JP2004503347A - 特にスキービンディング用の調整装置 - Google Patents

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ゴルツァ,ロベルト
バティステッラ,ミルコ
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ベネトン グループ ソシエタ ペル アチオニ
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    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63CSKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
    • A63C9/00Ski bindings
    • A63C9/005Ski bindings with means for adjusting the position of a shoe holder or of the complete binding relative to the ski

Abstract

特にスキービンディング用の調整装置は、爪先ユニットおよび踵ユニットを支持する前方第1プレートおよび後方第2プレートを備える。この調整装置は、第1プレートと第2プレートとの間に介在する第3プレートにより構成され、第3プレートの中央には、フレキシブルな牽引要素により第1プレート及び第2プレートの反対方向への軸方向移動を付勢する機構が設けられている。フレキシブルな牽引要素は、第1プレートおよび第2プレートに関連づけられたプーリ上でガイドされる。第1プレートおよび第2プレートとの接続に供される要素が、フレキシブルな牽引要素に関連づけられている。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特にスキービンディング用の調整装置に関する。
【0002】
【関連する背景技術】
従来のスキービンディングは爪先ユニットおよび踵ユニットにより構成され、両ユニットは、ねじ、ボルト、ブラケットまたはガイドによってスキー板やスキー板に関連づけられた係合装置に関連づけられている。
爪先ユニットおよび踵ユニットは、例えば前方顎部および後方顎部によりそれぞれ構成され、両顎部は自動装置と共にスキー靴の先端および踵を一時的にロックするものになっている。
【0003】
この様な従来のスキービンディングは、一般にはスキー板に関して踵ユニットを長手方向に移動することにより、スキー靴の寸法に応じて調整することができる。この調整は、例えば特許文献1に記載のねじ・ラック調整装置により行うことができ、このものは、踵ユニットの下方に配されると共にスキー板の頂面に配されたラックに係合するねじにより、踵ユニットの長手方向移動を付勢するようになっている。前記装置によれば、寸法を連続的に調整することができる。
【0004】
調整装置の別の例である不連続式の調整装置が、特許文献2または3に開示されており、このものは、踵ユニットに堅固に連結された爪をスキー板に堅固に連結されたラックから係合解除し、踵ユニットをガイドに沿って移動させて新たな位置に再位置決めすると共にこの新たに選択された位置に踵ユニットをロックするために爪をラックに再係合させることにより、調整を行うようになっている。
【0005】
上記調整では、固定された爪先ユニットに関して踵ユニットの移動を伴うので、スキー板の位置に関してスキーヤの重心がシフトし、その結果、スキー運動中にスキーヤのバランスが変化することになる。
スキー板、とくに、最近設計されたスキー板は、スキー靴をスキー板に関して極めて特定の位置に配した状態で好適に使用すべきものとなっている。
【0006】
従って、上記従来型の調整装置の主たる欠点は、スキー板のテール側への踵ユニットの変位が小さくなるように上記調整を制限しなければならない点にある。これは、踵ユニットの変位が過大になるとユーザの重心が過大に変位して、スキー運動が困難になったり、安全条件が損なわれる結果を招来するからである。
特許文献4のスキービンディングは上記欠点を部分的に解消するものであり、このスキービンディングの爪先ユニットおよび踵ユニットには、両ユニットの長手方向位置を同時に調整するための機構が設けられている。その様な機構は2つの接続要素を備え、接続要素の一つは爪先ユニットに接続され、他方の接続要素は踵ユニットに接続されている。そして、両接続要素は、ラック・ピニオン装置からなる調整装置により相互に接続されている。
