JP2004510211A - 異なる場所で販売される相互売り込み商品およびサービスの自動化方法およびシステム - Google Patents
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Abstract
物理的に異なる場所で販売される商品および/またはサービスを相互に売り込むための方法およびシステム。1つの商品もしくはサービスの購入者は、第2の商品もしくはサービスを購入するためにインセンティブが与えられるが、購入者は、インセンティブが与えられる第2の商品を購入するために、第1の購入場所から物理的に離れた異なる小売設備を訪れなければならない。
【選択図】図6
【選択図】図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、小売顧客が現在行なっている購入と無関係であると考える商品カテゴリーを、様々な物理的に離れた小売店間で、自動的に相互売り込み(cross−marketing)および、相互促進させる(cross−promoting)ことに関する。
【0002】
【従来の技術】
伝統的に、小売店は、かなり狭い範囲の商品を提供することに徹してきた。例えば、食品店は、伝統的に、食品および非常に狭い範囲の関連商品を販売することだけに限定されていた。一般に、金物店は金物を売ることに限定されていた。長年、消費者は、自分の買い物をするには、複数の小売店を訪れて家庭の必要物の全てを満たす必要があるという考えにとらわれてきた。
【0003】
最近の小売店は、旧来の小売店で制限されていた狭いカテゴリーを越えて大きく広がってきている。今日の小売店の幾つかは、時として、「スーパーストア」または「ディスカウントショップ」と称されており、特に、衣類、電子機器、食品、自動車部品、サービス、ガソリンを含む全範囲の小売商品を販売している。
【0004】
最近の「スーパーストア」または「ディスカウントショップ」は、広告や看板を使用することによって、消費者の歴史的な認識を変えて、顧客が現在購入している商品のカテゴリーと無関係なカテゴリーの商品を顧客に購入させようとしてきている。
【0005】
様々な無関係なカテゴリーの最近のスーパーストアを相互売り込みする困難性の明らかな例は、その経営に自動車の燃料供給所を加えたスーパーストアである。ガソリン販売の性質上、燃料供給所は、小売食品のショールームから物理的に離れていることが要求される。ガソリン販売のマーケティングにおいて更に考慮すべき点は、顧客が燃料ポンプに容易にアクセスして、消費者が即座に道路から進入し且つ道路に戻ることができるように、燃料供給所を道路の近傍に配置することである。食品店に関する好ましい形態は、顧客の駐車場を道路の近傍に配置するとともに、店を駐車場の背後に配置することである。このような形態によって、店を通りすぎる潜在的な顧客は、広くて便利な駐車場を利用できることが分かり、消費者は店へと誘われる。これらの好ましい形態および伝統的な食品およびガソリン販売の排他性は、これら2つのカテゴリーの商品の「相互販売(cross−selling)」を大きく妨げてきた。
【0006】
無関係なカテゴリーを相互売り込みする困難性は、1つの小売店がかなりの距離で離間した設備で無関係な商品カテゴリーを販売する際に高まる。小売店は、別のカテゴリー商品を提供するための設備を建築する土地を有していないかもしれず、また、小売店は、複数の設備を同じ場所に配置することが望ましくないと信じているかもしれない。
【0007】
小売顧客に販売のインセンティブ(incentive、報奨、奨励金品)を与える方法として常連客クラブ会員(frequent shopper club member)を使用することは、当業者に知られている。常連客クラブ記録は、個々のクラブメンバーの買い物の履歴を蓄積するために使用されてきた。これらの蓄積された買い物の履歴は、個々の顧客の消費パターンを決定するために使用されてきた。そして、顧客の消費パターンは、どの購入インセンティブを顧客に与えるかを決定するために使用される。そのようなインセンティブプログラムは、顧客が興味を有するカテゴリーを決定する。例えば、顧客が子供もしくはペットを有しているかどうかを決定し、ひいては、顧客の任意のブランド選好を決定する。顧客が過去に子供の商品を購入している場合には、インセンティブは、特定の子供商品に関して顧客に与えられても良く、あるいは、顧客の明らかな好みとは異なるブランドを購入ためのインセンティブは、顧客のブランド選好を変えるために使用することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この発明の目的は、1つのカテゴリーの商品を購入する顧客に、物理的に離れた小売店から他の商品を購入させるように誘うことである。
【0009】
物理的に離れた場所や設備からの小売店の提供幅についての顧客の認識を広げることがこの発明の更なる目的である。
【0010】
顧客にカテゴリー商品をそのカテゴリーとは無関係な小売店から購入させるように誘うことが本発明の更に他の目的である。
【0011】
小売業者によって経営もしくは宣伝されるインターネットを基本とする小売等の他の小売設備を使用するために、小売店の現在の顧客にインセンティブを与えることが本発明の他の目的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、インセンティブの利益を受けるために、現在購入を行なっている顧客に対して物理的に離れた設備で購入を行なうことを要求するインセンティブを自動的に形成することにより、これらの目的を達成する。本発明は、利益を適用するために小売店の常連客クラブ明細を使用することができ、あるいは、クレジットカードや預金口座番号等の他の客先番号を通じて利益をたどることができる。顧客に提供されるインセンティブは、顧客が異なる小売設備を訪れて、任意の購入、1つの特定商品の購入、特定の商品群内の1つの商品の購入を行なうことと引き換えに、割引等の利益を受けることを含む。インセンティブを受けるために行なうことが必要な購入、あるいは、インセンティブが与えられる購入は、同じ小売業者によって経営されている設備や、異なる小売業者によって経営されている設備、あるいは、プロモーションを一緒に提供している異なる複数の実体によって経営されている小さな設備であっても行なうことができる。本発明は、無関係なカテゴリー商品を顧客に購入させるために、また、顧客にインターネットを基本とする小売等の他の小売店と取引させるために、様々なインセンティブを使用する。
【0013】
【発明の実施の形態】
この発明の好ましい実施例では、顧客のガソリンの購入に伴ってインセンティブを与えてその後の食品の購買意欲を喚起するため、本発明が利用される。好ましい実施例で使用されるインセンティブの一例は、燃料を購入する顧客に与えられるとともに、コミュニケーションを通じて顧客に説明される。この場合、コミュニケーションは、「次回、食料品店Yで食料品を購入される場合には、ガソリン1ガロン当たりXセント割り引き致します」といったことを述べた表示もしくは割引券であっても良い。このようなインセンティブは、顧客に燃料の購買意欲を与えるだけでなく、インセンティブの利益を実現するために無関係な店Yでの食料品の購入を顧客に促す。このようなプロモーションは、一般に、食料品店設備とともに車の燃料供給所を経営する食料品店Yによって提供される。このインセンティブは、燃料の購入における単位量当たりの割引として与えられる。
【0014】
図面を参照すると、図1は、ガソリン燃料設備13が付設された小売食品施設のレイアウトの平面図を示している。伝統的な小売食品施設は、食品が販売される小売建物11を備えている。顧客は、広くて便利な駐車場を十分に利用することができれば、この施設に多大な興味を示す。その結果、顧客駐車場12が道路14に最も近接して配置され、小売建物11が道路14から最も離れて配置される図1に示されるような構成となる。
【0015】
図1は、駐車場12に付設されたガソリン燃料設備13を更に示している。この構成において燃料設備を付設することは、多くの食品施設にとって魅力的である。なぜなら、それらが既にこの場所を利用しており、しかも、ガソリン燃料設備13が小売建物11に比較的引接していることから、燃料設備13と食品施設との間の繋がりが明らかに高まるからである。他の実施例として、燃料設備が従来の食品施設と別個に離れて配置されていても良いが、燃料設備と食品施設との間の一見した関係がが更に分離される虞がある。後者の構成において、本発明は、この物理的な分離の影響を低減し、物理的に分離された2つの設備同士の間の関係を補強して顧客に記憶付ける。
【0016】
図2は、燃料設備11の平面図を更に詳細に示している。図2は燃料ポンプ21の配置を示しており、燃料ポンプ21は、これに自動車が接近しないように、一般にアイランドと称されるセメント台22上に配置されている。図2は、自動車の燃料の購入において必要な燃料ポンプ21に対する自動車23の位置を更に示している。
【0017】
図3は、燃料ポンプ21の正面図であり、A方向から見た矢視図である。燃料ポンプ21は、自動車に燃料を圧送して、自動車に送られる燃料を測定するとともに、送られた燃料に関して顧客に請求する総費用を決定するようにプログラムされている。好ましい実施例で使用される燃料ポンプ21は、後述する様々な基準に基づいて、個々の燃料購入者のための燃料の単位量当たりの料金への価格の再構成をサポートする。
【0018】
図3は、燃料ポンプ21に組み込まれた装置を更に示している。燃料ポンプ21は、顧客の識別表示を読むための装置を有している。好ましい実施例では、顧客を識別するために常連客カードが使用される。また、燃料ポンプは、顧客の識別表示を読んで決定するために、常連客カード読取機32を有している。また、好ましい実施例において、燃料ポンプ21は、燃料を購入する顧客に別の情報を与えるディスプレイ31と、ポンプそれ自身からクレジットカードによる支払いを可能にするクレジット/デビットカード読取機34と、顧客に領収書または他の印刷された情報を与えるプリンタ33とを有している。
【0019】
この実施例において、顧客を識別するために使用される常連客カードは、光学的に読み取ることができるバーコード等のコードをカード上に印刷することにより、識別情報を用いてコード化することができ、あるいは、情報をカード上に配置された磁気ストリップ上にコード化することができる。他の識別ステップは、当業者に知られているように、指紋を採ったRF識別票もしくは最新式の生物計測機を含むことができる。この発明は、顧客を識別するために使用され且つインセンティブを伴って使用される他の小売販売設備に適合する任意のステップとともに機能することは言うまでもない。常連客クラブカード上のバーコードもしくは磁気的にコード化された情報を読み取るために燃料ポンプに組み込まれた装置は、当業者に知られている。
【0020】
本発明は、燃料購入者に与えられるインセンティブを表示するために、燃料ポンプディスプレイ31を使用する。表示される内容は、燃料購入者にインセンティブの提供を知らせる文字メッセージであるとともに、インセンティブで与えられる利益が、燃料購入者が他の小売設備で特定の買い物を最初にしなければならないという前提条件を有していることを燃料購入者に知らせる文字メッセージであり、ロゴや他の図表を含む幾つかの任意のグラフィックを伴っている。
【0021】
燃料購入者がポンプに居ながらにしてクレジットカードもしくはデビットカードにより燃料の支払いを行なうことができるように、燃料ポンプ21にはクレジット/デビットカード読取機34が組み込まれている。これにより、燃料購入者がレジへと歩いて行って燃料の代金を支払う必要がなくなるため、燃料を購入する利便性が飛躍的に向上する。クレジット/デビットカード読取機34によって読み取ることができる顧客識別表示を使用する本発明の実施例は、顧客を識別するためにクレジット/デビットカード読取機34を使用することができる。クレジット/デビットカード読取機34によって読み取ることができる顧客識別表示の例は、磁気ストリップ上にコード化されたデータを有する常連客カードの使用、あるいは、それ自体が顧客IDとしてのクレジットカードもしくはデビットカードの使用を含んでいる。
【0022】
プリンタ33は、主に、燃料の購入に関する請求書を印刷することができるように、特にクレジット/デビットカード読取機34を通じたクレジットカードもしくはデビットカードによる支払いに伴って請求書を印刷できるように、燃料ポンプ21に組み込まれている。本発明のこの実施例は、インセンティブ提供が特定の商品を購入するという前提条件を有しているといった内容を含むインセンティブ提供に関する更なる表示を印刷するためにプリンタ33を使用する。燃料ポンプに一般に組み込まれるプリンタの印刷解像度は、通常、小売店において簡単に買い戻すことができる割引クーポンを印刷するためには不十分である。大抵の小売店において簡単に引き換え可能な割引クーポンは、小売店のバーコードスキャナによって自動読取可能なバーコードを有している必要がある。バーコードを有さないクーポンは、労力を増やし、クーポンの引き換え費用を増大させるため、望ましくなく、避けられる。本発明は、購入者に関連付けられたコンピュータベースの勘定書を通じてインセンティブを与えることにより、光学的に読取可能な割引クーポンを燃料ポンプで印刷する必要をなくす。
【0023】
図5は、燃料ポンプ21に設けられた要素間の相互関係を示している。ポンププロセッサは、有形の燃料ポンプ21内に配置された小さな埋込式コンピュータであっても良く、あるいは、1または複数の有形の燃料ポンプ21に電気的に接続されている離れた中央コンピュータであっても良い。1つのポンププロセッサは、燃料供給所に配置された複数の燃料ポンプに必要な全ての処理を行なうことができる。1または複数の燃料ポンプを扱うポンププロセッサは、燃料供給所の業務で現在使用されており、当業者に良く知られている。
【0024】
