JP2004515929A - 弾性スタンドオフ式固定器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のスタンドオフ式固定器具に伴う問題点の解決。
【解決手段】頭部(13)と胴体部(19)とを有する細長い弾性固定器具(13、19)である。細長い弾性部分による延伸によって直径を小さくすることによってパネル(11)の孔(12)に固定器具を挿入し、固定器具(13、19)に働く力を解除することによって固定し、孔(12)の周囲に保持する。別の実施態様では、中心プッシュピン(35)を使用し、固定器具に軸方向力を作用させ、固定器具(13、19)を作用させる。
【選択図】図6

Description

【0001】
本願は、2000年12月15日に出願され、“弾性スタンドオフ式固定器具”を発明の名称とする仮出願第60/255,374号の優先権を主張する出願である。
【0002】
【発明の分野】
本発明は、2枚の平坦パネルを所定の間隔をおいて固定する隔離絶縁式固定器具(スタンドオフ式固定器具)などの弾性固定器具に関する。特に、本発明は、弾性作用だけを利用して、パネルを所定間隔で固定する機能をもつ弾性固定器具に関する。
【0003】
【発明の背景および従来技術】
隔離絶縁式固定器具(スタンドオフ式固定器具、stand off fastener)は、2枚のパネルを所定間隔で取り付けるエレメントである。一般に、パネルの場合、ある種のクリップ作用機構か、あるいはネジ式固定器具またはスクリューによるクランプ作用によって取り付けられているが、これらには一般に次の2つの形式がある。すなわち、金属を機械加工または成形して得る形式と、プラスチックからなる形式とがある。ところが、固定器具が金属製であるかプラスチック製であるかによるが、現在利用されている各形式の隔離絶縁器には問題がある。それらの問題の範囲には、2枚のプリント回路板を分離するために金属製の隔離絶縁器を使用する場合も含まれる。プリント回路板を金属製シャシから隔離絶縁する場合、通常は、工具を必要とする自己クリンチ法やリベット法などの方法を使用してシャシに固定器具を取り付ける。ネジ式固定器具の取り付けも時間がかかる上に、ネジなどのゆるく係合する部品が必要であり、修理する時間も長くなる。
【0004】
自己クリンチ式固定器具を使用する場合、別な問題もいくつか発生する。シャシに延性をもつ金属を使用する必要があり、シャシに使用する材料の選択が制限受ける上に、これら固定器具の取り外しは、ある種の破壊的過程なため、取り外し後、シャシまたは固定器具のいずれかが使用できなくなる。また、固定器具の取り付けや取り外しには、比較的高いか、入手が簡単ではない特別な工具を必要とする。そして、固定器具をプリント回路板とシャシとの間で接地接触する必要がある場合、金属製の固定器具を使用しなければならないが、これは回路板の取り付けに関して別な問題を発生するものである。
【0005】
プラスチック製固定器具を使用しても、金属製固定器具に伴う問題を多くを解決できるわけではない。プラスチック製隔離絶縁器にネジを利用した場合、プラスチック屑がパネル体に落下する恐れがあり、プラスチック製隔離絶縁器にネジを利用しない場合には、しばしば衝撃、熱および振動に弱くなる傾向がある。また、特別な取り付け工具を必要としないプラスチック固定器具では、取り外し時に損傷することが多く、再組み立てに使用できなくなる。さらに、プラスチック固定器具は、接地接触が必要な場合に、導電性を付与することができない。
【0006】
また、製造時に屑が発生したり、あるいはネジが偶然損傷を受けやすい装置に接触することも問題である。別な問題は、ネジ孔が磨り減った場合に、パネル全体が無用になる点である。さらに、パネル体において隔離すべき各パネルにおける孔の位置も重要である。第1パネルの孔と第2パネルの孔との間の公差が増加すると、孔がずれ、パネルを組み立てることができなくなる。
【0007】
従来、これら問題を解決するために多くの提案がなされてきたが、いずれも成功していない。従って、パネル取り付けシステムの分野では、新規な作用効果をもち、かつ上記の従来の問題点を解決する固定器具が依然として望まれている。
【0008】
【課題を解決する手段】
