JP2004504897A - 心房カーディオバータ - Google Patents

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Abstract

【課題】心臓事象が安全な心房カーディオバージョンを妨げ得る高い心室レートを示唆する場合など、複雑な心臓治療環境での心房カーディオバージョンパルスの安全な送出を提供する。
【解決手段】心室ペーシングパルスの送出に続いて発生するR−R間隔が、信頼できる持続するR−R間隔になるまで、R−R間隔を順次短縮するアルゴリズムシステムを使用する。R−R間隔の延長の持続により、心室レートの減少が可能になる。巧みに選択されたタイミングウィンドウが使用され、タイミングウィンドウ内で検出された心室事象に対する適切で専用に設定された装置の応答がトリガされる。さらに、心室レートが非常に速い場合でも安全に心房カーディオバージョンパルスを送出できる心房カーディオバージョン同期方法を実現する。
【選択図】図2

Description

【0001】
[発明の分野]
本発明は、医療装置に関連する。本発明は、具体的には、不整頻拍(速い心拍)を治療する装置、より具体的には、心房カーディオバージョン(cardioversion)ショックおよび心房ディフィブリレーション(defibrillation)ショックを生来の心室と心房の脱分極に関して適切な時刻に送出する方法に関連する。
【0002】
[発明の背景]
心房カーディオバージョンパルスや心室カーディオバージョンパルスを治療中の心房や心室の生来の脱分極に同期させることで、治療の効果が改善されることが以前から認識されている。たとえば、心室カーディオバージョンショックを検知されたR波に同期させることが、Engle他に対して発行された米国特許第4,375,817号に開示されている。心房や心室の頻拍や細動の治療を目的としたカーディオバージョンショックを検出されたR波へ同期させることが、Zipesに対して発行された米国特許第4,384,585号に開示されている。同様に、心房カーディオバージョンショックを検出されたP波に同期させることが、Mirowski他に対して発行された米国特許第4,572,191号に開示されている。
【0003】
カーディオバージョンショックやディフィブリレーションショックを送出して、1つの室での不整頻拍を停止しようとすることは、不幸にして他方の室で不整頻拍を誘発することがある。心室での不整頻拍の誘発に関連する危険は十分に重大で、心室の受攻期を避けるように心房ディフィブリレーションパルスのタイミングを調節する必要があることが以前から認識されている。この結果を達成する最も一般的な手法は、Zipesに対して発行された米国特許第4,384,585号に開示されているように、心房のディフィブリレーションパルスまたはカーディオバージョンパルスを検知された心室脱分極に正確に同期させて、関連する心室の受攻期を避けることである。心室脱分極に続く受攻期は、十分に速い心室心拍がある場合、後続の心室脱分極を含むまで延びる場合があることも以前から認識されている。Modern Cardiac Pacing、(Barold編、Futura Piblishing Co.、1985年)に発表されたZipes他による論文「Synchronous Intracardiac Cardioversion」(727〜743ページ)で説明されているように、そのような場合、カーディオバージョンパルスを送出するのに安全な時間は存在しない。
【0004】
速すぎる心室心拍に同期したカーディオバージョンパルスは、心室性不整拍や心室性細動を誘発する可能性があるため、植え込み可能なカーディオバータは、通常何らかの方法を含んで最小のR−R間隔が確実になくなったことを前提としてカーディオバージョンショックを送出するようにしている。速すぎる心室心拍に同期したカーディオバージョンパルスの送出を防止するそのような同期方法の1つは、Medetronic, Inc.製モデル7210経静脈植え込み可能カーディオバータのように、先行する心室脱分極に続く規定された不応期外の心室脱分極の立ち下がりにショックが同期することを要求することである。この装置は、この不応期中の心室脱分極を検知し、そのような脱分極に続く新しい不応期を開始するが、この装置は、そのような脱分極に同期したカーディオバージョンパルスを送出することはない。前述のZipes他による論文に記述されているように、モデル7210装置による経静脈カーディオバージョン療法は、心室性または上室性不整頻拍の治療に使用することができる。
【0005】
検知されたR波に同期するさらに洗練された方法が、米国特許第5,486,198号に記載されており、この方法では、R波と直前のR波の間隔が、直前のR−R間隔未満の規定された量よりも長いかまたは短い場合にだけショックがR波に同期して送出される。残念ながら、検知されたR波に同期するこの方法では、前述の方法のように、心拍数が速すぎる場合、心房カーディオバージョンショックを安全に送出することはできない。
【0006】
心室の受攻期に心房カーディオバージョンショックの送出を防止する代替方法では、心室脱分極の介在が検知されない場合に、先行のR波に続く規定された間隔の後でショックを送出することであるが、規定された間隔は、先行のR波に関連する受攻期での送出を防止するのに十分な長さを有する。このような同期方法は、Mehraに対して発行された米国特許第5,411,524号に開示されている。Mehraの特許に開示されているように、規定された間隔は、検知された心室レートの関数として変化し得るが、最低間隔が再規定されるとそれよりも長くなければならならず、したがって、心室レートが速すぎる場合にも使用できない。
【0007】
