JP2002053098A - 飛行機用構造部材およびその製造方法並びに構造部材のための補強異形材 - Google Patents

飛行機用構造部材およびその製造方法並びに構造部材のための補強異形材

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JP2002053098A
JP2002053098A JP2001191523A JP2001191523A JP2002053098A JP 2002053098 A JP2002053098 A JP 2002053098A JP 2001191523 A JP2001191523 A JP 2001191523A JP 2001191523 A JP2001191523 A JP 2001191523A JP 2002053098 A JP2002053098 A JP 2002053098A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構造部材の重量を最小にすることを考慮して残
留強度を増大させることができ、よって胴体の側部シェ
ル領域にも上部シェル領域にも溶接胴体シェルの使用が
可能になるように構造部材を構成する。 【解決手段】少なくとも1つの外被板(4)と、外被板
(4)に取り付けられる複数個の補強異形材(2)とを
有し、補強異形材(2)が少なくとも部分的に溶接結合
部により外被板(4)と結合されている飛行機用構造部
材において、補強異形材(2)に補強部(5)を配置す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも1つの
外被板と、外被板に取り付けられる複数個の補強異形材
とを有し、補強異形材が少なくとも部分的に溶接結合部
により外被板と結合されている飛行機用構造部材、およ
びその製造方法、並びに構造部材のための補強異形材に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】DE19639667またはDE19844
035からは、外被・縦材溶接構造の構造部材が知られ
ている。大型の外被板上には、レーザー溶接により異形材
(縦材またはフレームとして構成される)が溶接され
る。この種の構造部材は飛行機の胴体シェルとして使用
されるが、十分な強度を持っていなければならず、将来的
にはいわゆる"Two Bay Crack"基準を満たしていなけれ
ばならない。この基準を満たすには、胴体構造が2つの
フレーム部分または2つの縦材部分を介して縦方向また
は周方向の亀裂に耐えうる構造であることが必要であ
る。この場合、亀裂の中央部で補強部が破損することが予
想される。溶接された胴体シェルは、従来一般に使用さ
れている縦材またはフレームのような補強部を接着また
はリベット固定した胴体シェルに比べて残留強度が小さ
い。この種の差動構造においては、リベット固定または
接着される補強部は亀裂ストッパーまたは亀裂抑制手段
として作用する。個々の亀裂先端はリベット固定または
接着された補強部により一定回数の負荷交替に対しまと
めて処理されるので、胴体外被部における亀裂の進展が
抑制される。荷重が外被部から補強部へ配分されるので、
一定回数の荷重がかかると補強部が機能しなくなり、胴
体外被部、ひいては胴体シェルが急激に機能しなくなる。
このような有利な亀裂抑制挙動は、補強部を溶接した構
造部材の場合には存在しない。溶接された構造部材の場
合、亀裂は外被部と補強部に同時に進展するので、亀裂抑
制作用は生じない。この挙動のために残留強度が低下し、
亀裂の進展挙動が望ましいものではなくなる。残留強度
の設計基準が問題になる領域では、シェルを肉厚にし
て、十分な残留強度を達成させねばならない。このため許
容し難いほど重量が増し、特に胴体の側部シェル領域と
上部シェル領域においてそうである。それゆえ、従来では
これらの領域に縦材を溶接した胴体シェルは使用されな
かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、構造
部材の重量を最小にすることを考慮して残留強度を増大
させることができ、よって胴体の側部シェル領域にも上
部シェル領域にも溶接胴体シェルの使用が可能になるよ
