JP2004522069A - 燃料噴射弁 - Google Patents
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Abstract
本発明は、燃料噴射弁、特に内燃機関の燃料噴射装置のための噴射弁に関し、該噴射弁が圧電式若しくは磁気歪み式のアクチュエータ(1)を有し、アクチュエータが弁体(12)とアクチュエータヘッド(15)との間に配置されて、弁ニードルを介して弁閉鎖体を作動するようになっており、弁閉鎖体が弁座面と協働してシール座を形成している。両方の端部間で縦断面を凸状に形成された樽形スリーブ(16)が、アクチュエータ(1)を取り囲んでかつ燃料室(14)に対してシールしており、この場合、樽形スリーブ(16)が両方の端部で弁体(12)とアクチュエータヘッド(15)とに力伝達可能に結合されており、かつアクチュエータ(1)の縦方向で引っ張り力引によって予負荷されている。
Description
【0001】
技術背景
本発明は、主請求項の上位概念に記載の形式の燃料噴射弁に関する。
【0002】
請求項1の上位概念に記載の形式の燃料噴射弁は、ドイツ連邦共和国特許出願第4005455号明細書により公知である。内燃機関のための燃料噴射弁は少なくとも1つの噴射開口を有しており、噴射開口が加圧下の燃料のための少なくとも1つの供給導管に接続されている。噴射開口を閉鎖若しくは開放する弁ニードルが、圧電式のアクチュエータに結合されている。ばねダイヤフラムが、アクチュエータの収容された燃料のない第1の室を、燃料の満たされた第2の室に対してシールしている。該ばねダイヤフラムは、弁ニードルに作用する閉鎖力を生ぜしめるようになっている。該閉鎖力によって、非作動状態のアクチュエータが負荷されている。
【0003】
前記公知技術においては欠点として、アクチュエータが、ばねダイヤフラムの閉鎖力に加えて付加的に燃料の圧力によっても負荷される。該圧力によってアクチュエータが据え込まれ、即ち圧縮されて、非作動状態のアクチュエータの出発長さが減少される。従って、アクチュエータと弁閉鎖体との間の伝達経路に不当に大きな遊びが生じることになる。該遊びの克服のために、アクチュエータの作動に際して行程の一部分が失われることになる。
【0004】
発明の利点
これに対して、主請求項の特徴部分に記載の構成を有する本発明に基づく燃料噴射弁においては利点として、締め付け力のわずかな変化しか生じない。外側へ凸状に湾曲された樽形スリーブの表面に高い燃料圧が作用すると、樽形スリーブは圧縮されて、樽形スリーブの縦方向で弁体とアクチュエータヘッドとの間に離隔力を生ぜしめる。アクチュエータヘッドに同様に作用する燃料圧が、アクチュエータヘッドに前記離隔力と逆向きの力を生ぜしめる。これによって、アクチュエータが上昇する燃料圧によって据え込まれてしまいかつアクチュエータの出発長さが不当に大きく変化してしまうようなことが簡単に防止される。
【0005】
従属請求項に記載の手段によって、主請求項に記載の燃料噴射弁の有利な実施態様が可能である。
【0006】
有利には、樽形スリーブの縦断面で見た輪郭と樽形スリーブの製作材料の弾性とが、外周にある燃料の圧力上昇に際して樽形スリーブの表面によって掃引される容積をアクチュエータヘッドによって掃引される容積と等しくするように、互いに相対的に規定されている。
【0007】
樽形スリーブの輪郭線が、樽形スリーブの対称軸を含む仮想の中央軸線に関して、外側へ凸状に湾曲されたラインを成している。前記パラメータ、即ち材料の弾性及びラインの形状の適合によって、力を互いに正確に相殺する機械的な変換が達成される。このことは、樽形スリーブの表面の圧縮によって生ぜしめられる容積が、同時にアクチュエータヘッドによって押し退けられる容積に相応することを意味する。有利には、アクチュエータは圧力上昇に際して圧縮されず、それというのは圧力の上昇によって付加的な力がアクチュエータに生ぜしめられることはないからである。従ってアクチュエータの出発長さが、アクチュエータのプレロードの変化しないことに基づき、燃料の圧力に左右されない。
