JP2004512558A - ワイヤレスプロジェクタを介する遠隔映像表示のための方法およびシステム - Google Patents
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Abstract
制御コンピュータがワイヤまたはケーブル、または他の物理的伝送媒体によって遠隔プロジェクタに接続されないように、ワイヤレス接続で制御コンピュータから遠隔プロジェクタにプレゼンテーションデータを送信するためのシステムおよび方法。プレゼンテーションデータは任意選択的にテキスト、グラフィックイメージ、映像および/または音声データを含むことができ、制御コンピュータで作成される。制御コンピュータはプレゼンテーションデータを遠隔プロジェクタに送信し、プロジェクタはプレゼンテーションデータを聴衆に表示する。
Description
【0001】
発明の分野および背景
本発明は、映像および/または音声データを遠隔プロジェクタを介して表示するためのシステムおよび方法に関し、特に、遠隔プロジェクタがワイヤレス接続を介してデータの源に接続されるそのようなシステムおよび方法に関する。データは、遠隔プロジェクタに送信する前に圧縮することが好ましい。
【0002】
コンピュータは、家庭用娯楽装置として、かつ消費者向けの情報の編成および表示のために、ますます普及してきている。以前のコンピュータの機能に加えて、コンピュータは今日では、MP3フォーマットでCD、磁気記憶媒体、またはDVD記憶媒体に格納されたファイルをはじめ、様々なフォーマットで格納された音楽を再生することができるだけでなく、インターネットを通して画像ストリームを表示したり、「チャット」を行うことが可能である。さらに、消費者は今や、コンピュータを通して様々なタスクを「オンライン」で実行し、例えば現地のスーパーマーケットに青果を注文することができ、それは次いで消費者の家に配達される。これらの適用は、より効率的であり、かつ消費者の時間を節約するという利点を持つ。
【0003】
コンピュータ自体は、可搬性を除いては、家庭環境用および新しいマルチメディアタスク用に充分に順応してきた。一般的な家庭用コンピュータは、あまり可搬ではない「デスクトップ」コンピュータである。しかし、音楽データベースの再生および管理、さもなければ遠隔位置のコンピュータとの対話などの特定の適用は、コンピュータが部屋から部屋へ容易に動かすことができれば、もっと効率的であろう。したがって、デスクトップコンピュータはそのようなタスクにとって充分に可搬ではない。
【0004】
家庭用のデスクトップコンピュータの使用を超えて、コンピュータは現在、任意選択的にスライド用のテキスト情報、映像データ、音声データ、またはそれらの組合せを含むことができるプレゼンテーションの表示を制御するためにも使用される。コンピュータは、コンピュータをケーブルでプロジェクタに接続することによって、そのようなプレゼンテーションを表示するために使用することができる。その場合、コンピュータはデータをプロジェクタに送信することによって、プレゼンテーションの表示を制御する。再びデスクトップコンピュータはそのような用途にとって可搬性が充分でなく、ポータブルまたは「ラップトップ」コンピュータでさえも接続ケーブルの使用が必要である。したがって、コンピュータはプロジェクタに近接しなければならず、それは、特にコンピュータのオペレータがプレゼンテーションを表示する前に試演したい場合に、不便になることがある。
【0005】
より有用な解決策は、接続ケーブルの必要性を排除することであろう。加えて、そのような解決策は、プレゼンテーションのオペレータが、遠隔位置のコンピュータと対話するために、映像データについてコンピュータのモニタの表示を見ること、および/または音声データを聞くこともできるようにすることを可能にする。したがって、コンピュータ全体をプロジェクタに近接するように移動させる必要がない。
【0006】
あたかもここに完全に記載されているかのように参照によって組み込まれる、米国特許出願第09/197,441号に開示され請求された遠隔コンピューティング装置は、遠隔ポータブルプラットフォームのモニタに情報を表示するため、かつ遠隔コンピュータのCPU(中央処理装置)を制御するために、完全に遠隔の独立動作可能な装置を提供することによって、これらの問題を克服する。しかし、完全に実施可能かつ実現可能であるためには、開示された装置はプレゼンテーションデータを聴衆に投写することができなければならない。加えて、開示された装置は、モニタディスプレイを迅速にリフレッシュするために充分に迅速に映像データを受信し、かつユーザが特定の型の情報の表示を要求してそれが実際に表示されるまでの間長い時間待つことを必要とせずに、敏感に音声ストリームデータをスピーカから再生するためにそのようなデータを迅速に受信しければならない。
【0007】
そのような画像データをリモートモニタに送信しかつそのような画像データをリモートモニタが受信するために現在入手可能な技術は、特に、ワイヤまたはケーブルネットワークを通して制御CPUに接続されていない装置の場合、帯域幅の量に関して制限される。そのような制限は一般的に100〜1,600Mbpsである。したがって、より大量のデータを送信に利用可能な帯域幅に圧縮するために、マルチメディアデータ圧縮方法が必要である。しかし、現在のマルチメディアデータ圧縮方法は、送信されるマルチメディアデータの型用に調整されているときが最も効率的である。特定の装置が日常的に特定の型のマルチメディアデータを送信する場合には、圧縮方法はその型のマルチメディアデータに対して調整することができるので、圧縮方法を決定することは極めて簡単である。複数の型のマルチメディアデータが送信される装置および適用の場合、圧縮方法は各型のデータに対して別個に決定しなければならない。
【0008】
米国特許出願第09/197,441号のリモートモニタは、日常的に複数の異なる型の画像データを受信しなければならない装置の一例である。このリモートモニタによって受信される表示データは全て画像データであるが、語処理ソフトウェアプログラム用のGUI(グラフィカルユーザインタフェース)の表示からDVD映画のストリーミング画像データまでの範囲に及ぶことがあり得る。したがって各々の異なる型の表示データは、送信されるデータの最も効率的な圧縮のために、異なる型の画像データ圧縮方法を必要とする。
【0009】
現在、各マルチメディアデータ圧縮方法は、特定の型のマルチメディアデータ用に手動で調整しなければならない。明らかに、そのような手動調整は、高速で複数の型のマルチメディアデータを表示することのできるリモートモニタ装置には適さない。したがって、よりよい解決策とは、マルチメディアデータ圧縮方法の型をリモートモニタに表示されるマルチメディアデータの型によって自動的に選択させるものであろう。残念ながら、そのような解決策は現在入手できない。
【0010】
したがって、制御コンピュータがワイヤまたはケーブルでプロジェクタに接続されないように、ワイヤレス接続を介して遠隔位置の制御コンピュータからプロジェクタに、任意選択的にテキスト、映像および/または音声データを含むプレゼンテーションデータを、好ましくは送信の速度および効率を高めるためにプレゼンテーションデータを圧縮して、送信するための方法およびシステムに対する満たされない要求があり、かつそれを持つことは非常に有用である。
【0011】
発明の概要
本発明は、制御コンピュータがワイヤまたはケーブル、または他の物理的伝送媒体によって遠隔プロジェクタに接続されないように、ワイヤレス接続で制御コンピュータから遠隔プロジェクタにプレゼンテーションデータを送信するためのシステムおよび方法である。制御コンピュータはプレゼンテーションデータを遠隔プロジェクタに送信し、プロジェクタはプレゼンテーションデータを聴衆に表示する。本発明の好適な実施形態では、プレゼンテーションデータは、プレゼンテーションのオペレータに表示するためにコンピュータモニタにも送信される。加えて、プレゼンテーションデータは、マルチメディアデータ圧縮のための方法に従って圧縮することが好ましく、これはプレゼンテーションデータを迅速かつ効率的に遠隔プロジェクタに送信することを可能にする。
【0012】
本発明では、聴衆にプレゼンテーションを表示するためのシステムを提供する。プレゼンテーションは、ワイヤレス媒体を介して送信されるデータから成る。当該システムは、(a)プレゼンテーション用のプレゼンテーションデータを作成するための制御コンピュータであって、プレゼンテーションデータを送信するためのワイヤレス送信機を含み、CPU(中央処理装置)を装備していることを特徴とし、ワイヤレス送信機がワイヤレス媒体の一部分を形成して成る制御コンピュータと、(b)プレゼンテーションデータを受信し、かつプレゼンテーションを聴衆に表示するためにプレゼンテーションデータを投写するための遠隔プロジェクタであって、制御コンピュータからプレゼンテーションデータを受信するためのワイヤレス受信機を含み、CPUが欠如していることを特徴とし、ワイヤレス受信機がワイヤレス媒体の別の部分を形成して成る遠隔プロジェクタとを備えている。
【0013】
本発明の別の実施形態では、プレゼンテーションを聴衆に表示するための方法を提供する。プレゼンテーションは、ワイヤレス媒体を介して送信されたプレゼンテーションデータから成り、当該方法は、(a)プレゼンテーションデータを聴衆に表示するための遠隔プロジェクタであって、プレゼンテーションデータを受信するためにワイヤレス媒体に接続され、CPU(中央処理装置)が欠如していることを特徴とする遠隔プロジェクタを設けるステップと、(b)ワイヤレス媒体を介して遠隔プロジェクタにプレゼンテーションデータを送信するステップと、(c)プレゼンテーションデータを遠隔プロジェクタに表示するステップとを含む。
【0014】
以下、用語「コンピュータ」は、DOS、ウィンドウズ(登録商標)、OS/2(登録商標)、またはリナックスなどのオペレーティングシステムを有するパーソナルコンピュータ(PC);マッキントッシュ(登録商標)コンピュータ;JAVA(登録商標)−OSまたはBeOS(登録商標)をオペレーティングシステムとして有するコンピュータ;シン・クライアントコンピュータ;およびサン・マイクロシステムズ(登録商標)およびシリコン・グラフィックス(登録商標)のコンピュータ、ならびにAIX(登録商標)またはサン・マイクロシステムズ(登録商標)のSOLARIS(登録商標)などのUNIX(登録商標)オペレーティングシステムの何らかのバージョンを有するその他のコンピュータなどのグラフィカルワークステーション;パームパイロット(登録商標)、パイロットPC(登録商標)、またはいずれかの他のハンドヘルド装置、PDA(パーソナルデータアシスタント)などのデータ処理用携帯装置、または組込みシステムまたは装置;またはその他の既知かつ入手可能なオペレーティングシステムおよび計算装置を含め、しかしそれらに限定されず、計算を実行することのできる任意の型の電子装置を示す。以下、用語「ウィンドウズ(登録商標)」は、ウィンドウズ(登録商標)95、「x」を「1」などの整数としてウィンドウズ(登録商標)3.x、ウィンドウズ(登録商標)NT、ウィンドウズ(登録商標)98、ウィンドウズ(登録商標)CE、ウィンドウズ(登録商標)2000、およびこれらのオペレーティングシステムのマイクロソフト社(米国)による任意のアップグレードバージョンを含むが、それらに限定されない。
【0015】