本発明の弾性隔離絶縁器は、上記の各種隔離絶縁器に伴う問題の多くを解決するものである。この固定器具は、以下“テイル”と呼ぶ弾性部分を有し、この部分で、変位したテイル材料の放射方向の圧縮保持作用によって取り付けられたパネルを保持する。いくつかの実施態様では、頭部と胴体とを有する固定器具の支持部が、パネル孔にテイルがさらに挿入されることを確実に阻止する。この支持部は、2枚のパネルを確実に隔離する隔離絶縁機能をもつものでもある。第3実施態様では、支持部を貫通するプッシュピンを使用して、固定器具の反対側からテイルを延伸する。これら3つの実施態様は、変形態様も含めていずれも独立した態様であるが、組み合わせて使用することも可能である。
【0009】
孔の直径がテイルの緩和直径よりも小さいパネルの場合、テイルを延伸し、直径を小さくすると、テイルをパネル孔に嵌合できる。延伸力を解除すると、テイルがパネル孔の内面だけでなくその周囲にあるパネル表面も保持する。これは、テイルを解除すると、テイルは元の直径に戻ろうとするが、パネルによって制限されたテイルの材質によってテイルがパネルの両側で膨張、すなわち張り出すからである。この張り出し部が、延伸作用が緩和されたときに、パネルをテイルに沿う位置に保持する。この膨張作用、すなわち張り出し作用は、テイルがその自由長さに戻ろうとする傾向によって補強される。パネルを取り外すためには、パネルがテイルにそって戻る量まで直径が小さくなるまで、テイルを再度延伸する。
【0010】
隔離絶縁器として有用であるが、本発明の固定器具の最も簡単な形態では、パネルの一方の側における突出支持部が、通常家庭用器具や電子機器に使用されている支持脚などとして有用な機能を発揮することができる。この実施態様では、テイルの膨張作用(張り出し作用)の大部分は、パネルに当接する固定器具支持部の下面と反対側のパネル側で生じる。より複雑な構成の実施態様では、この支持部は、保持部材やスリーブなどの各種構造体を有し、導電性、確実な隔離や以下に説明する特性を実現することができる。
【0011】
より具体的には、本発明は、ネジ式構造体を使用することなくパネル体を構成できる新規な弾性固定器具を提供するものである。この固定器具は、直径の大きい支持部と、この支持部から延長し、2つの寸法状態をもつ細長い弾性軸部とを有する。第1の状態は、この軸部にすべての外力が実質的に作用しない、緩和された状態であり、そして第2状態は、軸部に作用した軸方向引っ張り力により軸部が直径の小さい状態に延伸された、引っ張り状態にある状態である。さらに、取り付け手段を固定器具の支持部に隣接して設け、これを第1パネルに固定することができる。
【0012】
第2パネルは、直径が、上記軸部の第2引っ張り状態より大きいが、上記の緩和された第1状態にある上記軸部の直径より小さい孔を有する。パネル組み立て時、先ず、上記の第2引っ張り状態において、第2パネルの上記孔に上記軸部を貫通し、次に上記の加えられた引っ張り力を解除することによって、第1パネルの方向に第2パネルの裏側に強制的に接触する上記軸部の張り出し部を形成する。この張り出し部が第2パネルに締め付け力を付与するため、パネルを固定することができる。
【0013】
さらに、固定器具は、上記軸部の末端に近接する端壁を有する軸方向盲孔と、そして上記盲孔より長さが長い、上記盲孔内のピンとを有してもよい。上記盲孔内に上記ピンを押し込むと、上記弾性テイルが長手方向に延伸する。これが、上記テイル延伸作用を与え、固定器具をパネルの一方の側からだけ使用することを可能にする。本発明の他の特徴、作用効果は、好適な実施態様を示す図面および説明から明らかになるはずである。
【0014】
【好適な実施態様の説明】
以下、添付図面について本発明を説明する。なお、本発明の固定器具は、その全長に沿うあらゆる点で断面が実質的に円形である。軸対象であるため、側面図だけでも、本発明を図示するために十分であると考える。
【0015】
図1〜3に、本発明の最も簡単な実施態様を示す。図1〜3に示す弾性隔離絶縁式固定器具の頭部13の端面に接着剤15を塗布しておいてあるため、組み立て対象のパネル17に孔をあける必要はない。これによって、取り付けられたパネルのいずれかに形成した孔に関する位置公差を設定する必要がなくなる。隔離絶縁式固定器具は、パネル11に取り付ける前に、あるいは取り付けた後に、パネル17に組み付けることができる。
【0016】
