JP2004508454A - ガソリン摩擦緩和剤の低温溶液特性の向上方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】低温溶液特性並びに省燃費を改善するエンジン燃料添加剤、および該添加剤を含む燃料を提供する。
【解決手段】(a)混合脂肪酸エステル;(b)モノ又はジ−(ヒドロキシアルキルアミン)又はそれらの混合物;および(c)低温特性を増大させるのに有効な量の低分子量エステルの混合物[但し、混合物の全エステル含量に対するアミンのモル比が10.0乃至1.0の範囲にある]の反応生成物からなる燃料添加剤組成物。この燃料添加剤組成物は、燃料に添加すると清浄性および摩擦低減性を示し、更に良好な低温安定性を示す。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジン燃料添加剤、および該添加剤を含む燃料に関するものである。この添加剤の特徴は、低温特性並びに省燃費を改善することにある。
【0002】
【従来の技術】
政府が規定した省燃費規格は、自動車および添加剤の供給者双方が自動車の省燃費を高めるべく努力する結果をもたらした。より高い燃料効率を達成する方法の一つに、潤滑剤配合によるものがある。クランクケース油の粘度を下げたり、あるいはエンジンの特定の戦略的領域の摩擦を減らすことによって、燃料消費量を低減することができる。例えば、エンジン内では、燃料の発熱量の約18%が内部摩擦(ベアリング、動弁装置、ピストン、リング、水圧及び油圧ポンプ)によって浪費される一方で、実際には僅か約25%しかクランクシャフトで(有益な)仕事に変換されていない。ピストンリングと一部の動弁装置は、摩擦の50%以上を占め、また少なくとも一部の時間は境界潤滑モードで作動し、その際には摩擦緩和剤(FM)が有効である。もし摩擦緩和剤がこれら構成要素の摩擦を1/3に減らせば、その摩擦の減少は、燃料の燃焼熱の使用では約3.0%の改善に相当し、対応する省燃費の改善に反映されることになる。
【0003】
エンジン省燃費を改善するように設計された化学添加剤については、特許文献1に開示されていて、その内容は関連記載として本明細書に包含される。この特許には、C6−20の脂肪酸エステルとモノ−またはジ−ヒドロキシ炭化水素アミンとの反応によって得られる添加剤が開示されている。特に、0.8モルのヤシ油と1.44モルのジエタノールアミン(ジエタノールアミンに対するヤシ油のモル比が0.555であることを表す)を、120℃乃至150℃で2乃至4時間加熱して反応させることにより添加物を得ることができる。この反応生成物の混合物をガソリン又はディーゼル燃料添加剤として使用すると、省燃費が向上することになる。
【0004】
しかし、この生成物の限界のある温度特性は、望ましいレベルにはない。よって、このような添加剤で生じる問題はその不充分な低温安定性に原因がある。このような添加剤は一般に、サービス・ステーションに配送する前に、添加剤を燃料、例えばガソリン又はディーゼル燃料とブレンドする石油ターミナルから遠く離れた化学工場で製造される。従って、添加剤は製造施設からターミナルまでタンク、トラックまたは鉄道で輸送されることになる。一旦、添加剤がターミナルに到着すると、添加剤は一般にはタンクに貯蔵され、タンクからポンプで吸い出され、そしてガソリン燃料油とブレンドされる。添加剤の輸送及び貯蔵期間は数日から1年間続くことがあり、その間に燃料の温度は非常な低温、例えば10°Fかそれ以下に達しうる。先行技術の添加剤では、そのような低温で貯蔵される間に往々にして沈殿したり、あるいは綿状の沈降物を生じることが観察されている。この低温における不安定性は、添加剤の品質及び効率に非常に不利であり、よって添加剤を使用するための性能を損なうものである。
【0005】
【特許文献1】
米国特許第4729769号明細書
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
我々は、実質的に低温特性が改善され、かつ少なくとも現在公知の摩擦緩和添加剤と同程度に良好に機能する新規な燃料添加剤を発見した。
