JP2004517533A - Dvb−asi信号の反転アダプタ及び反転システム - Google Patents
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Abstract
反転されたDVB−ASI信号を反転して、適合されたDVB−ASI信号を生成する反転アダプタが開示される。この適合されたDVB−ASI信号は、任意のDVB−ASI装置により使用される場合がある。反転アダプタは、1つの小さなパッケージに含むことができ、反転されたDVB−ASI信号を生成する各種増幅装置のいずれかに容易に接続することができる。代替的に、本発明の反転アダプタは、増幅装置により統合的に形成され、適合されたDVB−ASI信号を自動的に供給する場合がある。
Description
【0001】
[発明の分野]
本発明は、デジタルビデオに関し、より詳細には、デジタルビデオブロードキャスト(DVB)非同期シリアルインタフェース(ASI)向けの反転アダプタ及びシステムに関する。
【0002】
[発明の背景]
デジタルビデオは、益々重要になってきている。一般に、デジタルビデオ信号を生成及び処理するときに、幾つものフォーマットが使用される場合がある。1つのかかるフォーマットは、シリアルデジタルビデオ(SDV)フォーマットと呼ばれており、このフォーマットは、動画からの未処理のデジタルデータをシリアルにパッケージングする方法である。
【0003】
たとえば、デジタルカメラは、SDVデータフォーマットを使用して、フィルムシーンからなる画像を生成することができる。Society of Motion Picture and Television Engineers (SMPTE)の標準259M及び125Mのような、SDVに関連する様々な規格が存在する。これらの標準は、たとえば、データストリームに包含されるもの、データストリームの速度、データの符号化を統括する。
【0004】
デジタルビデオを伝送するときに使用される別の有名なフォーマットは、デジタルビデオブロードキャスト−非同期シリアルインタフェース(DVB−ASI)である。このDVB−ASIは、以下の標準により統括される。European Committee for Electrical Standardization/European Telecommunications Standardization Institute (CENELEC/ETSI) EN50083−9 (1998) −DVB−A010, Interfaces for CATV, “SMATV Headends and Similar Professional Equipement, Annex B” 非同期シリアルインタフェース(ASI)の開示は、参照により、本明細書に組込まれる。一般に、SDVフォーマットにおける画像は、たとえば、Motion Picture Expert Group (MPEG) 圧縮標準を介して圧縮される。圧縮後、MPEGデータストリームは、DVB−ASI標準に従い符号化される。
【0005】
これらのデータストリームを使用した例示的なシステムは、図1に示されている。図1では、システム100は、SDVソース110、ルーティングスイッチャ120、SDV−MPEGエンコーダ130、分配増幅器140、MPEG−SDVデコーダ150及び幾つかのレジスタを備えている。一般に、システム100は、以下のように機能する。
【0006】
SDVソース110は、デジタルテレビジョンカメラとすることができる。SDVソース110は、デジタルビデオを生成し、該デジタルビデオをSDVフォーマットに符号化して、このデータストリームをルーティングスイッチャに送出する。エンコーダ130は、このSDVデータストリームをMPEGデータストリームに反転する。このMPEGデータストリームもまた、ルーティングスイッチャ120又は別のルーティングスイッチャ(図示せず)を介してルーティングされる。
【0007】
結果として生じるDVB−ASI信号は、望むのであれば、分配増幅器140により増幅され、次いで、たとえば、表示又は記憶のためにデコーダ150に送出されて元のSDVに反転される。分配増幅器140は、必要とされないが、システムには存在する場合がある。分配増幅器140とデコーダ150の間には、有線又は無線ネットワークのような任意のタイプのネットワークが存在することができる。特に、衛星伝送及び連続する受信は、一般にここで行われる。
【0008】
ルーティングスイッチャ120は、プログラマブル相互接続装置である。かかる構成であるために、入力を出力に経路決定することができる。この例では、ルーティングスイッチャ120は、SDVソース110の出力をエンコーダ130の入力に接続し、エンコーダ130のDVB−ASIの出力を分配増幅器140の入力に接続する。
【0009】
ルーティングスイッチャ120がSDVソース110の出力を(分配増幅器140を介して)デコーダ150の入力に接続するようにプログラムすることもできる。しかし、デコーダ150がSDVデータストリームではないDVB−ASIのようなMPEGストリームにより機能するために、このルーティングは無意味である。一般に、システム設計者は、信号がスイッチャを介して適切に経路決定されることを確保する必要がある。
【0010】
スイッチャは、差動増幅器170への論理的なコネクションを提供するものとして考えられる場合がある。差動増幅器170は、真の出力と相補する出力とを供給する。図1の例では、一方の差動増幅器170がSDV出力及び反転されたSDV出力を有し、他方の差動増幅器170がDVB−ASI出力及び反転されたDVB−ASI出力を有する。
【0011】
SDVフォーマット向けの標準により、反転信号及び非反転信号の両者を使用することができる。したがって、図1の例について、反転されたSDA信号は、別のSDV−MPEGエンコーダ(図示せず)に進むことができる。しかし、DVB−ASIフォーマットについての標準は、反転されたDVB−ASI信号を使用することを可能にしていない。このため、反転されたDVB−ASI信号は廃棄され、抵抗Rを介してグランド電位に接続されるか、又は別の同様な破壊装置に接続される。
【0012】
図1のシステム100が多くのアプリケーションについて効果的に実行する一方で、システム100は、多数の非能率的な点を含んでいる。これが克服されれば、デジタルビデオシステムの性能を更に改善することができる。
【0013】
特に、反転されたDVB−ASI信号は抵抗Rを介してグランドに接続されるために、電力の損失及び増加される放出エミッションが存在する。反転されたDVB−ASI信号における電力は抵抗Rにおける熱に本質的に変換され、これにより、電力が浪費される。
【0014】
また、抵抗Rは、反転されたDVB−ASI信号をグランドに接続するので、差動増幅器170に関して非対称な出力が存在する。両方の信号が相補的である場合、両信号が効果的に互いを相殺するために、低減された放出エミッションが行われる。
【0015】
しかし、図1のシステムでは、信号の一方がグランドに送出され、高い放射エミッションが引き起こされる。したがって、図1のシステムは、理想よりも高い電力及び放出を引き起こす。したがって、これらの問題を低減又は取り除くシステム、また、比較的安価で簡単な構成であり、実現し易いシステムが必要とされる。
【0016】
[発明の概要]
本発明は、デジタルビデオブロードキャスト−非同期シリアルインタフェース(DVB−ASI)システム及び装置を提供する。本発明の反転アダプタは、反転されたDVB−ASI信号を反転して、適合されたDVB−ASI信号を生成する。この適合されたDVB−ASI信号は、任意のDVB−ASI装置により使用される場合がある。1実施の形態では、反転アダプタは、1つの小さなパッケージに含むことができ、反転されたDVB−ASI信号を生成する任意の様々な増幅装置に容易に接続することができる。代替的に、本発明の反転アダプタは、増幅装置と統合的に形成される場合があり、適合されたDVB−ASI信号を自動的に適用することができる。
