JP2004523079A - ポリエーテルイミドランプソケット組立て体 - Google Patents
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Abstract
ランプソケット組立て体(18)は、ソケット組立て体の気体放出の制限が望ましいか、必要な用途において、取替え型白熱灯(22)に使用することができる。ソケット組立て体(18)は、ポリエーテルイミドから製造したプラスチックソケットを含み、ソケットには、白熱灯(22)のプレスシール末端(40)を受け入れる開口部(50)が設けてある。複数の電気接触子(34)が開口部(50)内に設置してあり、ソケット(18)は、同様に、接触子の一つとそれぞれ電気的に連結する複数の端子(36)を含む。ソケット(18)は、白熱灯(22)のプレスシール末端(40)と係合することにより、ランプを開口部内に保持するように開口部(50)に設置した少なくとも一つの弾力性保持構成部分(52)を含む。ソケット(18)は、ハウジング(30)と、そのハウジングに一体に装着された別個の本体(32)を含み、本体とハウジングの両方をポリエーテルイミドから製造してある。
Description
【技術分野】
【0001】
この発明は、ランプソケット、特に、外部照明用途に用いる車両ランプソケット組立て体に関する。
【背景技術】
【0002】
外部車両照明用途に用いられるプラスチックの気体放出は、レンズおよび/または反射体を曇らせ、ランプ組立て体全体の外観、美観および測光性能に有害な作用を及ぼし得ることがわかっている。例えば、報告によれば、ヘッドランプ寿命にわたって気体を放出しないとされるチタン炭化物被覆を用いる車両ヘッドランプの光遮蔽物について開示するフレイジャー(Frazier)の米国特許第6,012,830号に記載されている。気体放出は、幾つかの樹脂の重合工程の結果として樹脂からの揮発物の放出について追跡されてきた。これは、特に、外部車両白熱灯をプラスチックランプソケットと連結して使用する場合に当て嵌まる。何故なら、ランプの熱出力がソケットの温度を93.3℃(200°F)〜232.2℃(450°F)に上昇させ得るからである。
【0003】
一般的に、在来の白熱灯および他の発熱性ランプ用途に使用されるプラスチックは、プラスチックが軟化または分解せずに、高温で働く能力で選択されてきた。例えば、高圧放電車両ヘッドランプのUltem2300(商標名)およびRyton(商標名)のような高温耐用プラスチックの用途について開示するF.エクハルト(Eckhardt)らの米国特許第4,795,939号を参照すること。Ultem(商標名)のようなポリエーテルイミドは、D.ゼレディッヒ(Seredich)らの米国特許第5,239,226号、C.コリアンドリス(Coliandris)らの米国特許第4,795,388号およびA.ブラウン(Braun)らの米国特許第4,751,421号に開示されるような他の車両ヘッドランプ用途にも用いられてきた。これらの各特許は、Ultem(商標名)製のハロゲンヘッドランプベースまたはホルダーを開示する。ポリエーテルイミドから製造した一体ソケットを設けたアーク管を開示するM.フレイ(Frey)らの米国特許第5,889,360号もまた、参照すること。ランプ自体のほかに、ポリエーテルイミドプラスチックは、K.マイヤー(Meyer)らの米国特許第4,982,132号およびM.ガオゲル(Gaugel)らの米国特許第4,774,636号に開示されるような、ランプ反射体にも使用されてきた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明に従って、ソケット組立て体の気体放出の制限が望ましいか、必要とされる用途において取替え型白熱灯に使用できるランプソケット組立て体を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ソケット組立て体は、ポリエーテルイミドから製造したプラスチックソケットを含み、ソケットには、白熱灯のプレスシール末端を受け入れる開口部が設けてある。複数の電気接触子が開口部に設置してあり、ソケットは、接触子の一つとそれぞれ電気的に連結する複数の端子を同様に含む。ソケットは、白熱灯のプレスシール末端部と係合することにより、ランプを開口部内に保持するように開口部に設置した少なくとも一つの弾力性保持構成部分を含む。ソケットは、ハウジングと、そのハウジングに一体に装着される別個の本体を含み、本体とハウジングが共にポリエーテルイミドから製造することが好ましい。
