JP2004501223A - 段間水素処理を含む2段式流動接触分解方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、サイクル油をより価値ある生成物に変換するための2段式接触分解方法に関する。より詳細には、本発明は、段間水素処理、および水素処理されたサイクル油が再分解される第2の接触分解段における合目的触媒混合物を含む方法に関する。

Description

【0001】
発明の背景
本発明は、接触分解反応で製造されたサイクル油をオレフィンナフサに変換する方法に関する。より詳細には、本発明は、接触分解された軽質サイクル油(本明細書では、軽質触媒サイクル油またはLCCOとも呼ばれている)を軽質オレフィン(C−C)に変換するための外部での接触分解方法、およびかかる方法で使用される触媒に関する。
【0002】
流動接触分解(「FCC」)反応で製造されるLCCOなどのサイクル油は、ナフタレンなどの二環性芳香族種を含有する。低公害燃料を形成するブレンド原料油の必要性から、含有する多環芳香族の濃度が低減されたFCC生成物の需要が増大している。アルキル化、オリゴマー化、重合およびMTBEやETBEの合成プロセスに使用するために分離される、含有する軽質オレフィンの濃度が増大したFCC生成物の需要もまた増大している。C〜Cオレフィン濃度が増大し、多環芳香族濃度が低減され、高い分子量のオレフィンを含有する、低公害、高オクタンFCC生成物が特に必要とされている。
【0003】
サイクル油を水素処理し、水素化されたサイクル油を再分解すると、サイクル油は自動車用ガソリンブレンド原料油へと変換される。一部の従来のプロセスにおいては、水素化されたサイクル油は、それを誘導したFCCユニットへと再循環される。その他の従来のプロセスにおいては、水素化されたサイクル油は、外部接触分解装置とも呼ばれる付加的な接触分解ユニットで再分解される。
【0004】
従来の水素処理には、LCCO等のようなサイクル油を処理してナフタレン等のような二環性炭化水素を部分的に飽和させて、テトラヒドロナフタレンを製造するものもある。水素処理およびそれに続くLCCO再分解は、一次反応器内で起こることがある。また、水素処理されたLCCOを原料注入位置の下流側の地点でFCC原料上昇管の中に注入し、原料を急冷してもよい。
【0005】
残念ながら、このように従来通りに水素処理されたLCCOを再分解すると、テトラヒドロナフタレン等のような種をナフタレンなどの芳香族に変換する望ましくない水素移動反応が起こり、その結果として、水素処理の効果が逆転し、オレフィン収率が減少することになる。
【0006】
従って、LCCO等の水素化されたサイクル油からの軽質オレフィン収率を増大させるための新しいプロセスに対するニーズが存在している。
【0007】
発明の概要
本発明の1実施形態は、(a)第1の接触分解段において、接触分解条件下で接触分解触媒とFCC原料を接触させ、分解生成物を製造する工程;(b)前記分解生成物から、少なくとも、芳香族化合物を含むサイクル油留分を分離する工程;(c)水素化触媒の存在下、水素化条件下で前記サイクル油留分の少なくとも一部に含まれる前記芳香族化合物の少なくとも一部を水素化し、水素化サイクル油を形成する工程;および(d)第2の流動接触分解段において、接触分解条件下で接触分解触媒と前記水素化サイクル油を接触させ、第2の分解生成物を形成する工程であって、前記第2の流動接触分解段が前記第1の流動接触分解段と分離されており、前記第2の流動接触分解段の触媒が約5〜400m/gの表面積を有する非晶質金属酸化物触媒を含む工程を含む流動接触分解方法を含む。
【0008】
本発明のもう1つの実施形態は、サイクル油を接触分解し、軽質オレフィンの収率を選択的に増大させる方法であって、(a)第1のFCC反応器において、接触分解条件下で接触分解触媒とFCC原料を接触させ、芳香族種を含むサイクル油留分を含む第1の分解生成物を製造する工程;(b)前記第1の分解生成物を、前記第1のFCC反応器の触媒から分離する工程;(c)前記第1のFCC反応器の触媒をストリッピングする工程;(d)前記第1のFCC反応器の触媒を、酸素を含む気体と接触させる工程;(e)前記第1のFCC反応器の触媒を、前記第1のFCC反応器に戻す工程;(f)前記第1の分解生成物からサイクル油留分の少なくとも一部を分離する工程;(g)前記サイクル油留分の少なくとも一部に含まれる芳香族種の相当の部分を、水素処理条件下、水素化触媒の存在下にて水素化し、実質的に水素化されたサイクル油を形成する工程であって、前記水素化触媒は、少なくとも1つの耐火性担体上に少なくとも1つの第VIII族金属および少なくとも1つの第VI族金属を含み、前記第VI族金属はPtおよびPdから成る群から選択され、前記実質的に水素化されたサイクル油中の芳香族種の重量が、前記実質的に水素化されたサイクル油の合計重量の1%未満である工程;(h)別個の第2のFCC反応器において、接触分解条件下で接触分解触媒と前記実質的に水素化されたサイクル油を接触させ、第2の分解生成物を形成する工程であって