮断未満)で使用すると、指数的な減衰を経験するという事実をあげることができる。微弱波を含む波動は、マイクロ波を用いる電磁波で簡単に証明できる。微弱波を含む多くの実験の案内書が、PIRA(物理教育リソース協会)から得ることができる。そのホームページのアドレスは“ http://www.pysics.umd.edu/deptinfo/facilities/lecdem.”である。このソースは、簡単にアクセス可能な文献について詳細に述べ、微弱波の実地実験、及びより洗練された実験について、簡単に記述している。
【0016】
遮断以下の微弱非伝播波の使用又は遮断周波数を越える伝播波の使用により、電磁結合が達成されることが今や立証されている。遮断領域で微弱波を生成させるために構造物の金属要素中に電流を注入することができる方法論を開発しなければならない。遮断領域を越える周波数に対しては、より伝統的なアンテナ技術を使用することができる。
【0017】
微弱波に関する現象と遮断領域以下またはその近傍の波長で起こるその他の波の特徴は知られているが、それらは今まで商業的には余り利用されていなかった。一般的に、これらの現象は、実際に通信を高めるというよりむしろ邪魔物及び厄介物と考えられた。この見地からすると、本願発明と発明者の関連発明によって提言される利用と改善の機会は多く残されている。
【0018】
【発明の開示】
従って、構造物内での効果的な通信用媒体を提供するため、微弱波を生み出す周波数、および遮断周波数近傍における電磁エネルギーの性質を利用することが本願発明の目的である。
【0019】
外部から構造物への外部からのエネルギーが最小になる、構造的に囲われた無線通信システムを提供するのが本願発明の他の目的である。
【0020】
現存する伝統的構造物内で使用するのに適している、設置および使用が容易な励振器構成を提供するのが、本出願発明の更なる目的である。
【0021】
タイプや大きさが異なる構造物にふさわしい励振器構造と励振器システムを提供することが本願発明の別の更なる目的である。
【0022】
本願発明の別の目的は、構造物内で生成された微弱信号が、受信され、処理される位置まで、構造物内の導電性骨組を介して運ぶことができる構成を提供することである。
【0023】
簡単に言えば、本願発明の好ましい実施形態は、「ワイヤレスネットワークのための電磁界通信システム」にエネルギーを与え、使用するための励振器システである。これは、構造物内で無線通信を可能にする無線技術体系である。典型的な住居、商業ビル又は産業ビルにおいては、それらが電線、金属壁、鉛管、又はそれらの組み合わせであれ、励振器は、構造物の壁内にある金属要素で形成された導電性骨組を励起する機能を有する。この無線システムは、励振器に接続され、励振器を励起させるハブとコントローラ・ネットワークにより始まる。その励振器は、構造物内にある多数の遠隔無線受信機による使用のため、ビルの壁内にある導電性の骨組みに次々にエネルギーを与える。更に、その励振器の配置が、ビル内の他の装置によって生成された信号の受信を可能にする。仮に、そのような信号が他の方法では通常の受信にとってあまりにも微弱過ぎるとしても、導電性骨組みについての励振器の特有の性質が通信を容易化する。この技術の根拠は、1999年6月25日に出願され、出願番号09/340,218「ワイヤレスネットワークのための電磁界通信システム」と称する発明者の合衆国出願に開示され、包含されている。励振器と共にそのハブとコントローラ・ネットワークは、別の方法では不可能である、構造物内での完全な無線通信システムの利用を実現する。
【0024】
本技術は、構造物内から構造物外への放射を抑制し、宇宙ノイズの構造物内への侵入を防ぐ微弱モードを創生するために、壁内の金属要素を利用する。
【0025】
電磁結合は、遮断周波数未満の微弱非伝播波あるいは遮断周波数を越える伝播波の利用により実現し得ることが確証されている。発明者の方法論は、遮断領域で微弱波が生成されるように構造物内の導電性の金属要素に電流を注入する。遮断領域を越える周波数に対して、より伝統的なアンテナ技術を利用することができる。
【0026】
本発明者によってなされた観察及び測定は、励起されたビルの構造物のいたるところに微弱波の非伝播“電界”を創生する励振器の発明の利用の1面と一致する。この電界は、その空間に対応して定まる遮断周波数以下の、特定範囲内のひとつないしはそれ以上の周波数を使用する。この電界は、ある意味では搬送波に似た振る舞いをし、そしてそのような周波数の信号をビル中にくまなく伝えることができる。
【0027】
より好ましい実施形態は、ブロードバンドを成就するために、および構造物内へのエネルギー結合をおおむね調和させるために改善された特別な励振器の例を含む。
【0028】
