JP2004518210A - システム、容易化デバイス、第1のユーザデバイス、及び、方法 - Google Patents
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Abstract
コンテンツアイテム(101)の共有を容易にするシステム(100)であって、第1のユーザデバイス(110)、容易化デバイス(120)、及び、第2のユーザデバイス(130)を含む。システムは、コンテンツアイテムの共有を容易にする方法を実現し、この方法は、第1のユーザデバイスからコンテンツアイテムの識別子と第2のユーザデバイスの識別子を受信する段階と、コンテンツアイテムの説明(102)を生成する段階と、説明を第2のユーザデバイスに送信する段階とを含む。更に、コンピュータプログラムプロダクト(140)に関する。
Description
【0001】
本発明は、コンテンツアイテムの共有を容易にするシステムと、そのようなシステムにおいて使用する容易化デバイスと第1のユーザデバイスとに係る。
【0002】
本発明は更に、コンテンツアイテムの共有を容易にする方法に係る。
【0003】
本発明は更に、コンピュータプログラムプロダクトに係る。
【0004】
放送されるオーディオビジュアルコンテンツが急激に増えている世界において、2人の人間が同一のコンテンツアイテムを見たり聞いたりする可能性は、ますます少なくなってきている。例えば、1人があるコンテンツアイテムを見ながら、別の1人が同じコンテンツアイテムを見られたらいいなと思っても、それを実現することは容易ではない。コンテンツアイテムが一旦再生されると、その別の1人に送ることができるよう記録を始めるには手遅れとなる。放送組織からテープに記録されたコピーを入手することは非常に時間がかかり且つ面倒であり、更には、放送組織自体にとっても非常に費用がかかり、大きな労働力が必要となる。
【0005】
たとえその1人がコンテンツアイテムの記録を持っていたとしても、それを別の1人に素早く見せることは容易ではない。その1人は、そのコンテンツアイテムの再生において代表的な瞬間の選択をしなければならず、これは、多くの消費者機器では容易にできることではない。更に、著作権法によって、1人が別の1人とコンテンツアイテムから共有するものに関して制限される。
【0006】
本発明は、使用するのが簡単である、コンテンツアイテムの共有を容易にするシステムを提供することを目的とする。
【0007】
この目的は、請求項1に記載するシステムにおいて本発明によって達成される。ユーザは、別のユーザと共有したいコンテンツアイテムを選択する。ユーザは次に、この別のユーザの識別子を選択し、必要な情報を容易化デバイスに送る。容易化デバイスは、コンテンツアイテムの説明を生成し、その説明をその別のユーザに転送する。ユーザは、コンテンツアイテムと、そのコンテンツアイテムを共有したいユーザの選択以外、何もする必要がない。容易化デバイスが全ての必要な詳細を管理し、処理を可能な限りトランスペアレントにする。その別のユーザは、説明を吟味し、そのコンテンツアイテムを好きか嫌いかを決めることができる。
【0008】
本発明は更に、上述したようなシステムに使用し、システムを使用することを容易にする容易化デバイスを提供することを目的とする。
【0009】
この目的は、第1のユーザデバイスからコンテンツアイテムの識別子と、第2のユーザデバイスの識別子とを受信する受信手段と、コンテンツアイテムの説明を生成する生成手段と、説明を第2のユーザデバイスに送信する送信手段とを含む容易化デバイスによって本発明において達成される。上述したように、第1のユーザデバイスは、必要な情報を容易化デバイスに提出するだけでよい。まさに、容易化デバイスが、コンテンツアイテムの説明を生成すること、説明を、第1のユーザデバイスのユーザがコンテンツアイテムを共有しようと決定した際にはアクティブになってさえもいないもう1つのユーザデバイスに転送することといった時間のかかる全ての活動を行う。
【0010】
1つの実施例では、容易化デバイスは更に、第1のユーザデバイスから電子マネーによる支払いを受信する電子マネー受信手段を含む。この容易化デバイスにより実現されるサービスプロバイダは、コンテンツアイテムの共有を容易化したサービスに対し課金することを望む場合がある。電子マネーによる支払いスキームは、支払いが迅速で、人目につかず、非常に小額での支払いを可能にする(小額決済)といった利点を有する。これにより、ユーザが、従来のクレジットカード又は会費制の支払いスキームが採用される場合よりもそのサービスを使用したことに対し支払う気持ちとなるであろう。この実施例は更に、電子マネーによる支払いは、このサービスによって使用される材料の著作権の所有者に支払われるべき特許権使用料の支払いにも使用することができるという利点を有する。これにより、著作権の所有者がこのサービスを利用して所有者のコンテンツアイテムを共有可能にしやすくなるであろう。
【0011】
もう1つの実施例では、容易化デバイスは更に、コンテンツアイテムに関連する更なるコンテンツアイテムへの少なくとも1つの参照を生成する関連付け手段を含み、そのため、生成手段は、説明に少なくとも1つの参照を付加するよう構成される。容易化デバイスの運営者のビジネス観点から、コンテンツアイテムの説明に参照を付加するために更なるコンテンツアイテムの所有者に課金することが有利である。これらの参照は、友人又は知人によって受取人に送られた何かに付随するので、注目レベルが高い。参照がコンテンツアイテムに関連する場合、受取人は、コンテンツアイテムに関心を持ち、従って、関連のアイテムにも関心を持つのでその注目レベルは更に高くなる。
【0012】
本発明は更に、使用するのが簡単な、コンテンツアイテムの共有を容易にする方法を提供することを目的とする。
【0013】
