JP2004363829A - 映像記録装置、撮像装置、映像記録方法、コンピュータプログラム及び記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】動画と静止画の印刷指定を容易にできるようにするとともに、既存の印刷環境との親和性を高くできるようにする。
【解決手段】動画ファイル、静止画ファイル、動画ファイル中の印刷対象のフレームを指定する第1の情報ファイルと、印刷対象の静止画ファイルを指定する第2の情報ファイルとを記録媒体に記録可能な映像記録装置において、前記第1の情報ファイルで指定された動画ファイル中のフレームを静止画ファイルに変換するファイル形式変換手段と、前記ファイル形式変換手段によって変換された静止画ファイルを前記第2の情報ファイルの指定に付加する指定追加手段とを設けて、動画中の所望のフレームを静止画ファイルの形式に変換するようにすることにより、既存環境に悪影響を与えることなく、動画と静止画の印刷指定を容易にできるようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】動画ファイル、静止画ファイル、動画ファイル中の印刷対象のフレームを指定する第1の情報ファイルと、印刷対象の静止画ファイルを指定する第2の情報ファイルとを記録媒体に記録可能な映像記録装置において、前記第1の情報ファイルで指定された動画ファイル中のフレームを静止画ファイルに変換するファイル形式変換手段と、前記ファイル形式変換手段によって変換された静止画ファイルを前記第2の情報ファイルの指定に付加する指定追加手段とを設けて、動画中の所望のフレームを静止画ファイルの形式に変換するようにすることにより、既存環境に悪影響を与えることなく、動画と静止画の印刷指定を容易にできるようにする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は映像記録装置、撮像装置、映像記録方法、コンピュータプログラム及び記憶媒体に関し、特に、動画や静止画を記録する映像記録装置及び映像記録方法に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタル信号処理技術の進歩により、 大量のデジタル情報を高能率符号化し、シリコンメモリや小型磁気テープ、光ディスクへの記録を行なうことが可能となっている。このような技術を応用し、 容易に高品位な映像を撮影して即座に情報媒体へ記録できる撮像装置が製品化されている。
【0003】
このような従来の撮像装置では、記録媒体に記録した静止画ファイルの印刷を容易にするため、「DPOF Version 1.10 仕様書」に規格化されているように、印刷したい静止画ファイルや印刷枚数などを指定する情報ファイル(メタファイル)を記録媒体内に格納していた。
【0004】
使用者は撮影後に、装置の操作等によって情報ファイルを直接的にあるいは間接的に編集し、印刷したい画像の指定を行なうと、この情報ファイルに対応した印刷装置では、自動的に所望の静止画だけを選んで印刷することができる。
【0005】
また、多くのプリントショップにおいてもこの情報ファイルに対応しており、記録媒体を店に持ち込むだけで、同様に所望画像を抽出した印刷サービスを受けることができる。
【0006】
以上のようなこのように、現在、静止画については印刷指定のための環境は非常に整った状況にあると言える。たとえば、静止画に対して印刷指定を行うものとしては、デジタルカメラ等において、DPOF(digital print order format)規格に基づいて印刷指定を行う方法が広く用いられている。この方式を開示するものとしては、特許文献1等がある。
【0007】
しかしながら、昨今、光ディスクなどのように非常に大きな容量の記録媒体を利用し、静止画に加えて動画も記録可能な撮像装置の開発が急速に進んでいる。特に、ハイビジョンのように高精細な動画については、動画中の所望のフレームを印刷したいという要求が大きくなっている。動画像から所望の静止画像を抽出して印刷するものとしては、特許文献2等がある。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−289283号公報
【特許文献2】
特開平10−126723号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来もDPOF(digital print order format)を独自に拡張して、動画ファイルの印刷に対応しようという試みはあったが、既に整備されている他の機器やサービスとの互換性が問題となっていた。
【0010】
すなわち、既存環境下で動画中の所望のフレームを印刷しようとした場合には、動画中のフレームが印刷できなかったり、あるいは、独自拡張部分が既存環境に悪影響を与えて、静止画さえも正しく印刷できなくなってしまったりする可能性すらある問題点があった。
本発明は上述の問題点にかんがみ、動画と静止画の印刷指定を容易にできるようにするとともに、既存の印刷環境との親和性を高くできるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の映像記録装置は、動画ファイル、静止画ファイル、動画ファイル中の印刷対象のフレームを指定する第1の情報ファイルと、印刷対象の静止画ファイルを指定する第2の情報ファイルとを記録媒体に記録可能な映像記録装置であって、前記第1の情報ファイルで指定された動画ファイル中のフレームを静止画ファイルに変換するファイル形式変換手段と、前記ファイル形式変換手段によって変換された静止画ファイルを前記第2の情報ファイルの指定に付加する指定追加手段とを有することを特徴としている。
また、本発明の他の特徴とするところは、動画ファイル、静止画ファイル、印刷対象の静止画ファイル及び動画ファイル中のフレームを指定する第1の情報ファイルを記録媒体に記録可能な映像記録装置であって、前記第1の情報ファイルで指定された動画ファイル中のフレームを静止画ファイルに変換するファイル形式変換手段と、前記ファイル形式変換手段によって変換された動画ファイル中のフレームを、前記情報ファイル中において動画の指定から静止画ファイルの指定に変更して、新たな第2の情報ファイルを生成する情報ファイル生成手段とを有することを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、動画ファイル、静止画ファイル、印刷対象の静止画ファイル及び動画ファイル中のフレームを指定する情報ファイルを記録媒体に記録可能な映像記録装置であって、前記第1の情報ファイルで指定された動画ファイル中のフレームを静止画ファイルに変換するファイル形式変換手段と、前記ファイル形式変換手段によってファイル形式が変換された前記第1の情報ファイル中の動画の指定を静止画ファイルの指定に変更するファイル指定変更手段とを有することを特徴としている。
【0012】
本発明の映像記録方法は、動画ファイル、静止画ファイル、動画ファイル中の印刷対象のフレームを指定する第1の情報ファイル、印刷対象の静止画ファイルを指定する第2の情報ファイルを記録媒体に記録可能な映像記録方法であって、前記第1の情報ファイルで指定された動画ファイル中のフレームを静止画ファイルに変換するファイル形式変換処理と、前記ファイル形式変換処理によって変換された静止画ファイルを前記第2の情報ファイルの指定に付加する指定追加処理とを有することを特徴としている。
また、本発明の他の特徴とするところは、動画ファイル、静止画ファイル、印刷対象の静止画ファイル及び動画ファイル中のフレームを指定する第1の情報ファイルを記録媒体に記録可能な映像記録方法であって、前記第1の情報ファイルで指定された動画ファイル中のフレームを静止画ファイルに変換するファイル形式変換処理と、前記ファイル形式変換処理によって変換された動画ファイル中のフレームを、前記情報ファイル中において動画の指定から静止画ファイルの指定に変更して新たな第2の情報ファイルを生成する情報ファイル生成処理とを有することを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、動画ファイル、静止画ファイル、印刷対象の静止画ファイル及び動画ファイル中のフレームを指定する情報ファイルを記録媒体に記録可能な映像記録方法であって、前記第1の情報ファイルで指定された動画ファイル中のフレームを静止画ファイルに変換するファイル形式変換処理と、前記ファイル形式変換処理によってファイル形式が変換された前記第1の情報ファイル中の動画の指定を静止画ファイルの指定に変更するファイル指定変更処理とを有することを特徴としている。
【0013】
本発明の撮像装置は、前記外部接続手段を有する映像記録装置と、撮像手段とを有することを特徴としている。
【0014】
本発明のコンピュータプログラムは、動画ファイル、静止画ファイル、動画ファイル中の印刷対象のフレームを指定する第1の情報ファイル、印刷対象の静止画ファイルを指定する第2の情報ファイルを記録媒体に記録可能な映像記録方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記第1の情報ファイルで指定された動画ファイル中のフレームを静止画ファイルに変換するファイル形式変換処理と、前記ファイル形式変換処理によって変換された静止画ファイルを前記第2の情報ファイルの指定に付加する指定追加処理とをコンピュータに実行させることを特徴としている。
また、本発明の他の特徴とするところは、動画ファイル、静止画ファイル、印刷対象の静止画ファイル及び動画ファイル中のフレームを指定する第1の情報ファイルを記録媒体に記録可能な映像記録方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記第1の情報ファイルで指定された動画ファイル中のフレームを静止画ファイルに変換するファイル形式変換処理と、前記ファイル形式変換処理によって変換された動画ファイル中のフレームを、前記情報ファイル中において動画の指定から静止画ファイルの指定に変更して第2の情報ファイルを生成する情報ファイル生成処理とをコンピュータに実行させることを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、動画ファイル、静止画ファイル、印刷対象の静止画ファイル及び動画ファイル中のフレームを指定する情報ファイルを記録媒体に記録可能な映像記録方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記情報ファイルで指定された動画ファイル中のフレームを静止画ファイルに変換するファイル形式変換処理と、前記ファイル形式変換処理によってファイル形式が変換された前記情報ファイル中の動画の指定を静止画ファイルの指定に変更するファイル指定変更処理とをコンピュータに実行させることを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、前記記録媒体とは異なる第2の記録媒体を有する装置における映像記録方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記第1の情報ファイルで指定された静止画ファイル、及び前記ファイル形式変換手段によってファイル形式が変換された静止画ファイルを前記第2の記録媒体に転送する静止画ファイル転送処理と、前記静止画ファイル転送処理によって転送された静止画ファイルを印刷対象として指定した第3の情報ファイルを生成して前記第2の記録媒体に格納する印刷指定情報ファイル格納処理とをコンピュータに実行させることを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、外部の記録装置との接続を可能にする外部接続手段を更に有する装置における映像記録方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記静止画ファイル転送処理は、前記指定された静止画ファイル、及び前記ファイル形式変換手段によってファイル形式が変換された静止画ファイルを、前記外部接続手段を介して前記外部の記録装置に転送するとともに、前記転送された静止画ファイルを印刷対象として指定する新たな情報ファイルを前記外部の記録装置に転送することを特徴としている。
【0015】
本発明の記憶媒体は、前記の何れかに記載のコンピュータプログラムを格納したことを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照しながら本発明の映像記録装置、撮像装置、映像記録方法、コンピュータプログラム及び記憶媒体の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態を示す映像記録装置の要部構成を表すブロック図である。図1において、101は撮像部、102は符号化部、103は記録部、104は記録媒体、105は制御部、106は操作部である。
【0017】
本実施の形態の映像記録装置は、使用者が操作部106を操作して指示を与えると、それに基づいて制御部105が前記各部を制御して動作する。例えば、撮像操作が指示されることにより、撮像部101によって撮影された動画及び静止画は、符号化部102によって高能率符号化される。例えば、動画ならばMPEG符号化、静止画ならばJPEG符号化によって処理される。高能率符号化された動画及び静止画は、記録部103によって記録媒体104に記録される。
【0018】
記録媒体104におけるディレクトリ構成について、図2を用いて説明する。動画ファイル202は動画ディレクトリ201に格納される。同様に、静止画ファイル204は静止画ディレクトリ203に格納される。静止画の格納形式は、一般に広く普及しているDCF規格に則ったものである。
【0019】
第1の情報ファイル205は、動画の印刷指定を格納する第1の情報ファイルである。この第1の情報ファイル205は、本実施の形態に係る装置で新たに用いる情報ファイルであり、印刷対象の動画ファイル名、動画フォーマット、タイムスタンプ、印刷枚数、印刷形式などがパラメータとして指定されている。前記動画フォーマットとは、MPEGやDVなどの符号化形式である。
【0020】
また、タイムスタンプとは、印刷を指定するフレーム位置をあらわす時刻情報である。たとえば、動画ファイル名に“ABC1001.MPG”、動画フォーマットに“MPEG”、タイムスタンプに“00:01:25:10”、印刷枚数“2枚”、印刷形式に“通常形式”のようなパラメータが指定される。また、印刷形式のバリエーションとして、タイムスタンプの時刻から始まる任意区間の連続フレーム印刷など、動画特有の指定を取り入れることもできる。
【0021】
ファイル206は、静止画の印刷指定を格納する第2の情報ファイルである。この第2の情報ファイル206は一般に広く普及しているDPOF規格に則ったものである。第2の情報ファイル206には、印刷対象の静止画ファイル名、静止画フォーマット、印刷枚数、印刷形式などがパラメータとして指定されている。
【0022】
動画の印刷指定を行なう第1の情報ファイル205は、静止画の印刷指定を行なう第2の情報ファイル206とは全く独立な別のファイルとして新たに追加されているのであり、従来のDPOFで規定された印刷環境に大きな悪い影響を及ぼさないものである。しかしながら、その反面、第1の情報ファイル205は新規規格であるため、このファイルを用いた印刷環境は非常に限られたものになってしまう。
【0023】
そこで、本実施の形態における映像記録装置は、前記操作部106を用いた使用者からの指示により、あるいは制御部105による所定タイミングにおける制御により、第1の情報ファイル205における印刷指定を第2の情報ファイル206を用いた印刷指定に変換できるようにしている。
【0024】
本実施の形態における印刷指定の変換の流れを図3に示すフローチャートを用いて説明する。
最初のステップS301において、第1の情報ファイル205を記録媒体104から読み出し、パラメータを解析する。
【0025】
次に、ステップS302では、全ての変換処理が終了したか否かを判別し、処理が全て終了しておらず、途中であればステップS303に進む。
次に、ステップS303において、第1の情報ファイル205で指定されている動画ファイル名、動画フォーマット、タイムスタンプなどのパラメータを取得する。
【0026】
次に、ステップS304では、パラメータに基づいて、動画ファイルから静止画ファイルへの変換処理を行なう。例えば、動画フォーマットが“MPEG”の動画ファイル“ABC1001.MPG”の中からタイムコード“00:01:25:10”が指し示すフレームを復号化した後、あらためてJPEGフォーマットの静止画ファイルとして符号化する。そして、生成された静止画ファイル“ABC1001.JPG”を前記静止画ディレクトリ203に格納する。
【0027】
次のステップS305では、前記第2の情報ファイル206にステップS304で生成した静止画ファイルの指定を追加する。すなわち、静止画ファイル名“ABC1001.JPG”、静止画フォーマット“JPEG”というようなパラメータを新たに格納する。
【0028】
次に、ステップS302に戻り、第1の情報ファイル205に指定されている動画ファイル全てについて変換処理が完了するまでステップS303〜305を繰り返し行なう。
【0029】
以上の変換処理によって、第1の情報ファイル205に指定した動画ファイルの印刷指定から、対応する動画中のフレームのすべてが新たな静止画ファイルとして生成され、更に、この新たな静止画ファイルに対する印刷指定が第2の情報ファイル206に追加される。すなわち、従来のDPOF規格の印刷指定に変換される。
【0030】
このように、本実施の形態の映像記録装置は、一般に広く普及しているDPOF規格に何ら不具合を与えない新たな規格で動画ファイルの印刷指定を可能にしながら、変換処理によって、従来からの標準的なDPOF規格に準拠し、現存する様々な印刷機器やプリントサービスなどによって所望の動画及び静止画を容易に印刷することができるようにしたものである。
【0031】
(第2の実施の形態)
続いて、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、動画と静止画両方の印刷指定を行なうことが可能な新しく定める情報ファイルを用いる装置である。本実施の形態の装置のハード構成は、上記の実施の形態と同様であり、図1に示した映像記録装置と同様である。
【0032】
本実施の形態の装置は、使用者が操作部106を操作して指示を与えると、それに基づいて制御部105が前記各部を制御して、前記与えられた指示に従って動作する。
【0033】
撮像部101によって撮影された動画及び静止画は、符号化部102によって高能率符号化される。例えば、動画ならばMPEG符号化、静止画ならばJPEG符号化によって処理される。高能率符号化された動画及び静止画は、記録部103によって記録媒体104に記録される。
【0034】
記録媒体104におけるディレクトリ構成について、図4を用いて説明する。動画ファイル402は動画ディレクトリ401に格納される。同様に、静止画ファイル404は静止画ディレクトリ403に格納される。静止画の格納形式は、一般に広く普及しているDCF規格に則ったものである。
【0035】
ファイル405は動画及び静止画の印刷指定を格納する第1の情報ファイルである。このファイルは、本実施の形態に係る装置で新たに用いる情報ファイルであり、印刷対象のファイル名、画像フォーマット、タイムスタンプ、印刷枚数、印刷形式などがパラメータとして指定されている。
【0036】
前記画像フォーマットとは、JPEGやMPEG、DVなどの符号化形式である。また、タイムスタンプとは、動画の印刷を指定するフレーム位置を表す時刻情報である。例えば、動画の場合、ファイル名に“ABC1001.MPG”、画像フォーマットに“MPEG”、タイムスタンプに“00:01:25:10”、印刷枚数“2枚”、印刷形式に“通常形式”のように指定される。あるいは、静止画の場合、ファイル名に“XYZ0001.JPG”、画像フォーマットに“JPEG”、印刷枚数“2枚”、印刷形式に“通常形式”のように指定される。
【0037】
動画の印刷指定を行なう第1の情報ファイル405は、静止画の印刷指定を行なうDPOF規格とは全く独立な別のファイルとして新たに追加されているので、従来のDPOFで規定された印刷環境に大きな悪い影響を及ぼさないものである。しかしながら、その反面、第1の情報ファイル405は新規規格であるため、このファイルを用いた印刷環境は非常に限られたものになってしまう問題があった。
【0038】
そこで、本実施の形態の映像記録装置は、前記操作部106を用いた使用者からの指示により、あるいは制御部105による所定タイミングにおける制御により、第1の情報ファイル405における印刷指定をDPOF規格に則った第2の情報ファイル406に変換できるようにしたものである。
【0039】
本実施の形態における変換の流れを図5に示すフローチャートを用いて説明する。
最初のステップS501において、第1の情報ファイル405を記録媒体104から読み出し、パラメータを解析する。
【0040】
次のステップS502では、全ての変換処理が終了したか否かを判別し、処理途中であればステップS503に進む。
次に、ステップS503において第1の情報ファイル405で指定されているファイル名、画像フォーマット、タイムスタンプなどのパラメータを取得する。
【0041】
次のステップS504では、パラメータに基づいて、動画ファイルから静止画ファイルへの変換処理を行なう。例えば、画像フォーマットが“MPEG”の動画ファイル“ABC1001.MPG”の中からタイムコード“00:01:25:10”が指し示すフレームを復号化した後、あらためてJPEGフォーマットの静止画ファイルとして符号化する。そして生成された静止画ファイル“ABC1001.JPG”を前記静止画ディレクトリ403に格納する。静止画ファイルについては無変換のままである。
【0042】
次に、ステップS505では、第2の情報ファイル406にステップS504で生成した静止画ファイル、あるいは無変換の静止画ファイルの指定を追加する。すなわち、静止画ファイル名“ABC1001.JPG”、静止画フォーマット“JPEG”というようなパラメータを格納する。
【0043】
次に、ステップS502に戻り、第1の情報ファイル405に指定されている画像ファイル全てについて変換処理が完了するまで前述したステップS503〜505を繰り返す。
【0044】
以上の変換処理によって、第1の情報ファイル405に指定した動画ファイルの印刷指定から、対応する動画中のフレームすべてが新たな静止画ファイルとして生成される。更に、動画から変換された静止画ファイル及び無変換の静止画ファイルに対する印刷指定が第2の情報ファイル406に格納される。すなわち、従来のDPOF規格の印刷指定に変換される。
【0045】
このように、本実施の形態の映像記録装置は、変換処理によって、従来からの標準的なDPOF規格に準拠し、現存する様々な印刷機器やプリントサービスなどによって所望の動画及び静止画を容易に印刷することができる。
【0046】
(第3の実施の形態)
続いて、本発明の第3の実施の形態について説明する。この第3の実施の形態は、DPOF規格の情報ファイルを拡張して、動画と静止画両方の印刷指定を可能とするようにしている。本実施の形態の装置の構成は、図1に示した映像記録装置と同様の構成である。
【0047】
本実施の形態の装置は、使用者が操作部106に指示を与えると、それに基づいて制御部105が前記各部を制御して動作が行われる。撮像部101によって撮影された動画及び静止画は、符号化部102によって高能率符号化される。
【0048】
例えば、動画ならばMPEG符号化、静止画ならばJPEG符号化によって処理される。高能率符号化された動画及び静止画は、記録部103によって記録媒体104に記録される。
【0049】
記録媒体104におけるディレクトリ構成について、図6を用いて説明する。動画ファイル602は動画ディレクトリ601に格納される。同様に、静止画ファイル604は静止画ディレクトリ603に格納される。静止画の格納形式は、一般に広く普及しているDCF規格に則ったものである。
【0050】
ファイル606は、動画及び静止画の印刷指定を格納する情報ファイルである。このファイルは、本実施の形態に係る装置でDPOF規格の情報ファイルを拡張したもので、印刷対象のファイル名、画像フォーマット、タイムスタンプ、印刷枚数、印刷形式などがパラメータとして指定されている。
【0051】
画像フォーマットとは、JPEGやMPEG、DVなどの符号化形式である。また、タイムスタンプとは、動画の印刷を指定するフレーム位置をあらわす時刻情報である。たとえば、動画の場合、ファイル名に“ABC1001.MPG”、画像フォーマットに“MPEG”、タイムスタンプに“00:01:25:10”、印刷枚数“2枚”、印刷形式に“通常形式”のように指定される。
【0052】
あるいは、静止画の場合、ファイル名に“XYZ0001.JPG”、画像フォーマットに“JPEG”、印刷枚数“2枚”、印刷形式に“通常形式”のように指定される。静止画の指定はDPOF規格そのものであるが、動画の指定は、は新規規格であるため、このファイルを用いた印刷環境は非常に限られたものになってしまう。
【0053】
本実施の形態の映像記録装置は、前記操作部106を用いた使用者からの指示により、あるいは制御部105による所定タイミングにおける制御により、ファイル606における印刷指定をDPOF規格準拠のファイルに変換できる。
【0054】
本実施の形態における変換の流れを図7に示すフローチャートを用いて説明する。
最初のステップS701において、情報ファイル606を記録媒体104から読み出し、パラメータを解析する。
【0055】
次に、ステップS702では、全ての変換処理が終了したか否かを判別し、処理途中であればステップS703に進む。
次に、ステップS703において情報ファイル606で指定されている動画ファイル名、動画フォーマット、タイムスタンプなどのパラメータを取得する。
【0056】
次に、ステップS704では、パラメータに基づいて、動画ファイルから静止画ファイルへの変換処理を行なう。例えば、動画フォーマットが“MPEG”の動画ファイル“ABC1001.MPG”の中からタイムコード“00:01:25:10”が指し示すフレームを復号化した後、あらためてJPEGフォーマットの静止画ファイルとして符号化する。そして、生成された静止画ファイル“ABC1001.JPG”を前記静止画ディレクトリ403に格納する。
【0057】
次に、ステップS705は、前記情報ファイル606にステップS704で生成した静止画ファイルの指定を追加する。すなわち、静止画ファイル名“ABC1001.JPG”、静止画フォーマット“JPEG”というようなパラメータを新たに格納する。さらに、変換の元となった動画ファイルの指定をファイル606から除去する。
【0058】
次に、ステップS702に戻り、情報ファイル606に指定されている動画ファイル全てについて変換処理が完了するまでステップS703〜705の処理を繰り返す。
【0059】
以上の変換処理によって、情報ファイル606に指定した動画ファイルの印刷指定から、対応する動画中のフレームすべてが新たな静止画ファイルとして生成され、更に、動画ファイルの印刷指定の代わりに、この新たな静止画ファイルに対する印刷指定が情報ファイル606に追加される。すなわち、従来のDPOF規格の印刷指定に変換される。
【0060】
このように、本実施の形態の映像記録装置は、変換処理によって、従来からの標準的なDPOF規格に準拠し、現存する様々な印刷機器やプリントサービスなどによって所望の動画及び静止画を容易に印刷することができる。
【0061】
(第4の実施の形態)
続いて、本発明の第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態は、静止画を記録可能な第2の記録媒体を具備する装置である。本実施の形態の装置は、図8に示す構成から成っている。
【0062】
本実施の形態の映像記録装置は、使用者が操作部806を操作して指示を与え、それに基づいて制御部805が前記各部を制御して動作する。撮像部801によって撮影された動画及び静止画は、符号化部802によって高能率符号化される。例えば動画ならばMPEG符号化され、静止画ならばJPEG符号化によって処理される。高能率符号化された動画及び静止画は、記録部803によって第1の記録媒体804に記録される。
【0063】
第1の記録媒体804におけるディレクトリ構成について、図9を用いて説明する。第1の記録媒体804のディレクトリ構成は、ディレクトリ900をルートとするツリーである。動画ファイル902は動画ディレクトリ901に格納される。同様に静止画ファイル904は静止画ディレクトリ903に格納される。静止画の格納形式は、一般に広く普及しているDCF規格に則ったものである。
【0064】
ファイル905は、動画及び静止画の印刷指定を格納する第1の情報ファイルである。この第1の情報ファイル905は、本実施の形態に係る装置で新たに用いる情報ファイルで、印刷対象のファイル名、画像フォーマット、タイムスタンプ、印刷枚数、印刷形式などがパラメータとして指定されている。
【0065】
ここで、画像フォーマットとは、JPEGやMPEG、DVなどの符号化形式である。また、タイムスタンプとは、動画の印刷を指定するフレーム位置をあらわす時刻情報である。たとえば、動画の場合、ファイル名に“ABC1001.MPG”、画像フォーマットに“MPEG”、タイムスタンプに“00:01:25:10”、印刷枚数“2枚”、印刷形式に“通常形式”のように指定される。あるいは、静止画の場合、ファイル名に“XYZ0001.JPG”、画像フォーマットに“JPEG”、印刷枚数“2枚”、印刷形式に“通常形式”のように指定される。
【0066】
動画の印刷指定を行なう第1の情報ファイル905は、静止画の印刷指定を行なうDPOF規格とは全く独立な別のファイルとして新たに追加されているので、従来のDPOFで規定された印刷環境に大きな悪い影響を及ぼさないものである。しかしながら、その反面、ファイル905は新規規格であるため、このファイルを用いた印刷環境は非常に限られたものになってしまう。
【0067】
本実施の形態の映像記録装置は、前記操作部806を用いた使用者からの指示により、あるいは制御部805による所定タイミングにおける制御により、ファイル905における印刷指定から変換し、DPOF規格に則った一連のファイル群を第2の記録媒体807に生成する。
【0068】
第2の記録媒体807におけるディレクトリ構成について、図9を用いて説明する。記録媒体807のディレクトリ構成は、ディレクトリ910をルートとするツリーである。静止画ファイル914は静止画ディレクトリ913に格納される。静止画の格納形式は、一般に広く普及しているDCF規格に則ったものである。また、静止画の印刷指定のための第2の情報ファイル916はDPOF規格に則ったものである。
【0069】
本実施の形態における変換の流れを図10に示すフローチャートを用いて説明する。
最初のステップS111において、第1の情報ファイル906を記録媒体804から読み出し、パラメータを解析する。
【0070】
次に、ステップS112では、全ての変換処理が終了したか否かを判別し、処理途中であればステップS113に進む。
次に、ステップS113において、第1の情報ファイル905で指定されているファイル名、画像フォーマット、タイムスタンプなどのパラメータを取得する。
【0071】
次に、ステップS114では、パラメータに基づいて、動画ファイルから静止画ファイルへの変換処理を行なう。例えば、画像フォーマットが“MPEG”の動画ファイル“ABC1001.MPG”の中からタイムコード“00:01:25:10”が指し示すフレームを復号化した後、あらためてJPEGフォーマットの静止画ファイルとして符号化する。
【0072】
そして、生成された静止画ファイル“ABC1001.JPG”を前記静止画ディレクトリ913に格納する。静止画ファイルについては無変換のまま静止画ディレクトリ913に格納する。
【0073】
次に、ステップS115では、第2の情報ファイル916にステップS114で生成した静止画ファイルあるいは、無変換の静止画ファイルの指定を追加する。すなわち、静止画ファイル名“ABC1001.JPG”、静止画フォーマット“JPEG”というようなパラメータを格納する。
【0074】
次に、ステップS112に戻り、情報ファイル905に指定されている画像ファイル全てについて変換処理が完了するまでステップS113〜115を繰り返す。
【0075】
以上の変換処理によって、情報ファイル905に指定した動画ファイルの印刷指定から、対応する動画中のフレームのすべてが新たな静止画ファイルとして生成される。更に、動画から変換された静止画ファイル及び無変換の静止画ファイルに対する印刷指定が情報ファイル916に格納される。すなわち、従来のDPOF規格の印刷指定に変換される。
【0076】
このように、本実施の形態の映像記録装置は、変換処理によって、従来からの標準的なDPOF規格に準拠し、現存する様々な印刷機器やプリントサービスなどによって所望の動画及び静止画を容易に印刷することができる。
【0077】
(第5の実施の形態)
なお、図11に示す第5の実施の形態のように、前記第2の記録媒体807が、通信部808を経由した外部の記録装置809に接続されている構成も本発明の範疇である。
【0078】
さらに、上述の構成例では、 撮像装置について説明したが、入力端子から映像信号を入力して記録する映像記録装置や、同様な処理を行なう処理方法や、同様な処理工程を含む、コンピュータで読み込み可能なプログラムを格納した記憶媒体であってもまた本発明の範疇である。
【0079】
(本発明の他の実施の形態)
本発明は複数の機器から構成されるシステムに適用しても1つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0080】
また、上述した実施の形態の機能を実現するように各種のデバイスを動作させるように、上記各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに対し、記憶媒体から、またはインターネット等の伝送媒体を介して上記実施の形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
【0081】
また、この場合、上記ソフトウェアのプログラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、およびそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0082】
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、上述の実施の形態で説明した機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施の形態で示した機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施の形態に含まれることは言うまでもない。
【0083】
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれる。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、動画ファイル、静止画ファイル、動画ファイル中の印刷対象のフレームを指定する第1の情報ファイルと、印刷対象の静止画ファイルを指定する第2の情報ファイルとを記録媒体に記録可能な映像記録装置において、前記第1の情報ファイルで指定された動画ファイル中のフレームを静止画ファイルに変換するファイル形式変換手段と、前記ファイル形式変換手段によって変換された静止画ファイルを前記第2の情報ファイルの指定に付加する指定追加手段とを設けて、動画中の所望のフレームを静止画ファイルの形式に変換するようにしたので、動画と静止画の印刷指定を容易にすることができる。これにより、動画中のフレームが印刷できなかったり、あるいは、独自拡張部分が既存環境に悪影響を与えて、静止画が正しく印刷できなくなってしまったりする不都合を無くして、既存の印刷環境との親和性を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示し、映像記録装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示し、第1のディレクトリ構成例を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示し、印刷指定の変換の流れを説明するフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示し、第2のディレクトリ構成例を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示し、第1の情報ファイルを第2の情報ファイルに変換する例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第3の実施の形態を示し、第3のディレクトリ構成例を示す図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態を示し、印刷指定をDPOF規格準拠のファイルに変換する手順を説明するフローチャートである。
【図8】本発明の第4の実施の形態を示し、映像記録装置の構成例を示すブロック図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態を示し、第4のディレクトリ構成例を示す図である。
【図10】第4の実施の形態における変換の手順を説明するフローチャートである。
【図11】第5の実施の形態を示し、映像記録装置の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 撮像部
102 符号化部
103 記録部
104 記録媒体
105 制御部
106 操作部
【発明の属する技術分野】
本発明は映像記録装置、撮像装置、映像記録方法、コンピュータプログラム及び記憶媒体に関し、特に、動画や静止画を記録する映像記録装置及び映像記録方法に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタル信号処理技術の進歩により、 大量のデジタル情報を高能率符号化し、シリコンメモリや小型磁気テープ、光ディスクへの記録を行なうことが可能となっている。このような技術を応用し、 容易に高品位な映像を撮影して即座に情報媒体へ記録できる撮像装置が製品化されている。
【0003】
このような従来の撮像装置では、記録媒体に記録した静止画ファイルの印刷を容易にするため、「DPOF Version 1.10 仕様書」に規格化されているように、印刷したい静止画ファイルや印刷枚数などを指定する情報ファイル(メタファイル)を記録媒体内に格納していた。
【0004】
使用者は撮影後に、装置の操作等によって情報ファイルを直接的にあるいは間接的に編集し、印刷したい画像の指定を行なうと、この情報ファイルに対応した印刷装置では、自動的に所望の静止画だけを選んで印刷することができる。
【0005】
また、多くのプリントショップにおいてもこの情報ファイルに対応しており、記録媒体を店に持ち込むだけで、同様に所望画像を抽出した印刷サービスを受けることができる。
【0006】
以上のようなこのように、現在、静止画については印刷指定のための環境は非常に整った状況にあると言える。たとえば、静止画に対して印刷指定を行うものとしては、デジタルカメラ等において、DPOF(digital print order format)規格に基づいて印刷指定を行う方法が広く用いられている。この方式を開示するものとしては、特許文献1等がある。
【0007】
しかしながら、昨今、光ディスクなどのように非常に大きな容量の記録媒体を利用し、静止画に加えて動画も記録可能な撮像装置の開発が急速に進んでいる。特に、ハイビジョンのように高精細な動画については、動画中の所望のフレームを印刷したいという要求が大きくなっている。動画像から所望の静止画像を抽出して印刷するものとしては、特許文献2等がある。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−289283号公報
【特許文献2】
特開平10−126723号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来もDPOF(digital print order format)を独自に拡張して、動画ファイルの印刷に対応しようという試みはあったが、既に整備されている他の機器やサービスとの互換性が問題となっていた。
【0010】
すなわち、既存環境下で動画中の所望のフレームを印刷しようとした場合には、動画中のフレームが印刷できなかったり、あるいは、独自拡張部分が既存環境に悪影響を与えて、静止画さえも正しく印刷できなくなってしまったりする可能性すらある問題点があった。
本発明は上述の問題点にかんがみ、動画と静止画の印刷指定を容易にできるようにするとともに、既存の印刷環境との親和性を高くできるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の映像記録装置は、動画ファイル、静止画ファイル、動画ファイル中の印刷対象のフレームを指定する第1の情報ファイルと、印刷対象の静止画ファイルを指定する第2の情報ファイルとを記録媒体に記録可能な映像記録装置であって、前記第1の情報ファイルで指定された動画ファイル中のフレームを静止画ファイルに変換するファイル形式変換手段と、前記ファイル形式変換手段によって変換された静止画ファイルを前記第2の情報ファイルの指定に付加する指定追加手段とを有することを特徴としている。
また、本発明の他の特徴とするところは、動画ファイル、静止画ファイル、印刷対象の静止画ファイル及び動画ファイル中のフレームを指定する第1の情報ファイルを記録媒体に記録可能な映像記録装置であって、前記第1の情報ファイルで指定された動画ファイル中のフレームを静止画ファイルに変換するファイル形式変換手段と、前記ファイル形式変換手段によって変換された動画ファイル中のフレームを、前記情報ファイル中において動画の指定から静止画ファイルの指定に変更して、新たな第2の情報ファイルを生成する情報ファイル生成手段とを有することを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、動画ファイル、静止画ファイル、印刷対象の静止画ファイル及び動画ファイル中のフレームを指定する情報ファイルを記録媒体に記録可能な映像記録装置であって、前記第1の情報ファイルで指定された動画ファイル中のフレームを静止画ファイルに変換するファイル形式変換手段と、前記ファイル形式変換手段によってファイル形式が変換された前記第1の情報ファイル中の動画の指定を静止画ファイルの指定に変更するファイル指定変更手段とを有することを特徴としている。
【0012】
本発明の映像記録方法は、動画ファイル、静止画ファイル、動画ファイル中の印刷対象のフレームを指定する第1の情報ファイル、印刷対象の静止画ファイルを指定する第2の情報ファイルを記録媒体に記録可能な映像記録方法であって、前記第1の情報ファイルで指定された動画ファイル中のフレームを静止画ファイルに変換するファイル形式変換処理と、前記ファイル形式変換処理によって変換された静止画ファイルを前記第2の情報ファイルの指定に付加する指定追加処理とを有することを特徴としている。
また、本発明の他の特徴とするところは、動画ファイル、静止画ファイル、印刷対象の静止画ファイル及び動画ファイル中のフレームを指定する第1の情報ファイルを記録媒体に記録可能な映像記録方法であって、前記第1の情報ファイルで指定された動画ファイル中のフレームを静止画ファイルに変換するファイル形式変換処理と、前記ファイル形式変換処理によって変換された動画ファイル中のフレームを、前記情報ファイル中において動画の指定から静止画ファイルの指定に変更して新たな第2の情報ファイルを生成する情報ファイル生成処理とを有することを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、動画ファイル、静止画ファイル、印刷対象の静止画ファイル及び動画ファイル中のフレームを指定する情報ファイルを記録媒体に記録可能な映像記録方法であって、前記第1の情報ファイルで指定された動画ファイル中のフレームを静止画ファイルに変換するファイル形式変換処理と、前記ファイル形式変換処理によってファイル形式が変換された前記第1の情報ファイル中の動画の指定を静止画ファイルの指定に変更するファイル指定変更処理とを有することを特徴としている。
【0013】
本発明の撮像装置は、前記外部接続手段を有する映像記録装置と、撮像手段とを有することを特徴としている。
【0014】
本発明のコンピュータプログラムは、動画ファイル、静止画ファイル、動画ファイル中の印刷対象のフレームを指定する第1の情報ファイル、印刷対象の静止画ファイルを指定する第2の情報ファイルを記録媒体に記録可能な映像記録方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記第1の情報ファイルで指定された動画ファイル中のフレームを静止画ファイルに変換するファイル形式変換処理と、前記ファイル形式変換処理によって変換された静止画ファイルを前記第2の情報ファイルの指定に付加する指定追加処理とをコンピュータに実行させることを特徴としている。
また、本発明の他の特徴とするところは、動画ファイル、静止画ファイル、印刷対象の静止画ファイル及び動画ファイル中のフレームを指定する第1の情報ファイルを記録媒体に記録可能な映像記録方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記第1の情報ファイルで指定された動画ファイル中のフレームを静止画ファイルに変換するファイル形式変換処理と、前記ファイル形式変換処理によって変換された動画ファイル中のフレームを、前記情報ファイル中において動画の指定から静止画ファイルの指定に変更して第2の情報ファイルを生成する情報ファイル生成処理とをコンピュータに実行させることを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、動画ファイル、静止画ファイル、印刷対象の静止画ファイル及び動画ファイル中のフレームを指定する情報ファイルを記録媒体に記録可能な映像記録方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記情報ファイルで指定された動画ファイル中のフレームを静止画ファイルに変換するファイル形式変換処理と、前記ファイル形式変換処理によってファイル形式が変換された前記情報ファイル中の動画の指定を静止画ファイルの指定に変更するファイル指定変更処理とをコンピュータに実行させることを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、前記記録媒体とは異なる第2の記録媒体を有する装置における映像記録方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記第1の情報ファイルで指定された静止画ファイル、及び前記ファイル形式変換手段によってファイル形式が変換された静止画ファイルを前記第2の記録媒体に転送する静止画ファイル転送処理と、前記静止画ファイル転送処理によって転送された静止画ファイルを印刷対象として指定した第3の情報ファイルを生成して前記第2の記録媒体に格納する印刷指定情報ファイル格納処理とをコンピュータに実行させることを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、外部の記録装置との接続を可能にする外部接続手段を更に有する装置における映像記録方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記静止画ファイル転送処理は、前記指定された静止画ファイル、及び前記ファイル形式変換手段によってファイル形式が変換された静止画ファイルを、前記外部接続手段を介して前記外部の記録装置に転送するとともに、前記転送された静止画ファイルを印刷対象として指定する新たな情報ファイルを前記外部の記録装置に転送することを特徴としている。
【0015】
本発明の記憶媒体は、前記の何れかに記載のコンピュータプログラムを格納したことを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照しながら本発明の映像記録装置、撮像装置、映像記録方法、コンピュータプログラム及び記憶媒体の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態を示す映像記録装置の要部構成を表すブロック図である。図1において、101は撮像部、102は符号化部、103は記録部、104は記録媒体、105は制御部、106は操作部である。
【0017】
本実施の形態の映像記録装置は、使用者が操作部106を操作して指示を与えると、それに基づいて制御部105が前記各部を制御して動作する。例えば、撮像操作が指示されることにより、撮像部101によって撮影された動画及び静止画は、符号化部102によって高能率符号化される。例えば、動画ならばMPEG符号化、静止画ならばJPEG符号化によって処理される。高能率符号化された動画及び静止画は、記録部103によって記録媒体104に記録される。
【0018】
記録媒体104におけるディレクトリ構成について、図2を用いて説明する。動画ファイル202は動画ディレクトリ201に格納される。同様に、静止画ファイル204は静止画ディレクトリ203に格納される。静止画の格納形式は、一般に広く普及しているDCF規格に則ったものである。
【0019】
第1の情報ファイル205は、動画の印刷指定を格納する第1の情報ファイルである。この第1の情報ファイル205は、本実施の形態に係る装置で新たに用いる情報ファイルであり、印刷対象の動画ファイル名、動画フォーマット、タイムスタンプ、印刷枚数、印刷形式などがパラメータとして指定されている。前記動画フォーマットとは、MPEGやDVなどの符号化形式である。
【0020】
また、タイムスタンプとは、印刷を指定するフレーム位置をあらわす時刻情報である。たとえば、動画ファイル名に“ABC1001.MPG”、動画フォーマットに“MPEG”、タイムスタンプに“00:01:25:10”、印刷枚数“2枚”、印刷形式に“通常形式”のようなパラメータが指定される。また、印刷形式のバリエーションとして、タイムスタンプの時刻から始まる任意区間の連続フレーム印刷など、動画特有の指定を取り入れることもできる。
【0021】
ファイル206は、静止画の印刷指定を格納する第2の情報ファイルである。この第2の情報ファイル206は一般に広く普及しているDPOF規格に則ったものである。第2の情報ファイル206には、印刷対象の静止画ファイル名、静止画フォーマット、印刷枚数、印刷形式などがパラメータとして指定されている。
【0022】
動画の印刷指定を行なう第1の情報ファイル205は、静止画の印刷指定を行なう第2の情報ファイル206とは全く独立な別のファイルとして新たに追加されているのであり、従来のDPOFで規定された印刷環境に大きな悪い影響を及ぼさないものである。しかしながら、その反面、第1の情報ファイル205は新規規格であるため、このファイルを用いた印刷環境は非常に限られたものになってしまう。
【0023】
そこで、本実施の形態における映像記録装置は、前記操作部106を用いた使用者からの指示により、あるいは制御部105による所定タイミングにおける制御により、第1の情報ファイル205における印刷指定を第2の情報ファイル206を用いた印刷指定に変換できるようにしている。
【0024】
本実施の形態における印刷指定の変換の流れを図3に示すフローチャートを用いて説明する。
最初のステップS301において、第1の情報ファイル205を記録媒体104から読み出し、パラメータを解析する。
【0025】
次に、ステップS302では、全ての変換処理が終了したか否かを判別し、処理が全て終了しておらず、途中であればステップS303に進む。
次に、ステップS303において、第1の情報ファイル205で指定されている動画ファイル名、動画フォーマット、タイムスタンプなどのパラメータを取得する。
【0026】
次に、ステップS304では、パラメータに基づいて、動画ファイルから静止画ファイルへの変換処理を行なう。例えば、動画フォーマットが“MPEG”の動画ファイル“ABC1001.MPG”の中からタイムコード“00:01:25:10”が指し示すフレームを復号化した後、あらためてJPEGフォーマットの静止画ファイルとして符号化する。そして、生成された静止画ファイル“ABC1001.JPG”を前記静止画ディレクトリ203に格納する。
【0027】
次のステップS305では、前記第2の情報ファイル206にステップS304で生成した静止画ファイルの指定を追加する。すなわち、静止画ファイル名“ABC1001.JPG”、静止画フォーマット“JPEG”というようなパラメータを新たに格納する。
【0028】
次に、ステップS302に戻り、第1の情報ファイル205に指定されている動画ファイル全てについて変換処理が完了するまでステップS303〜305を繰り返し行なう。
【0029】
以上の変換処理によって、第1の情報ファイル205に指定した動画ファイルの印刷指定から、対応する動画中のフレームのすべてが新たな静止画ファイルとして生成され、更に、この新たな静止画ファイルに対する印刷指定が第2の情報ファイル206に追加される。すなわち、従来のDPOF規格の印刷指定に変換される。
【0030】
このように、本実施の形態の映像記録装置は、一般に広く普及しているDPOF規格に何ら不具合を与えない新たな規格で動画ファイルの印刷指定を可能にしながら、変換処理によって、従来からの標準的なDPOF規格に準拠し、現存する様々な印刷機器やプリントサービスなどによって所望の動画及び静止画を容易に印刷することができるようにしたものである。
【0031】
(第2の実施の形態)
続いて、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、動画と静止画両方の印刷指定を行なうことが可能な新しく定める情報ファイルを用いる装置である。本実施の形態の装置のハード構成は、上記の実施の形態と同様であり、図1に示した映像記録装置と同様である。
【0032】
本実施の形態の装置は、使用者が操作部106を操作して指示を与えると、それに基づいて制御部105が前記各部を制御して、前記与えられた指示に従って動作する。
【0033】
撮像部101によって撮影された動画及び静止画は、符号化部102によって高能率符号化される。例えば、動画ならばMPEG符号化、静止画ならばJPEG符号化によって処理される。高能率符号化された動画及び静止画は、記録部103によって記録媒体104に記録される。
【0034】
記録媒体104におけるディレクトリ構成について、図4を用いて説明する。動画ファイル402は動画ディレクトリ401に格納される。同様に、静止画ファイル404は静止画ディレクトリ403に格納される。静止画の格納形式は、一般に広く普及しているDCF規格に則ったものである。
【0035】
ファイル405は動画及び静止画の印刷指定を格納する第1の情報ファイルである。このファイルは、本実施の形態に係る装置で新たに用いる情報ファイルであり、印刷対象のファイル名、画像フォーマット、タイムスタンプ、印刷枚数、印刷形式などがパラメータとして指定されている。
【0036】
前記画像フォーマットとは、JPEGやMPEG、DVなどの符号化形式である。また、タイムスタンプとは、動画の印刷を指定するフレーム位置を表す時刻情報である。例えば、動画の場合、ファイル名に“ABC1001.MPG”、画像フォーマットに“MPEG”、タイムスタンプに“00:01:25:10”、印刷枚数“2枚”、印刷形式に“通常形式”のように指定される。あるいは、静止画の場合、ファイル名に“XYZ0001.JPG”、画像フォーマットに“JPEG”、印刷枚数“2枚”、印刷形式に“通常形式”のように指定される。
【0037】
動画の印刷指定を行なう第1の情報ファイル405は、静止画の印刷指定を行なうDPOF規格とは全く独立な別のファイルとして新たに追加されているので、従来のDPOFで規定された印刷環境に大きな悪い影響を及ぼさないものである。しかしながら、その反面、第1の情報ファイル405は新規規格であるため、このファイルを用いた印刷環境は非常に限られたものになってしまう問題があった。
【0038】
そこで、本実施の形態の映像記録装置は、前記操作部106を用いた使用者からの指示により、あるいは制御部105による所定タイミングにおける制御により、第1の情報ファイル405における印刷指定をDPOF規格に則った第2の情報ファイル406に変換できるようにしたものである。
【0039】
本実施の形態における変換の流れを図5に示すフローチャートを用いて説明する。
最初のステップS501において、第1の情報ファイル405を記録媒体104から読み出し、パラメータを解析する。
【0040】
次のステップS502では、全ての変換処理が終了したか否かを判別し、処理途中であればステップS503に進む。
次に、ステップS503において第1の情報ファイル405で指定されているファイル名、画像フォーマット、タイムスタンプなどのパラメータを取得する。
【0041】
次のステップS504では、パラメータに基づいて、動画ファイルから静止画ファイルへの変換処理を行なう。例えば、画像フォーマットが“MPEG”の動画ファイル“ABC1001.MPG”の中からタイムコード“00:01:25:10”が指し示すフレームを復号化した後、あらためてJPEGフォーマットの静止画ファイルとして符号化する。そして生成された静止画ファイル“ABC1001.JPG”を前記静止画ディレクトリ403に格納する。静止画ファイルについては無変換のままである。
【0042】
次に、ステップS505では、第2の情報ファイル406にステップS504で生成した静止画ファイル、あるいは無変換の静止画ファイルの指定を追加する。すなわち、静止画ファイル名“ABC1001.JPG”、静止画フォーマット“JPEG”というようなパラメータを格納する。
【0043】
次に、ステップS502に戻り、第1の情報ファイル405に指定されている画像ファイル全てについて変換処理が完了するまで前述したステップS503〜505を繰り返す。
【0044】
以上の変換処理によって、第1の情報ファイル405に指定した動画ファイルの印刷指定から、対応する動画中のフレームすべてが新たな静止画ファイルとして生成される。更に、動画から変換された静止画ファイル及び無変換の静止画ファイルに対する印刷指定が第2の情報ファイル406に格納される。すなわち、従来のDPOF規格の印刷指定に変換される。
【0045】
このように、本実施の形態の映像記録装置は、変換処理によって、従来からの標準的なDPOF規格に準拠し、現存する様々な印刷機器やプリントサービスなどによって所望の動画及び静止画を容易に印刷することができる。
【0046】
(第3の実施の形態)
続いて、本発明の第3の実施の形態について説明する。この第3の実施の形態は、DPOF規格の情報ファイルを拡張して、動画と静止画両方の印刷指定を可能とするようにしている。本実施の形態の装置の構成は、図1に示した映像記録装置と同様の構成である。
【0047】
本実施の形態の装置は、使用者が操作部106に指示を与えると、それに基づいて制御部105が前記各部を制御して動作が行われる。撮像部101によって撮影された動画及び静止画は、符号化部102によって高能率符号化される。
【0048】
例えば、動画ならばMPEG符号化、静止画ならばJPEG符号化によって処理される。高能率符号化された動画及び静止画は、記録部103によって記録媒体104に記録される。
【0049】
記録媒体104におけるディレクトリ構成について、図6を用いて説明する。動画ファイル602は動画ディレクトリ601に格納される。同様に、静止画ファイル604は静止画ディレクトリ603に格納される。静止画の格納形式は、一般に広く普及しているDCF規格に則ったものである。
【0050】
ファイル606は、動画及び静止画の印刷指定を格納する情報ファイルである。このファイルは、本実施の形態に係る装置でDPOF規格の情報ファイルを拡張したもので、印刷対象のファイル名、画像フォーマット、タイムスタンプ、印刷枚数、印刷形式などがパラメータとして指定されている。
【0051】
画像フォーマットとは、JPEGやMPEG、DVなどの符号化形式である。また、タイムスタンプとは、動画の印刷を指定するフレーム位置をあらわす時刻情報である。たとえば、動画の場合、ファイル名に“ABC1001.MPG”、画像フォーマットに“MPEG”、タイムスタンプに“00:01:25:10”、印刷枚数“2枚”、印刷形式に“通常形式”のように指定される。
【0052】
あるいは、静止画の場合、ファイル名に“XYZ0001.JPG”、画像フォーマットに“JPEG”、印刷枚数“2枚”、印刷形式に“通常形式”のように指定される。静止画の指定はDPOF規格そのものであるが、動画の指定は、は新規規格であるため、このファイルを用いた印刷環境は非常に限られたものになってしまう。
【0053】
本実施の形態の映像記録装置は、前記操作部106を用いた使用者からの指示により、あるいは制御部105による所定タイミングにおける制御により、ファイル606における印刷指定をDPOF規格準拠のファイルに変換できる。
【0054】
本実施の形態における変換の流れを図7に示すフローチャートを用いて説明する。
最初のステップS701において、情報ファイル606を記録媒体104から読み出し、パラメータを解析する。
【0055】
次に、ステップS702では、全ての変換処理が終了したか否かを判別し、処理途中であればステップS703に進む。
次に、ステップS703において情報ファイル606で指定されている動画ファイル名、動画フォーマット、タイムスタンプなどのパラメータを取得する。
【0056】
次に、ステップS704では、パラメータに基づいて、動画ファイルから静止画ファイルへの変換処理を行なう。例えば、動画フォーマットが“MPEG”の動画ファイル“ABC1001.MPG”の中からタイムコード“00:01:25:10”が指し示すフレームを復号化した後、あらためてJPEGフォーマットの静止画ファイルとして符号化する。そして、生成された静止画ファイル“ABC1001.JPG”を前記静止画ディレクトリ403に格納する。
【0057】
次に、ステップS705は、前記情報ファイル606にステップS704で生成した静止画ファイルの指定を追加する。すなわち、静止画ファイル名“ABC1001.JPG”、静止画フォーマット“JPEG”というようなパラメータを新たに格納する。さらに、変換の元となった動画ファイルの指定をファイル606から除去する。
【0058】
次に、ステップS702に戻り、情報ファイル606に指定されている動画ファイル全てについて変換処理が完了するまでステップS703〜705の処理を繰り返す。
【0059】
以上の変換処理によって、情報ファイル606に指定した動画ファイルの印刷指定から、対応する動画中のフレームすべてが新たな静止画ファイルとして生成され、更に、動画ファイルの印刷指定の代わりに、この新たな静止画ファイルに対する印刷指定が情報ファイル606に追加される。すなわち、従来のDPOF規格の印刷指定に変換される。
【0060】
このように、本実施の形態の映像記録装置は、変換処理によって、従来からの標準的なDPOF規格に準拠し、現存する様々な印刷機器やプリントサービスなどによって所望の動画及び静止画を容易に印刷することができる。
【0061】
(第4の実施の形態)
続いて、本発明の第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態は、静止画を記録可能な第2の記録媒体を具備する装置である。本実施の形態の装置は、図8に示す構成から成っている。
【0062】
本実施の形態の映像記録装置は、使用者が操作部806を操作して指示を与え、それに基づいて制御部805が前記各部を制御して動作する。撮像部801によって撮影された動画及び静止画は、符号化部802によって高能率符号化される。例えば動画ならばMPEG符号化され、静止画ならばJPEG符号化によって処理される。高能率符号化された動画及び静止画は、記録部803によって第1の記録媒体804に記録される。
【0063】
第1の記録媒体804におけるディレクトリ構成について、図9を用いて説明する。第1の記録媒体804のディレクトリ構成は、ディレクトリ900をルートとするツリーである。動画ファイル902は動画ディレクトリ901に格納される。同様に静止画ファイル904は静止画ディレクトリ903に格納される。静止画の格納形式は、一般に広く普及しているDCF規格に則ったものである。
【0064】
ファイル905は、動画及び静止画の印刷指定を格納する第1の情報ファイルである。この第1の情報ファイル905は、本実施の形態に係る装置で新たに用いる情報ファイルで、印刷対象のファイル名、画像フォーマット、タイムスタンプ、印刷枚数、印刷形式などがパラメータとして指定されている。
【0065】
ここで、画像フォーマットとは、JPEGやMPEG、DVなどの符号化形式である。また、タイムスタンプとは、動画の印刷を指定するフレーム位置をあらわす時刻情報である。たとえば、動画の場合、ファイル名に“ABC1001.MPG”、画像フォーマットに“MPEG”、タイムスタンプに“00:01:25:10”、印刷枚数“2枚”、印刷形式に“通常形式”のように指定される。あるいは、静止画の場合、ファイル名に“XYZ0001.JPG”、画像フォーマットに“JPEG”、印刷枚数“2枚”、印刷形式に“通常形式”のように指定される。
【0066】
動画の印刷指定を行なう第1の情報ファイル905は、静止画の印刷指定を行なうDPOF規格とは全く独立な別のファイルとして新たに追加されているので、従来のDPOFで規定された印刷環境に大きな悪い影響を及ぼさないものである。しかしながら、その反面、ファイル905は新規規格であるため、このファイルを用いた印刷環境は非常に限られたものになってしまう。
【0067】
本実施の形態の映像記録装置は、前記操作部806を用いた使用者からの指示により、あるいは制御部805による所定タイミングにおける制御により、ファイル905における印刷指定から変換し、DPOF規格に則った一連のファイル群を第2の記録媒体807に生成する。
【0068】
第2の記録媒体807におけるディレクトリ構成について、図9を用いて説明する。記録媒体807のディレクトリ構成は、ディレクトリ910をルートとするツリーである。静止画ファイル914は静止画ディレクトリ913に格納される。静止画の格納形式は、一般に広く普及しているDCF規格に則ったものである。また、静止画の印刷指定のための第2の情報ファイル916はDPOF規格に則ったものである。
【0069】
本実施の形態における変換の流れを図10に示すフローチャートを用いて説明する。
最初のステップS111において、第1の情報ファイル906を記録媒体804から読み出し、パラメータを解析する。
【0070】
次に、ステップS112では、全ての変換処理が終了したか否かを判別し、処理途中であればステップS113に進む。
次に、ステップS113において、第1の情報ファイル905で指定されているファイル名、画像フォーマット、タイムスタンプなどのパラメータを取得する。
【0071】
次に、ステップS114では、パラメータに基づいて、動画ファイルから静止画ファイルへの変換処理を行なう。例えば、画像フォーマットが“MPEG”の動画ファイル“ABC1001.MPG”の中からタイムコード“00:01:25:10”が指し示すフレームを復号化した後、あらためてJPEGフォーマットの静止画ファイルとして符号化する。
【0072】
そして、生成された静止画ファイル“ABC1001.JPG”を前記静止画ディレクトリ913に格納する。静止画ファイルについては無変換のまま静止画ディレクトリ913に格納する。
【0073】
次に、ステップS115では、第2の情報ファイル916にステップS114で生成した静止画ファイルあるいは、無変換の静止画ファイルの指定を追加する。すなわち、静止画ファイル名“ABC1001.JPG”、静止画フォーマット“JPEG”というようなパラメータを格納する。
【0074】
次に、ステップS112に戻り、情報ファイル905に指定されている画像ファイル全てについて変換処理が完了するまでステップS113〜115を繰り返す。
【0075】
以上の変換処理によって、情報ファイル905に指定した動画ファイルの印刷指定から、対応する動画中のフレームのすべてが新たな静止画ファイルとして生成される。更に、動画から変換された静止画ファイル及び無変換の静止画ファイルに対する印刷指定が情報ファイル916に格納される。すなわち、従来のDPOF規格の印刷指定に変換される。
【0076】
このように、本実施の形態の映像記録装置は、変換処理によって、従来からの標準的なDPOF規格に準拠し、現存する様々な印刷機器やプリントサービスなどによって所望の動画及び静止画を容易に印刷することができる。
【0077】
(第5の実施の形態)
なお、図11に示す第5の実施の形態のように、前記第2の記録媒体807が、通信部808を経由した外部の記録装置809に接続されている構成も本発明の範疇である。
【0078】
さらに、上述の構成例では、 撮像装置について説明したが、入力端子から映像信号を入力して記録する映像記録装置や、同様な処理を行なう処理方法や、同様な処理工程を含む、コンピュータで読み込み可能なプログラムを格納した記憶媒体であってもまた本発明の範疇である。
【0079】
(本発明の他の実施の形態)
本発明は複数の機器から構成されるシステムに適用しても1つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0080】
また、上述した実施の形態の機能を実現するように各種のデバイスを動作させるように、上記各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに対し、記憶媒体から、またはインターネット等の伝送媒体を介して上記実施の形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
【0081】
また、この場合、上記ソフトウェアのプログラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、およびそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0082】
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、上述の実施の形態で説明した機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施の形態で示した機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施の形態に含まれることは言うまでもない。
【0083】
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれる。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、動画ファイル、静止画ファイル、動画ファイル中の印刷対象のフレームを指定する第1の情報ファイルと、印刷対象の静止画ファイルを指定する第2の情報ファイルとを記録媒体に記録可能な映像記録装置において、前記第1の情報ファイルで指定された動画ファイル中のフレームを静止画ファイルに変換するファイル形式変換手段と、前記ファイル形式変換手段によって変換された静止画ファイルを前記第2の情報ファイルの指定に付加する指定追加手段とを設けて、動画中の所望のフレームを静止画ファイルの形式に変換するようにしたので、動画と静止画の印刷指定を容易にすることができる。これにより、動画中のフレームが印刷できなかったり、あるいは、独自拡張部分が既存環境に悪影響を与えて、静止画が正しく印刷できなくなってしまったりする不都合を無くして、既存の印刷環境との親和性を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示し、映像記録装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示し、第1のディレクトリ構成例を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示し、印刷指定の変換の流れを説明するフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示し、第2のディレクトリ構成例を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示し、第1の情報ファイルを第2の情報ファイルに変換する例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第3の実施の形態を示し、第3のディレクトリ構成例を示す図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態を示し、印刷指定をDPOF規格準拠のファイルに変換する手順を説明するフローチャートである。
【図8】本発明の第4の実施の形態を示し、映像記録装置の構成例を示すブロック図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態を示し、第4のディレクトリ構成例を示す図である。
【図10】第4の実施の形態における変換の手順を説明するフローチャートである。
【図11】第5の実施の形態を示し、映像記録装置の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 撮像部
102 符号化部
103 記録部
104 記録媒体
105 制御部
106 操作部
Claims (20)
- 動画ファイル、静止画ファイル、動画ファイル中の印刷対象のフレームを指定する第1の情報ファイルと、印刷対象の静止画ファイルを指定する第2の情報ファイルとを記録媒体に記録可能な映像記録装置であって、
前記第1の情報ファイルで指定された動画ファイル中のフレームを静止画ファイルに変換するファイル形式変換手段と、
前記ファイル形式変換手段によって変換された静止画ファイルを前記第2の情報ファイルの指定に付加する指定追加手段とを有することを特徴とする映像記録装置。 - 動画ファイル、静止画ファイル、印刷対象の静止画ファイル及び動画ファイル中のフレームを指定する第1の情報ファイルを記録媒体に記録可能な映像記録装置であって、
前記第1の情報ファイルで指定された動画ファイル中のフレームを静止画ファイルに変換するファイル形式変換手段と、
前記ファイル形式変換手段によって変換された動画ファイル中のフレームを、前記情報ファイル中において動画の指定から静止画ファイルの指定に変更して、新たな第2の情報ファイルを生成する情報ファイル生成手段とを有することを特徴とする映像記録装置。 - 動画ファイル、静止画ファイル、印刷対象の静止画ファイル及び動画ファイル中のフレームを指定する情報ファイルを記録媒体に記録可能な映像記録装置であって、
前記第1の情報ファイルで指定された動画ファイル中のフレームを静止画ファイルに変換するファイル形式変換手段と、
前記ファイル形式変換手段によってファイル形式が変換された前記第1の情報ファイル中の動画の指定を静止画ファイルの指定に変更するファイル指定変更手段とを有することを特徴とする映像記録装置。 - 前記記録媒体とは異なる第2の記録媒体を有し、
前記第2の情報ファイルで指定された静止画ファイル、及び前記ファイル形式変換手段によってファイル形式が変換された静止画ファイルを前記第2の記録媒体に転送する静止画ファイル転送手段と、
前記静止画ファイル転送手段によって転送された静止画ファイルを印刷対象として指定した新たな第3の情報ファイルを生成して前記第2の記録媒体に格納する印刷指定情報ファイル格納手段とを有することを特徴とする請求項1または2に記載の映像記録装置。 - 外部の記録装置との接続を可能にする外部接続手段を更に有し、
前記静止画ファイル転送手段は、前記指定された静止画ファイル、及び前記ファイル形式変換手段によってファイル形式が変換された静止画ファイルを、前記外部接続手段を介して前記外部の記録装置に転送するとともに、前記転送された静止画ファイルを印刷対象として指定する新たな情報ファイルを前記外部の記録装置に転送することを特徴とする請求項4に記載の映像記録装置。 - 前記新たな情報ファイルは、印刷対象のフレームとして前記動画ファイル中の任意区間を指定可能であることを特徴とする請求項5に記載の映像記録装置。
- 前記新たな情報ファイルは、前記指定されたフレームの印刷枚数を指定可能であることを特徴とする請求項6に記載の映像記録装置。
- 前記新たな情報ファイルは、前記指定されたフレームの印刷形式を指定可能であることを特徴とする請求項6に記載の映像記録装置。
- 動画ファイル、静止画ファイル、動画ファイル中の印刷対象のフレームを指定する第1の情報ファイル、印刷対象の静止画ファイルを指定する第2の情報ファイルを記録媒体に記録可能な映像記録方法であって、
前記第1の情報ファイルで指定された動画ファイル中のフレームを静止画ファイルに変換するファイル形式変換処理と、
前記ファイル形式変換処理によって変換された静止画ファイルを前記第2の情報ファイルの指定に付加する指定追加処理とを有することを特徴とする映像記録方法。 - 動画ファイル、静止画ファイル、印刷対象の静止画ファイル及び動画ファイル中のフレームを指定する第1の情報ファイルを記録媒体に記録可能な映像記録方法であって、
前記第1の情報ファイルで指定された動画ファイル中のフレームを静止画ファイルに変換するファイル形式変換処理と、
前記ファイル形式変換処理によって変換された動画ファイル中のフレームを、前記情報ファイル中において動画の指定から静止画ファイルの指定に変更して新たな第2の情報ファイルを生成する情報ファイル生成処理とを有することを特徴とする映像記録方法。 - 動画ファイル、静止画ファイル、印刷対象の静止画ファイル及び動画ファイル中のフレームを指定する情報ファイルを記録媒体に記録可能な映像記録方法であって、
前記第1の情報ファイルで指定された動画ファイル中のフレームを静止画ファイルに変換するファイル形式変換処理と、
前記ファイル形式変換処理によってファイル形式が変換された前記第1の情報ファイル中の動画の指定を静止画ファイルの指定に変更するファイル指定変更処理とを有することを特徴とする映像記録方法。 - 前記記録媒体とは異なる第2の記録媒体を有する装置における映像記録方法であって、
前記第1の情報ファイルで指定された静止画ファイル、及び前記ファイル形式変換手段によってファイル形式が変換された静止画ファイルを前記第2の記録媒体に転送する静止画ファイル転送処理と、
前記静止画ファイル転送処理によって転送された静止画ファイルを印刷対象として指定した新たな第3の情報ファイルを生成して前記第2の記録媒体に格納する印刷指定情報ファイル格納処理とを有することを特徴とする請求項9または10に記載の映像記録方法。 - 外部の記録装置との接続を可能にする外部接続手段を更に有する装置における映像記録方法であって、
前記静止画ファイル転送処理は、指定された静止画ファイル、及び前記ファイル形式変換手段によってファイル形式が変換された静止画ファイルを、前記外部接続手段を介して前記外部の記録装置に転送するとともに、前記転送された静止画ファイルを印刷対象として指定する新たな情報ファイルを前記外部の記録装置に転送することを特徴とする請求項12に記載の映像記録方法。 - 前記請求項5に記載の映像記録装置と、撮像手段とを有することを特徴とする撮像装置。
- 動画ファイル、静止画ファイル、動画ファイル中の印刷対象のフレームを指定する第1の情報ファイル、印刷対象の静止画ファイルを指定する第2の情報ファイルを記録媒体に記録可能な映像記録方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記第1の情報ファイルで指定された動画ファイル中のフレームを静止画ファイルに変換するファイル形式変換処理と、
前記ファイル形式変換処理によって変換された静止画ファイルを前記第2の情報ファイルの指定に付加する指定追加処理とをコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - 動画ファイル、静止画ファイル、印刷対象の静止画ファイル及び動画ファイル中のフレームを指定する第1の情報ファイルを記録媒体に記録可能な映像記録方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記第1の情報ファイルで指定された動画ファイル中のフレームを静止画ファイルに変換するファイル形式変換処理と、
前記ファイル形式変換処理によって変換された動画ファイル中のフレームを、前記情報ファイル中において動画の指定から静止画ファイルの指定に変更して第2の情報ファイルを生成する情報ファイル生成処理とをコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - 動画ファイル、静止画ファイル、印刷対象の静止画ファイル及び動画ファイル中のフレームを指定する情報ファイルを記録媒体に記録可能な映像記録方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記情報ファイルで指定された動画ファイル中のフレームを静止画ファイルに変換するファイル形式変換処理と、
前記ファイル形式変換処理によってファイル形式が変換された前記情報ファイル中の動画の指定を静止画ファイルの指定に変更するファイル指定変更処理とをコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - 前記記録媒体とは異なる第2の記録媒体を有する装置における映像記録方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記第1の情報ファイルで指定された静止画ファイル、及び前記ファイル形式変換手段によってファイル形式が変換された静止画ファイルを前記第2の記録媒体に転送する静止画ファイル転送処理と、
前記静止画ファイル転送処理によって転送された静止画ファイルを印刷対象として指定した第3の情報ファイルを生成して前記第2の記録媒体に格納する印刷指定情報ファイル格納処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする請求項15または16に記載のコンピュータプログラム。 - 外部の記録装置との接続を可能にする外部接続手段を更に有する装置における映像記録方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記静止画ファイル転送処理は、前記指定された静止画ファイル、及び前記ファイル形式変換手段によってファイル形式が変換された静止画ファイルを、前記外部接続手段を介して前記外部の記録装置に転送するとともに、前記転送された静止画ファイルを印刷対象として指定する新たな情報ファイルを前記外部の記録装置に転送することを特徴とする請求項18に記載のコンピュータプログラム。 - 前記請求項15〜19の何れか1項に記載のコンピュータプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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