、前記第2のFCC反応器で使用される触媒が、(1)0.7以上の細孔径および24.27Å未満の単位胞サイズを有するゼオライトYを含有する触媒10〜20重量%、(2)40〜400m/gの表面積を有する非晶質金属酸化物を含有する触媒40〜50重量%、および(3)5〜40m/gの表面積を有する非晶質金属酸化物を含有する触媒35〜45重量%を含む触媒である工程;(i)前記第2の分解生成物を、前記第2のFCC反応器の触媒から分離する工程;(j)前記第2のFCC反応器の触媒をストリッピングする工程;(k)前記第2のFCC反応器の触媒を、酸素を含む気体と接触させる工程;および(l)前記第2のFCC反応器の触媒を、前記第2のFCC反応器に戻す工程を含むことを特徴とする接触分解方法を含む。
【0009】
発明の詳細な説明
本発明の実施形態は、LCCO等の実質的に飽和したサイクル油をFCC上昇管反応器で接触分解することによって、サイクル油のプロピレン等の軽質オレフィンへの転化率が増加するという発見に基づいている。従来の接触分解原料、例えば真空軽油(VGO)や、その他の重質炭化水素および炭化水素質原料の中に見られる水素受容体種が存在しない状態で分解が起こる場合に、軽質オレフィンの産生が増大する。サイクル油は、芳香族種の相当の部分を飽和させるべく水素処理される。水素化されたサイクル油は、VGOおよびその他の重質FCC原料を変換するのに使用される一次FCC上昇管反応器から物理的に隔離されている第2のFCC上昇管反応器に注入される。いかなる理論に束縛されるものではないが、本出願人は、第2のFCC上昇管反応器内で水素化されたサイクル油を分解すると、望ましくない水素移動反応が抑制され、サイクル油が一次FCC上昇管反応器内で再分解されるとこの望ましくない反応が起こると考える。サイクル油分解条件(即ち、反応域から軽油および残留油を排除する条件)下での第2のFCC反応器内で再分解すると、水素受容体種の濃度の低下に伴い、サイクル油内に存在する水素供与体種とVGO内に存在する水素受容体種の間の水素移動反応が実質的に消失する。
【0010】
一次FCC上昇管反応器内での接触分解方法のための適切なFCC原料には、軽油等のような、沸点約430°F〜約1050°F(480〜565℃)の炭化水素質油;沸点1050°F(565℃)以上の材料を含む重質炭化水素油;重質石油系常圧蒸留残油;石油系常圧蒸留残油;石油系真空蒸留残油;ピッチ、アスファルト、歴青その他の重質炭化水素残留物;タールサンド油;シェール油;石炭液化プロセスから誘導される液体生成物およびその混合物が含まれる。
【0011】
サイクル油形成は、従来のFCC触媒(単数または複数)の存在下、従来のFCC条件で単数または複数の従来のFCCプロセスユニット内で行なわれる。各々のFCCユニットは、反応域、ストリッピング域、触媒再生域および少なくとも1つの分留域を有する上昇管反応器を含む。FCC原料は一次FCC上昇管反応器へと移行し、そこで反応域内に注入され、流れる高温の再生触媒供給源とFCC原料が接触する。
【0012】
FCC原料は、第1の接触分解触媒の存在下で従来のFCC条件下で分解される。一次FCC反応器の反応域内のプロセス条件には、次のものが含まれる:(i)約500℃〜約650℃、好ましくは約525℃〜600℃の温度、(ii)約10〜40psia(70〜280kPa)、好ましくは約20〜35psia(140〜245kPa)の炭化水素分圧、および約3:1〜12:1、好ましくは約4:1〜10:1の触媒対原料(重量/重量)比(触媒重量は触媒複合物の合計重量であるものとする)。必ずしも必要ではないが、反応域内に原料と共に蒸気を同時導入することもできる。蒸気は、原料の約10重量%以下、好ましくは約2〜約3重量%を構成し得る。好ましくは、反応域内のFCC原料の滞留時間は約10秒未満、より好ましくは約1〜10秒である。
【0013】
第1のFCC段の接触分解触媒は、従来の任意のFCC触媒を含む。適切な触媒には(a)非晶質固体酸、例えばアルミナ、シリカ−アルミナ、シリカ−マグネシア、シリカ−ジルコニア、シリカ−トリア、シリカ−ベリリア、シリカ−チタニアなど、および(b)フォージャサイトを含有するゼオライト触媒が含まれる。本発明で使用するのに適したシリカ−アルミナ材料は、約10〜40重量%のアルミナを含有し、その他の助触媒が付加されていてもいなくてもよい非晶質材料である。
【0014】
本発明の実施において使用するのに適したゼオライト材料は、ゼオライトYと等構造であるゼオライトである。これらには、希土類水素型および超安定(USY)型等のイオン交換形態が含まれる。ゼオライトの粒度は、約0.1〜10ミクロン、好ましくは約0.3〜3ミクロンの範囲内でありうる。ゼオライトは、流動接触分解のための触媒として用いられる場合、適切な多孔質母材材料と混合される。触媒は、約0.7ナノメートル(nm)を超える平均細孔径を有する、本明細書では大細孔ゼオライトとも呼んでいる少なくとも1つの結晶質アルミノケイ酸塩を含有していてよい。時に有効細孔径とも呼ばれるその細孔径は、標準的な吸着技術および公知の最小動力学的直径の炭化水素を用いて測定することができる。Breckの「Zeolite Molecular Sieves」(1974年)、およびAndersonらの「J.Catalysis」(第58巻、第114頁、1979年)を参照のこと。これらはいずれも、引用により本明細書に含まれる。第2の接触分解用触媒において有用なゼオライトは、Atlas of Zeolite Structure Types,eds.W.H.MeierおよびD.H.Olson,Butterworth−Heineman、第三版、1992年)(参照により本明細書に組み込まれる)に記述されている。
