JP2004503398A - 順応可能な位置決め開口システム - Google Patents
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Abstract
Description
【技術分野】
本発明は、繊維強化構造体を製造する方法及び装置に関する。
【0002】
【背景技術】
航空機及び航空宇宙の用途にて使用される低廉で丈夫、軽量、容易に製造でき且つ寸法が正確な構造要素、又はかかる構造体を使用するのに適した任意の用途にて使用される構造要素を多岐に亙る寸法及び形状にて備えることが望ましい。しかし、構成要素に対するかかる基準に適合することは難しい。
【0003】
例えば、商業用航空機の機体は、典型的に、アルミニウム鍛造品、チタン鍛造品、アルミニウム金属薄板、また、所望であるならば、チタン金属薄板にて製造され且つターボファン型エンジンを使用して作動される。航空機の操縦容易性、航空機の応答性、航空機の搭載重量能力及び航空機の飛行距離を最大にするため、高強度、軽量の材料が機体にて使用されている。例えば、商業用航空機において、主翼の翼桁は、典型的に、航空機の翼及び胴体に対し高強度及び軽重量を提供し得るように胴体を含む航空機の翼の翼桁の殆どに亙って伸びる、機械加工した高強度アルミニウム鍛造品である。その他の場合、航空機の翼及び胴体の色々な部分は、アルミニウム薄板にて製造される。翼及び胴体は複雑な幾何学的形状にて形成されるため、組立体の重量を増す締結具を使用して組立体の色々な部分が互いに固着され、そのためアルミニウム薄板又はチタン薄板から高強度及び軽重量の組立体を製造することは難しい。
【0004】
同様に、可能であるならば、航空機のエンジン及び航空機のナセルに高強度、軽重量の材料が使用される。例えば、商業用航空機において、ターボファン型式エンジンは、エンジンによる主要な推進力源としてダクト付きファン、大径の軸流多段コンプレッサを備える一方、エンジンのガス発生器部分は、より少ないエンジン推進力を提供する。航空機に取り付けられたエンジンのナセル内に保持されるターボファン型エンジンは、典型的に、翼又は胴体の一部分に取り付けられる。
【0005】
航空機のエンジン及びエンジンを保持するナセルにて重量は関心事であるため、必要とされる航空機の運転安全基準を提供しつつ、航空機に対する運転基準に合うように可能な限り軽量なエンジン及びナセル構造体を提供することが望ましい。典型的に、ターボファン航空機エンジンにとって望ましい運転安全上の特徴の1つは、エンジンの作動中、ファンブレード、コンプレッサブレード又はタービンブレードが破局的に破損したならば、そのブレード又はブレード破片がエンジンハウジング又はナセルの一部分内に保持され又は拘束されるようにすることである。典型的に、航空機の製造メーカは、ファンハウジングがエンジンに対してそのような構造であることを要求し、このため、ファンハウジングは、エンジンの構成要素内で、最も重量が重いものの1つとなっている。従って、コンプレッサハウジング又はタービンハウジングのような、エンジン構造体自体が破損したエンジン部品に保持するのに十分丈夫でないならば、ナセルのその他の部分がコンプレッサブレード又はタービンブレードの部分を保持することが必要とされる。
【0006】
低廉、丈夫、軽量、製造容易、寸法が正確なナセル構成要素を航空機にて使用する寸法及び形状にて設計することは、極めて困難な作業である。例えば、ファンハウジングは、エンジンの最高速度にて破損が生じたとき、ファンブレードのエネルギを保持するのに十分丈夫でなければならず、エンジンの運転状態の範囲に亙って寸法的に正確であり、妥当なコストにて容易に製造でき、また、軽重量等でなければならない。ファンハウジングは、典型的に、金属で出来た多岐に亙る強化格子を使用する金属構造体である。しかし、かかるファンハウジングは、高価で製造が難しく、厳密な製造許容公差にて製造するため広範囲な加工装置を必要とし且つ重い。
【0007】
その他の場合、幾つかのファンハウジングは、破損したファンブレードを保持することのできる高強度、軽重量の構造体を提供すべく金属構成要素及び非金属又は有機型強化構成要素を含む複合型構造体であった。しかし、かかる複合的型式の構造体は、ファンハウジングの非金属材料の強化構造体は製造が難しく且つコスト高となるため、製造が困難である。ナセルのその他の部分は、エンジン、翼及び胴体の周りの空気の流れを適正に制御するため、複雑な幾何学的形状を有し、このためかかる構成要素を金属組立体として製造することは難しい。このため、金属組立体に置換すべく、翼及び胴体の色々な航空機の構成要素に対する複合的構造体を製造するための方法及び装置が必要とされている。同様に、航空宇宙用機体等に対する複合的構造体を製造する方法及び装置が必要とされている。航空機、航空宇宙機体又は軽重量及び高強度が必要とされる任意の用途に対する複合的構造体を製造するためのかかる方法及び装置は、構造的完全性、運転の確実性、製造の反復可能性、構造体の寸法の制御及び妥当なコストを有する、複合的構造体用の組立体が製造可能でなければならない。
【0008】
【発明の開示】
本発明は、繊維強化構造体を製造する方法及び装置に関するものである。本発明は、加工装置及び強化構造体を製造するためその加工装置を使用することも含む。本発明は、複合的構造体の成形に使用される順応型位置決め開口システム(CLAS)を備えている。
【0009】
本発明は、以下に記載した本発明の説明と共に、図面を参照することにより一層良く理解されよう。
【0010】
【発明を実施する最良の形態】
図1を参照すると、複合的構造体を形成すべく使用される順応可能な位置決め開口システム(CLAS)10の本発明の一部分が図示されている。適宜な未硬化接着材料にて被覆された黒鉛繊維のような未硬化の繊維複合材料のシート1が、適宜な未硬化の接着材料にて被覆された黒鉛繊維のような未硬化の繊維の複合材料の複数の強化縦通材2を有する状態で図示され、未硬化の接着剤シート1及び縦通材2が接触状態で取り付けられている。シート1は、適宜な繊維材料の1つ以上の層又はプライにて形成され、繊維材料は、オートクレーブ内の温度及び圧力下にて硬化すべき適宜な未硬化の接着材料にて被覆されている。典型的に、シート1は、硬化後のシート1の所望で且つ必要とされる強度に依存して、6つ、8つ又はより多くの繊維材料層又はプライにて形成することができる。同様に、縦通材2は、1つ又は2つ以上の適宜な繊維材料層又はプライにて任意の所望の形状にて形成し、繊維材料にはオートクレーブ内の温度及び圧力下にて硬化すべき適宜な未硬化の接着材料にて被覆することができる。更に、縦通材2を、シート1を含む複合的組立体の一部とするならば、かかる接着材料を硬化させる温度及び圧力下にてオートクレーブ内でシート1及び縦通材2の双方の接着剤を硬化させる間、シート1には縦通材2が取り付けられ、硬化した接着材料は繊維材料の層又はプライの各々を互いに固着し、シート1又は縦通材2を形成し且つシート1及び縦通材2を互いに固着する。典型的に、縦通材は、適宜な6つ、8つ又はより多くの繊維材料層又はプライにて形成することができる。シートに取り付けるべき縦通材の数及び形状は、航空機、宇宙航空機体、静止構造体の構成要素のような組合せ体を使用する間、シート及び取り付けた縦通材に所望で且つ必要とされる強度によって決まる。
【0011】
シート1及び縦通材2の幾何学的形状は任意の望ましい形状とすることができる。例えば、シート1は、単純又は複雑な曲線を保持し、任意の物理的寸法、矩形の形状、四角形の形状、三角形の形状等とすることができる。縦通材2は任意の所望の断面形状又は形態とし、任意の寸法とすることができ、また、高さを変更し、断面を1つの位置から別の位置へと変化させ、任意の所望の位置にて任意の形状の強化部材を含むようにすることができる。また、縦通材2は、長手方向、横方向、また、長手方向及び横方向の双方に伸びるといったよう任意の位置にてシート1上に配置することができる。
【0012】
