JP2004506401A5 - - Google Patents
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Description
【特許請求の範囲】
【請求項1】 着生海洋生物からの抽出による海洋医薬物質の製造方法であって、海水中に複数の基体様物質を配置し、これら複数の基体上で着生海洋生物を増殖させ、増殖した生物を採集し、次いで採集した生物から医薬物質を抽出することを包含する、上記製造方法。
【請求項2】 海洋生物が、エクテイナシジア タルビナータ(Ecteinascidia turbinata)であり、および海洋医薬物質が、エクテイナシジン化合物である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】 海洋生物が、アプリジウム アルビカンス(Aplidium albicans)であり、および海洋医薬物質が、ジデムニン化合物である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】 海洋医薬物質を抽出するための着生海洋生物の養殖方法であって、海水中に複数の基体様物質を配置し、着生海洋生物のコロニイからの幼生を基体に接種し、これらの生物を複数の基体上で増殖させ、次いで増殖した生物を採集することを包含する、上記養殖方法。
【請求項5】 基体を、コロニイに隣接して配置する、請求項4に記載の方法。
【請求項6】 基体を備えた支持体を包含する少なくとも1個の採集器を、コロニイに隣接して配置し、幼生を採集する、請求項4に記載の方法。
【請求項7】 採集器を、別の場所に移し、生物を増殖させる、請求項6に記載の方法。
【請求項8】 海洋医薬物質を抽出するための着生海洋生物の養殖方法であって、海水中に複数の基体様物質を配置し、着生海洋生物を基体上に移植し、これらの生物を複数の基体上で増殖させ、次いで増殖した生物を採集することを包含する、上記養殖方法。
【請求項9】 個々の生物を基体上に移植する、請求項8に記載の方法。
【請求項10】 生物の断片を、基体上に移植する、請求項8に記載の方法。
【請求項11】 基体が、生物を直接に固定するためのカゴ、ならびにケーブル、ロープ、メッシュ、ネット、棒、厚板およびケージを備えている、請求項8〜10のいずれ一つに記載の方法。
【請求項12】 基体を含む海中の構造体を、底部投錨デバイスと浮きデバイスとの間に保持する、請求項8〜11のいずれか一つに記載の方法。
【請求項13】 基体を含む海中の構造体を、天然または人工の海盆の側面間に保持する、請求項8〜11のいずれか一つに記載の方法。
【請求項14】 海洋医薬物質がエクテイナシジン化合物である、請求項1又は4〜13のいずれか一つに記載の方法。
【請求項15】 海洋医薬物質を抽出するための着生海洋生物の培養用装置であって、支持フレームおよび浮き構造体、付着ガイド、付着ガイドに固定するための基体、固定および投錨システム、ならびに任意に、光よけを備えている、上記培養用装置。
【請求項16】 海洋医薬物質を抽出するための着生海洋生物を基体上で増殖させるための装置であって、垂直に伸びている基体配列および任意に、基体上に入射する光を減少させる光よけを包含し、上記基体配列はそれぞれ、投錨システムまたは係留システムを備えた支持浮きフレームに確保され、またこの枠により支持されている水平付着ガイド配列のそれぞれ一つに結合されている、上記増殖用装置。
【請求項17】 海洋医薬物質を抽出するための着生海洋生物を基体上で増殖させるための装置であって、投錨システムまたは係留システムを備えた支持浮きシステムに確保されている付着および成長構造体を形成している基体配列を包含する、上記増殖用装置。
【請求項18】 海洋医薬物質がエクテイナシジン化合物である、請求項15〜17のいずれか一つに記載の装置。
【請求項19】 海洋医薬物質を抽出するための、エクテイナシジア タルビナータ(Ecteinascidia turbinata)である着生海洋生物の養殖方法であって、海水中に複数の基体様物質を配置し、エクテイナシジア タルビナータ生物を基体に接種し、これらの生物を複数の基体上で増殖させ、次いで増殖した生物を採集することを包含する、上記養殖方法。