【0008】
有利な実施態様では樽形スリーブの縦断面と弾性とが、アクチュエータの長さ変化を燃料の圧力上昇に際して弁体の伸長に相応させるように、互いに相対的に規定されている。燃料圧の上昇に際して弁体の伸長も生じる。これによって、アクチュエータから弁閉鎖体への開放力の伝達経路にエラーが発生し、即ち伝達構成部分間に不都合な遊びが生じることになる。このような遊びは、樽形スリーブの、燃料の圧力変化の際の作動特性の適切な選択によって排除される。樽形スリーブの表面に作用する燃料圧力とアクチュエータヘッドに作用する燃料圧力との間の力伝達比の選択に応じて、アクチュエータの出発長さをどの方向で適合させるかが決定される。
【0009】
有利な実施態様では樽形スリーブに、縦方向で圧縮可能な円筒形のばねスリーブが接続されており、かつ樽形スリーブとばねスリーブとの間に支持リングが配置されている。該実施態様においては特に利点として、アクチュエータヘッドに関連した伸長補償特性の規定された樽形スリーブが、異なるアクチュエータにとって用いられ、それぞれに特別な樽形スリーブを必要とすることがない。ばねスリーブは半径方向には圧縮可能ではなく、もっぱら縦方向にのみ圧縮可能である。異なるアクチュエータ長さへの適合が容易に可能である。挿入された支持リングによって、ばねスリーブの機能と樽形スリーブの機能とが分離され、ばねスリーブの不都合な圧縮が避けられる。
【0010】
有利な実施態様では、樽形スリーブの内部に、アクチュエータを取り囲むばねスリーブが配置されていて、弁体及びアクチュエータヘッドに力伝達可能に結合されている。該実施態様でも同一の樽形スリーブによって、燃料圧力の変化の際の異なる作動特性を得ることができる。
【0011】
本発明の実施例を図面に概略的に示して、以下に詳細に説明する。
【0012】
実施例の説明
図1は、従来技術の燃料噴射弁の圧電式のアクチュエータ1の領域を詳細に示すものであり、アクチュエータは支持体2に配置されていて、シールスリーブ3によって、アクチュエータの周囲の燃料のための室に対してシールされている。支持体2とスリーブ3とが溶接ビード4を介して互いに結合されている。アクチュエータ1が、アクチュエータヘッド5を介してコイルばね6によって支持体2に向けて締め付けられており、コイルばねが閉鎖板7に支えられている。閉鎖板7とスリーブ3とが、環状の溶接ビード8を介して互いに結合されており、溶接ビードが燃料に対してシールを行っている。アクチュエータヘッド5が、該ヘッドに一体成形された加圧プランジャー9を有しており、加圧プランジャーが支持板7の切欠き内を貫通している。波形管10が、溶接ビード11を介して加圧プランジャー9に結合されていてシールのために役立っている。
【0013】
周囲の燃料の圧力が上昇すると、有効な直径である直径dの円形受圧面に作用する該燃料圧力は、プランジャー9及びアクチュエータヘッド5を介してアクチュエータ1に伝達される。該圧力が、コイルばね6によりアクチュエータ1に加えられる締め付け力(予負荷若しくはプレロード)に対して付加的に作用して、アクチュエータ1を圧縮することになり、それというのはアクチュエータは比較的わずかな剛性しか有していないからである。これによって、アクチュエータ1の出発長さ(最初の長さ、即ち組み付け時寸法)が不都合に減少させられることになる。このような減少は、ガソリン噴射のために設計された燃料噴射弁において公称行程の30%にも達している。
【0014】
これに対して、図2は本発明による燃料噴射弁の実施例を圧電式若しくは磁気歪み式のアクチュエータ1の領域で概略的に断面して示している。弁体12内に燃料流入ポート13を設けてあり、燃料流入ポートが燃料室14に通じている。アクチュエータ1は、図1の従来技術によるアクチュエータ1と同一のものである。アクチュエータ1は弁体12とアクチュエータヘッド15との間に配置されている。樽形スリーブ16が溶接ビード17を介して弁体12に結合され、かつ別の溶接ビード18を介してアクチュエータヘッド15に結合されている。溶接ビード17,18並びにアクチュエータヘッド15及び樽形スリーブ16が、アクチュエータ室19内に位置するアクチュエータ1を燃料室14に対してシールしている。接続通路20を介して電線がアクチュエータ1へ導かれる。
