JP2004515094A - Cdmaシステムにおける物理チャネルおよびトランスポートチャネルのためのデータバッファ構造 - Google Patents
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Abstract
Description
【発明の属する技術分野】
この発明はデータ通信に関する。特に、この発明はCDMAシステムの複数の物理チャネルおよびトランスポートチャネルに対して受信したシンボルを記憶するための新規で改良されたデータバッファ構造に関する。
【0002】
【関連出願の記載】
近年の通信システムは種々のアプリケーションをサポートする必要がある。そのような通信システムの1つは、地上波リンクを介してユーザ間で音声およびデータ通信をサポートする符号分割多重アクセス(CDMA)システムである。多重アクセス通信システムにおけるCDMA技術の使用は、この発明の譲受人に譲渡され、参照することによりここに組み込まれる米国特許第4,901,307号(発明の名称:「衛星または地上波リピータを用いたスペクトル拡散多重アクセス通信システム」)および米国特許第5,103,459号(発明の名称:「CDMA携帯電話システムにおいて波形を発生するためのシステムおよび方法」)に開示されている。
【0003】
CDMAシステムは一般に1つ以上の規格に準拠するように設計されている。そのような第一世代の規格の1つが「デュアルモード広域スペクトル拡散セルラシステムのためのTIA/EIA/IS−95端末−基地局互換規格」である。以下IS−95規格と呼び参照することによりここに組み込まれる。IS−95CDMAシステムは音声データおよび(効率的ではないが)パケットデータを送信することができる。パケットデータをより効率的に送信することのできるより新しい世代の規格は「第三世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)という名前の協会により提供され、すでに公に入手可能な文書番号3G TS 25.211、3G TS 25.212、3G TS 25.213、3G TS25.214、および3G TR 25,926を含む一連の文書に具現化されている。3GPP規格は以下W−CDMA規格と呼び、参照することによりここに組み込まれる。
【0004】
W−CDMA規格は多数のユーザをサポートすることができ、パケットデータの効率的な送信のために設計されたチャネル構造を定義する。W−CDMA規格に従って、送信されるデータはより高いシグナリング層において1つ以上の「トランスポート」チャネルとして処理される。トランスポートチャネルは異なる種類のサービス(例えば、音声、ビデオ、データ等)の同時送信をサポートする。次に、トランスポートチャネルは通信(例えば電話)のためにユーザ端末に割当てられた1つ以上の「物理」チャネルにマッピングする。
【0005】
W−CDMA規格はトランスポートチャネルの処理において多大な柔軟性を可能にさせる。例えば特定のトランスポートチャネルのためのデータは畳み込み符号、ターボ符号を用いて符号化することができ、あるいは全く符号化されないようにすることもできる。また、データは4つの異なる時間間隔(すなわち、10msec、20msec、40msec、または80msec)の1つに対してインターリーブすることができ、有害なパス効果(例えばフェージング、マルチパス等)に対して一時的なダイバーシティを提供する。符号方式とインタリービング間隔の異なる組合せを選択して、異なる種類のサービスに対して改良された性能を提供することができる。例えば、ターボ符号と長いインタリービング間隔を用いてパケットデータを処理することにより、機能強化された効率と性能を得るようにしてもよい。これはより長い処理遅延を生じるかもしれない。それにひきかえ、音声およびビデオデータは、長い処理遅延時間が許されないので、畳み込み符号および短いインターリービング間隔を用いて処理するようにしてもよい。
【0006】
W−CDMAシステムのユーザ端末は複数の物理チャネルを介して同時に複数の送信(すなわち複数のトランスポートチャンネル)を受信するようにしてもよい。経費検討のために、処理素子および記憶素子の基本的なセットを用いて複数の物理チャネルおよびトランスポートチャネルを処理することができるユーザ端末を設計することが極めて望ましい。特に、複数の物理/トランスポートチャネルに対して受信されたデータを効率的に記憶し、そのようなデータの処理を容易にするために使用することができるデータバッファが極めて望ましい。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、多数の物理チャネルおよびトランスポートチャネルに対して受信したシンボルを効率的に記憶するために使用することができるデータバッファ構造を提供する。物理チャネルおよびトランスポートチャネルに対して受信したシンボルを記憶するために2つのバッファを備えることができる。各バッファは多数のセクションに分割することができ、セクションは、各物理またはトランスポートチャネルに対して受信したシンボルが各割当てられたセクションに記憶できるように割当てることが出来る。各バッファは(1)受信し記憶したシンボルが新しく受信したシンボルにより時期早々に上書きされない(2)バッファ内の断片化の量が低減されるまたは消去されるおよび(3)バッファの保守と動作が簡単化されるように分割し割当てることができる。
【0008】
各バッファの設計と動作は、物理チャネルおよびトランスポートチャネルの種々の公知の特性を利用することができる。物理チャネルバッファの場合、各物理チャネルの拡散因子そして従って各無線フレームのサイズを決定することができ、バッファを適当なサイズを有したセクションに分割するために使用することができる。トランスポートチャネルバッファの場合には、各トランスポートチャネル上の(以下に定義する)各「トラヒック」のトランスポートフォーマット(例えば送信時間間隔(TTI)およびデータ転送速度)を決定することができる。バッファのセクションは、(例えばTTIの降順に)トランスポートチャネルに割当てることが出来、決定されたデータ転送速度に基づいて十分な量の記憶装置を各セクションに割当てることができる。また、特定の符号化された複合トランスポートチャネル(CCTrCH)のためのトランスポートチャネルは無線フレーム境界において(時間的)に合わされるので、バッファは、これらの境界において分割し割当てることができる。
【0009】
この発明の観点は多数の(例えば物理またはトランスポート)チャネルを介して受信されるシンボルを記憶するためのバッファ構造を提供する。各チャネルは、受信したシンボルが処理される(例えばインターリーブされる)特定の時間間隔(例えば無線フレーム期間またはTTI)に関連する。バッファ構造はバッファとアドレス発生器を含む。バッファは多数のセクションに分割される。1つのセクションは処理される各チャネルに割当てられる。アドレス発生器はシンボルを割当てられたセクションに書き込むためのアドレスを供給する。このバッファ構造はW−CDMAシステムの受信装置に有利に使用することができる。
【0010】
バッファ構造がトランスポートチャネルのために使用されるなら、セクションは相関するTTIに基づいて(例えば、TTIの降順に)トランスポートチャネルに割当てることができる。トランスポートチャネルが1つのCCTrCHのためのものならば、バッファはイニシャルロケーション(例えばバッファの一番上)から始まって分割することができ、セクションはバッファの一方向(例えば下方向)に沿って定義することができる。トランスポートチャネルが2つのCCTrCHのためのものなら、第1のCCTrCHのためのトランスポートチャネルは、第1イニシャルロケーション(例えば一番上)から始まって定義することができ、バッファの第1方向(例えば下方向)に沿って続き、第2のCCTrCHのためのトランスポートチャネルは第2イニシャルロケーション(例えば一番下)から始まって定義されるセクションに割当てることができ、バッファの反対方向(例えば上方向)に沿って続く。
【0011】
この発明の種々の観点、実施形態、および特徴をさらに以下に述べる。
【0012】
【発明の実施の形態】
この発明の特徴、性質、および利点は明細書全体を通して同一部に同符号を付した図面とともに以下に述べる詳細な説明からより明らかになるであろう。
【0013】
図1はこの発明を実現することができる通信システム100の簡単化されたブロック図である。特定の実施形態において、通信システム100はW−CDMA規格に準拠するCDMAシステムである。送信器装置110において、データは一般にブロックでデータソース112から送信(TX)データプロセッサ114に送られる。送信データプロセッサ114はデータをフォーマット化し、符号化し、処理し、1つ以上のアナログ信号を発生する。次に、アナログ信号は送信器(TMTR)116に供給される。送信器116は信号を(直交)変調し、濾波し、増幅し、およびアップコンバートし、変調された信号を発生する。変調された信号は、1つ以上のアンテナ118(図1には1つのみ示されている)を介して1つ以上の受信器装置に送信される。
【0014】
受信器装置130において、送信された信号は、1つ以上のアンテナ132(1つのみが示される)により受信され受信器(RCVR)134に供給される。受信器134内において、受信された信号は増幅され、濾波され、ダウンコンバートされ、(直交)復調され、および2値化されサンプルを発生する。次にサンプルは受信器(RX)データプロセッサ136により処理され復号され、送信された信号が再生される。受信器装置130における処理と復号は、送信器装置110において実行される処理と符号化と相補的な態様で実行される。次に、再生された信号はデータシンク138に供給される。
