JP2004507750A - 反応カードとその使用 - Google Patents

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Abstract

【課題】診断の分野に好適な用途を有する反応カードとその使用法。
【解決手段】縁(68)によって限定された前面(62)と後面(63)を有する本体と、少なくとも1つの流体のための少なくとも1つの反応路を構成する配管網(64)によって一方(2,3,4と5)と他方が(7と8)が互いに接続された少なくとも1つの入口(2,3,4と5)と少なくとも1つの出口(7と8)とから成る反応カードにおいて、1つまたは複数の流体が弁(11から35および/または61)によってカード(1)内で導かれ;それぞれの弁(11から35および/または61)が流体の通過を可能にするか、流体の通過を阻止するための圧縮手段と連動する可撓性フィルム(67)によって構成され、フィルム(67)が弁(11から35および/または61)によって当該管路全体の周縁の補強部位で前記カード(1)の後面(63)に固定され;カード(1)がその両面(62および/または63)の少なくとも1つの面に露出した管路(64)を備え、管路(64)が1つまたは複数の流体の輸送のための小断面と反応室の役割を果たす大断面の2つの異なる断面を有し;前面(62)または後面(63)のそれぞれの面が少なくとも1つのフィルム(48,49,65,66および/または67)によって限定される反応カード(1)。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は化学および/または生物反応をうまく行わせるための反応カードに関するものである。本発明はまた拡散の精製と増幅、およびその検出のためにかかるカードの利用にも関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現状技術は文書US−A−4,585,623によって構成され、化学試験または免疫化学試験を単一の場所で迅速に実現するための装置を対象とする。この装置は、小型化が可能であり、試薬を含む複数の管、標本を含む1本の管と、反応を受けるもっと小さな管とから成る。それぞれの管はピストンに組み合わされているので、装置をプログラム式自動機械の中に挿入することができる。
【0003】
小型化は可能だとしても、この装置は比較的嵩高く、前記装置とピストンを作動させることを可能にする各種のロッドの位置を備えなければならない。くわえて、かかる装置ではただ1つの反応しか実施できず、複数の反応を実施しなければならないときは、複数の装置、ならびにそれらに適切な試薬と標本を充填するための時間を見込まなければならない。
【0004】
文書WO−A−97/27324はカセット内に導入する1つまたは複数の標本のために入口と出口を有する複数の反応を平行して実施するためのカセットに関するものである。カセットのいくつかの区域は特殊構造で(Bursapak室、ピストン弁、玉弁)、連続する内部または外部の力の作用で、管路を開いたまま、あるいは閉じたままにしておくことができる。Bursapak室は液体の進行を阻止することができる疎水性フィルタに組み合わされることがある。
【0005】
しかしながら、この構造にはBursapak室の弁の構造に大きな問題点がある。これらの室はすべてフィルムを備え、反応カードに取り付ける前に予備成形しなければならない。この予備成形によってそれぞれの閉じたBursapak室を静止位置に保つことができる(図2Aと2B)。この室の開放は反応カード内に含まれる流体の圧力増加などの、内部作用によって(図2C)、または予備成形フィルムに対するピストンその他の圧力による圧力増加などの、外部作用によって(図2Dと2E)可能になる。したがって、それぞれのフィルムのこの予備成形は前記反応カードに設置する前に実現しなければならない。かかるフィルムの製造、貯蔵および輸送コストは平坦なままのフィルムよりもはるかに高い。くわえて、そのように備えられた反応カードの製造、貯蔵および輸送も容易にはならない。最後に、これらのフィルムの凸型形状は損傷しやすく、前記カードを後に使用するときに漏洩または過誤を招くことがある。
【0006】
文書WO−A−97/02357の複雑性に関しては、上述のカセットと同等の核酸診断装置を開示している。また図2bはきわめて多数の部品で構成された弁を示している。
したがって、この装置はWO−A−97/27324と同様の問題点がある。
【0007】
特許出願WO−A−99/33559は標本内に存在する核酸などの、特殊成分の分離カートリッジまたはカードを提案している。このためいくつかの室と管路が含まれる。これらの室には出発のときから使用される液体全体(溶出液、洗浄液、など)が含まれる。流体運動の制御はカード内に不規則に配置された弁によって、および流体の存在検出器によって実現される。これらの弁は流体ダイオードのように作動し、流体を一方向に流すが、反対方向には流さない。このために、外部から移動させることができる磁気円盤を使用する。検出器は電気的に外部に、あるいはカード内部のマイクロプロセッサに接続される。
【0008】
このタイプのカードはとくに複雑であり、このカードの本体は積み重ねられた複数の要素、ここでは流体ダイオードのサンドイッチで構成されている。くわえて、これらの各種の積み重ねられた要素の間の気密性を確保することが望ましい。カードはさらに検出器、電線、磁石で作動する流体ダイオード、さらにはマイクロプロセッサを備えている。したがって、製造コストは膨大になり、これらすべての電気、磁気部品は前記カードの内部作動に影響するおそれがある。したがって、かかるカードは微小流体学にもとづく技術には全く適していない。カードの中に液体が存在するので時間的に貯蔵が制限され、熟練した操作員がこれらの液体を導入しなければならない。したがって、使用の柔軟性がかなり制限される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明によれば、これらの問題全体に答える反応カードが提案される。かかるカードはその検出および/または定量化に1つまたは複数のアンチリガンドの使用を必要とする、1つまたは複数のリガンドの生物学的分析を提案している。分析技術の1つの応用例は、その形式を問わず、直接または競争分析による免疫試験に関するものである。もう1つの応用例は、標的核酸を含む任意の採取から検出および/または定量化に必要な作業全体を含む核酸の検出および/または定量化に関するものである。これら各種の作業の中で、溶解、流動化、濃縮、精製、核酸の酵素増幅過程、例えば、DNAチップまたはマーカ付きのプローブを用いる交雑過程を含む検出過程を挙げることができる。特許出願WO−A−97/02357または番号FR99/00111で出願人が提出した特許出願は核酸の場合に必要な様々な過程を明らかにしている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明は縁によって限定された前面と後面を有する本体と、少なくとも1つの流体のための、少なくとも1つの反応路を構成する配管網によって互いに接続された、少なくとも1つの入口と少なくとも1つの出口とから成る反応カードにおいて、1つまたは複数の流体が弁によってカード内で導かれ;それぞれの弁が流体の通過を可能にするか、流体の通過を阻止するための圧縮手段と連動する可撓性フィルムによって構成され、フィルムが弁によって当該管路全体の周縁の補強部位で前記カードの後面に固定され;カードがその両面の少なくとも1つの面に露出した管路を備え、管路が1つまたは複数の流体の輸送のための小断面と反応室の役割を果たす大断面の2つの異なる断面を有し;前面または後面のそれぞれの面が少なくとも1つのフィルムによって限定される反応カードに関するものである。
【0011】
特定の実施態様によれば、カード本体は一体で、圧縮手段は前記カードに取り付けられるか、一体化され、あるいはカードの実施を可能にする装置の一部を構成する。
特定の実施態様によれば、小断面と大断面の比は1:1.01と1:10の間、好適には1:1.01と1:3の間に含まれる。