この場合、組み立ては次のように行なう。最初に、先端部10をパネル11の孔12に合わせ、挿入する。テイル19の先端をパネル11の孔12に一旦通した後は、手で先端部10を引っ張ることによってテイルを延伸することができる。テイル19の直径を孔12の直径より小さくしてあるため、図2に示すように、パネル11はテイル19を自由に滑動することができる。最初にパネル11に取り付ける場合には、接着剤を利用して、第1パネルおよび隔離絶縁式固定器具をパネル17上に設定すると、両パネルを正確に位置決めできる。なお、接着剤の強度は、テイル19の反復延伸力に十分に絶える強度でなければならない。
【0017】
図3に示すように、パネル11を一旦所定の位置に設定した後は、テイル19に緩和作用が働き、テイル19の直径および長さがもとのサイズに戻ろうとするため、パネルに対してテイルが張り出し、強固に接合する。想像線で示すパネル11の別な位置によって示される位置などのテイル全長にそう任意の点で接合されたパネルが取り付けられるように、テイル表面を完全に平滑化しておくのが好ましい。この結果、張り出し部14および16がパネル11の両側に形成し、テイル19に緩和作用が働いたときに設定される場所に強くパネルを保持できる。テイルに沿う取り付け点の位置を変える能力を利用すると、パネル間の間隔またはパネル間の横方向弾性度を変更することができる。パネル11を取り外すためには、テイル19を再度延伸し、張り出し14および16をなくし、パネルをテイルにそっていずれかの方向に滑動させる。パネル11が実線位置にある場合にテイルに緩和作用を働かせると、張り出し部18が、パネル11および17間の間隔量を決定する支持部13に対してパネルを保持する。本発明の最も簡単な形態に関して説明したこの手順は、同じ弾性作用固定原理で機能する他の実施態様にも適用可能である。
【0018】
図4に、図1〜3に示した固定器具と同様な、別な実施態様を示す。なお、この実施態様では、支持部13の反対側にももう一つのテイル21を形成する。図1〜3について説明した手順を実施した後、支持部13の反対側でも同じ手順を繰り返すと、2枚のパネル11および17の間に保持した支持部13の高さに等しい間隔でこれらパネルを確実に隔離できる。このパネル構成の場合、テイル19および21に緩和作用が働くと、2つの張り出し部23および25が形成し、パネルを所定位置に固定する。
【0019】
図5に、本発明の少し複雑な実施態様を示す。この実施態様による固定器具の支持部31は、頭部33とプッシュピンアクチュエータ35とを有する。固定器具の頭部付き支持部をまず第1パネルの孔に挿入し、頭部の下側に隣接して形成した溝34によってこのパネルに保持する。
【0020】
図6および図7に示すように、次に、前記実施態様の場合と同様に、軸部のテイル部の延伸作用および張り出し作用によって第2パネルを取り付ける。この場合、プッシュピンが固定器具を延伸する手段になり、アクセスできるのはパネル17の一方の側部のみである。このプッシュピンは、弾性材料によって成形してもよく、あるいは後の工程で組みつけてもよい。ピンは、軸38および頭部36をもつのが好ましく、ピンの端部に、固定器具の孔の狭い保持スリーブに対応する保持溝41を形成し、ピンを保持するように構成する。
【0021】
図6に示すように、固定器具支持部のプッシュピンの頭部36を押圧すると、反対端部のテイル37が延伸し、パネル11に嵌合する。プッシュピン35に対する力が図7に示すように緩和すると、張り出し部39が支持部40の下側にパネル11を押圧保持する。パネル11を取り外す場合は、プッシュピン35を再度押圧し、張り出し部39をなくし、パネル11をテイル37から滑り作用によって外す。この実施態様では、支持部40の胴体部がパネル間の隔離手段になる。
【0022】
図8に、別な実施態様を示す。この実施態様では、弾性隔離絶縁器を金属製保持部材51と併用することによって2つの隔離パネル間を電気的に接触させる。この金属製保持部材51は、クリンチ手段55によって第1延性パネル53に永久的に取り付けてもよい。この自己クリンチ手段55に加えて、保持部材51は、直径の大きい孔部57と貫通孔59とを有する。隔離絶縁器の弾性部分は、自己クリンチ保持部材51を延性パネル53に取り付ける前か、取り付けた後に組み立ててもよい。パネルの孔と同様に、保持部材の貫通孔はテイル50の緩和直径に対してサイズが小さいため、この弾性部分は、パネル54との組み立て前に、張り出し部52に係合することによってそれ自体が保持部材に係合できる。図1〜3の場合と同様にしてパネルを組み立てることによって、パネル54が保持部材51に強固に接触し、所望に応じて、パネル53と54とを電気的に接触させることになる。また、この導電性は、弾性隔離絶縁器の材料中に直接導電性材料を成形することによっても実現することができ、この場合には、保持部材は必要ない。弾性隔離絶縁器の支持部56上に簡単なスリーブまたは圧縮ブッシュを被せることも可能である。