この目的は、請求項6に記載される方法において本発明によって達成される。この方法を使用するに、ユーザは、別のユーザと共有したいコンテンツアイテムを選択することができる。ユーザは次に、コンテンツアイテムと他のユーザの識別子をファシリテータに送信する。ファシリテータは、コンテンツアイテムの説明を生成し、その説明をその別のユーザに転送する。ユーザは、コンテンツアイテムとコンテンツアイテムを共有したいユーザとを選択すること以外、何もする必要がない。ファシリテータが全ての必要な詳細を管理し、処理は可能な限りトランスペアレントにされる。受取人は、説明と、可能であるならば、送信者からの個人的なメッセージとを有するメッセージを受け取り、説明を容易に見ることができ、メッセージ内に含まれていない場合は、コンテンツアイテム全てを見ることを決定することができる。
【0014】
1つの実施例では、本発明の方法は更に、第1のユーザデバイスから電子マネーによる支払いを受信する段階を含む。このサービスのプロバイダは、コンテンツアイテムの共有を容易にするサービスに対し課金することを望む場合もある。電子マネーによる支払いのスキームは、支払いが迅速で、人目につかず、非常に小額での支払い(小額決済)が可能であるという利点を有する。これにより、ユーザが、従来のクレジットカード又は会費制の支払いスキームが採用される場合よりもそのサービスを使用したことに対し支払う気持ちとなるであろう。
【0015】
本発明の上述及び他の面は、図面に示す実施例を参照しながら説明し明らかにする。
【0016】
全図面を通し、同様の参照番号は、同様の又は対応する特徴を示唆する。図面に示される一部の特徴は、一般的にソフトウェアに実施され、ソフトウェアモジュール又はオブジェクトといったソフトウェアエンティティを表す。
【0017】
図1は、コンテンツアイテム101の共有を容易にするシステム100を概略的に示す。システム100は、第1のユーザデバイス110、容易化デバイス120、及び、第2のユーザデバイス130を含む。
【0018】
第1のユーザデバイス110は、デジタルテレビジョン又はセットトップボックス受信器といったようなテレビ番組又は映画といったコンテンツアイテムを受信し且つ別個のレンダリングデバイスに支援されながらそのコンテンツアイテムをユーザに表示可能であるデバイスである。コンテンツアイテムは、メモリ114といった記憶装置114からロードされても、一部の外部情報源(図示せず)から得てもよい。第1のユーザデバイス110は、外部情報源からコンテンツアイテムを受信し、そのコンテンツアイテムを後から視聴できるようメモリ114に記録するよう構成されうる。ユーザは、遠隔制御装置115又は他の入力デバイスを使用して、第1のユーザデバイス110の動作を制御する。
【0019】
視聴するのに入手可能なコンテンツアイテムは非常に大量にあるので、また、この量は近い将来において増加の一途を辿るのみなので、第1のユーザデバイス110は、ユーザが好むコンテンツのみをユーザが視聴することを可能にする何らかのフィルタリング機構を使用する必要がありうる。このフィルタリング機構は、例えば、ユーザのユーザプロファイルに適合する任意のコンテンツアイテムを自動的に記録して、それにより、ユーザが自分の好みの時間及び順序でそれらのコンテンツアイテムを視聴することができるようにすることが挙げられる。即ち、多数の記録されたコンテンツアイテムがメモリ114内に存在してもよい。
【0020】
ユーザが、フィルタリングする、チャンネルを切替える、メモリ114をブラウジングする、又は、他のなんらかの手段によって、自分の好みのコンテンツアイテム101を見つけると、このコンテンツ101を別のユーザと共有したいと決めうる。このためには、第1のユーザデバイス110はコンテンツアイテムセレクタ116を含み、これは、例えば、遠隔制御装置115上のボタン、又は、第1のユーザデバイス110のディスプレイ上の「ソフトキー」によって実現され得る。ユーザはこのセレクタ116を使用して、現在視聴しているコンテンツアイテムを共有したい意向を示す。
【0021】
ユーザがセレクタ116を使用するとき、コンテンツアイテム101の識別子を入手しなくてはならない。このために、選択モジュール111が設けられている。選択モジュール111は、識別子を様々な方法で入手することができる。識別子は、コンテンツアイテム101に付随するメタデータに存在するか、又は、コンテンツアイテム101に電子透かしとして埋め込まれ得る。識別子は、更に、例えば、ユーザがセレクタ116を使用したときに視聴していた日時、チャンネルから引出すことができる。この情報は通常、ユーザが視聴していたコンテンツを特定するのに十分である。
【0022】
更に、ユーザは、そのコンテンツアイテム101を共有したい他のユーザを識別する必要がある。このことを実現するのに様々な方法がある。電子メールのプログラムから、電子アドレス帳が与えられることは周知であり、電子アドレス帳は、ユーザの名前及び電子メールアドレスのコレクションを含む。このような名前及び電子メールアドレスは、他のユーザの識別子として機能することができる。選択モジュール111に電子アドレス帳が与えられていることが好適であり、そこからユーザは、コンテンツアイテム101を共有したい他のユーザの識別子を選択することができる。或いは、電子アドレス帳は電子ディレクトリ・サービスへのアクセスを与え、それにより、他のユーザを探し当てることができる。ユーザは、最終手段としては、他のユーザの名前といった識別子を手動で入力するこことが求められ得る。
【0023】
識別子は、電子アドレス帳から得られようと、手動による入力又は他の何らかの手段を介して得られようと、コンテンツアイテムを共有したい他のユーザを探し出し、当人に誰かがコンテンツアイテム101を共有したがっていることを伝えるために使用される。従って、識別子は、第2のユーザデバイス130、即ち、他のユーザによって使用されるデバイスの指示を含むことが望ましい。
