JP2004507976A - アドレスの移動局への割り当て - Google Patents
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Abstract
固定通信システムへの通信リンクを促進するため無線通信システムにおいて動作する移動局にアドレスを割り当てる方法が記載されている。該方法は、固定通信システムからアドレス・マッピング問い合わせを受け取るステップ(100)と、その供給されたアドレス・マッピング問い合わせに応答して移動局の各端末識別子(58)を配置するステップ(102)と、アドレスが移動局のため割り当てられたか否かを決定するステップとにより特徴付けられる。アドレスが移動局に割り当てられていなかった場合、アドレス割り当て要求(112)が活動化され、そして移動局の各端末識別子(58)に対応するアドレスが割り当てられる。
Description
【0001】
[発明の分野]
本発明は、データを通信装置に実質的にルート付けするためそのような通信装置にアドレスを割り当てることに関する。本発明は、特に、インターネット・プロトコル(IP)ドメインにおいて通信装置をアドレスすることに適用可能であるが、しかしこれに限定されるものではない。
【0002】
[発明の背景]
今日、通信システムは、無線及び有線の両方共、データを通信装置間で転送する要件を有する。データは、このコンテキストにおいて音声通信を含む。そのようなデータ転送は、限られた通信資源の使用を最適化するため、実効的且つ効率的に与えられる必要がある。
【0003】
データを通信ネットワークを介して転送するため、通信装置アドレッシング・プロトコルが必要とされる。通信装置は一般的に、アドレスされた通信装置にデータを転送する仕方を決定するため、通信ブリッジ、ゲートウエイ及び/又はルータにより読み取られるアドレスを割り当てられる。ネットワーク間の相互接続は一般的に、インターネットワーキング(又はインターネット)として既知である。
【0004】
ネットワークは、多くの場合サブネットワークに分割され、プロトコルは、情報の順序立った交換を可能にする1組の規則を定義するようセットアップされている。現在、通信システムにおいてデータを転送するため用いられる2つの最も普及しているプロトコルは、転送制御プロトコル(TCP)及びインターネット・プロトコル(IP)である。最も単純な通信システムを除いた全ての通信システムにおいて、これら2つのプロトコルは、多くの場合相補的なペアとして働く。IP部分は、周知のOSIモデルのネットワーク層におけるデータ転送に対応し、そしてTCP部分は、OSIモデルのトランスポート層におけるデータ転送に対応する。それらの動作は、物理層及びデータ・リンク層に対してトランスペアレント(透過)であり、従って、イーサネット(登録商標)、FDDI、又はトークン・リングのような標準のケーブリング・ネットワークのいずれの上で用いられることができる。
【0005】
インターネット・プロトコルは、トランスポート層から通された情報上へデータ・ヘッダを加える。その結果得られたデータ・パケットは、インターネット・データグラムとして知られている。データグラムのヘッダは、宛先及び発信元IPアドレス、IPプロトコルのバージョン番号等のような情報を含む。IPアドレスは、インターネット上の各ノードに割り当てられる。それは、ネットワーク及び任意のサブネットワークの位置を識別するため用いられる。
【0006】
各ノード上で動作するIPアドレスは、ネットワーク上のゲートウエイの位置を知っており、そこにおいてゲートウエイは、相互接続されたネットワークをリンクする。次いで、データは、ノードからゲートウエイにインターネットを介して通る。送信されるべきデータが特に大きい場合、インターネット・プロトコルはまた、データをより小さい単位に断片化するのを容易にする。データグラムがルート付けされつつある、又は再組み立てされつつあるとき、誤りが生じる場合がある。そのような誤りが生じるとき、誤りを検出するノードが、発信元ノードに戻すよう報告する。
【0007】
発信元から送信されたとき、各データグラムは、インターネットを介して別々にルート付けされ、そして受信されたフラグメントは、データをそれぞれの通信装置に送る前に、宛先ノードで最終的に再組み立てされる。TCP−IPバージョン番号は、ゲートウエイ及びノードがデータ・パケットを正しく解釈するのを助ける。
【0008】
TCP−IP通信を用いる各ノードはIPアドレスを要求し、次いで該IPアドレスがそのトークン・リング又はイーサネット(登録商標)MACアドレスに整合される。MACアドレスは、同じセグメント上のノードが相互に通信するのを可能にする。異なるネットワーク上のノードが相互に通信するため、各ノードがIPアドレスを持つよう構成されねばならない。
【0009】
TCP−IPネットワーク上のノードは、ホストかゲートウエイかのいずれかである。アプリケーション・ソフトウエアを動作させるか又は端末である任意のノードは、ホストとして定義される。TCP−IPパケットをネットワーク間でルート付けすることができる任意のノードは、TCP/IPゲートウエイ・ノードと呼ばれる。このノードは、他のネットワークに物理的にインターフェースするため必要なネットワーク制御器ボードを持たねばならない。
【0010】
典型的なIPアドレスは、2つのフィールド、即ち、プレフィックス(接頭部)・フィールド(ネットワーク番号がその特定のアドレスと関連したネットワークを識別する。)とサフィックス(接尾部)・フィールド(ホスト番号がそのネットワーク内の特定のホストを識別する。)とから成る。IPアドレスは、32ビット長であり、従って理論的に232(40億を超える)の物理的ネットワークをアドレスすることができる。しかしながら、プレフィックス及びサフィックスを含むIPアドレスを用いることに関連した1つの問題は、各フィールドをどのような大きさに作るかを判断することにある。プレフィックスが小さすぎる場合、僅かなネットワークのみがインターネットに接続されることができるだけである。しかしながら、プレフィックスをより大きく作るならば、サフィックスを低減しなければならず、それは、ネットワークが僅かなホストのみをサポートすることができる結果を招く。
【0011】
インターネット・プロトコル・アドレッシング・スキームの現在のバージョン(IPv4)は、少数の非常に大きなネットワークか、又は多くの小さいネットワークかを収容することができる。実際には、様々な大きさの合理的な数のネットワークがサポートされることが要求される。しかしながら、大部分の組織は、将来のネットワークの拡張を可能にするため、それらが一般に必要とするより大きなネットワークを収容するよう構成されたIPアドレッシング・スキームを持つ傾向にある。
【0012】
その結果として、インターネット・プロトコルの現在のバージョン(IPv4)はアドレッシング空間が不足しており、そして将来のバージョンは現在開発中である。各パブリック・ランド移動ネットワーク(PLMN)がIPv4を用いて一意の恒久的IPアドレスを各MS(移動局)に割り当てることができなくなるであろうと予想される。更に、IPv6が将来配備される自体においてさえ、多くのネットワークは依然IPv4を実行する旧来のネットワークから成るであろう。
【0013】
IPアドレスは次の形式で定義されることができる。即ち、
`aaa´.`bbb´.`ccc´.`ddd´
ここで、`aaa´、`bbb´、`ccc´及び`ddd´は、0から255の範囲にある整数値である。
【0014】
