JP2004510944A - 極低温冷凍システム - Google Patents

極低温冷凍システム Download PDF

Info

Publication number
JP2004510944A
JP2004510944A JP2002532870A JP2002532870A JP2004510944A JP 2004510944 A JP2004510944 A JP 2004510944A JP 2002532870 A JP2002532870 A JP 2002532870A JP 2002532870 A JP2002532870 A JP 2002532870A JP 2004510944 A JP2004510944 A JP 2004510944A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
compressor
temperature
evaporator
evaporating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002532870A
Other languages
English (en)
Inventor
パク・ヒ−ズン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Operon Co Ltd
Original Assignee
Operon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Operon Co Ltd filed Critical Operon Co Ltd
Publication of JP2004510944A publication Critical patent/JP2004510944A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B5/00Compression machines, plants or systems, with several evaporator circuits, e.g. for varying refrigerating capacity
    • F25B5/04Compression machines, plants or systems, with several evaporator circuits, e.g. for varying refrigerating capacity arranged in series
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B9/00Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B9/00Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point
    • F25B9/002Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point characterised by the refrigerant
    • F25B9/006Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point characterised by the refrigerant the refrigerant containing more than one component
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2341/00Details of ejectors not being used as compression device; Details of flow restrictors or expansion valves
    • F25B2341/001Ejectors not being used as compression device
    • F25B2341/0011Ejectors with the cooled primary flow at reduced or low pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2341/00Details of ejectors not being used as compression device; Details of flow restrictors or expansion valves
    • F25B2341/001Ejectors not being used as compression device
    • F25B2341/0015Ejectors not being used as compression device using two or more ejectors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B41/00Fluid-circulation arrangements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Abstract

