JP2004505420A - 電気力学的な場の発生装置 - Google Patents

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Abstract

本発明の装置は、ブラシなしの高電圧発生機であって、極めて高いエネルギの電気力学的な場、あるいは装置の伝導性のハウジングを完全に包含する、一様な電流密度をもつ連続または準コヒーレントな直流コロナ放電またはアーク放電を発生する。このハウジングは電気的に別々の部分からなり、平らな伝導性の回転子を含む。この回転子はハウジングの正の電位の部分と負の電位の部分を電気的に結び、この回転子の上に多数のトーラス状のコイルが回転できるように備え付けてある。静止した永久磁石の円型の組がハウジングに固定されており、コイルが回転するときその中に一定の直流電圧を引き起こす。こうして発生した一次電圧が回転子に静電的に印加され、容器の相反する極性の部分の間に大量の電荷が輸送される。その結果、ハウジングの中性部分の両端にはるかに高い二次電圧が現れ、それによって起こる外部の電気絶縁破壊が一旦起こると、発生コイルの最大許容電流に依らない。機械的、電気的、あるいは電子的な補助機構を、ハウジングの上、または中に備え付けて、装置全体によって造られる外部の電場の有用な効果を利用あるいは制御することができる。

Description

【0001】
(発明の分野)
本発明は、永久磁石を備えた回転式直流発電機に関するものである。特に、有用で連続的な高電圧の直流コロナ放電を作ることを主な目的とする、電気機械的発電装置に関するものである。さらに本発明は、超高電圧の直流コロナ放電あるいは特別な種類と形式のアーク放電を利用して推進される航空宇宙船の分野にも関連している。
【0002】
(関係する技術の記述)
本発明を完全に理解し、適切な関連事項と共に評価するための背景となる情報を提供するため、関係する技術に関する特許を引用する。これらの特許は、電気的に造られた推力を発生させる目的に関係している点では、本発明と似たところがある。しかし、この目的を実現する仕方には、決定的な違いと限界がある。
【0003】
米国特許2,949,550号に開示されている関連技術は、本発明の目的の一部と似た、三つの付属物を提案している。すなわち、(1)電圧を、利用できる運動エネルギに直接変換する装置、(2)高電圧の電源を含む空洞または容器をもつ装置、および(3)絶縁体で結ばれた二つの電気伝導性の物体、すなわち電極を含む、自己推進能力をもつ航空宇宙船の装置である。さらに、提案されている船の本体が円盤型で、中央部が端部より僅かに厚いことも、似ている。しかし、上に引用した特許の装置は、正の電圧が容器の周囲にかかり、負の電圧が中心軸にかかる点で、本発明とはっきり違う。そこで提案されている配置は、気体の誘電性媒質の中での運転に限られており、その運転は起電力に依存し、目に見えるコロナを生成するよりは低い電場で行われる。さらに、この装置は有用な熱運動エネルギを多量に発生ないしは抽出する手段を備えていないのに反して、本発明はそのような手段を備えている。
【0004】
米国特許3,071,705号に開示されている関連技術は、本発明によって生成される放電の電流の場の実際の形を説明するために重要な、静電気学の三つの経験的な原理に基づいている。すなわち、(1)電気力線は、帯電した導体の表面上で曲率半径の最小の箇所に集中する傾向があること、(2)その電気力線は、発散する表面に垂直であること、そして(3)電気力線は交叉することなく、他の帯電物体の影響で曲がることである。上に引用した特許で提案されている装置は、その前に引用した特許のものと実際よく似ており、比較的重い大気のイオンとそれに引きずられる中性の空気分子は、正の電極から負の電極の方に軸に沿って押され、空気の流れ、すなわち「電気の風」を生じる。これが推力の基本的な源になる。従って、運転は気体の誘電性媒質の中に限られており、負の電荷をもち、比較的軽い電子の電流は推力の発生に利用していない。電子は軽いので、加えられた、同程度の電場のなかで、極めて大きな加速度を得て、相対論的な速度にさえ達することを、本発明では利用している。
【0005】
米国特許3,177,654号に開示されている関連技術は、大気圧の下に限られない電気的に発生される推力の生成を、実際に論じている。そして、その推力の主な目的は、大気の中で制御された飛行を可能にし、さらに基本的な運転を変えることなしに宇宙空間へ拡張できるような推進システムを提供することであるという。この考えの具体化として、高電圧の電極が大気気体にコロナ放電を起こし、生じたプラズマを電磁パルスが推進室から放出させ、反作用によって推力を出すように設計された円盤型の航空宇宙船を提案している。さらにこの装置は、操縦ないしは方向性のある制御を提供するために、本体または容器に、場所に依って異なる推力を与える問題に対処するようにできている。これに対処するのに、パルス放電による推進機構を多数平円盤状の本体のなかに同心円状に配置し、それぞれは分岐したノズルを備えることにする。しかし、上に引用した特許の装置は実は、イオンジェット推進法によるものであり、宇宙空間での運転のためには空気のような気体、または比較的重い反応材料を貯蔵・放出する必要がある。これに加えて、パルス運転では、電離に用いる電場を絶縁破壊電場以下にする必要があり、得られる動力が大いに制限される。これに反して、本発明の連続直流放電では、絶縁破壊電場をはるかに超える電圧を用いるので、動力が大きくなる。上に引用した特許の装置の電源は指定されていないが、かなりの重量があり従って航続距離を制限するような燃料を貯蔵装備しないとすれば、電源は核燃料に依るとと仮定せざるを得ない。これに反し、本発明は主なエネルギ源として、便利かつ長期使用可能な、高エネルギ密度の永久磁石を用いる。
【0006】
米国特許3,464,207号は、本発明とは僅かな関係しかないが、電気的に発生される推力を生じる装置に関する最近の概念の傾向を示す、コロナ類似方式の航空機を開示している。この装置もまた、絶縁破壊電場以下の電極間のパルスコロナ放電によるもので、得られる推力の動力が限られている。さらに、この装置は気体の誘電媒質を用いるもので、完全には理解できていないと著者も認める機構によって生じる「電気の風」の圧力勾配に依存する。この装置は理論的に複雑で、構成材料は特殊であり、従って実現可能性は薄いと思われる。このような性質は電気的な航空宇宙推進の分野で珍しくはなく、本発明もある程度このような性質を持っている。にも拘らず、同じ面積の電極またはその配置でなくて、非対称な電極またはその配置を使うことによって、30 lbs/ftまたはそれ以上の外部電極面積当たりの揚力に当る空気力学的な圧力勾配に当る推力が得られると述べているのは注目に値する。本発明では、同じ面積の電極またはその配置を使うので、放電電流の伝導は一様な断面積を持つ。
【0007】
PCT申請WO 85/03053は、中空環状の弾み車で中央の船室・荷物室を取り囲み、それをジャイロスコープ的安定性によりかなり定常化する点で、本発明に似た飛行機を開示している。そこで提案された装置では、平円盤状の容器の中での弾み車または回転子を中心に置いて安定化する自由回転機構を備え、回転子のローカル角加速度を変化させることによって水平飛行の操縦ないしは方向制御を実現しようというものである。この操縦・制御の方法は、本発明も行う。しかし、ここに引用した装置は、回転するはずみ車の非常に大きな角運動量が重力のポテンシャルエネルギと合い補って、装置全体の重量が事実上ゼロになるという、疑わしい考えに依存している。だとすれば、この装置の垂直揚力は、大気の熱的な上昇手段に依るものでなければならない。言い換えれば、放電が揚力や推力を造るためには用いられていない。
【0008】
英国特許GB 2 312 709 Aに提案されている装置は、実質的に円盤または皿状の飛行機で、中心軸の電極とこれを取り囲む輪状の電極を備え、この二つの電極の間にアークを生じ、ノズルを通じて入ってくる燃料に点火するか、送風機で造られた排気の流れを高度に熱することで推進するものである。この装置は推力を得るのに、混成ジェットまたはターボファンの手段を与えるものであって、直流放電を、推力の主な源としてではなく他の手段によって得られた推力を拡大するために用いている。この目的のために、この装置は大気気体の中だけで使うか、燃料を貯蔵して航続距離を限るほかない。しかし、この装置は、アーク放電に回転性および規則性を与え、アーク放電のエネルギがより一様に分布するように強い磁場を用いる。この点は、本発明と同様である。
【0009】
要約すれば、幾つかの関連した技術の装置の、主な電気的、磁気的、および機械的な特徴を調べたところ、詳しい長所と利点がどうあろうと、引用したいずれの装置も、本発明の目的を充たす特徴の正しい組み合わせを達成してはいない。これらの関連した技術の装置のいずれも、推力を得るための比較的重い反応材料の貯蔵・運搬なしに広く宇宙空間の真空で運転できるという特性を持っていないということができる。さらに、これらの装置のいずれも、気体の誘電媒質あるいは宇宙空間の真空に反作用質量を放出することなしに、非対称な起電力場を発生かつ制御するのに適切に配置された、電極あるいは電極の組を含む伝導性の、荷電容器を用いていない。これに反して、本発明は推進の目的を達するのに、まさにそのような容器を用いている。終わりに付け加えれば、これらの装置のいずれも、利用できる運動エネルギの生成および信号通信の可能性という複数の機能を充たす、有力な推力を発生する電気力学的な場を造り出すことはできない。
【0010】
(発明の要旨)
本発明のブラシのない、永久磁石を用いる電気発生装置は、有用な超高エネルギの外部電気力学的場、一様な電流密度の連続準コヒーレントなDCコロナ放電、あるいはアーク放電を生成する。生成した電磁場あるいは放電は、機械の対称円盤状の、伝導性容器を完全に包囲し、その結果、均斉のとれた重半トーラス状の形をとる。
【0011】
本発明は静止した電機子を一様に配置したものを用いる。この電機子を一群として用いて、密集アーク・ストリーマーあるいはチャンネル現象の形成を妨げる外部の放電電流に全体的な規則性を与える回転力を及ぼし、電磁場に準コヒーレント(quasi−coherent)性を与える。この発電機における電機子を同時に一群として用いる配置は、電流を運ぶ回転子に対する、機械にとって必要なトルクの一部も寄与する。
【0012】
本発明は永久磁石を用いる、高電圧発電機を提供する。この機械では、回転するコイルのなかに誘起される一次直流電圧は、真空管のカットオフバイアス技術を用いるブラシなしの方法で、伝導性の回転子に静電的に移される。その結果、二次的な直流コロナまたはアーク放電電流が、容器(ハウジング)のまわりに生じる。その放電電流は、コイルを通って流れる電流より桁違いに大きい。
【0013】
本発明の高電圧一次発電機の容器ないしは殻体は、負の電位の部分(電子放出部)、中性の部分、および正の電位の部分(電子収集部)に別れている。放電電流の連続的な外部の流れはもっとも容易で、内部の伝導は近接の回転子による。放電電流から生じる、極めて大きな熱エネルギを抽出するために、容器の各部分を通じて液体の冷却剤を適当な方法で回流させてよい。この応用は、電力あるいは蒸留水もしくは脱塩水の大規模生産での利用を意図している。電気力学的な場の発生機としての本発明は、注目すべき実用性のある程度の電気的な推力も提供する。この推力は容器のうち正の電位の部分(電子収集部)に投射する誘起された超高圧外部直流アーク放電の電流の相対論的な運動量から生じる。この推力は可変で非等長であるから、(1)容器の正の電位の部分と近接の回転子の間のブラシなしの電気的接触の抵抗、(2)個々の静止した電機子の磁束出力、または(1)、(2)の両方を選択的に制御することによって、推力の方向を決めることができる。
【0014】
さらに、超高エネルギの場の発生装置としての本発明は、電磁的または重量測定的な可変な信号を生成する独特のかつ実際的な方法を与える。このような信号によって、有用な情報を送ることも、別の同じような装置で受け取ることもでき、この装置の外部起電場に関する効果をさらに利用することになる。上に触れた場の効果と量子ポテンシャルの真空揺らぎの理論との関係は現在研究されており、これまでに知れていない性質の信号を案出することを可能にするかも知れない。これについては、後で再び論じる。
【0015】
ここで説明する電気力学的な場の発生装置は、目的による必要と要請に応じて様々な大きさに製造し、市販することができる。気体の誘電媒質のなかでも宇宙空間の真空のなかでも運転できる。上に述べたすべての目的を達成するために適当な容器の中あるいは上に、補助的な機械的、電気的、または電子的な特徴を取り込むこともできる。
【0016】
本発明の好ましい実現の仕方に従えば、適当に組み合わせた一対の環状電極をつけて容量を与えた、高伝導性の、平面輪からなる回転子をまず準備する。この電極対の間に、断面の半径に比べてずっと大きい、一連のトーラス状のコイルを次々に置く。こうしてできる回転子の組みを、区分けされた伝導性の容器の中に回転できるように備え付ける。容器のなかの同心円に並べられた環状の静止した永久磁石の場のポテンシャルエネルギは、コイルと磁石の相対的な回転によって生じる一次直流電圧によって回転子を半径方向の幅の向きに分極する。こうして分極した回転子は、一方では平行電極板による静電誘導によって容器の中心軸の二つの電子収集部分(正の電位をもつ内壁)に電気的に接続している。他方では、真空室で隔てられた、二つの半径の端に電子放出部分(負の電位をもつ外壁)に電気的に接続している。容器のなかの、近接してしかも相反する極性をもつ部分のあいだの、回転子の電荷の輸送と蓄積が、中間の中性部分に極めて高い二次電圧を引き起こす。こうして、容器の外部と回転子の内部に連続的な超高エネルギの直流放電の電流が生じる。
【0017】
電気力学的な場の発生装置
好ましい実施例の記載
運転の方法
本発明は電気力学的な場の発生装置である。本発明の物件を実現するときの主な挑戦は、容器外部に数百万ボルトの電位差をどのようにして発生させ、保持することにある。ただしこの容器外部は制御されない直接のアーク放電で直ちに中性化されることはない。問題の第一は、このような電圧は慣用の発電機コイルのなかに造ることはできないので、容器にかかる電圧は特別な静電気的な方法で実現しなければならないことである。第二に、放電電流を生成し、保持するに当って、(1)その電流のうちごく僅かの部分が発電機コイルによって(回転子の電流容量に比べて極めて小さい範囲で)伝わること、そして(2)容器の二つの部分の電位の和にほぼ等しい、莫大な平衡場のポテンシャルができるように、正の電位の部分と負の電位の部分が放電するより速く、帯電させることを条件にしなければならない。
【0018】
上に述べた主な二つの問題の、解決法を逆の順に検討・説明しよう。提案された電気力学的な場(フィールド)の発生装置の容器の構成は、普通でない幾何学的配置ではあるものの、正の電位の部分と負の電位の部分がほぼ同じ面積をもつので、かなりの静電気容量を表すことを理解することが基本的に重要である。この簡単な教訓から二つの極めて重要な帰結が出てくる。すなわち、(1)相反する極性をもつ部分のあいだに連続的な漏洩電流を起こすに十分な誘導表面電荷密度がある限り、容器にかかる電位差は、同じ正のポテンシャルと負のポテンシャルを表す、一定の値に達する。そして(2)相反する極性をもつ部分のあいだの連続的な漏洩電流は、平行ではないが等面積の平板の間の非一様な表面電荷密度の計算できる程度に対応して、ほぼ一様な断面積と電流密度をもつ傾向がある。従って、どれだけの電子電荷が、正の電位の部分から剥ぎ取られて、バラスト蓄電器に貯えられれば、その結果として、容器または本体の電位差の望ましい値に対応する正の表面電荷密度が実現することを、周知の数式から決めることができる。
【0019】
次に、この発生装置では、容器の正の電位の部分を、電子を剥ぎ取ることによって急速に帯電させなければならないし、実際それができるのである。帯電させてできた正の表面電荷は、負の電位の部分からのコロナ放電またはアーク放電によって中和されるので、これより速く帯電させるわけである。この放電電流の電子は終いには通過時間が殆どゼロに達する。従って、回転子に付けた、比較的重い電子放出器よりは、一次電極の組からなる誘導系を使って、正の電位の部分から負の電荷を剥ぎ取るのが、単位の電位差に対して容易である。
【0020】
ファラデイの遮蔽原理により、一次電極の組の電位差は、真空室の電位差と大きさがほぼ等しく逆方向であることがわかる。従って、静電容量をもつ容器の負の平板電圧は、静電誘導により正の部分の電圧の大きさに近付く傾向がある。それゆえに、容器の正の電位の部分を回転子に繋ぐ、電子を放出する静止電極は、回転子を容器の負の部分に繋ぐ、回転している電子放出器よりずっと低い表面仕事関数(従ってずっと高い放射率)を持たなければならない。電極にトリウムを注入して放射率を高め、回転子の電子放出器には注入をしないことによって、この要請を充たすことができる。
【0021】
上に述べた関係は、二つの構成要素が大きさが同じで逆符号の電圧をもつ場合に、電気工学者が「瞬間的電荷差動」というものであり、電子放射率の比が、容器の外部の二次電圧が内部の一次電極を超える最大の比を決めると期待される。この比を「一次電圧拡大比」と呼ぶことにする。瞬間的電荷差動の概念と一次電圧拡大比との関係は、関連する箇所でさらに詳説する。電圧拡大を実現するためには、上に述べたように十分な静電容量をもつバラスト蓄電器の助けが必要であり、これが静電誘導を起こすことを注意しておく。
【0022】
終わりに付け加えれば、回転子に実際上可能な最大の直流電圧をかける方法を用いなくてはならない。そのような「一次電力系」なしには、放電電流のごく僅かの部分を伝導する回路しか作れない。ブラシを必要としない仕方で目的を実現するために、本発明では真空管カットオフバイアス技術を用いる。この技術によって、真空中の静電容量をもつ環状電極の二対のあいだの回転子に静電誘導で一次電圧ができる。しかも、回転子の誘導電極の組、そして主な発生装置回路のなかの電流は、負の電極よりもさらに大きな負の、制御グリッド電圧をかけることによって徹底的に小さくする。
【0023】
適当な相対電位の下でこのような制御グリッドによって回転子回路の電極から放出される電子に加わる静電力は、回転子の組のなかの直流電流を完全に遮断するのに十分である。にも拘らず、一次直流電圧は大きな回転子の伝導性部分に伝わり、その結果容器の相反する極性の部分の間にかなり大きな電流が流れはじめそして維持される。そして、容器の周りの放電電流として拡大された二次電圧を表すことになる。従って、本発明の発生装置は、誘導によって交流電圧を増幅する交流変圧器に比べられる、静電誘導によって直流電圧を増幅する直流等価装置であるといえる。
【0024】
本発明の一般型
図1乃至4に示すように、本発明は有用な超高エネルギの外部電気力学的な場、あるいはほぼ一様な電流密度をもつ連続準コヒーレントの直流コロナまたはアーク放電を生成する、新型の、ブラシなし、永久磁石利用の発生装置である。この装置は、基本的に次の部分からなる。
【0025】
[a]伝導性の平らな回転子(6)は、個々の金属片又はセグメント(14)と同数の伝導性の電子放出要素又はフィールド放出器(17)を等間隔に並べ、宴会場の回転テーブルのように、環状の弾み車の形に配置して造る。以上のすべては、薄い金属の輪(68)を環状の弾み車の二つの主な面の内周の回りに付け、もう一つの輪(22)を回転子の平面の外周の回りに付けて、並列に電気接続している。
[b]主発電系は回転子の上に設置され、円周上に並べた多数の環状の静止した永久磁石(34)(39)(55)による電磁誘導により、同数の、近接して同心円上に置かれた、回転するトーラス場のコイル(35)(40)(56)のなかに極めて高い一次直流電圧を生じる。その結果、回転子(6)と容器の「電子放出環」(47)の間に、真空室(11)を通じて内部一次放電電流が発生する。この電流は場のコイルを流れる電流よりも数桁大きい。
[c]伝導性の容器外部(1)は、正(3)、中性(4)、負(5)の部分に分かれている。これらは、静電誘導または一次放電電流によって内部回転子から帯電させることができる。あるいは、回転子(6)が取り付けられており、コイルが接続されている真空誘導区画の中で帯電させることができる。
[d]多数の静止した平行平板電極要素(64)−(67)は、上に述べた真空区域のなかの、内周の回りの静電誘導によって回転子(6)を二つの容器中心軸の電子収集器部分(5)と電気的に接続している。多数の、回転子が乗った平面電極環ないしは半径方向の電極要素は回転する場のコイルの出力である、直流電圧の主要部分と繋ぐために用いることがある。
[e]回転子の組(6)は、容器の相反する極性をもつ部分(5)、(3)の間の電荷の輸送と蓄積に用いる。この部分は、それぞれ回転子の周囲の内側と外側に近接している。この配置によって、容器の中性部分(4)を通じて極めて高い二次電位が生じ、その結果、容器の外部に連続高エネルギ直流放電電流が起こる。この電流は容器の中性部分を横切る回転子セグメント部分(14)を通じて内部にも伝わる。
[f]容器の中性部分(4)のなかに一様に円周上に置かれた、静止した多数の電機子は、主に可変直流電位で運転されるが、一方向のパルスまたは交流の入力を受けることもできる。あるいは、グループとして働き、集中アークストリーマーまたはチャンネル現象の形成を妨げる、規則的な回転の磁気モーメントを外部の放電電流に与えることもできる。これは、放電電流は干渉類似性を持たせるのに役立つ。
[g]主な発生装置、すなわち一次電力系は、回転子からの高エネルギの直流電流のうえに、一方向性の小さなパルスあるいは交流電圧を重ねあわせて入力とする。外部放電電流は離散的な交流力率を得る。これは、平常の運転のとき外場の電気力学的特性を変調するため、あるいは高エネルギ量子物理学と相対論の新理論を検討する関係の信号通信技術における本発明の可能性を探るために用いられる。
【0026】
電気的または熱的なエネルギ出力の応用で用いられる、本発明の「一段階」回転子電気回路では、回転子にかかる小さな交流電位は、僅かの一回の増幅を受けるだけである。これは、多電極真空管一個による増幅と似ている。推進または通信の応用に用いられる、本発明の「三段階」回転子電気回路では、回転子にかかる小さな交流電位は大きな多重の増幅を受ける。これは、多電極真空管を多数用いる増幅と似ている。
