JP2004522422A - Mch受容体を発現する細胞系 - Google Patents

Mch受容体を発現する細胞系 Download PDF

Info

Publication number
JP2004522422A
JP2004522422A JP2002538888A JP2002538888A JP2004522422A JP 2004522422 A JP2004522422 A JP 2004522422A JP 2002538888 A JP2002538888 A JP 2002538888A JP 2002538888 A JP2002538888 A JP 2002538888A JP 2004522422 A JP2004522422 A JP 2004522422A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mchr1
cell
neuroblastoma
activity
gene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002538888A
Other languages
English (en)
Inventor
タン,カリーナ
ノツソーギ,マルガリータ
滋 鴇田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Merck and Co Inc
Original Assignee
Merck and Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Merck and Co Inc filed Critical Merck and Co Inc
Priority claimed from PCT/US2001/047027 external-priority patent/WO2002036076A2/en
Publication of JP2004522422A publication Critical patent/JP2004522422A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

本発明は、MCHR1を機能的に発現する神経芽腫細胞系及び皮膚細胞癌細胞系、並びにMCHR1活性を測定するためのそのような細胞の使用を特徴とする。機能的発現は、好ましくは、MCHR1を発現する組換え遺伝子を使用して、神経芽腫又は皮膚細胞癌において達成される。組換えMCHR1遺伝子の存在は、MCHR1発現のレベルを増加させ、MCHR1活性の生成及び検出を容易にする。

Description

【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、参照して本明細書に組み込まれる、2000年10月31日出願の米国仮出願第60/244,700号に基づく優先権を主張する。
【0002】
(発明の背景)
本明細書に引用された参照は、特許請求の範囲に記載された発明に対する先行技術とは認められない。
【0003】
視床下部に存在するニューロペプチドは、体重調節の媒介において主要な役割を果たしている(Flierら,1998.Cell,92,437〜440)。メラニン凝集ホルモン(MCH)は、ニューロペプチドNEI及びNGEもコードする、より大きなプレプロホルモン前駆体の一部として視床下部において合成される環状の19アミノ酸ニューロペプチドである(Nahonら,1990.Mol.Endocrinol.4,632〜637)。MCHは、最初、サケ下垂体において同定された。サカナにおいては、MCHは、メラニン凝集に影響を与え、従って皮膚着色に影響を与える。マス及びウナギにおいては、MCHは、ストレスにより誘導される、又はCRFにより刺激されるACTH放出に関与していることも示されている(Kawauchiら,1983.Nature 305,321〜323)。
【0004】
ヒトにおいては、脳内で発現される2個のMCHをコードする遺伝子が同定されている(Bretonら,1993.Mol.Brain Res.18,297〜310)。哺乳動物において、MCHは、視床下部外側野の神経細胞形質を含む、食物摂取の調節に関与していることが示されている視床下部のニューロン細胞体、及び不確帯に主として局在していることが示されている(Kniggeら,1996.Peptides 17,1063〜1073)。
【0005】
薬理学的及び遺伝学的な証拠は、MCHの主な作用様式が、摂食の促進(食欲刺激(orexigenic))であることを示唆している。絶食させたマウス及びラット、ob/obマウス、並びにニューロペプチドY(NPY)の遺伝子がノックアウト(targeted disruption)されたマウスにおいては、MCH mRNAがアップレギュレートされている(Quら,1996.Nature 380,243〜247、及びEricksonら,1996.Nature 381,415〜418)。MCHの中枢への注射(ICV)は、食物摂取を刺激し、MCHは、αメラニン細胞刺激ホルモン(αMSH)により見られる食欲低下(hypophagic)効果に拮抗する(Quら,1996.Nature 380,243〜247)。MCH欠損マウスは、痩せており、食欲が低下しており、かつ増加した代謝率を有している(Shimadaら,1998.Nature 396,670〜673)。
【0006】
MCHの作用は食物摂取の調整に限定されておらず、視床下部−下垂体軸に対する効果が報告されている(Nahon,1994.Critical Rev.in Neurobiol.8,221〜262)。MCHは、ストレスにより誘導される視床下部からのCRF及び下垂体からのACTHの放出を調整しうるため、MCHは、ストレスに対する身体応答に関与している可能性がある。さらに、MCHニューロン系は、生殖又は母性の機能に関与している可能性がある。
