JP2004522048A - 圧縮機のベーン構造 - Google Patents

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Abstract

本発明に係る圧縮機のベーン構造は、吸入流路及び吐出流路を有するシリンダ組立体と、該シリンダ組立体内で内部空間を複数の圧縮空間に区画すると共に、駆動手段により回転しながら流体を吸入、圧縮及び吐出させるZ−プレートと、該Z−プレートの上面及び下面にそれぞれ接触されて往復運動を行いながら、前記各圧縮空間を吸入領域と圧縮領域とに区画するベーンと、を包含し、前記ベーンには、前記Z−プレートに転がり(rolling)接触されるベーンローラを具備することで、前記Z−プレートと前記ベーン間の摩擦抵抗を減少させて摩耗の発生を最小化し、騷音の発生を抑制し、部品の寿命を延長させると共に圧縮機の信頼性を向上させる。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は圧縮機に係るもので、詳しくは、回転部材のZ−プレートに接触される圧縮機のベーン構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、圧縮機は、機械的エネルギーを圧縮性流体の圧縮エネルギーに変換させる装置であって、その中でも、冷凍圧縮機は、圧縮方式によって、往復動式圧縮機、スクロール式圧縮機、遠心式圧縮機、回転式圧縮機などに大別される。
本出願人は、これら圧縮機中、前記回転式圧縮機に分類される新しい概念の圧縮機を開発して、大韓民国特許庁に出願(特許出願番号:10−1999−0042381、出願日:1999年10月01日)し、大韓民国特許庁発行の特許公開公報(特許2001−0035687)に2001年5月7日付開示された。
【0003】
以下、前記本出願人の先出願発明に対し、図1に基づいて説明する。
図1は、前記先出願発明の圧縮機の構成を示した縦断面図で、図示されたように、前記先出願発明の圧縮機は、ケーシング1の内部でステータ2とロータ3とから構成されて回転力を発生させる電動機構部4と、該電動機構部4のロータ3から発生された回転力により流体を圧縮して吐出する圧縮機構部10と、を包含して構成されている。
【0004】
図2は、前記圧縮機構部10の構成を示した一部切開斜視図で、図1及び図2に示したように、前記圧縮機構部10は、前記ケーシング1の下部に固定装着されるシリンダ11と、該シリンダ11の上面及び下面にそれぞれ係合されることで、前記シリンダ11と一緒に圧縮空間Vを形成する第1及び第2ベアリングプレート13、14と、前記電動機構部4のロータ3から発生された回転動力を前記圧縮機構部10に伝達する回転軸12と、該回転軸12に係合されて回転されると共に、前記シリンダ11の圧縮空間Vを第1空間V1と第2空間V2とに区画するZ−プレート15と、該Z−プレート15の上面及び下面にそれぞれ接触され、前記Z−プレート15の回転により、前記各空間V1、V2を吸入領域V1s、V2sと圧縮領域V1p、V2pとにそれぞれ区画する第1及び第2ベーン17、18と、を包含して構成されている。
【0005】
ここで、前記シリンダ11、並びに前記第1及び第2ベアリングプレート13、14は、前記圧縮空間Vを形成するシリンダ組立体である。
図1中、符号5は前記ケーシング1の内部に流体が吸入される吸入管、6は前記ケーシング1の外部に流体が吐出される吐出管、11a及び11bは前記シリンダ11内の圧縮空間Vに流体が吸入される吸入流路、13a及び14aは圧縮された流体が吐出される吐出流路、13b及び14bは吐出弁をそれぞれ示したものである。
また、符号19及び20は吐出騷音を低減させる吐出マフラー、19a及び20aは前記吐出マフラー19、20に形成され、圧縮された流体が吐出される吐出孔をそれぞれ示したものである。
【0006】
以下、このような圧縮機の主要構成要素に対し詳細に説明する。