【0015】
上述した信号処理は、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセ−ジングの送信、および一方向における他の種類の通信をサポートする。双方向通信システムは2方向のデータ送信をサポートする。しかしながら、簡単のために他の方向のための信号処理は示されていない。
【0016】
図2AはW−CDMA規格に従ってダウンリンクデータ送信のための送信器装置110における信号処理の図である。ダウンリンクは基地局からユーザ端末(またはユーザ機器(UE))への送信に言及し、アップリンクは、ユーザ端末から基地局への送信に言及する。図2Aに示す信号処理は、一般に図1の送信器データプロセッサ114により実行される。W−CDMAシステムのアッパーシグナリング層は多数のトランスポートチャネルの同時送信をサポートする。各トンラスポートチャネルは、特定の通信(例えば、音声、ビデオ、データ等)のためにデータを運ぶことができる。各トランスポートチャネルのためのデータは、トランスポートブロックとも呼ばれるブロックで各トランスポートチャネル処理セクション210に供給される。
【0017】
ブロック212において、トランスポートチャネル処理セクション210内で各トランスポートブロックを用いて巡回冗長検査(CRC)ビットが計算される。CRCビットはトランスポートブロックに取り付けられ、エラー検出のために受信器装置において使用される。次に、ブロック214において、多数のCRC符号化ブロックがシリアルに連結される。連結後の合計ビット数が符号ブロックの最大サイズより大きければ、ビットは多数の(サイズの等しい)符号ブロックに分割される。次に、ブロック216において、各符号ブロックは特定の符号化方式(例えば畳み込み符号、ターボ符号)で符号化されまたは全く符号化されない。
【0018】
次に、ブロック218において、符号ビットについてレートマッチングが実行される。レートマッチングはより高次のシグナリング層により割当てられたレートマッチング属性に従って実行される。アップリンクに関して、送信されるビット数が利用可能なビット数と一致するようにビットが反復されまたはパンクチュアド(すなわち削除)される。ブロック220において、ダウンリンクに関して、未使用ビット位置が不連続送信(DTX)ビットで充填される。DTXビットはいつ送信がオフになるかを示すものであり、実際にDTXビットが送信されるわけではない。
【0019】
次に、ブロック222において、ビットは特定のインタリービング方式に従ってインタリーブされ時間ダイバーシティを供給する。W−CDMA規格に従って、インタリービングが実行される時間間隔が可能な時間間隔のセット(すなわち、10msec、20msec、40msecまたは80msec)から選択可能である。インタリービング時間間隔はまた送信時間間隔(TTI)とも呼ばれる。TTIは各トランスポートチャネルに相関する属性であり、W−CDMA規格に従って、通信セッションの持続時間を変更しない。ここで使用されるように、「トラヒック」は特定のトランスポートチャネルに対して1つのTTI内のビットから構成される。
【0020】
ブロック224において、選択されたTTIが10msecより長いとき、トラヒックは分割され連続するトランスポートチャネル無線フレームにマッピングされる。各トランスポートチャネル無線フレームは(10msec)の無線フレーム期間を超える送信に対応する。W−CDMA規格に従って、トラヒックは1、2、4または8無線フレーム期間に対してインタリーブ可能である。
【0021】
ブロック232において、すべてのアクティブトランスポートチャネル処理セクション210からの無線フレームがシリアルに符号化複合トランスポートチャネル(CCTrCH)に多重化される。ブロック234において、送信されるビット数がそのデータ送信のために使用される物理チャネル上で利用可能なビット数に一致するようにDTXビットを挿入することができる。1つ以上の物理チャネルが使用されるなら、ブロック236において、ビットは物理チャネル間で分割される。特定の物理チャネルは異なるTTIを有するトランスポートチャネルを運ぶことができる。次に、ブロック238において、各物理チャネルに対する各無線フレーム期間におけるビットがインターリーブされ、さらなる時間ダイバーシティを供給する。次に、ブロック240において、インターリーブされた物理チャネル無線フレームは各物理チャネルにマッピングされる。ユーザ端末に送信するのに適した変調された信号を発生するためのその次の信号処理は技術的に知られており、ここでは記載しない。
【0022】
図2BはW−CDMA規格に従ってダウンリンクデータ送信のための受信器装置130における信号処理の図である。図2Bに示す信号処理は図2Aに示す信号処理と相補的であり、一般に図1の受信データプロセッサ136により実行される。最初に変調された信号が受信され、条件づけされ、2値化され、処理されてそのデータ送信のために使用される各物理チャネルにシンボルを供給する。各シンボルは特定の分解能(例えば4ビット)を有し、送信されたビットに対応する。各物理チャネルに対する各無線フレーム期間のシンボルはブロック252においてデインターリーブされ、すべての物理チャネルからのデインターリーブされたシンボルはブロック254において連結される。ブロック256において、ダウンリンク送信に対して、送信されなかったビットが検出され除去される。次に、ブロック258において、シンボルは種々のトランスポートチャネルに逆多重化される。次に、各トランスポートチャネルに対する無線フレームは各トランスポートチャネル処理セクション260に供給される。
【0023】
ブロック262において、トランスポートチャネル処理セクション260内において、トランスポートチャネル無線フレームはトラヒックに連結される。各トラヒックは1つ以上のトランスポートチャネル無線フレームを含み、送信器装置において使用される特定のTTIに対応する。ブロック264において、各トラヒック内のシンボルはデインターリーブされ、ブロック266において送信されなかったシンボルは除去される。次に、ブロック268において、逆レートマッチングが行なわれ、反復されたシンボルを蓄積し、パンクチュアドされたシンボルに対し「不定」を挿入する。次に、ブロック270において、そのトラヒック内の各符号化されたブロックが復号される。次に、ブロック272において、復号されたブロックは連結され、各トランスポートブロックに分割される。次に、ブロック274において、各トランスポートブロックはCRCビットを用いてエラーがチェックされる。
【0024】
W−CDMA規格に従って、多数の物理チャネルを用いてデータを特定のユーザ端末に送信することができる。各物理チャネルは、特定の拡散因子(ダウンリンクの場合4乃至512の範囲)を持つ直交可変拡散因子(OVSF)符号でカバーされる。各物理チャネルに対するOVSF符号は通信セッションの開始時に(ネットワークにより)決定され、一般にいくつかの例を除きセッションの間変わらない。変わる場合は、(1)物理チャネルが物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)タイプの場合、または(2)受信器装置が他のセルとハンドオフの状態にあり、他のセルが他のおそらく異なるOVSF符号を物理チャネルに割当てる場合である。より小さな拡散因子(例えば4)はより短い符号長に対応し、より高次のデータレートのために使用され、より大きな拡散因子(例えば512)はより長い符号長に対応し、より低いデータレートのために使用される。
【0025】
W−CDMA規格に従って、任意の(10msec)無線フレーム間隔の場合、すべての物理チャネルに対するビットの合計数は特別の指定された制限値Cpに制限される。この値は一般に一部ユーザ機器(UE)の能力により決定される。この仕様は
【数1】
として表すことができる。
【0026】
但し、Npiは特別の無線フレーム期間における物理チャネルiのビット数であり、Kpは物理チャネルの合計数であり、Cpは指定された制限値である。
【0027】
受信器装置において、各物理チャネルを介して受信したシンボルは処理され(例えば逆拡散または逆カバーされ)、各無線フレーム期間においてデインターリーブされる。デインターリービングはバッファを使用して達成される。各CCTrCHに相関するすべての物理チャネルのデインターリーブされたシンボルは連結され、各トランスポートチャネルに逆多重化される。
【0028】
各無線フレーム期間に対して、現在の無線フレーム期間に対して物理チャネルに対して受信したシンボルが、次の無線フレーム期間に対するシンボルが受信される前に次の処理セクションに供給できないならば、現在の無線フレーム期間に対する受信したシンボルは一時的にバッファリングする必要がある。次の無線フレーム期間の新しいシンボルはバッファの利用可能な部分に記憶することができる。
【0029】
唯一つの物理チャネルを処理中ならば、(1+ε)Ksのサイズの環状バッファを用いてその物理チャネルに対するシンボルを記憶することができる。但し、Ksは各無線フレーム期間に対して物理チャネルに対して受信されるシンボル数であり、ε(無線フレーム期間の単位で)は以前に受信し記憶したシンボルを読み出すのにかかる時間である。添え字「s」はSの拡散因子が使用されていることを示す。この環状バッファの場合、第1の物理チャネル無線フレームはロケーション0乃至(Ks−1)に記憶することができ、次の物理チャネル無線フレームはロケーションKs乃至(2Ks−1)mod(1+ε)Ksに記憶することができる、等々である。特定の例として、Ks=100でε=0.03なら、第1の無線フレーム期間はロケーション0乃至99に記憶することができ、第2の無線フレーム期間はロケーション100乃至96(バッファは、102に到達した後0にラップアラウンドする)に記憶することができ、第3の無線フレーム期間はロケーション97乃至93に記憶することができる、等々である。従って、第2無線フレームの最初の3つのシンボルはロケーション100乃至102に書かれ、最初の無線フレームのシンボルは次の処理セクションに供給される。このようなバッファの動作は記憶されたシンボルの時期早々の上書きを回避する。