心臓の室の受攻期にカーディオバージョンパルスの送出を避ける追加の方法は、室をペースに同期させ、ペーシングパルスに続く絶対不応期中にカーディオバージョンパルスを送出することである。そのような手法の1つがMehraに対して発行された米国特許第5,411,524号に開示されており、心房カーディオバージョンパルスが単一の心室ペーシングパルスに同期し、同じくMehraに対して発行された米国特許第5,193,536号では、心室カーディオバージョンパルスは、一連の心室ペーシングパルスの最後に同期している。どちらの場合も、心室ペーシング逸脱間隔は、本来の心室脱分極を隔てる間隔よりも短くなるように計算される。しかし、これらの方法は、心室リズムが速すぎて、オーバードライブ心室ペーシングパルスへの同期が危険になる場合には必ずしも有用ではない。
[発明の概要]
本発明は、心室レートが速く、別の方法では安全な心房カーディオバージョンを不可能にする場合に、心房カーディオバージョンパルスを安全に送出する植え込み可能な心房ディフィブリレータに関する。本装置は、徐脈ペーシングに見られる現象と類似の現象を利用し、心房カーディオバージョン同期方法に用いる。徐脈ペーシングでは、検知されたR波に厳密に合わせたオーバードライブ心室ペーシングパルスを送出すると、PVC(心室期外収縮)に続く代償性休止と同じように、それ以降のR−R間隔が延びることが認められている。1998年8月17日に出願された米国特許出願第09/135,480号「Method and Apparatus for Treatment of Arrhythmias」において、心房細動が存在した場合にもこの現象が現れることが確認されている。言い換えると、この事実により、心室レートが非常に速い場合でも安全に心房カーディオバージョンパルスを送出できる心房カーディオバージョン同期方法を開発することができる。
【0008】
本発明の方法を使用する装置は、心房細動が存在する場合にR−R間隔を監視して過去の10の間隔の平均R−R間隔を計算する。この平均R−R間隔は、R−R間隔を延ばすことになる心室ペース同期出力に必要な短縮の割合を求めるための基準間隔である。このアルゴリズムは、前述のMehraの米国特許第5,411,524号に記述された方法に類似しており、このアルゴリズムの終了後、心室ペーシングパルスが送出される。しかし、送出された心室ペーシングパルスに同期した心房カーディオバージョンパルスを即座に送出するのではなく、R−R間隔が、再現性があり、強制的に同期され、延長されたR−R間隔になることが見出されるまで結果のR−R間隔が順次短縮される。そのようなR−R間隔が見出されると、心房ディフィブリレーションコンデンサの充電が開始される。充電が完了すると、心房細動の存在が再度確認される。その時点で、強制心拍低下アルゴリズムが起動される。心室は、コンデンサの充電前に自動的に計算され計測された設定に心拍が同期される。心室レートの減少(間隔の延長)を保証するために、アルゴリズムは、3つの明確かつ規定されたタイミングウィンドウを使用する。これらのタイミングウィンドウは、(1)その期間の間、検知が無効にされ心室ペーシングパルスが検知されずショックが送出されないようにするプログラム可能なブランキング期間、(2)装置が検知されるR波を監視し、R波が検知されると、計画されたショックが中止されアルゴリズムがリセットされるプログラム可能な中止およびリセット期間、(3)その期間内に、検知されたR波の立ち下がりに心房ショックが同期されるショック同期期間である。したがって、3つの期間のいずれかで心室事象が発生すると、装置は、独立した個別の応答を示す。
【0009】
[実施例の説明]
図1は、本発明によるディフィブリレータとリード線のセットを示す。心室リード線は、管状の絶縁覆いにより互いに分離された3つの同心巻導体を保持する細長い絶縁リード線本体16を含む。リード線の遠位端には、環状電極24、絶縁電極ヘッド28内に引込式に取り付けられた延長可能な螺旋状電極26、細長い巻状のディフィブリレーション電極20が設けられている。各電極は、リード線本体16内の巻状の導体の1つに結合されている。電極24と26は、心臓ペーシングと心室脱分極の検知に使用される。リード線の近位端は、二股コネクタ14になり、それぞれが巻導体の1つに結合された3つの電気コネクタを有する。ディフィブリレーション電極20は、プラチナ、プラチナ合金、植え込み可能ディフィブリレーション電極に使用可能なことが知られているその他の材料から製造可能で、長さを約5cmとすることができる。
【0010】
心房/SVCリード線は、一般的に心室リード線の構造に対応した、管状の絶縁覆いにより互いに分離された3つの同心巻導体を保持する細長い絶縁リード線本体15を有する。リード線のJ字状の遠位端には、環状電極21、絶縁電極ヘッド19内に引込式に取り付けられた延長可能な螺旋状電極17が設けられている。各電極は、リード線本体15内の巻導体の1つに結合されている。電極17と21は、心房ペーシングと心房脱分極の検知に使用される。細長い巻ディフィブリレーション電極23が、電極21の近傍に設けられ、リード線本体15内の第3の導体に結合されている。電極23は、長さが5cm以上で、SVCから三尖弁に向けて延びるように構成されることが望ましい。リード線の近位端は、二股コネクタ13になり、それぞれが巻導体の1つに結合された3つの電気コネクタを有する。
【0011】
冠状静脈洞リード線は、1つの巻導体を有し、細長い巻ディフィブリレーション電極8に結合された長い絶縁リード線本体6を含む。破線の外形線で示された電極8は、心臓の冠状静脈洞と大静脈内に設けられている。リード線の近位端は、コネクタプラグ4になり、巻導体に結合された電気コネクタを有する。冠状静脈洞/大静脈電極8は、長さを約5cmとすることができる。
【0012】