【0007】
いくつかの参照が、MCHに結合することが示されている受容体(ヒトMCHR1)を記載している(Chambersら,1999.Nature 400,261〜265;Saitoら,1999.Nature 400,265〜269;Bachnerら,1999.FEBS Letters 457,522〜524;Shimomuraら,1999.Biochemical and Biophysical Research Communications 261,622〜626;及びLemboら,1999.Nat.Cell Biol.1,267〜271)。
【0008】
(発明の概要)
本発明は、MCHR1を機能的に発現する神経芽腫細胞系及び皮膚細胞癌細胞系、並びにMCHR1活性を測定するためのそのような細胞の使用を特徴とする。機能的発現は、好ましくは、MCHR1を発現する組換え遺伝子を使用して、神経芽腫又は皮膚細胞癌において達成される。組換えMCHR1遺伝子の存在は、MCHR1発現のレベルを増加させ、MCHR1活性の生成及び検出を容易にする。
【0009】
従って、本発明の第一の面は、機能性MCHR1を発現する組換えMCHR1遺伝子を含む神経芽腫又は皮膚細胞癌を記載する。機能性MCHR1は、MCH刺激により検出可能なシグナルを与える。組換えMCHR1遺伝子は、ゲノムの一部であってもよいし、又はゲノム外に存在してもよい。
【0010】
MCHR1遺伝子は、MCHR1をコードする核酸、及び機能的発現のために必要とされる制御因子を含有している。機能的発現に有用な制御因子の例には、プロモーター、ターミネーター、リボソーム結合部位、及びポリアデニル化領域が含まれる。MCHR1をコードする核酸は、連続的であってもよいし、又は1個以上のイントロンを含有していてもよい。
【0011】
組換えMCHR1遺伝子は、MCHR1をコードし、かつ天然には相互に関連していない1個以上の領域を含有している。組換えMCHR1遺伝子の例には、天然にはコーディング核酸と関連していない制御配列と共に存在するMCHR1をコードするヒト核酸配列を含有しているもの;及び天然には存在しないコーディング領域を含有しているものが含まれる。非天然のコーディング領域は、天然に存在するコーディング核酸には存在しないヌクレオチドの組み合わせを1個以上含有している。組換え遺伝子は、(1個以上の)イントロンを含んで、又は含まずに、作製されうる。
【0012】
本発明のもう一つの面は、内因性のMCHR1をコードする核酸を、外因性プロモーターと結合させる工程を含む方法によって作製された、増加したMCHR1発現を有している神経芽腫又は皮膚細胞癌を記載する。その方法は、天然のMCHR1遺伝子と同じ染色体位置を有する組換えMCHR1遺伝子を生成させる。
【0013】
本発明のもう一つの面は、化合物のMCHR1活性に影響を与える能力を測定する方法を記載する。その方法は、(a)MCHR1を発現する神経芽腫又は皮膚細胞癌に化合物を供給する工程;及び(b)MCHR1活性を測定する工程を含む。
【0014】
本発明のその他の特徴及び利点は、種々の例を含む、本明細書に提供されるさらなる記載より明らかとなる。提供された例は、本発明の実施において有用な種々の成分及び方法論を例示する。例は、特許請求の範囲に記載された発明を制限するものではない。本開示に基づき、当業者であれば、本発明の実施に有用なその他の成分及び方法論を特定し、利用することができる。
【0015】
(発明の詳細な説明)
MCHR1転写物を産生し、かつMCHR1活性を測定するための適当な環境を提供することができるヒト神経芽腫細胞系及び皮膚細胞癌細胞系が、ここにおいて特定される。MCHR1を発現するヒト細胞系は、天然にMCHR1を発現するヒト細胞環境を提供する。
【0016】
機能性MCHR1を発現する細胞は、MCHR1に対する活性を有する化合物のスクリーニング、MCHR1に対する化合物の効果の測定、及びMCHR1活性の効果の測定のための系を提供する。神経芽腫又は皮膚細胞癌におけるMCHR1発現は、好ましくは、内因性のMCHR1をコードする核酸を活用するか、又は外因性のMCHR1をコードする核酸を提供する組換えMCHR1遺伝子を使用して、増加させられる。
【0017】
MCHR1活性を調整する化合物は、MCHR1活性をさらに研究するための道具としての利用、及び患者において有益な結果を達成するための薬剤としての利用を含む、多様な異なる用途を有している。MCHR1活性の調整の有益な効果には、体重減少、体重増加、癌治療(例えば、結腸癌又は乳癌)、疼痛軽減、糖尿病治療、ストレス軽減、及び性機能障害治療のうちの1個以上が含まれる。
【0018】
MCHR1活性の調整には、受容体における応答の惹起、及びMCHR1のアゴニスト又はアンタゴニストにより惹起される応答の改変が含まれる。一般的に、MCH受容体アンタゴニスト、及び活性に負の影響を与えるアロステリック調整剤は、体重減少を達成するため、癌(例えば、結腸癌又は乳癌)を治療するため、疼痛を軽減させるため、ストレスを軽減させるため、又は性機能障害を治療するために使用されうる。そして、MCH受容体アゴニスト、及び活性に正の影響を与えるアロステリック調整剤は、体量増加を生じさせるために使用されうる。
【0019】
患者は、哺乳動物、好ましくはヒトである。患者との言及は、疾患又は障害の存在を必ずしも示さない。患者という用語には、予防的に処置される対象、及び疾患又は障害に罹患している対象が含まれる。
【0020】
好ましくは、MCHR1活性は、糖尿病を治療するため、体重減少を得るため、又は重量増加を得るために調整される。糖尿病は、例えば、耐糖能の増強及びインスリン抵抗性の減少のうちのいずれか又は両方によって治療されうる。