第1の好ましい実施形態は、より大きな商業用叉は産業用構造物向けに改善され、第2の好ましい実施形態は、典型的な住居用に改善されたものである。その励振器の構成要素の特別な位置および据付、並びに特別な構造物用励振器のより小さなクラスまでの設計は、その構造物の特徴に合わせた独特のものであり、少なくともある程度までは経験的に決めねばならない。効率的な設計を促進するために守る必要がある設計のガイドラインがいくつかある。その励振器は、1)直径がλ/8より小さく(一番高い使用周波数で)、2)壁の導電性要素から(一番高い使用周波数で)λ/8より近くに取り付けられ、そして3)床と天井の間の概ね中央に配置されなければならない。励振器は、入力伝送路に対する測定可能な分流リアクタンスを確立するのに十分なサイズを持たねばならない(すなわち、伝送路の特性インピーダンスのほぼ25%)。この論理は、周波数帯域の微弱波部分にも当てはまる。
【0029】
一旦、適当な励振器の大きさとデザインが選ばれ、構造物内に取り付けられると、その励振器は、周波数範囲にわたり励起され、導電性骨組み内に波を供給するようにハブのコントローラ・ネットワークにより制御される。受信機もしくは構造物内の導電性骨組みに合理的に接近する何れかのポイントに配置されたプローブは、その骨組み内に供給された波を媒介として、無線風に通知を受ける。
【0030】
本願発明の利点は、宇宙ノイズなど、屋外発信源からの妨害を最小にするバブルを、効果的通信の活性化手段にすることである。
【0031】
本願発明の他の利点は、励振器が、色々なネットワーク・セグメント相互間の干渉を最小にするために使用し得る、充分制御可能な帯域を有することである。
【0032】
本願システムの更なる利点は、励振器が、0.5MHzから、ビルの構造もしくは部屋によって定義される遮断周波数までの連続する帯域を提供し、100MHzまでおよびそれを越える伝播波の連続する帯域を提供することができるということである。
【0033】
本願発明のもうひとつの利点は、構造物の大きさを利用し、非常に大きなアンテナの必要性を排除していることである。
【0034】
本出願システムの更に別の利点は、中央のハブシステムまで信号を送り返すために、ビルの導電性骨組みと結合する低出力の遠隔ユニット“プローブ”が使用され、その導電性骨組みに対する励振器システムの特有の関係によってそのような微弱信号の受信を許容しているという点である。
【0035】
本願発明の更なる利点は、励振器の構成要素が複合機能を担い、アンテナ様の要素を分離する必要性をなくしている点である。
【0036】
本願発明の他の利点は、励振器の構成要素が構造上物理的に小さくて、設置がしやすく、すぐに使用できる点である。
【0037】
本願発明を実現する現在知られた最良の実施形態の記載や、ここに記述され、そしていくつかの図面で説明された好ましい実施形態の産業上の利用性の記載に鑑み、本技術に熟練すれば、本願発明の他の目的や利点についても明らかとなる。
【0038】
【発明を実施するための最良の実施形態】
本願発明は、出願番号09/09/340218ジョージG.チャドウイックによる先の出願に記述された発明を効率的に利用する条件を創出するために改善されたものである。それは、囲われた空間で使用し、同時に提出され、関連出願中に記述された、ハブコントローラ・ネットワークとプローブシステムとともに使用するために改善されている。PCT/US00/11886で発行された、先の優先権のある出願の、開示、明細書および図面が、これに直接関係がある。更に、本願発明は、同時に提出した“ハブとプローブシステムと方法”と称する出願に記述され、示された、ハブとプローブネットワークと親密な関係があり、それと一緒に使用する。
【0039】
発明の現在の好ましい実施形態は、色々な囲われた空間内で無線通信を容易にし、最適化するオーバーオールのシステムにおける、励振装置やその励振装置を使用する方法である。本願発明の好ましい実施形態は、上記先の出願で開示された「ワイヤレスネットワークのための電磁界通信システム」内で助けとなり、うまくゆくように改善される。現行の好ましい実施形態は、囲われた空間内で電磁的通信を容易にするためのシステム(励振器システム)に属するものであり、励振器システムは、通常の引用符号10で指定される。
【0040】
図1は、典型的なビルの励振器システム10を含むワイヤレスネットワークの全般的利用を示す図である。
【0041】
励振器システム10は、家や小さなビルなどの小空間14、あるいは商用オフィスビルもしくは工業用地区などの大空間16などのいずれかと見なすことができる囲われた空間12で使用するために改善される。どちらのタイプの囲われた空間12にも適用可能とするには、囲われた空間12を介して準静的電磁界20を生起するため、囲われた空間12を介して導電性骨組み18に注入されたエネルギーを導電的に“配達できる”色々な導電性骨組み18を含んでいなければならない。その骨組み18は、シングルパス、うず巻き状のパス、もしくは色々な導電性要素であってもよく、一緒に作用する骨組み18のどれもが、本発明者によりバブル22とみなされる「ファラデーの籠」に類似する電磁的仮想空間を形成する。典型的には、導電性骨組み18は、電線、ビル鉛管システム、金属梁と金属けた、及びこれらの要素の組み合わせで構成される。
