JP2004519750A - スケーラブルインターネットエンジン - Google Patents

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Abstract

スケーラブルインターネットエンジンが、多数の商業上利用可能なサーバボードからなり、各々は電力及び空間が実効利用されるキャビネット内でエンジンブレードとして構成される。エンジンブレードは、鉛直方向にキャビネットの前面内に取り外し自在に配置される。キャビネット内部のシャシーアセンブリの中央の貫通面は、全エンジンブレードに共通の電力及び制御の周辺信号を与える。個々のエンジンブレードのためのI/O信号は、貫通面内のアパーチャを介して、キャビネットの背面内に配置されるインタフェースカードに経路付けされる。共通ブレードキャリア構造のため、スケーラブルエンジンは、同じシャシーアセンブリ内で異なるタイプのサーバボードに適合できる。異なるタイプの商業上入手可能なマザーボードは、シャシーアセンブリに対して一様な機械的インタフェースを供する共通ブレードキャリア構造内に装備される。種々のタイプのマザーボードの中にプラグインできる特別設計PCIホストボードは、貫通面に接続するための第1のコネクタとインタフェースカードに接続するための第2のコネクタとを有する。冗長のホットスワップ可能な高効率電源装置は、貫通面上で共通電力信号に接続する。ホストボードは、ATXパワーマネジメントプロトコルをエミュレートすることによって、エンジンブレードのためのサーバボードに電力信号を分配する回路を、含む。置換可能なファントレイが、エンジン冷却のためエンジンブレード下方に装備される。キャビネットは、サブシャシー内の各々で、ラック装備ネットワークスイッチやディスクドライブに加えて、互いの頂面に重ねられる多数列のエンジンブレードを収容するのが好ましい。

Description

【0001】
発明の分野
本発明は、概略、コンピュータ処理システムのプラクティス分野に関する。特に、本発明は、電力及び空間効率のよいシャシー内のエンジンブレードとして各々構成された、多数の商業上利用可能のサーバからなるスケーラブルサーバエンジンに関する。
【0002】
発明の背景
インターネットの爆発的成長は、インターネットサービスプロバイダ(ISP)、アプリケーションサービスプロバイダ(ASP)、独立ソフトウエアベンダ(ISV)、エンタプライズソリューションプロバイダ(ESP)、マネジドサービスプロバイダ(MSP)などのような、商業的なサービスプロバイダやホストファシリティの出現により、大いに推し進められてきた。これらビジネスの各々により提供されるサービスの正確なセットの明確な定義は存在しないが、概略、これらサービスプロバイダ及びホストファシリティは、セットアップチャージ及び定期報酬の払いと引き換えに、アプリケーションホスト、サイト開発、e−コマースマネジメント及びサーバ開発に関する顧客のニーズの幾つか、大部分若しくは全てに適合すべく調整されたサービスを提供する。サーバ開発の文脈では、例えば、報酬は慣例上、顧客のアプリケーション若しくはウエブサイトのホストとなるため顧客に特化した特定のハードウエア若しくはソフトウエア構成を基礎にする。本発明の目的のために、“ホストサービス”という用語は、サービスプロバイダ及びホストファシリティのこの連続体により提供される種々のタイプのこれらサービスを含むことを、意図している。便宜上、サービスプロバイダ及びホストファシリティのこのグループは、ひとまとめにして、ホストサービスプロバイダ(HSP)と呼ぶことにする。
【0003】
商業上のHSPは、電話会社が国際電話ネットワークを経由して意図する相手方への接続を顧客へ提供するのと同じように、利用者にインターネットのホストアプリケーションへのアクセスを提供する。HSPがアプリケーションをホストするのに利用するコンピュータ装置や、提供するサービスは、一般にサーバと呼ばれる。その最も単純な形態では、サーバは、ネットワークインターフェースを介してインターネットに接続し、且つ、顧客即ちサーバのクライアントによる要求に奉仕すべく設計された特定ソフトウエアを稼動するパーソナルコンピュータである。ホストサービスを提供するためにHSPが利用し得る種々の分配モデルの全てのために、大抵のHSPは、一般に“サーバファーム”と称されるものの中の内部ネットワークに接続するサーバの集合体を利用する。そこでは、各々のサーバが独自のタスクを実施するか、サーバグループがメールサーバ、ウエブサーバ、アクセスサーバ、アカウンティング・マネジメントサーバのような多重タスクの負荷を分配する。ホストウエブサイトの文脈では、例えば、より小さいウエブサイトを伴う顧客は、しばしば統合され、単体のウエブサーバによりサポートされる。しかしながら、より大きいウエブサイトは、そのサイトのためのみにサービスを提供する専用ウエブサーバ上で一般にホストされる。インターネット及びHSPの概略の背景には、Geoff Huston,ISP Survival Guide:Strategies For Running A Competitive ISP,(1999)を参照されたい。
【0004】
インターネットサービスに対する要求が増大するにつれて、この要求に適合する更に大きいキャパシティに対するニーズが存在している。一つの解決策は、サーバとしてよりパワフルなコンピュータシステムを利用することであった。大きいメインフレームと中程度のコンピュータとのシステムが、大きいウエブサイト及び共同のネットワークをサービスするサーバとして、利用されてきた。大抵のHSPは、それらシステムの高価さ、複雑さ、及びフレキシビリティの欠如のために、これらの大きいコンピュータシステムを利用しない傾向にある。その代わりに、HSPは、共通のインターネット接続やモデムのバンクに配線される多数の個別パソコンサーバからなり、時としてディスクドライブの共通セットにアクセスするサーバファームを利用するのを好む。HSPが新しいホストサービス顧客を追加すると、例えば、一つ又は複数のパソコンサーバが手作業でHSPサーバファームに追加され、その顧客のための適宜のソフトウエアやデータ(例えば、ウエブコンテント)がロードされる。このように、HSPは、現存の顧客レベルをサポートするのに要求されるハードウエアのレベルを配備するのみである。同様に重要なことであるが、HSPは、このハードウエアのコストの重要部分をカバーする管理料を顧客に課金する。この方法を利用すると、HSPは、HSPに対し即時歳入を生成しない無駄な容量を伴う大きいコンピュータシステムのために、更に金を費やす必要が無い。サーバファームによる解決は、種々の顧客の全てが単体のより大きいメインフレームコンピュータからサービスを受ける場合よりも、顧客に関してセキュリティ及びデータインテグリティを維持するという問題点に対して、より容易な解決策ともなる。顧客に対するサーバの全てが、その顧客に対するソフトウエアのみロードしその顧客に対するデータのみに接続するのならば、その顧客の情報のセキュリティは物理的分離により保証される。
【0005】
現在まで、HSPがサーバファームを構築した方法に関して2つのアプローチが存在する。一つのアプローチは、単一の製造者から供給される同一グループのパソコンシステム(ハードウエア及びソフトウエア)を利用することである。網一つは、多数の異なる製造者から供給されるパソコンシステムを利用することである。同一グループの方法は、単一のサーバプラットフォームをサポートしさえすればよいという点でHSPの利益に寄与する。しかし同時にHSPはこの単一のサーバプラットフォームに限定される。異なる製造者から供給されるシステムを利用する異なるグループの方法はより可撓性があり、所与の顧客即ちタスクに対して最も適切なサーバハードウエア及びソフトウエアプラットフォームを利用するという利益をHSPにもたらす。しかし、この可撓性は、多重サーバプラットフォームに関連する増大する複雑性とサポートの挑戦とのコストにはね返る。
【0006】