インターネット上で`aaa´.`bbb´.`ccc´部分は、通常サブネットワークを定義し、`ddd´はホストを定義する。そのような番号付けスキームは覚えているのが難しい。従って、シンボリックな名前(しばしばドメイン名と呼ばれる)が、頻繁に、個々の通信装置を識別するためIPアドレスの代わりに用いられる。
【0015】
インターネット上の個々のネットワークのそれぞれが、ドメイン・ネーム・サーバ(DNS)を呼び出すプロセスを動作させるホストを持つ。DNSは、そのネットワークのためのディレクトリ情報を含むディレクトリ情報ベース(DIB)と呼ばれるデータベースを維持する。新しいホストが加えられるとき、システム・マネージャが、その名前及びその関連のIPアドレスをDIBに追加する。従って、ホストは、インターネットにアクセスすることができる。
【0016】
通常、DNSサーバは、ネットワーク上の全てのホストによりIPトランスポート・プロトコルを介して到達可能である。従って、アドレス・ルックアップを実行するためのDNSプロトコルはIPの上に支えられることができる。
【0017】
インターネット上のディレクトリ・ネットワーク・サービスは、名前が付けられた宛先ユーザ又はアプリケーション・プログラムのIPアドレスを決定する。これは、ユーザ又はアプリケーション・プログラムがインターネットの周りを移動することができ、そして特定のノード及び/又はIPアドレスに固定されない。
【0018】
通信、特にインターネット及び無線通信における最近の成長に起因して、無線通信領域においてTCP−IPデータ転送技術を提供する必要性が存在する。
確立され調和されたセルラ無線通信システムがGSM(移動通信用グローバル・システム)である。このセルラ技術に対する増強がグローバル・パケット無線システム(GPRS)に存在する可能性があり、それは、GSMのような基本セルラ・プラットフォーム上でパケット交換技術を提供する。現在定義されつつある更に調和された無線通信システムは、ユニバーサル移動通信システム(UMTS)であり、それは、調和された標準を提供するよう意図されており、その調和された標準の下で、セルラ無線通信ネットワーク及びシステムは、インターネットのような固定通信システムを含む、他のタイプの通信システム及びネットワークとインターフェースすること及びそれとの互換性の増強したレベルを与えるであろう。
【0019】
インターネットを介して送信されるべき情報はパケット化され、パケット交換ルートが発信元ノードと宛先ノードとの間に確立される。従って、GPRS及びUMTSネットワークは、メッセージ・サービス、情報サービス、通常のサービス及びキャスティング・サービス(casting service)のようなインターネット・サービスを促進するためパケット交換データに適応するよう設計されてきた。
【0020】
大部分のサービスは、UMTS端末から開始され、そして活動化される。しかしながら、一部のサービス、例えば、音声又はビデオ会議サービス、家庭自動化通知、業務派遣及び情報の同報通信は、インターネット・ノードから開始され得る。これらの後者のタイプのサービスは、一般的にインターネットにより開始されるサービス(Internet−initiated services)(以下、「インターネット開始型サービス」と記す。)と呼ばれる。
【0021】
これらのサービスをサポートするため、GPRS及びUMTS端末は、名前又はアドレスにより一意に識別された自立型インターネット・ホストと見られそして扱われる。個々の通信装置を識別するため限られた数のアドレスを採用するシステムにおいて、動的アドレッシングと呼ばれる技術が用いられる。
【0022】
動的アドレッシングは、アドレス割り当てサーバ、例えば、動的ホスト設定プロトコル(DHCP)サーバにより維持されるべきアドレスのプール(pool)を要求する。ホストがネットワークに接続されているときは常に、信号送出プロセスは、ホストとDHCPサーバとの間で実行されて、使用可能なIPアドレスをホストに割り当てる。そうするため、ホストは、DHCPサーバにその一意のIDを送ることが必要である。信号送出プロセスが非活動化されたとき、IPアドレスは、上記のアドレッシング・プールに戻され、そして他の端末に対して割り当てられるため待つであろう。
【0023】
移動局(MS)がインターネット・コネクションを開始した場合、DHCPサーバは、MSを識別する必要性を認め、そして典型的には、新しいインターネット・プロトコル・アドレス割り当てが起こったことをドメイン・ネーム・サーバ(DNS)に知らせる。続いて、ローカルDNSは、移動局のドメイン名を、DHCPにより割り当てられたインターネット・プロトコル・アドレスにマッピングさせ、そしてそのアドレス情報をインターネット・ホストに通すことができる。
【0024】
ネットワーク化されたPC及びサーバのような、IPを用いた典型的な装置の静的性質に起因して、DHCPが、インターネット環境において広く用いられて、IPアドレスを、ネットワークに接続されているいずれのホストに動的に割り当てる。
【0025】
しかしながら、IPアドレスを要求している通信する装置がインターネットに物理的に接続されていないとき、そのような構成が無線領域で許容できないことは明らかである。そのような無線技術により、移動局は、IPアドレスを割り当てられ且つインターネット・サービス、情報及びアプリケーションにアクセスするためインターネットとの論理的コネクションを前に確立してしまうことが必要である。この論理的コネクションは一般的に、パケット・データ・プロトコル(PDP)・コンテキストと呼ばれる。
【0026】
更に、無線通信装置がインターネットに恒久的には接続されていないので、インターネットとのPDPコンテキストが確立されなかったモードにMSがある多くの場合があろう。そのようなケースにおいて、インターネット・ホストは、対応するIPアドレスが割り当てられるまで、データを移動局の特定のドメイン名に転送することができない。そのような問題となるシナリオは、常に、MSが前にネットワークにアクセスされないで且つIPアドレスをDHCPから割り当て(且つ維持され)なかったとき、インターネット開始型サービスに対して生じる。
【0027】
第3世代セルラ・パケット・データ・プロトコル(3GPP)、即ちヨーロッパ電気通信標準協会(ETSI)により現在開発されつつある「UMTSのための技術仕様書23.060 v3.3.0;GPRSサービス記述;ステージ2、2000年4月」において、ゲートウエイは、そのゲートウエイが確立されたPDPコンテキストを持たない移動局からパケットを受信するに際して、移動局のためPDPコンテキストの活動化を要求することができることが規定されている。
【0028】
しかしながら、その技術仕様書においては、インターネット・ホストがサービスを開始する場合、特にMSがドメイン名により識別される場合であるケースにおいて、データの最初のパケットを配信するため、MSのためのIPアドレスを取得する要望が認識できないか、又はその事項のためそのIPアドレスを取得する仕方について指示が存在する。
【0029】
要約すると、問題となる状況は、無線通信装置がIPアドレスを割り当てられないで且つインターネット・ホストが通信を開始するとき生じる。MSに対して割り当てられたIPアドレスを持つことなしには、ローカルDNSサーバは、インターネット・ホストにより識別されるように、MSのアドレス(ドメイン名又は他のもの)をMSのIPアドレスに関連付ける手段を持たない。
【0030】
特に、インターネット・ホストは、いずれのIPパケットがその対応するドメイン名により識別されるならば、そのいずれのIPパケットがMSに送られる前に、MSのIPアドレスを階層的DNSから取得することが必要である。その結果、通信装置をアドレスして、前述の不利点を緩和し得る通信システム及び方法を提供する必要性が存在する。