ポンププロセッサ53は、燃料ポンプの様々な構成要素および燃料供給所の他の構成要素に接続されている。ポンププロセッサ53は、燃料ポンプのプリンタ33およびディスプレイ31の印刷機能および表示機能を制御管理し、燃料を購入する顧客に対し必要に応じて情報を提供する。ポンププロセッサ53は、クレジット/デビットカード読取機34から情報を受け、燃料の料金として請求するための適切な計算を行なう。支払いがクレジット/デビットカード読取機34を伴って行なわれる場合には、ポンププロセッサは、燃料供給所のオペレータに支払いを行なう対応する金融機関と必要な通信を行なう。また、ポンププロセッサ53は、常連客カード読取機32から情報を受けて、後述するように、購入する顧客の身元を電子的に記録することができる。また、ポンププロセッサ53は、手動キャッシャ52からの入力を可能とし、燃料供給所の係員に支払うことで顧客が燃料を購入できるようにする。また、手動キャッシャ52は、顧客の識別表示を読み取ったり測定できる能力およびポンププロセッサ53に顧客の識別表示を与える能力を有している。燃料を購入する顧客を識別するために常連客カードを使用する好ましい実施例において、手動キャッシャ52は、常連客カードのバーコードのためのスキャナを有しており、あるいは、顧客の常連客番号の係員による手動入力を可能にする。この技術を使用した燃料の支払いは、当業者に良く知られている。
【0025】
ポンププロセッサは、燃料吐出し量モニタ54からデータを受けることにより、購入者に請求する金額を決定する。燃料吐出し量モニタ54は、現在の顧客に送られている燃料の量を、通常、ガロン単位で、自動的に測定するとともに、購入された量のデータを、電子的に読取可能なフォーマットでポンププロセッサ53に供給する。一般に、ポンププロセッサ53は、燃料の単位量当たりの費用をプログラムされているが、好ましい実施例におけるポンププロセッサ53は、本発明にしたがって顧客にインセンティブの利益を与えるために、単位量当たりの費用に対する変更を受け入れることができる。ポンププロセッサ53は、プログラムされた購入燃料量と単位量当たりの燃料費用とを使用して、顧客に請求すべき総費用を決定する。ポンププロセッサのデザインおよび開発は、本発明の技術に基づいて、当業者によって行なうことができる。
【0026】
ポンププロセッサ53は、常連客の記録を維持するインセンティブプロセッサ67に電子的に接続されている。インセンティブプロセッサ67は、燃料供給所と同じ小売業者によって操作されても良く、あるいは、本発明にしたがってインセンティブを与えるために燃料供給所のオペレータと協働する他の小売業者によって操作されても良い。また、インセンティブプロセッサ67は、本発明を使用する燃料供給所または小売店の一方もしくは両方から離れた場所に配置されていても良い。ポンププロセッサ53は、燃料を購入する顧客の識別情報、購入された燃料の量、購入総費用をインセンティブプロセッサ67に供給するようにプログラムされている。購入量もしくは購入値に応じて顧客にインセンティブの適用が成される場合には、インセンティブプロセッサ67は、データを使用して、インセンティブの提供の詳細を決定する。インセンティブプロセッサ67は、顧客IDに関連付けられた常連客明細を確認し、顧客の常連客明細に関連付けられた顧客情報データベース66に燃料購入を記録する。
【0027】
前述した実施例において、燃料ポンプ21での燃料の購入は、顧客情報データベース66に記録されるとともに、本発明によって与えられるインセンティブの利益を顧客が実現できるようにする。好ましい実施例によって与えられるインセンティブの一例は、最初に燃料を購入した顧客に与えられる所定の食品購入に適用される割引である。割引は、特定の食品店での任意の食品購入に適用される固定額、例えば購入価格全体において1ドルであっても良く、あるいは、購入された燃料の量によって決定される割引額、例えば購入した燃料の1ガロンまたは1ドル毎に適用される食品購入での5セント割引であっても良い。後者のインセンティブの例は、燃料の購入者に対し、その後の食品購入に際して、購入した燃料1ドル毎に5セント割り引く。この例において、購入者が全体で5ドルの燃料を購入した場合、購入者は、その次の食品購入に際して、25セントの割引を受ける。インセンティブプロセッサ67は、様々な顧客に与えられるインセンティブを決定するために、小売店によって構成される。
【0028】
また、本発明は、本発明にしたがってインセンティブを与える小売店で顧客が成す購入をモニタする。これらの小売店は、同じ企業体によって経営されても良く、あるいは、協働して購入インセンティブを与える無関係な企業体によって経営されても良い。図6は、小売店での購入をモニタして処理するために使用される装置、および、この装置とインセンティブプロセッサ67と燃料供給所の操作との間のやりとりを示している。インセンティブプロセッサは、顧客情報データベース66を管理する。顧客情報データベース66は、常連客カードもしくは他の顧客識別子に関連付けられ且つ各顧客に対して成される各インセンティブ提供を記録する。小売店はPOS(Point Of Sale、店舗販売時点情報管理)システムを有しており、POSシステムは、POSコントローラ65と、顧客ID読取機61と、POS(Point Of Sale)ディスプレイ63と、インセンティブプリンタと、商品スキャナ62とを備えている。顧客ID読取機61は、燃料ポンプに与えられた常連客カード読取機32と同じ機能を実質的に行なうが、燃料ポンプの代わりに、POSシステムに物理的に一体化される。
【0029】
商品スキャナ62は、バーコードが利用できる場合には、顧客が購入する商品に配置された印刷バーコードを光学的に走査して、顧客が購入する各商品を識別する。商品もしくはサービスの購入は、小売店に適した他のステップによって、例えば購入される商品もしくはサービスの明細をPOSシステムに手動で入力することによって記録することができる。商品スキャナ62からのデータは、顧客ID読取機61によって測定される顧客IDとともに、POSコントローラ65に供給される。POSコントローラ65は、POSシステムで現在購入している顧客に関する顧客IDをインセンティブプロセッサ67に供給し、インセンティブプロセッサ67は、現在購入している顧客に与えられる任意のインセンティブの提供もしくは利益をもって応答する。後述するように、現在購入している顧客がインセンティブの提供もしくは利益を受ける権利を有しているとインセンティブプロセッサ67が決定した場合には、インセンティブプロセッサ67は、そのデータをPOSコントローラ65に中継する。POSコントローラは、インセンティブ利益を受ける顧客の前提条件が満たされているか否かを決定し、満たされている場合には、POSコントローラ65は、インセンティブの利益を現在の購入に適用する。また、POSコントローラは、顧客が現在利用できるインセンティブについて顧客に知らせる。
【0030】
POSディスプレイ63は、インセンティブの利益を受ける場合の任意の前提条件とともに、顧客の現在の購入の結果として成されるインセンティブの提供についての表示を顧客に与えるために使用することができる。また、POSディスプレイ63は、現在の購入に関連して適用される任意のインセンティブ利益について顧客に知らせるために使用することができる。後者の表示の例は、全購入価格割引が過去の燃料購入に起因して現在の購入に適用されることを顧客に知らせる。
【0031】
インセンティブプリンタ64は、POSディスプレイ63によって表示されると同様な情報を含むインセンティブの告知を印刷するために使用できる。あるいは、インセンティブプリンタ64は、現在の顧客が同一あるいは他の小売設備で割り引きを受けるために使用可能なクーポンを印刷するために使用することができる。印刷可能なクーポンの例は、特定の小売店もしくは任意の小売店で購入する場合に特定の商品に使用可能な割引クーポン、あるいは、特定の小売店もしくは特定の小売店群のうちの1つでの任意の購入における割引に有効なクーポンを含んでいる。識別された現在の購入顧客の過去の購入履歴は、顧客情報データベース内に蓄積されており、現在の小売購入者に対してクーポンもしくはインセンティブを更に注ぐために使用することもできる。
【0032】
現在の購入顧客に与えられるインセンティブは、任意の購入に適用される1ドル割引であっても良く、あるいは、特定の1つの商品もしくは商品カテゴリーにおける割引であっても良い。インセンティブが任意の商品に適用される1ドル割り引きである場合、割引額は、現在の購入における精算額から単純に差し引かれる。インセンティブが特定の1つの商品もしくは商品カテゴリーにおける割引である場合、POSコントローラ65は、現在の顧客がその特定の商品もしくは特定の商品カテゴリー内の商品を購入しているか否かを決定し、現在の顧客がそのような所定の商品を購入している場合には、割引を適用する。POSコントローラ65は、顧客によって購入される商品のリストを審査することによってこのような決定を成す。商品のリストは、電子的に読取可能であり、商品スキャナ62と協働して形成される。POSコントローラ65が所定の購入が成されたと判断してその購入に割り引きを適用する場合、POSコントローラ65は、インセンティブプロセッサ67が顧客への将来の割引利用可能度を調整できるように、購入および与えられる割引に関するデータをインセンティブプロセッサ67に送信する。たった1つの所定商品の購入にしか割り引きを利用することができない場合、インセンティブコントローラ65は、顧客がその商品を購入してインセンティブの利益を受けた後、そのインセンティブ提供を顧客情報データベース66から除去する。複数の所定商品に関して、例えば次の3つの訪問に関して、割り引きを利用できる場合、インセンティブプロセッサは、割引が何回適用されたかについての決算を維持するとともに、インセンティブが顧客によって使い果された際に顧客情報データベース66からそのインセンティブを除去する。
【0033】
インセンティブプロセッサ67によって行なうことができるオプション機能は、顧客情報データベース内の各顧客に対して、顧客に成されたインセンティブ提供に関する定期的な通知を提供することである。その通知の中には、これらの提供の利益を顧客がどのようにして受けることができるかに関する情報も含まれている。インセンティブプロセッサ67は、インターネットを通じた電子メール(e−メール)によって、あるいは、従来の郵送によって、各顧客に知らせることができる。このような通知を各顧客に行なうインセンティブプロセッサは、顧客情報データベース66内に記憶された各顧客の郵送先住所もしくはe−メールアドレスのいずれかを必要とする。また、インセンティブプロセッサ67は、各顧客に送られる電子的なメーリング材料もしくは印刷された郵便材料を定期的に形成するようにプログラムされて構成される。
【0034】
本発明の使用は、前述した燃料の購入と小売商品の購入との組み合わせに限定されない。本発明は、対応する購入の全てが小売販売店で成される場合もしくは1または複数の購入がインターネット小売設備で成される場合にインセンティブを与える他の実施例においても同様にうまく働く。本発明を実行するインターネット小売設備を用いて使用される他の実施例の相関関係が図4に示されている。インターネット小売サイトコントローラ41の機能性は、有形の小売店におけるPOSコントローラ65の場合と同様である。インターネット小売サイトコントローラ41は、ユーザインターネット端末42上に表示を形成するためにデータを形成するとともに、この表示データをインターネット44を通じて送信する。ユーザインターネット端末42は、CRT等のディスプレイと、キーボードおよびマウス等のユーザ入力装置とを含む。ユーザインターネット端末42は、インターネット小売サイトコントローラ41によって形成された情報を表示するとともに、インセンティブプロセッサ66によって提供されるインセンティブに関連付けられたユーザのアカウント番号等のユーザIDをユーザが入力でき、また、購入する物品を選択できるようにする。インターネット小売サイトコントローラ41は、ユーザのIDを受けるとともに、任意のインセンティブがユーザに提供されたか否か、あるいは、任意のインセンティブ利益がユーザに利用可能になったか否かを決定するために、IDデータをインセンティブプロセッサ66に送信する。インターネット小売サイトコントローラは、ユーザの取引に適用する任意のインセンティブ情報をインセンティブプロセッサ66から受けるとともに、そのようなインセンティブを反映するためにユーザインターネット端末42に与えられる表示データを更新する。インターネット小売サイトコントローラ41は、ユーザによって成される購入を記録して、その情報をインセンティブプロセッサ66に送信する。インセンティブプロセッサ66は、これらの購入に基づいて別のインセンティブがユーザに与えられるか否かを決定する。インセンティブプロセッサ66は、この取引で成される購入に応じてユーザに与えられる任意のインセンティブをインターネット小売サイトコントローラに送信し、そのようなインセンティブを反映する表示データが形成されてユーザインターネット端末42に送られる。その後、クーポンもしくは他の印刷可能な引換券を含むインセンティブデータは、ユーザプリンタ43上で印刷することができる。
【0035】
対応する燃料供給所を有する食品店で実行される本発明の実施例で与えることができる1つの可能なインセンティブは、燃料購入者が次に燃料を購入する前に食品を買う場合に限り、燃料購入者にその後の燃料の購入に際して割り引きを与えることである。このようなインセンティブによって、燃料購入者は、誘われるように食品店を訪れ、その後、燃料供給所を再び訪れる。このようなインセンティブの実行には、ポンププロセッサ53による更なる処理が必要となる。このようなインセンティブを実行する場合、ポンププロセッサは、購入された燃料の総費用を計算する前に、現在の燃料購入者のID(識別表示)をインセンティブプロセッサ66に供給する必要がある。購入者が、現在の燃料購入の前に、最初に燃料を購入しており、その後に食品を購入したことにより、このインセンティブの利益を受ける場合には、インセンティブプロセッサ66は、データをポンププロセッサ53に供給して、インセンティブによって与えられる額だけポンププロセッサに燃料の費用を調整させる。割引は、固定された金額、例えば総費用に対して1ドル割り引いても良く、あるいは、単位量当たりで費用を割り引く、例えば1ガロンにつき費用を5セント割り引いても良い。
【0036】
図7は、顧客に対する小売または燃料販売を制御するためにプロセッサによって行なわれる処理ステップを示している。小売POSコントローラ65とポンププロセッサ53とインターネット小売サイトコントローラ41とによって行なわれる処理間の相違は、顧客に与えられる異なる表示と、顧客の購入を処理するために使用される必然的に異なる技術とを含んでいる。提供もしくは適用されるインセンティブは、これらの異なる用途間で変わっても良いが、本発明にしたがってインセンティブを決定して提供して適用するための処理は、これらの場合の全てにおいて同様である。