【0017】
反転アダプタ及び該反転アダプタを使用したシステムにより、反転されたDVB−ASI信号の使用が可能となる。したがって、電力及び放射エミッションが低減される。反転されたDVB−ASI信号をグランドに接続して、この信号を浪費する代わりに、本発明は、この反転されたDVB−ASI信号を再度反転して、適合されたDVB−ASI信号を生成する。ここで、真のDVB−ASI信号及び相補するDVB−ASI信号はバランスされ、相補するので、これにより、放射エミッションを低下させることができる。さらに、反転アダプタは、簡単で使い易く、さらに非常に安価である。
【0018】
[発明の実施の形態]
本発明の更に完全な理解は、本発明の更なる特徴及び利点とともに、以下の発明の実施の形態及び添付図面を参照することにより得られるであろう。
本発明は、反転アダプタ及び該反転アダプタを使用したシステムを提供する。本発明の反転アダプタは、反転されたDVB−ASI信号を反転して、適合されたDVB−ASI信号を生成する。
【0019】
この適合されたDVB−ASI信号は、任意のDVB−ASI装置により使用される場合がある。反転アダプタは、1つの小さなパッケージに含むことができ、反転されたDVB−ASI信号を生成する様々な増幅装置に容易に接続することができる。代替的に、本発明の反転アダプタは、増幅装置と統合的に形成される場合があり、適合されたDVB−ASI信号を自動的に供給する。
【0020】
反転アダプタは、反転されたDVB−ASI信号を受け、適合されたDVB−ASI信号を出力する変圧器を備えている。適合されたDVB−ASI信号は、好ましくは、反転されたDVB−ASI信号の反転されたバージョンである。本実施の形態で使用されるように、「反転」とは、“01110”からなる反転されたDVB−ASIビットのそれぞれのビットが反対のバイナリ値に反転されることを意味する。
【0021】
たとえば、0と1がそれぞれ2進値である、“01110”からなる反転されたDVB−ASIビットのストリングは、本発明の反転アダプタにより“10001”に反転される。なお、それぞれのバイナリ値は、パルス符号変調、バイポーラシグナリング、デュオバイナリシグナリング又はマンチェスタシグナリングを介してのような多くのやり方で列挙される場合がある。
【0022】
以下に更に詳細に説明されるように、デジタルビデオブロードキャスト−非同期シリアルインタフェース(DVB−ASI)信号、及びその反転された信号は、ゼロである直流(DC)周波数の周囲で情報を含まないようなやり方で符号化される。したがって、直流を結合しない変圧器を使用する反転アダプタのバージョンは、反転されたDVB−ASI信号に影響を与えない。
変圧器の1次巻線と2次巻線は、1:1の比率で巻かれており、この比率は、増幅がないことを意味している。さらに、1次側及び2次側は、反対の極性であり、反転されたDVB−ASI信号の反転を比較的容易にする。
【0023】
本発明の1実施の形態では、反転アダプタは、自己包含型の、入力カップリング及び出力カップリングを有する金属製のアダプタに形成される。これにより、現在のデジタルビデオシステムに容易に配置することができ、非常に多くの量の無線周波(RF)シールドを含む。さらに、このようなやり方で形成される反転アダプタは、非常に安価であり、使い易い。
【0024】
代替的に、ルーティングスイッチャ又は分配増幅器のような増幅装置に反転アダプタを追加することは可能である。「増幅装置」により、増幅が1よりも大きいことが必ずしも意味されない。増幅は、1又は1よりも小さい場合がある。反転アダプタをこれらの増幅装置に追加することは、最小のコストとなるが、反転増幅器は、増幅装置の内部にあるスペースを要し、増幅装置は、幾らかの再設計を必要とする。
【0025】
本発明は、以下の利点を有する。反転アダプタ及び該反転アダプタを使用するシステムにより、反転されたDVB−ASI信号の使用が可能となり、電力及び放射エミッションが低減される。反転されたDVB−ASI信号をグランドに接続して、この信号を浪費する代わりに、本発明は、この信号を再び反転して、適合されたDVB−ASI信号を作成する。ここで、真のDVB−ASI信号と、相補するDVB−ASI信号はバランスされ、相補するものであり、これにより、放射エミッションは低下される。さらに、反転されたDVB−ASI信号が使用され、この使用により電力損失が低減される。最後に反転アダプタは、簡単で使い易く、非常に安価である。
【0026】
図2を参照して、本発明によるデジタルビデオシステム200が示されている。図2及び他の図では、同じ参照符号は類似の装置に対応している。システム200は、シリアルデジタルビデオ(SDV)ソース110、ルーティングスイッチャ120、SDV−MPEGエンコーダ130、分配増幅器140、MPEG−SDVデコーダ150、図3〜図5とともに以下に更に説明される2つのDVB−ASI反転アダプタ300、及び2つのMPEG装置170を備えている。図2の例では、ルーティングスイッチャ120は、2つの差動増幅器170を備えている。
【0027】
一般に、システム200は、以下のように機能する。SDV110は、たとえば、デジタルテレビジョンカメラとすることができる。このSDVソースは、デジタルビデオを生成し、ビデオをSDVフォーマットに反転して、このデータストリームをルーティングスイッチャ120に送出する。エンコーダ130は、このSDVデータストリームを、DVB−ASIとして符号化されるMPEGデータストリームに反転する。
【0028】
このDVB−ASI信号はまた、ルーティングスイッチャ120(又は、多分図示しない別のルーティングスイッチャ)を介してルーティングされる。結果として生じるDVB−ASI信号は、必要であれば、分配増幅器140により増幅され、次いで、表示又は記憶のために元のSDVに反転するためにデコーダ150に送出される。
【0029】
分配増幅器140は、必要とされないが、あるシステムでは存在する場合がある。分配増幅器140とデコーダ150の間、又は、分配増幅器140が使用されない場合に、ルーティングスイッチャ120のDVB−ASI出力とデコーダ150の入力の間には、有線又は無線ネットワークのような任意のタイプのネットワークが存在する場合がある。特に、衛星伝送及び連続受信は、このポイントで一般に行われる。
【0030】
ルーティングスイッチャ120は、プログラマブルな相互接続装置である。かかるように、ルーティングスイッチャは、入力を出力に経路決定することができる。この例では、ルーティングスイッチャ120は、SDVソース110の出力をエンコーダ130の入力に接続し、エンコーダ130のDVB−ASI出力を分配増幅器140の入力に接続する。
【0031】
SDVソースの出力を(使用される場合、分配増幅器140を介して)デコーダ150の入力に接続するようにプログラムすることが可能である。しかし、デコーダ150はSDVデータストリームではない、DVB−ASIのようなMPEGデータストリームと機能するため、このルーティングは無意味である。一般に、システム設計者は、信号がスイッチャ120を介して適切に経路決定されていることを保証する必要がある。
【0032】
スイッチャ120は、論理的なコネクションを提供するものとして考えられる場合がある。差動増幅器170は、真の出力と相補する出力とを供給する。図1の例では、一方の差動増幅器170は、SDV出力及び反転されたSDV出力を有し、他方の差動増幅器170は、DVB−ASI出力及び反転されたDVB−ASI出力を有する。
【0033】
SDVフォーマット向けの標準は、反転信号と非反転信号の両者を使用することを可能にする。言い換えれば、信号は極性に依存しない。したがって、図1の例では、反転されたSDA信号は、別のSDV−MPEGエンコーダ(図示せず)に送出することができる。
【0034】