【0030】
各無線フレーム期間におけるすべての物理チャネルに対するビットの合計数が式(1)で示すように指定された制限値Cp内である限り、W−CDMA規格は複数の物理チャネルの同時受信を許容する。例えば、受信器装置が4の拡散因子を有する単一物理チャネルをサポートすることができるなら、(1)8の拡散因子を有する2つの物理チャネル、または(2)16の拡散因子を有する4つの物理チャネル、または(3)8の拡散因子を有する1つの物理チャネルと、16の拡散因子を有する2つの物理チャネルをサポートすることもできる、等々である。
【0031】
複数の物理チャネルが受信され、それらのシンボルがバッファの連続するセクションに書かれるなら、現在の無線フレーム期間で受信したシンボルは、次の無線フレーム期間に対するシンボルで時期早々に上書きされるかもしれない。一例として、2つの物理チャネルが同時に受信でき、各物理チャネルは2Sの拡散因子を有し、シンボルの合計数の半分を運ぶ(すなわちK2s=Ks/2)。これら2つの物理チャネルのシンボルがバッファの連続するセクションに記憶されるなら、第1の物理チャネルのシンボルはロケーション0乃至(K2s−1)(例えばKs=100、K2s=50、およびε=0.03を用いると0乃至49)に記憶でき、第2の物理チャネルのシンボルは、ロケーションK2sないし(2K2s−1)(例えば、50乃至99)に記憶することができる。次の無線フレーム期間、第1の物理チャネルのシンボルは、ロケーション2K2s乃至(3K2s−1)mod(1+ε)Ks(例えば100乃至46)に記憶することができ、第2物理チャネルのシンボルは、ロケーション3K2smod(1+ε)Ks乃至(4K2s−1)mod(1+ε)Ks(例えば47乃至96)に記憶することができる。このバッファリング方式を用いて、第1の物理チャネルのシンボルは、第2の物理チャネルのシンボルにより時期早々に上書きされるであろう(例えば、ロケーション47乃至49に記憶されたシンボルは時期早々に上書きされるであろう)。
【0032】
この発明の観点に従って、すべての物理チャネルに対して受信したシンボルを記憶するためにバッファが提供される。物理チャネルの種々の特性をバッファの設計と動作に利用することができる。各物理チャネルの拡散因子は決定することができバッファを適当なサイズのセクションに分割するのに使用することができる。従って、各物理チャネルに対して受信したシンボルがバッファの各セクションに記憶できるようにセクションが物理チャネルに割当てられる。(1)現在の無線フレーム期間で受信したシンボルが時期早々に上書きされない、(2)バッファの断片化の量が低減されまたは消去される、(3)バッファの管理と動作が簡単化されるようにセクションを定義し、割当てることが出来る。
【0033】
図3は、この発明の一実施形態に従って、複数の物理チャネルに対して受信したシンボルをバッファ300に記憶することを示す図である。この実施形態において、物理チャネルはバッファ300の各セクションが割当てられる。各セクションは、セクションに受信し記憶することになっている物理チャネル無線フレームのサイズに基づいて適当なサイズに設定される。
【0034】
図3に示すように、Np個の物理チャネルが受信中である。最初に各無線フレーム期間の前に物理チャネルの拡散因子が決定され、次の無線フレーム期間で受信することになっている無線フレームのサイズを計算するために使用される。決定された無線フレームサイズに基づいて、バッファ300は適当に分割することができ、物理チャネルに割当てることが出来る。
【0035】
殆どの物理チャネルの拡散因子はセッションの開始時にネゴシエートされ、一般には1つの無線フレームから次の無線フレームに変わらない。従って、決定された拡散因子に基づいてこれらの物理チャネルに対してバッファのセクションを割当てることが出来る。例外はPDSCHであり、この拡散因子は通信中に変更することができ、トランスポートフォーマット組合せセット(TFCS)の関数として定義される可能な拡散因子のセットから選択される。しかしながら、PDSCHの最も低い拡散因子は接続の期間全体にわたって一定であると考えることができる。実施形態において、最も小さな可能な拡散因子に適応するために記憶装置がPDSCHに割当てられる。例えば、PDSCHがセット{64、128、および256}の中で拡散因子を変更可能であるならば、64の拡散因子を仮定することにより十分な空間がPDSCHに割当てられる。
【0036】
図3に示す例において、バッファ300は物理チャネル番号およびサイズに基づいて分割され割当てられる。この簡単な方式において、バッファ300の一番上にあるセクション322は物理チャネル1に割当てられ、(1+ε)Ks1のサイズを有する。但し、Ks1は無線フレーム期間に物理チャネル1に対して受信することになっているシンボルの数であり、εは記憶された物理チャネル無線フレームを読み出すためにかかる時間である。同様に、(セクション322の下に定義される)バッファ300内のセクション324は物理チャネル2に割当てられ、(1+ε)Ks2のサイズを有する。但しKs2は物理チャネル2に対して受信することになっているシンボルの数である。このプロセスは同様に他の物理チャネルに対しても続く。最後に、バッファ300の一番下にあるセクション332は物理チャネルNpに割当てられ、(1+ε)Ksnpのサイズを有する。但しKsnpは物理チャネルNpに対して受信することになっているシンボルの数である。
【0037】
特定の例として、2つの物理チャネルを受信することができる。各物理チャネルは2Sの(またはそれより高い)拡散因子を持つ。バッファ300は(1+ε)Ksのサイズで実現することができ、2つのサイズの等しいセクションに分割することができる。各セクションは(1+ε)K2sのサイズを有し、各物理チャネルに割当てることができる。他の特定の例として、4つの物理チャネルを受信することができる。各物理チャネルは4s(またはそれより高い)拡散因子を有する。バッファ300は(1+ε)Ksのサイズで実現することができ、4つのサイズの等しいセクションに分割することができる。各セクションは(1+ε)K4sのサイズを有し、各物理チャネルに割当てることができる。さらに他の特定の例として、3つの物理チャネルを受信することができる。1つの物理チャネルは2Sの拡散因子を有し、2つの物理チャネルは4Sの(またはそれより高い)拡散因子を有する。バッファ300は(1+ε)Ksのサイズで実現することができ、サイズ(1+ε)K2sの1つのセクションとサイズ(1+ε)K4sの2つのサイズの等しいセクションに分割することができる。サイズ(1+ε)K2sのより大きなセクションは2Sの拡散因子に割当てることができ、2つのより小さなセクションは4Sの拡散因子を有する2つの物理チャネルに割当てることが出来る。シンボルは置換された順番にセクションに書き込むことができ、ブロック252において、シーケンシャルの順番に読み出すことができ、第2デインターリービングを得ることができる。あるいは、シンボルはシーケンシャルの順番にセクションに書き込むことができ、置換された順番に読み出して第2のデインターリ−ビングを得ることができる。図3に示すように、各セクションに対して書き込みポインタはセクションの一番上にイニシャライズすることができ、シンボルがセクションに書かれると更新することができる(例えば、シンボルがシーケンシャルの順番にバッファに書かれるとデクリメントすることができる)。あるいは、書き込みポインタはセクションの一番下にイニシャライズすることができ、シンボルがシーケンシャルにセクションに書かれるときインクリメントすることができる。読み出しポインタはまた各セクションに対して維持することができ、セクションから読むべき次のシンボルを識別するために使用することができる。
【0038】
各割当てられたセクションはレギュラーバッファ(すなわち定義された一番上と一番下を有する)または環状バッファとして動作可能である。シンボルがシーケンシャルな順番にバッファに書かれるなら、物理あたりのチャネル環状バッファ方式は効率的かもしれない。そうでなければ、各物理チャネルに割当てられる空間は(1+ε)Kである必要があるかもしれない。ただしε≧1である。
【0039】
バッファ300は種々の方法で分割することができる。一実施形態において、セクションはバッファ300の一番上から始まり定義され下方向に移動される。しかしながら、任意の開始ロケーションを選択することができ、セクションはまたいずれかの方向(上方法、下方向または両方)に沿って定義することができる。
【0040】
バッファ300は物理チャネルに対して受信したシンボルを効率的に記憶することができる。物理チャネルの数および無線フレームサイズに関係なく、シンボルの合計数が式(1)で表されるように制限される限り、受信したシンボルの記憶は特定のサイズのバッファを用いて達成することができる(例えば(1+ε)Cp、但しε≧0)。
【0041】