本発明の方法はデータプロセッサによって実行される複数の命令としても記述することができるので、本発明の方法はハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せとして実現することができる。本発明の場合、ソフトウェアアプリケーションは、当業界の通常の熟練者が容易に選択できる、実質的にどの適切なプログラミング言語でも書くことができる。選択されるプログラミング言語は、ソフトウェアアプリケーションが実行されるコンピュータと互換性のあるものでなければならない。適切なプログラミング言語の例としてC、C++およびJava(登録商標)があるが、それらに限定されない。
【0016】
以下、用語「CPU」(中央処理装置)は、周辺装置をはじめコンピュータの残部を制御するコンピュータの部分を含む。ここで定義するCPUは、制御装置および論理演算装置(ALU)のみならず、制御装置およびALUの作動に必要なメモリおよび一時バッファなど、他の構成部品をも含む。他の型のマイクロプロセッサまたはデータプロセッサは、ここで定義する用語「CPU」から明確に除外される。
【0017】
以下、用語「スピーカ」は、イヤホーンを含めて、ユーザのために可聴音ストリームを生成するためのどんな型の装置をも含むと定義される。
【0018】
以下、「局所的に接続可能な」ビデオカードとは、コンピュータが実際にそのようなモニタまたは他の表示装置を接続しているかどうかに関係なく、ビデオカードが設置されたコンピュータに接続されるモニタまたは他の表示装置を制御することのできるビデオカードである。
【0019】
図面の簡単な説明
本発明をここで、単なる例として、添付の図面を参照しながら説明する。今、特に図面を詳細に参照するにあたり、詳細は例として、かつ本発明の好適な実施形態の解説のために図示しただけであり、発明の原理および概念的側面についての最も有用かつ容易に理解される説明と信じられるものを提供するために提示することを強調したい。これに関して、発明の根本的な理解に必要である以上に詳しく本発明の構造の細部を示そうとせず、図面に即した説明は、発明の幾つかの形態がどのように実際に具現できるかを、当業者に明らかにするものである。
図1Aは画像またはマルチメディアデータを圧縮するための本発明による例示的システムを示す略ブロック図である。
図1Bはデータを解析するための例示的方法の流れ図である。
図2は本発明による例示的ワイヤレスマルチメディアプラットフォームモニタを示す略ブロック図である。
図3Aは本発明による完全なワイヤレスシステムの一実施形態を示す略ブロック図である。
図3Bは本発明による完全なワイヤレスシステムの別の実施形態を示す略ブロック図である。
図3Cは本発明による完全なワイヤレスシステムのさらに別の実施形態を示す略ブロック図である。
図4は、本発明に係る例示的遠隔投写システムの略ブロック図である。
【0020】
好適な実施形態の説明
本発明は、制御コンピュータがワイヤまたはケーブル、または他の物理的伝送媒体によって遠隔プロジェクタに接続されないように、ワイヤレス接続を介して制御コンピュータから遠隔プロジェクタにプレゼンテーションデータを送信するためのシステムおよび方法である。プレゼンテーションデータは任意選択的にテキスト、グラフィックイメージ、映像および/または音声データを含むことができ、制御コンピュータで作成される。次いで制御コンピュータはプレゼンテーションデータを遠隔プロジェクタに送信し、それがプレゼンテーションデータを聴衆に表示する。
【0021】
本発明の好適な実施形態では、プレゼンテーションデータは、プレゼンテーションのオペレータに表示するためにコンピュータモニタにも送信される。例えばプレゼンテーションのオペレータがプレゼンテーションを聴衆に示す前に試演したい場合に、任意選択的に、そのような表示はコンピュータモニタに限定することができる。コンピュータモニタはワイヤまたはケーブルで制御コンピュータに接続することができるが、同じくワイヤレス接続を通してプレゼンテーションデータを受信することが好ましい。したがって、任意選択的に、コンピュータモニタ、制御コンピュータ、および遠隔プロジェクタは3か所の別個の物理的位置に配置され、好ましくはワイヤレス接続を介して接続される。
【0022】
本発明の別の好適な実施形態では、プレゼンテーションデータはマルチメディアデータ圧縮のための方法に従って圧縮され、それはプレゼンテーションデータを遠隔プロジェクタに迅速かつ効率的に送信することを可能にする。本発明に係るマルチメディアデータ圧縮の方法は、マルチメディアデータを生成するソフトウェアアプリケーションの型によって、かつしたがってデータ自体の特徴によって、圧縮方法を調整する。マルチメディアデータ圧縮の型はプロファイルマネージャによって選択され、それはマルチメディアデータの特徴を検出してデータの文字を決定し、次いで、データの文字によって圧縮方法をはじめとするマルチメディアデータ圧縮プロファイルを選択する。
【0023】
本発明によるシステムおよび方法の原理および動作は、図面および付随する説明を参照することにより、いっそうよく理解することができる。
【0024】
今、図面を参照すると、図1Aは本発明による例示的システムを示す略ブロック図であり、図1Bは、本発明による例示的方法の流れ図である。図1Aおよび図1Bは画像圧縮方法に関して描いているが、これは単に説明のためのものであって、いかようにも制限する意図は無い。
【0025】
図1Aに示す通り、システム1は、様々な型の表示データを生成するための複数のソフトウェアアプリケーション3を特徴とする。ソフトウェアアプリケーション3はオペレーティングシステム5によって操作される。表示データは、例えば送信、伸張、および図2のリモートモニタによる表示の前に、および図3A〜図3Bのシステムのために、適切な画像圧縮方法に従って圧縮しなければならない。
【0026】
データを適切に圧縮するために、各ソフトウェアアプリケーション3によって生成される特定の型のデータと互換性のある画像圧縮方法を選択しなければならない。したがって、オペレーティングシステム5は、画像データを圧縮プロファイルマネージャ7に送り込む。このプロセスは、オペレーティングシステム5に、実行している各ソフトウェアアプリケーション3の型を圧縮プロファイルマネージャ7へ報告させるために、別個の報告装置ドライバ9によって制御される。報告装置ドライバ9は、オペレーティングシステム5にスクリーン解像度をも圧縮プロファイルマネージャ7へ報告させることが好ましい。
【0027】
圧縮プロファイルマネージャ7が生成される画像表示データの型に関する関連情報を受け取ると、圧縮プロファイルマネージャ7は、表示データを圧縮するための特定の型の画像圧縮方法を選択することができる。圧縮プロファイルマネージャ7は、特定のソフトウェアアプリケーション3によって生成される特定の型の表示データに各々が適している、複数の圧縮プロファイルを有する。各型の表示データがオペレーティングシステム5から受け渡されると、圧縮プロファイルマネージャ7は、図1Bに関連してさらに詳しく述べる画像データの特徴によって、画像データを圧縮するための適切な圧縮プロファイルを選択する。代替的に、ユーザは、圧縮プロファイルマネージャ7によって提供される複数のそのようなプロファイルから圧縮プロファイルを手動で選択することができる。
【0028】
画像データ用の適切な圧縮プロファイルが選択されると、圧縮の実際のプロセスがMPEG(Motion Picture Expert Group)エンコーダ11または他の型の圧縮アルゴリズムによって実行される。本発明は特定の型の画像データ圧縮方法、すなわちMPEGグループの圧縮方法に関して説明するが、これは単に説明のためであって、いかようにも限定する意図は無いことを理解されたい。
【0029】
例えば、テレビジョン画像ストリーム、語処理スクリーンストリーム、三次元ビデオゲーム画像ストリーム等々には異なる圧縮プロファイルが必要になる。好ましくは、自動画像コンテント解析方法を使用して、画像データの型を解析し、画像データの型に従って特定の圧縮プロファイルを選択する。そのような自動的な方法の好適な実現を図1Bに掲げる。ステップ1で、送信される画像データを解析する。例えば、画像データのラスタグループを解析のために任意選択的に標本抽出する。好ましくは、そのようなグループは各々8×8画素のブロックである。
【0030】
ステップ2で、各標本について少なくとも1つのパラメータを決定する。好ましくは、パラメータはスクリーンの一意の色の数、静的な暗色の細い画素行または大きい静的ブロックの存在、および1つのフレームから次のフレームまでの間のスクリーンにおける動きのレベルを含むが、それらに限定されない。複数のそのようなパラメータが解析されることがさらに好ましい。
【0031】
ステップ3で、複数のパラメータが特定の圧縮プロファイルと照合され、それが次いで圧縮プロファイルマネージャ7によって選択される。例えば、各フレームの下部および上部の変化しない黒いストライプと共に、フレーム間にかなりの動きがある1フレーム内の数千の一意の色の存在は、DVD映画が送信されていることを示す。その場合、DVD映画のための適切な圧縮プロファイルが選択される。
【0032】
圧縮プロファイルは、最大解像度、リフレッシュレート、および色処理などの要因によって調整される。テキストデータの場合、任意の特定の瞬間に送信しなければならないテキストデータの量はそれ自体変動するので、任意選択的に、かつ好ましくは、圧縮には可変ビットレートを使用する。したがって、これらの様々な要因によって調整される様々なプロファイルおよびレベルを特徴とすることから、MPEG圧縮方法が本発明には好適である。MPEGエンコーダは、低域フィルタ、メディアンフィルタ、およびデインタレースフィルタなど、様々な「フィルタ」を通してノイズを除去することができることからも好適である。例えば、フレーム内の位置が変化したデータの探索領域を拡大または最小化することによって、動きベクトルを設定することもできる。
【0033】
レベルおよびプロファイルに関係なく、MPEGフォーマットは3種類の異なる型のフレーム、すなわちI、B、およびPフレームを使用する。Iフレームは初期または「フレーム内」フレームであり、必須である。Bフレームは双方向フレームであり、Pフレームは予測可能フレームである。BおよびPフレームは任意であり、Pフレームが無ければBフレームは除去することができる。
【0034】
これらの異なる型のフレームがグループに編成される。例えば、MPEG方法に従って圧縮された画像ストリームは、例えばIBPなどの3フレームグループ、または例えばIBBPBBPBBなどの9フレームグループ、または例えばIPPPPPPPPPPPなどの12フレームグループさえも特徴とすることができる。各グループには単一のIフレームがあるが、各グループ内のBおよびPフレームの数は変動することができ、全て除去することさえもできる。さらに、各圧縮プロファイルを生成するために、毎秒のフレーム数、動きベクトル、解像度、およびフィルタは全て任意選択的に調整することができる。
【0035】
テレビジョン画像ストリーム用の例示的圧縮プロファイルは、12フレーム:IBBPBBPBBPBBのフレームグループを持つ主レベル主プロファイルMPEG−2圧縮方法を特徴とする。この方法は、順次復号またはデインタレース、および低域フィルタを特徴とする。動きベクトルはPフレームに対しては32×32、Bフレームに対しては16×16である。
【0036】
他方、800×600の解像度の語処理スクリーンストリームの例示的圧縮プロファイルは、9フレーム:IBBPBBPBBのフレームグループを持つ高プロファイル高レベル可変MPEG−2ストリームとなる。フローレス品質が必要な場合、毎秒30フレームのレートが毎秒10のトリプルフレームのレートとなるように、Bフレームは全て除去することができる。動きベクトルはPフレームに対しては24×24、Bフレームに対しては8×8である。フィルタは適用されない。