【0021】
過剰体重は、高血圧、糖尿病、異常脂質血症、心臓血管疾患、胆石、骨関節炎、及びいくつかの型の癌を含む種々の疾患に寄与する要因である。体重減少の誘起は、例えば、そのような疾患の可能性を軽減させるため、そしてそのような疾患の治療の一部として、使用されうる。体重減少は、例えば、食欲の軽減、代謝率の増加、脂肪摂取の軽減、又は炭水化物欲求の軽減のうちの1個以上によって達成されうる。
【0022】
重量の増加は、体重減少を伴う疾患もしくは障害を有しているか、又は体重減少を伴う治療を受けている患者に、特に有用である。体重減少を伴う疾患又は障害の例には、拒食症、エイズ、るいそう、悪液質、及び老人性虚弱が含まれる。体重減少を伴う治療の例には、化学療法及び放射線療法が含まれる。
【0023】
MCHR1
本発明において利用されるMCHR1には、配列番号1及びその異型により提供されるアミノ酸配列を有する天然に存在するヒトMCHR1が含まれる。MCHR1の異型は、配列番号1と実質的に同一のアミノ酸配列を有しており、かつMCH受容体活性を有している。配列番号1の異型の例には、天然に存在する対立遺伝子異型、及び人工的に作製された突然変異体が含まれる。
【0024】
配列番号1及び天然に存在するコーディング核酸配列は、最初、ソマトスタチン様受容体「SLC−1」として同定された(Lakayeら,1998.Biochimica et Biophysica ACTA 1401:216〜220)。その後、SLC−1がMCHR1であることが示された。MCHR1をコードするcDNA及びゲノム配列は、配列番号2及び3によって提供される。
【0025】
一般的に、配列番号1の異型は、少なくとも約90%、好ましくは少なくとも約95%の配列番号1との配列同一性を有し;且つ/又は配列番号1からのアミノ酸修飾を1個、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、もしくは10個、含有している。アミノ酸修飾は、付加、欠失、及び置換である。
【0026】
ポリペプチドの配列類似性は、BLAST(Altschulら,1997.Nucleic Acids Res.25,3389〜3402(参照して本明細書に組み込まれる))によって決定されうる。一つの実施形態において、配列類似性は、以下のパラメーター:置換行列:BLOSUM62、一塩基当たりのギャップコスト:11、及びラムダ比(Lambda ratio):1を用いたtBLASTn探索プログラムを使用して決定される。
【0027】
MCHR1の人工異型は、異型をコードする核酸を導入することにより、細胞において作製されうる。異型をコードする核酸配列は、配列番号1をコードする核酸配列を改変させることにより入手されうる。特定のコドンの特定のアミノ酸への翻訳は、当分野において周知である(例えば、Lewin,Genes IV,119頁,Oxford University Press,1990参照)。
【0028】
A=Ala=アラニン:コドンGCA、GCC、GCG、GCU
C=Cys=システイン:コドンUGC、UGU
D=Asp=アスパラギン酸:コドンGAC、GAU
E=Glu=グルタミン酸:コドンGAA、GAG
F=Phe=フェニルアラニン:コドンUUC、UUU
G=Gly=グリシン:コドンGGA、GGC、GGG、GGU
H=His=ヒスチジン:コドンCAC、CAU
I=Ile=イソロイシン:コドンAUA、AUC、AUU
K=Lys=リシン:コドンAAA、AAG
L=Leu=ロイシン:コドンUUA、UUG、CUA、CUC、CUG、CUU
M=Met=メチオニン:コドンAUG
N=Asn=アスパラギン:コドンAAC、AAU
P=Pro=プロリン:コドンCCA、CCC、CCG、CCU
Q=Gln=グルタミン:コドンCAA、CAG
R=Arg=アルギニン:コドンAGA、AGG、CGA、CGC、CGG、CGU
S=Ser=セリン:コドンAGC、AGU、UCA、UCC、UCG、UCU
T=Thr=トレオニン:コドンACA、ACC、ACG、ACU
V=Val=バリン:コドンGUA、GUC、GUG、GUU
W=Trp=トリプトファン:コドンUGG
Y=Tyr=チロシン:コドンUAC、UAU
機能性異型を作製するための配列番号1に対する変化は、経験的に決定されうる。MCH受容体活性を測定するための技術は、当分野において周知である。
【0029】
MCH受容体活性を保持していると予想される配列番号1の機能性異型を作製する一つの方法は、アミノ酸R基の違いを考慮に入れる。R基は、物理的サイズ、電荷、及び疎水性のようなアミノ酸の種々の特性に影響を与える。アミノ酸は、以下のような異なるグループに分類されうる。中性かつ疎水性(アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、プロリン、トリプトファン、フェニルアラニン、及びメチオニン);中性かつ極性(グリシン、セリン、トレオニン、チロシン、システイン、アスパラギン、及びグルタミン);塩基性(リシン、アルギニン、及びヒスチジン);並びに酸性(アスパラギン酸及びグルタミン酸)。
【0030】
一般的に、異なるアミノ酸の置換においては、類似の特性を有しているアミノ酸を交換することが好ましい。バリンとロイシンとの置換、アルギニンとリシンとの置換、及びアスパラギンとグルタミンとの置換のような特定のグループ内の異なるアミノ酸の置換が、ポリペプチド機能の変化を引き起こさないための優れた候補である。
【0031】