【0037】
顧客への小売販売はステップ80で始まる。ステップ80において、小売販売システムは、購入する顧客のIDを決定しなければならない。ステップ80は、顧客を識別するための実施例で使用されるデバイス、例えば好ましい実施例における好ましい顧客カードを読み取ることを含んでいる。
【0038】
小売販売を処理する次のステップはステップ81である。この場合、ステップ80で決定された顧客の識別表示(ID)は、インセンティブプロセッサ66に送信される。インセンティブコントローラ66に送られた情報には、顧客が購入している小売販売設備のタイプと、特定の小売販売設備の識別表示(ID)とが含まれている。インセンティブプロセッサは、異なるタイプの小売販売設備、例えば燃料販売、インターネット販売、食品販売、小売販売のために異なる複数のインセンティブを有していても良い。また、インセンティブプロセッサ67は、特定の小売販売設備、例えば特定の小売チェーン店に関連付けられた設備で提供するための異なるインセンティブを有していても良い。設備のタイプおよび小売販売設備の特定の識別子の両方を供給すると、インセンティブプロセッサ67で必要な処理が減少する。顧客のID、小売販売設備のタイプ、小売販売設備のIDがインセンティブプロセッサに送られると、インセンティブプロセッサは、この取引のために顧客のIDを記録するとともに、顧客に提供するインセンティブのリストを小売販売コントローラに戻す。また、インセンティブプロセッサは、所定の購入が行なわれる場合には、識別された顧客の購入に適用可能なインセンティブ利益のリストを戻す。これらのリストは、次の処理ステップで使用される。
【0039】
次に、購入に対して提供するためのインセンティブがあることをインセンティブコントローラ67が示したか否かを決定するために、小売販売システムはステップ82に進む。このステップを含むインセンティブの提供は、顧客の最初の商品の購入に応じて行なわれる。本発明にしたがって行なわれる提供は、購入者が将来において特定の購入を行なう場合に購入者が利益を受けることを、購入者に明示する。
【0040】
その後、小売販売システムは、インセンティブの提供を顧客に知らせるためにステップ83を実行する。小売販売システムは、インセンティブの提供が成されることについて顧客に表示するとともに、例えば他の店で次に購入するといった提供の前提条件を顧客に表示する。この表示は、小売販売環境に応じて、燃料ポンプディスプレイ33、POSディスプレイ63、ユーザインターネット端末42上に表示されても良い。インセンティブプロセッサ66は、印刷された表示も与えられるという幾つかの提供に関連付けられた指示を含んでいても良い。POSシステムにおいて、POSコントローラ65は、POSプリンタ64を介して顧客に印刷された提供の通知を与えるように指示されても良い。この印刷された通知もしくは表示は、買戻しに役立つ識別バーコードを有するクーポンを含んでいても良い。このステップを含むインセンティブの提供は、現在の購入の処理に影響を与えることはなく、この提供の提示は、顧客が将来において特定の購入を行なった場合に利用できる利益を顧客に知らせるためだけに役立つ。
【0041】
顧客が利用可能な提供を知らされた後、処理は、顧客の購入品の選択が決定されるステップ84に進む。このステップでの処理は、行なわれようとする小売販売のタイプに応じている。このステップにおいて、燃料販売は、燃料の供給および計量を含んでいる。食品販売もしくは他の小売販売は、購入に際して選択された物品のバーコードを走査することを含んでいる。インターネット小売販売は、顧客に購入品を選択させることを含んでいる。このステップは、顧客が購入した商品の電子的に読取可能なリストの形成を備えている。
【0042】
その後、小売販売処理はステップ85に進む。このステップ85において、電子的に読取可能な購入リストは、顧客が任意の所定(qualifying、認定、適格品、資格のある)の購入を行なったか否かを決定するために審査される。所定の購入のリストは、ステップ81でインセンティブプロセッサ66によって与えられる利益リスト内に含まれるデータの一部である。各利益は、顧客がその利益を受けるために行なうべき購入の明細を含んでいる。所定の購入の例は、特定の1つの商品もしくは特定の商品群のうちの1つを購入すること、あるいは、特定のドル金額を超える購入を行なうことを含んでいる。インセンティブプロセッサは、任意の購入が適用範囲であり、したがって、任意の購入が成された場合に利益が適用されることを明示することができる。
【0043】
所定の購入が顧客によって成されると、小売販売システムは、ステップ86で利益を適用する。適用される利益は、現在の購入品における購入価格の割引を含んでおり、あるいは、小売販売システムがPOSプリンタ64やユーザプリンタ43等のプリンタを有している場合には、将来の割引のためのクーポンの印刷を含んでいる。
【0044】
小売販売システムの最後の処理ステップは、現在の購入で適用されたインセンティブ利益を小売販売システムが送信するステップ87である。小売販売システムは、適用される利益と、適用される利益を許容する所定の購入と、購入を行なう顧客のIDとを送信する。インセンティブプロセッサは、この情報を使用して、将来において顧客が利用できるインセンティブ利益を調整する。また、小売販売システムは、インセンティブプロセッサが顧客の購入履歴を蓄積することができるように、顧客によって購入された商品の電子的に読取可能なリストを構成して送信することができる。
【0045】
図8は、インセンティブプロセッサ66によって行なわれる処理を示している。インセンティブプロセッサは、小売システムからの2つのタイプの情報、すなわち、1)小売購入の開始を示す情報と、2)小売販売システムが顧客の購入に対して利益を適用したという情報とを受けて反応する。小売購入の開始を示す情報の処理はステップ901で始まる。インセンティブプロセッサ66は、情報を送る小売販売設備のタイプ、例えば食品店を示す情報と、小売購入を成している顧客のIDに対応するデータとを小売販売システムから受けることにより、ステップ902で処理を開始する。
【0046】
次に、インセンティブプロセッサは、ステップ903を実行して、現在の購入を成していると確認された顧客に適用されるインセンティブを決定する。提供のためのインセンティブは、顧客が現在取引している例えば燃料供給所、食品店、インターネット小売店といった小売販売設備のタイプに依存していても良い。また、インセンティブの提供は、顧客が取引している特定の設備、例えば特定の小売チェーン店またはインターネット小売店に依存していても良い。
【0047】
また、顧客に対して成されるインセンティブの提供は、同一の顧客に対して成された以前の提供に依存していても良い。インセンティブ提供のスキームは、顧客が他の施設で2回目の購入を行なうという条件を顧客の利益に与え、その後、顧客が2回目の購入を行なった時に、2回目の購入インセンティブを顧客に提供しても良い。この2回目の購入インセンティブは、この2回目の購入インセンティブの利益を受けるために更なる(3回目の)購入を行なうことを顧客に要求する。この3回目の購入は、当初(最初)の購入場所もしくは他の特定の施設のいずれかで成されるように指定することができる。
【0048】
また、顧客に提供されるインセンティブは、顧客がその小売店に訪れた訪問回数に依存していても良い。インセンティブプロセッサ67は、各購入毎に与えられる顧客IDを顧客情報データベース66に記憶する。インセンティブプロセッサは、存在する取引をもって与えられる顧客IDに関連付けられたエントリー番号を審査することができるとともに、例えば常連客や非常連客といったように顧客を分類することができる。小売店は、これら2種類の顧客に対して異なるインセンティブを提供するようになっていても良い。
【0049】
ステップ903で提供されるインセンティブのタイプを決定する際に使用される他の因子は、現在の購入の日時である。朝における提供は、朝食に関連する商品の購入に対してインセンティブを与えるようになっていても良く、正午前後における提供は、調理された昼食物品の購入に対してインセンティブを与えるようになっていても良く、また、夕方における提供は、夕食を準備するための材料の購入に対して、あるいは、レクリエーション活動に関連する商品の購入に対してインセンティブを与えるようになっていても良い。また、インセンティブの提供は、顧客情報データベース66に記憶された個人的な顧客情報、例えば家族状態、顧客の購入頻度もしくは購入日時、顧客の購入履歴等に基づくこともできる。顧客の個人的な情報に基づいて顧客に与えられる利益の詳細は、当業者に知られている。クーポン等のインセンティブの発行は、米国特許第5,832,457号に開示されており、米国特許第5,832,457号およびこれに引用されている全ての引例は、これらを参照することによって本願に組み込まれる。
【0050】
顧客に成されるインセンティブの提供が決定されると、成される提供は、ステップ904で、顧客情報データベース66内に記憶される。インセンティブプロセッサ66は、顧客に成される全てのインセンティブ提供を含むこのデータベースを維持するとともに、提供を受ける個々の顧客のIDとこれらの提供とを関連付ける。顧客が次の購入時に自分のIDを与えると、その後、インセンティブプロセッサは、以前に提供されたインセンティブを受けて、以後の購入中にいずれのインセンティブが利用可能であるかを決定することができる。
【0051】
いずれのインセンティブ提供を現在の顧客に成すべきかをインセンティブプロセッサが決定すると、その後、インセンティブプロセッサは、ステップ905で処理を続け、いずれのインセンティブが過去に同じ顧客に対して提供されたかを決定する。本発明によって提供されるインセンティブは、インセンティブの利益を実現するために顧客が所定の将来の購入を成すことを要求する。現在の購入がそのような購入であっても良く、また、以前に提供された利益は、顧客が以前に指定された購入を成した場合に提供されなければならない。インセンティブプロセッサは、この取引中に受けた顧客IDに対応するいずれのインセンティブ提供が以前に成されているかを決定するために、顧客情報データベースを調べる。その後、インセンティブプロセッサは、以前に成されたいずれのインセンティブ提供が、現在の小売販売設備で成すことができ且つ利用可能なインセンティブ提供としてこれらを組み立てることができる所定の購入を含んでいるかを決定する。
【0052】
また、インセンティブプロセッサは、指定された商品の購入を条件として、顧客に別個のインセンティブを提供しても良い。小売店は、顧客が現在購入している物品に基づいてインセンティブ提供を行なうようになっていても良い。このようなタイプの提供の例としては、顧客がハイオクタン燃料を購入した場合に、将来の食品購入の割引を顧客に提供することが考えられる。この場合、インセンティブプロセッサによって特定される利益は、ステップ903と同様な提供の通知となる。
【0053】
その後、ステップ905は、利益を受けるために必要な所定の購入の電子リストと、顧客が対応する所定の購入を成した場合に顧客に与えられる利益の明細とを組合せる。このリストは、適用するために利用可能なインセンティブのリストを構成する。現在の取引のために受けた顧客IDと関連するインセンティブ提供が顧客情報データベース66に全く記憶されていない場合、インセンティブプロセッサは、利益が適用されないことを示すデータを小売販売システムに戻す。
【0054】
小売購入の開始を示す情報の受信に関連付けられた最後の処理ステップは、ステップ906である。ステップ906において、インセンティブプロセッサ66は、顧客に成されるインセンティブ提供の電子的に読取可能なリストと、適用可能なインセンティブの電子的に読取可能な他のリストとを蓄積する。その後、インセンティブプロセッサは、これらの2つのリストを、小売販売の開始を示す情報を最初に送った小売販売システムに送信する。
【0055】
情報プロセッサが受けることができる第2のタイプのメッセージは、小売販売システムが顧客の購入に対して利益を適用したという情報である。このデータを受けると、ステップ911で処理が開始される。このメッセージで受けた情報は、顧客によって購入された物品のリストと、現在の顧客の購入に適用された任意の利益とを含んでいる。
【0056】
小売販売システムから受けた購入物品のリストは、ステップ912で、顧客情報データベース66に記憶される。このデータは、ステップ84で小売販売システムによって決定された購入リストに対応している。このデータは、顧客に提供するための将来のインセンティブを更に決定するために使用されても良い。
【0057】
その後、処理はステップ913に進む。このステップ913において、小売販売システムから受けたメッセージは、任意の利益が顧客に提供されたか否かを決定するために審査される。これらは、ステップ86で小売販売システムによって提供された利益である。利益が顧客に適用されると、インセンティブプロセッサは、ステップ914で顧客情報データベース66を調整し、顧客がその利益を用い尽くした際にインセンティブ提供の記録を削除する。所定回数だけ、例えば特定の物品に関してその後3回だけ割り引くといった利益を適用でき、これが提供後の顧客の最初の購入である場合、この提供が求める将来の購入回数は、顧客情報データベース内で1だけ減少される。
【0058】
適用される利益が、所定の購入に応じたインセンティブ提供から成っていた場合、インセンティブプロセッサは、顧客が所定の購入を行なった際に顧客情報データベース66内にインセンティブ提供を記憶する。また、様々なインセンティブ提供要件にしたがって処理する他のインセンティブ提供は、ステップ914で行なうこともできる。
【0059】
本発明と共に、多種多様なインセンティブ提供を行なうことができる。前述した例は、燃料の購入に応じて食品の購入に割り引きを提供するとともに、購入者が最初に食品を購入する場合に、燃料購入者に将来の燃料の購入に関して割り引きを提供することを含んでいる。インセンティブの他の例は、1)インターネット小売サイトから購入された物品に関して燃料購入者に割り引きを提供すこと、2)燃料の購入または従来の小売店からの購入に関して、インターネット小売サイトの顧客に割り引きを提供すること、3)小売店で所定の購入を行なった後、同じ小売店もしくは特定の小売店群での将来の購入に関して割り引きを提供するクーポンを受ける権利を燃料購入者に提供することを含んでいるが、これらに限定されない。また、顧客に提供されるインセンティブは、特定の商品の購入、もしくは、総価格が特定の額を超える購入を購入者が行なうことに依存していても良い。