HSPがその容量を増加するにつれ、コンピュータ室又はデータセンタのサーバ数も増加した。コンピュータ室又はデータセンタのフロアスペース上で維持するために、HSPは、多重サーバがフロアスペースの同じ容量で積み重ねられるように、ラック装備キャビネットを導入する。個別のパーソナルコンピュータサーバは従って、スイッチ装置やモデムを伴うこれらラック装備キャビネットの中に垂直に若しくは水平に積み重ねられ得る。通常のパーソナルコンピュータサーバの従来の動力パッケージの囲い込みに関する更なる改良として、サーバは、個々のサーバがラック装備キャビネットの中の一つ又は複数のスロットの中に水平にスライドする“ピザボックス”若しくは“U”フォームと称されるものの中に装備するラックに対して、特に開発されてきた。このタイプのラック装備構成の中にパッケージされる同種のサーバの例は、Cobalt Network SystemsからのRaQサーバライン、IBMからのNetfinityサーバライン、及びHewlett−PackardからのA−クラスサーバラインを含む。
【0007】
ラック装備サーバは、従来のタワーキャビネットパーソナルコンピュータサーバと比較してスペース有効性の点で、相当の改良を遂げたが、サーバファームへ新しいラック装備サーバを導入、即ち付加することは、依然として、ソフトウエア及びネットワーク構成も含めて、相当量のケーブル作業やワイヤ接続を含む手作業操作である。更に、ラック装備サーバは独立コンピュータシステムとして設計されるために、個々のサーバにはそれ自身の電源装置が与えられる。サーバの全体コストをリーズナブルに保つために、これらの個別の電源装置は、廉価であるがゆえに相対的に非効率である。結果として、幾つかのラック装備サーバからなるサーバファームは、相当量の電力を消費し相当量の無駄熱を放散する。この問題は、最も多数のサーバが互いの頂面に積み重ねられる最も薄い1Uフォームファクタ内で特に鋭敏となる。1Uサーバの各々はラックキャビネット内で水平に配置されるので、キャビネットの範囲内の空気流は厳格に制限され、1Uサーバの背が高いと、これら空気流の制限を克服するための十分に大きいファンの利用が妨げられてしまう。
【0008】
サーバ構成をより実効性あるものにする一つの方法は、ChatCom,Inc.のChatterサーバラインであった。Chatterシステムのためのシャシーは、サーバマザーボード、電源装置及びRAIDドライブを含む、多数のフロント装荷のホットスワップ可能なモジュールをサポートした。このシステムでは、特別に設計されたサーバマザーボードが、ラック装備サーバのためのマザーボードが水平方向であるのと比較して、垂直方向にシャシーの中に滑入される。マザーボードは、メインCPUとしての初期のIntelプロセッサに種々のバジョンに適合するようにも設計されていたのであり、モデムが接続されるモニタ下のCOMポートと、モデムをモニタしマザーボード上のメインCPUへのI/Oポートの接続を管理するマイクロコントローラ及び関連ソフトウエアとを、含んだ。メインCPUは、Intel又はIntelコンパチブル386、486、Pentium(登録商標)又はPentium Pro プロセッサであった。マザーボードはChatComの登録商標設計のものか、初期のPCマザーボード製造者の一つからの利用可能な一般的なATスタイルボードであるか、である。これらの初期のサーバに対しては、電力はホットスワップ可能な電力装置からマザーボードに直接に分配可能である。というのは、統合された電力管理及び制御とともに標準的なATX電力装置を利用する現行世代のサーバと異なり、これら初期のサーバは、電力管理及び制御システムがマザーボードのための標準回路の中に組み込まれてなかったからである。
【0009】
Chatterboxサーバラインは、ホットスワップ可能なモジュールへのアクセスを受け入れるものではないが、モデム及びネットワークのカードのためのケーブル接続は、ホットプラグ可能なユニットの背面縁に沿う経路でなければならず、ユニットの除去に先行して除去することが困難であった。パーソナルコンピュータサーバの従来のタワーシャシーでは、ネットワーク及びモデムカードは、マザーボード面に垂直な方向となるようにコネクタスロットに挿入される。Chatterboxサーバラインでは、これらのカードは、マザーボードモジュールをシャシーの中に鉛直方向にはめ込むために、マザーボード面に平行に配置されねばならなかった。ケーブル接続を変更するためにはマザーボードがシャシーから外される必要があるので、このことにより、ケーブル接続にアクセスすることは困難とされた。
【0010】
他のパッケージ構成が、サーバに対して提案されている。米国特許第5877938号では、サーバのためのパッケージシステムがホットスワップ可能なディスクドライブ及び電源装置モジュールに備えており、シャシーの頂部にて水平トレイコンパートメントを利用し、滑り出るトレイにて水平方向にサーバマザーボードを積み重ねて含んでいる。米国特許第6025989号では、ラック装備コンピュータプロセッサのためのモジュール構成が説明され、そこでは、ディスクドライブ、ファン、マザーボード及び電源が、ラック装備の水平方向ハウジングの内部にて並列するサブモジュール内で配置される。
【0011】
個々のコンポーネントのための回路を中央面により分離されるフロントプロセッサ部位及びリアI/O部位とに実効的に分割する中央面構成を用いることにより、他のタイプの多重コンピュータプロセッサシステムのためのパッケージ構成が、キャビネットの多数コンポーネントを配置しアクセスする問題の幾つかを解決しようとした。米国特許第5251097号は、I/O部位が中央面の前及び背面の後ろに接続する、直交中央面を伴うスーパーコンピュータパッケージアーキテクチャを説明する。米国特許第5488541号は、マルチプルプロセッサを接続する、連結中央面を伴うVME背面構成を説明する。米国特許第5912802号は、多重電話スイッチコンポーネントを収容する中央面遠隔通信スイッチを説明する。パーソナルコンピュータのための共通タワータイプキャビネット内の異なるタイプのマザーボードを利用できるという論点は、米国特許第6035356号及び第6094351号にて示されている。米国特許第6035356号では、タワータイプパーソナルコンピュータのためのクロスプラットフォームアーキテクチャは、従来の単一のマザーボードに代えて、2枚のボードを利用する。第1のボードはプロセッサボードであり、第2のボードはI/Oボードである。ボードは、鉛直配置に方向付けられ、オフセット状で端と端を繋いだ並行方向で伸長ハウジング内部で構成され、一対のコネクタにより接続される。このように異なるマザーボードは、一対のコネクタを介してI/Oボードのための共通設計に接続できる。米国特許第6094351号では、2つの異なる種類の取り外し自在のバックパネルが、共通のタワータイプのキャビネット内の異なるタイプのマザーボードに適合するために利用される。
【0012】
多数の拡張及び改良が、コンピュータプロセッサ、特にサーバが、パッケージされている方法に為されているが、電力及び空間に実効性あるキャビネット内で多数の商業上利用可能のサーバボードに適合する、スケーラブルインターネットエンジンのための構成を提供することが、望ましい。
【0013】
発明の概要
本発明は、電力及び空間の実効性あるキャビネット内でエンジンブレードとして個々に構成された、多数の商業上入手可能なサーバボードから成るスケーラブルインタネットエンジンである。エンジンブレードは、キャビネットの前面内で鉛直方向に取り外し自在に配置される。キャビネット内部のシャシーアセンブリの中央の貫通面は、全てのエンジンブレードに対して共通する電力及び制御周辺信号を提供する。個々のエンジンブレードに対するI/O信号は、貫通面内のアパーチャを介してキャビネットの背部内に配置されるインタフェースカードに経路付けられる。共通ブレードキャリア構造のため、スケーラブルエンジンは、同じシャシーアセンブリ内で異なるタイプのサーバボードに適合できる。異なるタイプの商業上入手可能なマザーボードは、シャシーアセンブリに対して一様な機械的インタフェースを供する共通ブレードキャリア構造内に装備される。種々のタイプのマザーボードの中にプラグインできる特別設計PCIホストボードは、貫通面に接続するための第1のコネクタとインタフェースカードに接続するための第2のコネクタとを有する。冗長のホットスワップ可能な高効率電源装置は、貫通面上で共通電力信号に接続する。ホストボードは、ATXパワーマネジメントプロトコルをエミュレートすることによって、エンジンブレードのためのサーバボードに電力信号を分配するマネジメント回路を、含む。置換可能なファントレイが、エンジン冷却のためエンジンブレード下方に装備される。キャビネットは、サブシャシー内の各々で、ラック装備ネットワークスイッチやディスクドライブに加えて、互いの頂面に重ねられる多数列のエンジンブレードを収容するのが好ましい。