【0015】
大細孔ゼオライトは、ゼオライトの合成中に結晶または結晶質領域内で生じる欠陥の結果であると考えられる「結晶質混合材料」を含んでいてもよい。結晶質混合材料は、それ自体が中間細孔径、つまり形状選択性のサイズのゼオライトであり、異なるゼオライトの微結晶からなる別個の結晶が、同一の触媒複合物または水熱反応混合物中に物理的に存在する、ゼオライトの物理的混合材料とは混同されない。
【0016】
接触分解触媒粒子は、白金等の金属、リン含有種等の助触媒種、粘土充てん材および、残油分解および金属受動態化等のような(分解機能に加えての)付加的な触媒機能性を付与するための種を含有し得る。かかる付加的な機能性は、例えばアルミニウム含有種によって提供され得る。さらに、個々の触媒粒子は、大細孔ゼオライト、非晶質種、その他本明細書に記述されている成分およびそれらの混合物を含有し得る。
【0017】
使用可能な多孔質母材材料としては、アルミナ、シリカ−アルミナ、シリカ−マグネシウム、シリカ−ジルコニア、シリカ−トリア、シリカ−ベリリア、シリカ−チタニアおよび三成分組成物、例えばシリカ−アルミナ−トリア、シリカ−アルミナ−ジルコニア、マグネシアおよびシリカ−マグネシア−ジルコニアが含まれるが、これらに限定されない。この母材は、コゲル(cogel)であってもよい。母材自体が酸性触媒物性を有していてよく、又非晶質材料であってもよい。無機酸化物母材成分は、触媒粒子生成物が、粒子間のおよび反応器の壁との衝突に耐えるのに充分な硬さを有するように粒子成分を互いに結合させる。無機酸化物母材は、従来のプロセスに従って無機酸化物ゾルまたはゲルから作ることができ、これを乾燥させることにより触媒粒子成分を互いに結合させる。好ましくは、無機酸化物母材は、触媒活性をもたず、ケイ素およびアルミニウムの酸化物を含む。好ましくは、無機酸化物母材内に別のアルミナ相を取込むこともできる。オキシ水酸化アルミニウム−g−アルミナの種、ベーマイト、ダイアスポアおよび遷移アルミナ、例えばα−アルミナ、β−アルミナ、γ−アルミナ、δ−アルミナ、ε−アルミナ、κ−アルミナおよびρ−アルミナを利用することができる。アルミナ種は、ギブサイト、バイヤライト、ノルドストランダイト、またはドイエライト等のような三水酸化アルミニウムであり得る。母材材料は、リンまたはリン酸アルミニウムをも含有し得る。
【0018】
一般に、全触媒中のゼオライト成分の適切な量は、触媒の合計重量に対し約1〜約60重量%、好ましくは約1〜約40重量%、より好ましくは約5〜約40重量%である。一般に、触媒全体の粒度は直径約10〜300ミクロンの範囲にあり、平均粒径は約60ミクロンである。母材材料の表面積は約350m/g未満、好ましくは50〜200m/g、より好ましくは約50〜100m/gである。最終触媒の表面積は、使用されるゼオライト材料のタイプおよび量等に左右されることになるが、通常は、約500m/g未満、好ましくは約50〜300m/g、より好ましくは約50〜250m/g、最も好ましくは約100〜250m/gである。
【0019】
分解反応で生じた析出物は、触媒上でコーク化し、触媒を失活させる。コーク化した触媒から分解生成物を分離し、分解生成物の少なくとも一部を、分留器などの分離装置に送る。分留器によって、少なくともサイクル油留分、好ましくは、単環および二環性芳香族を含む芳香族種を含有するサイクル油留分を分解生成物から分離する。コーク化触媒は、ストリッピング域を通って流れ、そこで水蒸気などのストリッピング剤によって、触媒粒子から揮発物(ストリッピング可能な炭化水素)がストリッピングされる。熱収支のために、過酷度の低い条件下でストリッピングを行い、吸着された炭化水素をより多く保持することが可能である。次いで、ストリッピングした触媒を再生域に送り、そこで、酸素含有ガス、好ましくは空気の存在下にて触媒上のコークを燃焼することによって、触媒を再生する。デコ−キングは、触媒活性を取り戻し、同時に触媒を例えば650℃〜800℃に加熱する。次いでその高温の触媒を、一次FCC上昇管反応器に再循環する。再生器中でコークを燃焼することによって形成された煙道ガスを処理して、粒子を除去し、一酸化炭素の転化を行なってもよい。
【0020】
分解生成物からサイクル油の少なくとも一部が分離され、次に水素処理されて、サイクル油中の相当の濃度の芳香族および不飽和種が飽和された水素化サイクル油が形成される。本明細書では、水素処理および水素化という語は広義に用いられ、例えば実質的または完全な飽和に至るまでの芳香族種の水素化、水素化処理および水素化精製が含まれる。