図1に更に図示するように、本発明の順応可能な位置決め開口システム10は複数の開口14を有するカウル12を備えており、開口14の各々は、貫通して伸びるシート1の縦通材2を備えている。カウル12はシート1及び(又は)縦通材2に対して使用される繊維及び接着剤と同一の接着剤にて被覆された同一の繊維層又はプライにて形成することが好ましい。例えば、シート1が接着剤コンパウンドにて被覆された黒鉛繊維材料の層又はプライにて形成されるならば、カウル12は、同一の接着剤コンパウンドにて被覆された黒鉛繊維材料の層又はプライにて形成し、接着剤コンパウンドは、未硬化すなわち未処理のままではなくて、硬化され、硬化した接着剤中に埋込まれた繊維を有する構造体を形成することが好ましい。カウル12を形成するために使用される接着剤にて被覆された繊維層又はプライの数は次ぎのことにより決まる、すなわちカウル12が可撓性であり、しかも、縦通材2が取り付けられるシート1の幾何学的形状に順応するのに十分、丈夫であるが、オートクレーブ内で硬化し且つ取り付ける間、縦通材2をシート1上の所望の位置に保持するのに十分な強度を備えなければならないという必要条件によって決まる。例えば、複雑な形状及び1つ又は2つ以上の曲線を有する適宜な接着剤にて被覆された6つの黒鉛繊維層又はプライにてシート1が形成されるならば、カウル12は、シート1に使用されるものと同一の適宜な接着剤を使用して互いに固着された硬化した2つの層の黒鉛繊維シートとすることができる。カウル12の開口部14は、開口部14を貫通して伸びる縦通材2の基部と同一の形状である限り、任意の形状とすることができる。縦通材2の寸法及び(又は)幅が相違するならば、縦通材2が図1に図示するように貫通して伸び得るように開口部14の寸法又は幅をその長さに沿って相違させることができる。繊維材料及び接着剤から開口部を有するカウル12を形成し、次に、中実なシートとして形成されたカウル12に開口部14を切り込み、鋸引きするといったような任意の適宜な方法により、開口部14をカウル12に形成することができる。カウル12の開口部14は、縦通材2の底部に隣接して配置されたその内端縁が縦通材2を所望の位置にてシート1上に配置し得るように図2乃至図14に図示するように貫通して伸びるように形成する必要がある。
【0013】
図1を更に参照すると、整合レール16がカウル12の開口部14の各々を取り巻いている。整合レール16は、カウル12に固着されて、カウル12上に既知の整合位置を提供し、該カウル12はシート1及び縦通材2に対し既知の位置にて配置され且つ固着される。整合レール16は、シート1の幾何学的形態及び形状に順応しなければならないカウル12と適合するのに十分に可撓性の任意の適宜な材料から成ることが好ましい。整合レール16を形成する好ましい材料は、ポリ−パラフェニレンテレフタルアミドから製造されたパラ−アラミド繊維のような工業分野にて一般に使用される1つ又は2つ以上の人工繊維層であるが、任意の適宜な繊維を使用し且つ接着剤を使用してカウル12に且つ互いに接着剤で固着することができる。整合レール16を形成するために使用される材料及び接着剤の好ましい組み合わせは、ポリ−パラフェニレンテレフタルアミドから製造されたパラ−アラミド繊維と接着剤との組合せ体である、3Mカンパニーから入手可能なTX−4401 3M商標名ETABシステムである。これと代替的に、ポリ−パラフェニレンテレフタルアミドから製造されたパラ−アラミド繊維は、布の形態の織地材料として購入し、その後、整合レール16を形成すべく3Mカンパニーから入手可能であるTX−4400 3M商標名ETABシステムのような適宜な接着剤にて被覆することができる。このようにして、3Mカンパニーから入手可能なTX−4401 3M商標名ETABシステムのような材料及び接着剤を使用することは、既知の位置にてカウル12に固着された高強度でしかも可撓性の整合レール16を提供することになる。整合レール16、カウル12の開口部14の既知の位置及びこれらの互いに対する相対的位置は、本発明の特徴であり、それは、未硬化すなわち未処理の接着剤のシート1及び材料の多層又はプライは、本発明のカウル12がその上に配置され、次に、シート1上の適正な位置にて整合され、このため、未硬化接着剤の縦通材2及び多数の材料層又はプライが開口部14及びカウル12の整合レール16を使用してシート1上に配置されるからである。このようにして、縦通材2はその硬化及び取り付けのため、シート1上の適正な所望の位置に配置される。
【0014】
本発明の順応可能な位置決め開口システム10は、縦通材2をシート1上に配置し且つ一時的に所要位置に固着し、シート1及び縦通材2をオートクレーブの温度及び圧力下にて硬化させ且つ取り付けるべく使用される、側部成形部18と、端部成形部20と、強化成形部22とを更に備えている。側部成形部18、端部成形部20及び強化成形部22は、縦通材2の断面形状及び長手方向形状並びにシート1の幾何学的形状及び形態に順応し得るように可撓性であると共に、縦通材2及びシート1に係合する状態で容易に取り付けることができ且つ縦通材2及びシート1をオートクレーブの温度及び圧力下にて硬化させ且つ取り付けた後、容易に除去可能である任意の適宜な材料で形成することができる。成形部18、20、22の1つの好ましい製造方法は、縦通材2及び使用中、該縦通材が合わさるシート1の部分の所望の合わさり寸法及び形態を有する精密金型を使用してかかる部材を鋳造し又は成形することである。側部成形部18、端部成形部20及び強化成形部22に対する好ましい材料は、デュロメータ硬さが30又は40以上であるシリコーン系エラストマー性材料から成るものである。シリコーン系エラストマー性材料は、最初に、精密金型内に注入された液体であり、凝固して所望の成形部の形態18、20、22となる。シリコーン系エラストマー性材料は、所望の形態にて優れた鋳造特徴を呈し、オートクレーブ内の高温度及び高圧力にて優れた可撓性の特徴、優れた強度の特徴、硬化され且つ取り付けた縦通材2及びシート1からの容易に除去可能性を呈し、及び成形部18、20、22の材料と縦通材2及びシート1の材料との間の熱膨張率の不一致に起因して、縦通材2及びシート1を硬化させ、取り付け且つ一体化させる間、オートクレーブ内の温度及び圧力下にて成形部18、20、22と縦通材2及びシート1との間を移動するのを許容する優れた能力を提供すると同時に、オートクレーブ内で硬化させ且つ取り付ける間、シート1に関する縦通材2の位置及び整合状態を維持することができる。シリコーン系エラストマーは成形部18、20、22にとって好ましいが、上述した特徴を有する任意の適宜な材料を使用することができる。例えば、成形部18、20、22に対しブタジエン合成ゴムエラストマーを使用することができる。
【0015】
図2を参照すると、シート1の一部分、縦通材2、縦通材2に対する開口部14を有するカウル12及び整合レール16の部分が断面図で図示されている。図示するように、シート1は、多数の繊維材料層又はプライ及び接着剤を備えている。多数の繊維材料プライ又は層及び適宜な接着剤にて形成されたs字形の断面を有する部材を備える縦通材2がシート1上又はシート1の上方に配置されている。縦通材2の基部3は、シート1に係合する一方、軸部4は、該軸部4の上端に形成されたレール状頂部5を有してその上方を伸びている。縦通材2は、また、任意の所望の位置に配置された、任意の所望の形状及び(又は)断面を有する強化部材6を備えることもできる。縦通材2が貫通して伸びるように既知の位置にて形成された開口部14を有するカウル12が形成されている。カウル12の開口部14の内端縁24は、縦通材2に隣接して配置され、内端縁24は基部3の各側部の端縁に隣接して配置される。好ましくは、整合レール16を形成する多数の材料層又はプライの各層及び接着剤26の内端縁が縦通材2の基部3の各側部に隣接して垂直内端縁24を形成する一方、多数の材料層又はプライ及び接着剤26によって形成された整合レール16の外端縁が段付きの外端縁24´を形成するようにする。
【0016】
整合レール16は、カウル12の開口部14を取り巻くように接着剤で取り付けられ、ポリ−パラフェニレンテレフタルアミドから製造された、多数のパラ−アラミド繊維層又はプライを1つ又は2つ以上と、3Mカンパニーから入手可能なTX−4401 3M商標名ETABシステムのような接着剤とを備え、縦通材2に隣接して配置された垂直内端縁24及び段付き外端縁24´を形成する。段付き外端縁24´は、シート1及び縦通材2を硬化させ且つ取り付け、更に一体化する間、真空容器からの空気の除去を容易にすることを助ける(図20参照)。図示するように、整合レール16は、多層又は多数プライの材料の多数の層26にて形成されて垂直内端縁24及び段付き外端縁24´を形成する。