異なるアミノ酸グループ外での変化もなされうる。好ましくは、そのような変化は、置換されるアミノ酸のポリペプチド内位置を考慮に入れてなされる。例えば、アルギニンは、その長い脂肪族側鎖のため、グルタミン酸よりも自由にポリペプチド内部の非極性アミノ酸と置換されうる(Ausubel,Current Protocols in Molecular Biology,John Wiley,1987〜1998,Supplement 33 Appendix 1C参照)。
【0032】
組換えMCHR1遺伝子
組換えMCHR1遺伝子は、神経芽腫又は皮膚細胞癌におけるMCHR1発現のレベルを増加させ、それによりMCHR1活性の生成及び検出を容易にするために使用されうる。組換えMCHR1遺伝子を作製するための方法には、内因性MCHR1遺伝子を改変する方法、及びMCHR1遺伝子又はコーディング領域を宿主細胞へ導入する方法が含まれる。
【0033】
内因性MCHR1遺伝子の改変による組換え遺伝子の作製には、MCHR1コーディング領域と天然には関連していないプロモーター又はエンハンサーのような制御因子の使用;及び天然に存在するコーディング核酸には存在しないヌクレオチドの組み合わせを1個以上含有している非天然のコーディング領域の使用が含まれる。外因性プロモーターの例には、ヒトサイトメガロウイルスプロモーター(「CMV」)、α−MHCプロモーター、PrP(プリオンプロモーター)、強力なニューロンプロモーター、及びThy−1プロモーターが含まれる。
【0034】
天然には存在しないコーディング領域は、遺伝暗号の縮重に基づき作製されうる。所望により、MCHR1をコードする核酸は、コドン出現頻度を適合させるため、遺伝暗号に基づき改変されうる。
【0035】
組換え染色体遺伝子を作出するために使用されうる技術は、当分野において周知である(Ausubel,Current Protocols in Molecular Biology,John Wiley,1987〜1998参照)。外因性核酸は、相同的組み換えターゲティング配列を使用してMCHR1遺伝子へとターゲティングされうる。MCHR1遺伝子への挿入のための相同的組み換えターゲティング配列には、コーディング領域及び非コーディング領域が含まれる。
【0036】
CMVプロモーターのような外因性プロモーターは、標準的な技術を使用して、MCHR1核酸と機能的に結合されうる。例えば、GOTO MCHR1ゲノム配列を、プラスミド・ベクターへとクローニングすることができる。コーディング配列の上流のMCHR1プロモーター領域(2から3kb)を、loxP−ネオマイシン−loxP遺伝子を含有しているCMVプロモーターカセットに交換することができる。得られたプロモーター交換ベクターは、相同的組み換えにとって十分なCMVプロモーターカセットに隣接するMCHR1ゲノム配列を有している。次いで、ベクターをGOTO細胞へと電気穿孔することができる。ネオマイシン耐性クローンを選択し、プロモーター交換の成功に関してゲノム・サザン分析により確認することができる。ネオマイシン遺伝子は、プロモーター活性に対する可能性のある妨害を軽減させるため、loxPにより媒介される組み換えによって除去することができる。
【0037】
MCHR1遺伝子又はコーディング配列の宿主への導入は、MCHR1コーディング領域又は遺伝子を、宿主ゲノムへ挿入することにより、又は独立に複製するベクターの使用により、達成されうる。宿主ゲノムへ核酸を挿入するための技術には、特定の領域への挿入のためのターゲティング及び選択を含むもの、並びにランダムな挿入を含むものが含まれる。
【0038】
機能アッセイ
MCHR1活性を測定するための技術には、MCHR1の細胞内コンフォメーションの変化の検出、Gタンパク質活性の測定、及び細胞内メッセンジャーのレベルの測定が含まれる。Gi、Gs、及びGqのような異なるGタンパク質の活性を測定するアッセイは、当分野において周知の技術を使用して実施されうる。MCHR1活性は、好ましくは、Gi又はGqいずれかの活性を測定することによりアッセイされる。
【0039】
Gi及びGsの活性は、黒色素胞アッセイ、cAMP生成のアッセイ、cAMP蓄積の阻害のアッセイ、細胞内酸性化、及び35S−GTP結合のアッセイのような技術を使用して測定されうる。cAMPは、ラジオイムノアッセイのような種々の技術を使用して測定されてもよいし、cAMP応答性遺伝子レポータータンパク質によって間接的に測定されてもよい。
【0040】
Gq及びGiの活性は、細胞内Ca2+及び細胞内酸性化の検出のような技術を使用して測定されうる。Ca2+を測定するために利用されうる当分野において周知の技術の例には、Fura−2のような色素の使用、及びエクオリンのようなCa2+生物発光感受性レポータータンパク質の使用が含まれる(Buttonら,1993.Cell Calcium 14,663〜671、及びFeighnerら,1999.Science 284,2184〜2188(いずれも、参照して本明細書に組み込まれる))。
【0041】
機能アッセイは、個々の化合物を使用して実施されてもよいし、又は種々の化合物を含有している調製物を使用して実施されてもよい。1個以上の化合物がMCHR1活性に影響を与える、種々の化合物を含有している調製物は、MCHR1活性に影響を与える(1個以上の)化合物を同定するため、より小さな化合物グループに分類されうる。本発明の一つの実施形態において、少なくとも10個の化合物を含有している被検調製物が、機能アッセイにおいて使用される。
【0042】
MCHR1発現細胞系
MCHR1転写物を発現することができるヒト細胞系には、神経芽腫及び皮膚細胞癌が含まれる。種々の神経芽腫細胞系及び扁平上皮癌の能力が、後述の実施例に例示される。扁平上皮癌は、皮膚細胞癌の一例を提供する。皮膚細胞癌に関する本発明の異なる実施形態において、皮膚細胞癌は、扁平上皮癌又は角化細胞癌である。
【0043】