【0021】
サイクル油水素化は、触媒有効量の水素処理または水素化触媒の存在下で、水素処理条件下にて水素処理反応器で行なうことができる。当業者にとっては既知のように、水素処理度は、触媒の適切な選択および運転条件の最適化によって制御できる。好ましくは、水素処理により、相当の量の芳香族種、例えばナフタレンおよびその誘導体(「ナフタレン」)およびテトラヒドロナフタレンおよびその誘導体(「テトラヒドロナフタレン」)を、デカヒドロナフタレンおよびその誘導体(「デカヒドロナフタレン」)に至るまで飽和する。水素処理反応によって、好ましくない種も同様に除去できる。これらの種には、硫黄、窒素、酸素、ハロゲン化物および或る種の金属を含有しうる非ヒドロカルビル種が含まれる。
【0022】
水素処理は、多環芳香族種(例えばナフタレン)の対応する完全飽和種(例えばデカヒドロナフタレン)への変換を最大限にするという目的と一貫した単数または複数段の形で実施することができる。単段での運転の場合、反応は、約200℃〜約455℃、より好ましくは約250℃〜約400℃の範囲の温度で行なわれる。反応圧力は、好ましくは約1000〜約3000psig、より好ましくは約1200〜約2500psig、さらに一層好ましくは約1300〜約2000psigの範囲にある。空間速度は、好ましくは約0.1〜6V/V/時、より好ましくは約0.5〜約2V/V/時、さらに一層好ましくは約0.8〜約2V/V/時であり、ここでV/V/時は、触媒体積、時間あたりの油原料の体積として定義される。水素含有ガスを添加して、水素導入率を1バレル当り約1,000〜約15,000標準立方フィート(SCF/B)、さらに好ましくは約5,000〜約10,000SCF/Bとする。利用される実際の条件は、原料の品質および触媒等の要因により左右されることになるが、多環芳香族種のデカヒドロナフタレンへの変換を最大限にするという目標と一貫したものでなくてはならない。
【0023】
二段運転においては、最初にサイクル油を第1段で水素処理して、相当量の硫黄および窒素を除去し、ナフタレンなどの二環式芳香族をテトラヒドロナフタレンなどの部分飽和種に、さらに好ましくはデカヒドロナフタレンなどの完全飽和種に転化する。第1段は、単段運転について記述したものと類似の条件下で操作される。第2段水素化反応は、約100℃〜約455℃、好ましくは約100℃〜約450℃、さらに好ましくは約200℃〜約400℃の範囲の温度で起こる。反応圧力は、約100〜約3000psig、好ましくは約450〜約2000psig、より好ましくは約1300psig〜約2000psigの範囲である。空間速度は、好ましくは約0.1〜6V/V/時、好ましくは約0.8〜約2V/V/時の範囲である。水素含有ガスを添加して、水素導入率を1バレル当り約500〜約15000標準立方フィート(SCF/B)、さらに好ましくは約500〜約10,000SCF/Bとする。利用される実際の条件は、原料の品質および触媒等の要因により左右されることになるが、第2のFCC反応器に導入される前の水素化サイクル油中の多環芳香族のデカヒドロナフタレンへの変換を最大限にするという目標と一貫したものでなくてはならない。二段水素処理装置においては、芳香族種の飽和を完結させるために第VIII族貴金属触媒が好ましい。
【0024】
水素処理条件は、数種類の水素処理反応器のいずれかを用いて維持することができる。石油精製用途では、触媒粒子からなる固定床上において液相と気相がダウンフローで並流する細流床反応器が最も一般的に使用されている。その他の反応器技術を用いることが有利な場合もある。向流反応器において、液相は、上昇する処理ガスに逆らって、触媒の固定床を通過して下降する。向流反応器は、反応速度が高く、並流細流床反応器に固有の、芳香族水素添加の平衡における制限を緩和する。
【0025】
水素処理装置の原料ストリーム中の金属および粒子の許容度を増大するためには、移動床反応器が用いられる。移動床反応器型は一般に、触媒粒子の捕獲床が、液体および処理ガスの上向流と接触する反応器を含む。その触媒床は、上向流によってわずかに膨張するか、液体の再循環によって流量を増大することにより相当に膨張もしくは流動化しているもの(膨張床または沸騰床)、より容易に流動化される小さな粒径の触媒粒子を用いるもの(スラリー床)、またはその両方を用いることが可能である。オンストリームの触媒の交換が可能であるため、下向流の液体およびガスを用いた移動床反応器もまた使用することが可能である。いずれにせよ、移動床反応器ではオンストリーム運転中に触媒を除去することが可能であり、水素処理装置に供給される原料中の高レベルの金属が原因で、固定床として設計しては運転時間が短くなる場合に経済的な利用が可能となる。
【0026】