【0015】
燃料室14内の圧力が上昇すると、樽形スリーブ16が圧縮されて、円筒形に近付く。しかしながら、これとは逆向きの力が、燃料の圧力によってアクチュエータヘッド15に作用する。樽形スリーブ16はアクチュエータ1の縦方向の締め付け力(プレロード)を有しており、アクチュエータ1の両方の端部が弁体12若しくはアクチュエータヘッド15に対して互いに逆向きのプレロードで負荷されて、弁体12若しくは弁ヘッド15に当接している。樽形スリーブ16の表面によって掃引される容積が、樽形スリーブ16の伸長、ひいてはこれに起因して運動するアクチュエータヘッドによって掃引される容積と等しい場合には、燃料室14内の燃料の圧力上昇の際に生じる力は、互いに相殺されている。従ってアクチュエータ1の長さが、燃料室14内に生じる圧力に依存することなしに、樽形スリーブ16のプレロードによって規定される。即ちアクチュエータ1の長さ、ひいては有効な行程が、燃料室14内に生じる圧力の影響から完全に遮断されている。さらに、構成部分のわずかな簡単な構造並びに、樽形スリーブ16、アクチュエータ1及びアクチュエータヘッド15から成るユニットの短い構造長さが利点である。このことは、図1との比較により明瞭である。
【0016】
図3は、本発明による燃料噴射弁の別の実施例をアクチュエータ1の領域で断面して示している。互いに相応する構成部分には、同じ符号が付けてある。
【0017】
アクチュエータ1は弁体12とアクチュエータヘッド15との間に配置されている。樽形スリーブ16は溶接ビード17によって弁体12に結合されている。該実施例は、アクチュエータヘッド15と樽形スリーブ16との間に配置されたばねスリーブ22を付加的に有している。ばねスリーブ22は溶接ビード23を介してアクチュエータヘッド15に結合されている。樽形スリーブ16とばねスリーブ22との間に支持リング24を配置してあり、該支持リングに、樽形スリーブ16が溶接ビード25を介して結合され、かつばねスリーブ22が別の溶接ビード26を介して結合されている。
【0018】
ばねスリーブ22は半径方向では圧縮されるものではなく、縦方向でのみ圧縮可能である。これによって、燃料室14内の圧力に関するアクチュエータ1の縦方向伸長の特性線が、特別な使用例に簡単に適合でき、その結果、特別に適合された樽形スリーブ16若しくは特別に適合されたアクチュエータヘッド15が不要である。
【0019】
図4は、本発明による燃料噴射弁のさらに別の実施例をアクチュエータ1の領域で断面して示している。この場合には概略的な構造は、図2の実施例に相当するものである。弁体12とアクチュエータヘッド15との間にアクチュエータ1が配置されている。樽形スリーブ16は溶接ビード17によって弁体12に結合され、かつ溶接ビード18によってアクチュエータヘッド15に結合されている。燃料流入ポート13を介して燃料が燃料室14内に流入する。アクチュエータ室19内にばねスリーブ27を配置してあり、該ばねスリーブがアクチュエータ1を取り囲んでいる。ばねスリーブ27は溶接ビード29を介して弁体12に結合され、かつ別の溶接ビード28を介してアクチュエータヘッド15に結合されている。
【0020】
燃料室14内の圧力の上昇の際のアクチュエータの長さ変化の特性線が、ばねスリーブ27を介して簡単かつ有利に調整される。ばねスリーブ27がアクチュエータ室19内に位置していて、燃料室14内の燃料によって負荷されないので、ばねスリーブ27の外側の幾何学形状は重要ではない。ばねスリーブ27が溶接ビード29を介して弁体12に力伝達可能に結合され、かつ同じく溶接ビード28を介してアクチュエータヘッド15に結合されているので、付加的な引っ張り力を生ぜしめるばねスリーブ27によって調整が行われる。これによって、アクチュエータ1の圧力特性の調整が極めて経済的に可能であり、即ち適合されたばねスリーブ27を組み込むだけでよい。