同じく特定の実施態様によれば、カードの前面の部位の全体または一部で管路が露出し、弁は前記カードの後面の部位に存在する。
さらに特定の実施態様によれば、カードの前面はこの面に露出しているすべての管路の部位で唯一のフィルムを備え、前記カード後面には:
・弁の部位に少なくとも1つの可撓性フィルム、
・少なくとも1つの疎水性フィルム、また場合によっては
・後面の部位に露出している管路の部位に少なくとも1つのフィルム、
を備えている。
特定の実施態様によれば、1つまたは複数の可撓性フィルムおよび1つまたは複数のフィルムが唯一かつ同一のフィルムを構成する。
【0012】
別の特定の実施態様によれば、カードがほぼ平行四辺形であるとき、管路は、全体または一部が、カードの中心部分に限定され、疎水性の、封止フィルタは前記カードの辺の少なくとも1つの部位に限定され、弁は管路と封止フィルタの間に位置づけられる。
この最後の実施態様において、また好適には、縁はカードの流体出入り口全体を含んでいる。
【0013】
カードの形がほぼ平行四辺形であるとき、1つまたは複数の入口は縁を構成する辺の1つの上に存在し、1つまたは複数の出口はこの縁の他の辺の上に存在する。
この最後の場合、また好適には、1つまたは複数の入口は、1つまたは複数の出口が存在する辺と反対の辺の上に存在する。
【0014】
カードの形がほぼ長方形であるとき、1つまたは複数の入口および1つまたは複数の出口は縁を構成する2つの短辺の上に存在する。
【0015】
本発明は、リガンドを遊離するために場合によってはあらかじめ処理された、生物溶液を試験するための、上述のような、反応カードの使用にも関するものであり、次の順序で各種の生物学的過程が実施される:
・リガンドの捕捉
・溶出液内に捕捉したリガンドを採取
・採取したリガンドと、リガンドの処理を可能にする構造的機能的構成成分との混合、および
・処理リガンドの定性的および/または定量的検出。
【0016】
本発明は、核酸を遊離するために場合によってはあらかじめ処理された、生物溶液を試験するための、上述のような、反応カードの使用にも関するものであり、次の順序で各種の生物学的過程が実施される:
・核酸の捕捉
・溶出液内に捕捉した核酸を採取
・採取した核酸と、これらの核酸の増幅を可能にする構造的機能的構成成分との混合、および
・増幅核酸の定性的および/または定量的検出。
【0017】
場合によっては、カード内の新しい場所で、あるいは別の装置に移した後、これらのリガンドまたはこれらの増幅産生物の分析をもってなる最後の過程が実施される。使用の特定の変型によれば、捕捉されたリガンドまたは核酸は採取の前に少なくとも1つの洗浄液にかけられる。
【0018】
使用のもう1つの特定の変型によれば、リガンドまたはアンプリコンの分析を可能にするカード内の室または別の装置に移す前にリガンドの処理または核酸の増幅が検出される。
【0019】
好適には、上述のすべての使用変型について、生物細胞を溶解し、核酸のようなリガンドを遊離するための装置などの、試験される溶液の処理を可能にする装置の後に、またDNAチップのような、これらのリガンドの存在の分析を可能にする装置の前にこのカードが使用される。
【0020】
構造的に、本発明によるカードは、一方は試験される溶液の前処理を実施する上流の、他方は処理済みの試験される溶液の後手段理を実施する下流の、同じくカードで構成することのできる2つの装置の間に挿入される。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明のその他の特徴と利点は、付属の図面を参照して、非制限的な例として示された下記の特定の実施態様の説明を読むことによっていっそう明らかになるだろう。
【0022】
定義
リガンドはタンパク質または核酸の性質を持つことがあるいっさいの生物学的種、例えば、抗原、抗原の断片、抗体、抗体の断片、ハプテン、核酸、核酸の断片、ホルモン、ビタミン、ペプチドまたはポリペプチドを意味する。
【0023】
前処理の例は、出願人による特許出願に記載されたような、細胞溶解で構成することができる:
・音波溶解に関する、1999年4月1日出願、FR99/04289
・磁気機械混合溶解に関する、1998年7月23日優先出願、PCT/FR99/01309
・電気式溶解に関する、1998年4月10日優先出願、PCT/FR99/00830
・機械式溶解に関する、1997年9月23日優先出願、PCT/IB98/01475
【0024】
後処理の一例は、バイオチップ手段による検出で構成できる。バイオチップとは、その上にリガンドが固定されたすべての固体媒体を意味し、とくにDNAバイオチップは、その上に核酸が固定されたすべての固体媒体を意味する。リガンド固定方法は様々な仕方で実現可能であり、とくに吸着または共有原子価、例えば、写真平板技術または圧電システムによる現場合成、予備成形リガンドの毛管沈着などによって実現することができる。参考として、DNAチップに適用されたこれらのバイオチップの例は下記の刊行物に挙げられている:G.Ramsay,Nature Biotechnology,16,p40−44,1998;F.Ginot,Human Mutation,10,p1−10,1997;J.Cheng et al,Molecular diagnosis,1(3),p183−200,1996;T.Livache et al,Nucleic Acids Research,22(15),p2915−2921,1994;J.Cheng et al,Nature Biotechnology,16,p541−546,1998または特許US 4981783(Augenlicht),US 5700637(Southern),US 5445934(Fodor),US 5744305(Fodor),US 5807522(Brown)。
【0025】
後述の機能成分と組み合わせたときに増幅が可能になる構造成分は次のように定義するのが適切である:ヌクレオチド(デオキシリボヌクレオチドdNTPおよび/またはリボヌクレオチドNTP)、増幅したい特定領域を囲む少なくとも一対のプライマ、イオン(例えば、MgCl2、KCl)および緩衝液(トリスなど)。
機能成分はpH7.5のトリスなどの緩衝液、塩と、上述の構造成分と組み合わせたときに増幅反応を可能にするイオンの存在の下に少なくとも1つの、好適には2つまたは3つの酵素によって形成される。
アンプリコンは酵素増幅反応の産生物を意味するものとする。
【0026】
反応カードの説明
本発明は図1の第1の実施態様に示した反応カード1に関するものである。この反応カードは縁、あるいは切断面68によって互いに接続された前面62と後面63を含む長方形で構成される。したがって、この図には前面62を構成する要素全体が実線で示されている。なお、いくつかの数の管路64がこの面62に開口している。これらの管路64は前面62に接着された透明フィルム6を介して区切られている。しかしながら、後述のもののごとく、必ずしも透明である必要はなく、半透明などであってもよい。しかしながら、透明であれば、カード1内に導入された試験される生物溶液69またはその他いっさいの溶液70,71または72の位置をもっとよく見ることができる。後面63も透明フィルム66を備え、管路64を区切り、管路はこの後面63の各所に露出している。これらのフィルム65と66はBOPP(Biaxially Oriented PolyPropylen)フィルムまたは同等の種類の他のフィルムで構成され、カード1の本体に溶接または接着され、この本体は輸送される溶液69から72およびそれが受ける反応に対して不活性である。
【0027】
このフィルム66はカード1の前面にわたって、あるいは前記カードの一部にわたって存在する。しかしながら、このフィルム66はカード1本体の残りの部分と同じ材料で構成できる。