【0006】
本発明の別の局面に従って、ランプソケット、そのランプソケット内に着脱自在に取り付けた白熱灯、ランプの周りに少なくとも部分的に広がる反射体およびレンズを含み、ランプソケットをやはりポリエーテルイミドから製造する車両ランプ組立て体を提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明の好適模範的実施形態を下に添付図面と結び付けて説明する。同じ標示は、同じ構成要素を示す。
図1は、後方の車両照明に使用して、ブレーキ操作、方向転換信号および後退操作に対して個別に後方照明を提供し得るような外部車両ランプ組立て体10を図示する。本組立て体10は、一体構成部品として形成してある三つの反射体14〜16に取り付けた共通のバックプレート12を含み、三つの各反射体部分14〜16は、それぞれのランプソケット18〜20を設置する中央開口部をそれぞれに設けてある。各ランプソケットは、共通バックプレート12に個々に取り付けてあり、それぞれ白熱灯22〜24を含む。
【0008】
図2は、さらに、ランプソケット18の一つとその関係ランプ22の詳細を図示する。そこに示すように、ランプソケット18は、実際には、ハウジング30、そのハウジング内に取り付けた本体32、ランプ18に電力を送る本体32内の電気接触子一式34およびバックプレートから接触子34へ電力を送るため、接触子34に電気的に連結する対応端子一式36(断面図では一つだけを示す)から形成してあるソケット組立て体である。ランプ22は、ランプをランプソケット18内の適所に弾力的に保持できるように凹み溝を設けたプラスチックスリーブ管42を含むプレスシール末端40をもつ白熱灯である。ランプ22の適切な球部およびスリーブ管の設計は、M.R.ホールマン(Holman)らの米国特許第5,186,669号およびG.E.タルモン−グロス(Talmon−Gros)らの米国特許第5,486,991号に開示されている。この完全な記載は、参照文献により本明細書に組み込むものとする。適切には、既存のGT−8電球をフェデラルモーグル株式会社(Federal−Mogul Corporation)のワーグナー照明(Wagner Lighting)部から市販品を入手することもできる。
【0009】
ランプ22は、ソケット18本体32の開口部50内に取り付けてある。その開口部50内に電気接触子34並びに一対の対向する弾力性保持構成部分または指片52が設置してある。これらの指片はそれぞれ、白熱灯22のプレスシール末端でスリーブ管42と係合することにより、ランプを開口部50内に保持する。これを達成するには、対向する指片に面し、ランプを開口部に挿入するときにスリーブ管42上の相当凹部溝内にパチンと嵌る突出部を各保持指片52に提供するようにする。指片52は、融通性がきくので、ランプは、ソケットの一体構成部分ではなく、しかし、ランプに十分な力を上方に加えて、指片を外側へ曲げることで、ランプのプレスシール末端が上に動き、ソケット18から外れることにより取替えることができる。
【0010】
接触子と端子がハウジングと本体間の界面で共に連結するように、電気接触子34を本体32内に設置し、端子36をハウジング30内に設置する。しかし、各接触子は、端子と結合するので、接触子が個別の構成部品よりはむしろ端子の一体状延長部分である別の実施形態のソケット組立て体を使用できるであろう。その端子は、バックプレート12上の対応するパッドに接合し、単一接続器56を用いて三つのソケット18〜20すべてに電力を供給できるように設計してある。
【0011】
組立て体10全般、特に、ソケット18〜20とバックプレート12のより完全な説明は、フォリッシュ(Forish)の米国特許第5,536,174号に含まれ、その完全な記載は、参照文献により本明細書に組み込むものとする。フォリッシュ(Forish)らの米国特許第6,139,334号は、また、本発明の範囲から逸脱せずに適切に使用することもできる、もう一つのバックプレートとソケット組立て体を開示する。その特許の完全な記載は、参照文献により、本明細書に組み込むものとする。また、ハウジングとそのハウジングに一体に装着される本体の両方を設けた二部式ソケット組立て体を使用するよりはむしろ、単一の一体状ハウジングが用いられるだろう。