【請求項20】 前記基体の接種が、前記エクテイナシジア タルビナータ生物の幼生を前記基体に接触させることにより行われる、請求項19に記載の方法。
【請求項21】 前記基体の接種が、前記エクテイナシジア タルビナータ生物を前記基体に移植することにより行われる、請求項19に記載の方法。
【請求項22】 前記基体の接種が、前記エクテイナシジア タルビナータ生物のコロニーの断片を前記基体に移植することにより行われる、請求項21に記載の方法。
【請求項1】 着生海洋生物からの抽出による海洋医薬物質の製造方法であって、海水中に複数の基体様物質を配置し、これら複数の基体上で着生海洋生物を増殖させ、増殖した生物を採集し、次いで採集した生物から医薬物質を抽出することを包含する、上記製造方法。
【請求項2】 海洋生物が、エクテイナシジア タルビナータ(Ecteinascidia turbinata)であり、および海洋医薬物質が、エクテイナシジン化合物である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】 海洋生物が、アプリジウム アルビカンス(Aplidium albicans)であり、および海洋医薬物質が、ジデムニン化合物である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】 海洋医薬物質を抽出するための着生海洋生物の養殖方法であって、海水中に複数の基体様物質を配置し、着生海洋生物のコロニイからの幼生を基体に接種し、これらの生物を複数の基体上で増殖させ、次いで増殖した生物を採集することを包含する、上記養殖方法。
【請求項5】 基体を、コロニイに隣接して配置する、請求項4に記載の方法。
【請求項6】 基体を備えた支持体を包含する少なくとも1個の採集器を、コロニイに隣接して配置し、幼生を採集する、請求項4に記載の方法。
【請求項7】 採集器を、別の場所に移し、生物を増殖させる、請求項6に記載の方法。
【請求項8】 海洋医薬物質を抽出するための着生海洋生物の養殖方法であって、海水中に複数の基体様物質を配置し、着生海洋生物を基体上に移植し、これらの生物を複数の基体上で増殖させ、次いで増殖した生物を採集することを包含する、上記養殖方法。
【請求項9】 個々の生物を基体上に移植する、請求項8に記載の方法。
【請求項10】 生物の断片を、基体上に移植する、請求項8に記載の方法。
【請求項11】 基体が、生物を直接に固定するためのカゴ、ならびにケーブル、ロープ、メッシュ、ネット、棒、厚板およびケージを備えている、請求項8〜10のいずれ一つに記載の方法。
【請求項12】 基体を含む海中の構造体を、底部投錨デバイスと浮きデバイスとの間に保持する、請求項8〜11のいずれか一つに記載の方法。
【請求項13】 基体を含む海中の構造体を、天然または人工の海盆の側面間に保持する、請求項8〜11のいずれか一つに記載の方法。
【請求項14】 海洋医薬物質がエクテイナシジン化合物である、請求項1又は4〜13のいずれか一つに記載の方法。
【請求項15】 海洋医薬物質を抽出するための着生海洋生物の培養用装置であって、支持フレームおよび浮き構造体、付着ガイド、付着ガイドに固定するための基体、固定および投錨システム、ならびに任意に、光よけを備えている、上記培養用装置。
【請求項16】 海洋医薬物質を抽出するための着生海洋生物を基体上で増殖させるための装置であって、垂直に伸びている基体配列および任意に、基体上に入射する光を減少させる光よけを包含し、上記基体配列はそれぞれ、投錨システムまたは係留システムを備えた支持浮きフレームに確保され、またこの枠により支持されている水平付着ガイド配列のそれぞれ一つに結合されている、上記増殖用装置。
【請求項17】 海洋医薬物質を抽出するための着生海洋生物を基体上で増殖させるための装置であって、投錨システムまたは係留システムを備えた支持浮きシステムに確保されている付着および成長構造体を形成している基体配列を包含する、上記増殖用装置。
【請求項18】 海洋医薬物質がエクテイナシジン化合物である、請求項15〜17のいずれか一つに記載の装置。
