JP2004516097A - 補強された接着性創傷クロージャおよびその製造方法 - Google Patents

補強された接着性創傷クロージャおよびその製造方法 Download PDF

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Abstract

接着性創傷クロージャデバイス、並びに、該デバイスおよび該デバイスの材料を製造する方法が開示される。該デバイス、方法、および材料は、不織布ウェブに結合した1つ以上の補強繊維を有する不織布ウェブを含む、接着性創傷クロージャ材料をマイクロクレープ加工することによって、引張強度および皮膚への粘着性に対する要件に対処する。

Description

【0001】
技術分野
本発明は、補強繊維を含む接着性創傷クロージャデバイス、該デバイスの作製方法、および接着性創傷クロージャ材料の製造方法に関する。
【0002】
背景
医療分野では、重度の創傷を閉鎖するのに縫合糸が長く使用されてきた。更に最近では、縫合に伴う損傷を更に加える必要なく、幾つかの種類の創傷を効果的に閉鎖することができる接着性クロージャが導入されてきた。これらの接着性クロージャは、バッキングおよび皮膚に粘着させるのに好適な接着剤層を有する。この種の創傷クロージャは、創傷を再び開く傾向のある相当の力にしばしば抵抗する必要があるため、長さ方向又は創傷を横切る方向にバッキングを補強する長い繊維があるバッキングを有するクロージャが、特に成功裡に使用されてきた。例えば、Minnesota Mining and Manufacturing Company(ミネソタ州セントポール)から市販されているSTERI−STRIPS創傷クロージャは、このように構成されている。
【0003】
このような創傷クロージャは、良好な引張強度を有していなければならないが、成功裡に使用するためには、創傷のそれぞれの側で皮膚に良好に接着する必要もある。補強繊維の使用により、第1のことが実現するが、補強繊維は第2のことを妨げる傾向がある、即ち、補強繊維は剛性を付与するが、そのため、皮膚に対する強力な粘着結合は更に達成されにくくなる。
【0004】
発明の概要
本発明は、1つ以上の補強繊維が結合した不織布ウェブを含む接着性創傷クロージャ材料をマイクロクレープ加工(microcreping)することにより、引張強度および皮膚への接着に対する要件に対処する。得られるマイクロクレープ加工された接着性創傷クロージャ材料は、(1以上の補強繊維の方向に沿った)引張強度と、皮膚に対する適合性との望ましい組合せを実現する。
【0005】
バッキング材料中の不織布と補強繊維との間の結合は比較的弱く、マイクロクレープ加工中に発生する強力な圧縮力と生じる熱が、その結合を破壊すると予測される場合がある。しかし、予測とは反対に、補強繊維は座屈に抵抗し、マイクロクレープ加工後に、不織布に十分に結合した状態を維持する。
【0006】
この一連の範囲の他端では、不織布と補強繊維との間の結合は、マイクロクレープ加工中に受ける圧縮力と熱により顕著に強化できることも予測され得る。驚くべきことに、また、結果はそうではなく、不織布と補強繊維との間の結合強度が十分に低いままであり、補強されたウェブは十分な伸長性を保持し、接着剤が塗布された後、皮膚への接着性が改善される。ウェブの長さ方向の引張強度が対応して失われることなく、このような接着性の改善が観察される。
【0007】
マイクロクレープ加工後、ウェブ(又は接着性創傷クロージャバッキング)の長さは、典型的には、その元の長さよりも短くなるが、この元の長さはマイクロクレープ加工する前に測定される。ウェブ(又は接着性創傷クロージャバッキング)の長さは、その元の長さの99.5%以下であることが好ましい場合がある。この一連の範囲の他端では、マイクロクレープ加工後のウェブ(又は接着性創傷クロージャバッキング)の長さは、その元の長さの少なくとも85%であることが好ましい場合がある。1つの好ましいレベルのマイクロクレープ加工により、マイクロクレープ加工後の長さがその元の長さの95%であるウェブ(又は接着性創傷クロージャバッキング)が得られてもよい。本明細書で検討される長さは、ウェブが引張下にない時に測定される。
【0008】
一態様では、本発明は、バインダー繊維を含む不織布のウェブを提供し、少なくとも1つの補強繊維がウェブの長さと同じ方向に伸びる、少なくとも1つの長さ方向の補強繊維を不織布のウェブに結合させ、不織布および少なくとも1つの補強繊維をマイクロクレープ加工して不織布および少なくとも1つの補強繊維をウェブの長さに沿って圧縮し、感圧接着剤の層をウェブに塗布することにより、接着性創傷クロージャ材料を作製する方法を提供する。