バッファ300は断片化が低減または消去されるように動作することができる。一実施形態において、セクションは、バッファの連続する空間が利用されるように物理チャネルに割当てられる。物理チャネルが落ちると、1つ以上の物理チャネルに対して以前に割当てられた1つ以上のセクションを上方へ移動することができるかもしれない、それによりこれらの物理チャネルに対して元々割当てられた空間を解放する。これはバッファの連続したフリーエリアを作り、これはより小さな拡散因子を有する別の物理チャネルに割当てることができる。
【0042】
例えば、バッファは8の拡散因子を有する1つの物理チャネルに対してシンボルを記憶する能力を有して設計することができる。3つの物理チャネルを受信することができ、各物理チャネルは32の拡散因子を有する。第1、第2および第3の物理チャネルをそれぞれロケーション(0乃至X−1)、(X乃至2X−1)および(2X乃至3X−1)から定義されたバッファの3つのセクションに割当てることができる。次に第2の物理チャネルが落ちると、第3の物理チャネルが(2X乃至3X−1)ないし(X乃至2X−1)に移動することができ、(2X乃至3X−1)において空間を自由にすることができる。(2X乃至4X−1)からのバッファの連続するセクションは16の拡散因子を有する1つの物理チャネル、32の拡散因子を有する2つの物理チャネル等々に割当てることができる。
【0043】
他の実施形態において、バッファに単一の連続するフリーエリアを維持する必要が無いことを利用してセクションを物理チャネルに割当てることができる。特に、バッファ、多数の(2N、但しNは整数1、2、・・・)の物理チャネルからのシンボルを記憶することのできる全体サイズ(K)の寸法を有することができると仮定すると、各物理チャネルはSF=sの拡散因子を持つ。s’の拡散因子を有する物理チャネルには、ロケーションKs’Lで始まるセクションが割当てられる。但しLは、このセクションがすでに他の物理チャネルに割当てられた他のセクションと重畳しないように最も小さな整数である。逆断片化が行なわれると、より大きな拡散因子を持つ物理チャネルが最初に再割り当てされる。これは逆断片化の期間再割り当ての数を著しく低減することができる。
【0044】
例えば、サイズK8のバッファを考える。上述した実施形態に従って、SF=64の物理チャネルに割当てられたセクション1−K64、SF=32の第2物理チャネルに割当てられた(K32+1)−2K32、およびSF=16の第3物理チャネルに割当てられた(K16+1)−2K16を持つことは有効な構成である。第2物理チャネルが移動すると、上述の実施形態は、第3物理チャネルの不必要な「上方への移動」を防止する。他の例として、セクション1〜K64、(K64+1)〜2K64、(2K64+1)から3K64および(4K64+1)〜6K64がそれぞれ物理チャネルA,B,C,およびDに割当てられると仮定する。物理チャネルA、BおよびCの拡散因子および物理チャネルDの拡散因子は32である。物理チャネルAが落ちると、物理チャネルB、CおよびDがそれぞれセクション1〜K64、(K64+1)−2K64、(2K64+1)−4K64に「上方移動」する、それにより、拡散因子16の物理チャネルに対する十分な自由空間を作る。
【0045】
図4はこの発明の一実施形態に従って、バッファを多数のセクションに分割し、セクションを複数の物理チャネルに割当てるプロセス400のフロー図である。プロセス400は各無線フレーム期間の開始時またはその前に(すなわち物理チャネル無線フレームの受信前に)実行することができる。
【0046】
最初に、ステップ412において、特定の指定された時間において(例えば図3のt1前に)受信すべき物理チャネルが識別される。ステップ414において、各物理チャネルの拡散因子および無線フレームサイズが決定される。次に、物理チャネルがバッファの各セクションに割当てられる。ステップ422において、バッファのセクションがまだ割当てられていない物理チャネルが選択される。次に、ステップ424において、バッファのセクションが定義され、選択された物理チャネルに割当てられる。このセクションはバッファの一番上からまたは以前に割当てられたセクションの終わりから定義することができる。このセクションは、上述したように全体の無線フレームおよび(恐らく)その物理チャネルに対して受信される次の無線フレームの一部を記憶するのに十分な容量を有して定義される。次に、ステップ426において、割当てられたセクションに対する書き込みポインタおよび読み出しポインタが(例えば、割当てられたセクションの一番上に)イニシャライズされる。ステップ428において、物理チャネルが考慮から除去される。
【0047】
次に、ステップ432において、すべての物理チャネルにバッファのセクションが割当てられたかどうかの判断がなされる。すべての物理チャネルのバッファのセクションが割当てられたなら、プロセスは終了する。そうでなければ、プロセスはステップ422に戻り、バッファのセクションがまだ割当てられていない別の物理チャネルが割当てのために選択される。
【0048】
W−CDMA規格に従って、多数のトランスポートチャネルを用いて特定のユーザ端末にデータを送信することができる。各トランスポートチャネルは、データがインターリーブされる特定のTTI(すなわち10、20、40または80msec)に相関することができる。特定のトランスポートチャネルのためのTTIは通信セッションの開始時に決定され、一般にはセッション中に変わらない。異なるTTIは異なるトランスポートチャネルと相関することができ、異なる種類のサービスのために使用することができる。より短いTTIはより少ない時間ダイバーシティを供給し、長い処理遅延を容認できないサービス(例えば音声)のために使用することができる。その一方、より長いTTIは改良された時間ダイバーシティを供給でき、遅延に敏感でないサービス(例えばトラヒックデータ)のために使用することができる。
【0049】
上述したように、いかなる組合せのTTIを有したいかなる数のトランスポートチャネルを用いてデータを送信することができる。また、各トランスポートチャネルのデータは可変でき、1つのTTIから次のTTIに変換することができる。W−CDMA規格に従って、いかなる任意の(10msec)無線フレーム期間に対してすべてのトランスポートチャネルの情報ビットの合計数は特定の指定された制限値CT以下に制限される。この制限値は一般に一部ユーザ機器の能力により決定される。この明細書は、
【数2】
として表すことができる。
【0050】
但し、NTiは特定の無線フレーム期間に対するトランスポートチャネルiの情報ビットの数である。KTはトランスポートチャネルの合計数であり、CTは指定された制限値である。
【0051】
図5は特定のCCTrCHの複数のトランスポートチャネルに対する例示データ送信の図である。この特定の例において、CCTrCHはそれぞれ80msec、40msec、20msecおよび10msecのTTIに相関する4つのトランスポートチャネルを含む。W−CDMA規格に従って、これらのトランスポートチャネルは同じCCTrCHに相関するので、時間において(例えばt1、t2等)合わされている。
【0052】
各トランスポートチャネルに対して、データ転送速度は1つのトラヒックから次のトラヒックに変化することができる。従って、各トラヒックはいかなる数の情報ビットも含むことができ、式(2)で表される制限を受ける。例えば、トランスポートチャネル514のトラヒック524bはトラヒック524aより多くの情報を含むことができる。式(2)により与えられる制限のために、各無線フレーム期間に対する情報ビットの合計数は指定された値CTに制限される。従って、トランスポートチャネルが指定された制限値CTで送信され、トランスポートチャネルのデータ転送速度が増大するなら、それに従って1つ以上の他のトランスポートチャネル上のデータ転送速度を減少する必要がある。例えば、5番目の無線フレーム間隔の場合、トラヒック524bのデータ転送速度が増加するなら、トラヒック526cまたは528eのデータ転送速度は減少し、式(2)を維持する。
【0053】
1つのトラヒックから次のトラヒックへのデータ転送速度の調節のための許容値はより一層の柔軟性を供給する。例えば、情報ビットは(例えば実際の要件に基づいて)トランスポートチャネル間で動的に割当てることができる。しかしながら、トランスポートチャネル間の情報ビットの柔軟な割当ては、受信した信号を記憶するためのバッファの設計を挑戦的にする。
【0054】
多数のトランスポートチャネルを介して受信したシンボルを記憶するために多数のバッファ設計を使用することができる。1つの簡単なバッファ設計において、各トランスポートチャネルから、1つのバッファを割当てることができ、各トランスポートチャネルから受信したシンボルを記憶するために使用することができる。各トランスポートチャネルは(理論的には)指定された制限値CTまでデータを運ぶことができるので、各バッファは、8(1+δ)Cシンボルまで記憶するための容量を有するように設計することができる。δは最大TTIに相当し、δは以前に受信し記憶したトラヒックを読み出すのにかかる時間である。さらに、多数のトランスポートチャネルは同時に送信することができるので、各トランスポートチャネルに対して1つの割合で多数のバッファを設けることができる。この簡単なバッファ設計は、式(2)により実際に必要となる記憶容量よりも多くの記憶容量を必要とし、利用可能なリソースの非効率な使用を生じる。
【0055】
この発明の他の観点に従って、すべてのトランスポートチャネルに対して受信したシンボルを記憶するためのバッファが提供される。バッファは、各トランスポートチャネルに対して受信したシンボルがバッファの各セクションに記憶できるように、分割され割当てられる。セクションは(1)受信し記憶したトラヒックが新しく受信したトラヒックにより時期早々に上書きされない、(2)バッファの断片化の量が低減されまたは消去される、および(3)バッファの保守および動作が簡単化されるように定義され割当てられる。
