JP2004510640A - 再シール可能パウチに感湿性製品をパッケージおよび保管する装置および方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は、湿気硬化性成形外科用副木材/ギプス材製品等の感湿性製品を、可撓性の、好ましくは細長いパウチに保管する装置および方法に関する。この製品は、連続する一続きの別個のセクションに折畳まれ、そこでは各セクションはパウチ長に沿って延在する少なくとも1つのセグメントを有する。製品をこのように構成することにより、効率的にパッケージし、保管し、分配することができる。本発明の他の実施形態は、物品が分配されていない時にパウチ開口をシールすることと、分配中に製品の周囲でパウチを実質的にシールすることと、を可能にするクロージャシステムを含む。
【選択図】図2
【選択図】図2
Description
【0001】
技術分野
本発明は、感湿性製品に関し、より詳細には、連続長湿気硬化性の整形外科用副木材/ギプス材製品(splinting/casting product)を防湿パウチおよびコンテナにパッケージおよび保管する装置および方法に関する。
【0002】
背景
整形外科学固定(immobilization)業界では、連続長感湿性合成副木材材料と共に使用される再シール可能パッケージが必要となってきた。例示的な感湿性合成副木材材料は、例えば、以下の米国特許に記載されている。すなわち、Reedに対する米国特許第4,609,578号、Scholz等に対する同第4,667,661号、Scholz等に対する同第4,774,937号およびScholz等に対する同第5,027,803号である。これらの製品は、一般に感湿性であり、すなわち、周囲湿度レベルを含む湿気に曝露されることにより、これらの製品は急速に堅くなり、硬化した副木材またはギプス材を形成する。
【0003】
これらの製品をパッケージするための要件には、製品を容易に分配することができるパッケージと共に、長い貯蔵寿命(例えば、周囲条件で2年以上)が含まれる。製品は一般に冷蔵されず、代りに一般に周囲温度で保管されるため、これらの課題はより深刻になる。上記理由により、これらの製品と共に使用されるいかなるパッケージも、好ましくは、不透湿性である密閉シールを形成する。
【0004】
これらの厳しいパッケージング要件のために、これらの製品は一般に、プレカットされた長さの製品を収容する使い捨てパッケージにシールされてきた。しかしながら、かかるパッケージングにより、時に製品およびパッケージング材料が無駄になると共に、プレカットされた長さのギプス材/副木材材料毎に個別にパッケージすることに関連してコストが増大する結果となる。
【0005】
プレカットされた長さのパッケージングに関連する無駄を回避するために、連続長のパッケージングでこれらの製品をパッケージする試みがなされてきた。Parkerに対する米国特許第4,770,299号、Parkerに対する同第4,869,046号およびParkerに対する同第4,899,738号は、すべて、アルミ箔ラミネート等の不透湿性材料の外部スリーブ内にパッケージされた医療用包帯製品を開示している。開示されている防湿性外部スリーブパッケージは、実質的に、そこに収容される製品と同じ長さである。パッケージされた製品は、概して、巻かれてボックス内に配置され、そこで解かれることにより、パッケージ(製品が中にある)の一部を所定の長さに切断することができる。そして、残りのパッケージング材料は、使用の度に再シールされる。これらのパッケージングシステムは、製品を望ましい特定の長さに切断することができるという利点を有するが、また、いくつかの欠点も有する。
【0006】
これらの欠点には、材料をボックス内にロールとしてパッケージすることにより、一般にスリーブを形成するために使用される比較的堅いアルミ箔ラミネートに多くの折目がもたらされる、ということがある。折目は、可能性として、漏れを及ぼしパッケージにおける製品の早期硬化をもたらすピンホールの原因となる。また、製品の全長がパッケージング材料の外部ラップに封入されなければならないため、比較的大量のパッケージング材料が使用され、製品のコストがさらにかかることとなる。
【0007】
製品の全長をパッケージすることに関する問題を解決する試みの一つは、Parker等に対する米国特許第5,003,970号に開示されている。その特許は、不透湿性材料から形成された外部コンテナにパッケージされた連続長の副木材材料を開示する。製品の大部分は、パッケージの拡大部分に保管され、その拡大部分からは細長い分配スリーブが延在している。
【0008】
パッケージは、拡大部分を有し拡張スリーブの両側を形成するようにテーパ加工されている2枚の側面パネルと、パッケージのそれら側面を接続し拡張スリーブの上部および底部を形成するために使用されるストリップと、を有することが認められる。図面に示され明細書において説明されるように、このパッケージは、既存のパッケージング装置を使用して容易に製造することができない。パッケージングの問題に加えて、その特許はまた、使用中および使用間に拡張スリーブをシールする有効かつ使用が容易な手段を開示していない。
【0009】
したがって、周知の方法は、使用に際し決して望ましくないことが証明されている。装置のうちのより確実なものは使用が困難であり、使用中にパッケージが開いている時間を増大させるため、湿気が入るのを可能にし、その内部の材料を硬化させる。逆に、使用が容易なシール方法は、完全性に問題があるシールを形成し、シールが閉じている時でさえもパッケージ内への湿気の浸透が可能になる。
【0010】
これらの問題の多くを克服する1つのコンテナは、Scholz等による米国特許第5,505,305に示されている。ここでは、コンテナは、内部に感湿性製品を収容する拡張可能パウチの開口に結合された磁気クロージャを有する。磁気クロージャは、使用間のパウチの密閉シーリングを可能にする。非常に有効ではあるが、‘305特許の発明は、概して、磁気シーリング装置の少なくとも一部をパウチに結合することが必要である。さらに、例えば、分配中に磁気クロージャが開いている時、幾分かの湿気が浸入する可能性がある。
【0011】
要約
これらの障害を克服するために、本明細書では、湿気硬化性の整形外科用副木材/ギプス材製品等の感湿性製品を保管する装置および方法を提供する。有利には、本発明の装置および方法は、連続長の感湿性製品の可撓性パウチ内への保管を提供する。本発明にしたがって製品を折畳むことにより、製品分配に対する抵抗が実質的に低減する。本発明の折畳みパターンにより、さらに、周囲環境に対する不注意な曝露による硬化が低減される。またさらに、本明細書で説明する折畳みパターンにより、長さが低減されたパウチ内への製品の保管が可能になる。
【0012】
本発明はまた、製品の分配中および分配後のパウチの実質的なシーリングを可能にするクロージャシステムも提供する。実施形態によっては、クロージャシステムは、分配中と分配後との両方においてパウチを製品に実質的に従わせる圧縮装置を有する。圧縮装置はまた、製品がパウチの第1端の開口を通して分配される際にその製品の表面を平滑化することも可能である。クロージャシステムはまた、好ましくは、使用間に開口を再シールするシーリング装置も有する。一実施形態では、シーリング装置は、開口の全幅に亙って同時にシールする平行クランプである。本発明の他の実施形態を以下に述べる。
【0013】
一実施形態では、装置が提供される。本装置は、第1端、第2端およびそれらの間に延在するパウチ長を有するパウチを含む。パウチはさらに、内部を画定する。本装置はさらに、連続長を有する感湿性製品を包含する。製品は、好ましくは、内部にかつパウチ長に沿って配置された複数のセクションを有するパッケージ構造になるように折畳まれる。各セクションは、少なくとも2つの折目とそれらの間に亙るセグメントとを有し、セグメントもまたパウチ長に沿って延在する。
【0014】
他の実施形態では、連続長の製品を保管および分配する装置が提供される。ここでは、本装置は、連続長の感湿性製品を収容および保管する内部を有するパウチを有し、そのパウチは第1端を有する。パウチにその第1端に近接して結合するように適合された圧縮装置もまた、提供される。圧縮装置は、第1圧縮部材と第2の対向する圧縮部材とを有し、圧縮部材は、第1端とパウチとの形状を製品の形状に実質的に従わせるように適合される。
【0015】
さらに他の実施形態では、可撓性パウチ内に保管された製品と共に使用するためのクロージャ装置が提供される。本クロージャ装置は、2つの対向する圧縮部材を有する圧縮装置と、圧縮装置に動作可能に連結されたシーリング装置と、を有する。シーリング装置は、対向するシーリング部材を有し、それらシーリング部材は、開位置と閉位置との間で選択的に移動可能である。
【0016】
パウチに連続長の製品をパッケージする方法もまた提供される。一実施形態では、本方法は、連続長の感湿性製品を提供することを含む。本製品は、複数の相互接続セクションを有するパッケージ構造になるように折畳まれ、少なくとも1つのセクションは、少なくとも2つの折目とそれらの間に亙るセグメントとを有する。本方法はさらに、複数のセクションをパウチ内に封入することを含み、パウチは、第1端、第2端およびそれらの間に延在するパウチ長を有し、セグメントはパウチ長に沿って延在する。
【0017】
可撓性パウチから製品を分配する方法もまた開示される。一実施形態では、本方法は、可撓性製品を収容するパウチを提供することを含み、そのパウチは第1端を有する。本方法はさらに、クロージャ装置をパウチにその第1端に近接して結合することを含む。クロージャ装置は、2つの対向する圧縮部材を有する圧縮装置と、対向するシーリング部材を有するシーリング装置と、を有する。シーリング部材は、開位置と閉位置との間で選択的に移動可能である。本方法はまた、シーリング装置を開位置に配置することと、パウチ中の製品へのアクセスを提供するためにパウチの第1端に近接して第1開口を生成することと、を含む。そして、製品は、第1開口を通してパウチから分配され、圧縮部材は、パウチの形状を製品の形状に実質的に従わせる。
【0018】
ここでは簡単に要約したが、本発明は、図面と以下の例示的な実施形態の説明とを参照することによって最もよく理解することができる。
本発明を、各図面を通して同様の記号が同様の部分を示している図面を参照してさらに説明する。
【0019】
例示的な実施形態の詳細な説明
実施形態の以下の詳細な説明では、その一部を形成し、本発明を実施することができる特定の実施形態が例として示されている、添付部面を参照する。他の実施形態を利用することができ、本発明の範囲から逸脱することなく構造的変更を行うことができる、ということは理解されなければならない。
【0020】
図1は、本発明の一実施形態による感湿性製品をパッケージし保管する装置100を示す。本明細書では、主に湿度硬化性整形外科用副木材/ギプス材製品に関して説明するが、本発明は大抵の他のあらゆる感湿性製品に対して等しく適用可能である。
【0021】
図1に示す実施形態では、可撓性であり理想的には不透湿性材料から製造される、好ましくは細長いスリーブまたはパウチ200が提供される。パウチは、パウチ200の第1端206に位置する開口204を介してアクセスされる内部空間202を画定する。内部202には、シート状の連続長整形外科用副木材/ギプス材製品300(以下、「製品」300と呼ぶ)が配置されている。図2により明確に示すように、製品300は折畳まれており、それによって、展延長さが実質的にパウチ200の長さより長い可能性があるが、図示するようにパッケージ構造になるように折畳まれた時にそこに容易に適合する。
【0022】
また、図1において、任意のクロージャシステム400も提供され示されてよい。好ましくは、クロージャシステムは、シーリング装置500(本明細書でさらに説明する)と圧縮装置600(同様に本明細書でさらに説明する)とを含む。クロージャ装置500と圧縮装置600とは、図1に示すように別個の構成要素であってよく、あるいは代替的に、後にさらに説明するように結合されて統合されたクロージャシステム400を形成してもよい。いずれにしても、シーリング装置500は、パウチ開口204に近接して配置されることにより、保管中、すなわち製品300が分配されていない時に、開口204の実質的な密閉シーリングを可能にする。圧縮装置600は、同様に開口204に近接して配置され、製品300の分配中に湿気の侵入を低減するために提供されており、シーリング装置500が閉じている時の湿気の侵入をさらに低減することができる。
【0023】
装置100の主な構成要素の各々を、以下により詳細に説明する。
【0024】
パウチ