【0024】
選択モジュール111は次に、コンテンツアイテム101の識別子と、第2のユーザデバイス130の識別子を、送信モジュール112に渡す。送信モジュール112は、これらの識別子を、容易化デバイス120に送信する。ユーザは、選択的に、この送信に、他のユーザへの個人的なメッセージを付加してもよい。
【0025】
他のユーザは、コンテンツアイテム101の識別子だけで、参照されたコンテンツアイテム101を特定することができる。それにより、他のユーザはそのコンテンツアイテム101に関し更なる情報にアクセスすることができ、又は、そのコンテンツアイテムがまだ放送されている場合には、他のユーザ自身がそのコンテンツアイテムを見ることができる。コンテンツアイテム101が定期的に放送される場合、例えば、コンテンツアイテムがシリーズものの1つのエピソードである場合、識別子を受け取った他のユーザである受取人は識別子を使用して次のエピソードにアクセスすることができる。
【0026】
しかし、コンテンツアイテム101がメモリ114に格納されたものである場合、コンテンツアイテム101の識別子だけでなく、コンテンツアイテム101自体の少なくとも一部も送信することが可能となる。これにより、受取人がコンテンツアイテム101を、たとえ、それが単発で放送されたものであっても、直接見ることができる。その場合、選択モジュール111は更にコンテンツアイテム101の一部を送信モジュール112に渡し、送信モジュール112はコンテンツアイテム101の一部をコンテンツアイテム101の識別子と、第2のユーザデバイス130の識別子と共に、容易化デバイス120に送信する。
【0027】
容易化デバイス120は、コンテンツアイテム101の識別子、第2のユーザデバイス130の識別子、及び、選択的にコンテンツアイテム101の一部を受信する受信モジュール121を含む。第1のユーザデバイス110から容易化デバイス120への伝送は、何らかの種類のネットワーク、好適には、インターネットを介して行われる。容易化デバイス120へは直接ダイアルアップ式接続も使用されうる。
【0028】
生成モジュール122は、コンテンツアイテム101の説明102を生成する。この説明102は、他のユーザが第2のユーザデバイス130上で見るものである。この説明102を生成する目的は、他のユーザが迅速にコンテンツアイテム101の内容を吟味することを可能にすることである。説明102は、コンテンツアイテム101から、代表的な静止画像又は1つ以上のフラグメントを取ることにより生成可能である。
【0029】
生成モジュール122は、「ティーザ(広告)」又は販売促進メッセージを含むことによって説明102を生成することが好適である。このようにして、他のユーザは、コンテンツアイテム101の自分用のコピーを得ることが促される。このようなティーザ広告はしばしば簡単に入手可能であり、メモリ126内に供給され得る。コンテンツアイテム101の識別子を使用して、メモリ126内のティーザ広告を探し出すことができる。
【0030】
或いは、説明102は、コンテンツアイテム101自体の少なくとも一部に基づいて生成され得る。生成モジュール122は、コンテンツアイテム101の一部、又は、コンテンツアイテム101の全体からキーフレームを抽出して、それらをコンパイルして、説明102を生成してもよい。コンテンツアイテム101、又は、コンテンツアイテム101の一部は、メモリ126又は一部の外部情報源から入手可能である。コンテンツアイテムは、第1のユーザデバイス110から受信される伝送に存在しうる。コンテンツアイテム101が伝送に存在しない場合、生成モジュール122は、コンテンツアイテムをなんらかの他の情報源から入手しそれの全体又は一部を包含し、それにより、対象の受取人がコンテンツアイテムを見ることを容易にする。
【0031】
説明102は更に、説明102に対し更なるコンテンツアイテムへの少なくとも1つの参照を付加することにより高められる。このために、関連付けモジュール125が更なるコンテンツアイテムへの少なくとも1つの参照を生成する。この更なるコンテンツアイテムは、コンテンツアイテム101に関連することが好適である。このことを図2を参照しながら以下に詳細に説明する。
【0032】
関連付けモジュール125が少なくとも1つの参照を生成した後、生成モジュール122は、その少なくとも1つの参照を説明102に付加する。第1のユーザデバイス110のユーザによって追加される任意のメッセージも付加される。説明には、第1のユーザデバイス110のユーザの識別子も含むことが望ましく、それにより、受取人は説明102を送ってきた相手を知ることができる。再送信モジュール123は次に、説明102を第2のユーザデバイス130に送信する。
【0033】
第2のユーザデバイス130は、説明102を受信する受信モジュール131を含む。レンダリングモジュール132によって、説明102が他のユーザに、例えば、説明102、説明に含まれる任意の参照、及び、ある場合には個人的なメッセージを示す電子「はがき」形式で示されることが可能である。
【0034】
第2のユーザデバイス130は、ユーザプロファイル管理モジュール133を含み、これは、他のユーザのユーザプロファイルを管理する。他のユーザは、この説明102によって示されるコンテンツアイテム101を評価することが求められる。この評価は、ユーザプロファイルに付加され、他のユーザがそのコンテンツアイテム101を積極的に見たので高い値がつけられる。或いは、ユーザプロファイル管理モジュール130は、友人によって他のユーザに転送されたので、他のユーザが高い関心を持っているという事実に基づいてこのコンテンツアイテム101に高い評価を与える。他のユーザは、この評価の高さを、友人の趣味の自分なりの評価により調節することもできる。
