JP2004506283A - Comオートマーシャラーによるデータ変換によりデータ網を介してデータを伝送するためのシステムおよび方法 - Google Patents
Comオートマーシャラーによるデータ変換によりデータ網を介してデータを伝送するためのシステムおよび方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】インターネットにおいて不可視のクライアントから開始してファイアーウォールさえも越えて、インターネット経由の双方向データ接続を確立する。
【解決手段】第1の伝送チャネル(6a、7a、8a)を確立するための第1の接続要求がクライアント(1)からデータ接続(6、7、8)を介してサーバ(4)に送られる。これに対するサーバの応答は、第2の伝送チャネル(6b、7b、8b)を介して行われる。データ接続(6、7、8)の時間的に無制限の有効期間は、データ接続の維持のために、たとえば有効データの非存在の際も擬似データが伝送されることにより、確保される。クライアント(1)とサーバ(4)の間の通信チェインの中に介在するCOMオートマーシャラーが備えられる。
【選択図】図1
【解決手段】第1の伝送チャネル(6a、7a、8a)を確立するための第1の接続要求がクライアント(1)からデータ接続(6、7、8)を介してサーバ(4)に送られる。これに対するサーバの応答は、第2の伝送チャネル(6b、7b、8b)を介して行われる。データ接続(6、7、8)の時間的に無制限の有効期間は、データ接続の維持のために、たとえば有効データの非存在の際も擬似データが伝送されることにより、確保される。クライアント(1)とサーバ(4)の間の通信チェインの中に介在するCOMオートマーシャラーが備えられる。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、非同期データ接続によりデータ網、特にインターネットを介してデータを伝送するためのシステムおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
データ網により、このデータ網にアクセスする任意のコンピュータ、いわゆるクライアントから、サーバへのデータ接続を構築することが可能である。これは、特にインターネットとも呼ばれるワールドワイドウェブ(WWW)に対して当てはまる。以下において用いられる概念、ウェブサーバないしインターネットサーバまたはウェブクライアントないしインターネットクライアントは、特別なデータ網であるインターネットへの対応関係を明瞭にするために用いられており、すべての可能なデータ網に対して用いられる概念であるクライアントないしサーバという意味とは機能的に異なる。
【0003】
インターネットにおいては、いわゆるウェブサーバまたはインターネットサーバへのデータ接続が構築される。インターネットサーバへのアクセスは、たとえば公知のインターネットブラウザ、たとえばマイクロソフト社のインターネットエクスプローラまたはネットスケープ社のネットスケープコミュニケータにより行われる。いわゆるウェブクライアントまたはインターネットクライアントからのデータ接続の構築の際、インターネットサーバへの問合せ、いわゆるリクエストは、いわゆるURLアドレスの入力と送信により送出される。データ接続の確立の際、呼ばれたインターネットサーバは、ウェブページとも言われるいわゆるHTMLページ(HTML=Hyper Text Markup Language)により応答する。いわゆるウェブクライアントは、トランスポートプロトコルによりウェブサーバと通信する。したがって、ウェブクライアントとウェブサーバとの間の各接続は、問合せプロトコル、いわゆるリクエストプロトコルと、それへの反応である回答プロトコル、いわゆる応答プロトコルに基づいている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、この発明の課題は、データ網、特にインターネットを介してデータを伝送するためのシステムおよび方法を提供することにあり、詳細には、データ網、特にインターネットにより結合された2つのデータ処理装置の間でも、データ保護装置、特にファイアウォールの背後においても、時間に依存しない双方向の特に任意のComインターフェースのようなデータの伝送が可能なシステムおよび方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題は、請求項1ないし15に記載されたような構成要件を有する方法ないしシステムにより解決される。
【0006】
以下に、解決されるべき技術的問題を詳細に述べる。COM(=Component Object Modelling)の世界では、コールバックは中心的役割を演じる。その際、クライアントはサーバにジョブを伝え、同時にサーバにいわゆるコールバックインターフェースを提供する。このコールバックインターフェースを介して、サーバは中間報告(進行情報)等を、またはジョブの完了をも、クライアントに非同期に復報することができ、したがってクライアントはそれを待つ必要がない(またはそれを問合せる必要もない=ポーリング)。(図3のb参照)。インターネットにおいては、通信はリクエスト−レスポンス法により進行する。すなわち、クライアントがリクエストを出し、これは応答により返答される(ファンクションコールと比較され得る)。(図3のa参照)。したがって、非同期コールバックはインターネットを介しては不可能である。HTTPプロトコルの非公式な拡張は、構築されたファイアウォールによって誤使用と認識され、拒絶されるであろう。
【0007】
今までこの問題が生じた場合は、ポーリングに頼らねばならなかった。すなわち、クライアントは規則的な間隔でサーバに新しいデータを要求する。
【0008】
この発明の対象においては、「双方向HTTP通信」の利用によって、COMオートマーシャラーが生成される。これは、DCOMにおけるように、クライアントとサーバの間の通信チェインの中に介在する。オートマーシャラーは、実行されるべきコールを解釈し、そのコールに関連するデータを上記通信の助けを借りてサーバに伝送し、サーバは本来のコールを実行する。作成された通信チャネルを通して、コールバックインターフェース(より正確にはクライアント側に存在するコールバックインターフェースへのサーバからのコール)も透過的に伝送され得る(図4参照)。
【0009】
特別な利点は、オートマーシャラーと双方向HTTP通信との結合により、任意のCOMインターフェースがインターネットを介して交換することが可能になることである。HTTP通信によっては、従来は特別なインターフェースを伝送することのみが可能であったが、そのためには特別なプロキシー・スタブコードが記述されなければならなかった。
【0010】
特性に応じて、オートマーシャラーは、オートメーション・インターフェースのみまたはカスタム・インターフェースのみ、またはこの両者をサポートし得る。
【0011】
インターネットを介するデータ伝送ないし双方向HTTP通信においては、まず第1にHTTPトランスポートプロトコルが考えられるが、しかしもちろん他の(インターネット)トランスポートプロトコル、たとえばFTPも考え得るしかつ可能であり、これらはやはりこの発明の構成要素でもある。インターネットにおけるHTTPプロトコルの有効な使用に対する統制は、ファイアウォールにおいて存在する。明確に確認されるべきことは、この発明の中心的な利点は、ファイアウォール境界を越えて双方向に通信することの可能性にあるということである。しかしながらもちろん、イントラネットもこの発明のスコープ内にある。