【0042】
バブル22の性質は、概略、バーの間に適合するにはあまりにも大きすぎる構造物を、物理的に籠が防止するように、電磁波を防止する籠もしくは網に似ている。このケースでは、導電性骨組み18は、その導電性骨組み18の要素がない場所に存在する隙間24を持った、仮想上の、波に対するバーを形成する。導電性骨組み18の隙間が電界20の実効寸法より小さければ、その電界はバブル22に“捕まえられる”が、実効寸法より大きければほとんど効果がない。これは、機密性の高い通信のような目的や、FCC規制などの色々な政府の規則を遵守するためにも特に重要である。そのバブル22は、実際に、その各々が分離した“籠”としてある程度機能する、半独立のより小さな空間(部屋)を含むことができるが、その部屋は、ビル中にくまなく張り渡され相互に連絡された導電性骨組み18により関係づけられる。
【0043】
バブル22を創出し無線通信のために根拠を用意するという方法でその導電性骨組み18にエネルギーを与える構成要素が、励振器26である。特別に囲われた空間12における励振器26は、複合機能を有する。主要な機能の1つであり、構成要素にちなんで名づけられたその機能は、バブル22内にその波を引き起こす機能である。ここに述べたタイプの励振器26は、図示されており、整合部として先の出願で説明されている。
【0044】
実際のビルで得た結果が証明可能であり、多様な環境内で効率的に機能する本システム10が示されている。図解のために、ここでは励振器26と励振器システム10がビルを励起し、与えられた周波数の範囲内における要求されたどのような周波数に対しても非伝播の電界を供給し、その非伝播の電界は、通信を可能にする“搬送波”を提供するために作用する。更に、ビル12内に適切に設置されたときの励振器26の性質は、決められた周波数範囲内で準備され、ビル内の遠い位置にある導電性骨組み18に誘導した信号が、励振器の構成要素によって充分活用できる強さで受信されるように、ビルのその導電性骨組み18と特殊な結合を創出する。この方法で、同様な、励振器の構成要素は、“励振器”と“聴取者”の両方の機能を果たすことができる。
【0045】
各励振器26は、同じ種類であるが、特別目的で選ばれたものは寸法、材料と全体像に関し多くの変形を有する。同等に好ましい実施形態に関する2つの特別な実施例を図示し、ここで説明するが、その配置は広範に変えることが可能でありこれに限定されない。半球状の励振器(3次元励振器として参照される)が図2、3および4に特別に示されており、平面状扇型励振器(2次元励振器として参照される)が図5、6に特別に示されている。半球状の3次元励振器28は、大きな商業用もしくは産業用ビル用(大空間16)であり、小さな平面状扇型2次元励振器30は典型的な住居用として十二分である。大きな商業用ビルは1860平方メートル(20、000平方フィート)以上の大きさを有しており、一方典型的な住居は465平方メートル(5,000平方フィート)未満の大きさである。半球状の励振器28は、より大きな空間16のより大きな体積に適当な周波数の十分なエネルギーを届けるために必要である、より大きな放射周波数帯域を提供するためにより大きな寸法と表面積を有する、一方、2次元励振器30は、小さな空間14内で使用するのに十分である。
【0046】
通信を行なうのに必要な出力は、要求される信号の品質と関連し、構造物の全体積に比例する、一方微弱波の生成にとって最も重要な寸法は、構造物の各部屋内の導電性の向かい合わせの面間の最小軸の距離である。部分的な寸法が、ビル(及び部屋)に対する適切な遮断周波数を定義し、そして励振器の機能が発揮されるときにその部屋内で微弱波が創生されるかどうか決定づける。
【0047】
半球状の励振器28の構造は、図2、3および4に示され、図2よび3は、構造物12内で使用するため設置される3次元励振器を示している。
【0048】
半球状の励振器28は、物理的な支持体12により姿勢が保持される。最適な効果のため、励振器26は、特別に囲われた空間12の内部に設置されなければならないが、内壁34に並置するのが好ましい。その励振器26は、床36と天井38のほぼ真中に取り付けるのが好ましく、導電性骨組み18の構成要素と直接対向させて取り付けるのが好ましい。この例で物理的な支持体は、2つの構成要素を有し、3次元励振器28は、縦の支持は支柱40により与えられ、分離と追加的支持は、近くの壁34に接続されたスペーサ42で与えられる。
【0049】
柱40とスペーサ42は、共に導電性物質で構成される。更に支柱40は物理的な支持体32の一部分である以上の機能的目的を果す。支柱40とスペーサ42は、励振器とビルの電気用アースとの間が導電路となるのを避けるため、ある場所(本実施形態では、支柱40の場合は床に隣接する場所、そしてスペーサ42を励振器28に接続するポイント)に、誘電体の絶縁物43が備えられる。好ましい実施形態において、支柱40は、中空で、導電体で構成され、スペーサ42は、強度増強のため公知の金属ブラケットである。