【0027】
図1は、円形構造の中心軸を通して切って見た、本発明の一般型を示す。構造の先細りの周辺部分の半面のみを示す。発生装置全体は中心軸のまわりに対称である。図2は、回転子の組のすぐ上の「赤道」で切って見た、上面図である。円形構造のうち30°の部分を示す。残り330°は、同じ形である。いずれの場合も、同じ要素は同じ数字で表してある。図3は側面図、図4は上面または下面を表し、本発明の外観と外部にできる場を示す。以下の説明は図1−4に関するものである。
【0028】
装置全体は円形で伝導性の外部本体あるいは容器(1)に入っている。容器は垂直中心線、すなわち軸から周辺、すなわち赤道に向かって先細りになっている。容器全体は軸の回りに対称で、赤道の回りに左右対称である。容器の、一つの基底をもつ二つの球状部分(5)は正に帯電される。中間にある、二つの円錐状部分(4)は、電気的に中性である。最も外側の、周辺円錐状部分(3)は負に帯電される。外部(3)と内部(5)の表面積を等しくすることが望ましい。容器と本体の設計については、後に詳説する。
【0029】
容器の、二つの対称な、正の帯電の部分(5)、すなわち「正帯」は、同面積の扇形部分(42)に分かれているべきである。扇形部分の数は、装置の上部構造の部分の數と同じである。本発明の好ましい実施例の仕方では、この二つの正帯はそれぞれ36個の扇形部分、および絶縁した上面と下面からなり、全部で72個の独立に制御できる電子収集領域があることになる。正帯(42)全体は「場の中枢」と呼ぶことにする。これは310番ステンレススチールのような、伝導性耐火金属または高温用合金で造るべきである。個々の扇形部分は、菫青石のような適当な陶磁でできた、絶縁性の仕切り(43)で絶縁し、(図には示してない)絶縁性の下部構造で支える必要がある。
【0030】
容器の枠には、少なくとも一個の「中性環」表面層を付着する。これは、必要に応じて菫青石、ジルコニア、ケザイトのような絶縁性陶磁材料の一つか幾つかから造る。この中性表面層は、平板、タイル、もしくは非金属シートの敷板(図には分けて示してない)を上部構造の梁(153)で支えて造る。この敷板と梁は炭素複合材料で造るのが望ましい。そうすれば、かなり伝導性になる。従って、この敷板と梁は、正の電位の場の中枢から誘電性の緩衝材料(45)によって絶縁する必要がある。容器の二つの負の電位の部分(3)からなる中枢電子放出環(47)からも補助的な誘電性の緩衝材料(50)によって絶縁する必要がある。図14は、容器の中性部分の上部構造および中性部分(4)、上部構造、および一次電力系を許容できる運転温度に維持するための冷却剤あるいは熱の導管(74)−(79)を示す。この冷却系は、本発明の発生装置を熱エネルギ出力を得るため大気中で運転するとき、液体空気または窒素のような低温冷却剤を用いる。冷却系については、後に詳説する。
【0031】
回転子(6)が外部の場の広がりを決める放電電流を分配する、周辺の電子放出環(47)の各部(3)を構成する負の電位の平板は、高純度のアルミニウムで造り、高電圧と大電流による腐食を防ぐために銅で被覆し、ニッケルでめっきする。隣接するすべての平板の接触面は溶接し、周辺室(11)を高真空に引けるように、容器の中性部分に固定しなければならない。二つの中性部分(4)の間の誘導区画は周辺室(11)に隣接しており、これも真空に引く必要がある。
【0032】
容器(1)のなかの、加圧可能な中心室(2)は二つの正帯(5)の間にあり、宇宙航空船として用いられる時には、制御室と積み荷室の場所を与える。容器の負の電位の部分(3)と中性の部分(4)の内部(11)、(12)は、別々に密閉されており、回転する電極と静止した電極の効率を高め、破壊的な故障を防ぐために、できる限りの高真空に保つ必要がある。図1は、主な真空密封部(155)と回転子の真空室緩衝装置を示す。
【0033】
容器(1)の、真空に引いた誘導区画の内側に中心室(2)を取り囲んで、平面円周状の弾み車の形をした回転子の組がある。本発明の好ましい実施例の仕方では、全体として極めて高い最大許容電流をもつ、180個の電導体(14)とほぼ同じ数の区分体間絶縁体、すなわち絶縁分離体(16)を回転子に用いる。これは後に図5に関する議論で見られる通りである。回転子区分体に用いる好ましい材料は、酸素を含まないと保証された、高純度の銅である。これは、高い運転温度における酸素ラジカルの生成を防ぐためである。酸素ラジカルは、色々な電極の性能を劣化し、真空室(11)の温度を望ましくない高温に上げるからである。
【0034】
回転子区分体(14)と絶縁分離体(16)の内部の端は、保持−固定部分によって環状ギアの一個か数個に機械的に接続している。そして環状ギアは回転子の組の中心のすきまの回りに配置されている。次の節に詳説する、そして図15に示す、適当な絶縁器具(7)を用いて、回転子区分体と絶縁分離体と駆動機構が機械的に密接に接続した一体となり、環状ギアと駆動機構のすべての伝導性要素が、エネルギをもった別の部分から電気的に絶縁されるようにする。環状ギア(8)は、ピニオンか(電気的または水力学的なモーター(9)で動く運転装置(162)に接続し、その結果回転子が中心室(2)の回りを回転することになる。回転子は、外側の端の近くで、容器の上部構造に固定され、自由に回転できるようにボールベアリングつきの二つのレース(25)で支えられている。
【0035】
図1または図7に見られるように、回転子区分体(14)は両端で内部電極(68)と外部電極(22)、さらに中間的な点で誘導陰極環(28)と誘導陽極環(61)に電気的に接続している。内部電極環(68)は主要な誘導陰極要素を成すものである。これについては、後に詳説する。外部電極環(22)はそれぞれ誘電層(23)で被われ、さらに陰極環(24)で被われている。誘電層(23)で隔てられた環(22)と環(24)の個々の組はバラスト蓄電器となる。これの役割は、後に詳説する。誘導陽極環(61)と陰極環(59)は、回転子を備えた環(28)に負の電圧、環(61)に正の電圧を静電誘起し、回転子の扇形部分にエネルギを与えるのに使われる。これについても後に詳説する。
【0036】
図5は回転子の構成の詳細を示す。回転子の伝導性部分(14)と同じ数の、くさび形の陶磁(セラミック)片又はセグメント分離体(16)は、各部分の間に一様に置く。回転子の周辺電子放出器も一様に置く。回転子の基盤を造るために、部分、分離体、電子放出器は同じ数(好ましくはそれぞれ180)にするべきである。分離体は、絶縁よりは力学的構造に寄与する。すなわち回転子全体を固定し、高温と高速の回転による歪みを防ぎ、回転子の他のすべての構成要素を載せる、非伝導性の基盤を提供する。陶磁分離体(16)は、隣接の部分(14)に耐火性の粘着層(15)で繋ぐ。
【0037】
陶磁分離体の材料を選ぶための重要な基準は、選んだ化合物が鋼鉄と同じ程度に加工しやすいこと、および物理的強度が極めて高くしかも焼成を必要としないことである。この条件によって、選択はほぼ唯一、ケイ酸マグネシウム(MgSiO)となる。適当に用意すれば、この材料は、製材できるし、孔を開けられるし、(低速の炭化タングステンの工具で)たたくこともでき、強度は磁器に近い。この材料は成型の後直ちに使えて、焼成を必要としない。
【0038】
焼成陶磁器で、本発明で必要な厳重な大きさの制御を行うことは極めて困難であるから、この最後の特性は非常に重要である。また、厚い焼成物は微少な割れ目を発生する傾向があり、これによって、強い遠心力の下起こりうる破壊についての懸念もある。この材料は、研摩紙または砥石車で表面加工できる。その際、この材料はかなり多孔性なので、どんな潤滑劑も材料の誘電的性質を変える恐れがあるので、表面加工は完全に乾いた状態で行うべきである。適切な種類のケイ酸マグネシウムは、Ceram Tec, NAから、AlSiMag 222という名称で得られ、1300℃の定常作業温度に耐える。
【0039】
絶縁分離体(16)は、電子放出器(17)を分離体の外側につけることを考慮すれば、伝導性部分(14)より短い。電子放出器は、回転子の組の外周にあるわけだから、タングステン−銅のような耐火性の複合物で、相対的な表面仕事関数と耐腐食性を考えて選んだもので造ることになる。図5、6a、および6bに見えるように、電子放出器は、伝導性部分(14)に端の孔に嵌まるピンで、機械的かつ電気的に結びついている。電子放出器(17)は、回転子の組の最外周囲をなす、僅かに丸みを帯びた先端(20)に向かって先細りになっている。基底(18)では正方形になり、絶縁性の分離体(16)に密接している。図6bの上面図に見るように、電子放出器は絶縁分離体(16)の先細りに従い、基底(18)から先端(20)に向かって僅かに幅を拡げている。これに対して、伝導性部分(14)は幅が長さに沿って一定である。
【0040】
一次電力系の構造の全体的記載
回転子の起動−位置調整の組み立て
図15に見るように、宴会場の回転テーブルのような、分割枠組みの遠心分離機型の台に、複合回転子を固定し、中心に備え、容器のなかの真空の誘導区域のなかで内周に沿って回転できるように置く。この装置一式は、溶接可能な非磁性合金で造るのが好ましく、電気的エネルギをもつ、回転子の組の構成要素から適当に絶縁しておく。
【0041】
この装置一式は一個または数個の大きな金属環ギアに機械的に固定するか、溶接する。このギア(163)は、製造の便宜のため同じ部分からできていてもよいが、一個または数個の(電車に使われるような)低電圧直流モーター−発電機系(161)と駆動ピニオンギア(162)によって駆動され、力学的に支えられている。金属環ギアを必要なら、(図15には示していない)付加的なピニオンギアと軸受けの一式で支えても良い。このようなモーター−発電機系(161)とピニオンギアと軸受けの一式は、比較的に静止している容器の上部構造に別々に、回転しないように固定しなければならない。
【0042】
さらに図15に見るように、本発明の好ましい実施例の仕方では、回転子区分体(14)と絶縁分離体(16)の内端は、外側に向かって拡がり、固定しておくための扇形(fantail)(160)をなしている。好ましくは、この扇形部分は封じ込んで、駆動装置一式と次の三つの部品で結び付ける。すなわち、[1]絶縁性の、内部(171)および外部(173)の、陶磁挿入板、[2]軸方向(172)および動径方向(174)の、ナイロン製(あるいは等価の)負荷緩衝器、および[3]絶縁性の排除用(170)および固定用(175)の陶磁ブッシングである。扇形部分は、枠の支柱と構成材(168)および固定しておくための環の部分を含む二つの半構造によって装置に確実に固定される。そのとき、次の三つを用いる。すなわち[1]それぞれ二つの環ギア部分をもつ、据え付け用の環の部分(164)、[2]非常に堅い金属の屈筋(フレキサー)板(166)がついた、据え付け用の挿入環(165)、[3]ナイロン(または等価の)ねじれ緩衝物(169)である。駆動ピニオンギア(162)によって、発生装置の基底面(10)の上に32個の同じで一様間隔で置かれたモーター−発電機系(161)が複合回転子の組に入力の回転トルク(または回転に逆らう制動トルク)を与える。このとき、回転子の駆動装置一式に設けられている全部で四つの環ギア(163)が関与することになる。
【0043】
転がり軸受けの組み立てを用いて、容器の真空誘導区域(コンパートメント)の外周囲のまわりで複合回転子の組を、中心に近付け、安定させるべきである。これに比べて、(磁気浮上汽車技術に普通使われる)摩擦なしの位置調整システムはずっと複雑である。
【0044】
そのような転がり軸受けの組み立ては、複合回転子の組の外周囲のまわりの、静止した円溝配線管と回転する円溝配線管(25)の二対を含んでもよい。さらに一様なボールの間隔をもつ、適当な数のボールによる軸受けベアリング(26)も含んでよい。このとき、ベアリング組立は、非磁性ステンレススチール、あるいは強い電気のある環境で潤滑劑なしに運転できる、窒素化ケイ素(Si)のような特殊な陶磁器を用いるとよい。
【0045】
回転子と付属要素
回転区分体(セグメント)、分離体、および電子放出器とともに複合体として回転する、回転子の構成には色々な電気的構造が入っている。回転子上に設けられた構造と回転子と相互作用する構造は、装置の赤道の上下に対称であることを理解しよう。そして、回転区分体の面内で装置の回りに、連続であるか、周期性があるかして対称である。従って、回転子の上方の点の要素にあてはまることは、回転子の下方あるいは回りの要素についても当てはまる。
【0046】
図1と図2に見られるように、そして図8に模式的に示す、航空宇宙船への応用に適当な、本発明の三段階の実現の仕方では、環状の回転子には電気発生手段のため、次のような要素が設けられている。回転子の外周から始めて、内部に入って行くとしよう。そして、個々の構造物の中では、回転子から始めて、上向きに見て行くとしよう。
[a]バラスト蓄電器は、回転子に直接付いている負の電位の環要素(22)、そこに付いている誘電層(23)、および正の電位の環要素(24)を含む。
[b]ボールベアリングレース(25)のなかには、二つの同一な通路の半分があり、一つは回転子に、もう一つは容器の静止した構造に取り付けてある。その通路のなかでベアリングボール(26)が転がる。レース(25)とボール(26)は、回転子の周辺を支え、構造的・機械的な役割を持つ。電気的な役割はない。
[c]陰極環(28)の形の、電圧誘導二端子環は、回転子区域(14)のうえに置かれ、電気的に接続している。二端子環は、陰極環(28)に平面平行に固定されてはいるけれども、区域分離体(16)の中、あるいは上の柱、ピン、ブラケットを用いる簡単な支えの構造によって絶縁されている。こうしてできた構成物は二要素、あるいは二極真空管の構造を持つように見えるけれども、もっと正確には、高い容量をもつ平行平板型蓄電器で、かなりの交流伝導性ももつので小さな回路での直流遺漏電流を示すことになる。
[d]外側の場のコイル(35)は、螺旋状に巻かれ、連続的なコイルか、望ましくは非磁性の構造中心部(図に示さない)かによって支えられる。好ましくは、コイルは二種の巻き方をする。第一は主要部分、すなわち、場を造るための巻き(81)で、第二は補助部分、すなわち、バイアス巻き(82)である。
[e]外側の電圧電達三極環の組(30)は、陰極(31)、制御グリッド(31)、回転子区域(14)の上方に平面平行に、あるいは同心円をなすように置いた陽極環または要素(32)を含む。この陽極環または要素は、分離体(16)の中あるいはその上の、絶縁性の柱、ピン、またはブラケットのような構造の支えによって、お互いにそして回転子区域からも絶縁する。この組み合わせは、可変制御可能な直流コンダクタンスをもつ、三極真空管類似の構成物である。
[f]中心場のコイル(40)は、螺旋状に巻かれ、連続的なコイルか構造中心部かによって支えられる。後の回路の説明と同じく(図9参照)、コイルは二種の巻き方をする。第一は主要部分、すなわち、場を造るための巻き(83)で、第二は補助部分、すなわち、バイアス巻き(84)である。
[g]内側の電圧伝達三極環の組は、陰極(51)、制御グリッド(52)、回転子区域の上方に平面平行に、あるいは同心円をなすように置いた陽極環または要素(53)を含む。この陽極環または要素は、分離体(16)の中あるいはその上の構造の支えによって、お互いにそして回転子区域からも絶縁する。この組み合わせは、可変制御可能なACコンダクタンスをもつ、三極真空管類似の構成物である。
[h]内部の場のコイル(56)は、螺旋状に巻かれ、連続的なコイルか構造中心部かによって支えられる。後の回路の説明と同じく(図9参照)、コイルは二種の巻き方をする。第一は主要部分、すなわち、場を造るための巻き(85)で、第二は補助部分、すなわち、バイアス巻き(86)である。
[i]電圧誘導用三極環の組は、陰極(59)、制御グリッド(60)、回転子区域(14)の上に置かれて、電気的に接続している陽極環(61)を含む。陰極と制御グリッドは、平面平行に陽極環(61)に固定されているけれども、構造の支えによって、お互いにそして陽極環からも絶縁されている。この組み合わせは、可変制御可能な直流コンダクタンスをもつ、三極真空管類似の構成物である。
[j]一次誘導陽極環(68)も、回転子区域(14)の上に置かれて、電気的に接続している。外部の場を誘導で生じるのに用いられる、静止した平面平行電極系の正要素となる。
[k]環ギア(8)その他の適当な手段で、駆動機構が回転子を回転させる。
【0047】
場のコイル
図1に見られるように、一次直流電圧を生成する手段の主要な回転部分を含む、場のコイル(35)、(40)、(56)は、伝導性であって絶縁された磁石用電線を、多層にトーラス状に(図には示さない)磁気芯の回りに巻いて作る。磁気芯の材料の透磁率は一般に小さい程よい。ここに示す本発明の3段階回転子による好ましい実現の仕方ででは、回転子の上方と下方の二つの類似のグループを造る、各3個のコイルの直流電圧出力は、多数の回転する平面平行な電極環(あるいは放射状の基本単位から組み立てる電極系または電子管)を通じて次々に連結する。
【0048】
図8に明らかに示すように、場のコイルは複合巻きでもよいし、二つまたはそれ以上の独立に電圧を発生する部分を含んでもよい。その際、場を造る各コイルのすべてまたは大部分が界磁巻き(81)、(83)、(85)であってもよい。あるいは、場のコイルそのものが全体として主な直流電圧を発生するのでもよい。1段階回転子による実現の仕方では、上に述べたグループのいずれにおいても、場のコイルの主な部分あるいは界磁巻きの部分は、直接の物理的接続によって次々に繋いでよろしい。このようにして造られる3個の界磁巻の二つの類似グループのいずれも、二極管組みの陽極環(29)の内部抵抗(91)と内部の三極管組みの陰極環(59)の間の相当する面に繋ぐ。この際、極性の決め方の慣習に留意すべきである。
【0049】
夫々の場のコイルの残りの主要でない部分(もしあれば)は、全体としてのコイルの一つあるいはそれ以上の独立のバイアスと、もしくは制御巻、あるいは二次的DC電圧発生部分から成る。この非主要部分は制御グリッド巻から成る2次的な巻を伴うこともある。図8および図9に示されるように、そのようなバイアス巻(82)(84)あるいは(86)は、各々のフィールドコイルに提供され、概略図の直上に配置される。図8の1段回転子構造においては、これらのバイアス巻はまた直接お互いに直列に、内部3極管列陽極リング(59)と制御グリッド(60)の対応するグリッド抵抗(90)の間で接続される。夫々のバイアス巻の負の終端はグリッド抵抗に向かう。
【0050】
図9の3段構造では、フィールドコイルのフィールド巻は直列に外側の電極システムの陽極リングに付置した平板抵抗(92)とそれに隣接する内側の電極システムに、極性指定の慣例に従って接続される。夫々の場のコイルのバイアス巻(もしあれば)は、同じ電極システムの内側電極システムの陽極要素(30)(51)あるいは(59)と負の制御グリッド(31)(52)あるいは(60)に付置されたグリッド抵抗(90)の間で、バイアス巻が陽極リングあるいは電極システム要素に平行で、かつ真空管方式でACと、或いはDC電圧バイアスを供給するように、極性の決め方の慣習に従って接続される。
【0051】
回転する電極の配列(アレイ)
電子真空管設計、構築および操作の方法は、反並行配置の中の発電機回転子を横切るそれぞれの場のコイルグループの結合配列DC電圧出力の主要部分に電流を加えるために採用される。つまり、回転子はいくつかの回転子がマウントされた電極系の有限のDC主要電力系回路電流が直列キャパシタンスと高いバイアス電圧を確立されるまでは一様に電気的に活性化するとは考えられないけれども、回転子セグメントが電気的に極性化するように電流が印加される。
【0052】
誘電性の媒体(23)によって分離された特別の二つの組の高度に容量性の電極環(22)(24)は、それの外部の負の外郭構造の近くの偏極した回転子(6)に添付され、ハウジング即ち筐体(オペレーション中の筐体全体の静止のキャパシタンスおよび表面の電荷密度特性が与えられた、として)の中立のセクションを横切って要求される高い2次的電圧が現われることを可能にすることが十分な前もって定義した量のバラスト荷電子チャージの記憶装置を達成するためにジェネレーターの正の主要DC出力電圧の部分で供給した。
【0053】
電子真空管設計、構築および操作の方法は、本発明で使用された、様々な回転する平らな平行および(または)放射状の電極システムあるいは「配列」の任意又は全てのプレート電流の上の本質的なDCのバイアスを引き起こすかまたは変調するために使用されるかもしれない。各回転する3−電極システムあるいはそのように使用された三極管配列は、巧みに計画実行された電極間隔の関数としてあるその電気的な回路の中にある任意のAC電圧か信号に関して、それが4.0に等しい最小の設計増幅要因(μ)を示すように構築されるべきである。
【0054】
電子真空管設計、構築および操作の方法は以下に示すようなことにも採用されるであろう。すなわち、高エネルギのDC回転子電流上の二次的なパルス化した一方向性あるいは交互の電圧を誘導し、調整しかつまたは増幅するため、また従って、場の周辺電流もしかり、ジェネレーターによって生産された電気場によって生産された手段が、電磁気でかつ、または重力測定共鳴周波数シグナルを(アンテナの形式のように)送受信する目的のために使用するように、およびしたがって場の周辺電流上の一方向か交替する電圧を(場合に応じて)それ自体あるいは個別の同様の装置に、送受信するのに採用される。
【0055】
この教えることに照らして、以下のことが熟考される、すなわち、可能コミュニケーションのタイプ、信号、どれがEDFジェネレーターを使用して調査されるかもしれないかは、量子ポテンシャル真空変動(ΔEq/Δt)(それらは何人かの理論物理学者によってcの速度で伝播すると信じられているが、完全に位相の異なる2つの時空連続体の中で重力とエントロピーの一定のオペレーションについて説明する)の波動力学を利用する電気的な力、磁気力および重力的な力を連結するでしょう。万一この量子重力理論が正確であると分かれば、この波速度の(重量測定的に連結した)EM信号の送信遅れは、1光年当たり.105秒だけになるでしょう。
【0056】