【課題】冷凍システムを連続して運転する場合も、安定した性能を維持し、機器の信頼度を確保する。
【解決手段】混合冷媒を多段階で凝縮と蒸発を繰り返して低温を順次生成して極低温を得るため、最終蒸発器と圧縮器1との間には、圧縮器1の吸入管路上の蒸発冷媒は加熱させて圧縮器1に吸入させ、凝縮器2で凝縮した冷媒は過冷させる熱交換器3と、熱交換器3で凝縮した冷媒を液体成分と気体成分とに分離させる気液分離器とを含み、圧縮器1と最終蒸発器との間に膨張吸入器を多段階で連結し、最終膨張吸入器を通った凝縮冷媒は最終蒸発器の下部の熱交換器3を介して膨張器を経て蒸発器内に噴射され、蒸発器内で蒸発が完了された冷媒は蒸発冷媒移動管と連通した蒸発管の管路に沿って圧縮器1に還流される極低温冷凍システムであって、膨張吸入器の混合冷媒を段階別に選択して冷凍効率と冷媒の流動性を高め、連続して安定に稼働でき、圧縮方式で最も低い温度が得られる利点を有する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、管内の流体の流速が速くなるとき、管内の圧力が低くなるベルヌイの定理を冷凍サイクルシステムに適用した多段膨張吸入方式によって、冷凍庫内の冷媒が高温側から低温側に移動する際、段階別に温度と圧力を低くし、低温を得るようにした極低温冷凍システムに関する。
【0002】
より詳しくは、液相の冷媒を膨張させて、2重管路入口側に高速で噴射し、蒸発冷媒移動管に発生する強力な吸引力により、低温側冷媒の圧力を低くする過程をいくつかの工程で繰り返すことにより、冷媒の蒸発圧力を圧縮器の吸引圧力より低く維持することができ、連続的な運転時も安定性が維持され、1台の圧縮器だけでも冷凍率(specific refrigeration effect)を大きく向上させた極低温冷凍システムに関する。
【0003】
【従来の技術】
組織や細胞及び遺伝子の長期保存と半導体生産工程、超伝導現象を導くための装置等に超低温の温度が必要である。特に、細胞等のような生物学的物質の場合、氷の再結晶温度である−130℃以下に維持すると、水分が結晶化せず、アモルファス(amorphous)化するので、細胞膜が破壊される恐れがなく、保存期間を10年以上に遥かに延長することができる。
【0004】
このような低温を発生させる技術は、いろんなものがあるが、主に蒸気圧縮冷凍サイクル又は液体窒素を使用する方法が用いられている。−135℃乃至−150℃程度の超低温を発生させるためには、3元以上の多元冷凍サイクル(multi−stage cascade refrigeration cycle)を適用し、又は液化温度が−196℃である液化窒素を用いている。
【0005】
しかし、液化窒素は使い捨てであり、更に補充しなければならないため、使用が不便であり、稼働費用が高く、また、多元冷凍サイクルの場合も、必要な超低温を効率的に得るのに困難があり、装置が複雑であり、故障しやすく、高価であるという問題点があった。
【0006】
かかる問題点に鑑み、高温側冷凍回路を用いて、低温側冷凍回路でより低い温度を生成することを目的とする2元混合冷媒冷凍回路(2元冷凍回路と混合冷媒回路を組み合わせたものである)を適用した極低温冷凍庫が、日本機械技術誌(NIKKEI MECHANICAL)496号(1996.12.23.発行)の第44、45頁に、圧縮器式冷凍庫の庫内温度と題して開示されている。
【0007】
この2元混合冷媒冷凍回路は、最終蒸発器で達成可能な温度は−155℃、冷凍庫内の温度は−152℃の低温が発生するものであり、図2に示すように、高温側と低温側にそれぞれ独立した2つの冷凍回路を有し、両者をキャスケードコンデンサ(cascade condenser)で結合して構成し、このコンデンサは、高温側冷凍回路では蒸発器として、低温側冷凍回路では凝縮器として作動している。これは、高温側冷凍回路を用いて、低温側冷凍回路でより低い温度を得ようとすることにその目的がある。
【0008】
特に、−100℃以下の温度を得るために、低温側に混合冷媒冷凍回路を採用している。主要冷媒は、高温側が蒸発温度−40℃のR412A、低温側は蒸発温度−86℃のR508(R23とR116の混合冷媒)、蒸発温度−41℃のR22、蒸発温度−128℃のR14等、7種の冷媒からなる混合系冷媒である。この混合系冷媒が順に各工程を経ながら低温を作り出した。
【0009】
しかし、このような2元混合冷媒冷凍回路は、高温側と低温側の冷凍回路に圧縮器が独立してそれぞれ設けられるため、電力消費が多く、冷凍サイクルの構造が複雑となり、しかも、冷凍庫内の温度を−152℃に維持するためには、冷凍庫を連続して稼働しなければならないが、圧縮器から冷媒に沿って低圧側に移動した残留オイルが圧縮器へ完全に回収されず、摺動面に潤滑油が不足し、シリンダが焼き付く等、連続して安定した運転が難しくなり、また低温での吸入圧力が低下し、冷凍能力が減少する等の問題点を有している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、極低温の冷凍システムを連続して運転する場合も、安定した性能を維持し、機器の信頼度を確保するようにした冷凍システムを提供することを目的とする。
【0011】
本発明は、圧縮器の円滑な作動を保障し、機器の寿命や信頼性を高めた冷凍システムを提供することを他の目的とする。
【0012】
本発明は、極低温での安定した運転は勿論のこと、冷凍効率を20%以上向上させて、製品の対外的な競争力を確保することができるようにした冷凍システムを提供することをさらに他の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