【0012】
図3は、共通バックプレート12を用いない用途で使用できる本発明のランプソケット組立て体58のもう一つの実施形態を示す。図2の実施形態に関するように、図3のソケット組立て体58は、ハウジング60と指片64を設けた本体62、並びに電気接触子66と端子68を含むが、ハウジング60の一体化構成部品として端子を取り囲む接続器70も含む。ランプソケット組立て体58並びにさらに別の実施形態のより完全な説明は、フォリッシュ(Forish)らの米国特許第5,035,643号に含まれる。その完全な記載は、参照文献により、本明細書に組み込むものとする。
【0013】
本発明に従って、ランプソケット組立て体18〜20および60は、登録商標Ultemという商品名でGEから入手できるようなポリエーテルイミド(PEI)から製造されている。ハウジング30、60および本体32、62は共に、ポリエーテルイミドから製造するのが好ましいが、両方を必要としないので、例えば、ソケット組立て体をポリエーテルイミドから製造した本体32,62だけで構築できることはわかるであろう。プラスチック構成部品の成形におけるポリエーテルイミド樹脂の用途は、当業者にとって公知であり、在来の成形工程を用いて、ランプソケットを製造することができる。公知のように、ポリエーテルイミド樹脂は、これらのランプソケットに通常使用されるプラスチックよりも高温を用いて成形されるので、その成形工程では油冷鋳型を用いることができる。この標準ランプソケット成形工程および他の必要な、または望ましい変更は、当業者にとって明らかであろう。
【0014】
得られるPEIランプソケット組立て体は、在来のランプソケットプラスチックで普通生じるような気体放出を示さずに、これらの種類の車両ランプソケットでは93.3℃(200°F)〜232.2℃(450°)Fの操作温度で良好に働くことが認められている。試験により、反射体またはレンズの表面に目に見える衝撃がないことが示された。
【0015】
このように、本明細書において明記した目的および有益性を獲得するポリエーテルイミドランプソケット組立て体が本発明に従って提供されたことは明らかであろう。前述の説明は、本発明の好適な模範的実施形態であり、示した特定の実施形態に本発明を限定するものではないことも、もちろん理解されよう。様々な変更や改変は、当業者にとって明らかになるだろう。例えば、バックプレートを、同様にポリエーテルイミド樹脂から作製できるであろう。このような変型および改変は全て、添付の特許請求の範囲内になるものとする。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明に従って構築した外部車両ランプ組立て体の側面図で、本組立て体の断面部分を示す。
【図2】図1のランプソケットの一つの断面図である。
【図3】本発明のランプソケットのもう一つの実施形態の断面図である。
【0001】
この発明は、ランプソケット、特に、外部照明用途に用いる車両ランプソケット組立て体に関する。
【背景技術】
【0002】
外部車両照明用途に用いられるプラスチックの気体放出は、レンズおよび/または反射体を曇らせ、ランプ組立て体全体の外観、美観および測光性能に有害な作用を及ぼし得ることがわかっている。例えば、報告によれば、ヘッドランプ寿命にわたって気体を放出しないとされるチタン炭化物被覆を用いる車両ヘッドランプの光遮蔽物について開示するフレイジャー(Frazier)の米国特許第6,012,830号に記載されている。気体放出は、幾つかの樹脂の重合工程の結果として樹脂からの揮発物の放出について追跡されてきた。これは、特に、外部車両白熱灯をプラスチックランプソケットと連結して使用する場合に当て嵌まる。何故なら、ランプの熱出力がソケットの温度を93.3℃(200°F)〜232.2℃(450°F)に上昇させ得るからである。
【0003】