【0007】
爪先ユニット及び踵ユニットの位置は、ユーザが調整装置を付勢することにより調整される。この調整装置は、2つのラックに同時に作用するピニオンにより、爪先ユニットおよび踵ユニットを互いに反対方向に移動させる。
調整中、上記機構は、スキー板の長手方向軸線に垂直な基準面に関して略一定の特定な比率に従って、爪先ユニット及び踵ユニットに長手方向運動を伝達する。
【0008】
【特許文献1】
米国特許第4,522,422号明細書
【特許文献2】
独国特許出願公開第4041402号明細書
【特許文献3】
欧州特許出願公開第0729770号明細書
【特許文献4】
独国特許第2,246,668号明細書
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記スキービンディングには、如何なるタイプのビンディングにも調整装置を使用可能であるという汎用性を備えず、調整機構とのインターフェースを有した専用ビンディングのみに装着可能であるという欠点がある。
更に、調整機構に対して、特に、爪先ユニット及び踵ユニットとの接続に供される要素に対して、堅固な要素を使用すると、スキー運動中のスキー板の通常の屈曲運動により堅固な要素に誤動作や変形を来すおそれがある。
【0010】
本発明の目的は、上記の技術的問題点を解決して上記先行技術の欠点を解消し、スキー板の重心に関してユーザの足および身体の位置を変化させることなく、スキービンディングの爪先ユニットおよび踵ユニットの位置を容易かつ迅速かつ連続的に修正可能とする発明を提供することにある。
上記目的の範囲内において、重要な目的は、市販されている如何なるタイプのスキービンディングにも適合する調整装置を提供することにある。
【0011】
別の目的は、爪先ユニットおよび踵ユニットの機能に関して寸法調整装置を別個独立にすることができる発明を提供することにある。
別の目的は、構成が簡易で、誤作動や変形を来すことがなく、製造コストが低廉な調整装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的および下記から明らかになるその他の目的は、特にスキービンディング用の調整装置により達成される。この調整装置は、スキービンディングの爪先ユニットおよび踵ユニットをそれぞれ支持する第1プレートおよび第2プレートを備えるものであって、前記第1プレートと第2プレートとの間に介在する第3プレートを備え、前記第3プレートは、第1プレート及び第2プレートに関連づけられる少なくとも一つのフレキシブルな牽引要素により、第1プレート及び第2プレートの反対方向への軸方向運動を付勢する少なくとも一つの機構を有することを特徴とする。
【0013】
本発明の更なる特徴および利点は、添付図面に非限定的に例示した本発明の特定の実施態様に係る詳細な説明から明らかになるであろう。
【0014】
【発明の実施の形態】
添付図面を参照すると、参照符号1は、特にスキービンディングに使用可能な調整装置を示し、この調整装置は、好ましくは矩形状であって横断面形状が逆U字状の前方第1プレート2および後方第2プレート3を備え、両プレートは、第3プレート7の、参照符号6a、6bで示す下側に配され且つ相補形状の第1端及び第2端にそれぞれ滑動可能に関連づけることができる。
【0015】
第1プレートおよび第2プレートは、第1プレート2については互いに対向する第1対の翼部4a、4bを有し、第2プレート3については互いに対向する第2対の翼部5a、5bを有している。
第1対の翼部4a、4bおよび第2対の翼部5a、5bは、第1プレート2および第2プレート3の下方へ突出しており、従って、第1、第2プレート2、3と第3プレート7の第1、第2端とを確実にガイド相互接続するのに好適する。
【0016】
第1プレート2及び第2プレート3は、それぞれ爪先ユニット8及び踵ユニット9に対する支持体として作用し、両ユニットは、図示しないスキー靴の爪先および踵をそれぞれ一時的にロックするのに好適である。
爪先ユニット8および踵ユニット9は例えば前方顎部10と後部レバー11により構成されている。前方顎部は、過大な側方力がある場合にスキー靴の爪先を側方回転により解放可能なように回転し、また、後部レバーは、前方に作用する過大な力がある場合にスキー靴の踵を解放可能にする。
【0017】