なお、後面63はいくつかの弁を備え、図には11から35と61で示されている;これらの弁11から35と61は出願人の名義で1999年6月22日に出願された特許出願FR99/08116に記載の弁に対応する。この文書の場合、弁11から35と61全体は透明フィルム67によって後面63の外部に対して限定されている。フィルムは十分に柔軟な性質で、試験される溶液69、処理済み溶液70,洗浄液71,溶出液72などの通過を可能にする。シリコン膜またはPE/PET(PolyEthylen/PolyEthylen Tetraphtalate)複合フィルムによって構成することもできる。
【0028】
なお、後面63の部位に位置する透明フィルム66と67は単一かつ同一の透明フィルムで構成することができる。これによってカード1の製造を容易にすることができる。くわえて、前面62に位置する透明フィルム65、後面63の部位に位置する透明フィルム66と67は単一かつ同一の透明フィルムで構成することができる、これによってこのように装備された、かかるカード1の製造をいっそう容易にすることができる。
【0029】
この後面63には複数の疎水性フィルタ48と49も存在し、その役割については後で述べる。事実、図1のカードのこの実施態様には2つの平行路がある。左の路と右の路は同じプロセスを実施することができる。しかしながら、実施したい反応の数に応じて、単一の路だけを、または複数の路、すなわち2を超える路を有することも可能である。
【0030】
最後に、カード1の周囲に、より正確には2つの短辺上に、出入り口が存在し、互いにはっきりと分離されている。したがって、図1の上部に、明確に定義された4つの機能に対応する4つの入口が存在する。したがって、左から右に入口の機能を述べるならば、洗浄液71の入口2,試験される溶液69の入口3,溶出液72の入口4、最後にカード1内部の圧力変動のための入口5が存在する。これらの入口2から5は、特定の数の管64と第1と第2の弁11と12を介して入口玉弁6に接続されている。
【0031】
反対に、カード1の反対側に2つの出口7と8がある。第1の出口、すなわち処理済み溶液70の出口7は所定量の処理済み溶液70を外部に排出して、その後に分析、あるいはその他いっさいの後処理を可能にする出口である。第2の出口はカード1の作動から発生したすべての生物残骸と液体全体のための出口である。出口7は外部に向かう出口玉弁9に組み合わされ、残骸の出口は残骸出口玉弁10に組み合わされる。
【0032】
上部の入口2から5と下部の出口7と8の2つの部分の他に、これら2つの端の部分の間にいくつかの数の管路、弁と室がある。先に述べたごとく、図1の左と右に分離された同一の2つの路も存在する。上の位置の第1の室は左の路の上では逆C字型、右の路の上ではC字型であり、大型で、溶液配合室36を構成している。この室36はその内部に溶出液配合室37を備え、室37の形状は類似しているが大きさが異なる。実際、溶液配合室36の体積と溶出液配合室37の体積の比は1:1から10:1の間に、好適には1.5:1から4:1の間に含まれ、さらに好適には2:1である。
【0033】
その下の位置にある分離室38は、吸着または共有原子価による、場合によっては捕捉オリゴヌクレオチドで被覆された、磁気粒子などの、捕捉物の採取(この点に関しては特許US−A−4,672,040と5,750,338参照)、ならびに、混合後に、後から増幅したい拡散の分離による選択を可能にする。磁気粒子は磁気粒子タブレット39の形でこの分離室38内に存在する。
これらの磁気粒子のとくに興味深い実施態様は下記の番号で出願人が出願した特許出願に記載されている:
1996年5月24日優先出願、PCT/FR97/00912
1998年1月6日優先出願、PCT/FR99/00011
【0034】
これらの特許出願の最後のものは、それぞれが中間層で被覆された磁気核を有する感熱性の磁気粒子に関するものである。中間層自体は少なくとも1つの生物分子と相互作用することができるポリマーベースの外部層に覆われ、外部ポリマは感熱性で、10から100℃の間に、好適には20から60℃の間に含まれる所定の可溶性下限温度(LCST)を有する。この外部層は核酸を結合する能力を有するポリマを発生するカチオンモノマから合成される。この中間層は、これらの核酸の増幅技術の阻害の問題を回避するために、核の帯磁を隔離する。タブレット状の磁気粒子は、例えば、文書EP−A−0.811.694から成る先行技術にすでに記載されている。一般的タブレット製造は現状技術、例えば、US−A−4,678,812とUS−A−5,275,016にも明確に記載されている。上述のこの製造は、後述の他のタブレットの合成にも使用される。
【0035】
下の位置にあるのは、後から増幅を可能にする構造成分の採取室である。この室40も後から増幅を可能にする成分を有するタブレット41を含んでいる。増幅を実現するための、タブレットの形の成分は、現状技術にすでに記載されている。下記の文書に情報を見出すことができる:例えば、特許US−A−5,098,893または論文“Ambiant−temperature−stable molecular biology reagents”R.Ramanujam et al.,Product Application Focus,Vol.14,No.3(1993),470−473。
【0036】
また、下の位置に存在する増幅室42は、上述の構造成分と組み合わされて、増幅の実施を実際に可能にする、酵素などの、機能成分を含むタブレット43を有する。増幅を実現するためのタブレットの形の酵素は、すでに現状技術に開示されている。下記の文書に情報を見つけることができる:特許US−A−4,891,319、WO−A−87/00196,WO−A−95/33488または論文“Extraordinary stability of enzymes dried in trehalose:simplified molecular biology”C.Colaco et al.,Bio/Technology,Vol.10,September 1992,1007−1011。
【0037】
すべての増幅技術が使用可能である。例えば、核酸の増幅については、とくに次の技術が存在する:
特許US−A−4,683,195、US−A−4,683,202およびUS−A−4,800,159に記載されたようなPCR(Polymerase Chain Reaction)、
例えば特許出願EP−A−0.201.184に記載のLCR(Ligase Chain Reaction)、
特許出願WO−A−90/01069に記載のRCR(Repair Chain Reaction)、
・特許出願WO−A−90/06995とともに3SR(Self Sustained Sequence Replication)
・特許出願WO−A−91/02818とともにNASBA(Nucleic Acid Sequence−Based Amplification)
・特許US−A−5,194,370とともにSPSR(Single Primer Sequence Replication)および
・特許US−A−5,399,491とともにTMA(Transcription Mediated Amplification)
【0038】
しかしながら、上述の室内で別の過程を実施することも可能である。例えば、これらのプライマは、標識付けのために追加の過程を実施することなしに、増幅産生物を後から検出することを可能にする蛍光マーカを必要に応じて含むことができる。例えば、かかるプライマは論文D. Whitcombe et al.,“Detection of PCR products using self−probing amplicons and fluorescence”,Nature Biotechnology(17)1999,804およびそれ以降、あるいは特許出願GB−A2.338.301,WO−A−99/29905およびWO−A−99/60157に記載されている。
【0039】
