JP2004521108A5 - - Google Patents

Claims (18)

1. δＰＫＣの細胞内転移を活性化または阻害するためのペプチドであって、該ペプチドは、δＶ１−１ペプチド、δＶ１−２ペプチド、ψδＲＡＣＫペプチドおよびδＶ１−５ペプチドから選択される、ペプチド。
2. δＰＫＣの細胞内転移を阻害するためのぺプチドであって、該ペプチドは、δＶ１−１ペプチド、δＶ１−２ペプチドおよびδＶ１−５ペプチドから選択される、ペプチド。
3. 前記ペプチドが配列番号４と約８０％以上同一である配列を有する、請求項１〜２のいずれか１項に記載のペプチド。
4. 前記ペプチドが配列番号５、配列番号６または配列番号７と約７０％以上同一である配列を有する、請求項１〜２のいずれか１項に記載のペプチド。
5. 前記ペプチドが組換え生成または化学合成される、請求項１〜２のいずれか１項に記載のペプチド。
6. 前記ペプチドがポリヌクレオチドによりコードされる、請求項１〜２のいずれか１項に記載のペプチド。
7. 前記ペプチドが、細胞膜を通じた輸送を容易にするのに有効な部分に連結されている、請求項１〜２のいずれか１項に記載のペプチド。
8. 前記部分が、Ｔａｔ由来ペプチド、Ａｎｔｅｎｎａｐｅｄｉａペプチド、またはポリアルギニンペプチドである、請求項７に記載のペプチド。
9. 末端システインを含むように改変された、請求項１〜２のいずれか１項に記載のぺプチド。
10. 虚血性または低酸素性の現象によって引き起こされる損傷からの組織の保護における使用のための組成物であって、請求項２に記載のペプチドおよび適切な送達ビヒクルを含む、組成物。
11. 前記虚血性の現象が発作であって、前記組成物が、該発作前、該発作中、および／または該発作後に提供される、請求項１０に記載の組成物。
12. 前記虚血性の現象が心臓虚血であり、前記組成物が、該心臓虚血前、該心臓虚血中、および／または該心臓虚血後に提供される、請求項１０に記載の組成物。
13. 前記組成物が非経口投与される、請求項１０〜１２のいずれか１項に記載の組成物。
14. 前記組成物が再灌流の間に投与される、請求項１０〜１２のいずれか１項に記載の組成物。
15. 虚血性または低酸素性の現象によって引き起こされる損傷から組織を保護するための医薬の調製における使用のための、請求項２、３、４、７、８または９のいずれか１項に記載の組成物。
16. 低酸素性損傷または虚血性損傷からの細胞の保護を誘導するのに有効な化合物を同定する方法であって、
    試験化合物の存在下および非存在下で、δＲＡＣＫ結合部位を含むδＰＫＣペプチドを、請求項２に記載のδＰＫＣアンタゴニストペプチドと接触させる工程、および
    （ｉ）該試験化合物の存在下での結合が、該試験化合物の非存在下での結合と比較して減少している場合、または（ｉｉ）該試験化合物の触媒活性が、該試験化合物の非存在下での活性と比較して増大している場合に、保護を誘導するのに有効であると該試験化合物を同定する工程、
    を包含する、方法。
17. 細胞における低酸素性損傷または虚血性損傷を増強するのに有効な化合物を同定する方法であって、
    試験化合物の存在下および非存在下で、ψδＲＡＣＫアゴニストペプチドを、ＲＡＣＫ結合部位を含むδＰＫＣペプチドと接触させる工程、および
    （ｉ）該試験化合物の存在下での結合が、該試験化合物の非存在下での結合と比較して減少している場合、または（ｉｉ）該試験化合物の存在下での該δＰＫＣの触媒活性が、該試験化合物の非存在下での触媒活性と比較して増大している場合に、虚血性損傷を増大するのに有効であると該試験化合物を同定する工程、
    を包含する、方法。
18. 前記接触工程が、配列番号６として同定される配列を有するψδＲＡＣＫペプチドと接触させる工程を包含する、請求項１７に記載の方法。