植え込み可能なペースメーカー/カーディオバータ/ディフィブリレータ10が、コネクタブロック12に挿入されたリード線コネクタアセンブリ4、13,14を有するリード線と共に示されている。ペースメーカー/カーディオバータ/ディフィブリレータ10の筐体11の外側に向いた部分を、いくつかの単極心臓ペースメーカーで現在使用されているように、たとえパリレンやシリコンゴムなどの絶縁被覆を使用して任意に絶縁してもよい。しかし、外側に向いている部分を、絶縁しないままにするか、または絶縁した部分と絶縁しない部分との他の何らかの分離を使用してもよい。筐体11の非絶縁部分は、心房または心室のいずれかのディフィブリレーションに使用される皮下ディフィブリレーション電極として任意に機能することもできる。もちろん、図示のリード線のセットをその他のリード線の構成や電極の位置に置き換えることもできる。たとえば、心房ディフィブリレーション電極および検知電極を、独立した心房リード線上に設ける代わりに、冠状静脈洞リード線または右心室リード線のいずれかに加えて、2リード線システムとすることもできる。
【0013】
図2は、本発明を実施可能である植え込み可能なペースメーカー/カーディオバータ/ディフィブリレータの機能概略図を示す。この図は、本発明を実施可能な装置の種類を例示するものであり、限定するものではないと考えるべきである。本発明は、神経刺激や薬物投与などの抗不整拍療法の追加の形態を提供する装置に加えて、心房性不整拍のみを治療するための両方を提供する装置、抗頻拍ペーシング療法を提供しないカーディオバータやディフィブリレータなどのさまざまな装置の実施態様で一般的に実施可能だからである。
【0014】
装置は、図1に示したような電極を含むリード線システムを備える。それ以外のリード線システムに置き換えることももちろん可能である。図1の電極構成が使用される場合、図示の電極との対応は以下のようになる。電極311は電極11に対応し、植え込み可能なペースメーカー/カーディオバータ/ディフィブリレータの筐体の非絶縁部である。電極320は、電極20に対応し、右心室に設けられたディフィブリレーション電極である。電極310は、電極8に対応し、冠状静脈洞に設けられたディフィブリレーション電極である。電極318は、電極23に対応し、上大静脈に設けられたディフィブリレーション電極である。電極324と326は、電極24と26に対応し、心室における検知とペーシングに使用される。電極317と321は、電極17と21に対応し、心房におけるペーシングと検知に使用される。
【0015】
電極310、311、318、320は、高電圧出力回路234に結合されている。電極324と326は、計測されるR波の振幅の関数としての調整可能な検知しきい値を提供する自動利得制御増幅器の形態をとることが好ましいR波増幅器200に結合される。電極324と326との間で検知された信号が、現在の検知しきい値を越える場合に、信号がR出力線202上で生成される。
【0016】
電極317と321は、計測されるR波の振幅の関数としての調整可能な検知しきい値を有する自動利得制御増幅器の形態をとることがやはり好ましいP波増幅器204に結合される。電極317と321との間で検知された信号が、現在の検知しきい値を越える場合に、信号がP出力線206上で生成される。R波増幅器200とP波増幅器204の通常の動作は、その全文がを参照により本明細書に援用される1992年6月2日に発行されたKeimel他による米国特許第5,117,824号「Apparatus for Monitoring Electrical Physiologic Signals」に開示された動作に対応してもよい。
【0017】
スイッチマトリクス208は、デジタル信号解析で使用するために広帯域(0.5〜200Hz)増幅器210に結合する使用可能な電極を選択するのに使用される。電極の選択は、データ/アドレスバス218を介してマイクロプロセッサ224により制御され、選択は所望に応じて変更可能である。バンドパス増幅器210に結合するために選択された電極からの信号は、マルチプレクサ220に入力され、それから、DMA回路228の制御下でRAM226に保存するために、A/Dコンバータ222により複数ビットのデジタル信号に変換される。マイクロプロセッサ224は、デジタル信号解析技法を使用してRAM226に保存されているデジタル化された信号の特徴付けを行い、当該技術分野で知られている多数の信号処理方法の任意のものを使用して患者の心拍を認識し分類することもできる。
【0018】
回路の残りの部分は、心臓ペーシング、カーディオバージョン、ディフィブリレーションの療法を提供専用であり、本発明の目的のために従来技術において知られている回路に対応してもよい。例示的な装置は、以下のように、ペーシング、カーディオバージョン、ディフィブリレーションの機能を達成するために開示される。ペーサータイミング/制御回路212は、当該技術分野でよく知られている一室および二室ペーシングのDDD、VVI、DVI、VDD、AAI、DDI、その他のモードに関連する基本時間間隔を制御するプログラム可能デジタルカウンタを含む。回路212は、当該技術分野で知られた任意の抗頻拍ペーシング療法を使用した心房と心室の両方での抗頻拍ペーシングに関連する逸脱間隔も制御する。
【0019】
ペーサータイミング/制御回路212により規定される間隔は、心房と心室のペーシング逸脱間隔、検知されたP波とR波が逸脱間隔の再開に対して効果を有さない不応期、ペーシングパルスのパルス幅が含まれる。これらの間隔の継続期間は、メモリ226に保存されているデータに応じてマイクロプロセッサ224により決定され、アドレス/データバス218を介して回路212に送出される。ペーサータイミング/制御回路212は、マイクロプロセッサ224の制御下で心臓ペーシングパルスの振幅も決定する。
【0020】
ペーシング中、ペーサータイミング/制御回路212内の逸脱間隔カウンタは、線202と206上の信号により示されるR波とP波の検知時に、電極317、321、324、326に結合されたペーサー出力回路214と216によるペーシングパルスのタイムアウトトリガの生成時のペーシングの選択されたモードに従ってリセットされる。逸脱間隔カウンタは、ペーシングパルスの生成時にもリセットされ、それにより抗頻拍ペーシングを含む心臓ペーシング機能の基本的なタイミングを制御する。