しかし、DVB−ASIフォーマット向けの標準は、反転されたDVB−ASI信号を使用することを可能にしない。言い換えれば、DVB−ASI信号は、極性に依存する。先に述べたように、図1の従来のシステムでは、反転されたDVB−ASI信号は廃棄され、抵抗を介してグランドに接続されるか、又は他の類似の廃棄装置に接続される。
【0035】
本発明のシステム200では、反転されたDVB−ASI信号は、使用のために適合される。本発明の反転アダプタ300は、反転されたDVB−ASI信号を再度反転するために使用される。したがって、これらの信号は使用されて、DVB−ASI装置160に印加される。これらDVB−ASI装置は、任意のネットワーク又はDVB−ASI信号を使用することができる他の装置とすることができる。
【0036】
反転されたDVB−ASI信号は、DVB−ASIレコーダを介して記録することができる。これらの信号は、DVB−ASIからSDVへのデコーダを介して、元のSDVフォーマットに反転することができる。反転されたDVB−ASI信号は、衛星の上り回線又は他の送信機を介してのように送信することができる。これらの信号は、モニタに送出することができ、モニタはデータストリームを監視することができる。反転されたDVB−ASI信号は、分配増幅器又は他のネットワークを介して分配することができる。このように、DVB−ASI装置160は、DVB−ASI信号に適した任意のタイプの装置又はネットワークとすることができる。
【0037】
ルーティングスイッチャ120及び分配増幅器140は、増幅装置のタイプである。増幅装置は、真の出力と相補する出力とを生成する任意の装置である。一般に、差動増幅器は、電磁干渉(EMI)を生成するために、増幅装置として使用される。差動増幅器は、高速であり、高いスイッチングスピードをサポートし、コモンモード信号を相殺する。
【0038】
ルーティングスイッチャ120は、増幅機能よりはスイッチング機能の役割を一般に果たす。増幅は、通常約1:1の比率であり、この比率は、入力電力に対する出力電力(Pi:Po)の形式である。分配増幅器140は、一般にスイッチング機能を実行しないが、信号の分割及び/又は信号の1:1の割合よりも大きな電力増加を行う。かかる比率は、1:10又はそれ以上であり、出力が入力よりも電力において10倍大きいことを意味する。
【0039】
このように、図2は、反転されたDVB−ASI信号を浪費する代わりに、本発明は、反転されたDVB−ASI信号を再度使用することができる。反転アダプタ300は、反転されたDVB−ASI信号を再度反転して、適合された信号190を生成する。
【0040】
図8を参照して更に詳細に説明されるように、適合されたDVB−ASI信号は、ルーティングスイッチャ120の差動増幅器170により出力されるDVB−ASI信号に正確に等しいか、又は該DVB−ASI信号に非常に近い。このことは、バランスされ、かつ対称的な差動増幅器170の出力を有するという利点を提供する。この利点は、RF放出を低減し、さらに、反転されたDVB−ASIがもはや廃棄されず、電力を損なわない。
【0041】
図2では、反転アダプタ300は、好ましくは、(ルーティングスイッチャ120及び分配増幅器140のような)増幅装置から分離されていることが好ましい。このタイプのシステム向けの適切なアダプタ300は、図3に示されている。図4及び図5は、反転アダプタ300の適切な内部の巻線を示している。
【0042】
図3、図4及び図5を参照して、反転アダプタ300は、金属製のボディ320及び2つのカップリング310,330を備えている。好ましくは、カップリング310は、入力カップリングであり、反転されたDVB−ASI信号を受け、カップリング330は、出力カップリングであり、適合されたDVB−ASI信号を生成する。
【0043】
反転アダプタ300は、簡単で小さく、非常に安価である。入力カップリング310は、ルーティングスイッチャ120のカップリング又は分配増幅器140に一般に接続される。出力カップリング330は、DVB−ASI信号を含むために適切なケーブルに一般に接続される。
【0044】
カップリング310,330は、ルーティングスイッチャ、ケーブルネットワーク、分配増幅器、又はDVB−ASI信号を搬送又は使用するのに適した他の装置に変圧器を接続するために適した任意のタイプのコネクションである。図4に示されるように、カップリング310は、シェル311及び相互接続装置312を好ましくは備えている。
【0045】
カップリング330は、シェル331及び相互接続装置332を好ましくは備えている。シェル311及び331は、ボディ320に好ましくは電気的及び機械的に接続されている。これにより、強固なグランド接続が提供され、電磁干渉(EMI)が低減される。相互接続装置は、つがいの一方とのカップリングを接続するために適した任意のコネクション装置である。
【0046】
本発明の1実施の形態では、図3に示されるように、入力カップリング310は、male British Naval Connector(BNC−Bayonet Nut Connector又はBayonet Neill Concelmanとしても知られる)であり、出力カップリング330は、female BNCである。これらのカップリングについて、相互接続装置332はソケットであり、相互接続装置312はピンである。
【0047】
ボディ320は、図4及び図5に示されるような1:1の変圧器を含んでいる。当該技術分野から知られるように、“1:1”とは、変圧器の1次側と2次側とが等しい数の巻線を有することを言及している。図4にける変圧器は、簡単であり、容易に注文される場合がある。当該技術分野から知られるように、変圧器のそれぞれの側は、極性を有している。
【0048】
図4では、2次側の極性は、1次側の極性と反対であり、この逆も然りである。特に、図4では、1次側の負のコネクションと、2次側の正のコネクションとがグランド接続されている。1次側の負のコネクションは、BNCカップリングについてピンである相互接続装置312に接続されている。2次側の負のコネクションは、BNCカップリングについてピンを受けるために適したソケットである相互接続装置332に接続されている。
【0049】
本発明との使用向けに適した変圧器は、約10MHz〜270MHzの周波数レンジを有するRF変圧器であるべきである。かかる変圧器を有する反転アダプタ300は、BNCカップリングを金属性のシリンダ又はボックスに螺旋巻又は圧入れすることにより作製することができる。特に、Mini−Circuits(P.O.Box350166,Brooklyn,New York, 11235−003)と呼ばれる会社は、型式FTB1−1−75の変圧器を製造しており、小さな矩形ボックスに配置される。
【0050】
この変圧器は、0.2〜500MHzまでの3dB周波数、入力及び出力のための2つのFemale BNCコネクタ、及び1:1の1次側と2次側の比を有している。しかし、この変圧器は、入力信号を反転しない。したがって、配線又は回路を変更又は追加することなしに、本発明との使用向けに適している。しかし、作製において使用される技術は、本発明との使用向けに適した反転アダプタを製造するために使用される場合がある。さらに、Mini−Circuitsは、本発明の実施の形態との使用向けに適した各種表面実装及び挿入実装による変圧器を製造している。
【0051】
別の配線方法は、図5において示されている。このバージョンでは、2次側の正のコネクション及び1次側の負のコネクションがグランドに接続される。また、1次側の正のコネクションは、相互接続装置312に接続されており、2次側の負のコネクションは、相互接続装置332に接続されている。
【0052】
したがって、図2〜図5は、本発明による反転アダプタがEMIを除去し、非常に安価であって、非常に簡単であることを示している。さらに、反転アダプタを使用したシステムは少ない電力を使用して、少ないEMIを生成することを示している。