【0012】
この発明は、インターネット中において不可視のクライアントへの真の「アクティブな」データ接続は、インターネットにおいては不可能であり、インターネットに接続された任意のクライアントとインターネット中において可視の任意の各サーバとの間のデータ接続のみが可能である、という知識に基づいている。この欠点は、驚くほど簡単なやり方で、まずクライアントから自動化システムのインターネットサーバへの第1の伝送チャネルが確立されることにより解消される。このために、双方向のデータ接続の作成後には自動化システムの完全な操作−監視システムとして用いられ得るクライアントから、第1の接続要求が自動化システムのインターネットサーバに送られる。インターネットサーバは、この接続要求に応答し、このデータ接続を永続的に開いておくために、このインターネットサーバは、たとえば有効データが存在しない場合にも、擬似データをクライアントに伝送し、ないしは有効データの伝送がなお意図されていることをクライアントに伝える情報をクライアントに送る。その際、擬似データは、データ接続の維持の目的のために、サーバにより自動的に生成され、クライアントに送られる。これにより、永続的に開かされたデータ接続がインストールされ、これを介してインターネットサーバおよび自動化装置は、いつでもかつクライアントのアクションに依存せずに、非同期データをクライアント、したがってB&Bシステムに送信し得る。
【0013】
これとは無関係にかつ平行して通常のように、クライアントがそれぞれ新しいリクエストをインターネットサーバに送り、インターネットサーバはそれに応じた応答を返すことによって、クライアントおよびインターネットサーバは、インターネットで相互に通信することができる。
【0014】
したがって、システムは相互に依存せずにデータ接続することができ、これによりクライアントもB&Bシステムも、自動化システムと同様に自ら相互に通信することが可能である。クライアントとサーバの間で、換言すれば操作−監視システムと自動化システムとの間で、特にサーバからクライアントへのデータ伝送を可能にする機能的な双方向のデータ接続が確保される。なぜならば、サーバは常に永続的に開かれた伝送チャネルを介してクライアントと接続されており、したがって時間的に相互に無関係な双方向データ伝送がクライアントとサーバの間の両方向において可能であるからである。かかるデータ接続は、クライアントが、インターネットにより接続された任意の各々のコンピュータからアクティブ化され得る操作−監視システムとして機能し得るような、特に自動化システムの操作および監視のために適している。したがって、伝統的なインターネットデータ接続とは異なり、クライアントにおいて、インターネット中において可視であることまたはいわゆるウェブサーバ(IIS=Internet Information server)をインストールしてあることの必然性を要求されない非同期のデータ伝送方法が得られる。これにより、世界の任意の各々の場所から、データ保護装置、特にファイアウォールの前または後ろにおいて、サーバへの双方向接続を構築することが可能である。データ接続はクライアントから、すなわちB&Bシステムからアクティブ化されるので、サーバは自らアクティブにクライアントへのデータ接続を構築する必要はない。それだけでなく、クライアントの構成の変更も必要ない。
【0015】
データ接続の永続的な維持は、少なくとも1つの伝送チャネルの獲得のために有効データの不存在の際も擬似データが伝送されることにより、確保される。
【0016】
【発明の実施の形態】
この発明の特に有利な構成によれば、擬似データはサーバからクライアントに送信されることを特徴とする。その際、データ接続を開いておくために、有効データの不存在の際25〜35秒毎に擬似データがサーバからクライアントに伝送されると特に有利であることが分かった。
【0017】
この発明の別の有利な構成によれば、特にサーバとクライアントの間の伝送チャネルの永続的なデータ接続を維持するために、サーバはクライアントに、データの伝送が意図されていることをクライアントに伝える情報を送る。
【0018】
この発明の別の有利な構成によれば、データ接続、特にサーバとクライアント間で所定の量までのデータ量が伝送される伝送チャネルの永続的な維持のために、サーバから所定のデータ量に達する前に、新しい接続要求の要請がクライアントに送られ、続いてクライアントから少なくとも1つの新しい伝送チャネルの構築のための接続要求がサーバに送られれる。伝送チャネルを介して伝送されるべきデータ量に対しては、15〜25MBの量が極めて有利であることがわかった。なぜならば、これはファイアウォールコンピュータを越える通信のためにシステムのパフォーマンスないし応答時間を著しく改善し、したがって費用対効果比において最良の効果が得られるからである。
【0019】
この発明の別の有利な構成によれば、データ伝送の制御のために、トランスポートプロトコル、特にインターネットトランスポートプロトコルが利用される。その際、ハイパーテキストトランスポートプロトコル(HTTP)がトランスポートプロトコルとして特に有利であることがわかった。なぜならば、これの利用は著しく簡単であり、導入費用が極めてわずかですむからである。
【0020】
この発明の特に有利な応用は、既存のインフラストラクチャ、特に双方向データ伝送のためのインターネットインフラストラクチャを利用して、たとえば少なくとも1つのデータ網、特にインターネットを介する自動化システムの操作および監視のための方法に適用することにある。なぜならば、それによりたとえばリモート診断が極めて簡単に実現可能であり、これにより、生じた障害の分析と連続稼動中にそれを除去することが、たとえば自動化装置により、相互に空間的に遠く離れた個所において好ましい費用により実行され得るからである。
【0021】
この発明の別の有利な構成によれば、クライアントはインターネット中において可視である必要がない、ないしはインターネットインフォメーションサーバ(IIS)がインストールされる必要がないことを特徴とする。
【0022】
自動化技術と通信技術との結合は、クライアントの操作−監視システムが、分散オブジェクト、特にDCOMオブジェクトとしての少なくとも1つの伝送チャネルの準備を開始し、自動化システムへの接続構築がDCOMサーバを介して行われることにより簡単に構成される。
【0023】
【実施例】
この発明を図示された実施例により説明する。
【0024】
図1は、操作および監視のためのインターネット接続を有する自動化システムの実施例のブロック図である。
【0025】
図2は、クライアントと自動化システムの間の可能な有効データ通信に対する概略的な時間的表示である。
【0026】
図3は、HTTPリクエスト−レスポンスモデルに対する概略原理図(a)と、COMコールバック−シナリオに対する概略原理図(b)である。
【0027】
図4は、インターネットを介して接続可能な2つのデータ網に対する原理図である。
【0028】