【0021】
本発明は、図示の実施例に限定されるものではなく、構造の異なる種々の燃料噴射弁にも使用可能であり、特にばねスリーブと樽形スリーブとの別の配列、若しくはばねスリーブと樽形スリーブとの直列的或いは並列的(入れ子式)の多重の配列も考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
従来技術による燃料噴射弁のアクチュエータの領域の概略的な断面図。
【図2】
本発明による燃料噴射弁の実施例のアクチュエータの領域の概略的な断面図。
【図3】
本発明による燃料噴射弁の別の実施例のアクチュエータの領域の概略的な断面図。
【図4】
本発明による燃料噴射弁のさらに別の実施例のアクチュエータの領域の概略的な断面図。
【符号の説明】
1 アクチュエータ、 2 支持体、 3 シールスリーブ、 4 溶接ビード、 5 アクチュエータヘッド、 6 コイルばね、 12 弁体、 13 燃料流入ポート、 14 燃料室、 15 アクチュエータヘッド、 16 樽形スリーブ、 17,18 溶接ビード、 22 ばねスリーブ
技術背景
本発明は、主請求項の上位概念に記載の形式の燃料噴射弁に関する。
【0002】
請求項1の上位概念に記載の形式の燃料噴射弁は、ドイツ連邦共和国特許出願第4005455号明細書により公知である。内燃機関のための燃料噴射弁は少なくとも1つの噴射開口を有しており、噴射開口が加圧下の燃料のための少なくとも1つの供給導管に接続されている。噴射開口を閉鎖若しくは開放する弁ニードルが、圧電式のアクチュエータに結合されている。ばねダイヤフラムが、アクチュエータの収容された燃料のない第1の室を、燃料の満たされた第2の室に対してシールしている。該ばねダイヤフラムは、弁ニードルに作用する閉鎖力を生ぜしめるようになっている。該閉鎖力によって、非作動状態のアクチュエータが負荷されている。
【0003】
前記公知技術においては欠点として、アクチュエータが、ばねダイヤフラムの閉鎖力に加えて付加的に燃料の圧力によっても負荷される。該圧力によってアクチュエータが据え込まれ、即ち圧縮されて、非作動状態のアクチュエータの出発長さが減少される。従って、アクチュエータと弁閉鎖体との間の伝達経路に不当に大きな遊びが生じることになる。該遊びの克服のために、アクチュエータの作動に際して行程の一部分が失われることになる。
【0004】
発明の利点
これに対して、主請求項の特徴部分に記載の構成を有する本発明に基づく燃料噴射弁においては利点として、締め付け力のわずかな変化しか生じない。外側へ凸状に湾曲された樽形スリーブの表面に高い燃料圧が作用すると、樽形スリーブは圧縮されて、樽形スリーブの縦方向で弁体とアクチュエータヘッドとの間に離隔力を生ぜしめる。アクチュエータヘッドに同様に作用する燃料圧が、アクチュエータヘッドに前記離隔力と逆向きの力を生ぜしめる。これによって、アクチュエータが上昇する燃料圧によって据え込まれてしまいかつアクチュエータの出発長さが不当に大きく変化してしまうようなことが簡単に防止される。
【0005】
従属請求項に記載の手段によって、主請求項に記載の燃料噴射弁の有利な実施態様が可能である。
【0006】
有利には、樽形スリーブの縦断面で見た輪郭と樽形スリーブの製作材料の弾性とが、外周にある燃料の圧力上昇に際して樽形スリーブの表面によって掃引される容積をアクチュエータヘッドによって掃引される容積と等しくするように、互いに相対的に規定されている。
【0007】