このような本発明の目的は、液体冷媒を蒸発冷媒移動管の上部で膨張させると共に下部への噴射を多段階で行うことにより、蒸発冷媒移動管内の冷媒蒸気を強く吸入して、冷媒の蒸発圧力を吸入圧力よりも低くし、蒸発した冷媒蒸気を強く吸入して高速で噴射するので、冷媒蒸気の流速と圧力を高くし、圧縮器の吸入圧力を一定の圧力以上に維持させて、圧縮器の体積効率(volumemetric efficiency)を良好にすることは勿論のこと、冷凍回路内の残留オイルを圧縮器に完全に還流させる多段膨張方式の極低温冷凍システムによって達成されるものであって、本発明によると、最終蒸発温度−160℃、冷凍庫内の温度−156℃を達成することができる。
【0014】
このような本発明の目的は、混合冷媒を圧縮する圧縮器と、圧縮器で圧縮された冷媒に含まれたオイルを分離して圧縮器に回収し、冷媒を排出するオイル分離器と、オイル分離器から排出された高温、高圧の冷媒蒸気を冷却して液化させる凝縮器と、凝縮した冷媒液の温度を低くするために圧縮器に流入される蒸発冷媒移動管路上に設けられ、凝縮した高温の凝縮冷媒液が蒸発した低温の冷媒蒸気に熱を放出して、凝縮液自体は過冷され、圧縮器に流入される冷媒を加熱蒸発させる熱交換器と、該熱交換器を通った凝縮混合冷媒が、液化した冷媒と蒸気状態の冷媒とに分離される気液分離器と、複数の膨張吸入器と、最終段階の蒸発器とからなる多段階混合冷媒システムにより達成される。
【0015】
上記膨張吸入器は、気液分離器で分離された液体成分の冷媒が、管路上の膨張器を経て管路端部のノズルを介して2重管路の外側管に噴射され、上流側から下流側に流れながら蒸発し、高温側への蒸発冷媒移動管と連通し、このとき、ノズルの付近で絞り現象(throttling)が生じ、蒸発冷媒移動管内の冷媒蒸気が、強く吸入されて膨張器を介して噴射される冷媒と共に2重管路の外側蒸発管の上部から下部に流れるので、冷媒に含まれている残留オイルも、このとき、圧縮器方向に移動し、これと同時に、直径が相違した同心の2重管路中の蒸発管内側の凝縮管へは、気液分離器の冷媒蒸気が、下部から上部に流れながら凝縮して低温側の気液分離器に流入され、このように気液分離器の液体冷媒が、膨張器を経てノズルから噴射されると同時に、吸入された冷媒と共に2重管路と連通した高温側の蒸発冷媒移動管路に沿って高温側に流れ、気液分離器の気体冷媒は、2重管路の内側凝縮管を介して下部から上部に流れながら凝縮し、低温側の気液分離器に接続される1つのサイクルを構成している。この膨張吸入器は、多段階で連結構成され、膨張と凝縮を繰り返して順次に低温を作るようになる。
【0016】
上記最終段階の蒸発器は、最終膨張吸入器を通った凝縮冷媒が最終蒸発器の下部の熱交換器で再度凝縮し、膨張器を経て蒸発器内に噴射され、上部から下部に移動しながら蒸発する。蒸発を完了した冷媒は、最終段階の膨張吸入器の蒸発冷媒移動管と連通して一体となる回路を形成するようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態によると、上前の膨張吸入器は、高温側の熱交換器と最終極低温の蒸発器との間に直列4段で連結され、このとき、冷媒蒸発温度は極低温の−160℃(冷凍庫内部温度は−156℃となる)が得られた。
【0018】
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照して詳しく説明するが、これは、本願発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が容易に実施をすることができる程度に詳しく説明するためのものであり、これによって本発明の技術的な範疇及び思想が限定されるものではない。
【0019】
図1に示すように、本発明の実施の形態の極低温冷凍システムは、混合冷媒を圧縮する圧縮器1と、圧縮器1で高温、高圧で圧縮された冷媒蒸気を液化(混合冷媒のうち沸騰点が高い冷媒が液化する)させる凝縮器2と、圧縮器1と凝縮器管路との間に設けられ、圧縮された冷媒に含まれているオイルを分離して、圧縮器1に還流させる油分離器10とを備えている。
【0020】
また、蒸発冷媒移動管6と圧縮器1の吸入部との間に設けられ、凝縮器で凝縮した冷媒は過冷却させて第1の気液分離器4aに流し、圧縮器1に吸入される蒸気冷媒は乾飽和蒸気で加熱して圧縮器に移動させる熱交換器3と、凝縮器2と熱交換器3との間の管路に設けられ、冷媒に含まれた湿気と異物を除去するフィルタードライヤー12とを備えている。
【0021】
更に、熱交換器3を通った過冷却された凝縮混合冷媒が、液化した冷媒と蒸気状態の冷媒に分離される第1の分離器4aと、第1の分離器4aで分離された液体成分の冷媒を蒸発圧力まで圧力を減少させる第1の膨張器8aとを備えている。
【0022】
第1の膨張器8aを経た冷媒は、蒸発冷媒移動管6aと連通する部分であって狭まってから広がる蒸発管路の側端部内に設けられたノズル7aを介して蒸発冷媒移動管と連通した2重管路側に、上流側から下流側に噴射される。このとき、絞り現象が生じて、蒸発冷媒移動管6aには圧力が大きく降下し、蒸発冷媒移動管内の冷媒蒸気を強く吸入し、第1の膨張器8aとノズル7aを介して高速で噴射される冷媒は、吸入される蒸発冷媒と共に2重管路の外側管の蒸発管路に沿って上流側から下流側に速く流れるようになるので、冷媒の流速を確保し、これによって冷媒に含まれた残留オイルも圧縮器側に移動して、オイル回収を完璧に行うことにより、冷凍システムの高効率と安定性が保障される。これと同時に、同心の2重管路の内側凝縮管路へは高温側の第1の気液分離器4aの冷媒蒸気が下部から上部に流れながら凝縮して、低温側の気液分離器4bに流入される。