【0060】
無論、前述した技術に基づいて本発明を様々に修正および変形することができる。したがって、添付のクレームの範囲内であれば、ここで特に述べたやり方とは別のやり方で本発明を実行しても良いことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】
道路、駐車場、ガスポンプ、本発明を実行する小売店の簡単な平面図である。
【図2】
燃料供給所にある自動車および関連する燃料ポンプの平面図である。
【図3】
関連する装置を有する燃料ポンプの正面図(A矢視図)である。
【図4】
インターネット小売店の要素とインターネットユーザ端末との相互関係を示すブロック図である。
【図5】
燃料ポンプを備えた構成要素間の相互関係を示すブロック図である。
【図6】
小売店の店舗販売時点情報管理(POS)システムの構成要素とインセンティブプロセッサと燃料ポンププロセッサとの間の相互関係を示すブロック図である。
【図7】
小売販売システムによって行なわれる処理の簡単なフローチャートである。
【図8】
インセンティブプロセッサによって行なわれる処理の簡単なフローチャートである。
【符号の説明】
11 小売建物
12 顧客駐車場
13 ガソリン燃料設備
14 道路
21 燃料ポンプ
22 セメント台
23 自動車
31 ディスプレイ
32 常連客カード読取機
33 プリンタ
34 クレジット/デビットカード読取機
41 インターネット小売サイトコントローラ
42 ユーザインターネット端末
43 ユーザプリンタ
51 燃料吐出し量モニタ
52 手動キャッシャ
53 ポンププロセッサ
61 顧客ID読取機
62 商品スキャナ
63 POSディスプレイ
64 POSプリンタ
65 POSコントローラ
66 顧客情報データベース
67 インセンティブプロセッサ
【発明の属する技術分野】
本発明は、小売顧客が現在行なっている購入と無関係であると考える商品カテゴリーを、様々な物理的に離れた小売店間で、自動的に相互売り込み(cross−marketing)および、相互促進させる(cross−promoting)ことに関する。
【0002】
【従来の技術】
伝統的に、小売店は、かなり狭い範囲の商品を提供することに徹してきた。例えば、食品店は、伝統的に、食品および非常に狭い範囲の関連商品を販売することだけに限定されていた。一般に、金物店は金物を売ることに限定されていた。長年、消費者は、自分の買い物をするには、複数の小売店を訪れて家庭の必要物の全てを満たす必要があるという考えにとらわれてきた。
【0003】
最近の小売店は、旧来の小売店で制限されていた狭いカテゴリーを越えて大きく広がってきている。今日の小売店の幾つかは、時として、「スーパーストア」または「ディスカウントショップ」と称されており、特に、衣類、電子機器、食品、自動車部品、サービス、ガソリンを含む全範囲の小売商品を販売している。
【0004】
最近の「スーパーストア」または「ディスカウントショップ」は、広告や看板を使用することによって、消費者の歴史的な認識を変えて、顧客が現在購入している商品のカテゴリーと無関係なカテゴリーの商品を顧客に購入させようとしてきている。
【0005】
様々な無関係なカテゴリーの最近のスーパーストアを相互売り込みする困難性の明らかな例は、その経営に自動車の燃料供給所を加えたスーパーストアである。ガソリン販売の性質上、燃料供給所は、小売食品のショールームから物理的に離れていることが要求される。ガソリン販売のマーケティングにおいて更に考慮すべき点は、顧客が燃料ポンプに容易にアクセスして、消費者が即座に道路から進入し且つ道路に戻ることができるように、燃料供給所を道路の近傍に配置することである。食品店に関する好ましい形態は、顧客の駐車場を道路の近傍に配置するとともに、店を駐車場の背後に配置することである。このような形態によって、店を通りすぎる潜在的な顧客は、広くて便利な駐車場を利用できることが分かり、消費者は店へと誘われる。これらの好ましい形態および伝統的な食品およびガソリン販売の排他性は、これら2つのカテゴリーの商品の「相互販売(cross−selling)」を大きく妨げてきた。
【0006】
無関係なカテゴリーを相互売り込みする困難性は、1つの小売店がかなりの距離で離間した設備で無関係な商品カテゴリーを販売する際に高まる。小売店は、別のカテゴリー商品を提供するための設備を建築する土地を有していないかもしれず、また、小売店は、複数の設備を同じ場所に配置することが望ましくないと信じているかもしれない。
【0007】
小売顧客に販売のインセンティブ(incentive、報奨、奨励金品)を与える方法として常連客クラブ会員(frequent shopper club member)を使用することは、当業者に知られている。常連客クラブ記録は、個々のクラブメンバーの買い物の履歴を蓄積するために使用されてきた。これらの蓄積された買い物の履歴は、個々の顧客の消費パターンを決定するために使用されてきた。そして、顧客の消費パターンは、どの購入インセンティブを顧客に与えるかを決定するために使用される。そのようなインセンティブプログラムは、顧客が興味を有するカテゴリーを決定する。例えば、顧客が子供もしくはペットを有しているかどうかを決定し、ひいては、顧客の任意のブランド選好を決定する。顧客が過去に子供の商品を購入している場合には、インセンティブは、特定の子供商品に関して顧客に与えられても良く、あるいは、顧客の明らかな好みとは異なるブランドを購入ためのインセンティブは、顧客のブランド選好を変えるために使用することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この発明の目的は、1つのカテゴリーの商品を購入する顧客に、物理的に離れた小売店から他の商品を購入させるように誘うことである。
【0009】
物理的に離れた場所や設備からの小売店の提供幅についての顧客の認識を広げることがこの発明の更なる目的である。
【0010】
顧客にカテゴリー商品をそのカテゴリーとは無関係な小売店から購入させるように誘うことが本発明の更に他の目的である。
【0011】
小売業者によって経営もしくは宣伝されるインターネットを基本とする小売等の他の小売設備を使用するために、小売店の現在の顧客にインセンティブを与えることが本発明の他の目的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、インセンティブの利益を受けるために、現在購入を行なっている顧客に対して物理的に離れた設備で購入を行なうことを要求するインセンティブを自動的に形成することにより、これらの目的を達成する。本発明は、利益を適用するために小売店の常連客クラブ明細を使用することができ、あるいは、クレジットカードや預金口座番号等の他の客先番号を通じて利益をたどることができる。顧客に提供されるインセンティブは、顧客が異なる小売設備を訪れて、任意の購入、1つの特定商品の購入、特定の商品群内の1つの商品の購入を行なうことと引き換えに、割引等の利益を受けることを含む。インセンティブを受けるために行なうことが必要な購入、あるいは、インセンティブが与えられる購入は、同じ小売業者によって経営されている設備や、異なる小売業者によって経営されている設備、あるいは、プロモーションを一緒に提供している異なる複数の実体によって経営されている小さな設備であっても行なうことができる。本発明は、無関係なカテゴリー商品を顧客に購入させるために、また、顧客にインターネットを基本とする小売等の他の小売店と取引させるために、様々なインセンティブを使用する。
【0013】
【発明の実施の形態】
この発明の好ましい実施例では、顧客のガソリンの購入に伴ってインセンティブを与えてその後の食品の購買意欲を喚起するため、本発明が利用される。好ましい実施例で使用されるインセンティブの一例は、燃料を購入する顧客に与えられるとともに、コミュニケーションを通じて顧客に説明される。この場合、コミュニケーションは、「次回、食料品店Yで食料品を購入される場合には、ガソリン1ガロン当たりXセント割り引き致します」といったことを述べた表示もしくは割引券であっても良い。このようなインセンティブは、顧客に燃料の購買意欲を与えるだけでなく、インセンティブの利益を実現するために無関係な店Yでの食料品の購入を顧客に促す。このようなプロモーションは、一般に、食料品店設備とともに車の燃料供給所を経営する食料品店Yによって提供される。このインセンティブは、燃料の購入における単位量当たりの割引として与えられる。
【0014】
図面を参照すると、図1は、ガソリン燃料設備13が付設された小売食品施設のレイアウトの平面図を示している。伝統的な小売食品施設は、食品が販売される小売建物11を備えている。顧客は、広くて便利な駐車場を十分に利用することができれば、この施設に多大な興味を示す。その結果、顧客駐車場12が道路14に最も近接して配置され、小売建物11が道路14から最も離れて配置される図1に示されるような構成となる。
【0015】
図1は、駐車場12に付設されたガソリン燃料設備13を更に示している。この構成において燃料設備を付設することは、多くの食品施設にとって魅力的である。なぜなら、それらが既にこの場所を利用しており、しかも、ガソリン燃料設備13が小売建物11に比較的引接していることから、燃料設備13と食品施設との間の繋がりが明らかに高まるからである。他の実施例として、燃料設備が従来の食品施設と別個に離れて配置されていても良いが、燃料設備と食品施設との間の一見した関係がが更に分離される虞がある。後者の構成において、本発明は、この物理的な分離の影響を低減し、物理的に分離された2つの設備同士の間の関係を補強して顧客に記憶付ける。
【0016】
図2は、燃料設備11の平面図を更に詳細に示している。図2は燃料ポンプ21の配置を示しており、燃料ポンプ21は、これに自動車が接近しないように、一般にアイランドと称されるセメント台22上に配置されている。図2は、自動車の燃料の購入において必要な燃料ポンプ21に対する自動車23の位置を更に示している。
【0017】
図3は、燃料ポンプ21の正面図であり、A方向から見た矢視図である。燃料ポンプ21は、自動車に燃料を圧送して、自動車に送られる燃料を測定するとともに、送られた燃料に関して顧客に請求する総費用を決定するようにプログラムされている。好ましい実施例で使用される燃料ポンプ21は、後述する様々な基準に基づいて、個々の燃料購入者のための燃料の単位量当たりの料金への価格の再構成をサポートする。
【0018】
図3は、燃料ポンプ21に組み込まれた装置を更に示している。燃料ポンプ21は、顧客の識別表示を読むための装置を有している。好ましい実施例では、顧客を識別するために常連客カードが使用される。また、燃料ポンプは、顧客の識別表示を読んで決定するために、常連客カード読取機32を有している。また、好ましい実施例において、燃料ポンプ21は、燃料を購入する顧客に別の情報を与えるディスプレイ31と、ポンプそれ自身からクレジットカードによる支払いを可能にするクレジット/デビットカード読取機34と、顧客に領収書または他の印刷された情報を与えるプリンタ33とを有している。
【0019】
この実施例において、顧客を識別するために使用される常連客カードは、光学的に読み取ることができるバーコード等のコードをカード上に印刷することにより、識別情報を用いてコード化することができ、あるいは、情報をカード上に配置された磁気ストリップ上にコード化することができる。他の識別ステップは、当業者に知られているように、指紋を採ったRF識別票もしくは最新式の生物計測機を含むことができる。この発明は、顧客を識別するために使用され且つインセンティブを伴って使用される他の小売販売設備に適合する任意のステップとともに機能することは言うまでもない。常連客クラブカード上のバーコードもしくは磁気的にコード化された情報を読み取るために燃料ポンプに組み込まれた装置は、当業者に知られている。
【0020】
本発明は、燃料購入者に与えられるインセンティブを表示するために、燃料ポンプディスプレイ31を使用する。表示される内容は、燃料購入者にインセンティブの提供を知らせる文字メッセージであるとともに、インセンティブで与えられる利益が、燃料購入者が他の小売設備で特定の買い物を最初にしなければならないという前提条件を有していることを燃料購入者に知らせる文字メッセージであり、ロゴや他の図表を含む幾つかの任意のグラフィックを伴っている。
【0021】
燃料購入者がポンプに居ながらにしてクレジットカードもしくはデビットカードにより燃料の支払いを行なうことができるように、燃料ポンプ21にはクレジット/デビットカード読取機34が組み込まれている。これにより、燃料購入者がレジへと歩いて行って燃料の代金を支払う必要がなくなるため、燃料を購入する利便性が飛躍的に向上する。クレジット/デビットカード読取機34によって読み取ることができる顧客識別表示を使用する本発明の実施例は、顧客を識別するためにクレジット/デビットカード読取機34を使用することができる。クレジット/デビットカード読取機34によって読み取ることができる顧客識別表示の例は、磁気ストリップ上にコード化されたデータを有する常連客カードの使用、あるいは、それ自体が顧客IDとしてのクレジットカードもしくはデビットカードの使用を含んでいる。
【0022】
プリンタ33は、主に、燃料の購入に関する請求書を印刷することができるように、特にクレジット/デビットカード読取機34を通じたクレジットカードもしくはデビットカードによる支払いに伴って請求書を印刷できるように、燃料ポンプ21に組み込まれている。本発明のこの実施例は、インセンティブ提供が特定の商品を購入するという前提条件を有しているといった内容を含むインセンティブ提供に関する更なる表示を印刷するためにプリンタ33を使用する。燃料ポンプに一般に組み込まれるプリンタの印刷解像度は、通常、小売店において簡単に買い戻すことができる割引クーポンを印刷するためには不十分である。大抵の小売店において簡単に引き換え可能な割引クーポンは、小売店のバーコードスキャナによって自動読取可能なバーコードを有している必要がある。バーコードを有さないクーポンは、労力を増やし、クーポンの引き換え費用を増大させるため、望ましくなく、避けられる。本発明は、購入者に関連付けられたコンピュータベースの勘定書を通じてインセンティブを与えることにより、光学的に読取可能な割引クーポンを燃料ポンプで印刷する必要をなくす。
