JP2004501197A - 合成膨張性緩下薬 - Google Patents

合成膨張性緩下薬 Download PDF

Info

Publication number
JP2004501197A
JP2004501197A JP2002505008A JP2002505008A JP2004501197A JP 2004501197 A JP2004501197 A JP 2004501197A JP 2002505008 A JP2002505008 A JP 2002505008A JP 2002505008 A JP2002505008 A JP 2002505008A JP 2004501197 A JP2004501197 A JP 2004501197A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
hydrophilic monomer
laxative
gum
crosslinking agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002505008A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004501197A5 (ja
JP3880928B2 (ja
Inventor
マリ,サブハッシュ・パンデュラン
サランガン,スリニバサン
グプテ,ラジャン・ビッタル
デシュパンデ,ジャヤント・ベンカテーシュ
ランブハン,カムレッシュ・ジャヤンティラル
Original Assignee
コプラン・リサーチ・ラボラトリーズ・リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by コプラン・リサーチ・ラボラトリーズ・リミテッド filed Critical コプラン・リサーチ・ラボラトリーズ・リミテッド
Publication of JP2004501197A publication Critical patent/JP2004501197A/ja
Publication of JP2004501197A5 publication Critical patent/JP2004501197A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3880928B2 publication Critical patent/JP3880928B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/70Carbohydrates; Sugars; Derivatives thereof
    • A61K31/715Polysaccharides, i.e. having more than five saccharide radicals attached to each other by glycosidic linkages; Derivatives thereof, e.g. ethers, esters
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P1/00Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
    • A61P1/10Laxatives
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/0087Galenical forms not covered by A61K9/02 - A61K9/7023
    • A61K9/0095Drinks; Beverages; Syrups; Compositions for reconstitution thereof, e.g. powders or tablets to be dispersed in a glass of water; Veterinary drenches
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/20Pills, tablets, discs, rods
    • A61K9/2004Excipients; Inactive ingredients
    • A61K9/2022Organic macromolecular compounds
    • A61K9/205Polysaccharides, e.g. alginate, gums; Cyclodextrin
    • A61K9/2054Cellulose; Cellulose derivatives, e.g. hydroxypropyl methylcellulose
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/48Preparations in capsules, e.g. of gelatin, of chocolate
    • A61K9/4841Filling excipients; Inactive ingredients
    • A61K9/4858Organic compounds

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Multicomponent Fibers (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

架橋グラフトポリマーを含む合成膨張性緩下剤。それは、75%まで部分的に中和した親水性モノマー、3重量%までの多糖類ガムおよび2重量%までの架橋剤から形成される。上記重量%は親水性モノマーに関してである。アルカリで75%まで親水性モノマーを部分中和することを含む合成膨張性緩下剤の製造方法。部分的に中和した親水性モノマーを2重量%までの架橋剤および3重量%までの多糖類ガムと30〜80℃で不活性雰囲気中有機溶媒中で開始剤の存在下で重合させる。30〜120℃で得られた合成膨張性緩下剤を乾燥させ、粉末化させる。合成膨張性緩下剤の薬学的に許容できる賦形剤と組み合わせた製剤。

