JP2004517506A - 支持レール用アダプタ - Google Patents
支持レール用アダプタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004517506A JP2004517506A JP2002560250A JP2002560250A JP2004517506A JP 2004517506 A JP2004517506 A JP 2004517506A JP 2002560250 A JP2002560250 A JP 2002560250A JP 2002560250 A JP2002560250 A JP 2002560250A JP 2004517506 A JP2004517506 A JP 2004517506A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adapter
- support rail
- locking means
- instrument module
- appliance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02B—BOARDS, SUBSTATIONS OR SWITCHING ARRANGEMENTS FOR THE SUPPLY OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02B1/00—Frameworks, boards, panels, desks, casings; Details of substations or switching arrangements
- H02B1/015—Boards, panels, desks; Parts thereof or accessories therefor
- H02B1/04—Mounting thereon of switches or of other devices in general, the switch or device having, or being without, casing
- H02B1/052—Mounting on rails
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S439/00—Electrical connectors
- Y10S439/953—Electrical connectors with latch rod to be retainingly received by opening of mating connector
Abstract
本発明は、モジュール式に構成された電気的な器具であって、当該器具が少なくとも1つの器具モジュール、有利には複数の器具モジュールを有しており、該器具モジュールが支持レールに固定可能である形式のものに関する。器具モジュールの問題ないの組付けまたは取外しのためには、器具モジュールをアダプタを介して支持レールに固定することが提案される。この場合、アダプタは、双安定的なスナップ過程に基づいた固定機能を満たし、この場合、アダプタは、手による組付けまたは取外しのために工具が必要とならないように形成されている。
Description
【0001】
技術分野
本発明は、請求項1の上位概念部に記載の形式のモジュール式に構成された電気的な器具、つまり少なくとも1つの器具モジュール、有利には複数の器具モジュールを有しており、該器具モジュールが支持レール(「マウンティングレール」とも呼ばれる)に固定可能である形式のモジュール式に構成された電気的な器具に関する。
【0002】
背景技術
ヨーロッパ特許第0527247号明細書に基づき、モジュール式に構成された電気的な器具が公知である。このような器具は複数の器具モジュールから成っており、これらの器具モジュールは互いに電気的に接続可能であって、かつそれぞれの使用目的に適合されている。使用目的としては、特に電子的な制御装置、特にメモリプログラミング可能な制御装置が挙げられる。このような器具をそれぞれの使用目的に適合させるためには、所定数の器具モジュールを互いに結合することが必要となる(器具モジュールは制御装置、センサおよび/またはアクチュエータであってよい)。この目的のためには、ヨーロッパ特許第0527247号明細書に基づき、側縁のところで折り曲げられたフラットな支持レールが公知である。この支持レール上には、器具モジュール一方の側縁が掛け込まれて、ねじ結合を介して支持レールの対応する側縁に固定される。支持レールにおける器具モジュールのこのような固定形式は複数の欠点を有している。第1に、器具モジュールの挿入時に器具モジュールの一方の側縁が斜めになって支持レールにひっかかる恐れがあり、これにより問題のない組付けまたは取外しが妨げられる。第2に、器具モジュールを支持レールに固定するか、または支持レールから解離するためには、組付けまたは取外しのために工具を携行することが必要となる。このことは、特に複数の器具モジュールから成る電気的な器具を頻繁に組み換える場合には不都合となる。さらに、電気的な器具のこの構造は、相並んで配置された複数の器具モジュールの取出しが簡単に可能となることを阻止している。特に、1つの器具モジュールの外方旋回時に、互いに並設された複数の器具モジュールを電気的に互いに上接続する接続−モジュール部分のひっかかりが生じる恐れがある。
【0003】
発明の開示
したがって、本発明の課題は、冒頭で述べた形式のモジュール式に構成された電気的な器具を改良して、支持レール上の器具モジュールの問題のない組付けまたは取外しが可能となるような電気的な器具を提供することである。
【0004】
この課題は請求項1の特徴部に記載の特徴により解決される。
【0005】
本発明によれば、器具モジュールがアダプタを介して支持レールに固定可能である。支持レールにアダプタを介して器具モジュールを固定することは多くの利点を有している。第1に、器具モジュール自体が支持レールとは無関係に支持レールから解離されて交換され得る。これによって、複数の器具モジュールが互いに並設されている状態を維持したまま、別の器具モジュールの迅速な交換または組付けが可能である。第2に、アダプタは、支持レールにおけるアダプタ組付け後にその1つまたは複数の隣接アダプタに対して電気的な接続を形成するように、そしてアダプタと、載着された器具モジュールとの間にも同じく電気的な接続が生じるように形成されていてよい。これによって、器具モジュールの挿入時またはその交換時に電気的な接続に関する問題は生じない。すなわち、器具モジュールの装着または交換時には、器具モジュールをアダプタから解離した後に、器具モジュールをアダプタに対して直角に上方へ向かって取り外すことができる。これにより、電気的な接続部、特にアダプタと器具モジュールとの間の差込み接続部に損傷は生ぜしめられなくなる。これに対して択一的に、アダプタが器具モジュールに組み込まれた一体の構成部分を成していて器具モジュールに固く結合されているか、または器具モジュールとアダプタとが1つの構成ユニットを形成していることも考えられる。
【0006】