【0056】
トランスポートチャネルの種々の特性は、バッファの設計および動作に利用することができる。第1に特定のCCTrCHに対するトランスポートチャネルは無線フレーム境界において(時間的に)合わされているので、バッファは、これらの境界で分割し割当てることができる。第2に、各トランスポートチャネル上の各トラヒックのトランスポートフォーマット(例えばTTIおよびデータ転送速度)はトラヒックの受信前に決定することができる。TTI情報は、トランスポートチャネルにバッファのセクションを割当てるために使用することができ、データ転送速度情報は、各セクションに十分な量の記憶装置を割当てるために使用することができる。
【0057】
図6は、この発明の一実施形態に従って、複数のトランスポートチャネルから受信したシンボルをバッファ600に記憶することを示す図である。この実施形態において、トランスポートチャネルには、TTIに基づいて、TTIの降順にバッファ600の各セクションが割当てられる。また、各セクションは、受信し、セクションに記憶することになっているトラヒックのサイズに基づいて適当なサイズを有する。
【0058】
実施形態において、W−CDMAシステムの場合、ブロック268の逆レートマッチングが「所定の位置で」達成できるように、シンボルを割当てられたセクションに記憶することができる。この実施形態において、シンボル反復が送信器装置において実行されるなら、反復されたシンボルは、割当てられたセクションの適当なロケーションに蓄積することができる。このように、唯一つの蓄積されたシンボルが各情報ビットに対して記憶される。これは、複数の反復されたビットを用いて送信されたかもしれない。あるいは、シンボルは受信されるときに記憶することができ、逆レートマッチングはバッファから検索されるときにシンボルに対して実行することができる。
【0059】
明確にするために、バッファ600の動作は、4つのトランスポートチャネルが受信される図5に示す特定例に対して示される。最初に、時刻t1前に、4つのトランスポートチャネルは80msec、40msec、20msec、および10msecであるように決定することができる。これら4つのトランスポートチャネルに対して受信されるトラヒックT80,1、T40,1、T20,1およびT10,1のデータ転送速度も決定することができ、(情報の数および符号テールシンボルにおいて)これらのトラヒックのサイズはそれぞれN80,1、N40,1、N20,1、N10,1として計算することができる。決定されたトラヒックサイズに基づいてバッファ600は時刻t1において開始する受信される4つのトラヒックに対して分割および割り当てされる。
【0060】
実施形態において、バッファ600はTTIに基づいて分割されたトランスポートチャネルに割当てられる。図6に示す例において、最も長いTTIに相関するトラヒックT80,1はバッファ600の一番上のセクション622aに割当てられる。十分な空間(N80,1)がセクション622aに割当てられ、全体のトラヒックT80,1を記憶する。さらなる空間(δ、N80,1)を割当てて、現在のトラヒックT80,1を処理している間に次のトラヒックT80,2の一部を記憶するようにしてもよい。従って、(1+δ)N80,1までを記憶するように容量を有する寸法を有したバッファ600の一番上にあるセクション622aはトランスポートチャネル1に割当てられ、トラヒックT80,1のためのシンボルを記憶するために使用される。
【0061】
同様に、時刻t1の前に、バッファ600のセクション624aは次に最も長いTTIに相関するトラヒックT40,1に対して割当てられる。再び全体のトラヒックT40,1のために十分な空間(N40,1)がセクション624aに割当てられ、さらなる空間(δN40,1)を割当てて、現在のトラヒックT40,1が処理中に次のトラヒックT40,2の一部を記憶するようにしてもよい。従って、セクション622aの下に定義され、(1+δ)N40,1シンボルまでを記憶する容量を有するセクション624aはトランスポートチャネル2に割当てられ、トラヒックT40,1のシンボルを記憶するために使用される。
【0062】
他のトランスポートチャネルのためのバッファ600の割当ては同様に続行する。特に、セクション626aはトランスポートチャネル3に割当てられ、次に最も長いTTIに相関するトラヒックT20,1のシンボルを記憶するために使用される。セクション626aはセクション624aの下に定義され、(1+δ)N20,1までを記憶するようなキャパシティを有した寸法を有する。最も短いTTIに相関する、トランスポートチャネル4上のトラヒックT10,1のシンボルはセクション626aの下に定義されるセクション628aに記憶することができる。
【0063】
最初に、無線フレーム境界の開始時に、各トラヒックのための書き込みポインタ(および読み出しポインタ)は特定の開始ロケーション(例えば割り当てられたセクションの一番上)にイニシャライズすることができる。特定のトラヒックのためのシンボルは受信されバッファ600の割当てられたセクションに書き込まれるので、それに従って書き込みポインタを更新(例えばデクリメント)することができる。ブロック264において最初のデインターリービングを達成するためにセクションの置換されたロケーションに書き込むことができる。実施形態において、バッファ600の各割当てられたセクションは循環バッファとして動作することができる。
【0064】
次の無線フレーム境界t2において、トランスポートチャネル4上のトラヒックT10,2が完全に受信され、このトラヒックに関する処理を開始することができる。トラヒックT10,1がタイムリーな態様で処理できなら、トランスポートチャネル4上で受信する次のトラヒックT10,2が、トラヒックT10,1と同じ開始ロケーションで開始して記憶することができる。(図6に示すように、書き込みポインタはトラヒックT10,1と同じ開始ロケーションに再イニシャライズされる)。次のトラヒック(例えばT10,2)のシンボルを受信するまでにトラヒック(例えばT10,1)が処理できない場合は、現在のトラヒックのシンボルが時期早々に上書きされないように、新しいトラヒックのシンボルを記憶することができる。例えば、新しいトラヒックのシンボルがトランスポートチャネルのために割当てられたセクション(例えばδK)の終わりで記憶することができる。
【0065】
実施形態において、各割当てられたセクションは通常の(すなわち定義された一番上および一番下を有した)バッファとして動作される。あるいは各セクションを循環バッファとして動作させてもよい。但し、現在のトラヒックのシンボルが処理できる前に上書きされないように循環バッファの正常な動作を保証するためにさらなる空間を割当てる必要があるかもしれない。
【0066】
次の無線フレーム境界t3において、トランスポートチャネル3からのトラヒックT20,1とトランスポートチャネル4からのトラヒックT10,2が完全に受信され、これらのトラヒックに関する処理を開始することができる。トランスポートチャネル3に関して受信すべき次のトラヒックT20,2のサイズに関する判断を行うことができ、このトラヒックに対して、適当なサイズ(1+δ)N20,2のバッファ600のセクション626bが割当てられる。バッファ600の次のセクション628cをトランスポートチャネル4に関して受信されるトラヒックT10,3に対して割当てることが出来る。新しいトラヒックT20 ,2およびT10,3のシンボルは各割当てられたセクション626bおよび628cに記憶することができる(再び、以前に受信したトラヒックに関する処理がタイムリーに完了できるか否かに応じてそのセクションの開始からまたは以前に受信したトラヒックT20,1およびT10,2の終わりから)
図6に示すように、バッファ600のセクションをトランスポートチャネルのTTIの降順に割当てることにより、かつバッファ600の一番上に近いセクションをより長いTTIに相関するトランスポートチャネルに割当てることにより、バッファの断片化が低減または消去される。上述した割当て方式の場合、特定のトランスポートチャネルに割当てられたセクションのサイズを変更する必要がある場合、この変更は、新しいトラヒックが同じおよび短いTTIに相関する他のトランスポートチャネルに対しても受信されるであろう無線フレーム境界において生じる。従って、バッファ600は、より長いTTIに相関する他のトランスポートチャネルに既に割当てられたセクションに影響を与えることなしにこれらのトランスポートチャネル上で受信される新しいトラヒックに対して再分割可能である。なぜなら、これらのセクションは上に位置決めされ、再分割により影響を受けないからである。
【0067】
図6に示す例の場合、トランスポートチャネル3のデータ転送速度が無線フレーム境界t3において変化するなら、トランスポートチャネル3および4に対して新しいトラヒックが受信されるであろう。従って、バッファ600はトランスポートチャネル1および2に対する割当てに影響を与える事無くこれらのトランスポートチャネルに対して再分割することができる。同様に、トランスポートチャネル2のデータ転送速度が無線フレーム境界t5において変化するなら、トランスポートチャネル2、3および4に対して新しいトラヒックが受信されるであろう。従って、バッファ600は、トランスポートチャネル1に対する割当てに影響を与えることなく、これらのトランスポートチャネルに対して再分割することができる。トランスポートチャネル1のデータ転送速度が無線フレーム境界t0において変化するなら、すべての4つのトランスポートチャネルに対して新しいトラヒックが受信されるであろう、そしてバッファ600はすべての4つのトランスポートチャネルに対して再分割することができる。