うに構造部材を構成するとともに、その製造方法並びに
構造部材のための補強異形材することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、構成部材においては、補強異形材に補強部
が配置されていることを特徴とするものである。
【0005】また、その製造方法においては、補強異形
材に、外被域と溶接する前に補強部を備えさせることを
特徴とするものである。さらに構造部材のための補強異
形材においては、補強部が、それぞれ異形材ウェブの領域
に少なくとも片側に配置されている重ね板により補強異
形材に形成されていることを特徴とするものである。ま
た、補強部が、それぞれ異形材ウェブの領域に配置され
ているタイバーにより補強異形材に形成されていること
を特徴とするものである。
【0006】この場合特に有利なことは、溶接された構
造部材の残留強度を増大させることにより、この種の構
造部材を飛行機の胴体シェルに対してもその側部シェル
領域および上部シェル領域に使用できることである。し
たがって、一般的に、溶接される胴体シェルをすべての胴
体に対し使用でき、胴体下部シェル領域に対してのみ使
用が制限されることがない。従来の胴体シェル製造に比
べて低コストの構成であるため、製造コストと構造重量
をかなり低減できる。
【0007】本発明による解決法によれば、溶接される
シェルの欠点が解消される。外被部、すなわち胴体外被に
初期亀裂が発生すると、これと同時に補強異形材に進展
する亀裂は補強部が形成されているので進行が遅れ、或
いは抑止される。したがって、補強異形材の補強部は外被
部の亀裂に対し進行抑止作用を持っている。溶接された
構造部材の残留強度は増大する。
【0008】他の有利な構成は請求項2ないし15,1
7,18,20,21および23ないし29に記載されて
いる。他の利点は以下の詳細な説明から明らかである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を添付の
図面を用いて詳細に説明する。図1と図2は、それぞれ
補強異形材2の領域における構造部材1の一部分を示し
たものである。補強異形材2は、飛行機縦方向に延びる、
飛行機胴体構造用の縦材(ストリンガー)3として構成
され、外被域4に溶接されている。飛行機の胴体シェルと
して使用するための構造部材1のために、飛行機縦方向
にはこの種の多数の縦材3が配置されている。
【0010】DE19639667またはDE198440
35から知られているように、外板4と縦材3との結合
部は溶接され、リベットや接着による従来の方式に比べ
て軽量になっている。溶接された構造部材1の残留強度
(Restfestigkeit)を高めるため、本発明によれば、縦材3
に補強部5が装着されている。このように特殊な構成の
縦材3には、外被域4と溶接する前に補強部5を備えさ
せる。補強部5は有利には縦方向重ね板6として構成さ
れ、すなわち縦材ウェブ3Aの側方に、該ウェブを「2倍
にするもの」として取り付けられている。図1に示すよ
うに、縦材ウェブ3Aの両側に縦方向重ね板6を配置して
よい。
【0011】図2は、片側に縦方向重ね板6を取り付け
た実施形態を示すものである。達成するべき残留強度或
いは発生する応力に応じて、1個または複数個の縦方向
重ね板6を使用してよい。縦方向重ね板6は、有利には
高強度Al合金、或いは繊維補強した金属積層板からなり、
図示した実施形態ではI型異形材として構成されている。
縦材ウェブ3Aへの重ね板6の接着またはリベットによ
る固定は、縦材3を外被域4と溶接させる前に行なわ
れ、製造技術的に操作が簡単である。というのは、特に大
型の構造部材の場合、溶接過程を行なった後に補強部を
構造部材1に取り付けるのは非常に手間がかかるからで
ある。
【0012】図3と図4は、フレーム7の領域における
構造部材1の一部分を図示したものである。すでに詳細
に述べたように、補強異形材2(ここでは飛行機の周方
向に延びる、飛行機胴体構造用のフレーム7として構成
され、外被域4に溶接されている)には、補強部5が設
けられている。補強部5は周方向重ね板8として構成さ
れ、フレームウェブ7Aの片側に配置しても両側に配置
してもよい。図3に示すように、フレームウェブ7Aの両