どんな場合も、好ましい3−段階回転子具体化の中でのみ図Iおよび9(しかし図2の中では示されない)の中で描かれる変圧器(89)を連結する回転子接合部が、使用され回転するダイオード上に直ちにマウントされるだろう(各々に一つ)三極管配列(28)−(29)、(30)−(32)、そして(5l)−(53)それぞれ(29)(30)を転送するであろうことは注目されるべきです。これらの変圧器は、単一の層の1次および2次の巻線があって、粉末化した鉄あるいは非磁性の芯(コアー)(界磁コイルのような)のいずれかの上で連続的な環状面コイルの形式を優先的にとるかもしれません、あるいは1つ以上のペアのバランスのとれた(トロイダル)環状体の弧セクションコイルおよび前述の回転する配列上に一様に分配される、同様の構成の芯(コアー)の形式をとる。各変圧器(89)は2つのDCの阻止コンデンサー(88)を使用する。それの個々のバイアス巻線かシリーズ・グループ、その関連する三極管配列、および対応する平板抵抗器(91)か、(92)が入力としてその三極管のグリッド抵抗器(90)を横切って存在するすべてのAC信号電圧の増幅の1つの段階をともに含むことは図8および9から評価されるかもしれない。このように、ジェネレーターによって作られた外部フィールドの外からの1つの形式あるいは別の形式の電磁波は、フィールドエンベロープ電流の波形に対するそれらの影響から、検知されるかもしれないし、装置(航空宇宙船として使用された時)の内部から増幅されるかもしれない。
【0057】
回転子と枠(フレーム)に備えられた要素の相互作用:
磁気環
静止している永久磁石の多くの循環的な配列は、本質的に主要DC電圧生成法の定常的な部分からなる、またそれぞれのそのような磁石は、望むらくは軸方向に非常に高い残留誘導(Alnicoとして一般に名高い合金ファミリーのような)を示す金属の強磁性体の丸いストックからなるC−形の環として構成される。個々のそのような配列を含む個々の磁気環の数は一般に(実際的な方法で)最大限にされるべきです。好ましくは、各磁石配列は、要素の内部の直径への小さな直径に概略等しい直径の堅いかつ環状の磁性がない丸芯(示されていない)を持っている、つまり環がそろばんワイヤー上で玉のように容易にその上に糸に通されるかもしれないそのようなものである。
【0058】
図1および2をもう一度参照して、いくつかの磁気環配列(34)(39)(55)の各々は、合同する装置の上部構造が分割される類似のセクションの数への数においてむしろ等しいセクションにインストールされるかもしれない。個々の磁気環の個々のそのような循環的な配列に関連した回転磁界コイル(35)か(56)(40)は、それぞれ、それに同心で隣接するに違いありません。また、その配列の構成する環の流出ギャップの両方とも放射状のセンターラインおよび軸のセンターラインに基本的に置かれる。力がそのために生成されるとともに、これらの環は周期的な交換を必要とするかもしれません。
【0059】
個々のそのようなC−形の磁気環の流出ギャップの最大の長さは、その関連する界磁コイルの直径の外側のマイナーな直径よりもちろん、ほんのわずかに大きいか、概略等しくあるべきです、あるいは形成された内部の磁石環よりほんのわずかに少ない直径をもつべきです。好ましい実施例では、もしそのように望まれれば、さらに、それらは容易に垂直に適応させられるかもしれませんが、これらの環フラックスギャップは水平に向けさせられます。個々の磁石環も上部構造内にマウントされるかもしれません、そのようなものの収容、高保磁力を持つ永久磁石(焼結させられたフェライト5(BaO・6Fe)のような)の比較的小さな薄い軸方向に極性化されたウエハーは、漏洩フラックス(磁束)遮蔽あるいは減少の役割をするためにそれの同様な柱に面するそのようなウエハーの磁極と共に、その環磁石のくぼんだ中心に位置します。これらのオプションの構成要素は、記述されたマウントのコア(芯)の各々に切られた対応するスロットへ挿入によって最も容易にインストールされ、非常に大型装置での使用に推薦されます。
【0060】
さらに同心円状に配置したジェネレーターの真空に引いた誘導コンパートメント(12)に、しかし、固定して容器の回転子集合体で回転する代わりに構造内にマウントされたものは、主要な電気的な生成する手段の次の要素です。再び、図1および2、ならびに要素への言及の中で示されるように、それらは容器の外部の周囲から順番に内部へ議論されます。で、回転子の上のある一点の要素は、回転子より下の、およびその回転子のまわりの同様の要素に当てはまります:[a]ボールレース(ballrace)(25)の静止している半分;[b]静止している永久磁石(それらは磁性がない芯にマウントされるべきであり、好ましい具体化に最高900のそのような環磁石を容器上部構造のまわりの均等割付として組込む)の外部の配列(34);[c]静止している電磁気の電機子(37)あるいは「可変誘導体」配列の循環的なグループ、外部放電電流および内部回転子集合体(それはそれに中心に近い方である)の両方の上の回転磁力を与えるために使用される。個々のそのような配列はむしろ最高180のそのような電機子を含み、その構成する電機子が回転子の回転の軸と軸方向に平行なように、筐体の中立の地域内にほぼ集中させられることになっています;[d]静止している永久磁石(それらは磁性がない芯にマウントされるべきであり、好ましい具体化に最高720のそのような環磁石を容器上部構造のまわりの均等割付として組込む)の中心配列(39);[e]静止している永久磁石(それらは磁性がない芯にマウントされるべきであり、好ましい具体化に最高576個のそのような環磁石を容器上部構造のまわりの均等割付として組込む)の(55)の内部の配列;そして[f]、静止している陽極環(58)、(それは、内部の静電誘導三極管配列の回転する陰極(59)に隣接して、かつ平板、平行に置いてある)。それは下に記述されるような図10の中で示されるコントロール回路類に利用可能になる、引き起こされた正の電圧を発生させる。
図8および9は、主要なパワー・システムの2つの実施例を示します。外部のフィールドを引き起こすために使用された「フィールド誘導システム」あるいは静止している平らな平行電極配置は、一方の場合および図10の電圧制御システムに基本的に同じであり、一方の具体化と共に使用されるかもしれません。
【0061】
図8のより単純な単段の回転子システムは、そこで有用な電気あるいは熱を生産するためにEDFジェネレーターが使用される応用のために第一に意図されます、後者は、主要な液体の船体冷却液から抽出されることは主要な熱の導管(48)(図1の中で示される)の中で循環します、それはフィールド・パワー抵抗器(63)を包囲しています。熱の2つの交換あるいは主要なサービスマニフォールド(示されていない)が、そのようなジェネレーターからの電気的熱の出力の著しいレベルと同様に、関連するユーティリィティか物理的なプラントからのそのようなジェネレーターに地上の支援をそれに供給するでしょう。個々のそのようなマニホールドは、2つの正の電荷を持つ筐体ゾーンのうちの1つの単一の循環的な中心セクターへ直接接続するでしょう。これらの2つの中心セクター(44)、ひとつあるいはどちらかの各々は図4の中で描かれているが、この場合伝導性でない材料から構成されなければならない。
【0062】
一次電力系回路の記載
図8を再び参照すると、外部、中心、内部の界磁巻線(夫々(81)(83)(85))は直列に接続され、このように生成された電圧は内部の誘導三極管配列陰極輪(59)と(プレート抵抗器(91)を通過し)外部誘導ダイオード配列陽極輪(リング)(29)、バラストコンデンサー陽極輪(リング)(24)に印加される。
【0063】
それぞれの外部、中心、内部のバイアス巻線(夫々(82)(84)(86))は直列に接続され、このように生成された電圧は内部の誘導三極管配列陰極輪(リング)と(グリッド抵抗器(90)を通過し)その同じ配列の制御格子(60)に印加される。電気的に陰極と並列な前述の制御格子を形成する。
バイアス巻線(82)(84)(86)の巻数とグリッド抵抗器(90)の値は、内側の誘導三極管配列が電流遮断する非常に近傍までバイアスされるよう制御格子(60)にバイアス電圧が印加されるように設定される。この結果外部の誘導陰極輪(28)と内部の誘導陽極輪(61)の間の回転子部に非常に高い電圧が生じるが、三極管配列は遮断バイアス近傍にあるためシリーズ界磁コイル電流は非常に低い、この配置を用いた推奨実施例においてこれら二つの輪の間の回転子部の電圧は4フィートの直径のプロトタイプで約8,000ボルトまたは筐体直径1フィートあたり約2,000ボルトとなる。シリーズ界磁コイル電流は小型の装置においては微小なアンペア数、大型装置では1桁大の電流に限定されると予想されます。
【0064】
図9の中で示される推奨実施例は、3段回転子システムであるがEDFジェネレーターが航空宇宙容器(船)として使用される場合において、エネルギ/波動関数信号を外部から検知し、先に述べた方法で増幅することが可能な点から、非常に有効な応用と考えられる。
この実施例では、直接直列接続されている界磁巻線(81)(83)(85)の代わりに、中間の電圧移送三極管真空管構造が前述の界磁巻線間の間接の直列接続を達成するために使用される。このように生成された電圧は再び内部の誘導三極管配列陰極輪(59)および(プレート抵抗器(92)によって)外部の誘導ダイオード配列陽極(29)、バラストコンデンサー陽極輪(24)へ印加される。バイアス巻線(82)(84)(86)はこの場合は、外部、中心、内部の回転三極管配列の制御格子(31)(52)(60)の陰極に独立のバイアス電圧を供給するために使用される。上に記述された単段の回転子実施例ではバイアス巻線(82)(84)(86)の巻数、グリット抵抗器(90)の値は、対応する三極管配列に電流遮断に近いバイアスがかかるような制御格子(31)(52)および(60)のバイアス電圧がそれぞれ印加されるように設定する。
【0065】
これは、三極管配列の近い遮断のバイアスであることにより非常に低いか微小な電流で、外部の誘導陰極輪(28)および内部の誘導陽極輪(61)の間の回転子部(14)に非常に高電圧を引き起こす。この配置を用いた推奨実施例においては2つ輪の間の回転子にかかる電圧は、筐体直径の1フィート当たりおよそ1,500ボルトになると見込まれる。
【0066】
一般に、主陽極輪(68)以外の静止陽極輪(58)回転電極輪の全ては非磁性構造ニッケル合金(インコネル600等)から構成されるべきです。回転陰極は、適度にトリウムを添加したタングステンから作成されるかもしれません。しかし、特に小さなAC信号電圧の増幅が通信目的に使用されるかもしれない3段実施例において、小さなDC主要な(Primary)パワー・システム電流を確立するのに必要なように、観測される「暗い放電」電流値は不十分であると考えられる。通常の誘電率85のティタニア(Titania)は、様々な回転する電極を支援するポスト、ピンあるいはブラケットを形成するために良好に使用され得る。
【0067】
両方の単一段および3段階発電機の実施例中で形成されるような双方の主パワー・システム(回転子)界磁巻線回路は固有のAC直列共振周波数を持ち、その周波数での動作は段階AC信号再生および増幅を可能とする依存段プレート電圧低下(横断抵抗器(91)あるいは(92)とともに、シリーズ界磁巻線AC線電流(与えられた回路抵抗器制約内の)を極大化する。従来の関連する実例のように、一連の共振周波数では与えられた回路の誘導と容量性リアクタンスはほぼ等しい。したがって、全体としてDCおよびAC回路性能の観点から様々な回転子電極配列およびプレート抵抗器(91)か、(92)はキャパシタンス、抵抗の夫々に非常に特定の固定した設計値を持たねばならない(全界磁巻線電圧の関数として)ことから、前述のジェネレーター回転子回路実施例のいずれかの直列共振周波数が界磁巻線インダクタンスおよびコイルコアの透磁率に大きく左右される。
【0068】
その後、3段回転子実施例中で形成される個々の主電源システム制御格子巻線サブ回路は、前述の固有のシリーズ共振周波数において容易に段階AC並列共振に調整されるかもしれません。また、それによって、全段階AC信号電圧利得あるいは増幅のレベルを決定する段階グリッド電圧低下(各グリッド抵抗器(90)を通じて)を最大限にする間に段階グリッドサブ回路電流を最小限となる。従来の関連する実例のごとく、並列の共振周波数では繰り返すが与えられたサブ回路の誘導と容量性誘導抵抗の値はほぼ同等で反極性となる、この条件は、図9の中で示されるように、もし所望するのであれば各回転子段カップリング変圧器(89)の第2巻線(あるいは制御格子抵抗器側)全体に渡り適切設定されたオプションコンデンサーを接続することにより達成され得る。
【0069】
場の誘導系:
正電荷の筐体部分を帯電させるために使用される静電伝誘導電極システムの技術的な議論を始める前に、その少数の重要な運用上の特性がより明白に理解されるように、主要なパワー・システムの電気回路のある様相をさらに解明することが必要である。
【0070】
今図7を参照して、ジェネレーターの回転磁界コイルの2つの同一のグループ(1つは回転子の上の、また軸もう一つは下の)は、一対の容量性電極リングを用いて回転子部分に渡り単純に直列に接続されている必要があり、このことにより、回転子に対して単一の直列環(ループ)を形成します。しかしながら、2つのそのような直列環(ループ)は両方のそのような環(ループ)に共通の回転子セグメント回路端子に関して相互に反極性に静電気的に平行に接続されます。
【0071】
回路解および直列DCの静電容量の適応する原理に基づき、固定したアース参照がない場合、同等で反極性の電圧が回転子がマウントされた誘導陰極(28)および陽極(61)に印加されるような、相反した直列平行回路は容易に形成され得る。この結果、回転子組立(アセンブリ)はそれ自身、完全に動作中、直接のアースか筐体アースなしとなります。また、回路が有限のDC電導電流によって十分にエネルギを与えられるとともに、対応するセグメント極性化は維持される。
【0072】
主要DC回転子電流が筐体エミッターリング(47)に対して確立され、逆に外部放電電流が正のゾーン・セクター(42)に生成される場合、主要誘導電極(64)−(68)は回転子に帰還する2つの単純な直列環を形成するとともにそのような二つの外部電界抱絡(エンベロープ)副回路はEDF発電機の「電界誘導システム」回路を構成する。さらに平行中の軸車および2つのそのような外部フィールド封筒サブ回路に2つの単純なシリーズ・ループを完成する、以上、電界放電電流が主回転子電流に等しく、回転子部(セグメント)回路端子(log)が上記の主システム回路両方に共通であることを述べました。
【0073】
オペレーションの方法についての記載から明白なように、前述の主回転子回路に関して「浮(フローティング)アース」であり、荷電された筐体部は直接の地アース、筐体アースを持たないことは肝要です。これらの2つの主電極システムの陰極(64)は、非常に高い抵抗性のバイアス(図10に示す)で筐体アース参照をもつし、作動中のどの実際の陰極荷電の不安定性、ポテンシャルは検知され測定され得る。
【0074】
したがって、ファラデー遮弊原理に照らしておよび前述のおよび回転子部分の両端に生じる等圧で反極性の電圧により、回転子電界エミッター(17)と2つの負性の表皮部(あるいはエミッター輪(47))の内部の表面の間の電位差は主電極システムと交差する作動において等しく(また極性は反対)なる傾向がある。また、したがって、フィールド・エミッター(17)および前述のアース参照の主陰極(64)の電子放射率中の適切に広大で技巧的な格差は(「オペレーションの方法」について節中で最初に概説された方法で)主電圧拡張比率を決定するであろう。このトピックは、次の節でより詳細に議論されるでしょう。
【0075】
さらに、ファラデーとレンツの法則に従って、最小限の回路AC電流インダクタンス損失下で非常に高いDCの主電圧を生成することができる基礎的な電界−表皮回路発電機の設計が示されます。しかしながら、主電源システムのDC電圧は、通常使用可能な電気的な出力の目的のために、容易に利用可能ではない。無ブラシ電極輪(58)が回転子以外(off−rotor)の使用のための主電圧のどの部分も抽出するため使用されます。図10と関連して図8および9内で示された主電源システム概略図は2つの追加の静止陽極輪(58)の使用をうまく示している。その一つは内側の回転子誘導陰極輪(59)に隣接してつるされていて、それは「取られる」べき大きな静電気誘起正C電圧を起こさせます。この正の電圧はその後、回路が、発電機筐体に負のアースされているという条件下で外部回路内の低圧源として使用されてもよいが、それは補助的な搭載物用途のみに限られる。
【0076】
それは特に図7で見られるように作動中の発電機を取り囲む電気力学電界を形成するため正叉は負の筐体叉は外装部分に印加されるための電圧を生成するための二つの主要装置がある。これらの2つの装置は次のとおりです:[A]主電源システム、それは電磁誘導によって大きなDCの電圧を生成し、次に、静電誘導によって伝導性が(回転子部品の内側、外側に)付加された2対の誘導陽極(61)と陰極(28)輪の間の回転子部品(14)にかかる電圧の大部分を誘起する。
[B]電界誘導装置、それは筐体アースを保ち、負の電子を剥ぎ取ることによりそれぞれのゾーンセクター(44)および(または)(42)を同時に正に帯電させるように回転子の正の内側円周と二つの主陽極輪(68)の間、更に高度に電子放射する静止陰極(64)の2つの別個のセットの間に存在するポテンシャル差のために利用される。
【0077】
これらの主電極配列陰極(64)の各々は、直接電界パワー抵抗器(63)に接続する。それは中央の筐体部の正の動径域(42)に順次接続することを意味する。個々のそのような陰極(64)も、垂直に3つの静止している平面平行グリッド電極要素、および回転子部(14)(それらの正の内側円周に対して)に対して伝導性を付加された最も内側の回転誘導陽極(68)の2つのうちの1つからなるグループとして装置内に垂直に並べられる。3つのグリッド要素の個々のそのようなグループは、放射状のゾーン・セクター(42)当たり1つの複合格子部品として、制御格子(65)、加速器格子(66)および抑圧格子(67)で構成される。
【0078】
前述の主誘導陽極輪(68)と一緒に、個々のそのような5電極グループは、「ユニット五極管配列」(69)(図7で見られように)と名付けられるものを構成します。ユニット五極管配列(69)およびそれらの関連する構造をマウントされたパワー抵抗器は、2つの環状の部品として組み立てられ、回転子と2つの正の筐体部の間に設置される。以降これは「主誘導リング配列」引用される。
【0079】
夫々の主誘導リング配列のユニット五極管配列は電気的に並列に接続されていること(電界外装と回転子の間で)とユニット五極管配列陰極の数が発電機の上部構造が分割される数と同じであることからユニット五極管配列陰極(64)と回転子主陽極リング(68)の間の電位差は、「主配列電圧」と呼ばれる。
【0080】
電子真空管設計、構築および操作の方法は、外部の電気力の電界を可変的に不等大にし、したがって、方位的な推進力を持たすことを導き出す目的のため極性化された回転子に対して電気的にリンクしているいくつかのユニット五極管配列のプレート電流上の本質的なDCのバイアスを引き起こすかまたは変調するために使用され得る。個々のそのような「静止」5電極システムあるいはユニット五極管配列(69)(その陽極要素は現実に回転する)は、任意のAC電圧に関してまたは電界誘導装置回路の中に存在する信号に対して、設計された相対電極間距離の関数として最小設計増幅因子(μ)が12.0に等しくなるように構築されなければならない。
【0081】
回転する主要な誘導陽極輪(68)、静止陰極(64)および様々な格子要素ワイヤーは、非常に重い電導電流がこれらの主配列を流れるためタングステンから構成されるべきです。セラミックのポスト、ピンあるいはティタニアのような特別な材料から構成されたブラケットは、様々な静止電極および格子要素をすべて支持するためにもう一度使用されてもよい。また、各ユニット五極管配列の格子ワイヤーは「ビーム・パワー五極管」真空管中と同様に垂直に(あるいは、相互に陰になって)配列されるべきである。
【0082】
図1の中で一般に描かれるように、埋め込まれた冷却液を持ったコア(49)を備えた主熱導管(48)は、各ユニット五極管配列、そのパワー抵抗器(63)およびその抵抗器の囲む誘電性のバッファー(45)を包囲し機械的に支持する。これらの熱導管および誘電体バッファーは、一層に詳細に以下で検査されるでしょう。
【0083】
電界誘導装置の動作は、図10の中で示されているように、性質的にモジュールで、それは機械的に電気的に各ユニット五極管配列(69)の静陰極および格子要素に接続されていて、中央電界電圧制御装置によって規制される。この点では、上に記述された補助の静陽極環は(58)は前述のユニット五極管配列の加速クリッド(66)に印加される正電圧源として利用され、そのような電界電圧制御装置がその目的にこの電圧を受け入れるように設計すべきである。電界誘導および電圧制御装置は、以下の節でさらに議論されるでしょう。
【0084】
帯区分(zone sector)の構成:
図3および4を参照して、電気的に平行な放射状のセクター(42)に共同して発電機電界ハブを形成する2つの外装正極ゾーン叉はセクション(5)の夫々を分割する主な目的は、特定のパワー抵抗器に到達する外部電流を制限することと、ユニット五極管配列コンビネーションをほぼ均一に保つためであり、またこれは多少電界の電流帰還渦損失も減少させます。しかしながら、個々の放射状のセクター(42)もその電気的な隔離によって、ローカルな推進力生成差異(推進3段回転子の)に影響する能力を与えられます、そしてz軸の中の進路コントロールの本質的な手段が、そのセクターによって導かれた比例する電界電流を変えることにより任意の与えられた放射状のセクターに関しての電気力電界におかれたローカル抵抗を変えることがそのとき可能になります。
【0085】
個々のそのようなセクター自体の固有の抵抗は非常に高い操作中の温度でさえ無視できるので、また一部は提案されている鋼製外装プレート材料の抵抗比の非常に低い温度係数により、各セクターの放射状の長さ方向に渡る電圧低下はさらに無視できる。したがって、適切なセクター厚さの決定は完全に構造の考察になります。ゾーン・セクター化に関しての第2の設計ゴールはしたがって、電界ハブ全電導質量が装置の回転子セグメント(14)のそれに接近するように放射状のゾーン・セクター(42)に一定の横断面のエリアを選ぶことです。