【0014】
本発明のスケーラブルエンジンは現存するサーバの設計を越えて、多数の利点を有する。同一製造者からの同じサーバボードに依存する現存の均質サーバ構成とは異なり、スケーラブルインタネットエンジンは、同一の一様シャシー内に全て装備され得る多数の異なるタイプの商業上入手可能なサーバをサポートする。このことにより、HSPは同じシャシー内部にて異なるアプリケーションに対して異なるサーバを利用できる。公知のマザーボードが利用可能になるとすぐに、利用することができ、コスト減少と、大量生産商品のATXマザーボードの信頼性増大との、利点が得らる。
【0015】
唯一の貫通面構成によると、エンジンブレード及びインタフェースカードの両方のホットスワップが真に可能になる。個別のエンジンブレードは、インタフェースカードやネットワークケーブルをアンプラグする必要無しに、除去及び置換され得る。このことにより、コンピュータシステムを維持する際の障害の最多点の一つ、即ちI/Oケーブルの分断や再接続により生じる問題点が、排除される。データ経路の全てのための接続部は、エンジンブレードの取り外し又は挿入の間のデータ障害から保護すべく分離される。一つの実施形態では、受動I/Oバックプレーンは、貫通面の背面上にてホストボードの第2の接続部とインタフェースカードとの間に挿入される。I/OバックプレーンはPCI信号を経路付け、エンジンブレード毎の2つ又はそれ以上のインタフェースカードの並列状の設置を可能にする。
【0016】
スケーラブルエンジンにより、多重レベルの障害耐性や冗長性が高い実効性にて全ての要素に渡り実装されることになる。エンジンブレードは、手作業を介入させる必要無くして、容易且つ自動的にある顧客から別の顧客に割り変えられる。このことにより、顧客の要求の変動に対応してブレードを動的に割り当てることができ、HSPは、現状では単一の顧客ドメインに静的に割り当てられてしまう過剰サーバ資源を、利用することが可能になる。エンジンブレード障害の際には、冗長エンジンブレードが特定顧客に割り当てられ素早く自動的にオンライン状態にされる。電源装置は、高効率且つ3倍冗長(N+2)であることが好ましい。同様に、多重ファントレイを利用することにより、エンジンブレードの個々の列に対して冗長の冷却保護を設置することになる。メンテナンス要求は、スケーラブルエンジンの全体設計により大きく簡略化される。
【0017】
19インチNEBSコンプライアントキャビネットを利用する好適な実施形態では、単体のキャビネットエンジンは32のエンジンブレードまでサポートできる。このスケーラブルエンジンは、半分のフロア空間で、電力の要求とエアコンディションの要求の両方で75パーセントを節約して、従来の2Uラック装備サーバと同じサーバ容量を提供する。
【0018】
個々のエンジンブレードに係るマネジメント回路により、サーバエンジンのI/Oネットワーク以外の、スケーラブルエンジンの有効な管理と制御とが可能になる。この回路は、標準ATXパワーマネジメントプロトコルをエミュレートすることにより、ステータス及びエラー状況をレポートし、パワーアップ及びパワーダウン操作を制御し、マザーボード内のプロセッサ上で実行されるエージェントと通信する。
【0019】
多重キャビネットが並列状構成内で設定される場合でも、エンジンブレードの全ては、単体のコンソール及びキーボードに接続し、且つそれらから制御され得る。キーボード、ビデオ、マウス、ディスケットドライブなどの共通周辺装置は、システムオペレータにより任意のエンジンブレードに選択の上スイッチされ得る。
【0020】
好適な実施形態の詳細な説明
図1を参照すると、本発明の好適な実施形態に係るスケーラブルエンジン100の概観が示される。記述を簡易にするため、単体のキャビネット110内に収容されたサーバ100が、先ず記される。但し、本発明のサーバの計測可能性により、非常に多数のキャビネット110が単体エンジンサーバ100として共に構成され得ることが、認めれられる。
【0021】
キャビネット110は、前面112、背面114、左側面116及び右側面118を備える。単体のキャビネットの実施形態では、左側面116及び右側面118の各々が、フレーム110の個々のコーナ内でブラケット122に接続するのが好ましい螺子、ボルト若しくは類似の締め具機構121によりキャビネットに硬く装着される対応のサイドパネル即ち外板120を有する。一方で、サイドパネル120は、総体アセンブリを形成するようにキャビネット110上に溶接され得る。多重キャビネットの実施形態では、サイドパネル120の一方若しくは両方が、全体の並列構成の内部のキャビネットの配置によっては、欠けることもある。少なくとも前面112には、ドアパネル124がヒンジ125により前面112に取り付けられるのが好ましい。背面114には、同様のドアパネル124が取り付けられてもよい。ドアパネル124は、ラッチバー126によりキャビネット110にラッチされるが、施錠可能であることが好ましい。一方で、滑動アタッチメント、吊り下げアタッチメント若しくは取り外し自在アタッチメントのような、ドアパネル124を前面112若しくは背面114に取り付け固定する他の形態も、利用可能である。構造、冷却、及び電気絶縁の要求に応じて、パネル127は、キャビネット110の頂部及び底部の何れか若しくは両方に、設置されてもよい。キャビネット110は、19”幅、1000mm深さ及び84”までの高さの、19”NEBSコンプライアント金属ラックであるのが、好ましい。キャビネット110は、金属で構成されるのが好ましい。サイドパネル120及びドアパネル124は、重さ、コスト及び電気絶縁の事情によって、金属。ファイバグラス、若しくはプラスチックとなり得る。現存のパーソナルコンピュータサーバためのラック装備キャビネットの大抵のものとは異なり、本発明に係るNEBSコンプライアントキャビネットは、キャビネットハウジング電気エキップメントのための気流、ダスト、衝撃及び振動限界に対する適切なNEBS標準に適合する。
【0022】
図1乃至図3を参照すると、貫通面130は、複数のエンジンブレード132及び複数のインタフェースカード134を収容するキャビネット110の部位内で背面114から前面112を分離する。各々のエンジンブレード132は、少なくとも一つのプロセッサを含み、各々のインタフェースカード134は、ディスク記憶装置(例えば、SCSIディスクのアレイ、Storage Array Network(SAN)ユニット、若しくはFibre Channel(FC)ディスクアレイ)か通信スイッチ(例えば、FCスイッチ、ATMスイッチ、イーサネット(登録商標)スイッチ、若しくはモデム)かの何れかを伴う、関連するプロセッサのための少なくとも一つのインプット/アウトプット通信チャネルを管理する。前方のドアパネル124は、前面112からエンジンブレード132へのアクセスを可能とし、(もしあれば)後方のドアパネル124は、背面114からインタフェースカード134へのアクセスを可能とする。インタフェースカード134と、関連するディスク記憶装置若しくは通信スイッチ装置との相互接続のためのケーブル接続(図示せず。)は便利なことに、前面112のエンジンブレード132の邪魔をする必要なく、背面114からアクセス可能である。同様に、エンジンブレード132は、インタフェースカード134やそれらカードに接続するケーブルを外したり妨げたりするような必要もなく、置換され得る。
【0023】