【0050】
励振器26の据付場所と大きさに関する空間的寸法は、使用のためにも重要である。能率的な使用のためには、励振器26は、壁の導電性要素18からλ/8(一番高い使用周波数で)より近くに取り付けなければならない。
【0051】
図2において、大きな空間16(産業用ビル)で使用するための分離は、0.95m(23.5インチ)である。図示された3次元励振器28が取り付けられた部屋では、天井の高さが約5.1m(17フィート)で、励振器28の中心が床36から2.55m(8フィート6インチ)の間隔を保つ様に、支柱40は、充分な長さを持っている。好ましい実施形態において、3次元励振器28は、周波数62.5MHz(波長4.8m)の場合に、λ/8(一番高い運用周波数で)以下の直径の制約より小さい0.6m(2フィート)の直径を有する。カーテン40と見なされる支柱40は、0.088m(3.5インチ)の直径を有する。
【0052】
励振器26は、ハブのコントローラネットワークシステム44により制御され、パワーが与えられる(図1参照)。そのハブシステム44は、励振器26を活性化するために必要な周波数範囲内のエネルギーを与える。それから励振器26は、ハブコントローラ・ネットワーク44によって生成された変調信号が、そのバブル内22に配置されたいくつかのプローブもしくは受信機46のいずれかにより、受信され、変換され、使用されるように、先の出願中に記述された導電性骨組み18にエネルギーを与える(図1参照)。更に、“聴取”モードにおいて、励振器26は、遠隔プローブにより創出された信号を受信し、そのハブシステム44に誘導する。両モードは同時に作用することができる。そのハブシステムにより生成され、その励振器26を介して送られる信号は、遠い場所で生成された信号とは別の周波数であり、導電性骨組み18を介してその励振器26へ、それからそのハブシステム44に送り返される。これに代わる実施形態は、そのハブシステムにより生成された信号用であり、時分割伝送により、遠い場所に同じ周波数を使用するためのものである。
【0053】
ビル(導電性骨組み18)を“励振する”ために、電磁エネルギーが、ハブコントローラ44により中心導体50とシールド52を持つ同軸ケーブル48に注入される。その中心導体50は、半球状の3次元励振器28に取り付けられ、シールド52は、スペーサ42、導電性骨組み18および壁34に電気的に接続される。図3および4に見られる様に、そのシールド52は、壁34内の金属構造物に電気的に直接接続される。中心導体50により届けられたエネルギーは、通常の型では放射しない。直径2フィートの半球状の3次元励振器28は、54MHz未満の周波数で放射するには余りにも小さすぎる。しかしながら、励振器の構造は、この周波数範囲で意味のある不連続を表す。中心導体50に注入されたエネルギーはほとんど反射するが、シールド52に存在していたエネルギーは、微弱波の根拠を成す壁34に接続されている。中心導体50に注入されたエネルギーは、発信源に戻されるので、反射波は、入力の50パーセント(50%)に当たる。しかしながら、残存エネルギは、外部シールド52から構造物の壁34にほとんど全て転送されるので、この反射ロスは、周波数に対して実質的に一定である。
【0054】
半球状励振器28が、λ/8(一番高い使用周波数で)未満の実効的直径を持ち、入力伝送路に対して測定可能な分流リアクタンスを形成するのに十分な大きさであれば、その厳密な構造は重要ではない。これは、伝送路の特性インピーダンスの25%を超えてはならない。多数の経験的な要因によれば、構造物の相違と励振器配置の相違は、異なるビルあるいは他の囲われた空間12内でより良い効果を生む。図2、3および4に示された実施形態で使用される特別な3次元励振器28は、中空の半球状部分54を持ち、またおわん54と見なされる。おわん54は、伝導体で形成され、エッジにリム部56を有する。導電性支柱40は、実施形態では、おわん54に直接接続(溶接)されている。一組の、所定の角度を有する導電性の扇形部材58が、おわん54から外側、前方へ広がり、その尖端で出会い、そして周囲のエッジに沿ってリム56に接続されている(特に図3および4を参照)。アクリル樹脂からなる非導電性の隔壁60は、おわん54の中空の室内62内側を横に広がり、そして扇型部材58の内側表面に接触し、そこを構造的に支持するとともに、中空の室内62を上半分と下半分に分離している。
【0055】
中空の室内62の内側でアクリル樹脂の隔壁60の表面には整合用回路ブロック64が取り付けられている。その整合用回路ブロック64は、スペーサ42に沿って張られた同軸ケーブル48に接続される。その同軸ケーブル48は、他端にハブのコントローラ・ネットワーク44が接続され、励振器28にそして整合回路64に直接励振電流を運ぶ。