【0031】
[発明の概要]
本発明の好適な実施形態の第1の局面により、請求項1に従った無線通信システムにおいて動作する移動局にアドレスを割り当てる方法が提供される。
本発明の好適な実施形態の第2の局面により、請求項9に従った通信システムが提供される。
【0032】
本発明の好適な実施形態の第3の局面により、請求項14に従った移動局のドメイン名問い合わせに応答してインターネット・プロトコル・アドレスをマッピングする方法が提供される。
【0033】
本発明の好適な実施形態の第4の局面により、請求項1又は4の前述の方法、又は請求項9の通信システムの動作的機能に実質的に適合する通信装置が提供される。
本発明の代表的な実施形態がここで添付図面を参照して説明されるであろう。
【0034】
[好適な実施形態の説明]
前述したように、多くの場合ドメイン名を用いて、通信装置、例えば、UMTS又はGPRSネットワークにおけるMSを識別する。図1は、ゲートウエイGPRSサービング・ノード(GGSN)26が移動局IPアドレスを既知のドメイン名に基づいて要求するのを可能にするインターネット開始型サービス構成10を示す。
【0035】
インターネット開始型サービス構成10は、接続部20を介してネットワーク・オペレータのネットワーク・ドメイン18に接続されたインターネット・ホスト12を含む。ネットワーク・オペレータのネットワーク・ドメイン18は、
(i)コア・ネットワーク、即ち、GGSN26、及び
(ii)アクセス・ネットワーク36、即ち、GPRS(又はUMTS)基地サイト制御器(BSC)及び/又は基地送受信機局(BTS)
を含む。
【0036】
GGSN26は、GPRS(又はUMTS)がインターネット22のような公衆交換データ・ネットワーク(PDSN)とインターフェースするのを担当している。GGSNはまた、GPRSコア・ネットワーク内のトラフィックのためのルート付け及びトンネル化(tunnelling)を実行する。
【0037】
ネットワーク・オペレータのネットワーク・ドメイン18はまた、そのネットワーク・オペレータのネットワーク・ドメイン18上で動作する通信装置のためドメイン名アドレスをIPアドレスにマッピングさせるマッピング・テーブルを有するローカルDNS24を含む。無線通信システムが有線通信システムに接続されるシナリオに関して、ローカルDNS24は、MSのドメイン名アドレスをそれらのそれぞれのIPアドレスにマッピングさせるであろう。その上、ネットワーク・オペレータのネットワーク・ドメイン18は、接続部32を介してGGSN26に結合されてIPアドレスの動的割り当てを促進するDHCP30を含む。
【0038】
更に、インターネット・ホスト12は、グローバルDNSサーバ14に接続部16を介して接続される。グローバルDNSサーバ14は、ネットワーク・オペレータのネットワーク・ドメイン18内のローカルDNSサーバ24に接続部38を介して接続される。接続部16、20及び38は、インターネット22を介して形成される接続部である。
【0039】
ドメイン名(DN)アドレッシングを用いて、インターネット開始型サービス状況においてMS40を識別するとき、インターネット・ホスト12(サービス・イニシエータ(service initiator))は、DNSルックアップを実行して、MS40のIPアドレスを取得することが必要である。DNS問い合わせは、DNSサーバにより実行される。従って、インターネット・ホスト12は、グローバルDNS14からのMSのドメイン名に対応するIPアドレスを要求し、その結果グローバルDNS14は、ローカルDNS24をポーリングする。次いで、ローカルDNS24は、対応するIPアドレスをそのマッピング・テーブル28からインターネット・ホスト12にグローバルDNS14を介して与える。
【0040】
そのようなアプローチ、即ち、無線通信システムにおいてドメイン名に対応するIPアドレスを取得することは、IPアドレスが動的に割り当てられるとき可能でない。これは、MS40がネットワークに接続されているが、しかしより早期のデータ転送が存在しないことに起因してIPアドレスを割り当てられなかった機能である。従って、DIBは、対応するIPアドレスを持たずに、ドメイン名の詳細を持つのみであろう。
【0041】
以下で説明する本発明の好適な実施形態においては、加入者の加入者識別番号(一般的に次の本文において「端末番号」と呼ばれるISDN番号又はIMSI)が、DIBにおけるIPアドレス部分の代わりに用いられて、その端末を一意に識別する。
【0042】
ここで図2を参照すると、本発明の好適な実施形態の発明的概念をサポートするよう適合されたそれぞれのネットワーク・オペレータのネットワーク・ドメイン18のブロック図が示されている。本発明の好適な実施形態は、GPRS又はUMTS技術のような無線領域に関して記載されている。
【0043】
ネットワーク・オペレータのネットワーク・ドメインが、ここでは、本発明の好適な実施形態に従って適合されたシグナリング・インターフェースGdns60を介してGGSN62に結合されたローカルDNS50を含む。コア・ネットワークのGGSN62部分は、特定の無線システムにおけるそれぞれMSがIPアドレスを割り当てられてしまい、従って現在のIPコネクションを確立したか否かの詳細を格納するためのPDPコンテキスト・テーブル64を含む。
【0044】
ローカルDNS50は、DNSルックアップ及び修正されたマッピング・テーブル54を受信すると、PDPコンテキスト問い合わせをトリガするある一定数のプロセス含む。修正されたマッピング・テーブル54は、特定の無線システムにおける各MSに対して、個々のMS端末番号58に対応するドメイン名のリスト56を含む。
【0045】
シグナリング・インターフェースGdns60は、ネットワーク・オペレータのネットワーク・ドメインDNS50とGGSN62との間でシグナリング情報を搬送する。このインターフェース60を介して、ネットワーク・オペレータのネットワーク・ドメインのDNS50は、PDPコンテキスト問い合わせをGGSN62に送り、そしてGGSN62からIPアドレスに関連した情報を受け取る。
【0046】
DNS問い合わせがインターネット・ホスト12により開始されてしまい、そしてIPアドレスが要求されたドメイン名に対応するMSのため割り当てられていなかったケースにおいては、DNS50は、GGSN62及びGdnsインターフェースを介してDHCP30のPDPコンテキスト要求をトリガすることが有利である。GGSN62がその要求を処理した後で、MSに対して割り当てられたIPアドレスは、ローカルDNS50にインターフェースGdnsを介して戻されるであろう。
【0047】
ここで図3を参照すると、本発明の好適な実施形態の発明的概念に従って、ドメイン名をIPアドレスにマッピングさせることを実行するためのメッセージ手順チャートが示されている。
【0048】
そのメッセージ手順チャートは、ステップ100において、ネットワーク・オペレータのネットワーク・ドメインにより開始して、そして特にDNS50は、インターネット・ホスト12から供給されたドメイン名に対応するアドレス・マッピング問い合わせを受け取る。そのドメイン名は、GPRS又はUMTS無線通信システム上で動作する移動局に対応する。
【0049】
供給されたドメイン名に基づいて、DNS50は、ステップ102に示されるように、そのドメイン名56を有するMSのそれぞれの「端末番号」58をアドレス・マッピング・テーブル54から捜し出す。この要求は、ステップ104におけるように、IPアドレス検索プロセスをトリガする。IPアドレス検索プロセスの一環として、DNS50は、ステップ106に示されるように、それぞれの「端末番号」58を有するGGSN62にPDPコンテキスト要求を送る。