【0037】
3Dビデオゲーム画像データの場合、例示的圧縮プロファイルは毎秒60フレームの任意選択的に高プロファイル高レベルMPEG−2圧縮方法を特徴とし、それにより圧縮プロセス自体によって生じた遅延を半減する。好ましくは、この圧縮方法は18フレーム:IBPBPBPBPBPBPBPBPBのグループを特徴とする。Bフレームは全て除去されるので、毎秒60フレームのフレームレートは毎秒30のダブルフレームのレートとなる。動きベクトルはPフレームに対しては48×48、Bフレームに対しては8×8である。
【0038】
ステップ4で圧縮プロファイルが設定され、画像データを圧縮するための特定の画像圧縮方法が決定される。次いでデータは圧縮され、送信される。
【0039】
言うまでもなく、前に説明したシステムおよび方法は、例えば音声ストリームデータなど、他の型のマルチメディアデータに拡張することができる。代替的に、前述の通り、圧縮プロファイルはユーザが手動で選択することができ、あるいは代替的に、画像データおよび/またはその他の型のマルチメディアデータを生成するソフトウェアアプリケーションのアイデンティティによって、自動的に決定することができる。ソフトウェアモジュールまたは他の組の電子的に実行される命令による自動解析の2つまたはそれ以上の要素、ユーザによる手動選択、およびマルチメディアデータを生成するソフトウェアアプリケーションのアイデンティティによる選択は、任意選択的に組み合わせることもできる。任意選択的に、かつ最も好ましくは、ユーザは、自動的に選択された圧縮プロファイルを手動で無効にし、そのような自動的に選択された圧縮プロファイルを異なる圧縮プロファイルと置換することができる。好ましくは、そうした置換がGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)要素を介して、好ましくはマクロコマンドを使用して可能になる。「tv」、「dvd」、「text」または「graphics」などのマクロボタンのルーラまたはその他の表示を使用して、これらのマクロコマンドを制御することができる。
【0040】
図2は、好ましくは少なくとも画像データおよび音声データを含み、さらに好ましくは映像および音声データを一緒に含む、コンピュータ(図示せず)からのマルチメディアデータを表示するための、本発明による例示的ワイヤレスモニタを示す略ブロック図である。ワイヤレスモニタは任意選択的に、好ましくはそれぞれ図1Aおよび図1Bのシステムおよび方法によって、ワイヤレスモニタへの送信前にデータを圧縮するための様々な構成部品を含む、本発明に従ってマルチメディアデータを伸張するための分離されたコンピュータと共に使用することが好ましい。
【0041】
ワイヤレスモニタ10は、無線波通信を通して主コンピュータ(図示せず)と通信する無線周波数(RF)トランシーバ12に接続される。ワイヤレスモニタ10は、音声および画像データの両方を表示することが好ましいが、ワイヤレスモニタ10は任意選択的に音声だけまたは画像だけのデータを表示することができる。以下、用語「ディスプレイ」は、ビジュアルディスプレイおよびオーディオディスプレイの両方を含むことができる。
【0042】
ワイヤレスモニタ10は、主コンピュータから無線波通信を受信するため、かつそのような無線波通信を主コンピュータに送信するためのISMバンドトランシーバ14を含む。より好ましくは、本発明の無線波受信機および送信機は全て低周波数の無線波で、最も好ましくは、米国では特別な免許が必要無いことから約2.4GHzないし約5.8GHzの範囲で作動する。
【0043】
ISMバンドトランシーバ14は、高周波を画像ストリームデータに変換するために、高周波変換インタフェース16に接続することが好ましい。変換インタフェース16は、高周波をMPEGフォーマットでそのような画像データに変換することが好ましいが、言うまでもなく、他のフォーマットを代替的に使用することもできる。次いでデータは、データの画像部分をディスプレイスクリーン20に提供するデコーダ18によって復号される。任意選択的に、かつ好ましくは、ディスプレイスクリーン20はこのデータを、DFP(デジタルフラットパネルディスプレイ)ポート22を通して受信する。また、任意選択的に、かつ好ましくは、ディスプレイスクリーン20はフラットパネルディスプレイであるが、言うまでもなく、他の型のディスプレイスクリーンを使用することもできる。ディスプレイスクリーン20の例として、プラズマスクリーンまたはLCD(液晶ディスプレイ)をはじめとする任意の型のフラットスクリーン、CRT(陰極線管)モニタ、コンピュータモニタ、または任意の他の型の画像表示モニタがあるが、それらに限定されない。こうして、ワイヤレスモニタ10は、GUI(グラフィカルユーザインタフェース)、その他のグラフィックスまたはイメージ、もしくは画像ストリームなどのビジュアルデータをユーザに対して表示することができる。
【0044】
デコーダ18はまた、任意選択的に、かつ好ましくは、復号データの音声部分を音声増幅器24に提供する。音声増幅器24は、図示するようにスピーカ26、イヤホンソケット28、またはラインアウトソケット30など、何らかの型の音声再生装置に接続される。
【0045】
好ましくは、ワイヤレスモニタ10は、任意選択的に充電器/ベースで充電可能なバッテリを介して電力を受け取り、それによりワイヤレスモニタ10は様々な遠隔位置で画像および/または音声データを表示するために携帯して運ぶことができる。
【0046】
図3A〜図3Cは、ワイヤレスモニタ10、およびワイヤレスモニタ10で表示するための画像および/または音声データなどのマルチメディアデータを提供するために図2のワイヤレスモニタ10と通信するための主コンピュータの例示的構成の略ブロック図である。これらの構成は、図1Aおよび図1Bに関して述べた通り、本発明に従ってマルチメディアデータを圧縮するための方法を実行することが好ましい。
【0047】
図3Aは、マルチメディア圧縮システムの構成部品が主コンピュータ34内に含まれる、内部実現である第1例示的システム32を示す。図示する通り、主コンピュータ34はワイヤレスモニタ(図示せず)および局所モニタ36に接続され、それは任意選択的にケーブルにより主コンピュータ34に接続される。主コンピュータ34は、ビデオスイッチ40に接続されるDVI(デジタル出力)またはDSPを持つビデオディスプレイカード28を特徴とする。図示した実施形態では、ビデオスイッチ40は主コンピュータ34内に含まれ、画像信号が局所的に局所モニタ36に表示されるか、さもなければMPEGエンコーダ42によって遠隔送信用に符号化されるように、局所モニタ36およびMPEGエンコーダ42の両方に接続されることが好ましい。局所モニタ36における局所表示の場合、信号はD/A変換器43を介して供給することが好ましい。
【0048】
ソフトウェア、ファームウェア、またはハードウェアとして実現することのできるMPEGエンコーダ42は、様々なデータフォーマットに従って画像データを符号化することができることに注意されたい。MPEGエンコーダ42は任意選択的に、かつ好ましくはA/V−MPEGインタフェース62から画像信号を受け取り、それはビデオディスプレイカード38に設置することがより好ましく、それは画像信号を、ビデオディスプレイカード38に適したフォーマットからMPEGエンコーダ42に適したフォーマットに変換する。
【0049】
MPEGエンコーダ42はまた任意選択的に、かつ好ましくは音声エンコーダ44から音声入力を受け取り、これは音声データを、MPEGエンコーダ42によって可読であるフォーマットに変換する。MPEGエンコーダ42は次いで、結合された音声および画像データを変換器48に送信する。変換器48はデータを無線波に結合し、それは次いで、無線波をワイヤレスモニタ(図示せず)に送信するために、ISMバンドSP2送信機50によって送信される。
【0050】
加えて、音声データは、デジタル音声信号としてUSBおよび/またはファイヤワイヤ出力装置ドライバ60に受け渡され、これは変換器48への画像データと結合するために、音声データをUSBおよび/またはファイヤワイヤポート46へ送信する。
【0051】
図3Bに示すシステム52は今度の実現が主コンピュータ34の外部であり、かつビデオディスプレイカード54が今度はビデオスイッチ40に直接出力されるアナログRGBを持つことを除いては、図3Aのそれと同様である。ビデオスイッチ40およびその他のマルチメディア圧縮および送信構成部品は今度は、主コンピュータ34から分離された別個のベース57に設置される。
【0052】
ビデオスイッチ40は、アナログビデオデータをビデオデジタタイザおよび変換器56に受け渡し、これはデータをA/V−MPEGインタフェース62に受け渡す。MPEGインタフェース58はデータをMPEGエンコーダ42に受け渡し、かつ、前述したように、そこからコンバータ48およびトランシーバ50へ受け渡す。
【0053】
図3Aの場合、音声データはデジタル音声信号としてUSBおよび/またはファイヤワイヤ出力装置ドライバ60に受け渡され、それは、A/V−MPEGインタフェース62で画像データと結合するために、音声データをUSBおよび/またはファイヤワイヤポート46へ送る。
【0054】
図3Cは、第2の外部実現であり、マルチメディア圧縮および送信構成部品も別個のベース57に設置されたシステムを示す。しかし、これらの構成部品は今度は、図3Bのアナログ信号用ではなく、図3Aの場合と同様にデジタル画像信号用に実現される。
【0055】
図4は、遠隔プロジェクタによって聴衆にプレゼンテーションデータを投写するための例示的システムの略ブロック図である。図3A〜3Cに示した構成要素と同一参照番号を持つ図4の構成要素は、同一機能を持つと想定される。プレゼンテーションデータを送信するコンピュータと、データを受信して表示する遠隔プロジェクタとの間のワイヤレス接続は、接続が例えばワイヤまたはケーブルなどの物理的媒体または構成要素を含まないので、「ワイヤレス媒体」と呼ぶこともできる。
【0056】
図示する通り、システム66は、プレゼンテーションデータを作成し、かつプレゼンテーションを制御するための制御コンピュータ68を装備している。前述の通り、プレゼンテーションデータは任意選択的に、テキスト、グラフィックイメージ、映像および/または音声データの1つまたはそれ以上、および任意選択的にまたは代替的に、聴衆へのプレゼンテーション用のいずれかの他の型のデータとのそれらの任意の組合せである。制御コンピュータ68は任意選択的に関連モニタ70を有し、それは任意選択的にケーブルで制御コンピュータ68に接続される。制御コンピュータ68は、ビデオスイッチ40に直接出力されるアナログRGBを持つビデオディスプレイカード54を装備している。代替的に、DVI(デジタル出力)を使用することができる。アナログ出力を使用する場合には、ビデオディスプレイカード54には関連映像デジタイザおよび変換器(図示せず)も必要になる。
【0057】