【0053】
ここで図6を参照して、図6は、デジタルテレビジョン向けの別の好適なシステム600を示している。図2のシステムでは、反転アダプタは、既に既存のデジタルビデオシステムについて理想的である増幅装置から分離されている。しかし、反転アダプタの機能を含むべきシステムについて、設計者がこの機能を含むことを選択した場合には、図6のシステムが使用される場合がある。図6における装置の殆どは、図2を参照して既に説明されてきており、ここでは、異なる部分のみを説明する。
【0054】
図6の例では、反転アダプタ410(図4及び図5参照)は、増幅装置の一部として直接追加される。特に、反転アダプタ410は、ルーティングスイッチャ120における差動増幅器170の相補する出力に加えられる。このように、ルーティングスイッチャ120は、DVB−ASI信号及び適合されたDVB−ASI信号を生成する。この適合されたDVB−ASI信号は、DVB−ASI信号に殆ど近い。
【0055】
さらに、反転アダプタ410は、分配増幅器140に追加され、DVB−ASI信号及び適合されたDVB−ASI信号の両者を生成する。図6に示されるように、反転アダプタ410(図4及び図5)は、ルーティングスイッチャ120又は分配増幅器140のような増幅装置に直接“配線される”場合がある。
【0056】
図7を参照して、Society of Motion Picture and Television Engineers (SMPTE)の標準259Mによるシリアルデジタルビデオ信号の周波数のスペクトルが示されている。SDV信号は、NRZI(Non−Return−to−Zero Inverted)信号である。この図に示されるように、SDVスペクトルは、DCで大きな振幅を含むことができる。この振幅は、本発明の反転アダプタ300又は410によりフィルタリングされる。
【0057】
SDV信号は、反転アダプタを介して偶然に経路決定されるべきである。実際に、SMPTE259MによるSDV信号もまた、変圧器を通過して、有効であると考慮される。NRZIからのスクランブル及び反転は、DC成分及び極性の感度を「最小」にするために、意図的に行われる。しかし、SDVは、反転アダプタを通過しないことが薦められる。
【0058】
図8を参照して、デジタルビデオブロードキャスト−非同期シリアルインタフェース(DVB−ASI)信号が示されている。図8において見ることができるように、DVB−ASIスペクトルは、1つの特定の搬送波周波数の周辺に集中され、DC付近には成分が殆ど存在しない。このために、(DVB−ASI信号と同じスペクトルを有するべき)反転されたDVB−ASI信号は、反転アダプタ300又は400を介して、(反転される以外に)変換することなしに通過される。先に説明したように、本発明との使用向けに適した変圧器は、10MHz〜270MHzまでを典型的にカバーする周波数応答レンジを有する。
【0059】
したがって、図示されてきたものは、システムにおける増幅装置から分離することができ、これらの装置に統合することができる反転アダプタである。この反転アダプタは、反転されたDVB−ASI信号を反転して、DVB−ASI信号と同じ情報及び極性を正確に含むはずである、適合されたDVB−ASI信号を生成する。反転アダプタは、簡単で安価であり、使い易い。
【0060】
なお、請求項における節「〜に適合される」は、「手段プラス機能」の限定として解釈されるべきではなく、請求項における節「これにより」は、単に動作を記載するものであり、限定されるものではない。
本明細書で図示及び記載された実施の形態及びその変形例は、本発明の原理を単に例示するものであり、本発明の範囲及び精神から逸脱することなしに、様々な変更が当業者により実現されることが理解されるべきである。たとえば、変圧器における巻線は、1:1の比率から、1:1.2、1:2又は1:0.8の比率等に変化する場合がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】
従来のデジタルビデオテレビジョンシステムを説明するブロック図である。
【図2】
本発明の好適な実施の形態によるデジタルテレビジョンシステムを説明するブロック図である。
【図3】
本発明の最も好適な反転アダプタについてのパッケージを説明する図である。
【図4】
本発明の反転アダプタについての好適な配線を説明する回路図である。
【図5】
本発明の反転アダプタについての好適な配線を説明する回路図である。
【図6】
本発明の好適な実施の形態によるデジタルテレビジョンシステムを説明するブロック図である。
【図7】
本発明のシリアルデジタルビデオのスペクトル図である。
【図8】
本発明のデジタルビデオブロードキャスト−非同期シリアルインタフェース信号のスペクトル図である。
[発明の分野]
本発明は、デジタルビデオに関し、より詳細には、デジタルビデオブロードキャスト(DVB)非同期シリアルインタフェース(ASI)向けの反転アダプタ及びシステムに関する。
【0002】
[発明の背景]
デジタルビデオは、益々重要になってきている。一般に、デジタルビデオ信号を生成及び処理するときに、幾つものフォーマットが使用される場合がある。1つのかかるフォーマットは、シリアルデジタルビデオ(SDV)フォーマットと呼ばれており、このフォーマットは、動画からの未処理のデジタルデータをシリアルにパッケージングする方法である。
【0003】
たとえば、デジタルカメラは、SDVデータフォーマットを使用して、フィルムシーンからなる画像を生成することができる。Society of Motion Picture and Television Engineers (SMPTE)の標準259M及び125Mのような、SDVに関連する様々な規格が存在する。これらの標準は、たとえば、データストリームに包含されるもの、データストリームの速度、データの符号化を統括する。
【0004】
デジタルビデオを伝送するときに使用される別の有名なフォーマットは、デジタルビデオブロードキャスト−非同期シリアルインタフェース(DVB−ASI)である。このDVB−ASIは、以下の標準により統括される。European Committee for Electrical Standardization/European Telecommunications Standardization Institute (CENELEC/ETSI) EN50083−9 (1998) −DVB−A010, Interfaces for CATV, “SMATV Headends and Similar Professional Equipement, Annex B” 非同期シリアルインタフェース(ASI)の開示は、参照により、本明細書に組込まれる。一般に、SDVフォーマットにおける画像は、たとえば、Motion Picture Expert Group (MPEG) 圧縮標準を介して圧縮される。圧縮後、MPEGデータストリームは、DVB−ASI標準に従い符号化される。
【0005】
これらのデータストリームを使用した例示的なシステムは、図1に示されている。図1では、システム100は、SDVソース110、ルーティングスイッチャ120、SDV−MPEGエンコーダ130、分配増幅器140、MPEG−SDVデコーダ150及び幾つかのレジスタを備えている。一般に、システム100は、以下のように機能する。
【0006】
SDVソース110は、デジタルテレビジョンカメラとすることができる。SDVソース110は、デジタルビデオを生成し、該デジタルビデオをSDVフォーマットに符号化して、このデータストリームをルーティングスイッチャに送出する。エンコーダ130は、このSDVデータストリームをMPEGデータストリームに反転する。このMPEGデータストリームもまた、ルーティングスイッチャ120又は別のルーティングスイッチャ(図示せず)を介してルーティングされる。
【0007】