【0086】
発電機電界ハブの個々の正極のゾーン(あるいはセクション(5))を形成する外装板は、ステンレス鋼あるいは強靭な金属から造られるべきであり、先を切られたくさび形および円盤状中心ゾーン・セクター(44)からなる36の当面積の放射状のゾーン・セクター(42)へ分割すべきである。以前に述べたように、単段発電機の実施例においては、これらの2つの中心ゾーン・セクターは非伝導性材料もしくは構造を持ち、さらに上に記述された交換か主サービスポートの接続を容易にするためそれぞれのゾーンのエリアの合計のおよそ4〜5%を含むべきです。3段発電機の実施例においては、そのような中心セクター(44)が放射状のゾーン・セクター(42)の代りに伝導性であるべきで、また同様の目的のため各々前述のゾーン・エリアの約1%を含むべきです。個々の正電荷の放射状のセクターは、その放射状の長さの方向のその横断面のエリアが、非常に一定の値で維持される方法で、単一の外皮めっき物質が作られるべきです。
【0087】
各中心ゾーン・セクター(44)の一定の厚さは、内側の円弧幅で計った放射状のセクターの厚さと同じでなくてはなりません。また、放射状のセクターは、それら出会う中心セクターの周囲(単段の回転子装置以外においては)においてそれぞれの中心セクターから隔離されなければなりません。適当に薄いセラミックの絶縁分割(43)は、個々の隣接したペアの放射状のゾーン・セクター(42)間で、およびしたがって3段装置に各中心セクター(44)のまわりに装着してよい。また、これらのセクター絶縁体の均一な板厚は一般には最小限にされるべきです。
【0088】
3段装置では、外装の円周上の方位点に相当するそれそれの正電荷筐体ゾーンの四つの放射状セクター(42)は(図4の中の影線で示されたように)電界ハブを等価な四分の一に分割するが、それら4つのセクターのそれぞれのパワー抵抗器(63)の最大の正電圧で正電荷ゾーンの中心セクターと並列に接続されなければならない。
【0089】
各中心ゾーン・セクター(44)(3段装置中の)とパワー抵抗器の対応するネットワークを接続する四つの導体の並列抵抗器は、以下で述べられているような均一な零信号電界バイアス条件の下において、フィールド電流の流れのセクターの単位面積あたりのレベルは、直近の放射状のセクター(42)のそれよりわずかに平均して高くあるべきです。
【0090】
主配列の中心ゾーン・セクター(44)に接続されたパワー抵抗器に相当する個々の主誘導輪配列の4ユニットの五極管配列(69)はローカルな押力差異(3段回転子装置中の)に関連した動的フィールド電流変調として個々に利用されないでしょう。一般にその代りに、主として信号コミュニケーション送信および、または受信活動への潜在的な関与のために保存されます。
【0091】
パワー抵抗器:
図1で見られたように回転子組立て部品と正電荷の筐体コレクター若しくは放射状ゾーンセクター(42)とリンクさせるために用いられるそれぞれの平板平行電極システムまたはユニット五極管配列の陰極要素(64)はある低い誘電率および高い体積抵抗のセラミック抵抗器ブロック(63)を用いて正電荷のセクション若しくはセクターと電気的に接続されるが、これは高い操作中の電圧およびコレクター部の温度において弱いが効果的な伝導体になり、また、セクションあるいはセクター(42)と前述の陰極要素(64)(図10の中で示すようにそれは筐体アースされている)の適当な外部フィールド電流の電圧降下を保証する。
【0092】
図1を参照して、高い操作中電圧および前述のパワー抵抗器の温度レベルでさえ伝導体にならないある高い誘電率および非常に高いボリューム抵抗がある強誘電体材料から構成された誘電性のバッファー(45)も含んだセラミック抵抗器ブロックあるいは「パワー抵抗器」(63)各々は、中空セラミックの熱導管(48)によって完全に覆われる。これらの熱導管(48)はパワー抵抗器を正電荷の外装セクション若しくは放射状セクターの平らになった内部の表面に機械的に接続し、また、および液体のナトリウムのような非常に高温伝熱流体をアースにたいして最適の陰極ポテンシャルを保証するために適当な抵抗器温度が維持されるように、そこに循環させても良い。
【0093】
適切な吸排気管、ポンプおよび熱交換器システム(示されていない)は原子力発電所に通常関連した方法で熱の導管コア(49)の中で主要な伝熱流体循環させることによりフィールド電圧降下のため生じるパワー抵抗器(63)からの回収可能な熱エネルギを除去し、運搬するために用いてもよい。同様に、そのような主要な外装冷却液が循環する割合は回転子組み立て品の安全電流容量内の値に外部フィールド電流を直接規制し制限するために使用されてもよい。
【0094】
発電機の各々のパワー抵抗器(63)およびその関連する誘電体バッファー(45)、主要熱導管(48)が、組み立て品として、固定で正の縮小電圧端子(非表示)を組込むために設計されるかもしれないことを指摘することは重要である。それによって、負荷制限回路が主陰極に直接アースされている限り、基板上の主電源、又はDC出力、又はAC電源が発電機に叉はから供給されるかもしれない。高度に伝導性の主冷却液中に引き起こされた動電流をコントロールするか利用するためにバイアスをかけたり、減衰させたり、セクションを接続するどんな主要な導管も誘導的に連結することに対して条件が示され、示されてもよい。基板搭載された電気的な抵抗加熱手段が、主要な冷却液および順番にパワー抵抗器および誘電性のバッファーをあらかじめ熱する目的のために組込まれてもよい。
【0095】
さらに、図11を簡潔に参照して、外装の中立のセクション(4)を横切った最小の半円の弧軌道(142)に沿って図に表わされるように、筐体の電位差がブレークダウン電界強度に達する前に発電機のパワー抵抗器が伝導状態になることが成らなければならないことを指摘することは重要なことであり、また、電界放電電流の流れが始まります。したがって、超高電圧用の単段の回転子装置および超高電圧用3段回転子装置の中で使用される抵抗器材料の最大の誘電率は、約k=11として計算され得る。
【0096】
図14で最もよく見られるように、筐体の全体に先細の末梢部分全体を支持することを支援する第2の外装冷却液システムの帰還熱導管(79)は、上述のパワー抵抗器組み立て品の間の基板中を通過しなければならない。また、したがって、抵抗器(63)は、必要なクリアランスを提供するために複雑な先細だった形を仮定しなければなりません。図1および2の中で一般に描かれるように、それらはその「先端」、叉は外面の終端で台形の断面(内側の円周の幅より多少大きな放射状の長さで)、および底か、陰極の終端で長方形の横切り断面を持つでしょう(放射状の長さよりはるかに大きな円周の幅)の長方形の断面を持つでしょう。この点では、それらの巧みに整形された形はまだ、上に記述された好ましい正電荷ゾーン・セクター構築のそれと正確な類似で一定の電導断面積を維持するべきです。
【0097】
誘電緩衝器:
図1をもう一度参照して、他の近くの構造物への直接の放電が起こるのを防ぐためにパワー抵抗器(63)−運転中でそれらを横切って生じる極端な電圧低下のため−を電気的に絶縁することは避けられません。しかしながら、どんな「通常の」誘電性の値でも要求される絶縁の厚さによる問題だけでなく、パワー抵抗器の600乃至700+℃範囲という計画された運転温度は完全にほとんどすべての既知の誘電体の使用を排除することです。幸運にも、航空宇宙エレクトロニクス応用(特に多重層コンデンサー)で使用される高温誘電体の捜索は、空間電荷バッファー(156)あるいは発電機ののパワー抵抗器(63)用の誘電性のカプセルの材料(45)として、潜在的に使用にふさわしい少数の新種の材料の開発に結びつきました。
【0098】
ここに熟考された応用では、物質内の回路伝導損失を招く反極性の接触電圧は存在しないので(コンデンサーの中でのように)、抵抗器カプセルの材料の体積抵抗力は高温での誘電率kに多少第二次的な要素です。したがって、第1の考察は600oC以上で非常に大きなk値を示す誘電体の能力です。これは、クラスIII高い推移温度強誘電体の非常に小さな選択したグループの領域に材料の利用に直結する。タンタルに修正済のランタン・チタン酸塩および鉛イッテルビウム・タンタル酸塩のような物質は、300乃至450℃未満では顕著な絶縁耐力を示し始めません。そのような1つの合成物(ナトリウム・ビスマス・チタン酸塩(Na0.5Bi4.5Ti15))は、現実に655℃(1,202°F)というパワー抵抗器の作動温度の殆ど中心で約3100という驚くべきピークk値を示します。これは、必要な回転子空間電荷バッファー部分(156)および(または)抵抗器誘電体バッファー(45)を形成するためにこの合成物が極めて適していることを示すように考えられる。
【0099】
誘電性のバッファー部分の製造中においてこの、叉類似した特別の合成物を配合、焼結させる場合品質管理中に大きな注意が払われるべきことは強調されるべきです。不純物の絶対的な最小は保証されなければならない、構成するパウダーの密度は最大化されなければならない、また、各部分は所望の運転性能を出す使用に先立ち、最も小さな物理的な欠陥のないことが保証されなければならない。これらの重大なコンポーネントが各々それぞれのパワー抵抗器(63)と同時に、および恐らく対応する主熱導管(48)でさえ同様に同時に圧縮鋳型形成、焼結させられるかもしれないことも期待されます。
【0100】
各パワー抵抗器(63)付随した熱導管のコア(49)は高純度のアルミナもしくは同等の直接成型される金属で被覆された強靭な金属か合金管材料(モリブデンのような)から(63)造られるべきである。したがって、その超過熱を回復するか取り去るためにそのパワー抵抗器の外面のまわりに推奨される液体ナトリウム伝熱流体あるいは冷却液を循環させている間、個々のそのような主熱導管は対応するユニット五極管配列の静止している電極を支援するために使用されるかもしれないほど非常に強い構造要素になる。
【0101】
各パワー抵抗器(63)、その誘電性のバッファー(45)および関連する主要熱導管(48)は、ともに1つのパワー抵抗器組み立て品となり、およびそれと対応するユニット五極管配列と結合された組み立て品は、現在の目的のために主要な誘導配列環および電界誘導システムから構成される要素のグループを形成するとみなされる。
【0102】
広範囲な計算は、発電機の殆どのサイズの単段の実施例中の適切なパワー抵抗器材料が化学式MgO・SiOを備えたセラミック材料になるだろうということを示しますが、それはCeramTecNA社からCeramTec指定凍石岩357として利用可能である。電機の殆どのサイズの3段の実施例中の適切なパワー抵抗器材料が化学式2MgO・2Al・5SiOを備えた多少異なるセラミック材料になるでしょうが、それはCeramTec指定菫青石547としてCeramTec NA社から利用可能である。
【0103】
場の誘導系回路の一般的な記述:
EDF発電機の電界誘導システムの概要を述べる前に、この応用では、外装自体が回路の作動部分であるので筐体の性質もしくは外装配置の多少包括的な考察が必要である。そのような配置の機能としてのその静電気の特性は、したがって、外部電界表皮放電電流自体の性質に基本の影響があるでしょう。
【0104】
本体の設計:
図3で最もよく見られるように発電機の外装配置の派生物は長く複雑な階層を含む。これは最終および厳しい合成形が選択された理由が適切に「作動する」ことであることを暗示していると取るべきでない。それは、偶然すさまじい電気的な複雑さおよび鼓舞する航空学の含意の両方を要する基本的には機械装置の発明者の概念化の推奨実施例を単に反映したものです。
【0105】
万一提案された容器が時間/光障壁を超越する可能性を探求するために使用されるとすれば、その空間の置換および電荷/質量比に関する非常に正確な計算は、確かに必要になる。したがって、選ばれた外装設計の主要な理由のうちの1つは、2つの先を切られた正円錐と2つの1基礎球ゾーンの体積と残りの円筒状の中央の容器部分の体積を使用して、容易に計算されるかもしれないということです。
【0106】
単にこれらの定式を使用して、事実上正確さにおいて重要な損失のなしに任意のサイズに直線的に拡張できるように(外形半径のスカラー関数として)容器船体配置は開発された。諸元のテーブル、引用された後の詳細な計算はすべてそれに基づいているが図3に付随した外装の概略図形、引用された後の詳細な計算はすべてそれに基づく)は、わづか直径48”の理論的な容器本体にたいする設計技術の適用を示す。厳格な機械的な制限により電気力の電界発電機の構築完全に実現性の上で実際的であるとは分からないかもしれないし、発明者は事実上構築可能な最小の機械のプロトタイプ・モデルと考えていることを強調しなければならない。しかしながら、このオリジナルの本体寸法は、より大きな機械の実際の構築に先立って、発電機の主要なコンポーネントの相対的な寸法および位置決めに関して可能な仕様書を最大の可能な精度での開発を促進するために慎重に選択された。
【0107】
負電荷の(3)および正電荷の(5)本体セクションの表面部は互いに同面積にされませんが、それは以下の2つの非常に重要な理由のためである:[i]本体容器に重要な理論的な誘電容量を与えるため(幾何学的形状に関わらず);そして[ii]、2つの「運転」もしくは電界雲の放電電流部分が断面において均一になるようになるため。
これらの基本の設計基準と関係のある本質的な考察は、次の連続的な漏出電流を示すDCコンデンサー中の一定の電界強度に対する静電気の公式で最もよく表現されます:
=Vσ/dε,ここでV=ボルト単位の平衡電位差、
σ=一つの平面状の平均荷電密度,
d=メーター単位の平板間の距離,
ε=普遍的静電定数,
E=ボルト/メーター単位の均一電界強度
以前にその上記のセクションで議論されるように、この方程式は発明の運転の方法に重要な支持の役目を果たします。
【0108】
この規範は光速度を突破するを試みにおいて本体の構造的完全性(また容器に関して曲がる安定したカーの距離空間を確立する)さらに、相対質量効果が生じる光の中で中央容器/機室の重力的安定性をもたらすために仮定されるので、電界ハブを取り囲む本体体積と電界ハブ自体含む1底辺球ゾーンの周辺の右円錐曲線(peripheral right conic sections)セクションの体積は推奨実施例では等しくされている。
【0109】
この等面積/等体積設計を達成するために、それは2つの重要な相互関係がある定数(本体の内部のスペースを放射状に「離す」ときに用いられた比率1/5に付け加えるに)を使用することが必要であることが判った:本体面積定数および極本体定数。面積定数は、全面的な設計解で等面積部分を達成するのに必要で(名前が意味するように)、本体の放射状の幅の推奨実施例の拡大から中立の(4)および負電荷(3)筐体環半径の小さな偏差を指示する。
【0110】
別の必要な設計要因、極本体定数、性質においてはるかにより複雑です。この値は、それらの弧形の関数として球の本体ゾーン(5)の最大の高さを指定します。また、対応する可能な極体積差異は実施例の等体積特性の達成にとって絶対に必要です。装置の負電荷の筐体エミッター輪(47)の赤道上で、有限であるが、電気的に重要な周辺の端の「厚さ」(したがって表面面積)に対して許容範囲があることは重要なことであることに違いないが一般に、以下で述べる諸元表の中で与えられた数式を使用して得られた「純粋な」設計モデル値を単に最小に修正するのみである。
【0111】
本体(Hull)の構成:
今図3および4を参照して、外部筐体(ハウジング)あるいは本体(1)が特に垂直な対称軸方向に厚さを持つ円盤形状を持つことは(それは、さらに回転子の回転軸を構成します)放射状の中心線面に沿った直径や垂直中心線に沿った最大厚さから本体の放射状の周囲(47)の最小厚さまで素直に薄くなっていることに比較すればいささか仔細なことです。循環的なディスクにその放射状のセンターライン平面に沿った直径と比較し、対称(それは、さらに軸車の回転の軸を構成します)の縦軸に沿ったどれが、比較的小さいか、どれがハウジングの放射状の周囲(47)でそのような垂直のセンターラインに沿った最大の厚さから非常に小さな厚さまで優しく先細になるかの厚さを形作らせることを目指しています。
【0112】
本体の先細だったディスク形状は、静電気学のある経験的な法則、および同心の円状電極を含む発明者によって実行された実験室実験に基づいて、安定した双半トロイダル形状のコロナあるいはアーク放電フィールドの形成および保持を促進すると想定されます。この応用においてそのような電気力の電場は、一つの与えられた極性の夫々の電界は極性について反対で等強度の平行の場に強くなる傾向があることから両平面が負の電場に接触している軸性の正電場によって静電気学的に特徴づけられるかもしれません。
【0113】
外部筐体、本体(1)は、したがって2つの軸中心正電荷コレクターセクション(5)に分割されます、と同様に:[i]双平面の断面をもつ単一放射状周辺負電荷エミッター輪(47)もしくは別々の平面方向を断面に持った非平面の二個かそれ以上の輪セクション(3)。そして[ii]与えられた極性をもつ各セクションがそれぞれ反対の極性を持つセクションから空間的に分離されるように前述の正電荷、負電荷の間に挿入される誘電性が中立のセクション(4)。
【0114】
筐体の負電荷のエミッター輪(47)あるいはセクション(3)の外部の表面面積の合計は、全体的な筐体配置が意図されるような設計によって顕著な理論的な静的誘電容量得るように、正電荷のコレクター筐体セクション(5)またはゾーンのそれと本質的に等しい。本体静電容量「C」に対する見積もられる基礎値は、諸元の表の中で定式を下に使用して図に表わされるように、平行平板の静電容量の標準公式(C=εA/d)を本体の「プレート」の2つのセットの表面面積「A」に適用することにより得られるであろう。図11の中で描かれるように、プレート分離「d」が本体を横切る純粋に半円の弧流れ軌道の最長の(141)および最短の(142)の単純平均から得られる場合、本体静電容量の見積もりは直径が48”のEDF発電機用でおよそ13〜14mmfです。
【0115】
場(フィールド)の構成:
図11を参照して、一度始まった外部放電電流は、作動電場電圧の関数として回転(140)の双半トロイダル空間の2巻を満たすまで増加するであろう。その外部の周囲(141)は筐体表面に垂直な面内での筐体半径に渡る半円電子アーク軌道により、もしくは負電荷の先端部分から垂直の中心線上にあるそれそれの電荷中心までの距離で定義される。さらに、その内部の境界(142)は本体の中性環を横切る同様の軌道もしくは負電荷の周辺上の最内点からそれぞれの正電荷コレクターセクション(5)の上にある最接近点までのセクション(4)により定義される。
【0116】
述べられているような外部放電電流の物理的なボリューム(140)は、筐体の負電荷エミッター輪(47)上と夫々の正電荷のコレクター筐体セクション(5)上のポイント間の任意の半円の弧軌道に相当する電子電導の放射状の方角において一定の断面積を持っています。また導電体の定義から、そのような放電電流は一定の電流密度をもつと仮定します。
【0117】
図12および13の中で示されるように、静止している電磁気的電機子は(37)は等しい数で2の環状配列(145)に均一に分布されます。したがって、互いに回転子から見て反対に置かれ、それは負電荷のエミッター環(47)と正電荷の筐体セクション(5)の中間の回転子の回転軸と夫々共軸に配置されます。
これらの電機子配列(145)は、筐体の薄い中立のセクション(4)によって達する外部放電電流上の全体的であるが減衰する回転磁気ベクトルモーメントを与える2つの別個のグループとして使用されるかもしれません。このことは発明およびその客体にとって有用な様々な方法で電界の包絡面の動力学的、電気的な特性を変調するために使用されうる。
【0118】
図12および13はさらに上に記述されるような電場ベクトル(143)、および、2つの電機子あるいは可変誘導子配列(145)を含む電機子(37)によって生成され、変調されるような磁界ベクトル(144)を示します。図13は、誘導子配列(145)の影響下で通常の側面湾曲叉は放射状に突き当たる電子軌道(143)を特に描きます。それは、電界の包絡面の駆動の部分(140)がユニット化する効果があると仮定されます。
【0119】
そのような現在の準コヒーレント(quasicoherent)を与えるのを支援するために続いて作用する、全体的で整然とした回転様相でもその外部ブレークダウン解除電流フィールドが一定の伝導性の断面積および電流密度を達成する方法でもここに熟考された装置が操作されるかもしれないことはしたがって理解されるかもしれません。また、したがって、この装置およびその適用の目的のために、そのような解除電流フィールドは特別の資格(特徴)のあるタイプ、およびDCのコロナあるいはアーク放電(重要な推進の可能性(さらに検討される)を持っている)の形式と見なされるべきです、これは電気力学的場としての技術的な記述に値する。
【0120】
この点に関して、今のところ強調されることは以下の通りである。すなわち、有用なレベルの、電気的に発展した推進力はセクションを収容する正の電荷をもつコレクター上の電気力のフィールド電流電子の事象の相対論的な衝動から実現されるかもしれない、また、スペース(記述されるような物理的なフィールド電流ボリュームを備えた)の真空中の装置のオペレーションを仮定して、そのような入射フィールド電子の衝動(impulse)速度は上げられるかもしれません、それは光速度の99.99%にまで達し、それの対応する相対論的質量は静止質量の69倍に等しいか、あるいはそれよりはるかに大きくなるかも知れません。
【0121】
一次電圧拡大比:
上記のフィールド誘導システム・セクションの初めに示されたロジックと一致して、主要な配列電圧は、軸車セグメント(あるいは「軸車電圧」)を横切る方向の(表示された)DCの電圧のたった半分(1/2)にしか等しくない傾向があるでしょう。従って、優れた多重メガボルトの「二次電圧」あるいは丁度記述されたばかりのジェネレーターのタイプの筐体を横切ったフィールド電圧を開発するために、主要な配列陰極の電子放射率(ある要因として表現された)は、希望のフィールド電圧と観察されたものの半分の比率が、軸車電圧と言ったのと少なくとも同じくらい大きい比率によって軸車フィールド・エミッターのそれを超過しなければなりません。後者のそのような比率は、オペレーション・セクションの方法の中で上記に概説されるように、この応用での主要な電圧拡張比率と見なされます。