本発明のパウチ200(図1参照)は、1つの材料、好ましくは不透湿性材料を使用して製造され、折畳まれ合わせ、縁に沿ってヒートシールされることにより一般に標準フィンシールと呼ばれるものを形成する。代替的に、2つの材料がそれらの周縁部に沿って互いにヒートシールされてもよい。
【0025】
パウチ200用の好ましいパッケージング材料の一つは、アルミ箔の層にポリエチレンの層があり、その上にポリプロピレンの外層があるラミネートである。最も内側の層は、好ましくはデラウェア州、WilmingtonのE.I.DuPont de Nemours&Companyから入手可能なSURLYNTMイオノマー樹脂か、または代替的に、十分なヒートシーリング特性を提供するポリエチレンの形態である。
【0026】
他の実施形態では、パウチ200は、パウチ200が製品300を受入れるためにより容易に拡張することができるようにするガセット(図示せず)で形成されてよい。かかるガセットは、概して米国特許第5,505,305号に開示されている。
【0027】
パウチは、第1端206と第2端207との間で測定されるパウチ長205(図1参照)を有する。本明細書では一定幅210を有する細長いパウチとして示し説明するが、大抵のあらゆる形状のパウチが考えられる。例えば、本発明の範囲から逸脱することなく、その幅210と等しい長さ205を有するパウチ200か、または代替的に長さに沿って可変の幅を有するパウチが、可能である。1つの例示的な実施形態では、パウチは平面図において略矩形であり、パウチ幅210の少なくとも2倍の長さ205を有する。保管される所望の製品に対応するようにさらに他のパウチ構成を製造することができる。
【0028】
製品
実際の副木材/ギプス材材料の厳密な構成は、本発明の理解に対して主要ではないが、例示的な材料は、Scholz等に対する米国特許第4,667,661号、Scholz等に対する同第4,774,937号、Scholz等に対する同第5,027,803号、Sholz等に対する同第6,027,465号に説明されている。
【0029】
図2は、装置100の切取図を示す。この図では、パウチ200の内部202に、折畳まれた製品300が示されている。製品が概して等しい長さのパウチ内に収容されるか、または代替的に、製品が拡大部分を有するパウチ内に適合するように丸められる、他の副木材パッケージングシステムとは異なり、本発明は、製品を、各々が長さ304を有する別個の繰返しセクション302を構成するように折畳む。そのように折畳まれると、製品300は、好ましくは略平坦なパウチ、例えば、空の場合に略平坦シートを形成するパウチに適合することができる。平坦パウチ構成は、その構成が比較的単純かつ費用効率がよいため有利である。しかしながら、本発明の範囲を逸脱することなく、大抵のあらゆる形状のパウチが可能である。
【0030】
あらゆるパッケージ構造、例えば、製品折畳みパターンが可能であるが、パウチ200内の製品300の構成は、好ましくは開口204を介してそこから容易に引出すことができるように選択される。折畳みパターンは、さらに、実質的により短いパウチ内の所与の長さの製品のパッケージングを可能にするように選択される。それら目的を達成する1つの折畳み構成を、図2に示す。ここでは、製品は、パウチ200の長さに沿って、一続きの繰返しS形状セクション302を形成する。図3Aに示すように、各セクション302は、概して、2つの折目306aと306bとの間に亙る略線形セグメント302bを含む。この特定の実施形態では、接続セグメント302aおよび302cは、S形状セクション302の残りを形成する。
【0031】
製品300を折畳むために使用される方法を、特定の製造装置またはプロセスを利用するために採用することができるが、それは、一実施形態では、まず製品300を、接続セグメント302aを形成するように配置することを含む。そして、製品を折目306aに沿って折返すことにより、接続セグメント302bを形成する。次いで、製品300を折目306bに沿って折返すことにより、接続セグメント302cを形成する。そして、接続セグメント302cを次のセクション(図2を参照)の接続セグメント302aの始まりに接続し、その後S形状セクションを繰返すことができる。
【0032】
このようにパウチの長さに沿って製品を折畳むことにより、製品長をおよそ3倍縮小することができる。しかしながら、より多い(またはより少ない)セクションを有する他の実施形態では、より高い(または低い)パッケージング効率を達成することができる。好ましくは、製品300を、例えば、図2に示すようなパッケージ構造になるように折畳むと、従来のフローラッピング技術を使用してパウチ200内に封入することができる。
【0033】
なお、明確にするために、以下の図面では、製品300を、隣接するセクションおよびセグメントの間の分離(例えば、セグメント302a/302bおよび302b/302cの間)を誇張して示す。実際には、セグメントは物理的に互いに接触する。
【0034】
パウチ200からある長さの製品300を取出すために、エンドユーザは、単に、開口204を通してアクセス可能な製品の端部を引張る(クロージャ装置500を開くか他の方法で取出す)。セグメント302a、302b、302cは概して引張り方向306(図2参照)と位置合せされるため、製品300は、セグメントが他のように方向付けされる場合より容易に広がり、パウチから出る傾向がある。さらに、セグメント302a、302bおよび302cをパウチ200の長さに沿って、例えば、パウチと平行に方向つけることによって、好都合の(すなわち、より小さい)パウチ高さおよび長さが達成される。
【0035】
本発明のセクション化された折畳みパターンの他の利点には、例えば、分配中の摩擦抵抗が低減される、ということが含まれる。これは、セクション302では、図3Bに示す全長連続式(fan−fold)等の他のいくつか折畳み構成より、分配中に製品の表面が接触しないという事実による。さらに、図3Aで説明したもののような折畳み構成では、製品300のわずかな部分のみが開口204(例えば、図2参照)に近接する。このため、開口204を介する不注意な曝露による製品300の早期硬化が、それに近接するその部分のみに限定される。他の実施形態、例えば、図3Bの水平連続式は、開口近くに多数の折目を有し、製品300’のその長さ全体に沿った部分の早期硬化の危険が増大する。場合によっては、パウチ200’に湿気が侵入することにより、製品300’全体を処分することが必要になる可能性がある。
【0036】
図2および図3AにおいてS形状セクションとして説明したが、他の折畳み構成も可能である。概して、パウチの長さに沿って延在する1つまたは複数のセグメント、例えば、パウチ長に平行であるかまたは他の方法で分配方向に一致するセグメントを有する別個のセクションを提供するいかなるパッケージ構造も可能である。
【0037】
説明の目的のために、本明細書では、しばしば、接続セグメント(例えば、1つのセクション302を次の部分に相互接続させる302aおよび302c等のセグメント)を考慮せずに、折畳みパターンを画定する。例えば、図3Aに示す折畳み構成は、折目306aおよび306bによって境界が画定される1つのセグメント302bを含むと考えられる。各セクション302が製品300の連続長の一部を形成するため、接続セグメント302aおよび302cは必然的に含まれる。したがって、以下の説明は、本発明を明確にする必要のある場合を除いて接続セグメントに対する特定の言及を排除する。
【0038】
本発明によるパッケージ構造の他の実施例を、図4および図5Aに示す。これらの図面に示す折畳み構成は、図2および図3に示すもののように、パウチ200の長さに沿って延在するセグメントを有する別個のセクションを提供する。しかしながら、図2および図3Aの実施形態とは異なり、製品300は、各々が長さ304’を有する繰返しの一続きのマッシュルーム形状のセクション302’に折畳まれる。
【0039】
図5Aは、3つのセグメント302b’、302c’および302d’を有する各セクション302’を示し、そこではこれらのセグメントの各々が折目によって境界が画定されている。セグメント302b’は折目306a’および306b’によって境界が画定され、セグメント302c’は折目306b’および306c’によって境界が画定され、セグメント302d’は折目306c’および306d’によって境界が画定される。接続セグメント302a’および302e’は、隣接する部分の間に亙りそれらを接続する。一実施形態では、セクション302’は、まず図5Aに示すような接続セグメント302a’を配置することによって形成される。そして、製品は折目306a’に沿って折畳まれることにより、好ましくは、接続セグメント302a’と長さの等しいセグメント302b’を形成する。次いで、製品300は、折目306b’に沿って再び折畳まれることにより、一実施形態ではセグメント302b’の2倍の長さであるセグメント302c’を形成する。その後、製品は、折目306c’に沿って折畳まれ再び折目306d’に沿って折畳まれることにより、図示するような接続セグメント302e’を形成する。セグメント302d’および302e’は、それぞれセグメント302b’および302a’とおよそ等しい。
【0040】
図2および図3に示す実施形態と同様に、製品300を図4に示すような方向306に取出すことにより、マッシュルーム形状セクション302’は広がって開口204を通って分配される。各セクション302’が製品300の最小部分と接触するため、製品取出しに対する抵抗がまた低減される。さらに、製品のわずかな長さのみが開口204に近接し、製品のすべてまたは実質的な部分を処分する必要のある可能性がある、不注意な曝露と早期硬化との可能性が低減する。
【0041】
図5Bは、本発明によるさらに別のパッケージ構造を示す。図5Aに示す実施形態と同様に、図5Bのセクション310は、長さ314を有し、各々が、それぞれ折目312aおよび312bと、312bおよび312cと、312cおよび312dと、によって境界が画定される3つのセグメント310b、310cおよび310dを有する。接続セグメント310aおよび310eが、隣接するセクション310間に亙りそれらを接続する。セグメント310a、310b、310c、310dおよび310eの長さが等しい場合、図5Bの実施形態により、展延された製品300の長さのおよそ1/5のパッケージ構造がもたらされる。
【0042】
各セクション302(図3A参照)、302’(図5A参照)および310(図5B参照)の長さは異なってよいが、各セクションは、好ましくは、共通の副木材/ギプス材サイズに対応する展延長さを有する。例えば、各セクションは、約30インチから約60インチ(75〜150cm)の展延長さを有してよい。さらに、パウチサイズは、好ましくは、都合のよい数のセクションを封止するように選択される。例えば、一実施形態では、連続長製品300は、約12〜約15フィート(3.5〜4.5m)長であり、3〜6つのセクションに折畳まれることによって、約2〜約5フィート(0.5〜1.5m)長に亙るパウチ200内に適合する。以下にさらに説明するように、パウチ拡張と製品の折畳みおよび分配に適応するためにさらなるパウチ長が要求されてよい。好ましくは、製品長のパウチ長に対する比は、約2:1以上であり、より好ましくは約3:1以上である。パウチ自体が、約10〜約30インチ(25〜75cm)長である配送用または保管用ボックス内に適合するように、さらに、好ましくは1回折畳まれてよい。当然ながら、他のパウチおよびボックスサイズもまた考えられる。
【0043】
さらに他の折畳み構成を、図3Bおよび図5C〜図5Eに示す。図3Bは、水平連続式の製品を示す。図5Cは、丸めたセクションを有する製品を示し、図5Dは、傾いた連続式で折畳まれた製品を示し、図5Eは、垂直連続式で折畳まれた製品を示す。
【0044】
上述した実施形態は、水平方向に分配される製品300、例えば、パウチ200が水平であることを示したが、本発明は、垂直に分配する場合も等しく有利である。かかる場合、装置100は、開口204(図1参照)が第2端207より低い高さであるように懸吊されてよい。垂直分配に適応するために、パウチ200は、懸吊部材、例えば、アイレット208(同様に図1に示す)かまたはフック(図示せず)を含んでよい。懸吊機構は、パウチ上、例えば、開口204と反対側の第2端207に配置され、対応する懸装機構、例えば、フック(図示せず)等から装置100を支持するように適合される。代替的に、パウチは、ロッドの上に掛けられてよい。クロージャシステム400は、後述するような他の使用に加えて、製品300が、パウチが垂直に配置された時にそこから落下しないようにする。
【0045】
クロージャシステム
再び図1を参照すると、装置100は、好ましくは任意のクロージャシステム400を有してよい。クロージャシステム400の1つの目的は、開口204のシーリングを可能にすることであり、それによってパウチ200の内部202への湿気の侵入が低減される。