【0035】
容易化デバイス120の運営者は、コンテンツアイテム101の共有を容易にするサービスに対し課金することを望む場合がある。このために、容易化デバイスには、第1のユーザデバイス110から電子マネーによる支払いを受け取る電子マネー支払い受信モジュール124が設けられる。この場合、第1のユーザデバイス110には、容易化デバイス120に電子マネーによる支払いを送信する電子マネー支払い受信モジュール113が設けられる必要がある。
【0036】
従って、第1のユーザデバイス110の電子マネー支払い送信モジュール113は、支払いを電子マネー受信モジュール124に送信することができる。電子マネー支払い受信モジュール124は、例えば、エレクトロニック・バンク127といった信頼のおける第三者によってその電子マネーによる支払いを確認して、不正行為及び2重支払いを回避する必要がある。
【0037】
電子マネーによる支払いには、ユーザの銀行口座から特定の金額を引出すためにクレジットカード番号又は承認が必要である。引出される金額は提供されるサービスの性質に依存し、これはつまり、第1のユーザデバイス110から受信されるデータ量に少なくとも部分的に依存する。コンテンツアイテム101の識別子のみが受信される場合、そのコンテンツアイテム101には説明102が推薦される。このサービスは費用がほとんどかからないので、ユーザは費用のことによって、そのサービスを利用することを躊躇しなくなる。その場合、小額決済スキームを使用することが好適である。このような小額決済は、一般的に数セント(cents)またはそれよりも少ない。小額決済は一般的に、暗号スキームを使用して実現される。サービス運営者は、このサービスを十分な人数の人が利用すると利益を得られる。
【0038】
コンテンツアイテム101全体が第2のユーザデバイス130に再送信される場合、課金される金額は幾らか多くなるであろう。このサービスの場合、1人のユーザが「テレビ番組をプレゼントとして与える」ことが可能となるか、又は、一般的に、1つのコンテンツアイテムを別のユーザが共有することができるようになる。このような場合、ユーザはそのようなサービスに対し望んで多めに支払おうとする。
【0039】
しかし、コンテンツアイテム101又はコンテンツアイテム101の多くの部分を説明102に組み込むことは、著作権を違反する可能性があり、これは、地域ごとの法律による。これは、そのコンテンツアイテム101に対し著作権所有者に使用料を支払うべきであることを意味する。容易化デバイス110の運営者は、著作権所有者又は著作権情報センターと適切な報酬スキームを成立させ、そして、上述したような電子マネーによる支払いシステムを用いて、サービスの利用者からの報酬を得る。
【0040】
容易化デバイス102は、プロセッサに本発明の方法を実行させるよう構成されるコンピュータプログラムプロダクト140として実現することができる。コンピュータプログラムプロダクト140は、そのコンピュータプログラムプロダクトが実行されると、プログラマバルデバイスが容易化デバイス120として機能することを可能にする。
【0041】
図2は、コンテンツアイテム101の説明102をより詳細に示す。説明は、ここでは、電子「はがき」として具現化され、コンテンツアイテム101から取られた静止画像201が示される。この静止画像201はコンテンツアイテム101を代表するものである。これにより、説明102を受け取る人が直ぐにコンテンツアイテム101が何に関するものであるかが分かり、それをその人が好きか嫌いかを決めることを可能にする。
【0042】
幾つかの参照202が、説明102に付加されている。これらは、コンテンツアイテム101に関連付けられることが好適である。このようにすると、参照は、他のユーザによってアクセスされる可能性が高くなる。
【0043】
例えば、コンテンツアイテム101が映画の場合、その映画のDVD版又はサントラ付きCDを購入できる電子ストアへの参照202を付加することができる。コンテンツアイテム101が音楽グループのコンサートである場合、参照202は、その音楽グループのファンクラブ又は次のコンサートのチケットを購入できるサービスであってよい。
【0044】
参照202は、インターネット上のリソースへのハイパーリンクとして実現されることが好適である。容易化デバイス102の運営者のビジネスの観点から、説明102に対しコンテンツアイテムへの参照を付加するための更なるコンテンツアイテムの所有者に課金することが当然と思われる。これらの参照は、友人又は知人によって受取人に送られた何かに付随するので、注目レベルが高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】
第1のユーザデバイス、容易化デバイス、及び、第2のユーザデバイスを含む本発明のシステムを示す概略図である。
【図2】
コンテンツアイテムの説明を示す概略図である。
本発明は、コンテンツアイテムの共有を容易にするシステムと、そのようなシステムにおいて使用する容易化デバイスと第1のユーザデバイスとに係る。
【0002】
本発明は更に、コンテンツアイテムの共有を容易にする方法に係る。
【0003】
本発明は更に、コンピュータプログラムプロダクトに係る。
【0004】
放送されるオーディオビジュアルコンテンツが急激に増えている世界において、2人の人間が同一のコンテンツアイテムを見たり聞いたりする可能性は、ますます少なくなってきている。例えば、1人があるコンテンツアイテムを見ながら、別の1人が同じコンテンツアイテムを見られたらいいなと思っても、それを実現することは容易ではない。コンテンツアイテムが一旦再生されると、その別の1人に送ることができるよう記録を始めるには手遅れとなる。放送組織からテープに記録されたコピーを入手することは非常に時間がかかり且つ面倒であり、更には、放送組織自体にとっても非常に費用がかかり、大きな労働力が必要となる。