側にはそれぞれ1つの周方向重ね板8が鉛直方向に接着
またはリベット固定されている。また図4に示すように、
補強部5(ここでは周方向重ね板8)を補助的なウェブ
7Bに水平方向に配置してもよい。このように補強異形材
2への補強部5の配置は、補強異形材2の異形形状およ
び荷重形態に依存して適当に設けられる。フレーム7へ
の周方向重ね板8の接着またはリベット固定は、フレー
ム7を外被板4と溶接する前に行なう。
【0013】図5ないし図8は、補強異形材2の他の実
施形態を備えた構造部材1を示すもので、これらの補強
異形材2は溶接構造の残留強度を増大させるものであ
る。図5と図6は、タイバー31を備えた縦材30の実
施形態を示すもので、タイバー31は高強度鋼合金また
はチタン合金或いは繊維複合材からなっている。タイバ
ー31は縦材ウェブ32に配置されており、このため縦
材ウェブ32には片側に材料肉厚部33が設けられてい
る。材料肉厚部33には貫通穴34が縦材縦方向に形成
される。材料肉厚部33は縦材ウェブ32の下半分に設
けるのが有利である。タイバー31(多角形の横断面を
持っているのが有利である)は貫通穴34に挿入し、ね
じれさせる。正方形または長方形の横断面形状を適用す
るのが有利である。ねじれさせることにより、亀裂が生
じたときにタイバー31と材料肉厚部33の間に相対変
位が生じるのを防止できる。
【0014】縦材30全体を熱処理し(たとえば溶体化
処理する)、材料の変形能を改善した後、縦材異形部3
0、すなわち材料肉厚部33とタイバー31とをプレス
により形状拘束的に結合させる。
【0015】図7と図8に図示した実施形態のフレーム
70のタイバー71は、高強度の鋼合金またはチタン合
金或いは繊維複合材からなり、基本的には縦材30に設
けた前述のタイバー31に対応している。タイバー71
はフレームウェブ72に配置され、このためフレームウ
ェブ72には、有利には下半分に、片側の材料肉厚部7
3が設けられ、材料肉厚部73には貫通穴74がフレー
ム縦方向に形成される。タイバー71(多角形の、有利に
は正方形の横断面を備えている)は貫通穴74に挿入
し、ねじれさせる。ねじれさせることにより、亀裂が生じ
たときにタイバー71と材料肉厚部73の間に相対変位
が生じるのを防止できる。
【0016】フレーム70全体を熱処理(有利には溶体
化処理する)した後、フレーム異形部70、すなわち材料
肉厚部73とタイバー71とをプレスにより形状拘束的
に結合させる。
【0017】図9と図10は、溶接構造の残留強度を増
大させる補強異形材2の他の有利な実施形態を備えた構
造部材1を示したものである。補強異形材2は、ここで
は特殊な縦材35として構成され、スリットを備えた下
部ウェブ領域36を有している。ウェブ領域36はタイ
バー38を受容するための受容穴37を備えている。図
9は、タイバー38を挿入する前の縦材35を図示した
ものである。ウェブ領域36は、タイバー38を挿入で
きるクランプが形成されるように構成されている。受容
穴37には材料段部39が設けられているが、この材料
段部39をタイバー38は挿入時に克服しなければなら
ず、この克服によってタイバー38は受容穴37に位置
決めされる。タイバー38は丸い横断面を有しているの
が有利であり、粗い表面を備えている。タイバー38は他
の横断面を有していてもよいが、低コストで処理が容易
であるので、丸い横断面のものを使用するのが有利であ
る。表面を粗くするのは、タイバー38と縦材35との相
対変位を阻止して、亀裂の形成を抑えるためである。材料
としては、すでに述べた高強度の鋼合金またはチタン合
金或いは複合材が使用される。タイバー38を挿入した
後、溶体化処理のような熱処理を行なって、材料の変形能
を改善するのが有利である。溶体化処理を行なった後、プ
レスによりウェブ領域36における縦材35とタイバー
35とを形状拘束的に結合させる。次に、縦材35と外被
域4との溶接を行なってもよい。タイバー38を挿入し、
外被域4に溶接した縦材35を図10に示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における、縦材領域での構造部材
の横断面図である。
【図2】第2実施形態における、縦材領域での構造部材
の横断面図である。