【0046】
分配の前後に開口204をシールするために、シーリング装置500が提供される。シーリング装置500は、パウチ200の第1端206に配置され、閉じた構成にある時、クランプが開口204を閉鎖するかまたは他の方法で実質的に密閉シールする。パウチをシールすることができる大抵のあらゆる装置が可能であるが、1つの例示的な実施形態を図1に示す。ここで、装置500は、開口204に近接するパウチ200の上部と底部とに亙る2つの細長い要素502を有する。要素502の両端は、締結装置、例えば、クリップまたはファスナを有し、それによって要素の互いに対する締着が可能になる。便宜上、対向する要素502の近接端は、2つの要素を互いに固定するために連結され、例えば、蝶番式に取付けられてよい。シーリングをより向上させるために、他の実施形態では、装置500は、相互係合歯(図2参照)を有する。例えば、付勢された(磁気、ばね式等)クランプ、目違いはさみクランプ(tongue and groove scissors clamp)、防湿性接着テープ、ばね式圧縮ガスケット、てこクランプ、ねじ作用装置、ZIPLOCKTMタイプシール等を含む、パウチの実質的なシーリングを可能にする他の装置も可能である。
【0047】
シーリング装置500は、分配の前および後ではパウチ200をシールするが、使用中(すなわち、分配中)は開かれるかまたは他の方法でパウチから取除かれ、そのためその間は湿気の侵入を防止することができない。このため、クロージャシステム400は、好ましくは、圧縮装置600を有し、その一実施形態を図1および図2に概略的に示す。これらの図面に示す圧縮装置600は、2つの対向する圧縮部材、例えば、シリンダ602として構成され、それらは実質的にパウチ200の第1端206の形状を製品300の形状に従わせる。それらの形状は、パウチ200の壁を部材602の圧縮力下で製品300に対して押しやることによって従わせる。
【0048】
図6および図7は、本発明の一実施形態による圧縮装置600のより詳細な図を提供する。製品300の形状に対して適当に従わせるために、部材602は、好ましくは、圧縮性材料を含むかまたはそれから製造される。圧縮性材料は、製品300の周縁部の周りのシーリングが達成されるように、材料602の変形を可能にする(図7参照)。実施形態によっては、部材602のうちの一方のみが圧縮性であってもよいが、両部材602が圧縮性であることが好ましい。部材602を略いかなる圧縮性材料からも製造することができるが、一実施形態では、低密度フォームパッドから製造される。低密度フォームは、高圧縮比を有する部材を提供し、それによって、部材が変形し製品300の輪郭によりよく従うことが可能になる。以下にさらに説明するように、部材602を形成するパッドは、円柱状に成形された要素に限定されず、略いかなる形状であってもよい。
【0049】
製品300の側縁に沿った適当なシーリングを確実にするために、部材602は、好ましくは、製品の横縁を越えて外側に延在する(図7参照)。この構成により、部材602は、横縁の周囲をよりよく包み込むと共に湿気の侵入を可能にする間隙を最小限にすることができる。代替的に、装置600は、部材602と同様に、製品の側縁に対してシールするために横方向の圧縮負荷を与える側圧縮部材(図示せず)を有してよい。
【0050】
図7に示す輪郭の一致は、あらゆる方法で達成することができる。例えば、均一直径部材602が、パウチ200に対して図示するように変形させるために十分な力で押圧されてよい。他の実施形態では、部材602は、幾分か圧縮性でなく製品の形状に従う段付きプロファイルを有してよい(図7に示すものと同様)。またさらに、部材602は、材料選択(例えば、低密度フォーム)と輪郭がつけられた(例えば、段付き)構造との組合せによって一致を達成してよい。
【0051】
圧縮性部材602が製品300に対して適当な予圧を維持することを確実にするために、各部材602は、好ましくは、剛性または半剛性部材、例えばコア604を有し、それに対して部材602が形成されるかまたは他の方法で取付けられる。コア604は、部材602がそれらの長さに亙って所望の圧縮を提供することを確実にする。コア604はまた、好ましくは、対向するコア604の近接縁の接続を可能にする構造的特徴を有する。一実施形態では、その構造的特徴は、単に、コア604の各端部に取付けられるかまたはそれと一体である、コアの拡張部、例えば先端部605である。コア604を単一部材として示すが、他の実施形態、例えば、軸および/または軸受け、複数のコア、コアの代りの外部支持部材等も可能である。
【0052】
部材602を互いに向かって付勢するために、引張り部材が提供される。一実施形態では、引張り部材は、図7に概略的に示すように、動的弾性部品608、例えば、ゴムバンドまたはばねである。しかしながら、引張り部材はまた、半剛性、剛性または他の弾性部材として構成してもよい。引張り部材608の長さおよびコンプライアンスと、部材602のコンプライアンスと、他の要素と、により、部材602の変形が確定される。これらの変数は、部材602が実質的に製品300の輪郭に従うことを確実にするため、さらに所望の予圧が与えられることを確実にするため、事前に選択される。
【0053】
使用時、圧縮装置600は、図1に示すように、パウチの外部に第1端206に近接して配置される。製品300は、部材602(図2および図6に示すように)の間に延在するように配置される。必要な場合、装置600、例えば、引張り部材608は、部材602の所望の圧縮を増大または低減させるように調整されてよい。
【0054】
分配中、製品300は、方向306(図2参照)に引張られるにしたがって装置600上を移動する。製品が移動するに従い、部材602は、コア604の周りを回転してよく、あるいは、より好ましくは、固定のままで、すなわち回転しなくてもよい。
【0055】
所望の長さの製品が開口204を通過すると、製品は切断され、残りの製品はパウチ内に押戻され、それによって、シーリング装置500を閉じることができるようになる。任意に、パウチはまた、製品と共に切断されてもよい。この場合、圧縮装置600を、開口204に近接した状態を維持するために必要に応じてパウチの長さに沿って移動させてよい。装置600は、選択的に装置600をパウチ200の長さに沿って固定するために、他の装置、例えば、クランプ(図示せず)を有してよい。
【0056】
圧縮装置600は、パウチ200を製品300に従わせるだけでなく、分配中に製品300を円滑に移動させる傾向もある。すなわち、製品は、分配される際、部材602間で圧搾される。この圧搾作用は、しわの除去をもたらしおよび/または製品300に形成される折曲りをまっすぐにする傾向がある。円滑に移動させる効果を増大させるために、部材602のパウチに沿った長さ、例えば、部材602と製品300との間の接触の長さを増大させてよい。
【0057】
クロージャシステム400を、異なる別個の圧縮装置600およびシーリング装置500を含むように上に示し説明したが、他の実施形態では、それら装置を結合して一体型クロージャシステムにする。例えば、図8および図9は、圧縮装置802とシーリング装置804とを有する固定フレームを含むクロージャ装置800を示す。
【0058】
圧縮装置802は、この例示的な実施形態では矩形形状である2つの圧縮部材806を有する(図9参照)。しかしながら、限定されないが長円形、円形および多角形形状を含む他の断面形状もまた、発明の範囲から逸脱することなく可能である。
【0059】
フレームアセンブリ808は、部材806を互いに連結する。図示しないが、フレームアセンブリ808は、部材806を支持するために図7に示すコア604と同様のコアを有してよく、あるいは代替的に、部材806を外部から支持してよい。さらに他の実施形態では、部材806は、フレームアセンブリ808に接着取付けされてよい。フレームアセンブリ808からは、アーム部材810および812が延在しており、それらは、その遠位端において、好ましくは相互係合歯814を有するシーリング装置804を形成する。歯814を係合させパウチ200をシールするために、部材812を、図9において概して矢印816によって示すようにアセンブリ808を中心に枢動させる。部材812が方向816に枢動する時、パウチ200が歯814の間で締付けられ、それによって第1開口204が効果的にシールされる。シーリング装置804を開くためには、図9の矢印818に示すように、部材812を第2方向に枢動させる。
【0060】
部材812を、あらゆる方法で構成することができる。例えば、部材812を、アセンブリ808を中心に(方向816かまたは818のいずれかに)付勢してよい。他の実施形態では、部材812は、十分な力を与えることにより、アセンブリ808を中心に方向816および818に塑性的に変形可能である。さらに他の実施形態では、装置800は、部材812を部材810に対して固定する(例えば、シーリング装置を閉じてまたは開いて保持する)ように適合された、追加のハードウェア、例えばクリップまたはファスナを有する。
【0061】
使用時、装置800は、パウチ200の第1端206上に配置され、製品300が部材806間にあるように配置される(図9参照)。ここでまた、部材806は、好ましくはフォームまたは同様の圧縮性材料であり、それによって部材806は実質的に製品300の形状に従うようになる(例えば、図7参照)。さらに、部材806は、好ましくは、製品の幅を越えて延在する(図7参照)ことにより、横縁の周囲のより優れたシーリングを可能にする。
【0062】
装置800が図9に示すように配置されると、部材812を、パウチを閉じてシールするように操作することができる。製品を分配するためには、部材812を方向818に移動し、製品を方向820に引出す。所望の長さの製品300をパウチから分配し残りの製品から切断すると、残りの製品を、開口204内に十分な距離押込むことができ、それによってシーリング装置804がパウチ200をシールすることができる。すなわち、製品300を図9に示すようにパウチ200内に押戻してよく、それによって部材812を方向816に操作することにより製品300によって邪魔されることなく開口204をシールすることができる。上述した他の実施形態と同様に、パウチ200を製品と共に切断してよく、その場合、装置800をパウチ長に沿って配置し直すことにより、開口204に対して望ましいように近接した状態を維持することができる。
【0063】
図10および図11は、クロージャ装置900のさらに別の実施形態を示す。装置800と同様に、装置900は、圧縮装置902とシーリング装置904とを共に有する。しかしながら、この特定の実施形態では、装置900は、幾分か従来からの洗濯ばさみに似るように構成される。特に、圧縮部材906は、ねじりコイルばねかまたは他の付勢部材908によって互いに対して付勢される。圧縮装置902からは、部材910および912が延在している。部材910および912の遠位端は、シーリング装置904を形成する。図9に示すシーリング装置804と同様に、一実施形態では、シーリング装置904は、相互係合部材、例えば、歯914を有する。パウチをシールするためには、部材910を方向918に移動する(図11参照)。パウチを開くためには、部材910を方向916に移動する(図11参照)。一実施形態では、部材910の移動は、塑性変形、例えば、部材910の曲げによって達成される。しかしながら、部材910および912が他の方法、たとえば部材910の軸922を中心とする枢動によって互いに対して移動する他の実施形態もまた可能である。
【0064】
使用時、装置900は、図8および図9に示す装置800と実質的に同様に動作する。製品300を分配するためには、シーリング装置を開き、製品を方向920に引出す(図11参照)。好ましくはフォームまたは他の圧縮性材料から製造されるパッドである部材906は、ばね908の付勢負荷下で製品の形状に従う。所望の長さの製品が分配されると、それを切断し、製品をパウチ内に押込むことによって、シーリング装置904を閉じてよく、例えば、部材910を方向918に移動してよい。任意に、パウチを部材906間に引出すことにより、製品が分配されるにしたがって切断し短くするようにしてもよい。この場合、装置900を、開口204に近接して維持するために望ましいようにパウチの長さに沿って移動してよい。
【0065】
コンテナ