Description

【0001】
本発明は、合成膨張性緩下薬の製造方法および当該合成膨張性緩下薬を含む配合物に関する。
【0002】
【背景技術】
緩下剤はその作用のメカニズムに依存して分類される。例えば、リン酸ナトリウムまたは硫酸マグネシウムからなる製剤を含む緩下剤は浸透性タイプである。フェノールフタレイン、ビサコジル、ダントロン、センナまたはカスカラからなる製剤を含む緩下剤は刺激性のタイプであり、ドキュセート、ポロキサマー、鉱油またはひまし油からなる製剤を含む緩下剤は界面活性性タイプである。浸透性、刺激性および界面活性性緩下剤は、それらの受け入れることのできない感覚受容性特性および効果の低さのために使用が制限される。
【0003】
さらに緩下剤の別のタイプは膨張性緩下剤であり、経口投与時膨張して腸腔の殆どを相当に占め、それにより、胃腸の自動性を改良し、便秘を治療する。膨張性緩下剤はさらに下痢の治療にも使用される。膨張性緩下剤はポリカルボフィルカルシウム(calcium polycarbophil)もしくはメチルセルロースのような半合成ポリマーまたはふすま、アメリカオオバコ(psyllium)もしくはイスファグラ殻(isphagula husk)のような天然産物を含むことができる。ポリカルボフィルカルシウム(すなわち、生理学的条件下でアクリル酸モノマーおよび架橋剤から形成されるカルシウム置換ポリマー)の低い膨張能力のため、4〜6g/日(すなわち、日に500 mgの錠剤を8〜12錠)の高投与量で処方される必要がある。メチルセルロースもその高投与量要求事項(6g/日)のため使用が制限される。膨張性緩下剤のうちでイスファグラ殻が最も広く使用される。それは疑似腸液(USP 23 第2053頁)中で低い膨張性(〜40倍)しか示さず、不快となり食欲喪失をもたらす高投与量(7 gm/日)の投与を必要とする。腸内での膨張に加えて、イスファグラ殻は胃内でも相当膨張して大容量を占め、腹痛や不快をもたらす。天然産物であるイスファグラ殻に関連する蛋白質は粘膜の刺激や体内の刺激およびその他のアレルギーをもたらすことが知られている。イスファグラ殻は、水性流体中で塊もしくは凝集体を形成するので、水中での分散性が低い。この塊は非均一に膨張し、胃腸の自動性に悪影響を与える。さらに、天然産物であるイスファグラ殻は貯蔵中微生物汚染される傾向にある。
【0004】
米国特許第4777232号は、アクリル酸やメタクリル酸のような水溶性モノマーとデンプンやその誘導体のような多糖類を含むようなポリマーを記載する。このようなポリマーは界面活性剤と組み合わせて形成され、モノマーを基準に10〜70重量%の多糖類を使用する。米国特許第3997484号はポリアクリロニトリルと、多糖類としてゼラチン化デンプンとから形成されたグラフトポリマーを開示する。アクリロニトリルのようなアクリルモノマーとデンプンやセルロース誘導体のような多糖類とからなるグラフトポリマーは公知である(米国特許第4076663号、第4931497号および第5011892号)。米国特許第5340853号は、20〜98重量%、好ましくは、10〜50重量%のポリマー(例えば、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリルアミドまたはポリメタクリルアミド)と2〜80重量%、好ましくは10〜50重量%の多糖類(例えば、トラガカントもしくはガーゴム、アラビアゴム、デンプン、デキストラン、セルロースもしくはそれらの誘導体)とからなる混合物を記載する。多糖類を含むポリマーは、おむつ、衛生ナプキン、タンポン、外科用パッドおよびシート、ペーパータオル、乾電池の電解質シックナー、農業用水分保存材料または乾燥剤における用途を見出していると報告される。上記米国特許のポリマーは、緩下剤として使用されることが知られていないか報告されていない。デンプンのゼラチン化のために、これらのポリマーは、水中での膨張性は高いけれども、生理液中での膨張性は低いことが示されている(30〜40倍)。このようなグラフトポリマー中のデンプンは生理液中で消化を受け、グラフトポリマーの膨張性を減少させるらしい。さらに、このようなポリマーはぬるぬるしていない。ポリマー中の多糖類の高含有率は、生理液中でその膨張性を非常に減少させることが見出された。
【0005】
アクリレート、アクリル酸、アクリルアミド、アクリロニトリルまたはビニルピロリドンのようなモノマーと架橋剤とから形成される架橋済み、水溶性、水吸収性または水膨張性ポリマーは公知であり、衛生ナプキン、おむつ、シェービングシステムにおけるまたはバイオ接着剤のために吸収剤、脱水剤または増粘剤として使用されることが報告されている(米国特許第5985944号、第 4070348号、第5354290号、第5716707号、第5804605号、第4618631号、第5514754号、第5626154号、第4535098号、第5973014号、第5221722号および第4267103号;欧州特許第105634B1 ならびに日本特許出願公開第6322178号公報)
トラガカント、アラビアまたはキサンタンゴムのようなゴムは水膨張性であり、食品および医薬産業で乳化剤、結合剤、安定剤、増粘剤または懸濁剤として使用されることが知られている。