ビデオスイッチ40は、制御コンピュータ68とは離れた別個のベース57に配置される。映像データはビデオスイッチ40によって受信され、MPEGエンコーダ42に渡される。MPEGエンコーダ42はまた、任意選択的に、かつ好ましくは、映像および/または静止画像カメラ72からの映像および/または静止画像データをも受信する。MPEGエンコーダ42はまた、任意選択的に、かつ好ましくは、音声エンコーダ44からの音声入力をも受信する。音声エンコーダ44は、音声データをMPEGエンコーダ42によって読取り可能なフォーマットに変換する。MPEGエンコーダ42は次いで、結合された音声および映像データを変換器48に送信する。変換器48は結合データを無線波に変換し、次いでそれは、無線波送信用のISMバンドSP2トランシーバ74によって、少なくともワイヤレスプロジェクタ76に送信される。ISMバンドSP2トランシーバ74は、ポイントツーマルチポイントトランシーバとして実現することが好ましい。ISMバンドSP2トランシーバ74はワイヤレス媒体の一部分を構成する。
【0058】
ワイヤレスプロジェクタ76は任意選択的に制御コンピュータ68から遠隔位置に配置されるが、制御コンピュータ68へのワイヤまたはケーブルなどの物理的接続は必要無い。代わりに、ISMバンドSP2トランシーバ78はベース57から無線波を受信する。ISMバンドSP2トランシーバは、ワイヤレス媒体の別の部分を形成する。次いでデータはMPEGデコーダ80により復号される。復号されたデータがデジタル映像データである場合、それは、聴衆への投写のためにデジタル映像出力装置82に送ることが好ましい。復号されたデータがアナログ映像データである場合、それは、聴衆への投写のためにアナログRGB映像出力装置86に与える前に、デジタル/アナログ変換器84に送ることが好ましい。復号されたデータが音声データである場合、それは、聴衆への投写のための音声出力装置90に与える前に、音声増幅器88に送ることが好ましい。任意選択的に、音声データはイヤホン92に出力するためにも送られる。
【0059】
遠隔プロジェクタ76は任意選択的に、オペレータ(図示せず)によるプレゼンテーションを見るためのコンピュータまたは他の映像モニタを装備することができ、オペレータはコマンドプラットフォーム94からプレゼンテーションを制御することが好ましい。コマンドプラットフォーム94は再び、遠隔プロジェクタ76と同様の構成要素を装備している。しかし、プレゼンテーションを聴衆に投写する代わりに、オペレータはフラットパネルディスプレイ96を通してプレゼンテーションを見ることができ、かつ任意選択的に音声出力装置90および/またはイヤホン92を通して音声データを聞くことができることが好ましい。
【0060】
加えて、コマンドプラットフォーム94は、データおよび/またはコマンドなどの入力をオペレータから受け取るために、マウスまたは他の入力装置などのポインティング装置98、およびキーボード100を装備することが好ましい。オペレータからのそのような入力は、オペレータがプレゼンテーションおよび制御コンピュータ68の活動を完全に制御することを可能にするために、非常に好ましい。オペレータからの入力はパケットプロトコルモジュール102によってパケットデータに変換されるが、パケットフォーマットの代わりに他の型のデータ伝送フォーマットを使用できることは理解される。
【0061】
次いで、パケットデータはISMバンドSP2トランシーバ78によって送信され、それは任意選択的に、ベース57から無線波を受信するものと同一とすることができ、あるいは代替的に別個の構成部品とすることができる。いずれの場合も、ISMバンドSP2トランシーバ78はベース57のISMバンドSP2トランシーバ74にデータを送信する。次いで、パケットデータは復号され、パケットデコーダおよびスイッチボックス104によって適切な型の入力データに分割される。次いで、パケットデコーダおよびスイッチボックス104は、キーボードポート106、ポインティング装置ポート108、またはジョイスティックポート110など、制御コンピュータ68のどの入力ポートでデータを受け取るかを決定する。任意選択的に、例えば制御コンピュータ68で局所的にコマンドを受け取るために、1つまたはそれ以上の局所入力装置112をパケットデコーダおよびスイッチボックス104に接続することができる。したがって、オペレータは、コマンドプラットフォーム94を介して、制御コンピュータ68の機能およびしたがってプレゼンテーションの機能を制御することができる。
【0062】
本発明の好適な実施形態では、オペレータはプレゼンテーションを聴衆が見ることができる前に試演することを望むことができ、さもなければ、そのようなデータを聴衆によって見られることなく、制御コンピュータ68から表示データを受け取ることができる。したがって、任意選択的に、かつ好ましくは、オペレータは、例えばコマンドプラットフォーム94を介して1つまたはそれ以上のコマンドを入力することによって、遠隔プロジェクタ76が制御コンピュータ68からデータを受け取るかどうかを決定することができる。次いで、これらのコマンドはベース57のISMバンドSP2トランシーバ74に送られることが好ましい。ISMバンドSP2トランシーバ74は、データを遠隔プロジェクタ76に送信するかどうかを決定する1組のマクロによって制御されることが、より好ましい。
【0063】
本発明の他の好適な実施形態では、プレゼンテーションデータは、遠隔プロジェクタ76および/またはコマンドプラットフォーム94に送信される前に圧縮される。任意選択的に、かつ好ましくは、前述の圧縮方法を使用することができる。プレゼンテーションデータは、比較的狭い組の型のデータの1つまたはそれ以上を含むと予想されるので、プレゼンテーションに含まれると予想される実質的にどんな型のプレゼンテーションデータにも対処するように簡単に、圧縮方法を調整することができる。
【0064】
システム66のより単純な実現は、フラットパネルディスプレイ(図示せず)無しで、着脱可能な入力プラットフォームを装備している。この入力プラットフォームは別個の無線チャネルを持つことが好ましく、それは任意選択的に900MHz帯にすることもできる。
【0065】
したがって本発明の装置は、遠隔プロジェクタを介して聴衆にデータを投写するための機構、並びにネットワークカードを必要とすることのない、かつ物理的ワイヤまたはケーブル接続無しの、遠隔位置の主コンピュータとの完全な対話機能を実現する。対話機能は、どちらもCPUを持たない遠隔A/V表示装置および遠隔入力プラットフォームを通してもたらされる。したがって、主コンピュータが、遠隔入力プラットフォームから受信する命令に従って、遠隔A/V表示装置の動作を制御する。
【0066】
さらに、本発明に従って音声および/または画像ストリームデータを圧縮する方法はまた、画像ストリームデータを発生させたアプリケーションの型によって、かつ従ってこのデータの特定の特徴によって圧縮の型が選択されるので、データの高速送信をも実現する。
【0067】
分かりやすくするために、別個の実施形態の文脈で説明した本発明の特定の特徴は、単一実施形態で組み合わせて提供することもできることを理解されたい。逆に、簡潔のために、単一実施形態の文脈で説明した本発明の様々な特徴は、別個に、あるいは任意の適切な部分組合せで提供することもできる。
【0068】
本発明を、その特定の実施形態と共に説明したが、多くの代替例、変形例、および変化例が当業者には明らかであることは明白である。したがって、請求の範囲の精神および広い範囲内に該当するそのような代替例、変形例、および変化例は全て包含するつもりである。この明細書で示した全ての刊行物、特許、および特許出願はここに、個々の各刊行物、特許、または特許出願が特定的にかつ個別的に参照によってここに組み込むと明記されたかのように、それと同程度に、その全体を参照によって本書に組み込む。加えて、本願における文献の引用または識別は、そのような文献を本願の先行技術として利用可能であるという許可と解釈してはならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1Aは画像またはマルチメディアデータを圧縮するための本発明による例示的システムを示す略ブロック図である。図1Bはデータを解析するための例示的方法の流れ図である。
【図2】
本発明による例示的ワイヤレスマルチメディアプラットフォームモニタを示す略ブロック図である。
【図3】
図3Aは本発明による完全なワイヤレスシステムの一実施形態を示す略ブロック図である。図3Bは本発明による完全なワイヤレスシステムの別の実施形態を示す略ブロック図である。図3Cは本発明による完全なワイヤレスシステムのさらに別の実施形態を示す略ブロック図である。
【図4】
本発明に係る例示的遠隔投写システムの略ブロック図である。
発明の分野および背景
本発明は、映像および/または音声データを遠隔プロジェクタを介して表示するためのシステムおよび方法に関し、特に、遠隔プロジェクタがワイヤレス接続を介してデータの源に接続されるそのようなシステムおよび方法に関する。データは、遠隔プロジェクタに送信する前に圧縮することが好ましい。
【0002】
コンピュータは、家庭用娯楽装置として、かつ消費者向けの情報の編成および表示のために、ますます普及してきている。以前のコンピュータの機能に加えて、コンピュータは今日では、MP3フォーマットでCD、磁気記憶媒体、またはDVD記憶媒体に格納されたファイルをはじめ、様々なフォーマットで格納された音楽を再生することができるだけでなく、インターネットを通して画像ストリームを表示したり、「チャット」を行うことが可能である。さらに、消費者は今や、コンピュータを通して様々なタスクを「オンライン」で実行し、例えば現地のスーパーマーケットに青果を注文することができ、それは次いで消費者の家に配達される。これらの適用は、より効率的であり、かつ消費者の時間を節約するという利点を持つ。
【0003】
コンピュータ自体は、可搬性を除いては、家庭環境用および新しいマルチメディアタスク用に充分に順応してきた。一般的な家庭用コンピュータは、あまり可搬ではない「デスクトップ」コンピュータである。しかし、音楽データベースの再生および管理、さもなければ遠隔位置のコンピュータとの対話などの特定の適用は、コンピュータが部屋から部屋へ容易に動かすことができれば、もっと効率的であろう。したがって、デスクトップコンピュータはそのようなタスクにとって充分に可搬ではない。
【0004】
家庭用のデスクトップコンピュータの使用を超えて、コンピュータは現在、任意選択的にスライド用のテキスト情報、映像データ、音声データ、またはそれらの組合せを含むことができるプレゼンテーションの表示を制御するためにも使用される。コンピュータは、コンピュータをケーブルでプロジェクタに接続することによって、そのようなプレゼンテーションを表示するために使用することができる。その場合、コンピュータはデータをプロジェクタに送信することによって、プレゼンテーションの表示を制御する。再びデスクトップコンピュータはそのような用途にとって可搬性が充分でなく、ポータブルまたは「ラップトップ」コンピュータでさえも接続ケーブルの使用が必要である。したがって、コンピュータはプロジェクタに近接しなければならず、それは、特にコンピュータのオペレータがプレゼンテーションを表示する前に試演したい場合に、不便になることがある。
【0005】
より有用な解決策は、接続ケーブルの必要性を排除することであろう。加えて、そのような解決策は、プレゼンテーションのオペレータが、遠隔位置のコンピュータと対話するために、映像データについてコンピュータのモニタの表示を見ること、および/または音声データを聞くこともできるようにすることを可能にする。したがって、コンピュータ全体をプロジェクタに近接するように移動させる必要がない。
【0006】