種々の神経芽腫細胞系及び皮膚細胞癌のMCHR1転写物を発現する能力は、これらの型の細胞系が、MCHR1を発現することができるメンバーを含有していることの証拠となる。MCHR1転写物を発現することができるさらなる神経芽腫細胞系及び皮膚細胞癌細胞系は、例えば、アメリカンタイプカルチャーコレクション(American Type Culture Collection)(Virginia,US)及びヘルスサイエンス研究資源バンク(Health Science Research Resources Bank)(大阪(Osaka),日本)のような寄託機関に存在する神経芽腫細胞系及び皮膚細胞癌細胞系の、MCHR1転写物を発現する能力を測定することにより、ルーチンの実験を使用して、同定されうる。
【0044】
MCHR1活性の調整
本願をガイドとして使用して、MCHR1活性を調整することができる化合物を入手し、MCHR1活性化の影響をさらに調査するための研究道具として、又は患者において有益な効果を達成するための治療剤として使用することができる。有益な効果は、例えば、体重減少、体重増加、癌(例えば、結腸癌又は乳癌)の治療、疼痛軽減、糖尿病治療、ストレス軽減、又は性機能障害の治療のうちの1個以上を達成するために、MCHR1に対する活性を有する化合物を使用することにより入手されうる。
【0045】
体重の改変は、体重不足患者における体重増加、又は体重過多患者における体重減少に特に有用である。さらに、例えば、家畜を、体重を増加させるため処理することができる。体重不足患者には、「正常な」体重範囲又はボディマス指数(「BMI」)の下限より約10%以下、20%以下、又は30%以下、少ない体重を有している者が含まれる。体重過多患者には、「正常な」体重範囲又はBMIの上限より約10%以上、20%以上、30%以上、又は50%以上、多い体重を有している者が含まれる。「正常な」体重範囲は、当分野において周知であり、患者の年齢、身長、及び体型のような要因を考慮に入れている。
【0046】
BMIとは、身長/体重比の尺度である。それは、体重(キログラム)を、身長(メートル)の二乗で除したものを計算することにより決定される。BMIの「正常な」範囲は、19から22である。
【0047】
MCHR1調整化合物は、キットとして提供されうる。そのようなキットは、典型的には、投与のための剤形中に活性化合物を含有している。剤形は、1日1から6回のような規則的な間隔で、1日以上の期間、患者へ投与された場合に、有益な効果が得られるよう十分な量の活性化合物を含有している。好ましくは、キットは、有益な効果を達成するための剤形の用法、及び指定された期間に摂取すべき剤形の量を示す説明書を含有している。
【0048】
治療的適用のための投薬
一般的な薬学的投与の指針は、例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences 第18版,Gennaro編,Mack Publishing,1990、及びModern Pharmaceutics 第2版,Banker及びRhodes編,マーセルデッカー社(Marcel Dekker,Inc.)1990(いずれも、参照して本明細書に組み込まれる)に提供されている。
【0049】
適切な官能基を有するMCHR1活性化合物は、酸性塩又は塩基性塩として調製されうる。薬学的に許容される塩(水又は油に可溶性又は分散可能な生成物の形態)には、従来の無毒の塩、又は無機もしくは有機の酸もしくは塩基より形成された第四級アンモニウム塩が含まれる。そのような塩の例には、酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、重硫酸塩、酪酸塩、クエン酸塩、ショウノウ酸塩、ショウノウスルホン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩(cyclopentanepropionate)、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、フマル酸塩、グルコヘプタン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩(hemisulfate)、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシエタンスルホン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、2−ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、シュウ酸塩、パモエート(pamoate)、ペクチン酸塩、過硫酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、トシレート(tosylate)、及びウンデカン酸塩のような酸付加塩;並びにアンモニウム塩、ナトリウム塩及びカリウム塩のようなアルカリ金属塩、カルシウム塩及びマグネシウム塩のようなアルカリ土類金属塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N−メチル−D−グルカミンのような有機塩基との塩、並びにアルギニン及びリシンのようなアミノ酸との塩のような塩基性塩が含まれる。
【0050】
MCHR1活性化合物は、経口、鼻腔内、注射、及び経粘膜を含む、種々の経路を使用して投与されうる。懸濁液として経口投与される活性要素は、薬学的製剤化の分野において周知の技術に従い調製することができ、増量のための微晶質セルロース、懸濁化剤としてのアルギン酸又はアルギン酸ナトリウム、粘性増強剤としてのメチルセルロース、及び甘味剤/香味剤を含有していてもよい。即放性錠剤として、これらの組成物は、微晶質セルロース、第二リン酸カルシウム、デンプン、ステアリン酸マグネシウム、及び乳糖、及び/又はその他の賦形剤、結合剤、増量剤、崩壊剤、希釈剤、及び滑沢剤を含有していてもよい。