【0056】
中心導体50、あるいはその延長は、ハブのネットワーク44から励振器28まで(そして励振器28の“聴取”機能からハブ44へ信号を送り返すまで)導電体を用いて電気信号を運ぶために、扇型部材58の尖端に位する供給ポイント66まで張りわたす。供給ポイント66まで届けられたエネルギーは、届けられた信号の実効帯域を横断して放射するように“ねらう”ために導体を励起させる方法でもって、励振器の導電部分、扇型部材58および半球状のおわん54を励起させる。同軸ケーブルのシールドの、アースおよび壁34内の金属骨組み68への接続に照らせば、選択された周波数での励振器の28性質は、通常の伝播性放射は許さず、そして前述したように、バブル22の生成あるいは導電性骨組み内の微弱および近微弱波の生成が正味の効果である。
【0057】
3次元励振器は、大空間で使用するために改善され、そしてそのような大空間及びそれと関連する導電性骨組み18を励振するのに充分な直径と3次元の表面を有している。しかしながら、小空間14にはそのように大きな表面積は必要としない。そのような体積には、2次元の平面状扇型30で十分である。
【0058】
好ましい平面状扇型の励振器30は、図5および6にそれぞれ正面図および側面図が示されている。
【0059】
平面状扇型の励振器30は、実質的には2次元であり、図5に特に示したように半球状励振器28の断面に形状が似ている。即ち、3次元励振器28のおわん54部分および扇型部材58の、隔壁60の平面に沿った断面に形が一致する広い導電性トレース70を含んでいる。その導電性トレース70は、そのトレース70を支持し、電気的に絶縁するため、非導電性物質で形成される平面状の構造板72の上に配置される。導電性トレース70の内側にある中心ゾーン74は、なにもない空間あるいは物理的支持のために必要とされる構造板72としての非伝導性物質の延長部分である。構造板72は、3次元励振器28と同様のやり方でスペーサ42によって支持され、壁34からの所望の離隔を保っている。
【0060】
平面状扇型励振器30の電気的構造は、それが構造板72の上に取り付けられた整合用回路ブロック64を含み、そして同軸ケーブル48の中心導体50から供給ポイント66にエネルギーを運ぶ一方、シールド52が、スペーサ42に沿って壁34にある導電性骨組み18に電気的に接続されるという点で半球状の励振器28に類似している。
【0061】
図5および6において、鉛管76が導電性骨組み18の作用部分を構成する。
【0062】
図7は、上述した遠隔無線受信機またはプローブ48による使用のため励振器26(この場合は半球状の励振器28)により創生された微弱波を示す。微弱波の強さのパターンは、壁34内の導電性骨組み18からの距離dに相当する、エネルギーレベルεの関係を示すために図及びグラフで示される。図7の図解は、一列に並べられて、導電性骨組み18の一部分の近くにあり、それに電気的に接続される励振器26を示している。
【0063】
図解中の、骨組み18の部分は、図3の図解のそれと似た金属梁68である。図示されている導電性骨組み18の他の構成部分は、壁34内にある電線である。図面の外観は、たとえ電線が励振器26により直接励振されることはなくとも、電線は、それでも、その構造物のバブル22中をくまなく分布している波と関係していることを示すために、この状態の図が用いられる。ビル内の電線が、配列する鉛管に接続されていないことが望ましいが、誘導と似た方法で他の独立の導電性部分によって構造物の他の要素に運ばれるように、少なくともある場所では、分離された導電路が適当に接近しているという仮定のもとでは、それでもなお電線と鉛管の双方が活動する。
【0064】
共通の応用例は、正確に整合された励振器26を必要としない。多くの月並みなシステムでは、反射損失は1dB未満に保たれる。しかしながら、100MHz未満の周波数での伝送損失は重大ではないので、励振器26の場合には、3から6dBの損失が適当である。
【0065】
金属の支柱40は、半球状の3次元励振器28の場合には、別の目的を果す。好ましい支柱40は、直径が0.088m(3.5インチ)、長さ(高さ)が2.55m(102インチ)、励起された壁34から約0.65m(26インチ)離されている。この支柱部材40は、都合のよい支持部を構成するから、より実用的な機能を発揮する。励振器26の不連続効果は、最低の使用周波数に依存する。もし、励振器26の大きさが、波長の5パーセント(%)に満たなければ、この不連続は小さすぎる。例えば、直径2フィートの半球状励振器28は、物理的には比較的大きいが、60m(100フィート)の波長(周波数10MHz)でボーダーラインである。この周波数未満での利用周波数範囲を拡大するには、その半球状励振器28そのものよりも大きな構造のものが必要である。その不連続を増やし、ずっと低い周波数まで動作を広げるのは、金属の縦の支柱40あるいは“カーテン”により実現される。支柱40は、半球状のおわん54に直接に接続されることにより、電気的に励振器28の一部分であることに注目する必要がある(図2、3および4参照)。