図2に最もよく示される一つの実施形態では、2つの独立のシャシーアセンブリ128が、単体のキャビネット110内部に積み重ねられて配置され得る。個々のシャシーアセンブリ128は、16個までのエンジンブレード132のための空間を提供する。この実施形態では、個々のシャシーアセンブリ128は、一方が他方の頂部に配置される2つのサブシャシー129を含み、サブシャシー129につき8個までのエンジンブレードのための空間を夫々提供する。図示されるように電源フレーム144が、一対のサブシャシー129の下方に装着され完全なシャシーアセンブリ128を形成する。2つのシャシーアセンブリ128を有する実施形態では、32のエンジンブレード132の全体が、単体のキャビネット110の中に収容される。キャビネットにつき一対のサブシャシー129と一対のシャシーアセンブリ128とに関して、好適な実施形態が記述されているが、エンジンブレード132の数、サブシャシー129及びシャシー128の他の構成も、本発明の意図するところであることが理解される。発明の好適な実施形態は多重シャシーアセンブリ128が中に配置される外側キャビネット110に関して記述されているが、本発明に係るエンジンブレード132を構成するためのフレーム、キャビネット及びハウジングを含むどのタイプのシャシー構成も、本発明の範囲内であることが意図されていることも理解される。本発明のためのエンジンブレード132は鉛直に配置されるのが好ましい。付加的なコンポーネントもシャシー110内に収容されるのが好ましい。
【0024】
図2及び図3に示されるように、複数のファントレイ140は、個々のシャシーアセンブリ128の底に取り外し自在に装着され、該シャシーアセンブリ128の中のエンジンブレード132を冷却する。図5、図6及び図7を参照すると、個々のファントレイ140は、単体のファンユニット142なら作用し得ないような個別のファンユニット142を複数有し、ファントレイは更にエンジンブレード132を十分冷却し得る有効な空気移動を形成し得る。プラグイン電源接続143は、個々のファントレイ140の背面に設置される。ファントレイ140は、手操作の特大スクリュー141、若しくは他の形態のラッチ手段によりサブシャシー128の中に固定されるのが好ましい。好適な実施形態では、サブシャシー128毎に3つのファントレイ140と、ファントレイ140毎に3つのファン142が、存在する。
【0025】
図8及び図9に示されるように、複数の電源装置144が、シャシーアセンブリ128の中にサブシャシー129から分離して装着されるフレーム146内に、取り外し自在に収容される。電源フレーム146は、電源装置144からの電力を組み込みこの電力を貫通面130に経路付けるAC/DCボード148を含む。好適な実施形態では、全体占有されたキャビネット110に電力を与えるのには2つしか電源装置は要求されないが、少なくとも3つの取り外し自在の電源装置144が電源フレーム146内に設置される。この特性は、電源装置144の何れか一つに障害が生じたときの冗長のためである。
【0026】
4つまでの電源装置144が、トラック170を介して電源フレーム上に滑動自在に装着される。好適な実施形態にて電源装置144は、マグネテック(Magnetec)より入手可能なHP3シリーズのように、高い有効性の400ワット多重電源出力電源装置である。AC/DCボード148の前面のコネクタ172は、電源装置の背面のコネクタ174に結びつき、電源装置をホットスワップ可能とせしめる。プラグインCDドライバ若しくはハードドライブのための標準的な周辺コネクタ176が、AC/DCボード148の一部178の前面に配置される。共有周辺接続のセット179は、AC/DCボード148の背面に装着される。共有周辺接続179は、図15に示される直接周辺接続304と同様の機能をもたらすことが好ましい。電子クイックスイッチは、選択ボタンが各々のブレード132の対して押された場合に、各々のブレード132から周辺部を分離し周辺部を一つのブレード132に接続するように、利用されるのが好ましい。
【0027】
好適な実施形態では、AC/DCボード148は、CDドライブ150やブートディスクドライブ152のような、共通周辺デバイスのための接続部も含む。キーボード、マウス及びディスプレイ(図示せず。)を有する共通制御コンソールのような他の共通周辺デバイスのための外部接続部が、AC/DCボード148か貫通面130かに設定される。
【0028】
図2に示される実施形態では、2つのサブシャシーを含む各々のシャシーアセンブリ128、電源フレーム146及びファントレイ列140は、概ね37”の高さである。クワッドプロセッササーバを収容するように適合する別の実施形態では、シャシーアセンブリ128は、概ね40”の高さである。図1に示される別の実施形態では、各々のシャシーアセンブリ128は単体のサブシャシー129内で8個までのエンジンブレード132を保持し、ファントレイ140と電源フレーム146のための個々のサブシャシー129の底に空間を開ける。
【0029】
Fibre Channelスイッチ即ちクロスポイント回路スイッチのようなラック装備スイッチエキップメント154も、キャビネット110内に収容されてもよい。好適な実施形態では、キャビネット110が深いこと、及び両前面からキャビネット110にアクセスできることにより、2つの標準1Uスイッチがキャビネット内部の単一のスロット内に前方及び後方に装着されることになる。別の実施形態では、一つ又はそれ以上のシャシーアセンブリ128が、ラック装備ディスク記憶部ユニット156に置きかえられ得る。更に、キャビネット110が深いこと、及び両前面からキャビネット110にアクセスできることにより、個別のディスク記憶部ユニット156の深さによるが、同じスロット内のそれらユニット156が2倍になることが潜在的に許容されるものである。
【0030】
ラック装備キャビネット110内部の構成要素の多数の構成が実施可能であり、別の種類の記憶部デバイス、別の種類のスイッチエキップメント、モデム、及びフロッピディスクやテープドライブの別の共通周辺機器のような、他のタイプの周辺構成要素が、直接に若しくはサブシャシーを利用しかような構成要素がラック装備をサポートしつつ、シャシー内部に収容されてもよいことが、理解される。
【0031】
図2及び図4を参照すると、多重キャビネット110を含むスケーラブルエンジン102が示される。この実施形態では、2つ又はそれ以上のキャビネット110が組み合わされひとつのスケーラブルエンジンを形成する。個々のキャビネット110のサイドパネル120の少なくとも一つが除去され、キャビネット110が並列構成で配置される場合にフレームどうしが確固としてボルトで締められ、隣接のキャビネット間でのケーブル接続の有用なアクセスを設定するのが好ましい。かような並列構成は床空間利用に関してはより実効性があるが、多重キャビネット110は、個々のキャビネットが自立構造で構成されて、ケーブル接続され得ることが理解されるべきである。スケーラブルエンジン102が配置されるコンピュータルームのレイアウトに依存するが、2列またはそれ以上の列のキャビネット110が、単体のエンジン102の一部とみなされ得る。一方で、キャビネット110の一つ又はそれ以上の円又は部分円は、例えばエンジンブレード132を伴うキャビネットがフロントドアパネル124を外側に向けさせつつ外部円内に構成されDASD、SAN及びNetworkキャビネットが外部円の中心に構成される、単体のエンジン102のための構成として形成され得る。一つの実施形態では、1024個までのエンジンブレード132は、16テラバイトまでのラック装備ディスク記憶部も含む、4列の16のキャビネットからなる単体のスケーラブルエンジン102の一部として構造化され得る。多重シャシーを接続させ合うのに利用される通信チャネルによるが、1000個までのキャビネット110が、100000サーバまでを与える単体のスケーラブルエンジン100として構成され得る。技術的に、単体のスケーラブルエンジン102のサイズは、利用可能なフロア空間の関数であり、スケーラブルエンジン102を実装するのに利用される技術により必ずしも限界付けられるものでもない。実際上は、単体のスケーラブルエンジン102のサイズは、所与のコンピュータルーム環境内で構成され得るキャビネット110の管理可能数に限界付けられると、予想される。
