JP2004512451A - 孔部が楕円形の電子制御式スロットル弁 - Google Patents
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Abstract
本発明は、全高が低くなるように空気流路及びスロットル弁を楕円形にしたスロットル組立体である。空気流路は、スロットル本体の高さが低くなるように形状を調整した孔部を有する。スロットル弁は、空気通路を流れる空気流量を調整するために、開位置と、閉位置との間で回転する。空気流路は形状調整部を有し、スロットル弁は周面部を有する。形状調整部は、空気流路内において、スロットル弁の所定の回転量につき、スロットル弁の端縁部と、空気流路との間に所定の距離が維持されるように配置されている。
Description
【0001】
【発明の背景】
本発明は、自動車エンジンの吸気マニホルドに取り付けられる楕円形のスロットル本体に関する。
【0002】
通常、スロットル本体は、自動車エンジンの吸気マニホルドに取り付けられ、空気流路内にあって吸気マニホルドへの空気流量を調整するスロットル弁を有する。スロットル本体は、通常、アルミニウム鋳造プロセスにより製造される。アルミニウム鋳造プロセスは、重要な全ての寸法に確実に合致させるため仕上加工を必要とする。空気流路及びスロットル本体全体の形状は、仕上加工プロセスの能力による制約を受ける。形状が標準でないスロットル本体は、製造が複雑で、コストが高くなるため、かかる標準でない形状の使用は望ましくない。アルミニウム鋳造プロセスにより製造した鋳造表面と比べると、プラスチック成形プロセスは、重要な寸法をより正確に且つ一貫して維持することが可能である。スロットル本体をプラスチック成形により製造すると、仕上加工の必要性が減少するか消滅し、コストが安く、標準でない形状の使用が可能となる。
【0003】
スロットル本体内に位置するスロットル弁も、プラスチックにより製造可能である。スロットル弁の設計に当たり非常に重要な1つの注意すべき点は、動作時にスロットル弁が撓む量である。詳述すると、吸気マニホルドは、動作時にスロットル弁に真空負荷を加える。真空負荷は、スロットル弁が閉位置にある時最も大きい。真空負荷が加わると、スロットル弁の端縁部が撓み、開度が所望の値よりも大きくなって、エンジンのアイドリングが不安定になる。スロットル弁が繰り返し撓むと、スロットルプレートを劣化させることになる。
【0004】
自動車のスタイル傾向は、自動車のフードラインを低くして、エンジンコンパートメントを小さくする方向にあり、自動車会社はフードの下の全コンポーネントのサイズの減少圧力を受けている。
【0005】
上記理由により、スロットル本体を楕円形にして、消費者の要求に答え、スロットル弁の撓みを最小限に抑えることが望ましく、また必要である。
【0006】
【発明の概要】
本発明は、最大幅が最大高さより大きくなるように構成したスロットル組立体を提供する。
【0007】
好ましい実施例のスロットル本体は、その全高が減少するように楕円形にした空気流路と、スロットル弁とにより構成されている。空気流路は、スロットル本体の高さの減少を可能にする形状にした孔部を有する。スロットル本体は、内燃機関の吸気マニホルドに取り付けられ、高さと、幅とを有する空気流路を画定する。スロットル弁は、空気流路を流れる空気流量を調整するために開位置と、閉位置との間で回転可能である。空気流路と、スロットル弁とは、最大幅が最大高さより大きい楕円形である。空気流路は形状調整部を有し、スロットル弁は、周面部を有する。形状調整部は、空気流路内において、スロットル弁の所定の回転量について、スロットル弁の周面部と、空気流路との間に一定の距離が維持されるように配置されている。さらに、この形状調整部と、孔部の楕円形との組み合わせにより、スロットル弁の開度が小さければ、空気流路の空気流量の制御性が改善されるが、その理由は、楕円形の孔部では、同様な円形の孔部と比べて形状調整部の面積に対する形状調整表面の比率が大きいからである。
【0008】
本発明は、プラスチック成形法の利用により、現在の設計要求を満たし、真空負荷により生じるスロットルプレートの撓み量を減少させる、小型で、コンパクトなコンポーネントを製造するという目的を達成する。さらに、本発明は、スロットル本体を流れる空気流量の制御性を改善する形状調整部を備えた空気流路を提供する。
【0009】
【好ましい実施例の詳細な説明】
幾つかの図面を通して同一参照番号が同一または対応部品を指示する添付図面を参照して、本発明は、内燃機関の吸気マニホルドに装着されるスロットル組立体10を提供する。図1を参照して、スロットル組立体は、高さが16で、幅が18の空気流路14を画定するスロットル本体12を有する。スロットル弁20は、軸Aを中心として回転自在にシャフト22に取り付けられている。スロットル弁20は、開位置と、閉位置との間で回転して、空気流路14を流れる空気流量を調整する。シャフト22は、空気流路からハウジング26内へ延びる第1の端部24を有する。電気モータ30により駆動されるリンク機構28は、ハウジング26内に配置されている。