【0023】
気液分離器内の気体成分の冷媒と液体成分の冷媒とが相互逆方向に流れる膨張吸入器は、低温側に多段階で繰り返して形成することが好ましい。
【0024】
即ち、この実施の形態では、蒸発した冷媒蒸気が高温側に流れ、凝縮した冷媒液が低温側に流れる構成である膨張吸入器がAからDまで直列で相互連結されてなり、低温側に行くほど膨張吸入器から出る凝縮冷媒の温度が更に低くなる。最終段階の膨張吸入器Dを通った凝縮冷媒は、熱交換器15で再度凝縮し、最終膨張気8eを介して最終蒸発器14の上部から噴射され、下部に移動しながら蒸発し、熱を吸収して極低温である−160℃(冷凍庫の内部温度;−156℃)の冷媒蒸発温度が得られた。蒸発を完了した冷媒は、蒸発器14の下部の2重管路の外側管を介して最終段階の膨張吸入器Dの蒸発冷媒移動管6dと連通して一体となる回路を形成した極低温冷凍システムを構成する。
【0025】
図面符号11は、圧縮器1の初期稼働の際に発生する高く上昇した圧力を貯蔵する膨張タンク、13は、圧縮器1の吸入部に過負荷が発生するとき、これを調節する吸入圧力調節弁、9a〜9dは、該当蒸発冷媒移動管路を通る冷媒の圧力を表示する圧力ゲージである。
【0026】
また、上述のとおり、−160℃の極低温を実現するために、直列で膨張吸入器A〜Dを相互連結して多段階でシステムを構成しても、得られる低温には限界があるため、本発明は、混合冷媒冷凍回路を採用した。膨張吸入器内の混合冷媒は、実際に冷凍機の作動中に冷凍回路内では極めて複雑に挙動するが、概略的に下記のような液化と蒸発過程を経て低温が作り出される。
【0027】
高温部の冷凍回路は公知技術であるため、その説明を省略し、低温部の膨張吸入器内での段階別作動状態を説明すると、下記のとおりである。
【0028】
膨張吸入器Aでは、第1の気液分離器4aからの液体冷媒のR−600Aが蒸発し、このとき、蒸発冷媒移動管6aの圧力値は約−18cmHgであり、噴射ノズル7aの通過温度は約−62℃であった。
【0029】
膨張吸入器Bでは、膨張吸入器Aの気液分離器4bからの液体冷媒のR−22、R−290が蒸発し、蒸発冷媒移動管6b内の圧力値は−28cmHgであり、このとき、噴射ノズル7bの通過温度は約−119℃であった。
【0030】
また、膨張吸入器Cでは、膨張吸入器Bの気液分離器4cからの液体冷媒のR−116、R−23が蒸発し、蒸発冷媒移動管6c内の圧力値は−35cmHgであり、このとき、噴射ノズル7cの通過温度は約−136℃であり、2重管路(5c)上の熱交換された温度は−128℃前後となった。
【0031】
膨張吸入器Dでは、膨張吸入器Cの気液分離器4dからの液体冷媒のR−1150、R−14が蒸発し、蒸発冷媒移動管6d内の圧力値は−45cmHgであり、このとき、噴射ノズル7dの通過温度は約−152℃であり、2重管路(5d)上の熱交換温度は−147℃前後となった。
【0032】
最終蒸発器14で蒸発する冷媒は、膨張吸入器Dからの液体冷媒のR−50(He、Ar等の添加も可能)として、最終蒸発器の下部の2重管路となる熱交換器15を通過しながら再度過冷却されて−153℃に到達し、これは、膨張器8eを経て蒸発器内に噴射された。このとき、蒸発器14の入口の蒸発温度は−160℃であり、蒸発器の出口温度は−154℃であり、装置内部の温度は−156℃の極低温が生成された。
【0033】
また、これは、段階別に噴射ノズル7a〜7dから噴射時、蒸発冷媒移動管路6a〜6d上の蒸発冷媒を吸入し、吸入された冷媒と共に2重管路5a〜5d側に吸入と同時に膨張させる過程にベルヌイの定理を採用することにより、吸入圧力が蒸発冷媒移動管路上の上記圧力ゲージ9a〜9dの圧力値のように強くなり、吸入圧力の低下による冷媒蒸発温度の上昇と冷凍能力の減退等の問題が解消された。
【0034】
【発明の効果】
以上のように、本発明によると、冷媒の蒸発圧力を冷凍機の吸入圧力よりも低く維持することができ、最大温度条件下で冷凍システムを連続して運転する場合も、安定した性能を維持することができる。
【0035】
また、高圧側に吸入される冷媒の圧力と流速を絞り現象を応用して各段階別に高めることにより、低圧側の残留オイルを圧縮器に完全に回収し、圧縮器の円滑な作動を保障して、機器の使用寿命又は信頼性を高めることができる。
【0036】
更に、蒸発冷媒移動管内の側端部から噴射ノズルを介して噴射させることにより、絞り現象が生じ、これによって発生する吸引力により、気体冷媒を強く吸い込んで、安定した冷媒の流れが得られ、これによって機器の使用寿命を延長し、当該分野において冷凍効率を20%以上向上させることができる。
【0037】
本発明によると、多段膨張方式の圧縮器式冷凍庫を、−156℃で連続して安定した温度に維持することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明による極低温冷凍システムの概略回路図である。
【図2】
従来技術による極低温冷凍システムの概略回路図である。
【符号の説明】
1 圧縮器
2 凝縮器
3 熱交換器
4a〜4d 第1〜第4の気液分離器
5a〜5d 第1〜第4の2重管路
6a〜6d 第1〜第4の蒸発冷媒移動管
7a〜7d 第1〜第4の噴射ノズル
8a〜8e 第1〜第5の膨張器
9a〜9d 第1〜第4の圧力ゲージ
14 最終蒸発器
15 熱交換器
A、B、C、D 膨張吸入器