結果として生じるDVB−ASI信号は、望むのであれば、分配増幅器140により増幅され、次いで、たとえば、表示又は記憶のためにデコーダ150に送出されて元のSDVに反転される。分配増幅器140は、必要とされないが、システムには存在する場合がある。分配増幅器140とデコーダ150の間には、有線又は無線ネットワークのような任意のタイプのネットワークが存在することができる。特に、衛星伝送及び連続する受信は、一般にここで行われる。
【0008】
ルーティングスイッチャ120は、プログラマブル相互接続装置である。かかる構成であるために、入力を出力に経路決定することができる。この例では、ルーティングスイッチャ120は、SDVソース110の出力をエンコーダ130の入力に接続し、エンコーダ130のDVB−ASIの出力を分配増幅器140の入力に接続する。
【0009】
ルーティングスイッチャ120がSDVソース110の出力を(分配増幅器140を介して)デコーダ150の入力に接続するようにプログラムすることもできる。しかし、デコーダ150がSDVデータストリームではないDVB−ASIのようなMPEGストリームにより機能するために、このルーティングは無意味である。一般に、システム設計者は、信号がスイッチャを介して適切に経路決定されることを確保する必要がある。
【0010】
スイッチャは、差動増幅器170への論理的なコネクションを提供するものとして考えられる場合がある。差動増幅器170は、真の出力と相補する出力とを供給する。図1の例では、一方の差動増幅器170がSDV出力及び反転されたSDV出力を有し、他方の差動増幅器170がDVB−ASI出力及び反転されたDVB−ASI出力を有する。
【0011】
SDVフォーマット向けの標準により、反転信号及び非反転信号の両者を使用することができる。したがって、図1の例について、反転されたSDA信号は、別のSDV−MPEGエンコーダ(図示せず)に進むことができる。しかし、DVB−ASIフォーマットについての標準は、反転されたDVB−ASI信号を使用することを可能にしていない。このため、反転されたDVB−ASI信号は廃棄され、抵抗Rを介してグランド電位に接続されるか、又は別の同様な破壊装置に接続される。
【0012】
図1のシステム100が多くのアプリケーションについて効果的に実行する一方で、システム100は、多数の非能率的な点を含んでいる。これが克服されれば、デジタルビデオシステムの性能を更に改善することができる。
【0013】
特に、反転されたDVB−ASI信号は抵抗Rを介してグランドに接続されるために、電力の損失及び増加される放出エミッションが存在する。反転されたDVB−ASI信号における電力は抵抗Rにおける熱に本質的に変換され、これにより、電力が浪費される。
【0014】
また、抵抗Rは、反転されたDVB−ASI信号をグランドに接続するので、差動増幅器170に関して非対称な出力が存在する。両方の信号が相補的である場合、両信号が効果的に互いを相殺するために、低減された放出エミッションが行われる。
【0015】
しかし、図1のシステムでは、信号の一方がグランドに送出され、高い放射エミッションが引き起こされる。したがって、図1のシステムは、理想よりも高い電力及び放出を引き起こす。したがって、これらの問題を低減又は取り除くシステム、また、比較的安価で簡単な構成であり、実現し易いシステムが必要とされる。
【0016】
[発明の概要]
本発明は、デジタルビデオブロードキャスト−非同期シリアルインタフェース(DVB−ASI)システム及び装置を提供する。本発明の反転アダプタは、反転されたDVB−ASI信号を反転して、適合されたDVB−ASI信号を生成する。この適合されたDVB−ASI信号は、任意のDVB−ASI装置により使用される場合がある。1実施の形態では、反転アダプタは、1つの小さなパッケージに含むことができ、反転されたDVB−ASI信号を生成する任意の様々な増幅装置に容易に接続することができる。代替的に、本発明の反転アダプタは、増幅装置と統合的に形成される場合があり、適合されたDVB−ASI信号を自動的に適用することができる。
【0017】
反転アダプタ及び該反転アダプタを使用したシステムにより、反転されたDVB−ASI信号の使用が可能となる。したがって、電力及び放射エミッションが低減される。反転されたDVB−ASI信号をグランドに接続して、この信号を浪費する代わりに、本発明は、この反転されたDVB−ASI信号を再度反転して、適合されたDVB−ASI信号を生成する。ここで、真のDVB−ASI信号及び相補するDVB−ASI信号はバランスされ、相補するので、これにより、放射エミッションを低下させることができる。さらに、反転アダプタは、簡単で使い易く、さらに非常に安価である。
【0018】
[発明の実施の形態]
本発明の更に完全な理解は、本発明の更なる特徴及び利点とともに、以下の発明の実施の形態及び添付図面を参照することにより得られるであろう。
本発明は、反転アダプタ及び該反転アダプタを使用したシステムを提供する。本発明の反転アダプタは、反転されたDVB−ASI信号を反転して、適合されたDVB−ASI信号を生成する。
【0019】
この適合されたDVB−ASI信号は、任意のDVB−ASI装置により使用される場合がある。反転アダプタは、1つの小さなパッケージに含むことができ、反転されたDVB−ASI信号を生成する様々な増幅装置に容易に接続することができる。代替的に、本発明の反転アダプタは、増幅装置と統合的に形成される場合があり、適合されたDVB−ASI信号を自動的に供給する。
【0020】
反転アダプタは、反転されたDVB−ASI信号を受け、適合されたDVB−ASI信号を出力する変圧器を備えている。適合されたDVB−ASI信号は、好ましくは、反転されたDVB−ASI信号の反転されたバージョンである。本実施の形態で使用されるように、「反転」とは、“01110”からなる反転されたDVB−ASIビットのそれぞれのビットが反対のバイナリ値に反転されることを意味する。
【0021】
たとえば、0と1がそれぞれ2進値である、“01110”からなる反転されたDVB−ASIビットのストリングは、本発明の反転アダプタにより“10001”に反転される。なお、それぞれのバイナリ値は、パルス符号変調、バイポーラシグナリング、デュオバイナリシグナリング又はマンチェスタシグナリングを介してのような多くのやり方で列挙される場合がある。
【0022】
以下に更に詳細に説明されるように、デジタルビデオブロードキャスト−非同期シリアルインタフェース(DVB−ASI)信号、及びその反転された信号は、ゼロである直流(DC)周波数の周囲で情報を含まないようなやり方で符号化される。したがって、直流を結合しない変圧器を使用する反転アダプタのバージョンは、反転されたDVB−ASI信号に影響を与えない。
変圧器の1次巻線と2次巻線は、1:1の比率で巻かれており、この比率は、増幅がないことを意味している。さらに、1次側及び2次側は、反対の極性であり、反転されたDVB−ASI信号の反転を比較的容易にする。
【0023】
本発明の1実施の形態では、反転アダプタは、自己包含型の、入力カップリング及び出力カップリングを有する金属製のアダプタに形成される。これにより、現在のデジタルビデオシステムに容易に配置することができ、非常に多くの量の無線周波(RF)シールドを含む。さらに、このようなやり方で形成される反転アダプタは、非常に安価であり、使い易い。
【0024】
代替的に、ルーティングスイッチャ又は分配増幅器のような増幅装置に反転アダプタを追加することは可能である。「増幅装置」により、増幅が1よりも大きいことが必ずしも意味されない。増幅は、1又は1よりも小さい場合がある。反転アダプタをこれらの増幅装置に追加することは、最小のコストとなるが、反転増幅器は、増幅装置の内部にあるスペースを要し、増幅装置は、幾らかの再設計を必要とする。
【0025】