【0006】
【発明の開示】
本発明の目的は、生理液中で高い膨張性を示し、ぬるぬるとしており、腸の動きを補助する合成膨張性緩下剤を提供することである。
【0007】
本発明の別の目的は、腸中よりも胃中の方が膨張性が低く、腹痛や不快感をなくす合成膨張性緩下剤を提供することである。
本発明の別の目的は、1〜2g/日の低い投与量で投与できる合成膨張性緩下剤を提供することである。
【0008】
本発明の目的は、粘膜過敏、刺激またはその他のアレルギー作用をもたらさない合成膨張性緩下剤を提供することである。
本発明の別の目的は、塊や凝集物を形成せず、均一に膨張する合成膨張性緩下剤を提供することである。
【0009】
本発明の別の目的は、腸液中で非吸収性である合成膨張性緩下剤を提供することである。
本発明の別の目的は、貯蔵中微生物汚染に対して不活性で影響されない合成膨張性緩下剤を提供することである。
【0010】
本発明の別の目的は、生理液中で高い膨張性を示し、ぬるぬるとしており、腸の動きを補助する合成膨張性緩下剤の製造法を提供することである。
本発明の別の目的は、腸中よりも胃中の方が膨張性が低く、したがって、腹痛や不快感をなくす生成物をもたらす合成膨張性緩下剤の製造法を提供することである。
【0011】
本発明の別の目的は、1〜2g/日の低い投与量で投与できる生成物をもたらす合成膨張性緩下剤の製造法を提供することである。
本発明の目的は、粘膜過敏、刺激またはその他のアレルギー作用を引き起こさない生成物をもたらす合成膨張性緩下剤の製造法を提供することである。
【0012】
本発明の別の目的は、塊や凝集物を形成せず、均一に膨張する生成物をもたらす合成膨張性緩下剤の製造法を提供することである。
本発明の別の目的は、腸液中で非吸収性である生成物をもたらす合成膨張性緩下剤の製造法を提供することである。
【0013】
本発明の別の目的は、貯蔵中微生物汚染に対して不活性で影響されない生成物をもたらす合成膨張性緩下剤の製造法を提供することである。
本発明の別の目的は、生理液中で高い膨張性を示し、ぬるぬるとしており、腸の動きを補助する合成膨張性緩下剤の製剤を提供することである。
【0014】
本発明の別の目的は、腸中よりも胃中の方が膨張性が低く、腹痛や不快感をなくす合成膨張性緩下剤の製剤を提供することである。
本発明の別の目的は、1〜2g/日の低い投与量で投与できる合成膨張性緩下剤の製剤を提供することである。
【0015】
本発明の別の目的は、粘膜過敏、刺激またはその他のアレルギー作用をもたらさない合成膨張性緩下剤の製剤を提供することである。
本発明の別の目的は、塊や凝集物を形成せず、均一に膨張する合成膨張性緩下剤の製剤を提供することである。
【0016】
本発明の別の目的は、腸液中で非吸収性である合成膨張性緩下剤の製剤を提供することである。
本発明の別の目的は、貯蔵中微生物汚染に対して不活性で影響されない合成膨張性緩下剤の製剤を提供することである。
【0017】
本発明では、75%まで部分的に中和された親水性モノマーと3重量%までの多糖類ゴムと2重量%までの架橋剤とから形成される架橋グラフトポリマーを含む合成膨張性緩下剤を提供することであり、ここで、重量%は親水性モノマーに関する。
【0018】
本発明では、合成膨張性緩下剤の製造法も提供し、当該方法は、
a)アルカリを用いて親水性モノマーを75%まで部分的に中和すること;
b)2重量%までの架橋剤および3重量%までの多糖類ゴムと共に部分的に中和された親水性モノマーを重合すること、ここで、重合は重合開始剤の存在下、有機溶媒中、30〜80℃の不活性雰囲気下で行い、重量%は親水性モノマーに関する;
c)30〜120℃で合成膨張性緩下剤を乾燥すること;そして
d)乾燥済み膨張性緩下剤を粉末化させること
を含む。
【0019】
本発明では、75%まで部分的に中和された親水性モノマー、3重量%までの多糖類ガムおよび2重量%までの架橋剤から形成された架橋グラフトポリマーが薬学的に許容できる賦形剤と混合されて含む合成膨張性緩下剤の製剤も提供され、上記重量%は親水性モノマーに関する。
【0020】
好ましくは、多糖類ガムは0.05〜0.1重量%であり、好ましくは架橋剤は0.01〜0.5重量%である。
親水性モノマーは、アクリル酸、メタクリル酸、2−エチルヘキシルアクリル酸、ヒドロキシエチルアクリル酸もしくはヒドロキシエチルメタクリル酸、アクリルアミド、メタクリルアミド、ビニルピロリドン、アクリロニトリルもしくはメタクリロニトリルを含む群から選択されることができる。好ましくは、アクリル酸を使用できる。
【0021】
グラフト化のために使用される多糖類ガムは粘着性であることができ、好ましくは、アラビアゴム、キサンタンゴムまたはトラガカントゴムから選択されることができる。
【0022】
架橋剤はジビニルベンゼン、エチレングリコールジメタクリレート、メチレンビスアクリルアミド、メチレンビスメタクリルアミド、アリルグリシジルエーテルまたは当業界で公知のそのようなその他の化合物であることができる。好ましくは、エチレングリコールジメタクリレート、ジビニルベンゼンまたはアリルグリシジルエーテルを使用できる。