図12〜図20は、本発明による製品300を保管および分配するさらに他の実施形態を示す。特に、図12は、本明細書ですでに述べたような製品300を収容するパウチ200を示す。しかしながら、本実施形態のパウチ200は、さらに、コンテナ1000内に封入される。コンテナ1000は、輸送および保管中にパウチにより強力な保護を提供する等、いくつかの理由に対して有利である。コンテナは、好ましくは、プラスチック、金属または段ボール等、剛性または半剛性材料から形成される。コンテナ1000には、圧縮部材1002が一体化するかまたは他の方法で結合され、それは、上述した圧縮部材602、806、906と同様に、圧縮性であり製品300の形状に従うように適合される。コンテナ1000は、コンテナ1000のカウンタまたは壁への取付けを可能にする機構、例えば、ファスナ、吸盤、ベルクロ(velcro)等(図示せず)を有してよい。本明細書ですでに説明したシーリング装置500もまた含まれる。
【0066】
図13は、コンテナ1000と同様のコンテナ1100内にあるパウチ2000(製品300を保持している)を示す。しかしながら、ここでは、コンテナは、従来の運送用コンテナ、例えば、段ボール箱から形成されてよい。ボックス1100は、ボックスに結合されパウチの内部を周囲状況からシールするために所望の圧縮負荷を与える、圧縮部材1102を含む。シーリング装置500もまた含まれる。
【0067】
図14および図15は、本発明のさらに他の実施形態によるコンテナ1200を示す。コンテナ1200は、多くの点で図13のコンテナ1100と実質的に同様であるが(例えば、圧縮部材1102および1202参照)、さらに一体型シーリング装置1204を含む。一実施形態では、装置1204は、パウチ200の第1開口204をシールする閉位置(図14参照)と第1開口へのアクセスを提供する開位置(図15参照)との間で枢動する、L形状部材1205を有する。L形状部材をその閉位置で維持するために、可撓性リップ1206等の保持機構が含まれる。
【0068】
L形状部材1205は、枢支軸1207を中心に枢動する。枢支軸1207は、実際のピン継手とすることができ、あるいは代替的に、コンテナ1200の脆弱部(例えば、段ボール箱の折目またはプラスチックコンテナの薄い部分)とすることができる。いずれにしても、L形状部材1207は、パウチ200の開放およびシーリングを可能にするように方向1208に移動可能である。
【0069】
図16および図17は、本発明のさらなる実施形態を示す。図16は、図14および図15のコンテナ1200と大部分類似するコンテナ1300を示す(例えば、圧縮部材1302参照)。しかしながら、図16に示す実施形態は、L形状部材1205の代りにギロチン式シーリング装置1305を使用する。シーリング装置1305は、コンテナ1300の平行部分によって形成されるガイドスロット1307内に搭載されたスライド部材1306を含む。スライドを引上げると(図16に示すように)、開口204およびコンテナ開口部1303を介して、パウチの内部へのアクセスが提供される。しかしながら、スライド1306を方向1308に移動すると、スライドはパウチ200をスライドとクランプ面、例えば、スロット1307の内面との間で捕え、パウチ200をシールする。
【0070】
図17は、図16のコンテナ1300をわずかに変更したコンテナ1400を示す。ここでは、スライド部材1406は、閉鎖時、対向するクランプ面1409に対してパウチ200を挟む。
【0071】
スライド1406(または1306)を所望の位置で固定するために、スライドは、締りばめによってスロット1407(または1307)を係合してよい。コンテナがより剛性でない材料、例えば、段ボールで製造される実施形態では、スライド1406(または1306)とスロットを画定するコンテナの部分とは、スティフネスおよび耐摩耗性を向上させるためにコートまたは補強されてよい。
【0072】
図17は、圧縮部材1402をさらに示す。この特定の実施形態では、圧縮部材は、コンテナに取付けられる別個のフォームまたは他の圧縮性材料ではなく段ボールコンテナ1400の段ボール延長部である。段ボール延長部の寸法を適当に決めることにより、パウチ200内の製品に対して所望の圧縮力が与えられてよい。
【0073】
図18は、コンテナ1500のさらに別の実施形態を示す。コンテナ1500は、独立した圧縮装置600(図6および図7に示すものと同様)と独立したシーリング装置1600とを有する。装置600は、パウチをコンテナ1500内に配置する前にパウチ200に連結されてよい。
【0074】
シーリング装置1600は、図19により明確に示すように、雌部材1602と雄部材1604とを有する。シール時、雄部材1604を雌部材1602と位置合せし、それら2つの構成要素を、図18に示すような方向1606に互いに押込むことにより、それらの間にパウチ200が捕えられる。パウチが捕えられると、雌部材1602と雄部材とが締りばめで係合する。好ましくは、シーリング装置1600は、部材1602および1604を互いに結合する相互接続部材を有する。圧縮装置600とシーリング装置1600とがコンテナ1500から独立しているため、図18の実施形態により、エンドユーザは、製品をコンテナから(図示するように開口部1502を介して)分配するか、あるいは代替的に、パウチ200をそこから取外して製品を直接パウチから分配する(例えば、図1および図2参照)ことができる。コンテナ1500から分配する時、製品を開口204から取出す際に、装置600をコンテナの壁から引出す(図18参照)。
【0075】
シーリング装置804(図9参照)、904(図11参照)、1600(図19参照)および図14〜図17に示すものの1つの利点は、それらが平行クロージャ装置であるということである。すなわち、これらのシーリング装置は、シーリング部材がパウチ幅に亙って漸次閉じるはさみまたはジッパタイプのクランプとは対照的に、パウチの幅に亙ってシールする。平行クロージャ装置は、より均一のシールを提供し、概してシーリング領域に近接するパウチのバンチングおよびしわを低減することができる。しかしながら、他の平行および非平行シーリング装置を、本発明の範囲から逸脱することなく使用してよい。
【0076】
結論
本発明を特定の実施形態に関して説明したが、確実に他の構成が可能である。例えば、パウチ200内の製品300を湿気からさらに保護するために、パウチは、図20に実施例を示すポケット1700を有してよい。ポケット1700は、好ましくは、パウチ200に取付けられる部材1702によって形成される。ポケット1700は、製品300と周囲環境との間のさらに別の障壁を提供することにより製品300を保護する。唯一のポケットと単純なS形状部分とを有するように示すが、ポケット1700はまた、上述したマッシュルーム形状セクション等の他の繰返しセクションかまたは単純な連続式製品にも適応してよい。代替的に、個々のセクション、例えば、図2のセクション302を受入れるために多数のポケット1700を有するパウチもまた考えられる。
【0077】
本明細書で説明した圧縮装置とシーリング装置との実施形態もまた、例示的なものである。上述した圧縮装置かまたはそれらの等価物の任意のものを、本明細書で説明したシーリング装置(または等価物)の略任意のものと交換することにより、さらにべつのクロージャシステムを製造してよい。
【0078】
有利には、本発明は、可撓性パウチ内に連続長の感湿性製品を保管する装置および方法を提供する。本発明により製品を折畳むことによって、製品取出しに対する抵抗が実質的に低減される。本発明の折畳みパターンにより、周囲状況に不注意に曝露することによる硬化がさらに低減される。さらに、本明細書で説明した折畳みパターンにより、長さが低減された経済的なパウチ内への製品の保管が加納になる。本発明はまた、製品の分配前、分配中および分配後にパウチの実質的なシーリングを可能にするクロージャシステムも提供する。
【0079】
本発明の例示的な実施形態を上に記載した。当業者は、本発明の範囲内で多くの実施形態が可能であることを認めるであろう。確実に、あらゆる部品およびアセンブリの変形、変更および組合せを行うことができ、それらはまだ本発明の範囲内にある。このため、本発明は、以下の特許請求の範囲およびその等価物によってのみ限定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の一実施形態による、感湿性製品を保管するためのパウチの斜視部分切取図である。
【図2】
本発明の一実施形態による折畳まれた製品を有するパウチの切取図である。
【図3A】
図2の感湿性製品のセクションの拡大部分図である。
【図3B】
代替折畳み構成の製品を示すパウチの切取図である。
【図4】
本発明のさらに他の実施形態による折畳まれた製品を有するパウチの切取図である。
【図5A】
図4の製品のセクションの拡大部分図である。
【図5B】
本発明のさらに他の実施形態による製品のセクションの拡大部分図である。
【図5C】
本発明のさらに他の実施形態による折畳まれた製品を有するパウチの拡大部分図であり、丸められた構成を示す。
【図5D】
本発明のさらに他の実施形態による折畳まれた製品を有するパウチの拡大部分図であり、傾いた連続式構成を示す。
【図5E】
本発明のさらに他の実施形態による折畳まれた製品を有するパウチの拡大部分図であり、垂直な連続式構成を示す。
【図6】
本発明の一実施形態による圧縮装置の拡大図である。
【図7】
図6の7−7線に沿って取出された断面図である。
【図8】
本発明の一実施形態によるクロージャ装置の斜視図である。
【図9】
明確にするために装置の一部が取除かれた、図8のクロージャ装置の側立面図である。
【図10】
本発明の他の実施形態によるクロージャ装置の斜視図である。
【図11】
図10のクロージャ装置の側立面図である。
【図12】
本発明の一実施形態によるパウチコンテナの断面図である。
【図13】
本発明の他の実施形態によるパウチコンテナの断面図である。
【図14】
シーリング装置が閉じられている状態を示す本発明のさらに他の実施形態によるパウチコンテナの断面図である。
【図15】
シーリング装置が開かれている状態を示す図14のコンテナの部分断面図である。
【図16】
シーリング装置が開かれている状態を示す本発明のさらに他の実施形態によるコンテナの部分断面図である。
【図17】
シーリング装置が閉じられている状態を示す本発明のさらに他の実施形態によるコンテナの部分断面図である。
【図18】
本発明のさらに他の実施形態によるコンテナと別個のシーリング装置との部分断面図である。
【図19】
本発明の一実施形態による平行シーリング装置の拡大部分図である。
【図20】
本発明のさらに他の実施形態による感湿性製品を保持するパウチの断面図である。
技術分野
本発明は、感湿性製品に関し、より詳細には、連続長湿気硬化性の整形外科用副木材/ギプス材製品(splinting/casting product)を防湿パウチおよびコンテナにパッケージおよび保管する装置および方法に関する。
【0002】
背景
整形外科学固定(immobilization)業界では、連続長感湿性合成副木材材料と共に使用される再シール可能パッケージが必要となってきた。例示的な感湿性合成副木材材料は、例えば、以下の米国特許に記載されている。すなわち、Reedに対する米国特許第4,609,578号、Scholz等に対する同第4,667,661号、Scholz等に対する同第4,774,937号およびScholz等に対する同第5,027,803号である。これらの製品は、一般に感湿性であり、すなわち、周囲湿度レベルを含む湿気に曝露されることにより、これらの製品は急速に堅くなり、硬化した副木材またはギプス材を形成する。
【0003】
これらの製品をパッケージするための要件には、製品を容易に分配することができるパッケージと共に、長い貯蔵寿命(例えば、周囲条件で2年以上)が含まれる。製品は一般に冷蔵されず、代りに一般に周囲温度で保管されるため、これらの課題はより深刻になる。上記理由により、これらの製品と共に使用されるいかなるパッケージも、好ましくは、不透湿性である密閉シールを形成する。
【0004】
これらの厳しいパッケージング要件のために、これらの製品は一般に、プレカットされた長さの製品を収容する使い捨てパッケージにシールされてきた。しかしながら、かかるパッケージングにより、時に製品およびパッケージング材料が無駄になると共に、プレカットされた長さのギプス材/副木材材料毎に個別にパッケージすることに関連してコストが増大する結果となる。
【0005】
プレカットされた長さのパッケージングに関連する無駄を回避するために、連続長のパッケージングでこれらの製品をパッケージする試みがなされてきた。Parkerに対する米国特許第4,770,299号、Parkerに対する同第4,869,046号およびParkerに対する同第4,899,738号は、すべて、アルミ箔ラミネート等の不透湿性材料の外部スリーブ内にパッケージされた医療用包帯製品を開示している。開示されている防湿性外部スリーブパッケージは、実質的に、そこに収容される製品と同じ長さである。パッケージされた製品は、概して、巻かれてボックス内に配置され、そこで解かれることにより、パッケージ(製品が中にある)の一部を所定の長さに切断することができる。そして、残りのパッケージング材料は、使用の度に再シールされる。これらのパッケージングシステムは、製品を望ましい特定の長さに切断することができるという利点を有するが、また、いくつかの欠点も有する。