【0007】
【課題を解決するための手段】
特に、我々は、下記成分:
a)混合脂肪酸エステル、
b)モノ−或はジ−(ヒドロキシアルキルアミン)、またはそれらの混合物、および
c)低温特性を増大させるのに有効な量の低分子量エステル、
[ただし、全エステル含量に対するアミンのモル比が10.0乃至1.0の範囲にある]からなる混合物の反応生成物からなる組成物を、燃料添加剤として使用することにより、上記の改善を達成できることを発見した。
【0008】
さらに、我々は、下記成分:
a)混合脂肪酸エステル、
b)モノ−或はジ−(ヒドロキシアルキルアミン)、またはそれらの混合物、
および
c)低温特性を増大させるのに有効な量の低分子量エステル、
を加熱して得られる組成物であって、各成分の量および加熱の温度と時間が、透過赤外分光法により測定したときに、組成物中のエステルに対するアミドの吸光度比を少なくとも2.0とするのに充分である、本発明の組成物を見い出した。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の組成物を製造するのに用いられる第一の成分は、炭素原子を6〜20個、好ましくは8〜16個含む脂肪酸の混合エステルである。これらの酸は、式RCOOH(ただし、Rは炭素原子を7〜15個、好ましくは11〜13個含むアルキル炭化水素基である)により特徴付けられる。
【0010】
混合エステルは、トリエステル、例えば下記構造式(I)のグリセリントリエステルであってもよい。
【0011】
【化7】
Figure 2004508454
【0012】
[式中、R、R’およびR”は、脂肪族基、オレフィンまたはポリオレフィンの混合物である]
【0013】
使用できる混合脂肪酸エステルの代表的なものとしては、以下のものがある。
グリセリン・トリラウレート
グリセリン・トリステアレート
グリセリン・トリパルミテート
グリセリン・ジラウレート
グリセリン・モノステアレート
エチレングリコール・ジラウレート
ペンタエリスリトール・テトラステアレート
ペンタエリスリトール・トリラウレート
ソルビトール・モノパルミテート
ソルビトール・ペンタステアレート
プロピレングリコール・モノステアレート
【0014】
これらのエステルとしては、酸部が以下の油によって代表される天然油に見られるような混合物であるものを挙げることができる。
ヤシ
ババスーヤシ
パーム核
パーム
オリーブ
ヒマシ
ピーナッツ
ナタネ
牛脂
豚脂(葉)
豚脂油
鯨脂油
【0015】
好ましい混合エステルは、表1及び2にまとめて示した酸部を含むヤシ油である。
【0016】
【表1】
Figure 2004508454
【0017】
【表2】
Figure 2004508454
【0018】
本発明の組成物を製造するのに用いられる第二の成分は、下記式(II)により特徴付けられるヒドロキシ基を有する第一級又は第二級アミンである。
【0019】
【化8】
Figure 2004508454
【0020】
[式中、R’”は炭素原子1〜10を含む二価アルキレン炭化水素基であり、そしてaは0または1である]
【0021】
一般に、アミンとしては、エタノールアミン、ジエタノールアミン、プロパノールアミン、イソプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、ジ−イソプロパノールアミン、及びブタノールアミン等を挙げることができる。好ましいのは、CAS価(111−42−2)のジエタノールアミンであり、その三つの末端各々に反応性付加物を有する塩基性アルカノールアミンである。その構造式は(III)として示される。
【0022】
【化9】
Figure 2004508454
ジエタノールアミン(DEA)
【0023】
本発明の組成物を製造するのに用いられる第三の成分は、低分子量エステルであり、得られる組成物の低温特性の向上をもたらす。低分子量エステルは、下記式で表される酸部を有する。
【0024】
【化10】
Figure 2004508454
【0025】
[式中、R””は炭素原子約3〜10を含むアルキル又はアルケノール炭化水素基である]