【0009】
別の態様では、本発明は、バインダー繊維を有する不織布を含むウェブを提供し、少なくとも1つの補強繊維がウェブの長さと同じ方向に伸びる、少なくとも1つの長さ方向の補強繊維を不織布に結合させ、不織布および少なくとも1つの補強繊維をマイクロクレープ加工して不織布および少なくとも1つの補強繊維をウェブの長さに沿って圧縮し、感圧接着剤の層をウェブに塗布して、不織布および少なくとも1つの補強繊維を含み、マイクロクレープ加工され粘着剤で被覆されたウェブを形成し、マイクロクレープ加工され粘着剤で被覆されたウェブを複数の接着性創傷クロージャデバイスに加工することにより、接着性創傷クロージャデバイスを作製する方法を提供する。
【0010】
別の態様では、本発明は、バインダー繊維を有する不織バッキングを含むバッキングと、不織布に結合した、少なくとも1つの長さ方向の補強繊維とを有する接着性創傷クロージャデバイスを提供するが、少なくとも1つの補強繊維は、バッキングの長さと同じ方向に伸び、不織布および少なくとも1つの補強繊維をマイクロクレープ加工し、不織布および少なくとも1つの補強繊維をバッキングの長さに沿って圧縮する。また、このデバイスは、バッキング上に感圧接着剤の層を備えている。
【0011】
上記、並びに本発明の他の特徴および利点を、本発明の例示的な様々な実施形態を参照して以下に説明する。
【0012】
定義
本明細書で使用される場合、「マイクロクレープ加工」は、布帛の縦の寸法が元の寸法よりも小さくなるように、布帛を機械的に圧縮することを意味する。例えば、「マイクロクレープ加工された布帛」は、マイクロクレープ加工する前より縦の寸法が小さくなるように機械的に圧縮された布帛である。
【0013】
添付の図面の幾つかの図では、同様の部分は同様の参照番号を有する。
【0014】
発明の例示的な実施形態の詳細な説明
ここで、図1を参照すると、本発明の典型的な創傷クロージャ10が表されている。創傷クロージャ10は、マイクロクレープ加工され補強されたウェブ12を有し、そのウェブには接着剤層14が塗布されている。好都合には、創傷クロージャ10は、使用前に取り扱い易くするため、剥離ライナー16に付けて供給されてもよい。
【0015】
ここで図2を参照すると、図1の切断線2−2に沿った断面図が表されている。この図では、マイクロクレープ加工され補強されたウェブ12が、不織布18、および少なくとも1つの、好ましくは複数の補強繊維20を含むことを更に容易に理解できる。補強繊維20のそれぞれは、好ましくは、不織布18の長さと同じ方向に伸びる長さを有する。
【0016】
不織布18は、バインダー繊維を幾分含んでいなければならない。バインダー繊維は、熱、音波、又はレーザーエネルギー源などによって付与されてもよい熱エネルギーを受けた時、少なくとも外側部分が結合可能、即ち、溶融可能、又は融解可能である。バインダー繊維の少なくとも外側部分が溶融する温度は、好ましくは225°F〜400°F(110℃〜200℃)、更に好ましくは225°F〜250°F(110℃〜125℃)の範囲である。バインダー繊維は、少なくともその外側部分が熱融着可能であれば、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、又はこれらの組合せなどのポリマー繊維を形成する任意の材料とすることができる。好ましいバインダー繊維は、「溶融」繊維と呼ばれることもある芯鞘型であり、目的とする温度で溶融し結合を形成する鞘と、鞘の溶融温度を少なくとも50°F(30℃)上回る温度で溶融する芯を有する。
【0017】
バインダー繊維のデニールは、0.5〜10デニール、更に好ましくは1〜6デニールの範囲である。一般に、細いデニールの繊維ほど、シート材料により大きい柔軟性を付与する。バインダー繊維は、特性の望ましいバランスを達成するため、様々な長さおよび/又はデニールの組合せとしてもよい。2デニールのポリエステルステープル繊維、KanematsuからCelbondタイプK54として市販のもの、およびノースカロライナ州シャーロットのHoechst Celanceから市販されているType254繊維を使用してもよい。
【0018】
不織布18は、好ましくは、熱融着しない、又はバインダー繊維を活性化させる温度では少なくとも熱融着しない幾つかの繊維を含む。このような非結合繊維には、例えば、ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン、アセテート、レーヨン、およびアクリルなどのポリマーステープル繊維、並びに木綿、および木材パルプなどの天然繊維などが挙げられる。不織布18に繊維材料を添加すると、シート材料の柔軟性およびしなやかさが一般的に増大する場合がある。Lenzing Fibers Corp.からType 8645として市販されている、1.5DPFのレーヨンステープル繊維が好適な繊維材料となり得る。本発明に関連して、使用されるバインダー繊維:非結合繊維の比は様々であってよいが、バインダー繊維:非結合繊維の比は、ほぼ1:3が好ましい場合がある。