【0021】
逸脱間隔タイマーにより規定される間隔の持続期間は、データ/アドレスバス218を介してマイクロプロセッサ224により決定される。以下で詳述するように、検地されたR波とP波によりリセットされたときの逸脱間隔カウンタのカウント値は、R−R間隔、P−P間隔、P―R間隔、R−P間隔の持続期間の計測に使用可能であり、その計測値はメモリ226に保存され、本発明と共にさまざまな不整頻拍の発生の診断に使用される。
【0022】
マイクロプロセッサ224は、割り込み被駆動デバイスとして、そのROMに保存されたプログラムの制御下で動作し、P波およびR波の検知の発生、ならびに心臓ペーシングパルスおよびカーディオバージョン/ディフィブリレーションパルスの発生に対応するペーサータイミング/制御回路212からの割り込みに応答する。それらの割り込みは、データ/アドレスバス218を介して供給される。マイクロプロセッサ224により実行される必要な数学的計算、およびペーサー/タイミング制御回路212により制御される値や間隔の更新のいかなるものも、そのような割り込みに続いて行われる。一連の計測された間隔を保持することができる複数の再循環バッファとしてメモリ226の一部(図4)を構成することができ、ペース割り込みや検知割り込みの発生に応じてそれらの間隔を分析して、患者の心臓で現在心房または心室の不整頻拍が発生しているかどうかを判定することも可能である。
【0023】
本発明は、当該技術分野で知られている任意の頻拍検出アルゴリズムを使用して、不整頻拍の発生を検出することができる。たとえば、Olson他に対して発行された米国特許第5,545,186号に開示された心房の細動と頻拍の検出のための検出方法を使用するか、または1996年5月14日に出願されたGillberg他による米国特許出願第08/649,145号の方法をこの検出方法の代わりに使用することもできる。Olsonの特許とGillberg他の特許出願は、その全文が参照により本明細書に援用される。代わりに、いずれもその全文が参照により本明細書に援用されるAdams他に対して発行された米国特許第5,464,431号、Nappholz他に対して発行された米国特許第5,161,527号、Oliveに対して発行された米国特許第5,107,850号に開示されたアルゴリズムなど、植え込み可能な心房カーディオバータと共に使用されるその他の既知の検出アルゴリズムも使用可能である。本発明を実施する装置は、前述のように心室性不整頻拍を治療する能力を有することもできる。そのような機能が所望される場合、前述のOlsonの特許やGillberg他の特許出願における方法以外に、いずれもその全文が参照により本明細書に援用されるDuncanに対して発行された米国特許第5,620,471号、Haluska他に対して発行された米国特許第4,830,006号、Pless他に対して発行された米国特許第4,880,005号、McClure他に対して発行された米国特許第5,560,369号に開示された方法などの従来技術の任意の心室性不整頻拍検出方法を使用することができる。さらに、装置が治療の提供の前提条件としてそれ自体の検出方法を有さなくてよいように、外部のコントローラにより患者が治療の提供を開始するように装置を構成することもできる。このような状況では、その全文が参照により本明細書に援用される1996年12月16日に出願されたPrieve等による米国特許出願第08/764,865号に開示された患者による始動装置を使用することもできる。その代わりに、いずれもその全文が参照により本明細書に援用されるDeCoriolis他に対して発行された米国特許第5,674,249号およびSchulmanに対して発行された米国特許第4,232,679号に開示された種類の患者による始動装置を代用することもできる。患者による始動装置の特定の選択は、本発明の成功には重要ではなく、心房カーディオバージョン療法や心房ディフィブリレーション療法の提供を開始する任意の使用可能な方法を一般的に使用することができる。心房性不整頻拍や心室性不整頻拍が検出され、抗頻拍ペーシング療法が所望される場合、抗頻拍ペーシング療法の生成を制御する適切なタイミング間隔がマイクロプロセッサ224からペーサータイミング/制御回路212に読み込まれ、内部の逸脱間隔カウンタの動作が制御され、R波とP波の検出が逸脱間隔カウンタの再開に対して効果を有さない不応期が規定される。その代わりに、いずれもここにその全体を参照により含める1986年3月25日にBerkovits他に対して発行された米国特許第4,577,633号、1989年11月14日にPless他に対して発行された米国特許第4,880,005号、1988年2月23日にVollmann他に対して発行された米国特許第4,726,380号、1986年5月13日にHolley他に対して発行された米国特許第4,587,970号に記載されるような抗頻拍ペーシングパルスのタイミングと生成を制御する回路を使用することもできる。
【0024】
カーディオバージョンパルスおよびディフィブリレーションパルスの発生が必要な場合、マイクロプロセッサ224は、回路212内の逸脱間隔カウンタを使用して、そのようなカーディオバージョンパルスおよびディフィブリレーションパルスのタイミング、ならびに関連する不応期を制御する。カーディオバージョンパルスが必要な心房または心室の細動または不整頻拍に応答して、マイクロプロセッサ224はカーディオバージョン/ディフィブリレーション制御回路230を起動し、高電圧充電制御線240の制御の下で充電回路236を介して高電圧コンデンサ246と248の充電を開始する。高電圧コンデンサの電圧は、VCAP線244を介して監視され、電圧は、マルチプレクサ220に送られ、マイクロプロセッサ224により設定された所定の値に達すると、コンデンサ充電完了線(CF)254上で論理信号が生成され充電が終了する。その後、ディフィブリレーションパルスまたはカーディオバージョンパルスの送出のタイミングは、ペーサータイミング/制御回路212により制御される。細動治療や頻拍治療の提供後、マイクロプロセッサは、装置を心臓ペーシングに戻し、ペーシングまたは検知された心房や心室の脱分極の発生による次の連続した割り込みを待つ。