第2にアダプタは、手による組付けまたは取外しのために工具が必要とならないように形成されていてよい。このことには次のような利点がある。すなわち、器具モジュールを手で支持レールに載着させてこの支持レールに固定することができるか、あるいはその逆に器具モジュールを手で支持レールから解離することができる。これにより、組付けまたは取外しのために工具の携行が不要となり、これにより他方では、工具を必要とする固定手段も不要となる。これによって、全体的には、器具モジュールの構造の単純化が向上すると共に、支持レールに装着モジュールを固定する際の取扱い性もしくはハンドリング性が改善される。
【0007】
本発明の改良形では、アダプタが種々の形式の固定手段、特に係止手段を有している。一方では、器具モジュールをアダプタに保持する係止手段が設けられている。他方では、アダプタを支持レールに保持する係止手段が設けられている。これにより、システム全体の自在性が向上する。なぜならば、種々異なる支持レールおよび種々異なる器具モジュールのために種々様々なアダプタを準備することができるからである。他方では、アダプタに一様に形成された係止手段が設けられており、ひいては器具モジュールおよび/または支持レールにも、一様に形成された対応する係止手段が設けられているので、構成部分の多様性が高められてしまうことが回避される。係止手段と、係止手段に結合されたスナップ結合部とにより、器具モジュールとアダプタとの間でも、アダプタと支持レールとの間でも、やはり工具なしの結合が可能となる。固定手段はねじ結合部または同様の作用を有するエレメントであってよい。この場合、これらの固定手段の組合せも考えられる。
【0008】
本発明の別の改良形では、前記係止手段のうちの少なくとも1つの係止手段、特に全ての係止手段が、アダプタに位置固定に、つまり定位置に配置されている。定位置にかつ場合によっては弾性的またはフレキシブルに形成された、アダプタに配置された前記係止手段は、器具モジュール内の対応する範囲、もしくは支持レールにおける対応する範囲、特に支持レールの長手方向に延びる側縁における対応する範囲のための当付け部を形成している。さらに、他の係止手段、特に全ての他の係止手段は、アダプタに運動可能に配置されている。これにより、運動可能な係止手段の運動方向に応じて、器具モジュールをアダプタに位置固定するか、またはアダプタから解離することができ、そして同じくアダプタを支持レールに位置固定するか、または支持レールから解離することができる。係止手段を運動させるためには、1つまたは複数の操作部分が設けられており、該操作部分は、運動可能な各係止手段または係止手段のグループまたは全ての係止手段に作用する。本発明の1構成では、器具モジュールをアダプタに位置固定するか、またはアダプタから解離するために、運動可能な係止手段のための1つの操作部分が設けられている。アダプタを支持レールに位置固定するか、または支持レールから解離するために、アダプタに配置された運動可能な係止手段を運動させるためには、別の1つの操作部分が設けられている。本発明のさらに別の構成では、運動可能な全ての係止手段を同時に運動させ、これにより器具モジュールをアダプタに位置固定すると同時にアダプタを支持レールに位置固定するか、またはこれらの構成部分を互いに解離するために、唯一つの操作部分しか設けられていない。
【0009】
本発明のさらに別の改良形では、運動可能な係止手段がばね力によって負荷されている。ばね力の負荷は、アダプタへの器具モジュールの載着時もしくは支持レールへのアダプタの載着時に、運動可能な係止手段がその休止位置からばね力に抗して運動させられて、器具モジュールの載着時もしくは支持レールへの載着時に再びその休止位置をとるような方向へ行われると有利である。これにより、器具モジュールがアダプタに、もしくはアダプタが支持レールに、それぞれ確固不動にそれらの相互位置に位置固定される。
【0010】
以下に、モジュール式に構成された本発明による電気的な器具もしくはそのアダプタの可能な実施例を図面につき詳しく説明する。ただし、本発明は図示の実施例に限定されるものではない。
【0011】
発明を実施するための形態
図1には器具モジュール1が概略的に図示されている。この器具モジュール1は、たとえば制御モジュール、センサ、アクチュエータ、これらのコンポーネントの組合せ等であってよい。このような器具モジュール1は複数個で、一般的事例ではこれらの器具モジュール1の長辺側が互いに平行になるように1つの支持レール2、有利にはEN(ヨーロッパ規格)50022またはEN50023による支持レール2に組み付けられ、特に互いに位置決めされて組み付けられ、これにより器具モジュール1の互いに相対的な所定の位置が維持される。位置固定に、つまり定位置に組付け可能である支持レール2により、複数の器具モジュール1は相並んで所定の位置に位置固定される。これらの器具モジュール1は、それぞれ位置固定された位置から、場合によっては互いの間を接続する接続部を用いて、電気的に配線され得る。
【0012】
本発明の構成では、器具モジュール1が、特にプラスチックから成るアダプタ3を介して支持レール2に固定される。アダプタ3は第1に器具モジュール1と支持レール2との間の純然たる固定機能を引き受ける。そして付加的にアダプタ3は複数の器具モジュール1の間の接続機能、特に電気的な接続を引き受けることもできる。図1に示したアダプタ3は、このアダプタ3がZ方向で上方から支持レール2に載着され、そして特に組付けまたは取外しのための工具が必要となることなしに位置固定され得るように形成されている。同じことは器具モジュール1に云える。すなわち、器具モジュール1も同じくZ方向でアダプタ3に載置されて位置固定され得る。器具モジュール1とアダプタ3とが1つの構造ユニットを形成するような構成も考えられる。これにより、この構造ユニットをZ方向で支持レール2に組み付けるか、または支持レール2から取り外すことができる。
【0013】
図2は、器具モジュール1なしにアダプタ3を下方から見た図が示されている。この場合、アダプタ3の下に延びる支持レール2が断片的に図示されている。
【0014】
図3〜図5には、本発明によるアダプタ3の細部が示されている。図3には、器具モジュール1へ向かう方向に係止手段、つまり位置固定的で弾性的な少なくとも1つの係止フック4と、同じく位置固定的であるか、または択一的に運動可能である少なくとも1つの係止フック5とが設けられている。これらの係止フック4,5は器具モジュール1の下面に設けられた対応する切欠き内に係合するので、係止フック4,5がこれらの対応する切欠き内にスナップイン式に係止された後に器具モジュール1はアダプタ3に固く結合されている。係止フック4,5の運動可能性については、あとで説明する。
【0015】
図4には、アダプタ3の、支持レール2の方向に向けられた下面が示されている。この場合、アダプタ3からは係止フック6が突出している。
【0016】
図5には、アダプタ3の、器具モジュール1の下面に向けられた上面が示されている。アダプタ3は真ん中のブリッジ7を有しており、このブリッジ7の端部には操作部分8が配置されている。さらに、この操作部分8に結合されたストッパ9が設けられており、このストッパ9は操作部分8の操作時に係止フック5に作用することができる(ただし必ずしも作用する必要はない)。これにより、係止フック5を係止位置から押しずらし、そして器具モジュール1をアダプタ3から取り外すことができる。真ん中のブリッジ7はアダプタ3の長手方向に運動させることができる。アダプタ3から器具モジュール1を解離するために、係止フック4および/または係止フック5はブリッジ、特にブリッジ7に配置されていてよい。真ん中のブリッジ7に対して付加的に、同じ方向で同様にまたは同一に案内された側方の2つのブリッジ10が設けられており、これらのブリッジ10は、少なくとも1つの押圧エレメント、特に複数の押圧エレメント11と、所属の膜ヒンジ12とを介して真ん中のブリッジ7に結合されており、これによりばね力が発生させられる。ブリッジ7および/またはブリッジ10は、ばね弾性的な案内エレメント13を介してアダプタ3のフレームに固定され、かつ案内されている。側方のブリッジ10には係止フック14が配置されている。したがって、操作部分8が押圧されるか、または引っ張られると、両側方のブリッジ10は真ん中のブリッジと同様の形式で運動可能となる。この場合には、図4に示した運動可能な係止フック6が支持レール2の側縁に当て付けられる。
