JP2004521168A - 重合触媒系、重合方法及び得られるポリマー - Google Patents

重合触媒系、重合方法及び得られるポリマー Download PDF

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Abstract

本発明は、1個の供与結合したヘテロ原子及び2個のアニオン結合したヘテロ原子によって遷移金属に配位結合した三座リガンドを少なくとも1個含むオレフィン重合触媒組成物を提供する。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、活性剤と三座リガンドを有する遷移金属化合物(好ましくはピリジン又はキノリン部分を含有するもの)とから形成されるオレフィン重合触媒系、かかる触媒系を用いる重合方法並びにそこから製造されるポリマーに関する。
【背景技術】
【0002】
オレフィンポリマーを製造するために、様々なメタロセン及びその他の単一部位(単一部位)様触媒が開発されている。メタロセンは、金属原子に会合した1個以上のπ結合した部分(例えばシクロペンタジエニル基)を含有する有機金属系配位錯体である。メタロセン及びその他の単一部位様触媒を含有する触媒組成物は、ポリオレフィンの製造に非常に有用であり、優れた重合速度で比較的均質なコポリマーを製造しながら、殆ど望まれる通りの最終特性を有するポリマーに仕立てることを可能にする。
【0003】
メタロセンポリオレフィン触媒の猛烈な商業化は、他の均質触媒の設計における広まった関心を導いている。この分野は学問的な好奇心以上のものとなっている。何故ならば、新規の触媒は現在入手可能な製品へのより一層容易な経路を提供することができ、また、メタロセン触媒の能力を越える製品及びプロセス可能性を提供することもできるからである。さらに、ある種の非シクロペンタジエニルタイプリガンドは、様々な置換類似体の合成が比較的容易なので、より一層経済性のよいものとなり得る。
【0004】
近年、ある種の窒素含有単一部位様触媒前駆体に関する研究が発表された。国際公開WO96/23101号、同WO97/02298号及び同WO96/33202号の各パンフレット、並びにFurhmannら、Inorg. Chem. 35:6742-6745 (1996)はすべて、窒素含有単一部位様触媒系を開示している。
【0005】
1999年1月14日付け国際公開WO99/01460号パンフレットとして刊行された米国特許出願第09/103620号の明細書には、オレフィンを重合するためにピリジン又はキノリン部分を含有する二座リガンドを含む遷移金属化合物及びこれと活性剤との混合物を用いることが開示されている。特に、エチレン/ヘキセンポリマーを製造するために気相中で変性メチルアルモキサンと組み合わせて[[1−(2−ピリダル)N−1−メチルエチル]−[1−N−2,6−ジイソプロピルフェニルアミド]][2−メチル−1−フェニル−2−プロポキシ]ジルコニウムジベンジルが用いられている。
【特許文献1】米国特許第4845067号明細書
【特許文献2】米国特許第4999327号明細書
【特許文献3】特開平1126111号公報
【特許文献4】米国特許第4508842号明細書
【特許文献5】英国特許第1015054号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、1個の供与結合したヘテロ原子及び2個のアニオン結合したヘテロ原子によって遷移金属に配位結合した三座リガンドを少なくとも1個有する遷移金属触媒前駆体化合物に活性剤組成物を添加した際に生成するオレフィン重合触媒に関する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、少なくとも1種の活性剤及び少なくとも1種の三座リガンドベースの遷移金属触媒を含むオレフィン重合触媒系に関する。1つの具体例において、本発明は、第3〜12族遷移金属又は第13若しくは14族主要グループ金属を含み、この金属がジアニオン性三座リガンドに配位結合した重合触媒を提供する。
【0008】
別の具体例において、ジアニオン性三座リガンドは、負の電子状態の第15族元素(好ましくは窒素)、負の電子状態の第16族元素(好ましくは酸素)及び中性の電子状態の第15族元素(好ましくは窒素)を含む。
【0009】
好ましくは、前記金属は第3族(ランタニド類を含む)、第4族、第5族又は第6族金属であり、より一層好ましくは第4族金属であり、特に好ましくはジルコニウム又はハフニウムであり、ジアニオン性三座リガンドは次式の内の1つのものである:
[Z−A1−X−R1-2
[Z−R2−X−A2-2
[Z−R3(A3)−X−R1-2
[Z−R2−A4−X−R1-2
{ここで、Xは負の電子状態にあり、第15族元素、好ましくは窒素又はリン、より一層好ましくは窒素であり、
Zはその負の電子状態にあり、第16族元素、好ましくは酸素又は硫黄、より一層好ましくは酸素であり、
1はハロゲン置換されていてもよい基であり、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール又はアリールアルキル基であり、いくつかの位置の炭素原子が他の第14族原子で置き換えられていてもよく、好ましくは、R1はC1〜C20ヒドロカルビル又はヘテロ原子含有ヒドロカルビル基、好ましくはC2〜C20アルキル、アリール又はアリールアルキル基、より一層好ましくは環状C5〜C20アルキル基、さらにより一層好ましくはC9〜C12アルキル置換アリール基、例えば2,6−ジイソプロピルフェニル及び2,4,6−トリメチルフェニルであり、
2はハロゲン置換されていてもよい基であり、アルキレン、シクロアルキレン、ヘテロアルキレン、ヘテロシクロアルキレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、アルキルアリール又はアリールアルキル二価基であり、いくつかの位置の炭素原子が他の第14族原子で置き換えられていてもよく、好ましくは、R2はC1〜C20ヒドロカルビル又はヘテロ原子含有ヒドロカルビル基、好ましくはC6〜C20アルキレン、アリーレン、アルキルアリール又はアリールアルキル二価基であり、