【0023】
好ましくは、重合前に、親水性モノマーの20〜30%の部分中和を行うことができる。
中和に使用されるアルカリは、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウムもしくは重炭酸ナトリウム;水酸化カリウム、炭酸カリウムもしくは重炭酸カリウム;または水酸化カルシウム、水酸化マグネシウムもしくは水酸化アルミニウムから選択されることができる。好ましくは、水酸化カリウムもしくは炭酸カリウムまたは水酸化カルシウムを使用できる。
【0024】
開始剤は、過酸化アンモニウム、過酸化ベンゾイル、アゾビスイソブチロニトリル、過酸化ラウロイルまたは当業界で公知のそのようなその他の化合物であることができ、親水性モノマーを基準に0.5〜1.5重量%で使用できる。
【0025】
重合反応は、好ましくは、60〜80℃で行われる。
有機溶媒は酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、アセトンもしくはメチルイソブチルケトンまたはそれらの混合物であることができ、好ましくは、1:1の酢酸エチル:アセトンであることができる。
【0026】
不活性雰囲気は窒素またはアルゴンであることができ、好ましくは窒素である。
合成膨張性緩下剤を、好ましくは、50〜70℃で乾燥できる。
【0027】
乾燥して得られた合成膨張性緩下剤は公知の方法で40/120メッシュ寸法の均一な粉末に粉末化されることができる。
本発明の粉末化した合成膨張性緩下剤は、サッカリン、マイクロクリスタリンセルロース、ステアリン酸マグネシウム、アスパルテーム、芳香剤または当業界で公知のその他の化合物のような薬学的に許容できる賦形剤を公知の方法で使用して、錠剤、カプセル剤、サッカレット剤、ビスケット剤、ウエファー剤またはその他の経口投与形態に製剤化することができる。
【0028】
多糖類ゴムと架橋剤とに化学結合した親水性モノマーを本発明で定義したような重量%で含む合成グラフトポリマー膨張性緩下剤は、生理液(すなわち、腸液)中で非常に膨張する(〜100倍)。本発明のポリマーは粘性のぬるぬるしたテクスチャーであり、腸の動きを助け、便秘を治す。多糖類ゴムは生理液中で消化されず、非吸収性である。したがって、経口摂取時に生理液中で本発明のグラフトポリマーの膨張性に劣化はない。それらの高い膨張性のため、本発明のポリマーは、1〜2g/日の小投与量で効果的に都合良く投与できる。ポリマーは、腸液中よりも胃中のほうが相対的に膨張性が少なく(6〜12倍)、したがって、腹痛や腹部の不快快をもたらさない。本発明のグラフトポリマー緩下剤は腸液中で高度に分散性である。したがって、ポリマーは塊もしくは凝集物を形成せず、生体内で均一に膨張する。本発明のポリマーは合成により製造され、それ故、アレルギー性蛋白質と関係ない。したがって、粘膜の過敏、刺激またはアレルギー反応はこのポリマーの使用でもたらされない。このポリマーは天然産物でなく合成により製造されるので、微生物攻撃に対して抵抗があり、貯蔵中汚染される傾向にない。
【0029】
水膨張性のため、本発明のポリマーは緩下剤としてに加えて、下痢の治療に使用でき、人工肛門患者において排出の稠度を調整し、または衛生ナプキン、タンポン、紙おむつ、創傷保護/治癒材料、生理学的キャリヤーまたは農業における水分保存材料の構成成分として使用できる。
【0030】
【実施例】
下記の実施例は本発明の例証であるが、しかし、本発明の範囲を制限するものではない。
【0031】
(実施例1)
炭酸カリウム(4.5 g)を用いてアクリル酸(25.0 gm)を中和した。これにトラガカントガム(0.125 gm)を加えた。酢酸エチルおよびアセトン混合物(1:1, 100.0 ml)中のジビニルベンゼン(0.6 gm)と過酸化ベンゾイル(300.0 mg)を上記混合物に加え、得られた混合物を60℃、6時間、窒素雰囲気下で還流することにより重合させた。反応マスを濾過し、50℃で8時間乾燥させて24.5 gmの架橋アクリル酸−トラガカントゴムグラフトポリマーを得た。
【0032】
(実施例2)
0.6 gmの代わりに0.75 gmのジビニルベンゼンを使用して実施例1の手順に従い、24.1 gmの架橋アクリル酸−トラガカントゴムグラフトポリマーを得た。
【0033】
(実施例3)
0.6 gmの代わりに0.85 gmのジビニルベンゼンを使用して実施例1の手順に従い、24.8 gmの架橋アクリル酸−トラガカントゴムグラフトポリマーを得た。
【0034】
(実施例4)
0.85 gmの代わりに0.125 gmのジビニルベンゼンを使用しトラガカントゴムなしで実施例3の手順に従い、23.9 gmの架橋アクリル酸ポリマーを得た。
【0035】
(実施例5)
0.125 gmの代わりに0.25 gmのジビニルベンゼンを使用して実施例4の手順に従い、25.1 gmの架橋アクリル酸ポリマーを得た。
【0036】
(実施例6)
0.125 gmの代わりに0.5 gmのジビニルベンゼンを使用して実施例4の手順に従い、23.9 gmの架橋アクリル酸ポリマーを得た。