【0023】
図5は、燃料ポンプ21に設けられた要素間の相互関係を示している。ポンププロセッサは、有形の燃料ポンプ21内に配置された小さな埋込式コンピュータであっても良く、あるいは、1または複数の有形の燃料ポンプ21に電気的に接続されている離れた中央コンピュータであっても良い。1つのポンププロセッサは、燃料供給所に配置された複数の燃料ポンプに必要な全ての処理を行なうことができる。1または複数の燃料ポンプを扱うポンププロセッサは、燃料供給所の業務で現在使用されており、当業者に良く知られている。
【0024】
ポンププロセッサ53は、燃料ポンプの様々な構成要素および燃料供給所の他の構成要素に接続されている。ポンププロセッサ53は、燃料ポンプのプリンタ33およびディスプレイ31の印刷機能および表示機能を制御管理し、燃料を購入する顧客に対し必要に応じて情報を提供する。ポンププロセッサ53は、クレジット/デビットカード読取機34から情報を受け、燃料の料金として請求するための適切な計算を行なう。支払いがクレジット/デビットカード読取機34を伴って行なわれる場合には、ポンププロセッサは、燃料供給所のオペレータに支払いを行なう対応する金融機関と必要な通信を行なう。また、ポンププロセッサ53は、常連客カード読取機32から情報を受けて、後述するように、購入する顧客の身元を電子的に記録することができる。また、ポンププロセッサ53は、手動キャッシャ52からの入力を可能とし、燃料供給所の係員に支払うことで顧客が燃料を購入できるようにする。また、手動キャッシャ52は、顧客の識別表示を読み取ったり測定できる能力およびポンププロセッサ53に顧客の識別表示を与える能力を有している。燃料を購入する顧客を識別するために常連客カードを使用する好ましい実施例において、手動キャッシャ52は、常連客カードのバーコードのためのスキャナを有しており、あるいは、顧客の常連客番号の係員による手動入力を可能にする。この技術を使用した燃料の支払いは、当業者に良く知られている。
【0025】
ポンププロセッサは、燃料吐出し量モニタ54からデータを受けることにより、購入者に請求する金額を決定する。燃料吐出し量モニタ54は、現在の顧客に送られている燃料の量を、通常、ガロン単位で、自動的に測定するとともに、購入された量のデータを、電子的に読取可能なフォーマットでポンププロセッサ53に供給する。一般に、ポンププロセッサ53は、燃料の単位量当たりの費用をプログラムされているが、好ましい実施例におけるポンププロセッサ53は、本発明にしたがって顧客にインセンティブの利益を与えるために、単位量当たりの費用に対する変更を受け入れることができる。ポンププロセッサ53は、プログラムされた購入燃料量と単位量当たりの燃料費用とを使用して、顧客に請求すべき総費用を決定する。ポンププロセッサのデザインおよび開発は、本発明の技術に基づいて、当業者によって行なうことができる。
【0026】
ポンププロセッサ53は、常連客の記録を維持するインセンティブプロセッサ67に電子的に接続されている。インセンティブプロセッサ67は、燃料供給所と同じ小売業者によって操作されても良く、あるいは、本発明にしたがってインセンティブを与えるために燃料供給所のオペレータと協働する他の小売業者によって操作されても良い。また、インセンティブプロセッサ67は、本発明を使用する燃料供給所または小売店の一方もしくは両方から離れた場所に配置されていても良い。ポンププロセッサ53は、燃料を購入する顧客の識別情報、購入された燃料の量、購入総費用をインセンティブプロセッサ67に供給するようにプログラムされている。購入量もしくは購入値に応じて顧客にインセンティブの適用が成される場合には、インセンティブプロセッサ67は、データを使用して、インセンティブの提供の詳細を決定する。インセンティブプロセッサ67は、顧客IDに関連付けられた常連客明細を確認し、顧客の常連客明細に関連付けられた顧客情報データベース66に燃料購入を記録する。
【0027】
前述した実施例において、燃料ポンプ21での燃料の購入は、顧客情報データベース66に記録されるとともに、本発明によって与えられるインセンティブの利益を顧客が実現できるようにする。好ましい実施例によって与えられるインセンティブの一例は、最初に燃料を購入した顧客に与えられる所定の食品購入に適用される割引である。割引は、特定の食品店での任意の食品購入に適用される固定額、例えば購入価格全体において1ドルであっても良く、あるいは、購入された燃料の量によって決定される割引額、例えば購入した燃料の1ガロンまたは1ドル毎に適用される食品購入での5セント割引であっても良い。後者のインセンティブの例は、燃料の購入者に対し、その後の食品購入に際して、購入した燃料1ドル毎に5セント割り引く。この例において、購入者が全体で5ドルの燃料を購入した場合、購入者は、その次の食品購入に際して、25セントの割引を受ける。インセンティブプロセッサ67は、様々な顧客に与えられるインセンティブを決定するために、小売店によって構成される。
【0028】
また、本発明は、本発明にしたがってインセンティブを与える小売店で顧客が成す購入をモニタする。これらの小売店は、同じ企業体によって経営されても良く、あるいは、協働して購入インセンティブを与える無関係な企業体によって経営されても良い。図6は、小売店での購入をモニタして処理するために使用される装置、および、この装置とインセンティブプロセッサ67と燃料供給所の操作との間のやりとりを示している。インセンティブプロセッサは、顧客情報データベース66を管理する。顧客情報データベース66は、常連客カードもしくは他の顧客識別子に関連付けられ且つ各顧客に対して成される各インセンティブ提供を記録する。小売店はPOS(Point Of Sale、店舗販売時点情報管理)システムを有しており、POSシステムは、POSコントローラ65と、顧客ID読取機61と、POS(Point Of Sale)ディスプレイ63と、インセンティブプリンタと、商品スキャナ62とを備えている。顧客ID読取機61は、燃料ポンプに与えられた常連客カード読取機32と同じ機能を実質的に行なうが、燃料ポンプの代わりに、POSシステムに物理的に一体化される。
【0029】
商品スキャナ62は、バーコードが利用できる場合には、顧客が購入する商品に配置された印刷バーコードを光学的に走査して、顧客が購入する各商品を識別する。商品もしくはサービスの購入は、小売店に適した他のステップによって、例えば購入される商品もしくはサービスの明細をPOSシステムに手動で入力することによって記録することができる。商品スキャナ62からのデータは、顧客ID読取機61によって測定される顧客IDとともに、POSコントローラ65に供給される。POSコントローラ65は、POSシステムで現在購入している顧客に関する顧客IDをインセンティブプロセッサ67に供給し、インセンティブプロセッサ67は、現在購入している顧客に与えられる任意のインセンティブの提供もしくは利益をもって応答する。後述するように、現在購入している顧客がインセンティブの提供もしくは利益を受ける権利を有しているとインセンティブプロセッサ67が決定した場合には、インセンティブプロセッサ67は、そのデータをPOSコントローラ65に中継する。POSコントローラは、インセンティブ利益を受ける顧客の前提条件が満たされているか否かを決定し、満たされている場合には、POSコントローラ65は、インセンティブの利益を現在の購入に適用する。また、POSコントローラは、顧客が現在利用できるインセンティブについて顧客に知らせる。
【0030】
POSディスプレイ63は、インセンティブの利益を受ける場合の任意の前提条件とともに、顧客の現在の購入の結果として成されるインセンティブの提供についての表示を顧客に与えるために使用することができる。また、POSディスプレイ63は、現在の購入に関連して適用される任意のインセンティブ利益について顧客に知らせるために使用することができる。後者の表示の例は、全購入価格割引が過去の燃料購入に起因して現在の購入に適用されることを顧客に知らせる。
【0031】
インセンティブプリンタ64は、POSディスプレイ63によって表示されると同様な情報を含むインセンティブの告知を印刷するために使用できる。あるいは、インセンティブプリンタ64は、現在の顧客が同一あるいは他の小売設備で割り引きを受けるために使用可能なクーポンを印刷するために使用することができる。印刷可能なクーポンの例は、特定の小売店もしくは任意の小売店で購入する場合に特定の商品に使用可能な割引クーポン、あるいは、特定の小売店もしくは特定の小売店群のうちの1つでの任意の購入における割引に有効なクーポンを含んでいる。識別された現在の購入顧客の過去の購入履歴は、顧客情報データベース内に蓄積されており、現在の小売購入者に対してクーポンもしくはインセンティブを更に注ぐために使用することもできる。
【0032】
現在の購入顧客に与えられるインセンティブは、任意の購入に適用される1ドル割引であっても良く、あるいは、特定の1つの商品もしくは商品カテゴリーにおける割引であっても良い。インセンティブが任意の商品に適用される1ドル割り引きである場合、割引額は、現在の購入における精算額から単純に差し引かれる。インセンティブが特定の1つの商品もしくは商品カテゴリーにおける割引である場合、POSコントローラ65は、現在の顧客がその特定の商品もしくは特定の商品カテゴリー内の商品を購入しているか否かを決定し、現在の顧客がそのような所定の商品を購入している場合には、割引を適用する。POSコントローラ65は、顧客によって購入される商品のリストを審査することによってこのような決定を成す。商品のリストは、電子的に読取可能であり、商品スキャナ62と協働して形成される。POSコントローラ65が所定の購入が成されたと判断してその購入に割り引きを適用する場合、POSコントローラ65は、インセンティブプロセッサ67が顧客への将来の割引利用可能度を調整できるように、購入および与えられる割引に関するデータをインセンティブプロセッサ67に送信する。たった1つの所定商品の購入にしか割り引きを利用することができない場合、インセンティブコントローラ65は、顧客がその商品を購入してインセンティブの利益を受けた後、そのインセンティブ提供を顧客情報データベース66から除去する。複数の所定商品に関して、例えば次の3つの訪問に関して、割り引きを利用できる場合、インセンティブプロセッサは、割引が何回適用されたかについての決算を維持するとともに、インセンティブが顧客によって使い果された際に顧客情報データベース66からそのインセンティブを除去する。
【0033】
インセンティブプロセッサ67によって行なうことができるオプション機能は、顧客情報データベース内の各顧客に対して、顧客に成されたインセンティブ提供に関する定期的な通知を提供することである。その通知の中には、これらの提供の利益を顧客がどのようにして受けることができるかに関する情報も含まれている。インセンティブプロセッサ67は、インターネットを通じた電子メール(e−メール)によって、あるいは、従来の郵送によって、各顧客に知らせることができる。このような通知を各顧客に行なうインセンティブプロセッサは、顧客情報データベース66内に記憶された各顧客の郵送先住所もしくはe−メールアドレスのいずれかを必要とする。また、インセンティブプロセッサ67は、各顧客に送られる電子的なメーリング材料もしくは印刷された郵便材料を定期的に形成するようにプログラムされて構成される。
【0034】
本発明の使用は、前述した燃料の購入と小売商品の購入との組み合わせに限定されない。本発明は、対応する購入の全てが小売販売店で成される場合もしくは1または複数の購入がインターネット小売設備で成される場合にインセンティブを与える他の実施例においても同様にうまく働く。本発明を実行するインターネット小売設備を用いて使用される他の実施例の相関関係が図4に示されている。インターネット小売サイトコントローラ41の機能性は、有形の小売店におけるPOSコントローラ65の場合と同様である。インターネット小売サイトコントローラ41は、ユーザインターネット端末42上に表示を形成するためにデータを形成するとともに、この表示データをインターネット44を通じて送信する。ユーザインターネット端末42は、CRT等のディスプレイと、キーボードおよびマウス等のユーザ入力装置とを含む。ユーザインターネット端末42は、インターネット小売サイトコントローラ41によって形成された情報を表示するとともに、インセンティブプロセッサ66によって提供されるインセンティブに関連付けられたユーザのアカウント番号等のユーザIDをユーザが入力でき、また、購入する物品を選択できるようにする。インターネット小売サイトコントローラ41は、ユーザのIDを受けるとともに、任意のインセンティブがユーザに提供されたか否か、あるいは、任意のインセンティブ利益がユーザに利用可能になったか否かを決定するために、IDデータをインセンティブプロセッサ66に送信する。インターネット小売サイトコントローラは、ユーザの取引に適用する任意のインセンティブ情報をインセンティブプロセッサ66から受けるとともに、そのようなインセンティブを反映するためにユーザインターネット端末42に与えられる表示データを更新する。インターネット小売サイトコントローラ41は、ユーザによって成される購入を記録して、その情報をインセンティブプロセッサ66に送信する。インセンティブプロセッサ66は、これらの購入に基づいて別のインセンティブがユーザに与えられるか否かを決定する。インセンティブプロセッサ66は、この取引で成される購入に応じてユーザに与えられる任意のインセンティブをインターネット小売サイトコントローラに送信し、そのようなインセンティブを反映する表示データが形成されてユーザインターネット端末42に送られる。その後、クーポンもしくは他の印刷可能な引換券を含むインセンティブデータは、ユーザプリンタ43上で印刷することができる。
【0035】