【0026】
低分子量エステルの酸部は、カプリル酸、カプロン酸、カプリン酸およびそれらの混合物からなる群より選ばれることが好ましい。最も好ましい低分子量エステルはメチル・カプリレートであり、CAS価(111−11−5)のメチル・オクタノエートとしても知られている。オクタン酸とメチルアルコールとの反応から得られるエステルであり、(IV)として表される構造式を有する。
【0027】
【化11】
メチル・カプリレート
Figure 2004508454
【0028】
本発明の組成物は、全エステルに対するアミンのモル比が約8.0乃至2.0の範囲にある反応混合物から製造することが好ましい。透過赤外分光法により測定したときに、本発明の組成物のエステルに対するアミドの吸光度比は、約2以上である。
【0029】
混合物を約0.5乃至10時間かけて、約60℃乃至約250℃の温度で加熱して、特性が向上した本発明の組成物を生成させる。一般的には、混合物を約60℃乃至約200℃の温度で、約0.5乃至10時間かけて加熱する。好ましくは、混合物を約1.5乃至約6.0時間かけて加熱し、そして最も好ましくは、約110℃乃至約180℃の温度で加熱する。
【0030】
好ましい反応混合物は、約0.1乃至約0.8モルの混合脂肪酸エステル、約1.0乃至約4.5モルのアミン、および約0.01乃至約0.60モルの低分子量エステルからなる。最も好ましいのは、反応混合物において、混合脂肪酸エステルの量は約0.5乃至約0.8モルの範囲にあって、低分子量エステルの量は約0.1乃至約0.5モルの範囲にあり、そしてアミンの量は約1.2乃至約3.2モルの範囲にある。
【0031】
最終燃料添加剤組成物において、全エステル含量に対するアミンのモル比は約5.0乃至2.2の範囲にあり、ここで「全エステル含量」とは、混合脂肪酸エステルと低分子量エステルを併せたモル量を意味する。
【0032】
燃料に添加したときに、本発明の組成物は、先行技術の組成物、例えば米国特許第4729769号明細書に例示されている組成物によって示されるのと、少なくとも同程度に良好な摩擦緩和性および清浄性を示す。しかしながら、さらに本発明の組成物は、低温、例えば組成物の輸送中に当面するような温度で改善された安定性を示す。
【0033】
燃料組成物に使用するときに、本発明の燃料添加剤組成物を使用できる基油燃料は、ガソリンの沸点範囲またはディーゼル燃料の沸点範囲の沸点を有する炭化水素の混合物からなる自動車燃料組成物である。この基油燃料は、直鎖又は分枝鎖のパラフィン、シクロパラフィン、オレフィン、および芳香族炭化水素、並びにこれらの混合物を含有していてもよい。基油燃料は、直鎖のナフサ、重合ガソリン、天然ガソリン、接触分解又は熱分解した炭化水素、並びに接触改質した原料油から誘導することができる。一般的に、基油燃料の沸点は約80°F乃至450°Fの範囲にあり、そして本発明の実施では任意の従来の自動車燃料基油を使用することができる。
【0034】
また、本発明の燃料組成物は、自動車燃料で通常使用される任意の添加剤を含有することもできる。例えば基油燃料には、アンチノック剤、例えばテトラエチル鉛、テトラメチル鉛、テトラブチル鉛を含むテトラアルキル鉛化合物、および/またはシクロペンタジエニルマンガントリカルボニルが、一般にガソリン1ガロン当り約0.05乃至4.0ccの濃度でブレンドされていてもよい。自動車に使用するために市販されているテトラエチル鉛混合物には、燃焼室から鉛を除去するための掃去剤として、塩化エチレン−臭化エチレン混合物が揮発性ハロゲン化鉛の形で含有されている。自動車燃料組成物はまた、氷結防止剤、腐食防止剤、染料等を含む任意の従来の添加剤で強化されていてもよい。
【0035】
燃料添加剤組成物は、混合物に清浄性および摩擦低減特性を生じさせるのに充分もしくは有効な少ない量で、燃料に添加することができる。添加剤は、約0.002乃至0.2重量%(約0.6乃至64PTB)の量で特に有効である(PTBはポンド/千バレルを意味する)。好ましい範囲は、約0.008乃至0.1重量%(約2.7乃至34PTB)であり、そして最も好ましくは、約0.02乃至0.08重量%(約6.4乃至27PTB)である。(重量%は全て、燃料組成物の全重量に基づく)。