【0010】
空気流路14と、スロットル弁20とは、最大幅18が最大高さ16より大きくなるように構成されている。スロットル本体20の形状は、任意の正方形または曲線形状でもよい。本発明の好ましい実施例は、プラスチックにより製造される電子制御式スロットル組立体である。スロットル組立体10は、空気流路14を画定するスロットル本体12を有する。空気流路14は楕円形であるのが好ましい。空気流路14が楕円形でも、円形の空気流路に等しい面積が得られるが、その高さは低くなる。
【0011】
シャフト22に取り付けたスロットル弁20は、空気流路14の形状に対応する楕円形である。好ましい実施例において、このスロットル弁はプラスチックで成形されたものである。スロットル本体12が取り付けられる吸気マニホルド(図示せず)は、真空負荷を発生させる。吸気マニホルドにより発生される真空負荷は、スロットル弁20を吸引するため、スロットル弁20の端縁部32を撓曲させる。楕円形のスロットル弁20は、従来の円形スロットル弁と比較すると、スロットル弁20の端縁部32と、シャフト22との間の距離が短い。スロットル20の端縁部32と、シャフト22との間の距離が短いため、スロットル弁20の剛性が増加して、撓みが減少するかなくなる。
【0012】
スロットル本体12は、エンジンの頂部に取り付けられ、自動車のフードに非常に近接する位置にある。スロットル本体12を楕円形にすることにより、フードと、スロットル本体12との間隔が増加し、またフードラインをエンジンの方に低く近付けることが可能となる。
【0013】
図2を参照して、空気流路14はスロットル弁20の下流側に形状調整部34を有する。この形状調整部34は、スロットル弁20の端縁部32と、空気流路14との間に、スロットル弁20の所定の回転量について所定の距離が維持されるように配置されている。スロットル弁20は、空気の流れを遮る面積の大きさを変化させることにより、空気流路14を流れる空気の流量を調整する。形状調整部34が存在しないと、スロットル弁20の回転に付随する面積の変化率はスロットル弁20の全回転を通して一定である。
【0014】
空気流路の形状調整部34は、スロットル弁20の位置に応じて空気流路の変化率を異なる値にすることができる。形状調整部34は、スロットル弁20の回転の一部を通して、スロットル弁20の端縁部32のラジアルパス36とマッチし、スロットル弁20が開位置の方へ回転するにつれてスロットル弁20から徐々に遠ざかる。この構成により、空気流路の面積はスロットル弁20の位置に応じて異なるレートで変化する。さらに、この形状調整部と、スロットル弁20の楕円形との組み合わせにより、スロットル弁20の小さい開度で空気流量の制御性が増加する。制御性の増加は、円形の空気流路及びスロットル弁と比較して、楕円形のスロットル弁20及び空気流路14により与えられる形状調整部の面積に対する形状調整表面の比率が大きいことによる。
【0015】
好ましい実施例は、スロットル弁20の下流側38に設けた形状調整部34を有する。この形状調整部34は、スロットル弁20に、閉位置から、その閉位置から約30°の点まで追従する。
【0016】
形状調整部34は、スロットル弁20の端縁部32の回転パス36から離脱するようにテイパーしているため、スロットル弁20の回転に応じて変化率が大きくなる。好ましい実施例において、形状調整部34は所定の距離を有し、この距離はスロットルの開度30°に沿って変化する。好ましい実施例の形状調整部34は、スロットル弁端縁部のパス36から離れる方向に連続してテイパーすることにより、空気流路を介する面積の変化率を徐々に増加させる。形状調整部34を、好ましい実施例よりさらにスロットル本体12の端縁部32の回転パスに追従させて、空気流路14の面積の変化率を制御するようにしてもよい。
【0017】
好ましい実施例のスロットル組立体10はプラスチックで成形されるため、空気流路14が形状調整部34を具備するように成形することが可能である。好ましい実施例の形状調整部34は、スロットル弁の下流側38に延びている。当業者は、第2の形状調整部をスロットル弁20の上流側40にも設けてもよいことを理解されたい。かかる構成では、形状調整部34は、スロットル弁20の周りに延びる。
【0018】