前記Z−プレート15は、外周面が前記シリンダ11の内周面に滑り接触されるように、平面投影時円板状に形成され、側面は、展開時、内周面から外周面まで同様な厚さを有する正弦波曲線のカム面に形成され、その上死点R1が前記第1ベアリングプレート13の下面に接触されて回転し、下死点R2が前記第2ベアリングプレート14の上面に密着されて回転するようになる。
【0007】
また、前記第1及び第2ベーン17、18は、図3に示したように、所定厚さを有する四角板状に形成され、前記第1及び第2ベアリングプレート13、14をそれぞれ貫通して、前述したように、前記Z−プレート15の上面及び下面にそれぞれ接触しながら、前記回転軸12の回転により、前記Z−プレート15のカム面に沿って軸方向に直線往復運動を行うようになる。
【0008】
このような前記第1及び第2ベーン17、18は、その上部17aに前記ベアリングプレート13、14に支持されたバネ21、22から弾性力が提供され(図1参照)、外側面17bは、前記シリンダ11の内周面に接触され、内側面17cは前記回転軸12の外周面に接触され、先端部17dは、前記Z−プレート15の上面及び下面にそれぞれ滑り接触される(図2参照)。
【0009】
以下、このように構成された先出願発明の圧縮機が動作する過程に対し説明する。
前記電動機構部4の駆動力により前記回転軸12が回転するようになると、前記シリンダ11内で前記回転軸12に係合された前記Z−プレート15も一緒に回転されながら、流体を吸入、圧縮及び吐出させる動作が行われる。
【0010】
即ち、図2に示したように、前記Z−プレート15の上部に形成された前記第1空間V1は、前記Z−プレート15の上死点R1及び前記第1ベーン17を境界に吸入領域V1sと圧縮領域V1pとに区画され、前記Z−プレート15の下部に形成された前記第2空間V2は、前記Z−プレート15の下死点R2及び前記第2ベーン18を境界に吸入領域V2sと圧縮領域V2pとに区画される。このような状態で、前記Z−プレート15が回転して、前記Z−プレート15の上死点R1及び下死点R2が移動されることで、前記各空間V1、V2の吸入領域V1s、V2s及び圧縮領域V1p、V2pの容積が可変するようになる。
【0011】
このとき、前記第1及び第2ベーン17、18は、前記Z−プレート15のカム面の高さによって相互反対方向に往復運動を行うようになる。
従って、前記第1及び第2空間V1、V2の各吸入流路11a、11bを通して、新しい流体が前記各吸入領域V1s、V2s内に同時に吸入されて漸次圧縮された後、前記Z−プレート15の上死点R1または下死点R2が吐出開始点に到達する瞬間、前記各空間V1、V2の吐出流路13a、14aを通して、圧縮された流体が前記圧縮空間Vの外部に同時に吐出される。
【0012】
然るに、このような先出願発明の圧縮機においては、直線往復運動を行う前記各ベーン17、18が回転する前記Z−プレート15の上面及び下面にそれぞれ接触されることで、前記ベーン17、18と前記Z−プレート15間の接触面に滑り摩擦が発生するようになるため、前記各ベーン17、18と前記Z−プレート15間の摩擦抵抗により動力損失が大きくなると共に、摩擦騷音が発生されるという不都合な点があった。
また、前記ベーン17、18と前記Z−プレート15間の摩擦面が摩耗されることで部品の寿命が短縮され、特に、圧縮領域の流体が吸入領域に漏洩されることで圧縮効率が低下するという不都合な点があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたもので、ベーンとZ−プレート間の摩擦損失及び摩耗を減少させることで、圧縮機の効率及び信頼性を向上し得るようにした圧縮機のベーン構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