【0005】
たとえその1人がコンテンツアイテムの記録を持っていたとしても、それを別の1人に素早く見せることは容易ではない。その1人は、そのコンテンツアイテムの再生において代表的な瞬間の選択をしなければならず、これは、多くの消費者機器では容易にできることではない。更に、著作権法によって、1人が別の1人とコンテンツアイテムから共有するものに関して制限される。
【0006】
本発明は、使用するのが簡単である、コンテンツアイテムの共有を容易にするシステムを提供することを目的とする。
【0007】
この目的は、請求項1に記載するシステムにおいて本発明によって達成される。ユーザは、別のユーザと共有したいコンテンツアイテムを選択する。ユーザは次に、この別のユーザの識別子を選択し、必要な情報を容易化デバイスに送る。容易化デバイスは、コンテンツアイテムの説明を生成し、その説明をその別のユーザに転送する。ユーザは、コンテンツアイテムと、そのコンテンツアイテムを共有したいユーザの選択以外、何もする必要がない。容易化デバイスが全ての必要な詳細を管理し、処理を可能な限りトランスペアレントにする。その別のユーザは、説明を吟味し、そのコンテンツアイテムを好きか嫌いかを決めることができる。
【0008】
本発明は更に、上述したようなシステムに使用し、システムを使用することを容易にする容易化デバイスを提供することを目的とする。
【0009】
この目的は、第1のユーザデバイスからコンテンツアイテムの識別子と、第2のユーザデバイスの識別子とを受信する受信手段と、コンテンツアイテムの説明を生成する生成手段と、説明を第2のユーザデバイスに送信する送信手段とを含む容易化デバイスによって本発明において達成される。上述したように、第1のユーザデバイスは、必要な情報を容易化デバイスに提出するだけでよい。まさに、容易化デバイスが、コンテンツアイテムの説明を生成すること、説明を、第1のユーザデバイスのユーザがコンテンツアイテムを共有しようと決定した際にはアクティブになってさえもいないもう1つのユーザデバイスに転送することといった時間のかかる全ての活動を行う。
【0010】
1つの実施例では、容易化デバイスは更に、第1のユーザデバイスから電子マネーによる支払いを受信する電子マネー受信手段を含む。この容易化デバイスにより実現されるサービスプロバイダは、コンテンツアイテムの共有を容易化したサービスに対し課金することを望む場合がある。電子マネーによる支払いスキームは、支払いが迅速で、人目につかず、非常に小額での支払いを可能にする(小額決済)といった利点を有する。これにより、ユーザが、従来のクレジットカード又は会費制の支払いスキームが採用される場合よりもそのサービスを使用したことに対し支払う気持ちとなるであろう。この実施例は更に、電子マネーによる支払いは、このサービスによって使用される材料の著作権の所有者に支払われるべき特許権使用料の支払いにも使用することができるという利点を有する。これにより、著作権の所有者がこのサービスを利用して所有者のコンテンツアイテムを共有可能にしやすくなるであろう。
【0011】
もう1つの実施例では、容易化デバイスは更に、コンテンツアイテムに関連する更なるコンテンツアイテムへの少なくとも1つの参照を生成する関連付け手段を含み、そのため、生成手段は、説明に少なくとも1つの参照を付加するよう構成される。容易化デバイスの運営者のビジネス観点から、コンテンツアイテムの説明に参照を付加するために更なるコンテンツアイテムの所有者に課金することが有利である。これらの参照は、友人又は知人によって受取人に送られた何かに付随するので、注目レベルが高い。参照がコンテンツアイテムに関連する場合、受取人は、コンテンツアイテムに関心を持ち、従って、関連のアイテムにも関心を持つのでその注目レベルは更に高くなる。
【0012】
本発明は更に、使用するのが簡単な、コンテンツアイテムの共有を容易にする方法を提供することを目的とする。
【0013】
この目的は、請求項6に記載される方法において本発明によって達成される。この方法を使用するに、ユーザは、別のユーザと共有したいコンテンツアイテムを選択することができる。ユーザは次に、コンテンツアイテムと他のユーザの識別子をファシリテータに送信する。ファシリテータは、コンテンツアイテムの説明を生成し、その説明をその別のユーザに転送する。ユーザは、コンテンツアイテムとコンテンツアイテムを共有したいユーザとを選択すること以外、何もする必要がない。ファシリテータが全ての必要な詳細を管理し、処理は可能な限りトランスペアレントにされる。受取人は、説明と、可能であるならば、送信者からの個人的なメッセージとを有するメッセージを受け取り、説明を容易に見ることができ、メッセージ内に含まれていない場合は、コンテンツアイテム全てを見ることを決定することができる。
【0014】
1つの実施例では、本発明の方法は更に、第1のユーザデバイスから電子マネーによる支払いを受信する段階を含む。このサービスのプロバイダは、コンテンツアイテムの共有を容易にするサービスに対し課金することを望む場合もある。電子マネーによる支払いのスキームは、支払いが迅速で、人目につかず、非常に小額での支払い(小額決済)が可能であるという利点を有する。これにより、ユーザが、従来のクレジットカード又は会費制の支払いスキームが採用される場合よりもそのサービスを使用したことに対し支払う気持ちとなるであろう。
【0015】
本発明の上述及び他の面は、図面に示す実施例を参照しながら説明し明らかにする。
【0016】
全図面を通し、同様の参照番号は、同様の又は対応する特徴を示唆する。図面に示される一部の特徴は、一般的にソフトウェアに実施され、ソフトウェアモジュール又はオブジェクトといったソフトウェアエンティティを表す。
【0017】