Claims (3)

  1. 極低温多段冷凍装置であって、混合冷媒を吸入して圧縮する圧縮器1と、圧縮器で圧縮された冷媒に含まれたオイルを分離するオイル分離器10と、オイル分離器から排出された冷媒蒸気を液化させる凝縮器2と、低温側冷凍サイクルを循環した後、流入される蒸発した冷媒を加熱蒸発させ、凝縮器2で凝縮した冷媒を過冷させる熱交換器3と、過冷却された混合冷媒を液化した冷媒と蒸気状態の冷媒に分離させる第1の気液分離器4aと、圧縮器1側に還流するように冷媒を蒸発させる最終蒸発器とを含む多段混合冷媒の冷凍システムにおいて、
    第1の気液分離器4aの液体成分の混合冷媒は、膨張器8aを経て蒸発冷媒移動管6a内の側端部に設けられたノズル7aを介して2重管路の外側管に噴射され、上部から下部に流れながら蒸発し、高温側への蒸発冷媒移動管6に流れ、第1の気液分離器4aの混合冷媒蒸気は、2重管路5aの内側凝縮管路を介して下部から上部に流れながら凝縮し、第2の気液分離器4bに流入されるように構成された複数の膨張吸入器を直列で連結し、最終膨張吸入器Dを通った凝縮冷媒は、蒸発器の下部の熱交換器15を通って第5の膨張器8eを経て噴射され、最終蒸発器14で蒸発した後、蒸発が完了された冷媒は、蒸発冷媒移動管と連通した蒸発管路を介して圧縮器1に還流される冷媒回路を備えたことを特徴とする極低温冷凍システム。
  2. 上記膨張吸入器が、高温側の熱交換器と極低温側の蒸発器との間に直列で四つ連結されていることを特徴とする請求項1に記載の極低温冷凍システム。
  3. 上記噴射ノズルが、蒸発冷媒移動管と連通した狭くなった蒸発管路の側端部内に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の極低温冷凍システム。
JP2002532870A 2000-10-05 2001-10-05 極低温冷凍システム Pending JP2004510944A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR20000058438 2000-10-05
PCT/KR2001/001667 WO2002029337A1 (en) 2000-10-05 2001-10-05 Cryogenic refrigerating system