【0051】
鼻腔内エアロゾル又は吸入によって投与される場合、組成物は、薬学的製剤化の分野において周知の技術に従い調製されうる。製剤成分の例には、生理食塩水溶液、ベンジルアルコールもしくは他の適当な保存剤の利用、生物学的利用能を増強するための吸収促進剤、フルオロカーボン、及び/又はその他の可溶化剤もしくは分散剤が含まれる。
【0052】
化合物は、静脈内(ボーラス及び点滴の両方)、腹腔内、皮下、閉塞を伴う、もしくは伴わない局所、又は筋肉内の形態で投与されてもよい。注射により投与される場合には、注射可能な溶液又は懸濁液が、マンニトール、1,3−ブタンジオール、水、リンゲル溶液、もしくは等張塩化ナトリウム溶液のような適当な無毒の非経口的に許容される希釈剤もしくは溶媒、又は合成のモノグリセリドもしくはジグリセリドを含む無菌の低刺激性の硬化油、及びオレイン酸を含む脂肪酸のような、適当な分散剤もしくは湿潤剤及び懸濁化剤を使用して製剤化されうる。
【0053】
坐剤の形態で直腸内投与される場合、組成物は、常温においては固体であるが、直腸腔内では液体化及び/又は溶解して薬物を放出する、カカオ脂、合成グリセリドエステル、又はポリエチレングリコールのような適当な非刺激性の賦形剤と、薬物を混合することにより調製されうる。
【0054】
治療的適用のための適当な投薬計画は、患者の年齢、体重、性別、及び医学的状態;治療される状態の重度;投与経路;患者の腎機能及び肝機能;並びに利用される特定の化合物を含む、当分野において周知の要因を考慮して選択されうる。
【0055】
毒性を示すことなく効能を与える範囲内の薬物濃度の達成における最適な精度は、標的部位への薬物のアベイラビリティの動力学に基づく計画を必要とする。
これは、薬物の分布、平衡、及び排除の考慮を含む。患者のための1日用量は、
1日当たり成人患者1人当たり0.01mgから1,000mgの間と予想される。
【0056】
(実施例)
本発明の種々の特徴をさらに例示するため、以下に実施例を提供する。実施例も、本発明の実施のための有用な方法論を例示する。これらの実施例は、特許請求の範囲に記載された発明を制限しない。
【0057】
実施例1:種々の細胞系におけるMCHR1発現
種々のヒト細胞系がMCHR1のmRNAを発現するか否かを決定するため、RT−PCR実験を実施した。oligo−dTキット(Poly(A)Pure,Ambion,Austin,TX)を使用して、精製されたポリ(A)+mRNAを培養細胞から単離した。およそ1μgの単離されたmRNAを使用したRT−PCRを、SuperscriptII逆転写酵素(Life Technologies,Gaithersberg,MD)を使用して、本質的に製造業者の指示に従い実施した。PCRのサイクリング条件は:94℃1分(1サイクル)、94℃30秒、次いで72℃4分(4サイクル);94℃30秒、次いで70℃4分(4サイクル);94℃30秒、次いで68℃4分(25サイクル);及び68℃10分(1サイクル)であった。PCRプライマーは、エキソン1とエキソン2の間の単一イントロンの片側のmRNAスプライスジャンクションと隣接するよう、ヒトMCHR1 DNA配列に基づき選択した。順向きセンスプライマーは、配列番号4:ATGGACCTGGAAGCCTCGCTGCTG、配列番号5:GCCAGCAACACCTCTGATGGC、及び配列番号6:GGCCCCGATAACCTCACTTCGGCなる配列を有していた。逆向き(アンチセンス)プライマーは、配列番号7:GAGGAGATCTACTACCGAGAGG、配列番号8:GCCCATGAGCTGGTGGATCATG、及び配列番号9:GTGGACAGTGGCCAGGTAGAGGTCなる配列を有していた。
【0058】
増幅産物を、アガロースゲル電気泳動に供し、ヒトMCHR1放射標識プローブを用いてサザンブロットした。プローブは、ランダムプライマー法により32Pで標識した。ハイブリダイゼーション後洗浄のストリンジェンシーは、65℃、1×SSCであり、その後、フィルターを乾燥させ、−70℃で3時間X線フィルムに感光した。結果を、表1に示す。
【0059】
【表1】
Figure 2004522422
【0060】
神経芽腫細胞系GOTO、CHP−212、CHP−243、SK−N−BE(2)、及びSH−SY5Yが、ヒトMCHR1をコードするmRNAを産生することが見い出された。さらに、扁平上皮癌細胞系SCC−25が、ヒトMCHR1をコードするmRNAを産生することが見い出された。
【0061】
実施例2:神経芽腫細胞系におけるMCH受容体活性
神経芽腫細胞が機能性MCHR1のための環境を提供するか否かを検討するため、エクオリン生物発光アッセイを利用して、GOTO細胞を使用してMCH受容体活性を測定した。エクオリン生物発光アッセイは、Gq、G11、及びGiからなるGaタンパク質サブユニット・ファミリーを介して共役し、ホスホリパーゼCの活性化、細胞内カルシウムの動員、及びプロテインキナーゼCの活性化をもたらすGタンパク質共役型受容体の活性を測定するために使用されうる。エクオリンを一過性発現するGOTO細胞における機能性MCHR1発現の測定を、マッキントッシュパワーPC6100のために設計されたカスタムソフトウェアによってコントロールされたLuminoskan RT照度計(Labsystems Inc.,Gaithersburg,MD)を使用して実施した。
【0062】