【請求項19】 海洋医薬物質を抽出するための、エクテイナシジア タルビナータ(Ecteinascidia turbinata)である着生海洋生物の養殖方法であって、海水中に複数の基体様物質を配置し、エクテイナシジア タルビナータ生物を基体に接種し、これらの生物を複数の基体上で増殖させ、次いで増殖した生物を採集することを包含する、上記養殖方法。
【請求項20】 前記基体の接種が、前記エクテイナシジア タルビナータ生物の幼生を前記基体に接触させることにより行われる、請求項19に記載の方法。
【請求項21】 前記基体の接種が、前記エクテイナシジア タルビナータ生物を前記基体に移植することにより行われる、請求項19に記載の方法。
【請求項22】 前記基体の接種が、前記エクテイナシジア タルビナータ生物のコロニーの断片を前記基体に移植することにより行われる、請求項21に記載の方法。
発明の概要
本発明は、複数の同種の基質(基体)を海水中に配置し、生物を複数の基質(基体)上で成長させ、成長した生物を採取して、採取した生物から薬剤を抽出することにより、付着性海洋生物からの抽出による海洋薬剤の生成方法を提供するものである。
本発明は、複数の同種の基質(基体)を海水中に配置し、生物を複数の基質(基体)上で成長させ、成長した生物を採取して、採取した生物から薬剤を抽出することにより、付着性海洋生物からの抽出による海洋薬剤の生成方法を提供するものである。
本発明によればまた、投錨システムまたは係留システムに備わっている支持浮きシステムに固定された付着及び成長構造体を形成する複数の列の基質(基体)を含む基体上で、付着性海洋生物を成長させるための装置も提供される。
付着および生育(成長)構造体
(1) 無毒性プラスチックまたは腐蝕耐性金属、木材、または合成物質のような海水と相容性の物質から製造したロープ、ケーブル、メッシュ、ネット、ロッド、プランク、ストリップ、バー、フィレット、スチック、ケージ、またはバスケットの基体は投錨システムに取り付けることにより保持される。
(2) 砂の沿岸区域の底に平行の海水耐性ロープまたはストリップの平行ラインはしっかりセットした投錨支持体間に延びている。
(3) バスケット、ケージまたは孔を開けた箱上のロープ、ケーブルまたはチェーンの支持体ラインは間隔を置いて配置する。バスケット、ケージまたは孔を開けた箱は尾索類のコロニーまたは他の生物の種子断片を捕集するために閉鎖できる。
隣接するロッドまたはメッシュまたはネットのケーブル間の自由空間または孔は水を自由に通し、尾索類移植の付着および生育に対する空間である。バスケットまたは箱の孔は水を自由に通すことができ、しかし初めの種苗移植を含有する。
(1) 無毒性プラスチックまたは腐蝕耐性金属、木材、または合成物質のような海水と相容性の物質から製造したロープ、ケーブル、メッシュ、ネット、ロッド、プランク、ストリップ、バー、フィレット、スチック、ケージ、またはバスケットの基体は投錨システムに取り付けることにより保持される。
(2) 砂の沿岸区域の底に平行の海水耐性ロープまたはストリップの平行ラインはしっかりセットした投錨支持体間に延びている。
(3) バスケット、ケージまたは孔を開けた箱上のロープ、ケーブルまたはチェーンの支持体ラインは間隔を置いて配置する。バスケット、ケージまたは孔を開けた箱は尾索類のコロニーまたは他の生物の種子断片を捕集するために閉鎖できる。
隣接するロッドまたはメッシュまたはネットのケーブル間の自由空間または孔は水を自由に通し、尾索類移植の付着および生育に対する空間である。バスケットまたは箱の孔は水を自由に通すことができ、しかし初めの種苗移植を含有する。
支持体システム
付着および生育に使用する網細工(メッシュワーク)が十分な硬さである場合、底に横たわる重量物または培養タンクの側面に対する付加的投錨は支持体に対し十分である。海中培養におけるような、必要な場合、投錨システムは底に横たわる重量物と海の表面の高浮揚性フロート(浮き)間で引張るように仕組まれたロープ、ロッドまたはケーブルにより供される。海の表面に垂直に沈み、伸びた全体デバイスの維持は支持体構造の各端部の投錨ロッド、ロープ、ケーブルまたはチェーンに取付けることにより確保される。網細工(メッシュワーク)または網目が使用される場合、付加的の一層小さいフロート(浮き)またはブイはメッシュの上部側面で規則正しい間隔で使用していつも広げ、引張って保持する。規則的間隔を置いた底部重量部に対し間隔をあけた付加的投錨は付加的フロート(浮き)およびブイと反対に使用する。別法では、溝またはタンクが使用される場合、全体の支持体システムは金属、木材またはプラスチックの固い支持体フレームを使用することにより溝の側面またはタンクの壁に固定できる。バスケット、孔あき箱またはケージを使用する場合、支持体フレームは海底に、または生育タンクにしっかり付着した投錨ロッド間に引張られたロープ、ケーブルまたはチェーンの1つまたは2つの長いラインから成ることができる。
