JP2004500519A - 固定装置 - Google Patents

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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B39/00Locking of screws, bolts or nuts
    • F16B39/22Locking of screws, bolts or nuts in which the locking takes place during screwing down or tightening
    • F16B39/24Locking of screws, bolts or nuts in which the locking takes place during screwing down or tightening by means of washers, spring washers, or resilient plates that lock against the object
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    • F16B39/28Locking of screws, bolts or nuts in which the locking takes place during screwing down or tightening by special members on, or shape of, the nut or bolt
    • F16B39/282Locking by means of special shape of work-engaging surfaces, e.g. notched or toothed nuts

Abstract

固定装置(10)は、本体部(20)と、相対的回転を阻止するための相互係合構成要素(28、33)に形成されたカム面(42、44’)を有する保持部(30)とを備えている。一実施例において、ワッシャー(36)は、カム面間に介挿されていて、カム面が形成された反対に向いた面(38、40)を有している。他の実施例において、保持部の下側は、そこに形成された鋸歯状部を有している。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
構成要素を互いに取着するために、ネジが切られた固定装置(threaded fastener)を使用することはよく知られている。固定装置と構成要素との間に振動抵抗ワッシャーを設けることによって、固定装置の分離を阻止することもまたよく知られている。典型的には、これは、ナットと、クランプされる構成要素との間の面に挿入されたスプリングワッシャーの形状を有している。
固定装置の他の形状は、香港ディスクロック社に付与された米国特許5、626、449に示されている。このタイプの固定装置において、ワッシャーはナットと構成要素との間に挿入されていて、ナットとワッシャーとの向き合った面は、カム面が設けられている。カム面は、相対的回転に際しワッシャーとナットとの間の軸線的移動を実行する。カム面用に、ナットのネジの螺旋角度よりも大きい角度を設けることによって、ナットの予期しない除去は避けられる。
【0003】
米国特許5、203、656に示された配置は、下方のワッシャーとナットとの間の中間部材の装置によって1対のカム面を使用する。これは、3部品構成として参照される。
McKinlayに許可された米国特許5、688、091は、米国特許5、626、449と同様のタイプの固定装置を開示していて、保持部は、ナットの拡大された頭部の下方にワッシャーを保持するために使用される。しかしながら、この配置において、カムはナットとワッシャーとの間に設けられている。ワッシャーと保持部との間の面は、ワッシャーとナットとの間に1対のカム面を設けるために平坦である。ワッシャーと保持部との間の隣接する平坦な面は、ワッシャーを、それが締結されるように回転するようにする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、’656特許に示された構成の欠点は、中心パイロット(pilot)が中間構成要素をナットに保持するために使用されることである。このパイロットは、元の場所に造られ、製造コストが高くなるばかりでなく、必要な回転および軸線的間隙が提供されるために、間隙の正確な制御もまた必要である。また、米国特許5、688、091において、この構成は、固定装置を多くの応用に外すための振動によって回転することがわかった。本発明の目的は、上述した欠点を除去するかまたは軽減することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
一般的概念において、本発明は、端面を有する本体部と、端面に向かって向けられた平坦面を有し本体部に回転可能に取着された保持部とを備えた固定装置を提供することである。保持部の側壁は、回転を可能にするが軸線的分離を阻止するために本体部の下方の部分に向かってまたそれを超えて延びている。ワッシャーは、本体部と保持部との間に介挿されていて、本体部と保持部の各面に重なる1対の反対に向けられた面を有する。対になる向き合った面は、相補的なカム面を有しているので、固定装置の構成要素間の相対的回転は、構成要素の軸線的移動を生ずる。