【0019】
補強繊維20は、熱および/又は圧力の作用でバインダー繊維を部分的に溶融することにより、不織繊維18に熱接着できることが好ましく、好都合には、連続マルチフィラメント熱可塑性ヤーンである。Unificから#612として市販されている、33エンド/ヤーンの100デニールの部分配向ポリエステルヤーンが好適であると考えられる。Hoechst Celanese製の2つのヤーン、即ち、36エンド/ヤーンの100デニールポリエステルヤーンである#680、および33エンド/ヤーンの150デニールポリエステルヤーンである#610も好適であると考えられる。
【0020】
不織布18を完全に別々に形成した後、形成された不織布18に補強繊維20を第2の操作で熱融着し補強されたウェブを形成することが可能であるが、統一された操作でこれを達成するのが好ましい場合がある。これを実施するため、バインダー繊維と非結合繊維との混合物は、繊維加工機械を使用してコンベヤー上に置かれる。例えば、かつてHergeth−Hollingsworthにより市販されたHergethモデルが好適であると考えられる。コンベヤーによりこの混合物は加熱ニップロールに移送されるが、約160℃に加熱されたロールが好適であると考えられる。補強繊維もニップに送られるが、補強繊維間の分離は、例えばニップの上流のコームによって達成されることが好ましい。ウェブ横方向で約8ストランドの補強繊維/cmの密度が好適であると考えられる。
【0021】
前述のプロセスは、補強繊維をベースのウェブに結合させ、創傷クロージャ用の一体化されたバッキングを形成するが、一体化されたバッキングに必要な程度の強度を生じさせるため、結合剤を塗布する追加の工程が好ましい場合がある。液体の形態で塗布されるように適合されたラテックス結合剤が、特に好適な場合がある。好適なバインダーには、オハイオ州クリーブランドのBF Goodrich製のHystretch V43、ニュージャージー州ブリッジウォーターのNational Starch製のバインダー78−6283、およびペンシルバニア州フィラデルフィアのRohm&Haas製のバインダー1019およびSt−954が挙げられる。好都合には、一体化されたバッキングは、選択された液体結合剤と共に浸漬ステーションに送られ、この結合剤は必要に応じて希釈され、pH調節される。この浸漬液中に消泡剤を含むことが好都合である場合があり、ミシガン州ミッドランドのDow Corning Corp.から市販されているAntifoam Bが好適であると考えられる。スキージー配列を使用して余分な結合剤をウェブから除去してもよく、その後、補強されたウェブは乾燥され巻き取られる。
【0022】
この時、補強されたウェブは、ウェブに伸張性および適合性を付与するマイクロクレープ加工がなされる状態になっている。2つの市販のマイクロクレープ加工プロセスは、本発明の布帛を処理できると考えられるが、目的とするマイクロクレープ加工を行う他のプロセスを使用してもよい。このようなプロセスの1つは、マサチューセッツ州ウォルポールのMicrex Corporationにより商品化されている(「Micrex」プロセス)。第2のこのようなプロセスは、ノースカロライナ州レキシントンのTubular Textile Machinery Corporationにより商品化されている(「TTM」プロセス)。TTMプロセスは、原則的に、Micrexプロセスに類似しているが、詳細は若干、異なっている。TTMプロセスでは、ウェブは供給ロールの上で、且つシューの下の圧縮ゾーンに送られる。次いで、ウェブは、下部圧縮シューと遅延ロール(retarding roll)を接触させることにより、圧縮又はマイクロクレープ加工される。それにもかかわらず、どちらのプロセスでも、ウェブは摩擦リターダ(retarder)のためその長さに沿って圧縮力を受ける。
【0023】
図3に表されるように、メインロール62により支持される補強されたウェブ12は、メインロールと可動式リターダ66との間の収束する通路64に導入される。可動式リターダは、第1の表面68、可撓性リターダ70、および1つ以上のバックアップブレード72を有する。可動式リターダは、プレッシャープレート74を使用して補強されたウェブに押し当てられる。ウェブは、可撓性リターダと剛性リターダ76との間の第2の通路を通過し、マイクロクレープ加工され補強されたウェブ78として出る。