【0122】
言及した二つの部分のセットにおける瞬間の割合の差は、与えられた等価な電圧あるいは電位差の推進力の下で放出する傾向がある、そのために作成されます。主要な陰極は、正の電荷をもつ筐体セクション(5)からこの瞬間のチャージ差異によって何千回そのようなチャージが回転子フィールド・エミッターからのセクション(3)を収容する否定のエミッターに達することができるより速く在来の電子を剥ぐことができます。したがって、瞬間のチャージ差異は、容量性でかつ、または熱電気の回路準備で作動し(ある条件の下で)、かつ応用の電圧か電位差の増加として知られている累積的な電荷不均衡として恐らく最もよく記述されます。
【0123】
現実にそのような条件を達成し支援することは、回転子セグメント(それらの外部の周囲に関する)に負の電位の「プレート」要素あるいは環が直接添付され、それは希望のフィールド電圧に帰着する平衡収集者表面チャージ密度を生産するのに十分であるようなチャージの量を直ちに格納することができる2つの筐体電荷バラストコンデンサーの使用を要求します。この平均は、筐体電荷密度が、上記の本体設計セクションの中で与えられた従来の定式を使用して計算されることを必要としました。
【0124】
これらのバラストコンデンサーの正の電位の環に印加された電圧は、回転子の外部の界磁コイル陽極環接続から得られ、したがって主要なパワーシステムの生成された界磁巻線電圧の大部分を表わします。セグメント・セパレーターの1つ以上に、隠された伝導性の跡の形をしている回転子ボールレース集合体の下のそのようなコンデンサーにこの電圧が現実に渡されるに違いないことが注目されるべきです。この同じ技術を、それについて船内の、対応する要素を備えた可変誘導体配列(145)に外側寄りの主要なパワーシステムの電気的な要素を接続するために使用しなければなりません。
【0125】
どんな場合にも、これらの重大なバラストコンデンサーは、したがって、主要なパワーシステムおよびフィールド誘導システム回路の両方に属することと適切に見なされます。それらは、与えられた主要な電圧拡張比率(定義されたとともに)が記述された、巧みに計画実行された瞬間のチャージ差異概念を使用して、支援され実現されるかもしれない必要な電気的な力手段を提供します。ジェネレーターのオペレーションのこの様相の複雑さのために、下記の特定の例は、前述の4フィートのプロトタイプ・モデルに関しての選ばれたフィールド・エミッターおよび主要な陰極用品のそれぞれの温度放射率要因を使用して、適切な法則を例証するでしょう。
【0126】
この温度放射率要因(e φ /kT)、「e」が自然対数2.71828の基礎である場合、「k」はボルツマン定数です、また、「T」はKで表す絶対温度です、有名なリチャードソン=Dushman方程式に由来する:表面の仕事関数φがある真空中の清潔な金属陰極の正確な熱電子放出電流密度「J」の定式。」また、数学的な用語で表現されて、上に定義された比率同等の原理は以下のように近似的に述べられるかもしれません:主要な電圧拡張比率.68/.32の焼結させられたタングステン/銅合成物およびトリウムに吸着されたタングステン主要陰極、4ftのフィールド・エミッターを使用する陰極e φ /kT/エミッターe φ /kT。発明の設計の直径3−段階回転子プロトタイプ・ユニットはフィールド・エミッターEを与えられて、約12,106に等しい主要な電圧拡張比率を達成するでしょうφ=4.408eVおよび主要な陰極、上記の方程式につき図に表わされるような948K(あるいは675℃)の温度の両方のコンポーネント・セットを備えたφ=3.639eV。この比率を表現するフィールド電圧は、詳細な計算の中で以下に確認されます。
【0127】
要求された主要な陰極φのために容易にこの方程式を解くことができることに注目することは重要です、ここで、計画された、主要な陰極の平均運用温度の操作は与えられており(それが運転中のように)、そして、フィールド・エミッターのφもまた固定値として知られている、しかし、一連の可能な値の内のそれらの実際の操作の温度は、実験的にあるいは理論上得られるに違いありません。
【0128】
一度この方法で始められ保持された外部ブレークダウン放電電流は、一般にフィールド誘導システムを含むユニット五極管配列の巧みに計画実行された設計特性によってのみ制限されています。ユニット五極管配列制御格子(65)に印加された負のDCバイアス電圧は、主要な誘導環配列電流の合計を、回転子の安全な操作のアンパシティ(ampacity)の内の値に制限するのに特に十分でなければなりません。このテキストの目的のために、主要なパワーシステムおよびその合同する装置に関して使用されるような用語「フルパワー」はそこで十分な名目上のフィールド封筒電圧が達成されるか、維持されるか、超過する対応する回転子速度を示すために得られるものとします。そのような運用上の状態は図11、12および13の中で描かれています。
【0129】
場の電流バイアス:
「熱パワー・ユニット」として使用された発動機の単純な1段階の軸車(ロータ)実施例において、フィールド外殻(それはそうでなければ対称なのですが)(140)の電流を運ぶ2つの部分で偏りのない電流が主要な配列では必要です。また場の個々の駆動部分を流れる電流も本質的には等しくなければなりません。しかしながら推進のユニットのために好ましい3−段階軸車では、場外殻間の主要配列によって、場電流に意図的な偏りを生じさせるか、または場電流をその力に応じて切り替えることによってジェネレーターの垂直なセンターラインに沿った不均衡な力を生み出します。直接関連するいくつかの重要な考察は以下に述べられています。また図7を参考としてこのセクションにつけております。
【0130】
従来の方法を使用して図に表わされるように、ジェネレーターの最大のフルパワーフィールド電流の合計は、軸車セグメントの並列直流アンペア容量(ampacity)と等しくなければなりません。「衝動駆動ユニット」として使われている推進力を生じる3−段階軸車具において、運転可能な最小フルパワー場電流は、そのように評価された軸車アンペア容量の2分の1(1/2)か、ジェネレーターが自分自身を垂直に押し上げることが出来る軸車電流の合計の少ない方に等しいと考えられるべきです。
【0131】
最小限の増幅機能しか持っていないユニット五極管配列(69)を用いたとしたら、この最小のフルパワー場電流は、多分主要な配列における負バイアス電圧(図7の中で示される静止している制御格子(65)に適用されたとともに)の平均値で維持される。そしてそれは特別に設定された最大値の半分以下である可能性が高い。フィールド誘導システムにおいて、電流の流れる方向を切り替える電圧コンポーネントが存在しない場合、これは主要な配列における平均の負バイアス電圧値が「0信号」バイアス電圧であり、また主要な配列は0信号フィールド・バイアス状態(上記参照)であることを意味しています。
【0132】
上記の2つのことから、ジェネレーターのフィールド外殻の駆動部分は(140)はその仮定された形のために「フィールドヘミトーラス(field hemitorus)」と呼ばれます。個々の作動中軸車の最大フィールドヘミトーラス電流は常に作動中軸車電流の(2/3)に制限されています。その場における最大の推進力はアイソメトリックな等大推進力の合計の三分の一に等しい。
この増幅因子の存在を仮定するならば、望ましいヘミトーラスレベルの最大値はそれに対応する主要配列にかかる負のバイアス電位の平均値、あそらくほぼ指定された設計最大値の1/3に維持される可能性が高い。増加するフィールドヘミトーラス電流が返るに違いない2つの力抵抗器(63)ネットワークのどちらかを熱する際に生じる時間差により、対応する主要な配列の制御格子(65)に加えられた負のバイアス電圧は、簡潔に、評価されたアンペア容量未満である軸車流れレベルに、その指定された設計最大値(制御格子電圧を操作する標準の最小としての)の6分の1ほど(1/6)に、あるいはより比例して減らされるかもしれません。
【0133】
作動中の個々のフィールドヘミトーラス電流の最小値は全体の電流の1/3以上に維持されるべきです。前述の与えられた増幅要因の存在を仮定するならば、最小の望ましいヘミトーラスレベルははそれに対応する主要配列にかかる負のバイアス電位の平均値、あそらくほぼ指定された設計最大値の2/3に維持される可能性が高い。
【0134】
減少するフィールドヘミトーラス電流が返るに違いない2つの力抵抗器(63)ネットワークのどちらかを冷却する際の時間差のため、対応する主要な配列の制御格子(65)に加えられた負のバイアス電位は、評価されたアンペア容量未満である軸車流れレベルにその指定された設計最大値(制御格子電圧を操作する標準の最大としての)の6分の5も(5/6)あるいはより比例してに簡潔に増加されるかもしれません。
【0135】
ユニット五極管配列を流れた電流は(69)、全面的な主要な配列電位差よりむしろ加速器グリッド(66)電圧に影響を受けるという事はとても重要なことです。それはまるで、その正の電圧が、加えられた極板電圧より低いスクリーンまたは加速器のグリッドを使用する任意の標準の真空管のようです。負の制御グリッド(65)電圧と同じような方法でこの正のグリッド(66)電圧も調整されてことは明らかです。この種の「二重の」信号の取り扱いあるいはコントロール電圧レスポンス能力は、独立したレベルの不確かな推進力を同時にコントロールする間に、ユニット五極管配列(一方の主要な誘導輪配列の)が共振する周波数を増幅することを可能にします。
【0136】
どんな場合においても、運動量保存の法則より以下のことがここで明らかです。測定可能な推進力は個々のヘミトーラス場(140)により生み出され、適切な手段がそのような相互に反対されたy−軸方向の推進力ベクトルを不定に等大でなくするために提供されたことです。
【0137】
あまり明らかではないけれど、EDFジェネレーターのそのような電気的に高度に発展した推進力の生産に関して非常に重要な特徴は次のようなことです。ジェネレーターまたは、特にその正の船体セクション(5)(あるいはフィールド・ハブ)は場をエネルギ勾配に逆らって移動させるのに必要な仕事を供給するという必要はないのです。古典的電場理論によると、電荷自体が電位勾配に逆らって移動するときに電荷は仕事をする。第1のケースでは、仕事は「実行」され、また、第2では、それは「回復」されます。更に、負の船体エミッターリング(47)によって経験されたどんな正味の反動力も、自然界において厳密にニュートン学説に従います。フィールド・ハブで生み出された力と比べてみると、そのような反動のピーク値は総計前述の推進力のピーク正味値の1パーセントの高々3/1,000(約)になるでしょう。
【0138】
したがって、電気力場・ジェネレーターのロータリー・トルク駆動手段への入力は、軸車の回転および場電位勾配を生み出しそれを維持するのに必要な仕事エネルギを供給するでしょう。それにより生じる衝突は、ほとんど完全非弾性的です。したがって、運動量と運動エネルギは独立して保存されます。また、場電流が得た運動エネルギは、熱としてほとんど完全に回復されます。
【0139】
場の電圧制御系:
相互作用の要因また特徴は軸車電圧に依存したEDFジェネレーターの示すフィールド電圧に帰着します。しかしこのことは主要電圧に関しては、AC変圧器の第2の電圧を定義する単純な回転比率より自然界においてはるかにより複雑であることはさらに理解されるかもしれません。また、大型装置において作用する非常に高い主要な電圧拡張比率のために、ジェネレーターの静止している主要な配列電極電圧の小さな変動は、考えられる限りでは示されたフィールド電圧の非常に大きく不適当な変動を引き起こすことができます。したがって、比較的単純であるが有効なフィールド電圧制御システムは、指定された最適および(または)値を操作する間への個々の主要な陰極およびグリッド電圧をすべてモニターし、規制し、かつ調節するために、どれが使用されるかを規定します。軸車アンペア容量を超過しないようなものおよびこのシステムは、関連する機載コンピューターシステム(その様々な対話型の機能を自動的にすること)の使用を想定します。
【0140】
図10の中で示されたようなコントロールシステムは、単にこの発明の原理を図解し、次の態様の教示に照らし、そのようなシステム内に適用されるべき適当な回路分析の或る種の原理を図解するが、制御システム回路の他の実施例の使用を排除する意図はない。
【0141】
平行の電極システムの陰極要素(64)あるいはユニット五極管配列(軸車を正のボディーセクションにリンクするために使用された)は、軸車フィールド・エミッター(17)より著しく低い表面仕事関数及び/又は著しく高い作動温度を持っており、それらはそれゆえに比較的高い電子放射率を示す傾向がある。その結果それぞれの温度放射率要因の比率(各々e φ /kTで表わされる)は、内部に生成された主要なDCの電圧や外部フィールド電圧に非常に強い影響を及ぼす。
【0142】
図10に示すように、低下した相対的な表面の仕事関数を達成しかつそれらの放射率(装置の主要配列電位差(又は軸車電圧の半分)に対する装置の外部フィールド電圧を定め決定する手段として軸車フィールド・エミッター(17)放射率)を補正する為に、主要な配列陰極(64)は、トリウム酸化物かトリウム金属のサブ単分子層をしみ込ませたタングステンあるいは別の頑丈な金属から作られている。
【0143】
フィールド電圧制御システムは、主要な加速器グリッド(66)に標準直流電圧を供給する目的で、陽極のやや高い正の電圧(58)(図8および9の中で示される)を直接受け入れる様に設計されています。発生装置の全デザインの線形スケラビリティに因り、シャーシグラウンド(10)に対する電圧の公称(nominal)(又は零信号)値は、3段階又は1段階発生装置実施例の本体径のフット(foot)につき概略+362乃至483ボルト(volts)と(夫れ夫れ)期待される。隔離ダイオード(126)およびスイッチか、リレー(124)は、そのような正の電圧が負の電流によってコントロール回路のどこか他のところで中和されるのを防ぎます。
【0144】
ユニット五極管配列からなる1つ又は複数の固定電極素子(64)−(67)は外部フィールド電圧を規制する手段として、人為的に冷やされ、またはさらにそのユニット五極管配列の流れの臨時の調節を助けるために適当なDCコントロール電圧に変えられるかもしれない。
【0145】
フィールド電圧制御システムの一部として非常に容量の大きいコンデンサー(116)あるいはそれらの多くが並列もしくは直列に接続しているコンデンサーは置換電荷を蓄えるために使用されるかもしれません。この置換電荷は主要なパワー・システムの内側に軸車をマウントされた安全抵抗コンデンサーにより引き起こされるのです。以下この置換電荷を蓄えるコンデンサー(116)を「安全抵抗補償形コンデンサー」と呼ぶことにします。
【0146】
フィールド電圧制御システムの一部として、非常に容量の大きなコンデンサー(117)、あるいはそれに類似したものは、機械の入っている外枠にある正電荷の接地を防ぐ為に用いられます。その電荷は作動時に周囲の電離チャージによって生じます。上に述べたようなコンデンサーを以下「周囲電荷コンデンサー」と呼ぶことにします。
【0147】
正味の負の電荷の蓄えに影響を及ぼす為に、周囲電荷コンデンサーの陰極は、始動時には接地から隔離されています。その結果陽極の電荷は決められた接地フレームとは反対につながれた共通の変動直流電圧より供給されます(98)。装置の立ち上げ時に使用される個々の周囲電荷コンデンサー(117)は、その陰極端によって複数の平行板コンデンサーの加速器グリッドと選択的に切り替えられたり、中継されたり出来るように接続されています。そうすることによって、電離した電荷の蓄えを制御しているのです。このように始動時に使われるコンデンサーは、可変抵抗器またはダイオードを介して負の終末端によって抑制グリッドと選択的に切り替えられたり、中継されたり出来るように接続されています。それによって抑制グリッドから車軸までの負電荷の分配を制御しています。この方法は特に真空中では外場電圧を制御する標準的な方法としてとられています。
【0148】
前述の周囲電荷コンデンサー(117)は負の終末端によって実際に地球に接地されるかまたは複数の超伝導保存リング(200)に似たような形で接続されます(電荷の出し入れの手段として)。なぜならばBULKコンデンサーやそれに似た働きをするものが空気中やまたはその他のガスの中でも常に正常に作動できるようにそこからか余分な電荷を取り除く必要があるのです。
【0149】
そのような超伝導保存リングはもっぱら大きな3−段階軸車の中で使用され、蓄積される余分な電荷の消費の手段として用いられています。個々の超伝導保存リングの本質は、液体窒素に浸されたイットリウム・バリウムCuprate(YBaCu)から作られた大きいが、比較的薄い小さな断面を持つトーラスです。そしてそういうものとして、何十万の増幅器の中で既知のアンペア容量を測定するでしょう。
【0150】
直線的に始動した制御棒(103)あるいは同様のメカニズムは機械的な様々な熱結合を、個々の主要な配列陰極またはグリッドと硬い低温金属間でつくり上げる。それらの金属は液体空気または窒素のような低温で冷却容器の中に保存されている。場電圧制御システムで使用された、各コンデンサーあるいはコンデンサー・マトリックスの極板要素および絶縁性の媒体は、冷たい低温物質を含んだ冷却容器に組み入れることが可能です。このシステムのダイオードは、そのような低温で増大するために一般に評価されませんでした。
【0151】
図10の中で示される電圧制御回路は、性質的にはモジュールです。そしてそのようなユニットはフィールド誘導システムに関連した72ユニットの五極管配列の各々に供給されます。主要な電極電圧および機械外部の正電圧の測定はすべて、ジェネレーターの接地構造(10)に対して行われます(図1参照)。すなわち装置の中央にある金属製のシェルターにモーターとつながった軸車キャリアーが搭載されています。この接地方法は広く「シャシー接地」と呼ばれます。
【0152】
一つのの熱制御棒(103)は、制御棒ソケットと熱結合の両方に結びついた個々の主要な陰極、およびグリッド要素(64−67)のために用いられます。そしてそれは、低温冷却容器内の温度に保たれた低温物質にくっつけられています。その後、このような制御棒(103)は、関連するパワー抵抗器と同じ温度(675℃±55℃)にその電極の温度を規制するために使用されます。この方法では、作動中必要なときに、陰極放射率の小さな調節を行うことが出来ます。また、相互の主要な電極電圧バランスの正確さを保つために、様々なグリッドは陰極の温度に緊密に一致するように出来ています。シャーシー接地電位と陰極電位のどんな偏差も、その間を結ぶ抵抗値の高い抵抗器(107)で検出、測定されます。その接地は大きな炭素タイプのもので、多数の固定タップを持っているのが望ましい(そしてそこから出力電源を得ることも可能です)。
【0153】
専用共通の変動直流電源(95)は、変動するパワー抵抗器温度(場ヘミトーラス電流にバイアスが変動的にかけられる、3−段階軸車装置において)にもかかわらず、接地に関しての最適の陰極電位を保つ手段としてすべての主要な陰極(64)が持ち合わせています。この電源は陰極に暫定的に正または負の電荷を与える為にDOUBL−POLE/DOUBLE−THROWスイッチあるいはリレー(123)で切りかえられます。同様な電源とスイッチ/リレーは、全ての主要な加速グリッド(66)に存在します。それによって陽グリッド固定電圧(安定した陽極リング(58)から)や加えられた制御グリッド(65)バイアスのレベルとは無関係の場ヘミトーラス電流のレベルを調整可能となります。どちらの場合でも、これらの直流電源はブロッキングコンデンサー(106)によってシャシー接地からは分離されています。それによって作動中(実際には接地されていない推進ユニットにおいて)に生じる接地フレーム(10)での電荷の変動を防ぐのです。
【0154】
専用の共通の変動直流電圧(96)は、すべての主要な制御グリッド(65)に同様に供給されます。この電圧供給とシャシー接地は、この場合コンデンサーによる隔離はされていません。その結果、それらが典型的な真空管回路配置でするように、主要な制御グリッド(65)および陰極(64)は共通な接地点を持つことになります。前述の制御グリッド(96)は、関連する陰極(64)が備えているものと同じタイプの抵抗器(107)を備えるべきです。そしてその抵抗は電源の正のターミナルとシャシー接地を接続しています。これらの2つの基準によって、相互に主要な電極電圧バランスは正確に保たれます。シャシー接地に対するそのような直流制御グリッド電圧の値(あるいは0信号)は3−段階および単段のジェネレーターにおいては、船体直径1フィート当たりそれぞれ約−36〜−48ボルトであると予想されます。以下に述べるように、交流入力信号抵抗器(110)の値の変動に対応して、作動時のグリッド直流電流を非常に低くかつ比較的低くする為に、可変バイパス抵抗器(108)は調節されます。
【0155】
陽極リングおよび軸車安全抵抗コンデンサー陽極から生じる突然の負電荷の放出(58)を防ぐ手段として用いられる安全抵抗型補償コンデンサー(116)は、ステージ電極配列にかかる電圧が大きくなりすぎないようにする為にそなえつけられています。そのために2つの陽極リングはスイッチまたはリレー(124)と抵抗器(125)とを結び付けています。ジェネレーター始動時および作動中は安全抵抗放電スイッチ/リレー(122)は切られています。つまりスイッチ/リレー(124)は「RUN−OPEN」です。軸車のDE−SPINに際して、そのような接地に貯まった電荷は、スイッチ/リレー(124)および抵抗器(125)を介して固定陽極リングに、また主要電力システムには放電スイッチ/リレーや抑制グリッド放電切り替え(可変抵抗器(113)やダイオード(115)を使って)を介して比例的に還元されます。そしてほとんどの場合、本体エミッターリングへの電流は真空チャンバーの後の部分では、本質的になくなってしまっています。
【0156】