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004510944A true JP2004510944A (ja) 2004-04-08

Family

ID=19691906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002532870A Pending JP2004510944A (ja) 2000-10-05 2001-10-05 極低温冷凍システム

Country Status (7)

Country Link
US (1) US6622518B2 (ja)
JP (1) JP2004510944A (ja)
KR (1) KR100337791B1 (ja)
CN (1) CN1128963C (ja)
AU (1) AU2001294306A1 (ja)
DE (1) DE10194530B4 (ja)
WO (1) WO2002029337A1 (ja)

Families Citing this family (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6925822B2 (en) * 2003-12-10 2005-08-09 Carrier Corporation Oil return control in refrigerant system
JP5026736B2 (ja) * 2006-05-15 2012-09-19 パナソニックヘルスケア株式会社 冷凍装置
JP2007303792A (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍装置
JP2007303794A (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍装置
JP5028481B2 (ja) * 2006-06-01 2012-09-19 キャリア コーポレイション 冷凍システム用の多段圧縮機ユニット
WO2009132327A1 (en) * 2008-04-25 2009-10-29 Jepson W Paul Desalination method and apparatus
JP5306708B2 (ja) * 2008-05-28 2013-10-02 大陽日酸株式会社 冷媒冷却装置
JP5128424B2 (ja) 2008-09-10 2013-01-23 パナソニックヘルスケア株式会社 冷凍装置
US9441877B2 (en) 2010-03-17 2016-09-13 Chart Inc. Integrated pre-cooled mixed refrigerant system and method
CN101832691B (zh) * 2010-04-12 2012-08-22 大连三洋压缩机有限公司 风冷型沉浸式冷冻装置及冷冻装置的控制方法
DE102010060346A1 (de) 2010-11-04 2012-05-10 Institut für Luft- und Kältetechnik gemeinnützige Gesellschaft mbH Verfahren zur Erzeugung von Kälte und nach dem Verfahren arbeitender Kühler
CA2735347C (en) * 2011-03-28 2011-10-11 Serge Dube Co2 refrigeration system for ice-playing surface
CN102445034A (zh) * 2011-09-29 2012-05-09 天津双昊车用空调有限公司 免焊接过冷式贮液罐筒体
CN102679546A (zh) * 2012-05-24 2012-09-19 广州市设计院 一种高效高温热水热泵机组
US11428463B2 (en) 2013-03-15 2022-08-30 Chart Energy & Chemicals, Inc. Mixed refrigerant system and method
CA3140415A1 (en) 2013-03-15 2014-09-18 Chart Energy & Chemicals, Inc. Mixed refrigerant system and method
US11408673B2 (en) 2013-03-15 2022-08-09 Chart Energy & Chemicals, Inc. Mixed refrigerant system and method
CN103891878B (zh) * 2014-03-31 2015-08-19 北京永源热泵有限责任公司 模块组合式谷物保鲜机组和保鲜方法
CN104142032A (zh) * 2014-06-12 2014-11-12 无锡商业职业技术学院 一种单级压缩低温制冷系统
KR101730542B1 (ko) 2015-06-12 2017-04-26 (주) 아마존허브 초고압 효소 반응으로 추출된 구취 개선 및 구강 질환 예방용 매실 추출물 및 이의 제조방법
AR105277A1 (es) 2015-07-08 2017-09-20 Chart Energy & Chemicals Inc Sistema y método de refrigeración mixta
CN105180507B (zh) * 2015-09-23 2019-10-01 内蒙古科技大学 一种自复叠涡流管吸收制冷系统
US11435116B2 (en) * 2017-09-25 2022-09-06 Johnson Controls Tyco IP Holdings LLP Two step oil motive eductor system
CN108445936A (zh) * 2018-03-28 2018-08-24 广东电网有限责任公司 变电站端子箱温湿度恒定控制系统
JP7514591B2 (ja) 2018-11-12 2024-07-11 キャリア コーポレイション 冷凍システム用のコンパクト熱交換器アセンブリ
KR102153016B1 (ko) * 2019-07-17 2020-09-07 주식회사 에프에스티 극저온 칠러
CN110701664B (zh) * 2019-11-11 2023-05-05 江苏天舒电器有限公司 宽环温多级出水变频空气能复叠式热机系统及其工作方法
KR102319331B1 (ko) 2021-05-17 2021-10-29 주식회사 우진이앤지 초저온 급속냉동 시스템
CN113419574B (zh) * 2021-06-18 2022-08-12 北京京仪自动化装备技术股份有限公司 半导体用低温温控设备
CN114046609B (zh) * 2021-11-26 2024-04-12 天津商业大学 一种中间换热器前气液分离的复叠式热泵装置
CN114087801B (zh) * 2021-12-01 2024-07-16 苏州奥德高端装备股份有限公司 一种自复叠低温冷油机组
CN115096011A (zh) * 2022-06-20 2022-09-23 江苏凌氢新能源科技有限公司 一种级联式引射器多重蒸发器制冷系统