【0017】
図6〜図8には、支持レール上に組み付けられたアダプタの詳細が示されている。ブリッジ7,10の上側には、中間板15が載置されて、側方のブリッジ10の係止フック14によって位置固定される。これにより、ブリッジ7に対する中間板15の相対運動は不可能となる。ブリッジ10に対してX方向では運動が可能である。金属から成る中間板15は選択的にアーム16、特に弾性的な薄片を備えており、このアーム16は支持レール2と器具モジュール1との間の電気的な接触を可能にすることができる。中間板15は係止フック14に対応して切欠き17を有しており、これらの切欠き17内には係止フック14が係合して、中間板15をブリッジ7,10に関して位置固定する。
【0018】
図7には、中間板15がアダプタ3に結合された後のアダプタ3の下側が示されている。この図面から判るように、中間板15は支持レール2へ向けられた係止フック18を有している。
【0019】
図8には係止フック18の位置および構成が示されている。中間板15の下面は長手方向縁部19を有している。この長手方向縁部19で中間板15は支持レール2の上縁部に載着することができ、場合によってはばね弾性的に載置することができる。さらに、長手方向縁部19の端部範囲には係止フック18を形成する突起20が設けられており、この突起20は支持レール2の側縁部に設けられた折曲げ部に対応してる。これによって、中間板15の係止フック18は支持レール2の長手方向縁部に背後から係合することができる。
【0020】
アダプタ3は支持レール2に関して、双安定的なスナップ過程に基づいた固定機能を果たす。スナップ過程は、アダプタ3において真ん中のブリッジ7と、中間板15を介して互いに剛性的に連結された側方の2つのブリッジ10との間で行われる。スナップ力はX方向での操作部分8の運動によって押圧エレメント11に発生され、この場合、あらかじめ中間板15の係止フック18が支持レール2に固定されている状態で、係止フック6の解離が行われる。押圧エレメント11に形成された力のX方向成分が方向転換を受けた後に、操作部分8もしくはこの操作部分8に固く結合された真ん中のブリッジ7のストロークを越えた規定されたスナップ点で、側方のブリッジ10およびこの側方のブリッジ10に結合された中間板15の、負のX方向における逆向きの運動が導入され、このことは結果的に係止フック18の解離をもたらす。スナップ点に関連した係止フック6もしくは係止フック18の逆向きのストロークは、必要に応じて適当に調整されたストッパおよび/または係止体を介してストッパ9に関して規定され得る。この場合、これらのストッパはアダプタ3に設けられるか、または固定されるべき器具モジュール1に設けられ得る。支持レール2にアダプタ3を位置固定するために必要となる1つまたは複数の係止手段は、アダプタ3内部での歪みを回避するために、取付け後に十分に力なしに支持レール2に接触している。アダプタ3と支持レール2との間に遊びがなくなることを保証するためには、支持レール2に小さな力しか加えられない(プレロード)。
【0021】
図9〜図11には、アダプタ3の別の細部もしくは詳細が示されている。このアダプタ3は特に、器具モジュール1と支持レール2との間の電気的な接続機能は満たされなくてよく、器具モジュール1と支持レール2との間の純然たる固定機能だけが満たされるべき場合に使用される。その場合、アダプタ3はプラスチックから一体に形成されていてよい。
【0022】
さらに固定用板21(金属またはプラスチックから成る)が設けられている。この場合、アダプタ3はさらに、側方の細長い切欠き22を有している。係止フック18に相当する係止フック23は図10に示したように、固定用板21に取り付けられているのではなく、側方ブリッジに取り付けられており、これによりやはり運動可能である。固定用板21は旋回ヒンジ24(または膜ヒンジ)を介して他方の側方ブリッジに配置されていて、スナップエレメント25を介してブリッジの表面に対して平行平面にこのブリッジに位置固定される。すなわち、この場合、係止フック18に相当する係止フック23は側方のブリッジ10に(真ん中のブリッジ7に固定された係止フック6と同様に)射出成形プロセスによって固定的に取り付けられている。側方のブリッジ10の相互の剛性的なカップリングは、一方の側方のブリッジ10には旋回ヒンジ24を介して結合されていて、かつ反対の側の他方の側方のブリッジには対応するスナップエレメント25を介して結合されている固定用板21により確保される。
【0023】
上で説明した解決手段の利点は以下の点に認められる:
・係止フック6と係止フック18との互いに逆方向の運動が、両方向で、すなわち支持レール2へのアダプタ3の取付け時でも、支持レール2からのアダプタ3の解離時でも、操作エレメント8の唯1回の運動により導入される。
【0024】
・機能性に関連して、器具モジュール1と支持レール2との結合が、2つの部分または単一部分から成る極めてコスト節約的な解決手段を成している。
【0025】
・両解決手段においてアダプタ3が極めて簡単に一方向でのみ型抜きされ得る、つまりアダプタ3は2つの工具半部を用いるだけで簡単に製作され得る。
【0026】
・アダプタ3ひいては支持レール2への器具モジュール1の組付けがスナップ結合によって極めて簡単に行われるので、工具なしの組付けまたは取外しが与えられている。
【0027】
上記解決手段は構造的な観点から最少の個別部分点数に合わせて設計されているが、しかし上記解決手段は当然ながら同じ原理に基づいて、より多くの部分から成るように置き換えることができ、たとえば押圧エレメント11の代わりに金属製の圧縮ばね、弾性的な案内エレメント13の代わりに滑りガイド部、スナップ結合の代わりにねじ結合等を使用することもできる。
【0028】
付加的になお図12〜図28には、これまでの図面と同様に、アダプタ3を介して支持レール2に器具モジュール1を固定するための択一的な構成が示されている。この場合、既に説明した固定原理、つまり双安定的なスナップ過程が維持されている。アダプタ3の構造的な設計だけがその機能性(特に易動性)とその取扱いの点で最適にされている。
【図面の簡単な説明】
【図1】
器具モジュールを示す側面図である。
【図2】
器具モジュールのアダプタを下方から見た図である。
【図3】
アダプタの細部もしくは詳細を示す図である。
【図4】
アダプタの細部もしくは詳細を示す図である。
【図5】
アダプタの細部もしくは詳細を示す図である。
【図6】
支持レール上に組み付けられたアダプタの詳細を示す図である。
【図7】
支持レール上に組み付けられたアダプタの詳細を示す図である。
【図8】
支持レール上に組み付けられたアダプタの詳細を示す図である。
【図9】
アダプタの詳細を示す別の詳細図である。