増幅室42の下に位置する標本採取室44は増幅室42内に存在する定量の処理済み溶液70を二分することを可能にする。この標本採取室44は実際前記処理済み溶液70の所定の量を受納するためのものである。溶液70の残りはつぎに前記カード1より下の位置であるが、処理済み溶液70あるいは残物に組み合わされるかにかかわらず液体出口手段に対して上部に位置する収束室47内に移される。収束室47はしたがって、同一カード内で別の処理を受けなければならないか、その分析を可能にするために別の装置に移されなければならない増幅された溶液全体を含む単一の溶液を含んでいる。この単一の溶液は、カード1を構成する路全体、すなわち左の路と右の路に由来する。
【0040】
収束室47内に含まれる増幅生成物がその分析を可能にするために別の装置に移されたとき、それは出願人が1999年9月8日出願の出願PCT/FR99/02137の図8から11に記載のような、管を介して実施することができる。この別の装置は、高濃度捕捉プローブをその面の一方の上に例えば備えている媒体によって、例えば、Affymetrix社によって開発されたDNAチップ(“Accessing Genetic Information with High−Density DNA arrays”,M.Shee et al.,Science,274,610−614.“Light−generated oligonucleotide arrays for rapide DNA sequence analysis”,A.Caviani Pease et al.,Proc.Natl.Acad.Sci.USA,1994,91,5022−5026)、または固体媒体の上に固定された核酸を含む他のチップシステム、例えば、先に定義したDNAチップで構成される。
【0041】
標本採取室44内に存在する分画はつぎに検出読取室に移される。この室45内に存在するタブレットは検出手段45aを含んでいる。上述の現状技術の文書にもとづき、例えば、先の過程で得なければならないアンプリコンの全体または一部と相補的な標識付けした核酸を含むタブレット45aの製造が可能になる。
【0042】
先に述べたごとく、標識付けしたプライマを介して増幅の際に標識付けを実施することもできる。この場合、もはやタブレット45aを有する必要はなく、そのときの室45は単なる読取室になる。
この標識付け読取室45は、入口にマーカ45aを下流に読取セル46を備えている。この読取セル46は増幅がきちんとなされたかを、例えば、蛍光測定によって、検出することができる。このような場合、それによってかかるカード1を使用する操作員または自動機械は収束室47内に存在する処理済み溶液70を増幅された配列の分析手段に移す必要があることを知ることができる、またこれらの手段はカード1に組み込むか、この機能にもっと適した別の装置に含めることもできる。
【0043】
試験される溶液69、処理済み溶液70、洗浄液71または溶出液72を問わず、カード1内の溶液の運動はこれらの弁の下流に位置する疎水性フィルタを介して実現される。それぞれの疎水性フィルム48または49はフィルム48については50から55で、フィルム49については56から60で示した特定の数の封止フィルタを備えている。それらの使用については後に述べる。
【0044】
弁の説明
出願人が1999年に出願した特許出願FR99/08116に記載のごとく、弁11から35と61は一般的にプラスチック製の反応カード1本体内などの、固体媒体上のフィルムの溶接の問題に答えることができる。この発明は、本発明によるカード1にとくに有利な用途分野があり、例えば、前記カード1の本体は、特定の場所に、図16に明示されたような、周辺形状の溝または補強74を有し、限定された区域内に可撓性の透明フィルム67の一部を受納し、図1では4枚の、前記フィルム67とカード1の本体は溝74の底に位置する溶接84によって互いに一体化される。このため、溶接はカード1の上面にいっさいの変形を引き起こさず、したがって、前記カード1を使用し、分析を実施するために後から問題が発生することがない。これらの弁11から35および/または61の操作は図15と16に示したごとく、適した寸法の電磁石またはジャッキの作用によって実現される。
【0045】
カードの作動:
以下の説明において、弁11から35と61に関する説明は、関係する路についての特記事項がないかぎり、左の路の弁11から35にだけ関連する。右の路の弁11から35と61に関する一切の情報は、それが右の路の説明であることが明示される。他方で、弁11から35が閉じられるとき、前記弁11から35の外部孔と呼ばれる左の孔、あるいは内部孔と呼ばれる右の孔が閉じられる。右の路、また弁11から35と61に関しても同様であるが、位置は逆になる。したがって、右の孔が前記11から35または61の外部孔と呼ばれ、左の孔が内部孔と呼ばれる。
最後に、弁11から35と61は通常開いた静止位置にある。液体または気体を問わず、流体の移動の際に、閉じている弁がこの流体を方向付ける。
【0046】
第1の過程−試験される溶液の配合
この第1の過程において、構成要素全体の作動を詳細に説明する。以下については必ずしも当てはまらないが、概略機能は同じであり、以下の過程についてはこの第1の過程の情報を敷衍するのが容易であろう。
試験される溶液69を矢印Fの方向にカード1内に導入する。溶液69は入口3と開いている第1の弁11の間の管路64を流れる。このため、前記溶液69は、その外部孔の部位で閉じている第2の弁12の部位に通過することができ、それによってこの溶液69が入口2に戻り前記溶液70をそれ自体が開いている入口玉弁6に導く管路64に流れるのが阻止される。この玉弁6から2つの管路64が一方は左の路に、他方が右の路に向かっている。右の路に向かう管路は右の路の第2の弁12の内部孔の閉鎖によって閉じられる。一方、左の路に向かう管路は、第3の弁13と第七の弁17が開いているので試験される溶液69の通過を可能にする。この目的は図2のごとく前記溶液69によって配合室36を充填することであり、これによって第4の弁14の内部孔と第8の弁18の外部孔が閉じられ、右の路の第四の弁14の外部孔にも当てはまる。
【0047】
右の路の試験される溶液69の配合室36も充填しようとする場合、右の路の第4の弁14の内部孔を閉じるのがよい、それによってこの弁14の外部孔が開かれ、室36の充填が可能になり、溶出液72の配合室37の充填はできなくなる。なお、中間弁61の外部孔と右の路の第8の弁18の外部孔も閉じた方がよい。
【0048】
左の路の室36の充填だけに戻ると、試験される溶液69は入口3から前記溶液69の封止フィルタ51まですべての管路64を充填することができるようになる。この封止フィルタ51は第7の弁17の外部孔の延長内に置かれる。それは第1の疎水性フィルタ48の一部によって構成され、それによって気体の流体は通過できるが、液体の流体は通過できない。この疎水性フィルタを構成するのに有利な材料は、米国の会社GELMAN SIENCES(USA)製の膜VERSAPOR 200Rである。これが図2の配置である。このタイプのフィルタは、一度使用すると、再利用はできない。
【0049】
つぎに、体積が100μlである配合室36内に存在する溶液69の体積を正確に配合するために、管路64を清浄にする。このため、入口2から洗浄液71を導入する。この場合、下記の弁を閉じる:
・第1の弁11の内部孔
・第3の弁13の内部孔
・第4の弁14の内部孔
・第8の弁18の内部孔
・第14の弁24の内部孔
・第15の弁25の内部孔
・右の路の第2の弁12の内部孔
・右の路の第3の弁13の内部孔
・右の路の第4の弁14の内部孔
・右の路の第8の弁18の内部孔
・右の路の第14の弁24の内部孔
・右の路の第15の弁25の内部孔。
【0050】
洗浄が実施されると、管路64内に存在する洗浄液71を不活性気体、例えば、空気に代える。この場合、矢印F4にそって加圧空気を注入する。このとき閉じられた弁は、下記の特徴を除いて同一である:
・第1の弁11の内部孔の再開
・第2の弁12の内部孔の閉鎖
・右の路の第1の弁11の内部孔の閉鎖
・右の路の第2の弁12の内部孔の再開
この構成において、得られた結果は図3に示した。管路64の部位に存在していた、試験される溶液69はしたがって、矢印F6にそって残物出口8から排出された。くわえて、管路64は清潔で、入口2と第2の弁12の内部孔の間の管路64部分だけが、後から使用される洗浄液71を含んでいる。もちろん、このとき入口玉弁6と残物出口玉弁10は開いている必要がある。