このような目的を達成するため、本発明に係る圧縮機のベーン構造においては、吸入流路及び吐出流路を有するシリンダ組立体と、該シリンダ組立体内で内部空間を複数の圧縮空間に区画すると共に、駆動手段により回転しながら流体を吸入、圧縮及び吐出させるZ−プレートと、該Z−プレートの上面及び下面にそれぞれ接触されて往復運動を行いながら、前記各圧縮空間を吸入領域と圧縮領域とに区画するベーンと、を包含した圧縮機であって、前記ベーンには、前記Z−プレートに転がり(rolling)接触されるベーンローラが具備されることを特徴とする。
【0015】
また、前記ベーンは、前記Z−プレートの上面及び下面に沿って往復運動を行うベーンプレートと、該ベーンプレートが前記Z−プレートに接する下面に形成され、前記Z−プレートに転がり接触されるベーンローラとから構成される。
且つ、前記ベーンプレートが前記Z−プレートに接する下面には、前記ベーンローラを挿合するためのローラ収容ホールが切削形成される。
【0016】
また、本発明の第1実施形態によれば、前記ベーンローラは、全体的に同様な直径を有する断面円形の棒状に形成され、前記ローラ収容ホールも同様な内径を有する円筒形ホール状に切削形成される。
且つ、前記ローラ収容ホールは、前記ベーンローラが前記Z−プレートに接触される部位が切削開放されるが、その開放部分は、前記ベーンローラが離脱されないように、前記ベーンローラの直径より小さく形成される。
且つ、前記ローラ収容ホールの両方端中、少なくとも何れか一方端は開放された構造を有する。
【0017】
また、本発明の第2実施形態によれば、前記ローラ収容ホールの両方端に前記ベーンプレートから延長形成されたローラ支持部が形成され、該ローラ支持部に前記ベーンローラが軸支されるピン貫通孔が穿孔形成されて、それらピン貫通孔に前記ベーンローラがピン部材を介して回動自在に挿合軸支される。
【0018】
また、本発明の第3実施形態によれば、前記ベーンローラは、断面梯形の円錐形棒状に形成され、前記ローラ収容ホールも、円錐形ホール状に切削形成される。
且つ、前記ベーンローラは、相対的に直径の小さい端部が前記シリンダ組立体の内側に向かい、相対的に直径の大きい端部が前記シリンダ組立体の外側に向かうように配設される。
【0019】
このような本発明に係る圧縮機のベーン構造は、ベーンにZ−プレートと接触して回転されるベーンローラを装着することで、圧縮機が動作するとき、前記Z−プレートと前記ベーン間の摩擦抵抗を減少し得るため、前記Z−プレートと前記ベーン間の摩耗を最小化し、騷音の発生を抑制し、部品の寿命を延長させると共に圧縮機の信頼性を向上し得るという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明の実施の形態に対し、図面に基づいて説明する。
図4は、本発明に係る圧縮機の圧縮機構部の構成を示した縦断面図、図5及び図6は本発明に係るベーン構造の第1実施形態を示した斜視図及び分解斜視図で、前述した先出願発明の図面と同一又は類似の部分に対しては同一符号を付して説明する。
【0021】
本発明に係るベーンが装着された圧縮機の圧縮機構部10は、ケーシング1の内部に具備された電動機構部のロータに係合される回転軸12と、該回転軸12に係合され、シリンダ11を包含するシリンダ組立体の内部空間を第1空間V1と第2空間V2とに区画するZ−プレート15と、第1及び第2ベアリングプレート13、14にそれぞれ貫通され、前記Z−プレート15のカム面に沿って直線往復運動を行う第1及び第2ベーン50、55と、を包含して構成される。
【0022】
特に、前記各ベーン50、55には、その先端部に前記Z−プレート15に転がり接触されるようにベーンローラ52、57が装着される。
図4中、符号5はケーシング1の内部に流体が吸入される吸入管、19及び20は吐出騷音を低減させる吐出マフラー、19a及び20aは前記吐出マフラー19、20に形成され、圧縮された流体が吐出される吐出孔をそれぞれ示したものである。
【0023】