【0036】
【実施例】
[実施例1]
本発明、および米国特許第4729769号明細書に記載されたシュリヒト外の方法に従って、摩擦緩和剤を製造した。特に、本発明では、ヤシ油0.7モルおよびメチル・カプリレート0.3モルを混合し、ジエタノールアミン2.50モルと一緒に150℃で3時間加熱して反応させた。米国特許第4729769号の方法では、ヤシ油1.0モルおよびジエタノールアミン1.8モル(ジエタノールアミンに対するヤシ油のモル比0.555を表す)を、130℃乃至150℃の温度で約2乃至4時間一緒に反応させた。比較のために、ヤシ油および大豆油から参照用組成物を製造した。
【0037】
(本発明の縮合物の製造)
大気温度にて、温度計、窒素排出管を備えた冷却器、そして2インチのテフロンプロペラを備えた機械的撹拌器を有する1リットルのガラス製三つ口丸底フラスコに、ジエタノールアミン157.7g(2.5モル)、ヤシ油(コチン)276.36g(0.7モル)、およびメチル・カプリレート28.44g(0.3モル)を充填した。混合物に窒素を10分間与え、次いで1時間と20分かけて150℃の反応温度まで加熱した。温度を150℃で約3時間維持した。赤外分光器を用いて反応混合物の一部をアミド:エステル比について分析することにより、反応の程度を確認した。一旦、所望のアミド:エステル比を達成したら、加熱器を取り除いて、混合物を2.0時間以上かけて大気温度まで冷却した。アミド:エステル比は緩やかに増加するので、25℃まで冷却した後、アミド:エステル比を再測定した。反応容器に充填してから冷却生成物を得るまでの一般的な全反応時間は、約4.5時間である。
【0038】
(生成物分析)
赤外分光法による透過法モニタ生成物。
【0039】
(範囲)
生成物の性能および低温特性は、アミド対エステル比の濃度によって左右される。物質性能を最適化するためには、透過IRで測定したときに、反応の終了時点で少なくとも2.0のアミド対エステル吸光度比範囲を達成していなければならない。前述のように、この比率は反応操作の終了後に時間とともに若干増加する。しかしながら、反応が丁度終了する時点で少なくとも約2.0であることが重要である。従って、下記に詳細に記すようにして反応の進行を確認する。
【0040】
(反応のモニタ操作)
透過赤外分光法は、二つのNaCl透過窓の間の反応混合物試料の薄い塗抹標本を測定するものである。
1)25℃、分解能8cm−1以上にて試料の吸光度を測定する
2)1900cm−1にてスペクトルの基準線を補正する
3)1621.5cm−1の吸光度を測定する
4)1739.7cm−1の吸光度を測定し、次いで吸光度比を吸光度(1621.5cm−1)/吸光度(1739.7cm−1)として計算する
5)一旦、アミド対エステル比が少なくとも約2.0〜5.0になったら、反応を冷却すべきである
6)反応を大気温度まで冷却したら、吸光度比は若干増加するので、反応の吸光度比を再測定する。しかしながら、比率が減少していたら、反応が進み過ぎてエステルができている。
【0041】
(物質試験)
第一部 実施例の摩擦緩和剤の潤滑性試験
ASTM法D6079−97に記載されている改良高周波往復リグ(HFRR)法を用いて、実施例の摩擦緩和剤の潤滑性試験を行った。改良点は、ガソリン燃料を温度25℃で評価したことにある。下記方程式(I)を用いて、実施例の摩擦緩和剤の摩耗痕径(WSD)を算出する。
方程式(I)   WSD=(M+N)/2
WSD=摩耗痕径、mm
M=大きい軸、mm
N=小さい軸
【0042】
HFRR試験の結果を表3にまとめて示す。
【0043】
【表3】
Figure 2004508454
【0044】
第二部 実施例の摩擦緩和剤の低温溶解性
実施例の摩擦緩和剤の低温溶解性を、試料の50重量%芳香族100溶媒濃縮物を用いて−10、−15及び−20℃で測定した。試料を、その温度にて、表4、5及び6に示した期間保持した。次いで、試料が透明である、若干曇っている、曇っている、または沈殿物を含むか否かについて目視により評価した。所望とする結果は試料の透明性が保たれることであり、それは添加剤が溶解したままであることを意味する。