付着および生育に使用する網細工(メッシュワーク)が十分な硬さである場合、底に横たわる重量物または培養タンクの側面に対する付加的投錨は支持体に対し十分である。海中培養におけるような、必要な場合、投錨システムは底に横たわる重量物と海の表面の高浮揚性フロート(浮き)間で引張るように仕組まれたロープ、ロッドまたはケーブルにより供される。海の表面に垂直に沈み、伸びた全体デバイスの維持は支持体構造の各端部の投錨ロッド、ロープ、ケーブルまたはチェーンに取付けることにより確保される。網細工(メッシュワーク)または網目が使用される場合、付加的の一層小さいフロート(浮き)またはブイはメッシュの上部側面で規則正しい間隔で使用していつも広げ、引張って保持する。規則的間隔を置いた底部重量部に対し間隔をあけた付加的投錨は付加的フロート(浮き)およびブイと反対に使用する。別法では、溝またはタンクが使用される場合、全体の支持体システムは金属、木材またはプラスチックの固い支持体フレームを使用することにより溝の側面またはタンクの壁に固定できる。バスケット、孔あき箱またはケージを使用する場合、支持体フレームは海底に、または生育タンクにしっかり付着した投錨ロッド間に引張られたロープ、ケーブルまたはチェーンの1つまたは2つの長いラインから成ることができる。
好ましい態様では、高密度ポリエチレンのようなロープまたは他の物質のメッシュまたは厚いネットは付着および生育に対し使用され、その孔または空間は約2〜20mmである。このメッシュまたはネットは重い投錨重量物およびブイ間に張ったケーブルから成る投錨−固定システムにより集められ、広げて保持される。高浮揚力(適当には20〜50kg揚力)空気ブイは各ケーブルの1端に取付け、一方海の表面に本質的に垂直に全体構造を置くように他端は底の重量物(ブイの揚力より正味(tared)重い)に固定する。全体の付着網細工(メッシュワーク)は延びる滞留を確保する投錨システムに固着し、潮流により培養帯から流出しない。
無柄(着生)の海洋生物、特にE. Turbinataのような尾索類生物を天然コロニーに接近し、または離れた位置で播種し、生育させるのに有用なデバイスも供される。このデバイスは支持−浮揚(浮き)フレーム内で付着および生育構造体から本質的に成る。これはいかり−固定システムにより保持され、それに付加する遮光器(光よけ)を有することができる。
生育デバイスは本質的に、
支持体フレームおよび浮揚(浮き)構造、
付着ガイド
固定および投錨システム、および
通常、遮光器(光よけ)
から成る。
無柄(着生)海洋生物を基体に生育させるデバイスは投錨システムまたは係留システムを供された支持体浮揚(浮き)フレームにより固定され、支持される水平付着ガイドの配列の各1つに付着した垂直に延びる基質(基体)の配列を含み、場合により基質(基体)に投射する光を低減する遮光器(光よけ)を有する。
支持体フレームおよび浮揚(浮き)構造、
付着ガイド
固定および投錨システム、および
通常、遮光器(光よけ)
から成る。
無柄(着生)海洋生物を基体に生育させるデバイスは投錨システムまたは係留システムを供された支持体浮揚(浮き)フレームにより固定され、支持される水平付着ガイドの配列の各1つに付着した垂直に延びる基質(基体)の配列を含み、場合により基質(基体)に投射する光を低減する遮光器(光よけ)を有する。
支持フレームおよび浮揚(浮き)構造
この構造は付着ロッドを支える内部ペリメータ(内周)支持体、およびタンクの壁に全体構造を付着させ、または公海適用の為の浮揚(浮き)−投錨システムを供する外部ペリメータ(外周)から本質的に成る。双方のペリメータはそれから生育ロッドを支持できるだけの固さにするために、スクリューまたは他の要素を使用してしっかり相互に結合した1セットの木材またはプラスチックロッドにより形成される。内部フレームペリメータは外部のものと同じ平面に集められてもよいし、または浮揚(浮き)システムの配置および他の特別の培養要件により、外部フレームは表面に留まり、一方内部フレームは水中に沈むようにより低い平面に保持することができる。