図1は、たとえばメモリプログラム可能な制御装置(SPS)、数値制御装置(NC)および/または駆動装置(ドライブ)を有する自動化システム5の操作および監視のためのシステムの実施例を示す。システムは、操作−監視システム1(B&Bクライアント)を有し、これは内部データ網6、たとえばイーサネット(登録商標)を介してファイアウォールコンピュータ2と結合されている。以下において短くB&Bシステム1とも呼ばれる操作−監視システム1には、インターネットでは認識されないローカルなインターネットアドレスが対応付けられる。図1においては、線9aによりファイアウォールコンピュータ2のファイアウォールが象徴的に示されており、これはファイアウォールサーバ2の内部通信網31(=イントラネット31)を取り囲んでいる。符号10により、ワールドワイドなデータ通信網であるインターネットが示されている。ファイアウォールコンピュータ2は、接続線7、たとえばISDNを介してインターネット10に接続可能である。自動化システム5は、自動化システム5に対するB&Bサーバとして働くたとえばインターネットアドレスdcomserver.khe.siemens.de/を有するインターネットサーバ4、接続線8およびそれぞれ1つの第2のファイアウォールコンピュータ3を介して、インターネット10と接続可能である。第2のファイアウォール9bは、ファイアウォールコンピュータ3に対応付けられているイントラネット32を取り囲んでいる。ファイアウォールコンピュータ3は、たとえばインターネットアドレスkhe.siemens.deによりインターネット10において可視である。
【0029】
クライアント1およびサーバ4の間の接続6、7、8は、クライアント1とサーバ4の間の通信におけるそれぞれの送信方向とその逆方向をわかりやすく図示および説明するために、図1においては2つの部分チャネルの形態で示されている。これらの部分チャネルは、クライアント1からサーバ4への通信方向を象徴する第1の伝送チャネル6a、7a、8aと、サーバ4からクライアント1への通信方向を象徴する第1の伝送チャネル6b、7b、8bとを含む。物理的には、示されている両部分チャネルは、単一の伝送チャネル、すなわちクライアント1によるサーバ4への問合せに対するサーバ4の応答に対して同一の物理的伝送チャネルが使用される。
【0030】
以下においては、クライアント1とB&Bサーバ4の間の接続構築により、たとえば時間的に相互に依存しないクライアント1とB&Bサーバ4の間のインターネット10を介する双方向の送信および受信接続の構築が説明される。このために、インターネット10内で自分が可視であることを必要としない、すなわち固有の有効なインターネットアドレスを持たないクライアント1のアクションに依存せずに、B&Bサーバ4がクライアント1にデータを送ることを可能にする方法が導入される。
【0031】
このために、クライアント1は、第1の問合せ、いわゆるリクエストをインターネット10経由で第1の伝送チャネル6a、7a、8aを介してB&Bサーバ4に送り、これに対してB&Bサーバ4は第2の伝送チャネル6b、7b、8bを介して応答、いわゆるレスポンスにより応じる。応答の時間的な中断、したがってデータ接続6,7、8の切断を回避するために、応答の期間は「無限に」長く延ばされる。このため、システムには、たとえばまだ後続のデータが送られるべきである、ということが伝えられるべきである。これにより、永続的な開かれたデータ接続6、7、8が生じ、これを介してB&Bサーバ4、したがって自動化システム5は、いつでもかつクライアント1のアクションに依存せずに、非同期データをクライアント1、したがってB&Bシステム1に送ることができる。データ接続6、7、8を永続的に開いておくために、たとえば擬似データを規則正しい間隔で分布して25〜35秒毎にサーバ4からクライアント1に送ることも可能である。
【0032】
クライアント1とB&Bサーバ4の間の永続的な開かれたデータ接続6、7、8とは無関係に、さらに、インターネット10を介する通常の通信が行われる。すなわち、クライアント1はリクエストを新しい伝送チャネルを介してB&Bサーバ4に送り、B&Bサーバ4はこのリクエストに対して、この伝送チャネルを介して相応するレスポンスにより応答する。データの正常な伝送後、新しい伝送チャネルは再び閉じられる。したがって、クライアント1およびB&B&サーバ4は、時間的に相互に無関係に、双方向にデータを送り、受取る。
【0033】
データ伝送を制御するために、トランスポートプロトコル、特にインターネットトランスポートプロトコルが導入される。これに加えて、ハイパーテキストトランスポートプロトコル(HTTP)がトランスポートプロトコルとして利用されると有利である。
【0034】
図2は、クライアント1と、たとえばメモリプログラム可能な制御装置SPSとして示された自動化装置5が接続されたB&Bサーバ4との間の永続的な開かれたデータ接続6、7、8の確立26の時間的な経過を示すものである。この表示は、UML記法(Unified Modelling Lnaguage)により表されている。さらに図2は、データ接続の確立後クライアント1およびB&Bサーバ4により時間的に相互に無関係に開始され得る双方向通信を示している。データ接続の確立のための時間的な経過は、次のとおりである。クライアント1はリクエスト11をサーバ4に送り、サーバ4はこれに対して応答12で返し、その際このデータ接続は破棄されない。これに対してクライアント1に、たとえばまだ後続のデータが送られるべきことが伝えられ、それによりこのデータ接続は永続的に開かれたままに維持される。データ接続を永続的に開かれたままに維持するために、有効データが送られ得ない場合に、たとえば擬似データを規則的な時間間隔で、特に25〜35秒毎にサーバ4からクライアント1に送ることも可能である。
【0035】
これにより、サーバ4およびサーバ4と結合された自動化装置5は、任意の時点において、クライアント1に依存せずにデータをクライアント1に送ることができる。サーバ4のレスポンス12の後、クライアント1は新しいリクエスト13をサーバ4に送る。このために新しいデータ接続が構築される。サーバ4は、再びレスポンス14により応答する(=同期特性)。このデータ接続はデータ伝送が行われた後再び閉じられる。必要な場合には、クライアント1はサーバ4を介してたとえばリクエスト15を送り、これは問合せ28としてSPS(5)に伝送される。SPSは、応答29をサーバ4に返し、サーバ4はこれをレスポンス17としてクライアント1に伝送する(=同期特性)。このデータ接続はデータ伝送が行われた後やはり再び閉じられる。
【0036】
これとは無関係にかつ並行して、あらかじめクライアント1が問合せを発すること無しに、サーバ4はクライアント1に永続的な開かれたデータ接続12を介してメッセージ、たとえばSPSにおける事象30への反応を伝える(=非同期コールバック16)。これは、「通常の」HTTP接続においては不可能であろう。この非同期コールバック16は、特に時間的にリクエスト15とまだ行われていないレスポンス17との間にも可能である。
【0037】