【0045】
−10、−15及び−20℃における低温溶解試験の結果をまとめて表4、5及び6にそれぞれ示す。
【0046】
【表4】
Figure 2004508454
【0047】
【表5】
Figure 2004508454
【0048】
【表6】
Figure 2004508454
【0049】
第三部 実施例の摩擦緩和剤のエンジン試験
エンジン試験の目的は、実施例の摩擦緩和剤を添加した燃料のエンジン清浄性に対する効果を測定することにあった。試験エンジンとしてホンダ・ジェネレータエンジンを使用した。
【0050】
(試験の記述)
ホンダ・ジェネレータは、添加剤の吸気弁堆積物に対する効果および吸気弁の膠着を防止する能力を評価するために開発された。
【0051】
ホンダ・ジェネレータは、四ストローク、オーバヘッド・カムの、二気筒水冷エンジンからなる。ホンダ・ジェネレータ試験を80時間実施し、その時点でシリンダ・ヘッド、カムシャフト、吸気弁保護器、スプリングおよび弁ガイドシールを解体する。吸気弁は可能な限り妨害されないようにした。適所に吸気弁を備えたシリンダ・ヘッドを、約2°Fの冷凍庫内に12−24時間置く。次いで、弁を押して開ける力の量(ポンド)を求める。さらにそののち、吸気システムの評価を行う。
【0052】
これらの摩擦緩和剤がエンジン清浄性に与える効果を確かめるために、摩擦緩和剤それぞれを市販の燃料清浄剤を含む基油燃料に加えた。表7に、ホンダ・ジェネレータ試験をまとめて示す。
【0053】
【表7】
Figure 2004508454
(a)は、10〜0の吸気弁堆積物の視覚数値評価であり、10は堆積物が無い 吸気弁を示し、0は吸気弁上に極めて過剰に堆積物があることを示す。
【0054】
【発明の効果】
本発明により、実質的に低温溶液特性、特に低温溶解性が改善され、かつ少なくとも現在公知の摩擦緩和添加剤と同じ程度に良好に機能する新規な燃料添加剤が提供される。本発明のエンジン燃料添加剤の特徴は、低温溶液特性並びに省燃費を改善することにある。

Claims (49)

  1. 下記の成分:
    a)混合脂肪酸エステル、
    b)モノ−或はジ−(ヒドロキシアルキルアミン)、またはそれらの混合物、
    および
    c)低温特性を向上させるのに有効な量の低分子量エステル、
    [但し、全エステル含量に対するアミンのモル比は10.0乃至1.0の範囲にある]の混合物の反応生成物を含む燃料添加剤組成物。
  2. 混合脂肪酸エステルが炭素原子数約6〜20のエステルである請求項1に記載の燃料添加剤組成物。
  3. 混合脂肪酸エステルの混合脂肪酸が、式ROOH(ただし、Rは炭素原子数が7〜15のアルキル炭化水素である)を有する請求項1に記載の組成物。
  4. 混合脂肪酸エステルがトリエステルからなる請求項1に記載の組成物。
  5. 混合脂肪酸エステルがグリセリントリエステルからなる請求項1に記載の組成物。
  6. 混合脂肪酸エステルが、ババスーヤシ油、パーム核油、オリーブ油、ヒマシ油、ピーナッツ油、ナタネ油、牛脂油、豚脂油、鯨脂油およびヒマワリ油からなる群より選ばれる請求項1に記載の組成物。
  7. アミンが下記式を有する請求項1に記載の組成物:
    Figure 2004508454
    [式中、R’”は炭素原子数が1〜10の二価アルキレン炭化水素基であり、そしてaは0または1である]。
  8. アミンが、エタノールアミン、ジエタノールアミン、プロパノールアミン、イソプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、ジ−イソプロパノールアミン、ブタノールアミン、それらの異性体、およびそれらの混合物からなる群より選ばれる請求項7に記載の組成物。
  9. 低分子量エステルが下記式で表される酸部を有する請求項1に記載の組成物:
    Figure 2004508454