【0050】
IPアドレスが前にそのドメイン名と関連したMSに割り当てられてしまった、即ち、PDPコンテキストがその特定の「端末番号」に対して確立されてしまった場合、DNS50は、ステップ108に示されるように、PDPコンテキスト情報をGGSN62から受け取る。そのようなケースにおいては、IPアドレスは、ステップ110におけるように、PDPコンテキストから抽出され、そしてDNS50は、ステップ111及び116に示されるように、関連のIPアドレスを有するインターネット・ホスト12に応答し、それによりプロセスを終了する。
【0051】
ステップ106においてPDPコンテキスト要求をする際に、PDPコンテキストがそれぞれの「端末番号」に対して確立されていなかった場合、DNS50は、ステップ112に示されるように、GGSNに対してPDPコンテキスト要求を活動化する。PDPコンテキスト要求を活動化するためDNSを使用することは、ドメイン名を動的アドレスにマッピングすることを容易にするのに対して、PDPコンテキスト要求の活動化を要求するGGSNを使用することは、IPアドレスをIPパケットの受け取りの際に割り当てるのを可能にするのみである。
【0052】
しかしながら、PDPコンテキスト要求が、関連のMSの「端末番号」の新しい特徴を含んで、後続のDNS問い合わせ要求の容易な扱いを有利に促進することは注目に値するものである。
【0053】
GGSNは、DHCP30と一緒に、MSのドメイン名に対応するIPアドレスを割り当てる。GGSNは、ステップ114に示されるように、IPアドレスをシグナリング・インターフェースGdns60を介してDNS50に送信する。次いで。IPアドレスは、PDPコンテキストからDNS50により抽出される。DNS50は、ステップ116に示されるように、関連のIPアドレスを有するインターネット・ホスト12に応答し、それによりプロセスを終了する。
【0054】
本発明は、PSDN上のインターネットのような固定データ通信とインターフェースするための、ETSIにより開発されているUMTS又はGPRSのような無線通信システムにおいて特定の応用を見いだしているが、当業者は、本発明が他の無線/固定構成に採用されることができるであろうことを容易に認めるであろう。
【0055】
要約すると、本発明は一般的に、無線システムを固定システムにリンクする通信システムにおいて、アドレス、特にインターネット・プロトコル・アドレスを割り当てるための方法及び装置に関連する。ネットワーク・オペレータのネットワーク・ドメインのドメイン・ネーム・サーバは、アドレス・マッピング問い合わせを固定通信システムから受け取り、そしてその供給されたアドレス・マッピング問い合わせに応答して移動局のそれぞれの端末識別子(端末番号)を捜し出すことが好ましい。該アドレス・マッピング問い合わせが移動局と関連したドメイン名を含むことが好ましい。
【0056】
次いで、ドメイン・ネーム・サーバは、アドレスが、好ましくはインターネット・プロトコル・アドレスが移動局のため割り当てられたか否かを決定する。否定の決定に応答して、ドメイン・ネーム・サーバは、好ましくは、ゲートウエイに送られるアドレス割り当て要求を活動化する。次いで、ゲートウエイ(DHCPと分離して、又は好ましくはそれと一緒で)は、移動局のそれぞれの端末識別子に対応する(IP)アドレスを割り当てる。
【0057】
本明細書で説明される本発明の概念はまた、とりわけ、好ましくはGPRS/UMTSドメインと関連したドメイン・ネーム・サーバでの使用のための修正されたアドレス・マッピング・テーブルを詳述している。更に、シグナリング・インターフェースは、好ましくはドメイン・ネーム・サーバと、(IP)アドレス問い合わせ伝送のためのゲートウエイ例えばGGSNとの間に設けられる。アドレス問い合わせ伝送は、パケット・データ・プロトコル・コンテキスト問い合わせであることが好ましい。(IP)アドレスが前に移動局に割り当てられなかった場合では、インターネット開始型サービスのケースにおける(IP)アドレス割り当てをトリガする手段が設けられる。
【0058】
本発明は、UMTS又はGPRSシステムのような無線通信システムにおいて特定の応用が存在する。しかしながら、本明細書に含まれる発明的概念は、代替の固定無線通信システムに等しく適用可能である。本発明の特定のそして好適な実施形態が上記に説明されたが、そのような発明的概念の変化及び修正が当業者により容易に利用されことができるであろうことは明らかである。
【0059】
1つのそのような修正は、ゲートウエイ、DHCP、ゲートウエイに動作可能に接続された別の装置、又はそれらの任意の組み合わせにより行われるインターネット・プロトコル・アドレスの割り当てにおいて行うことができるであろう。
従って、前述の不利点の幾らかを緩和する、通信装置をアドレスするための通信システム及び方法が提供されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、従来技術のインターネット開始型サービスIPアドレッシング構成を示す。
【図2】
図2は、本発明の好適な実施形態の発明的概念をサポートするよう適合されたそれぞれのGPRS又はUMTSネットワーク・オペレータのドメイン・ネットワークのブロック図を示す。
【図3】
図3は、本発明の好適な実施形態の発明的概念に従った、ドメイン名をIPアドレスにマッピングすることを実行するメッセージ手順チャートを示す。
[発明の分野]
本発明は、データを通信装置に実質的にルート付けするためそのような通信装置にアドレスを割り当てることに関する。本発明は、特に、インターネット・プロトコル(IP)ドメインにおいて通信装置をアドレスすることに適用可能であるが、しかしこれに限定されるものではない。
【0002】
[発明の背景]
今日、通信システムは、無線及び有線の両方共、データを通信装置間で転送する要件を有する。データは、このコンテキストにおいて音声通信を含む。そのようなデータ転送は、限られた通信資源の使用を最適化するため、実効的且つ効率的に与えられる必要がある。
【0003】
データを通信ネットワークを介して転送するため、通信装置アドレッシング・プロトコルが必要とされる。通信装置は一般的に、アドレスされた通信装置にデータを転送する仕方を決定するため、通信ブリッジ、ゲートウエイ及び/又はルータにより読み取られるアドレスを割り当てられる。ネットワーク間の相互接続は一般的に、インターネットワーキング(又はインターネット)として既知である。
【0004】
ネットワークは、多くの場合サブネットワークに分割され、プロトコルは、情報の順序立った交換を可能にする1組の規則を定義するようセットアップされている。現在、通信システムにおいてデータを転送するため用いられる2つの最も普及しているプロトコルは、転送制御プロトコル(TCP)及びインターネット・プロトコル(IP)である。最も単純な通信システムを除いた全ての通信システムにおいて、これら2つのプロトコルは、多くの場合相補的なペアとして働く。IP部分は、周知のOSIモデルのネットワーク層におけるデータ転送に対応し、そしてTCP部分は、OSIモデルのトランスポート層におけるデータ転送に対応する。それらの動作は、物理層及びデータ・リンク層に対してトランスペアレント(透過)であり、従って、イーサネット(登録商標)、FDDI、又はトークン・リングのような標準のケーブリング・ネットワークのいずれの上で用いられることができる。
【0005】