その後、そのような基準に合った電荷は、前に述べた抑圧グリッド放電切り替えに移され、その結果主要なパワーシステム全体が接地電位のレベルに戻されるのです。それには軸車と外部の誘導陽極配列との間の非常に短い時間の短絡が一役買っています。したがって、抵抗器は(113)可変時定数fを前述の補償型コンデンサーの放電(116)に提供します。その負のターミナルが接地構造(10)に接続されるところの独立した共通の変動電圧電源(99)は、静止している陽極輪(58)の以前記述した適切な補償電荷は高電圧をかけられた陽極リング(58)に対して蓄えられます。
【0157】
周囲の充電コンデンサーは(117)電離した電荷(空気中のオペレーションから発生したもの)を吸収します。その電荷は、少なくとも場外殻の2つのヘミトーラス電流が完全に形成されるまで、正の電気を帯びた外殻のある場所によって確立された、電位をためる場所に必然的にためられます。またそれらの電荷はそうでなければしかるべき正の電荷を帯びた外殻に接地します。したがって、これらの蓄電コンデンサーの負のプレート電圧は(117)、別の専用直流電源(100)からdpdtスイッチ/リレー(119)によって供給されます。それは、補償コンデンサー(116)に電圧を供給するものと似ています(99)。これらの直流電源(95−100)は容量限度を示すダイオードは備わっていません。
【0158】
この「動的に補う」電圧供給(100)の可変出力は、ほぼ周囲の帯電コンデンサーの正の電圧供給(98)のそれと同じです。そのために、軸車スピンアップ中に、過度に流れ込む電流を防ぐスイッチ/リレー(121)およびダイオード(114)によって加速器グリッドで集められた電子が前述のコンデンサー(117)を徐々に充電していきます。ジェネレーターのスピンアップまたは作動中には、「コントロールゲート」スイッチ/リレー(119)は通常閉じています。それはこれらの同じコンデンサーの陰極プレートに電源(100)の陰極が接続させるためです。ジェネレーターが作動もしくはその回転数を落としているときは、スイッチ/リレー(121)は通常開いています。
【0159】
上記のコンデンサーの合計蓄電能力以上のいかなる余剰電荷も接地されるかもしくは超伝導貯蔵リング(200)(の最大電荷貯蔵として作られた推進ユニットジェネレーター内にある)に移されねばなりません。それらの一連のうごきはスイッチ/リレー(120)および抵抗器(112)を組み合わせた同じコントロールゲート・スイッチ/リレー(119)を介して行われます。この場合、蓄電分流器スイッチ/リレー(121)は作動中は閉じられ続けています。貯蔵コンデンサー(117)から軸車へのゆっくりとした負の電荷の放出および分配は、電源(98)(100)、スイッチ/リレー(119)そして帯電していない抵抗(113)にかかる電圧が徐々に同期し緩和させられることにより起こる。
【0160】
蓄えられた電荷の放電は実際には抑制グリッド(67)で起こります(それらは、主要な陽極リング(68)に近接した低出力の電子エミッターとして機能しています)。隔離ダイオード(127)は、そのような負の電荷が加速器グリッド回路電圧を中和するのを防ぎます。抑制グリッドの電位は典型的なビーム・パワー五極管回路配置内か、または低出力電荷放電の為の無視できるくらい低い負の電圧にさらされているときには、以下の方法で接地電位と同じに保たれるという事に注意してください。:[i]対応する中心に近い方の主要な陽極リング(それらの電気容量に比例する)によって引き起こされた小さな負の電圧;[ii]それぞれの加速器グリッドに接続された、並列抵抗器(109)および(111)における直流電圧降下。または[iii]接地と抵抗(112)の関係、またはシャシー接地と周囲電荷蓄電コンデンサーの反対電圧(98)の関係よって相対的に決まる動的かつ補償的に供給される電圧(100)。
【0161】
各加速器グリッド(66)とその関連する抑制グリッド(67)の間で提供されるバイパス抵抗器(109)は、避けられない安定した陽極および加速器グリッド(66)直流回路電流を抑制グリッド(67)からの軸車へ(58)と戻します。そしてそれは単純に抑制グリッドの電位を真の接地電位に出来る限り近づける働きもしています。しかしながら、前述のバイパス抵抗器(109)と並列に接続された抑制グリッド抵抗器(111)は、以下の点でプレート抵抗器と類似しています。それはシングル段階および3−段階軸車の(軸車)誘導配列のために一旦場外殻回路電流が流れれば、どんな軸車回路最終段階AC出力電圧変化も再生されるだろうという点です。同様に、場外殻電流上に引き起こされる外部からの交流信号発振は、直ちに軸車回路増幅のための初期交流入力として機能し、再び抵抗グリッド(111)間で再生される。
【0162】
したがって、このグリッド抵抗器(111)間の、どんな軸車あるいは場回路交流電位差も、以下のような出力信号電圧を提供します:[i]ジェネレーターの中央のキャビン中の回路における実際の連絡制御装置または単純な交流制御電圧操作回路によって得られる電圧。または、[ii]入力抵抗において様々な位相を持った電圧。入力交流信号あるいは制御電圧は連絡制御装置やコントロール電圧操作の回路からの制御グリッド抵抗器(110)間にかかっています。それらは一般的に3−段階および単段の装置にそれぞれ用いられています。このグリッド抵抗器は、もし必要ならば共振する周波数コミュニケーションに関連した回路チューニング目的にも適応可能です。
【0163】
図8および9を参照してください。主要パワー・システムの交流出力増幅段階(あるいは内部の誘導配列)およびその入力段階(あるいは外部の誘導配列)が、軸車によって、直接連結されることが、単段および多重段階軸車(14)においてわかるはずです。したがって、上に記述されるように軸車には、場電流または軸車現れる交流信号電圧の連続的正のフィードバック(または再生)が行われています。必要不可欠の信号振幅抑制または補償と生み出すために、負の(あるいは反対の)フィードバックが図10の中で示されるフィードバック連結リレー(129)またはステージトランスフォーマー(130)を使いながら車軸回路に適用されています。
【0164】
ジェネレーターの主要配列がそうであるように、ビーム五極管配列においても極板電圧とグリッド電圧の位相は典型的に180°ずれています。そのため制御グリッド(65)にフィード・バックされた電圧が極板あるいは陽極(68)電圧と同じ波形および位相を持っている場合、反対のフィードバックが達成されます。関連する伝統的慣行では、入力(制御格子)電流に適用された逆のフィードバック信号は、ACアンプ入力インピーダンスおよびひずみを減少させます;出力(極板/陽極)電流に比例した逆のフィードバック信号は、アンプの出力インピーダンスを上げます。したがって、交流ライン電流と同じ位相を持つ抵抗器(110)にかかる電流に比例した交流信号逆フィードバックは、軸車入力段階インピーダンスさらには交流出力電流の振幅をも下げます。増幅の損失の結果(断片的な段階を通って「増加する」)は、しかしながら信号ひずみの減少を伴います。
【0165】
段階フィードバック変圧器は(130)は、もし制御グリッド(110)間でフィードバックが必要または望まれるならば、安定した増幅または抑制段階とそれに対応する軸車段階の間の電圧参照隔離を保ちます。双極/双投(DOUBLE−POLE/DOUBLE−THROW)スイッチ/リレー(129)は変圧器を入力信号抵抗側(110)から切り離すのに用いることが出来る。またそれは交流電流増幅の段階に正(再生)または負(逆)フィードバックを適用することも出来る。阻止コンデンサー(131)は変圧器を直流電圧から隔離することが出来る。連結された変圧器(130)、隔離されたリレーおよび阻止コンデンサーが唯一このジェネレーターでは必要なものです。適当な逆フィードバックの特徴や連絡コンデンサーで使われるような3段階ジェネレーターを備えた中央交流電圧制御回路は必要ないのです。後者では、個々の変圧器(前述の抵抗器と平行して)の二次的または制御グリッド抵抗(110)の付属的なコンデンサー側は再度、図10に示すように並列共鳴仕様として用いられる。
【0166】
真空中でEDFジェネレーターが連続的に作動している時は、場外殻の回路の電荷が避けがたい電子の漏れ(主に本体のエミッターのリングの周辺の端より起こる)によって減るにつれて、直流場電位は徐々に上昇していきます。この効果を補正する為に、周囲の少量の電荷を連続的に抑圧グリッド(67)から軸車リターン電流へ放出せねばなりません。この漏出の近似だけがあらかじめ計算されるかもしれないのですが、この漏出の割合は観察される場漏出割合に依存します。それはそのようなストレージリングの容量が船体のオペレーション可能な距離を決定するので、宇宙探検の中で使用される衝動駆動ユニットに少なくとも1つの超伝導を示すストレージリング(200)(すさまじい量の周囲電荷を連続的に損失電流なしの状態で蓄えている)が含まれているに違いないというのが理由です。
【0167】
外部場電流のエネルギ密度が十分巨大なので、事実上、推進の3−段階EDFジェネレーターにあるとてつもなく高いフィールド電圧を用いて自己避難する機能を備えています。そしてこのような条件は、着陸時に非常に重要になことです。破壊された電場で操作された地上の単段の装置でさえ、一旦場外殻が完全に形成されれば利用可能な周囲電荷のかなりの部分の動きを止めてしまうことになるでしょう。地上用装置を大気中で連続的に作動させている間、もし接地からのバイパス切り替え電荷の補償より場の漏出損失が大きいならば、好ましくない場電圧の上昇をもたらす。この場合、電源(100)の陽極棒はdpdtスイッチ/リレー(119)によって低いパワーで接地につながれます。その結果限られた始動/運転/減速の繰り返しを回避することが出来るのです。
【0168】
構成の一般的な方法:
有人の推進の具体化であるかないかにかかわらず、所定のサイズの電気力のフィールド・ジェネレーターの実際の構築は、比較的直接的である。構築プロセスの最も実際的な特徴は、図1を一般的に参照して、主要なパワー・システムのどんな部分も組み立てられるか、必ず設計される前に、事実上、全手段およびペイロード・コンパートメント、あるいは「中央の部屋」(2)が、最初に用意されるかもしれないということである。航空宇宙パルス駆動ユニットとして使用される好ましい3−段階具体化では、可能なところならどこでも、中央の部屋にも明らかに低密度材料を組込むべきです。
【0169】
構築は、次にジェネレーターの接地フレーム(10)を続けます:付随的な船内の電気機器がすべてアースされるかもしれない、中央の部屋に囲むフレームワークを供給する、金属の構造のシェル。この構造のフレームワークはできるだけ強くあるべきであり、軽量であるべきであり、磁性がないべきです。それは、好ましくは、ステンレス鋼か、溶接された管状に設計された適当なチタン合金かもしれない。
【0170】
一旦接地フレームおよび囲まれた中央の部屋が完成すれば、それは好ましくは32の高いトルクのDC電動発電機回転子駆動ユニット(4セットの8に)の設置を含んでいるが、フレーム・セクションをマウントする2つの回転子、および「キャリアー集合体」の付属のリングギヤ(8)が構築され動的に平衡を保たれるようになるかもしれない(一時的な周辺の間隔「ジグ」を使用して)。そして、合成「回転子集合体」の構築は、銅のセグメント(14)の等しい数、陶器(セラミック)のセグメント・セパレーター(16)および強情な合成フィールド・エミッター(17)、これらすべてはタイプによって正確に等しい重量である、から設置する(すなわち、他の回転する電気的なハードウェアが付けられるかもしれない伝導性でない基礎を提供する後のコンポーネント)ことで始まるかもしれません。
【0171】
「主要なパワー・システム」自体の集合(アセンブリー)は、既に述べた主要な大きな回転子部分(どれ、むしろ180号、各々)3つのセットが、電極環と一緒にセグメントに銀接合され、また遠心分離機スタイルキャリアー集合体の2つの半分間に留められたときに始まるかもしれません。ひとたび薄い絶縁の回転子表面「フェーシング」、前述の隠されかつ伝導性のセパレータートレース、また、回転子ボールレース(25)はすべて基礎回転子集合体および界磁コイルに添付され、電極配列、およびコンポーネントを回転させる他のものも加えられる、このようにして容器の「構造の中間冷却器システム」の組立ては進むかもしれません。この第2の熱の導管(船体冷却液)システムが完成し、圧力テストされた場合、「主要および磁気配列」は、図14の中で描かれた5−電機子可変誘導体配列セクションを含めてインストールされるかもしれません。主要(誘導環)配列は、フィールド・パワー抵抗器(63)、誘電性のバッファー(45)および主要な熱の導管(48)を含む付属物集合体が各々ある個々の集合体としてユニット五極管配列(69)でここに構成されます。
【0172】
最後に、一度回転子が、エネルギを注入しない運用上の機械的なクリアランスおよび動的な平衡を保つ基準(一時的な外部の回転子関係を使用して「ジグ」を支援する)を満足し、また最終的な完成した熱の導管システム圧力テストも行なわれたとすると、「外部の船体コンポーネント」がインストールされるかもしれません。したがって、基礎的な船体容器構築は別個の合計7つのステップあるいは段階で終わるかもしれません。完成した回転子(装置の最も重い単一の集合体としての)のすさまじい重量により、極限に重要な操作の特性は詳細計算の中で下に概説された方法を使用して図に表わされる仕様フィールド電圧を維持するのに必要な実際の回転子速度です。これは回転子の操作の角運動量(それは不定に不均衡な等大の推進力(場の半トーラス電流によって生産された)の使用に対するジャイロスコープの安定を提供するのに推進ユニットの中で十分に大きいに違いないが、船体容器の航行と運行特性が非常に鈍くなってはならないので、そのためにある)を決定するであろう。
【0173】
4ftの直径の論理的設計の原型のための公称回転子速度が典型的な小さな直径の電動機の速度に概略等しいか、あるいはそれ未満であることを数学的に示すことができる。しかしながら、装置増加のサイズとして、回転子の「先端」速度の極端な増加により回転子rpm、そしてしたがってそれがさらされる遠心力を縮小することは必要であろう。十分な情報は、小型装置試験の集中的なプログラムのコースに続く大型装置において必要なときに、エンジニアが回転子速度を落とすことを可能にするためにこの開示の基礎となる、基礎的な仕様書に含まれています;例えば20ftの投影された仕様上の回転子rpm。熱のユニットは1045である。
【0174】
構造冷却系
発生装置のテーパ状「駆動環」(負と正の容器部分の複合体)を介して本体冷却剤または熱輸送液体を輸送する二次熱導管部分は、電気抵抗とユニット五極管組アセンブリの間を通過しなければならない。よって、外部面積は中性の本体構造の支持枠内の利用可能なスペースに限定しなければならない。これらの二次導管の特別な特徴は、一次駆動環ベアリング搭載部材(必要)も含めていることであり、図14のようなEDF発生装置の構造中間冷却系も形成している。
【0175】
これら二次本体冷却導管は、上記の一次熱導管と同じように構成される。4種の好適な実施例がある、(1)「ヘッダ」と呼ばれる、初期冷却供給ラン(75)、(2)「周状シャント」と呼ばれる、環状熱輸送部(76)(放出環本体板が固定されている)、(3)内側(77)外側(78)中間冷却ランまたは「輸送リンク」、(4)ラジアル冷却リターン(79)または「リカバリライン」。駆動環内では、これらの種類の導管が「列並行」分岐システムまたはゾーンで互いに接続している単一部分として構成されている。貯水冷却マニホールド(74)の1つのヘッダ(75)はリカバリライン(79)に接続し、リカバリラインは周状シャント(76)に接続している。
【0176】
図14は単一の冷却ゾーンを示し、矢印が冷却剤の流れる方向を示す。成型陶磁支持ブラケット(71)は、ひじ継ぎ手と取付「ナックル」を一体に形成し、2枚の隣接する負の本体板(72)の内角を固定するために使用され、内板や保持ピン(図示されず)に接合された継合取付環によって固定される。角形ストック熱輸送路を各放出環本体板(72)の内端(破線)の内側に沿って接合し、対応する周状シャント(76)を覆う。
【0177】
冷却剤ヘッダおよびシャント、輸送リンク、リカバリラインは、好適のモリブデンで管形成され、薄いアルミコーティングの高い熱伝導性や電気抵抗を利用して、一段駆動環本体(特に)や放出環本体からの余分な熱を吸収する。熱電力装置として使用される一段回転子駆動装置において、リカバリラインは2つの交換マニホールドを介して、好ましくは72の独立した冷却帯から外部熱交換器に向けて発電容器から出る。駆動環のこの冷却方法がいかに効果的であるかは、空気中での運転時に好適の液体空気または窒素冷却剤を使用することによって証明される。適切に本体冷却をするという点で液体ヘリウムも使用可能であるが、配管およびポンプ吸水はかなり困難になる。
【0178】
しかし、真空の空間で三段装置を運転する時に記載の中間冷却系は非常に効果的であると考えられ、主にこの態様で設計される。したがって、空間で運転されるインパルス駆動装置は、実際に二次熱導管系(低温冷却剤のかわり)を介して一次導管液体ナトリウムまたは同等のものを循環させて、余分な熱を取り除くことができると確信とする。この場合、中間冷却構造は放射熱槽として放出環本体板に熱を輸送するのに使用される。本冷却方法は、発生装置を永久地上ベースの支持から発生装置を遊離させるのに必要な手段を提供して、空間での自由な運転を達成する。
【0179】
容器の中性部分の構成
放電電流を包む場の作用を確率し対抗するために、発生装置の容器または本体(または「中性環」)の中性部分表面は完全に特定の非伝導性材料から構成しなければならない。その材料は実際に本質的に伝導性である基部の上部構造に2層に塗布される。この場合、陶磁「タイル」を重ねて使用し、NASAの宇宙シャトルで使用されているように使用することを提案する。構造非金属シートストックの基板の敷板に接着する。
【0180】
中間冷却系導管(前項に記載)は本体の駆動環部分を支持している一次ロード−ベアリング部材を含む。一方、敷板と同じかあるいは互換性のある同類の非金属構造材料からなる梁(153)と支柱(152)のシステムを使用する必要がある。これによって駆動環上部構造をさらに強化して、運転前に内部の安定した真空状態が引き出され維持されるように「利用する」。これらの二次ロードベアリング部材は図14でも示され、好適な実施例ではこれら部材と敷板の材料は、一般には黒鉛と誤って呼ばれている炭素複合物からなる。
【0181】
ゴルフクラブシャフトやレース自転車のフレームの材料と同類の高度な炭素複合物は、まず、航空宇宙分野で強度、剛性、軽量さの特別な組合を利用するために開発された。これらの材料は一般的にはPANカーボンファイバーからなり、圧力加熱して非炭素部分を取り除いたものである。個々のファイバーの直径は約7ミクロン、引っ張り強度は300kpsiである。これらは、エポキシまたはポリエステル樹脂で塗布される前にロープ状に延長されるかあるいは「マット」のような織物状に織られる。したがって、炭素複合物は棒や菅、板などを形成するのに非常に適しており、非常に優れた振動停止特性を示す。しかし、完成品の1ポンドの価格は大変高価である。
【0182】
PANカーボン複合物の多様な等級を簡単化して、この材料を2つの基準密度で考慮する:低密度の「敷板」(シート鋼の比重約35%)と高密度の「梁」(構造鋼の比重約65%)。使用の接着剤に基き2つの標準温度でも可能である:350°F(低温度)エポキシ系材料および750℃(高温)ポリアミド系複合物。中性環は高温級しか使用できないが、中央室は低温級でも使用できる
【0183】
本体の中性環部構造の敷板の材料として、低温/高温級の炭素合成ラミネートを使用する。はじめにこの敷板の層自体を容器の上部構造に溶接および/または機械的手段で接合する。PANカーボン敷板と中層の陶磁基板と外層タイルの外皮とで中性環本体複合体を構成する。基板層の適切な陶磁材料の選択には複数の要因が含まれる。選択材料は300〜500℃の温度で、非常に高い容積抵抗性と非常に低い熱伝導性を有することがまず第一に重要である。耐火クラスの接着剤で基板層材料を敷板層に接着しなければならないため、材料は非常に低い熱膨張係数を有することも重要である。したがって、基板材料はまた非ガラス質でなければならず、適切な接着を促進するため相対的に高い多孔性を有するものである。セラムテク447の菫青石クラスの複合物の1つは比較的低い曲げ強度であるが、熱電力装置内で、他の非常に好ましい特性を有する結合複合物の中心層として充分に機能しなければならない。インパルス駆動装置は後述するような代わりの基板材料が要求される。
【0184】
EDF発生装置の容器または本体の外層の誘導性サーマルタイルとして使用される陶磁材料の選択は、運転可能な場の電圧を条件とするため、熱およびインパルス駆動装置によって異なる材料を特定しなければならない。かなりの表皮伝導ロスを防ぐため、熱電力装置で使用される外層タイル材料の最小誘電値はk=約9で計算された(ピーク場電圧)。したがって、選択される材料は、最小(高周波)誘導定数28を有するセラムテク848のジルコニア複合物である。この材料の熱膨張係数が比較的高くても、熱伝導性は非常に低く、密度と硬度は非常に高い。さらに、曲がり強度や破断抵抗は並外れている。
【0185】
インパルス駆動装置に使用される外層タイル材料の最小誘導値kはk=約107で計算された。したがって、選択する材料は(前述の)誘電緩衝器と同じ組成のチタン複合物である。化学的にはチタンビスマスナトリウム(商業的にはKezite)として知られ、この非常に珍しい複合物は技術的には圧電性の材料であるが、また強誘電体もキューリ点665℃でピーク低周波値3100に温度が上昇すれば、実際に誘電定数が高くなる。ほとんどの強誘電体のように、その引っ張強度と曲げ強度は全く低くしかも非常に密度が高く法外に硬い。しかし、陶磁材料にとっては非常に高い熱膨張係数を示す。
【0186】
予想できるインパルス駆動装置の中性環にかかる(熱電力装置と比較して)より高い曲げ力は、前術の菫青石材料からなる基板にクラックが入るのに十分であると証明できる。したがって、前述のジルコニア複合物は、インパルス駆動装置の基板として、菫青石447と代わりうる。これは複合中性環本体を硬くしてそのような力によるクラックを充分防げるようであり、熱膨張係数をチタンのタイルに合わせるようにする。熱および駆動装置の両方において、耐火クラスの接着剤で外層タイルを基板にモザイク模様状態に重ね、各外層タイルの端を、最も近接の基板の下の端からできるだけ離して等間隔になるようにする。