    [式中、R””は炭素原子数が約3〜10のアルキルもしくはアルケノール炭化水素基である]。
  10. 低分子量エステルの酸部が、カプリル酸、カプロン酸、カプリン酸及びそれらの任意の混合物からなる群より選ばれる請求項9に記載の組成物。
  11. 反応混合物中の全エステルに対するアミンのモル比が8.0乃至2.0の範囲にある請求項1に記載の組成物。
  12. 透過赤外分光法により測定したときに、エステルに対するアミドの吸光度比が2.0以上である請求項1に記載の組成物。
  13. 下記成分:
    a)混合脂肪酸エステル、
    b)モノ−或はジ−(ヒドロキシアルキルアミン)、またはそれらの混合物、および
    c)低温特性を向上させるのに有効な量の低分子量エステル、
    を加熱して得られる組成物であって、各成分の量および加熱の温度と時間が、透過赤外分光法により測定したときに、組成物中のエステルに対するアミドの吸光度比を少なくとも2.0とするのに充分であるようにされた燃料添加剤組成物。
  14. 混合脂肪酸エステルが、炭素原子数が約6〜20のエステルである請求項13に記載の燃料添加剤組成物。
  15. 混合脂肪酸エステルの混合脂肪酸が、式ROOH(但し、Rは炭素原子数が7〜15のアルキル炭化水素である)を有する請求項13に記載の組成物。
  16. 混合脂肪酸エステルがトリエステルからなる請求項13に記載の組成物。
  17. 混合脂肪酸エステルがグリセリントリエステルからなる請求項15に記載の組成物。
  18. 混合脂肪酸エステルが、ババスーヤシ油、パーム核油、オリーブ油、ヒマシ油、ピーナッツ油、ナタネ油、牛脂油、豚脂油、鯨脂油およびヒマワリ油からなる群より選ばれる請求項13に記載の組成物。
  19. アミンが下記式を有する請求項13に記載の組成物:
    Figure 2004508454
    [式中、R’”は炭素原子数が1〜10の二価アルキレン炭化水素基であり、そしてaは0または1である]。
  20. アミンが、エタノールアミン、ジエタノールアミン、プロパノールアミン、イソプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、ジ−イソプロパノールアミン、ブタノールアミン、それらの異性体およびそれらの混合物からなる群より選ばれる請求項19に記載の組成物。
  21. 低分子量エステルが下記式で表される酸部を有する請求項13に記載の組成物:
    Figure 2004508454
    [式中、R””は炭素原子数が約3〜10のアルキル又はアルケノール炭化水素基である]。
  22. 低分子量エステルの酸部が、カプリル酸、カプロン酸、カプリン酸およびそれらの混合物からなる群より選ばれる請求項21に記載の組成物。
  23. 反応混合物中の全エステルに対するアミンのモル比が8.0乃至2.0の範囲にある請求項13記載の組成物。
  24. 透過赤外分光法により測定したときに、エステルに対するアミドの吸光度比が2.0以上である請求項13に記載の組成物。
  25. 混合物が、約0.1乃至約0.8モルの混合脂肪酸エステル、約1.0乃至約4.5モルのアミン、および約0.01乃至約0.60モルの低分子量エステルからなる請求項13に記載の燃料添加剤組成物。
  26. 混合物が、約60℃乃至約250℃の温度で、約0.5乃至10時間かけて加熱されている請求項13に記載の燃料添加剤組成物。
  27. 脂肪酸エステル混合物の量が約0.5乃至約0.8モルの範囲にある請求項13に記載の燃料添加剤組成物。
  28. 低分子量エステルの量が約0.1乃至約0.5モルの範囲にある請求項13記載の燃料添加剤組成物。
  29. アミンの量が約1.2乃至約3.2モルの範囲にある請求項13記載の燃料添加剤組成物。
  30. 混合物が約1.5時間乃至約6.0時間かけて加熱されている請求項13に記載の燃料添加剤組成物。
  31. 混合物が約110℃乃至約180℃の範囲の温度で加熱されている請求項13に記載の燃料添加剤組成物。