【0066】
この不連続の大きさの衝撃は、図8においてグラフで説明している。
このグラフは、単純な半球状の励振器28とそれにカーテンとしての縦の支柱部材40を追加した構成の同じ励振器の双方に対し、周波数の関数として伝送効率をプロットしている。カーテン40の付いた半球状の励振器28は、3MHzより上では少なくても50%の効率を有する。カーテンを取り除くと、その不連続は、使用する周波数に比べて小さすぎるから、効率は顕著に落ちる。
【0067】
しかしながら、周波数が増し、波長が減少すると、励振器の大きさの上限がある。例えば、0.5から54MHzの範囲では、およそ35MHz未満で微弱波の特色が優勢となる。この効果は大空間16で測定され、部屋の大きさがより小さな場合は、その特色が異なることに注意が必要である。より高い周波数で、また、より小さな囲われた空間においても、より小さな波長ゆえ、遮断効果は最終的には排除され、伝播の方法論が優勢となる。波長が約6m(20フィート)である50MHzでは、波長の8分の1(1/8)という実効限界未満に維持するために、励振器の大きさは0.75m(30インチ)を超えてはならない。
【0068】
20,000平方フィートの1階建ての商業用ビルで得られた測定結果の例が図9に示されている。励振器28に30dBmの発信源を注入し、商業用ビルの4つの別々の場所でエネルギー量が測定され、グラフで描かれている。同様の結果が、商業用ビル内の8つの場所で得られた。
【0069】
図10は、図8に類似しており、小空間14、この場合は5000平方フィートより大きさが小さい住居内に取り付けられた平面状の扇型励振器30の測定された励振効率を示している。この効率は、たとえカーテン40がなくても、15MHzを越える周波数には適当であると考えられる。
【0070】
ビルの特性は異なり、囲われた各空間に励振器26を適当に配置し、取り付けるためには多少の経験による調整が必要となる。しかしながら、ほとんどのビル、あるいは選択された周波数の波に関して効果的に囲われた空間12である同じような他の種類の構造物にとって、ここで説明する励振器構造は、エネルギーを与えバブル22効果を発生させる上では有効なものとなる。本発明者は、秒当たり11メガビット(11Mbps)で動作するデータリンク上を動く映像を伝送するのに成功した。
【0071】
説明したパラメータ内で、励振器の正確な物理的形状と寸法は変えることができるし、機能を維持する限り異なる材料を使用することも可能である。励振器の構成要素と導電性骨組みとの間隔は、許容範囲内で変えることができし、励振器にエネルギーを送る方法も変えることができる。この技術の熟練者は明らかに過度の実験をすることなく関連構造を開発し、利用することができる。
【0072】
上述した例に加えて、本システムと方法の他の色々な修正と改善が本発明から逸脱することなしになし得る。従って、上記開示は、限定的なものと考えるべきではなく、従属請求項は、本発明の全ての精神と範囲を網羅するものと解すべきである。
【0073】
【産業上の利用可能性】
本願発明の励振器システム10は、本発明者の「ワイヤレスネットワークのための電磁界通信システム」と本質的に間連して、産業上も商業上も応用可能である。これは、構造物内での無線通信を可能にする無線技術体系である。典型的な住居用、商業用、もしくは産業用ビルでは、励振器26は、それらが電線、金属壁、鉛管叉はその組み合わせある、壁の金属要素(導電性骨組み18)を励振する機能を果たす。この無線システム10は、励振器に接続されるハブのコントローラ・ネットワーク44により始められる。その励振器は、今度はひとつ以上の遠隔無線受信機46による使用のため、囲まれた空間12の壁内の導電性骨組みに次々にエネルギーを与える。本技術の全貌については、1999年6月25日付け「ワイヤレスネットワークのための電磁界通信システム」と称する米国特許出願MGC9901で記述されている。励振器を伴うネットワークは、他の方法では実現不可能な、構造物内で使用する完全な無線システムを可能にする。本技術は、構造物の内側から外側への放射を防ぎ、宇宙ノイズが構造物に侵入するのを防ぐ微弱モードを発生させるために壁内の金属要素を利用する。
【0074】
励振器は、参照ネットワークを構築することが可能な構造物を励振する目的を果たす。より低い周波数帯域における月並みな伝播は、構造物内の遮断効果により厳しく制限され、効率的な無線ネットワークを構築するには他の接続方法が開発されなければならない。本接続方法は、微弱モード(波)を利用する。励振器は、月並みな微弱波と月並みな伝播波の共存を可能にする。使用する周波数と構造物の大きさが月並みな伝播が存在しないような大きさであるときは、非伝播の微弱モードが発生する。
【0075】