【0025】
心室カーディオバージョンパルスおよび心室ディフィブリレーションパルスの送出と同期、ならびにそれらに関連するタイミング機能の制御のための適切なシステムの一実施形態が、その全文が参照により本明細書に援用される、本発明の譲受人に譲渡された、1993年2月23日に発行されたKeimelによる米国特許第5,188,105号にさらに詳細に開示されている。任意の既知の心室カーディオバージョンパルスまたは心室ディフィブリレーションパルスの制御回路が、本発明と共に使用することができると考えられる。たとえば、いずれもその全文が参照により本明細書に援用される、1983年5月24日にZipesに対して発行された米国特許第4,384,585号、前述のPless他に対して発行された米国特許第4,949,719号、Engle他に対して発行された米国特許第4,375,817号に開示されたようなカーディオバージョンパルスよびディフィブリレーションパルスのタイミングと生成を制御する回路を使用することもできる。さらに、いずれもその全文が参照により本明細書に援用される、Duffin他により出願されたPCT特許公開第WO95/28987号、およびMehra他により出願されたPCT特許公開第WO95/28988号に記載されているように、高周波パルスバーストを電極317と321に送出して、心房性不整頻拍を停止することもできる。
【0026】
図示の装置では、カーディオバージョンパルスまたはディフィブリレーションパルスの送出は、制御バス238を介して制御回路230の制御下で、出力回路234により実行される。出力回路234は、単相パルスと二相パルスのどちらを送出するか、筐体311が陰極と陽極のどちらとして機能するか、どの電極をパルスの送出に使用するかを判定する。二相パルス療法の提供のための出力回路の例は、その全文が参照により本明細書に援用される前述のMehraに対して発行された特許、および米国特許第4,726,877号に記載されている。
【0027】
単相パルスの送出の制御に使用可能な回路の例は、その全文が参照により本明細書に援用される、本発明の譲受人に譲渡された、1992年11月17日に発行されたKeimelによる米国特許第5,163,427号に記載されている。しかし、いずれもその全文が参照により本明細書に援用される、1990年9月4日にMehra他に対して発行された米国特許第4,953,551号、または1989年1月31日にWinstromに対して発行された米国特許第4,800,883号に開示されているような出力回路を本発明を実施する装置と共に使用して二相パルスを送出することもできる。
【0028】
現代の植え込み可能なカーディオバータ/ディフィブリレータでは、医師が特定の療法を装置にあらかじめプログラムし、療法のメニューが通常提供される。たとえば、心房または心室の頻拍を最初に検出すると、抗頻拍ペーシング療法が選択され、頻拍が診断された室または両室に施され得る。頻拍がもう一度検出されると、さらに強力な抗頻拍ペーシング療法の実施を予定することができる。抗頻拍ペーシング療法の試みが繰り返し失敗した場合、それ以降は高レベルのカーディオバージョンパルスを選択することができる。検出された頻拍の拍数が増加すると強度を増加させる療法では、検出された頻拍の拍数によっても、さまざまな頻拍停止療法がある。たとえば、検出された頻拍の拍数があらかじめ設定されたしきい値よりも高い場合、カーディオバージョンパルスの送出前に抗頻拍ペーシングをほとんど試みないようにすることもできる。従来技術の頻拍検出と療法の記述と併せて前述の参照例をここでも適用することができる。
【0029】
心房性細動が特定された場合、前述の高周波バースト刺激を初期の試験的な療法として使用することもできる。以降の療法では、通常5ジュールを越える大振幅ディフィブリレーションパルスを送出することもできる。カーディオバージョンの場合には、エネルギーレベルをより低くすることもできる。現在利用可能な植え込み可能なペースメーカー/カーディオバータ/ディフィブリレータや前述の参照例で説明されているように、最初の1つまたは複数のパルスが細動を止められない場合に対応してディフィブリレーションパルスの振幅を増加させることも考えられる。抗頻拍のためのあらかじめ設定された治療メニューなどを示した従来技術の特許には、前述のHaluska他に対して発行された米国特許第4,830,006号、Vollmann他に対して発行された米国特許第4,726,380号、Holley他に対して発行された米国特許第4,587,970号がある。
【0030】
図3は、本発明の同期方法を示すシミュレーションされた電気記録図とタイミングチャートである。シミュレーションされた電気記録図を解釈する場合、心房性細動が発生中であることを理解しなければならない。簡略化のために心房脱分極は図示されていない。たとえば、R波400、402、404、406などの、間隔が400ミリ秒未満の速い心室リズムが発生中である。図2の装置は、R波400、402、404、406と同様に先行する6つのR−R間隔を計測し、平均心室間隔を基準として導き出し、R−Rの延長412を引き起こすペース同期間隔409の短縮の割合を求める。ペース同期された間隔が心房ディフィブリレーションショックを安全に送出できる強制V−R間隔に延長される(410から412)まで、平均V−R間隔(本来のR波にペース同期された)が順次短縮される(非図示)ことに注意しなければならない。短縮した逸脱間隔409の終了時に、心室ペーシングパルス408が送出され、ペースが同期されたR波410をトリガする。ペーシングパルス408の送出と同時に、装置は、最短100から最長425ミリ秒までプログラム可能なブランキング期間411を開始する。このブランキング期間の目的は、装置がペーシング出力パルスを検出するのを防止することである。3〜560ミリ秒のプログラム可能な中止およびリセット期間413は、ブランキング期間411の終了時に開始される。中止およびリセット期間413内に心室脱分極が検知されると、心房ディフィブリレーションショックは送出されない。中止およびリセット期間の終了時に、ショック同期期間415が始まる。期間415内の心室検知事象が、同期された心房ディフィブリレーションショック416をトリガする。