【0032】
サーバ102に係るこの実施形態では、キャビネット110の並列構成には、隣接するキャビネット110間にて、ケーブル接続のためのより簡易なアクセスと冷却のための空気通路をもたらす分離構造160が、付随する。図4に示すように、分離構造160は、サーバ102の審美的外観を強化するように設計されるのも好ましい。この実施形態では、構造160は、頂部プレート161、取り外し自在背面プレート162、一対の装着ブラケット163、ライトボックスを画定する構造164及びライトバーレンズ165を、含む。ライトボックス構造164は、ライトバーレンズ165を照らすための一対の蛍光球(図示せず。)を収容するように、配線されるのが好ましい。
【0033】
図10は、フロントドアパネル124の好適な実施形態を示す。突出ヒンジピース180が、パネル181の片側に付属する。パネル181は、僅かに湾曲し、図2に示すように空気を流れさせエンジンブレード132上のインジケータを眺められるようにするために穴があけられるのが好ましい。穴あけは、ドアパネル124特有の外面にも為される。頂部プレート182及び底部プレート184は、パネル181に付随し更なる支持構造をもたらす。突出ラッチピース184はパネル181の他方側に付随する。プレートラッチ185は、キャビネット110に固定され、耐性を与え且つブラケット187及びノブ188を含むラッチ構成に与えられるスプリング186を含むのが好ましい。ロゴ即ちユニット識別子が、189で示されるように付随してもよい。
【0034】
図11乃至図14を参照すると、エンジンブレード132の好適な実施形態が示される。個々のエンジンブレード132は、キャビネット110に一様な機械的インタフェースを与える共通ブレードキャリア構造202内で装着されるマザーボードを含む。ブレードキャリア構造202は、キャビネット110の前面112内に取り外し自在に配置される。更に詳細に示すが、コネクタのグループ204が、エンジンブレード132の背面端部に沿い配置される。少なくともこれらコネクタの第1の部位206、207は、インタフェースカード134上のインタフェースカードコネクタ136(図16)と、操作自在に噛み合う。これらコネクタの第2の部位208、209は、貫通面コネクタ300、302(図15)と噛み合うのが好ましい。
【0035】
共通ブレードキャリア構造202は、概略鉛直方向にマザーボード200の平面を収容するように構成され、最大のマザーボード200を収容すべく十分にオーバーサイズであり、付加的な空間がブレードキャリア構造202の前面に対向して確保され内部ハードディスク又は所望されるならば他のローカル周辺デバイスを収容する。一つの実施形態では、ブレードキャリア構造202は、12”高さ16.5”長さの寸法である。クワッドプロセッサマザーボード200をサポートするように適合する別の実施形態では、ブレードキャリア構造は、13.75”高さ16.5”長さの寸法である。
【0036】
各々のマザーボード200は、少なくとも一つのPCIコネクタ205を含む商業上入手可能のマザーボードであるのが好ましい。個々のエンジンブレード132はホストボード210を含み、該ホストボード210は、PCIコネクタ205に接続し、ホストボード210平面によってマザーボード200表面と概略平行になるように方向付けられる。この実施形態では、ホストボード210は、ホストボード210の背面端部にコネクタのグループ204を配置する。標準的なPCI接続を伴う特別に設計されたホストボード210を利用することで、異なるマザーボード200の全てがブレードキャリア構造202内に装備され得る平面寸法を備える限り、多数の異なる商業上入手可能のマザーボード200に対して何ら修正することなく、エンジンブレード132がブレードキャリア構造202内にマザーボード200を収容できる。本発明のエンジンブレード132と共に利用され得る商業的入手可能のマザーボード200の例は、Pentium(登録商標)マザーボード、Sparc(登録商標)マザーボード及びAlpha(登録商標)マザーボードを含む。この特性により、単体のエンジン100は、第1のタイプのプロセッサを備える第1のタイプのマザーボード200を有する第1のエンジンブレードと、第1のタイプのマザーボード200とは異なる第2のタイプのプロセッサを備える第2のタイプのマザーボード200を有する第2のエンジンブレード132を収容しうる。第2のタイプのプロセッサと第1のタイプのプロセッサとは同じキャビネット110内に、更には同じシャシーアセンブリ128内にある。
【0037】
一つの実施形態では、3つのタイプのエンジンブレード132が備わる。第1のタイプのエンジンブレード132は、問い合わせに応答するため消費者とインタフェースを取るウエブアプリケーションをホストするフロントエンドサーバとして最適化される。第2のタイプのエンジンブレード132は、消費者の情報ウエアハウスをサーチし採掘するるように最適化されたデータベースである。第3のタイプのエンジンブレード132は、ビデオストリームおよびグラフィックイメージを供するように最適化されている。これら3つのタイプのエンジンブレード132のどれでもどのタイプのマザーボードを利用できるが、本発明の可撓性によって、技術の全てが例えば単一の製造者で供給されるべきとか単体のオペレーティングシステムによって稼動されるべきとかを要求することなく、最高品種の技術が所与のアプリケーションのために利用できる。マザーボードのための技術の向上が継続されることを利用できるのに加えて、より新しい標準及び技術がこれらバス、ホストボード及びI/Oバックプレーンなどの要素のために進展するにつれて、バス、ホストボード及びI/Oバックプレーンの設計での変動に、本発明は適合することを意図していることが認識される。
【0038】
図13に最もよく示される好適な実施形態では、ブレードキャリア構造202は、前面端部222、背面端部224及び一対の側面端部226、228を有するベースプレート220を含む。一対の支持体230が、好ましくはネジなどによって、ベースプレート220の背面端部224の近傍のベースプレートの各々の側面に操作自在に付随する。支持体230は、マザーボード200平面とホストボード210との間の距離より大きいブレードキャリア構造202幅を画定し、ホストボード210上に装備される要素のうち最も高いものよりも高い距離まで伸びる。フロントプレート232は、好ましくはネジなどにより、ベースプレート220の前面端部222に沿って片側に操作自在に付随する。フロントプレート232は、支持体230により画定されてブレードキャリア構造202の幅に実際上等しい幅を備える。一対のレール234、236は、好ましくはネジなどにより、フロントプレート232に前面端部にて、一対のサポータ230のうちの一つに背面端部にて、操作自在に付随する。一対の側面端部234、236に沿って画定される突出部は、サブシャシー120内で一対のトラック235(図3)に噛み合うように調整され、キャビネット110に対して一様な機械的インタフェースを与える。ベースプレート20は、電気的推論のための絶縁として機能するためにキャビネット110に接地する金属であるのが好ましい。絶縁シート242は、ベースプレート220とマザーボード200の間に配置され、マザーボード200とホストボード210の平面に平行に方向付けられる。付加的な支持のために、ホストボード210は、スタンドオフ244と一対の突出部246とにより支持される。クロスメンバ248は、ブレードキャリア構造202に対し付加的に寸法の安定性をもたらす。
【0039】
好適な実施形態では、フェースプレート232は、装飾的なカバープレート252を介して拡張する制御/ステータスパネル250内に一連のインジケータライトとアクチュエータボタンが設置される。ラッチアセンブリ254は、サブシャシー128内の底部トラック下方の突出部と協働するラッチ256を利用し、コネクタ204を対応する噛み合いコネクタとの機械的且つ電気的接続に付勢し、エンジンブレード132をサブシャシー129の中に取り外し自在に固定する。ワイヤ(図示せず。)は、制御/ステータスパネル250をホストボード210上のコネクタに接続する。