もちろん、この洗浄は繰り返して実施することができる。しかしながら、洗浄を実施せずにこの結果を得ることもできる。この場合、矢印F4にそって入口5から空気を導入して管路64内に残った液69を押し出すことだけが適切である。結果は同じであるが、唯一の相違は、入口2と第2の弁12の外部孔の間に洗浄液がなく、第2の弁12の内部孔と入口玉弁6の間の洗浄液71が試験される溶液69に代えられることである。したがって、この可能性は、可能ではあってもあまり有利ではない、なぜならカード1内に溶液69が残って矢印F1にそって洗浄液71を入れるとすぐに玉弁6を超えてしまうおそれがあるからである。
【0051】
上述の2つの例において、この室36内に存在する核酸を変性させることが可能である。このためには80から100℃の間に含まれる温度に加熱する。
【0052】
第2の過程−試験される溶液内に含まれる核酸の分離
この第2の過程で、配合された室36内に存在する試験される溶液69は次の分離室38に移される。したがって、室47内に存在する試験される溶液69は矢印F4にそって入口5から空気などの不活性流体を配管網64内に導入して、分離室38に向かって押される。このとき閉じられる弁は下記の通りである:
・第2の弁12の内部孔
・第4の弁14の内部孔
・第6の弁16の孔の1つ
・第八の弁18の内部孔
・第11の弁21の内部孔
・第15の弁25の外部孔
・右の路の第1の弁11の内部孔
・右の路の第4の弁14の外部孔
なお、上流または下流の別の弁の閉弁が同じ効果を持つならば、ある弁の閉弁は必須ではない。例えば、第6の弁16は開けておくことができる。この場合、第5の弁15の内部孔を閉じるのが適切であろう。
【0053】
配合された溶液69の移動は図4に明示したごとく得られ、前期室38にそって中間位置にバイパス73に接続された封止フィルタ52がこの室38との関連において存在することによって可能になる。このフィルタ52は第10の弁20と関連づけられているので、前記溶液69の下流に存在する空気はこの封止フィルタ52から逃げることができる。溶液69がバイパス73を介して封止フィルタ52に達したとき、前記溶液69の前進が停止される。くわえて、この溶液69の全量は前記バイパス73の上流の前記室38の体積を下回り、したがって、室38の上流のこの部分の中に閉じこめられる。
なお、この位置で配合された溶液69は、バイパスの下流に位置づけられた磁気粒子タブレット39にまだ到達していない。
【0054】
この位置で、前記試験される溶液69の下流の定量の空気は閉じこめられるが大きな体積のままである。つぎに閉じこめられた圧縮空気をF4にそって空気を強制的に導入することができる。数回往復運動をすると、溶液69は処理済み溶液70と呼ばれるこの新しい溶液70内に均質に存在する磁気粒子タブレット39の溶解を可能にするが、処理済み溶液とよばれるのはその処理段階を問わず(磁気粒子、構造成分、機能成分、アンプリコン)使用されたベースとなる液体が試験される溶液69になるときからである。くわえて、後述の洗浄液71については、この洗浄液71がその役割を果たして、排出すべき残物を含むときも、番号は変わらない。他方で、同じく後述の溶出液72については、溶出液72が構造成分、機能成分、アンプリコンなどを取り戻したとき、この液体は処理済み溶液70と呼ばれる。
【0055】
上述の、また以下に洗浄液71および溶出液72との関連においても説明される往復運動は、分離室38の構成によって可能になる。すなわちこの室38の体積は導入される試験される溶液69の体積よりも大きいので、液体69は閉じ込められた定量の空気を下流で取り囲む。このため、前記液体自体69の推力によって、あるいは入口5の部位で過剰な空気を導入することによる空気圧の増加による、上流の圧力増加によって前記液体69を押し、ついでこの推力を解除するとき、磁気粒子タブレット39の部位で往復運動の実施が可能になる。この運動はこのようにして前記磁気粒子の懸濁または再懸濁を至適化する。
【0056】
この点に関して、バイパス73の上流の前記室38の体積と前記バイパス73の下流の前記室の体積の間に存在する比は1:2から1:5の間に含まれ、好適には1:3である。前記溶液70の体積とこの溶液70の下流の室38の体積の間の比はほぼ等しいか未満である。この比が未満であるときは、例えば、1:2.5から1:6の間に含まれ、好適には1:3.5である。上述の比のために、図示した例において、配合室36の全量は50μlなので、分離室38は150μlになる。
【0057】
磁気粒子は核酸と特異的に結合する性質がある。このため、試験される溶液69の混合物と磁気粒子タブレット39を25から60℃の間に含めることができる温度、または温度サイクルにおく必要がある。つぎに、分離室の部位で、その前面62および/または後面63の部位でカードを区切っている透明フィルム65および/または66の少なくとも1つに対して粒子の磁気分離を実施する。磁気粒子の磁気分離は処理済み溶液70がF6にそって排出される前に実施される。
場合によっては、処理済み溶液70のこれらの配合過程と核酸の分離は分離室38の体積を超える量の処理済み溶液70の処理のために、Nが1と10の間に含まれる、N回反復することができる。
【0058】
つぎに、所望の核酸だけが保持されるように、磁気粒子を洗浄する。洗浄液71が入口2からF1にそって導入されたとき、下記の弁を閉じる:
・第1の弁11の孔の1つ
・第4の弁14の内部孔
・第6の弁16の孔の1つ
・第8の弁18の内部孔
・第12の弁22の内部孔
・第16の弁26の孔の1つ
・右の路の相補的弁61の孔の1つ
・右の路の第2の弁12の内部孔
・右の路の第4の弁14の外部孔
したがって、洗浄液は分離室38内に移るが、そこで磁気粒子は磁化されたままである。この液体は封止フィルタによってその運動が停止され、ついで磁気分離が中断され、前記洗浄液71が核酸を担持する磁気粒子をできるだけ洗浄できるように往復運動が実施される。
【0059】
磁気粒子の磁気分離はF6にそって洗浄液71が排出される前に再度実施される。もちろん閉じられる弁は、核酸が磁気粒子によって捕捉された試験される溶液70の残部の排出の際に用いられたものと同一である。
【0060】
第2の洗浄の実施のために洗浄液がF5にそって再導入されるとき、最初の洗浄の時と同じ弁が閉じられる、ただし第12の弁22の内部孔は開かれ、第13の弁23の内部孔が閉じられる。この配置において、導入された新しい洗浄液71は第12の弁22に結合された封止フィルタ54によってその運動が停止される。磁気分離は中断され、前記液71が核酸を担持する磁気粒子をできるだけ洗浄できるように往復運動が実施される。
いったん洗浄が実施されると、管路64内に存在する洗浄液71を不活性気体流体、例えば、空気に代える。この場合、F4にそって加圧空気を注入する。このとき下記の特徴を除いて、閉じられる弁は同一である:
・第1の弁11の内部孔の再開
・第2の弁12の内部孔の閉鎖
・右の路の第11の弁の内部孔の閉鎖
・右の路の第2の弁12の内部孔の再開
もちろんこの過程は2つの洗浄過程の間で実現される。
汚れた洗浄液71は、F6にそって出口玉弁10を介してつねに排出されるので、もちろんこの洗浄は数回反復することができる。この場合、封止フィルタ54と55の間に別の封止フィルタを備えなければならない。
【0061】
第3の過程−溶出液による磁気粒子の採取
この第3の過程において、試験される溶液70はF6にそってほぼ完全に排出された。ただ、先の過程で捕捉されていた核酸だけが磁気粒子にひっかかって残こる。これらの磁気粒子はつねに存在するが、それはこの過程の目的である溶出液{による}磁気粒子の回収を待つ間にさらに磁気分離が実施されるからである。
あらかじめ、使用される溶出液72を適切に配合する方がよい。この場合に必要な量は50μlである。したがって、処理済み溶液70と溶出液72の間には1:2の比がある。しかしながら、1:1と1:10の間で変動する比が可能である。この過程は1から10回反復可能なので、この比は1から100になることがある。溶出液72の量の配合は配合室37内で実現される。