一般的に、在来の白熱灯および他の発熱性ランプ用途に使用されるプラスチックは、プラスチックが軟化または分解せずに、高温で働く能力で選択されてきた。例えば、高圧放電車両ヘッドランプのUltem2300(商標名)およびRyton(商標名)のような高温耐用プラスチックの用途について開示するF.エクハルト(Eckhardt)らの米国特許第4,795,939号を参照すること。Ultem(商標名)のようなポリエーテルイミドは、D.ゼレディッヒ(Seredich)らの米国特許第5,239,226号、C.コリアンドリス(Coliandris)らの米国特許第4,795,388号およびA.ブラウン(Braun)らの米国特許第4,751,421号に開示されるような他の車両ヘッドランプ用途にも用いられてきた。これらの各特許は、Ultem(商標名)製のハロゲンヘッドランプベースまたはホルダーを開示する。ポリエーテルイミドから製造した一体ソケットを設けたアーク管を開示するM.フレイ(Frey)らの米国特許第5,889,360号もまた、参照すること。ランプ自体のほかに、ポリエーテルイミドプラスチックは、K.マイヤー(Meyer)らの米国特許第4,982,132号およびM.ガオゲル(Gaugel)らの米国特許第4,774,636号に開示されるような、ランプ反射体にも使用されてきた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明に従って、ソケット組立て体の気体放出の制限が望ましいか、必要とされる用途において取替え型白熱灯に使用できるランプソケット組立て体を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ソケット組立て体は、ポリエーテルイミドから製造したプラスチックソケットを含み、ソケットには、白熱灯のプレスシール末端を受け入れる開口部が設けてある。複数の電気接触子が開口部に設置してあり、ソケットは、接触子の一つとそれぞれ電気的に連結する複数の端子を同様に含む。ソケットは、白熱灯のプレスシール末端部と係合することにより、ランプを開口部内に保持するように開口部に設置した少なくとも一つの弾力性保持構成部分を含む。ソケットは、ハウジングと、そのハウジングに一体に装着される別個の本体を含み、本体とハウジングが共にポリエーテルイミドから製造することが好ましい。
【0006】
本発明の別の局面に従って、ランプソケット、そのランプソケット内に着脱自在に取り付けた白熱灯、ランプの周りに少なくとも部分的に広がる反射体およびレンズを含み、ランプソケットをやはりポリエーテルイミドから製造する車両ランプ組立て体を提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明の好適模範的実施形態を下に添付図面と結び付けて説明する。同じ標示は、同じ構成要素を示す。
図1は、後方の車両照明に使用して、ブレーキ操作、方向転換信号および後退操作に対して個別に後方照明を提供し得るような外部車両ランプ組立て体10を図示する。本組立て体10は、一体構成部品として形成してある三つの反射体14〜16に取り付けた共通のバックプレート12を含み、三つの各反射体部分14〜16は、それぞれのランプソケット18〜20を設置する中央開口部をそれぞれに設けてある。各ランプソケットは、共通バックプレート12に個々に取り付けてあり、それぞれ白熱灯22〜24を含む。
【0008】
図2は、さらに、ランプソケット18の一つとその関係ランプ22の詳細を図示する。そこに示すように、ランプソケット18は、実際には、ハウジング30、そのハウジング内に取り付けた本体32、ランプ18に電力を送る本体32内の電気接触子一式34およびバックプレートから接触子34へ電力を送るため、接触子34に電気的に連結する対応端子一式36(断面図では一つだけを示す)から形成してあるソケット組立て体である。ランプ22は、ランプをランプソケット18内の適所に弾力的に保持できるように凹み溝を設けたプラスチックスリーブ管42を含むプレスシール末端40をもつ白熱灯である。ランプ22の適切な球部およびスリーブ管の設計は、M.R.ホールマン(Holman)らの米国特許第5,186,669号およびG.E.タルモン−グロス(Talmon−Gros)らの米国特許第5,486,991号に開示されている。この完全な記載は、参照文献により本明細書に組み込むものとする。適切には、既存のGT−8電球をフェデラルモーグル株式会社(Federal−Mogul Corporation)のワーグナー照明(Wagner Lighting)部から市販品を入手することもできる。
【0009】