【0017】
図3を参照すると、縦通材2を有するシート1及びカウル12の断面図が図示されており、該カウルは、縦通材2が貫通して伸びるための開口14と、開口14を取り巻く層26にて形成された整合レール16とを有している。縦通材2は、基部3、軸部4、レール状頂部5を有する部材と、所望であるならば、縦通材2を補強するため軸部4上の所望の位置に配置される強化部材6、7とを備えている。図2に図示するように、整合レール16は、カウル12に接着剤で固着されている。この場合、また、本発明に関して本明細書に記載した任意の実施の形態において、整合レール16をカウル12に接着剤で取り付けることは、好ましい接着剤にて非硬化状態にある整合レール16を好ましい接着材料を使用してカウル12に取り付け、その後に、整合レール16及びカウル12の双方を硬化させることを含む。例えば、ゴム系接着剤を使用して整合レール16を形成し、また、別の型式の接着剤を使用してカール12を形成するならば、整合レール16及びカウル12の接着剤は、接触したときに硬化することにより、本発明の目的のためその間に接着剤取り付け部分を形成することになる。このようにして、硬化した組立体として整合レール16及びカウル12を形成すべく多岐に亙る接着剤を使用することができる。
【0018】
図4を参照すると、縦通材2を有するシート1及びカウル12の断面図が図示されており、該カウルは、縦通材2が貫通して伸びるための開口14と、開口14を取り巻く層26にて形成された整合レール16とを有している。縦通材2は、基部3、軸部4、レール状頂部5を有する部材と、所望であるならば、縦通材2を補強するため軸部4上の所望の位置に配置される強化部材6、7とを備えている。図示するように、整合レール16及びカウル12はそれぞれ開口28、30を有するように形成され、これら開口は、整合レールをカウル12に接着剤で取り付けるのではなくて、適宜な締結具32が貫通して伸びて整合レール16をカウル12に固着し得るように形成される。所望であるならば、整合レール16をカウル12に接着剤で固着すること及び機械的に固着することの双方が可能である。
【0019】
図5を参照すると、縦通材2を有するシート1及びカウル12の断面図が図示されており、該カウルは、縦通材2が貫通して伸びるための開口14と、開口14を取り巻く層26にて形成された整合レール16とを有している。縦通材2は、基部3、軸部4、レール状頂部5を有する部材と、所望であるならば、縦通材2を補強するため軸部4上の所望の位置に配置される強化部材6、7とを備えている。図2に図示するように、整合レール16は、カウル12に接着剤で固着されている。整合レール16の内端縁24及び縦通材2の部分に係合する典型的な側部成形部18が図5に更に図示されている。図示するように、側部成形部18は、側部成形部34と、側部成形部36と、側部成形部38とを備えている。側部成形部34は、整合レール16の内端縁24に係合するその一部分39と、縦通材2の基部3に係合する一部分40と、縦通材2の軸部4の一側部に係合する一部分42と、縦通材2のレール状頂部5の一側部に係合する一部分44とを有する細長い部材を備えている。側部成形部36は、シート1の一部分に係合する一部分48と、整合レール16の内端縁24に係合する一部分50と、縦通材2の軸部4の側部に係合すると共に縦通材2の軸部4の側部に取り付けられた強化部材6の側部に係合する一部分52と、縦通材2のレール状頂部5の一側部に係合する一部分54と、上面56とを有する細長い部材を備えている。側部成形部38は、側部成形部34の一部分に係合する一部分56と、側部成形部36の上面56に係合し且つ縦通材2のレール状頂部5の端部に当接する一部分58とを有する細長い部材を備えている。側部成形部38は、側部成形部34と、側部成形部36と、側部成形部38との間にて縦通材2を長手方向に包み込み、シート1及び縦通材2が硬化し且つオートクレーブ内の温度及び圧力下にて縦通材2をシート1に取り付ける間、側部成形部18を備える側部成形部34、36、38の1つの少なくとも一部分が縦通材2の一部分に係合して、該一部分に圧力を付与し且つ縦通材2をカウル12に対し、より重要なことには、シート1における縦通材2の所望の位置に対して整合され且つ配置された状態に保つ。側部成形部34の部分39及び側部成形部36の部分50がカウル12の開口14を取り巻く整合レール16に係合することにより、カウル12はシート1に対する所望の位置にて解放可能に固着され、縦通材2は、シート1及び縦通材2を硬化させると共に、オートクレーブ内の温度及び圧力下にて縦通材2をシート1に取り付けることができる望ましい位置に適正に配置される。上述したように、カウル12、シート1及び縦通材2は同一の繊維材料及び接着剤にて形成されるため、同一の熱膨張率を有する一方、側部成形部34、36、38から成る側部成形部18は、側部成形部34、36、38がシート1、縦通材2及びカウル12に対して膨張及び収縮可能な適宜なシリコーン系材料で出来ているため、異なる熱膨張率を有し、実質的に粘着しないため、硬化し且つ不正確な位置にて縦通材2をシート1に取り付けることを防止する。図5には図示されていないが、図20を参照すると、シート1、カウル12、側部成形部18、端部成形部20(図示せず)及び強化成形部22(図示せず)、並びにオートクレーブ内で縦通材2を硬化させ且つシート1に取り付けるときに使用される真空容器すなわちバッグ(図示せず)を覆うシート剥離フィルム及びブリーザー材料シートが設けられている。所望であるならば、側部成形部34、36は、側部成形部38又はその一部分が側部成形部34、36の一方又はその双方と一体であるように形成することができる。
【0020】
図6を参照すると、縦通材2を有するシート1及びカウル12の断面図が図示されており、該カウルは、縦通材2が貫通して伸びるための開口14と、開口14を取り巻く層26にて形成された整合レール16とを有している。縦通材2は、基部3、軸部4、レール状頂部5を有する部材を備えている。図2に図示するように、整合レール16は、カウル12に接着剤で固着されている。整合レール16の内端縁24及び縦通材2の部分に係合する典型的な側部成形部18が図6に更に図示されている。図示するように、側部成形部18は、側部成形部34と、側部成形部36と、側部成形部38とを備えている。側部成形部34は、整合レール16の内端縁24に係合するその一部分39と、縦通材2の基部3に係合する一部分40と、縦通材2の軸部4の一側部に係合する一部分42と、縦通材2のレール状頂部5の一側部5´に係合する一部分44とを有する細長い部材を備えている。側部成形部36は、シート1の一部分に係合する一部分48と、整合レール16の垂直内端縁24に係合する一部分50と、縦通材2の軸部4の一側部に係合する一部分52と、縦通材2のレール状頂部5の一側部5´´に係合する一部分54ととを有する細長い部材を備えている。側部成形部38は、縦通材2のレール状先端5の端部又は側部に当接する一部分56と、成形部34の一部分に係合する一部分58と、側部成形部36の一部分に係合する一部分62とを有する細長い部材を備えている。側部成形部38は、側部成形部34、側部成形部36及び側部成形部38の間にて縦通材2を長手方向に包み込み、このため、シート1及び縦通材2が硬化する間、及びオートクレーブ内の温度及び圧力下にて縦通材2をシート1に取り付ける間、側部成形部18を備える側部成形部34、36、38の1つの成形部の少なくとも一部分が縦通材2に係合して該縦通材に圧力を加え且つ縦通材2をカウル12に対し、より重要なことには、シート1上にて縦通材2の所望の位置に対して整合され且つ配置された状態に保つ。側部成形部34の部分39及び側部成形部36の部分50がカウル12の開口14を取り巻く整合レール16に係合することにより、カウル12はシート1に対する所望の位置にて解放可能に固着され、縦通材2は、シート1及び縦通材2を硬化させると共に、オートクレーブ内の温度及び圧力下にて縦通材2をシート1に取り付けることができる望ましい位置に適正に配置される。上述したように、カウル12、シート1及び縦通材2は同一の繊維材料及び接着剤にて形成されるため、同一の熱膨張率を有する一方、側部成形部34、36、38から成る側部成形部18は、側部成形部34、36、38がシート1、縦通材2及びカウル12に対するその膨張及び収縮可能な適宜なシリコーン系材料で出来ているため、異なる熱膨張率を有し、実質的に粘着しないため。硬化し且つ不正確な位置にて縦通材2をシート1に取り付けられることを防止する。図5には図示されていないが、シート1、カウル12、側部成形部18、端部成形部20(図示せず)及び強化成形部22(図示せず)、並びにオートクレーブ内で縦通材2を硬化させ且つシート1に取り付けるときに使用される真空容器(図示せず)を覆う剥離フィルムシート及びブリーザー材料が設けられている。(図20参照)