【0006】
これらの欠点には、材料をボックス内にロールとしてパッケージすることにより、一般にスリーブを形成するために使用される比較的堅いアルミ箔ラミネートに多くの折目がもたらされる、ということがある。折目は、可能性として、漏れを及ぼしパッケージにおける製品の早期硬化をもたらすピンホールの原因となる。また、製品の全長がパッケージング材料の外部ラップに封入されなければならないため、比較的大量のパッケージング材料が使用され、製品のコストがさらにかかることとなる。
【0007】
製品の全長をパッケージすることに関する問題を解決する試みの一つは、Parker等に対する米国特許第5,003,970号に開示されている。その特許は、不透湿性材料から形成された外部コンテナにパッケージされた連続長の副木材材料を開示する。製品の大部分は、パッケージの拡大部分に保管され、その拡大部分からは細長い分配スリーブが延在している。
【0008】
パッケージは、拡大部分を有し拡張スリーブの両側を形成するようにテーパ加工されている2枚の側面パネルと、パッケージのそれら側面を接続し拡張スリーブの上部および底部を形成するために使用されるストリップと、を有することが認められる。図面に示され明細書において説明されるように、このパッケージは、既存のパッケージング装置を使用して容易に製造することができない。パッケージングの問題に加えて、その特許はまた、使用中および使用間に拡張スリーブをシールする有効かつ使用が容易な手段を開示していない。
【0009】
したがって、周知の方法は、使用に際し決して望ましくないことが証明されている。装置のうちのより確実なものは使用が困難であり、使用中にパッケージが開いている時間を増大させるため、湿気が入るのを可能にし、その内部の材料を硬化させる。逆に、使用が容易なシール方法は、完全性に問題があるシールを形成し、シールが閉じている時でさえもパッケージ内への湿気の浸透が可能になる。
【0010】
これらの問題の多くを克服する1つのコンテナは、Scholz等による米国特許第5,505,305に示されている。ここでは、コンテナは、内部に感湿性製品を収容する拡張可能パウチの開口に結合された磁気クロージャを有する。磁気クロージャは、使用間のパウチの密閉シーリングを可能にする。非常に有効ではあるが、‘305特許の発明は、概して、磁気シーリング装置の少なくとも一部をパウチに結合することが必要である。さらに、例えば、分配中に磁気クロージャが開いている時、幾分かの湿気が浸入する可能性がある。
【0011】
要約
これらの障害を克服するために、本明細書では、湿気硬化性の整形外科用副木材/ギプス材製品等の感湿性製品を保管する装置および方法を提供する。有利には、本発明の装置および方法は、連続長の感湿性製品の可撓性パウチ内への保管を提供する。本発明にしたがって製品を折畳むことにより、製品分配に対する抵抗が実質的に低減する。本発明の折畳みパターンにより、さらに、周囲環境に対する不注意な曝露による硬化が低減される。またさらに、本明細書で説明する折畳みパターンにより、長さが低減されたパウチ内への製品の保管が可能になる。
【0012】
本発明はまた、製品の分配中および分配後のパウチの実質的なシーリングを可能にするクロージャシステムも提供する。実施形態によっては、クロージャシステムは、分配中と分配後との両方においてパウチを製品に実質的に従わせる圧縮装置を有する。圧縮装置はまた、製品がパウチの第1端の開口を通して分配される際にその製品の表面を平滑化することも可能である。クロージャシステムはまた、好ましくは、使用間に開口を再シールするシーリング装置も有する。一実施形態では、シーリング装置は、開口の全幅に亙って同時にシールする平行クランプである。本発明の他の実施形態を以下に述べる。
【0013】
一実施形態では、装置が提供される。本装置は、第1端、第2端およびそれらの間に延在するパウチ長を有するパウチを含む。パウチはさらに、内部を画定する。本装置はさらに、連続長を有する感湿性製品を包含する。製品は、好ましくは、内部にかつパウチ長に沿って配置された複数のセクションを有するパッケージ構造になるように折畳まれる。各セクションは、少なくとも2つの折目とそれらの間に亙るセグメントとを有し、セグメントもまたパウチ長に沿って延在する。
【0014】
他の実施形態では、連続長の製品を保管および分配する装置が提供される。ここでは、本装置は、連続長の感湿性製品を収容および保管する内部を有するパウチを有し、そのパウチは第1端を有する。パウチにその第1端に近接して結合するように適合された圧縮装置もまた、提供される。圧縮装置は、第1圧縮部材と第2の対向する圧縮部材とを有し、圧縮部材は、第1端とパウチとの形状を製品の形状に実質的に従わせるように適合される。
【0015】
さらに他の実施形態では、可撓性パウチ内に保管された製品と共に使用するためのクロージャ装置が提供される。本クロージャ装置は、2つの対向する圧縮部材を有する圧縮装置と、圧縮装置に動作可能に連結されたシーリング装置と、を有する。シーリング装置は、対向するシーリング部材を有し、それらシーリング部材は、開位置と閉位置との間で選択的に移動可能である。
【0016】
パウチに連続長の製品をパッケージする方法もまた提供される。一実施形態では、本方法は、連続長の感湿性製品を提供することを含む。本製品は、複数の相互接続セクションを有するパッケージ構造になるように折畳まれ、少なくとも1つのセクションは、少なくとも2つの折目とそれらの間に亙るセグメントとを有する。本方法はさらに、複数のセクションをパウチ内に封入することを含み、パウチは、第1端、第2端およびそれらの間に延在するパウチ長を有し、セグメントはパウチ長に沿って延在する。
【0017】
可撓性パウチから製品を分配する方法もまた開示される。一実施形態では、本方法は、可撓性製品を収容するパウチを提供することを含み、そのパウチは第1端を有する。本方法はさらに、クロージャ装置をパウチにその第1端に近接して結合することを含む。クロージャ装置は、2つの対向する圧縮部材を有する圧縮装置と、対向するシーリング部材を有するシーリング装置と、を有する。シーリング部材は、開位置と閉位置との間で選択的に移動可能である。本方法はまた、シーリング装置を開位置に配置することと、パウチ中の製品へのアクセスを提供するためにパウチの第1端に近接して第1開口を生成することと、を含む。そして、製品は、第1開口を通してパウチから分配され、圧縮部材は、パウチの形状を製品の形状に実質的に従わせる。
【0018】
ここでは簡単に要約したが、本発明は、図面と以下の例示的な実施形態の説明とを参照することによって最もよく理解することができる。
本発明を、各図面を通して同様の記号が同様の部分を示している図面を参照してさらに説明する。
【0019】
例示的な実施形態の詳細な説明
実施形態の以下の詳細な説明では、その一部を形成し、本発明を実施することができる特定の実施形態が例として示されている、添付部面を参照する。他の実施形態を利用することができ、本発明の範囲から逸脱することなく構造的変更を行うことができる、ということは理解されなければならない。
【0020】
図1は、本発明の一実施形態による感湿性製品をパッケージし保管する装置100を示す。本明細書では、主に湿度硬化性整形外科用副木材/ギプス材製品に関して説明するが、本発明は大抵の他のあらゆる感湿性製品に対して等しく適用可能である。
【0021】
図1に示す実施形態では、可撓性であり理想的には不透湿性材料から製造される、好ましくは細長いスリーブまたはパウチ200が提供される。パウチは、パウチ200の第1端206に位置する開口204を介してアクセスされる内部空間202を画定する。内部202には、シート状の連続長整形外科用副木材/ギプス材製品300(以下、「製品」300と呼ぶ)が配置されている。図2により明確に示すように、製品300は折畳まれており、それによって、展延長さが実質的にパウチ200の長さより長い可能性があるが、図示するようにパッケージ構造になるように折畳まれた時にそこに容易に適合する。
【0022】
また、図1において、任意のクロージャシステム400も提供され示されてよい。好ましくは、クロージャシステムは、シーリング装置500(本明細書でさらに説明する)と圧縮装置600(同様に本明細書でさらに説明する)とを含む。クロージャ装置500と圧縮装置600とは、図1に示すように別個の構成要素であってよく、あるいは代替的に、後にさらに説明するように結合されて統合されたクロージャシステム400を形成してもよい。いずれにしても、シーリング装置500は、パウチ開口204に近接して配置されることにより、保管中、すなわち製品300が分配されていない時に、開口204の実質的な密閉シーリングを可能にする。圧縮装置600は、同様に開口204に近接して配置され、製品300の分配中に湿気の侵入を低減するために提供されており、シーリング装置500が閉じている時の湿気の侵入をさらに低減することができる。
【0023】
装置100の主な構成要素の各々を、以下により詳細に説明する。
【0024】
パウチ
本発明のパウチ200(図1参照)は、1つの材料、好ましくは不透湿性材料を使用して製造され、折畳まれ合わせ、縁に沿ってヒートシールされることにより一般に標準フィンシールと呼ばれるものを形成する。代替的に、2つの材料がそれらの周縁部に沿って互いにヒートシールされてもよい。
【0025】
パウチ200用の好ましいパッケージング材料の一つは、アルミ箔の層にポリエチレンの層があり、その上にポリプロピレンの外層があるラミネートである。最も内側の層は、好ましくはデラウェア州、WilmingtonのE.I.DuPont de Nemours&Companyから入手可能なSURLYNTMイオノマー樹脂か、または代替的に、十分なヒートシーリング特性を提供するポリエチレンの形態である。
【0026】
他の実施形態では、パウチ200は、パウチ200が製品300を受入れるためにより容易に拡張することができるようにするガセット(図示せず)で形成されてよい。かかるガセットは、概して米国特許第5,505,305号に開示されている。
【0027】
パウチは、第1端206と第2端207との間で測定されるパウチ長205(図1参照)を有する。本明細書では一定幅210を有する細長いパウチとして示し説明するが、大抵のあらゆる形状のパウチが考えられる。例えば、本発明の範囲から逸脱することなく、その幅210と等しい長さ205を有するパウチ200か、または代替的に長さに沿って可変の幅を有するパウチが、可能である。1つの例示的な実施形態では、パウチは平面図において略矩形であり、パウチ幅210の少なくとも2倍の長さ205を有する。保管される所望の製品に対応するようにさらに他のパウチ構成を製造することができる。
【0028】
製品
実際の副木材/ギプス材材料の厳密な構成は、本発明の理解に対して主要ではないが、例示的な材料は、Scholz等に対する米国特許第4,667,661号、Scholz等に対する同第4,774,937号、Scholz等に対する同第5,027,803号、Sholz等に対する同第6,027,465号に説明されている。
【0029】
図2は、装置100の切取図を示す。この図では、パウチ200の内部202に、折畳まれた製品300が示されている。製品が概して等しい長さのパウチ内に収容されるか、または代替的に、製品が拡大部分を有するパウチ内に適合するように丸められる、他の副木材パッケージングシステムとは異なり、本発明は、製品を、各々が長さ304を有する別個の繰返しセクション302を構成するように折畳む。そのように折畳まれると、製品300は、好ましくは略平坦なパウチ、例えば、空の場合に略平坦シートを形成するパウチに適合することができる。平坦パウチ構成は、その構成が比較的単純かつ費用効率がよいため有利である。しかしながら、本発明の範囲を逸脱することなく、大抵のあらゆる形状のパウチが可能である。
【0030】
あらゆるパッケージ構造、例えば、製品折畳みパターンが可能であるが、パウチ200内の製品300の構成は、好ましくは開口204を介してそこから容易に引出すことができるように選択される。折畳みパターンは、さらに、実質的により短いパウチ内の所与の長さの製品のパッケージングを可能にするように選択される。それら目的を達成する1つの折畳み構成を、図2に示す。ここでは、製品は、パウチ200の長さに沿って、一続きの繰返しS形状セクション302を形成する。図3Aに示すように、各セクション302は、概して、2つの折目306aと306bとの間に亙る略線形セグメント302bを含む。この特定の実施形態では、接続セグメント302aおよび302cは、S形状セクション302の残りを形成する。