第3プレート7の第1端6aおよび第2端6bに沿う第1プレート2および第2プレート3のストロークは、第1当接面12aおよび第2当接面12bによりそれぞれ制限される。両当接面は、第3プレート7の中央本体13に関して第1端6a及び第2端6bにテーパを施すことにより得る。
中央本体13の中央には機構が設けられ、この機構は、本実施形態では参照符号14で示す円形のリングを備え、このリングから正方形要素15が軸方向下向きに突出している。
【0018】
リング14は下方領域において第1ギヤ16と係合可能であり、この第1ギヤは第3プレート7の中央本体13に関連づけられている。
第1ギヤ16の下方には、相補形状の第1プーリ17を収容する空洞が設けられ、第1プーリは正方形要素15に関連づけられている。
第1プーリ17の下面にはブッシュ19用の座18が設けられ、ブッシュは相補形状になっている。
【0019】
リング14の正方形要素15は、相補形状の第1孔20及び第2孔21に挿入可能であり、両孔は第1ギヤ16及び第1プーリ17にそれぞれ形成されている。好ましくは、正方形要素は、ブッシュ19の下側領域に挿入可能な第1ねじ22との接続に好適する相補的な雌ねじを有している。
座18の内側には、円筒スプリング23などの弾性変形可能要素が配され、この要素はブッシュ19と第1プーリ17との間に作用し、円筒要素15にブッシュ19を接続する際に弾性変形可能要素に予備荷重が加えられる。
【0020】
円筒スプリング23は、第1ギヤ16とリング14の下方に形成された相補形状の第2ギヤ24との接続を助けるものであり、リング14を持ち上げることによってなされる第1ギヤ16と第2ギヤ24との連結解除に抗するように作用する。
牽引要素たとえば参照符号26で示すケーブルの2つの端は、一対の座25a、25bにおいてプーリ17に接続され、一対の座は反対位置に形成されている。
【0021】
ケーブル26は、参照符号27a、27bでそれぞれ示す第2プーリおよび第3プーリ上でガイドされる。両プーリは、一対の旋回軸28a、28bにより第1端6a及び第2端6bの下方で自由に旋回する。
第1ブロック29aおよび第2ブロック29bは平行六面体状であり、第1プーリ17に関して対向する2つの所定位置においてケーブル26に接続されている。
【0022】
参照符号30a、30bで示す第1切欠き及び第2切欠きは矩形状であって、第3プレート7の第1端6a及び第2端6bにおいて上記位置に長手方向に設けられている。
第1切欠き30a及び第2切欠き30bは、第1ブロック29a及び第2ブロック29bを滑動可能とするような幅を有している。両ブロックは、上方領域において、第2ねじ31a及び第3ねじ31bなどの従来公知の機械的接続手段により、第1プレート2および第2プレート3に関連づけることができる。第2ねじ及び第3ねじは、第1プレート2および第2プレート3に形成された第3孔32aおよび第4孔32bをそれぞれ挿通する。
【0023】
この様に、第1プーリ17の回転によりケーブル26が滑動し、これに伴って、第1ブロック29aおよび第2ブロック29bが反対方向に運動し、従って、第1プレート2及び第2プレート3が運動する。
図示した実施形態では、第3プーリ27bは第2端6bに対して直接に旋回するものではなく、ケーブルテンショナー33に対して旋回するようになっている。ケーブルテンショナーは、スロット35に固定可能な第4ねじ34により第2端6bに滑動可能に関連づけられている。
【0024】
スロット35内での第4ねじ34の運動により、ケーブルテンショナー33は、使用時間の経過につれて生じるケーブルの組み付け上の遊びや緩みを補償する。
第1プレート2及び第2プレート3が一旦挿入されると、第1端6a及び第2端6bのそれぞれの自由先端が、2対のねじ37a、37bにより、前方第1プレートカバー36aおよび後方第2プレートカバー36bに関連づけられる。
【0025】
図2ないし図7に示す第2実施形態では、ボタン50がリング14の下方において相補形状のスロット51に挿入される。
このボタンは、第1ギヤ16に対してリング14を持ち上げる際の助けになるものであって、リング14に横断方向に形成された第2対の傾斜面53a、53bで第1対の傾斜面52a、52bが動作することにより、円筒スプリング23の復帰力に抗するものになっている。
【0026】
本装置の動作は次のとおりである。上記の添付図面を参照すると、スキービンディングの寸法を調整するため、リング14を持ち上げると、ボタン50が設けられている場合にはこのボタンに作用し、円筒スプリング23の弾性力に抗する。