これを実施するために、F3にそって入口4から溶出液72を導入する。つぎに前記液72は管路64を通って配合室37を充填する。72は封止フィルタ50によって運動を停止される。
このとき閉じられる弁は下記の通りである:
・第2の弁12の内部孔
・第3の弁13の外部孔
・第6の弁16の内部孔
・右の路の第2の弁12の外部孔
この配置は図5に明示されている。
【0062】
溶出液72の配合が実施されると、液は管路64内で不活性気体流体、例えば、空気に代えられる。この場合、F4にそって加圧空気を注入する。排出された溶出液72は残物出口玉弁10を介してF6にそって出口8からカード1を出る。このようにして、図6に示すごとく液体が配分されたカード1が得られる。このとき閉じられる弁は下記の通りである:
・第1の弁11の孔の1つの閉鎖
・第2の弁12の外部孔の再開
・第8の弁18の内部孔の閉鎖
・第14の弁24の内部孔の閉鎖
・第15の弁25の内部孔の閉鎖
・第3の弁13の外部孔の再開、しかし内部孔の閉鎖
・右の路の第3の弁13の内部孔の閉鎖
・右の路の第4の弁14の内部孔の閉鎖
・右の路の第8の弁18の内部孔の閉鎖
・右の路の第14の弁24の内部孔の閉鎖
・右の路の第15の弁25の内部孔の閉鎖
【0063】
配合された溶出液72は室37内に存在し、次の室、分離室38に移される。したがって、室36内に存在する前記液72はF4にそって入口5から空気などの不活性流体を配管網64内に導入することによって分離室38内に押される。溶出液72の運動は前記液体72が封止フィルタ55に達したときに停止する。この場合、閉じられる弁は次の通りである:
・第2の弁12の内部孔
・第3の弁13の外部孔
・第9の弁19の外部孔
・第14の弁24の孔の1つ
・第15の弁25の外部孔
・右の路の第1の弁11の内部孔
溶出液72の移動の後のカード1の配置は図7に示されている。この位置において、前記溶出液72は核酸に組み合わされた磁気粒子の採取を可能にする。この段階で試験される溶液70とタブレット39の磁気粒子との先に述べたような混合の実施が可能になる。
pH7.5でイオン力が弱いトリスのような緩衝液とすることができる溶出液72は25から60℃の間の温度で保温することによって、磁気粒子から核酸の分離を可能にする。つぎに、再度磁気粒子単体を磁気分離し、核酸は前記液体72内に懸濁したまま残る。
【0064】
第4の過程−溶出液の輸送と増幅構成成分の採取
この第4の過程は図8に示されている。閉じられた弁は下記の通りである:
・第2の弁12の内部孔
・第3の弁13の外部孔
・第9の弁19の外部孔
・第14の弁24の孔の1つ
・第15の弁25の内部孔
・第18の弁28の外部孔
・右の路の第1の弁11の内部孔
この配置において、試験される溶液70から抽出された核酸を含む溶出液72は分離室38から増幅を可能にする成分の採取室40に輸送される。これはこの増幅を可能にする構造成分である。これらの成分は融合され、室40の入口に存在するタブレット41を形成するのでこの室40に入ったときに溶出液72がタブレット41を迅速に溶解して成分を図8に示した位置までそれを随伴する。
【0065】
この室40の体積は150μlで、溶出液72の50μlに対する比は1:3になる。しかしながら、この比は1:2から1:5とすることもできる。この比は核酸を含有し、構造成分が充填された前記液体72の移動を可能にするので、混合が容易になる。
輸送は溶出液72の上流のカード1内部の圧力増加の作用によって行われる。この圧力増加はF4にそって空気またはその他いっさいの不活性気体流体を入口5から注入することによって実現される。
【0066】
一方では核酸を、他方では増幅構造成分を含む液体72は第17の弁27に組み合わされた封止フィルタ56によって停止される。
この過程において、第16の弁26の内部孔と第17の弁27の内部孔は前記液体72がこの室40内に存在するときは閉鎖される。1から15分の間、30から65℃の間に含まれる温度に保温する、それによって対応する核酸の上にプライマが固定できる。
つぎに温度を37から42℃の間に含まれる値に調節する。先に述べたごとく、この第4の過程から得られる液体は主として溶出液72と、特定の条件で、増幅を可能にするのに適している構造成分とから成り、処理済み溶液または液70と呼ばれる。
【0067】
第5の過程−処理済み液の輸送と増幅機能成分の採取
この第5の過程は図9に明示されている。このとき閉じられる弁は下記の通りである:
・第2の弁12の内部孔
・第3の弁13の外部孔
・第9の弁19の内部孔
・弁20,21,22および/または23の少なくとも1つの内部孔および/または第14の弁24の孔の1つ
・第15の弁25の内部孔
・第24の弁34の内部孔
・右の路の第1の弁11の内部孔
この配置において、核酸と増幅を可能にするのに適した構造成分を含み、処理済み溶液70と呼ばれる溶出液72は増幅を可能にする構造成分の採取室40からこの同じ増幅を可能にする機能成分の採取室42に輸送される。前記処理済み溶液70の移動は封止フィルタ59によって停止される。
【0068】
これらの機能成分は主として増幅を可能にする酵素を含んでいる。これらの酵素およびその他の成分の種類と数は選択した増幅技術に対応する。これらの構成成分は融合され、この室40に入ったときに処理済み溶液70がタブレット43を迅速に溶解し、図9に示されたような位置までそれとともに成分を随伴するように室42の入口に存在するタブレット43を形成する。この位置は瞬間的な中間位置に過ぎない、なぜならF4にそった圧力はつぎに、もちろん、弁の別の配置に従って増幅の実現を可能にする構造および機能成分を含む溶出液72の輸送を可能にするからである。
【0069】
輸送は第4の過程と同一であり、したがって、処理済み液70の上流でカード1内部の圧力増加の作用によって実施される。この圧力増加はF4にそって空気その他いっさいの不活性気体流体を入口5から注入することによって実現される。液体70の体積と室42の体積の間には1:3の同じ比があり、すでに述べた往復による混合の同じ効果が得られる。
この過程において、第18の弁28の内部孔と第19の弁29の内部孔は前記液体70がこの室42にあるときに閉じられる。NASBA、TMA、3SR、SBA技術などの恒温増幅を実施しようとするときは30から75℃、好適には37から42℃の間に含まれる温度に30から90分間加熱する。PCRを実施するために30から100℃の温度範囲にとどまりながら数回温度を変化させて、連続数回の増幅サイクルを実現できるようにするのがよい。
【0070】
なおこれら第4と第5の過程は単一の過程に組み合わせることができる。このときの唯一の条件は熱安定と呼ばれる、50度以上の温度で安定の酵素を使用することである。
【0071】
第6の過程−標本採取室内、検出読取室内および収束室内の処理済み溶液輸送
図10から12に示したこの第6の過程で、3つの連続する段階が起きる。これらの段階は次の通りである:
・処理済み溶液70の第1の部分、すなわち増幅生成物を含む、あるいは含んでいないほぼ20μlを機能成分の採取室42から標本採取室44に輸送、これは図10に対応する。
・機能成分の採取室42からほぼ30μlの、前記液70の残りに対応する処理済み液70の第2の部分を収束室47に向かって輸送する、これは図11に対応する、および
・標本採取室44から前記処理済み液70のこの部分を検出読取室45に向けて移動、これは図12に対応する。
【0072】
図10によれば、閉じられた弁は下記の通りである:
・第2の弁12の内部孔
・第3の弁13の外部孔
・第9の弁19の外部孔
・弁20,21,22および/または23の少なくとも1つの内部孔および/または第14の弁24の孔の1つ
・第15の弁25の内部孔
・第21の弁31の外部孔
・第24の弁34の内部孔
・右の路の第1の弁11の内部孔
この移動は処理済み溶液70のほぼ20μlの分画を正確に調合することができ、つぎに検出読取室45内に輸送される。この段階で、液体70は検出読取室45の部位の封止フィルタ57と収束室47の下流の、封止フィルタ59の存在によってその運動が停止される。