以下、このように構成された前記圧縮機構部10の主要構成要素に対し詳細に説明する。
前記シリンダ11の上部及び下部には、該シリンダ11と一緒に前記シリンダ組立体の圧縮空間を形成する第1及び第2ベアリングプレート13、14がそれぞれ装着される。ここで、前記シリンダ11には、外部から流体が吸入されることができるように、前記第1及び第2空間V1、V2にそれぞれ連通される吸入流路11a、11bが穿孔形成され、前記各ベアリングプレート13、14には、吐出弁13b、14bがそれぞれ具備された吐出流路13a、14aがそれぞれ穿孔形成される。
【0024】
また、前記Z−プレート15は、外周面が前記シリンダ11の内周面に滑り接触されるように、平面投影時円板状に形成され、周縁面は、側面展開時、内周面から外周面まで同様な厚さを有する正弦波曲線のカム面に形成される。
特に、本発明の第1実施形態に係る第1及び第2ベーン50、55は、図5及び図6に示したように、所定厚さ及び面積を有する矩形プレート状に形成されたベーンプレート51と、該ベーンプレート51の先端部51dに回動自在に装着され、前記Z−プレート15の上面及び下面にそれぞれ転がり接触されるベーンローラ52、57と、から構成されている。
【0025】
また、前記ベーンプレート51は、上面51aがバネ21、22により支持され、両側面51b、51cは、前記シリンダ11の内周面及び前記回転軸12の外周面にそれぞれ接触される。且つ、前記ベーンプレート51の下面の先端部51dには、前記ベーンローラ52、57を挿合するための、円筒形ホール状のローラ収容ホール51eが切削形成される。
【0026】
また、前記ローラ収容ホール51eは、前記ベーンローラ52、57が回動自在に挿合されるように切削形成されるが、このとき、前記ローラ収容ホール51eは、前記ベーンプレート51の両側面が全て開放された構造に形成することもできるし、何れか一側面だけ開放される構造に形成することもできる。
【0027】
また、前記ベーンローラ52、57は、前記ローラ収容ホール51eの内径及び長さと相応する外径及び長さを有した断面円形の丸棒状に形成され、前記Z−プレート15のカム面にそれぞれ転がり接触するようになる。このような前記ベーンローラ52、57は、前記ローラ収容ホール51eに挿合して装着され、それらベーンローラ52、57の両端部は、前記ローラ収容ホール51eの開放された部分に露出される。
【0028】
このように構成されたベーン50、55は、前記第1及び第2ベアリングプレート13、14のベーンスロット13a、14aに往復運動自在にそれぞれ貫通され、前記先端部51dのベーンローラ52、57が前記Z−プレート15の上面及び下面にそれぞれ転がり接触され、前記ベーンプレート51の両側面51b、51cは、前記シリンダ11の内周面及び前記回転軸12の外周面にそれぞれ接触される。このとき、前記ベーン50、55は、前記Z−プレート15の中心に向かって放射方向にそれぞれ位置されると共に、前記回転軸12と垂直をなすように位置される。
【0029】
且つ、前記ローラ収容ホール51eは、図5に示したように、前記ベーンローラ52、57が離脱されない程度に、前記ベーンプレート51の先端部51dの下面の中央部が切欠されて、その切欠部位の間隔Lが前記ベーンローラ52、57の直径Dより小さくなるように切削形成される。
【0030】
以下、このような本発明の第1実施形態のベーン構造を有する圧縮機の作用及び効果に対し説明する。
前記電動機構部に電源が印加されると、前記回転軸12と一緒に前記Z−プレート15が回転するようになり、前記ベーン50、55は、前記Z−プレート15のカム面の高さによって相互反対方向に上下往復運動を行うようになる。
【0031】
このとき、前記Z−プレート15の上下側カム面にそれぞれ接触される前記各ベーン50、55は、各先端部51dに具備された前記各ベーンローラ52、57が、前記Z−プレート15の回転により、該Z−プレート15のカム面に沿って回転接触されることで、前記Z−プレート15と前記ベーン50、55間の摩擦抵抗が大いに減少される。