これにより、第1ギヤ16と第2ギヤ24との係合が解除され、第1プーリ17が自転可能になる。
【0027】
従って、第1プーリ17及びこれに関連するリング14の回転により、ケーブル26が第2プーリおよび第3プーリのまわりで滑動し、この結果、第1ブロック29a及び第2ブロック29bが反対方向に移動する。
第1プレート2及び第2プレート3は上方領域において第1ブロック29a及び第2ブロック29bに関連づけられており、よって、その反対方向への軸方向移動に応じて第1プレートおよび第2プレートが特定の要件に従って互いに接近方向または離反方向に移動する。
【0028】
企図した調整が行われると、リング14が下がり、第1ギヤ16と第2ギヤ24とが再度係合し、復帰動作する円筒スプリング23により第1プーリ17の回転をロックする。
本発明の調整装置は、請求項の範囲内で種々に変形可能である。
例えば、本発明の第3実施形態によれば、爪先ユニット8および踵ユニット9を別個に調整できる2重式の調整装置が提供される。
【0029】
図8は上記調整装置を示し、参照符号101で示す調整装置は、それぞれ参照符号102、103で示す前方第1プレートおよび後方第2プレートを備える。両プレートは、矩形状であって逆U字状の横断面形状を有し、第3プレート107の、それぞれ参照符号106a、106bで示す下側に配される相補形状の第1端および第2端に滑動可能に関連づけることができる。
【0030】
第1プレート及び第2プレートは、第1プレート102については互いに対向する第1対の翼部104a、104bを有し、第2プレート103については互いに対向する第2対の翼部105a、105bを有している。
第1対の翼部104a、104bおよび第2対の翼部105a、105bは第1プレート102及び第2プレート103の下方に突出し、第1プレート102及び第2プレート103と第3プレート107の第1端及び第2端とのガイド相互接続を確実に行うのに好適する。
【0031】
第3プレート107は中央本体113を有し、この中央本体の中央には、長手方向に配される2つのギヤが設けられている。両ギヤは、円形形状の2つのリング114a、114bにより構成され、両リングからは2つの正方形要素115a、115bが軸方向下向きに突出している。
リング114a、114bは下方領域において2つの第1ギヤ116a、116bに回転可能に関連づけられており、2つの第1ギヤは第3プレート107の中央本体113に堅固に連結されている。
【0032】
2つの第1プーリ117a、117bは第1ギヤ116a、116bの下方に配され、両プーリの各々の下面には座が形成され、この座に相補形状のブッシュ119a、119bが挿入される。
一対のリング114a、114bの正方形要素115a、115bの各々は、第1ギヤ及び第1プーリを貫通して挿入可能であり、第1ねじ112aまたは112bによりブッシュ119aまたは119bに関連づけられている。
【0033】
2つの円筒スプリング123a、123bがブッシュ119a、119bと2つの第1プーリ117a、117bとの間に配されて、正方形要素115aまたは115bへのブッシュの接続中に予備荷重が両スプリングに加えられる。
2つの円筒スプリング123a、123bは、第1ギヤ116a、116bと、リング114a、114bの下方に形成された相補形状の第2ギヤ124a、124bとの接続を助けるものになっている。
【0034】
2つのケーブル126a、126はその両端が2つのプーリ117a、117bの各々に接続され、第2プーリ127a及び第3プーリ127bでガイドされる。
この実施形態では、第2プーリ127aは第1端106aの下方においてねじ128aにより自由に旋回される。第3プーリ127bは、ケーブルテンショナー133の下方で自由に旋回される。ケーブルテンショナーは、スロット135内に固定可能な第4ねじ134により第2端106bに滑動可能に関連づけられる。
【0035】
第1ブロック129a及び第2ブロック129bは平行六面体状の形状であって、第1切欠き130aおよび第2切欠き130bにおいてケーブル126a、126bに接続されている。両切欠きは矩形状であって、第1端および第2端に対して長手方向に形成されている。