対応する燃料供給所を有する食品店で実行される本発明の実施例で与えることができる1つの可能なインセンティブは、燃料購入者が次に燃料を購入する前に食品を買う場合に限り、燃料購入者にその後の燃料の購入に際して割り引きを与えることである。このようなインセンティブによって、燃料購入者は、誘われるように食品店を訪れ、その後、燃料供給所を再び訪れる。このようなインセンティブの実行には、ポンププロセッサ53による更なる処理が必要となる。このようなインセンティブを実行する場合、ポンププロセッサは、購入された燃料の総費用を計算する前に、現在の燃料購入者のID(識別表示)をインセンティブプロセッサ66に供給する必要がある。購入者が、現在の燃料購入の前に、最初に燃料を購入しており、その後に食品を購入したことにより、このインセンティブの利益を受ける場合には、インセンティブプロセッサ66は、データをポンププロセッサ53に供給して、インセンティブによって与えられる額だけポンププロセッサに燃料の費用を調整させる。割引は、固定された金額、例えば総費用に対して1ドル割り引いても良く、あるいは、単位量当たりで費用を割り引く、例えば1ガロンにつき費用を5セント割り引いても良い。
【0036】
図7は、顧客に対する小売または燃料販売を制御するためにプロセッサによって行なわれる処理ステップを示している。小売POSコントローラ65とポンププロセッサ53とインターネット小売サイトコントローラ41とによって行なわれる処理間の相違は、顧客に与えられる異なる表示と、顧客の購入を処理するために使用される必然的に異なる技術とを含んでいる。提供もしくは適用されるインセンティブは、これらの異なる用途間で変わっても良いが、本発明にしたがってインセンティブを決定して提供して適用するための処理は、これらの場合の全てにおいて同様である。
【0037】
顧客への小売販売はステップ80で始まる。ステップ80において、小売販売システムは、購入する顧客のIDを決定しなければならない。ステップ80は、顧客を識別するための実施例で使用されるデバイス、例えば好ましい実施例における好ましい顧客カードを読み取ることを含んでいる。
【0038】
小売販売を処理する次のステップはステップ81である。この場合、ステップ80で決定された顧客の識別表示(ID)は、インセンティブプロセッサ66に送信される。インセンティブコントローラ66に送られた情報には、顧客が購入している小売販売設備のタイプと、特定の小売販売設備の識別表示(ID)とが含まれている。インセンティブプロセッサは、異なるタイプの小売販売設備、例えば燃料販売、インターネット販売、食品販売、小売販売のために異なる複数のインセンティブを有していても良い。また、インセンティブプロセッサ67は、特定の小売販売設備、例えば特定の小売チェーン店に関連付けられた設備で提供するための異なるインセンティブを有していても良い。設備のタイプおよび小売販売設備の特定の識別子の両方を供給すると、インセンティブプロセッサ67で必要な処理が減少する。顧客のID、小売販売設備のタイプ、小売販売設備のIDがインセンティブプロセッサに送られると、インセンティブプロセッサは、この取引のために顧客のIDを記録するとともに、顧客に提供するインセンティブのリストを小売販売コントローラに戻す。また、インセンティブプロセッサは、所定の購入が行なわれる場合には、識別された顧客の購入に適用可能なインセンティブ利益のリストを戻す。これらのリストは、次の処理ステップで使用される。
【0039】
次に、購入に対して提供するためのインセンティブがあることをインセンティブコントローラ67が示したか否かを決定するために、小売販売システムはステップ82に進む。このステップを含むインセンティブの提供は、顧客の最初の商品の購入に応じて行なわれる。本発明にしたがって行なわれる提供は、購入者が将来において特定の購入を行なう場合に購入者が利益を受けることを、購入者に明示する。
【0040】
その後、小売販売システムは、インセンティブの提供を顧客に知らせるためにステップ83を実行する。小売販売システムは、インセンティブの提供が成されることについて顧客に表示するとともに、例えば他の店で次に購入するといった提供の前提条件を顧客に表示する。この表示は、小売販売環境に応じて、燃料ポンプディスプレイ33、POSディスプレイ63、ユーザインターネット端末42上に表示されても良い。インセンティブプロセッサ66は、印刷された表示も与えられるという幾つかの提供に関連付けられた指示を含んでいても良い。POSシステムにおいて、POSコントローラ65は、POSプリンタ64を介して顧客に印刷された提供の通知を与えるように指示されても良い。この印刷された通知もしくは表示は、買戻しに役立つ識別バーコードを有するクーポンを含んでいても良い。このステップを含むインセンティブの提供は、現在の購入の処理に影響を与えることはなく、この提供の提示は、顧客が将来において特定の購入を行なった場合に利用できる利益を顧客に知らせるためだけに役立つ。
【0041】
顧客が利用可能な提供を知らされた後、処理は、顧客の購入品の選択が決定されるステップ84に進む。このステップでの処理は、行なわれようとする小売販売のタイプに応じている。このステップにおいて、燃料販売は、燃料の供給および計量を含んでいる。食品販売もしくは他の小売販売は、購入に際して選択された物品のバーコードを走査することを含んでいる。インターネット小売販売は、顧客に購入品を選択させることを含んでいる。このステップは、顧客が購入した商品の電子的に読取可能なリストの形成を備えている。
【0042】
その後、小売販売処理はステップ85に進む。このステップ85において、電子的に読取可能な購入リストは、顧客が任意の所定(qualifying、認定、適格品、資格のある)の購入を行なったか否かを決定するために審査される。所定の購入のリストは、ステップ81でインセンティブプロセッサ66によって与えられる利益リスト内に含まれるデータの一部である。各利益は、顧客がその利益を受けるために行なうべき購入の明細を含んでいる。所定の購入の例は、特定の1つの商品もしくは特定の商品群のうちの1つを購入すること、あるいは、特定のドル金額を超える購入を行なうことを含んでいる。インセンティブプロセッサは、任意の購入が適用範囲であり、したがって、任意の購入が成された場合に利益が適用されることを明示することができる。
【0043】
所定の購入が顧客によって成されると、小売販売システムは、ステップ86で利益を適用する。適用される利益は、現在の購入品における購入価格の割引を含んでおり、あるいは、小売販売システムがPOSプリンタ64やユーザプリンタ43等のプリンタを有している場合には、将来の割引のためのクーポンの印刷を含んでいる。
【0044】
小売販売システムの最後の処理ステップは、現在の購入で適用されたインセンティブ利益を小売販売システムが送信するステップ87である。小売販売システムは、適用される利益と、適用される利益を許容する所定の購入と、購入を行なう顧客のIDとを送信する。インセンティブプロセッサは、この情報を使用して、将来において顧客が利用できるインセンティブ利益を調整する。また、小売販売システムは、インセンティブプロセッサが顧客の購入履歴を蓄積することができるように、顧客によって購入された商品の電子的に読取可能なリストを構成して送信することができる。
【0045】
図8は、インセンティブプロセッサ66によって行なわれる処理を示している。インセンティブプロセッサは、小売システムからの2つのタイプの情報、すなわち、1)小売購入の開始を示す情報と、2)小売販売システムが顧客の購入に対して利益を適用したという情報とを受けて反応する。小売購入の開始を示す情報の処理はステップ901で始まる。インセンティブプロセッサ66は、情報を送る小売販売設備のタイプ、例えば食品店を示す情報と、小売購入を成している顧客のIDに対応するデータとを小売販売システムから受けることにより、ステップ902で処理を開始する。
【0046】
次に、インセンティブプロセッサは、ステップ903を実行して、現在の購入を成していると確認された顧客に適用されるインセンティブを決定する。提供のためのインセンティブは、顧客が現在取引している例えば燃料供給所、食品店、インターネット小売店といった小売販売設備のタイプに依存していても良い。また、インセンティブの提供は、顧客が取引している特定の設備、例えば特定の小売チェーン店またはインターネット小売店に依存していても良い。
【0047】
また、顧客に対して成されるインセンティブの提供は、同一の顧客に対して成された以前の提供に依存していても良い。インセンティブ提供のスキームは、顧客が他の施設で2回目の購入を行なうという条件を顧客の利益に与え、その後、顧客が2回目の購入を行なった時に、2回目の購入インセンティブを顧客に提供しても良い。この2回目の購入インセンティブは、この2回目の購入インセンティブの利益を受けるために更なる(3回目の)購入を行なうことを顧客に要求する。この3回目の購入は、当初(最初)の購入場所もしくは他の特定の施設のいずれかで成されるように指定することができる。
【0048】
また、顧客に提供されるインセンティブは、顧客がその小売店に訪れた訪問回数に依存していても良い。インセンティブプロセッサ67は、各購入毎に与えられる顧客IDを顧客情報データベース66に記憶する。インセンティブプロセッサは、存在する取引をもって与えられる顧客IDに関連付けられたエントリー番号を審査することができるとともに、例えば常連客や非常連客といったように顧客を分類することができる。小売店は、これら2種類の顧客に対して異なるインセンティブを提供するようになっていても良い。
【0049】
ステップ903で提供されるインセンティブのタイプを決定する際に使用される他の因子は、現在の購入の日時である。朝における提供は、朝食に関連する商品の購入に対してインセンティブを与えるようになっていても良く、正午前後における提供は、調理された昼食物品の購入に対してインセンティブを与えるようになっていても良く、また、夕方における提供は、夕食を準備するための材料の購入に対して、あるいは、レクリエーション活動に関連する商品の購入に対してインセンティブを与えるようになっていても良い。また、インセンティブの提供は、顧客情報データベース66に記憶された個人的な顧客情報、例えば家族状態、顧客の購入頻度もしくは購入日時、顧客の購入履歴等に基づくこともできる。顧客の個人的な情報に基づいて顧客に与えられる利益の詳細は、当業者に知られている。クーポン等のインセンティブの発行は、米国特許第5,832,457号に開示されており、米国特許第5,832,457号およびこれに引用されている全ての引例は、これらを参照することによって本願に組み込まれる。
【0050】
顧客に成されるインセンティブの提供が決定されると、成される提供は、ステップ904で、顧客情報データベース66内に記憶される。インセンティブプロセッサ66は、顧客に成される全てのインセンティブ提供を含むこのデータベースを維持するとともに、提供を受ける個々の顧客のIDとこれらの提供とを関連付ける。顧客が次の購入時に自分のIDを与えると、その後、インセンティブプロセッサは、以前に提供されたインセンティブを受けて、以後の購入中にいずれのインセンティブが利用可能であるかを決定することができる。
【0051】
いずれのインセンティブ提供を現在の顧客に成すべきかをインセンティブプロセッサが決定すると、その後、インセンティブプロセッサは、ステップ905で処理を続け、いずれのインセンティブが過去に同じ顧客に対して提供されたかを決定する。本発明によって提供されるインセンティブは、インセンティブの利益を実現するために顧客が所定の将来の購入を成すことを要求する。現在の購入がそのような購入であっても良く、また、以前に提供された利益は、顧客が以前に指定された購入を成した場合に提供されなければならない。インセンティブプロセッサは、この取引中に受けた顧客IDに対応するいずれのインセンティブ提供が以前に成されているかを決定するために、顧客情報データベースを調べる。その後、インセンティブプロセッサは、以前に成されたいずれのインセンティブ提供が、現在の小売販売設備で成すことができ且つ利用可能なインセンティブ提供としてこれらを組み立てることができる所定の購入を含んでいるかを決定する。
【0052】
また、インセンティブプロセッサは、指定された商品の購入を条件として、顧客に別個のインセンティブを提供しても良い。小売店は、顧客が現在購入している物品に基づいてインセンティブ提供を行なうようになっていても良い。このようなタイプの提供の例としては、顧客がハイオクタン燃料を購入した場合に、将来の食品購入の割引を顧客に提供することが考えられる。この場合、インセンティブプロセッサによって特定される利益は、ステップ903と同様な提供の通知となる。
【0053】
その後、ステップ905は、利益を受けるために必要な所定の購入の電子リストと、顧客が対応する所定の購入を成した場合に顧客に与えられる利益の明細とを組合せる。このリストは、適用するために利用可能なインセンティブのリストを構成する。現在の取引のために受けた顧客IDと関連するインセンティブ提供が顧客情報データベース66に全く記憶されていない場合、インセンティブプロセッサは、利益が適用されないことを示すデータを小売販売システムに戻す。
【0054】
小売購入の開始を示す情報の受信に関連付けられた最後の処理ステップは、ステップ906である。ステップ906において、インセンティブプロセッサ66は、顧客に成されるインセンティブ提供の電子的に読取可能なリストと、適用可能なインセンティブの電子的に読取可能な他のリストとを蓄積する。その後、インセンティブプロセッサは、これらの2つのリストを、小売販売の開始を示す情報を最初に送った小売販売システムに送信する。
【0055】
情報プロセッサが受けることができる第2のタイプのメッセージは、小売販売システムが顧客の購入に対して利益を適用したという情報である。このデータを受けると、ステップ911で処理が開始される。このメッセージで受けた情報は、顧客によって購入された物品のリストと、現在の顧客の購入に適用された任意の利益とを含んでいる。
【0056】
小売販売システムから受けた購入物品のリストは、ステップ912で、顧客情報データベース66に記憶される。このデータは、ステップ84で小売販売システムによって決定された購入リストに対応している。このデータは、顧客に提供するための将来のインセンティブを更に決定するために使用されても良い。
【0057】