上記説明は例示的であり、重要な仕様を説明するものではない。本発明を例示的に説明したが、使用した用語は限定的でなく例示的なものとして意図されている。本発明の多数の変形例及び設計変更が上記開示に鑑みて可能であろう。本発明の好ましい実施例を図示説明したが、当業者は、本発明の範囲内にある特定の変形例及び設計変更が包含されることがわかるであろう。本発明は、頭書の特許請求の範囲において、図示説明したものとは別の態様で実現可能であることを理解されたい。そのため、特許請求の範囲は、本発明の真の範囲を決定するために検討すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、楕円形の空気流路及びスロットル弁を有するスロットル組立体の正面図である。
【図2】
図2は、スロットル弁の断面図である。
【発明の背景】
本発明は、自動車エンジンの吸気マニホルドに取り付けられる楕円形のスロットル本体に関する。
【0002】
通常、スロットル本体は、自動車エンジンの吸気マニホルドに取り付けられ、空気流路内にあって吸気マニホルドへの空気流量を調整するスロットル弁を有する。スロットル本体は、通常、アルミニウム鋳造プロセスにより製造される。アルミニウム鋳造プロセスは、重要な全ての寸法に確実に合致させるため仕上加工を必要とする。空気流路及びスロットル本体全体の形状は、仕上加工プロセスの能力による制約を受ける。形状が標準でないスロットル本体は、製造が複雑で、コストが高くなるため、かかる標準でない形状の使用は望ましくない。アルミニウム鋳造プロセスにより製造した鋳造表面と比べると、プラスチック成形プロセスは、重要な寸法をより正確に且つ一貫して維持することが可能である。スロットル本体をプラスチック成形により製造すると、仕上加工の必要性が減少するか消滅し、コストが安く、標準でない形状の使用が可能となる。
【0003】
スロットル本体内に位置するスロットル弁も、プラスチックにより製造可能である。スロットル弁の設計に当たり非常に重要な1つの注意すべき点は、動作時にスロットル弁が撓む量である。詳述すると、吸気マニホルドは、動作時にスロットル弁に真空負荷を加える。真空負荷は、スロットル弁が閉位置にある時最も大きい。真空負荷が加わると、スロットル弁の端縁部が撓み、開度が所望の値よりも大きくなって、エンジンのアイドリングが不安定になる。スロットル弁が繰り返し撓むと、スロットルプレートを劣化させることになる。
【0004】
自動車のスタイル傾向は、自動車のフードラインを低くして、エンジンコンパートメントを小さくする方向にあり、自動車会社はフードの下の全コンポーネントのサイズの減少圧力を受けている。
【0005】
上記理由により、スロットル本体を楕円形にして、消費者の要求に答え、スロットル弁の撓みを最小限に抑えることが望ましく、また必要である。
【0006】
【発明の概要】
本発明は、最大幅が最大高さより大きくなるように構成したスロットル組立体を提供する。
【0007】
好ましい実施例のスロットル本体は、その全高が減少するように楕円形にした空気流路と、スロットル弁とにより構成されている。空気流路は、スロットル本体の高さの減少を可能にする形状にした孔部を有する。スロットル本体は、内燃機関の吸気マニホルドに取り付けられ、高さと、幅とを有する空気流路を画定する。スロットル弁は、空気流路を流れる空気流量を調整するために開位置と、閉位置との間で回転可能である。空気流路と、スロットル弁とは、最大幅が最大高さより大きい楕円形である。空気流路は形状調整部を有し、スロットル弁は、周面部を有する。形状調整部は、空気流路内において、スロットル弁の所定の回転量について、スロットル弁の周面部と、空気流路との間に一定の距離が維持されるように配置されている。さらに、この形状調整部と、孔部の楕円形との組み合わせにより、スロットル弁の開度が小さければ、空気流路の空気流量の制御性が改善されるが、その理由は、楕円形の孔部では、同様な円形の孔部と比べて形状調整部の面積に対する形状調整表面の比率が大きいからである。
【0008】
本発明は、プラスチック成形法の利用により、現在の設計要求を満たし、真空負荷により生じるスロットルプレートの撓み量を減少させる、小型で、コンパクトなコンポーネントを製造するという目的を達成する。さらに、本発明は、スロットル本体を流れる空気流量の制御性を改善する形状調整部を備えた空気流路を提供する。
【0009】
【好ましい実施例の詳細な説明】
幾つかの図面を通して同一参照番号が同一または対応部品を指示する添付図面を参照して、本発明は、内燃機関の吸気マニホルドに装着されるスロットル組立体10を提供する。図1を参照して、スロットル組立体は、高さが16で、幅が18の空気流路14を画定するスロットル本体12を有する。スロットル弁20は、軸Aを中心として回転自在にシャフト22に取り付けられている。スロットル弁20は、開位置と、閉位置との間で回転して、空気流路14を流れる空気流量を調整する。シャフト22は、空気流路からハウジング26内へ延びる第1の端部24を有する。電気モータ30により駆動されるリンク機構28は、ハウジング26内に配置されている。