【0024】
図4に表されるように、メインロール112により支持される補強されたウェブ110は、メインロールと可動式リターダ116との間の収束する通路114に導入される。可動式リターダは、第1の表面118、可撓性リターダ120、摩擦リターダ121、および1つ以上のバックアップブレード122を有する。可動式リターダは、プレッシャープレート124を使用して補強されたウェブに押し当てられる。ウェブは、摩擦リターダ121とメインロール112との間の第2の通路を通過し、マイクロクレープ加工され補強されたウェブ128として出る。
【0025】
図5に表されるように、メインロール212により支持される補強されたウェブ210は、メインロールと可動式リターダ216との間の収束する通路214に導入される。可動式リターダは、第1の表面218、可撓性リターダ220、および1つ以上のバックアップブレード222を有する。可動式リターダは、プレッシャープレート224を使用して補強されたウェブに押し当てられる。ウェブは、可撓性リターダとコーム226との間の第2の通路を通過し、マイクロクレープ加工され補強されたウェブ228として出る。
【0026】
図6に表されるように、供給ロール312により支持される補強されたウェブ310は、上部圧縮シュー314と供給ロールとの間の通路に導入される。次いで、ウェブは、上部圧縮シューと下部圧縮シュー318との間の圧縮ゾーン316を通過する。ウェブはこのゾーンで圧縮され、下部圧縮シューと遅延ロール320との間の通路を出る。
【0027】
これで、マイクロクレープ加工され補強されたウェブは、皮膚と適合性のある接着剤層で被覆され得る状態にある。本発明の接着剤層に使用され得る好ましい感圧接着剤は、再発行米国特許第24,906号に記載されるアクリレートコポリマー、例えば、イソオクチルアクリレート:アクリルアミドの重量比が97:3のコポリマー、イソオクチルアクリレート:アクリルアミドの重量比が96:4のコポリマーなどの、皮膚に塗布される通常の接着剤である。イソオクチルアクリレートとN−ビニルピロリドンとのコポリマー、又はイソオクチルアクリレートとアクリル酸とのコポリマーなどの他の医療用皮膚接着剤も使用できる。バッキング1平方メートル当り、皮膚適合性感圧接着剤約25グラムの層が好適であると考えられる。マイクロクレープ加工され補強されたウェブを、剥離ライナー16上に既に被覆された皮膚適合性接着剤の層に積層することにより、接着剤をウェブに塗布することが特に好都合な場合があり、剥離ライナーは、使用直前に使用者により除去されるまで、創傷クロージャと共にその状態を維持することになる。
【0028】
本発明の接着剤複合材料に使用するのに好適なライナーは、クラフト紙、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、又はこれらの材料の任意の複合材料で作製することができる。ライナーは、フルオロケミカル又はシリコーンなどの剥離剤で被覆されることが好ましい。例えば、米国特許第4,472,480号は、低表面エネルギーのパーフルオロケミカルライナーを記載している。好ましいライナーは、シリコーン剥離材で被覆された紙、ポリオレフィンフィルム、又はポリエステルフィルムである。市販のシリコーン被覆剥離紙の例には、James River Co.,H.P.Smith Division(イリノイ州ベッドフォードパーク)から入手可能なPOLYSLIKシリコーン剥離紙,およびDaubert Chemical Co.(イリノイ州ディクソン)によって供給されるシリコーン剥離紙がある。現在、ライナーとして特に好適であると考えられているものは、Daubertから入手可能な1−60BKG−157ペーパーライナーであり、これは水をベースにしたシリコーン剥離表面を有するスーパーカレンダー加工されたクラフト紙である。
【0029】
本発明の実施形態と共に使用する、接着剤とライナーの別の組合せが相当される。当業者は、様々なライナーに対して新しい接着剤を、又は様々な接着剤に対して新しいライナーを試験し、最終製品に所望される性質の組合せに到達するプロセスに精通しているであろう。シリコーン剥離ライナーの選択に関する幾つかの考慮を、the Handbook of Pressure Sensitive Adhesive Technologyの18章(Van Nostrand−Reinhold、1982年、384〜403頁)に見い出すことができる。米国特許第4,472,480号も、パーフルオロポリエーテル剥離ライナーの選択に関する考慮を記載している。
【0030】