あたかもここに完全に記載されているかのように参照によって組み込まれる、米国特許出願第09/197,441号に開示され請求された遠隔コンピューティング装置は、遠隔ポータブルプラットフォームのモニタに情報を表示するため、かつ遠隔コンピュータのCPU(中央処理装置)を制御するために、完全に遠隔の独立動作可能な装置を提供することによって、これらの問題を克服する。しかし、完全に実施可能かつ実現可能であるためには、開示された装置はプレゼンテーションデータを聴衆に投写することができなければならない。加えて、開示された装置は、モニタディスプレイを迅速にリフレッシュするために充分に迅速に映像データを受信し、かつユーザが特定の型の情報の表示を要求してそれが実際に表示されるまでの間長い時間待つことを必要とせずに、敏感に音声ストリームデータをスピーカから再生するためにそのようなデータを迅速に受信しければならない。
【0007】
そのような画像データをリモートモニタに送信しかつそのような画像データをリモートモニタが受信するために現在入手可能な技術は、特に、ワイヤまたはケーブルネットワークを通して制御CPUに接続されていない装置の場合、帯域幅の量に関して制限される。そのような制限は一般的に100〜1,600Mbpsである。したがって、より大量のデータを送信に利用可能な帯域幅に圧縮するために、マルチメディアデータ圧縮方法が必要である。しかし、現在のマルチメディアデータ圧縮方法は、送信されるマルチメディアデータの型用に調整されているときが最も効率的である。特定の装置が日常的に特定の型のマルチメディアデータを送信する場合には、圧縮方法はその型のマルチメディアデータに対して調整することができるので、圧縮方法を決定することは極めて簡単である。複数の型のマルチメディアデータが送信される装置および適用の場合、圧縮方法は各型のデータに対して別個に決定しなければならない。
【0008】
米国特許出願第09/197,441号のリモートモニタは、日常的に複数の異なる型の画像データを受信しなければならない装置の一例である。このリモートモニタによって受信される表示データは全て画像データであるが、語処理ソフトウェアプログラム用のGUI(グラフィカルユーザインタフェース)の表示からDVD映画のストリーミング画像データまでの範囲に及ぶことがあり得る。したがって各々の異なる型の表示データは、送信されるデータの最も効率的な圧縮のために、異なる型の画像データ圧縮方法を必要とする。
【0009】
現在、各マルチメディアデータ圧縮方法は、特定の型のマルチメディアデータ用に手動で調整しなければならない。明らかに、そのような手動調整は、高速で複数の型のマルチメディアデータを表示することのできるリモートモニタ装置には適さない。したがって、よりよい解決策とは、マルチメディアデータ圧縮方法の型をリモートモニタに表示されるマルチメディアデータの型によって自動的に選択させるものであろう。残念ながら、そのような解決策は現在入手できない。
【0010】
したがって、制御コンピュータがワイヤまたはケーブルでプロジェクタに接続されないように、ワイヤレス接続を介して遠隔位置の制御コンピュータからプロジェクタに、任意選択的にテキスト、映像および/または音声データを含むプレゼンテーションデータを、好ましくは送信の速度および効率を高めるためにプレゼンテーションデータを圧縮して、送信するための方法およびシステムに対する満たされない要求があり、かつそれを持つことは非常に有用である。
【0011】
発明の概要
本発明は、制御コンピュータがワイヤまたはケーブル、または他の物理的伝送媒体によって遠隔プロジェクタに接続されないように、ワイヤレス接続で制御コンピュータから遠隔プロジェクタにプレゼンテーションデータを送信するためのシステムおよび方法である。制御コンピュータはプレゼンテーションデータを遠隔プロジェクタに送信し、プロジェクタはプレゼンテーションデータを聴衆に表示する。本発明の好適な実施形態では、プレゼンテーションデータは、プレゼンテーションのオペレータに表示するためにコンピュータモニタにも送信される。加えて、プレゼンテーションデータは、マルチメディアデータ圧縮のための方法に従って圧縮することが好ましく、これはプレゼンテーションデータを迅速かつ効率的に遠隔プロジェクタに送信することを可能にする。
【0012】
本発明では、聴衆にプレゼンテーションを表示するためのシステムを提供する。プレゼンテーションは、ワイヤレス媒体を介して送信されるデータから成る。当該システムは、(a)プレゼンテーション用のプレゼンテーションデータを作成するための制御コンピュータであって、プレゼンテーションデータを送信するためのワイヤレス送信機を含み、CPU(中央処理装置)を装備していることを特徴とし、ワイヤレス送信機がワイヤレス媒体の一部分を形成して成る制御コンピュータと、(b)プレゼンテーションデータを受信し、かつプレゼンテーションを聴衆に表示するためにプレゼンテーションデータを投写するための遠隔プロジェクタであって、制御コンピュータからプレゼンテーションデータを受信するためのワイヤレス受信機を含み、CPUが欠如していることを特徴とし、ワイヤレス受信機がワイヤレス媒体の別の部分を形成して成る遠隔プロジェクタとを備えている。
【0013】
本発明の別の実施形態では、プレゼンテーションを聴衆に表示するための方法を提供する。プレゼンテーションは、ワイヤレス媒体を介して送信されたプレゼンテーションデータから成り、当該方法は、(a)プレゼンテーションデータを聴衆に表示するための遠隔プロジェクタであって、プレゼンテーションデータを受信するためにワイヤレス媒体に接続され、CPU(中央処理装置)が欠如していることを特徴とする遠隔プロジェクタを設けるステップと、(b)ワイヤレス媒体を介して遠隔プロジェクタにプレゼンテーションデータを送信するステップと、(c)プレゼンテーションデータを遠隔プロジェクタに表示するステップとを含む。
【0014】
以下、用語「コンピュータ」は、DOS、ウィンドウズ(登録商標)、OS/2(登録商標)、またはリナックスなどのオペレーティングシステムを有するパーソナルコンピュータ(PC);マッキントッシュ(登録商標)コンピュータ;JAVA(登録商標)−OSまたはBeOS(登録商標)をオペレーティングシステムとして有するコンピュータ;シン・クライアントコンピュータ;およびサン・マイクロシステムズ(登録商標)およびシリコン・グラフィックス(登録商標)のコンピュータ、ならびにAIX(登録商標)またはサン・マイクロシステムズ(登録商標)のSOLARIS(登録商標)などのUNIX(登録商標)オペレーティングシステムの何らかのバージョンを有するその他のコンピュータなどのグラフィカルワークステーション;パームパイロット(登録商標)、パイロットPC(登録商標)、またはいずれかの他のハンドヘルド装置、PDA(パーソナルデータアシスタント)などのデータ処理用携帯装置、または組込みシステムまたは装置;またはその他の既知かつ入手可能なオペレーティングシステムおよび計算装置を含め、しかしそれらに限定されず、計算を実行することのできる任意の型の電子装置を示す。以下、用語「ウィンドウズ(登録商標)」は、ウィンドウズ(登録商標)95、「x」を「1」などの整数としてウィンドウズ(登録商標)3.x、ウィンドウズ(登録商標)NT、ウィンドウズ(登録商標)98、ウィンドウズ(登録商標)CE、ウィンドウズ(登録商標)2000、およびこれらのオペレーティングシステムのマイクロソフト社(米国)による任意のアップグレードバージョンを含むが、それらに限定されない。
【0015】
本発明の方法はデータプロセッサによって実行される複数の命令としても記述することができるので、本発明の方法はハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せとして実現することができる。本発明の場合、ソフトウェアアプリケーションは、当業界の通常の熟練者が容易に選択できる、実質的にどの適切なプログラミング言語でも書くことができる。選択されるプログラミング言語は、ソフトウェアアプリケーションが実行されるコンピュータと互換性のあるものでなければならない。適切なプログラミング言語の例としてC、C++およびJava(登録商標)があるが、それらに限定されない。
【0016】
以下、用語「CPU」(中央処理装置)は、周辺装置をはじめコンピュータの残部を制御するコンピュータの部分を含む。ここで定義するCPUは、制御装置および論理演算装置(ALU)のみならず、制御装置およびALUの作動に必要なメモリおよび一時バッファなど、他の構成部品をも含む。他の型のマイクロプロセッサまたはデータプロセッサは、ここで定義する用語「CPU」から明確に除外される。
【0017】
以下、用語「スピーカ」は、イヤホーンを含めて、ユーザのために可聴音ストリームを生成するためのどんな型の装置をも含むと定義される。
【0018】
以下、「局所的に接続可能な」ビデオカードとは、コンピュータが実際にそのようなモニタまたは他の表示装置を接続しているかどうかに関係なく、ビデオカードが設置されたコンピュータに接続されるモニタまたは他の表示装置を制御することのできるビデオカードである。
【0019】
図面の簡単な説明
本発明をここで、単なる例として、添付の図面を参照しながら説明する。今、特に図面を詳細に参照するにあたり、詳細は例として、かつ本発明の好適な実施形態の解説のために図示しただけであり、発明の原理および概念的側面についての最も有用かつ容易に理解される説明と信じられるものを提供するために提示することを強調したい。これに関して、発明の根本的な理解に必要である以上に詳しく本発明の構造の細部を示そうとせず、図面に即した説明は、発明の幾つかの形態がどのように実際に具現できるかを、当業者に明らかにするものである。
図1Aは画像またはマルチメディアデータを圧縮するための本発明による例示的システムを示す略ブロック図である。
図1Bはデータを解析するための例示的方法の流れ図である。
図2は本発明による例示的ワイヤレスマルチメディアプラットフォームモニタを示す略ブロック図である。
図3Aは本発明による完全なワイヤレスシステムの一実施形態を示す略ブロック図である。
図3Bは本発明による完全なワイヤレスシステムの別の実施形態を示す略ブロック図である。
図3Cは本発明による完全なワイヤレスシステムのさらに別の実施形態を示す略ブロック図である。
図4は、本発明に係る例示的遠隔投写システムの略ブロック図である。
【0020】
好適な実施形態の説明
本発明は、制御コンピュータがワイヤまたはケーブル、または他の物理的伝送媒体によって遠隔プロジェクタに接続されないように、ワイヤレス接続を介して制御コンピュータから遠隔プロジェクタにプレゼンテーションデータを送信するためのシステムおよび方法である。プレゼンテーションデータは任意選択的にテキスト、グラフィックイメージ、映像および/または音声データを含むことができ、制御コンピュータで作成される。次いで制御コンピュータはプレゼンテーションデータを遠隔プロジェクタに送信し、それがプレゼンテーションデータを聴衆に表示する。
【0021】
本発明の好適な実施形態では、プレゼンテーションデータは、プレゼンテーションのオペレータに表示するためにコンピュータモニタにも送信される。例えばプレゼンテーションのオペレータがプレゼンテーションを聴衆に示す前に試演したい場合に、任意選択的に、そのような表示はコンピュータモニタに限定することができる。コンピュータモニタはワイヤまたはケーブルで制御コンピュータに接続することができるが、同じくワイヤレス接続を通してプレゼンテーションデータを受信することが好ましい。したがって、任意選択的に、コンピュータモニタ、制御コンピュータ、および遠隔プロジェクタは3か所の別個の物理的位置に配置され、好ましくはワイヤレス接続を介して接続される。
【0022】