金属の建造物あるいは構造物の導電性骨組み18は、鉛管、電線、金属ダクト、又はその他の金属要素を含んでいる。典型的な住居用、商業用、もしくは産業用構造物の唯一の違いは、構造物内の金属要素の大きさと種類である。上記の全ての例における20MHz未満の周波数は、遮断周波数未満であり、構造物内では、わずか、ないしは全く伝播波が存在しない。構造物内の無線接続のために、RFエネルギを結合する別な方法を開発すべきである。この代替的な方法は微弱波を利用する。最も簡単な記述では、もしエネルギーが金属の境界に注入され、それが分散することができなれば(遮断の場合でも)、電磁界が成立する。
この電磁界は、微弱界と見なされ、その作用は上述されている。
【0076】
ハブシステム44と遠隔装置プローブ46とをともに使用したときに、励振器システム10は、これら要素間の通信路の重要な部分を提供する。典型的には、ハブシステムは、ひとつ以上の遠隔装置により、受信され、判断される信号を送る。そのハブシステムは、そのビルに対して微弱周波数範囲内の選択された最初の周波数で励振器に信号を送る。これは、ビル中くまなく最初の周波数の微弱波の界(図7参照)を生成するやり方で、導電性骨組みのいかなる部分の近くでも観測される同様の効果を伴って、エクサイタ26に、導電性骨組みを“励起”させる。導電性骨組み18の近くに配置され、最初に選択された周波数に同調した何れの遠隔プローブ46もその電界に結合し選択された情報を受信する。
【0077】
“聴取”モードでは、遠隔プローブ46は、第2の選択周波数の信号を生成する。この信号は、導電性骨組み18により運ばれる。本発明が現在理解されている様に、構造と場所に基いて、励振器は、その範囲内の周波数に所定の結合を持つ。このように、もし第2の選択周波数が要求範囲内にあれば、励振器26は、受信機として働き、ハブネットワーク内で受取と処理を行なうのに十分な信号強度で(他のやり方では普通の受信には弱過ぎる)信号を運ぶ。
【0078】
一旦取り付けられると、励振器システム10は、一緒に取り付けられた他の構成要素に依存して、多用な方法を利用することができる。励振器システム10は、元来導管であり、そしてハブのネットトワーク4に接続されたどんなものであれ、所望の、どのような種類の遠隔ユニットやプローブ46との間の通信を容易にするものである。この多様性についてはハブのアプリケーションでも記述した。小屋から定期航路船に至るまで、多様な通信体系や異なる種類の囲われた空間において、ほとんど無限の利用可能性を与える。
【0079】
上記及びその他の理由で、本願発明の励振器システム10は、産業上利用性が広がることが期待される。それゆえに、本願発明の商業的利用は拡大し長続きするものと思われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明による励振器システムを含む、発明者の技術による実用的通信システムを有する典型的な構造物の図解である。
【図2】
構造物の壁の切断部に取り付けたものとして示した、典型的な半球状の励振器の側面図である。
【図3】
半球状の励振器の縦断面図である。
【図4】
図3の半球状の励振器の斜視図である。
【図5】
鉛管に取り付けたものとして示した、平面状扇型励振器の平面図である。
【図6】
図5の平面状扇型励振器の側面図である。
【図7】
励振器の発明品を用いることにより構造物に誘発された微弱波パターンの図解である。
【図8】
半球状の励振器構造物にカーテンを追加した効果を示す、励振効果を表すグラフである。
【図9】
比較的小さなビル内に最小部屋用寸法の半球状励振器を用いた測定結果を表すグラフである。
【図10】
小空間内で実際の平面状扇型の励振効果を表すグラフである。
Claims (20)
- 導電性骨組みを含む囲われた構造物内に微弱波を誘発する励振器システムであって、
前記導電性骨組みの部分に向け、前記構造物に取りつけられ、該導電性骨組みの該部分に接近させて配置された励振器の仕掛けと、
前記導電性骨組み内に微弱波を誘発するために前記励振器をある周波数で励起させる手段とを備えた励振器システム。 - 請求項1記載の励振器システムにおいて、λが、エネルギを付与するために前記手段により意図的に励起される、最高の励起周波数に相当する波長であるときに、前記励振器が、λ/8より小さい距離だけ前記導電性骨組みの前記部分から隔離されていることを特徴とする励振器システム。
- 請求項1記載の励振器システムにおいて、λが、意図的に励起される、最高の励起周波数に相当する波長であるときに、前記励振器が、λ/8より小さい実効直径の導電部分を有することを特徴とする励振器システム。
- 請求項1記載の励振器システムにおいて、前記励振器に対向する前記導電性骨組みの前記部分は、構造物の壁と組み合わされ、該励振器は、その組み合わされた床と天井からほぼ等間隔に置かれていることを特徴とする励振器システム。