【0031】
ペーシングパルス408の送出とトリガR波410により、次の後続のR波412の発生がブランキング期間411と中止およびリセット期間413の終了後まで遅延される。ショック同期期間415内でR波412が検知されると、装置はR波410の不応期の外側で安全に心房カーディオバージョンパルス416を送出する。ブランキング期間411の後、中止およびリセット期間413中にR波が検知されると、装置は同期シーケンスを再開し、ペーシングパルス408と検知されたR波との間のV−R間隔を計測し、このV−R間隔と、新しい平均R−R間隔の決定に使用される先行するR−R間隔に基づいて新しい短縮ペーシング間隔を規定する。装置が図示の同期方法を使用して同期に失敗した場合、同期シーケンスを繰り返すこともできる。最後の短縮後、同期したカーディオバージョンパルスまたはディフィブリレーションパルスの送出に失敗した場合、装置はカーディオバージョン療法の試みを中止して通常の徐脈ペーシングに戻る。
【0032】
本発明の同期方法を、装置で使用される唯一の同期方法とすることもできる。しかし、この同期方法は、代替の1つ以上の同期方法と共に装置に使用される可能性が高い。本発明の同期方法を、たとえば、代替同期方法を使用した同期が失敗した場合に対応して使用したり、代替同期方法を使用するのが不適当と判断される心拍に対応して使用することもできる。
【0033】
図4は、カーディオバージョンパルスまたはディフィブリレーションパルスの送出が必要な心房性不整頻拍の検出に対応した図1と図2の装置の動作の第1の方法を示す機能流れ図である。420において心房性不整頻拍の検出後、装置はその高電圧出力コンデンサを充電し、コンデンサ充電の完了後、心室同期心房カーディオバージョンショックを送出しようとする。任意に、装置は、心房カーディオバージョンのための既知の多数の同期方法のいずれかである、図4に「同期A」426と示した代替方法を使用して同期の試行を最初に行う。たとえば、装置は、Keimelに対して発行された米国特許第5,411,524号に記載されているカーディオバージョンの前提条件として最小のR−R間隔を単に規定するか、またはいずれもその全文が参照により本明細書に援用される、米国特許第5,486,198号、米国特許第5,411,525号、米国特許第5,193,536号に記述されている任意のさまざまなその他のカーディオバージョン機構を使用してもよい。424で代替のカーディオバージョン機構が使用できない場合や、それが有効でない場合、装置は即座に図4に「同期B」434と示した本発明のカーディオバージョン同期方法を使用して同期を試みる。
【0034】
代替カーディオバージョン同期方法が424で使用可能と仮定すると、装置は、代替同期方法を使用して同期した心房カーディオバージョンショックを426で送出しようとする。装置は、430で第1の最大期間(たとえば30秒〜3分)が経過するか、所定の同期の試行回数(たとえば2〜20回)を実施するまで、または、432で検出される心房性不整頻拍が自然に治まるまで、代替同期方法を使用して同期した心房カーディオバージョンショックの送出を継続して試みる。装置が、代替同期方法「同期A」を使用して心房カーディオバージョンショックの送出に成功した場合、または不整頻拍が停止した場合、装置は徐脈ペーシングに戻る。
【0035】
代替同期方法「同期A」を使用した同期のための最大間隔が経過するか、試行を最大回数行っても同期された心房カーディオバージョンショックの送出が成功しない場合、装置は434で本発明の同期方法「同期B」を使用した同期を試みる。装置は、436でカーディオバージョンショックの送出が成功するか、438で本発明の方法を使用した同期の第2の最大同期期間(たとえば30秒〜3分)が経過するか、同期の試行を所定の回数(たとえば2〜20回)実施するか、または440で心房性不整頻拍が自発的に停止するまで、本発明の方法を使用して同期されたカーディオバージョンショックの送出を試みる。これらの事象のいずれかの後、装置は442の徐脈ペーシングに戻る。
【0036】
図5は、本発明の走査処理、間隔短縮、および同期方法をさらに詳細に示す機能流れ図である。流れ図は、図4で434とラベル付けされた機能ボックスに対応し、424で代替同期機構「同期A」が使用できないか適切でない場合、430において「同期A」で使用可能な同期の試行の最大期間や最大回数が終了した場合のいずれかに応じて実行される。
【0037】