【図10】
アダプタの詳細を示す別の詳細図である。
【図11】
アダプタの詳細を示す別の詳細図である。
【図12】
支持レール上にアダプタを介して器具モジュールを固定するための択一的な別の構成を示す図である。
【図13】
支持レール上にアダプタを介して器具モジュールを固定するための択一的な別の構成を示す図である。
【図14】
支持レール上にアダプタを介して器具モジュールを固定するための択一的な別の構成を示す図である。
【図15】
支持レール上にアダプタを介して器具モジュールを固定するための択一的な別の構成を示す図である。
【図16】
支持レール上にアダプタを介して器具モジュールを固定するための択一的な別の構成を示す図である。
【図17】
支持レール上にアダプタを介して器具モジュールを固定するための択一的な別の構成を示す図である。
【図18】
支持レール上にアダプタを介して器具モジュールを固定するための択一的な別の構成を示す図である。
【図19】
支持レール上にアダプタを介して器具モジュールを固定するための択一的な別の構成を示す図である。
【図20】
支持レール上にアダプタを介して器具モジュールを固定するための択一的な別の構成を示す図である。
【図21】
支持レール上にアダプタを介して器具モジュールを固定するための択一的な別の構成を示す図である。
【図22】
支持レール上にアダプタを介して器具モジュールを固定するための択一的な別の構成を示す図である。
【図23】
支持レール上にアダプタを介して器具モジュールを固定するための択一的な別の構成を示す図である。
技術分野
本発明は、請求項1の上位概念部に記載の形式のモジュール式に構成された電気的な器具、つまり少なくとも1つの器具モジュール、有利には複数の器具モジュールを有しており、該器具モジュールが支持レール(「マウンティングレール」とも呼ばれる)に固定可能である形式のモジュール式に構成された電気的な器具に関する。
【0002】
背景技術
ヨーロッパ特許第0527247号明細書に基づき、モジュール式に構成された電気的な器具が公知である。このような器具は複数の器具モジュールから成っており、これらの器具モジュールは互いに電気的に接続可能であって、かつそれぞれの使用目的に適合されている。使用目的としては、特に電子的な制御装置、特にメモリプログラミング可能な制御装置が挙げられる。このような器具をそれぞれの使用目的に適合させるためには、所定数の器具モジュールを互いに結合することが必要となる(器具モジュールは制御装置、センサおよび/またはアクチュエータであってよい)。この目的のためには、ヨーロッパ特許第0527247号明細書に基づき、側縁のところで折り曲げられたフラットな支持レールが公知である。この支持レール上には、器具モジュール一方の側縁が掛け込まれて、ねじ結合を介して支持レールの対応する側縁に固定される。支持レールにおける器具モジュールのこのような固定形式は複数の欠点を有している。第1に、器具モジュールの挿入時に器具モジュールの一方の側縁が斜めになって支持レールにひっかかる恐れがあり、これにより問題のない組付けまたは取外しが妨げられる。第2に、器具モジュールを支持レールに固定するか、または支持レールから解離するためには、組付けまたは取外しのために工具を携行することが必要となる。このことは、特に複数の器具モジュールから成る電気的な器具を頻繁に組み換える場合には不都合となる。さらに、電気的な器具のこの構造は、相並んで配置された複数の器具モジュールの取出しが簡単に可能となることを阻止している。特に、1つの器具モジュールの外方旋回時に、互いに並設された複数の器具モジュールを電気的に互いに上接続する接続−モジュール部分のひっかかりが生じる恐れがある。
【0003】
発明の開示
したがって、本発明の課題は、冒頭で述べた形式のモジュール式に構成された電気的な器具を改良して、支持レール上の器具モジュールの問題のない組付けまたは取外しが可能となるような電気的な器具を提供することである。
【0004】
この課題は請求項1の特徴部に記載の特徴により解決される。
【0005】
本発明によれば、器具モジュールがアダプタを介して支持レールに固定可能である。支持レールにアダプタを介して器具モジュールを固定することは多くの利点を有している。第1に、器具モジュール自体が支持レールとは無関係に支持レールから解離されて交換され得る。これによって、複数の器具モジュールが互いに並設されている状態を維持したまま、別の器具モジュールの迅速な交換または組付けが可能である。第2に、アダプタは、支持レールにおけるアダプタ組付け後にその1つまたは複数の隣接アダプタに対して電気的な接続を形成するように、そしてアダプタと、載着された器具モジュールとの間にも同じく電気的な接続が生じるように形成されていてよい。これによって、器具モジュールの挿入時またはその交換時に電気的な接続に関する問題は生じない。すなわち、器具モジュールの装着または交換時には、器具モジュールをアダプタから解離した後に、器具モジュールをアダプタに対して直角に上方へ向かって取り外すことができる。これにより、電気的な接続部、特にアダプタと器具モジュールとの間の差込み接続部に損傷は生ぜしめられなくなる。これに対して択一的に、アダプタが器具モジュールに組み込まれた一体の構成部分を成していて器具モジュールに固く結合されているか、または器具モジュールとアダプタとが1つの構成ユニットを形成していることも考えられる。
【0006】
第2にアダプタは、手による組付けまたは取外しのために工具が必要とならないように形成されていてよい。このことには次のような利点がある。すなわち、器具モジュールを手で支持レールに載着させてこの支持レールに固定することができるか、あるいはその逆に器具モジュールを手で支持レールから解離することができる。これにより、組付けまたは取外しのために工具の携行が不要となり、これにより他方では、工具を必要とする固定手段も不要となる。これによって、全体的には、器具モジュールの構造の単純化が向上すると共に、支持レールに装着モジュールを固定する際の取扱い性もしくはハンドリング性が改善される。
【0007】
本発明の改良形では、アダプタが種々の形式の固定手段、特に係止手段を有している。一方では、器具モジュールをアダプタに保持する係止手段が設けられている。他方では、アダプタを支持レールに保持する係止手段が設けられている。これにより、システム全体の自在性が向上する。なぜならば、種々異なる支持レールおよび種々異なる器具モジュールのために種々様々なアダプタを準備することができるからである。他方では、アダプタに一様に形成された係止手段が設けられており、ひいては器具モジュールおよび/または支持レールにも、一様に形成された対応する係止手段が設けられているので、構成部分の多様性が高められてしまうことが回避される。係止手段と、係止手段に結合されたスナップ結合部とにより、器具モジュールとアダプタとの間でも、アダプタと支持レールとの間でも、やはり工具なしの結合が可能となる。固定手段はねじ結合部または同様の作用を有するエレメントであってよい。この場合、これらの固定手段の組合せも考えられる。
【0008】