【0023】
図9に示す別な挿入構成の場合には、図8に示した自己クリンチ保持部材ではなく、スナップ嵌め保持部材を利用する。この保持部材61の場合、パネルに永久的に挿入するものではないので、図8の自己クリンチのように延性をもつ必要はない。スナップ凸部63と頭部65がクリンチ手段の代わりになるスナップ嵌め手段を与える点を別にすれば、保持部材61は、図8の保持部材と同様に、直径の大きい孔と貫通孔とを有する。この実施態様の場合、図8の実施態様について説明したのと同じ方法でパネルを組み立てることができる。
【0024】
【発明の作用効果】
上記の好適な実施態様では、本発明の多くの目的および作用効果が実現できる。本発明の弾性隔離絶縁器は、特定の材質に制限されない。この弾性隔離絶縁器は、電子部品を損傷する金属片や金属屑を発生しない。また、損傷を受けやすい装置に落下する恐れのあるネジもない。パネルの組み立てやパネルの取り外しに特別な工具も必要ない。組み立てや取り外しが簡単なため、緩んだネジを外すことによって修理する時間が短縮する。本発明の固定器具は、パネルや固定器具自体に損傷を与えずに、簡単に取り外しや再組み立てを実施できる。また、本発明固定器具の弾性材料は、電気絶縁体または導電体としても作用できる。電気的な接触又は接地を設けるために、金属成分を固定器具にオーバーモールディングによって、あるいは後の工程で組み付けることができる。固定器具の一定の部分に接着剤を加えることができるため、パネルの一方に孔を形成する必要がない。この固定器具を保持する手段によって、公知のプラスチック製スナップ嵌め固定器具とは異なり、固定器具が衝撃や振動によって緩むことがなくなる。このように、従来のパネル固定装置の問題の多くを解決できる。
【0025】
なお、以上の説明から当業者にとっては明らかなように、本発明では上記以外の変更などが可能である。すなわち、本発明は特許請求の範囲およびその法的に等価な範囲によってのみ制限されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、本発明の固定器具を利用してパネルを組み立てる方法を段階的に示す、一部側面を含む断面図である。
【図2】
図2は、本発明の固定器具を利用してパネルを組み立てる方法を段階的に示す、一部側面を含む断面図である。
【図3】
図3は、本発明の固定器具を利用してパネルを組み立てる方法を段階的に示す、一部側面を含む断面図である。
【図4】
図4は、本発明の別な実施態様を示す、一部側面を含む断面図である。
【図5】
図5は、本発明の別な実施態様にパネルを取り付ける方法を段階的に示す断面図である。
【図6】
図6は、本発明の別な実施態様にパネルを取り付ける方法を段階的に示す断面図である。
【図7】
図7は、本発明の別な実施態様にパネルを取り付ける方法を段階的に示す断面図である。
【図8】
図8は、本発明の別な実施態様を示す断面図である。
【図9】
図9は、本発明の別な実施態様を示す断面図である。
【符号の説明】
11:パネル
12:孔
13:頭部
14:張り出し部
15:接着剤
16:張り出し部
17:パネル
19:テイル
21:テイル
23:張り出し部
25:張り出し部
35:プッシュピン

Claims (19)

  1. 弾性材料からなる無ネジ式固定器具によって固定したパネル体において、
    (1)軸部の一端の、直径の大きい支持部と、
    (2)上記支持部から延長する細長い弾性軸部であって、2つの寸法状態、すなわち上記軸部にすべての外力が実質的に作用しない、緩和された第1状態と、上記軸部に作用した軸方向引っ張り力により上記軸部が直径の小さい状態に延伸された、引っ張り状態にある第2状態とを有する弾性軸部と、を有する弾性固定器具と、
    第1パネルを取り付ける、上記固定器具上の取り付け手段と、