本発明の別の好適な実施形態では、プレゼンテーションデータはマルチメディアデータ圧縮のための方法に従って圧縮され、それはプレゼンテーションデータを遠隔プロジェクタに迅速かつ効率的に送信することを可能にする。本発明に係るマルチメディアデータ圧縮の方法は、マルチメディアデータを生成するソフトウェアアプリケーションの型によって、かつしたがってデータ自体の特徴によって、圧縮方法を調整する。マルチメディアデータ圧縮の型はプロファイルマネージャによって選択され、それはマルチメディアデータの特徴を検出してデータの文字を決定し、次いで、データの文字によって圧縮方法をはじめとするマルチメディアデータ圧縮プロファイルを選択する。
【0023】
本発明によるシステムおよび方法の原理および動作は、図面および付随する説明を参照することにより、いっそうよく理解することができる。
【0024】
今、図面を参照すると、図1Aは本発明による例示的システムを示す略ブロック図であり、図1Bは、本発明による例示的方法の流れ図である。図1Aおよび図1Bは画像圧縮方法に関して描いているが、これは単に説明のためのものであって、いかようにも制限する意図は無い。
【0025】
図1Aに示す通り、システム1は、様々な型の表示データを生成するための複数のソフトウェアアプリケーション3を特徴とする。ソフトウェアアプリケーション3はオペレーティングシステム5によって操作される。表示データは、例えば送信、伸張、および図2のリモートモニタによる表示の前に、および図3A〜図3Bのシステムのために、適切な画像圧縮方法に従って圧縮しなければならない。
【0026】
データを適切に圧縮するために、各ソフトウェアアプリケーション3によって生成される特定の型のデータと互換性のある画像圧縮方法を選択しなければならない。したがって、オペレーティングシステム5は、画像データを圧縮プロファイルマネージャ7に送り込む。このプロセスは、オペレーティングシステム5に、実行している各ソフトウェアアプリケーション3の型を圧縮プロファイルマネージャ7へ報告させるために、別個の報告装置ドライバ9によって制御される。報告装置ドライバ9は、オペレーティングシステム5にスクリーン解像度をも圧縮プロファイルマネージャ7へ報告させることが好ましい。
【0027】
圧縮プロファイルマネージャ7が生成される画像表示データの型に関する関連情報を受け取ると、圧縮プロファイルマネージャ7は、表示データを圧縮するための特定の型の画像圧縮方法を選択することができる。圧縮プロファイルマネージャ7は、特定のソフトウェアアプリケーション3によって生成される特定の型の表示データに各々が適している、複数の圧縮プロファイルを有する。各型の表示データがオペレーティングシステム5から受け渡されると、圧縮プロファイルマネージャ7は、図1Bに関連してさらに詳しく述べる画像データの特徴によって、画像データを圧縮するための適切な圧縮プロファイルを選択する。代替的に、ユーザは、圧縮プロファイルマネージャ7によって提供される複数のそのようなプロファイルから圧縮プロファイルを手動で選択することができる。
【0028】
画像データ用の適切な圧縮プロファイルが選択されると、圧縮の実際のプロセスがMPEG(Motion Picture Expert Group)エンコーダ11または他の型の圧縮アルゴリズムによって実行される。本発明は特定の型の画像データ圧縮方法、すなわちMPEGグループの圧縮方法に関して説明するが、これは単に説明のためであって、いかようにも限定する意図は無いことを理解されたい。
【0029】
例えば、テレビジョン画像ストリーム、語処理スクリーンストリーム、三次元ビデオゲーム画像ストリーム等々には異なる圧縮プロファイルが必要になる。好ましくは、自動画像コンテント解析方法を使用して、画像データの型を解析し、画像データの型に従って特定の圧縮プロファイルを選択する。そのような自動的な方法の好適な実現を図1Bに掲げる。ステップ1で、送信される画像データを解析する。例えば、画像データのラスタグループを解析のために任意選択的に標本抽出する。好ましくは、そのようなグループは各々8×8画素のブロックである。
【0030】
ステップ2で、各標本について少なくとも1つのパラメータを決定する。好ましくは、パラメータはスクリーンの一意の色の数、静的な暗色の細い画素行または大きい静的ブロックの存在、および1つのフレームから次のフレームまでの間のスクリーンにおける動きのレベルを含むが、それらに限定されない。複数のそのようなパラメータが解析されることがさらに好ましい。
【0031】
ステップ3で、複数のパラメータが特定の圧縮プロファイルと照合され、それが次いで圧縮プロファイルマネージャ7によって選択される。例えば、各フレームの下部および上部の変化しない黒いストライプと共に、フレーム間にかなりの動きがある1フレーム内の数千の一意の色の存在は、DVD映画が送信されていることを示す。その場合、DVD映画のための適切な圧縮プロファイルが選択される。
【0032】
圧縮プロファイルは、最大解像度、リフレッシュレート、および色処理などの要因によって調整される。テキストデータの場合、任意の特定の瞬間に送信しなければならないテキストデータの量はそれ自体変動するので、任意選択的に、かつ好ましくは、圧縮には可変ビットレートを使用する。したがって、これらの様々な要因によって調整される様々なプロファイルおよびレベルを特徴とすることから、MPEG圧縮方法が本発明には好適である。MPEGエンコーダは、低域フィルタ、メディアンフィルタ、およびデインタレースフィルタなど、様々な「フィルタ」を通してノイズを除去することができることからも好適である。例えば、フレーム内の位置が変化したデータの探索領域を拡大または最小化することによって、動きベクトルを設定することもできる。
【0033】
レベルおよびプロファイルに関係なく、MPEGフォーマットは3種類の異なる型のフレーム、すなわちI、B、およびPフレームを使用する。Iフレームは初期または「フレーム内」フレームであり、必須である。Bフレームは双方向フレームであり、Pフレームは予測可能フレームである。BおよびPフレームは任意であり、Pフレームが無ければBフレームは除去することができる。
【0034】
これらの異なる型のフレームがグループに編成される。例えば、MPEG方法に従って圧縮された画像ストリームは、例えばIBPなどの3フレームグループ、または例えばIBBPBBPBBなどの9フレームグループ、または例えばIPPPPPPPPPPPなどの12フレームグループさえも特徴とすることができる。各グループには単一のIフレームがあるが、各グループ内のBおよびPフレームの数は変動することができ、全て除去することさえもできる。さらに、各圧縮プロファイルを生成するために、毎秒のフレーム数、動きベクトル、解像度、およびフィルタは全て任意選択的に調整することができる。
【0035】
テレビジョン画像ストリーム用の例示的圧縮プロファイルは、12フレーム:IBBPBBPBBPBBのフレームグループを持つ主レベル主プロファイルMPEG−2圧縮方法を特徴とする。この方法は、順次復号またはデインタレース、および低域フィルタを特徴とする。動きベクトルはPフレームに対しては32×32、Bフレームに対しては16×16である。
【0036】
他方、800×600の解像度の語処理スクリーンストリームの例示的圧縮プロファイルは、9フレーム:IBBPBBPBBのフレームグループを持つ高プロファイル高レベル可変MPEG−2ストリームとなる。フローレス品質が必要な場合、毎秒30フレームのレートが毎秒10のトリプルフレームのレートとなるように、Bフレームは全て除去することができる。動きベクトルはPフレームに対しては24×24、Bフレームに対しては8×8である。フィルタは適用されない。
【0037】
3Dビデオゲーム画像データの場合、例示的圧縮プロファイルは毎秒60フレームの任意選択的に高プロファイル高レベルMPEG−2圧縮方法を特徴とし、それにより圧縮プロセス自体によって生じた遅延を半減する。好ましくは、この圧縮方法は18フレーム:IBPBPBPBPBPBPBPBPBのグループを特徴とする。Bフレームは全て除去されるので、毎秒60フレームのフレームレートは毎秒30のダブルフレームのレートとなる。動きベクトルはPフレームに対しては48×48、Bフレームに対しては8×8である。
【0038】
ステップ4で圧縮プロファイルが設定され、画像データを圧縮するための特定の画像圧縮方法が決定される。次いでデータは圧縮され、送信される。
【0039】
言うまでもなく、前に説明したシステムおよび方法は、例えば音声ストリームデータなど、他の型のマルチメディアデータに拡張することができる。代替的に、前述の通り、圧縮プロファイルはユーザが手動で選択することができ、あるいは代替的に、画像データおよび/またはその他の型のマルチメディアデータを生成するソフトウェアアプリケーションのアイデンティティによって、自動的に決定することができる。ソフトウェアモジュールまたは他の組の電子的に実行される命令による自動解析の2つまたはそれ以上の要素、ユーザによる手動選択、およびマルチメディアデータを生成するソフトウェアアプリケーションのアイデンティティによる選択は、任意選択的に組み合わせることもできる。任意選択的に、かつ最も好ましくは、ユーザは、自動的に選択された圧縮プロファイルを手動で無効にし、そのような自動的に選択された圧縮プロファイルを異なる圧縮プロファイルと置換することができる。好ましくは、そうした置換がGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)要素を介して、好ましくはマクロコマンドを使用して可能になる。「tv」、「dvd」、「text」または「graphics」などのマクロボタンのルーラまたはその他の表示を使用して、これらのマクロコマンドを制御することができる。
【0040】
図2は、好ましくは少なくとも画像データおよび音声データを含み、さらに好ましくは映像および音声データを一緒に含む、コンピュータ(図示せず)からのマルチメディアデータを表示するための、本発明による例示的ワイヤレスモニタを示す略ブロック図である。ワイヤレスモニタは任意選択的に、好ましくはそれぞれ図1Aおよび図1Bのシステムおよび方法によって、ワイヤレスモニタへの送信前にデータを圧縮するための様々な構成部品を含む、本発明に従ってマルチメディアデータを伸張するための分離されたコンピュータと共に使用することが好ましい。
【0041】
ワイヤレスモニタ10は、無線波通信を通して主コンピュータ(図示せず)と通信する無線周波数(RF)トランシーバ12に接続される。ワイヤレスモニタ10は、音声および画像データの両方を表示することが好ましいが、ワイヤレスモニタ10は任意選択的に音声だけまたは画像だけのデータを表示することができる。以下、用語「ディスプレイ」は、ビジュアルディスプレイおよびオーディオディスプレイの両方を含むことができる。
【0042】
ワイヤレスモニタ10は、主コンピュータから無線波通信を受信するため、かつそのような無線波通信を主コンピュータに送信するためのISMバンドトランシーバ14を含む。より好ましくは、本発明の無線波受信機および送信機は全て低周波数の無線波で、最も好ましくは、米国では特別な免許が必要無いことから約2.4GHzないし約5.8GHzの範囲で作動する。
【0043】