したがって、全体として、両サイドから開始可能でかつ時間的に相互に依存しない有効データ通信27がインターネットを介して両方向において実現され得る。これにより、インターネットの既存の通信路を、自動化技術の領域においても、操作および監視目的に対する通常のやり方でHMI(Human Machine Interface)インターフェースとして利用することが可能になる。有利な応用として、たとえばSiemens社の操作−監視システムWinCCは、考慮に値するものである。この発明によるシステムおよび方法は、クライアント1からインターネットサーバ4へのDCOM要求の伝送を可能にする。その際特別なことは、クライアント1が「実の」すなわちインターネット中における可視のアドレスを有することなく、インターネットサーバ4がDCOM事象、いわゆるイベントをそのクライアント1に送ることができる方法が許容されていることである。したがって、クライアント1はインターネットにおいて可視である必要はない。クライアント1は、またインターネットインフォメーションサーバ(IIS)を備える必要もない。したがって、クライアント側では、付加的な費用は必要とされない。なぜならば、たとえばマイクロソフト社のインターネットエクスプローラまたはネットスケープ社のネットスケープコミュニケータはどこでも利用できるからである。したがって、たとえば警告の目的のための自動化システムとB&Bユーザの間のデータ交換のために、特別な解決策は必要ない。
【0038】
図3(a)は、HTTPリクエスト−レスポンスモデルに対する概略原理図を示す。HTTPレスポンスの送信後、データチャネルは閉じられ、サーバは(クライアントからの)新たなリクエストの受信後はじめて、クライアントにデータを送ることができる。
【0039】
図3(b)は、COMコールバック−シナリオに対する概略原理図である。COMは、COMサーバからCOMクライアントにデータを非同期に送る可能性を提供する。この技術はたとえばオートメーションの中で、警告を復報するために利用される。したがって、全体として、インターネットにおけるCOM通信のためのCOMオートマーシャラーが得られる。
【0040】
図4は、インターネットを介して接続可能な2つのデータ網に対する原理図である。クライアントマシン上のオートマーシャラープロキシーは、拡張されるべきCOMサーバのように振る舞い、すべてのコールを受け取る。これらのコールは、プロキシーにより、インターネットにおける双方向通信のために変換され、サーバに伝送される。この場合、COMクライアントは、LAN内のDCOMを経由してオートマーシャラープロキシーに接続されるいくつかのマシン上で動作する。サーバ側においては、オートマーシャラースタブがデータを受け取り、「実の」COMサーバにおいてコールを実行する。コールバックに対しては、同じやり方が利用され、これは双方向通信を介して両データ方向がいつでも可能である。すなわち、通信層の上部において、(COM)通信は、非同期通信プロトコルの上のもの(HTTP)であるけれども、対称的である。
【0041】
総括するに、この発明は、データ網特にインターネットを介してデータ、特に自動化システム5を操作および監視するためのデータを伝送するためのシステムおよび方法に関するものである。サーバ以外はインターネットにおいて可視ではないクライアント1からでもファイアウォールの背後において両方向インターネットを介する双方向の有効データ接続のために、クライアント1の第1のデータ処理装置から、特に操作−監視システム1から、データ接続6、7、8、特にインターネット接続を介して第1の伝送チャネル6a、7a、8aの構築のための第1の接続要求が、自動化装置5のB&Bサーバ4に送られるように構成された方法およびシステムが提案される。これに対する応答は、第2の伝送チャネル6b、7b、8bを介して行われる。データ接続6、7、8の時間的に無制限の有効期間は、データ接続6、7、8の維持のために、たとえば有効データの非存在の際も擬似データが伝送される、またはなお有効データの伝送が意図されていることをクライアント1に伝える情報がクライアント1に送信されることにより、確保される。これにより、永続的に開かれたデータ接続6、7、8が生じ、これを介してB&Bサーバ4したがって自動化システム5は、いつでもクライアント1のアクションに無関係に、非同期データをクライアント1したがってB&Bシステム1に送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】操作および監視のためのインターネット接続を有する自動化システムの実施例のブロック図。
【図2】クライアントと自動化システムの間の可能な有効データ通信に対する概略的な時間的表示。
【図3】HTTPリクエスト−レスポンスモデルに対する概略原理図(a)と、COMコールバック−シナリオに対する概略原理図(b)。
【図4】インターネットを介して接続可能な2つのデータ網に対する原理図。
【符号の説明】
1 クライアント
2、3 ファイアウォール
4 サーバ
5 自動化システム
6、7、8 データ接続
10 インターネット
31、32 イントラネット
【発明の属する技術分野】
この発明は、非同期データ接続によりデータ網、特にインターネットを介してデータを伝送するためのシステムおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
データ網により、このデータ網にアクセスする任意のコンピュータ、いわゆるクライアントから、サーバへのデータ接続を構築することが可能である。これは、特にインターネットとも呼ばれるワールドワイドウェブ(WWW)に対して当てはまる。以下において用いられる概念、ウェブサーバないしインターネットサーバまたはウェブクライアントないしインターネットクライアントは、特別なデータ網であるインターネットへの対応関係を明瞭にするために用いられており、すべての可能なデータ網に対して用いられる概念であるクライアントないしサーバという意味とは機能的に異なる。
【0003】
インターネットにおいては、いわゆるウェブサーバまたはインターネットサーバへのデータ接続が構築される。インターネットサーバへのアクセスは、たとえば公知のインターネットブラウザ、たとえばマイクロソフト社のインターネットエクスプローラまたはネットスケープ社のネットスケープコミュニケータにより行われる。いわゆるウェブクライアントまたはインターネットクライアントからのデータ接続の構築の際、インターネットサーバへの問合せ、いわゆるリクエストは、いわゆるURLアドレスの入力と送信により送出される。データ接続の確立の際、呼ばれたインターネットサーバは、ウェブページとも言われるいわゆるHTMLページ(HTML=Hyper Text Markup Language)により応答する。いわゆるウェブクライアントは、トランスポートプロトコルによりウェブサーバと通信する。したがって、ウェブクライアントとウェブサーバとの間の各接続は、問合せプロトコル、いわゆるリクエストプロトコルと、それへの反応である回答プロトコル、いわゆる応答プロトコルに基づいている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、この発明の課題は、データ網、特にインターネットを介してデータを伝送するためのシステムおよび方法を提供することにあり、詳細には、データ網、特にインターネットにより結合された2つのデータ処理装置の間でも、データ保護装置、特にファイアウォールの背後においても、時間に依存しない双方向の特に任意のComインターフェースのようなデータの伝送が可能なシステムおよび方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題は、請求項1ないし15に記載されたような構成要件を有する方法ないしシステムにより解決される。