図1は、コンテンツアイテム101の共有を容易にするシステム100を概略的に示す。システム100は、第1のユーザデバイス110、容易化デバイス120、及び、第2のユーザデバイス130を含む。
【0018】
第1のユーザデバイス110は、デジタルテレビジョン又はセットトップボックス受信器といったようなテレビ番組又は映画といったコンテンツアイテムを受信し且つ別個のレンダリングデバイスに支援されながらそのコンテンツアイテムをユーザに表示可能であるデバイスである。コンテンツアイテムは、メモリ114といった記憶装置114からロードされても、一部の外部情報源(図示せず)から得てもよい。第1のユーザデバイス110は、外部情報源からコンテンツアイテムを受信し、そのコンテンツアイテムを後から視聴できるようメモリ114に記録するよう構成されうる。ユーザは、遠隔制御装置115又は他の入力デバイスを使用して、第1のユーザデバイス110の動作を制御する。
【0019】
視聴するのに入手可能なコンテンツアイテムは非常に大量にあるので、また、この量は近い将来において増加の一途を辿るのみなので、第1のユーザデバイス110は、ユーザが好むコンテンツのみをユーザが視聴することを可能にする何らかのフィルタリング機構を使用する必要がありうる。このフィルタリング機構は、例えば、ユーザのユーザプロファイルに適合する任意のコンテンツアイテムを自動的に記録して、それにより、ユーザが自分の好みの時間及び順序でそれらのコンテンツアイテムを視聴することができるようにすることが挙げられる。即ち、多数の記録されたコンテンツアイテムがメモリ114内に存在してもよい。
【0020】
ユーザが、フィルタリングする、チャンネルを切替える、メモリ114をブラウジングする、又は、他のなんらかの手段によって、自分の好みのコンテンツアイテム101を見つけると、このコンテンツ101を別のユーザと共有したいと決めうる。このためには、第1のユーザデバイス110はコンテンツアイテムセレクタ116を含み、これは、例えば、遠隔制御装置115上のボタン、又は、第1のユーザデバイス110のディスプレイ上の「ソフトキー」によって実現され得る。ユーザはこのセレクタ116を使用して、現在視聴しているコンテンツアイテムを共有したい意向を示す。
【0021】
ユーザがセレクタ116を使用するとき、コンテンツアイテム101の識別子を入手しなくてはならない。このために、選択モジュール111が設けられている。選択モジュール111は、識別子を様々な方法で入手することができる。識別子は、コンテンツアイテム101に付随するメタデータに存在するか、又は、コンテンツアイテム101に電子透かしとして埋め込まれ得る。識別子は、更に、例えば、ユーザがセレクタ116を使用したときに視聴していた日時、チャンネルから引出すことができる。この情報は通常、ユーザが視聴していたコンテンツを特定するのに十分である。
【0022】
更に、ユーザは、そのコンテンツアイテム101を共有したい他のユーザを識別する必要がある。このことを実現するのに様々な方法がある。電子メールのプログラムから、電子アドレス帳が与えられることは周知であり、電子アドレス帳は、ユーザの名前及び電子メールアドレスのコレクションを含む。このような名前及び電子メールアドレスは、他のユーザの識別子として機能することができる。選択モジュール111に電子アドレス帳が与えられていることが好適であり、そこからユーザは、コンテンツアイテム101を共有したい他のユーザの識別子を選択することができる。或いは、電子アドレス帳は電子ディレクトリ・サービスへのアクセスを与え、それにより、他のユーザを探し当てることができる。ユーザは、最終手段としては、他のユーザの名前といった識別子を手動で入力するこことが求められ得る。
【0023】
識別子は、電子アドレス帳から得られようと、手動による入力又は他の何らかの手段を介して得られようと、コンテンツアイテムを共有したい他のユーザを探し出し、当人に誰かがコンテンツアイテム101を共有したがっていることを伝えるために使用される。従って、識別子は、第2のユーザデバイス130、即ち、他のユーザによって使用されるデバイスの指示を含むことが望ましい。
【0024】
選択モジュール111は次に、コンテンツアイテム101の識別子と、第2のユーザデバイス130の識別子を、送信モジュール112に渡す。送信モジュール112は、これらの識別子を、容易化デバイス120に送信する。ユーザは、選択的に、この送信に、他のユーザへの個人的なメッセージを付加してもよい。
【0025】
他のユーザは、コンテンツアイテム101の識別子だけで、参照されたコンテンツアイテム101を特定することができる。それにより、他のユーザはそのコンテンツアイテム101に関し更なる情報にアクセスすることができ、又は、そのコンテンツアイテムがまだ放送されている場合には、他のユーザ自身がそのコンテンツアイテムを見ることができる。コンテンツアイテム101が定期的に放送される場合、例えば、コンテンツアイテムがシリーズものの1つのエピソードである場合、識別子を受け取った他のユーザである受取人は識別子を使用して次のエピソードにアクセスすることができる。
【0026】
しかし、コンテンツアイテム101がメモリ114に格納されたものである場合、コンテンツアイテム101の識別子だけでなく、コンテンツアイテム101自体の少なくとも一部も送信することが可能となる。これにより、受取人がコンテンツアイテム101を、たとえ、それが単発で放送されたものであっても、直接見ることができる。その場合、選択モジュール111は更にコンテンツアイテム101の一部を送信モジュール112に渡し、送信モジュール112はコンテンツアイテム101の一部をコンテンツアイテム101の識別子と、第2のユーザデバイス130の識別子と共に、容易化デバイス120に送信する。
【0027】