液相および気相の上向流を用いる膨張床または懸濁床反応器では、汚れが原因の運転停止の危険を冒すことなく運転時間を長くすることができるので、水素処理装置に供給される原料が相当量の粒子状固体を含有する場合でも経済的に運転することが可能である。かかる反応器は、水素処理装置に供給される原料が約25ミクロンを超える固体を含む場合、および同原料がオレフィン種、ジオレフィン種、酸素含有種などの付着物を蓄積する傾向を増大する汚染物質を含有する場合に、特に有益である。
【0027】
水素処理工程で使用する触媒は、芳香族の飽和、脱硫、脱窒素またはそれらのいずれかの組み合わせのいずれにおいて適切な水素処理触媒であってもよい。サイクル油を完全に水素添加するのに使用する適切な触媒には、単機能および二機能の、単金属および多金属の貴金属含有触媒が含まれる。触媒は、無機耐火性担体上に少なくとも1種類の第VIII族金属および第VI族金属を含有することが好ましい。あらゆる適切な無機酸化物担体材料を、本発明の水素処理触媒に使用することができる。アルミナ、およびゼオライトなどの結晶性アルミノケイ酸塩を含むシリカ−アルミナが好ましい。シリカ−アルミナ担体におけるシリカ含有量は2〜30重量%、好ましくは3〜20重量%、さらに好ましくは5〜19重量%である。他の耐火性無機化合物も使用することが可能であり、その例には、ジルコニア、チタニア、マグネシア等が含まれるが、これらに限定されない。アルミナは、水素処理触媒に従来から用いられているアルミナのいずれかである。かかるアルミナは一般に、平均細孔径50〜200Å、好ましくは70〜150Å、および表面積50〜450m/gを有する多孔質非晶性アルミナである。
【0028】
第VIII族および第VI族化合物は当業者にはよく知られており、元素の周期表で適切に定義されている。第VIII族金属は2〜20重量%、好ましくは4〜12重量%の量で存在し、Co、NiまたはFeを含んでいてもよい。第VI族金属はW、MoまたはCrであり、Moが好ましい。第VI族金属は5〜50重量%、好ましくは20〜30重量%の量で存在する。水素処理触媒は0〜10重量%、好ましくは0.3〜3.0重量%の第VIII族貴金属を含有することが好ましい。その第VIII族金属には、Pt、IrまたはPd、好ましくはPtまたはPdが含まれるが、これらに限定されない。一般に水素添加作用はそれらに起因する。
【0029】
元素周期表の第IIIA族、IVA族、IB族、VIB族およびVIIB族の金属から選択される1種または複数種の助触媒金属もまた存在していてもよい。助触媒金属は、酸化物、硫化物または元素の状態で存在することが可能である。触媒組成物は、比較的広い表面積、例えば約100〜250m/gを有することもまた好ましい。本明細書中のすべての族について、Advanced Inorganic Chemistry,2nd Edition,1966,Interscience publishers,by Cotton and Wilkinsonの最後のページに記載されている周期表を参照している。水素処理触媒のすべての金属の重量%は、担体に対してのものである。「担体に対して」という用語は、そのパーセントが、担体の重量を基準とすることを意味する。例えば、担体の重量が100gである場合、「第VIII族金属が20重量%」とは、第VIII族金属20gが担体上にあることを意味するものである。
【0030】
サイクル油の水素処理は、ナフタレンおよびそのアルキル置換誘導体(ナフタレン)、並びにテトラヒドロナフタレンおよびそのアルキル置換誘導体(テトラヒドロナフタレン)などの芳香族種をデカヒドロナフタレンへ転化する条件下で行われる。何らかの理論や模範に束縛されるものではないが、本出願人らは、そのような水素処理条件により、相当量のテトラヒドロナフタレンを製造することを目的とする従来の方法に従って水素処理したサイクル油と比較して、分解により軽質オレフィン(C〜C)が生成する傾向が大きい水素化サイクル油が得られると考える。
【0031】
水素処理は、デカヒドロナフタレンおよびその誘導体が、水素化サイクル油中で最も豊富に存在する二環性種であるように行うことが好ましい。デカヒドロナフタレンおよびその誘導体が、水素化サイクル油中で最も豊富に存在する飽和種であることがさらに好ましい。
【0032】
水素化サイクル油の総重量を基準として、水素化サイクル油中における芳香族種の総含有量は約0〜約5重量%の範囲であり、二環以上の芳香族種の総含有量は約0〜約1重量%、好ましくは0〜0.1重量%、さらに好ましくは0〜0.05重量%、最も好ましくは0〜0.01重量%の範囲である。より好ましくは、水素化サイクル油の総重量を基準として、水素化サイクル油中における芳香族種の総含有量は5重量%未満、さらに好ましくは約1重量%未満、さらに好ましくは約0〜約0.6重量%の範囲であり、二環以上の芳香族種の総含有量は1重量%未満、さらに好ましくは0.1重量%未満、さらに好ましくは約0.01重量%以下である。
【0033】