    直径が、上記軸部の第2引っ張り状態より大きいが、上記の緩和された第1状態にある上記軸部の直径より小さい孔をもつ第2パネルであって、上記軸部が第2パネルの上記孔を貫通する第2パネルと、そして
    第1パネルの方向に第2パネルの裏側に強制的に接触する上記軸部の張り出し部であって、先ず、上記の第2引っ張り状態において、第2パネルの上記孔に上記軸部を貫通し、次に上記の加えられた引っ張り力を解除することによって形成可能な張り出し部とを有することを特徴とするパネル体。
  2. さらに、上記パネル間にあり、上記軸部の、上記第2孔の直径より大きい直径部分で、上記パネルを所定間隔で保持する部分である隔離手段を有する請求項1のパネル体。
  3. 軸方向に延長する軸部の一端にあり、端面を有する直径の大きい頭部と、
    弾性固定器具をパネルに取り付ける、上記頭部に隣接して形成した取り付け手段と、そして
    2つの寸法状態、すなわち上記軸部にすべての外力が実質的に作用しない、緩和された第1状態と、上記軸部に作用した軸方向引っ張り力により上記軸部が直径の小さい状態に延伸された、引っ張り状態にある第2状態とを有する、上記軸部の直径の小さい、長手方向に延長する弾性テイル部分とを有することを特徴とする弾性固定器具。
  4. さらに、直径の大きい支持部分を上記軸部と一体化し、上記軸部に沿って軸方向に延長する上記支持部分を上記固定器具の頭部と上記テイルとの間に設けるとともに、その直径を上記頭部の直径よりも小さくした請求項3の固定器具。
  5. 上記取り付け手段が、上記頭部の上記支持部に隣接して形成した変形可能な円周溝である請求項4の固定器具。
  6. さらに、上記支持部分を取り囲む保持部材を有し、この保持部材が、上記頭部の端面に隣接する一端に取り付け手段を有する請求項4の固定器具。
  7. 上記保持部材が金属製である請求項6の固定器具。
  8. 上記取り付け手段がクリンチ手段である請求項7の固定器具。
  9. さらに、上記軸部の末端に近接する端壁を有する軸方向盲孔と、そして上記盲孔より長さが長い、上記盲孔内のピンとを有し、このピンが上記頭部の外側まで延長し、上記盲孔内に上記ピンを押し込むと、上記弾性テイルが長手方向に延伸する請求項4の固定器具。
  10. 上記隔離手段が第2パネルに当接する請求項2の固定器具。
  11. 全体が弾性材料からなる請求項5の固定器具。
  12. 弾性材料からなる無ネジ式固定器具によって固定したパネル体において、
    (1)直径の大きい頭部と、
    (2)この頭部に隣接し、直径が頭部の直径より小さい軸部分である支持部と、そして、
    (3)上記支持部から延長する細長い弾性軸部であって、該軸部は、完全に平面な外面を有し、且つ2つの寸法状態、すなわち、上記軸部にすべての外力が実質的に作用しない、緩和された第1状態と、上記軸部に作用した軸方向引っ張り力により上記軸部が直径の小さい状態に延伸された、引っ張り状態にある第2状態とを有する弾性軸部と、から成る弾性固定器具と、
    上記頭部に取り付けた第1パネルと、
    直径が、上記軸部の第2引っ張り状態より大きいが、上記の緩和された第1状態にある上記軸部の直径より小さい孔をもつ第2パネルであって、上記軸部が上記孔を貫通する第2パネルと、そして
    第1パネルの方向に第2パネルの裏側に強制的に接触する上記軸部の張り出し部であって、先ず、上記の第2引っ張り状態において、第2パネルの上記孔に上記軸部を貫通し、次に上記の加えられた引っ張り力を解除することによって形成可能な張り出し部とを有することを特徴とするパネル体。
  13. 上記軸部の末端が接合に適し、引っ張り力を与えるように構成した請求項3の固定器具。
  14. 上記軸部の上記テイル部の外面が完全に平滑な請求項3の固定器具。
  15. 上記取り付け手段がリベット手段である請求項7の固定器具。
  16. 上記取り付け手段が、上記支持部に塗布した接着剤である請求項1のパネル体。
  17. 上記保持部材が金属製であり、上記軸部の上記支持部分に取り付けられた請求項7の固定器具。
  18. 上記取り付け手段が上記支持部に取り付けられた保持部材を有し、この保持部材を第1パネルにスナップ嵌めした請求項1のパネル体。
  19. 上記保持部材が金属からなる請求項18のパネル体。
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