その後、処理はステップ913に進む。このステップ913において、小売販売システムから受けたメッセージは、任意の利益が顧客に提供されたか否かを決定するために審査される。これらは、ステップ86で小売販売システムによって提供された利益である。利益が顧客に適用されると、インセンティブプロセッサは、ステップ914で顧客情報データベース66を調整し、顧客がその利益を用い尽くした際にインセンティブ提供の記録を削除する。所定回数だけ、例えば特定の物品に関してその後3回だけ割り引くといった利益を適用でき、これが提供後の顧客の最初の購入である場合、この提供が求める将来の購入回数は、顧客情報データベース内で1だけ減少される。
【0058】
適用される利益が、所定の購入に応じたインセンティブ提供から成っていた場合、インセンティブプロセッサは、顧客が所定の購入を行なった際に顧客情報データベース66内にインセンティブ提供を記憶する。また、様々なインセンティブ提供要件にしたがって処理する他のインセンティブ提供は、ステップ914で行なうこともできる。
【0059】
本発明と共に、多種多様なインセンティブ提供を行なうことができる。前述した例は、燃料の購入に応じて食品の購入に割り引きを提供するとともに、購入者が最初に食品を購入する場合に、燃料購入者に将来の燃料の購入に関して割り引きを提供することを含んでいる。インセンティブの他の例は、1)インターネット小売サイトから購入された物品に関して燃料購入者に割り引きを提供すこと、2)燃料の購入または従来の小売店からの購入に関して、インターネット小売サイトの顧客に割り引きを提供すること、3)小売店で所定の購入を行なった後、同じ小売店もしくは特定の小売店群での将来の購入に関して割り引きを提供するクーポンを受ける権利を燃料購入者に提供することを含んでいるが、これらに限定されない。また、顧客に提供されるインセンティブは、特定の商品の購入、もしくは、総価格が特定の額を超える購入を購入者が行なうことに依存していても良い。
【0060】
無論、前述した技術に基づいて本発明を様々に修正および変形することができる。したがって、添付のクレームの範囲内であれば、ここで特に述べたやり方とは別のやり方で本発明を実行しても良いことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】
道路、駐車場、ガスポンプ、本発明を実行する小売店の簡単な平面図である。
【図2】
燃料供給所にある自動車および関連する燃料ポンプの平面図である。
【図3】
関連する装置を有する燃料ポンプの正面図(A矢視図)である。
【図4】
インターネット小売店の要素とインターネットユーザ端末との相互関係を示すブロック図である。
【図5】
燃料ポンプを備えた構成要素間の相互関係を示すブロック図である。
【図6】
小売店の店舗販売時点情報管理(POS)システムの構成要素とインセンティブプロセッサと燃料ポンププロセッサとの間の相互関係を示すブロック図である。
【図7】
小売販売システムによって行なわれる処理の簡単なフローチャートである。
【図8】
インセンティブプロセッサによって行なわれる処理の簡単なフローチャートである。
【符号の説明】
11 小売建物
12 顧客駐車場
13 ガソリン燃料設備
14 道路
21 燃料ポンプ
22 セメント台
23 自動車
31 ディスプレイ
32 常連客カード読取機
33 プリンタ
34 クレジット/デビットカード読取機
41 インターネット小売サイトコントローラ
42 ユーザインターネット端末
43 ユーザプリンタ
51 燃料吐出し量モニタ
52 手動キャッシャ
53 ポンププロセッサ
61 顧客ID読取機
62 商品スキャナ
63 POSディスプレイ
64 POSプリンタ
65 POSコントローラ
66 顧客情報データベース
67 インセンティブプロセッサ
Claims (66)
- 小売店からの商品の購入を促進するためのコンピュータ実行方法において、
燃料ポンプで燃料を購入する顧客を識別する顧客IDを記録するステップであって、前記燃料ポンプは、燃料の支払いを行なうための取引端末を備えており、前記燃料ポンプは小売店から地理的に異なる、前記記録するステップと、
購入インセンティブの表示を前記顧客に提供するステップであって、前記購入インセンティブの前記表示は前記燃料ポンプで与えられ、インセンティブを得る前提条件が前記小売店からの購入であることを前記顧客に示すことを含む、前記提供するステップと、
包装品の購入を含む前記小売店での購入取引中に、前記商品の購入時に受けたIDが燃料購入時に記録された前記顧客IDに一致しているか否かを決定するステップと、
前記決定するステップが、前記商品の購入時に受けた前記IDが燃料購入時に記録された前記顧客IDと一致していることを示した場合、前記購入取引中にインセンティブを提供するステップと、
を含む前記コンピュータ実行方法。 - 小売店からの商品の購入を促進するためのコンピュータ実行方法において、
燃料ポンプで燃料を購入する顧客を認識する顧客IDを記録するステップであって、前記燃料ポンプは、燃料の支払いを行なうための取引端末を備えており、前記燃料ポンプは小売店から地理的に異なる、前記記録するステップと、
購入インセンティブの表示を前記顧客に提供するステップであって、前記購入インセンティブの前記表示は前記燃料ポンプで与えられ、インセンティブを得る前提条件が前記小売店からの購入であることを前記顧客に示すことを含む、前記提供するステップと、
包装品の購入を含む前記小売店での購入取引中に、前記商品の購入時に受けたIDが燃料購入時に記録された前記顧客IDに一致しているか否かを決定するステップと、
前記インセンティブが燃料の割引であり、さらに、
前記決定するステップが、前記商品の購入時に受けた前記IDが燃料購入時に記録された前記顧客IDと一致していることを示した場合、次の燃料購入取引中に前記インセンティブを提供するステップと、
を含む前記コンピュータ実行方法。 - 小売店からの商品および/またはサービスの購入を促進するためのコンピュータ実行方法において、
第1の小売店で商品もしくはサービスを購入する特定の顧客を認識する第1の小売顧客IDを記録するステップであって、第1の小売店には、商品もしくはサービスの支払いを行なうための取引端末があり、前記第1の小売店は、第2の小売店から離れて位置されている、前記記録するステップと、
第1の小売店での前記特定の顧客による商品もしくはサービスの購入に基づいて、前記特定の顧客が第2の小売店での購入のために利用できる特定のインセンティブを生成するステップと、
購入インセンティブの表示を前記第1の小売店で前記顧客に提供するステップであって、インセンティブを得る前提条件が前記第2の小売店からの購入であることを第1の小売店で前記顧客に示すことを含む、前記提供するステップと、
商品もしくはサービスの購入を含む前記第2の小売店での購入取引中に、前記第2の小売店での商品もしくはサービスの購入時に受けたIDが第1の小売店での顧客の購入中に記録された前記顧客IDに一致しているか否かを決定するステップと、
前記決定するステップが、前記第2の小売店での商品もしくはサービスの前記購入時に受けた前記IDが第1の小売店での前記購入取引中に記録された前記顧客IDに一致していることを示した場合、第2の小売店での前記購入取引中に前記インセンティブを提供するステップと、
含む前記コンピュータ実行方法。 - 小売店からの商品および/またはサービスの購入を促進するためのコンピュータ実行方法において、
第1の小売店で商品もしくはサービスを購入する特定の顧客を認識する第1の小売顧客IDを記録するステップであって、第1の小売店には、商品もしくはサービスの支払いを行なうための取引端末があり、前記第1の小売店は、第2の小売店から離れて位置されている、前記記録するステップと、
第1の小売店での前記特定の顧客による商品もしくはサービスの購入に基づいて、前記特定の顧客が第2の小売店での購入のために利用できる特定のインセンティブを生成するステップと、
購入インセンティブの表示を前記第1の小売店で前記顧客に提供するステップであって、インセンティブを得る前提条件が前記第2の小売店からの購入であることを第1の小売店で前記顧客に示すことを含む、前記表示を提供するステップと、
商品もしくはサービスの購入を含む前記第2の小売店での購入取引中に、前記第2の小売店での商品もしくはサービスの購入時に受けたIDが第1の小売店での顧客の購入中に記録された前記顧客IDに一致しているか否かを決定するステップと、
前記決定するステップが、前記第2の小売店での商品もしくはサービスの前記購入時に受けた前記IDが第1の小売店での前記購入取引中に記録された前記顧客IDに一致していることを示した場合、第2の小売店での前記購入取引中に前記インセンティブを提供するステップであって、第2の小売店で顧客に提供される前記インセンティブは、第1の小売店での顧客による次の購入における部分的もしくは完全な割引である、前記提供するステップと、
を含む前記コンピュータ実行方法。 - 小売店からの商品および/またはサービスの購入を促進するためのコンピュータ実行方法において、
第1の小売店で購入する顧客を認識する第1の小売顧客IDを記録するステップであって、前記第1の小売店は第2の小売店から地理的に異なっている、前記記録するステップと、
購入インセンティブの表示を前記顧客に提供するステップであって、前記購入インセンティブの前記表示は前記第1の小売店で提供され、インセンティブを得る前提条件が前記第2の小売店からの購入であることを前記顧客に示すことを含む、前記提供するステップと、
第2の小売顧客を含む前記第2の小売店での購入取引中に、前記第1の小売顧客が前記第2の小売顧客と同一であることを、前記第2の小売顧客から受けた第2の小売顧客IDが示しているか否かを決定するステップと、
前記決定するステップが、前記第1の小売顧客が前記第2の小売顧客と同一であることを示した場合にだけ、前記インセンティブを提供するステップと、
を含む前記コンピュータ実行方法。 - 第1の小売店での前記購入は、燃料ポンプを使用した燃料の購入を含む請求項5に記載の方法。
- 第1の小売店での前記購入は、燃料ポンプを使用した燃料の購入を含み、前記示すことは、前記燃料ポンプのディスプレイ上に前記表示を表示することを含む請求項5に記載の方法。
- 第1の小売店での前記購入は、燃料ポンプを使用した燃料の購入を含み、燃料ポンプの一部であるプリンタ上で領収書を印刷するステップを更に備えている請求項5に記載の方法。
- 第1の小売店での前記購入は、燃料ポンプを使用した燃料の購入を含み、燃料ポンプは、確実に機械で読み取ることができるバーコードをクーポン上に印刷するために必要な解像度よりも低い解像度を有するプリンタを備えている請求項5に記載の方法。
- 表示を提供する前記ステップは、ディスプレイ上で前記表示を提供することを含む請求項5に記載の方法。
- 表示を提供する前記ステップは、燃料ポンプのディスプレイ上で前記表示を提供することを含む請求項5に記載の方法。
- 表示を提供する前記ステップは、前記表示を含む通知を印刷することを含む請求項5に記載の方法。
- 表示を提供する前記ステップは、前記表示を含む電子メールを送ることを含む請求項5に記載の方法。
- 表示を提供する前記ステップは、前記表示を含む紙を郵送することを含む請求項5に記載の方法。
- 前記第2の小売店がインターネット小売店であり、前記顧客は、コンピュータおよび小売店ウェブサイトを含む通信を介して、前記インターネット店から購入する請求項5に記載の方法。
- 前記第1の小売店がインターネット小売店であり、前記顧客は、コンピュータおよび小売店ウェブサイトを含む通信を介して、前記インターネット小売店から購入する請求項5に記載の方法。
- 前記インセンティブは、前記第1の小売店からの購入のドル金額に依存している請求項5に記載の方法。
- 前記インセンティブは、前記顧客IDを含む前記第1の小売店での取引頻度に依存している請求項5に記載の方法。
- 前記インセンティブは、前記顧客IDを含む前記第1の小売店での取引に含まれる商品の種類に依存している請求項5に記載の方法。
- 前記インセンティブは、前記第1の小売店での前記購入の日時に依存している請求項5に記載の方法。
- 前記インセンティブは、前記第1の小売顧客の購入履歴に依存している請求項5に記載の方法。
- 前記購入インセンティブが割引であり、前記割引は、前記第2の小売店での前記購入取引後における前記第1の小売店での購入に適用される請求項5に記載の方法。
- 前記割引は、第1の小売店で販売された燃料の割引である請求項22に記載の方法。
- 前記前提条件は、燃料でない商品もしくはサービスを前記第2の小売店から購入することを含む請求項23に記載の方法。
- 前記前提条件は、前記第2の小売店から商品を購入することを含む請求項23に記載の方法。
- 前記前提条件は、前記第2の小売店から包装商品を購入することを含む請求項23に記載の方法。
- 前記インセンティブは、前記第2の小売店での前記購入取引中に提供される請求項5に記載の方法。
- 前記インセンティブは、前記第2の小売店での前記購入取引に適用される割引である請求項27に記載の方法。
- 前記インセンティブは、前記第1の小売店からの将来の購入における割引のためのクーポンである請求項27に記載の方法。
- 前記インセンティブは、第3の小売店からの将来の購入における割引のためのクーポンであり、前記第3の小売店は、前記第1の小売店および前記第2の小売店から地理的に離れている請求項27に記載の方法。
- 前記インセンティブは、前記第2の小売店を含まない小売店群のうちの1つからの将来の購入における割引のためのクーポンである請求項27に記載の方法。
- 前記第2の小売店での前記取引中に前記第2の小売顧客から受けた前記IDを記録するステップと、
前記第2の小売顧客に対して、第2の購入インセンティブの表示を提供するステップであって、前記第2の購入インセンティブの前記表示は、前記第2の小売店で提供され、前記第2のインセンティブを得るための前提条件が前記第1の小売店からの購入であることを前記第2の小売顧客に示すことを含む、前記提供するステップと、
前記第2の小売顧客を含む前記第1の小売店での購入取引中に、第2の小売顧客IDが前記第2の小売顧客から受けられることを認識するステップと、
前記IDに基づいて前記第2の購入インセンティブを提供し、これによって、第1の小売店と第2の小売店との間でインセンティブを結びつけるステップと、
を更に含む請求項5に記載の方法。 - 小売店からの商品および/またはサービスの購入を促進するためのコンピュータ実行方法において、