樽形スリーブの輪郭線が、樽形スリーブの対称軸を含む仮想の中央軸線に関して、外側へ凸状に湾曲されたラインを成している。前記パラメータ、即ち材料の弾性及びラインの形状の適合によって、力を互いに正確に相殺する機械的な変換が達成される。このことは、樽形スリーブの表面の圧縮によって生ぜしめられる容積が、同時にアクチュエータヘッドによって押し退けられる容積に相応することを意味する。有利には、アクチュエータは圧力上昇に際して圧縮されず、それというのは圧力の上昇によって付加的な力がアクチュエータに生ぜしめられることはないからである。従ってアクチュエータの出発長さが、アクチュエータのプレロードの変化しないことに基づき、燃料の圧力に左右されない。
【0008】
有利な実施態様では樽形スリーブの縦断面と弾性とが、アクチュエータの長さ変化を燃料の圧力上昇に際して弁体の伸長に相応させるように、互いに相対的に規定されている。燃料圧の上昇に際して弁体の伸長も生じる。これによって、アクチュエータから弁閉鎖体への開放力の伝達経路にエラーが発生し、即ち伝達構成部分間に不都合な遊びが生じることになる。このような遊びは、樽形スリーブの、燃料の圧力変化の際の作動特性の適切な選択によって排除される。樽形スリーブの表面に作用する燃料圧力とアクチュエータヘッドに作用する燃料圧力との間の力伝達比の選択に応じて、アクチュエータの出発長さをどの方向で適合させるかが決定される。
【0009】
有利な実施態様では樽形スリーブに、縦方向で圧縮可能な円筒形のばねスリーブが接続されており、かつ樽形スリーブとばねスリーブとの間に支持リングが配置されている。該実施態様においては特に利点として、アクチュエータヘッドに関連した伸長補償特性の規定された樽形スリーブが、異なるアクチュエータにとって用いられ、それぞれに特別な樽形スリーブを必要とすることがない。ばねスリーブは半径方向には圧縮可能ではなく、もっぱら縦方向にのみ圧縮可能である。異なるアクチュエータ長さへの適合が容易に可能である。挿入された支持リングによって、ばねスリーブの機能と樽形スリーブの機能とが分離され、ばねスリーブの不都合な圧縮が避けられる。
【0010】
有利な実施態様では、樽形スリーブの内部に、アクチュエータを取り囲むばねスリーブが配置されていて、弁体及びアクチュエータヘッドに力伝達可能に結合されている。該実施態様でも同一の樽形スリーブによって、燃料圧力の変化の際の異なる作動特性を得ることができる。
【0011】
本発明の実施例を図面に概略的に示して、以下に詳細に説明する。
【0012】
実施例の説明
図1は、従来技術の燃料噴射弁の圧電式のアクチュエータ1の領域を詳細に示すものであり、アクチュエータは支持体2に配置されていて、シールスリーブ3によって、アクチュエータの周囲の燃料のための室に対してシールされている。支持体2とスリーブ3とが溶接ビード4を介して互いに結合されている。アクチュエータ1が、アクチュエータヘッド5を介してコイルばね6によって支持体2に向けて締め付けられており、コイルばねが閉鎖板7に支えられている。閉鎖板7とスリーブ3とが、環状の溶接ビード8を介して互いに結合されており、溶接ビードが燃料に対してシールを行っている。アクチュエータヘッド5が、該ヘッドに一体成形された加圧プランジャー9を有しており、加圧プランジャーが支持板7の切欠き内を貫通している。波形管10が、溶接ビード11を介して加圧プランジャー9に結合されていてシールのために役立っている。
【0013】
周囲の燃料の圧力が上昇すると、有効な直径である直径dの円形受圧面に作用する該燃料圧力は、プランジャー9及びアクチュエータヘッド5を介してアクチュエータ1に伝達される。該圧力が、コイルばね6によりアクチュエータ1に加えられる締め付け力(予負荷若しくはプレロード)に対して付加的に作用して、アクチュエータ1を圧縮することになり、それというのはアクチュエータは比較的わずかな剛性しか有していないからである。これによって、アクチュエータ1の出発長さ(最初の長さ、即ち組み付け時寸法)が不都合に減少させられることになる。このような減少は、ガソリン噴射のために設計された燃料噴射弁において公称行程の30%にも達している。
【0014】