【0068】
簡単のために、バッファ600のセクションはバッファの「一番上」を開始として定義される。しかしながら、なんらかの任意の開始点を選択することができる(例えば、バッファ600の一番下、真中あるいはその他のロケーション)。選択された開始点から、セクションはバッファの特定の方向に沿って定義することができる(上方向または下方向)。書き込みポインタおよび読み出しポインタは所望のバッファ構造を実現するために適当にイニシャライズおよび維持することができる。
【0069】
W−CDMA規格に従って、特定のCCTrCHに対するトランスポートチャネルが図6に示すように時間的に合わされる。しかしながら、W−CDMAは同時に送信された複数のCCTrCH間の特定のタイミング関係を定義しない。これらのCCTrCHに対するトランスポートチャネルは互いに(時間的)に合わさらなくても良く、非同期であると見ることができる。W−CDMA規格に従って、2つのCCTrCHのトランスポートチャネルの80msecTTI境界は40ミリ秒だけ離すことができる。この最大タイムオフセットの場合、すべてのCCTrCHにおけるトランスポートチャネルに対するTTIの降順のバッファの割当ては可能でないかもしれない。
【0070】
複数の同時に送信されたCCTrCHの場合でも、W−CDMA規格は依然として、なんらかの無線フレーム間隔にわたってすべてのトランスポートチャネルに対する情報ビットの合計数が式(2)で表すように指定された制限値CT以下であることを指定する。しかしながら、W−CDMA規格は各CCTrCHに関して送信できる特定の最大ビット数を指定しない。指定された制限値CTを用いて、複数のCCTrCHを介して受信したシンボルを効率的に記憶するようにバッファを設計および動作させることができる。
【0071】
図7はこの発明の実施形態に従って、2つのCCTrCHに相関する複数のトランスポートチャネルから受信したシンボルをバッファ700に記憶することを示す図である。図6に示すバッファ600と同様にトランスポートチャネルには、TTIに基づいて、TTIの降順にバッファ700の(連続する)セクションが割当てられる。しかしながら、(図7に示すΔTのタイムオフセットを持つ代わりに)CCTrCHは時間的にあわせなくても良いので、これらのCCTrCHに対するトランスポートチャネルはバッファ700の対向端から開始するバッファ700の各セクションに割当てることができる。各セクションは、受信し、セクションに記憶することになっているトラヒックのサイズに基づいて適当なサイズを有する。
【0072】
明確にするために、バッファ700の動作は、2つのCCTrCHが受信される図7に示す特定例に対して示される。最初のCCTrCHは4つのトランスポートチャネル1乃至4を含み、第2CCTrCHは3つのトランスポートチャネル5乃至7を含む。バッファ700は分割することができ、CCTrCHに対する無線フレーム境界またはその付近において各CCTrCHのトランスポートチャネルに割当てることができる。
【0073】
時刻ta前に、最初のCCTrCHに相関する4つのトランスポートチャネルのTTIは80msec、40msec、20msecおよび10msecであると判断することができる。図6に関連して説明したように、バッファ700の一端(例えば一番上)から定義されたセクション722、724、726、および728はこれらのトランスポートチャネルに対して割当てることができる。同様に時刻tbの前に、第2CCTrCHに相関する3つのトランスポートチャネルのTTIは40msec、20msecおよび10msecであると判断することができる。バッファの他端(例えば一番下)から定義されたセクション732、734、および736は同様にこれらのトランスポートチャネルに対して割当てることが出来る。
【0074】
図7に示す例において、最初のCCTrCHにおける最も長いTTIに相関するトラヒックT80,1はバッファ700の一番上においてセクション722に割当てられている。このCCTrCHに対する次に長いTTIに相関するトラヒックT40,1はセクション722の下に定義されるセクション724に割当てられる。このCCTrCHに対する次に長いTTIに相関するトラヒックT20,1はセクション724の下に定義されるセクション726に割当てられる。そして、このCCTrCHに対する最も短いTTIに相関するトラヒックT10,1はセクション726の下に定義されるセクション728に割当てられる。
【0075】
対応する方法において、第2のCCTrCHに対して最も長いTTIに相関するトラヒックX40,1はバッファ700の一番下にあるセクション732に割当てられる。このCCTrCHに対する次に長いTTIに相関するトラヒックX20,1はセクション732の上に定義されるセクション734に割当てられる。そして、このCCTrCHに対する最も短いTTIに相関するトラヒックX10,1はセクション734の上に定義されるセクション736に割当てられる。
【0076】
バッファ700の一番上から定義され、最初のCCTrCHのトランスポートチャネルに割当てられたセクション722、724、726および728に対して、書き込みポインタはセクションの一番上にイニシャライズすることができ、シンボルがセクションに書かれるときデクリメントされる。対応する方法において、バッファ700の一番下から定義され、第2のCCTrCHにおけるトランスポートチャネルに割当てられたセクション732、734、および736に対し書き込みポインタはセクションの一番下にイニシャライズすることができ、シンボルがセクションに書かれるときインクリメントされる。再び、ブロック264において第1デインターリービングを達成するために置換された順番でセクションに書き込むことができ、セクションから読み出すことができる。
【0077】
再び、バッファ700の「一番上」および「一番下」は任意の開始点に基づいて選択可能である。選択された開始点から第1のCCTrCHに対するセクションはバッファの一方向(上方向または下方向)に沿って定義することができる。そして、第2CCtrCHに対するセクションはバッファの反対方向(下方向または上方向)に沿って定義することができる。書き込みポインタおよび読み出しポインタは所望のバッファ構造を実現するために適当にイニシャライズされ維持される。
【0078】
2以上のCCTrCHが受信され、最も短いTTIより大きいタイムオフセットを有するなら、これらのCCTrCHに相関するトランスポートチャネルに対して受信したシンボルを記憶するために複数のバッファを設けることができる。各バッファは2つのCCTrCHをサポートするために使用することができる。あるいは、バッファは複数の区画に分割することができ、各区画は2つのCCTrCHをサポートするために使用される。
【0079】
上述したバッファはまた、異なる処理遅延に相関するデータを記憶するために有利に使用することもできる。最も長い処理遅延に相関するデータはバッファの1つのセクションに記憶することができる。漸減的に短い処理遅延に相関する他のデータはバッファの他のセクションに記憶することができる。セクションは処理遅延に基づいて定義し割当てることができる。ここに記載したバッファは断片化を低減または消去することができ、(相対的に)管理するのが簡単である。
【0080】
図8はこの発明の実施形態に従って、バッファを多数のセクションに分割し、セクションをトランスポートチャネルに割当てるためのプロセス800のフロー図である。プロセス800は最も短いTTIより少ないタイムオフセットを有するトランスポートチャネル(例えば特定のCCTrCHに相関するトランスポートチャネル)に対して使用することができる。プロセス800は各無線フレーム境界でまたは無線フレーム境界より前に実行することができる(すなわち、トランスポートチャネル上のトラヒック受信前に)
最初に、ステップ812において、特定の指定された時刻(例えば図6のt1より前に)受信すべきトランスポートチャネルが識別される。ステップ814において、これらのトランスポートチャネル上で受信される新しいトラヒックは識別されリストに入れられる。ステップ816においてリストが空かどうか判断される。リストが空なら、次回の期間に対して受信される新しいトラヒックが無いことを示し、バッファの再分割は必要なく、プロセスは終了する。
【0081】
一方、リストが空でないならば、ステップ822において、受信される各新しいトラヒックのTTIとサイズが決定される。次に、ステップ824において、TTIに従って新しいトラヒックが評価される。次に、ステップ832において、最も長いTTIを有するリスト内のトラヒックが選択される。ステップ834において、バッファのセクションが定義され、選択されたトラヒックに割当てられる。このセクションは開始ロケーションまたは以前に割り当てられたセクションの終わりから定義することができる。上述したように、セクションはトラヒック全体および(恐らく)トランスポートチャネルに対して受信すべき次のトラヒックの一部を記憶する十分な容量を有するようなサイズを有する。次に、ステップ836において、割当てられたセクションに対する書き込みポインタおよび読み出しポインタは(例えば割当てられたセクションの一番上に)イニシャライズされる。次に、ステップ838において、トラヒックがリストから除去される。
【0082】
ステップ842において、リストから空かどうかの判断が再びなされる。リストが空なら、すべての新しいトラヒックがバッファの各セクションに割当てられていたことを示しており、プロセスは終了する。そうでなければ、プロセスはステップ832に戻り、最も長いTTIを有するリスト内の他のトラヒックが割当てのために選択される。