図7を参照すると、縦通材2を有するシート1及びカウル12の断面図が図示されており、該カウルは、縦通材2が貫通して伸びるための開口14と、開口14を取り巻く層26にて形成された整合レール16とを有している。縦通材2は、基部3、軸部4、レール状頂部5を有する部材を備えている。図2に図示するように、整合レール16は、カウル12に接着剤で固着されている。整合レール16は、側部成形部18が整合目的のため、その一部を合わせるための凹部16´を有している。整合レール16の内端縁24及び縦通材2の部分に係合する典型的な側部成形部18が図7に更に図示されている。図示するように、側部成形部18は、側部成形部34と、側部成形部36とを備えている。側部成形部34は、整合レール16の内端縁24に係合するその一部分39と、整合レール16の凹部16´に係合する一部分34´と、縦通材2の基部3に係合する一部分40と、縦通材2の軸部4の一側部に係合する一部分42と、縦通材2のレール状頂部5の一側部5´に係合する一部分44と、レール状頂部5に端面を係合する一部分46とを有する細長い部材を備えている。側部成形部36は、シート1の一側部に係合する一部分48と、整合レール16の内端縁24に係合する一部分50と、整合レール16の凹部16´に係合する一部分36´と、縦通材2の軸部4の一側部に係合する一部分52と、縦通材2のレール状頂部5の一側部に係合する一部分54と、側部成形部34の一部分46に係合する上面56とを有する細長い部材を備えている。側部成形部34の部分39、34´及び側部成形部36の部分50、36´がカウル12の開口14を取り巻く整合レール16に係合することにより、カウル12はシート1に対する所望の位置にて解放可能に固着され、縦通材2は、シート1及び縦通材2を硬化させると共に、オートクレーブ内の温度及び圧力下にて縦通材2をシート1に取り付けることができる望ましい位置に適正に配置される。上述したように、カウル12、シート1及び縦通材2は同一の繊維材料及び接着剤にて形成されるため、同一の熱膨張率を有する一方、側部成形部34、36から成る側部成形部18は、側部成形部34、36がシート1、縦通材2及びカウル12に対して膨張及び収縮可能な適宜なシリコーン系材料で出来ているため、異なる熱膨張率を有し、実質的に粘着しないため、硬化し且つ不正確な位置にて縦通材2をシート1に取り付けることを防止する。図5には図示されていないが、シート1、カウル12、側部成形部18、端部成形部20(図示せず)及び強化成形部22(図示せず)、並びにオートクレーブ内で縦通材2を硬化させ且つシート1に取り付けるときに使用される真空容器(図示せず)を覆う剥離フィルムシート及びブリーザー材料が設けられている。(図20参照)
図8を参照すると、シート1の一部分、縦通材2、縦通材2に対する開口部14を有するカウル12及び整合レール16の部分が断面図で図示されている。図示するように、シート1は、多数の繊維材料層又はプライ及び接着剤を備えている。多数の繊維材料プライ又は層及び適宜な接着剤にて形成されたs字形の断面を有する部材を備える縦通材2がシート1上又はシート1の上方に配置されている。縦通材2の基部3は、シート1に係合する一方、軸部4は、該軸部4の上端に形成されたレール状頂部5を有してその上方を伸びている。縦通材2は、また、任意の所望の位置に配置された、任意の所望の形状及び(又は)断面を有する強化部材6を備えることもできる。縦通材2が貫通して伸びるように既知の位置にて形成された開口部14を有するカウル12が形成されている。カウル12の開口部14の内端縁24は、縦通材2に隣接して配置され、このため内端縁24は基部3の各側部の端縁に隣接して配置される。本発明の1つの代替的な実施の形態において、整合レール16を形成する多数の材料層又はプライの各層及び接着剤26の内端縁が縦通材2の基部3の各側部に隣接して段付き内端縁24を形成する一方、多数の材料層又はプライ及び接着剤26によって形成された整合レール16の外端縁が段付き外端縁24´を形成する。
【0021】
整合レール16は、カウル12の開口部14を取り巻くように接着剤で取り付けられ、ポリ−パラフェニレンテレフタルアミドから製造された、多数のパラ−アラミド繊維層又はプライを1つ又は2つ以上と、3Mカンパニーから入手可能なTX−4401 3M商標名ETABシステムのような接着剤とを備え、縦通材2に隣接して配置された内端縁24及び段付き外端縁24´を形成する。図示するように、整合レール16は、多層又は多数プライの材料の多数の層26に形成されて垂直内端縁24及び段付き外端縁24´を形成する。
【0022】
図9を参照すると、縦通材2を有するシート1及びカウル12の断面図が図示されており、該カウルは、縦通材2が貫通して伸びるための開口14と、開口14を取り巻く層26にて形成された整合レール16とを有している。縦通材2は、基部3、軸部4、レール状頂部5を有する部材と、所望であるならば。縦通材2を補強するため軸部4上の所望の位置に配置される強化部材6、7とを備えている。図2に図示するように、整合レール16は、段付き内端縁24及び段付き外端縁24´を有するカウル12に接着剤で固着されている。
【0023】
図10を参照すると、縦通材2を有するシート1及びカウル12の断面図が図示されており、該カウルは、縦通材2が貫通して伸びるための開口14と、開口14を取り巻く層26にて形成された整合レール16とを有している。縦通材2は、基部3、軸部4、レール状頂部5を有する部材と、所望であるならば、縦通材2を補強するため軸部4上の所望の位置に配置される強化部材6、7とを備えている。図示するように、整合レール16及びカウル12はそれぞれ開口28、30を有するように形成され、これら開口は、整合レールをカウル12に接着剤で取り付けるのではなくて、適宜な締結具32が貫通して伸びて整合レール16をカウル12に固着し得るように形成される。所望であるならば、整合レール16をカウル12に接着剤で固着すること及び機械的に固着することの双方が可能である。図示するように、整合レール16は、段付き内端縁24及び段付き外端縁24´を有するように形成される。
【0024】