本発明の実施例は、添付した図面のみを参照することによる例によって開示される。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1と2を参照すると、固定装置は、全体的に符号10で示されていて、頭部14を有するボルト12を備えている。ボルト12は、ネジが切られた軸(threaded shank)16を有していて、その上にナット装置18がねじ込まれる。
ナット装置18は、典型的には六角形の側部として設けられた平らな平坦部22と、軸16に対応したねじ山形状を有する本体部20を備えている。
本体部22の下端部は、ほぼ平坦な端面28を有するスカート部26を提供するように拡大している。
スカート部26の上面29は、平坦部から平坦部まで高い方と低い方との間で交互な高さの環状帯(fillet)31で平坦部22を横切っている。
【0007】
保持部(cage)30は、端面28に隣接していて、底壁32を有している。底壁32は、端面28から離間して内方へ向けられた面33を有している。中央の開口部35は、ボルト12を収容するために設けられている。周面の側壁34は拡がったスカート部26に向かって軸線的に延びていてスカート部26を越えている。
保持部30は、比較的硬い底壁30と、より延性の側壁34とからなる異なった物理的特性の2つの領域を備えるように熱処理されている。側壁34の上端部は、スカート部26の傾斜した上面に重なるように、径方向内方へ局部的に変形されていて、保持部32と本体部20との間の相対的移動を制限する。側壁の延性によって促進される局部的変形は、6つの均一に離間して設けられ符号35で示された位置を有していて、これは、保持部32と本体部20との間の径方向の保持と同様周囲の当接を提供する。
ワッシャー36は、保持部32と本体部20との間に介挿されていて、各、端面28に向けられたものと、内方の面33へ向けられたものとの1対の反対側に向けられた面38、40を有している。図3に最良のものが示されているが、対になる面28、38および33、40は、各符号42、42’および44、44’で示された相補的なカム面を有して形成されている。
【0008】
図2と3を参照すると、各カム面42、42’は、径方向の平面に傾斜していて、ボルト12の長手方向の軸線の周りに均一に分配された平坦なファセット(facet)46を有している。複数のファセット46は全面接触をするように互いに平行である。複数のファセット46は、互いに平行な対の向き合った歯付き面を提供するために、ほぼ軸線的に延びたリッジ(ridge)48によって相互に接続されている。ファセット46の傾斜は、ねじ山24の螺旋角度よりも大きく選択されているので、固定装置に関する本体部の与えられた回転のために面の協働によって生ずる軸線的な移動は、軸16に関する本体部20の軸線的移動よりも大きい。カム面42、42’の各セット用のリッジ48の集合的高さは、代表的には、十分なロックを達成するためにネジの1.5倍のピッチである。各リッジ48の高さは、ファセットの数によって集合的高さを割ることによって決定される。ファセットの数は、平坦部の数の整数倍になるように選択され、カム面42、42’用にファセットは十分であることが分かる。リッジ48の高さは、12で割られて1.5倍のピッチである。
【0009】
カム面44、44’はまた、カム面42のファセット46と類似しているが、ファセット46に関して反対方向に向けられた平行で平坦なファセット50の列を有する。ファセット50の数は、ファセット46よりも多いが、ファセット50を相互接続するリッジ52の集合的高さは類似している。したがって、各リッジ52の高さは、リッジ48の高さよりも低い。カム面42、42’は、それゆえ比較的粗く、カム面44、44’は比較的細かい。複数のカム面44は、振動がなされる場合に、保持部32とワッシャー36との間の相対的回転を阻止するために協働する。これは、カム42がナット18と協働し、ナット18の緩むのを阻止する。
【0010】
代表的な実施例において、粗いカムと細かいカムの360°の円はナットの捩じり平坦部によって分割可能な全体数を各有している。それゆえ、六角形ナット用に、粗いカムの円は、代表的には直径が1/2インチから1−1/2インチを有する12のカムを有していて、細かいカムの円は、18のカムからなる。
【0011】
孔の内端部から測定したカムの半径の大きさは、ボルトの直径に依存して5mmから8mmの範囲である。
【0012】
ナット装置18は、ワッシャー36を、保持部32とワッシャー36に設けられた本体部20内に挿入することによって予め組み立てられる。側壁34はついで、拡大したスカート部26の上面29を重ねるために、径方向に配置される。側壁の延性は移動を促進するのに対し、下方の面が硬化された支持面を維持することを可能にする。好ましくは、側壁が径方向に移動される位置の数は、ナットの捩じり平坦部の数と類似しているけれども、これは、環境に依存してそれよりも多くかまたは少なく変更することもできる。制限された軸線的移動は、保持部32が本体部22に関して回転するように、保持部32と本体部20との間に設けられている。ナットフランジで利用可能な比較的高い高さと付加された輪(hoop)の強度は、標準的ナットよりも30%以上の強度を提供することが分かった。