【0040】
図15及び図16を参照すると、貫通面130の詳細が示される。貫通面130は、前面112と背面116の間にサブシャシー129内に装備される。独立の貫通面130には、同じシャシーアセンブリ128若しくはキャビネット110内の隣接する貫通面130間で要求される、個々のサブシャシー129においてワイヤ接続が設定されるのが好ましい。単体の貫通面130は全体キャビネット110に対して代替物として設定され、独立の貫通面130は個々のシャシーアセンブリ128に対して設定されることが、理解される。少なくとも2つの貫通面コネクタ300、302が、ホストボード210の背面端部上でコネクタ204のグループの第2の部位208、209に噛み合うサブシャシー129内に収容される個々のエンジンブレード132に対して設定されるのが好ましい。コネクタ300は、AC/DCボード148から貫通面130に分配され且つコネクタ208と噛み合う電源のためのコネクタを含む。コネクタ302は、複数のエンジンブレードの各々に共通な制御周辺信号のための接続部を含み、コネクタ209に噛み合う。コネクタ302は、エンジンブレード132がコンソールやブートドライブのような共通周辺機器を共有できるスイッチ接続部のセットと、オペレータが専用周辺機器を特定のエンジンブレード132に直接接続できる非スイッチ接続部の第2のセットを、含む。
【0041】
図15は、貫通面130の背面上に装備され、キャビネット110の背面114から特定のエンジンブレード132の周辺接続への直接のアクセスを為さしめる専用周辺接続部304のセットを示す。貫通面130を置換する必要無く電源と周辺機器との接続を可能にするためには、コネクタ300、302、304が装着されず、新しいコネクタが例えばコネクタを貫通面にねじ込むことにより付随することが、好ましい。
【0042】
少なくとも一つのアパーチャ306が、個々の貫通面コネクタ300、302に対応して、貫通面130内に画定される。アパーチャ306により、ホストボード210の背面端部上のコネクタグループ204の第1の部位206、207は、サブシャシー128の背面からアクセスされ得ることになる。コネクタグループ204のこの第1の部位206は、そのエンジンブレード132のための対応するインタフェースカード134に操作自在に接続するためのI/O信号の接続部を含む。AMPから利用可能なような一つ又はそれ以上の高密度信号コネクタが、好ましい。後で説明するように、好適な実施形態では、エンジンブレード134が除去されコネクタ204グループの部位207がI/Oバックプレーン310に電力を供給するとき、インタフェースカード134がI/Oバックプレーン310の背面にプラグインし続け得る独立のI/Oバックプレーン310により、このことは実施される。一方で、インタフェースカード134は、エンジンブレード132がインタフェースカード134の中に直接プラグインされるようにキャビネット110内部でインタフェースカード134を適所に固定する機械的なハウジングに収容され得る。しかしながら、この実施形態は、エンジンブレード132毎にインタフェースカード134を2倍にする、というような特長を容易に許容するものではない。他の利点を有するI/Oバックプレーン310を貫通するI/O信号の経路付けに関して、争点もある。
【0043】
好適な実施形態では、貫通面130は、アパーチャ310に対応するアパーチャ312も含む金属中央面サブフレーム320に、ネジ、溶接若しくは同様の機構により、機械的に取り付けられる。中央面サブフレーム320は、シャシーアセンブリ128内部でサブシャシー129に機械的に取り付けられるのが好ましい。貫通面132及び中央面サブフレーム320は、電源接続部330とコントロール及びセンサ接続部332を介してファントレイの支持及び接続をなし得るのが好ましい。
【0044】
図18、19及び20を参照すると、I/Oバックプレーン310が示される。この実施形態では、I/Oバックプレーン310は、ホストボード210上のコネクタグループ204の第1の部位206に接続する一つのコネクタ312を設定する。I/Oバックプレーン310の背面上のいくつかの標準PCIコネクタ314、316は、同数の独立の標準インタフェースカード134のための接続部を設定する。独立の電源コネクタ318は、貫通面130内のアパーチャ306の上方部位を介して伸展しホストボード上の電源コネクタ207に接続するI/Oバックプレーン310の前面上に設定される。このように、エンジンブレード132かインタフェースカード134かが、他に供給される電気を中断する必要無しにホストボード上の電源管理回路によって電源から分断され得る。
【0045】
一つの実施形態では、I/Oバックプレーン310を介する信号を経路付ける際には、一般的なPCI信号、マイナス全サイドバンド信号(個々のPCIスロットをユニークにする信号)が、マザーボード200から且つホストボード210を越えて、PCIライザにより経路付けされる。個々のPCIスロットのサイドバンド信号も、ロープロファイルプラグボードを利用してホストボード210を真っ直ぐに越えて同様に経路付けされる。これらのラインは基本的に等しい長さであり、信号がホストボード210の背面端部の高密度コネクタ206に達するまで、それらの経路付けは、明瞭に真っ直ぐなものである。高密度コネクタ206に接続するホストボード210上のピンの配置は、PCIコネクタ314、316上のピンの仕向け先に関してPCI信号と等しい長さを保証するように選択されなければならない。ホストボード210から最も遠いPCIスロットが高密度コネクタ206に最も近く経路付けられ、そして順に経路付けられてホストボード210に最も近いPCIスロットが高密度コネクタ206上の最も遠いピンに経路付けされるように、サイドバンド信号の経路付けが為される。この実施形態では、ISAバス信号は、PCI信号に続いて貫通面130を越えてI/Oバックプレーン310に到るまで、経路付けされる。
【0046】
本発明は、単体のアパーチャ306のみに設計されたI/Oバックプレーンに関して説明したが、多重アパーチャ306に及び、このより大きいI/Oバックプレーンを渡って仲裁バス経路に沿ってPCI及び他のI/O信号を分配するI/Oバックプレーンを構築することも、可能である。一方で、ホストボード及びI/Oバックプレーンは、マザーボード上の単体のPCIスロットが、マザーボード上の多数のPCIスロットに関わらず、必要なだけI/Oバックプレーン上のPCI信号を生成するように利用されるべく、PCIブリッジを利用してもよい。
【0047】
本発明は、アパーチャ306毎に一つのブレードを伴って構成されるエンジンブレード132に関して説明したが、一つのより幅広いエンジンブレードが2つ又はそれ以上のアパーチャ206を占拠し得る程度にまで幅広いエンジンブレード及びブレードキャリア構造を構築することも可能である。この実施形態により、個々のエンジンブレード132が、多数プロセッサ、更にはエンジンブレード毎に多数マザーボードから成ることができ、一方で説明したように共通ブレードキャリア構造及び貫通面の利点を維持し得る。
【0048】
図21乃至図31を参照すると、コネクタ204、ホストボード210及びI/Oバックプレーン310の好適な実施形態の概略詳細図が示される。図21は、ホストボード210上のマネジメントプロセッサ260、マザーボードPCIコネクタ205及びバックプレーン信号コネクタ209の間での、信号経路の外観を示す。図22及び図23は、PCI信号が経路付けされるべき方法のために前に説明した原則に矛盾しない、PCIバス信号及び他の信号のI/Oバックプレーン310へのコネクタ306を介する詳細な信号経路を示す。図24は、PCI信号がコネクタ205を介してマザーボード200からピックアップされる方法の、詳細経路を示す。図25は、マザーボード200からホストボード210への及びコネクタ209への周辺信号の経路の概観を示す。図26は、これらの周辺信号が前に説明した共有周辺I/O構成を実装すべくスイッチされる方法の詳細を示す。図27及び図28は、周辺信号がマザーボード200からホストボード210へ及びコネクタ209へ経路付けされる方法の詳細を示す。図31は、マネジメントバスインタフェースの好適な実施形態を示す。