第1切欠き130a及び第2切欠き130bは、第1ブロック129a及び第2ブロック129bの滑動を可能とするような幅を有している。両ブロックは、上方領域において、第2ねじ131aおよび第3ねじ131bにより第1プレート102及び第2プレート103に関連づけることができる。
【0036】
この様に、第1プーリ117a、117bの各々の回転によりケーブル126aまたは126bが滑動し、これに伴って第1ブロック129aまたは第2ブロック129bが運動し、従って、第1プレート102または第2プレート103が運動する。
この実施形態は、リング114a、114bの下方において相補形状のスロット151aまたは151bに配されたボタン150a、150bを有している。
【0037】
ボタンは、第1ギヤ116aまたは116bに対してリングを持ち上げる上での助けとなり、円筒スプリング123aまたは123bの復帰力に抗するように作用する。
本発明が、企図した目的を達成することが分かった。スキービンディングに特に使用可能な調整装置が創案され、この調整装置は、スキー板の重心に関してユーザの足および身体の位置を変更することなしに、スキービンディングの爪先ユニット及び踵ユニットの位置を簡単かつ迅速に修正可能とする。
【0038】
更に、主としてスキービンディング用の支持プレートを構成することにより、調整装置は、スキービンディングを改造することなしに或いは本調整装置とインターフェース可能な特別なスキービンディングを提供する必要なしに、市販されている如何なるタイプのスキービンディングに対しても使用可能である。
この好ましい特性により、調整装置とは別個独立である爪先ユニットおよび踵ユニットの機能的性能を変更するおそれがない。
【0039】
最後に、前方プレートおよび後方プレートの移動を伝達するフレキシブルな牽引要素を使用することにより、スキー板の動力学的な挙動から生じる機構の誤動作や変形を相当に低減することができる。フレキシブルな要素はスキー板の屈曲変形に追従することができるからである。
本発明の個々の部品の材料や寸法は特定の要件に応じてより適正なものにすることができる。
【0040】
本願の基礎出願であるイタリア特許出願TV2000A000081号の開示を引用して合体することとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による装置の分解斜視図である。
【図2】本発明の第2実施形態による装置の分解斜視図である。
【図3】図2の装置の側面図である。
【図4】図2及び図3に示した第2の装置の頂面図である。
【図5】図2ないし図4の装置の詳細を示す断面図である。
【図6】図2ないし図4の装置の詳細を示す別の断面図である。
【図7】本発明の第3実施形態による装置の分解斜視図である。
【符号の説明】
1、101 調整装置
2、102 第1プレート
3、103 第3プレート
4a、4b、104a、104b 第1対の翼部
5a、5b、105a、105b 第2対の翼部
6a、106a 第1端
6b、106b 第2端
7、107 第3プレート
8 爪先ユニット
9 踵ユニット
10 前方顎部
11 後方レバー
12a、12b 当接面
13、113 中央本体
14、114a、114b リング
15、115a、115b 正方形要素
16,116a、116b 第1ギヤ
17、117a、117b 第1プーリ
18、25a、25b 座
19、119a、119b ブッシュ
20 第1孔
21 第2孔
22 第1ねじ
23、123a、123b 円筒スプリング
24 第2ギヤ
26、126a、126b ケーブル
27a、127a 第2プーリ
27b、127b 第3プーリ
28a、28b 旋回軸
29a、129a 第1ブロック
29b、129b 第2ブロック
30a、130a 第1切欠き
30b、130b 第2切欠き
31a、131a 第2ねじ
31b、131b 第3ねじ
32a 第3孔
32b 第4孔
33、133 ケーブルテンショナー
34、134 第4ねじ
35、135 スロット
36a、36b プレートカバー
37a、37b ねじ
50 ボタン
51、151a、151b スロット
52a、52b 第1対の傾斜面
53a、53b 第2対の傾斜面

Claims (34)

  1. 爪先ユニット及び踵ユニットをそれぞれ支持する第1プレートおよび第2プレートを備えた、特にスキービンディング用の調整装置において、
    前記第1プレートと前記第2プレートとの間に介在する第3プレートを備え、前記第3プレートが、前記第1プレートおよび前記第2プレートに関連づけられた少なくとも一つのフレキシブルな牽引要素により前記第1プレートおよび前記第2プレートの反対方向への軸方向運動を付勢する少なくとも一つの機構を有することを特徴とする調整装置。