- 請求項1記載の励振器システムにおいて、前記励振器に電気的に接続されている同軸ケーブルの中心導体および前記導電性骨組みの前記部分を介してアースに電気的に接続されている該同軸ケーブルのシールド部分を用いて、該同軸ケーブルから該励振器にエネルギーが運ばれるものであることを特徴とする励振器システム。
- 請求項1記載の励振器システムにおいて、前記励振器は、導電性のおわん部分と、1つ以上の、所定の角度を有する扇型部分とを備えた半球状の励振器のユニットであることを特徴とする励振器システム。
- 請求項6記載の励振器システムにおいて、前記所定の角度を有する扇型部分を少なくとも2つ有し、該所定の角度を有する扇型部材各々は、前記導電性のおわんに、該おわんのリムに沿って電気的に接続され、該所定の角度を有する扇状部材全ては、前記半球状の励振器のほぼ軸上に位置する共通の供給ポイントで接合され、
前記供給ポイントに電気的に接続された同軸ケーブルの中心導体および前記導電性骨組みの前記部分を介してアースに電気的に接続された該同軸ケーブルのシールド部分を用いて該同軸ケーブルから該励振器にエネルギーが運ばれるものであることを特徴とする励振器システム。 - 前記励振器の大きさを実質的に拡大し、低周波数での作用を増強する、前記励振器に導電的に取り付けられたカーテン部材を備えたことを特徴とする請求項1記載の励振器システム。
- 前記導電性骨組みの導電体が、前記囲われた空間の壁内に配置され、
前記励振器は、スペーサにより前記導体から隔離された位置に維持され、励振エネルギは、電気回路の第1端子から該励振器に運ばれる一方、該電気回路の第2端子は、前記励振器に対向配置された前記導電体に接続されるものであることを特徴とする請求項1記載の励振器システム。 - 囲われた空間内の導電性骨組みに微弱波を誘発する方法であって、
前記構造物の壁内に、前記導電性骨組みの一部分を配置し、該壁の上限と下限のほぼ真中に位置するセグメントを選択し、
前記セグメントに対向する位置に励振器を取り付け、その取りつけた位置から離隔距離だけ隔離し、
その上限が前記個別に囲われた空間に対し決定された遮断波長より大きい波長を有するように特色づけられた周波数範囲のうちの、単一の周波数もしくは複合周波数で前記励振器を励起することを特徴とする方法。 - 請求項10記載の方法において、λが、前記周波数範囲のうちの最高周波数に相当する波長であるときに、前記離隔距離が、λ/8より小さいことを特徴とする方法。
- 請求項10記載の方法において、λが、前記周波数範囲のうちの最高周波数に相当する波長であるときに、前記励振器が、λ/8より小さい実効直径の導電性部分を有することを特徴とする方法。
- 請求項10記載の方法において、前記導電性骨組みに誘発した微弱波は、前記選択された周波数に同調した装置まで情報を運ぶために、前記周波数範囲のうちの選択された周波数で変調されることを特徴とする方法。
- 請求項10記載の方法において、前記囲われた空間内でくまなく、利用可能なレベルで前記微弱波が検出されるように、個別に囲われた空間に定められた量の励起エネルギーを届けることにより、前記励振器を励起させることを特徴とする方法。
- 囲われた空間の導電性骨組みと一緒に使用する励振器であって、
半円形の断面を有し、前記導電性骨組みの一部分に対面する該半円形の部材の開口端にリム部を具備する導電体と、
前記リム部から、前記導電体と前記導電性骨組みとの中間に位置する供給ポイントへと延びる所定の角度を有する導体と、
第1端子が前記供給ポイントに接続され、第2端子が前記導電性骨組みに接続された信号回路とを備えたことを特徴とする励振器。 - 請求項15記載の励振器において、前記導体は、半球導体の形状をなし、前記所定の角度を有する導体は、1組の、所定の角度を有する扇形状をなすものであることを特徴とする励振器。
- 請求項15記載の励振器において、前記導電体および前記所定の角度をなす導体は、平らな表面に配置された導電性トレースの形状をなすものであることを特徴とする励振器。
- 請求項15記載の励振器において、前記導電体の実質的大きさを拡大し、低周波数での効果を強めるため、該導電体に導電的に取り付けられた導電性カーテンを備えたことを特徴とする励振器。
- 前記励振器と前記導電性骨組みとの間で前記囲われた空間に適する所定周波数範囲内の電磁波が選択的に交換されるように、前記励振器と前記導電性骨組み相互の感度の最適条件として選択された前記導電性骨組みからの離隔距離に該励振器を保持する、該励振器と電気的に絶縁されたスペーサを備えたことを特徴とする請求項15記載の励振器。
- 請求項19記載の励振器において、
前記信号回路が前記導電性骨組み内に波を誘発するように前記励振器に励起電流を送るとき、前記励振器は、励振器モードで動作し、
該導電性骨組み内に送られた前記所定周波数範囲内の波の信号が該励振器により該信号回路を介して運ばれるとき、前記励振器は、聴取者モードで動作するものであることを特徴とする励振器。
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