本発明の別の改良形では、前記係止手段のうちの少なくとも1つの係止手段、特に全ての係止手段が、アダプタに位置固定に、つまり定位置に配置されている。定位置にかつ場合によっては弾性的またはフレキシブルに形成された、アダプタに配置された前記係止手段は、器具モジュール内の対応する範囲、もしくは支持レールにおける対応する範囲、特に支持レールの長手方向に延びる側縁における対応する範囲のための当付け部を形成している。さらに、他の係止手段、特に全ての他の係止手段は、アダプタに運動可能に配置されている。これにより、運動可能な係止手段の運動方向に応じて、器具モジュールをアダプタに位置固定するか、またはアダプタから解離することができ、そして同じくアダプタを支持レールに位置固定するか、または支持レールから解離することができる。係止手段を運動させるためには、1つまたは複数の操作部分が設けられており、該操作部分は、運動可能な各係止手段または係止手段のグループまたは全ての係止手段に作用する。本発明の1構成では、器具モジュールをアダプタに位置固定するか、またはアダプタから解離するために、運動可能な係止手段のための1つの操作部分が設けられている。アダプタを支持レールに位置固定するか、または支持レールから解離するために、アダプタに配置された運動可能な係止手段を運動させるためには、別の1つの操作部分が設けられている。本発明のさらに別の構成では、運動可能な全ての係止手段を同時に運動させ、これにより器具モジュールをアダプタに位置固定すると同時にアダプタを支持レールに位置固定するか、またはこれらの構成部分を互いに解離するために、唯一つの操作部分しか設けられていない。
【0009】
本発明のさらに別の改良形では、運動可能な係止手段がばね力によって負荷されている。ばね力の負荷は、アダプタへの器具モジュールの載着時もしくは支持レールへのアダプタの載着時に、運動可能な係止手段がその休止位置からばね力に抗して運動させられて、器具モジュールの載着時もしくは支持レールへの載着時に再びその休止位置をとるような方向へ行われると有利である。これにより、器具モジュールがアダプタに、もしくはアダプタが支持レールに、それぞれ確固不動にそれらの相互位置に位置固定される。
【0010】
以下に、モジュール式に構成された本発明による電気的な器具もしくはそのアダプタの可能な実施例を図面につき詳しく説明する。ただし、本発明は図示の実施例に限定されるものではない。
【0011】
発明を実施するための形態
図1には器具モジュール1が概略的に図示されている。この器具モジュール1は、たとえば制御モジュール、センサ、アクチュエータ、これらのコンポーネントの組合せ等であってよい。このような器具モジュール1は複数個で、一般的事例ではこれらの器具モジュール1の長辺側が互いに平行になるように1つの支持レール2、有利にはEN(ヨーロッパ規格)50022またはEN50023による支持レール2に組み付けられ、特に互いに位置決めされて組み付けられ、これにより器具モジュール1の互いに相対的な所定の位置が維持される。位置固定に、つまり定位置に組付け可能である支持レール2により、複数の器具モジュール1は相並んで所定の位置に位置固定される。これらの器具モジュール1は、それぞれ位置固定された位置から、場合によっては互いの間を接続する接続部を用いて、電気的に配線され得る。
【0012】
本発明の構成では、器具モジュール1が、特にプラスチックから成るアダプタ3を介して支持レール2に固定される。アダプタ3は第1に器具モジュール1と支持レール2との間の純然たる固定機能を引き受ける。そして付加的にアダプタ3は複数の器具モジュール1の間の接続機能、特に電気的な接続を引き受けることもできる。図1に示したアダプタ3は、このアダプタ3がZ方向で上方から支持レール2に載着され、そして特に組付けまたは取外しのための工具が必要となることなしに位置固定され得るように形成されている。同じことは器具モジュール1に云える。すなわち、器具モジュール1も同じくZ方向でアダプタ3に載置されて位置固定され得る。器具モジュール1とアダプタ3とが1つの構造ユニットを形成するような構成も考えられる。これにより、この構造ユニットをZ方向で支持レール2に組み付けるか、または支持レール2から取り外すことができる。
【0013】
図2は、器具モジュール1なしにアダプタ3を下方から見た図が示されている。この場合、アダプタ3の下に延びる支持レール2が断片的に図示されている。
【0014】
図3〜図5には、本発明によるアダプタ3の細部が示されている。図3には、器具モジュール1へ向かう方向に係止手段、つまり位置固定的で弾性的な少なくとも1つの係止フック4と、同じく位置固定的であるか、または択一的に運動可能である少なくとも1つの係止フック5とが設けられている。これらの係止フック4,5は器具モジュール1の下面に設けられた対応する切欠き内に係合するので、係止フック4,5がこれらの対応する切欠き内にスナップイン式に係止された後に器具モジュール1はアダプタ3に固く結合されている。係止フック4,5の運動可能性については、あとで説明する。
【0015】
図4には、アダプタ3の、支持レール2の方向に向けられた下面が示されている。この場合、アダプタ3からは係止フック6が突出している。
【0016】
図5には、アダプタ3の、器具モジュール1の下面に向けられた上面が示されている。アダプタ3は真ん中のブリッジ7を有しており、このブリッジ7の端部には操作部分8が配置されている。さらに、この操作部分8に結合されたストッパ9が設けられており、このストッパ9は操作部分8の操作時に係止フック5に作用することができる(ただし必ずしも作用する必要はない)。これにより、係止フック5を係止位置から押しずらし、そして器具モジュール1をアダプタ3から取り外すことができる。真ん中のブリッジ7はアダプタ3の長手方向に運動させることができる。アダプタ3から器具モジュール1を解離するために、係止フック4および/または係止フック5はブリッジ、特にブリッジ7に配置されていてよい。真ん中のブリッジ7に対して付加的に、同じ方向で同様にまたは同一に案内された側方の2つのブリッジ10が設けられており、これらのブリッジ10は、少なくとも1つの押圧エレメント、特に複数の押圧エレメント11と、所属の膜ヒンジ12とを介して真ん中のブリッジ7に結合されており、これによりばね力が発生させられる。ブリッジ7および/またはブリッジ10は、ばね弾性的な案内エレメント13を介してアダプタ3のフレームに固定され、かつ案内されている。側方のブリッジ10には係止フック14が配置されている。したがって、操作部分8が押圧されるか、または引っ張られると、両側方のブリッジ10は真ん中のブリッジと同様の形式で運動可能となる。この場合には、図4に示した運動可能な係止フック6が支持レール2の側縁に当て付けられる。
【0017】
図6〜図8には、支持レール上に組み付けられたアダプタの詳細が示されている。ブリッジ7,10の上側には、中間板15が載置されて、側方のブリッジ10の係止フック14によって位置固定される。これにより、ブリッジ7に対する中間板15の相対運動は不可能となる。ブリッジ10に対してX方向では運動が可能である。金属から成る中間板15は選択的にアーム16、特に弾性的な薄片を備えており、このアーム16は支持レール2と器具モジュール1との間の電気的な接触を可能にすることができる。中間板15は係止フック14に対応して切欠き17を有しており、これらの切欠き17内には係止フック14が係合して、中間板15をブリッジ7,10に関して位置固定する。
【0018】
図7には、中間板15がアダプタ3に結合された後のアダプタ3の下側が示されている。この図面から判るように、中間板15は支持レール2へ向けられた係止フック18を有している。
【0019】