【図3】第1実施形態における、フレーム領域での構造
部材の横断面図である。
【図4】第2実施形態における、フレーム領域での構造
部材の横断面図である。
【図5】第3実施形態における、縦材領域での構造部材
の横断面図である。
【図6】図5の詳細図である。
【図7】第3実施形態における、フレーム領域での構造
部材の横断面図である。
【図8】第3実施形態における、フレーム領域での構造
部材の横断面図である。
【図9】第4実施形態における補強異形材の横断面図で
ある。
【図10】図9の補強異形材の領域における構造部材を
示す図である。
【符号の説明】
1 構造部材 2 補強異形材 3 縦材(ストリンガー) 3A 縦材ウェブ 4 外被域 5 補強部 6 重ね板 7 フレーム 7A フレームウェブ 7B 補助的なウェブ 8 周方向重ね板 30 縦材 31 タイバー 32 縦材ウェブ 33 材料肉厚部 34 貫通穴 35 縦材 38 タイバー 70 フレーム 71 タイバー

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1つの外被板(4)と、外被板
    (4)に取り付けられる複数個の補強異形材(2)とを
    有し、補強異形材(2)が少なくとも部分的に溶接結合
    部により外被板(4)と結合されている飛行機用構造部
    材において、補強異形材(2)に補強部(5)が配置さ
    れていることを特徴とする飛行機用構造部材。
  2. 【請求項2】補強異形材(2)が、飛行機縦方向に延び
    る縦材(3;30;35)および飛行機縦方向に対し横
    方向に延びるフレーム(7;70)として構成されてい
    ることを特徴とする、請求項1に記載の飛行機用構造部
    材。
  3. 【請求項3】補強部(5)が、それぞれ異形材ウェブ
    (3A,7A,7B)の領域に少なくとも片側に配置されて
    いる重ね板(6,8)により補強異形材(2)に形成さ
    れていることを特徴とする、請求項1または2に記載の
    飛行機用構造部材。
  4. 【請求項4】重ね板(6,8)が、接着結合部および(ま
    たは)リベット結合部により異形材ウェブ(3A,7A,7
    B)に添設されていることを特徴とする、請求項3に記
    載の飛行機用構造部材。
  5. 【請求項5】重ね板(6,8)が高強度のAL合金または
    繊維補強金属積層板からなっていることを特徴とする、
    請求項1から4までのいずれか一つに記載の飛行機用構
    造部材。
  6. 【請求項6】重ね板(6,8)がI形異形材から構成され
    ていることを特徴とする、請求項1から5までのいずれ
    か一つに記載の飛行機用構造部材。
  7. 【請求項7】補強部(5)が、それぞれ異形材ウェブ
    (32,72,36)の領域に配置されているタイバー
    (31,71,38)により補強異形材(2)に形成され
    ていることを特徴とする、請求項1または2に記載の飛
    行機用構造部材。
  8. 【請求項8】異形材ウェブ(32,72,36)に、タイ
    バー(31,71,38)を受容するための材料肉厚部
    (33,73,39)が設けられていることを特徴とす
    る、請求項5に記載の飛行機用構造部材。
  9. 【請求項9】材料肉厚部(33,73)に、タイバー(3
    1,71,38)を受容するための貫通穴(34,74)
    が形成されていることを特徴とする、請求項8に記載の
    飛行機用構造部材。
  10. 【請求項10】スリットを設けたウェブ領域(36)が
    設けられ、該ウェブ領域(36)がタイバー(38)を
    受容する受容穴(37)を有していることを特徴とす
    る、請求項7から9までのいずれか一つに記載の飛行機
    用構造部材。
  11. 【請求項11】タイバー(31,71)が多角形の横断
    面を有していることを特徴とする、請求項7から10ま
    でのいずれか一つに記載の飛行機用構造部材。
  12. 【請求項12】タイバー(38)が円形の横断面を有し
    ていることを特徴とする、請求項7から10までのいず
    れか一つに記載の飛行機用構造部材。