【0032】
即ち、前記Z−プレート15は、前記回転軸12を中心に回転運動を行う反面、前記ベーン50、55は、前記Z−プレート15のカム面に接触されて前記回転軸12の軸方向に直線運動を行うため、前記Z−プレート15と前記各ベーン50、55との運動方向が90゜をなすようになり、相互接触面で激しい摩擦が発生する恐れがあるが、このとき、前記各ベーン50、55の各ベーンローラ52、57がそれらベーン50、55と前記Z−プレート15間で転がり運動を行うため、前記Z−プレート15と前記ベーン50、55間の摩擦抵抗を最小化させるようになる。
【0033】
また、前記ベーンローラ52、57を装着するとき、前記各ベーンプレート51に切削形成された前記ローラ収容ホール51eに前記ベーンローラ52、57を挿合すれば良いので、所用部品が少なく、組立作業も簡単で、生産性が向上される。
また、前記ベーンローラ52、57が装着される前記ローラ収容ホール51eの中心を前記先端部51dの接触端の内側に切削形成することで、前記ベーンローラ52、57の動作中の離脱を防止することができる。
【0034】
図7及び図8は、本発明に係るベーン構造の第2実施形態を示した斜視図及び分解斜視図で、前述した本発明の第1実施形態においては、ローラ収容ホール内部にベーンローラのみを挿合して形成したが、第2実施形態においては、各ベーンローラ62、67をピン部材63、68を介してベーンプレート61、66に回転自在にそれぞれ軸支させている。
【0035】
即ち、前記各ベーンプレート61、66の先端部にローラ収容ホール61e、66eが切削形成され、それらローラ収容ホール61e、66eの両方端に、前記各ベーンローラ62、67を後述のピン部材63、68を介して回転自在に支持するためのローラ支持部61b、66bがそれぞれ延長形成され、それらローラ支持部61b、66bにピン貫通孔61c、66cがそれぞれ穿孔形成され、それら各ピン貫通孔61c、66cに前記各ベーンローラ62、67がピン部材63、68を介して回動自在に挿合されている。
【0036】
このとき、前記ローラ支持部61b、66bは、前記ベーンローラ62、67より短く形成することで、前記Z−プレート15に直接接触されないようにする。
且つ、前記ピン部材は各ベーンローラ62、67の中心に嵌合することもできるし、又は前記ベーンローラ62、67の両方端にそれぞれ突条を一体に形成することで、前記ピン貫通孔61c、66cにそれぞれ嵌合することもできる。
【0037】
図9は、本発明に係るベーン構造の第3実施形態の設置構造を示した分解斜視図、図10及び図11は、本発明に係るベーン構造の第3実施形態の動作状態を示した側面図で、前述した第1及び第2実施形態のベーンローラは、全長が同様な直径を有する断面円形の棒状を有する反面、本発明の第3実施形態のベーンローラ72は、断面梯形の円錐形棒状を有している。
【0038】
即ち、ベーンプレート71のローラ収容ホール71eが円錐形ホール状に切削形成され、該ローラ収容ホール71eに挿合されるベーンローラ72も前記ローラ収容ホール71eと相応する円錐形棒状に形成され、該円錐形棒状のベーンローラ72は、Z−プレート15に転がり接触される。
【0039】
ここで、前記ベーンローラ72は、前記ローラ収容ホール71eの長さと相応する長さを有し、その両端部の直径が異なるように所定テーパーが円錐形棒状に形成される。
且つ、前記ベーンプレート71のローラ収容ホール51bも、両方端の内径が互いに異なる円錐形ホール状に形成され、前記Z−プレート15と接触される下面は開放された構造に形成される。
【0040】
このような前記ローラ収容ホール71eは、回転軸12の外周面と接触される面からシリンダ11の内周面に接触される面まで切削形成される。即ち、前記ローラ収容ホール71eは、前記ベーンプレート71の両側面が貫通されるように形成されるが、設計条件によって、一側面は貫通され他側面は一部分のみが残るように形成しても良く、または第2実施形態と同様に、両側面にローラ支持部を形成する構造に形成することもできる。