【0031】
製品300を折畳むために使用される方法を、特定の製造装置またはプロセスを利用するために採用することができるが、それは、一実施形態では、まず製品300を、接続セグメント302aを形成するように配置することを含む。そして、製品を折目306aに沿って折返すことにより、接続セグメント302bを形成する。次いで、製品300を折目306bに沿って折返すことにより、接続セグメント302cを形成する。そして、接続セグメント302cを次のセクション(図2を参照)の接続セグメント302aの始まりに接続し、その後S形状セクションを繰返すことができる。
【0032】
このようにパウチの長さに沿って製品を折畳むことにより、製品長をおよそ3倍縮小することができる。しかしながら、より多い(またはより少ない)セクションを有する他の実施形態では、より高い(または低い)パッケージング効率を達成することができる。好ましくは、製品300を、例えば、図2に示すようなパッケージ構造になるように折畳むと、従来のフローラッピング技術を使用してパウチ200内に封入することができる。
【0033】
なお、明確にするために、以下の図面では、製品300を、隣接するセクションおよびセグメントの間の分離(例えば、セグメント302a/302bおよび302b/302cの間)を誇張して示す。実際には、セグメントは物理的に互いに接触する。
【0034】
パウチ200からある長さの製品300を取出すために、エンドユーザは、単に、開口204を通してアクセス可能な製品の端部を引張る(クロージャ装置500を開くか他の方法で取出す)。セグメント302a、302b、302cは概して引張り方向306(図2参照)と位置合せされるため、製品300は、セグメントが他のように方向付けされる場合より容易に広がり、パウチから出る傾向がある。さらに、セグメント302a、302bおよび302cをパウチ200の長さに沿って、例えば、パウチと平行に方向つけることによって、好都合の(すなわち、より小さい)パウチ高さおよび長さが達成される。
【0035】
本発明のセクション化された折畳みパターンの他の利点には、例えば、分配中の摩擦抵抗が低減される、ということが含まれる。これは、セクション302では、図3Bに示す全長連続式(fan−fold)等の他のいくつか折畳み構成より、分配中に製品の表面が接触しないという事実による。さらに、図3Aで説明したもののような折畳み構成では、製品300のわずかな部分のみが開口204(例えば、図2参照)に近接する。このため、開口204を介する不注意な曝露による製品300の早期硬化が、それに近接するその部分のみに限定される。他の実施形態、例えば、図3Bの水平連続式は、開口近くに多数の折目を有し、製品300’のその長さ全体に沿った部分の早期硬化の危険が増大する。場合によっては、パウチ200’に湿気が侵入することにより、製品300’全体を処分することが必要になる可能性がある。
【0036】
図2および図3AにおいてS形状セクションとして説明したが、他の折畳み構成も可能である。概して、パウチの長さに沿って延在する1つまたは複数のセグメント、例えば、パウチ長に平行であるかまたは他の方法で分配方向に一致するセグメントを有する別個のセクションを提供するいかなるパッケージ構造も可能である。
【0037】
説明の目的のために、本明細書では、しばしば、接続セグメント(例えば、1つのセクション302を次の部分に相互接続させる302aおよび302c等のセグメント)を考慮せずに、折畳みパターンを画定する。例えば、図3Aに示す折畳み構成は、折目306aおよび306bによって境界が画定される1つのセグメント302bを含むと考えられる。各セクション302が製品300の連続長の一部を形成するため、接続セグメント302aおよび302cは必然的に含まれる。したがって、以下の説明は、本発明を明確にする必要のある場合を除いて接続セグメントに対する特定の言及を排除する。
【0038】
本発明によるパッケージ構造の他の実施例を、図4および図5Aに示す。これらの図面に示す折畳み構成は、図2および図3に示すもののように、パウチ200の長さに沿って延在するセグメントを有する別個のセクションを提供する。しかしながら、図2および図3Aの実施形態とは異なり、製品300は、各々が長さ304’を有する繰返しの一続きのマッシュルーム形状のセクション302’に折畳まれる。
【0039】
図5Aは、3つのセグメント302b’、302c’および302d’を有する各セクション302’を示し、そこではこれらのセグメントの各々が折目によって境界が画定されている。セグメント302b’は折目306a’および306b’によって境界が画定され、セグメント302c’は折目306b’および306c’によって境界が画定され、セグメント302d’は折目306c’および306d’によって境界が画定される。接続セグメント302a’および302e’は、隣接する部分の間に亙りそれらを接続する。一実施形態では、セクション302’は、まず図5Aに示すような接続セグメント302a’を配置することによって形成される。そして、製品は折目306a’に沿って折畳まれることにより、好ましくは、接続セグメント302a’と長さの等しいセグメント302b’を形成する。次いで、製品300は、折目306b’に沿って再び折畳まれることにより、一実施形態ではセグメント302b’の2倍の長さであるセグメント302c’を形成する。その後、製品は、折目306c’に沿って折畳まれ再び折目306d’に沿って折畳まれることにより、図示するような接続セグメント302e’を形成する。セグメント302d’および302e’は、それぞれセグメント302b’および302a’とおよそ等しい。
【0040】
図2および図3に示す実施形態と同様に、製品300を図4に示すような方向306に取出すことにより、マッシュルーム形状セクション302’は広がって開口204を通って分配される。各セクション302’が製品300の最小部分と接触するため、製品取出しに対する抵抗がまた低減される。さらに、製品のわずかな長さのみが開口204に近接し、製品のすべてまたは実質的な部分を処分する必要のある可能性がある、不注意な曝露と早期硬化との可能性が低減する。
【0041】
図5Bは、本発明によるさらに別のパッケージ構造を示す。図5Aに示す実施形態と同様に、図5Bのセクション310は、長さ314を有し、各々が、それぞれ折目312aおよび312bと、312bおよび312cと、312cおよび312dと、によって境界が画定される3つのセグメント310b、310cおよび310dを有する。接続セグメント310aおよび310eが、隣接するセクション310間に亙りそれらを接続する。セグメント310a、310b、310c、310dおよび310eの長さが等しい場合、図5Bの実施形態により、展延された製品300の長さのおよそ1/5のパッケージ構造がもたらされる。
【0042】
各セクション302(図3A参照)、302’(図5A参照)および310(図5B参照)の長さは異なってよいが、各セクションは、好ましくは、共通の副木材/ギプス材サイズに対応する展延長さを有する。例えば、各セクションは、約30インチから約60インチ(75〜150cm)の展延長さを有してよい。さらに、パウチサイズは、好ましくは、都合のよい数のセクションを封止するように選択される。例えば、一実施形態では、連続長製品300は、約12〜約15フィート(3.5〜4.5m)長であり、3〜6つのセクションに折畳まれることによって、約2〜約5フィート(0.5〜1.5m)長に亙るパウチ200内に適合する。以下にさらに説明するように、パウチ拡張と製品の折畳みおよび分配に適応するためにさらなるパウチ長が要求されてよい。好ましくは、製品長のパウチ長に対する比は、約2:1以上であり、より好ましくは約3:1以上である。パウチ自体が、約10〜約30インチ(25〜75cm)長である配送用または保管用ボックス内に適合するように、さらに、好ましくは1回折畳まれてよい。当然ながら、他のパウチおよびボックスサイズもまた考えられる。
【0043】
さらに他の折畳み構成を、図3Bおよび図5C〜図5Eに示す。図3Bは、水平連続式の製品を示す。図5Cは、丸めたセクションを有する製品を示し、図5Dは、傾いた連続式で折畳まれた製品を示し、図5Eは、垂直連続式で折畳まれた製品を示す。
【0044】
上述した実施形態は、水平方向に分配される製品300、例えば、パウチ200が水平であることを示したが、本発明は、垂直に分配する場合も等しく有利である。かかる場合、装置100は、開口204(図1参照)が第2端207より低い高さであるように懸吊されてよい。垂直分配に適応するために、パウチ200は、懸吊部材、例えば、アイレット208(同様に図1に示す)かまたはフック(図示せず)を含んでよい。懸吊機構は、パウチ上、例えば、開口204と反対側の第2端207に配置され、対応する懸装機構、例えば、フック(図示せず)等から装置100を支持するように適合される。代替的に、パウチは、ロッドの上に掛けられてよい。クロージャシステム400は、後述するような他の使用に加えて、製品300が、パウチが垂直に配置された時にそこから落下しないようにする。
【0045】
クロージャシステム
再び図1を参照すると、装置100は、好ましくは任意のクロージャシステム400を有してよい。クロージャシステム400の1つの目的は、開口204のシーリングを可能にすることであり、それによってパウチ200の内部202への湿気の侵入が低減される。
【0046】
分配の前後に開口204をシールするために、シーリング装置500が提供される。シーリング装置500は、パウチ200の第1端206に配置され、閉じた構成にある時、クランプが開口204を閉鎖するかまたは他の方法で実質的に密閉シールする。パウチをシールすることができる大抵のあらゆる装置が可能であるが、1つの例示的な実施形態を図1に示す。ここで、装置500は、開口204に近接するパウチ200の上部と底部とに亙る2つの細長い要素502を有する。要素502の両端は、締結装置、例えば、クリップまたはファスナを有し、それによって要素の互いに対する締着が可能になる。便宜上、対向する要素502の近接端は、2つの要素を互いに固定するために連結され、例えば、蝶番式に取付けられてよい。シーリングをより向上させるために、他の実施形態では、装置500は、相互係合歯(図2参照)を有する。例えば、付勢された(磁気、ばね式等)クランプ、目違いはさみクランプ(tongue and groove scissors clamp)、防湿性接着テープ、ばね式圧縮ガスケット、てこクランプ、ねじ作用装置、ZIPLOCKTMタイプシール等を含む、パウチの実質的なシーリングを可能にする他の装置も可能である。
【0047】
シーリング装置500は、分配の前および後ではパウチ200をシールするが、使用中(すなわち、分配中)は開かれるかまたは他の方法でパウチから取除かれ、そのためその間は湿気の侵入を防止することができない。このため、クロージャシステム400は、好ましくは、圧縮装置600を有し、その一実施形態を図1および図2に概略的に示す。これらの図面に示す圧縮装置600は、2つの対向する圧縮部材、例えば、シリンダ602として構成され、それらは実質的にパウチ200の第1端206の形状を製品300の形状に従わせる。それらの形状は、パウチ200の壁を部材602の圧縮力下で製品300に対して押しやることによって従わせる。
【0048】
図6および図7は、本発明の一実施形態による圧縮装置600のより詳細な図を提供する。製品300の形状に対して適当に従わせるために、部材602は、好ましくは、圧縮性材料を含むかまたはそれから製造される。圧縮性材料は、製品300の周縁部の周りのシーリングが達成されるように、材料602の変形を可能にする(図7参照)。実施形態によっては、部材602のうちの一方のみが圧縮性であってもよいが、両部材602が圧縮性であることが好ましい。部材602を略いかなる圧縮性材料からも製造することができるが、一実施形態では、低密度フォームパッドから製造される。低密度フォームは、高圧縮比を有する部材を提供し、それによって、部材が変形し製品300の輪郭によりよく従うことが可能になる。以下にさらに説明するように、部材602を形成するパッドは、円柱状に成形された要素に限定されず、略いかなる形状であってもよい。
【0049】
製品300の側縁に沿った適当なシーリングを確実にするために、部材602は、好ましくは、製品の横縁を越えて外側に延在する(図7参照)。この構成により、部材602は、横縁の周囲をよりよく包み込むと共に湿気の侵入を可能にする間隙を最小限にすることができる。代替的に、装置600は、部材602と同様に、製品の側縁に対してシールするために横方向の圧縮負荷を与える側圧縮部材(図示せず)を有してよい。