3はハロゲン置換されていてもよい基であり、アルカントリイル、シクロアルカントリイル又はアリールトリイル三価基であり、いくつかの位置の炭素原子が他の第14族原子で置き換えられていてもよく、好ましくは、R3はC1〜C20ヒドロカルビル又はヘテロ原子含有ヒドロカルビル基、より一層好ましくはC3〜C6アルカントリイル三価基であり、
1〜A4は次式の結合用構造:
・A1
【化1】
・A2
【化2】
・A3
【化3】
・A4
【化4】
であり、
ここで、Yはその中性の電子状態にあり、第15族元素、好ましくは窒素又はリン、より一層好ましくは窒素であり、
1〜L9は、すでにジアニオン中にあるX及びZに加えてその他のヘテロ原子を含有することができ、
3は水素又はアルキル、アリール、アルキルアリール若しくはアリールアルキル基(これらはいくつかの位置の炭素原子が他の第14族原子で置き換えられていてもよい)で
あり、好ましくはL3はC1〜C20アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルアリール又はアリールアルキル基であり、
1、L4及びL6はそれぞれ独立的にアルキレン、アリーレン、アルキルアリール又はアリールアルキル二価基(これらはいくつかの位置の炭素原子が他の第14族原子で置き
換えられていてもよい)であり、好ましくはL1、L4及びL6はC1〜C12アルキレン、ヘテロアルキレン、シクロアルキレン、ヘテロシクロアルキレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、アルキルアリール又はアリールアルキルであり、
2及びL8はアルカントリイル三価基であり、好ましくはL2はC2〜C12アルカントリ
イル基であり且つL8はC1〜C12アルカントリイル又はヘテロアルカントリイル基であり、
5及びL7はアルカンテトライル四価基(これは不飽和の部位を含有していてもよい)
であり、好ましくはL5及びL7はC1〜C7ヒドロカルビル又はヘテロヒドロカルビル基、好ましくはアルカンテトライル四価基であり、
9はアルカンペンタイル五価基(これは不飽和の部位を含有していてもよい)であり、
前記三座リガンドはそのX、Y及びZ第15及び16族原子を介して金属に配位結合し、好ましくはL9はC1〜C20ヒドロカルビル又はヘテロヒドロカルビル基、好ましくはC1〜C20アルカンペンタイル五価基である}。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
活性剤組成物
活性剤は、任意の既知の活性剤であってよく、1つの具体例においては、アルキルアルミニウム、アルキルアルミニウム、アルモキサン、変性アルモキサン、ポリアルモキサン非配位性アニオン、ルイス酸、ボラン又はそれらの混合物である。
【0011】
アルモキサン及び変性アルモキサンを調製するための様々な方法が、米国特許第4665208号、同第4952540号、同第5091352号、同第5206199号、同第5204419号、同第4874734号、同第4924018号、同第4908463号、同第4968827号、同第5308815号、同第5329032号、同第5248801号、同第5235081号、同第5157137号、同第5103031号、同第5391793号、同第5391529号、同第5693838号、同第5731253号及び同第5731451号各明細書並びにヨーロッパ特許公開第0561476A号、同第0279586B1号及び同第0594218A号の各公報、並びに国際出願公開WO94/10180号パンフレットに記載されているので、必要ならばこれらを参照されたい。メチルアルモキサン、変性メチルアルモキサン、トリイソブチルアルモキサン及びポリメチルアルモキサンがコンマ強い活性剤である。
【0012】
イオン化用化合物(非配位性アニオン)は、活性プロトン又は他のある種のカチオンをイオン化用化合物の残りのイオンと組み合わせて(しかし配位せずに又は緩く配位しただけで)含有することができる。かかる化合物及び類似物は、ヨーロッパ特許公開第0570982A号、同第0520732A号、同第0495375A号、同第0426637A号、同第0500944A号、同第0277003A号及び同第0277004A号各公報、並びに米国特許第5153157号、同第5198401号、同第5066741号、同第5206197号、同第5241025号、同第5387568号、同第5384299号及び同第5502124号各明細書並びに1994年8月3日付け米国特許出願第08/285380号明細書に記載されているので、必要ならばそれらを参照されたい。その他の活性剤には、国際出願公開WO98/07515号パンフレットに記載されたもの、例えばトリス(2,2’,2”−ノナフルオルビフェニル)フルオロアルミネートが包含される。必要ならばこの国際公開パンフレットを参照されたい。また、活性剤の組合せ物、例えばアルモキサン及びイオン化用活性剤の組合せも本発明において可能である。例えば国際出願公開WO94/07928号及び同WO95/14044号の両パンフレット並びに米国特許第5153157号及び同第5453410号の両明細書を参照されたい。また、放射線等を用いたもののような活性化方法も、本発明の目的のための活性剤として可能である。
【0013】
好ましい具体例において、活性剤は、トリス(2,2’,2”−ノナフルオルビフェニル)フルオロアルミネート、アルモキサン、トリフェニルホウ素、トリエチルホウ素、テトラエチルホウ酸トリ−n−ブチルアルミニウム、トリアリールボラン、テトラキス(ペンタフルオルフェニル)ホウ素トリ(n−ブチル)アンモニウム若しくはトリスペルフルオルフェニルホウ素又は塩化ジエチルアルミニウムから選択される。
【0014】
三座リガンド発生用化合物
本発明は、1個の供与結合したヘテロ原子及び2個のアニオン結合したヘテロ原子(その内の1つは炭素原子に結合した酸素原子である)によって遷移金属に配位結合した三座リガンドを少なくとも1個有する有機遷移金属触媒前駆体化合物に活性剤組成物を組み合わせたした際に生成するオレフィン重合触媒に関する。遷移金属触媒前駆体化合物は、一価リガンドを有する遷移金属化合物と好ましくは次式の内の1つによって表わされる化合物とを反応させることによって得られる。