ランプ22は、ソケット18本体32の開口部50内に取り付けてある。その開口部50内に電気接触子34並びに一対の対向する弾力性保持構成部分または指片52が設置してある。これらの指片はそれぞれ、白熱灯22のプレスシール末端でスリーブ管42と係合することにより、ランプを開口部50内に保持する。これを達成するには、対向する指片に面し、ランプを開口部に挿入するときにスリーブ管42上の相当凹部溝内にパチンと嵌る突出部を各保持指片52に提供するようにする。指片52は、融通性がきくので、ランプは、ソケットの一体構成部分ではなく、しかし、ランプに十分な力を上方に加えて、指片を外側へ曲げることで、ランプのプレスシール末端が上に動き、ソケット18から外れることにより取替えることができる。
【0010】
接触子と端子がハウジングと本体間の界面で共に連結するように、電気接触子34を本体32内に設置し、端子36をハウジング30内に設置する。しかし、各接触子は、端子と結合するので、接触子が個別の構成部品よりはむしろ端子の一体状延長部分である別の実施形態のソケット組立て体を使用できるであろう。その端子は、バックプレート12上の対応するパッドに接合し、単一接続器56を用いて三つのソケット18〜20すべてに電力を供給できるように設計してある。
【0011】
組立て体10全般、特に、ソケット18〜20とバックプレート12のより完全な説明は、フォリッシュ(Forish)の米国特許第5,536,174号に含まれ、その完全な記載は、参照文献により本明細書に組み込むものとする。フォリッシュ(Forish)らの米国特許第6,139,334号は、また、本発明の範囲から逸脱せずに適切に使用することもできる、もう一つのバックプレートとソケット組立て体を開示する。その特許の完全な記載は、参照文献により、本明細書に組み込むものとする。また、ハウジングとそのハウジングに一体に装着される本体の両方を設けた二部式ソケット組立て体を使用するよりはむしろ、単一の一体状ハウジングが用いられるだろう。
【0012】
図3は、共通バックプレート12を用いない用途で使用できる本発明のランプソケット組立て体58のもう一つの実施形態を示す。図2の実施形態に関するように、図3のソケット組立て体58は、ハウジング60と指片64を設けた本体62、並びに電気接触子66と端子68を含むが、ハウジング60の一体化構成部品として端子を取り囲む接続器70も含む。ランプソケット組立て体58並びにさらに別の実施形態のより完全な説明は、フォリッシュ(Forish)らの米国特許第5,035,643号に含まれる。その完全な記載は、参照文献により、本明細書に組み込むものとする。
【0013】
本発明に従って、ランプソケット組立て体18〜20および60は、登録商標Ultemという商品名でGEから入手できるようなポリエーテルイミド(PEI)から製造されている。ハウジング30、60および本体32、62は共に、ポリエーテルイミドから製造するのが好ましいが、両方を必要としないので、例えば、ソケット組立て体をポリエーテルイミドから製造した本体32,62だけで構築できることはわかるであろう。プラスチック構成部品の成形におけるポリエーテルイミド樹脂の用途は、当業者にとって公知であり、在来の成形工程を用いて、ランプソケットを製造することができる。公知のように、ポリエーテルイミド樹脂は、これらのランプソケットに通常使用されるプラスチックよりも高温を用いて成形されるので、その成形工程では油冷鋳型を用いることができる。この標準ランプソケット成形工程および他の必要な、または望ましい変更は、当業者にとって明らかであろう。
【0014】
得られるPEIランプソケット組立て体は、在来のランプソケットプラスチックで普通生じるような気体放出を示さずに、これらの種類の車両ランプソケットでは93.3℃(200°F)〜232.2℃(450°)Fの操作温度で良好に働くことが認められている。試験により、反射体またはレンズの表面に目に見える衝撃がないことが示された。
【0015】
このように、本明細書において明記した目的および有益性を獲得するポリエーテルイミドランプソケット組立て体が本発明に従って提供されたことは明らかであろう。前述の説明は、本発明の好適な模範的実施形態であり、示した特定の実施形態に本発明を限定するものではないことも、もちろん理解されよう。様々な変更や改変は、当業者にとって明らかになるだろう。例えば、バックプレートを、同様にポリエーテルイミド樹脂から作製できるであろう。このような変型および改変は全て、添付の特許請求の範囲内になるものとする。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明に従って構築した外部車両ランプ組立て体の側面図で、本組立て体の断面部分を示す。