【0037】
(実施例7)
0.6 gmの代わりに0.125 gmのジビニルベンゼンおよび0.125 gmの代わりに1.0 gmのトラガカントゴムを使用して実施例1の手順に従い、24.5 gmの架橋アクリル酸−トラガカントゴムグラフトポリマーを得た。
【0038】
(実施例8)
1.0 gmの代わりに1.2 gmのトラガカントゴムを使用して実施例7の手順に従い、24.8 gmの架橋アクリル酸−トラガカントゴムグラフトポリマーを得た。
【0039】
(実施例9)
1.0 gmの代わりに1.5 gmのトラガカントゴムを使用して実施例7の手順に従い、24.3 gmの架橋アクリル酸−トラガカントゴムグラフトポリマーを得た。
【0040】
(実施例10)
0.125 gmの代わりに0.08 gmのジビニルベンゼンおよび1.0gmの代わりに0.03 gmのトラガカントゴムを使用して実施例7の手順に従い、25.6 gmの架橋アクリル酸−トラガカントゴムグラフトポリマーを得た。
【0041】
(実施例11)
0.125 gmの代わりに0.1 gmのジビニルベンゼンおよび1.0gmの代わりに0.125 gmのトラガカントゴムを使用して実施例7の手順に従い、23.5 gmの架橋アクリル酸−トラガカントゴムグラフトポリマーを得た。
【0042】
(実施例12)
1.0 gmの代わりに0.375 gmのトラガカントゴムを使用して実施例7の手順に従い、24.1 gmの架橋アクリル酸−トラガカントゴムグラフトポリマーを得た。
【0043】
実施例1〜12のポリマーを粉末化し、メッシュ寸法52の篩に通し、メッシュ寸法85のポリマー粉末を残した。
(実施例13)
下記の成分を混合することにより1.5gmのサチェット剤を調製した。
実施例12のグラフトポリマー          1.0 g
クエン酸                    0.2 g
アスパルテーム                 0.1 g
レモンジュース芳香剤              0.2 g
(実施例14)
下記の成分を混合することにより錠剤を得た。
実施例12のグラフトポリマー          500.0 mg
ヒドロキシプロピルセルロース(L−HPC)   30.0 mg
コロイドシリカ                 2.0 mg
アプリコット芳香剤               1.0 mg
バニラ芳香剤                  1.0 mg
サッカリン                   0.1 mg
ステアリン酸マグネシウム            0.1 mg
(実施例15)
下記の成分を混合しカプセルに充填することにより硬ゼラチンカプセルを調製した。
実施例12のグラフトポリマー          500.0 mg
ステアリン酸マグネシウム            5.0 mg
マイクロクリスタリンセルロース         50.0 mg
膨張性試験
膨張性試験をUSP法(USP 23、頁番号2053)に従う模擬胃液(pH 1.5)および模擬腸液(pH 7.5)中で実施例1〜12のポリマーについて行った。実施例7〜12のポリマーを、カルシウムポリカルボフィル(B F Goodrich and CompanyのProduct literature)の膨張性を試験するために使用される方法に従って重炭酸塩溶液(pH 8.5)中で膨張性について試験した。結果は表1の通りである。
【0044】
【表1】
Figure 2004501197
【0045】
実施例4〜6のポリマーの結果は、実施例10〜12のポリマーと比較したとき、多糖類ガムを配合された本発明のポリマーが多糖類ガムを含まないポリマーと比較すると非常に高い膨張性を示すことを示す。実施例1〜3と実施例7〜9とのポリマーの結果は、本発明で規定したよりも高い重量率で架橋剤および多糖類ガムを含むものはその膨張能力を減少させることを示す。パンクレアチン中の実施例10〜12のポリマーの膨張性はペプシン中のものよりも10倍を超え、本発明のポリマーは腸中よりも胃中の方が膨張性が少ない。実施例10〜12の膨張したポリマーの観察によると均一に膨張したことが分かる。これにより、本発明のポリマーは塊や凝集物を形成しないことが分かる。本発明のポリマーは、イスファグラ殻やカルシウムポリカルボフィルと比較すると、より膨張性の良いことが分かる。
【0046】
ぬるぬる性試験
パンクレアチン溶液により膨張した実施例1〜12のポリマー、カルシウムポリカルボフィルおよびイスファグラについて10成人ボランティアに依頼してこれらの触感によるぬるぬる性を決定するために盲検試験を行った。ぬるぬる性無しを0、わずかにぬるぬる性有りを1、少しぬるぬる性有りを2、そして非常にぬるぬる性を感じるのを3とする4段階の評価を基準に評価を行った。分析によると、実施例10〜12のポリマーおよびイスファグラが3と評価された。1〜3のポリマーは2と評価された。実施例4〜6のポリマーとカルシウムポリカルボフィルが1と評価された。
【0047】
結果は、本発明のポリマーがその他のポリマーやカルシウムポリカルボフィルと比較したとき非常にぬるぬるしていることを示す。