【化5】
及び
【化6】
(ここで、R2及びR3はヒドロカルビル基又は置換ヒドロカルビル基であり、
5〜R8はそれぞれ独立的に水素、ヒドロカルビル基又は置換ヒドロカルビル基であり、
1、R2、R3、R4又はR9の内の1つは第16族元素を含有する基、好ましくは酸素をベースとする官能基であり、
*は、R1が第16族元素を含有する基、好ましくは酸素をベースとする官能基である場合にはヒドロカルビル基又は置換ヒドロカルビル基であり、
さもなければ、R1、R2、R3、R4、R9及びR*はそれぞれ独立的に水素、ヒドロカルビル基又は置換ヒドロカルビル基であり、R5〜R9の内の任意の2個の隣接した基が互いに結合して環構造を形成することもでき、
式(I)についてはm及びnは0又は1の値であり、mが0であり且つnが0である場合にはR2及びR3が互いに結合して芳香環構造を形成することができ、nが0であり且つmが1である場合にはR2及びR3が互いに結合して環構造を形成することができ、R2及びR3が互いに結合して環を形成する場合にはR4又はR9の一方は第16族元素を含有する基、好ましくは酸素をベースとする官能基であり、
式(II)についてはR1〜R9及びR*は上に説明した通りであり、R10は水素、ヒドロカルビル基又は置換ヒドロカルビル基であり、p、q及びrは0又は1の値であり、ここでpはqが1であり且つrが0である場合にのみ0である。)
また、上記の式中の窒素が別の第15族原子に置き換えられた化合物も可能である。
【0015】
三座リガンド発生用化合物の1つの好ましい類は、次式のものである。
【化7】
(ここで、R4はアルコール、アルデヒド、ケトン又はエポキシドのような酸素をベースとする官能基を含有する基であり、
5及びR9はイソプロピルのようなアルキル基である。)
また、上記式(III)においてR9基がアルコール、アルデヒド、ケトン及びエポキシドのような酸素をベースとする官能基を含有し且つR4及びR5がアルキル基である化合物も、別の好ましい類の三座リガンド発生用化合物を表わす。上記の類の三座リガンド発生用化合物は、遷移金属との配位から取り外されるヒドロカルビルリガンド(Q)を有する遷移金属化合物、即ちMQ4(ここで、Mは遷移金属である)と反応させた場合に、取り外されたヒドロカルビルリガンドと反応して、生成される遷移金属触媒前駆体化合物中の三座リガンド構造に加わる。これは次のように書き表わされる。
【化8】
ここで、R4は次式のものである。
【化9】
【0016】
別の好ましい類の三座リガンド発生用化合物は、次式のものである。
【化10】
(ここで、R1はアルコール、アルデヒド、ケトン及びエポキシドのような酸素をベースとする官能基を含有する基であり、R*、R4、R5、R9及びR10はヒドロカルビル基である。)
この類の三座リガンド発生用化合物は、遷移金属との配位から取り外されるヒドロカルビルリガンド(Q)を有する遷移金属化合物と反応させた場合に、取り外されたヒドロカルビルリガンドと反応せずに、取り外されたヒドロカルビルリガンドを中和してそれらの対応する炭化水素副生成物にする。
【0017】
別の好ましい類の三座リガンド発生用化合物は、次式のものである。
【化11】
(ここで、R1はアルコール、アルデヒド、ケトン及びエポキシドのような酸素をベースとする官能基を含有する基であり、
*、R2、R4、R5、R7、R9及びR10はヒドロカルビル基である。)
この類の三座リガンド発生用化合物は、遷移金属との配位から取り外されるヒドロカルビルリガンド(Q)を有する遷移金属化合物と反応させた場合に、取り外されたヒドロカルビルリガンドと反応せずに、取り外されたヒドロカルビルリガンドを中和してそれらの対応する炭化水素副生成物にする。
【0018】
上で議論した化合物において、酸素をベースとする官能基を含有する基であるR基(R1、R4又はR9)は、酸素官能基のその部位の点までの原子長さが、それらの酸素原子が遷移金属に結合した時に5〜8員環、好ましくは5〜7員環を形成するようなものであるべきである。
【0019】
遷移金属化合物
触媒前駆体は、遷移金属化合物を三座リガンド発生用トリヘテロ原子化合物と反応させることによって作られる。触媒前駆体は、遷移金属化合物と上記のような三座リガンド発生用トリヘテロ原子化合物との反応生成物を含む。
【0020】
遷移金属化合物の金属は、第3〜13族元素及びランタニド列元素から選択することができる。この金属は、第4族元素であるのが好ましく、ジルコニウムであるのがより一層好ましい。
【0021】
遷移金属化合物は例えば金属アルキル、金属アリール、又は金属アリールアルキルのような金属ヒドロカルビルであることができる。また、金属シリルアルキル、金属アミド又は金属ホスフィドを用いることもできる。遷移金属化合物は、ジルコニウムヒドロカルビルであるのが好ましく、ジルコニウムアリールアルキルであるのがより一層好ましく、テトラベンジルジルコニウムであるのが特に好ましい。
【0022】
有用な遷移金属化合物の例には、テトラメチルジルコニウム、テトラエチルジルコニウム、テトラキス[トリメチルシリルメチル]ジルコニウム、テトラキス[ジメチルアミノ]ジルコニウム、ジクロルベンジルジルコニウム、クロルトリベンジルジルコニウム、トリクロルベンジルジルコニウム、ビス[ジメチルアミノ]ビス[ベンジル]ジルコニウム及びテトラベンジルジルコニウムがある。
【0023】
有用な遷移金属化合物の例には、テトラメチルチタン、テトラエチルチタン、テトラキス[トリメチルシリルメチル]−チタン、テトラキス[ジメチルアミノ]チタン、ジクロルベンジルチタン、クロルトリベンジルチタン、トリクロルベンジルチタン、ビス[ジメチルアミノ]ビス[ベンジル]チタン及びテトラベンジルチタンがある。
【0024】
有用な遷移金属化合物の例には、テトラメチルハフニウム、テトラエチルハフニウム、テトラキス[トリメチルシリルメチル]ハフニウム、テトラキス[ジメチルアミノ]ハフニウム、ジクロルベンジルハフニウム、クロルトリベンジルハフニウム、トリクロルベンジルハフニウム、ビス[ジメチルアミノ]ビス[ベンジル]ハフニウム及びテトラベンジルハフニウムがある。
【0025】