容易化デバイス120は、コンテンツアイテム101の識別子、第2のユーザデバイス130の識別子、及び、選択的にコンテンツアイテム101の一部を受信する受信モジュール121を含む。第1のユーザデバイス110から容易化デバイス120への伝送は、何らかの種類のネットワーク、好適には、インターネットを介して行われる。容易化デバイス120へは直接ダイアルアップ式接続も使用されうる。
【0028】
生成モジュール122は、コンテンツアイテム101の説明102を生成する。この説明102は、他のユーザが第2のユーザデバイス130上で見るものである。この説明102を生成する目的は、他のユーザが迅速にコンテンツアイテム101の内容を吟味することを可能にすることである。説明102は、コンテンツアイテム101から、代表的な静止画像又は1つ以上のフラグメントを取ることにより生成可能である。
【0029】
生成モジュール122は、「ティーザ(広告)」又は販売促進メッセージを含むことによって説明102を生成することが好適である。このようにして、他のユーザは、コンテンツアイテム101の自分用のコピーを得ることが促される。このようなティーザ広告はしばしば簡単に入手可能であり、メモリ126内に供給され得る。コンテンツアイテム101の識別子を使用して、メモリ126内のティーザ広告を探し出すことができる。
【0030】
或いは、説明102は、コンテンツアイテム101自体の少なくとも一部に基づいて生成され得る。生成モジュール122は、コンテンツアイテム101の一部、又は、コンテンツアイテム101の全体からキーフレームを抽出して、それらをコンパイルして、説明102を生成してもよい。コンテンツアイテム101、又は、コンテンツアイテム101の一部は、メモリ126又は一部の外部情報源から入手可能である。コンテンツアイテムは、第1のユーザデバイス110から受信される伝送に存在しうる。コンテンツアイテム101が伝送に存在しない場合、生成モジュール122は、コンテンツアイテムをなんらかの他の情報源から入手しそれの全体又は一部を包含し、それにより、対象の受取人がコンテンツアイテムを見ることを容易にする。
【0031】
説明102は更に、説明102に対し更なるコンテンツアイテムへの少なくとも1つの参照を付加することにより高められる。このために、関連付けモジュール125が更なるコンテンツアイテムへの少なくとも1つの参照を生成する。この更なるコンテンツアイテムは、コンテンツアイテム101に関連することが好適である。このことを図2を参照しながら以下に詳細に説明する。
【0032】
関連付けモジュール125が少なくとも1つの参照を生成した後、生成モジュール122は、その少なくとも1つの参照を説明102に付加する。第1のユーザデバイス110のユーザによって追加される任意のメッセージも付加される。説明には、第1のユーザデバイス110のユーザの識別子も含むことが望ましく、それにより、受取人は説明102を送ってきた相手を知ることができる。再送信モジュール123は次に、説明102を第2のユーザデバイス130に送信する。
【0033】
第2のユーザデバイス130は、説明102を受信する受信モジュール131を含む。レンダリングモジュール132によって、説明102が他のユーザに、例えば、説明102、説明に含まれる任意の参照、及び、ある場合には個人的なメッセージを示す電子「はがき」形式で示されることが可能である。
【0034】
第2のユーザデバイス130は、ユーザプロファイル管理モジュール133を含み、これは、他のユーザのユーザプロファイルを管理する。他のユーザは、この説明102によって示されるコンテンツアイテム101を評価することが求められる。この評価は、ユーザプロファイルに付加され、他のユーザがそのコンテンツアイテム101を積極的に見たので高い値がつけられる。或いは、ユーザプロファイル管理モジュール130は、友人によって他のユーザに転送されたので、他のユーザが高い関心を持っているという事実に基づいてこのコンテンツアイテム101に高い評価を与える。他のユーザは、この評価の高さを、友人の趣味の自分なりの評価により調節することもできる。
【0035】
容易化デバイス120の運営者は、コンテンツアイテム101の共有を容易にするサービスに対し課金することを望む場合がある。このために、容易化デバイスには、第1のユーザデバイス110から電子マネーによる支払いを受け取る電子マネー支払い受信モジュール124が設けられる。この場合、第1のユーザデバイス110には、容易化デバイス120に電子マネーによる支払いを送信する電子マネー支払い受信モジュール113が設けられる必要がある。
【0036】
従って、第1のユーザデバイス110の電子マネー支払い送信モジュール113は、支払いを電子マネー受信モジュール124に送信することができる。電子マネー支払い受信モジュール124は、例えば、エレクトロニック・バンク127といった信頼のおける第三者によってその電子マネーによる支払いを確認して、不正行為及び2重支払いを回避する必要がある。
【0037】
電子マネーによる支払いには、ユーザの銀行口座から特定の金額を引出すためにクレジットカード番号又は承認が必要である。引出される金額は提供されるサービスの性質に依存し、これはつまり、第1のユーザデバイス110から受信されるデータ量に少なくとも部分的に依存する。コンテンツアイテム101の識別子のみが受信される場合、そのコンテンツアイテム101には説明102が推薦される。このサービスは費用がほとんどかからないので、ユーザは費用のことによって、そのサービスを利用することを躊躇しなくなる。その場合、小額決済スキームを使用することが好適である。このような小額決済は、一般的に数セント(cents)またはそれよりも少ない。小額決済は一般的に、暗号スキームを使用して実現される。サービス運営者は、このサービスを十分な人数の人が利用すると利益を得られる。
【0038】