【0050】
図7に示す輪郭の一致は、あらゆる方法で達成することができる。例えば、均一直径部材602が、パウチ200に対して図示するように変形させるために十分な力で押圧されてよい。他の実施形態では、部材602は、幾分か圧縮性でなく製品の形状に従う段付きプロファイルを有してよい(図7に示すものと同様)。またさらに、部材602は、材料選択(例えば、低密度フォーム)と輪郭がつけられた(例えば、段付き)構造との組合せによって一致を達成してよい。
【0051】
圧縮性部材602が製品300に対して適当な予圧を維持することを確実にするために、各部材602は、好ましくは、剛性または半剛性部材、例えばコア604を有し、それに対して部材602が形成されるかまたは他の方法で取付けられる。コア604は、部材602がそれらの長さに亙って所望の圧縮を提供することを確実にする。コア604はまた、好ましくは、対向するコア604の近接縁の接続を可能にする構造的特徴を有する。一実施形態では、その構造的特徴は、単に、コア604の各端部に取付けられるかまたはそれと一体である、コアの拡張部、例えば先端部605である。コア604を単一部材として示すが、他の実施形態、例えば、軸および/または軸受け、複数のコア、コアの代りの外部支持部材等も可能である。
【0052】
部材602を互いに向かって付勢するために、引張り部材が提供される。一実施形態では、引張り部材は、図7に概略的に示すように、動的弾性部品608、例えば、ゴムバンドまたはばねである。しかしながら、引張り部材はまた、半剛性、剛性または他の弾性部材として構成してもよい。引張り部材608の長さおよびコンプライアンスと、部材602のコンプライアンスと、他の要素と、により、部材602の変形が確定される。これらの変数は、部材602が実質的に製品300の輪郭に従うことを確実にするため、さらに所望の予圧が与えられることを確実にするため、事前に選択される。
【0053】
使用時、圧縮装置600は、図1に示すように、パウチの外部に第1端206に近接して配置される。製品300は、部材602(図2および図6に示すように)の間に延在するように配置される。必要な場合、装置600、例えば、引張り部材608は、部材602の所望の圧縮を増大または低減させるように調整されてよい。
【0054】
分配中、製品300は、方向306(図2参照)に引張られるにしたがって装置600上を移動する。製品が移動するに従い、部材602は、コア604の周りを回転してよく、あるいは、より好ましくは、固定のままで、すなわち回転しなくてもよい。
【0055】
所望の長さの製品が開口204を通過すると、製品は切断され、残りの製品はパウチ内に押戻され、それによって、シーリング装置500を閉じることができるようになる。任意に、パウチはまた、製品と共に切断されてもよい。この場合、圧縮装置600を、開口204に近接した状態を維持するために必要に応じてパウチの長さに沿って移動させてよい。装置600は、選択的に装置600をパウチ200の長さに沿って固定するために、他の装置、例えば、クランプ(図示せず)を有してよい。
【0056】
圧縮装置600は、パウチ200を製品300に従わせるだけでなく、分配中に製品300を円滑に移動させる傾向もある。すなわち、製品は、分配される際、部材602間で圧搾される。この圧搾作用は、しわの除去をもたらしおよび/または製品300に形成される折曲りをまっすぐにする傾向がある。円滑に移動させる効果を増大させるために、部材602のパウチに沿った長さ、例えば、部材602と製品300との間の接触の長さを増大させてよい。
【0057】
クロージャシステム400を、異なる別個の圧縮装置600およびシーリング装置500を含むように上に示し説明したが、他の実施形態では、それら装置を結合して一体型クロージャシステムにする。例えば、図8および図9は、圧縮装置802とシーリング装置804とを有する固定フレームを含むクロージャ装置800を示す。
【0058】
圧縮装置802は、この例示的な実施形態では矩形形状である2つの圧縮部材806を有する(図9参照)。しかしながら、限定されないが長円形、円形および多角形形状を含む他の断面形状もまた、発明の範囲から逸脱することなく可能である。
【0059】
フレームアセンブリ808は、部材806を互いに連結する。図示しないが、フレームアセンブリ808は、部材806を支持するために図7に示すコア604と同様のコアを有してよく、あるいは代替的に、部材806を外部から支持してよい。さらに他の実施形態では、部材806は、フレームアセンブリ808に接着取付けされてよい。フレームアセンブリ808からは、アーム部材810および812が延在しており、それらは、その遠位端において、好ましくは相互係合歯814を有するシーリング装置804を形成する。歯814を係合させパウチ200をシールするために、部材812を、図9において概して矢印816によって示すようにアセンブリ808を中心に枢動させる。部材812が方向816に枢動する時、パウチ200が歯814の間で締付けられ、それによって第1開口204が効果的にシールされる。シーリング装置804を開くためには、図9の矢印818に示すように、部材812を第2方向に枢動させる。
【0060】
部材812を、あらゆる方法で構成することができる。例えば、部材812を、アセンブリ808を中心に(方向816かまたは818のいずれかに)付勢してよい。他の実施形態では、部材812は、十分な力を与えることにより、アセンブリ808を中心に方向816および818に塑性的に変形可能である。さらに他の実施形態では、装置800は、部材812を部材810に対して固定する(例えば、シーリング装置を閉じてまたは開いて保持する)ように適合された、追加のハードウェア、例えばクリップまたはファスナを有する。
【0061】
使用時、装置800は、パウチ200の第1端206上に配置され、製品300が部材806間にあるように配置される(図9参照)。ここでまた、部材806は、好ましくはフォームまたは同様の圧縮性材料であり、それによって部材806は実質的に製品300の形状に従うようになる(例えば、図7参照)。さらに、部材806は、好ましくは、製品の幅を越えて延在する(図7参照)ことにより、横縁の周囲のより優れたシーリングを可能にする。
【0062】
装置800が図9に示すように配置されると、部材812を、パウチを閉じてシールするように操作することができる。製品を分配するためには、部材812を方向818に移動し、製品を方向820に引出す。所望の長さの製品300をパウチから分配し残りの製品から切断すると、残りの製品を、開口204内に十分な距離押込むことができ、それによってシーリング装置804がパウチ200をシールすることができる。すなわち、製品300を図9に示すようにパウチ200内に押戻してよく、それによって部材812を方向816に操作することにより製品300によって邪魔されることなく開口204をシールすることができる。上述した他の実施形態と同様に、パウチ200を製品と共に切断してよく、その場合、装置800をパウチ長に沿って配置し直すことにより、開口204に対して望ましいように近接した状態を維持することができる。
【0063】
図10および図11は、クロージャ装置900のさらに別の実施形態を示す。装置800と同様に、装置900は、圧縮装置902とシーリング装置904とを共に有する。しかしながら、この特定の実施形態では、装置900は、幾分か従来からの洗濯ばさみに似るように構成される。特に、圧縮部材906は、ねじりコイルばねかまたは他の付勢部材908によって互いに対して付勢される。圧縮装置902からは、部材910および912が延在している。部材910および912の遠位端は、シーリング装置904を形成する。図9に示すシーリング装置804と同様に、一実施形態では、シーリング装置904は、相互係合部材、例えば、歯914を有する。パウチをシールするためには、部材910を方向918に移動する(図11参照)。パウチを開くためには、部材910を方向916に移動する(図11参照)。一実施形態では、部材910の移動は、塑性変形、例えば、部材910の曲げによって達成される。しかしながら、部材910および912が他の方法、たとえば部材910の軸922を中心とする枢動によって互いに対して移動する他の実施形態もまた可能である。
【0064】
使用時、装置900は、図8および図9に示す装置800と実質的に同様に動作する。製品300を分配するためには、シーリング装置を開き、製品を方向920に引出す(図11参照)。好ましくはフォームまたは他の圧縮性材料から製造されるパッドである部材906は、ばね908の付勢負荷下で製品の形状に従う。所望の長さの製品が分配されると、それを切断し、製品をパウチ内に押込むことによって、シーリング装置904を閉じてよく、例えば、部材910を方向918に移動してよい。任意に、パウチを部材906間に引出すことにより、製品が分配されるにしたがって切断し短くするようにしてもよい。この場合、装置900を、開口204に近接して維持するために望ましいようにパウチの長さに沿って移動してよい。
【0065】
コンテナ
図12〜図20は、本発明による製品300を保管および分配するさらに他の実施形態を示す。特に、図12は、本明細書ですでに述べたような製品300を収容するパウチ200を示す。しかしながら、本実施形態のパウチ200は、さらに、コンテナ1000内に封入される。コンテナ1000は、輸送および保管中にパウチにより強力な保護を提供する等、いくつかの理由に対して有利である。コンテナは、好ましくは、プラスチック、金属または段ボール等、剛性または半剛性材料から形成される。コンテナ1000には、圧縮部材1002が一体化するかまたは他の方法で結合され、それは、上述した圧縮部材602、806、906と同様に、圧縮性であり製品300の形状に従うように適合される。コンテナ1000は、コンテナ1000のカウンタまたは壁への取付けを可能にする機構、例えば、ファスナ、吸盤、ベルクロ(velcro)等(図示せず)を有してよい。本明細書ですでに説明したシーリング装置500もまた含まれる。
【0066】
図13は、コンテナ1000と同様のコンテナ1100内にあるパウチ2000(製品300を保持している)を示す。しかしながら、ここでは、コンテナは、従来の運送用コンテナ、例えば、段ボール箱から形成されてよい。ボックス1100は、ボックスに結合されパウチの内部を周囲状況からシールするために所望の圧縮負荷を与える、圧縮部材1102を含む。シーリング装置500もまた含まれる。
【0067】
図14および図15は、本発明のさらに他の実施形態によるコンテナ1200を示す。コンテナ1200は、多くの点で図13のコンテナ1100と実質的に同様であるが(例えば、圧縮部材1102および1202参照)、さらに一体型シーリング装置1204を含む。一実施形態では、装置1204は、パウチ200の第1開口204をシールする閉位置(図14参照)と第1開口へのアクセスを提供する開位置(図15参照)との間で枢動する、L形状部材1205を有する。L形状部材をその閉位置で維持するために、可撓性リップ1206等の保持機構が含まれる。
【0068】
L形状部材1205は、枢支軸1207を中心に枢動する。枢支軸1207は、実際のピン継手とすることができ、あるいは代替的に、コンテナ1200の脆弱部(例えば、段ボール箱の折目またはプラスチックコンテナの薄い部分)とすることができる。いずれにしても、L形状部材1207は、パウチ200の開放およびシーリングを可能にするように方向1208に移動可能である。
【0069】
図16および図17は、本発明のさらなる実施形態を示す。図16は、図14および図15のコンテナ1200と大部分類似するコンテナ1300を示す(例えば、圧縮部材1302参照)。しかしながら、図16に示す実施形態は、L形状部材1205の代りにギロチン式シーリング装置1305を使用する。シーリング装置1305は、コンテナ1300の平行部分によって形成されるガイドスロット1307内に搭載されたスライド部材1306を含む。スライドを引上げると(図16に示すように)、開口204およびコンテナ開口部1303を介して、パウチの内部へのアクセスが提供される。しかしながら、スライド1306を方向1308に移動すると、スライドはパウチ200をスライドとクランプ面、例えば、スロット1307の内面との間で捕え、パウチ200をシールする。
【0070】
図17は、図16のコンテナ1300をわずかに変更したコンテナ1400を示す。ここでは、スライド部材1406は、閉鎖時、対向するクランプ面1409に対してパウチ200を挟む。
【0071】
スライド1406(または1306)を所望の位置で固定するために、スライドは、締りばめによってスロット1407(または1307)を係合してよい。コンテナがより剛性でない材料、例えば、段ボールで製造される実施形態では、スライド1406(または1306)とスロットを画定するコンテナの部分とは、スティフネスおよび耐摩耗性を向上させるためにコートまたは補強されてよい。