【0006】
以下に、解決されるべき技術的問題を詳細に述べる。COM(=Component Object Modelling)の世界では、コールバックは中心的役割を演じる。その際、クライアントはサーバにジョブを伝え、同時にサーバにいわゆるコールバックインターフェースを提供する。このコールバックインターフェースを介して、サーバは中間報告(進行情報)等を、またはジョブの完了をも、クライアントに非同期に復報することができ、したがってクライアントはそれを待つ必要がない(またはそれを問合せる必要もない=ポーリング)。(図3のb参照)。インターネットにおいては、通信はリクエスト−レスポンス法により進行する。すなわち、クライアントがリクエストを出し、これは応答により返答される(ファンクションコールと比較され得る)。(図3のa参照)。したがって、非同期コールバックはインターネットを介しては不可能である。HTTPプロトコルの非公式な拡張は、構築されたファイアウォールによって誤使用と認識され、拒絶されるであろう。
【0007】
今までこの問題が生じた場合は、ポーリングに頼らねばならなかった。すなわち、クライアントは規則的な間隔でサーバに新しいデータを要求する。
【0008】
この発明の対象においては、「双方向HTTP通信」の利用によって、COMオートマーシャラーが生成される。これは、DCOMにおけるように、クライアントとサーバの間の通信チェインの中に介在する。オートマーシャラーは、実行されるべきコールを解釈し、そのコールに関連するデータを上記通信の助けを借りてサーバに伝送し、サーバは本来のコールを実行する。作成された通信チャネルを通して、コールバックインターフェース(より正確にはクライアント側に存在するコールバックインターフェースへのサーバからのコール)も透過的に伝送され得る(図4参照)。
【0009】
特別な利点は、オートマーシャラーと双方向HTTP通信との結合により、任意のCOMインターフェースがインターネットを介して交換することが可能になることである。HTTP通信によっては、従来は特別なインターフェースを伝送することのみが可能であったが、そのためには特別なプロキシー・スタブコードが記述されなければならなかった。
【0010】
特性に応じて、オートマーシャラーは、オートメーション・インターフェースのみまたはカスタム・インターフェースのみ、またはこの両者をサポートし得る。
【0011】
インターネットを介するデータ伝送ないし双方向HTTP通信においては、まず第1にHTTPトランスポートプロトコルが考えられるが、しかしもちろん他の(インターネット)トランスポートプロトコル、たとえばFTPも考え得るしかつ可能であり、これらはやはりこの発明の構成要素でもある。インターネットにおけるHTTPプロトコルの有効な使用に対する統制は、ファイアウォールにおいて存在する。明確に確認されるべきことは、この発明の中心的な利点は、ファイアウォール境界を越えて双方向に通信することの可能性にあるということである。しかしながらもちろん、イントラネットもこの発明のスコープ内にある。
【0012】
この発明は、インターネット中において不可視のクライアントへの真の「アクティブな」データ接続は、インターネットにおいては不可能であり、インターネットに接続された任意のクライアントとインターネット中において可視の任意の各サーバとの間のデータ接続のみが可能である、という知識に基づいている。この欠点は、驚くほど簡単なやり方で、まずクライアントから自動化システムのインターネットサーバへの第1の伝送チャネルが確立されることにより解消される。このために、双方向のデータ接続の作成後には自動化システムの完全な操作−監視システムとして用いられ得るクライアントから、第1の接続要求が自動化システムのインターネットサーバに送られる。インターネットサーバは、この接続要求に応答し、このデータ接続を永続的に開いておくために、このインターネットサーバは、たとえば有効データが存在しない場合にも、擬似データをクライアントに伝送し、ないしは有効データの伝送がなお意図されていることをクライアントに伝える情報をクライアントに送る。その際、擬似データは、データ接続の維持の目的のために、サーバにより自動的に生成され、クライアントに送られる。これにより、永続的に開かされたデータ接続がインストールされ、これを介してインターネットサーバおよび自動化装置は、いつでもかつクライアントのアクションに依存せずに、非同期データをクライアント、したがってB&Bシステムに送信し得る。
【0013】
これとは無関係にかつ平行して通常のように、クライアントがそれぞれ新しいリクエストをインターネットサーバに送り、インターネットサーバはそれに応じた応答を返すことによって、クライアントおよびインターネットサーバは、インターネットで相互に通信することができる。
【0014】
したがって、システムは相互に依存せずにデータ接続することができ、これによりクライアントもB&Bシステムも、自動化システムと同様に自ら相互に通信することが可能である。クライアントとサーバの間で、換言すれば操作−監視システムと自動化システムとの間で、特にサーバからクライアントへのデータ伝送を可能にする機能的な双方向のデータ接続が確保される。なぜならば、サーバは常に永続的に開かれた伝送チャネルを介してクライアントと接続されており、したがって時間的に相互に無関係な双方向データ伝送がクライアントとサーバの間の両方向において可能であるからである。かかるデータ接続は、クライアントが、インターネットにより接続された任意の各々のコンピュータからアクティブ化され得る操作−監視システムとして機能し得るような、特に自動化システムの操作および監視のために適している。したがって、伝統的なインターネットデータ接続とは異なり、クライアントにおいて、インターネット中において可視であることまたはいわゆるウェブサーバ(IIS=Internet Information server)をインストールしてあることの必然性を要求されない非同期のデータ伝送方法が得られる。これにより、世界の任意の各々の場所から、データ保護装置、特にファイアウォールの前または後ろにおいて、サーバへの双方向接続を構築することが可能である。データ接続はクライアントから、すなわちB&Bシステムからアクティブ化されるので、サーバは自らアクティブにクライアントへのデータ接続を構築する必要はない。それだけでなく、クライアントの構成の変更も必要ない。
【0015】
データ接続の永続的な維持は、少なくとも1つの伝送チャネルの獲得のために有効データの不存在の際も擬似データが伝送されることにより、確保される。
【0016】
【発明の実施の形態】
この発明の特に有利な構成によれば、擬似データはサーバからクライアントに送信されることを特徴とする。その際、データ接続を開いておくために、有効データの不存在の際25〜35秒毎に擬似データがサーバからクライアントに伝送されると特に有利であることが分かった。
【0017】
この発明の別の有利な構成によれば、特にサーバとクライアントの間の伝送チャネルの永続的なデータ接続を維持するために、サーバはクライアントに、データの伝送が意図されていることをクライアントに伝える情報を送る。
【0018】