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3733845A (en) * 1972-01-19 1973-05-22 D Lieberman Cascaded multicircuit,multirefrigerant refrigeration system
US3768273A (en) * 1972-10-19 1973-10-30 Gulf & Western Industries Self-balancing low temperature refrigeration system
US4689964A (en) 1986-04-02 1987-09-01 Marin-Tek, Inc. Zero gravity (position-insensitive) low-temperature multi-component refrigerator
US4763486A (en) * 1987-05-06 1988-08-16 Marin Tek, Inc. Condensate diversion in a refrigeration system
JP2711878B2 (ja) * 1989-01-20 1998-02-10 株式会社荏原製作所 低温冷凍装置
US5161382A (en) * 1991-05-24 1992-11-10 Marin Tek, Inc. Combined cryosorption/auto-refrigerating cascade low temperature system
JP3327705B2 (ja) * 1994-10-05 2002-09-24 三菱重工業株式会社 冷媒組成物及びこれを用いた冷凍装置
JPH08165465A (ja) * 1994-12-14 1996-06-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 冷媒組成物及び冷凍装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE10194530B4 (de) 2007-10-04
US6622518B2 (en) 2003-09-23
KR100337791B1 (ko) 2002-05-22
KR20020008807A (ko) 2002-01-31
AU2001294306A1 (en) 2002-04-15
CN1128963C (zh) 2003-11-26
CN1392948A (zh) 2003-01-22
DE10194530T5 (de) 2004-04-29
US20020162353A1 (en) 2002-11-07
WO2002029337A1 (en) 2002-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004510944A (ja) 極低温冷凍システム
US7818971B2 (en) CO2 cooling and heating apparatus and method having multiple refrigerating cycle circuits
CN100434832C (zh) 一种带喷射器的自行复叠式制冷循环系统
TWI397664B (zh) 用於冷卻程序之高效率熱交換器
CN105737427B (zh) 一种采用双级气液分离器的一级自复叠低温制冷循环系统
CN208920650U (zh) 一种制冷系统
CN105546863A (zh) 一种采用喷射器增效的自复叠单温或双温制冷循环系统
CN108759138A (zh) 二次节流中间不完全冷却制冷系统的运行方法及系统
CN203893475U (zh) 单压缩机两级自复叠制冷系统
KR101221368B1 (ko) 극저온 냉동장치
CN106225319A (zh) 一种回热式非共沸混合工质的双蒸发温度制冷与热泵空调机组及方法
KR101649193B1 (ko) 이원 냉동 사이클 시스템
CN109737622B (zh) 双级喷射器增效的两级自复叠低温制冷循环系统及循环方法
CN100523673C (zh) 双层蒸发式过冷水制取流态冰的方法及制取装置
CN108709333A (zh) 二次节流中间完全冷却的制冷系统的运行方法及系统
CN108759139A (zh) 具有中温蒸发器的一次节流中间不完全冷却的制冷系统
CN110411047A (zh) 制冷系统
CN211823247U (zh) 一种引射节流双温区co2制冷系统
CN210861778U (zh) 一种非共沸工质增压机械过冷co2跨临界循环制冷系统
JP3253021B1 (ja) ヒートポンプ及び除湿空調装置
JP2003279197A (ja) 冷凍冷蔵庫システム・凝縮用熱変換装置
KR102019925B1 (ko) 고효율 냉동시스템
CN105509357B (zh) 一种多用途压缩冷凝机组
KR100469537B1 (ko) 극저온 다원냉동시스템
CN111189248B (zh) 一种引射节流双温区co2制冷系统及应用

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041012

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050621