図11を参照すると、縦通材2を有するシート1及びカウル12の断面図が図示されており、該カウルは、縦通材2が貫通して伸びるための開口14と、開口14を取り巻く層26にて形成された整合レール16とを有している。縦通材2は、基部3、軸部4、レール状頂部5を有する部材と、所望であるならば。縦通材2を補強するため軸部4上の所望の位置に配置される強化部材6、7とを備えている。図2に図示するように、整合レール16は、カウル12に接着剤で固着されている。整合レール16の段付き内端縁24及び段付き外端縁24´と、縦通材2の部分とに係合する典型的な側部成形部18が図5に更に図示されている。図示するように、側部成形部18は、側部成形部34と、側部成形部36と、側部成形部38とを備えている。側部成形部34は、整合レール16の段付き内端縁24に係合するその一部分39と、縦通材2の基部3に係合する一部分40と、縦通材2の軸部4の一側部に係合する一部分42と、縦通材2のレール状頂部5の一側部に係合する一部分44と、形成された凹部46とを有する細長い部材を備えている。側部成形部36は、シート1の一側部に係合する一部分48と、整合レール16の内端縁24に係合する一部分50と、縦通材2の軸部4の一側部に係合し且つ縦通材2の軸部4の側部に取り付けられた強化部材6の側部に係合する一部分52と、縦通材2のレール状頂部5の一側部に係合する一部分54と、上面56とを有する細長い部材を備えている。側部成形部38は、側部成形部34の一部分に係合する一部分58と、側部成形部36の上面56に係合する一部分58´とを有する細長い部材を備えている。側部成形部38は、側部成形部34と、側部成形部36と、側部成形部38との間にて縦通材2を長手方向に包み込み、シート1及び縦通材2が硬化し且つオートクレーブ内の温度及び圧力下にて縦通材2をシート1に取り付ける間、側部成形部18を備える側部成形部34、36、38の1つの少なくとも1つの一部分が縦通材2の一部分に係合して、該一部分に圧力を付与し且つ縦通材2をカウル12に対し、より重要なことには、シート1における縦通材2の所望の位置に対して整合され且つ配置された状態に保つ作用を果たす。側部成形部34の部分39及び側部成形部36の部分50がカウル12の開口14を取り巻く整合レール16に係合することにより、カウル12はシート1に対する所望の位置にて解放可能に固着され、縦通材2は、シート1及び縦通材2を硬化させると共に、オートクレーブ内の温度及び圧力下にて縦通材2をシート1に取り付けることができる望ましい位置に適正に配置される。上述したように、カウル12、シート1及び縦通材2は同一の繊維材料及び接着剤にて形成されるため、同一の熱膨張率を有する一方、側部成形部34、36、38から成る側部成形部18は、側部成形部34、36、38がシート1、縦通材2及びカウル12に対して膨張及び収縮可能な適宜なシリコーン系材料で出来ているため、異なる熱膨張率を有し、実質的に粘着しないため、硬化し且つ不正確な位置にて縦通材2をシート1に取り付けることを防止する。図12には図示されていないが、シート1、カウル12、側部成形部18、端部成形部20(図示せず)及び強化成形部22(図示せず)、並びにオートクレーブ内で縦通材2を硬化させ且つシート1に取り付けるときに使用される真空容器すなわちバッグ(図示せず)を覆う剥離フィルムシート及びブリーザー材料が設けられている。所望であるならば、側部成形部34、36は、側部成形部38又はその部分が側部成形部34、36の一方又はその双方と一体であるように形成することができる。
【0025】
図12を参照すると、縦通材2を有するシート1及びカウル12の断面図が図示されており、該カウルは、縦通材2が貫通して伸びるための開口14と、開口14を取り巻く層26にて形成された整合レール16とを有している。縦通材2は、基部3、軸部4、レール状頂部5を有する部材を備えている。図2に図示するように、整合レール16は、段付き内端縁24及び段付き外端縁24´を有するカウル12に接着剤で固着されている。整合レール16の段付き内端縁24及び縦通材2の部分に係合する典型的な側部成形部18が図12に更に図示されている。図示するように、側部成形部18は、側部成形部34と、側部成形部36と、側部成形部38とを備えている。側部成形部34は、整合レール16の段付き内端縁24に係合するその一部分39と、縦通材2の基部3に係合する一部分40と、縦通材2の軸部4の一側部に係合する一部分42と、縦通材2のレール状頂部5の一側部5´に係合する一部分44とを有する細長い部材を備えている。側部成形部36は、シート1の一部分に係合する一部分48と、整合レール16の段付き内端縁24に係合する一部分50と、縦通材2の軸部4の一側部に係合する一部分52と、縦通材2のレール状頂部5の一側部5´´に係合する一部分54とを備えている。側部成形部38は、側部成形部34の一部分に係合する一部分58と、側部成形部36の一部分に係合する一部分62とを有する細長い部材を備えている。側部成形部38は、側部成形部34と、側部成形部36と、側部成形部38との間にて縦通材2を長手方向に包み込み、シート1及び縦通材2が硬化し且つオートクレーブ内の温度及び圧力下にて縦通材2をシート1に取り付ける間、側部成形部18を備える側部成形部34、36、38の1つの少なくとも一部分が縦通材2に係合して、該一部分に圧力を付与し且つ縦通材2をカウル12に対し、より重要なことには、シート1における縦通材2の所望の位置に対して整合され且つ配置された状態に保つ作用を果たす。側部成形部34の部分39及び側部成形部36の部分50がカウル12の開口14を取り巻く整合レール16に係合することにより、カウル12はシート1に対する所望の位置にて解放可能に固着され、縦通材2は、シート1及び縦通材2を硬化させると共に、オートクレーブ内の温度及び圧力下にて縦通材2をシート1に取り付けることができる望ましい位置に適正に配置される。上述したように、カウル12、シート1及び縦通材2は同一の繊維材料及び接着剤にて形成されるため、同一の熱膨張率を有する一方、側部成形部34、36、38から成る側部成形部18は、側部成形部34、36、38がシート1、縦通材2及びカウル12に対して膨張及び収縮可能な適宜なシリコーン系材料で出来ているため、異なる熱膨張率を有し、実質的に粘着しないため、硬化し且つ不正確な位置にて縦通材2をシート1に取り付けることを防止する。図12には図示されていないが、シート1、カウル12、側部成形部18、端部成形部20(図示せず)及び強化成形部22(図示せず)、並びにオートクレーブ内で縦通材2を硬化させ且つシート1に取り付けるときに使用される真空容器(図示せず)を覆う剥離フィルムシート及びブリーザー材料が設けられている。
【0026】
図13を参照すると、縦通材2を有するシート1及びカウル12の断面図が図示されており、該カウルは、縦通材2が貫通して伸びるための開口14と、開口14を取り巻く層26にて形成された整合レール16とを有している。縦通材2は、基部3、軸部4、レール状頂部5を有する部材を備えている。図2に図示するように、整合レール16は、カウル12に接着剤で固着されている。整合レール16は、段付き内端縁24及び段付き外端縁24´を有している。整合レール16は、側部成形部18がその一部分を整合目的のため合わせ得るように凹部16´を有している。整合レール16の段付き内端縁24及び凹部16´と、縦通材2の部分とに合わさる典型的な側部成形部18が図13に更に図示されている。図示するように、側部成形部18は、側部成形部34と、側部成形部36とを備えている。側部成形部34は、整合レール16の内端縁24に係合するその一部分39と、整合レール16の凹部16´に係合する一部分34´と、縦通材2の基部3に係合する一部分40と、縦通材2の軸部4の一側部に係合する一部分42と、縦通材2のレール状頂部5の一側部5´に係合する一部分44と、レール状頂部5に端面を係合させる一部分46とを有する細長い部材を備えている。側部成形部36は、シート1の一側部に係合する一部分48と、整合レール16の内端縁24に係合する一部分50と、整合レール16の凹部16´に係合する一部分36´と、縦通材2の軸部4の一側部に係合する一部分52と、縦通材2のレール状頂部5の一側部に係合する一部分54と、側部成形部34の一部分46に係合する上面56とを有する細長い部材を備えている。側部成形部34の部分39、34´及び側部成形部36の部分50、36´がカウル12の開口14を取り巻く整合レール16に係合することにより、カウル12はシート1に対する所望の位置にて解放可能に固着され、縦通材2は、シート1及び縦通材2を硬化させると共に、オートクレーブ内の温度及び圧力下にて縦通材2をシート1に取り付けることができる望ましい位置に適正に配置される。上述したように、カウル12、シート1及び縦通材2は同一の繊維材料及び接着剤にて形成されるため、同一の熱膨張率を有する一方、側部成形部34、36から成る側部成形部18は、側部成形部34、36がシート1、縦通材2及びカウル12に対して膨張及び収縮可能な適宜なシリコーン系材料で出来ているため、異なる熱膨張率を有し、実質的に粘着しないため、硬化し且つ不正確な位置にて縦通材2をシート1に取り付けることを防止する。図13には図示されていないが、シート1、カウル12、側部成形部18、端部成形部20(図示せず)及び強化成形部22(図示せず)、並びにオートクレーブ内で縦通材2を硬化させ且つシート1に取り付けるときに使用される真空容器(図示せず)を覆う剥離フィルムシート及びブリーザー材料が設けられている。