この構造は付着ロッドを支える内部ペリメータ(内周)支持体、およびタンクの壁に全体構造を付着させ、または公海適用の為の浮揚(浮き)−投錨システムを供する外部ペリメータ(外周)から本質的に成る。双方のペリメータはそれから生育ロッドを支持できるだけの固さにするために、スクリューまたは他の要素を使用してしっかり相互に結合した1セットの木材またはプラスチックロッドにより形成される。内部フレームペリメータは外部のものと同じ平面に集められてもよいし、または浮揚(浮き)システムの配置および他の特別の培養要件により、外部フレームは表面に留まり、一方内部フレームは水中に沈むようにより低い平面に保持することができる。
付着ガイド
支持体フレームの内部部分は「付着ガイド」に対し固定として働き、ジュート、木材、腐蝕耐性金属または合成物質のような海水と相容性の物質の数個の平行ロッド、ストリップ、フィレットまたはロープである。これらの「付着ガイド」はフックまたは同様の固定具によりフレームに結合するので、各端部はフレームから容易に分離でき、水平の平行配列を形成し、支持フレームの内部部分により水の表面近くに沈む。
支持体フレームの内部部分は「付着ガイド」に対し固定として働き、ジュート、木材、腐蝕耐性金属または合成物質のような海水と相容性の物質の数個の平行ロッド、ストリップ、フィレットまたはロープである。これらの「付着ガイド」はフックまたは同様の固定具によりフレームに結合するので、各端部はフレームから容易に分離でき、水平の平行配列を形成し、支持フレームの内部部分により水の表面近くに沈む。
固定および投錨システム
海水培養適用では、全体の装置は水の表面に水平に浮くようにセットされる。これはフレーム構造の外部ペリメータ(外周)区域に低い平均密度構造を結合させることにより達成できる。この場合、全体の付着フレームは水の表面に浮揚するが、潮流により培養帯から流出しないようにロープ、チェーンまたはケーブルにより底に横たわる重量物に投錨する。
海水培養適用では、全体の装置は水の表面に水平に浮くようにセットされる。これはフレーム構造の外部ペリメータ(外周)区域に低い平均密度構造を結合させることにより達成できる。この場合、全体の付着フレームは水の表面に浮揚するが、潮流により培養帯から流出しないようにロープ、チェーンまたはケーブルにより底に横たわる重量物に投錨する。
シェード(光よけ)
被覆材(covering material)を用いて、強い日光に暴露される領域の付着・ロッドの直接上方の水面上の全光入射を減ずることができる。本発明の好ましい実施態様では、成長する培養物(growing culture)に上方からアクセスするためにシェード(光よけ)の容易な除去を可能にするやり方で、ある長さの丈夫なクロス又は緻密なメッシュを各端部において木製ロッド又はプラスチック・ロッド(シェード・ロッド)に取り付けて用いる。
被覆材(covering material)を用いて、強い日光に暴露される領域の付着・ロッドの直接上方の水面上の全光入射を減ずることができる。本発明の好ましい実施態様では、成長する培養物(growing culture)に上方からアクセスするためにシェード(光よけ)の容易な除去を可能にするやり方で、ある長さの丈夫なクロス又は緻密なメッシュを各端部において木製ロッド又はプラスチック・ロッド(シェード・ロッド)に取り付けて用いる。
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GBGB9905021.3A GB9905021D0 (en) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | Method and devices for culture of tunicates (Mediterrarean coastal regions) |
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