遷移金属触媒前駆体化合物
遷移金属触媒前駆体化合物は、当技術分野において周知に任意の方法によって作ることができる。例えば、1997年7月2日付け米国仮出願60/051581号の優先権主張をして1998年6月23日付けで出願された米国特許出願第09/103620号明細書(国際出願公開WO99/01460号パンフレットとして刊行)には、二座リガンド化合物の製造方法が開示されており、これは本発明の三座リガンド触媒の製造にも適用されるであろう。
【0026】
その最も広い記載において、金属触媒前駆体化合物は次式によって表わされる。
[Z−A1−X−R1-2nn-2
[Z−R2−X−A2-2nn-2
[Z−R3(A3)−X−R1-2nn-2
[Z−R2−A4−X−R1-2nn-2
(ここで、Mは第3〜12族遷移金属又は第13若しくは14族主要グループ金属であり、第4、5又は6族金属であるのが好ましく、第4族金属であるのがより一層好ましく、ジルコニウム又はハフニウムであるのが特に好ましく、
nはMの酸化状態であり、+3、+4又は+5であるのが好ましく、+4であるのがより一層好ましく、
Z、A1、X、Ra、Rb及びA2は上記の通りであり、
各Qは独立的に脱離基であり、アニオン性脱離基であるのが好ましく、水素、ヒドロカルビル基、ヘテロ原子又はハロゲンであるのがより一層好ましく、アルキルであるのが特に好ましい。)
【0027】
いくつかの好ましい触媒前駆体化合物は、次式によって与えられる。
【化12】
及び
【化13】
及び
【化14】
【0028】
触媒
1つの好ましい具体例において、遷移金属化合物は、アルモキサン(好ましくはメチルアルモキサン、より一層好ましくは変性メチルアルモキサン)と組み合わせて、気相又はスラリー相反応器中で、ポリエチレン(好ましくは高密度ポリエチレン)を製造するために用いられる。別の好ましい具体例においては、トリ(n−ブチル)アンモニウムテトラキス (ペンタフルオルフェニル)ホウ素又はトリスペルフルオルフェニルホウ素のような非配位アニオンが気相又はスラリー相反応器中で遷移金属化合物と組合わせて用いられる。別の具体例においては、別の具体例において、活性剤は次のものから選択される:トリス(2,2’,2”−ノナフルオルビフェニル)フルオロアルミネート、アルモキサン、トリフェニルホウ素、トリエチルホウ素、テトラエチルホウ酸トリ−n−ブチルアルミニウム、ホウ酸トリアリール、テトラキス(ペンタフルオルフェニル)ホウ素トリ(n−ブチル)アンモニウム若しくはトリスペルフルオルフェニルホウ素又は塩化ジエチルアルミニウム。
【0029】
本発明の別の具体例において、アルモキサン活性剤成分の金属対触媒前駆体成分の遷移金属のモル比は、0.3:1〜1000:1の範囲、好ましくは20:1〜800:1の範囲、特に好ましくは50:1〜500:1の範囲にする。
【0030】
活性剤が上記のようなイオン化用活性剤である別の具体例においては、活性剤成分の金属対触媒前駆体成分のモル比は0.3:1〜3:1の範囲にする。
【0031】
前記触媒系は、有機又は無機担体上に担持されていてもよい。典型的には、担体は、任意の固体状多孔質担体であることができる。典型的な担体材料には、タルク;シリカ、塩化マグネシウム、アルミナ、シリカ−アルミナのような無機酸化物;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンのようなポリマー状担体等が包含される。好ましい担体には、シリカ、マグネシウム、タルク、塩化マグネシウム等が包含される。担体は、微細に粉砕された形で用いるのが好ましい。使用前に担体を部分的に又は完全に脱水するのが好ましい。この脱水は、か焼することによって物理的に行なうこともでき、活性ヒドロキシルの全部又は一部を化学的に転化させることによって行なうこともできる。触媒をどのように担持させるかについてのさらなる情報については、メタロセン触媒系を担持させる方法を教示した米国特許第4808561号明細書を参照されたい。そこで用いられている技術は本発明についても一般的に適用可能である。
【0032】
好ましい具体例において、触媒系は、溶液又はスラリーとして反応器に供給される。溶液又はスラリーについては炭化水素が有用である。例えば、この溶液は、トルエン、ヘキサン、イソペンタン又はそれらの組合せ、例えばトルエンとイソペンタン若しくはトルエンとペンタンであることができる。
【0033】
別の具体例において、触媒系又はその成分についての担体(キャリヤー)は、エタンやプロパンのような超臨界流体である。触媒供給剤としての超臨界流体についてのさらなる情報については、ヨーロッパ特許公開0764665A2号公報を参照されたい。
【0034】
別の好ましい具体例において、触媒は、触媒、任意の担体及びステアリン酸塩の重量を基準として6重量%まで(好ましくは2〜3重量%)の金属ステアリン酸塩(好ましくはアルミニウムステアリン酸塩、より一層好ましくは二ステアリン酸アルミニウム)と組み合わされる。別の具体例においては、金属ステアリン酸塩の溶液が反応器に供給される。これらの添加剤は、触媒と共に乾式タンブリングを行なってもよいし、触媒系又はその成分と共に又はそれらなしで溶液状で反応器に供給してもよい。好ましい具体例においては、活性剤と組み合わせた触媒を、1重量%の二ステアリン酸アルミニウム及び/又は2重量%の静電気防止剤(例えばデラウェア州ブルーミントン所在のICI Specialties社からのWitco's Kemamine AS-990のようなメトキシル化アミン)と共にタンブリングする。金属ステアリン酸塩及び/又は静電気防止剤は、反応器中で鉱油中のスラリーにしてもよいし、粉砕して粉末状にし、次いで鉱油中に懸濁させ、次いで反応器に供給してもよいし、粉末として反応器に直接吹き込んでもよい。
【0035】
ステアリン酸アルミニウムタイプの添加剤を用いることについてのさらなる情報は、1998年7月10日付け米国特許出願第09/113216号明細書に見出すことができるので、必要ならばそれを参照されたい。
【0036】
本発明の重合方法
少なくとも1つが上記の本発明の触媒である複数触媒の触媒及び触媒系は、溶液重合、気相重合若しくはスラリー重合法又はそれらの組合せ、特に気相又はスラリー相重合法に用いるのに好適である。