インターネット・プロトコルは、トランスポート層から通された情報上へデータ・ヘッダを加える。その結果得られたデータ・パケットは、インターネット・データグラムとして知られている。データグラムのヘッダは、宛先及び発信元IPアドレス、IPプロトコルのバージョン番号等のような情報を含む。IPアドレスは、インターネット上の各ノードに割り当てられる。それは、ネットワーク及び任意のサブネットワークの位置を識別するため用いられる。
【0006】
各ノード上で動作するIPアドレスは、ネットワーク上のゲートウエイの位置を知っており、そこにおいてゲートウエイは、相互接続されたネットワークをリンクする。次いで、データは、ノードからゲートウエイにインターネットを介して通る。送信されるべきデータが特に大きい場合、インターネット・プロトコルはまた、データをより小さい単位に断片化するのを容易にする。データグラムがルート付けされつつある、又は再組み立てされつつあるとき、誤りが生じる場合がある。そのような誤りが生じるとき、誤りを検出するノードが、発信元ノードに戻すよう報告する。
【0007】
発信元から送信されたとき、各データグラムは、インターネットを介して別々にルート付けされ、そして受信されたフラグメントは、データをそれぞれの通信装置に送る前に、宛先ノードで最終的に再組み立てされる。TCP−IPバージョン番号は、ゲートウエイ及びノードがデータ・パケットを正しく解釈するのを助ける。
【0008】
TCP−IP通信を用いる各ノードはIPアドレスを要求し、次いで該IPアドレスがそのトークン・リング又はイーサネット(登録商標)MACアドレスに整合される。MACアドレスは、同じセグメント上のノードが相互に通信するのを可能にする。異なるネットワーク上のノードが相互に通信するため、各ノードがIPアドレスを持つよう構成されねばならない。
【0009】
TCP−IPネットワーク上のノードは、ホストかゲートウエイかのいずれかである。アプリケーション・ソフトウエアを動作させるか又は端末である任意のノードは、ホストとして定義される。TCP−IPパケットをネットワーク間でルート付けすることができる任意のノードは、TCP/IPゲートウエイ・ノードと呼ばれる。このノードは、他のネットワークに物理的にインターフェースするため必要なネットワーク制御器ボードを持たねばならない。
【0010】
典型的なIPアドレスは、2つのフィールド、即ち、プレフィックス(接頭部)・フィールド(ネットワーク番号がその特定のアドレスと関連したネットワークを識別する。)とサフィックス(接尾部)・フィールド(ホスト番号がそのネットワーク内の特定のホストを識別する。)とから成る。IPアドレスは、32ビット長であり、従って理論的に232(40億を超える)の物理的ネットワークをアドレスすることができる。しかしながら、プレフィックス及びサフィックスを含むIPアドレスを用いることに関連した1つの問題は、各フィールドをどのような大きさに作るかを判断することにある。プレフィックスが小さすぎる場合、僅かなネットワークのみがインターネットに接続されることができるだけである。しかしながら、プレフィックスをより大きく作るならば、サフィックスを低減しなければならず、それは、ネットワークが僅かなホストのみをサポートすることができる結果を招く。
【0011】
インターネット・プロトコル・アドレッシング・スキームの現在のバージョン(IPv4)は、少数の非常に大きなネットワークか、又は多くの小さいネットワークかを収容することができる。実際には、様々な大きさの合理的な数のネットワークがサポートされることが要求される。しかしながら、大部分の組織は、将来のネットワークの拡張を可能にするため、それらが一般に必要とするより大きなネットワークを収容するよう構成されたIPアドレッシング・スキームを持つ傾向にある。
【0012】
その結果として、インターネット・プロトコルの現在のバージョン(IPv4)はアドレッシング空間が不足しており、そして将来のバージョンは現在開発中である。各パブリック・ランド移動ネットワーク(PLMN)がIPv4を用いて一意の恒久的IPアドレスを各MS(移動局)に割り当てることができなくなるであろうと予想される。更に、IPv6が将来配備される自体においてさえ、多くのネットワークは依然IPv4を実行する旧来のネットワークから成るであろう。
【0013】
IPアドレスは次の形式で定義されることができる。即ち、
`aaa´.`bbb´.`ccc´.`ddd´
ここで、`aaa´、`bbb´、`ccc´及び`ddd´は、0から255の範囲にある整数値である。
【0014】
インターネット上で`aaa´.`bbb´.`ccc´部分は、通常サブネットワークを定義し、`ddd´はホストを定義する。そのような番号付けスキームは覚えているのが難しい。従って、シンボリックな名前(しばしばドメイン名と呼ばれる)が、頻繁に、個々の通信装置を識別するためIPアドレスの代わりに用いられる。
【0015】
インターネット上の個々のネットワークのそれぞれが、ドメイン・ネーム・サーバ(DNS)を呼び出すプロセスを動作させるホストを持つ。DNSは、そのネットワークのためのディレクトリ情報を含むディレクトリ情報ベース(DIB)と呼ばれるデータベースを維持する。新しいホストが加えられるとき、システム・マネージャが、その名前及びその関連のIPアドレスをDIBに追加する。従って、ホストは、インターネットにアクセスすることができる。
【0016】
通常、DNSサーバは、ネットワーク上の全てのホストによりIPトランスポート・プロトコルを介して到達可能である。従って、アドレス・ルックアップを実行するためのDNSプロトコルはIPの上に支えられることができる。
【0017】
インターネット上のディレクトリ・ネットワーク・サービスは、名前が付けられた宛先ユーザ又はアプリケーション・プログラムのIPアドレスを決定する。これは、ユーザ又はアプリケーション・プログラムがインターネットの周りを移動することができ、そして特定のノード及び/又はIPアドレスに固定されない。
【0018】
通信、特にインターネット及び無線通信における最近の成長に起因して、無線通信領域においてTCP−IPデータ転送技術を提供する必要性が存在する。
確立され調和されたセルラ無線通信システムがGSM(移動通信用グローバル・システム)である。このセルラ技術に対する増強がグローバル・パケット無線システム(GPRS)に存在する可能性があり、それは、GSMのような基本セルラ・プラットフォーム上でパケット交換技術を提供する。現在定義されつつある更に調和された無線通信システムは、ユニバーサル移動通信システム(UMTS)であり、それは、調和された標準を提供するよう意図されており、その調和された標準の下で、セルラ無線通信ネットワーク及びシステムは、インターネットのような固定通信システムを含む、他のタイプの通信システム及びネットワークとインターフェースすること及びそれとの互換性の増強したレベルを与えるであろう。
【0019】
インターネットを介して送信されるべき情報はパケット化され、パケット交換ルートが発信元ノードと宛先ノードとの間に確立される。従って、GPRS及びUMTSネットワークは、メッセージ・サービス、情報サービス、通常のサービス及びキャスティング・サービス(casting service)のようなインターネット・サービスを促進するためパケット交換データに適応するよう設計されてきた。
【0020】
大部分のサービスは、UMTS端末から開始され、そして活動化される。しかしながら、一部のサービス、例えば、音声又はビデオ会議サービス、家庭自動化通知、業務派遣及び情報の同報通信は、インターネット・ノードから開始され得る。これらの後者のタイプのサービスは、一般的にインターネットにより開始されるサービス(Internet−initiated services)(以下、「インターネット開始型サービス」と記す。)と呼ばれる。