【0010】
空気流路14と、スロットル弁20とは、最大幅18が最大高さ16より大きくなるように構成されている。スロットル本体20の形状は、任意の正方形または曲線形状でもよい。本発明の好ましい実施例は、プラスチックにより製造される電子制御式スロットル組立体である。スロットル組立体10は、空気流路14を画定するスロットル本体12を有する。空気流路14は楕円形であるのが好ましい。空気流路14が楕円形でも、円形の空気流路に等しい面積が得られるが、その高さは低くなる。
【0011】
シャフト22に取り付けたスロットル弁20は、空気流路14の形状に対応する楕円形である。好ましい実施例において、このスロットル弁はプラスチックで成形されたものである。スロットル本体12が取り付けられる吸気マニホルド(図示せず)は、真空負荷を発生させる。吸気マニホルドにより発生される真空負荷は、スロットル弁20を吸引するため、スロットル弁20の端縁部32を撓曲させる。楕円形のスロットル弁20は、従来の円形スロットル弁と比較すると、スロットル弁20の端縁部32と、シャフト22との間の距離が短い。スロットル20の端縁部32と、シャフト22との間の距離が短いため、スロットル弁20の剛性が増加して、撓みが減少するかなくなる。
【0012】
スロットル本体12は、エンジンの頂部に取り付けられ、自動車のフードに非常に近接する位置にある。スロットル本体12を楕円形にすることにより、フードと、スロットル本体12との間隔が増加し、またフードラインをエンジンの方に低く近付けることが可能となる。
【0013】
図2を参照して、空気流路14はスロットル弁20の下流側に形状調整部34を有する。この形状調整部34は、スロットル弁20の端縁部32と、空気流路14との間に、スロットル弁20の所定の回転量について所定の距離が維持されるように配置されている。スロットル弁20は、空気の流れを遮る面積の大きさを変化させることにより、空気流路14を流れる空気の流量を調整する。形状調整部34が存在しないと、スロットル弁20の回転に付随する面積の変化率はスロットル弁20の全回転を通して一定である。
【0014】
空気流路の形状調整部34は、スロットル弁20の位置に応じて空気流路の変化率を異なる値にすることができる。形状調整部34は、スロットル弁20の回転の一部を通して、スロットル弁20の端縁部32のラジアルパス36とマッチし、スロットル弁20が開位置の方へ回転するにつれてスロットル弁20から徐々に遠ざかる。この構成により、空気流路の面積はスロットル弁20の位置に応じて異なるレートで変化する。さらに、この形状調整部と、スロットル弁20の楕円形との組み合わせにより、スロットル弁20の小さい開度で空気流量の制御性が増加する。制御性の増加は、円形の空気流路及びスロットル弁と比較して、楕円形のスロットル弁20及び空気流路14により与えられる形状調整部の面積に対する形状調整表面の比率が大きいことによる。
【0015】
好ましい実施例は、スロットル弁20の下流側38に設けた形状調整部34を有する。この形状調整部34は、スロットル弁20に、閉位置から、その閉位置から約30°の点まで追従する。
【0016】
形状調整部34は、スロットル弁20の端縁部32の回転パス36から離脱するようにテイパーしているため、スロットル弁20の回転に応じて変化率が大きくなる。好ましい実施例において、形状調整部34は所定の距離を有し、この距離はスロットルの開度30°に沿って変化する。好ましい実施例の形状調整部34は、スロットル弁端縁部のパス36から離れる方向に連続してテイパーすることにより、空気流路を介する面積の変化率を徐々に増加させる。形状調整部34を、好ましい実施例よりさらにスロットル本体12の端縁部32の回転パスに追従させて、空気流路14の面積の変化率を制御するようにしてもよい。
【0017】
好ましい実施例のスロットル組立体10はプラスチックで成形されるため、空気流路14が形状調整部34を具備するように成形することが可能である。好ましい実施例の形状調整部34は、スロットル弁の下流側38に延びている。当業者は、第2の形状調整部をスロットル弁20の上流側40にも設けてもよいことを理解されたい。かかる構成では、形状調整部34は、スロットル弁20の周りに延びる。
【0018】
上記説明は例示的であり、重要な仕様を説明するものではない。本発明を例示的に説明したが、使用した用語は限定的でなく例示的なものとして意図されている。本発明の多数の変形例及び設計変更が上記開示に鑑みて可能であろう。本発明の好ましい実施例を図示説明したが、当業者は、本発明の範囲内にある特定の変形例及び設計変更が包含されることがわかるであろう。本発明は、頭書の特許請求の範囲において、図示説明したものとは別の態様で実現可能であることを理解されたい。そのため、特許請求の範囲は、本発明の真の範囲を決定するために検討すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、楕円形の空気流路及びスロットル弁を有するスロットル組立体の正面図である。