水素化されたサイクル油を第2のFCC上昇管反応器に送って注入し、それを第2の接触分解段について後述する接触分解用触媒と接触させることにより、さらに分解する。第2のFCC上昇管反応器における水素化サイクル油の分解の結果、相当の濃度のナフサおよび軽質オレフィン(C−C)を有する分解生成物が得られる。第2のFCC反応段における適切な処理条件は、温度約495℃〜約700℃、好ましくは約525℃〜650℃、炭化水素分圧約10〜40psia(70〜280kPa)、好ましくは約20〜35psia(140〜245kPa)、および触媒/水素化サイクル油(重量/重量)比(触媒重量は、触媒複合物の総重量である)約2:1〜100:1、好ましくは約4:1〜50:1を含む。ナフサおよび水素化サイクル油供給原料と同時に、水蒸気を第2のFCC反応域中に導入してもよい。水蒸気は、重量を基準にして、ナフサおよび水素化サイクル油の総重量の約50重量%以下である。第2のFCC反応域における水素化サイクル油の滞留時間は、約20秒未満であることが好ましく、さらに好ましくは約1〜10秒である。
【0034】
第2の接触分解段の触媒は、約5〜約400m/gの表面積を有する非晶質無機酸化物母材材料を含むことが好ましい。1つの実施形態においては、第2の接触分解段の触媒は、約5〜約40/gの表面積を有する第1の成分と、約40〜約400m/gの表面積を有する第2の成分を含む。第1および第2の成分は、第2の接触分解段の触媒を形成するべく混合される別々の触媒粒子上に含有されていてもよい。第1および第2の成分はまた、同じ触媒粒子上に含有されていてもよい。
【0035】
他の実施形態において、第2の接触分解段の触媒はまた、0.7nmより大きい細孔径および約24.33Å、より好ましくは約24.27Å以下の単位胞サイズを有する大細孔ゼオライト含有触媒、好ましくはゼオライトYをも一定量含んでいる。ゼオライトY触媒は、好ましくは40m/g以上の表面積を有する無機母材材料上に担持されている。この表面積の大きい母材材料は、好ましくは総重量の約50%以下のゼオライトY含有触媒粒子を含む。ゼオライトY含有触媒を、約5〜約400m/gの表面積を有する非晶質無機酸化物母材触媒粒子と混合し、第2の接触分解段の触媒を、ゼオライトY含有触媒と、非晶質無機酸化物母材材料を含有する触媒の混合物とすることができる。
【0036】
もう1つの実施形態において、第2の接触分解段の触媒は、触媒粒子の混合物であって、(i)約10〜約50重量%、好ましくは約15重量%以下の大細孔ゼオライトを含有する触媒、好ましくは約24.27Å未満の単位胞サイズを有するゼオライトY;および(ii)約50〜約90重量%、好ましくは約85%以上の、約5〜約400m/gの表面積を有する非晶質無機酸化物分解触媒を含有する触媒を含む。非晶質無機酸化物は、約5〜約40m/gの表面積を有する第1の成分および約40〜約400m/gの表面積を有する第2の成分、そしてそれらの組合せを含むことができる。
【0037】
各々の接触分解段の触媒は、従来の方法で作ることができる。前述のように、第2の接触分解段の触媒は、母材材料上にゼオライトYを含有する触媒粒子と非晶質無機酸化物を含有する触媒粒子の混合物を含み得る。第2段では、非晶質無機酸化物材料は、母材材料を含んでいてもよいし、また他の母材材料上に支持されていてもよい。
【0038】
好ましくは、ゼオライト触媒はそれ自体の母材材料の中にあり、非晶質無機酸化物成分(第1および第2の成分)は、従来の要領で第2の接触分解段に充填される触媒粉末の混合物を形成する別の触媒粒子である。
【0039】
この他、各々の触媒種(ゼオライトおよび第1および第2の非晶質成分)は、同じ母材材料上に支持されていてよい。
【0040】
本プロセスの結果として得られる軽質オレフィンを、オリゴマー化、重合、共重合、三元共重合および関連するプロセス(「重合」)等のプロセスのための原料として使用し、巨大分子を形成することが可能である。かかる軽質オレフィンは、単独でおよびその他の種と組合せて、当該技術分野において既知の重合プロセスに従って重合可能である。或る種のケースでは、重合に先立ち軽質オレフィンを分離、濃縮、精製、改善またはその他の形で処理することが望ましいこともある。プロピレンおよびエチレンが好ましい重合原料である。ポリプロピレンおよびポリエチレンが、それから作られる好ましい重合生成物である。
【0041】
実施例
実施例1
本発明の1実施形態に従い、一次FCC反応器によって製造されたサイクル油ストリームから得られたサイクル油を水素処理し、第2のFCC上昇管反応器内でさらに分解した。第2のFCC上昇管反応器内での接触分解条件には、約1000〜1350°F(535〜760℃)の温度、25〜150(重量/重量)の触媒/サイクル油比、そして事前注入域内での0.1〜1.0秒の蒸気滞留時間が含まれる。
【0042】
第2のFCC反応器の上流側への注入に先立ち、まず2種類のサイクル油試料を水素化し、相当量のテトラヒドロナフタレン(表1、第1欄)、または他の水素化条件下で、相当量のデカヒドロナフタレン(表1、第2欄)を製造した。表1に記されているように、デカヒドロナフタレンが形成される水素化条件で、Ni−MoおよびPt触媒の両方を使用すると、サイクル油内に存在する芳香族種がほぼ完全に飽和される。
【0043】
【表1】
Figure 2004501223
【0044】
実施例2