【図2】図1のランプソケットの一つの断面図である。
【図3】本発明のランプソケットのもう一つの実施形態の断面図である。
Claims (11)
- 白熱灯のプレスシールを受け入れる開口部を設けたポリエーテルイミド製プラスチックソセットと、
前記開口部内に設置した複数の電気接触子と、
前記接触子の一つとそれぞれ電気的に連結する複数の端子とを含み、
前記ソケットが、白熱灯のプレスシール末端と係合することにより、ランプを前記開口部内に保持するように前記開口部に設置した少なくとも一つの弾力性保持構成部分を含む、個別の取替え型白熱灯に使用するランプソケット組立て体。 - ランプのプレスシール末端がプラスチックスリーブ管を含む請求項1に記載のランプソケット組立て体。
- 前記端子がそれぞれ、前記接触子の一つと結合し、各端子と関係接触子が、互いに電気的に連結した別個の構成部品を構成する請求項1に記載のランプソケット組立て体。
- 前記ソケットがハウジングと、前記ハウジンクに一体に装着される別個の本体を含み、前記本体とハウジングが共にポリエーテルイミドから製造してある請求項1に記載のランプソケット組立て体。
- 前記電気接触子を前記本体内に設置し、前記端子を前記ハウジング内に設置してある請求項4に記載のランプソケット組立て体。
- ランプソケットと、
前記ランプソケット内に着脱自在に取り付けた白熱灯;前記ランプの周りに少なくとも部分的に広がる反射体と、
レンズを含み、前記ランプソケットをポリエーテルイミドから製造してある車両ランプ組立て体。 - ランプソケット内の開口部内に設置した複数の電気接触子と、
前記接触子の一つとそれぞれ電気的に連結する複数の端子とを含み、
前記ソケットが、白熱灯と係合することにより、ランプを前記開口部内に保持するように前記開口部に設置した少なくとも一つの弾力性保持構成部分を含む請求項6に記載の車両ランプ組立て体。 - ランプが、前記保持構成部分と接触するプラスチックスリーブ管を設けたプレスシール末端を含む請求項7に記載の車両ランプ組立て体。
- 前記端子のそれぞれが、前記接触子の一つと結合し、各端子と関係接触子が、互いに電気的に連結した別個の構成部品を構成する請求項7に記載の車両ランプ組立て体。
- 前記ソケットが、ハウジングと、前記ハウジングに一体に装着された別個の本体を含み、前記本体とハウジングが共にポリエーテルイミドから製造してある請求項6に記載の車両ランプ組立て体。
- さらに、前記ソケットを取り付けるバックプレートを含む請求項6に記載の車両ランプ組立て体。
Applications Claiming Priority (2)
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Country Status (3)
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EP (1) | EP1384292A4 (ja) |
JP (1) | JP2004523079A (ja) |
WO (1) | WO2002075863A1 (ja) |
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JP2009516896A (ja) * | 2005-11-18 | 2009-04-23 | フェデラル−モーグル コーポレイション | 高温プラスチックから作られるソケットを有するランプアセンブリ |
JP2012504851A (ja) * | 2008-10-01 | 2012-02-23 | フェデラル−モーグル コーポレイション | 成形電気ソケット |
Families Citing this family (3)
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US7270453B2 (en) | 2004-12-21 | 2007-09-18 | General Electric Company | Heat resistant plastic lamp components and methods of forming |
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