  13. 【請求項13】タイバー(31,71,38)が粗く形成
    されていることを特徴とする、請求項7から12までの
    いずれか一つに記載の飛行機用構造部材。
  14. 【請求項14】タイバー(31)がねじれていることを
    特徴とする、請求項7から13までのいずれか一つに記
    載の飛行機用構造部材。
  15. 【請求項15】タイバー(31,71,38)が高強度の
    鋼合金またはチタン合金或いは繊維複合材からなってい
    ることを特徴とする、請求項7から14までのいずれか
    一つに記載の飛行機用構造部材。
  16. 【請求項16】飛行機の構造部材のための補強異形材に
    おいて、補強部(5)が、それぞれ異形材ウェブ(3A,7
    A,7B)の領域に少なくとも片側に配置されている重ね
    板(6,8)により補強異形材(2)に形成されている
    ことを特徴とする補強異形材。
  17. 【請求項17】重ね板(6,8)が高強度のAL合金また
    は繊維補強金属積層板からなっていることを特徴とす
    る、請求項16に記載の補強異形材。
  18. 【請求項18】重ね板(6,8)が、接着結合部および
    (または)リベット結合部により異形材ウェブ(3A,7
    A,7B)に添設されていることを特徴とする、請求項1
    6または17に記載の補強異形材。
  19. 【請求項19】飛行機の構造部材のための補強異形材に
    おいて、補強部(5)が、それぞれ異形材ウェブ(32,
    72,36)の領域に配置されているタイバー(31,7
    1,38)により補強異形材(2)に形成されているこ
    とを特徴とする補強異形材。
  20. 【請求項20】異形材ウェブ(32,72,36)に、タ
    イバー(31,71,38)を受容するための受容部を備
    えた材料肉厚部(33,73,39)が設けられているこ
    とを特徴とする、請求項19に記載の補強異形材。
  21. 【請求項21】スリットを設けたウェブ領域(36)が
    設けられ、該ウェブ領域(36)がタイバー(38)を
    受容する受容穴(37)を有していることを特徴とす
    る、請求項19に記載の補強異形材。
  22. 【請求項22】請求項1から15までのいずれか一つに
    記載の構造部材の製造方法において、補強異形材(2)
    に、外被域(4)と溶接する前に補強部(5)を備えさ
    せることを特徴とする製造方法。
  23. 【請求項23】補強部(5)を、補強異形材(2)の異
    形材ウェブ(3A,7A,7B)にリベット結合および(ま
    たは)接着させることを特徴とする、請求項22に記載
    の製造方法。
  24. 【請求項24】異形材ウェブ(32,72,36)に、タ
    イバー(31,71,38)として構成される補強部
    (5)を受容する材料肉厚部(33,73,39)を形成
    させることを特徴とする、請求項22に記載の製造方
    法。
  25. 【請求項25】材料肉厚部に貫通穴(34,74)を形
    成させることを特徴とする、請求項24に記載の製造方
    法。
  26. 【請求項26】タイバー(31,71)を貫通穴(34,
    74)に引き込んでねじれさせることを特徴とする、請
    求項25に記載の製造方法。
  27. 【請求項27】タイバー(38)を、スリットを設けた
    下部ウェブ領域(36)において受容穴(37)に挿入
    することを特徴とする、請求項22,24または25に
    記載の製造方法。
  28. 【請求項28】補強異形材(2)を溶体化処理により熱
    処理することを特徴とする、請求項22から27までの
    いずれか一つに記載の製造方法。
  29. 【請求項29】補強異形材(2)を、挿入したタイバー
    (31,71,38)の領域において圧縮して、挿入した
    タイバー(31,71,38)を補強異形材(2)と形状
    拘束的に結合させることを特徴とする、請求項22また
    は24から28までのいずれか一つに記載の製造方法。
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