【0027】
図14を参照すると、開口14の一部分及び整合レール16の一部分を有するカウル12の一部分が図示されている。整合レール16は、側部成形部18又は端部成形部20をカウル12及び縦通材2に対して配置する目的のため、側部成形部18及び(又は)端部成形部20と合わさるように形成された複数の凹部すなわち切欠き16´を備えることができる。凹部すなわち切欠き16´´は、配置する目的のため任意の所望の形態とすることができる。すなわち、凹部すなわち切欠き16´´は、長手方向に又は横方向に又はその双方に伸びるようにし、また、任意の所望の形状及び幾何学的形態とすることができる。
【0028】
図15を参照すると、シート1上に配置された基部3を有する縦通材2の一部分が図示されている。図示するように、レール状頂部5を有する縦通材2が形成されており、該レール状頂部は、シート1からの高さ70が変化し、また、少なくとも1つの湾曲面72及び斜面74を有するように形成されている。このようにして、縦通材2は、縦通材2が含まれる複合的構造体の所望の強度特徴に必要とされる任意の幾何学的形状及び断面にて形成することができる。
【0029】
図16を参照すると、整合レール16を有するカウル12の開口14(図示せず)を通って伸びるシート1上の縦通材2が図示されており、該整合レールは開口14を取り巻いている。別個の部材としてではなくて、一体化した単一部材として形成された端部成形部20及び強化成形部22が更に図示されている。端部成形部20及び強化部材22は、本明細書に記載した側部成形部24、36のような側部成形部18の間のスペーサとして使用され、縦通材2の各側部にて伸びる側部成形部34、36を配置し且つ縦通材2をシート1の所要位置にて一時的に包み囲み、シート1及び縦通材2をオートクレーブの温度及び圧力下にて硬化させ且つ取り付ける。端部成形部20及び強化成形部22は、単一部材又は別個の部材であるかどうかを問わずに、整合レール16に係合せず、本明細書に記載した側部成形部34及び側部成形部36のような側部成形部18の間にて保持され、側部成形部34及び側部成形部36に対するスペーサとしてほぼ作用するようにすることが好ましい。1つの代替例として、幾つかの場合、端部成形部20及び端部強化部22は、単一部材又は別個の部材であるかどうかを問わずに、整合レール16に係合し、かかる部材がカウル12、開口部14及び縦通材2に対して既知の位置に配置されるようにする。図示するように、シート1及びカウル12に対してほぼ垂直な端面部分70と、レール状頂部5のその他の部分に対し且つシート1及びカウル12に対して斜めの端面部分72とを有する縦通材2が形成される。上述したように、側部成形部18、単一体の端部成形部20及び強化成形部22は、縦通材2の断面形状及び長手方向形状並びにシート1の幾何学的形状及び形態に順応し得るように可撓性であると共に、縦通材2及びシート1に係合する状態で容易に取り付けることができ且つ縦通材2及びシート1をオートクレーブの温度及び圧力下にて硬化させ且つ取り付けた後、容易に除去可能である任意の適宜な材料で形成することができる。成形部18、端部成形部20及び強化成形部22の1つの好ましい製造方法は、縦通材2及び、使用中、該縦通材が合わさるシート1の部分の所望の合わさり寸法及び形態を有する金型を使用してかかる部材を鋳造し又は成形することである。側部成形部18、端部成形部20及び強化成形部22に対する好ましい材料は、デュロメータ硬さが40以上であり、最初に、金型内に注入された液体であり、凝固して所望の成形部の形態18、20、22となるシリコーン系エラストマー材料である。シリコーン系エラストマー材料は、所望の形態にて優れた鋳造特徴を呈し、オートクレーブ内の高温度及び高圧力にて優れた可撓性の特徴、優れた強度の特徴、硬化され且つ取り付けた縦通材2及びシート1からの容易に除去可能性を呈し、且つ成形部18、端部成形部20及び強化成形部22の材料と縦通材2及びシート1の材料との間の熱膨張率の不一致に起因して、縦通材2及びシート1を硬化させ且つ取り付ける間、オートクレーブ内の温度及び圧力下にて成形部18、端部成形部20及び強化成形部22と縦通材2及びシート1との間を移動するのを許容する優れた能力を提供する一方、オートクレーブ内で硬化させ且つ取り付ける過程の間、シート1に関する縦通材2の位置及び整合状態を維持することができる。シリコーン系エラストマーは、成形部18、20、22にとって好ましいが、上述した特徴を有する任意の適宜な材料を使用することができる。例えば、成形部18、端部成形部20及び強化成形部22に対し、シリコーン系エラストマーではなくて、ブタジエン合成ゴムエラストマーを使用することができる。端部成形部は、縦通材2の端面76と合わさる任意の所望の幾何学的形状及び形態を有する部材を備えている。強化成形部22は、単一体部材及び縦通材のレール状面5の表面72として端部成形部20と合わさる任意の所望の幾何学的形状及び形態を有する部材を備えている。
【0030】
図17を参照すると、縦通材2の一部分に係合する側部成形部18と、縦通材2の端部の一部分に係合する端部成形部20と、端部成形部20及び縦通材2と共に単一体部材として成形された強化成形部22とを有し、カウル12の開口14(図示せず)を通って伸びる縦通材2を有するシート1が図示されている。図示するように、縦通材2はシート1に対する高さ70が変化するレール状頂部5を備え、また、その上に斜面74を有している。図示するように、側部成形部34は、縦通材2のレール状頂部5の上方を伸びる形態とされた側部成形部36の部分44を有し、該部分44は、縦通材2のレール状頂部5の側部5´を受け入れ得るような形態とされたカウル12に対してほぼ一定の高さの上面80を有するように形成される。他方の合わさる側部成形部36は、縦通材2のレール状頂部5の側部5´´を受け入れる形態とされた部分54と、縦通材2のレール状頂部5の上方を側部成形部34の面80まで伸びる一部分とを有する形態とされ、該側部成形部は縦通材2のレール状頂部5の上方を伸びる側部成形部34の部分と当接する。このようにして、上述したように、縦通材はシート1及び縦通材2を硬化させ且つ取り付けるため、オートクレーブ内で側部成形部34及び側部成形部36の双方の部分によって取り巻かれるため、別の側部成形部38は、上述したように、必要とされない。上述したように、単一の端部成形部20及び強化成形部22は、整合レール16に係合しないが、所望であるならば、単一部材は係合するようにすることが好ましい。
【0031】
図18を参照すると、開口14を取り巻く整合レール16を有し、カウル12の開口14(図示せず)を貫通して伸びるシート1の縦通材2が図示されている。シート1及び縦通材2をオートクレーブの温度及び圧力下にて硬化させ且つ取り付けるべく縦通材2をシート1上の所要位置に配置し且つ一時的に固着するために使用される端部成形部20及び強化成形部22が更に図示されている。図示するように、シート1及びカウル12に対してほぼ垂直な端面部分70と、レール状頂部5のその他の部分に対し且つシート1及びカウル12に対して斜め端面部分72とを有する縦通材2が形成される。上述したように、側部成形部18、端部成形部20及び強化成形部22は、縦通材2の断面形状及び長手方向形状並びにシート1の幾何学的形状及び形態に順応し得るように可撓性であると共に、縦通材2及びシート1に係合する状態で容易に取り付けることができ且つ縦通材2及びシート1をオートクレーブの温度及び圧力下にて硬化させ且つ取り付けた後、容易に除去可能である任意の適宜な材料で形成することができる。側部成形部18、端部成形部20及び強化成形部22の1つの好ましい製造方法は、縦通材2及び、使用中、該縦通材が合わさるシート1の部分の所望の合わさり寸法及び形態を有する金型を使用して、かかる部材を鋳造し又は成形することである。側部成形部18、端部成形部20及び強化成形部22に対する好ましい材料は、デュロメータ硬さが40以上であるシリコーン系エラストマー性材料から成るものである。シリコーン系エラストマー性材料は、最初に、金型内に注入された液体であり、凝固して所望の成形部の形態18、20、22となる。