第1の小売店で購入する顧客を認識する第1の小売顧客IDを記録するステップであって、前記第1の小売店は第2の小売店から地理的に異なっている、前記記録するステップと、
購入インセンティブの表示を前記顧客に提供するステップであって、前記購入インセンティブの表示は前記第1の小売店で提供され、インセンティブを得る前提条件が前記第2の小売店からの購入であることを前記顧客に示すステップを含む、前記提供するステップと、
第2の小売顧客を含む前記第2の小売店での購入取引中に、前記第1の小売顧客が前記第2の小売顧客と同一であることを、前記第2の小売顧客から受けた第2の小売顧客IDが示しているか否かを決定するステップと、
前記決定するステップが、前記第1の小売顧客が前記第2の小売顧客と同一であることを示した場合にだけ、前記インセンティブを提供するステップと、
前記第2の小売店での前記取引中に前記第2の小売顧客から受けた前記IDを記録するステップと、
前記第2の小売顧客に対して、第2の購入インセンティブの表示を提供するステップをであって、前記第2の購入インセンティブの前記表示は、前記第2の小売店で提供され、前記提供するステップは、前記第2のインセンティブを得るための前提条件が第3の小売店からの購入であることを前記第2の小売顧客に示すことを含み、前記第3の小売店は前記第1および第2の小売店ではない、前記提供するステップと、
前記第2の小売顧客を含む前記第3の小売店での購入取引中に、第2の小売顧客IDが前記第2の小売顧客から受けられることを認識するステップと、
前記IDに基づいて前記第2の購入インセンティブを提供し、これによって、第3の小売店と第2の小売店との間でインセンティブを結びつけるステップと、
を含む前記コンピュータ実行方法。 - 小売店からの商品の購入を促進するためのコンピュータ実行システムにおいて、
燃料ポンプで燃料を購入する顧客を識別する顧客IDを記録する手段であって、前記燃料ポンプは、燃料の支払いを行なうための取引端末を備えており、前記燃料ポンプは小売店から地理的に異なる、前記記録する手段と、
購入インセンティブの表示を前記顧客に提供する手段であって、前記購入インセンティブの前記表示は前記燃料ポンプで与えられ、インセンティブを得る前提条件が前記小売店からの購入であることを前記顧客に示す手段を含む、前記提供する手段と、
包装品の購入を含む前記小売店での購入取引中に、前記商品の購入時に受けたIDが燃料購入時に記録された前記顧客IDに一致しているか否かを決定する手段と、
前記決定する手段が、前記商品の購入時に受けた前記IDが燃料購入時に記録された前記顧客IDと一致していることを示した場合、前記購入取引中にインセンティブを提供する手段と、
を含む前記コンピュータ実行システム。 - 小売店からの商品の購入を促進するためのコンピュータ実行システムにおいて、
燃料ポンプで燃料を購入する顧客を認識する顧客IDを記録する手段であって、前記燃料ポンプは、燃料の支払いを行なうための取引端末を備えており、前記燃料ポンプは小売店から地理的に異なる、前記記録する手段と、
購入インセンティブの表示を前記顧客に提供する手段であって、前記購入インセンティブの前記表示は前記燃料ポンプで与えられ、インセンティブを得る前提条件が前記小売店からの購入であることを前記顧客に示す手段を含む、前記提供する手段と、
包装品の購入を含む前記小売店での購入取引中に、前記商品の購入時に受けたIDが燃料購入時に記録された前記顧客IDに一致しているか否かを決定する手段と、
前記インセンティブが燃料の割引であり、さらに、
前記決定する手段が、前記商品の購入時に受けた前記IDが燃料購入時に記録された前記顧客IDと一致していることを示した場合、次の燃料購入取引中に前記インセンティブを提供する手段と、
を含む前記コンピュータ実行システム。 - 小売店からの商品および/またはサービスの購入を促進するためのコンピュータ実行システムにおいて、
第1の小売店で商品もしくはサービスを購入する特定の顧客を認識する第1の小売顧客IDを記録する手段であって、第1の小売店には、商品もしくはサービスの支払いを行なうための取引端末があり、前記第1の小売店は、第2の小売店から離れて位置されている、前記記録する手段と、
第1の小売店での前記特定の顧客による商品もしくはサービスの購入に基づいて、前記特定の顧客が第2の小売店での購入のために利用できる特定のインセンティブを生成する手段と、
購入インセンティブの表示を前記第1の小売店で前記顧客に提供する手段であって、インセンティブを得る前提条件が前記第2の小売店からの購入であることを第1の小売店で前記顧客に示す手段を含む、前記提供する手段と、
商品もしくはサービスの購入を含む前記第2の小売店での購入取引中に、前記第2の小売店での商品もしくはサービスの購入時に受けたIDが第1の小売店での顧客の購入中に記録された前記顧客IDに一致しているか否かを決定する手段と、
前記決定する手段が、前記第2の小売店での商品もしくはサービスの前記購入時に受けた前記IDが第1の小売店での前記購入取引中に記録された前記顧客IDに一致していることを示した場合、第2の小売店での前記購入取引中に前記インセンティブを提供する手段と、
含む前記コンピュータ実行システム。 - 小売店からの商品および/またはサービスの購入を促進するためのコンピュータ実行システムにおいて、
第1の小売店で商品もしくはサービスを購入する特定の顧客を認識する第1の小売顧客IDを記録する手段であって、第1の小売店には、商品もしくはサービスの支払いを行なうための取引端末があり、前記第1の小売店は、第2の小売店から離れて位置されている、前記記録する手段と、
第1の小売店での前記特定の顧客による商品もしくはサービスの購入に基づいて、前記特定の顧客が第2の小売店での購入のために利用できる特定のインセンティブを生成する手段と、
購入インセンティブの表示を前記第1の小売店で前記顧客に提供する手段であって、インセンティブを得る前提条件が前記第2の小売店からの購入であることを第1の小売店で前記顧客に示す手段を含む、前記表示を提供する手段と、
商品もしくはサービスの購入を含む前記第2の小売店での購入取引中に、前記第2の小売店での商品もしくはサービスの購入時に受けたIDが第1の小売店での顧客の購入中に記録された前記顧客IDに一致しているか否かを決定する手段と、
前記決定する手段が、前記第2の小売店での商品もしくはサービスの前記購入時に受けた前記IDが第1の小売店での前記購入取引中に記録された前記顧客IDに一致していることを示した場合、第2の小売店での前記購入取引中に前記インセンティブを提供する手段であって、第2の小売店で顧客に提供される前記インセンティブは、第1の小売店での顧客による次の購入における部分的もしくは完全な割引である、前記提供する手段と、
を含む前記コンピュータ実行システム。 - 小売店からの商品および/またはサービスの購入を促進するためのコンピュータ実行システムにおいて、
第1の小売店で購入する顧客を認識する第1の小売顧客IDを記録する手段であって、前記第1の小売店は第2の小売店から地理的に異なっている、前記記録する手段と、
購入インセンティブの表示を前記顧客に提供する手段であって、前記購入インセンティブの前記表示は前記第1の小売店で提供され、インセンティブを得る前提条件が前記第2の小売店からの購入であることを前記顧客に示す手段を含む、前記提供する手段と、
第2の小売顧客を含む前記第2の小売店での購入取引中に、前記第1の小売顧客が前記第2の小売顧客と同一であることを、前記第2の小売顧客から受けた第2の小売顧客IDが示しているか否かを決定する手段と、
前記決定する手段が、前記第1の小売顧客が前記第2の小売顧客と同一であることを示した場合にだけ、前記インセンティブを提供する手段と、
を含む前記コンピュータ実行システム。 - 第1の小売店での前記購入する手段は、燃料ポンプを使用した燃料を購入する手段を含む請求項38に記載のシステム。
- 第1の小売店での前記購入する手段は、燃料ポンプを使用した燃料を購入する手段を含み、前記示す手段は、前記燃料ポンプのディスプレイ上に前記表示を表示する手段を含む請求項38に記載のシステム。
- 第1の小売店での前記購入する手段は、燃料ポンプを使用した燃料を購入する手段を含み、燃料ポンプの一部であるプリンタ上で領収書を印刷する手段を更に備えている請求項38に記載のシステム。
- 第1の小売店での前記購入する手段は、燃料ポンプを使用した燃料を購入する手段を含み、燃料ポンプは、確実に機械で読み取ることができるバーコードをクーポン上に印刷するために必要な解像度よりも低い解像度を有するプリンタを備えている請求項38に記載のシステム。
- 表示を提供する前記手段は、ディスプレイ上で前記表示を提供する手段を含む請求項38に記載のシステム。
- 表示を提供する前記手段は、燃料ポンプのディスプレイ上で前記表示を提供する手段を含む請求項38に記載のシステム。
- 表示を提供する前記手段は、前記表示を含む通知を印刷する手段を含む請求項38に記載のシステム。
- 表示を提供する前記手段は、前記表示を含む電子メールを送る手段を含む請求項38に記載のシステム。
- 表示を提供する前記手段は、前記表示を含む紙を郵送する手段を含む請求項38に記載のシステム。
- 前記第2の小売店がインターネット小売店であり、前記顧客は、コンピュータおよび小売店ウェブサイトを含む通信を介して、前記インターネット店から購入する請求項38に記載のシステム。
- 前記第1の小売店がインターネット小売店であり、前記顧客は、コンピュータおよび小売店ウェブサイトを含む通信を介して、前記インターネット小売店から購入する請求項38に記載のシステム。
- 前記インセンティブは、前記第1の小売店からの購入のドル金額に依存している請求項38に記載のシステム。
- 前記インセンティブは、前記顧客IDを含む前記第1の小売店での取引頻度に依存している請求項38に記載のシステム。
- 前記インセンティブは、前記顧客IDを含む前記第1の小売店での取引に含まれる商品の種類に依存している請求項38に記載のシステム。
- 前記インセンティブは、前記第1の小売店での前記購入の日時に依存している請求項38に記載のシステム。
- 前記インセンティブは、前記第1の小売顧客の購入履歴に依存している請求項38に記載のシステム。
- 前記購入インセンティブが割引であり、前記割引は、前記第2の小売店での前記購入取引後における前記第1の小売店での購入に適用される請求項38に記載のシステム。
- 前記割引は、第1の小売店で販売された燃料の割引である請求項55に記載のシステム。
- 前記前提条件は、燃料でない商品もしくはサービスを前記第2の小売店から購入することを含む請求項56に記載のシステム。
- 前記前提条件は、前記第2の小売店から商品を購入することを含む請求項56に記載のシステム。
- 前記前提条件は、前記第2の小売店から包装商品を購入することを含む請求項56に記載のシステム。
- 前記インセンティブは、前記第2の小売店での前記購入取引中に提供される請求項38に記載のシステム。
- 前記インセンティブは、前記第2の小売店での前記購入取引に適用される割引である請求項60に記載のシステム。
- 前記インセンティブは、前記第1の小売店からの将来の購入における割引のためのクーポンである請求項60に記載のシステム。
- 前記インセンティブは、第3の小売店からの将来の購入における割引のためのクーポンであり、前記第3の小売店は、前記第1の小売店および前記第2の小売店から地理的に離れている請求項60に記載のシステム。
- 前記インセンティブは、前記第2の小売店を含まない小売店群のうちの1つからの将来の購入における割引のためのクーポンである請求項60に記載のシステム。
- 前記第2の小売店での前記取引中に前記第2の小売顧客から受けた前記IDを記録する手段と、
前記第2の小売顧客に対して、第2の購入インセンティブの表示を提供する手段であって、前記第2の購入インセンティブの前記表示は、前記第2の小売店で提供され、前記第2のインセンティブを得るための前提条件が前記第1の小売店からの購入であることを前記第2の小売顧客に示す手段を含む、前記提供する手段と、
前記第2の小売顧客を含む前記第1の小売店での購入取引中に、第2の小売顧客IDが前記第2の小売顧客から受けられることを認識する手段と、
前記IDに基づいて前記第2の購入インセンティブを提供し、これによって、第1の小売店と第2の小売店との間でインセンティブを結びつける手段と、
を更に含む請求項38に記載のシステム。 - 小売店からの商品および/またはサービスの購入を促進するためのコンピュータ実行システムにおいて、
第1の小売店で購入する顧客を認識する第1の小売顧客IDを記録する手段であって、前記第1の小売店は第2の小売店から地理的に異なっている、前記記録する手段と、
購入インセンティブの表示を前記顧客に提供する手段であって、前記購入インセンティブの表示は前記第1の小売店で提供され、インセンティブを得る前提条件が前記第2の小売店からの購入であることを前記顧客に示す手段を含む、前記提供する手段と、
第2の小売顧客を含む前記第2の小売店での購入取引中に、前記第1の小売顧客が前記第2の小売顧客と同一であることを、前記第2の小売顧客から受けた第2の小売顧客IDが示しているか否かを決定する手段と、
前記決定する手段が、前記第1の小売顧客が前記第2の小売顧客と同一であることを示した場合にだけ、前記インセンティブを提供する手段と、
前記第2の小売店での前記取引中に前記第2の小売顧客から受けた前記IDを記録する手段と、
前記第2の小売顧客に対して、第2の購入インセンティブの表示を提供する手段をであって、前記第2の購入インセンティブの前記表示は、前記第2の小売店で提供され、前記提供する手段は、前記第2のインセンティブを得るための前提条件が第3の小売店からの購入であることを前記第2の小売顧客に示す手段を含み、前記第3の小売店は前記第1および第2の小売店ではない、前記提供する手段と、
前記第2の小売顧客を含む前記第3の小売店での購入取引中に、第2の小売顧客IDが前記第2の小売顧客から受けられることを認識する手段と、
前記IDに基づいて前記第2の購入インセンティブを提供し、これによって、第3の小売店と第2の小売店との間でインセンティブを結びつける手段と、
を含む前記コンピュータ実行システム。
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