本発明は、以下の利点を有する。反転アダプタ及び該反転アダプタを使用するシステムにより、反転されたDVB−ASI信号の使用が可能となり、電力及び放射エミッションが低減される。反転されたDVB−ASI信号をグランドに接続して、この信号を浪費する代わりに、本発明は、この信号を再び反転して、適合されたDVB−ASI信号を作成する。ここで、真のDVB−ASI信号と、相補するDVB−ASI信号はバランスされ、相補するものであり、これにより、放射エミッションは低下される。さらに、反転されたDVB−ASI信号が使用され、この使用により電力損失が低減される。最後に反転アダプタは、簡単で使い易く、非常に安価である。
【0026】
図2を参照して、本発明によるデジタルビデオシステム200が示されている。図2及び他の図では、同じ参照符号は類似の装置に対応している。システム200は、シリアルデジタルビデオ(SDV)ソース110、ルーティングスイッチャ120、SDV−MPEGエンコーダ130、分配増幅器140、MPEG−SDVデコーダ150、図3〜図5とともに以下に更に説明される2つのDVB−ASI反転アダプタ300、及び2つのMPEG装置170を備えている。図2の例では、ルーティングスイッチャ120は、2つの差動増幅器170を備えている。
【0027】
一般に、システム200は、以下のように機能する。SDV110は、たとえば、デジタルテレビジョンカメラとすることができる。このSDVソースは、デジタルビデオを生成し、ビデオをSDVフォーマットに反転して、このデータストリームをルーティングスイッチャ120に送出する。エンコーダ130は、このSDVデータストリームを、DVB−ASIとして符号化されるMPEGデータストリームに反転する。
【0028】
このDVB−ASI信号はまた、ルーティングスイッチャ120(又は、多分図示しない別のルーティングスイッチャ)を介してルーティングされる。結果として生じるDVB−ASI信号は、必要であれば、分配増幅器140により増幅され、次いで、表示又は記憶のために元のSDVに反転するためにデコーダ150に送出される。
【0029】
分配増幅器140は、必要とされないが、あるシステムでは存在する場合がある。分配増幅器140とデコーダ150の間、又は、分配増幅器140が使用されない場合に、ルーティングスイッチャ120のDVB−ASI出力とデコーダ150の入力の間には、有線又は無線ネットワークのような任意のタイプのネットワークが存在する場合がある。特に、衛星伝送及び連続受信は、このポイントで一般に行われる。
【0030】
ルーティングスイッチャ120は、プログラマブルな相互接続装置である。かかるように、ルーティングスイッチャは、入力を出力に経路決定することができる。この例では、ルーティングスイッチャ120は、SDVソース110の出力をエンコーダ130の入力に接続し、エンコーダ130のDVB−ASI出力を分配増幅器140の入力に接続する。
【0031】
SDVソースの出力を(使用される場合、分配増幅器140を介して)デコーダ150の入力に接続するようにプログラムすることが可能である。しかし、デコーダ150はSDVデータストリームではない、DVB−ASIのようなMPEGデータストリームと機能するため、このルーティングは無意味である。一般に、システム設計者は、信号がスイッチャ120を介して適切に経路決定されていることを保証する必要がある。
【0032】
スイッチャ120は、論理的なコネクションを提供するものとして考えられる場合がある。差動増幅器170は、真の出力と相補する出力とを供給する。図1の例では、一方の差動増幅器170は、SDV出力及び反転されたSDV出力を有し、他方の差動増幅器170は、DVB−ASI出力及び反転されたDVB−ASI出力を有する。
【0033】
SDVフォーマット向けの標準は、反転信号と非反転信号の両者を使用することを可能にする。言い換えれば、信号は極性に依存しない。したがって、図1の例では、反転されたSDA信号は、別のSDV−MPEGエンコーダ(図示せず)に送出することができる。
【0034】
しかし、DVB−ASIフォーマット向けの標準は、反転されたDVB−ASI信号を使用することを可能にしない。言い換えれば、DVB−ASI信号は、極性に依存する。先に述べたように、図1の従来のシステムでは、反転されたDVB−ASI信号は廃棄され、抵抗を介してグランドに接続されるか、又は他の類似の廃棄装置に接続される。
【0035】
本発明のシステム200では、反転されたDVB−ASI信号は、使用のために適合される。本発明の反転アダプタ300は、反転されたDVB−ASI信号を再度反転するために使用される。したがって、これらの信号は使用されて、DVB−ASI装置160に印加される。これらDVB−ASI装置は、任意のネットワーク又はDVB−ASI信号を使用することができる他の装置とすることができる。
【0036】
反転されたDVB−ASI信号は、DVB−ASIレコーダを介して記録することができる。これらの信号は、DVB−ASIからSDVへのデコーダを介して、元のSDVフォーマットに反転することができる。反転されたDVB−ASI信号は、衛星の上り回線又は他の送信機を介してのように送信することができる。これらの信号は、モニタに送出することができ、モニタはデータストリームを監視することができる。反転されたDVB−ASI信号は、分配増幅器又は他のネットワークを介して分配することができる。このように、DVB−ASI装置160は、DVB−ASI信号に適した任意のタイプの装置又はネットワークとすることができる。
【0037】
ルーティングスイッチャ120及び分配増幅器140は、増幅装置のタイプである。増幅装置は、真の出力と相補する出力とを生成する任意の装置である。一般に、差動増幅器は、電磁干渉(EMI)を生成するために、増幅装置として使用される。差動増幅器は、高速であり、高いスイッチングスピードをサポートし、コモンモード信号を相殺する。
【0038】
ルーティングスイッチャ120は、増幅機能よりはスイッチング機能の役割を一般に果たす。増幅は、通常約1:1の比率であり、この比率は、入力電力に対する出力電力(Pi:Po)の形式である。分配増幅器140は、一般にスイッチング機能を実行しないが、信号の分割及び/又は信号の1:1の割合よりも大きな電力増加を行う。かかる比率は、1:10又はそれ以上であり、出力が入力よりも電力において10倍大きいことを意味する。
【0039】
このように、図2は、反転されたDVB−ASI信号を浪費する代わりに、本発明は、反転されたDVB−ASI信号を再度使用することができる。反転アダプタ300は、反転されたDVB−ASI信号を再度反転して、適合された信号190を生成する。
【0040】
図8を参照して更に詳細に説明されるように、適合されたDVB−ASI信号は、ルーティングスイッチャ120の差動増幅器170により出力されるDVB−ASI信号に正確に等しいか、又は該DVB−ASI信号に非常に近い。このことは、バランスされ、かつ対称的な差動増幅器170の出力を有するという利点を提供する。この利点は、RF放出を低減し、さらに、反転されたDVB−ASIがもはや廃棄されず、電力を損なわない。
【0041】
図2では、反転アダプタ300は、好ましくは、(ルーティングスイッチャ120及び分配増幅器140のような)増幅装置から分離されていることが好ましい。このタイプのシステム向けの適切なアダプタ300は、図3に示されている。図4及び図5は、反転アダプタ300の適切な内部の巻線を示している。
【0042】
図3、図4及び図5を参照して、反転アダプタ300は、金属製のボディ320及び2つのカップリング310,330を備えている。好ましくは、カップリング310は、入力カップリングであり、反転されたDVB−ASI信号を受け、カップリング330は、出力カップリングであり、適合されたDVB−ASI信号を生成する。
【0043】
反転アダプタ300は、簡単で小さく、非常に安価である。入力カップリング310は、ルーティングスイッチャ120のカップリング又は分配増幅器140に一般に接続される。出力カップリング330は、DVB−ASI信号を含むために適切なケーブルに一般に接続される。