生体内試験
本発明のポリマーを使用してインビボ試験を行った。その詳細は下記の通りである。
【0048】
体重180〜200gのいずれかの性のWistar系 albinoラットを、各群8匹から構成される3群に分け、1ケージ当たり3匹として個々に飼育した。群中の動物の分配、試験の順番および各群に対して割り当てた処置は無作為だった。処置は、第1群、すなわち、対照群はリン酸塩バッファーサリーンを受けさせ[1 ml/kg;経口(p.o.)]、第2群は実施例12のポリマーを受けさせ(70 mg/kg; p.o.)、そして第3群はイスファグラ殻を受けさせ(70 mg/kg; p.o.)、連続して7日間継続した。いずれかの薬物またはサリーンの投与30分後、すべての動物について経口により5mlの水を投与することにより水付加処置をし、標準的なラット用食餌(20 g/ラット)を与えた。
【0049】
I)胃腸運動性試験
処置後、18時間ラットを絶食させた。各動物に、1 mlのチャコールミール(10%水性トラガカント中の 3%脱活性化チャコール)を経口投与した。1時間後、各動物を殺し、幽門から腸中でチャコールミールにより移動した距離を刻んで測定し、幽門から盲腸までの距離の割合として表した。結果を表2に示す。
【0050】
【表2】
Figure 2004501197
【0051】
実施例12のポリマーは改良された腸移動を示し、その結果は、統計的に有意であることが見出された(P < 0.01)。これは、本発明のポリマーの高いぬるぬる性も改良する。
【0052】
II)ラットにおいてひまし油により引き起こされた下痢
下記の方法は、Awouters 等 (1978)の方法を修正したものである。18時間ラットを絶食させた後に処置した。1時間後、各動物に1 mlのひまし油を強制的に経口で受けさせ次いで4時間まで排便について観察し、特徴的な下痢の滴下が個々のラットケージ上に置かれた透明プラスチック皿中に認められた。結果を表3に示した。
【0053】
【表3】
Figure 2004501197
【0054】
実施例12のポリマーは、表3に示されているように糞便中の水分が減少した下痢症状の良好な抑制を示し、これらは統計学的に有意であることが見出された(P < 0.01)。
【0055】
III)緩下作用のための放射性試験:
材料および方法:
本研究では体重160〜220gのいずれかの性のWistar系 albinoラットを使用した。これらの動物を4群に分けた。すべての群からの動物を標準ケージ中で個々に飼育した。ケージの底部に濾紙を備え、その上に同寸法のメッシュを置いた。動物をメッシュ上に配置し、糞食を避けて糞便の適切な収集をした。11日間にわたって緩下活性を研究した。1から5日まで(すなわち、予備投与期間)、各動物に20gの食物と水(日のうち好きなとき)を与えた。5から10日まで、次のようにして毎日同時刻に経口で個々の動物に処置をした。
【0056】
第I群のラットは対照として(すなわち、これらのラットに2mlの水を与えた)、第II群のラットはイスファグラ殻で処置し(2mlの水中70mg/kg・体重/日)、第III群はカルシウムポリカルボフィルで(2mlの水中80mg/kg・体重/日)、そして第IV群は実施例10のポリマーで処置した(2mlの水中25mg/kg・体重/日)。
【0057】
処置4日後、すべての動物を一夜絶食させ、翌日、動物にバリウム食事(2ml/ラット)を与えた後、0.5、2および24時間後にX線を受けさせ、腸内の移動(自動性)を検討した。放射線不透過物質であるバリウムの胃腸管の異なる部分での様相が観察された。結果は表4に示した通りであった。
【0058】
【表4】
Figure 2004501197
【0059】
30分以内に本発明のポリマーで下行結腸まで腸内移動を示したのに対し、イスファグラ殻およびカルシウムポリカルボフィルの使用はそれぞれ結腸近位および回腸遠位までしか示さなかったので、本発明のポリマーは、イスファグラフスクおよびポリカルボフィルカルシウムと比較してより良好な緩下特性を示した。加えて、本発明のポリマーの使用はバリウムの柱形状をよく維持したが、イスファグラ殻およびカルシウムポリカルボフィルの場合、柱形状は壊れ、これはおそらく腸の異常収縮を示し、したがって、腹部不快感を示した。このように、本発明のポリマーは、それぞれ70mg/kg・体重/日および80mg/kg・体重/日の高投与量のイスファグラ殻およびカルシウムポリカルボフィルと比較して、25mg/kg・体重のようにより低投与量でより効果的な緩下作用を示す。
【0060】
X線研究で、全群からの糞便物中の水分を決定した。結果は下記の表5の通りである。
【0061】
【表5】
Figure 2004501197
【0062】
第IV群の糞便は第I、IIおよびIV群よりも有意に大きかった。
結論
上記の観察は、本発明のポリマーが糞便の堅さを改善(糞便を軟らかくする)、イスファグラに匹敵する胃腸自動性を促進し、膨張性緩下剤として使用することができ、三分の一の投与ですむ。本発明のポリマーは糞便を凝固させ、その水分を減少させ、下痢の治療にも使用できる。