この発明の別の有利な構成によれば、データ接続、特にサーバとクライアント間で所定の量までのデータ量が伝送される伝送チャネルの永続的な維持のために、サーバから所定のデータ量に達する前に、新しい接続要求の要請がクライアントに送られ、続いてクライアントから少なくとも1つの新しい伝送チャネルの構築のための接続要求がサーバに送られれる。伝送チャネルを介して伝送されるべきデータ量に対しては、15〜25MBの量が極めて有利であることがわかった。なぜならば、これはファイアウォールコンピュータを越える通信のためにシステムのパフォーマンスないし応答時間を著しく改善し、したがって費用対効果比において最良の効果が得られるからである。
【0019】
この発明の別の有利な構成によれば、データ伝送の制御のために、トランスポートプロトコル、特にインターネットトランスポートプロトコルが利用される。その際、ハイパーテキストトランスポートプロトコル(HTTP)がトランスポートプロトコルとして特に有利であることがわかった。なぜならば、これの利用は著しく簡単であり、導入費用が極めてわずかですむからである。
【0020】
この発明の特に有利な応用は、既存のインフラストラクチャ、特に双方向データ伝送のためのインターネットインフラストラクチャを利用して、たとえば少なくとも1つのデータ網、特にインターネットを介する自動化システムの操作および監視のための方法に適用することにある。なぜならば、それによりたとえばリモート診断が極めて簡単に実現可能であり、これにより、生じた障害の分析と連続稼動中にそれを除去することが、たとえば自動化装置により、相互に空間的に遠く離れた個所において好ましい費用により実行され得るからである。
【0021】
この発明の別の有利な構成によれば、クライアントはインターネット中において可視である必要がない、ないしはインターネットインフォメーションサーバ(IIS)がインストールされる必要がないことを特徴とする。
【0022】
自動化技術と通信技術との結合は、クライアントの操作−監視システムが、分散オブジェクト、特にDCOMオブジェクトとしての少なくとも1つの伝送チャネルの準備を開始し、自動化システムへの接続構築がDCOMサーバを介して行われることにより簡単に構成される。
【0023】
【実施例】
この発明を図示された実施例により説明する。
【0024】
図1は、操作および監視のためのインターネット接続を有する自動化システムの実施例のブロック図である。
【0025】
図2は、クライアントと自動化システムの間の可能な有効データ通信に対する概略的な時間的表示である。
【0026】
図3は、HTTPリクエスト−レスポンスモデルに対する概略原理図(a)と、COMコールバック−シナリオに対する概略原理図(b)である。
【0027】
図4は、インターネットを介して接続可能な2つのデータ網に対する原理図である。
【0028】
図1は、たとえばメモリプログラム可能な制御装置(SPS)、数値制御装置(NC)および/または駆動装置(ドライブ)を有する自動化システム5の操作および監視のためのシステムの実施例を示す。システムは、操作−監視システム1(B&Bクライアント)を有し、これは内部データ網6、たとえばイーサネット(登録商標)を介してファイアウォールコンピュータ2と結合されている。以下において短くB&Bシステム1とも呼ばれる操作−監視システム1には、インターネットでは認識されないローカルなインターネットアドレスが対応付けられる。図1においては、線9aによりファイアウォールコンピュータ2のファイアウォールが象徴的に示されており、これはファイアウォールサーバ2の内部通信網31(=イントラネット31)を取り囲んでいる。符号10により、ワールドワイドなデータ通信網であるインターネットが示されている。ファイアウォールコンピュータ2は、接続線7、たとえばISDNを介してインターネット10に接続可能である。自動化システム5は、自動化システム5に対するB&Bサーバとして働くたとえばインターネットアドレスdcomserver.khe.siemens.de/を有するインターネットサーバ4、接続線8およびそれぞれ1つの第2のファイアウォールコンピュータ3を介して、インターネット10と接続可能である。第2のファイアウォール9bは、ファイアウォールコンピュータ3に対応付けられているイントラネット32を取り囲んでいる。ファイアウォールコンピュータ3は、たとえばインターネットアドレスkhe.siemens.deによりインターネット10において可視である。
【0029】
クライアント1およびサーバ4の間の接続6、7、8は、クライアント1とサーバ4の間の通信におけるそれぞれの送信方向とその逆方向をわかりやすく図示および説明するために、図1においては2つの部分チャネルの形態で示されている。これらの部分チャネルは、クライアント1からサーバ4への通信方向を象徴する第1の伝送チャネル6a、7a、8aと、サーバ4からクライアント1への通信方向を象徴する第1の伝送チャネル6b、7b、8bとを含む。物理的には、示されている両部分チャネルは、単一の伝送チャネル、すなわちクライアント1によるサーバ4への問合せに対するサーバ4の応答に対して同一の物理的伝送チャネルが使用される。
【0030】
以下においては、クライアント1とB&Bサーバ4の間の接続構築により、たとえば時間的に相互に依存しないクライアント1とB&Bサーバ4の間のインターネット10を介する双方向の送信および受信接続の構築が説明される。このために、インターネット10内で自分が可視であることを必要としない、すなわち固有の有効なインターネットアドレスを持たないクライアント1のアクションに依存せずに、B&Bサーバ4がクライアント1にデータを送ることを可能にする方法が導入される。
【0031】
このために、クライアント1は、第1の問合せ、いわゆるリクエストをインターネット10経由で第1の伝送チャネル6a、7a、8aを介してB&Bサーバ4に送り、これに対してB&Bサーバ4は第2の伝送チャネル6b、7b、8bを介して応答、いわゆるレスポンスにより応じる。応答の時間的な中断、したがってデータ接続6,7、8の切断を回避するために、応答の期間は「無限に」長く延ばされる。このため、システムには、たとえばまだ後続のデータが送られるべきである、ということが伝えられるべきである。これにより、永続的な開かれたデータ接続6、7、8が生じ、これを介してB&Bサーバ4、したがって自動化システム5は、いつでもかつクライアント1のアクションに依存せずに、非同期データをクライアント1、したがってB&Bシステム1に送ることができる。データ接続6、7、8を永続的に開いておくために、たとえば擬似データを規則正しい間隔で分布して25〜35秒毎にサーバ4からクライアント1に送ることも可能である。
【0032】
クライアント1とB&Bサーバ4の間の永続的な開かれたデータ接続6、7、8とは無関係に、さらに、インターネット10を介する通常の通信が行われる。すなわち、クライアント1はリクエストを新しい伝送チャネルを介してB&Bサーバ4に送り、B&Bサーバ4はこのリクエストに対して、この伝送チャネルを介して相応するレスポンスにより応答する。データの正常な伝送後、新しい伝送チャネルは再び閉じられる。したがって、クライアント1およびB&B&サーバ4は、時間的に相互に無関係に、双方向にデータを送り、受取る。
【0033】
データ伝送を制御するために、トランスポートプロトコル、特にインターネットトランスポートプロトコルが導入される。これに加えて、ハイパーテキストトランスポートプロトコル(HTTP)がトランスポートプロトコルとして利用されると有利である。