【0083】
図8に示すプロセスは複数のCCTrCHに相関するトランスポートチャネルに対してバッファを分割し割当てるために使用することもできる。複数のCCTrCHに対して、ステップ834におけるセクションの割当ておよびステップ836のポインタのイニシャライゼーションを処理中の特定のCCTrCHに基づいて達成することができる。第1のCCTrCHにおけるトラヒックに割当てられたセクションはバッファの第1の方向に沿って定義することができ、第2のCCTrCHにおけるトラヒックに割当てられたセクションはバッファの第2の方向に沿って定義することができる。第1のCCTrCHにおけるトラヒックに割当てられたセクションに対するポインタはセクションの一番上にイニシャライズすることができ、第2のCCTrCHにおけるトラヒックに割当てられたセクションに対するポインタはセクションの一番下にイニシャライズすることができる。
【0084】
図9は受信データプロセッサ136の実施形態の簡単化されたブロック図であり、W−CDMA規格に従ってダウンリンクデータ送信を処理するために適している。受信データプロセッサ136は図2Bにおいて上述した信号処理のいくつかを実行するために使用することができる。受信した信号は、受信器134内で条件づけされた2値化され2値化されたサンプルを供給する。次に、チャネルプロセッサ910がサンプルを受信し処理し、1つ以上の物理チャネルに対してシンボルを発生する。この処理は、2000年9月6日に出願された米国特許出願シリアル番号(代理人事件整理番号:PD000442)(発明の名称:「部分トランスポートフォーマット情報を有した物理チャネルを処理するための方法および装置」、米国特許番号第5,764,687号(発明の名称:「スペクトル拡散多重アクセス通信システムのための移動復調器アーキテクチャ」)および米国特許第5,490,165号(発明の名称:「複数の信号を受信することのできるシステムにおける復調素子の割当て」)に記載された逆拡散、デカバリングおよびパイロット復調を一般に含む。これらの特許および特許出願はこの発明の譲受人に譲渡され、参照することによりここに組み込まれる。
【0085】
チャネルプロセッサ910からのシンボルは第1バッファ912に記憶される。これは図3および4に関連して上述した方法で実現可能である。バッファ912は(1)(第2の置換された順番でバッファにシンボルを書き込みまたはバッファからシンボルを読み出すことにより)図2Bのブロック252の第2のデインターリービングを達成するように、および(2)(例えば、バッファの連続するセクションに物理チャネルに対するシンボルを書き込むことにより)ブロック254の物理チャネル連結を達成するように動作可能である。次に、バッファ912からシンボルが検索され、データプロセッサ914に供給される。
【0086】
データプロセッサ914はブロック218において実行されるレートマッチングに相補的な逆レートマッチングを実行する。次に、シンボルは第2バッファ916に供給され、図6乃至図8に関連して上述した方法で実現可能である。バッファ916は、(第1の置換された順番でバッファにシンボルを書き込むことにより、またはバッファからシンボルを読み出すことにより)図2Bのブロック264の第1デインターリービングを達成するように動作可能である。特定のトラヒックのためのすべてのトランスポートチャネル無線フレームが受信されると、コントローラ930に信号を送ることができ、コントローラ930はトラヒックの次の処理(例えばデコーディング)をスケジュールにいれる。
【0087】
デコーダ918は送信器装置において使用される符号化方式に対して相補的な方法で復号を実行する。特にデコータ918は、畳み込み符号化データに対してビタビ復号を実行し、ターボ符号化データに対してターボ復号を実行し、非符号化データに対して復号を実行しない。デコータ918内のCRCチェッカーは一般に付加されたCRCビットに基づいてさらにエラー検出を実行する。次に、デコーダ918は復号されたデータをデータシンクに供給する。
【0088】
実施形態において、バッファ912および916は上述した方法で実現される。特に、バッファ912は拡散因子および物理チャネル上で受信される無線フレームのサイズに基づいて、分割し物理チャネルに割当てることができる。バッファ916はTTIおよびトランスポートチャネル上で受信されるトラヒックのサイズに基づいて、分割しトランスポートチャネルに割当てることができる。
【0089】
バッファ912および916は各々種々のメモリ構造を用いて実現可能である。例えば、バッファ912および916の各々(または両方)は1つ以上のメモリ装置を用いて実現可能である(例えば、バッファ912および916は共通のメモリ装置を用いて実現可能である)。または、マルチポートメモリ装置を用いて、または多数のメモリバンクからなるメモリ装置または多数のメモリバンクに分割されるメモリ装置、または他の構造を用いて実現可能である。バッファ912および916は例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、フラッシュメモリおよびその他のような種々のメモリ技術で実現可能である。バッファ912および916の種々の構造および実現が可能であり、この発明の範囲内である。
【0090】
図9Bに示すように、アドレス発生器920はバッファ912および916を動作し、これらのバッファのセクションに対する書き込みポインタおよび読み出しポインタを維持するために設けられる。アドレス発生器920は独立した装置として、またはコントローラ930またはバッファ内に集積して、または他の処理素子をも含むASIC内に実現可能である。
【0091】
実施形態において、アドレス発生器920は、各バッファの定義されたセクションを記述する情報を記憶するために使用されるデータ構造を含む。データ構造の1つのエントリは、各定義されたセクションに対して発生可能である。各エントリは例えば、そのエントリに相関するセクションを定義する開始ロケーションおよび(恐らく)終了ロケーションを含むことができる。各エントリはさらにそのセクションが割当てられる特定の物理またはトランスポートチャネルを識別可能である。データ構造はさらに割当てられたセクションの動作を管理するために使用される情報を記憶することができる。各エントリは例えば、書き込みポインタおよび読み出しポインタの現在値およびポインタが更新される方向または方法を含むことができる。データ構造はバッファ916内のトラヒックを処理するために使用することのできる他の情報をさらに記憶することができる。例えば、各トラヒックに対して処理すべき次の符号ブロックの開始メモリアドレスを記憶することができる。
【0092】
ここに記載される処理装置(物理チャネルプロセッサ、データプロセッサ、デコーダ、コントローラ、およびその他)は種々の方法で実現することができる。例えば、これらの処理装置の各々は特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ、マイクロコントローラ、またはここに記載した機能を実行するように設計された他の電子回路で実現可能である。処理装置は1つ以上の集積回路に集積可能である。また、処理装置は、ここに記載された機能を達成する命令コードを実行するように動作する汎用または特別に設計されたプロセッサで実現できる。従って、ここに記載した処理装置は、ハードウエア、ソフトウエア、またはそれらの組合せを用いて実現可能である。
【0093】
好適実施形態の上述した記載は、当業者がこの発明を作成しまたは使用可能にするために提供される。これらの実施形態に対する種々の変形例は当業者に容易に明白であろう。ここに定義される一般的原理は発明力の使用なしに他の実施形態に適用可能である。従って、この発明はここに示した実施形態に限定されることを意図したものではなく、ここに開示される原理および新規な特徴に一致する最も広い範囲に一致する。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1はこの発明を実現することのできる通信システムの簡単化されたブロック図である。
【図2A】
図2AはW−CDMA規格に従うダウンリンク送信のためのそれぞれ送信器装置および受信器装置における信号処理の図である。
【図2B】
図2BはW−CDMA規格に従うダウンリンク送信のためのそれぞれ送信器装置および受信器装置における信号処理の図である。
【図3】
図3はこの発明の一実施形態に従って複数の物理チャネルから受信したシンボルをバッファに記憶することを説明する図である。
【図4】
図4はこの発明の一実施形態に従って、バッファを多数のセクションに分割し、セクションを複数の物理チャネルに割当てるプロセスのフロー図である。
【図5】
図5は、複数のトランスポートチャネルを介した例示データ送信の図である。
【図6】
図6はこの発明の2つの実施形態に従って複数のトランスポートチャネルから受信したシンボルをバッファに記憶することを示す図である。
【図7】
図7はこの発明の2つの実施形態に従って複数のトランスポートチャネルから受信したシンボルをバッファに記憶することを示す図である。
【図8】
図8はこの発明の実施形態に従って、バッファを多数のセクションに分割し、そのセクションを複数のトランスポートチャネルに割当てるためのプロセスのフロー図である。
【図9】
図9はダウンリンクデータ送信を処理するのに適した受信データプロセッサの実施形態の簡単化されたブロック図である。
Claims (35)
- 複数のチャネルを介して受信したシンボルを記憶するためのバッファ構造であって、各チャネルは、受信したシンボルが次に処理される特定の時間間隔に相関する、前記バッファ構造は下記を具備する:
複数のセクションに分割されたバッファ、1つのセクションが各チャネルに割当てられ、前記相関する時間間隔に対して受信することになっているシンボルを記憶するために必要な大きさにされる;および
前記バッファに接続され、シンボルを前記割当てられたセクションに書き込むためのアドレスを供給するアドレス発生器。 - 各セクションは循環バッファとして動作する請求項1のバッファ構造。
- 各チャネルはW−CDMA規格により定義される物理チャネルに相当する請求項1のバッファ構造。
- 複数のチャネルを介して受信したシンボルを記憶するためのバッファ構造であって、各チャネルは、受信したシンボルが次に処理される特定の時間間隔に相関する、前記バッファ構造は下記から構成される:
各チャネルに対して1つのセクションとなるように、複数のセクションに分割されたバッファ、前記相関する時間間隔に基づいて前記複数のセクションが前記複数のチャネルに割当てられる;および
前記バッファに接続され、シンボルを前記割当てられたセクションに書き込むためのアドレスを供給するアドレス発生器。 - 各チャネルはW−CDMA規格により定義されるトランスポートチャネルに相当する、請求項4のバッファ構造。
- 各チャネルに相関する時間間隔はW−CDMA規格により定義される送信時間間隔(TTI)に相当する、請求項5のバッファ構造。
- 各チャネルに相関する時間間隔は、10msec、20msec、40msecおよび80msecから構成されるグループから選択される、請求項4のバッファ構造。
- 前記複数のセクションは相関する時間間隔の降順に前記複数のチャネルに割当てられる、請求項4のバッファ構造。
- 前記バッファは、各最も短い時間間隔の開始以前に分割され割当てられる、請求項4のバッファ構造。
- 前記バッファはイニシャルロケーションから開始して分割され前記バッファの第1の方向に沿って続行する、請求項4のバッファ構造。
- 各セクションはイニシャルロケーションまたは以前のセクションの終わりから開始して定義される、請求項10のバッファ構造。
- セクションが割当てられるチャネルに相関する時間間隔内で受信することになっているすべてのシンボルを記憶するようなサイズを有する、請求項4のバッファ構造。
- 前記複数のチャネルは1つ以上のチャネルの第1のグループと、1つ以上のチャネルの第2のグループを含み、前記第1のグループの1つ以上のチャネルに割当てられた1つ以上のセクションは第1のイニシャルロケーションから開始して定義され、前記バッファの第1の方向に沿って続行し、前記第2のグループの1つ以上のチャネルに割り当てられた1つ以上のセクションは第2のイニシャルロケーションから開始して定義され前記バッファの第2の方向に沿って続行する、請求項4のバッファ構造。
- 前記第1および第2のイニシャルロケーションは共通のロケーションとして選択され、前記第1および第2の方向は、正反対の方向である、請求項13のバッファ構造。
- 前記アドレス発生器は各割当てられたセクションに対する書き込みポインタを維持するように動作する、請求項4のバッファ構造。
- 前記アドレス発生器は各割当てられたセクションに対する開始ロケーションを維持するようにさらに動作する、請求項15のバッファ構造。
- 複数のトランスポートチャネルを介して受信したシンボルを記憶するためのバッファ構造、各トランスポートチャネルは特定の送信時間間隔(TTI)に相関する、前記バッファ構造は下記を具備する:
各トランスポートチャネルに対して1つのセクションが対応するように、複数のセクションに分割されたバッファ、前記複数のセクションはイニシャルロケーションから開始して定義され、前記バッファの第1の方向に沿って続行し、前記複数のセクションは、前記相関するTTIの降順に前記複数のトランスポートチャネルに割当てられる;および
前記バッファに接続され、前記割当てられたセクションにシンボルを書き込むためのアドレスを供給するように動作するアドレス発生器。 - 通信システムにおいて、複数のチャネルを介して受信したシンボルを処理するように動作する受信器装置、各チャネルは、前記受信したシンボルが次に処理される特定の時間間隔に相関する、前記受信器装置は下記を具備する:
前記複数のチャネルに対して受信したサンプルを処理し、シンボルを供給するように動作するチャネルプロセッサ;
前記チャネルプロセッサに接続され、前記チャネルプロセッサからのシンボルを記憶するように動作するバッファ、前記バッファは、各チャネルに対して1つのセクションが対応するように複数のセクションに分割され、前記複数のセクションは、前記相関する時間間隔に基づいて前記複数のチャネルに割当てられる;および
前記バッファに接続され、前記バッファの割当てられたセクションからの特定のトラヒックに対してシンボルを検索し、前記検索したシンボルを処理するように動作するデータプロセッサ。 - 各チャネルはW−CDMA規格により定義されるトランスポートチャネルに相当し、各チャネルに相関する時間間隔はW−CDMA規格により定義される送信時間間隔(TTI)に相当する、請求項18の受信器装置。
- 前記バッファはイニシャルロケーションから開始して分割され前記バッファの第1の方向に沿って続行する請求項18の受信器装置。
- 前記複数のチャネルは1つ以上のチャネルの第1のグループと、1つ以上のチャネルの第2のグループを含み、前記第1のグループの1つ以上のチャネルに割当てられた1つ以上のセクションは第1のイニシャルロケーションから開始して定義され、前記バッファの第1の方向に沿って続行し、前記第2のグループの1つ以上のチャネルに割り当てられた1つ以上のセクションは第2のイニシャルロケーションから開始して定義され、前記バッファの第2の方向に沿って続行する、請求項18の受信器装置。
- 前記チャネルプロセッサからのシンボルはバッファの置換されたロケーションに記憶され第2デインターリービングを達成する、請求項18の受信器装置。
- 特定のトラヒックに対するシンボルは割当てられたセクションの置換されたロケーションから検索され、第1デインターリービングを達成する、請求項18の受信器装置。
- 前記バッファに接続され、シンボルを前記複数のセクションに書き込むためのアドレスを供給するアドレス発生器をさらに具備する、請求項18の受信器装置。
- 前記チャネルプロセッサおよびデータプロセッサに接続されたコントローラをさらに具備し、前記コントローラは前記複数のセクションにシンボルを書き込む指示をし、前記複数のセクションからシンボルを読み出す指示をするように動作する、請求項18の受信器装置。
- 前記データプロセッサと接続され、前記データプロセッサにより処理されたシンボルを受信し復号するように動作するデコーダをさらに具備する、請求項18の受信器装置。
- 請求項18の前記チャネルプロセッサ、バッファ、およびデータプロセッサを具備する受信器装置であって、W−CDMA規格に従ってダウンリンクデータ送信を処理するように動作する受信器装置。
- 請求項18の前記チャネルプロセッサ、バッファ、およびデータプロセッサを具備する受信器装置であって、W−CDMA規格に従ってアップリンクデータ送信を処理するように動作する受信器装置。
- 複数のチャネルを介して受信したシンボルを記憶する方法、各チャネルは、前記受信したシンボルが次に処理される特定の時間間隔に相関する、前記方法は下記工程を具備する:
受信され処理される複数のチャネルを識別する;
各チャネルに相関して時間間隔を決定する;
バッファの複数のセクションを前記相関する時間間隔に従って前記複数のチャネルに割当てる;および
前記複数のチャネルから受信したシンボルを前記複数の割当てられたセクションに記憶する。 - 各チャネルはW−CDMA規格により定義されたトランスポートチャネルに相当し、各チャネルに相関する前記時間間隔は前記W−CDMA規格により定義される送信時間間隔(TTI)に相当する、請求項29の方法。
- 前記割当ては下記工程を含む、請求項29の方法:
前記相関する時間間隔に従って前記複数のチャネルを分類する;
最も長い時間間隔に相関し、前記バッファのセクションがまだ割当てられていないチャネルを選択する;
次に利用可能なバッファのセクションを選択されたチャネルに割当てる、次に利用可能なセクションは開始ロケーションまたは先行して割当てられたセクションの終わりから定義される;および
前記複数のチャネルに対して前記選択を割当てを反復する。 - 前記割当ては下記工程を含む、請求項31の方法:
前記選択されたチャネルに関して受信したトラヒックのサイズを決定する;
前記選択されたチャネルに割当てられた次に利用可能なセクションは前記決定されたトラヒックサイズに基づいて定義される。 - 前記複数のセクションはイニシャルロケーションから開始して定義され前記バッファの第1の方向に沿って続行する、請求項29の方法。
- さらに下記工程を具備する請求項29の方法:
前記複数のチャネルを1つ以上のチャネルの第1のグループと1つ以上のチャネルの第2のグループにグループ分けする、
前記割当ては、
前記相関する時間間隔に従って、前記バッファの第1の方向に沿って定義された1つ以上のセクションを前記第1のグループの1つ以上のチャネルに割当てる第1割当て工程と、および
前記相関する時間間隔に従って、前記バッファの第2の方向に沿って定義された1つ以上のセクションを前記第2のグループの1つ以上のチャネルに割当てる第2割当て工程を含む。 - 前記第1および第2のグループの1つ以上のチャネルは、W−CDMA規格により定義される、それぞれ第1および第2の復号トランスポートチャネル(CCTrCH)に相関する、請求項34の方法。
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