他の実施形態に従い、この実施例では、第2の上昇管反応器でのオレフィン生成に対するゼオライト単位胞サイズの効果について記述している。実施例1の場合と同様にしてサイクル油を水素処理し、相当量のデカヒドロナフタレンを形成した。
【0045】
後述の触媒を用い、MAT内で第2の上昇管反応器での分解をシミュレートした。使用されるMAT条件には、温度1020°F(〜550℃)、連続運転時間15秒、触媒充填量4.0g、原料体積0.95〜1.0cmおよび触媒/油比3.7〜12が含まれていた。結果を表2に示す。
【0046】
表2において、触媒Aは、単位胞サイズ(UCS)約24.30ÅのゼオライトYを含有し、152m/gのゼオライト表面積および103mgの母材表面積を有する。触媒Bは、単位胞サイズ約24.31ÅのゼオライトYを含有し、約139m/gのゼオライト表面積および約111m/gの母材表面積を有する。触媒Cは、単位胞サイズ約24.27Åの含有し、約129m/gのゼオライト表面積および約104m/gの母材表面積を有する。触媒Dは、ゼオライトを全く含有せず、約92m/gの高い表面積を有する非晶質FCC触媒である。触媒Eは、低い活性レベルおよび約20m/gと低い表面積を有する非晶質触媒である。
【0047】
第1欄は、実施例2の触媒Aを用いた場合、6.0重量%(基準量)のプロピレンが得られることを示している。第2欄は、75重量%の低表面積の非晶質接触分解用触媒と共に実施例2の触媒Bを25重量%使用することにより、プロピレン生成がわずかに増加することを示している。第3欄は、75重量%の低表面積の非晶質接触分解用触媒と共に実施例2の触媒Cを25重量%使用することにより、プロピレン収率を相当に増加させることができることを示している。第4欄は、触媒混合物中で、さらに実施例2の触媒D等のような高表面積の非晶質触媒を使用することにより、第3欄のプロピレン収率をさらに増加させることができることを示している。
【0048】
第4欄の混合物では、ブテン収率がブタン収率に対してほぼ2倍となっていることは重要であり、これは、低表面積の触媒混合物が、高活性分解触媒を用いた場合に比べて第2の上昇管反応器内での水素移動反応を減少させる、ということを表わしている。第2の上昇管反応器内の水素移動反応の減少により、望ましくない多核芳香族種の収率は低下する。含有するゼオライトYの単位胞サイズが最小である触媒混合物、即ち触媒Cが、中間単位胞のゼオライトY触媒(触媒B)に比べ、軽質オレフィン生成についてより選択性が高いということに留意すべきである。さらに、表3の第4欄の触媒の組合せが、プロピレン、ブテン、Cオレフィン/C飽和種および全軽質オレフィンについて最高の選択性を示すということがわかる。
【0049】
【表2】
Figure 2004501223

Claims (23)

  1. (a)第1の接触分解段において、接触分解条件下で接触分解触媒とFCC原料を接触させ、分解生成物を製造する工程;
    (b)前記分解生成物から、少なくとも、芳香族化合物を含むサイクル油留分を分離する工程;
    (c)水素化触媒の存在下、水素化条件下で前記サイクル油留分の少なくとも一部に含まれる前記芳香族化合物の少なくとも一部を水素化し、水素化サイクル油を形成する工程;および
    (d)第2の流動接触分解段において、接触分解条件下で接触分解触媒と前記水素化サイクル油を接触させ、第2の分解生成物を形成する工程であって、前記第2の流動接触分解段が前記第1の流動接触分解段と分離されており、前記第2の流動接触分解段の触媒が5〜400m/gの表面積を有する非晶質金属酸化物触媒を含む工程
    を含むことを特徴とする流動接触分解方法。
  2. 前記水素化サイクル油は、5重量%未満の芳香族化合物を含むことを特徴とする請求項1に記載の流動接触分解方法。
  3. 前記水素化サイクル油は、1重量%未満の2環以上の芳香族種を含むことを特徴とする請求項1に記載の流動接触分解方法。
  4. 前記水素化触媒は、少なくとも1つの第VIII族金属および少なくとも1つの第VI族金属を少なくとも1つの耐火性支持体上に含むことを特徴とする請求項1に記載の流動接触分解方法。
  5. 前記第VIII族金属は、Pt、PdおよびIrから成る群から選択されることを特徴とする請求項4に記載の流動接触分解方法。
  6. 前記第2の接触分解段の非晶質金属酸化物触媒は、5〜40m/gの表面積を有する第1の非晶質金属酸化物および40〜400m/gの表面積を有する第2の非晶質金属酸化物成分を含むことを特徴とする請求項2に記載の流動接触分解方法。
  7. 前記第2の接触分解段の触媒は、さらに0.7nm以上の細孔径を有する大細孔ゼオライトを含むことを特徴とする請求項1に記載の流動接触分解方法。
  8. 前記第2の接触分解段の触媒は、10〜50重量%の前記大細孔ゼオライトおよび50〜90重量%の前記非晶質金属酸化物触媒を含むことを特徴とする請求項7に記載の流動接触分解方法。
  9. 前記大細孔ゼオライトは、24.33Å以下の単位胞サイズを有するゼオライトYであることを特徴とする請求項8に記載の流動接触分解方法。