  32. 全エステル含量に対するアミンの比率が約5.0乃至2.2の範囲にあり、全エステル含量は混合脂肪酸エステルの量と低分子量エステルの量によって表される請求項13に記載の燃料添加剤組成物。
  33. 下記成分:
    a)混合脂肪酸エステル、
    b)モノ−或はジ−(ヒドロキシアルキルアミン)、またはそれらの混合物、および
    c)低温特性を向上させるのに有効な量の低分子量エステル、
    [但し、全エステル含量に対するアミンの比率が10.0乃至1.0の範囲にある]からなる混合物を、透過赤外分光法により測定したときに、エステルに対するアミドの吸光度比が少なくとも約2.0となる生成物を生成させるのに充分な温度と時間で加熱する工程からなる燃料添加剤組成物の製造方法。
  34. 混合物が、約0.5乃至約0.8モルの混合脂肪酸エステル、約1.2乃至約3.2モルのアミン、および約0.10乃至約0.50モルの低分子量エステルからなる請求項33に記載の方法。
  35. 混合脂肪酸エステルが炭素原子約6〜20を含むエステルである請求項33に記載の方法。
  36. 混合脂肪酸エステルの混合脂肪酸が、式ROOH(但し、Rは炭素原子数が7〜15のアルキル炭化水素である)を有する請求項33に記載の方法。
  37. 混合脂肪酸エステルがトリエステルからなる請求項33に記載の方法。
  38. 混合脂肪酸エステルがグリセリントリエステルからなる請求項33に記載の方法。
  39. 混合脂肪酸エステルが、ババスーヤシ油、パーム核油、オリーブ油、ヒマシ油、ピーナッツ油、ナタネ油、牛脂油、豚脂油、鯨脂油およびヒマワリ油からなる群より選ばれる請求項33に記載の方法。
  40. アミンが下記式を有する請求項33に記載の方法。
    Figure 2004508454
    [式中、R’”は炭素原子数が1〜10の二価アルキレン炭化水素基であり、そしてaは0または1である]
  41. アミンが、エタノールアミン、ジエタノールアミン、プロパノールアミン、イソプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、ジ−イソプロパノールアミン、ブタノールアミン、それらの異性体およびそれらの混合物からなる群より選ばれる請求項40に記載の方法。
  42. 低分子量エステルが下記式で表される酸部を有する請求項33に記載の方法。
    Figure 2004508454
    [式中、R””は炭素原子数が約3〜10のアルキル又はアルケノール炭化水素基である]
  43. 低分子量エステルの酸部が、カプリル酸、カプロン酸、カプリン酸およびそれらの任意の混合物からなる群より選ばれる請求項42に記載の方法。
  44. 混合物を、約60℃乃至約250℃の温度で、約0.5乃至10時間かけて加熱する請求項33に記載の方法。
  45. 混合物を約110℃乃至約180℃の温度で加熱する請求項33に記載の方法。
  46. 混合物を約1.5乃至約6.0時間かけて加熱する請求項33に記載の方法。
  47. 主要量の炭化水素混合物と、下記成分:
    a)混合脂肪酸エステル、
    b)モノ−或はジ−(ヒドロキシアルキルアミン)、またはそれらの混合物、
    および
    c)低温特性を向上させるのに有効な量の低分子量エステル、
    の混合物を、透過赤外分光法により測定したときに、組成物中のエステルに対するアミドの吸光度比を少なくとも約2.0とするのに充分な温度と時間で加熱することにより得られた、省燃費を改善するのに有効な量のエンジン燃料添加剤とからなるエンジン燃料組成物。
  48. 主要量の炭化水素を含有するエンジン燃料の省燃費を改善する方法であって、炭化水素の混合物に、省燃費を改善するのに有効な量の請求項1に記載の燃料添加剤を添加することからなる方法。
  49. 主要量の炭化水素を含有するエンジン燃料の省燃費を改善する方法であって、炭化水素の混合物に、省燃費を改善するのに有効な量の請求項12記載の燃料添加剤組成物を添加することからなる方法。
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