【0049】
図29は、マネジメントプロセッサ260の概略詳細図を示す。フラッシュメモリ262は、マネジメントプロセッサ260にて利用されるパワーアップシーケンス及び構成情報を格納する。パワーアップシーケンス、構成情報及び他のコントロールチャネル情報は、ホストボード210上のマネジメントバスインタフェース264により管理されるマネジメントバスと称される帯域外通信チャネルを越えてホストマネジメントプロセッサに通信する。電圧感知情報は、回路264で選択され、他のステータス情報と共に表示のためにフロントパネルコネクタ267に経路付けされる。スイッチ268により、共有周辺信号の制御のため、マザーボード200及びほホストボード210を手作業で選択する。スロット識別部269は、サブシャシー128内の個々のエンジンブレード132に対してユニーク信号を生成する。図30は、電力レベルが回路264に対して感知される方法の概略詳細図を示し、ATX電源接続部270の詳細も示す。ATX電源接続部270は、ATXマザーボード200に対して通常存在するATXパワーアップシーケンスをエミュレートすることが、理解されるべきである。このパワーアップシーケンスはフラッシュメモリ262内に格納され、ATXフォームファクタマザーボード200に対するプロトコル若しくは標準の変更の際にはこのパワーアップシーケンスが変更されるというのが好ましい。該設計は、個々のマザーボードとその関連ATX電源装置との間のプロトコルハンドシェイクの利点があり、よって、ホストボード上のマイクロプロセッサはその関連するマザーボードと通信するための通信の標準ATXパワーアップシーケンスを利用でき、一方、LANsiteのような業界標準マネジメントソフトウエアもマザーボードと同様に通信できる。
【0050】
所与のシャシーアセンブリ128内のエンジンブレード132のすべてに同時にパワーオンすることは可能であるが、電源装置144のオーバロードの可能性を最小限化するためにパワーアッププロセスを順序付けることが好ましい。電源装置144は、パワーアップシーケンスに関連するサージ電流及び電圧に対して設計され且つそれらを処理すべく選択される必要があるので、パワーアップシーケンスは、この状況に対して電源装置を過剰設計する必要を最小限とする。電力は、最初に電力がエンジン100に供給される際、ホストボード210の全てに同時供給されるのが好ましい。それから個々のホストボード210は、ATX電力をその関連するマザーボード200へのシーケンスにて初期化する前に、所定の時間ディレイする。その時間は、スロット識別部269により生成されたスロット識別が乗算された固定時間値だけディレイすることによって、確立することが好ましい。固定時間値は、マザーボード200での電力に関連するスパイク及び過渡電流が次のマザーボードがオンラインとされる前に十分に落ち着くように、選択される。一方で、個々のホストボード210は、マネジメントネットワーク264から、若しくは電力をマザーボード200に印加する前にエンジンブレードのためのフロントパネル電力スイッチを手作業で発動することから、パワーアップ要求を受け取るまで、待機するようにプログラムされてもよい。
【0051】
好適な実施形態を説明したが、多数の変更及び変動が可能であり本発明の範囲は請求項により定義されることが意図される、ということが認められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】外板及び扉を伴う単体のキャブネットスケーラブルエンジンの一つの実施形態を展開斜視図である。
【図2】4つのキャビネットが並列構成であるスケーラブルエンジンの別の実施形態の正面図である。
【図3】スケーラブルエンジンのためのシャシーアセンブリの頂面断面図である。
【図4】並列構成のスケーラブルエンジンのための2つのキャビネットの詳細な分解斜視図である。
【図5】ファントレイの平面図である。
【図6】ファントレイの側面図である。
【図7】ファントレイの斜視図である。
【図8】冗長電源装置の前面のカッタウェイ斜視図である。
【図9】冗長電源装置の背面のカッタウェイ斜視図である。
【図10】スケーラブルエンジンのためのドアの詳細な分解斜視図である。
【図11】エンジンブレードのための種々の組立ステップの分解斜視図である。
【図12】エンジンブレードのための種々の組立ステップの分解斜視図である。
【図13】エンジンブレードのための種々の組立ステップの分解斜視図である。
【図14】エンジンブレードのための種々の組立ステップの分解斜視図である。
【図15】貫通面の分解組立図である。
【図16】組み立てられた貫通面の前面図である。
【図17】動力システムの背面への共有周辺コネクタの斜視図である。
【図18】通常のI/O背面の正面図である。
【図19】通常のI/O背面の側面図である。
【図20】通常のI/O背面の斜視図である。
【図21】本発明のホストボードの好適な実施形態の概略図である。
【図22】本発明のホストボードの好適な実施形態の概略図である。
【図23】本発明のホストボードの好適な実施形態の概略図である。
【図24】本発明のホストボードの好適な実施形態の概略図である。
【図25】本発明のホストボードの好適な実施形態の概略図である。
【図26】本発明のホストボードの好適な実施形態の概略図である。
【図27】本発明のホストボードの好適な実施形態の概略図である。
【図28】本発明のホストボードの好適な実施形態の概略図である。
【図29】本発明のホストボードの好適な実施形態の概略図である。
【図30】本発明のホストボードの好適な実施形態の概略図である。
【図31】本発明のホストボードの好適な実施形態の概略図である。
【符号の説明】
100・・・サーバ、110・・・キャビネット、132・・・エンジンブレード、200・・・マザーボード、210・・・ホストボード。

Claims (20)

  1. 前面と背面とを有するキャビネットと、
    キャビネット内に収容された複数のエンジンブレードとから成り、
    個々のエンジンブレードは、略鉛直方向にマザーボード平面によりキャビネット前面内に取り外し自在に配置され、且つエンジンブレードの背縁部に沿って操作自在に配置される第1のコネクタ及び第2のコネクタを有するマザーボードを含み、
    更に、前面と背面との間のキャビネット内に装備される貫通面から成り、
    該貫通面は、
    複数のエンジンブレードの一つの第1のコネクタと噛み合うために夫々適合された複数の貫通面コネクタと、
    貫通面コネクタの一つと対応して貫通面内に夫々画定され、複数のエンジンブレードのうちの対応する一つに対する第2のコネクタが通りアクセスする複数のアパーチャと、
    キャビネット内に収容される複数のインタフェースカードとを含み、
    上記インタフェースカードの各々は、略鉛直方向でインタへースカード平面によりキャビネットの背面内に取り外し自在に配置され、貫通面内の複数のアパーチャの対応する一つを経由して複数のエンジンブレードの一つの第2のコネクタの少なくとも一部と噛み合うように適合されたインタフェースカードコネクタを有する、
    スケーラブルインターネットエンジン。
  2. 第1のコネクタが、貫通面上の複数のエンジンブレードの各々に共通する電源及び制御の周辺信号のための接続部を含み、第2のコネクタが、そのエンジンブレードに対して対応するインタフェースカードへのI/O信号のための接続部を含む、請求項1に記載のエンジン。
  3. キャビネット内に取り外し自在に配置され、貫通面上の電源接続部に操作自在に接続する複数のホットスワップ可能な電源装置から更に成る、請求項2に記載のエンジン。