  10. 前記ゼオライトYは、24.27Å以下の単位胞サイズを有することを特徴とする請求項9に記載の流動接触分解方法。
  11. 前記大細孔ゼオライトは、25.27Å未満の単位胞サイズを有するゼオライトYを含み、前記第2の接触分解段の触媒は25重量%未満の前記ゼオライトYおよび75重量%以上の前記非晶質金属酸化物触媒を含むことを特徴とする請求項7に記載の流動接触分解方法。
  12. 前記第2の接触分解段の触媒は、さらに、0.7nm以上の細孔径を有する大細孔ゼオライトを含むことを特徴とする請求項6に記載の流動接触分解方法。
  13. 前記大細孔ゼオライトは、24.33Å以下の単位胞サイズを有するゼオライトYであることを特徴とする請求項12に記載の流動接触分解方法。
  14. 前記ゼオライトYは、24.27Å以下の単位胞サイズを有することを特徴とする請求項12に記載の流動接触分解方法。
  15. 前記第2の接触分解段の触媒は、
    (1)前記ゼオライトYを含有する触媒10〜20重量%;
    (2)前記第1の非晶質金属酸化物成分を含有する触媒40〜50重量%;および
    (3)前記第2の非晶質金属酸化物成分を含有する触媒35〜45重量%
    を含むことを特徴とする、請求項14に記載の流動接触分解方法。
  16. 前記第2の接触分解段の触媒は、本質的に、
    (1)前記ゼオライトYを含有する触媒15重量%;
    (2)前記第1の非晶質金属酸化物成分を含有する触媒45重量%;および
    (3)前記第2の非晶質金属酸化物成分を含有する触媒40重量%
    からなることを特徴とする請求項14に記載の流動接触分解方法。
  17. 前記第1の接触分解段の温度は、500℃〜650℃であることを特徴とする請求項1に記載の流動接触分解方法。
  18. 前記第1の接触分解段内の滞留時間は、1〜10秒であることを特徴とする請求項17に記載の流動接触分解方法。
  19. 前記第2の接触分解段内の温度は、495℃〜700℃であることを特徴とする請求項18に記載の流動接触分解方法。
  20. 前記第2の接触分解段内の滞留時間は、1〜10秒であることを特徴とする請求項19に記載の流動接触分解方法。
  21. サイクル油を接触分解し、軽質オレフィンの収率を選択的に増大させる方法であって、
    (a)第1のFCC反応器において、接触分解条件下で接触分解触媒とFCC原料を接触させ、芳香族種を含むサイクル油留分を含む第1の分解生成物を製造する工程;
    (b)前記第1の分解生成物を、前記第1のFCC反応器の触媒から分離する工程;
    (c)前記第1のFCC反応器の触媒をストリッピングする工程;
    (d)前記第1のFCC反応器の触媒を、酸素を含む気体と接触させる工程;
    (e)前記第1のFCC反応器の触媒を、前記第1のFCC反応器に戻す工程;
    (f)前記第1の分解生成物からサイクル油留分の少なくとも一部を分離する工程;
    (g)前記サイクル油留分の少なくとも一部に含まれる芳香族種の相当の部分を、水素処理条件下、水素化触媒の存在下にて水素化し、実質的に水素化されたサイクル油を形成する工程であって、前記水素化触媒は、少なくとも1つの耐火性担体上に少なくとも1つの第VIII族金属および少なくとも1つの第VI族金属を含み、前記第VI族金属はPtおよびPdから成る群から選択され、前記実質的に水素化されたサイクル油中の芳香族種の重量が、前記実質的に水素化されたサイクル油の合計重量の1%未満である工程;
    (h)別個の第2のFCC反応器において、接触分解条件下で接触分解触媒と前記実質的に水素化されたサイクル油を接触させ、第2の分解生成物を形成する工程であって、前記第2のFCC反応器で使用される触媒が、
    (1)0.7以上の細孔径および24.27Å未満の単位胞サイズを有するゼオライトYを含有する触媒10〜20重量%、
    (2)40〜400m/gの表面積を有する非晶質金属酸化物を含有する触媒40〜50重量%、および
    (3)5〜40m/gの表面積を有する非晶質金属酸化物を含有する触媒35〜45重量%
    を含む触媒である工程;
    (i)前記第2の分解生成物を、前記第2のFCC反応器の触媒から分離する工程;
    (j)前記第2のFCC反応器の触媒をストリッピングする工程;
    (k)前記第2のFCC反応器の触媒を、酸素を含む気体と接触させる工程;および
    (l)前記第2のFCC反応器の触媒を、前記第2のFCC反応器に戻す工程を含むことを特徴とする接触分解方法。
  22. さらに、前記第2の分解生成物からプロピレンを分離し、分離されたプロピレンを重合させてポリプロピレンを形成する工程を含むことを特徴とする、請求項1に記載の流動接触分解方法。
  23. さらに、前記第2の分解生成物からプロピレンを分離し、分離されたプロピレンを重合させてポリプロピレンを形成する工程を含むことを特徴とする、請求項21に記載の接触分解方法。
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