【図2】
図2は、スロットル弁の断面図である。
Claims (16)
- 内燃機関の吸気マニホルドに装着されるスロットル本体であって、
高さ及び幅を有する空気流路を画定するスロットル本体と、
高さ及び幅を有し、開位置と、閉位置との間で回転して空気流路の流量を調整するスロットル弁とより成り、空気流路と、スロットル弁とはそれぞれ最大幅が最大高さより大きいスロットル組立体。 - 空気流路と、スロットル弁とは、楕円形である請求項1の組立体。
- 空気流路は、スロットル弁の所定の回転量について、スロットル弁の周面部と、空気流路との間に所定の距離が維持されるような形状調整部を有する請求項1の組立体。
- 形状調整部は、スロットル弁の下流側に位置している請求項3の組立体。
- 形状調整部は、スロットル弁の上流側に位置している請求項3の組立体。
- スロットル弁を軸を中心として回転させるシャフトをさらに備えた請求項3の組立体。
- スロットル弁の所定の回転量は閉位置から30°である請求項3の組立体。
- スロットル本体はプラスチック材料で形成されている請求項1の組立体。
- 空気流路は形状調整部を具備するように成形されている請求項8の組立体。
- スロットル弁はプラスチック材料により形成されている請求項1の組立体。
- スロットル弁は空気流路の幅方向に平行に延びる軸を中心として回転する請求項1の組立体。
- 自動車のプラスチック製電子制御式スロットル弁であって、
高さ及び幅を有する空気流路を画定するスロットル本体と、
高さ及び幅を有し、開位置と、閉位置との間で回転して空気流路の空気流量を調整するスロットル弁と、
軸を中心としてスロットル弁を回転させるように固定されたシャフトとより成り、
空気流路と、スロットル弁とは、最大幅が最大高さより大きいプラスチック製電子制御スロットル弁組立体。 - 空気流路と、スロットル弁とは楕円形である請求項12の組立体。
- 空気流路は、スロットル弁の所定の回転量について、スロットル弁の周面部と、空気流路との間に所定の距離が維持されるような形状調整部を有する請求項12の組立体。
- 電気モータと、シャフト及びスロットル弁を開位置と閉位置との間で回転させるリンク機構とをさらに備えた請求項12の組立体。
- 軸は空気流路の幅方向に平行に延びる請求項12の組立体。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US16640199P | 1999-11-18 | 1999-11-18 | |
PCT/CA2000/001330 WO2001036799A1 (en) | 1999-11-18 | 2000-11-09 | Electronically controlled throttle valve with elliptical bore and throttle valve |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004512451A true JP2004512451A (ja) | 2004-04-22 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001538657A Pending JP2004512451A (ja) | 1999-11-18 | 2000-11-09 | 孔部が楕円形の電子制御式スロットル弁 |
Country Status (3)
Country | Link |
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EP (1) | EP1230473A1 (ja) |
JP (1) | JP2004512451A (ja) |
WO (1) | WO2001036799A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2000
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- 2000-11-09 EP EP00975700A patent/EP1230473A1/en not_active Withdrawn
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EP1947312A1 (en) | 2007-01-16 | 2008-07-23 | Hitachi, Ltd. | Butterfly valve device |
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