【0187】
図1のように、炭素複合物シートを含む時中性環本体の敷板層はかなり伝導性があると思われるので、放出環(47)本体板の内端と前記敷板層の外端との間に補助誘電緩衝器(50)を使用して、敷板から大量の電流が漏洩するのを防ぐことが不可欠となる。はるかに安価で強い入手可能な(非伝導性)ファイバーグラス複合物がそのような電流漏洩条件を最小にする傾向にあるが、作動誘電区画(12)内の静電荷のレベルが許容できない位まで蓄積するのを防ぐ。したがって、有限の敷板の漏洩電流の存在は敷板が帯電伝導体であることを意味するので、伝導性敷板材料を使用して、ファラディの遮蔽原理により中性環成分が過度静電圧になるのを確実に防ぐ。
【0188】
次に重要なことは、補助(50)および主(45)誘電性緩衝器の両方に敷板が接している敷板接触領域の実際の運転温度であり、その温度は炭素複合物の温度率の750°Fより低温を維持しなければならない。この条件が満たされれば、敷板漏洩電流を完全許容可能な接触領域のcm分別アンペア数に維持することは数学的に可能である。熱電力装置において、二次低温本体冷却剤を使用して補助緩衝器(50)と外部敷板接触領域とを前記温度率より低い温度に維持しなければならない。1次緩衝器(45)接触領域をそのようにするためには、FDF発生装置の熱および駆動装置の両方に補助低温熱導管を使用することが当然必要となる。いずれの発生装置においても補助誘電緩衝器の材料は、その装置の外層タイルに使用されている材料と同じでなければならない。
【0189】
前記の特定材料がFDF発生装置の適切な構成にとって臨界となるようなものであってならないので、物性や特質を考慮に入れて、容器本体の中性部分が一定の大きさの装置の性能を最適化し、容器の修理やメンテナンスの要件を最小化するために物理的に適していることを確実にしなければならない。
【0190】
定常的電磁子
FDP発生装置の定常的電磁子は装置の回転子にベアリングを含まず、場の電圧に直接接続していないので、一次電力系または場誘導系回路のいずれの部分でもないが、発明の全体的な機能と効果を様々な重要な方法で最適化するための別体の補助系とみなされる。第一の目的は、回転子のトルクと場の電流回転力の可変レベルを作り出し独立して制御することである。
【0191】
図14に示されるように、各電機子芯の径が短い中央部分の周りに電気子を固定する切り欠きのある交接支持体(151)を使用して、独立した静止した電機子(37)(または「可変」誘導体)が、本体の中性環内の5つの電機子のグループまたはアレーの部分に取り付けられる。これらの電機子とその基台の制御回路の配置は図16に示され、電極は、上から見て回転子の時計回りになることを示す。この電機子磁力分布系は手動調整および/または自動制御されうる(コンピュータおよび/または他の回路を使用して)。
【0192】
一段および三段の発生装置の実施例において、いずれも電磁石電機子アレーは低電圧直列電流の単数または複数の分離電源(185)から配線されなければならない。その電流はシャーシ接地されアレーの電機子(37)は共通である。一段回転子または熱電力装置の個々の電機子の直列電流に、可変変動差またはバイアスは必要でない。三段回転装置の電機子の直列電流の好適な個々のバイアスは、各電機子とその直列電源副回路とに関連する可変抵抗器(184)を介して簡単に達成できる。推進に関する理由は後で述べる。一段または三段の発生層の好適な実施例において、そのような電機子供給電流のマイナーな一定方向性または交流電圧の要素は、従来の直流電流電源(186)および/または適切な制御インターフェースによって、そのような抵抗器(184)と平行あるいは交差して設けられる。
【0193】
各静止の電機子(37)は、2つの分離した電気コイル(180)−(181)を含み、主に直列電圧で作動し、強磁性芯上に多重に巻かれた伝導絶縁磁気巻き線から形成される。そのような電機子の芯は各々、前記の分離したコイルの間に、接続中央部分または「磁束減速器」(182)も含む。その接続中央部分または磁束減速器は、バランス的に断面領域をかなり小さく設計され、コイルの各芯の磁束密度が半飽和値とほぼ同等かあるいはそれより大きい時に、磁気的に飽和になるように設計されている。高い浸透性質と優れた本質的な誘導性と低いヒステリシスのために、純アニール鉄または低カーボン鋼が電機子芯材料に使用される。
【0194】
これら強電磁電機子(または回転子に最も近い)の内部または「磁束イニシエータ」のコイル(181)は電流伝達回転子区分体(14)の面と垂直なフォース(144)の軸の磁場を発生させる手段として使用される。よって、発明が電機発電機として通常に運転する場合、共通の直列電流値でパワーが収集された時、各芯に接する前記内部電機子コイル(181)は、統一しているが可変である二次入力トルク(またはトルク支援容量)の源として機能できる。
【0195】
一次直列回転子の一定の外側方向に対して巻き分極が、回転子の回転方向と、要求される巻き方向との両方向を確立し、外側(そして同類の)電機子コイル(180)の分極性を確立するという理由から、磁束イニシエータ(181)はそう呼ばれる。出力可変抵抗器(184)と誘導された正の交流半サイクル(あるとするなら)が負に接地された直列伝電源(185)を交差しないようにブロックするフィルターダイオード(189)を介して、前記内側コイル(181)は可変直列電源によってエネルギが供給される。しかし、そのような電源(185)は対応する誘導された単一方向の負の電流インパルスを地面に伝達するのに十分なものでなければならず、固定状態または回転誘導の構成にする。
【0196】
記載の軸電機子が発生する場(144)は、ここの電機子内側コイル(181)の一次直流電流の可変変動差によって、回転子上に個別的、可変的に重なり、電流伝達部分(14)上の回転トルクの選択的制御可能な力を高めて、角度のついた加速度の局部的な変動差による力が回転子に加わる。よって直接的な水平方向の推力は、推進三段回転子装置の横方向飛行の容器に間接的に加わる。
【0197】
静止の電磁石電機子また場を覆う外包に近接するものの外側コイル(180)は、記載の場電流アーク曲線に直角な力(144)の軸の磁場を作り出す手段として使用される。この状態は図12に示されており、2つの可変誘導アレー(145)(また円周状の電機子のグループ(37))の本体の位置を示す。よって、共通の直列電流値(マイナーな単一方向また逆の要素を含む)でパワー収集された時、各強磁性芯に近接する外側電機子コイル(180が機能して、外部放電電流に、減衰しているが全体的で秩序正しい回転ベクトルモメントを加える。そのように加わった磁気回転力の一般的な効果は、場の電気力学特性を変形や変調するのに使用される。この効果は図13で述べる。
【0198】
さらに図16に関し、連続させるために、場外包電流のマイナーな交流電圧要素と、交流電源(186)によって外側または「トランスフレクション(transflection)」コイル(180)(各可変誘導アレーの)に収集的に供給される前記マイナーな交流電流(あるとすれば)との間の移送関係および/または電流振幅、周波数を適切な制御して、場の外包の準連接的な面は実際に最適化できる。三段のほうが重要であるが、このことは一段と三段の発生装置の両方の実施例にも適応される。また、技術的に場の放射発生の軽減にも役立つ。
【0199】
トランスフレクションコイル(180)は、すべての径方向衝突する場の電流電子に可変交軸偏位力を加えるのに使用されるがため、そのように呼ばれる。図11に示される、中性の本体(4)と対応する場の外包(被)の内部境界(142)の間の場の外包領域において、この磁力は、「変位電荷」電流の連続環状流を発生させるのに十分である。いずれの場合でも、図16に見られるように、外側電機子コイル(180)もまた、出力可変抵抗器(184)とフィルターダイオード(189)を介して、可変直流電源(185)によってエネルギが供給される。さらに、可変交流電源(186)が、マイナーな単一方向または交流の電圧を各々の直流電源副回路に平行か交差かどちらかで供給される直流電流に、前記トランスフレクションコイル(180)をインプレスする。このインプレスは、分離した出力可変抵抗器(184)と前記直流電源に接続された直流ブロック蓄電器を介して行われる。
【0200】
電機子(37)によって作り出される軸の磁場(144)は、場の外包に個別的、可変的に重なり記載の場のヘミトラス流に選択的制御可能な力を高める。これは、個々の外側(またはトランスフレクション)コイル(180)の可変変動差によっておこなわれ、角度のついた加速度の局部的な変動差がそのようなヘミトラス流に加わる。そのような角度のついた変動差によって、局所的な場の電流密度に対応した変化が起こり、z軸方向の二次直接的可変推力が、推進装置の容器に間接的に加わり、さらに、通常は単一線形である発生器によって作り出される非アイソメトリック推力に対する航行的制御手段を生み出す。
【0201】
上記の磁束減速器(182)の特質を考慮すれば、もし両方の対向する電機子コイル(181)(182)が、相対的に同じ分極性の直流電流によって供給されるなら、内側または外側の電機子の芯が、個々に対向する芯部分の運転磁束密度に大きな影響を及ぼさないで、飽和の上半分のレベルの磁束密度で、収集的または個別に運転されることがわかる。よって、三段回転子インパルス駆動発生装置の内側電機子部分の磁束密度の基準集合的パワーレベルが全開の時、おおよそ半分のレベルでなければならない。それは上記の推進目的のための一時的な局所的回転子のトルク変位の達成を促進するためである。そのような一段回転子または熱電力装置の内側芯部分基礎磁束密度は飽和率が0−100%の範囲内であればよい。
【0202】
しかし、図16にみられるように、直流電源(185)の特定の分極性を変化させないで、dpdtリレー(190)使用して、いずれかの電機子(37)の内側(181)または外側(18)のコイルの基礎直流分極性を逆転させる手段は提供されていない。この簡単な特長事項によって、電機子の逆巻きの芯部分の分極性に関し、その電機子の巻き芯部分に逆起磁力(または逆mmf)を加えることが可能である。記載の性質を持つ磁束減速器に近接する時、この特長事項によって、一段と三段装置両方の外側電機子芯部分が、相対的分極性および/または磁束密度にかかわらず、内側電機芯部分の場外包の好適な準連接的特性を最適化するのに必要な出力能力範囲内のほぼ近い磁束密度で運転できる。両方の一段および三段装置において、これら同じ2つの特長事項によって、2つの対向する芯部分が対向する分極性で運転する場合でも、外側電機子芯部分の好適な磁束密度のレベルを維持しながら、(内側電機子芯部分によって)ほぼ同レベルの破壊性、または逆回転トルクが発生装置の回転子に加えられる。
【0203】
好ましい実施例に関する詳細計算
本体半径(R)および(または)中性の環(C−C)の放射状の幅の断片的なインクリメントでは、船体の中立のセクション地域(あるいは「中性の環」)内にある主要なパワー・システム・コンポーネントのサイズおよび(または)ポジショニングに関係する根本的な仕様書がすべて与えられることに注目することは重要です。これは、これらのコンポーネントが重要なエラーか修正なしで、それの任意の選択された半径のために、容易に本体に比例して(正確な)計られるかもしれないことを意味します。しかしながら、恐らく存在するであろうEDFジェネレーターによって代表される技術を利用する容器サイズの上限は、過度のDCフィールド電圧関係(以下に示す方法を使用して、その電圧が計算される)により、100フィート以上であってはならない。
【0204】
Figure 2004505420
変数‘α’は電子放出部の負の部分の変換角度と等しい(本体の垂直かつ中央の面ついてのべている)、その角度はそれぞれ7.5°から8°が望ましい。
注:A=A
Figure 2004505420
【0205】
場と回転子の電圧
パートA:場の強度のモデル装置
[1]様式に関わらず電気力学的な場の発生装置にとっての直流場の外包の強度は、300万ボルト及びメーターの時に、空中及び真空の有電性の絶縁破壊の力と同等である。それは本体の正帯の表面の中央の点からその乗り物の水平かつ中央の点にあるその乗り物の外包にむけてきっちりとした半円形の弓形に沿って計った距離を表している。この距離は図11で示したように“駆動場ペリミーター”(141)、として言われる。そして最長の連続直流曲線をあらわすものでもある。
[2]これらの明細書の目的は、駆動場の境界線は(142)本体のどちらかの“正の部分”(5)の外包におけるどこかの地点からそれに関連するその乗り物の本体の負の部分の内包にいたる一番近い点でのきっちりとした半円形の弓形に沿って計った距離を表している。(図11に示す)。そしてそれは連続の最短直流電流の曲線でもある。
【0206】
パートB:熱電力装置
[1]公称の場の電圧(nom.V)はフィートで計ると数字の上では本体の半径の150万倍と同等である。この容積はその直流の第一次配置電圧の750倍が標準として設計されている熱装置の一次電圧拡大割合と同等である。そしてこれは一次電力系の二つの場蓄電器の中に蓄電された電荷の機能でありまたその装置の一次負極放射率の機能である。
[2]本体の場電圧は(spec.V)駆動場ぺリミーターを作り出す距離の数倍の距離である外包直流場の量と同等である。(上の考えで計算すると)つまり公称場電圧の.9666倍と同等である。この値はその装置が場の広がる電圧で通常作動するときと同等である。
[3]この最高場電圧(max.V)(最大に動くようにデザインされている)はこの本体の値の110パーセントと同等である。そして作動中に決してそれを上回ることはない。
[4]公称回転子電圧(nom.V)はインチで計ると飛行機Rの生産物の1000倍の3分の1と数字上は同等である。それは速度基本の直流フル稼動発生装置が一段階装置の中で回転子が回転する量を基準としている。
[5]回転子電圧仕様書(spec.V)はフィートで計ると、この乗り物の本体の半径の150万倍の0.25776パーセントと数字上は同等ある。そして公称回転子電圧の0.9666倍と同等である。この値は、普通仕様で回転する回転子のスピードで一次電力系で生み出される出力を関数とすると直流回転子電圧を動かす基準値と同等である。
[6]最大回転子電圧(最大に動くように設計)(max.V)は本体の値の110パーセントと同等であり、これも同様にそれぞれを上回ることはない。
[7]直流一次電圧配列の仕様(spec.V)は本発明の回転子電圧の半分と同等であり、すべでの主要電極配列間隔に影響を与える。
【0207】
パートC:衝撃駆動装置
熱電力装置とは違って、本体の半径Rの一次機能である衝撃駆動装置に対する一つの公称場電圧を一段階で明確に述べることは可能なことではない一次推進の総出力のために計画された最終目標を成し遂げるために作られた直流場の電圧は地球の引力の3分の1に相当し、回転子の高電導性に釣り合っている。その回転子の高電導性は本体の半径を二乗に増大する機能として増量する。その直流場の電圧はその本体の重量(本体の半径を三乗にする機能として増量する)にも釣りあっている。
【0208】
だから場の外側の電圧は、外界の重力にほとんど近い1.67‘g’とほとんど同等の加速を乗り物が作りだすために必要とされる場の直流電圧を動かすのに理論上考えられた値を反映している衝撃駆動装置のために最初は算定された。この外側の場電圧はこの乗り物の特別駆動を使って計算される(in nt−sec)。そしてここで熟慮して出願する目的はこの言葉は、クーローリあたりの数字の数倍ある回転子高電導性によって分けられるこの乗り物の5倍に相当するものとして定義されている。
【0209】
[1]したがって、外側の場の電圧は、電子電荷(q)の単位で分けられた光のスピード(c)の数倍にあたるその装置の特別推進力(Fdt)と同等である。
[2]駆動場電流の電子の最終速度の割り当てられた公称の値にしたがって、推定の公称場の電圧は算出される。その公称場の電圧は事実上本体の半径の一次機能であり、直径4から100フィートの乗り物だけに適応される。
[3]その上公称の直流場の電圧(nom.V)は外側の場の電圧と推定公称電圧の単純な平均と同等である。
[4] この本体の場の電圧(spec.V)は、0.982826と同等である割り当てられた工学デザイン定数によって分けられた公称の直流場電圧(nom.V)と同等である。
[5]最高場電圧(max.V)(最大で作動するように設計)は明細書の値の110パーセントと同等であり、作動中にそれ以上の電圧になることはない。
[6]公称回転子電圧(nom.V)は、三段階装置の中でフルパワー直流発電機の回転子が回転するスピードの量を基準としてインチで計ると本体の半径の1000倍の産出物の4分の1と数字上は同等である。
[7]この明細書の回転子電圧(spec.V)はフィートで計ると本体の半径の150万倍の0.19332パーセントと数字上は同等である。また公称回転子電圧の.9666倍と同等である。この価は、公称回転子が回転する速度で一次電力系の出力を生み出す機能として、直流回転子電圧の通常作動するときの値と同等である。
[8]最高回転子電圧(最大で作動するように設計)(max.V)はここの明細書の価の110パーセントと同等でそれ以上になることはない。
[9]この明細書の直流一次配列電圧(spec.ΔV)は、明細書の回転子電圧の半分と同等であり、すべての一次電子配列間隔に影響を与える。
[10]それぞれの衝撃駆動装置のための計画された一次電圧拡大割合はこの明細書の直流一次配列電圧に対する明細書の場電圧の割合と同等である。そして熱電力装置の場合には、安定している電子収集部の充電と一次陰極排出機能でもある。
【0210】
特定の構成単位の電圧の値の例
直径4フィートの模型
セクションA:火力発電型
後述する例の指示によれば、熱電気装置として使うために作られた4フィートの電気力学的な場の発生器、特別の回転子電圧と場電圧を持っている。
[1]公称回転子電圧(nom.V)は8,000と同等である。
[2]明細書の回転子電圧(spec.V)は7,732.8.と同等である。
[3]明細書の直流一次配列電圧(spec..V)は3,866.4と同等である。
[4]公称場電圧(nom.V)は3,000,000と同等である。
[5]明細書の場電圧(spec.V)は2,899,800と同等である。
従って、該当する一次電圧拡大の割合(本発明とすべての一段階熱電力装置にとっての)は750:1の割合で、本ケースでは2,899,800/3,866.4.の割合である。
【0211】
セクションB:推進駆動型
後述する例の指示によれば駆動推進装置として使われるために作られた4フィートの電気力学的な場の発生器、特別の回転子電圧と場電圧を持っている。
[1]公称回転子電圧(nom.V)は6,000と同等である。
[2]明細書の回転子電圧(spec.V)は5,799.6と同等である。
[3]明細書の直流一次配列電圧(spec.V)は2,899.8と同等である。
[4]外側の場電圧:場の電圧の広がりの価が最小で動くように設計されている直径4フィートの駆動装置の外側の場電圧はその乗り物の特別推進力(Fdt)に基づいている。それは回転子の高電導性をImax=38,160アンペアとし、推定負荷を79.2lbs/ftとする。
計算は以下のとおり。
Figure 2004505420
ここではV=2.5068ft、電子放出部変換角度(α)を7.5°として使う上述の面積表の公式に基づいて算出。それ故
Figure 2004505420
この推進力はそれぞれの場の電極電流がその場の中央(kg−m/sec/electronと同等)に衝突するときに生じる推進力の瞬間的な力をあらわしている。
それゆえ外側の場電圧は以下と同じである
Figure 2004505420
[5] 推定公称場電圧:場の電圧の広がりの価を最小で作動させるとても正確な計画を表す直径4フィートの駆動推進装置は、駆動場の電流の電極の最終速度(.V)の公称の価に基づいている。その速度はその乗り物の本体の半径の一次機能として割り当てられており、以下のように算出される。
ΔV=[.999+(2R−4)(1.03125x10−5)]c
ここでは本体は事実上直径が4から100フィートの乗り物のものである。だから
ΔV=[.999+0(1.03125x10−5)]c=.999c
【0212】
このテキストのサブセクションの目的は、高い電導性の中で、かつ.999c.と同等の(このモデル)場電流の電極速度の値で、上で述べたとほぼ同等に直流場電圧を作動させた時に、場の推力電流の必要不可欠の最終レベルは電気力学的な場の発生装置によって生じるかもしれないということを立証することである。このやり方で、設計された装置の性能を犠牲にすることなしに、不必要に駆動場の電圧を高くすることが、避けられるかもしれないと望んでいる。(これは関連する相対論的な量においては不安定さが避けられない外側のレベルに起因している)
【0213】
(a)1gの加速を生じるのに必要な推進力の量、これはまさに駆動推進型の重量、あるいは地球の重力による通常の加速を補うものであるが、これはニュートンの第二法によって以下のように計算される。
F=mg,そこではm=est.90.245kgの計画量そしてg=9.8m/sec.だからF=884.4nt.となる。
注:すべての既知の推力駆動型の設計上の推定重量は79.2lbs/ftである。
(b)推進力は運動量の変化に匹敵するので、駆動場によって出来た電子推進力は起こりやすい電流の速度の数倍に当たる場電流の相対論的な総量と同等である。(最終の電極の速度はゼロとする)この例の中のlgと同等の推進力の量は884.4ntである。
であるから仮にΣΜΔV=884.4ntであるとしよう。
(c)すべの既知の推進駆動型の一次推進力の総産出量のために計画された目標は、場電圧と回転子の高い電導性(Imax)が通常で作動する最小の量は16.333m/secである。であるから場電流バイアス値を考慮すれば、(前述の章で述べているように)外側の場電圧での相当総推進力は5g相当に違いない。lg相当の場推進力に影響を与えることが出来る最大の電流は以下のとおり。
=Imax/5=7,632amps
(d)Iの駆動電流を電子の総数はΣに相当するので、以下のことを見出した:
Σ=I(6.25x1018)=4.77x1022electrons/sec
(e)だから、上のことから
884.4nt/Σ=MΔVそしてMΔV=1.8541x10−22kg−m/sec/electron.