図8には係止フック18の位置および構成が示されている。中間板15の下面は長手方向縁部19を有している。この長手方向縁部19で中間板15は支持レール2の上縁部に載着することができ、場合によってはばね弾性的に載置することができる。さらに、長手方向縁部19の端部範囲には係止フック18を形成する突起20が設けられており、この突起20は支持レール2の側縁部に設けられた折曲げ部に対応してる。これによって、中間板15の係止フック18は支持レール2の長手方向縁部に背後から係合することができる。
【0020】
アダプタ3は支持レール2に関して、双安定的なスナップ過程に基づいた固定機能を果たす。スナップ過程は、アダプタ3において真ん中のブリッジ7と、中間板15を介して互いに剛性的に連結された側方の2つのブリッジ10との間で行われる。スナップ力はX方向での操作部分8の運動によって押圧エレメント11に発生され、この場合、あらかじめ中間板15の係止フック18が支持レール2に固定されている状態で、係止フック6の解離が行われる。押圧エレメント11に形成された力のX方向成分が方向転換を受けた後に、操作部分8もしくはこの操作部分8に固く結合された真ん中のブリッジ7のストロークを越えた規定されたスナップ点で、側方のブリッジ10およびこの側方のブリッジ10に結合された中間板15の、負のX方向における逆向きの運動が導入され、このことは結果的に係止フック18の解離をもたらす。スナップ点に関連した係止フック6もしくは係止フック18の逆向きのストロークは、必要に応じて適当に調整されたストッパおよび/または係止体を介してストッパ9に関して規定され得る。この場合、これらのストッパはアダプタ3に設けられるか、または固定されるべき器具モジュール1に設けられ得る。支持レール2にアダプタ3を位置固定するために必要となる1つまたは複数の係止手段は、アダプタ3内部での歪みを回避するために、取付け後に十分に力なしに支持レール2に接触している。アダプタ3と支持レール2との間に遊びがなくなることを保証するためには、支持レール2に小さな力しか加えられない(プレロード)。
【0021】
図9〜図11には、アダプタ3の別の細部もしくは詳細が示されている。このアダプタ3は特に、器具モジュール1と支持レール2との間の電気的な接続機能は満たされなくてよく、器具モジュール1と支持レール2との間の純然たる固定機能だけが満たされるべき場合に使用される。その場合、アダプタ3はプラスチックから一体に形成されていてよい。
【0022】
さらに固定用板21(金属またはプラスチックから成る)が設けられている。この場合、アダプタ3はさらに、側方の細長い切欠き22を有している。係止フック18に相当する係止フック23は図10に示したように、固定用板21に取り付けられているのではなく、側方ブリッジに取り付けられており、これによりやはり運動可能である。固定用板21は旋回ヒンジ24(または膜ヒンジ)を介して他方の側方ブリッジに配置されていて、スナップエレメント25を介してブリッジの表面に対して平行平面にこのブリッジに位置固定される。すなわち、この場合、係止フック18に相当する係止フック23は側方のブリッジ10に(真ん中のブリッジ7に固定された係止フック6と同様に)射出成形プロセスによって固定的に取り付けられている。側方のブリッジ10の相互の剛性的なカップリングは、一方の側方のブリッジ10には旋回ヒンジ24を介して結合されていて、かつ反対の側の他方の側方のブリッジには対応するスナップエレメント25を介して結合されている固定用板21により確保される。
【0023】
上で説明した解決手段の利点は以下の点に認められる:
・係止フック6と係止フック18との互いに逆方向の運動が、両方向で、すなわち支持レール2へのアダプタ3の取付け時でも、支持レール2からのアダプタ3の解離時でも、操作エレメント8の唯1回の運動により導入される。
【0024】
・機能性に関連して、器具モジュール1と支持レール2との結合が、2つの部分または単一部分から成る極めてコスト節約的な解決手段を成している。
【0025】
・両解決手段においてアダプタ3が極めて簡単に一方向でのみ型抜きされ得る、つまりアダプタ3は2つの工具半部を用いるだけで簡単に製作され得る。
【0026】
・アダプタ3ひいては支持レール2への器具モジュール1の組付けがスナップ結合によって極めて簡単に行われるので、工具なしの組付けまたは取外しが与えられている。
【0027】
上記解決手段は構造的な観点から最少の個別部分点数に合わせて設計されているが、しかし上記解決手段は当然ながら同じ原理に基づいて、より多くの部分から成るように置き換えることができ、たとえば押圧エレメント11の代わりに金属製の圧縮ばね、弾性的な案内エレメント13の代わりに滑りガイド部、スナップ結合の代わりにねじ結合等を使用することもできる。
【0028】
付加的になお図12〜図28には、これまでの図面と同様に、アダプタ3を介して支持レール2に器具モジュール1を固定するための択一的な構成が示されている。この場合、既に説明した固定原理、つまり双安定的なスナップ過程が維持されている。アダプタ3の構造的な設計だけがその機能性(特に易動性)とその取扱いの点で最適にされている。
【図面の簡単な説明】
【図1】
器具モジュールを示す側面図である。
【図2】
器具モジュールのアダプタを下方から見た図である。
【図3】
アダプタの細部もしくは詳細を示す図である。
【図4】
アダプタの細部もしくは詳細を示す図である。
【図5】
アダプタの細部もしくは詳細を示す図である。
【図6】
支持レール上に組み付けられたアダプタの詳細を示す図である。
【図7】
支持レール上に組み付けられたアダプタの詳細を示す図である。
【図8】
支持レール上に組み付けられたアダプタの詳細を示す図である。
【図9】
アダプタの詳細を示す別の詳細図である。
【図10】
アダプタの詳細を示す別の詳細図である。
【図11】
アダプタの詳細を示す別の詳細図である。
【図12】
支持レール上にアダプタを介して器具モジュールを固定するための択一的な別の構成を示す図である。
【図13】
支持レール上にアダプタを介して器具モジュールを固定するための択一的な別の構成を示す図である。
【図14】
支持レール上にアダプタを介して器具モジュールを固定するための択一的な別の構成を示す図である。
【図15】
支持レール上にアダプタを介して器具モジュールを固定するための択一的な別の構成を示す図である。
【図16】
支持レール上にアダプタを介して器具モジュールを固定するための択一的な別の構成を示す図である。
【図17】
支持レール上にアダプタを介して器具モジュールを固定するための択一的な別の構成を示す図である。
【図18】
支持レール上にアダプタを介して器具モジュールを固定するための択一的な別の構成を示す図である。
【図19】
支持レール上にアダプタを介して器具モジュールを固定するための択一的な別の構成を示す図である。
【図20】
支持レール上にアダプタを介して器具モジュールを固定するための択一的な別の構成を示す図である。
【図21】
支持レール上にアダプタを介して器具モジュールを固定するための択一的な別の構成を示す図である。
【図22】
支持レール上にアダプタを介して器具モジュールを固定するための択一的な別の構成を示す図である。
【図23】
支持レール上にアダプタを介して器具モジュールを固定するための択一的な別の構成を示す図である。
Claims (10)