【0041】
このとき、前記ローラ収容ホール71eの中心は、前記ベーンプレート71の先端面に対し傾斜するように形成すべきであるが、その理由は、前記ローラ収容ホール71eに挿合される前記円錐形棒状のベーンローラ72の接触面が前記Z−プレート15の上面または下面と水平をなして隙間なく密着されるようにするためである。
また、前記円錐形棒状のベーンローラ72は、その直径の小さい端が前記回転軸12の外周面側に位置し、直径の大きい端が前記シリンダ11の内周面側に位置するように挿合される。
【0042】
このようなベーン70は、前記ベアリングプレート13に形成されたベーンスロット13aにそれぞれ貫通挿合されることで、前記円錐形棒状ベーンローラ72が前記Z−プレート15に転がり接触されると共に、前記ベーンプレート71の両側面が前記回転軸12の外周面及び前記シリンダ11の内周面にそれぞれ接触される。且つ、前記ベーン70は、前記Z−プレート15の中心に向かうように放射方向に位置されると共に、前記回転軸12と垂直をなすように位置される。
【0043】
一方、前記ベーン70は、前記ベアリングプレート13の一方側に係合されるバネにより弾性支持されることで、前記円錐形棒状のベーンローラ72が恒常、前記Z−プレート15に弾性的に線接触されながら転がり運動を行うようになる。
また、前記ベーン70の貫通される前記ベーンスロット13aは、前記ベアリングプレート13に、前記ベーン70の厚さと相応する幅及び長さを有して切削形成される。
以下、このような本発明の第3実施形態のベーン構造を有する圧縮機の作用及び効果に対し説明する。
【0044】
前記電動機構部の駆動力により前記回転軸12が回転すると、該回転軸12と一緒にZ−プレート15が回転しながら、前記ベーン70と一緒にシリンダ組立体内の第1及び第2空間をそれぞれ連続的に吸入領域と圧縮領域とに転換させながら、流体を吸入及び圧縮した後吐出させる。
【0045】
このような過程で、前記Z−プレート15の回転により、該Z−プレート15の波状カム面に接触される前記ベーン70が、前記カム面に沿って上下方向に往復運動するようになり、このとき、前記ベーン70のベーンローラ72が前記Z−プレート15の波状曲面に線接触された状態で回転される。
【0046】
このように、前記Z−プレート15の回転により、前記ベーン70のベーンローラ72が前記Z−プレート15に線接触された状態で転がり運動しながら、前記シリンダ11と前記ベアリングプレートとにより形成される前記シリンダ組立体内の前記第1及び第2空間をそれぞれ吸入領域と圧縮領域とに転換させることで、前記Z−プレート15と前記ベーン70間の摩擦抵抗を最小化するだけでなく、前記ベーン70の動きが円滑になる。
【0047】
一方、図10に示したように、前記Z−プレート15には、その内側曲線aとしての前記回転軸12と前記Z−プレート15とが接する曲線の曲率と、前記Z−プレート15の外側曲線bの曲率との差が存在するようになる。このとき、前記ベーン70のベーンローラ72が全体的に同様な外径を有する円形の棒構造に形成された場合は、前記Z−プレート15の内側曲線aと外側曲線bとの曲率差により微小隙間が発生することがあるため、吸入領域と圧縮領域間に微小な圧力漏れが発生するようになる。
【0048】
然し、前記ベーン70のベーンローラ72が円錐形の棒構造の場合は、図11に示したように、前記Z−プレート15の内側曲線aと外側曲線bとの曲率差により微小隙間が発生されることを防止することができるため、摩擦抵抗の最小化及び圧力漏れの防止を図ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0049】