【0037】
1つの具体例において、本発明は、2〜30個、好ましくは2〜12個、より一層好ましくは2〜8個の炭素原子を有する1種以上のモノマーの重合を伴う溶液、スラリー又は気相重合反応に向けられる。好ましいモノマーには、エチレン、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1、デセン−1、3−メチルペンテン−1及び環状オレフィン又はそれらの組合せが包含される。その他のモノマーには、ビニルモノマー類、ジエン類のようなジオレフィン類、ポリエン類、ノルボルネン、ノルボルナジエン、ビニルノルボルネン、エチリデンノルボルネンモノマー類が包含され得る。エチレンのホモポリマーが製造されるのが好ましい。別の具体例においては、エチレンと上に挙げた1種以上のモノマーとのコポリマーが製造される。
【0038】
別の具体例においては、エチレン又はプロピレンと少なくとも2種の別のコモノマーとを重合させてターポリマーを生成させる。好ましいコモノマーは、4〜10個、より一層好ましくは4〜8個の炭素原子を有する複数種のα−オレフィンモノマー(及び随意としての少なくとも1種のジエンモノマー)の組合せである。好ましいターポリマーには、エチレン/ブテン−1/ヘキセン−1、エチレン/プロピレン/ブテン−1、プロピレン/エチレン/ヘキセン−1、エチレン/プロピレン/ノルボルネン等のような組合せが包含される。
【0039】
特に好ましい具体例において、本発明の方法は、エチレンと4〜8個、好ましくは4〜7個の炭素原子を有する少なくとも1種のコモノマーとの重合に関する。このコモノマーは特にブテン−1、4−メチルペンテン−1、3−メチルペンテン−1、ヘキセン−1及びオクテン−1であり、ヘキセン−1、ブテン−1及びオクテン−1が特に好ましい。
【0040】
典型的には、気相重合法においては、反応器システムのサイクルのある部分において循環ガス流(再循環流又は流動化用媒体とも称される)が反応器内で重合の熱によって加熱される連続サイクルが採用される。この熱は、サイクルの別の部分において反応器外部の冷却システムによって再循環組成物から取り除かれる。一般的に、ポリマーを製造するための気相流動床法においては、1種以上のモノマーを含有する気体流が反応性条件下において触媒の存在下で流動床を通して連続的に循環される。この気体流は流動床から取り出され、反応器に再循環されて戻される。同時に、ポリマー生成物が反応器から取り出され、重合したモノマーの代わりに新たなモノマーが添加される。例えば米国特許第4543399号、同第4588790号、同第5028670号、同第5317036号、同第5352749号、同第5405922号、同第5436304号、同第5453471号、同第5462999号、同第5616661号及び同第5668228号の各明細書を参照されたい。
【0041】
気相法における反応器圧は、約10psig(69kPa)〜約500psig(3448kPa)、好ましくは約100psig(690kPa)〜約500psig(3448kPa)の範囲にすることができ、約200psig(1379kPa)〜約400psig(2759kPa)の範囲にするのが好ましく、約250psig(1724kPa)〜約350psig(2414kPa)の範囲にするのがより一層好ましい。
【0042】
気相法における反応器温度は、約30℃〜約120℃にすることができ、約60℃〜約115℃の範囲にするのが好ましく、約70℃〜110℃の範囲にするのがより一層好ましく、約70℃〜約95℃の範囲にするのが特に好ましい。
【0043】
気相システムにおける触媒又は触媒系の生産性は主要モノマー(好ましくはエチレン)(これは、約25〜90モル%である)によって影響を受け、コモノマー分圧は約20psia(138kPa)〜約300psia(517kPa)の範囲であり、好ましくはモノマー分圧である。主要モノマーの好ましいモル分率は、エチレン又はプロピレンで約75psia(517kPa)〜約300psia(2069kPa)であり、これは気相重合法において典型的な条件である。また、ある種のシステムにおいては、コモノマーを存在させることによって生産性の増加をもたらすことができる。
【0044】
好ましい具体例において、本発明において用いられる反応器は、ポリマーを500ポンド/時間(227Kg/時間)〜約200000ポンド/時間(90900Kg/時間)又はそれ以上、好ましくは1000ポンド/時間(455Kg/時間)以上、より一層好ましくは10000ポンド/時間(4540Kg/時間)、さらにより一層好ましくは25000ポンド/時間(11300Kg/時間)、さらにより一層好ましくは35000ポンド/時間(15900Kg/時間)、もっと好ましくは50000ポンド/時間(22700Kg/時間)、好ましくは65000ポンド/時間(29000Kg/時間)以上、100000ポンド/時間(45500Kg/時間)以上特に好ましくは100000ポンド/時間(45500Kg/時間)以上生産することができるものであり、本発明の方法はポリマーをかかる生産速度で製造する。
【0045】
本発明の方法によって構想される他の気相法には、米国特許第号明細書5627242号、同第5665818号及び同第5677375号の各明細書並びにヨーロッパ特許公開第0794200A号、同第0802202A号及び同第634421B号に記載されたものが包含されるので、必要ならばこれらを参照されたい。
【0046】
スラリー重合法においては一般的に、約1〜約50気圧(15psi〜735psi、103kPa〜5068kPa)の範囲及びそれ以上の圧力並びに0℃〜約120℃の範囲の温度が採用される。スラリー重合法おいては、エチレン及びコモノマーが触媒と共に添加された液状重合希釈剤媒体中で固体粒状ポリマーの懸濁液が形成される。希釈剤を含むこの懸濁液は、断続的に又は連続的に反応器から取り出され、揮発性成分がポリマーから分離され、随意に蒸留後に反応器に再循環される。重合媒体中に用いられる液状希釈剤は、3〜7個の炭素原子を有するアルカンであるのが典型的であり、分枝鎖状アルカンであるのが好ましい。用いられる媒体は、重合条件下において液状であり且つ比較的不活性であるべきである。プロパン媒体を用いる場合には、反応希釈剤の臨界温度及び圧力以上においてこの方法を操作しなければならない。ヘキサン又はイソブタン媒体を用いるのが好ましい。