GOTO細胞(トランスフェクションの18時間前にT75フラスコ内に播かれた1.2×10個の細胞)に、Lipofectamine2000法(Life Technologies,Gaithersburg,MD)を使用して、ヒトMCHR1プラスミドDNA及びエクオリンcDNAをトランスフェクトした。ヒトMCHR1プラスミドDNAは、哺乳動物発現ベクターpcDNA−3(Invitrogen,Carlsbad,CA)に挿入されたヒトMCHR1受容体をコードするオープンリーディングフレームcDNA(配列番号2)を含有していた。エクオリン発現プラスミドは、pcDNA−3に挿入された、エクオリンのcDNAを含有していた(Buttonら,1993.Cell Calcium 14,663〜671)。およそ40時間の発現の後、ECB緩衝液(140mM NaCl、20mM KCl、20mM HEPES−NaOH[pH=7.4]、5mMグルコース、1mM MgCl、1mM CaCl、0.1mg/mlウシ血清アルブミン)の中で、還元条件下(300μM還元型グルタチオン)で、1時間、細胞内のアポエクオリンにセレンテラジン(10μM)をチャージした。細胞を採集し、ECB培地で1回洗浄し、500,000細胞/ml又は1,000,000細胞/mlで再懸濁させた。
【0063】
100μlのMCH、又は対照応答のためのリゾホスファチジル酸を、細胞懸濁液(5×10細胞又は100,000細胞に相当)に注入した。リゾホスファチジル酸は、GOTO細胞上に存在するPLC活性化と共役している天然のedg受容体を誘発する。光放射積分値を、0.5秒単位で30秒間、記録した。次いで、溶解緩衝液(最終濃度0.1% TritonX−100)20μLを注入し、光放射積分値を、0.5秒単位で10秒間、記録した。各ウェルの「応答分率」の値を、TritonX−100溶解応答を含む総発光積分値に対する、初期のチャレンジに対する応答積分値の比を得ることにより計算した。結果を、表2に示す。
【0064】
【表2】
Figure 2004522422
【0065】
GOTO細胞へのリポーター遺伝子エクオリンのトランスフェクションは、ヒトMCHR1をコードするcDNAを共感染させた場合に、生物発光応答を惹起するために1μM MCHを使用した機能性MCHR1の検出を許容した。この観察は、MCHR1を発現する神経芽腫細胞が、MCHR1遺伝子を発現するための適切な宿主細胞であることを示す。外因性MCHR1の非存在下では、バックグラウンド(緩衝液ECBのみの注入)を超えるシグナルは観察され得ず、このことは、GOTO細胞に天然に存在するMCHR1のレベルが、利用された条件を使用した検出を許容するには不十分であることを示唆している。1μMリゾホスファチジル酸(LPA)の適用により惹起された対照応答は、カルシウム動員と関連しているGOTO細胞上のedg受容体(Imら,2000.J.Biol.Chem.275,14281〜14286)の存在を示唆している。
【0066】
その他の実施形態は、以下の特許請求の範囲内に含まれる。いくつかの実施形態を示し記載したが、本発明の本旨及び範囲から逸脱することなく、様々な修飾を行うことが可能である。

Claims (15)

  1. 機能性メラニン凝集ホルモン受容体1(MCHR1)を発現する組換えMCHR1遺伝子を含む神経芽腫細胞又は皮膚細胞癌。
  2. ヒト神経芽腫細胞である、請求項1の細胞。
  3. 組換えMCHR1遺伝子が、神経芽腫細胞ゲノム内に存在し、かつ外因性プロモーターと転写的に結合した内因性のMCHR1をコードする核酸を含む、請求項2の神経芽腫細胞。
  4. 外因性プロモーターがCMVプロモーターである、請求項3の神経芽腫細胞。
  5. エクオリンをコードする組換え遺伝子をさらに含む、請求項3の神経芽腫。
  6. GOTO、CHP−212、CHP−243、SK−N−BE(2)、及びSH−SY5Yからなる群より選択される、請求項3の神経芽腫細胞。
  7. SCC−25である、請求項1の細胞。
  8. 内因性のMCHR1をコードする核酸を外因性プロモーターと結合させる工程を含む方法により作製された、増加したMCHR1発現を有する神経芽腫細胞又は皮膚細胞癌。
  9. プロモーターがCMVプロモーターである、請求項8の細胞。
  10. GOTO、CHP−212、SK−N−BE(2)、CHP−243、及びSH−SY5Yからなる群より選択される神経芽腫細胞である、請求項8の細胞。
  11. 皮膚細胞癌である、請求項8の細胞。
  12. SCC−25である、請求項11の細胞。
  13. a)該化合物を請求項1から12のいずれかの細胞に供給する工程;及び
    b)MCHR1活性を測定する工程、を含む、化合物のMCHR1活性に影響を与える能力を測定する方法。
  14. 工程(a)が、MCHR1アゴニストの存在をさらに含む、請求項13の方法。
  15. MCHR1アゴニストがヒトメラニン凝集ホルモンである、請求項14の方法。
JP2002538888A 2000-10-31 2001-10-26 Mch受容体を発現する細胞系 Withdrawn JP2004522422A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US244700A 2000-10-31 2000-10-31
PCT/US2001/047027 WO2002036076A2 (en) 2000-10-31 2001-10-26 Cell lines expressing a mch receptor

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004522422A true JP2004522422A (ja) 2004-07-29

Family

ID=32823133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002538888A Withdrawn JP2004522422A (ja) 2000-10-31 2001-10-26 Mch受容体を発現する細胞系