それに応じて、446で装置は10個のR−R間隔を計測して平均R−R間隔を求める。R−R間隔の平均継続期間を基に、次に446で装置は心室逸脱間隔のためにこの平均からの短縮量を設定する。設定の目的は、逸脱間隔が次に検知されるR波よりも前に終了する確率が非常に高くなるように十分に短い心室逸脱間隔を規定することである。452において、装置はオーバードライブペーシング出力パルスを送出する。装置は、454でショック同期期間の前、最中、または後で心室検知事象が発生したかどうかを調べて判定する。ショック同期期間内に心室検知事象が発生した場合、装置は、456でV−R(心室ペーシングから検出R波まで)が特定の間隔(たとえば400ミリ秒)よりも長かったどうかを調べて判定する。長かった場合、装置は、456で良好なV−R間隔をもたらしたこの短縮量を462で選択し、464でこの選択された短縮量を使用して、図4の436におけるように、ショック同期期間内で立ち下がる次のR波に同期した心房ショックを送出する。同期期間内に検知されたR波に対応して、装置は、436で心房カーディオバージョンショックを送出し、同期方法が成功したことを指示する。それから、装置は徐脈ペーシング動作に戻り、カーディオバージョンショックにより検出された心房性不整頻拍が停止したかどうかを確認する。
【0038】
456でV−R間隔(心室ペーシングから検知されたR波までの間隔)が特定の間隔(たとえば400ミリ秒)未満であるか、または検知されたR波が中止およびリセット期間にある場合、装置は、458で最後の短縮量が使用されたかどうかを確認する。使用されていない場合、装置は、450でR−V間隔(検出されたR波から心室ペーシングまでの間隔)を1設定分だけ減少(短縮)し、この設定を448で使用し、452で新しいオーバードライブペーシングを送出する。最後の短縮分が458で使用されると、装置は動作を中止し、442の徐脈ペーシングに戻る。
【0039】
460で、心室脱分極が以前に検知されることなく、低い心室レートの時の間隔がタイムアウトした場合、装置は436で心室ペーシングパルスを送出し、送出された心室ペーシングパルスに同期したカーディオバージョンショックを送出する。装置は、436の同期方法が成功したことを知らせ、装置は徐脈ペーシングに戻り、送出されたカーディオバージョンパルスが検出された心房性不整頻拍の停止に成功したかどうかを判定しようとする。
【0040】
前述の実施形態では、装置は、同期間隔のタイミングの前に単一のオーバードライブ心室ペーシングパルスを発生する。装置はその代わりに、同期間隔の開始前に、一連の2つ以上の心室ペーシングパルスを規定された逸脱間隔で送出することができることも理解するべきである。さらに、装置は、その間隔が同期間隔よりも通常大幅に長い基本ペーシングレートに対応する低いレートの間隔の終了時に心室ペーシングパルスと心房カーディオバージョンパルス、または心房カーディオバージョンパルスだけを供給するものとして記載される。
【0041】
そのため、本発明は、たとえば、安全な心房カーディオバージョンを妨げる高い心室レートなど複雑な心臓治療環境で心房カーディオバージョンパルスの安全な送出を可能にする。特に、本発明は、一般的に、心室ペーシングパルスの送出に続いて起こる送出に起因したR−R間隔を使用する。送出に起因したR−R間隔は、R−R間隔が再現性があり、強制的に同期され、持続するR−R間隔になるまで順次短縮される。間隔の延長を維持することで、心室レートの低下が保証される。特に、本発明は、心室ペーシングが無効にされる期間と、検知されたR波に関する中止およびリセット期間、ならびに検知されたR波に心房ショックが同期されるショック同期期間の3つのタイミングウィンドウを使用するのが望ましい。本発明の多くの態様の1つは、3つのタイミングウィンドウ内で発生する心室事象に対して専用に設定され、特別に適合する装置の応答を可能にする。
【0042】
主な具体的な実施形態は、本発明の実施について説明するものである。そのため、当業者に知られたその他の手段や本明細書に開示された手段を本発明や併記の特許請求の範囲から外れることなく使用することができることを理解するべきである。そのため、併記の特許請求の範囲内で、本発明の精神と範囲から実際に外れることなく具体的に記述された以外の態様で本発明を実施することができることを理解するべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】人間の心臓と共に、本発明を実施する場合の使用に適した種類の植え込み可能なペースメーカー/カーディオバータ/ディフィブリレータの第1の実施形態を示す。
【図2】本発明を実施可能な植え込み可能なペースメーカー/カーディオバータ/ディフィブリレータの機能概略図を示す。
【図3】本発明を実施する装置で使用される同期方法を示す。
【図4】本発明による同期方法の動作を示す機能流れ図を示す。
【図5】本発明による同期方法の動作の詳細を示す機能流れ図を示す。

Claims (26)

  1. 心房カーディオバータであって、
    連続するR波の間隔を監視する手段、
    連続するR波について少なくとも1つの平均を計算する手段、
    連続するR波とR波の間隔を延長する手段、
    再現性のある間隔を特定する手段、
    再現性のある間隔の存在が確認された時に、コンデンサの充電を開始する手段、
    前記コンデンサの充電の完了時に、少なくとも1つの心房細動の症状の存在を確認する手段、および、
    心室同期された心房カーディオバージョンショックを送出する手段
    を備える心房カーディオバータ。
  2. 前記カーディオバージョンショックを送出する手段は、さまざまな代替の同期手段を含む請求項1に記載のカーディオバータ。
  3. 前記代替の同期手段は、前記連続するR波の間隔を監視する手段であって、それによって、最小のR−R間隔を規定することでカーディオバージョンの前提条件を確立する、前記連続するR波の間隔を監視する手段をさらに含む請求項2に記載のカーディオバータ。
  4. 前記代替の同期手段は、該代替の同期手段が使用可能であることを確認する手段を含む請求項3に記載のカーディオバータ。
  5. 前記代替の同期手段を使用して同期された心房カーディオバージョンショックを送出するためにアルゴリズムが実施される請求項3に記載のカーディオバータ。
  6. 前記アルゴリズムは、第1の最大期間、検出された心房性不整頻拍の自発的な停止、同期の試行回数のいずれかの終了まで、同期された心房カーディオバージョンショックの送出を行う請求項5に記載のカーディオバータ。