マイクロクレープ加工され補強されたウェブが皮膚と適合性のある感圧接着剤の層を備えた後、本発明の接着性創傷クロージャ材料は完成し、本発明の接着性創傷クロージャデバイスに加工され得る状態になる。例えば、接着性創傷クロージャ材料は、慣用的なスリットおよびダイカット技術を使用して接着性創傷クロージャデバイスに加工されてもよい。
【0031】
典型的には、接着性創傷クロージャ材料は、個々の接着性創傷クロージャデバイスに加工される長い不確定の長さのウェブとして製造されてもよい。例えば、図1および図2の不織布18は、不織布18と同じく機械方向(即ち、不確定の長さの方向)に伸びる補強繊維20を有する、不確定の長さのウェブとして製造されてもよい。
【0032】
前述の特定の実施形態は、本発明の実施の例示である。本発明は、本明細書に具体的には記載されない任意の要素又は品目がない場合でも好適に実施され得る。全ての特許、特許出願、および出版物の完全な開示内容は、全体で個々に組み込まれるように、引用により本明細書に援用される。
【0033】
当業者には、本発明の範囲を逸脱することなく、本発明に様々な修正および変更が可能であることが明らかであり、本発明は、本明細書に記載される例示的な実施形態に不当に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載される限定およびそれらの限定の同等物によって規制されることを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明に従って作製された創傷クロージャの斜視図である。
【図2】
図1の切断線2−2に沿った端面断面図である。
【図3】
本発明と関連して使用されてもよい1つのマイクロクレープ加工プロセスの変形の図である。
【図4】
本発明と関連して使用されてもよい1つのマイクロクレープ加工プロセスの変形の図である。
【図5】
本発明と関連して使用されてもよい1つのマイクロクレープ加工プロセスの変形の図である。
【図6】
本発明と関連して使用されてもよい別のマイクロクレープ加工プロセスの図である。

Claims (10)

  1. バインダー繊維を含む不織布を含むウェブを提供する工程と、
    少なくとも1つの長さ方向の補強繊維を前記不織布に結合させる工程であって、前記少なくとも1つの補強繊維がウェブの長さと同じ方向に伸びる工程と、
    前記不織布および前記少なくとも1つの補強繊維をマイクロクレープ加工して、前記不織布および前記少なくとも1つの補強繊維を前記ウェブの長さに沿って圧縮する工程と、
    感圧接着剤の層を前記ウェブに適用する工程と、
    を含む接着性創傷クロージャ材料を作製する方法。
  2. マイクロクレープ加工後の前記ウェブの長さが、マイクロクレープ加工前のその長さの少なくとも85%である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記少なくとも1つの補強繊維の結合が、前記バインダー繊維の少なくとも幾つかと前記少なくとも1つの補強繊維との間の熱融着を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記不織布が、非結合繊維を含み、前記少なくとも1つの補強繊維が前記非結合繊維に結合されない、請求項1に記載の方法。
  5. 前記感圧接着剤を塗布する工程が、前記少なくとも1つの補強繊維および前記不織布への前記感圧接着剤を塗布する工程を含む、請求項1に記載の方法。
  6. バインダー繊維を含む不織布と、前記不織布に結合された少なくとも1つの長い補強繊維であって、少なくとも1つの補強繊維は、バッキングの長さと同じ方向に伸びる補強繊維と、を含むバッキングであって、前記不織布および前記少なくとも1つの補強繊維がマイクロクレープ加工されて、前記不織布および前記少なくとも1つの補強繊維を前記バッキングの長さに沿って圧縮するバッキングと、
    前記バッキング上の感圧接着剤の層と、
    を含む接着性創傷クロージャデバイス。
  7. マイクロクレープ加工されたバッキングの長さが、マイクロクレープ加工する前の長さより短い、請求項6のデバイス。
  8. マイクロクレープ加工されたバッキングの長さが、マイクロクレープ加工する前の長さの99.5%以下である、請求項6のデバイス。
  9. マイクロクレープ加工されたバッキングの長さが、マイクロクレープ加工する前の長さの少なくとも85%である、請求項6のデバイス。
  10. 前記少なくとも1つの補強繊維が、前記バインダー繊維の少なくとも幾つかと熱融着する、請求項6に記載のデバイス。
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