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004522422A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Terao et al. Molecular cloning of a cDNA coding for mouse liver xanthine dehydrogenase. Regulation of its transcript by interferons in vivo
JP2003517005A (ja) キメラ性ナトリウム利尿性ペプチド
EP2310041B1 (en) Unacylated ghrelin and analogs as therapeutic agents for vascular remodeling in diabetic patients and treatment of cardiovascular disease
Marshall et al. An evaluation of different methods for labelling the surface of the filarial nematode Brugia pahangi with 125Iodine
AU2003215082B2 (en) Modified pituitary gland development in offspring from expectant mother animals treated with growth hormone releasing hormone therapy
PT1465923E (pt) Agonistas do receptor 2 do factor de libertação de corticotrofina
JP2002521316A (ja) 炎症および線維症症状の治療における組換えヒトウテログロビンの使用
Zhao et al. Characterization of C-type natriuretic peptide receptors in human mesangial cells
Dagnæs-Hansen et al. Physiological effects of human growth hormone produced after hydrodynamic gene transfer of a plasmid vector containing the human ubiquitin promotor
Curlewis et al. Prolactin-releasing peptide in the ewe: cDNA cloning, mRNA distribution and effects on prolactin secretion in vitro and in vivo
US5869450A (en) Anti-inflammatory compositions and method with corticotropin-releasing factor analogs
JP2001526538A (ja) 脱共役タンパク質相同物:ucp3
US6593108B1 (en) Nucleic acid molecule encoding a melanin-concentrating hormone receptor 2 polypeptide
WO1997032898A9 (en) Anti-inflammatory crf analogs, their compositions and use
EP1334112A2 (en) Cell lines expressing a mch receptor
JP2004522422A (ja) Mch受容体を発現する細胞系
Goddard et al. Decreased muscle cell proliferation in chicks with a deletion in the GH receptor gene
JP2004008027A (ja) cAMPの産生活性を有する新規ペプチド
US20040072287A1 (en) Cell lines expressing a mch receptor
US5831051A (en) Receptor for peptide hormones involved in energy homeostasis, and method and compositions for use thereof
US6849600B2 (en) Corticotropin-releasing hormone analogs
Lee et al. The effects of ginsenoside Rg3 on human Kv1. 4 channel currents without the N-terminal rapid inactivation domain
US20220378841A1 (en) Modified cells and related methods
WO2003027240A2 (en) Rhesus monkey, dog and ferret melanin-concentrating hormone type 1 receptor
JPH11279194A (ja) ペプチド及び医薬組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041001

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070326