これに対して、図2は本発明による燃料噴射弁の実施例を圧電式若しくは磁気歪み式のアクチュエータ1の領域で概略的に断面して示している。弁体12内に燃料流入ポート13を設けてあり、燃料流入ポートが燃料室14に通じている。アクチュエータ1は、図1の従来技術によるアクチュエータ1と同一のものである。アクチュエータ1は弁体12とアクチュエータヘッド15との間に配置されている。樽形スリーブ16が溶接ビード17を介して弁体12に結合され、かつ別の溶接ビード18を介してアクチュエータヘッド15に結合されている。溶接ビード17,18並びにアクチュエータヘッド15及び樽形スリーブ16が、アクチュエータ室19内に位置するアクチュエータ1を燃料室14に対してシールしている。接続通路20を介して電線がアクチュエータ1へ導かれる。
【0015】
燃料室14内の圧力が上昇すると、樽形スリーブ16が圧縮されて、円筒形に近付く。しかしながら、これとは逆向きの力が、燃料の圧力によってアクチュエータヘッド15に作用する。樽形スリーブ16はアクチュエータ1の縦方向の締め付け力(プレロード)を有しており、アクチュエータ1の両方の端部が弁体12若しくはアクチュエータヘッド15に対して互いに逆向きのプレロードで負荷されて、弁体12若しくは弁ヘッド15に当接している。樽形スリーブ16の表面によって掃引される容積が、樽形スリーブ16の伸長、ひいてはこれに起因して運動するアクチュエータヘッドによって掃引される容積と等しい場合には、燃料室14内の燃料の圧力上昇の際に生じる力は、互いに相殺されている。従ってアクチュエータ1の長さが、燃料室14内に生じる圧力に依存することなしに、樽形スリーブ16のプレロードによって規定される。即ちアクチュエータ1の長さ、ひいては有効な行程が、燃料室14内に生じる圧力の影響から完全に遮断されている。さらに、構成部分のわずかな簡単な構造並びに、樽形スリーブ16、アクチュエータ1及びアクチュエータヘッド15から成るユニットの短い構造長さが利点である。このことは、図1との比較により明瞭である。
【0016】
図3は、本発明による燃料噴射弁の別の実施例をアクチュエータ1の領域で断面して示している。互いに相応する構成部分には、同じ符号が付けてある。
【0017】
アクチュエータ1は弁体12とアクチュエータヘッド15との間に配置されている。樽形スリーブ16は溶接ビード17によって弁体12に結合されている。該実施例は、アクチュエータヘッド15と樽形スリーブ16との間に配置されたばねスリーブ22を付加的に有している。ばねスリーブ22は溶接ビード23を介してアクチュエータヘッド15に結合されている。樽形スリーブ16とばねスリーブ22との間に支持リング24を配置してあり、該支持リングに、樽形スリーブ16が溶接ビード25を介して結合され、かつばねスリーブ22が別の溶接ビード26を介して結合されている。
【0018】
ばねスリーブ22は半径方向では圧縮されるものではなく、縦方向でのみ圧縮可能である。これによって、燃料室14内の圧力に関するアクチュエータ1の縦方向伸長の特性線が、特別な使用例に簡単に適合でき、その結果、特別に適合された樽形スリーブ16若しくは特別に適合されたアクチュエータヘッド15が不要である。
【0019】
図4は、本発明による燃料噴射弁のさらに別の実施例をアクチュエータ1の領域で断面して示している。この場合には概略的な構造は、図2の実施例に相当するものである。弁体12とアクチュエータヘッド15との間にアクチュエータ1が配置されている。樽形スリーブ16は溶接ビード17によって弁体12に結合され、かつ溶接ビード18によってアクチュエータヘッド15に結合されている。燃料流入ポート13を介して燃料が燃料室14内に流入する。アクチュエータ室19内にばねスリーブ27を配置してあり、該ばねスリーブがアクチュエータ1を取り囲んでいる。ばねスリーブ27は溶接ビード29を介して弁体12に結合され、かつ別の溶接ビード28を介してアクチュエータヘッド15に結合されている。
【0020】