【0044】
カップリング310,330は、ルーティングスイッチャ、ケーブルネットワーク、分配増幅器、又はDVB−ASI信号を搬送又は使用するのに適した他の装置に変圧器を接続するために適した任意のタイプのコネクションである。図4に示されるように、カップリング310は、シェル311及び相互接続装置312を好ましくは備えている。
【0045】
カップリング330は、シェル331及び相互接続装置332を好ましくは備えている。シェル311及び331は、ボディ320に好ましくは電気的及び機械的に接続されている。これにより、強固なグランド接続が提供され、電磁干渉(EMI)が低減される。相互接続装置は、つがいの一方とのカップリングを接続するために適した任意のコネクション装置である。
【0046】
本発明の1実施の形態では、図3に示されるように、入力カップリング310は、male British Naval Connector(BNC−Bayonet Nut Connector又はBayonet Neill Concelmanとしても知られる)であり、出力カップリング330は、female BNCである。これらのカップリングについて、相互接続装置332はソケットであり、相互接続装置312はピンである。
【0047】
ボディ320は、図4及び図5に示されるような1:1の変圧器を含んでいる。当該技術分野から知られるように、“1:1”とは、変圧器の1次側と2次側とが等しい数の巻線を有することを言及している。図4にける変圧器は、簡単であり、容易に注文される場合がある。当該技術分野から知られるように、変圧器のそれぞれの側は、極性を有している。
【0048】
図4では、2次側の極性は、1次側の極性と反対であり、この逆も然りである。特に、図4では、1次側の負のコネクションと、2次側の正のコネクションとがグランド接続されている。1次側の負のコネクションは、BNCカップリングについてピンである相互接続装置312に接続されている。2次側の負のコネクションは、BNCカップリングについてピンを受けるために適したソケットである相互接続装置332に接続されている。
【0049】
本発明との使用向けに適した変圧器は、約10MHz〜270MHzの周波数レンジを有するRF変圧器であるべきである。かかる変圧器を有する反転アダプタ300は、BNCカップリングを金属性のシリンダ又はボックスに螺旋巻又は圧入れすることにより作製することができる。特に、Mini−Circuits(P.O.Box350166,Brooklyn,New York, 11235−003)と呼ばれる会社は、型式FTB1−1−75の変圧器を製造しており、小さな矩形ボックスに配置される。
【0050】
この変圧器は、0.2〜500MHzまでの3dB周波数、入力及び出力のための2つのFemale BNCコネクタ、及び1:1の1次側と2次側の比を有している。しかし、この変圧器は、入力信号を反転しない。したがって、配線又は回路を変更又は追加することなしに、本発明との使用向けに適している。しかし、作製において使用される技術は、本発明との使用向けに適した反転アダプタを製造するために使用される場合がある。さらに、Mini−Circuitsは、本発明の実施の形態との使用向けに適した各種表面実装及び挿入実装による変圧器を製造している。
【0051】
別の配線方法は、図5において示されている。このバージョンでは、2次側の正のコネクション及び1次側の負のコネクションがグランドに接続される。また、1次側の正のコネクションは、相互接続装置312に接続されており、2次側の負のコネクションは、相互接続装置332に接続されている。
【0052】
したがって、図2〜図5は、本発明による反転アダプタがEMIを除去し、非常に安価であって、非常に簡単であることを示している。さらに、反転アダプタを使用したシステムは少ない電力を使用して、少ないEMIを生成することを示している。
【0053】
ここで図6を参照して、図6は、デジタルテレビジョン向けの別の好適なシステム600を示している。図2のシステムでは、反転アダプタは、既に既存のデジタルビデオシステムについて理想的である増幅装置から分離されている。しかし、反転アダプタの機能を含むべきシステムについて、設計者がこの機能を含むことを選択した場合には、図6のシステムが使用される場合がある。図6における装置の殆どは、図2を参照して既に説明されてきており、ここでは、異なる部分のみを説明する。
【0054】
図6の例では、反転アダプタ410(図4及び図5参照)は、増幅装置の一部として直接追加される。特に、反転アダプタ410は、ルーティングスイッチャ120における差動増幅器170の相補する出力に加えられる。このように、ルーティングスイッチャ120は、DVB−ASI信号及び適合されたDVB−ASI信号を生成する。この適合されたDVB−ASI信号は、DVB−ASI信号に殆ど近い。
【0055】
さらに、反転アダプタ410は、分配増幅器140に追加され、DVB−ASI信号及び適合されたDVB−ASI信号の両者を生成する。図6に示されるように、反転アダプタ410(図4及び図5)は、ルーティングスイッチャ120又は分配増幅器140のような増幅装置に直接“配線される”場合がある。
【0056】
図7を参照して、Society of Motion Picture and Television Engineers (SMPTE)の標準259Mによるシリアルデジタルビデオ信号の周波数のスペクトルが示されている。SDV信号は、NRZI(Non−Return−to−Zero Inverted)信号である。この図に示されるように、SDVスペクトルは、DCで大きな振幅を含むことができる。この振幅は、本発明の反転アダプタ300又は410によりフィルタリングされる。
【0057】
SDV信号は、反転アダプタを介して偶然に経路決定されるべきである。実際に、SMPTE259MによるSDV信号もまた、変圧器を通過して、有効であると考慮される。NRZIからのスクランブル及び反転は、DC成分及び極性の感度を「最小」にするために、意図的に行われる。しかし、SDVは、反転アダプタを通過しないことが薦められる。
【0058】
図8を参照して、デジタルビデオブロードキャスト−非同期シリアルインタフェース(DVB−ASI)信号が示されている。図8において見ることができるように、DVB−ASIスペクトルは、1つの特定の搬送波周波数の周辺に集中され、DC付近には成分が殆ど存在しない。このために、(DVB−ASI信号と同じスペクトルを有するべき)反転されたDVB−ASI信号は、反転アダプタ300又は400を介して、(反転される以外に)変換することなしに通過される。先に説明したように、本発明との使用向けに適した変圧器は、10MHz〜270MHzまでを典型的にカバーする周波数応答レンジを有する。
【0059】
したがって、図示されてきたものは、システムにおける増幅装置から分離することができ、これらの装置に統合することができる反転アダプタである。この反転アダプタは、反転されたDVB−ASI信号を反転して、DVB−ASI信号と同じ情報及び極性を正確に含むはずである、適合されたDVB−ASI信号を生成する。反転アダプタは、簡単で安価であり、使い易い。
【0060】
なお、請求項における節「〜に適合される」は、「手段プラス機能」の限定として解釈されるべきではなく、請求項における節「これにより」は、単に動作を記載するものであり、限定されるものではない。
本明細書で図示及び記載された実施の形態及びその変形例は、本発明の原理を単に例示するものであり、本発明の範囲及び精神から逸脱することなしに、様々な変更が当業者により実現されることが理解されるべきである。たとえば、変圧器における巻線は、1:1の比率から、1:1.2、1:2又は1:0.8の比率等に変化する場合がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】