【0073】
図11によれば、閉じられた弁は前の段階と同一である。ただ次の相違がある:
・第24の弁34の内部孔の開放
・第25の弁35の内部孔の閉鎖
・右の路の第24の弁34の内部孔の閉鎖
・右の路の第25の弁35の内部孔の閉鎖
このため、室44の対象とならない処理済み溶液70の残りについて、収束室47への輸送が可能になる。前記液体70のこの部分は、第25の弁35に組み合わされた、封止フィルタ60によってその運動が停止される。
【0074】
図12において、閉じられる弁は下記の通りである:
・第2の弁12の内部孔
・第3の弁13の外部孔
・第9の弁19の外部孔
・弁20,21,22および/または23の少なくとも1つの内部孔および/または第14の弁24の孔の1つ
・第15の弁25の内部孔
・第23の弁33の孔の1つ
・右の路の第1の弁11の内部孔
第19の弁29は開いている、そのため場合によっては標識付けしたアンプリコンを含む、標本採取室44に先に含まれていた液体70の検出読取室45への輸送が可能になる。なお、この段階で、前記液体70の分画は検出タブレット45aが存在する前記室45の上流区域を通過する。かかるタブレット45aは、例えば、1998年6月17日付優先権の下に、1999年6月17日出願人が出願した特許出願PCT/FR99/01469に記載のようなアンプリコン標識付け切断物質を含むことができる。
【0075】
場合によっては標識付けされ切断されたアンプリコンを含む液体70は移動を継続し、封止フィルタ58によって室45の下流部分で停止されるので読取セル46の部位に前記液体70が存在する。このセル46の部位で、増幅が展開し、次の段階が実施されるように制御することが可能になる。この増幅の制御は読取セル46の部位に固定された、捕捉プローブと呼ばれる、標識付けされていないオリゴヌクレオチドを介して実現される。これらのプローブは増幅、標識付け、切断しなければならない増幅産生物と交雑するのに適している。
【0076】
別の実施態様によれば、標識付けされていないアンプリコンを含む液体70はセル46の部位で停止される。増幅制御は例えば、下記に記載の標識付けされていないアンプリコンの検出技術を用いる:
・同種の技術についての、特許出願WO−A−95/13399、WO−A−97/39008またはWO−A−99/64432または特許US−A−5,283,174、US−A−5、656,207、US−A−5,658,737またはUS−A−5,928,862、および
・異質の技術については、特許出願WO−A−91/19812または特許US−A−4,889,798またはUS−A−5,998,135
【0077】
第7過程−収束室の溶出液の外部への輸送
収束室47内に存在する処理済み溶液70の分画はカード1の左の路から来る。しかしながら、増幅による他の特異的アンプリコンを含むか否かを問わず他の分画70は前記カード1の右の路に由来して存在することもある。図12の場合、閉じられる弁は同一であるが、反対の路の上にあり、そのとき右の路の封止フィルタ35がこの分画が収束室47に来るのを停止し、それによって右の路と左の路の前記分画の間の混合を阻止することを可能にする。
これら2つの路内の増幅はより多くのアンプリコンを得るために同一とすることも(同一プライマの使用)、得られた異なるアンプリコンに応じて複数の分析を実施することを可能にするために、異ならせることもできる(異なるプライマの使用)。
【0078】
本発明による反応カード1に3つ以上の路を備えることも可能である。この場合、管路64を入口玉弁6と出口玉弁9の近傍に適合させるのが適切である。したがって、すべての分画を室47内に収束させることができるように、下の位置に別の封止フィルタと別の弁を有する必要がある。
【0079】
セル46の部位の読取が増幅がうまく進行したとことを証明するとき、それは開始の生物標本内に標的が存在することの証拠であり、収束室47内に存在する1つまたは複数の分画はつぎに、図示されていないが、アンプリコンの識別と分析を可能にする、別の分析または反応カードに向かって輸送される。それは先に述べたごとく、Affymetrix社が開発してDNAチップなどを使用することができる。このときこの輸送は玉弁9を介して、F5にそって、出口7から行われる。
しかしながら、生物チップを反応カードと一体とすることもできる。さらに第6の過程を、増幅の実現の有無の制御なしに、収束室47内への輸送に限定することもできる。最後に、この輸送は、収束室を通さずにDNAチップ内で直接実施することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施態様による反応カードの前面から見た図である。
【図2】前記カードが試験される溶液を受容して、カードの使用法が作動中の、同一の、しかし図1の一部の図である。
【図3】前記カードが試験される溶液の量を正確に配合することを可能にする洗浄を受けた、カードの使用法が作動中の、図2と同一の図である。
【図4】試験される溶液が溶液配合室から分離室の上流部分に移された、カードの使用法が作動中の、同一の、しかし図1の一部の図である。
【図5】前記カードが溶出液を受容して、カードの使用法が作動中の、図2,3と同一の図である。
【図6】前記カードが溶出液の量を正確に配合することを可能にする洗浄を受けた、カードの使用法が作動中の、図2、3,5と同一の図である。
【図7】溶出液が分離室内にあって、核酸の採取を可能にする、カードの使用法が作動中の、同一の、しかし図1の一部の図である。
【図8】核酸を含む溶出液が増幅の実現を可能にする構造成分の採取室内に移された、カードの使用法が作動中の、同一の、しかし図1の一部の図である。
【図9】核酸と構造成分を含む溶出液が増幅の実現を可能にする機能成分の採取室内に移された、カードの使用法が作動中の、図8と同一の図である。
【図10】核酸と構造および機能成分を含む溶出液が、図12に示した過程のために標本採取室内に部分的に移された、図8,9と同一の図である。
【図11】核酸と構造および機能成分を含む溶出液が、標本採取室内に移されずに、外部に出すために、収束室に移された、図8から10と同一の図である。
【図12】標本採取室内に存在する溶出液が、検出、読み取り室内に移された、図8から11と同一の図である。
【図13】図3のA−Aにそった断面図である。
【図14】本発明の第二の実施態様による反応カードの前面から見た図である。
【図15】反応カードに組み合わされた複数の弁の透視図である。
【図16】図15のB−Bにそった断面図である。
【符号の説明】
1.反応カード
2.洗浄液71の入口
3.試験される溶液69の入口
4.溶出液72の入口
5.カード1内部の圧力変動のための入口
6.カード1入口玉弁
7.外部に向かう処理済み溶液70の出口
8.残物出口
9.外部に向かう出口玉弁
10.残物出口玉弁
11.第1の弁
12.第2の弁
13.第3の弁
14.第4の弁
15.第5の弁
16.第6の弁
17.第7の弁
18.第8の弁
19.第9の弁
20.第10の弁
21.第11の弁
22.第12の弁
23.第13の弁
24.第14の弁
25.第15の弁
26.第16の弁
27.第17の弁
28.第18の弁
29.第19の弁
30.第20の弁
31.第21の弁
32.第22の弁
33.第23の弁
34.第24の弁
35.第25の弁
36.試験される溶液の配合室
37.溶出液の配合室
38.分離室
39.磁気粒子タブレット
40.構造成分採取室
41.増幅を可能にする構造成分タブレット
42.増幅室
43.増幅を可能にする機能成分タブレット
44.標本採取室
45.検出読取室
45a.検出タブレット
46.読取セル
47.収束室
48.第1の疎水性フィルタ
49.第2の疎水性フィルタ
50.室37内の溶出液の所定の量の封止フィルタ
51.室36内の溶液70の所定の量の封止フィルタ
52.室38内の試験される溶液70の封止フィルタ
53.室38内の第1の洗浄液71の封止フィルタ