【0013】
図2において、(A)と(B)で示された一対の構成要素を締結するために、ボルト12は、2つの構成要素の整列された開口部とスカート部26にねじ込まれたナット装置18を通って通過される。保持部32の下面が構成要素(A)の上面を係合するので、カム面42、42’と44、44’は、ワッシャー36、保持部32および本体部20を結合して回転するために係合される。リッジ48は、本体部22、ワッシャー36および保持部32間のトルク伝達を提供し、また、リッジ48のほぼ軸線的な配置により、相対的な軸線的分離は生じない。
【0014】
ナット装置20は、図12と13とに示された工具60によって、2つの構成要素(A)と(B)とを保持するために必要なトルクで締められる。
それ故図12を参照すると、工具60は、従来の回転駆動装置および内部ソケット64に接続される円筒状のバレル62を有する。ソケットは、本体部20上にすべり嵌め(snug fit)するように平坦部22に対応する内面66を有している。
小穴接ぎ(rabbet)66は、バレル62の下方の端部に形成されていて、バレル62の下方の端部が保持部30の側壁34内に嵌合するように寸法が定められている。小穴接ぎ66の軸線的壁68は、局部的変形部35の寸法と対応し、それと離間した凹部70を有している。
【0015】
図13に示されたように、面66の下方の端部72は、環状帯31の高さの変化に対応した千鳥状を有する「低」と「高」との間で交互になるように互い違いになっている。環状帯の高さの違いは、凹部70の軸線的範囲より大きくなるように選択されているので、「高い」端部が持ち上げられた環状帯31と係合した場合、凹部70は変形部35を係合しない。
この位置において、図13に示されたように、本体部20は保持部30と相対的に自由に回転し、ナットが締められるようにする。
使用において、ボルト12がその上に委ねられた軸線的負荷によって延びた場合、保持部32と本体部22との間の相対的回転は、リッジ52を係合するようにし、また向き合った面のファセット46を互いに横断して摺動するようにする。これは、軸16の本体部20の対応する回転によって与えられる軸線的移動よりも大きい面間の軸線的移動を促進する。このようにして、構成要素間に結合または相互干渉が与えられ、故意でない分離が阻止される。
【0016】
ナット装置18を取り外すために工具60が使用されるが、「高い」下方の端部72は低い環状帯31と整列される。この位置において、凹部70は、局部的変形部35を係合し、トルクをそれらに伝達する。本体部20と保持部32とは、一体的に回転され、ボルトから取り外される。凹部70と変形部35とは、本体部20の最初の回転の際、整列するようにされる。そのような回転は、カム面42、44の相対的移動によって調整される。
【0017】
他の実施例が図5に示されていて、類似した構成要素は、識別するためにサフックス(a)を付した類似する参照符号によって示されている。図5に示された実施例において、本体部22は、拡大された孔35aと保持部32aとを通って通過する円錐状の突起部52を有して形成されている。円錐状の突起部52は、軸16Aのネジ部用にクリーニング端部を提供する1対の軸線的スロット54を有している。円錐状の突起部は、適切な方法で構成要素Aの固定装置へのセンタリングを可能にする。
【0018】
さらに他の実施例が図6に示されていて、類似した構成要素は、識別するためにサフックス「b」を付した類似する参照符号によって示されている。図6に示された実施例において、円錐状の突起部52bはスロット54bが設けられている。ワッシャー36は、保持部32bのカム面42bと係合する本体部22bのカム面42bを有する2つの部品組み立てを提供するために省略されている。
【0019】
図5と図6の各実施例において、軸線的スロット54bは、所望であれば省略される。
図1から3に示された構成は、ナット22、ワッシャー36および保持部32を有しているので、3部品構成として参照される。2部品構成もまた図7と8とに示されたように製造でき、この場合ワッシャー36は除去されるので、ナット22のカム面42と保持部32の内底面のカム面44とは係合する。それぞれは、互いに相補的な反対側に向けられた粗い(coarce)カムを有して製造される。
【0020】
この場合において、保持部30cは、保持部30cの外側底部の径方向の面に関して15°の角度をなす細かい鋸歯状部(serration)55を有している。鋸歯状部55は、保持部30cの内側底部に配置されたファセット46cに対して反対側に向けられている。鋸歯状部55は、加工物(A)と係合し、保持部30cが移動するのを停止し、それによって粗いカムを上へ移動するようにしナット22をロックする。鋸歯状部55の効果は図14からわかる。鋸歯状部55が有るのと鋸歯状部が無いのとの1対の類似したナット装置は、ジャンカー(Junker)振動試験装置で試験された。引っ張り力はその期間中監視された。図14から分かるように、鋸歯状部の無いナット装置は、ナットがボルト上で滑るのを示すように、比較的短い時間で引っ張り力を失った。それに反して、引っ張り負荷を維持された鋸歯状部を有するナット装置は、保持部が加工物で回転するのを阻止する鋸歯状部の効果を示している。
上記各実施例において六角形の本体部が示されているが、長手方向の溝を有するバレル(barrel)状のナットまたは他の一般的に利用可能な形状のような、ナットの他の形状を使用することもできることが理解できる。
【0021】
さらに他の実施例が図9に示されていて、粗いカムは、ボルト56の頭部のフランジの下に形成されている。ボルト56は、ナット22を、上記図2と3に関して述べたような、カム面42dと保持部32dとの間に介挿されたワッシャー36dを有する図1と2の3部品構成に本質的に置き換える。ナット22のように、フランジボルト56はまた2部品構成に使用することができる。そのような構成において、粗いカム42dは、保持部の底壁に設けられ反対に向けられた粗いカム44dを係合するために、フランジボルト56の下側に設けられる。
【0022】
図9に示された構成はまた、ドーム状の頭部またはソケット状の頭部のボルトのような、ボルト頭部の他の形状とも利用される。これは図10に示されていて、保持部32eは、局部的変形部34eを有するドーム状の本体部56eに保持されている。本体部56eは、六角形のレンチキーを受けるために中央位置に形成されたソケット58を有している。ワッシャー36eは、上述したように、1対のカム面42e、44eを提供するように保持部32dと本体部56eの下側との間に介挿されている。
【0023】
上述した固定装置はまた、図11に示されたような張力制御ボルトシステムのような他の固定装置システムと使用される。そのようなシステムと共に、軸16fは、スプライン(spline)された先端部78を有して形成されていて、トルクはナットをボルト12fに締結するために、先端部78とナット22fとの間に適用される。図11に示されたように、ナット装置18fは、上述の図2に示されたものと同様の形状を有していて、それゆえ自己ロック装置として作用する。ナット22fへの設計トルクの応用に際し、先端部78は、更なる締結を阻止するために軸16fから切り取られる。それに続く除去は、上述したように達成することができる。
【0024】
ナット装置18fの使用は、振動下のナット22fの回転を阻止するので、それによってボルト12fの負荷を維持する。ボルト12fの正確な負荷を確実にするために、ナットとワッシャーとが当接する領域は、保持部30fの端面32fの領域の50%またはそれ以下であることが必要である。これは、カム面を使用し、締結中の摩擦抵抗を減少するためにカム面間に施された給油によって容易に達成される。
3/4インチ(19mm)のボルト直径用の代表的な応用において、端面32fは、ほぼ47mmの外径と、ほぼ24mmのボルト穴間隙を有している。対象物と接触する環形は、それ故23mmの幅である。
この実施例において、カム面42f、44fは、ほぼ6mmの径方向の拡がりを有している。それゆえ、領域の比率は、端面32fのほぼ40%である。
【0025】
図1から7のナット装置は、盲孔に取着されたスタッド(stud)と有利に使用される。図15に示されたように、ナット装置10gは、図1から4に示されたものと同様、スタッド12gにねじ込まれている。スタッド12gは、反対側の端部80、82に1対のネジ部24gを有しているが、これは、特定の応用に適するように、反対側でも、同じ側でも、または他の形状でもよい。一方の端部80は、支持構造部86の盲孔84に収容されている。孔84は、端部80のネジ部と相補的なネジが切られているので、スタッドがねじ込まれる。
スタッドは、ナット装置10gを反対の端部にねじ込み、スタッドを盲孔84内に駆動することによって装着される。ナット10gは、支持構造部86に保持されるために構成要素A、Bに対してトルクが与えられる。ナット装置10gは、ついでスタッド12gを保持し、孔84内に保持する。
【0026】
図15に示されたスタッドの配置は、図11に示されたのと類似した張力制御スプラインされた先端部を使用した場合に特に有益である。図16を参照すると、スプラインされた先端部78は端部80hに形成されていて、スタッド12hを盲孔84h内に駆動するために使用でき、ついで、ナット装置10hに適用されるトルクを制御する。図7の実施例のナット装置は、同様に、ナット装置の保持を提供する鋸歯状部55を有する図15と16に示されたスタッド配置と共に使用される。
それゆえ、振動に対して必要な抵抗を提供し、同時に製造が比較的容易な、簡単ではあるが効果的な固定装置が開示されていることが分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
固定装置の斜視図。
【図2】
構成要素の対の間に挿入された固定装置を通った断面図。
【図3】
図1に示された固定装置の一部分の拡大図。
【図4】
図3のIV−IV線に沿った図。
【図5】
固定装置の他の実施例における構成要素の拡大図。
【図6】
固定装置の第3の実施例の図5に類似した拡大図。
【図7】
固定装置のさらに他の実施例の断面図。
【図8】
図7に示された固定装置の部分の拡大された分解図。
【図9】
固定装置のさらに他の実施例の断面図。
【図10】
他の固定装置構造の図9に示されたのと類似した断面図。
【図11】
切断可能な軸を有する固定装置の実施例を示す図。
【図12】
図1に示された固定装置を適用しまた除去するために使用される工具の斜視図。
【図13】
図1の工具と固定装置の下端部の展開図。
【図14】
図7の固定装置の振動試験における関連する動作を示す曲線図。
【図15】
スタッドを使用した図2の固定装置の断面図。
【図16】
スタッドの他の実施例の図15に類似した断面図。

Claims (18)

  1. 端面を有する本体部と、前記本体部に回転可能に取着され、前記端面に向かって向けられた径方向の面および軸線的な分離を阻止するために前記本体部の一部分に向かって延びそれと重なる側壁とを有する保持部と、前記本体部と前記保持部との間に介挿されたワッシャーとを備えていて、前記ワッシャーは、1対の反対方向に向いた面を有していて、その一方は、前記本体部の前記端面に向かって向けられていて、また、他方は、前記保持部の前記径方向の面に向かって向いていて、前記面の向き合った対は、前記面間の回転に際し軸線的な相対的運動をするためにそれらに設けられた相補的なカム面を有していることを特徴とする固定装置。
  2. 前記本体部は、前記径方向の面に隣接し拡大されたスカート部を有していて、前記側壁は前記スカート部と重なっていることを特徴とする請求項1記載の固定装置。
  3. 前記本体部は、それへのトルクの伝達を可能にするための平坦な複数のフランクを有するナットであることを特徴とする請求項1記載の固定装置。
  4. 前記フランクの選択された一つは、前記保持部に向かった前記フランクに沿う軸線的な工具の移動を阻止するための当接部を有することを特徴とする請求項3記載の固定装置。
  5. 前記カム面は、回転軸の周りに配分された複数の傾斜したファセットを有することを特徴とする請求項1記載の固定装置。
  6. 前記ファセットは、前記面間のトルク伝達当接部を提供するためのリッジによって相互接続されていることを特徴とする請求項5記載の固定装置。
  7. 前記向き合った面の対の各一方に関連された前記カム面は異なっていることを特徴とする請求項1記載の固定装置。
  8. 前記対の面の一方と関連されたファセットは、前記対の面の他方と関連されたファセットに対して異なった長さで傾斜されていることを特徴とする請求項5記載の固定装置。
  9. 前記本体部は、多角形の本体部を規定するために形成された複数の平坦部を有し、前記ファセットの数は、平坦部の数の整数倍であることを特徴とする請求項5記載の固定装置。
  10. 前記本体部は、それから従属したネジが切られた軸を有することを特徴とする請求項1記載の固定装置。
  11. 端面を有する本体部と、前記本体部に回転可能に取着され、前記端面に向かって向けられた径方向の面および前記本体部の一部分に向かって延びそれと重なる側壁とを有する保持部とを備えていて、向き合った面は、前記面間の回転に際し相対的運動をするためにそれらに形成されたカム面を有し、前記保持部は前記径方向の面に対し反対側に向けられた面を有し、また、それらに形成された複数の鋸歯状部を有することを特徴とする固定装置。
  12. 前記鋸歯状部は、前記カム面に対して反対に向けられていることを特徴とする請求項9記載の固定装置。
  13. 1対の構成要素を互いに取着するための固定装置であって、固定装置は、前記構成要素の一方に向かって向けられた第1の端面を有する頭部およびこの頭部から従属するネジが切られた軸とを有するボルトと、前記軸を受けるためのネジが切られた本体部および前記構成要素の他方に向かって向けられた第2の端面とを有するナットと、前記頭部と前記本体部の一方に取着され各一方の前記端面を横切って延びた径方向の面を有する保持部と、前記保持部と前記端面との間に介挿されたワッシャーとを備えていて、前記ワッシャーは、1対の反対側に設けられた面を有し、その一方は前記一方の端面に向けられていて、その他方は前記保持部の前記径方向の面に向かって向けられていて、前記面の向き合った対は、前記面間の回転に際し軸線的な相対的運動をするためにそれらに設けられた相補的なカム面を有していることを特徴とする固定装置。
  14. 前記軸は、前記頭部の向き合った端部にスプラインされた先端部を有していて、前記先端部は、予め定められたトルクを前記頭部に適用する際に切り離し可能であることを特徴とする請求項13記載の固定装置。
  15. 一方の端面は前記ナットであることを特徴とする請求項13記載の固定装置。
  16. 一方の端面は前記頭部であることを特徴とする請求項13記載の固定装置。
  17. 前記頭部は多角形であることを特徴とする請求項16記載の固定装置。
  18. 前記頭部はドーム形状であることを特徴とする請求項16記載の固定装置。
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