【0021】
これらのサービスをサポートするため、GPRS及びUMTS端末は、名前又はアドレスにより一意に識別された自立型インターネット・ホストと見られそして扱われる。個々の通信装置を識別するため限られた数のアドレスを採用するシステムにおいて、動的アドレッシングと呼ばれる技術が用いられる。
【0022】
動的アドレッシングは、アドレス割り当てサーバ、例えば、動的ホスト設定プロトコル(DHCP)サーバにより維持されるべきアドレスのプール(pool)を要求する。ホストがネットワークに接続されているときは常に、信号送出プロセスは、ホストとDHCPサーバとの間で実行されて、使用可能なIPアドレスをホストに割り当てる。そうするため、ホストは、DHCPサーバにその一意のIDを送ることが必要である。信号送出プロセスが非活動化されたとき、IPアドレスは、上記のアドレッシング・プールに戻され、そして他の端末に対して割り当てられるため待つであろう。
【0023】
移動局(MS)がインターネット・コネクションを開始した場合、DHCPサーバは、MSを識別する必要性を認め、そして典型的には、新しいインターネット・プロトコル・アドレス割り当てが起こったことをドメイン・ネーム・サーバ(DNS)に知らせる。続いて、ローカルDNSは、移動局のドメイン名を、DHCPにより割り当てられたインターネット・プロトコル・アドレスにマッピングさせ、そしてそのアドレス情報をインターネット・ホストに通すことができる。
【0024】
ネットワーク化されたPC及びサーバのような、IPを用いた典型的な装置の静的性質に起因して、DHCPが、インターネット環境において広く用いられて、IPアドレスを、ネットワークに接続されているいずれのホストに動的に割り当てる。
【0025】
しかしながら、IPアドレスを要求している通信する装置がインターネットに物理的に接続されていないとき、そのような構成が無線領域で許容できないことは明らかである。そのような無線技術により、移動局は、IPアドレスを割り当てられ且つインターネット・サービス、情報及びアプリケーションにアクセスするためインターネットとの論理的コネクションを前に確立してしまうことが必要である。この論理的コネクションは一般的に、パケット・データ・プロトコル(PDP)・コンテキストと呼ばれる。
【0026】
更に、無線通信装置がインターネットに恒久的には接続されていないので、インターネットとのPDPコンテキストが確立されなかったモードにMSがある多くの場合があろう。そのようなケースにおいて、インターネット・ホストは、対応するIPアドレスが割り当てられるまで、データを移動局の特定のドメイン名に転送することができない。そのような問題となるシナリオは、常に、MSが前にネットワークにアクセスされないで且つIPアドレスをDHCPから割り当て(且つ維持され)なかったとき、インターネット開始型サービスに対して生じる。
【0027】
第3世代セルラ・パケット・データ・プロトコル(3GPP)、即ちヨーロッパ電気通信標準協会(ETSI)により現在開発されつつある「UMTSのための技術仕様書23.060 v3.3.0;GPRSサービス記述;ステージ2、2000年4月」において、ゲートウエイは、そのゲートウエイが確立されたPDPコンテキストを持たない移動局からパケットを受信するに際して、移動局のためPDPコンテキストの活動化を要求することができることが規定されている。
【0028】
しかしながら、その技術仕様書においては、インターネット・ホストがサービスを開始する場合、特にMSがドメイン名により識別される場合であるケースにおいて、データの最初のパケットを配信するため、MSのためのIPアドレスを取得する要望が認識できないか、又はその事項のためそのIPアドレスを取得する仕方について指示が存在する。
【0029】
要約すると、問題となる状況は、無線通信装置がIPアドレスを割り当てられないで且つインターネット・ホストが通信を開始するとき生じる。MSに対して割り当てられたIPアドレスを持つことなしには、ローカルDNSサーバは、インターネット・ホストにより識別されるように、MSのアドレス(ドメイン名又は他のもの)をMSのIPアドレスに関連付ける手段を持たない。
【0030】
特に、インターネット・ホストは、いずれのIPパケットがその対応するドメイン名により識別されるならば、そのいずれのIPパケットがMSに送られる前に、MSのIPアドレスを階層的DNSから取得することが必要である。その結果、通信装置をアドレスして、前述の不利点を緩和し得る通信システム及び方法を提供する必要性が存在する。
【0031】
[発明の概要]
本発明の好適な実施形態の第1の局面により、請求項1に従った無線通信システムにおいて動作する移動局にアドレスを割り当てる方法が提供される。
本発明の好適な実施形態の第2の局面により、請求項9に従った通信システムが提供される。
【0032】
本発明の好適な実施形態の第3の局面により、請求項14に従った移動局のドメイン名問い合わせに応答してインターネット・プロトコル・アドレスをマッピングする方法が提供される。
【0033】
本発明の好適な実施形態の第4の局面により、請求項1又は4の前述の方法、又は請求項9の通信システムの動作的機能に実質的に適合する通信装置が提供される。
本発明の代表的な実施形態がここで添付図面を参照して説明されるであろう。
【0034】
[好適な実施形態の説明]
前述したように、多くの場合ドメイン名を用いて、通信装置、例えば、UMTS又はGPRSネットワークにおけるMSを識別する。図1は、ゲートウエイGPRSサービング・ノード(GGSN)26が移動局IPアドレスを既知のドメイン名に基づいて要求するのを可能にするインターネット開始型サービス構成10を示す。
【0035】
インターネット開始型サービス構成10は、接続部20を介してネットワーク・オペレータのネットワーク・ドメイン18に接続されたインターネット・ホスト12を含む。ネットワーク・オペレータのネットワーク・ドメイン18は、
(i)コア・ネットワーク、即ち、GGSN26、及び
(ii)アクセス・ネットワーク36、即ち、GPRS(又はUMTS)基地サイト制御器(BSC)及び/又は基地送受信機局(BTS)
を含む。
【0036】
GGSN26は、GPRS(又はUMTS)がインターネット22のような公衆交換データ・ネットワーク(PDSN)とインターフェースするのを担当している。GGSNはまた、GPRSコア・ネットワーク内のトラフィックのためのルート付け及びトンネル化(tunnelling)を実行する。
【0037】
ネットワーク・オペレータのネットワーク・ドメイン18はまた、そのネットワーク・オペレータのネットワーク・ドメイン18上で動作する通信装置のためドメイン名アドレスをIPアドレスにマッピングさせるマッピング・テーブルを有するローカルDNS24を含む。無線通信システムが有線通信システムに接続されるシナリオに関して、ローカルDNS24は、MSのドメイン名アドレスをそれらのそれぞれのIPアドレスにマッピングさせるであろう。その上、ネットワーク・オペレータのネットワーク・ドメイン18は、接続部32を介してGGSN26に結合されてIPアドレスの動的割り当てを促進するDHCP30を含む。
【0038】
更に、インターネット・ホスト12は、グローバルDNSサーバ14に接続部16を介して接続される。グローバルDNSサーバ14は、ネットワーク・オペレータのネットワーク・ドメイン18内のローカルDNSサーバ24に接続部38を介して接続される。接続部16、20及び38は、インターネット22を介して形成される接続部である。