54.室38内の第2の洗浄液71の封止フィルタ
55.室38内の溶出液の封止フィルタ
56.室40内の成分を備えた標本の封止フィルタ
57.読取室46内の標本の封止フィルタ
58.室45内の標識付けされた標本の封止フィルタ
59.室42内の酵素を備えた標本の封止フィルタ
60.室47内の酵素を備えた標本の封止フィルタ
61.清掃弁と呼ばれる右の路の相補的弁
62.カード1の前面
63.カード1の後面
64.前面62に開口する管路
65.前面62の部位で管路64を仕切る透明フィルム
66.後面63の部位で管路64を仕切る透明フィルムまたは壁
67.後面63で弁11から35を仕切る透明フィルム
68.カード1の縁または区分
69.試験される溶液
70.洗浄液
72.溶出液
73.封止フィルタ52から55のための室38のバイパス
74.フィルム67が溶接されているそれぞれの弁11から35と61の補強または溝
75.フィルム67の圧縮手段または可撓性のキー
76.気密閉鎖手段またはエラストマ製の駒
77.開放手段または斜断面
78.複数のキー75で構成された帯状の薄片
79.ピストン型作動器
80.圧縮空気連結ゴム管
81.支え
82.カード1の斜断面
83.薄板78の固定手段
84.溝74の底に位置する周辺溶接
F1.洗浄液71の入口
F2.試験される溶液70の入口
F3.溶出液の入口
F4.カード1内部の圧力変動のための入口
F5.外部に向かう試験される溶液の出口
F6.残物出口
F7.作動手段77の圧縮空気入口
F8.作動手段77の圧縮空気出口
F9.作動手段77の移動
F10.キー75の上下動

Claims (18)

  1. 縁(68)によって限定された前面(62)と後面(63)を有する本体と、少なくとも1つの流体のための少なくとも1つの反応路を構成する配管網(64)によって一方(2,3,4と5)と他方が(7と8)が互いに接続された少なくとも1つの入口(2,3,4と5)と少なくとも1つの出口(7と8)とから成る反応カードにおいて、1つまたは複数の流体が弁(11から35および/または61)によってカード(1)内で導かれ;それぞれの弁(11から35および/または61)が流体の通過を可能にするか、流体の通過を阻止するための圧縮手段と連動する可撓性フィルム(67)によって構成され、フィルム(67)が弁(11から35および/または61)によって当該管路全体の周縁の補強部位で前記カード(1)の後面(63)に固定され;カード(1)がその両面(62および/または63)の少なくとも1つの面に露出した管路(64)を備え、管路(64)が1つまたは複数の流体の輸送のための小断面と反応室の役割を果たす大断面の2つの異なる断面を有し;前面(62)または後面(63)のそれぞれの面が少なくとも1つのフィルム(48,49,65,66および/または67)によって限定される、反応カード(1)。
  2. カード(1)の本体は一体で、圧縮手段(75)が前記カード(1)に取り付けられ、一体化されるか、あるいはカード(1)の使用を可能にする装置の一部を構成することを特徴とする請求項1に記載のカード。
  3. 管路(64)の小断面と大断面の比は1:1.01と1:10の間、好適には1:1.01と1:3の間に含まれることを特徴とする請求項1または2に記載のカード。
  4. カード(1)の前面(62)の部位の全体または一部で管路(64)が露出し、弁が前記カード(1)の後面(63)の部位に存在することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載のカード。
  5. カード(1)の前面(62)がこの面(62)に露出しているすべての管路(64)の部位に唯一のフィルム(65)を備え、前記カード(1)の後面(63)は:
    ・弁(11から35および/または61)の部位に少なくとも1つの可撓性フィルム(67)、
    ・少なくとも1つの疎水性フィルム(48および/または49)、また場合によっては
    ・後面(63)の部位に露出している管路(64)の部位に少なくとも1つのフィルム(66)、
    を備えていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載のカード。
  6. 1つまたは複数の可撓性フィルム(67)、および1つまたは複数のフィルム(65および/または66)が唯一かつ同一のフィルムを構成することを特徴とする請求項6に記載のカード。
  7. 管路(64)は、全体または一部が、カード(1)の中心部分に限定され、疎水性のフィルタ(48と49)に組み合わされた、封止フィルタ(50から60)が前記カード(1)の辺の少なくとも1つの部位に限定され、弁(11から35および/または61)が管路(64)と封止フィルタ(50から60)の間に位置づけられることを特徴とする、ほぼ平行四辺形である請求項1から6のいずれか1つに記載のカード。
  8. 縁(68)がカード(1)の流体(70,71と72)の入口(2,3,4と5)と出口(7と8)の全体を含んでいることを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載のカード。
  9. 1つまたは複数の入口(2,3,4と5)が縁(68)を構成する辺の1つの上に存在し、1つまたは複数の出口(7と8)がこの縁(68)の他の辺の上に存在することを特徴とする、ほぼ平行四辺形である請求項8に記載のカード。
  10. 1つまたは複数の入口(2,3,4と5)が1つまたは複数の出口(7と8)が存在する辺と反対の辺の上に存在することを特徴とする請求項9に記載のカード。
  11. 1つまたは複数の入口(2,3,4と5)および1つまたは複数の出口(7と8)が縁(68)を構成する2つの短辺の上に存在することを特徴とするほぼ長方形である請求項10に記載のカード。
  12. リガンドを遊離するために場合によってはあらかじめ処理された、生物溶液(70)を試験するために、次の順序で各種の生物学的過程が実施されることを特徴とする請求項1から11のいずれか1つに記載の反応カードの使用:
    ・リガンドの捕捉
    ・溶出液(72)内に捕捉したリガンドの採取
    ・採取したリガンドと、リガンドの処理を可能にする構造的機能的構成成分との混合、および
    ・処理リガンドの定性的および/または定量的検出。
  13. 核酸を遊離するために場合によってはあらかじめ処理された、生物溶液(70)を試験するために、次の順序で各種の生物学的過程が実施されることを特徴とする、請求項1から11のいずれか1つに記載の反応カードの使用:
    ・核酸の捕捉
    ・溶出液(72)内に捕捉した核酸を採取
    ・採取した核酸と、これらの核酸の増幅を可能にする構造的機能的構成成分との混合、および
    ・増幅核酸の定性的および/または定量的検出。
  14. カード(1)内の新しい場所で、あるいは別の装置に移した後、これらのリガンドまたはこれらの増幅産生物の分析をもってなる最後の過程が実施されることを特徴とする請求項12または13のいずれか1つに記載の使用。
  15. 捕捉されたリガンドまたは核酸は採取の前に少なくとも1つの洗浄液(71)にかけられることを特徴とする請求項12または14のいずれか1つに記載の使用。
  16. 捕捉および場合によっては洗浄が、Nが1と10の間に含まれる、N回つづけて実施されることを特徴とする、請求項15に記載の使用。
  17. リガンドまたはアンプリコンの分析を可能にするカード(1)内の室または別の装置に移す前にリガンドの処理または核酸の増幅が検出されることを特徴とする、請求項12または13のいずれか1つに記載の使用。
  18. 生物細胞を溶解し、核酸のような、リガンドを遊離するための装置などの、試験される溶液の処理を可能にする装置の後に、またDNAチップのような、これらのリガンドの存在の分析を可能にする装置の前に、このカード(1)が使用されることを特徴とする、請求項12または13のいずれか1つに記載の使用。
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