  2. 前記少なくとも一つのフレキシブルな牽引要素がプーリでガイドされることを特徴とする請求項1に記載の調整装置。
  3. 前記第1プレートおよび前記第2プレートが前記第3プレートにスライド伸縮自在に関連づけられていることを特徴とする請求項1または2に記載の調整装置。
  4. 前記第1プレートおよび前記第2プレートが、前記第3プレートに設けたガイド手段に対する接続手段を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の調整装置。
  5. 前記第1プレートおよび前記第2プレートが逆U字状の横断面形状を有し、前記接続手段が、互いに対向する第1対の翼部および第2対の翼部から構成されると共に、同一平面上にあり、また、前記第1プレート及び前記第2プレートの自由端から突出していることを特徴とする請求項4に記載の調整装置。
  6. 前記第1プレートおよび前記第2プレートが前記ガイド手段に滑動自在に関連づけ可能であることを特徴とする請求項5に記載の調整装置。
  7. 前記ガイド手段が、前記第3プレートの、下側に配され且つ相補形状の第1端および第2端により構成され、前記第1対の翼部および前記第2対の翼部が、前記第1プレートおよび前記第2プレートと前記第1端および前記第2端とのガイド相互接続を確実なものにすることを特徴とする請求項6に記載の調整装置。
  8. 前記第3プレートの前記第1端及び前記第2端に沿う前記第1プレートおよび前記第2プレートのストロークをブロック手段により制限することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の調整装置。
  9. 前記ブロック手段が、前記第3プレートの中央部分に関して前記第1端および前記第2端にテーパを施すことにより得られる第1当接面および第2当接面により構成されることを特徴とする請求項8に記載の調整装置。
  10. 前記第3プレートが、前記第3プレートの略中央に配される単一の機構を有し、前記機構は、前記第1プレートおよび前記第2プレートを付勢して両前記プレートを前記第3プレートに関して反対方向かつ同時に軸方向移動させることを特徴とする請求項1に記載の調整装置。
  11. 中央本体が前記第3プレートに接続されると共に前記第3プレートと別個独立であり、前記機構またはその部品が少なくとも部分的に前記中央本体に関連づけられていることを特徴とする請求項10に記載の調整装置。
  12. ギヤが前記中央本体の中央に形成され、前記ギヤは前記機構の一部であると共に円形ギヤにより構成され、正方形要素が前記ギヤから軸方向下向きに突出していることを特徴とする請求項11に記載の調整装置。
  13. 前記リングが下方領域において第1ギヤにより係合可能であり、前記第1ギヤは前記第3プレートの前記中央本体に関連づけられていることを特徴とする請求項12に記載の調整装置。
  14. 前記第1ギヤの下方に空洞部を有し、前記空洞部は、前記正方向要素に関連づけられる相補形状の第1プーリを収容することを特徴とする請求項13に記載の調整装置。
  15. 相補形状のブッシュ用の座が前記プーリの下面に形成されていることを特徴とする請求項14に記載の調整装置。
  16. 前記リングの前記好ましくは正方形要素が、前記第1ギヤおよび前記第1プーリにそれぞれ形成された相補形状の第1孔および第2孔に挿入可能であり、前記第1孔および前記第2孔は、第1ねじとの接続用の相補的な雌ねじを有し、前記第1ねじは下方領域において前記ブッシュに挿入可能であることを特徴とする請求項15に記載の調整装置。
  17. 前記ブッシュと前記第1プーリとの間で作用する弾性変形可能要素が前記ブッシュ用の前記座の内側に配されていることを特徴とする請求項16に記載の調整装置。
  18. 前記弾性変形可能要素が円筒スプリングにより構成され、前記正方形要素への前記ブッシュの接続中に前記弾性変形可能要素に予備荷重が加えられることを特徴とする請求項17に記載の調整装置。
  19. 前記弾性変形可能要素が、前記第1ギヤと、前記リングの下方に形成される相補形状の第2ギヤとの相互接続を助けるものであり、前記リングを持ち上げることによる前記第1ギヤと前記第2ギアとの連結解除に抗することを特徴とする請求項18に記載の調整装置。