【0072】
図17は、圧縮部材1402をさらに示す。この特定の実施形態では、圧縮部材は、コンテナに取付けられる別個のフォームまたは他の圧縮性材料ではなく段ボールコンテナ1400の段ボール延長部である。段ボール延長部の寸法を適当に決めることにより、パウチ200内の製品に対して所望の圧縮力が与えられてよい。
【0073】
図18は、コンテナ1500のさらに別の実施形態を示す。コンテナ1500は、独立した圧縮装置600(図6および図7に示すものと同様)と独立したシーリング装置1600とを有する。装置600は、パウチをコンテナ1500内に配置する前にパウチ200に連結されてよい。
【0074】
シーリング装置1600は、図19により明確に示すように、雌部材1602と雄部材1604とを有する。シール時、雄部材1604を雌部材1602と位置合せし、それら2つの構成要素を、図18に示すような方向1606に互いに押込むことにより、それらの間にパウチ200が捕えられる。パウチが捕えられると、雌部材1602と雄部材とが締りばめで係合する。好ましくは、シーリング装置1600は、部材1602および1604を互いに結合する相互接続部材を有する。圧縮装置600とシーリング装置1600とがコンテナ1500から独立しているため、図18の実施形態により、エンドユーザは、製品をコンテナから(図示するように開口部1502を介して)分配するか、あるいは代替的に、パウチ200をそこから取外して製品を直接パウチから分配する(例えば、図1および図2参照)ことができる。コンテナ1500から分配する時、製品を開口204から取出す際に、装置600をコンテナの壁から引出す(図18参照)。
【0075】
シーリング装置804(図9参照)、904(図11参照)、1600(図19参照)および図14〜図17に示すものの1つの利点は、それらが平行クロージャ装置であるということである。すなわち、これらのシーリング装置は、シーリング部材がパウチ幅に亙って漸次閉じるはさみまたはジッパタイプのクランプとは対照的に、パウチの幅に亙ってシールする。平行クロージャ装置は、より均一のシールを提供し、概してシーリング領域に近接するパウチのバンチングおよびしわを低減することができる。しかしながら、他の平行および非平行シーリング装置を、本発明の範囲から逸脱することなく使用してよい。
【0076】
結論
本発明を特定の実施形態に関して説明したが、確実に他の構成が可能である。例えば、パウチ200内の製品300を湿気からさらに保護するために、パウチは、図20に実施例を示すポケット1700を有してよい。ポケット1700は、好ましくは、パウチ200に取付けられる部材1702によって形成される。ポケット1700は、製品300と周囲環境との間のさらに別の障壁を提供することにより製品300を保護する。唯一のポケットと単純なS形状部分とを有するように示すが、ポケット1700はまた、上述したマッシュルーム形状セクション等の他の繰返しセクションかまたは単純な連続式製品にも適応してよい。代替的に、個々のセクション、例えば、図2のセクション302を受入れるために多数のポケット1700を有するパウチもまた考えられる。
【0077】
本明細書で説明した圧縮装置とシーリング装置との実施形態もまた、例示的なものである。上述した圧縮装置かまたはそれらの等価物の任意のものを、本明細書で説明したシーリング装置(または等価物)の略任意のものと交換することにより、さらにべつのクロージャシステムを製造してよい。
【0078】
有利には、本発明は、可撓性パウチ内に連続長の感湿性製品を保管する装置および方法を提供する。本発明により製品を折畳むことによって、製品取出しに対する抵抗が実質的に低減される。本発明の折畳みパターンにより、周囲状況に不注意に曝露することによる硬化がさらに低減される。さらに、本明細書で説明した折畳みパターンにより、長さが低減された経済的なパウチ内への製品の保管が加納になる。本発明はまた、製品の分配前、分配中および分配後にパウチの実質的なシーリングを可能にするクロージャシステムも提供する。
【0079】
本発明の例示的な実施形態を上に記載した。当業者は、本発明の範囲内で多くの実施形態が可能であることを認めるであろう。確実に、あらゆる部品およびアセンブリの変形、変更および組合せを行うことができ、それらはまだ本発明の範囲内にある。このため、本発明は、以下の特許請求の範囲およびその等価物によってのみ限定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の一実施形態による、感湿性製品を保管するためのパウチの斜視部分切取図である。
【図2】
本発明の一実施形態による折畳まれた製品を有するパウチの切取図である。
【図3A】
図2の感湿性製品のセクションの拡大部分図である。
【図3B】
代替折畳み構成の製品を示すパウチの切取図である。
【図4】
本発明のさらに他の実施形態による折畳まれた製品を有するパウチの切取図である。
【図5A】
図4の製品のセクションの拡大部分図である。
【図5B】
本発明のさらに他の実施形態による製品のセクションの拡大部分図である。
【図5C】
本発明のさらに他の実施形態による折畳まれた製品を有するパウチの拡大部分図であり、丸められた構成を示す。
【図5D】
本発明のさらに他の実施形態による折畳まれた製品を有するパウチの拡大部分図であり、傾いた連続式構成を示す。
【図5E】
本発明のさらに他の実施形態による折畳まれた製品を有するパウチの拡大部分図であり、垂直な連続式構成を示す。
【図6】
本発明の一実施形態による圧縮装置の拡大図である。
【図7】
図6の7−7線に沿って取出された断面図である。
【図8】
本発明の一実施形態によるクロージャ装置の斜視図である。
【図9】
明確にするために装置の一部が取除かれた、図8のクロージャ装置の側立面図である。
【図10】
本発明の他の実施形態によるクロージャ装置の斜視図である。
【図11】
図10のクロージャ装置の側立面図である。
【図12】
本発明の一実施形態によるパウチコンテナの断面図である。
【図13】
本発明の他の実施形態によるパウチコンテナの断面図である。
【図14】
シーリング装置が閉じられている状態を示す本発明のさらに他の実施形態によるパウチコンテナの断面図である。
【図15】
シーリング装置が開かれている状態を示す図14のコンテナの部分断面図である。
【図16】
シーリング装置が開かれている状態を示す本発明のさらに他の実施形態によるコンテナの部分断面図である。
【図17】
シーリング装置が閉じられている状態を示す本発明のさらに他の実施形態によるコンテナの部分断面図である。
【図18】
本発明のさらに他の実施形態によるコンテナと別個のシーリング装置との部分断面図である。
【図19】
本発明の一実施形態による平行シーリング装置の拡大部分図である。
【図20】
本発明のさらに他の実施形態による感湿性製品を保持するパウチの断面図である。
Claims (27)
- 第1端、第2端およびそれらの間に延在するパウチ長を備えるパウチであって、内部を画定するパウチと、
該パウチ内で連続長を有する感湿性製品であって、該パウチ長に沿って該内部に配置される複数のセクションを備えたパッケージ構造に折畳まれ、各セクションが、少なくとも2つの折目とそれらの間に同様に該パウチ長に沿って延在するセグメントとを有して構成される感湿性製品と、
を具備する装置。 - 前記複数のセクションのうちの少なくとも2つが同一である、請求項1に記載の装置。
- 前記連続長の製品が前記パウチ長の少なくとも2倍の長さを有する、請求項1または2に記載の装置。
- 前記パウチの開口に近接するシーリング装置をさらに具備し、該開口が該パウチの前記第1端に近接して配置される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置。
- 前記パウチの開口に近接する圧縮装置をさらに具備し、該開口が該パウチの前記第1端に近接して配置される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置。
- 前記圧縮装置が、互いに対して付勢される2つの対向する圧縮性部材を備える、請求項5に記載の装置。
- 前記パウチが、前記パウチ長に対して横に測定されたパウチ幅を備え、該パウチ幅が該パウチ長に沿って一定である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の装置。
- 少なくとも2つのセクションの各々が、2つの折目とそれらの間の1つのセグメントとのみを備える、請求項1〜7のいずれか一項に記載の装置。
- 少なくとも2つのセクションの各々が、少なくとも3つのセグメントを備え、該セグメントの各々が両端において折目によって境界を画定され、該少なくとも3つのセグメントのうちの少なくとも2つの長さが等しい、請求項1〜7のいずれか一項に記載の装置。
- 前記パウチに取付けられた懸架部材をさらに具備する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の装置。
- 内部に前記パウチを収容するように適合されたコンテナをさらに具備する、請求項1〜10のいずれか一項に記載の装置。
- 前記製品が、湿気硬化性整形外科用副木材/ギプス材製品からなり、さらに前記パウチが、少なくとも1シートの不透湿性材料からなる、請求項1〜11のいずれか一項に記載の装置。
- パウチに連続長の製品をパッケージする方法であって、
連続長の感湿性製品を用意することと、
該製品を、少なくとも1つのセクションが少なくとも2つの折目とそれらの間に亙るセグメントとを有する複数の相互接続セクションを備えるパッケージ構造に折畳むことと、
該複数のセクションを、第1端、第2端およびそれらの間に延在するパウチ長を備え、該セグメントが該パウチ長に沿って延在するように構成されるパウチ内に封入することと、
を含む方法。 - 前記パウチの前記第1端に近接して配置される開口に近接して、圧縮装置を用意することをさらに含む、請求項13に記載の方法。
- 前記パウチの前記第1端に近接して配置される開口に近接して、シーリング装置を用意することをさらに含む、請求項13に記載の方法。
- 前記パウチから前記開口を通して湿気硬化性整形外科用副木材/ギプス材製品を分配することをさらに含む、請求項14または15に記載の方法。
- 前記セクションのうちの少なくとも2つが、互いに同一であって、2つの折目と1つのセグメントとのみを有する、請求項13〜16のいずれか一項に記載の方法。
- 前記セクションのうちの少なくとも2つが、互いに同一であって、少なくとも4つの折目と3つのセグメントとを有する、請求項13〜16のいずれか一項に記載の方法。
- 連続長の製品を保管および分配する装置であって、
連続長の感湿性製品を収容して保管する内部を備え、さらに第1端を備えるパウチと、
該第1端に近接して該パウチに結合するように適合され、第1圧縮部材とその反対側の第2圧縮部材とを備え、それら圧縮部材が、該パウチの第1端の形状を該製品の形状に従わせるように適合された圧縮装置と、
を具備する装置。 - 前記第1および第2圧縮部材が互いに向かって付勢され、該圧縮部材のうちの少なくとも一方が圧縮性である、請求項19に記載の装置。
- 前記パウチが細長く、該圧縮装置が該細長いパウチの長さに沿って選択的に移動可能である、請求項19または20に記載の装置。
- 前記パウチの前記内部にある前記製品へのアクセスを可能にする開口を、シールするように適合されるシーリング装置をさらに具備する、請求項19〜21のいずれか一項に記載の装置。
- 前記シーリング装置が、雄部材と雌部材とを備えた平行クロージャ装置を形成し、前記パウチを両者間に捕捉するように該雌部材が該雄部材を受入れるように適合された、請求項22に記載の装置。
- 前記パウチを封入するコンテナをさらに具備し、該コンテナが、該パウチの前記第1端が突出する開口部を備える、請求項19〜23のいずれか一項に記載の装置。
- 前記パウチに結合された懸架部材をさらに具備し、該懸架部材が該パウチの第2端に近接して配置される、請求項19〜24のいずれか一項に記載の装置。
- 可撓性パウチ内に保管された製品と共に使用するためのクロージャ装置であって、
2つの対向する圧縮部材を備えた圧縮装置と、
該圧縮装置に動作可能に連結され、開位置と閉位置との間で選択的に移動可能な対向するシーリング部材を備えたシーリング装置と、
を具備するクロージャ装置。 - 前記圧縮部材が前記パウチの形状を前記製品の形状に従わせるように適合された、請求項26に記載のクロージャ装置。
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