【0039】
ドメイン名(DN)アドレッシングを用いて、インターネット開始型サービス状況においてMS40を識別するとき、インターネット・ホスト12(サービス・イニシエータ(service initiator))は、DNSルックアップを実行して、MS40のIPアドレスを取得することが必要である。DNS問い合わせは、DNSサーバにより実行される。従って、インターネット・ホスト12は、グローバルDNS14からのMSのドメイン名に対応するIPアドレスを要求し、その結果グローバルDNS14は、ローカルDNS24をポーリングする。次いで、ローカルDNS24は、対応するIPアドレスをそのマッピング・テーブル28からインターネット・ホスト12にグローバルDNS14を介して与える。
【0040】
そのようなアプローチ、即ち、無線通信システムにおいてドメイン名に対応するIPアドレスを取得することは、IPアドレスが動的に割り当てられるとき可能でない。これは、MS40がネットワークに接続されているが、しかしより早期のデータ転送が存在しないことに起因してIPアドレスを割り当てられなかった機能である。従って、DIBは、対応するIPアドレスを持たずに、ドメイン名の詳細を持つのみであろう。
【0041】
以下で説明する本発明の好適な実施形態においては、加入者の加入者識別番号(一般的に次の本文において「端末番号」と呼ばれるISDN番号又はIMSI)が、DIBにおけるIPアドレス部分の代わりに用いられて、その端末を一意に識別する。
【0042】
ここで図2を参照すると、本発明の好適な実施形態の発明的概念をサポートするよう適合されたそれぞれのネットワーク・オペレータのネットワーク・ドメイン18のブロック図が示されている。本発明の好適な実施形態は、GPRS又はUMTS技術のような無線領域に関して記載されている。
【0043】
ネットワーク・オペレータのネットワーク・ドメインが、ここでは、本発明の好適な実施形態に従って適合されたシグナリング・インターフェースGdns60を介してGGSN62に結合されたローカルDNS50を含む。コア・ネットワークのGGSN62部分は、特定の無線システムにおけるそれぞれMSがIPアドレスを割り当てられてしまい、従って現在のIPコネクションを確立したか否かの詳細を格納するためのPDPコンテキスト・テーブル64を含む。
【0044】
ローカルDNS50は、DNSルックアップ及び修正されたマッピング・テーブル54を受信すると、PDPコンテキスト問い合わせをトリガするある一定数のプロセス含む。修正されたマッピング・テーブル54は、特定の無線システムにおける各MSに対して、個々のMS端末番号58に対応するドメイン名のリスト56を含む。
【0045】
シグナリング・インターフェースGdns60は、ネットワーク・オペレータのネットワーク・ドメインDNS50とGGSN62との間でシグナリング情報を搬送する。このインターフェース60を介して、ネットワーク・オペレータのネットワーク・ドメインのDNS50は、PDPコンテキスト問い合わせをGGSN62に送り、そしてGGSN62からIPアドレスに関連した情報を受け取る。
【0046】
DNS問い合わせがインターネット・ホスト12により開始されてしまい、そしてIPアドレスが要求されたドメイン名に対応するMSのため割り当てられていなかったケースにおいては、DNS50は、GGSN62及びGdnsインターフェースを介してDHCP30のPDPコンテキスト要求をトリガすることが有利である。GGSN62がその要求を処理した後で、MSに対して割り当てられたIPアドレスは、ローカルDNS50にインターフェースGdnsを介して戻されるであろう。
【0047】
ここで図3を参照すると、本発明の好適な実施形態の発明的概念に従って、ドメイン名をIPアドレスにマッピングさせることを実行するためのメッセージ手順チャートが示されている。
【0048】
そのメッセージ手順チャートは、ステップ100において、ネットワーク・オペレータのネットワーク・ドメインにより開始して、そして特にDNS50は、インターネット・ホスト12から供給されたドメイン名に対応するアドレス・マッピング問い合わせを受け取る。そのドメイン名は、GPRS又はUMTS無線通信システム上で動作する移動局に対応する。
【0049】
供給されたドメイン名に基づいて、DNS50は、ステップ102に示されるように、そのドメイン名56を有するMSのそれぞれの「端末番号」58をアドレス・マッピング・テーブル54から捜し出す。この要求は、ステップ104におけるように、IPアドレス検索プロセスをトリガする。IPアドレス検索プロセスの一環として、DNS50は、ステップ106に示されるように、それぞれの「端末番号」58を有するGGSN62にPDPコンテキスト要求を送る。
【0050】
IPアドレスが前にそのドメイン名と関連したMSに割り当てられてしまった、即ち、PDPコンテキストがその特定の「端末番号」に対して確立されてしまった場合、DNS50は、ステップ108に示されるように、PDPコンテキスト情報をGGSN62から受け取る。そのようなケースにおいては、IPアドレスは、ステップ110におけるように、PDPコンテキストから抽出され、そしてDNS50は、ステップ111及び116に示されるように、関連のIPアドレスを有するインターネット・ホスト12に応答し、それによりプロセスを終了する。
【0051】
ステップ106においてPDPコンテキスト要求をする際に、PDPコンテキストがそれぞれの「端末番号」に対して確立されていなかった場合、DNS50は、ステップ112に示されるように、GGSNに対してPDPコンテキスト要求を活動化する。PDPコンテキスト要求を活動化するためDNSを使用することは、ドメイン名を動的アドレスにマッピングすることを容易にするのに対して、PDPコンテキスト要求の活動化を要求するGGSNを使用することは、IPアドレスをIPパケットの受け取りの際に割り当てるのを可能にするのみである。
【0052】
しかしながら、PDPコンテキスト要求が、関連のMSの「端末番号」の新しい特徴を含んで、後続のDNS問い合わせ要求の容易な扱いを有利に促進することは注目に値するものである。
【0053】
GGSNは、DHCP30と一緒に、MSのドメイン名に対応するIPアドレスを割り当てる。GGSNは、ステップ114に示されるように、IPアドレスをシグナリング・インターフェースGdns60を介してDNS50に送信する。次いで。IPアドレスは、PDPコンテキストからDNS50により抽出される。DNS50は、ステップ116に示されるように、関連のIPアドレスを有するインターネット・ホスト12に応答し、それによりプロセスを終了する。
【0054】
本発明は、PSDN上のインターネットのような固定データ通信とインターフェースするための、ETSIにより開発されているUMTS又はGPRSのような無線通信システムにおいて特定の応用を見いだしているが、当業者は、本発明が他の無線/固定構成に採用されることができるであろうことを容易に認めるであろう。
【0055】
要約すると、本発明は一般的に、無線システムを固定システムにリンクする通信システムにおいて、アドレス、特にインターネット・プロトコル・アドレスを割り当てるための方法及び装置に関連する。ネットワーク・オペレータのネットワーク・ドメインのドメイン・ネーム・サーバは、アドレス・マッピング問い合わせを固定通信システムから受け取り、そしてその供給されたアドレス・マッピング問い合わせに応答して移動局のそれぞれの端末識別子(端末番号)を捜し出すことが好ましい。該アドレス・マッピング問い合わせが移動局と関連したドメイン名を含むことが好ましい。