  20. ケーブルにより構成される前記フレキシブルな牽引要素の2つの端が、対向位置に設けられた2つの別個の座において前記第1プーリに接続されることを特徴とする請求項14に記載の調整装置。
  21. 前記ケーブルが、前記第1端および前記第2端の下方において一対の旋回軸により自由に旋回する第2プーリおよび第3プーリでガイドされることを特徴とする請求項20に記載の調整装置。
  22. 前記第1プレートおよび前記第2プレートへの接続のための前記要素が第1ブロックおよび第2ブロックにより構成され、前記第1ブロックおよび前記第2ブロックは平行六面体状であると共に、前記第1プーリに対して互いに対向する2つの所定位置において前記ケーブルに接続されることを特徴とする請求項20に記載の調整装置。
  23. 前記第1ブロックおよび前記第2ブロックにおいて前記第1端および前記第2端に第1切欠きおよび第2切欠きが形成され、前記第1切欠きおよび前記第2切欠きは、前記第1端および前記第2端の長手方向に配され、また、前記第1ブロックおよび前記第2ブロックが両前記切欠きに沿って滑動可能であるような幅を有することを特徴とする請求項21に記載の調整装置。
  24. 前記第1プレートおよび前記第2プレートに形成される第3孔および第4孔をそれぞれ挿通する第2ねじ及び第3ねじ等の機械的接続手段により、前記第1ブロックおよび前記第2ブロックを上方領域において前記第1プレートおよび前記第2プレートに関連づけ可能であることを特徴とする請求項23に記載の調整装置。
  25. 前記フレキシブルな牽引要素の滑動を決める前記第1プーリの回転を、前記機構を付勢することにより生じさせ、これにより、前記接続要素を反対方向へ同時に移動させて、前記第3プレートに対して前記第1プレートおよび前記第2プレートを反対方向へ長手方向移動させることを特徴とする請求項1ないし24のいずれかに記載の調整装置。
  26. 前記第3プーリが下方領域においてケーブルテンショナーに関して自由に旋回し、前記ケーブルテンショナーは、前記ケーブルの組み付けまたは緩みによる遊びを補償するために調整を行えるように、第4ねじにより前記第2端に滑動自在に関連づけられ、前記第4ねじは前記ケーブルテンショナーに形成されてスロットに固定可能であることを特徴とする請求項1ないし25のいずれかに記載の調整装置。
  27. 前記リングと前記第1ギヤとの接続を迅速に係合解除する手段を備えることを特徴とする請求項1ないし26のいずれかに記載の調整装置。
  28. 前記リングと前記第1ギヤとの接続を迅速に係合解除する手段は、前記リングの下方に設けられた相補形状のスロットに配された少なくとも一つのボタンにより構成されることを特徴とする請求項27に記載の調整装置。
  29. 前記ボタンは、前記リングに横断方向に形成された相補形状の第2対の傾斜面と接触し且つ互いに対向する第1対の傾斜面を有し、前記円筒スプリングの復帰力と反対方向に作用して、前記第1ギヤに関する前記リングの持ち上げを助けることができることを特徴とする請求項28に記載の調整装置。
  30. 前記第3プレートの中央には長手方向に配された2つの機構が設けられ、前記2つの機構は、プーリでガイドされる2つのフレキシブルな牽引要素により前記第1プレートおよび前記第2プレートのそれぞれの軸方向運動を付勢し、前記第1プレートおよび前記第2プレートとの接続のための前記要素が前記2つのフレキシブルな牽引要素に関連づけられることを特徴とする請求項1ないし29のいずれかに記載の調整装置。
  31. 前記2つの機構の各々が第1プーリにより構成され、前記第1プーリが前記2つのフレキシブルな牽引要素の一つに関連づけられていることを特徴とする請求項30に記載の調整装置。
  32. 前記2つのフレキシブルな牽引要素の各々が、第2プーリまたは第3プーリでガイドされるケーブルにより構成されることを特徴とする請求項31に記載の調整装置。
  33. 前記リングと前記第1ギヤとの接続を迅速に係合解除する手段を備えることを特徴とする請求項31、32に記載の調整装置。
  34. 前記リングと前記第1ギヤとの接続を迅速に解除する前記手段が、2つのボタンを備え、前記リングに形成された相補形状のスロットにおいて前記ボタンを前記2つの機構と滑動自在に関連づけ可能であることを特徴とする請求項33に記載の調整装置。
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