ISMバンドトランシーバ14は、高周波を画像ストリームデータに変換するために、高周波変換インタフェース16に接続することが好ましい。変換インタフェース16は、高周波をMPEGフォーマットでそのような画像データに変換することが好ましいが、言うまでもなく、他のフォーマットを代替的に使用することもできる。次いでデータは、データの画像部分をディスプレイスクリーン20に提供するデコーダ18によって復号される。任意選択的に、かつ好ましくは、ディスプレイスクリーン20はこのデータを、DFP(デジタルフラットパネルディスプレイ)ポート22を通して受信する。また、任意選択的に、かつ好ましくは、ディスプレイスクリーン20はフラットパネルディスプレイであるが、言うまでもなく、他の型のディスプレイスクリーンを使用することもできる。ディスプレイスクリーン20の例として、プラズマスクリーンまたはLCD(液晶ディスプレイ)をはじめとする任意の型のフラットスクリーン、CRT(陰極線管)モニタ、コンピュータモニタ、または任意の他の型の画像表示モニタがあるが、それらに限定されない。こうして、ワイヤレスモニタ10は、GUI(グラフィカルユーザインタフェース)、その他のグラフィックスまたはイメージ、もしくは画像ストリームなどのビジュアルデータをユーザに対して表示することができる。
【0044】
デコーダ18はまた、任意選択的に、かつ好ましくは、復号データの音声部分を音声増幅器24に提供する。音声増幅器24は、図示するようにスピーカ26、イヤホンソケット28、またはラインアウトソケット30など、何らかの型の音声再生装置に接続される。
【0045】
好ましくは、ワイヤレスモニタ10は、任意選択的に充電器/ベースで充電可能なバッテリを介して電力を受け取り、それによりワイヤレスモニタ10は様々な遠隔位置で画像および/または音声データを表示するために携帯して運ぶことができる。
【0046】
図3A〜図3Cは、ワイヤレスモニタ10、およびワイヤレスモニタ10で表示するための画像および/または音声データなどのマルチメディアデータを提供するために図2のワイヤレスモニタ10と通信するための主コンピュータの例示的構成の略ブロック図である。これらの構成は、図1Aおよび図1Bに関して述べた通り、本発明に従ってマルチメディアデータを圧縮するための方法を実行することが好ましい。
【0047】
図3Aは、マルチメディア圧縮システムの構成部品が主コンピュータ34内に含まれる、内部実現である第1例示的システム32を示す。図示する通り、主コンピュータ34はワイヤレスモニタ(図示せず)および局所モニタ36に接続され、それは任意選択的にケーブルにより主コンピュータ34に接続される。主コンピュータ34は、ビデオスイッチ40に接続されるDVI(デジタル出力)またはDSPを持つビデオディスプレイカード28を特徴とする。図示した実施形態では、ビデオスイッチ40は主コンピュータ34内に含まれ、画像信号が局所的に局所モニタ36に表示されるか、さもなければMPEGエンコーダ42によって遠隔送信用に符号化されるように、局所モニタ36およびMPEGエンコーダ42の両方に接続されることが好ましい。局所モニタ36における局所表示の場合、信号はD/A変換器43を介して供給することが好ましい。
【0048】
ソフトウェア、ファームウェア、またはハードウェアとして実現することのできるMPEGエンコーダ42は、様々なデータフォーマットに従って画像データを符号化することができることに注意されたい。MPEGエンコーダ42は任意選択的に、かつ好ましくはA/V−MPEGインタフェース62から画像信号を受け取り、それはビデオディスプレイカード38に設置することがより好ましく、それは画像信号を、ビデオディスプレイカード38に適したフォーマットからMPEGエンコーダ42に適したフォーマットに変換する。
【0049】
MPEGエンコーダ42はまた任意選択的に、かつ好ましくは音声エンコーダ44から音声入力を受け取り、これは音声データを、MPEGエンコーダ42によって可読であるフォーマットに変換する。MPEGエンコーダ42は次いで、結合された音声および画像データを変換器48に送信する。変換器48はデータを無線波に結合し、それは次いで、無線波をワイヤレスモニタ(図示せず)に送信するために、ISMバンドSP2送信機50によって送信される。
【0050】
加えて、音声データは、デジタル音声信号としてUSBおよび/またはファイヤワイヤ出力装置ドライバ60に受け渡され、これは変換器48への画像データと結合するために、音声データをUSBおよび/またはファイヤワイヤポート46へ送信する。
【0051】
図3Bに示すシステム52は今度の実現が主コンピュータ34の外部であり、かつビデオディスプレイカード54が今度はビデオスイッチ40に直接出力されるアナログRGBを持つことを除いては、図3Aのそれと同様である。ビデオスイッチ40およびその他のマルチメディア圧縮および送信構成部品は今度は、主コンピュータ34から分離された別個のベース57に設置される。
【0052】
ビデオスイッチ40は、アナログビデオデータをビデオデジタタイザおよび変換器56に受け渡し、これはデータをA/V−MPEGインタフェース62に受け渡す。MPEGインタフェース58はデータをMPEGエンコーダ42に受け渡し、かつ、前述したように、そこからコンバータ48およびトランシーバ50へ受け渡す。
【0053】
図3Aの場合、音声データはデジタル音声信号としてUSBおよび/またはファイヤワイヤ出力装置ドライバ60に受け渡され、それは、A/V−MPEGインタフェース62で画像データと結合するために、音声データをUSBおよび/またはファイヤワイヤポート46へ送る。
【0054】
図3Cは、第2の外部実現であり、マルチメディア圧縮および送信構成部品も別個のベース57に設置されたシステムを示す。しかし、これらの構成部品は今度は、図3Bのアナログ信号用ではなく、図3Aの場合と同様にデジタル画像信号用に実現される。
【0055】
図4は、遠隔プロジェクタによって聴衆にプレゼンテーションデータを投写するための例示的システムの略ブロック図である。図3A〜3Cに示した構成要素と同一参照番号を持つ図4の構成要素は、同一機能を持つと想定される。プレゼンテーションデータを送信するコンピュータと、データを受信して表示する遠隔プロジェクタとの間のワイヤレス接続は、接続が例えばワイヤまたはケーブルなどの物理的媒体または構成要素を含まないので、「ワイヤレス媒体」と呼ぶこともできる。
【0056】
図示する通り、システム66は、プレゼンテーションデータを作成し、かつプレゼンテーションを制御するための制御コンピュータ68を装備している。前述の通り、プレゼンテーションデータは任意選択的に、テキスト、グラフィックイメージ、映像および/または音声データの1つまたはそれ以上、および任意選択的にまたは代替的に、聴衆へのプレゼンテーション用のいずれかの他の型のデータとのそれらの任意の組合せである。制御コンピュータ68は任意選択的に関連モニタ70を有し、それは任意選択的にケーブルで制御コンピュータ68に接続される。制御コンピュータ68は、ビデオスイッチ40に直接出力されるアナログRGBを持つビデオディスプレイカード54を装備している。代替的に、DVI(デジタル出力)を使用することができる。アナログ出力を使用する場合には、ビデオディスプレイカード54には関連映像デジタイザおよび変換器(図示せず)も必要になる。
【0057】
ビデオスイッチ40は、制御コンピュータ68とは離れた別個のベース57に配置される。映像データはビデオスイッチ40によって受信され、MPEGエンコーダ42に渡される。MPEGエンコーダ42はまた、任意選択的に、かつ好ましくは、映像および/または静止画像カメラ72からの映像および/または静止画像データをも受信する。MPEGエンコーダ42はまた、任意選択的に、かつ好ましくは、音声エンコーダ44からの音声入力をも受信する。音声エンコーダ44は、音声データをMPEGエンコーダ42によって読取り可能なフォーマットに変換する。MPEGエンコーダ42は次いで、結合された音声および映像データを変換器48に送信する。変換器48は結合データを無線波に変換し、次いでそれは、無線波送信用のISMバンドSP2トランシーバ74によって、少なくともワイヤレスプロジェクタ76に送信される。ISMバンドSP2トランシーバ74は、ポイントツーマルチポイントトランシーバとして実現することが好ましい。ISMバンドSP2トランシーバ74はワイヤレス媒体の一部分を構成する。
【0058】
ワイヤレスプロジェクタ76は任意選択的に制御コンピュータ68から遠隔位置に配置されるが、制御コンピュータ68へのワイヤまたはケーブルなどの物理的接続は必要無い。代わりに、ISMバンドSP2トランシーバ78はベース57から無線波を受信する。ISMバンドSP2トランシーバは、ワイヤレス媒体の別の部分を形成する。次いでデータはMPEGデコーダ80により復号される。復号されたデータがデジタル映像データである場合、それは、聴衆への投写のためにデジタル映像出力装置82に送ることが好ましい。復号されたデータがアナログ映像データである場合、それは、聴衆への投写のためにアナログRGB映像出力装置86に与える前に、デジタル/アナログ変換器84に送ることが好ましい。復号されたデータが音声データである場合、それは、聴衆への投写のための音声出力装置90に与える前に、音声増幅器88に送ることが好ましい。任意選択的に、音声データはイヤホン92に出力するためにも送られる。
【0059】
遠隔プロジェクタ76は任意選択的に、オペレータ(図示せず)によるプレゼンテーションを見るためのコンピュータまたは他の映像モニタを装備することができ、オペレータはコマンドプラットフォーム94からプレゼンテーションを制御することが好ましい。コマンドプラットフォーム94は再び、遠隔プロジェクタ76と同様の構成要素を装備している。しかし、プレゼンテーションを聴衆に投写する代わりに、オペレータはフラットパネルディスプレイ96を通してプレゼンテーションを見ることができ、かつ任意選択的に音声出力装置90および/またはイヤホン92を通して音声データを聞くことができることが好ましい。
【0060】
加えて、コマンドプラットフォーム94は、データおよび/またはコマンドなどの入力をオペレータから受け取るために、マウスまたは他の入力装置などのポインティング装置98、およびキーボード100を装備することが好ましい。オペレータからのそのような入力は、オペレータがプレゼンテーションおよび制御コンピュータ68の活動を完全に制御することを可能にするために、非常に好ましい。オペレータからの入力はパケットプロトコルモジュール102によってパケットデータに変換されるが、パケットフォーマットの代わりに他の型のデータ伝送フォーマットを使用できることは理解される。
【0061】
次いで、パケットデータはISMバンドSP2トランシーバ78によって送信され、それは任意選択的に、ベース57から無線波を受信するものと同一とすることができ、あるいは代替的に別個の構成部品とすることができる。いずれの場合も、ISMバンドSP2トランシーバ78はベース57のISMバンドSP2トランシーバ74にデータを送信する。次いで、パケットデータは復号され、パケットデコーダおよびスイッチボックス104によって適切な型の入力データに分割される。次いで、パケットデコーダおよびスイッチボックス104は、キーボードポート106、ポインティング装置ポート108、またはジョイスティックポート110など、制御コンピュータ68のどの入力ポートでデータを受け取るかを決定する。任意選択的に、例えば制御コンピュータ68で局所的にコマンドを受け取るために、1つまたはそれ以上の局所入力装置112をパケットデコーダおよびスイッチボックス104に接続することができる。したがって、オペレータは、コマンドプラットフォーム94を介して、制御コンピュータ68の機能およびしたがってプレゼンテーションの機能を制御することができる。