(f)ΔV.=.999c.としよう。そこではc=299.7925x10m/secとなる。
=619.08x10−31kgあるいは約67.96m,そこではm=9.11x10−31kg電極の残り量
(g)もしmがそれぞれの駆動場電極の運動エネルギに相対的な量に相当するならM=m+m.30である。
だからm=M−m=619.08x10−319.11x10−31=609.97x10−31kg.
(h)それぞれの駆動場電極で得られる運動エネルギ(E)はmと同等である(Imax).cに対して8.98755x1016という正確な価を使っている。
我々はE=(6.0997x10−29)(8.98755x1016)=54.8214x10−13joulesを得た。
(i)ここではE又W=q(est.Vnf)と同等である。そこではq=electron chg.@1.6x10−195 coul., and est. Vnf=est.公称の場の電圧
だからE/q=est.Vnf, and est.Vnf=34.2633x10volts(joules/coul).
必須の推進力を発生させるために必要な公称場の電圧は、計画した外側の価の98.63パーセントで、上で議論した最終推進パラメーターのなかにあるということがわかる。(前の章のB[4]で計算)
[6]だから公称の場の直流電圧(nom.V)は、34.5018x10ボルトの時に以前に計画した外側の場電圧と推定公称電圧の単純な平均と同等である。この価は場が広がる電圧の基本的な作動値と同等である。
[7]この発明の場電圧は(spec.V)は35.1047x10ボルトのときに設計変数0.982826で分割された公称直流場の電圧と同等である。
[8]この衝撃駆動装置のための計画された一次電圧拡大割合は以前のべた様に(35.1047x10)/2,899.8=12,106:1である。
【0214】
先に述べた記述からもっと低い電圧のコロナ放電を誘発する実現の仕方の中で、本発明の電気的、及び熱の出力は卓越したレベルであることが見て取れる。本発明は公益施設及び施設に応用するために作られている。が本発明は又電気で推進する航空宇宙船として作られたもっと高い電圧のアーク放電誘発の実現の仕方の中では総推進力はかなりのレベルを得られる可能性がある。電気力学的な場の発生装置とそれによって生じる場の動電力はさらにナサの最初の“絶縁破壊推進物理計画”の公認目標を実現できるであろう。つまりその乗り物は、ものすごい反応を起こさずに、それ自体で非対称的な力を作り出し制御でき、時がたつにつれて保存則を充足させる方法を発見するためである。そのような乗り物は場の電子収集部の電子が衝突するときの速度に相当する速度を実現するために作られているので、本当に星の間を旅行することもまた可能であると言う望みがある。電気力学的な場の発生装、上に述べた新しい手段を使った熱と駆動推進力の産出物が出る時に、高周波放射性排出物がだすことへの懸念に対してはしかるべき理由がある一方で、その装置の場の外包の電気磁石的特徴は、上述したやり方の中で適切に変えられたので、その様な場の外包は、かなり高いエネルギ排出に際して、その場の駆動電流電子とぶつかる連続的かつ吸収的なコンプトン交差効果を推し進めることで、かなり熱伝導が伝わらないようにされているのは言うまでもない。地上にある公益設備や施設で使われるときに、その発生器の非推進熱電力びの出力と電気力の出力は、適切なフラデイ“かご”または望ましくない放射排出物をもっと小さくするための密閉構造のものの中に密閉される。けれども素因に合わしてあるこの場の外包は、新しい単一伝達手段として、電気力学的な場の発生装置の発展に寄与するかもしれない。(振幅と周波を制御すること、場の交流電圧の中での位相関係を制御することに関係している)。もっと完全で新しい量子重力の理論を求めて、それらの装置を2組あるいはそれ以上に重量測定で分けて実験は行われる。これらの場の外包は設計で望ましい共鳴周波で人工的に作り出される。通常は絶えず極性や強度があり、周波はでたらめの電気力学的な場の特性を調整するために上述の変形電磁波誘導仕様のから型使って作り出す。
【0215】
従ってここに描いた本発明の実現の仕方は、本発明の本質の申請の単なる例証であるのはよく理解できる。図で示した詳細に対する言及は特許請求の範囲を限定するものではない。言及は本発明にとっての必須なものとしてそれらの特徴を列挙している。
【図面の簡単な説明】
次の図と説明は、上に述べた本発明の長所と利点および物件を最もよく明らかにするであろう。
【図1】
本発明の周辺の主要な構造の横断面を示す。回転子の組、および枠に設けられた諸要素を含む。
【図2】
同じ構造のうち30゜の動径区域を上から見たところ。
【図3】
本発明の対称的な容器、ないしは本体の配置を横から見たところ。
【図4】
同じ容器、配置を上または下から見たところ。
【図5】
基本的な回転子の組み合わせの構成のうち、小さな動径区域を上から見たところ。回転子の区域、区域間に置く絶縁体、および電子放出器の詳細も示す。
【図6a】
伝導性回転子・電子放出器を横から見たところ。
【図6b】
同じものを上から見たところ。
【図7】
本発明の「一次誘導環」電極の二組と回転子電気回路の関係を簡単に表わす模式図である。
【図8】
本発明の「一段階」回転子構成の実現における、対称的な一次電力系回路の半分を模式的に表わしたもの。
【図9】
本発明の「三段階」回転子構成の実現における、対称的な一次電力系回路の半分を模式的に表わしたもの。
【図10】
本発明の電圧制御系の模式図である。
【図11】
本発明によって容器、本体の側面の回りに生成される、電気力学的な場の外包の簡単化した図である。
【図12】
図11と同じ電気力学的な場の外包(エンベロープ)を、電場と磁場のベクトルを表わす線を加えて示した図である。
【図13】
図12の横面図とおなじものを上または下から見たところ。
【図14】
本発明の本体の中性部分の動径区画一個を上または下から見たところ。容器の冷却・熱輸送系を示す。
【図15】
中心回転子と駆動装置の好ましい組み合わせの詳細を示す。
【図16】
本発明の静止電機子動力回路を示す。

Claims (48)

  1. 以下のA)−H)を構成とする、電気力学的な場の発生装置:
    A) 円盤の軸方向に間隔をあけて離れている上面と下面を有する円盤状本体であって、円盤外周端に向かって先細りし、上、下面の間に空間を含み、上下面は各々、円盤軸を取り囲む正の部分と、円盤周辺のまわりの負の部分と、その間の中性の部分に分かれ;正および負の部分表面は伝導材料からなり、中性の部分表面は絶縁材料からなる円盤状本体と、
    B) 外周と、開口した中心の隙間を取り囲む内周と、その間に環状体とを有する回転子であって、回転子本体は平らな上下面を有し;回転子は本体の空間内に回転可能に取り付けられ軸を中心として回転し、回転子の内周と外周の直径は、回転子が少なくとも本体空間の中性の部分全体を横切り、各正の本体部の少なくとも一部を横切るように構成した回転子と、
    C) 真空の誘電性区画と、少なくとも回転子が取り付けられている本体空間部分を含む周辺空間帯電室と、
    D) 主発電系と、回転子上面に関連するアセンブリと下面に関連するアセンブリと二組のアセンブリを有する対応の回転子電気回路とを有し、各アセンブリは;
    1) 回転子外周の近傍で回転子に取り付けられ電気的に接続される平面な
    陰極環と、陰極環に平行に取り付けられるが絶縁されている平面な陽極環とを
    含む外部誘導電極アレーと;
    2) 回転子に取り付けられ電気的に接続される平面な陽極環と、平面の陰
    極環とグリッド環要素とを含み、陰極とグリッドは陽極および互いに平面平行
    に取り付けられているが互いに絶縁されている内部誘導電極アレーであって;
    内部誘導環アレーは外部誘導環アレーより内周面近くで回転子に取り付けられ
    ているように構成した内部誘導電極アレーと;
    3) 回転子に取り付けられた少なくともひとつの発電コイルであって、ど
    の円周とも同軸の回転子の周りにトロイド状に延長し、外部誘導環アレーと内
    部誘導環アレーとの間に配設され、内部誘導アレーの陰極と外部誘導アレーの
    陽極に電気的に接続されている少なくともひとつの発電コイルと;
    4) 本体に取り付けられた複数の静止永久磁石であって、各永久磁石から
    の磁場が発電コイルと交差し、回転子の回転時に、発電コイルの静止磁石から
    の磁場が各発電コイルに電気的電圧を誘導して直流回転子回路出力電流を生じ
    るように本体に取り付けられた複数の静止永久磁石と含むよう構成し、
    E) 回転子の上面に関連するアセンブリと下面に関連するアセンブリの二組からなる場誘導系であって、この磁場誘導系は:
    1) 少なくとも1つの面平行電極アレーを含み、この電極アレーは:
    a)内周と内面誘導環アレーとの間で、内周近傍で回転子に取り付けられ
    た一次陽極環と;
    b)本体の各正の部分に取り付けられるが、電気的に分離している少なく
    とも1つの一次陰極と;
    c)各一次陰極と対応する一次陽極環との間に配置された少なくとも1つ
    の静止グリッド要素とを含み;
    2) 本体の各一次陰極とそれに対応する正の部分との間に電気的に接続さ
    れ、各々誘電性の緩衝器によってカプセル封入されている一次陰極抵抗と;
    3)各一次陰極抵抗に熱的に接続される主本体冷却剤と熱輸送系とを含み;
    F) 主電気発電系回路と回転子とに電気的に接続される少なくとも1つの容器帯電バラスト蓄電器と;
    G) 回転子の外周の周りに取り付けられ電気的に接続されている複数の場放出部と;
    H) 回転のために機械的出力を回転子に結合させ、本体に取り付けられたモータ駆動装置とを備えることを特徴とする。
  2. 請求項1に記載の電気力学的な場の発生装置であって、
    1) 主電気発生回路は、回転子がモータ駆動装置によって回転する時、回転子の内周と外周との間に一次直流電圧を誘導して、外側の回転子円周から負の容器部分に電子帯電を分布する一定方向の回転子電流を生じ;
    2) 場誘導系は一次直流回転子電圧の部分を利用して、本体の負の部分と正の部分との間の電気の場内に非常に電圧を拡大させる外部放電電流を確立し、拡大した場の電圧の大きさは、単数または複数の容器帯電バラスと蓄電器の電気的力によって支えられている一次陰極と回転子の場放出装置との瞬間帯電差によって決定されることを特徴とする。
  3. 請求項1に記載の電気力学的な場の発生装置であって、回転子は複数の伝導ラジアル区分体と同数の非伝導区分体セパレータを備え、区分体は個々に独立し、セパレータは均等に互いに配分することを特徴とする。
  4. 伝導回転子の区分体が銅でできていることを特徴とする、請求項3に記載の電気力学的な場の発生装置。
  5. 各発生コイルが区分セパレータに取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の電気力学的な場の発生装置。
  6. 請求項3に記載の電気力学的な場の発生装置であって、主発生系の各外部誘導アレーの陽極は区分体セパレータに取り付けられ、各内部誘導アレーの陰極およびグリッド要素も同じくそうであることを特徴とする。
  7. 請求項1に記載の電気力学的な場の発生装置であって、各内部誘導アレーは三極真空管構造からなり、その制御グリッド電圧は電流をほとんど切断してしまうまでバイアスすることを特徴とする。
  8. 請求項1に記載の電気力学的な場の発生装置であって、主電気発生系の二組はいずれも回転子の環状体を横切るように配置された3つの発生コイルからなり、コイルは各々電気的に順次接続されていることを特徴とする。
  9. 各発生コイルはコンパウンド巻で一次及びバイアスの巻き線を有することを特徴とする請求項1に記載の電気力学的な場の発生装置。
  10. 各発生コイルはさらに非磁性の構造的コアーであることを特徴とする請求項1に記載の電気力学的な場の発生装置。
  11. 各発生コイルはさらに鉄粉を含む構造的コアーであることを特徴とする請求項1に記載の電気力学的な場の発生装置。
  12. 請求項1に記載の電気力学的な場の発生装置であって、磁石は磁場が通過する空間のあいた円弧状本体を有するC字型で、発生コイルは回転子の回転中に磁気通過空間を均一に貫通するよう配置されていることを特徴とする。
  13. 磁石はアルニコ族合金からなることを特徴とする請求項1に記載の電気力学的な場の発生装置。
  14. 容器帯電バラスト蓄電器が各外部誘導アレーと回転子外周との間の回転子に取り付けられ、各バラスト蓄電器は回転子に電気的に接続されている内部伝導環と、外部伝導アレー陽極に電気的に接続されている内部環に平面平行な外部誘導環と、内環と外環の間の非伝導層と有することとを特徴とする請求項1に記載の電気力学的な場の発生装置。
  15. 場の放出器は電気伝導性の焼結性耐火複合物からなり、形は内端または回転子の外周と同じ厚さの内面から回転子や場発生器の最も外側の外周を形成する外端の緩やかなエッジに向けてテーパー状になることを特徴とする請求項1に記載の電気力学的な場の発生装置。
  16. 請求項9に記載の電気力学的な場の発生装置であって、主発生系とそれに対応する回転子電気副回路の各組は、単数または複数の交流副回路または段を含み、各段は回転するために回転子に取り付けられており電気力学的な場の発生装置は:
    交流入力またはグリッド抵抗器と;
    交流入力や入力に対応する単数または複数のバイアス巻き線に電気的に接続され、陰極と、陽極と制御グリッドとを含む三極アレーと、
    その三極アレーの陽極または連続的な電極アレーの陽極に電気的に接続された出力またはプレート抵抗器とを含むことを特徴とする。
  17. 請求項16に記載の電気力学的な場の発生装置であって、複数の交流段階は電気的に連続しており、回転子の外周に最も近い最も外側の段の入力は外部誘導アレーに接続され、内部回転子外周に最も近い最も内側の段の出力は内部誘導アレーの制御グリッドに接続されていることを特徴とする。
  18. 請求項17に記載の電気力学的な場の発生装置であって、主発生系の各組とそれに対応する回転子電気副回路は、三交流段階を含むことを特徴とする。
  19. 請求項1に記載の電気力学的な場の発生装置であって、場誘導系を含む平面平行な電極アレーは、一次陰極と、3つのグリッド要素と、陽極環とによって五極真空管構成とすることを特徴とする。
  20. 請求項1に記載の電気力学的な場の発生装置であって、高電圧制御系は場誘導系を含む各平面平行なアレーの少なくとも1つの静止電極に電気的または熱的に接続して、総放電電流の数値を回転子区分体の総伝導性の範囲内に限定することを特徴とする。
  21. 請求項20に記載の電気力学的な場の発生装置であって、単数または複数の陰極かグリッドに、あるいは極低温ヒートシンクに熱的に接続されうる可動熱調整ロッドによって運転電極温度が制御されることを特徴とする。
  22. 請求項20に記載の電気力学的な場の発生装置であって、電圧制御系は、回転子回路直流電圧幅を好適なあるいは必要な値に限定するようにさらに直流信号フィードバックを放電電量に適応させることを特徴とする。
  23. 請求項1に記載の電気力学的な場の発生装置であって、本体の正の部分は複数の扇形部分に区分され、各セクターは絶縁仕切りによって、隣接する区分体から分離されることを特徴とする。
  24. 請求項23に記載の電気力学的な場の発生装置であって、場誘導系の各組は複数の平面平行電極アレーを含み、各アレーは正の本体部分の扇形部分に電気的に接続されていることを特徴とする。
  25. 正の各本体部分が36の扇形部分に分かれていることを特徴とする請求項23に記載の電気力学的な場の発生装置。
  26. 各本体の正の部分の中心セクターを含み、本体の軸に配置され、これらセクターは各々正の本体部分の扇形部分から電気的に互いに絶縁されることを特徴とする、請求項23に記載の電気力学的な場の発生装置。
  27. 各中心部分は絶縁材料からできていることを特徴とする請求項26に記載の電気力学的な場の発生装置。
  28. 請求項26に記載の電気力学的な場の発生装置であって、正の各本体部分の四方点で扇形部分がその正の本体部分の伝導中心部分と電気的に平行に接続されていることを特徴とする。
  29. 請求項1に記載の電気力学的な場の発生装置であって、主本体冷却系は高熱輸送液体を送るための単数または複数の一次熱導管を含み、その高熱輸送液体を予熱するヒータまたは陰極抵抗器、誘電緩衝器、一次陰極を含むことを特徴とする。
  30. 請求項29に記載の電気力学的な場の発生装置であって、高熱輸送液体は液体ナトリウムであることを特徴とする。
  31. 請求項1に記載の電気力学的な場の発生装置であって、一次陰極の材料は純タングステン金属とタングステンのグループやその合金から選択され、トリウムを注入または注入させたものを特徴とする。
  32. 請求項1に記載の電気力学的な場の発生装置であって、一次陰極抵抗器は上昇した運転温度で導電性になる陶磁材料からなることを特徴とする。
  33. 請求項32に記載の電気力学的な場の発生装置であって、陶磁陰極抵抗器の材料はステアタイトと菫青石族からなるグループから選択することを特徴とする。
  34. 請求項1に記載の電気力学的な場の発生装置であって、各一次陰極抵抗器を覆う誘電性緩衝器はチタンビスマスナトリウムからなることを特徴とする。
  35. 請求項1に記載の電気力学的な場の発生装置であって、熱輸送液体を送る単数または複数の熱導管を含み、中性および負の部分に熱的に接続されていることを特徴とする。
  36. 請求項35に記載の電気力学的な場の発生装置であって、熱輸送液体は低温冷却剤であることを特徴とする。
  37. 請求項36に記載の電気力学的な場の発生装置であって、熱輸送液体は液体空気、液体窒素、液体ヘリウムのグループから選択された液体ガスであることを特徴とする。
  38. 請求項1に記載の電気力学的な場の発生装置であって、さらに、本体内に2つの回路グループまたはアレーに配列された複数の静止した電磁的電機子を含み、一方のアレーは回転子の上面に、他方は下面に配置し、各電機子は:
    回転子に近接する第一端部と本体の中性部分に近接する第二端部を有し、その端部間の距離は一方の端部に関して断面積より小さい強磁性体またはコアーと;
    コアーの一端部に巻かれた少なくとも1つの巻き線であって、その巻き線の電流によって回転子または外部電場に重なるコアーに磁場を誘起する巻きとを含むことを特徴とする。
  39. 請求項38に記載の電気力学的な場の発生装置であって、各電機子は2本の巻き線を有し、電機子は第一の端部の第一の巻き線とは第二の端部の第二の巻き線とを含み:
    第一の巻き線の電流によって磁場が回転子の上に重なり、第二の巻き線の電流によって外部電場に磁場が重なることを特徴とする。
  40. 請求項38に記載の電気力学的な場の発生装置であって、電機子芯の材料は純アニール鉄と低カーボン鋼のグループから選択されることを特徴とする。
  41. 請求項38に記載の電気力学的な場の発生装置であって、さらに静止した各電機子の少なくとも1つの巻き線に電気的に接続された直流電源を含むことを特徴とする。
  42. 請求項38に記載の電気力学的な場の発生装置であって、さらに静止した各電機子の少なくとも1つの巻き線に電気的に接続された交流電源を含むことを特徴とする。
  43. 請求項1に記載の電気力学的な場の発生装置であって、単数または複数のモータ駆動装置の機械出力は、回転子の内周の周りの単数または複数の駆動環ギアと係合している単数または複数のモータ駆動装置の機械出力のギアを介して回転子に接続していることを特徴とする。
  44. 請求項1に記載の電気力学的な場の発生装置であって、さらに回転子を支持する1対のロールベアリングアセンブリまたはレースを含み、回転子の上面と下面に1つづつ設けられ、両方のレースは回転子の外周に取り付けられ、各レースは回転子に第一レースハーフまたはレースウェイに取り付け、第二レースウェーは第一レースウエーに対向する本体に取り付けられ、その間のベアリングボールの間隔を決定し、その間隔に複数のベアリングボールを入れることを特徴とする。
  45. 請求項1に記載の電気力学的な場の発生装置であって、さらに、回転子の隙間内周内に本体の中心制御室を含めることを特徴とする。
  46. 請求項1に記載の電気力学的な場の発生装置であって、陰極抵抗器は各々固定した正の減電圧タップを設けて、上かあるいは外部の電気荷重が固定タップと一次陰極との間に接続されることを特徴とする。
  47. 請求項1に記載の電気力学的な場の発生装置であって、熱伝達系が外部熱交換器に熱的に接続されていることを特徴とする。
  48. 請求項1に記載の電気力学的な場の発生装置であって、真空空間で長時間運転する時に、周囲の電荷の消費可能な格納を蓄積や引き出しするのに使用される超伝導電流格納環を含むことを特徴とする。
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