【0056】
次いで、ドメイン・ネーム・サーバは、アドレスが、好ましくはインターネット・プロトコル・アドレスが移動局のため割り当てられたか否かを決定する。否定の決定に応答して、ドメイン・ネーム・サーバは、好ましくは、ゲートウエイに送られるアドレス割り当て要求を活動化する。次いで、ゲートウエイ(DHCPと分離して、又は好ましくはそれと一緒で)は、移動局のそれぞれの端末識別子に対応する(IP)アドレスを割り当てる。
【0057】
本明細書で説明される本発明の概念はまた、とりわけ、好ましくはGPRS/UMTSドメインと関連したドメイン・ネーム・サーバでの使用のための修正されたアドレス・マッピング・テーブルを詳述している。更に、シグナリング・インターフェースは、好ましくはドメイン・ネーム・サーバと、(IP)アドレス問い合わせ伝送のためのゲートウエイ例えばGGSNとの間に設けられる。アドレス問い合わせ伝送は、パケット・データ・プロトコル・コンテキスト問い合わせであることが好ましい。(IP)アドレスが前に移動局に割り当てられなかった場合では、インターネット開始型サービスのケースにおける(IP)アドレス割り当てをトリガする手段が設けられる。
【0058】
本発明は、UMTS又はGPRSシステムのような無線通信システムにおいて特定の応用が存在する。しかしながら、本明細書に含まれる発明的概念は、代替の固定無線通信システムに等しく適用可能である。本発明の特定のそして好適な実施形態が上記に説明されたが、そのような発明的概念の変化及び修正が当業者により容易に利用されことができるであろうことは明らかである。
【0059】
1つのそのような修正は、ゲートウエイ、DHCP、ゲートウエイに動作可能に接続された別の装置、又はそれらの任意の組み合わせにより行われるインターネット・プロトコル・アドレスの割り当てにおいて行うことができるであろう。
従って、前述の不利点の幾らかを緩和する、通信装置をアドレスするための通信システム及び方法が提供されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、従来技術のインターネット開始型サービスIPアドレッシング構成を示す。
【図2】
図2は、本発明の好適な実施形態の発明的概念をサポートするよう適合されたそれぞれのGPRS又はUMTSネットワーク・オペレータのドメイン・ネットワークのブロック図を示す。
【図3】
図3は、本発明の好適な実施形態の発明的概念に従った、ドメイン名をIPアドレスにマッピングすることを実行するメッセージ手順チャートを示す。
Claims (16)
- 固定通信システムへの通信リンクを促進するため無線通信システムにおいて動作する移動局にアドレスを割り当てる方法において、
アドレス・マッピング問い合わせを前記固定通信システムから受け取るステップと、
前記の供給されたアドレス・マッピング問い合わせに応答して前記移動局のそれぞれの端末識別子を捜し出すステップと、
アドレスが前記移動局から割り当てられたか否かを決定するステップと、
否定の決定に応答して、アドレス割り当て要求を活動化するステップと、
前記移動局のそれぞれの端末識別子に対応するようアドレスを割り当てるステップと
を備えることを特徴とするアドレスを移動局に割り当てる方法。 - 前記アドレスがインターネット・プロトコル・アドレスである請求項1記載のアドレスを移動局に割り当てる方法。
- 前記受け取るステップ及び前記割り当てるステップが、ドメイン・ネーム・サーバにより実行される請求項1記載のアドレスを移動局に割り当てる方法。
- 前記の受け取られたアドレス・マッピング問い合わせが前記移動局のドメイン名に対応する請求項3記載のアドレスを移動局に割り当てる方法。
- 前記アドレスがインターネット・プロトコル・アドレスであり、
インターネット・プロトコル・アドレスを割り当てる前記のステップが、ゲートウエイ又は動的ホスト設定プロトコル(DHCP)により実行され、
インターネット・プロトコル・アドレス・パケットを前記ゲートウエイにより前記ドメイン・ネーム・サーバに送信するステップと、
前記インターネット・プロトコル・アドレス・パケットから前記インターネット・プロトコル・アドレスを前記ドメイン・ネーム・サーバにより抽出するステップと、
関連のインターネット・プロトコル・アドレスを有する前記固定通信システムに応答するステップと
を更に備える請求項4記載のアドレスを移動局に割り当てる方法。 - 前記問い合わせがインターネット・ホストから受け取られる請求項1記載のアドレスを移動局に割り当てる方法。
- アドレスが前記移動局に対して割り当てられたか否かを決定する前記ステップが、それぞれの端末識別子を有するインターネット・プロトコル・アドレス問い合わせを送るステップを含む請求項1記載のアドレスを移動局に割り当てる方法。
- 前記アドレス割り当て要求がパケット・データ・プロトコル・コンテキスト要求である請求項1記載のアドレスを移動局に割り当てる方法。
- 固定通信システムへの通信リンクを促進するため無線通信システムにおいて動作するアドレスを移動局に割り当てるマッピング・テーブルを備え、
前記マッピング・テーブルが、移動局のドメイン名アドレスを移動局の端末番号にマッピングさせる
ことを特徴とする通信システム。 - 前記マッピング・テーブルを含むネットワーク・オペレータのドメイン・ネーム・サーバとゲートウエイとの間で前記ドメイン名アドレス情報を搬送するシグナリング・インターフェースを更に備えることを特徴とする請求項9記載の通信システム。
- 前記ドメイン・ネーム・サーバは、インターネット・プロトコル・アドレス問い合わせを前記ゲートウエイに送信する送信機部分と、インターネット・プロトコル応答を前記ゲートウエイから受信する受信機部分とを有する請求項10記載の通信システム。
- 前記の送信機は、インターネット・プロトコル・アドレス要求が前記移動局のため割り当てられていなかったことを示す否定応答を前記ゲートウエイから受信すると、インターネット・プロトコル・アドレス要求を前記ゲートウエイに送信する請求項11記載の通信システム。
- 前記固定通信システムが、前記要求を開始して前記移動局と通信するインターネット・ホストである請求項1から12のいずれか一項に記載の通信システム。
- 固定通信システムからの通信リンクを促進するため無線通信システムにおいて動作する移動局のドメイン名問い合わせに応答してインターネット・プロトコル・アドレスをマッピングする方法において、
前記固定通信システムからの前記移動局のドメイン名(58)に関連するアドレス・マッピング問い合わせをドメイン・ネーム・サーバ(50)で受け取るステップ(100,102)と、
インターネット・プロトコル・アドレス問い合わせを前記ドメイン・ネーム・サーバ(50)によりゲートウエイ(62)に送って、アドレスが前記移動局のため割り当てられたか否かを決定するステップと、
インターネット・プロトコル・アドレスがそのドメイン名と関連した移動局に対して前に割り当てられた場合、前記ドメイン・ネーム・サーバ(50)により前記ゲートウエイ(62)からインターネット・プロトコル・アドレスを受け取るステップ(108)と、
関連のインターネット・プロトコル・アドレスを有する前記固定通信システムに応答するステップと
を備える方法。 - 請求項1から8及び14のいずれか一項に記載の方法のステップを実行する通信装置。
- 請求項9から13のいずれか一項に記載の通信システムにおいて動作する通信装置。
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