  4. マザーボードが、PCIコネクタを含む商業上入手可能なATXマザーボードであり、個々のエンジンブレードが更に、PCIスロットに操作自在に接続され且つ平面がマザーボード平面に略平行に方向付けられたホストボードから成り、該ホストボードが、ATXパワーマネジメントプロトコルをエミュレートしてマザーボードへ電力を供給するホストボード及びマネジメント回路の背縁部上に第1のコネクタと第2のコネクタとを有する、
    請求項3に記載のエンジン。
  5. 更に、第2のコネクタと、貫通面の背面上のインタフェースカードとの間に挿入される受動I/Oバックプレーンから成る、請求項1に記載のエンジン。
  6. マザーボードが、PCIコネクタを含む商業上入手可能なマザーボードであり、個々のエンジンブレードが更に、PCIスロットに操作自在に接続されたホストボードから成り、該ホストボードが、ホストボードの背縁部上に第1のコネクタと第2のコネクタとを有する、
    請求項1に記載のエンジン。
  7. スケーラブルサーバエンジンが同じキャビネット内の異なるタイプのマザーボードに適合し得るように、個々のマザーボードが、キャビネットに対して一様な機械的インタフェースを供する共通ブレードキャリア構造内に装備される、請求項1に記載のエンジン。
  8. 更に、キャビネット内のエンジンブレード下方に取り外し自在に装備されサーバエンジンを冷却する複数のファントレイから成り、個々のファントレイはその中に複数のファンを含む、請求項1に記載のエンジン。
  9. 少なくとも4つのエンジンブレードから成り、
    エンジンブレードはキャビネット内部に装備される少なくとも一つのシャシーアセンブリ内に収容され、
    エンジンブレードは個々のシャシーアセンブリ内部に複数のサブアセンブリで構成され、個々のサブシャシーは列状に構成された複数のエンジンブレードを収容する、
    請求項1に記載のエンジン。
  10. スケーラブル計算エンジンにおいて、
    前面と背面とを有するシャシーと、
    シャシー内に収容される複数のエンジンブレードとから成り、
    各々のエンジンブレードは、シャシーに対して一様な機械的インタフェースを供する共通ブレードキャリア構造内に装備され且つエンジンブレードの背縁部に沿って操作自在に配置されるコネクタを有するマザーボードを含み、そのブレードキャリア構造はシャシーの前面内に取り外し自在に配置され、
    複数のエンジンブレードは、
    第1のタイプのプロセッサを伴う第1のタイプのマザーボードを有する第1のエンジンブレードと、
    第1のタイプのマザーボードおよび第1のタイプのとは異なる、第2のタイプのプロセッサを伴う第2のタイプのマザーボードを有する第2のエンジンブレードと、
    シャシー内に収容される複数のインタフェースカードとを含み、
    各々のインタフェースカードは、シャシーの背面内に取り外し自在に配置され、複数のエンジンブレードの一つのコネクタの少なくとも一部と噛み合うように適合されたインタフェースカードコネクタを有し、
    スケーラブル計算エンジンは同じシャシー内の種々のタイプのマザーボードに適合しうる、
    スケーラブル計算エンジン。
  11. エンジンブレードは、略鉛直方向にマザーボード平面によりシャシー内部に配置され、インタフェースカードは、略鉛直方向でインタへースカード平面によりシャシー内部に配置される、請求項10に記載のエンジン。
  12. マザーボードの各々のタイプが、PCIコネクタを含む商業上入手可能なマザーボードであり、個々のエンジンブレードが更に、PCIコネクタに操作自在に接続され且つ平面がマザーボード平面に略平行に方向付けられたホストボードから成り、該ホストボードが、ホストボードの背縁部上にコネクタを備える、
    請求項10に記載のエンジン。
  13. スケーラブルエンジンのシャシー内に装備するためのエンジンブレードにおいて、
    シャシーに対して一様な機械的インタフェースを供するブレードキャリア構造と、
    PCIコネクタを伴いブレードキャリア構造内に装備される平面を有する複数の商業上入手可能なマザーボードの一つであって、異なるマザーボードはブレードキャリア構造内に全てが装備され得る異なる平面寸法を有する、マザーボードの一つと、
    PCIコネクタに操作自在に接続され且つ平面がマザーボード平面に平行とされてブレードキャリア構造内に装備されたホストボードであって、エンジンに対して一様な電気的インタフェースを供する縁部にコネクタを含む、ホストボードとからなる、エンジンブレード。
  14. ブレードキャリア構造が、
    前縁部、背縁部及び一対の側縁部を有するベースプレートと、
    ベースプレートの背縁部近傍でベースプレートの各々の側部に操作自在に取り付けられる一対の支持体であって、マザーボード平面とホストボード平面との距離より大きいブレードキャリア構造を画定する、支持体と、
    ベースプレートの前縁部に沿って片側で操作自在に取り付けられ、ブレードキャリア構造の幅と実質同じ幅を有する、フロントプレートと、
    個々のレールが、前端部でフロントプレートに、そして背端部で一対の支持体のうちの一つに、操作自在に取り付けられる、一対のレールと
    からなる、請求項13に記載のエンジンブレード。
  15. 一対の側縁部に沿って画定され、シャシー内の一対のトラックに噛み合いシャシーに対して一様な機械的インタフェースを供する、突出部を、ベースプレートが含む、請求項14に記載のエンジンブレード。
  16. ホストボードの背縁部上のコネクタの少なくとも一部が、PCIコネクタを有する少なくとも一つのインタフェースカードにマザーボードを操作自在に接続する、請求項14に記載のエンジンブレード。
  17. ベースプレートが金属であり、
    エンジンブレードが更に、ベースプレートとマザーボードとの間に配置され、且つマザーボード平面及びホストボード平面と平行に方向付けられる絶縁シートを含む、請求項14に記載のエンジンブレード。
  18. スケーラブルエンジンシステムにおいて、
    個々のシャシーが前面と背面とを有する、複数のシャシーと、
    個々のシャシー内に収容される複数のエンジンブレードであって、
    各々のエンジンブレードは、シャシーに対して一様な機械的インタフェースを供する共通ブレードキャリア構造内に装備され且つエンジンブレードの背縁部に沿って操作自在に配置されるコネクタを有するマザーボードを含み、そのブレードキャリア構造はシャシーの前面内に取り外し自在に配置される、複数のエンジンプレートと、
    シャシー内に収容される複数のインタフェースカードであって、
    各々のインタフェースカードは、シャシーの背面内に取り外し自在に配置され、複数のエンジンブレードの一つのコネクタの少なくとも一部と噛み合うように適合されたインタフェースカードコネクタを有する、複数のインタフェースカードと、
    個々のシャシー内に前面と背面との間に装備され、中央面上の複数のエンジンブレードの各々に共通な制御周辺信号のための接続部を提供するためにエンジンブレードのコネクタの少なくとも一部に噛み合うように適合された複数エンジンブレードの各々のためのコネクタを含む、中央面と、
    複数シャシーの各々の間にて制御周辺信号を接続する少なくとも一つの信号経路と
    から成る、スケーラブルエンジンシステム。
  19. 更に制御コンソールから成り、
    シャシーの一つの中のエンジンブレードの一つが、制御周辺信号を他の全てのエンジンブレードに繋ぎ、制御周辺信号の少なくとも一部の選択接続をコントロールコンソールに繋ぐ、マネジメントエンジンである、
    請求項18に記載のサーバエンジンシステム。
  20. 複数のエンジンブレードの一つに対するコネクタの一つに対応して貫通面内に各々画定され、インタフェースカードと噛み合う複数のエンジンブレードの一つに対するコネクタの一部が貫いてアクセスする複数のアパーチャを、含む貫通面が中央面である、請求項18に記載のサーバエンジンシステム。
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