【0047】
1つの具体例において、本発明の好ましい重合技術は、粒子形重合又はスラリー法と称され、温度はポリマーが溶液状になる温度より低く保たれる。かかる技術は当技術分野においてよく知られており、米国特許第3248179号明細書に記載されているので、必要ならばこれを参照されたい。粒子形法における好ましい温度は、約185°F(85℃)〜約230°F(110℃)の範囲内である。スラリー法のための2つの好ましい重合方法は、ループ反応器を用いるもの及び直列、並列又はそれらの組合せの複数の撹拌反応器を利用するものである。スラリー法の非限定的な例には、連続ループ又は撹拌タンク法が包含される。また、米国特許第4613484号にもスラリー法のその他の例が記載されているので、必要ならばこれを参照されたい。
【0048】
別の具体例において、スラリー法はループ反応器中で連続的に実施される。イソブタン中のスラリーとして又は乾燥自由流動性粉末としての触媒が定期的に反応器ループの注入される。この反応器ループはそれ自体、イソブタンの希釈剤中にモノマー及びコモノマーを含有させたものの中の成長しているポリマー粒子の循環用スラリーで充填される。分子量制御として随意に水素を添加してもよい。この反応器は、望まれるポリマー密度に応じて約525psig〜625psig(3620kPa〜4309kPa)の圧力及び約140°F〜約220°F(約60℃〜約104℃)の温度に保たれる。反応器の大部分は二重ジャケット式パイプの形にあるので、反応熱はループ壁から取り除かれる。スラリーは、イソブタン希釈剤並びにすべての未反応モノマー及びコモノマーを取り除くために定期的間隔で又は連続式に反応器から一連の低圧フラッシュ容器、回転式乾燥機及び窒素パージカラムへと取り出される。得られる炭化水素を含有しない粉末は、次いで、各種の用途において用いるために配合される。
【0049】
別の具体例において、本発明のスラリー法において用いられる反応器は、2000ポンド/時間(907Kg/時間)より一層好ましくは5000ポンド/時間(2268Kg/時間)以上、特に好ましくは10000ポンド/時間(4540Kg/時間)以上のポリマーを生産することができるものであり、本発明の方法はポリマーをかかる生産速度で製造する。別の具体例において、本発明の方法において用いられるスラリー反応器は、15000ポンド/時間(6804Kg/時間)以上、好ましくは25000ポンド/時間(11340Kg/時間)以上〜約100000ポンド/時間(45500Kg/時間)のポリマーを製造する。
【0050】
本発明のスラリー法における別の具体例において、反応器全圧は、400psig(2758kPa)〜800psig(5516kPa)の範囲、好ましくは450psig(3103kPa)〜約700psig(4827kPa)の範囲、より一層好ましくは500psig(3448kPa)〜約650psig(4482kPa)の範囲、特に好ましくは約525psig(3620kPa)〜625psig(4309kPa)の範囲である。
【0051】
本発明のスラリー法におけるさらに別の具体例において、反応器液状媒体中のエチレン濃度は、約1〜10重量%の範囲、好ましくは約2〜約7重量%の範囲、より一層好ましくは約2.5〜約6重量%の範囲、特に好ましくは約3〜約6重量%の範囲である。
【0052】
本発明の別の方法において、この方法(好ましくはスラリー又は気相法)は、トリエチルアルミニウム、トリメチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム及びトリ−n−ヘキシルアルミニウム及び塩化ジエチルアルミニウム、ジブチル亜鉛等のようなスカベンジャーの不在下で又は本質的にかかるスカベンジャーなしで操作される。この方法は、国際出願公開WO96/08520号パンフレット及び米国特許第5712352号明細書に記載されているので、必要ならばこれらを参照されたい。
【0053】
別の具体例において、この方法は、スカベンジャーを用いて操作される。典型的なスカベンジャーには、トリメチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム及び過剰量のアルモキサン又は変性アルモキサンが包含される。
【実施例】
【0054】
ジアセチルビス(2,6−ジイソプロピルフェニルイミン)ジアザブタジエンの調製
【化15】
【0055】
撹拌棒を備えた300ミリリットルのフラスコ中に、2,6−ジイソプロピルアニリン100ミリモル及びメタノール100ミリリットルを装入した。この溶液を0℃に冷却し、撹拌された溶液にギ酸0.19ミリリットルを添加した。この溶液が室温に達した時に、2,3−ブタンジオン50ミリモルを添加した。この溶液を一晩撹拌し、次いで濾過して、黄色の固体を採集した。粗生成物をヘキサン中に溶解させ、Na2SO4で乾燥させた。この混合物を濾過し、濾液を真空ストリッピングした。次いでこの固体をメタノール/エタノールから再結晶した。
【0056】
ジアセチルビス(2,6−ジイソプロピルフェニルイミン)ジアザブタジエンのモノアルキル化
【化16】
【0057】
撹拌棒及び隔壁を備えた100ミリリットルのシュレンクフラスコ中でジアセチルビス(2,6−ジイソプロピルフェニルイミン)(25ミリモル、10g)をトルエン25ミリリットル中に溶解させ、0℃に冷却した。トリメチルアルミニウム(25ミリモル(12.5ミリリットル)Aldrich社、[トルエン中の2.0M溶液])を注射器から滴下した。この反応をゆっくり室温まで温め、撹拌した。完了した時に、反応をNaOH/H2Oで加水分解し、エーテルで抽出した。エーテル抽出物をMgSO4で乾燥させ、濾過した。濾液を真空ストリッピングして、粘性のあるオレンジ色残渣を得た。
【0058】
モノアルキル化されたジアザブタジエンのケトアミンへの加水分解
【化17】
【0059】