【0034】
図2は、クライアント1と、たとえばメモリプログラム可能な制御装置SPSとして示された自動化装置5が接続されたB&Bサーバ4との間の永続的な開かれたデータ接続6、7、8の確立26の時間的な経過を示すものである。この表示は、UML記法(Unified Modelling Lnaguage)により表されている。さらに図2は、データ接続の確立後クライアント1およびB&Bサーバ4により時間的に相互に無関係に開始され得る双方向通信を示している。データ接続の確立のための時間的な経過は、次のとおりである。クライアント1はリクエスト11をサーバ4に送り、サーバ4はこれに対して応答12で返し、その際このデータ接続は破棄されない。これに対してクライアント1に、たとえばまだ後続のデータが送られるべきことが伝えられ、それによりこのデータ接続は永続的に開かれたままに維持される。データ接続を永続的に開かれたままに維持するために、有効データが送られ得ない場合に、たとえば擬似データを規則的な時間間隔で、特に25〜35秒毎にサーバ4からクライアント1に送ることも可能である。
【0035】
これにより、サーバ4およびサーバ4と結合された自動化装置5は、任意の時点において、クライアント1に依存せずにデータをクライアント1に送ることができる。サーバ4のレスポンス12の後、クライアント1は新しいリクエスト13をサーバ4に送る。このために新しいデータ接続が構築される。サーバ4は、再びレスポンス14により応答する(=同期特性)。このデータ接続はデータ伝送が行われた後再び閉じられる。必要な場合には、クライアント1はサーバ4を介してたとえばリクエスト15を送り、これは問合せ28としてSPS(5)に伝送される。SPSは、応答29をサーバ4に返し、サーバ4はこれをレスポンス17としてクライアント1に伝送する(=同期特性)。このデータ接続はデータ伝送が行われた後やはり再び閉じられる。
【0036】
これとは無関係にかつ並行して、あらかじめクライアント1が問合せを発すること無しに、サーバ4はクライアント1に永続的な開かれたデータ接続12を介してメッセージ、たとえばSPSにおける事象30への反応を伝える(=非同期コールバック16)。これは、「通常の」HTTP接続においては不可能であろう。この非同期コールバック16は、特に時間的にリクエスト15とまだ行われていないレスポンス17との間にも可能である。
【0037】
したがって、全体として、両サイドから開始可能でかつ時間的に相互に依存しない有効データ通信27がインターネットを介して両方向において実現され得る。これにより、インターネットの既存の通信路を、自動化技術の領域においても、操作および監視目的に対する通常のやり方でHMI(Human Machine Interface)インターフェースとして利用することが可能になる。有利な応用として、たとえばSiemens社の操作−監視システムWinCCは、考慮に値するものである。この発明によるシステムおよび方法は、クライアント1からインターネットサーバ4へのDCOM要求の伝送を可能にする。その際特別なことは、クライアント1が「実の」すなわちインターネット中における可視のアドレスを有することなく、インターネットサーバ4がDCOM事象、いわゆるイベントをそのクライアント1に送ることができる方法が許容されていることである。したがって、クライアント1はインターネットにおいて可視である必要はない。クライアント1は、またインターネットインフォメーションサーバ(IIS)を備える必要もない。したがって、クライアント側では、付加的な費用は必要とされない。なぜならば、たとえばマイクロソフト社のインターネットエクスプローラまたはネットスケープ社のネットスケープコミュニケータはどこでも利用できるからである。したがって、たとえば警告の目的のための自動化システムとB&Bユーザの間のデータ交換のために、特別な解決策は必要ない。
【0038】
図3(a)は、HTTPリクエスト−レスポンスモデルに対する概略原理図を示す。HTTPレスポンスの送信後、データチャネルは閉じられ、サーバは(クライアントからの)新たなリクエストの受信後はじめて、クライアントにデータを送ることができる。
【0039】
図3(b)は、COMコールバック−シナリオに対する概略原理図である。COMは、COMサーバからCOMクライアントにデータを非同期に送る可能性を提供する。この技術はたとえばオートメーションの中で、警告を復報するために利用される。したがって、全体として、インターネットにおけるCOM通信のためのCOMオートマーシャラーが得られる。
【0040】
図4は、インターネットを介して接続可能な2つのデータ網に対する原理図である。クライアントマシン上のオートマーシャラープロキシーは、拡張されるべきCOMサーバのように振る舞い、すべてのコールを受け取る。これらのコールは、プロキシーにより、インターネットにおける双方向通信のために変換され、サーバに伝送される。この場合、COMクライアントは、LAN内のDCOMを経由してオートマーシャラープロキシーに接続されるいくつかのマシン上で動作する。サーバ側においては、オートマーシャラースタブがデータを受け取り、「実の」COMサーバにおいてコールを実行する。コールバックに対しては、同じやり方が利用され、これは双方向通信を介して両データ方向がいつでも可能である。すなわち、通信層の上部において、(COM)通信は、非同期通信プロトコルの上のもの(HTTP)であるけれども、対称的である。
【0041】
総括するに、この発明は、データ網特にインターネットを介してデータ、特に自動化システム5を操作および監視するためのデータを伝送するためのシステムおよび方法に関するものである。サーバ以外はインターネットにおいて可視ではないクライアント1からでもファイアウォールの背後において両方向インターネットを介する双方向の有効データ接続のために、クライアント1の第1のデータ処理装置から、特に操作−監視システム1から、データ接続6、7、8、特にインターネット接続を介して第1の伝送チャネル6a、7a、8aの構築のための第1の接続要求が、自動化装置5のB&Bサーバ4に送られるように構成された方法およびシステムが提案される。これに対する応答は、第2の伝送チャネル6b、7b、8bを介して行われる。データ接続6、7、8の時間的に無制限の有効期間は、データ接続6、7、8の維持のために、たとえば有効データの非存在の際も擬似データが伝送される、またはなお有効データの伝送が意図されていることをクライアント1に伝える情報がクライアント1に送信されることにより、確保される。これにより、永続的に開かれたデータ接続6、7、8が生じ、これを介してB&Bサーバ4したがって自動化システム5は、いつでもクライアント1のアクションに無関係に、非同期データをクライアント1したがってB&Bシステム1に送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】操作および監視のためのインターネット接続を有する自動化システムの実施例のブロック図。
【図2】クライアントと自動化システムの間の可能な有効データ通信に対する概略的な時間的表示。
【図3】HTTPリクエスト−レスポンスモデルに対する概略原理図(a)と、COMコールバック−シナリオに対する概略原理図(b)。
【図4】インターネットを介して接続可能な2つのデータ網に対する原理図。