【0062】
本発明の好適な実施形態では、オペレータはプレゼンテーションを聴衆が見ることができる前に試演することを望むことができ、さもなければ、そのようなデータを聴衆によって見られることなく、制御コンピュータ68から表示データを受け取ることができる。したがって、任意選択的に、かつ好ましくは、オペレータは、例えばコマンドプラットフォーム94を介して1つまたはそれ以上のコマンドを入力することによって、遠隔プロジェクタ76が制御コンピュータ68からデータを受け取るかどうかを決定することができる。次いで、これらのコマンドはベース57のISMバンドSP2トランシーバ74に送られることが好ましい。ISMバンドSP2トランシーバ74は、データを遠隔プロジェクタ76に送信するかどうかを決定する1組のマクロによって制御されることが、より好ましい。
【0063】
本発明の他の好適な実施形態では、プレゼンテーションデータは、遠隔プロジェクタ76および/またはコマンドプラットフォーム94に送信される前に圧縮される。任意選択的に、かつ好ましくは、前述の圧縮方法を使用することができる。プレゼンテーションデータは、比較的狭い組の型のデータの1つまたはそれ以上を含むと予想されるので、プレゼンテーションに含まれると予想される実質的にどんな型のプレゼンテーションデータにも対処するように簡単に、圧縮方法を調整することができる。
【0064】
システム66のより単純な実現は、フラットパネルディスプレイ(図示せず)無しで、着脱可能な入力プラットフォームを装備している。この入力プラットフォームは別個の無線チャネルを持つことが好ましく、それは任意選択的に900MHz帯にすることもできる。
【0065】
したがって本発明の装置は、遠隔プロジェクタを介して聴衆にデータを投写するための機構、並びにネットワークカードを必要とすることのない、かつ物理的ワイヤまたはケーブル接続無しの、遠隔位置の主コンピュータとの完全な対話機能を実現する。対話機能は、どちらもCPUを持たない遠隔A/V表示装置および遠隔入力プラットフォームを通してもたらされる。したがって、主コンピュータが、遠隔入力プラットフォームから受信する命令に従って、遠隔A/V表示装置の動作を制御する。
【0066】
さらに、本発明に従って音声および/または画像ストリームデータを圧縮する方法はまた、画像ストリームデータを発生させたアプリケーションの型によって、かつ従ってこのデータの特定の特徴によって圧縮の型が選択されるので、データの高速送信をも実現する。
【0067】
分かりやすくするために、別個の実施形態の文脈で説明した本発明の特定の特徴は、単一実施形態で組み合わせて提供することもできることを理解されたい。逆に、簡潔のために、単一実施形態の文脈で説明した本発明の様々な特徴は、別個に、あるいは任意の適切な部分組合せで提供することもできる。
【0068】
本発明を、その特定の実施形態と共に説明したが、多くの代替例、変形例、および変化例が当業者には明らかであることは明白である。したがって、請求の範囲の精神および広い範囲内に該当するそのような代替例、変形例、および変化例は全て包含するつもりである。この明細書で示した全ての刊行物、特許、および特許出願はここに、個々の各刊行物、特許、または特許出願が特定的にかつ個別的に参照によってここに組み込むと明記されたかのように、それと同程度に、その全体を参照によって本書に組み込む。加えて、本願における文献の引用または識別は、そのような文献を本願の先行技術として利用可能であるという許可と解釈してはならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1Aは画像またはマルチメディアデータを圧縮するための本発明による例示的システムを示す略ブロック図である。図1Bはデータを解析するための例示的方法の流れ図である。
【図2】
本発明による例示的ワイヤレスマルチメディアプラットフォームモニタを示す略ブロック図である。
【図3】
図3Aは本発明による完全なワイヤレスシステムの一実施形態を示す略ブロック図である。図3Bは本発明による完全なワイヤレスシステムの別の実施形態を示す略ブロック図である。図3Cは本発明による完全なワイヤレスシステムのさらに別の実施形態を示す略ブロック図である。
【図4】
本発明に係る例示的遠隔投写システムの略ブロック図である。
Claims (20)
- ワイヤレス媒体を介して伝送されたデータから成るプレゼンテーションを聴衆に表示するためのシステムであって、
(a)前記プレゼンテーション用のプレゼンテーションデータを作成するための制御コンピュータであって、前記プレゼンテーションデータを送信するためのワイヤレス送信機を含み、CPU(中央処理装置)を装備していることを特徴とし、前記ワイヤレス送信機が前記ワイヤレス媒体の一部分を形成して成る制御コンピュータと、
(b)前記プレゼンテーションデータを受信し、かつ前記プレゼンテーションを聴衆に表示するために前記プレゼンテーションデータを投写するための遠隔プロジェクタであって、前記制御コンピュータからプレゼンテーションデータを受信するためのワイヤレス受信機を含み、CPUが欠如していることを特徴とし、前記ワイヤレス受信機がワイヤレス媒体の別の部分を形成して成る遠隔プロジェクタと
を備えているシステム。 - 前記制御コンピュータが、
(i)表示用に映像データをフォーマットするためのビデオカードと、
(ii)前記映像データを表示するための局所モニタと
をさらに備え、前記遠隔プロジェクタが、
(i)前記映像データを表示するための遠隔プロジェクタディスプレイ
をさらに備え、前記システムが、
(c)前記映像データを前記制御コンピュータないし前記局所モニタに、および交互に前記遠隔プロジェクタディスプレイに切り替えるためのスイッチングボックスであって、前記遠隔プロジェクタとデータを交換するためのワイヤレストランシーバを装備しているスイッチングボックス
をさらに備えている、請求項1に記載のシステム。 - 前記制御コンピュータの前記ワイヤレス送信機が前記スイッチングボックスの前記ワイヤレストランシーバの一部を形成する、請求項2に記載のシステム。
- (d)ユーザと対話するためのコマンドプラットフォームであって、
(i)前記制御コンピュータからプレゼンテーションデータを受信するためのワイヤレス送信機と、
(ii)前記プレゼンテーションデータの前記映像データを表示するためのコマンドプラットフォームディスプレイと
を備えているコマンドプラットフォーム
をさらに備え、
前記映像データが交互に、前記コマンドプラットフォームディスプレイによる表示のために前記コマンドプラットフォームに送られ、かつ前記遠隔プロジェクタディスプレイによる表示のために前記遠隔プロジェクタに送られるように、前記コマンドプラットフォームの前記ワイヤレス送信機が、前記映像データの受信装置を決定するために前記スイッチングボックスの前記ワイヤレス送信機と通信する、
請求項2に記載のシステム。 - 前記コマンドプラットフォームが、
(iii)ユーザから入力を受信するための入力装置
をさらに備え、前記入力は前記ワイヤレストランシーバによって前記スイッチングボックスに送信され、
前記スイッチングボックスが前記コマンドプラットフォームからの前記入力をレンダリングされた入力データに変換するための入力変換装置を装備しており、
前記制御コンピュータが、
(iii)前記レンダリングされた入力データに従って少なくとも1つの動作を実行するように、前記レンダリングされた入力データを受信するための入力装置ポート
をさらに備えている、請求項4に記載のシステム。 - 前記コマンドプラットフォームが
(iv)前記入力データをパケットフォーマットに変換するためのパケットプロトコルモジュール
をさらに備え、
前記スイッチングボックスが前記入力データを前記パケットフォーマットから前記レンダリングされた入力データに復号するためのパケットデコーダをさらに備えている、
請求項5に記載のシステム。 - 前記制御コンピュータの前記ワイヤレス送信機が無線波送信機である、請求項6に記載のシステム。
- 前記無線波送信機が約2.4GHzから約5.8GHzの範囲の無線波を送信する、請求項7に記載のシステム。
- 前記無線波送信機がISMバンド送信機である、請求項8に記載のシステム。
- 前記制御プラットフォームおよび前記スイッチングボックスの前記ワイヤレストランシーバが無線波トランシーバである、請求項7に記載のシステム。
- 前記無線波トランシーバが約2.4GHzから約5.8GHzの範囲の無線波で作動する、請求項10に記載のシステム。
- 前記無線波トランシーバがISMバンドトランシーバである、請求項11に記載のシステム。
- 前記スイッチングボックスの前記ISMバンドトランシーバがポイントツーマルチポイントトランシーバである、請求項12に記載のシステム。
- 前記コマンドプラットフォームディスプレイおよび前記局所モニタが各々別個に、プラズマスクリーン、LCD(液晶ディスプレイ)スクリーン、フラットパネルディスプレイ、およびCRT(陰極線管)スクリーンから成る群から選択される、請求項5に記載のシステム。
- 前記プレゼンテーションデータが音声データを含み、前記遠隔プロジェクタが、
(i)前記制御コンピュータからの音声信号を増幅するための音声増幅器と、
(ii)前記音声増幅器から受け取った前記音声信号を可聴表示するためのスピーカと
をさらに備えている、請求項14に記載のシステム。 - 前記コマンドプラットフォームの前記入力装置が遠隔キーボードおよび遠隔ポインティング装置の少なくとも1つをさらに備えている、請求項5に記載のシステム。
- 前記制御コンピュータが、プレゼンテーションデータを前記遠隔プロジェクタに送信する前に圧縮方法に従ってプレゼンテーションデータを圧縮し、前記圧縮方法はプレゼンテーションデータの少なくとも1つの特徴に応じて選択される、請求項1に記載のシステム。
- ワイヤレス媒体を介して伝送されたプレゼンテーションデータから成るプレゼンテーションを聴衆に表示するための方法であって、
(a)前記プレゼンテーションデータを受信するためにワイヤレス媒体に接続され、CPU(中央処理装置)の欠如によって特徴付けられる、前記プレゼンテーションデータを聴衆に表示するための遠隔プロジェクタを設けるステップと、
(b)前記プレゼンテーションデータをワイヤレス媒体を介して前記遠隔プロジェクタに送信するステップと、
(c)前記プレゼンテーションデータを前記遠隔プロジェクタによって表示するステップと
を含む方法。 - ステップ(b)が、
(i)CPUを装備しており、前記ワイヤレス媒体に接続される、前記プレゼンテーションデータを作成するための制御コンピュータを設けるステップと、
(ii)前記制御コンピュータによって前記プレゼンテーションデータを作成するステップと、
(iii)前記プレゼンテーションデータを前記制御コンピュータから前記ワイヤレス媒体を介して前記遠隔プロジェクタに送信するステップと
をさらに含む、請求項18に記載の方法。 - ステップ(ii)が
(1)前記プレゼンテーションデータの特徴のプロファイルに各々関連付けられる、複数の異なるデータ圧縮手順を提供するステップと、
(2)圧縮されるプレゼンテーションデータを受信して受信データを形成するステップと、
(3)前記受信データの少なくとも1つの特徴を決定するステップと、
(4)前記少なくとも1つの特徴に応じてプロファイルを選択するステップと、
(5)前記プロファイルに関連付けられる圧縮手順に従って前記受信データを圧縮するステップと
をさらに含む、請求項19に記載の方法。
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