撹拌棒を備えた3リットルの三つ口丸底フラスコにモノアルキル化ジアザブタジエン (150.0ミリモル、60g)を装入した。この反応フラスコに750ミリリットル滴下漏斗を取り付けた。この滴下漏斗からエタノール(750ミリリットル)を添加してモノアルキル化ジアザブタジエンを溶解させた。完全に溶解した時に、水250ミリリットルを添加した。前記滴下漏斗に硫酸(600ミリモル、H2O中に1.0Mの溶液600ミリリットル)を装入した。このH2SO4を1時間かけて添加した。この反応フラスコに還流冷却管を取り付け、反応を85℃に加熱して1時間還流させた。
【0060】
反応が完了した時に、反応溶液を撹拌棒を備えた4リットルのビーカーに移した。この溶液に撹拌しながら水酸化ナトリウムペレットを、pHが9.0に達するまでゆっくり添加した。この溶液をトルエンで抽出した。抽出物をMgSO4で乾燥させ、濾過し、濾液を真空ストリッピングして、粘性のある黄色残渣を得て、次いで短路蒸留装置で真空蒸留した。
【0061】
三座NNOリガンド調製
【化18】
【0062】
撹拌棒及び隔壁を備えた25ミリリットルのシュレンクフラスコに、ケトアミン(3.8ミリモル、1.0g、[261.40])及びエーテル5.0ミリリットルを装入した。注射器から塩酸(0.2ミリモル、エーテル中1.0Mのもの0.2ミリリットル)を添加した。このケトアミン溶液を撹拌しながら、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール(200ミリモル、18ミリリットル、Acros、[89.14])を添加した。この反応器にドライアイス冷却器を有するディーン・スターク装置を取り付けた。この反応フラスコを60℃に加熱してエーテルを除去する。すべてのエーテルが除去されたら、温度を155℃に上昇させて5時間置く。GC分析は、76%の可能な生成物を示した。この反応を室温において一晩撹拌した。ディーン・スターク装置を短路蒸留装置に置き換え、反応を蒸留して過剰分のアルコールを除去した。粘着性の茶色の残渣をNaOH/H2Oで加水分解し、トルエン50ミリリットル3回抽出した。抽出物を真空下で乾燥させて、黄褐色固体を得た。
【0063】
三座NNOジルコニウム錯体調製
【化19】
【0064】
撹拌棒及びねじ蓋を備えた7ミリリットルのアンバー瓶にテトラベンジルジルコニウム(0.200ミリモル、0.091g、Boulder Scientific社、BSC-570-02-0100、[455.75])を装入した。第二のガラス瓶にリガンド(0.200ミリモル、0.066g、[332.52])を装入した。両方の容器にベンゼン−d6(1.5ミリリットル)を添加し、撹拌して溶解させた。リガンド溶液を撹拌されたジルコニウム溶液に移した。この瓶に蓋をし、溶液をドライボックス中で室温において18時間撹拌した。
【0065】
エチレン重合
三座NNOジルコニウム錯体調製物(10ミリモル)を1−ヘキセン0.10ミリリットルに添加した。ジルコニウム錯体/1−ヘキセン溶液にヘプタン中の3Aタイプの変性メチルアルミノキサン(MMAO)(5.0ミリモル)を添加して、反応溶液を作った。n−ヘキサン600ミリリットルを含有させた1リットルステンレス鋼製反応器に1−ヘキセン(43ミリリットル)を装入した。この反応器にMMAO(5.0ミリモル)も添加した。混合の15分後にこの反応器に反応溶液を装填した。85psiのエチレン分圧及び85℃において重合を行なった。乾燥後に、エチレン/ヘキセン樹脂1.7gが回収された。
【0066】
上記の一般的な説明及び特定的な具体例からわかるように、本発明の形を例示して説明してきたが、本発明の技術思想及び範囲から逸脱することなく様々な変更を為すことができる。従って、本発明はそれらによって限定されるものではない。

Claims (27)

  1. 第3〜12族遷移金属又は第13若しくは14族主要グループ金属を含む重合触媒であって、負の電子状態にある第15族元素、負の電子状態にある第16族元素及び中性の電子状態にある第15族元素を含むジアニオン性三座リガンドに前記金属が配位結合した、前記重合触媒。
  2. 活性剤と、第3〜12族遷移金属又は第13若しくは14族主要グループ金属又はランタニド列の金属の金属化合物とを含む重合触媒系であって、前記金属が次式の内の1種のジアニオン性三座リガンドに配位結合した、前記重合触媒系。
    [Z−A1−X−R1-2
    [Z−R2−X−A2-2
    [Z−R3(A3)−X−R1-2
    [Z−R2−A4−X−R1-2
    {ここで、Zは第16族元素であり、
    Xは第15族原子であり、
    1はハロゲン置換されていてもよい基であり、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール又はアリールアルキル基であり、いくつかの位置の炭素原子が他の第14族原子で置き換えられていてもよく、
    2はハロゲン置換されていてもよい基であり、アルキレン、シクロアルキレン、ヘテロアルキレン、ヘテロシクロアルキレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、アルキルアリール又はアリールアルキル二価基であり、いくつかの位置の炭素原子が他の第14族原子で置き換えられていてもよく、
    3はハロゲン置換されていてもよい基であり、アルカントリイル、シクロアルカントリイル又はアリールトリイル三価基であり、いくつかの位置の炭素原子が他の第14族原子で置き換えられていてもよく、
    1〜A4は次式の結合用構造:
    ・A1
    ・A2
    ・A3
    ・A4
    であり、
    ここで、Yは第15族原子であり、
    1〜L9は、すでにジアニオン中にあるX及びZに加えてその他のヘテロ原子を含有することができ、
    3は水素又はアルキル、アリール、アルキルアリール若しくはアリールアルキル基(これらはいくつかの位置の炭素原子が他の第14族原子で置き換えられていてもよい)であり、
    1、L4及びL6ははそれぞれ独立的にアルキレン、アリーレン、アルキルアリール又はアリールアルキル二価基(これはいくつかの位置の炭素原子が他の第14族原子で置き換えられていてもよい)であり、
    2及びL8はアルカントリイル三価基であり、