燃料室14内の圧力の上昇の際のアクチュエータの長さ変化の特性線が、ばねスリーブ27を介して簡単かつ有利に調整される。ばねスリーブ27がアクチュエータ室19内に位置していて、燃料室14内の燃料によって負荷されないので、ばねスリーブ27の外側の幾何学形状は重要ではない。ばねスリーブ27が溶接ビード29を介して弁体12に力伝達可能に結合され、かつ同じく溶接ビード28を介してアクチュエータヘッド15に結合されているので、付加的な引っ張り力を生ぜしめるばねスリーブ27によって調整が行われる。これによって、アクチュエータ1の圧力特性の調整が極めて経済的に可能であり、即ち適合されたばねスリーブ27を組み込むだけでよい。
【0021】
本発明は、図示の実施例に限定されるものではなく、構造の異なる種々の燃料噴射弁にも使用可能であり、特にばねスリーブと樽形スリーブとの別の配列、若しくはばねスリーブと樽形スリーブとの直列的或いは並列的(入れ子式)の多重の配列も考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
従来技術による燃料噴射弁のアクチュエータの領域の概略的な断面図。
【図2】
本発明による燃料噴射弁の実施例のアクチュエータの領域の概略的な断面図。
【図3】
本発明による燃料噴射弁の別の実施例のアクチュエータの領域の概略的な断面図。
【図4】
本発明による燃料噴射弁のさらに別の実施例のアクチュエータの領域の概略的な断面図。
【符号の説明】
1 アクチュエータ、 2 支持体、 3 シールスリーブ、 4 溶接ビード、 5 アクチュエータヘッド、 6 コイルばね、 12 弁体、 13 燃料流入ポート、 14 燃料室、 15 アクチュエータヘッド、 16 樽形スリーブ、 17,18 溶接ビード、 22 ばねスリーブ
Claims (9)
- 燃料噴射弁、特に内燃機関の燃料噴射装置のための燃料噴射弁であって、圧電式若しくは磁気歪み式のアクチュエータ(1)を備えており、該アクチュエータが弁体(12)とアクチュエータヘッド(15)との間に配置されており、さらに、弁ニードルを介してアクチュエータ(1)によって操作可能な弁閉鎖体を備えており、該弁閉鎖体が弁座面と協働してシール座を形成している形式のものにおいて、
樽形スリーブ(16)が、端部における2つの直径間で縦断面を凸状に成形されていて、アクチュエータ(1)を取り囲んでかつ燃料室(14)に対してシールしており、この場合に、樽形スリーブ(16)が端部で弁体(12)及びアクチュエータヘッド(15)に力伝達可能に結合されていて、かつアクチュエータ(1)の縦方向に引っ張り力で予負荷されていることを特徴とする燃料噴射弁。 - 樽形スリーブ(16)の縦断面と弾性とが、外周にある燃料の圧力上昇に際して樽形スリーブ(16)の表面によって掃引される容積とアクチュエータヘッド(15)によって掃引される容積とを等しくするように、互いに相対的に規定されている請求項1記載の燃料噴射弁。
- 樽形スリーブ(16)の縦断面と弾性とが、燃料の圧力上昇に際してアクチュエータ(1)の長さ変化を弁体(12)の伸長に相応させるように、互いに相対的に規定されている請求項1記載の燃料噴射弁。
- 樽形スリーブ(16)に、縦方向に圧縮可能な円筒形のばねスリーブ(22)が接続されている請求項1から3までのいずれか1項記載の燃料噴射弁。
- 樽形スリーブ(16)とばねスリーブ(22)との間に、支持リング(24)が配置されている請求項4記載の燃料噴射弁。
- 複数の樽形スリーブ(16)とばねスリーブ(22)とが縦方向に直列に配置されている請求項4又は5記載の燃料噴射弁。
- 樽形スリーブ(16)の内部に、アクチュエータ(1)を囲むばねエレメントが配置されている請求項1から6までのいずれか1項記載の燃料噴射弁。
- ばねエレメントがばねスリーブ(27)から成っている請求項7記載の燃料噴射弁。
- ばねスリーブ(27)が弁体(12)及びアクチュエータヘッド(15)に力伝達可能に結合されている請求項8記載の燃料噴射弁。
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