以上説明したように、本発明に係る圧縮機のベーン構造においては、ベーンにZ−プレートと回転接触されるベーンローラを装着することで、圧縮機が動作するとき、前記Z−プレートと前記ベーン間の摩擦抵抗を減少させることができるため、前記Z−プレートと前記ベーン間の摩耗を最小化し、騷音の発生を抑制し、部品の寿命を延長させると共に圧縮機の信頼性を向上し得るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】先出願発明の圧縮機の構成を示した縦断面図である。
【図2】先出願発明の圧縮機の圧縮機構部の構成を示した一部切開斜視図である。
【図3】先出願発明の圧縮機のベーン構造を示した斜視図である。
【図4】本発明に係る圧縮機の圧縮機構部の構成を示した縦断面図である。
【図5】本発明に係るベーン構造の第1実施形態を示した斜視図である。
【図6】図5の分解斜視図である。
【図7】本発明に係るベーン構造の第2実施形態を示した斜視図である。
【図8】図7の分解斜視図である。
【図9】本発明に係るベーン構造の第3実施形態の設置構造を示した分解斜視図である。
【図10】本発明に係るベーン構造の第3実施形態の動作状態を示した側面図である。
【図11】本発明に係るベーン構造の第3実施形態の動作状態を示した側面図である。

Claims (10)

  1. 吸入流路及び吐出流路を有するシリンダ組立体と、該シリンダ組立体内で内部空間を複数の圧縮空間に区画すると共に、駆動手段により回転しながら流体を吸入、圧縮及び吐出させるZ−プレートと、該Z−プレートの上面及び下面にそれぞれ接触されて往復運動を行いながら、前記各圧縮空間を吸入領域と圧縮領域とに区画するベーンと、を包含した圧縮機であって、
    前記ベーンには、前記Z−プレートに転がり接触されるベーンローラが具備されることを特徴とする圧縮機のベーン構造。
  2. 前記ベーンは、
    前記Z−プレートの上面及び下面に沿って往復運動を行うベーンプレートと、
    該ベーンプレートに具備され、前記Z−プレートに転がり接触されるベーンローラと、
    から構成されることを特徴とする請求項1記載の圧縮機のベーン構造。
  3. 前記ベーンプレートには、前記ベーンローラを挿合して装着するためのローラ収容ホールが切削形成されることを特徴とする請求項2記載の圧縮機のベーン構造。
  4. 前記ベーンローラは、全体的に同様な直径を有する断面円形の棒状に形成され、前記ローラ収容ホールも同様な内径を有する円筒形ホール状に切削形成されることを特徴とする請求項3記載の圧縮機のベーン構造。
  5. 前記ローラ収容ホールは、前記ベーンローラが前記Z−プレートに接触されるように開放された部分が、前記ベーンローラが離脱されないように、前記ベーンローラの直径より小さく形成されることを特徴とする請求項3記載の圧縮機のベーン構造。
  6. 前記ローラ収容ホールの両方端中、少なくとも何れか一方端は開放された構造を有することを特徴とする請求項3記載の圧縮機のベーン構造。
  7. 前記ローラ収容ホールの両方端には、前記ベーンプレートから延長形成されたローラ支持部が形成され、前記ベーンローラは、前記ローラ支持部に回転自在に支持されることを特徴とする請求項3記載の圧縮機のベーン構造。
  8. 前記ベーンローラは、ピン部材を介して前記ローラ支持部に装着されることを特徴とする請求項7記載の圧縮機のベーン構造。
  9. 前記ベーンローラは、断面梯形の円錐形棒状に形成され、前記ローラ収容ホールも、円錐形ホール状に形成されることを特徴とする請求項3記載の圧縮機のベーン構造。
  10. 前記ベーンローラは、相対的に直径の小さい端部が前記シリンダ組立体の内側に向かい、相対的に直径の大きい端部が前記シリンダ組立体の外側に向かうように配設されることを特徴とする請求項9記載の圧縮機のベーン構造。
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