シリコーン系エラストマー性材料は、所望の形態にて優れた鋳造特徴を呈し、オートクレーブ内の高温度及び高圧力にて優れた可撓性の特徴、優れた強度の特徴、硬化され且つ取り付けた縦通材2及びシート1からの容易に除去可能性を呈し、且つ側部成形部18、端部成形部20及び強化成形部22の材料と縦通材2及びシート1の材料との間の熱膨張率の不一致に起因して、縦通材2及びシート1を硬化させ、取り付け且つ一体化させる間、オートクレーブ内の温度及び圧力下にて側部成形部18、端部成形部20及び強化成形部22と縦通材2及びシート1との間を移動するのを許容する優れた能力を提供すると同時に、オートクレーブ内で硬化させ且つ取り付ける間、シート1に関する縦通材2の位置及び整合状態を維持することができるものとする。シリコーン系エラストマーは側部成形部18、端部成形部20及び強化成形部22にとって好ましいが、上述した特徴を有する任意の適宜な材料を使用することができる。例えば、成形部18、20、22に対しブタジエン合成ゴムエラストマーを使用することができる。端部成形部は縦通材2の端面76と合わさる任意の所望の幾何学的形状及び形態を有する部材を備えている。強化成形部22は、単一体部材及び縦通材のレール状面5の表面72として端部成形部20と合わさる任意の所望の幾何学的形状及び形態を有する部材を備えている。端部成形部20及び強化成形部22の双方は、互いに対し且つ縦通材2の部分に対してこれらの成形部を所要位置に保持し得るように互いに係合する部分78を有するように形成することができる。この場合、端部成形部20及び強化成形部22は、互いに係合する部分76及び縦通材2に係合する部分を有する別個の部材として形成される。
【0032】
図19を参照すると、縦通材2の一部分に係合する側部成形部18と、縦通材2の端部の一部分に係合する端部成形部20と、端部成形部20及び縦通材2の一部分に係合する強化成形部22とを有し、カウル12の開口14(図示せず)を通って伸びる縦通材2を有するシート1が図示されている。図示するように、縦通材2はシート1に対する高さ70が変化するレール状頂部5を備え、また、その上に斜面74を有している。図示するように、側部成形部34は、縦通材2のレール状頂部5の上方を伸びる形態とされた側部成形部36の部分44を有し、該部分44は、縦通材2のレール状頂部5の側部5´を受け入れ得るような形態とされたカウル12に対してほぼ一定の高さの上面80を備えて形成される。他方の合わさる側部成形部36は縦通材2のレール状頂部5の側部5´´を受け入れる形態とされた部分54と、縦通材2のレール状頂部5の上方を側部成形部34の面80まで伸びる一部分とを有する形態とされ、該側部成形部は縦通材2のレール状頂部5の上方を伸びる側部成形部34の部分と当接する。このようにして、上述したように、縦通材はシート1及び縦通材2を硬化させ且つ取り付けるため、オートクレーブ内で側部成形部34及び側部成形部36の双方の部分によって取り巻かれるため、別の側部成形部38は、上述したように、必要とされない。図17に図示するように、端部成形部20及び強化成形部22は、互いに係合し且つ縦通材2の部分に係合する部分78を有する別個の部材として形成される。
【0033】
図20を参照すると、カウル12の開口14を貫通して伸びる縦通材2を有するシート1が図示されており、縦通材2の部分は、側部成形部18と、端部成形部20と、シート1及び縦通材2をオートクレーブ100(破線で図示)内で硬化させ且つ取り付けるべく縦通材2をシート1上に配置するため該部分に係合する強化成形部22とを有している。シート1の頂部及び側部成形部18、端部成形部20及び強化成形部22の上方に配置された任意の適宜な商業的に入手可能な材料の剥離シート102が更に図示されている(破線で図示)。剥離シートは、オートクレーブ100から除去した後、任意の部材をシート1、縦通材2、カウル12、側部成形部18、端部成形部20及び強化成形部22から容易に除去することを許容する。雰囲気の空気を除去する間、空気が真空容器106を通って移動するのを許容するブリーザーシート104が剥離シート102の上に配置されている。ブリーザーシート104は、空気が真空容器106内で移動するのを許容する任意の適宜な商業的に利用可能な材料とすることができる。上述したように、シート1、縦通材2、側部成形部18、端部成形部20、強化成形部22及び弾性的シート102は、オートクレーブ100内の温度及び圧力下にてシート1及び縦通材2を硬化させ且つ取り付けるため、一般に真空バッグと称される真空容器106内に保持されている。シート1及び縦通材2を硬化させ且つ取り付けるため、オートクレーブを使用することが好ましいが、幾つかの場合、シート1及び縦通材2を形成する繊維材料を被覆するために使用される接着剤に依存して、硬化及び取り付けのためオートクレーブを使用することに代えて、真空容器106と共に、簡単な加熱炉を使用し、真空容器106が一度び排気されたならば、シート1及び縦通材2を硬化させ且つ取り付け、また、一体化するのに必要な力を提供することができる。
【0034】
一般的に使用される黒鉛繊維材料及びシート1及び縦通材2を形成するために使用される接着剤の場合、これらがオートクレーブ100内に配置されたならば、真空容器102から空気を排気し、これにより弾性的シート102が側部成形部18、端部成形部20及び強化成形部22並びにカウル12に係合するようにする。側部成形部18、端部成形部20及び強化成形部22は、カウル12上の適正な位置に配置された縦通材2の周りに配置され、側部成形部18の部分及び端部成形部20の部分をカウル12上に配置された整合レール18の部分と係合させる。一方、カウル12はシート1に対して適正な関係にて配置され、カウル12の開口14を貫通して伸びる縦通材2を有し、シート1及びカウル12はオートクレーブ100内の硬化及び取り付け過程のため互いに解放可能に固着される。シート1及び縦通材2の硬化及び取り付けは、典型的に、オートクレーブ100内で行われる。商業的に入手可能な典型的な黒鉛繊維材料及び接着材料を使用して、シート1及び縦通材2が硬化し且つ取り付けられる迄の時間、約7.05KG/CM2又は100ポンド/平方インチの圧力及び約176.7℃又は176.7℃(350°F)の温度にてオートクレーブ内にてシート1及び縦通材2を互いに硬化させる。かかる時点にて、縦通材2が固着されたシート1をオートクレーブ100から除去する。ある時間、冷却した後、シート1及び縦通材2を真空容器104から除去し、ブリーザーシート104及び剥離シート102をシート1、カウル12、側部成形部18、端部成形部20及び強化成形部22から除去する。側部成形部18、端部成形部20及び強化成形部22をシート1、カウル12及び縦通材2の係合部分から除去し、カウル12をシート1から除去する。このようにして、シート1及び縦通材2をオートクレーブ内で硬化させ且つ取り付けて、シート1及び縦通材2を適正に硬化させると共に、本発明の順応可能な位置決め開口システム10を使用して、シート100上の適正な位置にオートクレーブ100の最も好ましい状態下にて適正に取り付けられるようにすることを保証するのに役立つ。カウル12の開口14を取り巻く整合レール16は、シート1に係合する適正な位置に配置されたカウル12上の既知の位置に正確に配置され、また、側部成形部18及び端部成形部20は、シート1の上で縦通材2を取り巻く所要位置にて組み立てられる精密成形したエラストマー性材料であり、縦通材2は、カウル12の整合レール16の部分に側部成形部18及び端部成形部20の部分が係合することにより配置され且つ整合され、側部成形部18及び端部成形部は縦通材2の部分に係合するため、縦通材2は、互いに対し相対的に移動できずにシート1上の所望の位置に確実に保持される。真空容器106の空気を排気したとき、カウル12、側部成形部18、端部成形部20及び強化成形部22に作用する大気圧力は、これに比例して増大し、その力はシート1及び縦通材2に伝達されて縦通材2をシート1上の所要位置に一層強固に保持して、シート1及び縦通材2をオートクレーブ100内で硬化させ且つ取り付け、更に一体化させることが更に理解される。シート1及び縦通材2を硬化させ且つ取り付ける過程のため、オートクレーブ100内の圧力が上昇したとき、本発明の順応可能な位置決め開口システム10に作用する力が増し、その力はシート1及び縦通材2に伝達されて、オートクレーブ100内での硬化及び取り付け並びに一体化の間、これらを適正な整合状態にてより強固に保持することを更に理解すべきである。