    5及びL7はアルカンテトライル四価基(これは不飽和の部位を含有していてもよい)であり、
    9はアルカンペンタイル五価基(これは不飽和の部位を含有していてもよい)であり、
    前記三座リガンドはそのX、Y及びZの第15及び16族原子を介して金属に配位結合する。}
  3. 前記金属が第3(ランタニドを含む)、4、5又は6族金属である、請求項2に記載の重合触媒。
  4. 前記金属が第4族金属である、請求項3に記載の重合触媒。
  5. X及びYが窒素又はリンである、請求項2に記載の重合触媒。
  6. Zが酸素又は硫黄である、請求項2に記載の重合触媒。
  7. X及びYが窒素であり且つZが酸素である、請求項2に記載の重合触媒。
  8. 1がC1〜C20ヒドロカルビル又はヘテロ原子含有ヒドロカルビル基であり、
    2がC1〜C20ヒドロカルビル又はヘテロ原子含有ヒドロカルビル基であり、
    3がC1〜C20ヒドロカルビル又はヘテロ原子含有ヒドロカルビル基であり、
    3がC1〜C20アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルアリール又はアリールアルキル基であり、
    1、L4及びL6がC1〜C12アルキレン、ヘテロアルキレン、シクロアルキレン、ヘテロシクロアルキレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、アルキルアリール又はアリールアルキルであり、
    2がC2〜C12アルカントリイル基であり、
    8がC1〜C12アルカントリイル又はヘテロアルカントリイル基であり、
    5及びL7がC1〜C7ヒドロカルビル又はヘテロヒドロカルビル基であり、
    9がC1〜C20ヒドロカルビル又はヘテロヒドロカルビル基である、
    請求項2に記載の重合触媒。
  9. 1がC2〜C20アルキル、アリール又はアリールアルキル基、好ましくは環状C5〜C20アルキル基である、請求項2に記載の重合触媒。
  10. 1が2,6−ジイソプロピルフェニル又は2,4,6−トリメチルフェニルである、請求項2に記載の重合触媒。
  11. 2が〜C20アルキレン、アリーレン、アルキルアリール又はアリールアルキル二価基である、請求項2に記載の重合触媒。
  12. 3がC3〜C6アルカントリイル三価基である、請求項2に記載の重合触媒。
  13. 前記活性剤がアルモキサン、非配位性アニオン又は変性メチルアルモキサンである、請求項2に記載の重合触媒。
  14. 遷移金属化合物と次式で表わされる三座リガンド発生用化合物との反応生成物と少なくとも1種の活性剤との組合せを含む重合触媒。
    又は
    (ここで、R2及びR3はヒドロカルビル基又は置換ヒドロカルビル基であり、
    5〜R8はそれぞれ独立的に水素、ヒドロカルビル基又は置換ヒドロカルビル基であり;
    1、R2、R3、R4又はR9の内の1つは第16族元素を含有する基であり、
    *は、R1が第16族元素を含有する基である場合には、ヒドロカルビル基又は置換ヒドロカルビル基であり、
    さもなければ、R1、R2、R3、R4、R9及びR*はそれぞれ独立的に水素、ヒドロカルビル基又は置換ヒドロカルビル基であり;
    式(I)についてはm及びnは0又は1の値であり、mが0であり且つnが0である場合にはR2及びR3が互いに結合して芳香環構造を形成することができ、nが0であり且つmが1である場合にはR2及びR3が互いに結合して環構造を形成することもでき;
    5〜R9の内の任意の2個の隣接した基は互いに結合して環構造を形成することもでき;
    式(II)についてはR1〜R9及びR*は上に説明した通りであり、R10は水素、ヒドロカルビル基又は置換ヒドロカルビル基であり;
    p、q及びrは0又は1の値であり、ここでpはqが1であり且つrが0である場合にのみ0である。)
  15. 前記三座リガンド発生用化合物が次式で表わされる、請求項14に記載の重合触媒。
    (ここで、R4はアルコール、アルデヒド、ケトン又はエポキシドから選択される酸素をベースとする官能基を含有する基であり、
    5及びR9はアルキル基である。)
  16. 前記三座リガンド発生用化合物が次式で表わされる、請求項14に記載の重合触媒。
    (ここで、R1はアルコール、アルデヒド、ケトン及びエポキシドのような酸素をベースとする官能基を含有する基であり、
    *、R4、R5、R9及びR10はヒドロカルビル基である。)
  17. 前記三座リガンド発生用化合物が次式で表わされる、請求項14に記載の重合触媒。
    (ここで、R1はアルコール、アルデヒド、ケトン及びエポキシドから選択される酸素をベースとする官能基を含有する基であり、
    *、R2、R4、R5、R7、R9及びR10はヒドロカルビル基である。)
  18. 前記遷移金属化合物が第4族金属のものである、請求項14に記載の重合触媒。
  19. 前記遷移金属がZrである、請求項18に記載の重合触媒。
  20. 前記触媒の酸素含有リガンドが遷移金属と結合した時に5〜8個の原子を有する環を形成する、請求項14に記載の重合触媒。
  21. 前記触媒の酸素含有リガンドが遷移金属と結合した時に5〜7個の原子を有する環を形成する、請求項14に記載の重合触媒。
  22. 前記触媒の酸素含有リガンドが遷移金属と結合した時に6個の原子を有する環を形成する、請求項14に記載の重合触媒。
  23. 前記の酸素をベースとする官能基がケトンである、請求項14に記載の重合触媒。
  24. 前記の酸素をベースとする官能基がアルコールである、請求項14に記載の重合触媒。
  25. 前記の第16族原子を含有する基が硫黄をベースとする官能基である、請求項14に記載の重合触媒。
  26. オレフィンを請求項1に記載の触媒組成物と接触させることを含む、オレフィンの重合方法。
  27. 前記オレフィンが2〜30個の炭素原子を有する1種以上のモノマーを含む、請求項26に記載の方法。
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