Claims (29)

  1. 75パーセントまで部分的に中和した親水性モノマー、当該親水性モノマーの重量に関して、3重量%までの多糖類ガムおよび2重量%までの架橋剤から形成された架橋グラフトポリマーを含む合成膨張性緩下剤。
  2. 親水性モノマーが20〜30%部分的に中和されている、請求項1に記載の膨張性緩下剤。
  3. 親水性モノマーがアクリル酸である請求項1または2に記載の膨張性緩下剤。
  4. 多糖類ガムが0.05〜0.1重量%である請求項1〜3のいずれかに記載の膨張性緩下剤。
  5. 多糖類ガムがアラビアゴム、トラガカントゴムまたはキサンタンガムである請求項1〜4のいずれかに記載の膨張性緩下剤。
  6. 架橋剤が0.01〜0.5重量%である請求項1〜5のいずれかに記載の膨張性緩下剤。
  7. 架橋剤がエチレングリコールジメタクリレート、ジビニルベンゼンまたはアリルグリシジルエーテルである請求項1〜6のいずれかに記載の膨張性緩下剤。
  8. 合成膨張性緩下剤の製造方法であって、
    a)アルカリを用いて親水性モノマーを75%まで部分的に中和すること;
    b)親水性モノマーの重量に関して、2重量%までの架橋剤および3重量%までの多糖類ゴムと共に部分的に中和された親水性モノマーを重合すること、ここで、重合は開始剤の存在下、有機溶媒中、30〜80℃の不活性雰囲気下で行う;
    c)30〜120℃で合成膨張性緩下剤を乾燥すること;そして
    d)乾燥膨張性緩下剤を粉末化させること
    を含む合成膨張性緩下剤の製造方法。
  9. 親水性モノマーがアクリル酸である請求項8に記載の方法。
  10. 親水性モノマーについて20〜30%部分的に中和を行う請求項8または9に記載の方法。
  11. アルカリが重炭酸カリウムである請求項8〜10のいずれかに記載の方法。
  12. 架橋剤が0.01〜0.5重量%である請求項8〜11のいずれかに記載の方法。
  13. 架橋剤がエチレングリコールジメタクリレート、ジビニルベンゼンまたはアリルグリシジルエーテルである請求項8〜12のいずれかに記載の方法。
  14. 多糖類ガムが0.05〜0.1重量%である請求項8〜13のいずれかに記載の方法。
  15. 多糖類ガムがアラビアゴム、トラガカントゴムまたはキサンタンガムである請求項8〜14のいずれかに記載の方法。
  16. 開始剤が過酸化ベンゾイルである請求項8〜15のいずれかに記載の方法。
  17. 有機溶媒が1:1の酢酸エチル:アセトン混合物である請求項8〜16のいずれかに記載の方法。
  18. 重合を60℃で行う請求項8〜17のいずれかに記載の方法。
  19. 不活性雰囲気が窒素である請求項8〜18のいずれかに記載の方法。
  20. 合成膨張性緩下剤を50℃で乾燥させる請求項8〜19のいずれかに記載の方法。
  21. 実質的に明細書中の特に実施例10〜12で関連して記載したとおりの合成膨張性緩下剤の製造法。
  22. 75パーセントまで部分的に中和された親水性モノマー、当該親水性モノマーの重量に関して、3重量%までの多糖類ガムおよび2重量%までの架橋剤から形成された架橋グラフトポリマーを、薬学的に許容できる賦形剤と混合して含んでなる合成膨張性緩下剤の製剤。
  23. 親水性モノマーが20〜30%部分的に中和されている、請求項22に記載の製剤。
  24. 親水性モノマーがアクリル酸である請求項22または23に記載の製剤。
  25. 多糖類ガムが0.05〜0.1重量%である請求項22〜24のいずれかに記載の製剤。
  26. 多糖類ガムがアラビアゴム、トラガカントゴムまたはキサンタンガムである請求項22〜25のいずれかに記載の製剤。
  27. 架橋剤が0.01〜0.5重量%である請求項22〜26のいずれかに記載の製剤。
  28. 架橋剤がエチレングリコールジメタクリレート、ジビニルベンゼンまたはアリルグリシジルエーテルである請求項22〜27のいずれかに記載の製剤。
  29. 錠剤、カプセル剤、サチェット剤、ビスケット剤またはウェファ剤である請求項22〜28のいずれかに記載の製剤。
JP2002505008A 2000-06-29 2000-06-29 合成膨張性緩下薬 Expired - Fee Related JP3880928B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/IN2000/000064 WO2002000226A1 (en) 2000-06-29 2000-06-29 A synthetic bulk laxative