【0035】
本発明に明確に包含される変更、追加、削除及び改変を本発明に対して為すことが可能であることを理解すべきである。例えば、硬化させ且つシートに取り付けられる縦通材の形状及び形態に依存して、側部成形部及び端部成形部は任意の必要な形状及び形態とすることができる。同様に、強化成形部は、縦通材の形状及び形態に依存して必要でないことがある。カウル及び整合レールの開口は、縦通材の少なくとも一部分が貫通して伸びる限り、任意の所望の形態とすることができる。更に、かかる部材又は被覆がシートの形態と適合する限り、シートとカウルとの間に又はシート及びカウルの上に、別個の剥離部材又は剥離被覆を使用することができる。本発明の順応可能な位置決め開口システムがシート及び縦通材と共に使用することが可能である限り、シートの長手方向軸、シートの横断軸に沿った位置のようなシートの任意の所望の位置又はその双方又はその組み合わせと共に、縦通材をシート上の任意の位置に配置することができる。整合レールは、関係する成形部と合わさることができる段付きの垂直壁、スロット溝付きの湾曲壁等のような任意の所望の内端縁の形態を備えることができる。カウル12は、縦通材2がその上に配置される前に配置されるが、縦通材2をシート1上に配置し、カウル12をその上方でシート1上に配置してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】複合的構造体の一部分と共に本発明の一部分を示す斜視図である。
【図2】本発明の一部分を示す、図1の線2−2に沿った断面図である。
【図3】本発明の1つの代替的な実施の形態の一部分を示す、図1の線2−2に沿った断面図である。
【図4】本発明の1つの代替的な実施の形態の一部分を示す、図1の線2−2に沿った断面図である。
【図5】本発明の一部分を示す、図1の線2−2に沿った断面図である。
【図6】本発明の一部分を示す、図1の線2−2に沿った断面図である。
【図7】本発明の一部分を示す、図1の線2−2に沿った断面図である。
【図8】本発明の1つの代替的な実施の形態の一部分を示す、図1の線2−2に沿った断面図である。
【図9】本発明の1つの代替的な実施の形態の一部分を示す、図1の線2−2に沿った断面図である。
【図10】本発明の1つの代替的な実施の形態の一部分を示す、図1の線2−2に沿った断面図である。
【図11】本発明の1つの代替的な実施の形態の一部分を示す、図1の線2−2に沿った断面図である。
【図12】本発明の1つの代替的な実施の形態の一部分を示す、図1の線2−2に沿った断面図である。
【図13】本発明の1つの代替的な実施の形態の一部分を示す、図1の線2−2に沿った断面図である。
【図14】本発明のカウルの一部分の頂面図である。
【図15】本発明の一部分の側面図である。
【図16】本発明の一部分の側面図である。
【図17】本発明の一部分の側面図である。
【図18】本発明の1つの代替的な実施の形態の一部分の側面図である。
【図19】本発明の1つの代替的な実施の形態の一部分の側面図である。
【図20】オートクレーブ環境内における本発明の図である。
Claims (15)
- 熱及び圧力を加えた状態で第一の部材及び第二の部材を硬化させ且つ取り付ける間、該第一の部材をその上に配置された該第二の部材に対して配置する順応可能な位置決め開口システムにおいて、
少なくとも1つの開口と、該開口を取り巻く整合レールとを有する弾性部材であって、前記第一の部材の少なくとも一部分に係合し、前記第二の部材の少なくとも一部分が開口を貫通して伸びる前記弾性部材と、
弾性部材の開口を取り巻く整合レールの一部分に係合し且つ前記第二の部材の少なくとも一部分に係合して前記第二の部材を前記第一の部材に対して整合させる一部分を有する少なくとも1つの整合部材とを備える、順応可能な位置決め開口システム。 - 請求項1の順応可能な位置決め開口システムにおいて、
複数の弾性的整合部材であって、該部材の各々が、弾性部材の開口を取り巻く整合レールの一部分に係合し且つ前記第二の部材の少なくとも一部分に係合して前記第二の部材を前記第一の部材に対して整合させる一部分を有し、整合部材の各々が、強化部材を有する前記複数の弾性的整合部材を更に備える、順応可能な位置決め開口システム。 - 請求項1の順応可能な位置決め開口システムにおいて、弾性部材が複数の開口を有し、該開口の各々が、開口を取り巻く整合レールを有し、前記第一の部材の少なくとも一部分に係合する弾性部材が、開口を貫通して伸びる前記第二の部材の少なくとも一部分を有する、順応可能な位置決め開口システム。
- 請求項1の順応可能な位置決め開口システムにおいて、整合レールが、固着する接着剤、固着する機械的締結具、固着する接着剤及び固着する機械的締結具の少なくとも1つにより弾性部材に固着された整合レールを含む、順応可能な位置決め開口システム。
- 請求項1の順応可能な位置決め開口システムにおいて、
整合レールの一部分及び第二の部材の少なくとも一部分に係合する少なくとも1つの他方の整合部材を更に備え、少なくとも1つの整合部材及び少なくとも1つの他方の整合部材が、前記第二の部材を取り囲み、整合レールが、その少なくとも一部分にて内端縁と、凹部と、切欠きとを備える、順応可能な位置決め開口システム。 - 硬化させる間、第一の部材及び第二の部材を整合させる方法おいて、
少なくとも1つの開口と、該開口を取り巻く整合レールとを有する弾性部材であって、前記第一の部材の少なくとも一部分に係合し、前記第二の部材の少なくとも一部分が開口を貫通して伸びる前記弾性部材を提供することと、
弾性部材の開口を取り巻く整合レールの一部分に係合し且つ前記第二の部材の少なくとも一部分に係合して前記第二の部材を前記第一の部材に対して整合させる一部分を有する少なくとも1つの側部整合部材を提供することと、
弾性部材の開口を取り巻く整合レールの一部分に係合し且つ前記第二の部材の少なくとも一部分に係合して前記第二の部材を前記第一の部材に対して整合させる一部分を有する少なくとも1つの端部整合部材を提供することと、
少なくとも1つの側部整合部材の一部分を前記第二の部材の一部分と係合させることと、
少なくとも1つの端部部材の一部分を前記第二の部材の一部分と係合させることとを備える、第一の部材及び第二の部材を整合させる。 - 請求項5の方法において、
少なくとも1つの強化部材を提供することと、
少なくとも1つの端部整合部材の一部分及び第二の部材の一部分を強化部材の一部分と係合させることとを更に備える、方法。 - 請求項5の方法において、
少なくとも1つの他方の側部整合部材を提供することと、
第二の部材の少なくとも一部分を少なくとも1つの他方の側部の整合部材の一部分と係合させることとを更に備える、方法。 - 請求項8の方法において、少なくとも1つの他方の側部整合部材の少なくとも一部分が、弾性部材の整合レールの一部分と係合する、方法。
- 請求項5の方法において、
第一の部材の一部分とほぼ係合するように弾性部材を順応させることを更に備える、方法。 - 請求項5の方法において、
真空部材を提供することと、
第一の部材、第二の部材、弾性部材、少なくとも1つの側部整合部材、少なくとも1つの端部整合部材を真空部材内に配置することとを更に備える、方法。 - 請求項11の方法において、
真空部材内部から雰囲気を除去することを更に備える、方法。 - 請求項12の方法において、
オートクレーブを提供することと、
真空部材をオートクレーブ内に配置することとを更に備える、方法。 - 請求項13の方法において、
第一の部材の接着剤を硬化させ、第二の部材の接着剤を硬化させて第一の部材及び第二の部材を硬化した接着剤にて接着可能に硬化させるべくオートクレーブ内の温度を上昇させることを更に備える、方法。 - 請求項14の方法において、
オートクレーブ内の圧力を上昇させることを更に備える、方法。
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