- モジュール式に構成された電気的な器具であって、当該器具が少なくとも1つの器具モジュール(1)、有利には複数の器具モジュール(1)を有しており、該器具モジュール(1)が支持レール(2)に固定可能である形式のものにおいて、特に手による組付けまたは取外しのために工具が必要となることなしに、器具モジュール(1)がアダプタ(3)を介して支持レール(2)に固定可能であることを特徴とする、電気的な器具。
- アダプタ(3)が固定手段、特に係止手段(4,5)を有しており、該係止手段(4,5)によって器具モジュール(1)がアダプタ(3)に保持される、請求項1記載の電気的な器具。
- アダプタ(3)が係止手段(6,18,23)を有しており、該係止手段(6,18,23)によってアダプタ(3)が支持レール(2)に保持される、請求項1または2記載の電気的な器具。
- 前記係止手段のうちの少なくとも1つの係止手段、特に係止手段(4,5)が、アダプタ(3)に定位置で配置されている、請求項1または2記載の電気的な器具。
- 前記係止手段のうちの少なくとも1つの係止手段、特に係止手段(4,5,6,18,23)が、アダプタ(3)に運動可能に配置されている、請求項1、2または4項記載の電気的な器具、
- アダプタ(3)に運動可能に配置された前記係止手段(4,5,6,18,23)の少なくとも一部、特に全てが、互いに結合されていて、操作部分(8)を介して運動可能である、請求項5記載の電気的な器具。
- 運動可能な前記結合手段(4,5,6,18,23)がばね力によって負荷されている、請求項5または6記載の電気的な器具。
- 前記係止手段のうちの少なくとも1つの係止手段、特に係止手段(6,18,23)が、該係止手段の少なくとも一方の終端位置で、十分に力から解放されている、請求項2から7までのいずれか1項記載の電気的な器具。
- 係止手段を有するブリッジのうちの少なくとも1つのブリッジ、特に全てのブリッジ(7,10)が、ばね弾性的な案内エレメント(13)を介してアダプタ(3)のフレームに取り付けられかつ案内されている、請求項2から8までのいずれか1項記載の電気的な器具。
- 真ん中のブリッジ(7)が、少なくとも1つの押圧エレメント(11)および/または少なくとも1つの膜ヒンジ(12)を介してそれぞれ1つの側方のブリッジ(10)に結合されている、請求項2から9までのいずれか1項記載の電気的な器具。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE10103710 | 2001-01-26 | ||
PCT/EP2002/000709 WO2002060026A1 (de) | 2001-01-26 | 2002-01-24 | Tragschienen-adapter |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004517506A true JP2004517506A (ja) | 2004-06-10 |
Family
ID=7671961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002560250A Pending JP2004517506A (ja) | 2001-01-26 | 2002-01-24 | 支持レール用アダプタ |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6935903B2 (ja) |
EP (1) | EP1354384A1 (ja) |
JP (1) | JP2004517506A (ja) |
WO (1) | WO2002060026A1 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2875194B1 (fr) * | 2004-09-10 | 2008-01-18 | Valeo Vision Sa | Dispositif support pour un dispositif d'eclairage et/ou de signalisation de vehicule automobile |
US7641511B2 (en) * | 2007-12-03 | 2010-01-05 | Delphi Technologies, Inc. | Jack cable assembly with support tray and method of making same |
US7980891B2 (en) * | 2009-05-05 | 2011-07-19 | Rockwell Automation Technologies, Inc. | Integrated DIN rail attachment feature for optimized constraint |
US8066239B2 (en) * | 2009-06-15 | 2011-11-29 | Rockwell Automation Technologies, Inc. | Integrated DIN rail attachment feature for superior attachment |
KR102208900B1 (ko) * | 2014-05-20 | 2021-01-28 | 후지 덴키 기기세이교 가부시끼가이샤 | 전기 기기의 레일 부착 장치 |
ES2871077T3 (es) * | 2015-04-09 | 2021-10-28 | Phoenix Contact Development And Mfg Inc | Sistema de feedback de extracción de módulo de electrónica |
US10716235B1 (en) * | 2019-02-01 | 2020-07-14 | Cisco Technology, Inc. | Adjustable mounting rail latches |
EP3739729A1 (de) * | 2019-05-17 | 2020-11-18 | Siemens Schweiz AG | Aktuator und verwendung eines aktuators |
TWI737440B (zh) * | 2020-08-10 | 2021-08-21 | 啓碁科技股份有限公司 | 懸吊夾持機構 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2440631A1 (fr) * | 1978-11-06 | 1980-05-30 | Alsthom Cgee | Dispositif de verrouillage de la fixation d'un bloc de jonction |
ES2030773T3 (es) * | 1988-01-30 | 1992-11-16 | Weidmuller Interface Gmbh & Co. | Pie de montaje para regletas de bornes. |
JPH0294217A (ja) * | 1988-09-29 | 1990-04-05 | Mitsubishi Electric Corp | 電子機器のレール取付装置 |
US4900275A (en) * | 1989-05-18 | 1990-02-13 | Carlingswitch, Inc. | DIN rail mountable circuit breaker |