従来のデジタルビデオテレビジョンシステムを説明するブロック図である。
【図2】
本発明の好適な実施の形態によるデジタルテレビジョンシステムを説明するブロック図である。
【図3】
本発明の最も好適な反転アダプタについてのパッケージを説明する図である。
【図4】
本発明の反転アダプタについての好適な配線を説明する回路図である。
【図5】
本発明の反転アダプタについての好適な配線を説明する回路図である。
【図6】
本発明の好適な実施の形態によるデジタルテレビジョンシステムを説明するブロック図である。
【図7】
本発明のシリアルデジタルビデオのスペクトル図である。
【図8】
本発明のデジタルビデオブロードキャスト−非同期シリアルインタフェース信号のスペクトル図である。
Claims (25)
- 反転されたデジタルビデオブロードキャスト−非同期シリアルインタフェース(DVB−ASI)信号と、
前記反転されたDVB−ASI信号を反転するために適合される反転アダプタと、
を備える装置。 - 前記反転アダプタは、前記反転されたDVB−ASI信号に接続され、1次側と2次側とを有する変圧器を備える、
請求項1記載の装置。 - 前記反転アダプタは、前記反転されたDVB−ASI信号を反転して、適合されたDVB−ASI信号を生成し、
前記適合されたDVB−ASI信号は、レコーダ、モニタ、デコーダ、ネットワーク、送信機及び分配増幅器から本質的に構成されるグループから選択されるDVB−ASI装置に接続される、
請求項1記載の装置。 - 前記1次側及び前記2次側のそれぞれは極性を有し、
前記2次側の極性は、前記1次側の極性と反対であり、
前記反転アダプタは、前記反転されたDVB−ASI信号を反転して、適合されたDVB−ASI信号を生成する、
請求項2記載の装置。 - 前記1次側及び前記2次側のそれぞれは、等しい数の巻線を備える、
請求項4記載の装置。 - 前記反転アダプタは、ボディ、入力カップリング及び出力カップリングをさらに備え、
前記反転アダプタは前記ボディに含まれ、
前記ボディは前記入力カップリング及び前記出力カップリングに電気的及び機械的に結合される、
請求項5記載の装置。 - ルーティングスイッチャをさらに備え、
前記ルーティングスイッチャは、入力DVB−ASI信号に接続され、出力DVB−ASI信号と前記反転されたDVB−ASI信号とを生成する、
請求項1記載の装置。 - シリアルデジタルビデオ(SDV)信号を生成するSDVソースをさらに備え、
前記SDV信号は、ルーティングスイッチャに接続され、
前記ルーティングスイッチャは、出力SDV信号と反転されたSDV信号とを生成する、
請求項7記載の装置。 - 前記出力SDV信号に接続され、入力DVB−ASI信号を生成するエンコーダをさらに備える、
請求項8記載の装置。 - 前記ルーティングスイッチャは、前記入力DVB−ASI信号に接続される入力と、真の出力と相補する出力とを有する差動増幅器を備え、
前記真の出力は、前記出力DVB−ASI信号であり、前記相補する出力は、前記反転されたDVB−ASI信号である、
請求項7記載の装置。 - 前記ルーティングスイッチャは、前記反転アダプタを備える、
請求項10記載の装置。 - 分配増幅器をさらに備え、
前記分配増幅器は、入力DVB−ASI信号に接続され、出力DVB−ASI信号と前記反転されたDVB−ASI信号とを生成する、
請求項1記載の装置。 - 前記分配増幅器は前記反転アダプタを備える、
請求項12記載の装置。 - デジタルビデオブロードキャスト‐非同期シリアルインタフェース(DVB−ASI)出力信号を生成するDVB−ASIエンコーダと、
前記DVB−ASI信号を含む真の出力と、反転されたDVB−ASI信号を含む相補する出力と、前記DVB−ASI信号に接続される入力とを有する増幅装置と、
前記反転されたDVB−ASI信号に接続される1次側と、前記1次側の極性と反対の極性である2次側とを有する変圧器を備える反転アダプタとを備え、
前記1次側及び前記2次側のそれぞれは、等しい数の巻線を備え、
前記反転アダプタは、前記反転されたDVB−ASI信号を反転して、適合されたDVB−ASI信号を生成する、
システム。 - 前記増幅装置は、ルーティングスイッチ及び分配増幅器から本質的に構成されるグループから選択される、
請求項14記載のシステム。 - 前記増幅装置は、前記反転アダプタを備える、
請求項14記載のシステム。 - 前記適合されたDVB−ASI信号は、レコーダ、モニタ、デコーダ、ネットワーク、送信機及び分配増幅器から本質的に構成されるグループから選択されたDVB−ASI装置に接続される、
請求項14記載のシステム。 - 前記増幅装置は、ルーティングスイッチを備え、
前記システムは、前記ルーティングスイッチに接続されるソースシリアルデジタルビデオ(SDV)を生成するSDVソースをさらに備え、
前記ルーティングスイッチは、SDV信号及び反転されたSDV信号を生成し、前記SDV信号は前記DVB−ASIエンコーダに接続される、
請求項14記載のシステム。 - デジタルビデオブロードキャスト−非同期シリアルインタフェース(DVB−ASI)信号を反転するための反転アダプタであって、
前記反転アダプタは、
1次側と該1次側と等しい数の巻線を有する2次側とを有し、前記1次側と前記2次側のそれぞれが、1次側の負のコネクションと2次側の正のコネクションとがグランドに接続される正及び負のコネクションを有して、前記2次側の極性が前記1次側の極性とは逆である変圧器と、
前記変圧器を収容するボディと、
前記ボディに電気的及び機械的に結合され、グランドに電気的に接続される入力シェル及び入力相互接続装置を有し、DVB−ASI信号を受けるために適合される入力カップリングと、
前記ボディに電気的及び機械的に結合され、グランドに電気的に接続される出力シェル、及び出力相互接続装置を有する出力カップリングと、
を備える反転アダプタ。 - 前記入力相互接続装置は入力ピンを備え、前記出力相互接続装置は出力ソケットを備え、
前記入力ピンは、前記1次側の前記正のコネクションに接続され、前記出力ソケットは、前記2次側の前記負のコネクションに接続される、
請求項19記載の反転アダプタ。 - 前記入力カップリングは、male British Naval Connector(BNC)であり、前記出力カップリングは、female BNCである、
請求項20記載の反転アダプタ。 - デジタルビデオブロードキャスト−非同期シリアルインタフェース(DVB−ASI)信号を処理するデジタルビデオシステムであって、
反転されたDVB−ASI信号を反転するために適合される反転アダプタを備える、
デジタルビデオシステム。 - 前記反転アダプタは、前記反転されたDVB−ASI信号に接続される変圧器を備え、前記変圧器は、1次側及び2次側を有する、
請求項22記載のシステム。 - デジタルビデオブロードキャスト−非同期シリアルインタフェース(DVB−ASI)信号を処理するための方法であって、
DVB−ASI信号及び反転されたDVB−ASI信号を生成するステップと、
前記反転されたDVB−ASI信号を反転して、適合されたDVB−ASI信号を生成するステップと、
を備える方法。 - 1次側と該1次側と等しい数の巻線を有する2次側とを有し、前記1次側と前記2次側のそれぞれが、1次側の負のコネクションと2次側の正のコネクションとがグランドに接続される正及び負のコネクションを有して、前記2次側の極性が前記1次側の極性とは反対である変圧器を備える反転アダプタを設けるステップと、
前記反転されたDVB−ASI信号を前記1次側の前記正のコネクションに接続するステップとをさらに備え、
前記反転アダプタは、前記反転されたDVB−ASI信号を反転して、適合されたDVB−ASI信号を生成するステップを実行する、
請求項24記載の方法。
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