【符号の説明】
1 クライアント
2、3 ファイアウォール
4 サーバ
5 自動化システム
6、7、8 データ接続
10 インターネット
31、32 イントラネット
Claims (23)
- クライアント(1)からデータ接続(6、7、8)を介して少なくとも1つの第1の伝送チャネル(6a、7a、8a)を構築するための第1の接続要求がサーバ(4)に送信され、その際少なくとも1つのデータ接続(6、7、8)が永続的に開かれ、この接続は任意の時点において、クライアント(1)のアクションには依存せずに、クライアント(1)とサーバ(4)の間の通信チェインの中に介在するCOMオートマーシャラーを介して、サーバ(4)からクライアント(1)へデータを送信するために利用されることを特徴とするデータ網、特にインターネット(10)を介してデータを伝送するための方法。
- オートマーシャラーは、実行されるべきコールを解釈し、そのコールに関連するデータをサーバに伝送し、サーバは本来のコールを実行することを特徴とする請求項1記載の方法。
- サーバ(4)およびクライアント(1)間のデータ接続(6、7、8)の永続的な維持のために、有効データの不存在の際にも擬似データが伝送されることを特徴とする請求項1または2記載の方法。
- 擬似データはサーバ(4)からクライアント(1)へ送られることを特徴とする請求項1ないし3の1つに記載の方法。
- 有効データの不存在の際、25〜35秒毎に、擬似データがサーバ(4)からクライアント(1)へ送られることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
- データ接続(6、7、8)の永続的な維持のために、サーバ(4)は、データの伝送が意図されていることをクライアント(1)に伝える情報をクライアント(1)に送ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
- サーバ(4)から所定の量までのデータ量がクライアント(1)に伝送されるデータ接続(6、7、8)の永続的な維持のために、サーバ(4)から所定のデータ量に達する前に、新しい接続要求の要請がクライアント(1)に送られ、続いてクライアント(1)から少なくとも1つの新しい伝送チャネルの構築のための新しい接続要求がサーバ(4)に送られれることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
- 伝送チャネルを介して伝送されるべきデータ量は、15〜25MBの量であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
- データ伝送の制御のために、トランスポートプロトコル、特にインターネットトランスポートプロトコルが利用されることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
- トランスポートプロトコルとして、ハイパーテキストトランスポートプロトコルが利用されることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の方法。
- 少なくとも1つのデータ網、特にインターネット(10)を介して自動化システム(5)を操作および監視するための方法が行われることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の方法。。
- クライアント(1)はインターネット(10)においては可視ではないことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の方法。
- クライアント(1)はインターネットインフォメーションサーバを備えていないことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の方法。
- クライアント(1)の操作−監視システム(1)が、分散オブジェクト、特にDCOMオブジェクトとしての少なくとも1つの伝送チャネル(6a、7a、8a)の準備を開始し、自動化システム(5)への接続構築がDCOMサーバ(4)を介して行われることを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の方法。
- データ網、特にインターネット(10)を介してデータを伝送するためのシステムにおいて、データ網に接続されたクライアント(1)の少なくとも1つのデータ処理装置を備え、その際第1のデータ処理装置はサーバ(4)への第1の伝送チャネル(6a、7a、8a)の形態の少なくとも1つのデータ接続(6、7、8)を構築するために備えられ、その際少なくとも1つのデータ接続(6、7、8)は永続的に開かれ、このデータ接続は任意の時点において、クライアント(1)のアクションには依存せずに、クライアント(1)とサーバ(4)の間の通信チェインの中に介在するCOMオートマーシャラーを介して、サーバ(4)からクライアント(1)へデータを送信するために利用されることを特徴とするシステム。
- オートマーシャラーは、実行されるべきコールを解釈し、そのコールに関連するデータをサーバに伝送し、サーバは本来のコールを実行することを特徴とする請求項15記載のシステム。
- システムは、サーバ(4)およびクライアント(1)間のデータ接続(6、7、8)の永続的な維持のために、有効データの不存在の際にも擬似データを伝送するための手段を有することを特徴とする請求項15または16に記載のシステム。
- システムは、永続的なデータ接続(6、7、8)を維持するために、サーバ(4)からクライアント(1)に、データの伝送が意図されていることをクライアント(1)に伝える情報を送るための手段を有することを特徴とする請求項15または17記載のシステム。
- システムは、サーバ(4)からクライアント(1)に所定の量までのデータ量が伝送されるデータ接続(6、7、8)の永続的な維持のために、所定のデータ量に達する前に、サーバ(4)から新しい接続要求の要請をクライアント(1)に送り、続いて少なくとも1つの新しい伝送チャネルの構築のための新しい接続要求をサーバ(4)に送ることをクライアント(1)促す手段を有することを特徴とする請求項15ないし18のいずれかに記載のシステム。
- システムは、データ伝送の制御のための手段として、トランスポートプロトコル、特にインターネットトランスポートプロトコルを利用することを特徴とする請求項15ないし19のいずれかに記載のシステム。
- システムは、データ伝送の制御のための手段として、トランスポートプロトコルとしてのハイパーテキストトランスポートプロトコルを利用することを特徴とする請求項15ないし20のいずれかに記載のシステム。
- システムは、少なくとも1つのデータ網、特にインターネット(10)を介して自動化システム(5)を操作および監視するために備えられることを特徴とする請求項15ないし21のいずれかに記載のシステム。
- クライアント(1)の操作−監視システム(1)は、分散オブジェクト、特にDCOMオブジェクトとしての少なくとも1つの伝送チャネル(6a、7a、8a)の準備を開始し、自動化システム(5)への接続構築がDCOMサーバ(4)を介して行われることを特徴とする請求項15ないし22のいずれかに記載のシステム。
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