US5602363A (en) | 1993-09-07 | 1997-02-11 | Watlow/Winona, Inc. | Din rail mounted enclosure |
DE4413386A1 (de) | 1994-04-18 | 1995-10-19 | Abb Patent Gmbh | Schnellbefestigung zum Aufschnappen eines elektrischen Installationsgerätes auf eine Hutprofilschiene |
US6017251A (en) * | 1998-06-29 | 2000-01-25 | Functional Devices, Inc. | Extruded rail-mount with support leg |
US5904592A (en) * | 1998-09-29 | 1999-05-18 | Allen-Bradley Company, Llc | Dual mode din rail latch with tactile feedback |
US6157287A (en) * | 1999-03-03 | 2000-12-05 | Cooper Technologies Company | Touch safe fuse module and holder |
US6563697B1 (en) * | 2001-02-23 | 2003-05-13 | Power Measurement, Ltd. | Apparatus for mounting a device on a mounting surface |
-
2002
- 2002-01-24 EP EP20020703573 patent/EP1354384A1/de not_active Withdrawn
- 2002-01-24 US US10/466,902 patent/US6935903B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2002-01-24 WO PCT/EP2002/000709 patent/WO2002060026A1/de active Application Filing
- 2002-01-24 JP JP2002560250A patent/JP2004517506A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6935903B2 (en) | 2005-08-30 |
US20040115977A1 (en) | 2004-06-17 |
WO2002060026A1 (de) | 2002-08-01 |
EP1354384A1 (de) | 2003-10-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2162266C2 (ru) | Деблокирующее устройство для фиксации электрических зажимов, модулей, монтажных устройств и т.п. на несущих шинах | |
EP1897803B1 (en) | Holding element for fastening an equipment element to a supporting rail | |
RU2493033C2 (ru) | Соединительное основание, предназначенное для взаимодействия с переходником и образующее с ним механический соединитель для щетки стеклоочистителя автотранспортного средства | |
US7819365B2 (en) | Fastening device for cables | |
US5492379A (en) | Guided linking mechanism | |
US20110129209A1 (en) | Sensor assembly for a vehicle windshield | |
JP5104827B2 (ja) | 電気機器のレール取付け構造 | |
JP6778264B2 (ja) | 積み重ね可能なモジュール | |
JP2004517506A (ja) | 支持レール用アダプタ | |
JP2010531414A (ja) | 締結装置 | |
KR101758031B1 (ko) | 캐리어 레일 하우징 | |
US7416421B2 (en) | Enclosure with integral snap acting mounting feet | |
US10483663B2 (en) | Terminal block with retention features for a removable I/O module | |
KR101847755B1 (ko) | 자동차의 용량성 센서 장치 | |
EP2972541A1 (en) | Anchoring cables to rack with self-locking cable clamp arrangements | |
US7513794B2 (en) | Clamp/plug connector for through-wall connection having wedge-shaped attachment | |
US20090130893A1 (en) | Clamping Device for a Connection Terminal | |
US20120262894A1 (en) | Device for securing a module unit to a support rail | |
US8014168B2 (en) | Wire form rail adapter | |
EP3708031B1 (en) | Connecting device | |
US20160307710A1 (en) | Contact element | |
US20190045649A1 (en) | Device for Securing a Communications and/or Automation Device to a Top Hat Rail and Communications and/or Automation Device | |
EP2259396A2 (en) | Assembly for locking a component on a rail | |
AU658366B2 (en) | Device for the rapid securing of electrical series built-in units | |
JPH068324Y2 (ja) | パネルの係着装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060405 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20060704 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20060711 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061201 |