コンテンツアイテム101全体が第2のユーザデバイス130に再送信される場合、課金される金額は幾らか多くなるであろう。このサービスの場合、1人のユーザが「テレビ番組をプレゼントとして与える」ことが可能となるか、又は、一般的に、1つのコンテンツアイテムを別のユーザが共有することができるようになる。このような場合、ユーザはそのようなサービスに対し望んで多めに支払おうとする。
【0039】
しかし、コンテンツアイテム101又はコンテンツアイテム101の多くの部分を説明102に組み込むことは、著作権を違反する可能性があり、これは、地域ごとの法律による。これは、そのコンテンツアイテム101に対し著作権所有者に使用料を支払うべきであることを意味する。容易化デバイス110の運営者は、著作権所有者又は著作権情報センターと適切な報酬スキームを成立させ、そして、上述したような電子マネーによる支払いシステムを用いて、サービスの利用者からの報酬を得る。
【0040】
容易化デバイス102は、プロセッサに本発明の方法を実行させるよう構成されるコンピュータプログラムプロダクト140として実現することができる。コンピュータプログラムプロダクト140は、そのコンピュータプログラムプロダクトが実行されると、プログラマバルデバイスが容易化デバイス120として機能することを可能にする。
【0041】
図2は、コンテンツアイテム101の説明102をより詳細に示す。説明は、ここでは、電子「はがき」として具現化され、コンテンツアイテム101から取られた静止画像201が示される。この静止画像201はコンテンツアイテム101を代表するものである。これにより、説明102を受け取る人が直ぐにコンテンツアイテム101が何に関するものであるかが分かり、それをその人が好きか嫌いかを決めることを可能にする。
【0042】
幾つかの参照202が、説明102に付加されている。これらは、コンテンツアイテム101に関連付けられることが好適である。このようにすると、参照は、他のユーザによってアクセスされる可能性が高くなる。
【0043】
例えば、コンテンツアイテム101が映画の場合、その映画のDVD版又はサントラ付きCDを購入できる電子ストアへの参照202を付加することができる。コンテンツアイテム101が音楽グループのコンサートである場合、参照202は、その音楽グループのファンクラブ又は次のコンサートのチケットを購入できるサービスであってよい。
【0044】
参照202は、インターネット上のリソースへのハイパーリンクとして実現されることが好適である。容易化デバイス102の運営者のビジネスの観点から、説明102に対しコンテンツアイテムへの参照を付加するための更なるコンテンツアイテムの所有者に課金することが当然と思われる。これらの参照は、友人又は知人によって受取人に送られた何かに付随するので、注目レベルが高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】
第1のユーザデバイス、容易化デバイス、及び、第2のユーザデバイスを含む本発明のシステムを示す概略図である。
【図2】
コンテンツアイテムの説明を示す概略図である。
Claims (10)
- 第1のユーザデバイスと、容易化デバイスと、第2のユーザデバイスとを含む、コンテンツアイテムの共有を容易にするシステムであって、
上記第1のユーザデバイスは、上記コンテンツアイテムの識別子及び上記第2のユーザデバイスの識別子を得る選択手段と、上記コンテンツアイテムの上記識別子及び上記第2のユーザデバイスの上記識別子を上記容易化デバイスに送信する送信手段とを含み、
上記容易化デバイスは、上記第1のユーザデバイスから、上記コンテンツアイテムの上記識別子及び上記第2のユーザデバイスの上記識別子を受信する受信手段と、上記コンテンツアイテムの説明を生成する生成手段と、上記説明を上記第2のユーザデバイスに送信する再送信手段とを含むシステム。 - 第1のユーザデバイスから、コンテンツアイテムの識別子及び第2のユーザデバイスの識別子を受信する受信手段と、
上記コンテンツアイテムの説明を生成する生成手段と、
上記説明を上記第2のユーザデバイスに送信する送信手段とを含み、請求項1記載のシステムに使用する容易化デバイス。 - 上記第1のユーザデバイスから電子マネーによる支払いを受信する電子マネー支払い受信手段を更に含む請求項2記載の容易化デバイス。
- 上記コンテンツアイテムに関連する更なるコンテンツアイテムへの少なくとも1つの参照を生成する関連付け手段を更に含み、そのため、上記生成手段は、上記少なくとも1つの参照を上記説明に付加するよう構成される請求項2又は3記載の容易化デバイス。
- コンテンツアイテムの識別子及び第2のユーザデバイスの識別子を得る選択手段と、
上記コンテンツアイテムの上記識別子及び上記第2のユーザデバイスの上記識別子を容易化デバイスに送信する送信手段とを含み、請求項1記載のシステムに使用する第1のユーザデバイス。 - 第1のユーザデバイスから、コンテンツアイテムの識別子及び第2のユーザデバイスの識別子を受信する段階と、
上記コンテンツアイテムの説明を生成する段階と、
上記説明を上記第2のユーザデバイスに送信する段階とを含むコンテンツアイテムの共有を容易にする方法。 - 上記第1のユーザデバイスから、電子マネーによる支払いを受信する段階を更に含む請求項6記載の方法。
- 上記説明は、上記コンテンツアイテムの販売促進のメッセージである請求項6又は7記載の方法。
- 関連のコンテンツアイテムへの少なくとも1つの参照を生成する段階と、
上記少なくとも1つの参照を上記説明に付加する段階とを更に含む請求項6又は7記載の方法。 - プロセッサに請求項6記載の方法を実行させるよう構成されるコンピュータプログラムプロダクト。
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