  7. 前記アルゴリズムは、心房カーディオバージョンショックの送出の成功および不整頻拍の終了の一方を監視してカーディオバータを徐脈ペーシングに設定する請求項6に記載のカーディオバータ。
  8. 前記アルゴリズムは、カーディオバータを動作させて同期されたカーディオバージョンショックを送出するために、さまざまな代替の同期手段を管理する手段を含む請求項5に記載のカーディオバータ。
  9. 心房カーディオバージョンの方法であって、
    R−R間隔とR波とを計測することであって、それによって、平均心室間隔を求めるようにする、計測すること、
    ペースに同期した間隔の短縮の割合の基準として前記平均を使用すること、
    短縮した逸脱間隔の最後に心室ペーシング出力パルスを送出すること、
    ブランキング期間を開始すること、
    ブランキング期間の終了時に中止およびリセット期間を開始すること、および、
    前記中止およびリセット期間の終了時にショック同期期間を開始すること
    を含む方法。
  10. 前記短縮の割合によりR−Rが延長される請求項9に記載の方法。
  11. 前記心室ペーシングパルスを送出するステップは、ペースに同期したR波をトリガするさらなるステップを含む請求項9に記載の方法。
  12. 前記ブランキング間隔を開始するステップは、約100〜425ミリ秒の時間間隔をプログラムするさらなるステップを含む請求項9に記載の方法。
  13. 前記ブランキング間隔を開始するステップは、前記心室ペーシングパルスを送出するステップと実質的に同時である請求項9に記載の方法。
  14. 前記ブランキング間隔を開始するステップは、カーディオバータが前記心室ペーシング出力パルスを検知しないようにするステップを含む請求項9に記載の方法。
  15. 前記中止およびリセット期間を開始するステップは、約3〜560ミリ秒の時間間隔をプログラムするさらなるステップを含む請求項9に記載の方法。
  16. 心室脱分極検出ステップを実施し、前記中止およびリセット期間内に心室脱分極が存在する場合に心房ディフィブリレーションショックの送出を防止するようにする請求項15に記載の方法。
  17. 前記ショック同期期間は、前記中止およびリセット期間の終了時に開始される請求項9に記載の方法。
  18. 心室検知事象が同期心房ディフィブリレーションショックをトリガする請求項17に記載の方法。
  19. 前記送出するステップと前記トリガするさらなるステップは、前記ブランキング期間と前記中止およびリセット期間が終了するまで、それに続く次のR波の発生に遅延を生じさせる請求項11に記載の方法。
  20. 前記心室ペーシング出力を送出するステップは、前記同期期間内にR波を検知すること、およびR波の不応期外に安全に、心房カーディオバージョンパルスを送出することを含む請求項9に記載の方法。
  21. 前記中止およびリセット期間を開始するステップは、
    同期シーケンスを再度開始すること、
    ペーシングパルスと検知されるR波とを隔てるV−R間隔を計測すること、および、
    新規の短縮ペーシング間隔と、新規の平均R−R間隔を求めるのに使用される先行するR−R間隔とを規定すること、
    をさらに含む請求項9に記載の方法。
  22. 前記ショック同期期間を開始するステップは、
    同期シーケンスを繰り返すこと、
    カーディオバージョン療法を中止すること、および、
    最後の短縮が行われた後に同期したカーディオバージョンパルスまたはディフィブリレーションパルスを有効に送出できないときに徐脈ペーシングに戻ること、
    をさらに含む請求項9に記載の方法。
  23. 心房カーディオバージョン医療装置と協動するように適合して、該医療装置を動作させてカーディオバージョンパルスまたはディフィブリレーションパルスを送出する実行可能なコードを含むマイクロプロセッサで実施されるソフトウェアシステムであって、
    さまざまな同期オプションの状態を判定して、R波とR波の間隔の計測を開始するステップ、
    間隔の計測値について平均間隔を導出するステップ、
    平均から心室逸脱間隔の短縮量を設定するステップ、
    オーバードライブペーシング出力パルスを送出するステップ、
    ショック同期期間内に心室検知事象が発生したかどうかを判定するステップ、
    V−Rが特定の間隔よりも大きいかどうかを調べて判定するステップ、
    心房カーディオバージョンショックを送出するステップ、および
    同期がうまくとれたかどうかを指示するステップ
    を含むソフトウェアシステム。
  24. 前記短縮量を設定するステップは、次に検知されるR波以前に終了する可能性が非常に高い、十分に短い心室逸脱間隔を規定するステップをさらに含む請求項23に記載のシステム。
  25. 前記心室検知事象が発生したかどうかを判定するステップは、心室検知事象がショック同期期間の前、最中、後のうちいつ発生したかの判定をさらに含む請求項23に記載のシステム。
  26. 心房カーディオバージョン医療装置との協動するように適合して、該医療装置を動作させてカーディオバージョンパルスまたはディフィブリレーションパルスを送出する実行可能コードを含むマイクロプロセッサで実施されるソフトウェアシステムであって、
    心房性不整頻拍を検知するステップ、
    前記心房性不整頻拍に応じて心室同期心房カーディオバージョンパルスを送出するステップ、
    前記同期パルスを少なくとも1つの代替方法を使用して送出するステップ、および
    前記同期心房カーディオバージョンパルスの送出後、徐脈ペーシングに戻るステップ
    を含む、マイクロプロセッサで実施されるソフトウェアシステム。
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