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2004501197A true JP2004501197A (ja) 2004-01-15
JP2004501197A5 JP2004501197A5 (ja) 2005-02-17
JP3880928B2 JP3880928B2 (ja) 2007-02-14

Family

ID=11076258

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002505008A Expired - Fee Related JP3880928B2 (ja) 2000-06-29 2000-06-29 合成膨張性緩下薬

Country Status (10)

Country Link
US (1) US6969511B1 (ja)
EP (1) EP1311275B1 (ja)
JP (1) JP3880928B2 (ja)
AT (1) ATE275958T1 (ja)
AU (2) AU2000268638B2 (ja)
BR (1) BR0017284A (ja)
CA (1) CA2413143A1 (ja)
DE (1) DE60013917T2 (ja)
ES (1) ES2228597T3 (ja)
WO (1) WO2002000226A1 (ja)

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE535125A (ja) * 1954-01-25
US4070348A (en) 1973-07-25 1978-01-24 Rohm Gmbh Water-swellable, bead copolymer
US3997484A (en) 1974-04-03 1976-12-14 The United States Of America As Represented By The Secretary Of Agriculture Highly-absorbent starch-containing polymeric compositions
JPS51125468A (en) 1975-03-27 1976-11-01 Sanyo Chem Ind Ltd Method of preparing resins of high water absorbency
US4267103A (en) 1978-12-07 1981-05-12 The B. F. Goodrich Company Solvent polymerization of carboxyl containing monomers
AU7653081A (en) * 1980-10-20 1982-04-29 Dow Chemical Company, The T-butylstyrene copolymers for controlling body weight of animals
US4525527A (en) 1982-01-25 1985-06-25 American Colloid Company Production process for highly water absorbable polymer
NZ205449A (en) 1982-09-07 1986-10-08 Unilever Plc Sulphonated,porous,cross-linked polymeric material
US4535098A (en) 1984-03-12 1985-08-13 The Dow Chemical Company Material for absorbing aqueous fluids
DE3613309A1 (de) 1986-04-19 1987-10-22 Huels Chemische Werke Ag Verfahren zur herstellung von wasserabsorbierenden und wasserquellfaehigen polysaccharidpfropfpolymeren
DE3738602A1 (de) 1987-11-13 1989-05-24 Cassella Ag Hydrophile quellbare pfropfpolymerisate, deren herstellung und verwendung
GB8813552D0 (en) * 1988-06-08 1988-07-13 Unilever Plc Thickening system
US5221722A (en) 1988-11-28 1993-06-22 The B. F. Goodrich Company Crosslinked polyacrylic acid
DE3911433A1 (de) 1989-04-07 1990-10-11 Cassella Ag Hydrophile quellfaehige pfropfpolymerisate, deren herstellung und verwendung
US5354290A (en) 1989-05-31 1994-10-11 Kimberly-Clark Corporation Porous structure of an absorbent polymer
DE4029592C2 (de) 1990-09-19 1994-07-14 Stockhausen Chem Fab Gmbh Quellmittel und Absorptionsmittel auf Polymerbasis mit verbesserter Abbaubarkeit und verbesserter Absorption von Wasser, wäßrigen Lösungen und Körperflüssigkeiten sowie ihre Verwendung zur Herstellung von Hygieneartikeln und zur Bodenverbesserung
TW320647B (ja) 1993-02-24 1997-11-21
JPH06322178A (ja) 1993-05-14 1994-11-22 Sanyo Chem Ind Ltd 耐塩性吸収剤組成物
US5626154A (en) 1993-09-13 1997-05-06 The Gillette Company Method and system for shaving including a lubricant and a water-swellable polymer
FR2717815A1 (fr) 1994-03-25 1995-09-29 Gel Sciences Inc Nouveaux polymères gélifiables à base d'acide hyaluronique et leur procédé de préparation.
GB9413605D0 (en) 1994-07-06 1994-08-24 American Colloid Co Method of increasing the size and absorption under load of super-absorbent fine particles by impregnation with an aqueous acrylic monomer solution
US5804605A (en) 1994-11-10 1998-09-08 The Procter & Gamble Company Absorbent material
US5985944A (en) 1994-12-08 1999-11-16 Nippon Shokubai Co., Ltd. Water-absorbent resin, process for production thereof, and water-absorbent resin composition
DE19612628A1 (de) 1996-03-29 1997-10-02 Hoechst Ag Verfahren zur Herstellung von porösen hydrophilen, hochquellfähigen Hydrogelen

Also Published As

Publication number Publication date
ATE275958T1 (de) 2004-10-15
WO2002000226A1 (en) 2002-01-03
AU2000268638B2 (en) 2004-09-23
US6969511B1 (en) 2005-11-29
DE60013917D1 (de) 2004-10-21
JP3880928B2 (ja) 2007-02-14
BR0017284A (pt) 2003-07-29
ES2228597T3 (es) 2005-04-16
CA2413143A1 (en) 2002-01-03
AU6863800A (en) 2002-01-08
EP1311275A1 (en) 2003-05-21
DE60013917T2 (de) 2005-11-10
EP1311275B1 (en) 2004-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3774118B2 (ja) リパーゼ阻害剤を含む製薬学的組成物
WO1999058110A1 (en) Mucoadhesive compositions for administration of biologically active agents to animal tissue
JP3633936B2 (ja) センナ剤形
EP2558063A1 (en) Very low-dosed solid oral dosage forms for hrt
JP2004501099A (ja) アルドステロン頂点位相時の放出のためのアルドステロンアンタゴニスト組成物
JP2011093938A (ja) 副作用が低減されたトラネキサム酸製剤
JP2008143914A (ja) 炎症性腸疾患を治療するための医薬組成物
Gupta et al. Colon targeted drug delivery systems–a review
WO2009049105A2 (en) Methods for inducing satiation
JP5205053B2 (ja) トラネキサム酸製剤
EP0497956B1 (en) Controlled release formulations
CN112263563A (zh) 一种具有通便功能的水凝胶及其制备方法与应用
Bhatti et al. Utilization of natural superdisintegrant in mouth dissolving tablet: A simplified review
JPH05246861A (ja) ポリカルボフィルカルシウム含有製剤
JPS588017A (ja) 腎臓結石治療法
JP2001522882A (ja) ザファルカストを含有する医薬品組成物
JP3880928B2 (ja) 合成膨張性緩下薬
Jaimini et al. A review on formulation and evaluation of gastroretentive floating tablet of Nifedipin
Kumar Giri et al. Prospective and new findings of hydroxypropyl methylcellulose (HPMC) as a potential carrier for gastrorententive drug delivery systems
US10525011B2 (en) Dosage form articles for external mucosal applications
Marks Cellulose esters in the treatment of constipation
AU2000268638A1 (en) A synthetic bulk laxative
CZ157996A3 (en) The use of dimeticon for treating constipation
WO2002102415A1 (en) Gastric floating system
CN113041213B (zh) 一种含透明质酸和四氢嘧啶的直肠栓剂及其制备方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061013

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees